JP2024070233A - マルチポジショナーホルダのための方法とシステム - Google Patents

マルチポジショナーホルダのための方法とシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2024070233A
JP2024070233A JP2023183619A JP2023183619A JP2024070233A JP 2024070233 A JP2024070233 A JP 2024070233A JP 2023183619 A JP2023183619 A JP 2023183619A JP 2023183619 A JP2023183619 A JP 2023183619A JP 2024070233 A JP2024070233 A JP 2024070233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pad
cradle
pads
fastener
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023183619A
Other languages
English (en)
Inventor
チェルシー・アマンダ・ルイス
ミッシェル・マリー・セベリーノ・デロング・サマリック
マシュー・ジェイ・エヴァンジェリスト
チャッド・エイ・スミス
ブライアン・イー・ネット
Original Assignee
ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー filed Critical ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー
Publication of JP2024070233A publication Critical patent/JP2024070233A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/70Means for positioning the patient in relation to the detecting, measuring or recording means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/04Positioning of patients; Tiltable beds or the like
    • A61B6/0407Supports, e.g. tables or beds, for the body or parts of the body
    • A61B6/0421Supports, e.g. tables or beds, for the body or parts of the body with immobilising means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computed tomography [CT]
    • A61B6/032Transmission computed tomography [CT]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G13/00Operating tables; Auxiliary appliances therefor
    • A61G13/10Parts, details or accessories
    • A61G13/12Rests specially adapted therefor; Arrangements of patient-supporting surfaces
    • A61G13/1205Rests specially adapted therefor; Arrangements of patient-supporting surfaces for specific parts of the body
    • A61G13/121Head or neck
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/04Positioning of patients; Tiltable beds or the like
    • A61B6/0407Supports, e.g. tables or beds, for the body or parts of the body
    • A61B6/0421Supports, e.g. tables or beds, for the body or parts of the body with immobilising means
    • A61B6/0428Patient cradles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/50Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications
    • A61B6/501Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications for diagnosis of the head, e.g. neuroimaging or craniography
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G2210/00Devices for specific treatment or diagnosis
    • A61G2210/50Devices for specific treatment or diagnosis for radiography

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Nuclear Medicine (AREA)

Abstract

【課題】医用イメージングシステム用の支持アセンブリに様々なシステムを提供する。【解決手段】一実施例では、システムは、イメージングシステムと共に使用される支持アセンブリを含み、前記支持アセンブリは、基部と、互いに対向する側壁とを含むクレードル、及び前記対向する側壁の間に形成された開口部内で前記基部に取り付けられるように形成された複数のパッドであって、複数のパッドの各パッドは、撮影される被検体の頭部又は四肢を、前記基部に対して異なる角度で支持する。【選択図】図3A

Description

本明細書に開示される対象の実施形態は、患者の身体の頭部又は四肢を支持するための方法及びシステムに関する。
患者の頭部又は四肢の支持システムは、様々な環境で使用される。或る角度範囲内で様々な角度に設定することができる支持システムを使用して、イメージングスキャン中に、患者の頭部又は四肢を個別の角度で支持し、位置決めすることができる。イメージングスキャンの間、患者の頭部又は手足を傾斜させ、その位置を保持できることは、画質にとって非常に重要である。一例では、調節可能な頭部ホルダは、医用イメージング検査の間に画像アーチファクトを生じさせる恐れのある歯科インプラント及び他のデバイスを撮影することを回避するために、患者の頭部の位置を選択して保持するように設定する場合に使用することができる。更に、患者の頭部を傾斜させることにより、放射線に対して高感受性の解剖学的構造(目など)をX線放射ビームの外側に配置することによって、高感受性の解剖学的構造が受ける線量を低減することができる。調整可能な頭部ホルダがなければ、スキャン中に患者が頭部を特定の向きに保持することができないが、調整可能な頭部ホルダにより、撮影技師又はオペレータは、患者の頭部を位置決めすることができる。調節可能な頭部ホルダの使用により助けを受ける他の患者は、不随意運動をしたり、抵抗することがある。頭部の位置を選択し保持するための機構を有することにより、上記のような状態にある患者が、調節可能な頭部ホルダの傾斜角度を自分自身で変えることができないようにすることができる。患者の頭部が位置決めされる複数の位置のうちの一部の位置が、支持システムからの支持がなければ不快な場合にも、支持システムは有益である。
一実施例では、システムは、互いに対向する側壁とを含むクレードル、及び前記対向する側壁の間に形成されたクリアランス内で前記クレードルに取り付けられるように形成された複数のパッドであって、複数のパッドの各パッドは、撮影される被検体の頭部又は腕を、前記クレードルに対して異なる角度で支持する、複数のパッドを含む。このようにして、被検体の頭部又は腕を、様々な個別の角度で支持することができ、その角度は、処置中に操作者によって容易に調整される。
上記の発明の概要は、発明の実施の形態で更に説明される選ばれた概念を簡略化して導入するために提供されていることを理解されたい。これは、請求される対象の重要な特徴又は本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、請求される対象の範囲は、特許請求の範囲によって独自に画定される。更に、請求される対象は、上記又は本開示のいずれかの箇所で指摘された欠点を解決する実装態様に限定されることはない。
本開示は、添付図面を参照しながら、以下の非限定的な実施形態の説明を読むことにより、更に理解される。
本開示の1つ又は複数の実施形態によるイメージングシステムの斜視図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態によるマルチポジショナーホルダ用の取付台を有する患者テーブルの図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による例示的なイメージングシステムのブロック概略図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態によるマルチポジショナーホルダの一例の第1の図を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態によるマルチポジショナーホルダの例の第2の図を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態によるマルチポジショナーホルダの例の第3の図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による例示的なマルチポジショナーホルダの第4の図を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態による例示的なマルチポジショナーホルダ用パッドの第1の例の前方斜視図を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態による例示的なマルチポジショナーホルダ用パッドの第1の例の後方斜視図を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態による例示的なマルチポジショナーホルダ用パッドの第2の例の前方斜視図を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態による例示的なマルチポジショナーホルダ用パッドの第2の例の後方斜視図を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態による例示的なマルチポジショナーホルダ用パッドの第3の例の正面斜視図を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態による例示的なマルチポジショナーホルダ用パッドの第3の例の断面図を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態によるマルチポジショナーホルダの第1の位置の例を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態によるマルチポジショナーホルダの第2の位置の例を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態によるマルチポジショナーホルダの第3の位置の例を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、例示的なマルチポジショナーホルダ用の複数のパッドの第1の例示的な構成の正面斜視図を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、例示的なマルチポジショナーホルダ用の複数のパッドの第2の例示的な構成の背面斜視図を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、例示的なマルチポジショナーホルダ用の複数のパッドの第2の例示的な構成の前面斜視図を示す。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、例示的なマルチポジショナーホルダ用の複数のパッドの第3の例示的な構成の背面斜視図である。 本開示の1つ又は複数の実施形態による、例示的なマルチポジショナーホルダ用の複数のパッドの第3の例示的な構成の背面斜視図である。
以下の説明は、医用イメージングシステムの支持アセンブリの例に関する。一実施例では、システムは、図1A-図2に示されるコンピュータ断層撮影(CT)イメージングシステムなどのイメージングシステム用のマルチポジショナーホルダである。マルチポジショナーホルダの第1の実施例は、図3A-図3Dに示すように、撮影される被検体を支持するための対向する側壁を含むクレードルからなる。マルチポジショナーホルダは複数のパッドと共に使用することができ、複数のパッドは、対向する側壁の間に形成されたクリアランス内でクレードルに固定される形状を有し、複数のパッドの各パッドは、撮影される被検体の頭部又は四肢を支持する。一実施例では、複数のパッドは、頭部を第1の角度で支持する形状のパッドを含むことができる。この例が図4A及び図4Bに示されている。一例では、複数のパッドは、四肢(例えば、足又は手)を第1の角度で支える形状のパッドを含むことができる。この例が図5A及び図5Bに示されている。例示的な頭部パッドと四肢パッドは単独で使用してもよいし、頭部パッドと四肢パッドのうちの一方のパッドを異なる第2の角度のパッドと組み合わせて使用してもよい。図6A-図6Bには角度付き位置決めパッドの例が示されている。パッドは、単独又は組み合わせることなどによって、様々な構成でクレードル内に配置することができる。図7A、図7B、及び図7Cは、マルチポジショナーホルダに配置された複数のパッドの様々な構成を使用して実現することができる第1の位置、第2の位置、及び第3の位置の例をそれぞれ示している。図8には、例示的なマルチポジショナーホルダ用の複数のパッドの第1の例示的な構成が示されている。図9A-図9Bは、それぞれ、例示的なマルチポジショナーホルダ用の複数のパッドの第2の例示的な構成の正面図と断面図を示している。幾つかの例では、複数のパッド及びマルチポジショナーホルダは、正又は負の角度を付けて撮影するために使用することができる。図10A及び図10Bは、負の角度が付くようにマルチポジショナーホルダに配置された複数のパッドの例示的な構成を示す。図3A乃至図6B、及び図8乃至図10Bは拡大又は縮小して示されているが、必要に応じて他の相対的な大きさを使用することができる。
一実施例では、マルチポジショナーホルダは、コンピュータ断層撮影のX線検査中に放射線技師が被検体(本明細書では患者とも呼ぶ)の頭部又は他の四肢を位置決めするのを支援することができる。これまでの例には、傾斜ガントリ機構を有するCTイメージングシステムにおいて、X線放射が被検体の目に向かうのを避けるために、固定ヘッドホルダがアキシャル頭部スキャンで使用される場合が含まれる。他の例としては、ヘッドホルダが、選択された角度を維持するためのロックを有する調節機構を含む場合がある。本開示のマルチポジショナーホルダは、CTイメージングシステムにおける神経イメージングに対して確実に最適な位置決めができるようにし、これは、ガントリが固定されていて傾けることができない場合に利点がある。これは、複数のパッドのうちの1つ以上のパッドをマルチポジショナーホルダのクレードルに挿入することによって実現することができる。マルチポジショナーホルダは、患者の頭部を前方に傾け、脳の解剖学的構造をスキャナの視野に合わせることができる。これにより、目への放射線被曝を最小限に抑え、歯科インプラントによる画像アーチファクトを低減することができる。挿入されるパッドは、撮影される被検体を垂直方向に対して所望の傾きにすることができるように、患者毎に交換することができる。クレードル又はフレームは比較的大きいので、追加の付属肢(手首、手、足首、足など)を支持するパッドを追加することができる。同様に、マルチポジショナーホルダは、前述の利点を有するように、幼児又は小動物を支持する追加のパッドを使用することができる。一部の例では、パッドは色分けされており、使用者が視覚的に認識して、適切なパッドを素早く選択することができる。一部の実施例では、角度付きパッドを使用して位置決めすることは、垂直軸に対する傾きの範囲、安定性、挟み込む危険性を低減できることから、既存の頭部ホルダのデザインよりも好ましい場合がある。一例として、選択可能な角度は0°、15°、30°、45°を含むが、本開示の範囲から逸脱することなく他の角度範囲を利用することもできる。
マルチポジショナーホルダを使用して、イメージングスキャンの間に、患者の頭部又は四肢を様々な角度で支持し調整することができる。一実施例では、マルチポジショナーホルダは、ストラップ機構を使用して、1つ以上の選択されたパッドを保持し、保持されたパッドをホルダに固定することができる。これは、支持アセンブリが適切に位置決めされると、構成が固定され、患者が角度を変更できないことを意味する。更に、マルチポジショナーホルダは、対向する側壁に一対のスロットを含むことができる。対向するスロットは、患者の頭部又は四肢の位置を固定するために追加のストラップを挿入することができる開口部である。
図3Aから図10Bは、様々な要素の相対的な位置関係に関する例示的な構成を示す。要素が、互いに直接的に接触している、又は直接的に結合しているように図示されている場合、これらの要素は、少なくとも1つの実施例では、それぞれ、直接的に接触している要素又は直接的に結合している要素と言うことができる。同様に、互いに連続する又は隣接するように示された要素は、少なくとも一実施例では、それぞれ、互いに連続する要素又は互いに隣接する要素と言うことができる。一例として、互いに面を共有している要素は、面共有している要素と言うことができる。別の例として、互いに離れて配置された要素が、要素と要素との間にスペースが存在するが他の要素が存在しない場合、少なくとも一例において、互いに離れている要素と言うことができる。また、別の例として、互いに上下、互いに反対側、又は互いに左右に示される要素は、互いに、上下の要素、反対側の要素、又は左右の要素と言うことができる。更に、図に示すように、少なくとも1つの例では、最上部の要素又は要素の最上点は、要素の「上部」と呼ぶことができ、最下部の要素又は要素の最下点は、要素の「下部」と言うことができる。本明細書では、上部/底部、上側/下側、上/下は、図の垂直軸に対する相対的なものを表しており、図の要素の互いの位置を説明するために使用される。このように、他の要素の上に示される要素は、一例では、他の要素の上に垂直に配置される。更に別の例として、図に示された要素の形状は、それらの形状(例えば、円形、直線、平面、曲線、丸みのある、面取りされた、角度が付けられた、など)を有するものと言うことができる。更に、互いに交差するように示された要素は、少なくとも一例では、交差する要素又は互いに交差する要素と呼ぶことができる。更に、別の要素内に示された要素、又は別の要素の外側に示された要素は、一例では、別の要素内に示されている又は別の要素の外側に示されている要素と呼ぶことができる。
図1Aは、CTイメージング用に構成された例示的なCTシステム100を示す。特に、CTシステム100は、患者などの被検体112、無生物、製造された1つ以上の部品、及び/又は異物(体内に存在する歯科インプラント、ステント、及び/又は造影剤など)を撮影するように構成されている。一実施形態では、CTシステム100はガントリ102を含み、このガントリは、患者テーブル又はテーブル114に横たわる被検体112の撮影に使用されるX線放射ビーム106(図2参照)を放射する少なくとも1つのX線源104を更に含むことができる。具体的には、X線源104は、ガントリ102の反対側に配置された検出器アレイ108に向かってX線放射ビーム106を出力するように構成されている。図1には単一のX線源104のみが示されているが、或る例示的な実施形態では、複数のX線源及び複数の検出器を使用して、複数のX線放射ビーム106を出力し、患者に対応する異なるエネルギーレベルの投影データを取得してもよい。一部の実施形態では、X線源104は、ピークキロボルト(kVp)高速スイッチングよってデュアルエネルギーのジェムストーンスペクトルイメージング(GSI)を実行することができる。一部の実施形態では、使用されるX線検出器は、互いに異なるエネルギーのX線光子を区別することができる光子計数型検出器である。他の実施形態では、X線源と検出器の2つのセットを使用して、デュアルエネルギー投影を生成することができ、一方のセットは、低kVp用のセットであり、もう一方のセットは高kVp用のセットである。したがって、本明細書に記載した方法は、単一エネルギー取得技術と、デュアルエネルギー取得技術との両方に実装できることを理解すべきである。
特定の実施形態では、CTシステム100は、反復画像再構成法又は解析的画像再構成法を用いて被検体112のターゲットボリュームの画像を再構成する画像プロセッサユニット110を更に含む。例えば、画像プロセッサユニット110は、フィルタ補正逆投影法(FBP)などの解析的画像再構成手法を使用して、患者のターゲットボリュームの画像を再構成することができる。別の例として、画像プロセッサユニット110は、ASIR(advanced statistical iterative reconstruction、CG(conjugate gradient)、MLEM(maximum likelihood expectation maximization)、MBIR(model-based iterative reconstruction)などの反復画像再構成手法を使用して、被検体112のターゲットボリュームの画像を再構成してもよい。本明細書で更に説明するように、一部の例では、画像プロセッサユニット110は、反復画像再構成手法に加えて、解析的画像再構成手法(FBPなど)も使用することができる。
一部のCTイメージングシステムの構成では、X線源は、デカルト座標系のX-Y-Z面内で広がるようにコリメートされ一般に「撮影面」と呼ばれるコーン状のX線放射ビームを照射する。X線放射ビームは、撮影される物体(患者又は被検体など)を通過する。X線放射ビームは、物体によって減衰した後、検出器素子のアレイに衝突する。検出器アレイで受信された減衰したX線放射ビームの強度は、物体による放射ビームの減衰に依存する。アレイの各検出器素子は、検出器位置におけるX線ビーム減衰の測定値である個別の電気信号を生成する。全ての検出器素子からの減衰測定値を個別に取得して透過プロファイルを作成する。
CTイメージングシステムでは、X線源及び検出器アレイは、放射線ビームの物体と交差する角度が絶えず変化するように、撮影面内において撮影される物体の周囲をガントリと共に回転する。あるガントリ角度における検出器アレイからのX線放射の減衰測定値の群(例えば、投影データ)は、「ビュー」と呼ばれる。物体の「スキャン」には、X線源及び検出器が1回転する間に異なるガントリ角度(又はビュー角度)で得られるビューのセットが含まれる。本明細書に記載される方法の利点はCT以外の医用イメージングモダリティにも生じると考えられるので、本明細書において、「ビュー」という用語は、先に記載されたような1つのガントリ角度からの投影データに対して使用されることに限定されるものではない。用語「ビュー」は、異なる角度から複数のデータが収集されるときは、CT、陽電子放出断層撮影(PET)、若しくは単光子放出CT(SPECT)収集、及び/又はまだ開発されていないモダリティを含む他のモダリティ、並びに融合された実施形態におけるそれらの組合せからのデータであっても、1つのデータ収集を意味するために使用される。
投影データは処理され、物体を横切る二次元スライスに対応する画像が再構成される。投影データが複数のビュー又はスキャンによる一部の例では、物体の三次元レンダリングが再構成される。投影データのセットから画像を再構成する一つの方法は、当該技術分野でフィルタ逆投影法と呼ばれている。また、透過型トモグラフィ再構成技術及び放射型トモグラフィ再構成技術としては、統計的反復技術、例えば、最尤期待値最大化(MLEM)再構成技術及びサブセット化による期待値再構成技術(ordered-subsets expectation-reconstruction technique)並びに反復再構成技術がある。このプロセスは、スキャンからの減衰測定値を、「CT値」又は「ハウンスフィールド単位」と呼ばれる整数に変換し、この整数を使用して、表示装置上の対応する画素の輝度を制御する。
スキャンの合計時間を短縮するために、「ヘリカル」スキャンを実行することができる。「ヘリカル」スキャンを実行するために、患者を移動させながら所定のスライス数のデータが取得される。このようなシステムでは、コーンビームヘリカルスキャンによって1本の螺旋が生成される。コーンビームによって描かれた螺旋によって投影データが生成され、投影データから各所定スライスの画像を再構成することができる。
本明細書において、「画像を再構成する」という語句は、本発明において、画像を表すデータは生成されるが閲覧可能な画像は生成されない実施形態を除外することを意図するものではない。したがって、本明細書において、「画像」という用語は、表示可能な画像と表示可能な画像を表すデータとの両方を広く表す。しかしながら、多くの実施形態は、少なくとも1つの表示可能な画像を生成する(又は生成するように構成される)。
一実施例では、テーブル114は、解剖学的構造を撮影できるように位置決めする及び/又は傾斜させるために複数のパッドのうちの1つ以上のパッドと組み合わせることができるマルチポジショナーホルダ116を含む。実施例では、ホルダは頭部を支持するように示されている。他の実施例では、ホルダは四肢を支持してもよい。従前の頭部ホルダは、嵩張ったり、複雑であったり、身体を挟み込んでしまう恐れがあったりする。更に、従前の例では、オペレータに多くの作業をしてもらう必要があり、手順が面倒で時間がかかる。従前のヘッドホルダに頭部が位置決めされたときに患者が頭部を動かすと、調整機構が解除されてしまい、ヘッドホルダの位置が変化してしまうことがある。その結果、患者がテーブルから滑ってCTガントリに落ちてしまう恐れがある。
本開示の一実施例では、図3A及びその後の図に関して更に詳細に記載されるように、マルチポジショナーホルダ116はヘッドホルダである。マルチポジショナーホルダ116は、対向する側壁を含むクレードルを有することができる。一部の実施例では、クレードルは、患者の頭部を支持するために使用することができる。他の例では、クレードルは、患者の四肢を支持するために使用することができる。一部の実施例では、クレードルは、対向する側壁の間に形成された空間内においてクレードルに対して取り付けられるように形成された複数のパッドのうちの1つ以上のパッドと組み合わせて使用することができる。パッドの様々な組合せを使用することにより、イメージング検査用に、或る範囲内で複数の傾斜角又は複数の角度を実現することができる。
次に図1Bを参照すると、テーブル114の透視図が示されている。テーブルは、底面120の反対側に配置された上面118を含んでいる。上面118と底面120との間には開口部126が配置されている。開口部126は、テーブルの、患者の頸部を支える部分(ネック部128など)の下方に配置することができる。テーブル114は、更に、角度が付けられた第1の面122及び角度が付けられた第2の面124を含んでいる。このようにして、テーブル114は台形形状を有することができるが、テーブル114は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の形状(長方形、正方形などの)を有していてもよいことが理解される。開口部126は、マルチポジショナーホルダを受け入れるように構成されている。例えば、開口部126は、マルチポジションホルダ用のテーブル取付け部と呼ぶことができる。一部の実施例では、マルチポジショナーホルダは、開口部126を通じてテーブル114に取外し可能に結合することができる。
図2は、図1AのCTイメージングシステム100と同様の例示的なイメージングシステム200を示す。本開示の態様では、イメージングシステム200は、被検体204(例えば、図1Aの被検体112)を撮影するように構成されている。一実施形態では、イメージングシステム200は、検出器アレイ108(図1A参照)を含む。検出器アレイ108は、更に、複数の検出器素子202を含んでいる。複数の検出器素子202は、被検体204(患者など)を通過するX線放射ビーム106(図2参照)を感知して、対応する投影データを取得する。従って、一実施形態では、検出器アレイ108は、セル又は検出器素子202の複数の列を含むマルチスライス構成で製造される。このような構成では、検出器素子202の1つ以上の追加の列が、投影データを取得するために並列構成で配置される。
特定の実施形態では、イメージングシステム200は、所望の投影データが取得するために、被検体204の周囲の異なる角度位置を移動するように構成される。従って、ガントリ102と、ガントリに取り付けられた構成要素は、例えば異なるエネルギーレベルの投影データを取得するために、回転中心206の周りを回転するように構成することができる。あるいは、被検体204に対して投影角度が時間の関数として変化する実施形態では、取り付けられた構成要素は、円弧に沿って移動するのではなく、一般的な曲線に沿って移動するように構成されてもよい。
X線源104及び検出器アレイ108が回転すると、検出器アレイ108は減衰したX線ビームのデータを収集する。検出器アレイ108によって収集されたデータは、前処理及び較正を受けて、スキャンされた被検体204の減弱係数の線積分を表すようにデータが調整される。処理されたデータは、一般に投影(プロジェクション)と呼ばれる。
一部の例では、検出器アレイ108の個々の検出器又は検出器素子202は、個々の光子の相互作用を1つ以上のエネルギービンに記録する光子計数検出器を含むことができる。本明細書に記載された方法は、エネルギー積分型検出器でも実施できることを理解されたい。
取得された投影データのセットは、基準物質弁別(BMD)に使用することができる。BMDの間、測定された投影は、物質密度投影のセットに変換される。物質密度投影は再構成され、骨、軟組織などの各基準物質の物質密度マップのペア若しくは物質密度画像のペア又は物質密度マップのセット若しくは物質密度画像のセット、及び/又は造影マップを形成することができる。これらの密度マップ又は密度画像は、順に関連付けられ、撮影ボリュームの基準物質(例えば、骨、軟組織、及び/又は造影剤)のボリュメトリック画像を形成することができる。
再構成されると、イメージングシステム200によって生成された基準物質画像は、2つの基準物質の密度で表される被検体204の内部特徴を明らかにする。密度画像を表示して、これらの特徴を示すことができる。医学的状態(病気の状態など)の診断、より一般的には医療事象の診断に対する従来のアプローチでは、放射線科医又は医師は、密度画像のハードコピー又は表示された密度画像を検討して、関心のある特徴部分を識別すると考えられる。このような特徴部分としては、病変、特定の解剖学的構造又は臓器のサイズ及び形状、並びに個々の専門家の技能及び知識に基づいて画像の中から識別可能であると考えられる他の特徴部分がある。
一実施形態では、イメージングシステム200は、構成要素の動き(ガントリ102の回転及びX線源104の動作など)を制御する制御機構208を含んでいる。特定の実施形態では、制御機構208は、X線源104に電力及びタイミング信号を供給するように構成されたX線コントローラ210を更に含む。更に、制御機構208は、撮影要件に基づいてガントリ102の回転速度及び/又は回転位置を制御するように構成されるガントリモータコントローラ212を含んでいる。
特定の実施形態では、制御機構208は、検出器素子202から受け取ったアナログデータをサンプリングし、後続の処理のためにアナログデータをデジタル信号に変換するように構成されたデータ収集システム(DAS)214を更に含む。DAS214は、本明細書に更に記載されるように、検出器素子202のサブセットからのアナログデータを選択的に集約して、いわゆるマクロ検出器にするように構成することができる。DAS214によってサンプリングされデジタル化されたデータは、コンピュータ又はコンピューティング装置216に送信される。一実施例では、コンピューティング装置216は、データを大容量記憶装置又は記憶装置218に記憶する。記憶装置218は、例えば、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、コンパクトディスク読取り/書込み(CD-R/W)ドライブ、デジタルバーサタイルディスク(DVD)ドライブ、フラッシュドライブ、及び/又はソリッドステートストレージドライブとすることができる。
更に、コンピューティング装置216は、DAS214、X線コントローラ210、及びガントリモータコントローラ212のうちの1つ以上に命令及びパラメータを提供して、システム動作(データ取得及び/又はデータ処理など)を制御する。特定の例示的な実施形態では、コンピューティング装置216は、オペレータ入力に基づいてシステム動作を制御する。コンピューティング装置216は、例えば、コンピューティング装置216に動作可能に結合されたオペレータコンソール220によって、コマンド及び/又は走査パラメータを含むオペレータ入力を受け付ける。オペレータコンソール220は、オペレータがコマンド及び/又は走査パラメータを指定できるように、キーボード(図示せず)又はタッチスクリーンを含むことができる。
図2ではオペレータコンソール220は1つだけ図示されているが、例えば、システムパラメータを入力する又は出力する、検査をリクエストする、データをグラフ化する、及び/又は画像の閲覧するために、2つ以上のオペレータコンソールがイメージングシステム200に結合されてもよい。更に、特定の実施形態では、イメージングシステム200は、配置可能な1つ又は複数の有線ネットワーク及び/又は無線ネットワーク(インターネット及び/又は仮想プライベートネットワーク、無線電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク、有線ローカルエリアネットワーク、無線広域ネットワーク、有線広域ネットワークなど)を通じて、複数のディスプレイ、プリンタ、ワークステーション、及び/又は施設若しくは病院内に又は全く異なる場所にローカルに若しくは遠隔に配置されている同様の装置に結合することができる。
一実施形態では、例えば、イメージングシステム200は、画像保存通信システム(PACS)224を含んでいる又はPACS224に結合されている。例示的な実施形態では、PACS224は、放射線科情報システム、病院情報システムなどの遠隔システムに更に結合され、及び/又は内部又は外部のネットワーク(図示せず)に結合されて、別の場所にいるオペレータが命令及びパラメータを供給する及び/又は画像データにアクセスできるようにする。
コンピューティングデバイス216は、オペレータから供給された及び/又はシステムで定義された命令及びパラメータを使用して、テーブルモータコントローラ226を動作させる。テーブルモータコントローラ226は、患者テーブル(テーブル114など)を制御することができ、患者テーブルは電動テーブルとすることができる。具体的には、テーブルモータコントローラ226は、被検体204のターゲットボリュームに対応する投影データを取得するために、被検体204がガントリ102に適切に位置決めされるようにテーブル114を移動させることができる。
前述したように、DAS214は、検出器素子202によって取得された投影データをサンプリングし、デジタル化する。その後、画像再構成器230が、サンプリングされデジタル化されたX線データを用いて高速再構成を実行する。図2は画像再構成器230を独立した実体として例示しているが、特定の例示的な実施形態では、画像再構成器230はコンピューティング装置216の一部を形成していてもよい。あるいは、画像再構成器230はイメージングシステム200に存在していなくてもよく、代わりに、コンピューティング装置216が画像再構成器230の1つ以上の機能を実行してもよい。更に、画像再構成器230は、ローカルに又は遠隔に配置されていてもよく、有線ネットワーク又は無線ネットワークを用いてイメージングシステム200に動作可能に接続されていてもよい。特に、1つの例示的な実施形態では、「クラウド」ネットワーククラスタ内のコンピューティングリソースを画像再構成器230のために使用してもよい。
一実施形態では、画像再構成器230は、再構成された画像を記憶装置218に記憶する。あるいは、画像再構成器230は、診断及び評価のために有用な患者情報を生成するために、再構成された画像をコンピューティング装置216に送信してもよい。或る実施形態では、コンピューティング装置216は、再構成された画像及び/又は患者情報を、コンピューティング装置216及び/又は画像再構成器230に通信可能に結合されたディスプレイ又はディスプレイ装置232に送信してもよい。一部の実施形態では、再構成された画像は、コンピューティング装置216又は画像再構成器230から、短期保存又は長期保存のために記憶装置218に送信されてもよい。
例としてCTシステムが記載されているが、本技術は、他のイメージングモダリティ(X線イメージングシステム、磁気共鳴イメージング(MRI)システム、核医学イメージングシステム、陽電子放出断層撮影(PET)イメージングシステム、単光子放出コンピュータ断層撮影(SPECT)イメージングシステム、超音波イメージングシステム、及びこれらの組合せ(例えば、PET/CTイメージングシステム又はPET/MRイメージングシステムなどのマルチモダリティ・イメージングシステム)など)にも使用できることを理解されたい。CTイメージングモダリティに関する説明は、単に、1つの好適なイメージングモダリティの例として提供されている。
マルチポジショナーホルダは、図1A-図2に関して示されているように、ブルを有するイメージングシステムに使用することができる。一部の実施例では、マルチポジショナーホルダは、交換可能な複数のパッドのうちの1つ以上のパッドと組み合わせて使用して、水平軸(例えば、以下の座標系390を参照)に対する被検体の頭部又は四肢の傾斜角度を調整することができる。
次に図3A~図3Dを参照すると、マルチポジショナーホルダ300の一例を様々な方向からみた図が示されている。上記のように、一実施例では、患者(図1Aに示された被検体112など)の頭部は、所望の傾斜角に維持して撮影されるように、マルチポジショナーホルダ300に位置決めすることができる。CTイメージングシステム100は、マルチポジショナーホルダ300の例示的な一使用法を単に表しているに過ぎない。このように、マルチポジショナーホルダ300は、図1Aのマルチポジショナーホルダ116の非限定的な例とすることができる。
図示されている座標系390は、3つの軸、即ち、水平方向に平行なx軸と、垂直方向に平行なy軸と、x軸及びy軸の各々に垂直なz軸とを備えている。参考のため、座標系390は、図3A~図6B及び図8~図10Bに示されている。マルチポジショナーホルダ300は、x-z面内にある中心軸399を備えている。
マルチポジショナーホルダ300は、患者の頭部を受けることができる頭部クレードル又はクレードル302を備えている。クレードル302は基部304を備えており、第1の側壁又は第1の側部306と、第2の側壁又は第2の側部308は、基部304から延在している。第1の側部306と第2の側部308との間には開口部396が形成されている。基部304は、開口部396内に、患者の頭部を支えることができる実質的に平坦な面又は平面328を備えている。一実施例では、クレードル302は患者の四肢を受けることができる。第1の側部306と、対向する第2の側部308は、基部304の互いに対応するエッジ部から延在することができ、これらの側部はエッジ部において湾曲し、上方に広がるにつれて平坦になる。第1の側部306と第2の側部308は、患者がマルチポジショナーホルダ300から頭部を動かすのを阻止する境界として機能することができる。マルチポジショナーホルダ300は、第1の端部392及び第2の端部394を含む。マルチポジショナーホルダがCTシステム(図1AのCTイメージングシステム100など)に位置決めされると、第1の端部392はテーブルに面し、第2の端部394はガントリに面する。クレードル302は、前部湾曲面336及び後部湾曲面338を含む。マルチポジショナーホルダ300は、クレードル302の外面330を含む。一実施例では、外面330は、第1の側部306、基部304、及び第2の側部308の外側に面する表面、例えば外観である。
一実施例では、テーブルアタッチメント310は、クレードル302の第1の端部392の基部304と連続的につながることができる。一実施例では、テーブルアタッチメント310は、テーブル取付部(図1Bの開口部126など)、又はテーブルの他の受け部に挿入することができる。テーブルアタッチメント310の第1の延長部322は、クレードル302に向かって角度的に上方に延在することができる。一実施例では、テーブルアタッチメント310は、テーブルの、患者の頸部を支える部分(図1Bのネック部128など)に物理的に結合される。一実施例では、クレードル302、第1の延長部322、及びテーブルアタッチメント310は炭素繊維から形成されている。一実施例では、クレードル302、第1の延長部322、及びテーブルアタッチメント310は、炭素繊維のため柔軟性がない(例えば、剛性である)。一実施例では、クレードル302は、外面330に取り付けられた面材326を含むことができる。テーブル取付部のロック及び解放機構、又は取付けロック332は、テーブルアタッチメント310がテーブル取付部に挿入されたときにテーブルアタッチメント310をテーブルに固定することができる。例えば、取付けロック332は、テーブル取付部の底面(図1Bの開口部126の底面120など)に圧力を加えることができる。一実施例では、取付けロック332は、テーブルアタッチメント310に物理的に結合され、クレードル302と比較して異なる材料(プラスチック、金属、ゴム、及びそれらの組み合わせなど)を含む。
第1の側部306は、第1のスロット316aが第2のスロット318aの上方に位置するものとして示される第1の一対のスロット312を含むことができる。第2の側部308は、第2の一対のスロット314を含むことができ、第2の一対のスロット314は、第1の一対のスロット312から中心軸399に対してちょうど反対に位置しており、第1のスロット316bが第2のスロット318bの上方に位置するものとして示されている。一実施例では、ストラップ320は、患者の頭部又は四肢を第1の角度に位置決めするときに患者の頭部又は四肢を固定するために、第1のスロット316a、316bを貫通することができる。別の例では、ストラップ320は、患者の頭部又は四肢を第2の角度に位置決めするときに患者の頭部又は四肢を固定するために、第2のスロット318a、318bを貫通することができる。ストラップ320は、外面330の面材326に取り付けられる(例えば、固定される)ストラップ端部324を含むことができる。例えば、クレードル302の面材326は第1の材料とすることができ、ストラップ320のストラップ端部324は第2の材料とすることができ、第1の材料が第2の材料に接続される。一例として、ストラップ320のストラップ端部324及びクレードル302の面材326は、フックアンドループ材(ベルクロ(登録商標)又はそれに類似するもの)とすることができる。
図3Bは、z軸から見たマルチポジショナーホルダ300の側面図を示す。一部の実施例では、第1の側部306及び重なっている第2の側部308の寸法は、第2の寸法334よりも大きい第1の寸法333を有している。言い換えると、側面から見ると、クレードル302の第1の側部306は基部304に近いほど広く、側面がy軸に沿って上方に向かうにつれて狭くなる。一実施例では、第1の一対のスロット312は、第1の側部306において、寸法337及び第2の寸法334によって画定される幅の狭い上部に位置する。第2の一対のスロット314は、同じように、(図3Aの)第2の側部308に位置する。第1の側部306の(例えば、Y軸に沿う)第3の寸法335は、第1の寸法333よりわずかに長くてもよい。側面から見ると、クレードル302の第2の端部394の後部湾曲面338は、基部304の平面328に対して垂直である。後部湾曲面338とは反対に、前部湾曲面336は、基部304の(図3Aの)平面328に対して角度が付けられている。例えば、前部湾曲面336は、基部304の平面328に対して垂直から約-45度で傾斜している。他の例では、前部湾曲面336は異なる形状であってもよい。
一部の実施例では、取付けロック332は、テーブルの底面120に押し付けられる突起346を備えている(例えば、図1B参照)。突出部346の力により、マルチポジショナーホルダ300がテーブルから偶発的に外れてしまうことを阻止することができる。すなわち、マルチポジショナーホルダ300は、タブ348が操作され、その結果、矢印350で図示されているように、突出部346が底面120から離れる方向に動くまで、テーブルに固定的に取り付けることができる。突出部346が底面120に押し付けられていないとき、マルチポジショナーホルダ300をテーブルから取り外す(例えば、取り去る)ことができる。このように、取付けロック332により、マルチポジショナーホルダ300をテーブルから素早く外すことができ、後続の患者用に別のホルダを取り付けることができる。
図3Cは、マルチポジショナーホルダ300をX軸方向から見た第3の図である。第3の図では、第1の側部306及び第2の側部308は湾曲しており、基部304は実質的に平坦である。x軸から見ると、クレードル302は比較的狭い。例えば、クレードル302の高さ(例えば、第3の寸法335)は、幅356よりも長い。一部の実施例では、マルチポジショナーホルダ300は、複数のパッドのうちの1つ以上のパッドと共に使用することができ、その例が以下に図示されており、後述される。一部の実施例では、複数のパッドの外面は、クレードル302の内面と同じ形状を有しており、パッドは、マルチポジショナーホルダ300の第1の側部306、第2の側部308、及び基部304によって形成された開口部396の内側にぴったりと嵌まる。一実施例では、クレードル302の内面は、平面328と、第1の側部306の内面を構成する第1の内面358と、第2の側部308の内面を構成する第2の内面360とを含むことができる。ファスニング材又は第1のファスナ340は、基部304の平面328に配置する(例えば、貼り付ける)ことができる。一実施例では、第1のファスナ340は、クレードル302の外面330の面材326を形成する第1の材料と同様の材料とすることができる。別の実施例では、第1のファスナ340は、ストラップ320のストラップ端部324を形成する材料と同様の材料とすることができる。
クレードル302の傾斜部分344は、基部304と第1の延長部322とを接続する。傾斜部分344はクレードル302と同様に湾曲しているが、傾斜部分344は基部304及びテーブルアタッチメント310に対して角度が付けられている。第1の延長部322の表面354は、テーブルの取付け面(例えば、図1Bの開口部126を取り囲む面)と面接触する可能性があり、一方、傾斜部分344の角度が付けられた面352は見えており、患者の頸部又は四肢のための支持面を提供することができる。
図3Dは、マルチポジショナーホルダ300をY軸方向から見た第4の図を示している。第4の図からわかる通り、第1のファスナ340は、クレードル302の第2の端部394に隣接するように位置している。一実施例では、第1のファスナ340は、フックアンドループ材又は類似のものを使用することができる。パッドは、フックアンドループ材又は類似のもので形成することができる係合ファスナを有することができる。例えば、マルチポジショナーホルダの第1のファスナ340は、パッドの第2のファスナ(例えば、図4B、図5B、図6Bなどを参照)に取り付けることができる。更に又は代替的に、第1のファスナ340は、パッドをマルチポジショナーホルダ300に固定するためのストラップ(例えば、図9Aのストラップ914参照)と係合することができる。
図4Aから図6Bは、スタッキングパッドの第1の例、第2の例、及び第3の例をそれぞれ示している。一実施例において、スタッキングパッド又はパッドは、単独で又は組み合わせて(例えば、1つずつ重ねて)使用して、患者の頭部又は四肢を支持することができる。図4A及び図4Bは、患者の頭部を第1の角度で位置決めするための第1のパッド、即ち、患者用インタフェース頭部パッド400の一例を示す。図5A及び図5Bは、患者の四肢を位置決めするための患者用インタフェース四肢パッド500の一例を示す。一例では、患者用インタフェース頭部パッド400及び患者用インタフェース四肢パッド500は、患者の身体部分を約0°の角度で位置決めすることができる。図6A及び図6Bは、患者の頭部又は四肢の傾斜角度を増加させるための角度付き位置決めパッド600の一例を示す。一例では、角度付き位置決めパッドは、患者の頭部又は四肢を第1の角度とは異なる第2の角度で位置決めするための第2のパッドとすることができる。一例では、第2の角度は0°より大きくすることができる(5°、10°、又は15°など)。別の例では、患者用インタフェース頭部パッド400、患者用インタフェース四肢パッド500、及び角度付き位置決めパッド600は、使いやすいように色分けされていてもよい。例えば、患者用インタフェース頭部パッド400は第1の色(緑色など)とすることができる。患者用インタフェース四肢パッド500は、第1の色とは異なる第2の色(青色など)とすることができる。角度付き位置決めパッド600は、更に異なる色(赤色など)とすることができる。色分けによって、使用者(医師又は技師など)は、適切なスタッキングパッドを迅速に選択することができるという利点がある。一例では、スタッキングパッドは、発泡材料(ゴム、ポリエチレン、ポリウレタン、又はポリスチレンを使用した発泡体など)から形成することができる。他の材料から形成されたスタッキングパッドも考えられる。
図4Aは、患者用インタフェース頭部パッド400の正面斜視図である。一実施例では、患者用インタフェース頭部パッド400は、イメージング装置のヘッドホルダ(図1Aに図示されたCTイメージングシステム100用のマルチポジショナーホルダ116など)に配置することができる。別の例として、パッドは、図3A~図3Dに図示されたマルチポジショナーホルダ300のクレードル302の開口部396に配置することができる。更に他の例では、患者用インターフェース頭部パッド400を患者テーブルに直接置いてもよい。一実施例では、患者用インタフェース頭部パッド400は、患者の頭部を検査中に0°の角度で支えることができる。患者用インタフェース頭部パッド400は中心軸499を備えており、この中心軸499は、x-z面に位置している。
患者用インタフェース頭部パッド400は、第1のパッドクレードルすなわちクレードル402を含んでおり、クレードルは、患者の頭部を受けることができる。クレードル402は、第1の本体部すなわち本体部404を含んでおり、対向する第1の側壁が本体部から延在している。対向する第1の側壁は、第1の側部406と第2の側部408とを有している。パッド開口部434は、第1の側部406と第2の側部408との間に形成されている。本体部404は、パッド開口部434内に患者の頭部を支えることができる実質的に平坦な面又は平面410を有している。第1の側部406と第2の側部408は、本体部404の対向するエッジから延在することができる。患者用インタフェース頭部パッド400は、第1の端部412と第2の端部414とを含む。患者用インタフェース頭部パッドが、図1Aのクレードルに固定されるように形が調整されて、CTシステムに配置されると、第1の端部412はテーブルに面し、第2の端部414はガントリに面する。
一実施例では、患者用インタフェース頭部パッド400の寸法は、第2の寸法424よりも大きい第1の寸法422を有する。換言すれば、クレードル402の側部406、408は、本体部404に近い側に横方向に広い第1の領域428と、横方向に狭い第2の領域430とを含み、側部はy軸に沿って上方に延在する。幅の広い第1の領域428は、側部406、408の第2の領域430及び本体部404を結合する湾曲部を形成する。クレードル402の第3の寸法426(例えば、クレードルの高さ)は、第1の寸法422(例えば、クレードルの長さ)より小さくてもよい。一実施例では、対向する側壁及び本体部404は、全体的に同じような厚さを有していてもよい。例えば、第1の側部406、第2の側部408、及び本体部404の材料厚さ432は、患者用インタフェース頭部パッド400全体にわたってほぼ同じ厚さであってもよい。患者用インタフェース頭部パッド400の本体部404は幅435を有する。一例では、本体部404の幅435は、側部406、408の第2の寸法424と同じような寸法であってもよい。
患者用インタフェース頭部パッド400は外面420を含む。一実施例では、外面420は、第1の側部406、本体部404、及び第2の側部408の外側に面する表面(例えば、外観)である。患者用インタフェース頭部パッド400がマルチポジショナー内に配置されると、外面420は、クレードル302の内面と面接触する。パッドの内面は、平面410と側面418とを含む。周縁面438は、内面と外面420とを結合する。一例では、周縁面438は外面420と鋭角で接する。一部の使用例では、第2の端部414に沿った周縁面438は、マルチポジショナーホルダ300の後部湾曲面338と略面一にすることができる。
図4Bは、患者用インタフェース頭部パッド400の下面図450を示している。特に、下面図450は、第2の端部414から見た患者用インタフェース頭部パッド400を示している。下面図450は、側面418、外面420、及び側面418と外面420との間の周縁面438を示す。X軸から見ると、パッド開口部434はU字型である。
本体部下面456に形成された凹部452は、ファスニング材を配置することができる窪みを形成することができる。一実施例では、ファスニング材は第2のファスナ454とすることができる。一実施例では、凹部452は、クレードル402の第2の端部414に隣接するように位置することができる。一実施例では、第2のファスナ454は、マルチポジショナーホルダ(例えば、図3C~図3D参照)のクレードル内側に配置された、又は角度付き位置決めパッド(例えば、図6A及び図6B参照)のクレードル内側に配置されたたファスニング材と協働する係合部材とすることができる。例えば、第2のファスナ454は、第1のファスナ340と面接触し、患者用インタフェース頭部パッドをマルチポジショナーホルダ300に固定することができる。一実施例では、第2のファスナ454は、フックアンドループ材又は同様のもので形成することができる。
図5Aは、患者用インターフェース四肢パッド500の正面斜視図である。一実施例では、患者用インタフェース四肢パッド500は、イメージング装置の頭部ホルダ(図1Aに示されたCTイメージングシステム100用のマルチポジショナーホルダ116など)に配置することができる。別の例として、患者用インタフェース四肢パッド500は、図3A~3Dに示されたマルチポジショナーホルダ300のクレードル302に配置することができる。更に他の例では、患者用インタフェース四肢パッド500を患者テーブルに直接に配置することができる。一実施例では、患者用インタフェース四肢パッド500は、患者の四肢を検査中に0°の角度で支えることができる。患者用インタフェース四肢パッド500は中陣軸599を有しており、中心軸599はx-z面に存在している。
患者用インタフェース四肢パッド500は、四肢パッドクレードル又はクレードル502を含んでおり、クレードルは患者の四肢を受けることができる。クレードル502は、本体部504を含んでおり、本体部504から、第1の側壁すなわち第1の側部506と、第2の側壁すなわち第2の側部508が延在している。第1の側部506と第2の側部508との間にパッド開口部534が形成されている。本体部504は、パッド開口部534内で患者の四肢を支える実質的に平坦な面又は平面510を含んでいる。第1の側部506と、対向する第2の側部508は、本体部504の反対側のエッジから延在する。患者用インタフェース四肢パッド500は、第1の端部512及び第2の端部514を含んでいる。患者用インタフェース四肢パッド500を、図1Aのクレードルに固定されるように、CTシステムに配置する場合、第1の向きに配置してもよいし、第2の向きに配置してもよい。例えば、第1の向きに配置される場合、第1の端部512はガントリを向いており、第2の向きに配置される場合、第1の端部512はテーブルを向いている。
一実施例では、z軸から見ると、患者用インタフェース四肢パッドの側部506、508は略台形である。例えば、第2の側部508では、第2の寸法524の第2の辺544と略平行な第1の寸法522の第1の辺542が形成される。第1の寸法522は、第2の寸法524の2倍よりも大きい。第2の側部508は、第3の寸法526の第1の辺546を含む。第1の辺546は、第1の辺542及び第2の辺544に対して略垂直に配置されている。患者用インタフェース四肢パッド500の第2の側部508は、第4の寸法550の第2の辺548を含む。第2の辺548は、第1の辺542に対して鋭角に配置され、第2の辺544に対して鈍角に配置されている。クレードル502の側部506、508は、本体部504に近い第1の領域528と、本体部504からy軸方向に遠くに離れた第2の領域530とを含む。一実施例では、本体部504の幅532は、側部506、508の第2の寸法524より長く、第1の寸法522より短くすることができる。
患者用インタフェース四肢パッド500は、本体部504の平面510と、側部506、508の第1の領域528の第2の内面518と、側部506、508の第2の領域530の第3の内面552と、外面520とを含む。一実施例では、外面520は、第1の側部506、本体部504、及び第2の側部508の外側を向く面(例えば、外観)である。一実施例では、パッドがマルチポジショナー内に配置されると、外面520は、クレードルの内面と面接触する。周縁面538は、内面(例えば、平面510、第2の内面518、及び第3の内面552)と外面520に結合する。
周縁面538は、隆起部554、角度が付けられた第1の表面556、及び角度が付けられた第2の表面558を含む。一部の実施例では、第1の端部512に沿う周縁面538は、マルチポジショナーホルダ300の前部湾曲面336と略面一とすることができる。一部の実施例では、第2の端部514に沿う周縁面538は、マルチポジショナーホルダ300の後部湾曲面338と略面一とすることができる。
図5Bは、患者用インタフェース四肢パッド500の下面図560を示している。下面図560は、第2の端部514から見た患者用インタフェース四肢パッド500を示している。下面図560は、第2の内面518と、第3の内面552と、外面520と、これらの面の間の周縁面538を示す。
一部の態様において、患者用インタフェース四肢パッド500のクレードル502及び本体部504は、患者用インタフェース頭部パッド400のクレードル402及び本体部404と同様のものとすることができる。例えば、外面(例えば、外面420、外面520)は同様の形状を有し、本体部404、504はクレードル側壁に対して水平である。一実施例では、患者用インタフェース四肢パッド500は、側壁の少なくとも一部が不規則な厚さを有するように形成されている。例えば、第1の側部506及び第2の側部508は、パッドの第1の領域528において第1の厚さ562を有し、第2の領域530では、より厚みのある第2の厚さ566に増えるように形成することができる。他の例では、患者用インタフェース四肢パッドは、全体的に略同じ(例えば、同様の)材料厚を有する壁で形成されてもよい。
クレードル502は、U字形の外側エッジ570と、変則的な内側エッジ572とを有する。内縁572は、本体部504の近くで狭く、側部506、508の上部568に向かうにつれて広くなり、側部506、508の第1の領域528と第2の領域530との間の移行部584で最も狭くなっている。これに対応して、パッド開口部534は、本体部504の近くで略幅532であり、移行部584で第2の幅574に狭まり、側部506、508の上部568に向かうにつれて第3の幅576に広がることができる。
本体部下面580に形成された凹部578は、ファスニング材を配置することができる窪みを提供することができる。一実施例では、このファスニング材は第2のファスナ582とすることができる。凹部578は、クレードル502の第2の端部514に隣接するように位置することができる。一実施例では、第2のファスナ582は、第2のファスナ454と同じ材料又は類似の材料から作ることができ、同様に、マルチポジショナーホルダのクレードル内側に配置されたファスナと係合することができる、及び/又は、角度付き位置決めパッドに配置されたファスナと係合することができる(例えば、図6A及び図6B参照)。例えば、第2のファスナ582は、第1のファスナ340と面接触して、患者用インタフェース四肢パッド500をマルチポジショナーホルダ300に固定することができる。
図6Aは、角度付き位置決めパッド600の前方斜視図である。一実施例では、角度付き位置決めパッド600は、イメージング装置のヘッドホルダ(図1Aに図示されたCTイメージングシステム100用のマルチポジショナーホルダ116など)に配置することができる。別の例として、角度付き位置決めパッド600は、図3A~図3Dに図示されたマルチポジショナーホルダ300のクレードル302に配置することができる。更に他の例では、角度付き位置決めパッド600は患者テーブルに直接に配置してもよい。一実施例では、角度付き位置決めパッド600は、患者の頭部又は四肢を検査中に0°より大きな傾斜角度652(図6B参照)で支えることができる。角度付き位置決めパッド600は、x-z面の中心軸699を備えている。
角度付き位置決めパッド600は第2のパッドクレードル又はクレードル602を含んでおり、このクレードルは、患者の頭部又は四肢を受けることができる。加えて又は代替的に、角度付き位置決めパッド600は、図8A~図10Bにより詳細に示される、患者用インタフェース頭部パッド、患者用インタフェース四肢パッド、及び第2の角度付き位置決めパッドのうちの1つ以上のパッドを受けることができる。クレードル602は第2の本体部又は本体部604を含んでおり、対向する第2の側壁が本体部から広がっている。対向する第2の側壁は、第1の側部606及び第2の側部608を含んでいる。第1の側部606と、対向する第2の側部608は、本体部604の対向する縁部から延在することができる。パッド開口部636は、第1の側部506と第2の側部508との間に形成されている。本体部604は、パッド開口部636内に患者又は1つ以上の追加パッドを支える内面610を含んでいる。本体部604は更に外面620を含んでいる。一実施例では、外面620は、第1の側部606、本体部604、及び第2の側部608の外側を向く表面である。周縁面638は、内面610と外面620とを結合する。
角度付き位置決めパッド600は、第1の端部612及び第2の端部614を含んでいる。角度付き位置決めパッド600は、図1Aのクレードルに固定されるようにCTシステムに配置される場合、第1の向き又は第2の向きで配置されるように構成することができる。例えば、第1の向きに設定される場合、第1の端部612はガントリに面することができ、第2の向きで設定される場合、第1の端部612はテーブルに面することができる。一部の使用例では、周縁面638は、第1の端部612にわたって、マルチポジショナーホルダ300の前部湾曲面336と略面一とすることができる。周縁面638は、角度付き位置決めパッド600の第2の端部614において、マルチポジショナーホルダ300の後部湾曲面338と略面一とすることができる。
角度付き位置決めパッド600は、材料厚さを全体的に変えれるように形成される。例えば、パッドの本体部604の厚さは、第1の端部612から第2の端部614に向かって厚くなるようにすることができる。側部606、608の厚さは、クレードル602の上部646から本体部604に向かって厚くなるようにすることができる。
第1の凹部640は、本体部604に形成されており、ファスニング材を配置することができる窪みを形成している。一実施例では、ファスニング材は第3のファスナ642とすることができる。一実施例では、第1の凹部640は、クレードル602の第2の端部614に隣接するように位置することができる。一実施例では、第3のファスナー642は、患者用インタフェース頭部パッド400の外面及び患者用インタフェース四肢パッド500の外面に同じように配置された部材と係合することができる(例えば、図4B及び図5B参照)。例えば、第3のファスナ642は、第2のファスナ454と面共有接触して、患者用インタフェース頭部パッド400を角度付き位置決めパッド600に固定することができる。第3のファスナ642は、フックアンドループ材又は同様のもので作ることができる。
図6Bは、角度付き位置決めパッド600の断面650を示す。特に、断面650は、本体部604及び例示的なファスナの例示的な傾斜角度652を示す。断面650は、本体部604が、第1の端部612から第2の端部614に向かって、例えば傾斜角度652で厚さが増加することを示している。傾斜角度652は、患者の頭部又は四肢を検査中に0°より大きい角度で支えることができる。一例では、傾斜角度は15°とすることができる。
一実施例では、角度付き位置決めパッド600は、z軸から見ると、略台形である。例えば、第2の側部608では、第2の寸法664の第2の辺656と略平行な第1の寸法662の第1の辺654が形成される。第1の寸法662は、第2の寸法664の約2倍の大きさである。第2の側部608は、第3の寸法666の第1の辺658を含む。第1の辺658は、第1の辺654及び第2の辺656に対して略垂直に配置される。角度付き位置決めパッド600の第2の側部608は、第4の寸法668の第2の辺660を含む。第2の辺660は、第1の辺654に対して鋭角に配置され、第2の辺656に対して鈍角に配置される。第2の側部608は上部延長部670を更に含み、上部延長部670は、第5の寸法672の高さ及び第2の寸法664の長さを有している。上部延長部670は、第2の側部608の下部674と連続的に繋がることができる。第1の側部606は、同じ形態の上部延長部(例えば、図6Aの607)を含む。一実施例では、上部延長部は矩形状であり、追加の支持部を実現することができる。一部の実施例では、上部延長部は別の形にしてもよい。
断面650は、第1の凹部640によって形成された窪みと、第1の凹部640に配置された第3のファスナ642とを示している。同様に、第2の凹部676は、第1の辺654に窪みを形成することができる。第2の凹部676に追加のファスナ643を配置することができる。一実施例では、第1の凹部640及び第2の凹部676は、パッドの第2の端部614に隣接するように位置することができる。一実施例では、第3のファスナ642は、患者用インタフェース頭部パッド400の下面に配置された第2のファスナ454、及び患者用インタフェース四肢パッド500に配置された第2のファスナ582と係合し、固定することができる。追加のファスナ643は、第2のファスナ454及び第2のファスナ582と同じ又は同様のものとすることができる。例えば、追加のファスナ643は、マルチポジショナーホルダのクレードルに配置された第1のファスナ340と係合することができる(例えば、図3C及び図3D参照)。
一実施例では、ファスニング材はファスナ及び受け部を含むことができる。一例として、マルチポジショナーホルダ300の第1のファスナ340は第1のファスニング材とすることができ、第1のファスニング材はファスナである。角度付き位置決めパッド600の追加のファスナ643は第2のファスニング材とすることができ、第2のファスニング材は受け部である。例えば、受け部は、ファスナと対照的な部材であって、ファスナと係合する部材である。このような例では、第1のファスナ340と接触する追加のファスナ643は、角度付き位置決めパッド600をマルチポジショナーホルダ300に結合する(例えば、取り付ける、固定する)。同様に、別の例として、角度付き位置決めパッド600の第3のファスナ642は、第1のファスニング材(例えば、別のファスナ)であってもよい。患者用インタフェース頭部パッド400の第2のファスナ454は、第2のファスニング材(例えば、別の受け部)であってもよい。このような例では、第3のファスナ642と接触する第2のファスナ454は、患者用インタフェース頭部パッド400を角度付き位置決めパッド600に結合する。
次に、図7A、図7B、及び図7Cを参照すると、1つ又は複数のスタッキングパッドと組み合わせて使用される患者テーブル用のマルチポジショナーホルダの第1の状態700、第2の状態725、及び第3の状態750がそれぞれ示されている。一実施例では、患者テーブルは、図1A-図1Bに示されたテーブル114と同じ又は同様のものとすることができる。マルチポジショナーホルダは、図3A-図3Dに示されたマルチポジショナーホルダ300と同じ又は同様のものとすることができる。スタッキングパッドは、図4A-図4Bに示された患者用インタフェース頭部パッド400及び図6A-図6Bに示された角度付き位置決めパッド600と同一又は同様のものとすることができる。一実施例では、これらの状態は、患者用インタフェース頭部パッド400を単独で使用する、患者用インタフェース頭部パッド400を1つ又は複数の角度付き位置決めパッド600と組み合わせて(例えば、積み重ねる)使用することによって、実現される。
次に図7Aを参照すると、第1の状態700において、マルチポジショナーホルダ702は、0°の角度712を有することができる。この場合、マルチポジショナーホルダ702は、テーブルアタッチメント706が物理的に結合されたテーブル704と一直線上に並ぶ。このようにすることで、患者の頭部710は背骨と相対的に一直線上に並ぶ。第1の状態700では、マルチポジショナーホルダ702は患者用インタフェース頭部パッド708と組み合わせて使用されている。
次に図7Bを参照すると、第2の状態725において、マルチポジショナーホルダ702は、ゼロより大きい角度730を有することができる。一実施例では、角度730は5度と30度との間の角度である。ある実施例では、角度730は10度と20度との間の角度である。一実施例では、角度730は、ちょうど15度に等しい。第2の状態725では、マルチポジショナーホルダ702は、患者用インタフェース頭部パッド708及び第1の角度付き位置決めパッド732と組み合わせて使用されている。
マルチポジショナーホルダ702は、患者用インタフェース頭部パッド708とマルチポジショナーホルダ300のクレードル内部(例えば、図3Aのクレードル302)との間に、第1の角度付き位置決めパッド732を挿入することにより、第1の状態700から第2の状態725に調整することができる。このようにすることによって、患者の頭部710の傾きを、第1の状態700よりも増加させることができる。これは、撮影の間、歯科治療等に起因して生じ得る様々なアーチファクトを回避するために望ましい。
図7Cは、第3の状態750において、マルチポジショナーホルダ702が角度755を有することを示している。角度755は、ゼロより大きくかつ角度730より大きい角度である。一実施例では、角度755は10度と60度との間の角度である。ある実施例では、追加的又は代替的に、角度730は20度と50度との間の角度である。一例では、角度755は30度である。第3の状態750では、マルチポジショナーホルダ702は、患者用インタフェース頭部パッド708、第1の角度付き位置決めパッド732、及び第2の角度付き位置決めパッド752と組み合わせて使用される。第2の角度付き位置決めパッド752は、第1の角度付き位置決めパッド732と同じ又は同様のものとすることができる。
マルチポジショナーホルダ702は、第2の角度付き位置決めパッド752を患者用インタフェース頭部パッド708の下に挿入することにより、第1の状態700又は第2の状態725から、第3の状態750に調整することができる。例えば、第2の角度付き位置決めパッド752は、患者用インタフェース頭部パッド708の下側であって、第1の角度付き位置決めパッド732の上側に挿入することができる。別の例として、第2の角度付き位置決めパッド752を、第1の角度付き位置決めパッド732とマルチポジショナーホルダ702のクレードル内部との間に挿入してもよい。このようにすることで、患者の頭部710の傾きを、第1の状態700及び第2の状態725の各位置よりも増加させることができる。一例として、角度712、角度730、及び角度755のうちの1つの角度は、アーチファクトを最も低減することができるような患者の頭部710のイメージングに基づいて選択することができる。
一例では、スタッキングパッドは、係合ファスナ(図3C-図D、図4B、図5B、及び図6Bに示される係合ファスナなど)によって所定の位置に固定することができる。以下の図3A及び図9Aに示すように、ストラップを使用してアセンブリを更に固定してもよい。
図8乃至図10Bは、1つ以上のスタッキングパッドと組み合わせて使用されるマルチポジションホルダの例示的な構成を示す。例示的な構成は、患者テーブルを有するイメージングシステム(図1A~図2に示されたテーブル114を含むCTイメージングシステム100など)と共に使用することができる。マルチポジショナーホルダは、図3A~図3Dに示されたマルチポジショナーホルダ300と同じ又は同様のものとすることができる。積層パッドは、図4A~図4Bに示された患者用インタフェース頭部パッド400、図5A~5Bに示された患者用インタフェース四肢パッド500、及び図6A~図6Bに示された角度付き位置決めパッド600のうちの1つ以上のパッドと同じ又は同様のものとすることができる。マルチポジショナーホルダ300、患者用インタフェース頭部パッド400、患者用インタフェース四肢パッド500、及び角度付き位置決めパッド600の構成要素と同一である例示的構成の構成要素には同じ番号を付し、説明はしないことにする。上述したように、一実施例では、患者(図1Aの被検体112など)は、身体部分を所望の傾斜角度に維持して撮影されるように、身体部分をマルチポジショナーホルダ300に配置することができる。例示的な構成では、患者用インタフェース頭部パッド400又は患者用インタフェース四肢パッド500を、例えば、1つ以上の角度付き位置決めパッド600と組み合わせて(例えば、重ねて)使用することにより、傾斜角度を実現される。
図8を参照すると、第1の例示的な構成800は、マルチポジショナーホルダ300、角度付き位置決めパッド600、及び患者用インタフェース頭部パッド400を含む。例示的な構成800は、第1の端部802と、第2の端部804と、中心軸899とを含み、中心軸899はx-z面に存在している。
角度付き位置決めパッド600はクレードル302に配置されている。患者用インタフェース頭部パッド400は角度付き位置決めパッド600に配置されている。患者用インタフェース頭部パッド400の第1の端部412と角度付き位置決めパッド600の第1の端部612は、マルチポジショナーホルダ300の第1の端部392と位置合わせされている。患者用インタフェース頭部パッド400の第2の端部414と角度付き位置決めパッド600の第2の端部614は、マルチポジショナーホルダ300の第2の端部394と位置合わせされている。このように構成することで、スタッキングパッドは、テーブルに対して正の傾斜角度にすることができる。例えば、患者用インタフェース頭部パッド400の平面410は、患者用インタフェース頭部パッド400の傾斜角度と角度付き位置決めパッド600の傾斜角度との和である傾斜角度にすることができる。一例では、例示的な構成800に示された傾斜角度は、0°より大きく30°より小さい角度(15°など)にすることができる。他の傾斜角度も考えられる。
一実施例では、取付けロック332はマルチポジショナーホルダ300をテーブルに固定することができる。マルチポジショナーホルダ300が取り付けられた状態で、患者は、テーブル上で横たわり、第1の端部802から例示的な構成800に頭部を載せることができる。第2の端部804は、イメージング装置に面する。平面410は、例示的な構成800に含まれる複数のスタッキングパッドの傾斜角度の合計の傾斜角度で患者の頭部を支持することができる。平面410、周縁面438、及び角度が付けられた表面352は、患者の頸部用の支持面とすることができる。
患者の頭部は、ストラップ320を使用して撮影用の所定の位置に固定することができる。ストラップ320は、患者の頭部を第1の例示的な構成800で実現される傾斜角度に位置決めするときに患者の頭部を固定するために、第1のスロット316a、316bを貫通することができる。一実施例では、第1のスロット316a、316bの傾斜角度は、角度付き位置決めパッド600と患者用インタフェース頭部パッド400との組み合わせの傾斜角度と同じ角度又は同様の角度、例えば15°とすることができる。一実施例では、ストラップ320は、外面330の面材326に取り付けることによってマルチポジショナーホルダ300に固定することができる。
図9A及び図9Bを参照すると、第2の例示的な構成900は、マルチポジショナーホルダ300、第1の角度付き位置決めパッド600、第2の角度付き位置決めパッド906、及び患者用インタフェース頭部パッド400を含む。一実施例では、第2の角度付き位置決めパッド906は、第1の角度付き位置決めパッド600と同じ又は同様のものとすることができる。例えば、第2の角度付き位置決めパッド906は、第1の角度付き位置決めパッド600と同じ傾斜角度を実現することができる。他の例では、第2の角度付き位置決めパッド906は、第1の傾斜角度とは異なる第2の傾斜角度を実現してもよい。第2の例示的な構成900は、第1の端部902と第2の端部904とを含む。面916は、第2の例示的な構成900の長手方向平面断面を示している。この断面は、第2の例示的な構成900の傾斜角度を示す図9Bに示されている。
第1の角度付き位置決めパッド600はクレードル302に配置され、第2の角度付き位置決めパッド906は、第1の角度付き位置決めパッド600の上に配置されている。患者用インタフェース頭部パッド400は、第2の角度付き位置決めパッド906の上に配置される。一実施例では、ファスナ接続部908が、第1の角度付き位置決めパッド600をマルチポジショナーホルダ300に固定する。一実施例では、ファスナ接続部908は、第3のファスナ642(例えば、図6A-図6B)と面接触する第1のファスナ340(例えば、図3C-図3D)を含むことができる。ファスナ接続部910は、第1の角度付き位置決めパッド600を、第2の角度付き位置決めパッド906に固定する。一実施例では、ファスナ接続部910は、第3のファスナ642(例えば、図6A~図6B)と面接触する追加のファスナ643を含むことができる。ファスナ接続部912は、第2の角度付き位置決めパッド906を患者用インタフェース頭部パッド400に固定する。一実施例では、ファスナ接続部912は、第2のファスナ454(例えば、図4B)と面接触する第3のファスナ642を含むことができる。追加的又は代替的に、ストラップ914は、第2の例示的な構成900において、複数のスタッキングパッドをマルチポジショナーホルダ300に固定してもよい。例えば、ストラップ914は、少なくとも、フックアンドループなどのファスニング材から形成される部分であって、ファスナ接続部912と外面330の面材326とに係合する部分を含むことができる。
図9Bは、第2の例示的な構成900の断面図950である。断面図950では、マルチポジショナーホルダ300に配置され組み合わせられたスタッキングパッドによって実現される例示的な第2の傾斜角度952を説明するために、z軸方向からみた断面が示されている。第1の例示的な構成800と同様に、スタッキングパッドはテーブルに対して正の傾斜角度を実現するように配置される。例えば、患者用インタフェース頭部パッド400の第1の端部412は、マルチポジショナーホルダ300の第1の端部と並ぶように調整され、その間にスタッキングパッドの第1の端部が保持される。患者用インタフェース頭部パッド400の平面410は、患者用インタフェース頭部パッド400の傾斜角度、角度付き位置決めパッド600の傾斜角度、及び第2の角度付き位置決めパッド906の傾斜角度の和である第2の傾斜角度952で向けられている。一実施例では、第2の傾斜角度952は、0°より大きく45°よりも小さい角度(30°など)とすることができる。他の傾斜角度も可能である。
図10A及び図10Bは、第3の例示的な構成1000を示す。正の傾斜角度が得られるように第1の向きの1つ以上の角度付き位置決めパッドが示されている図8~図9Bとは対照的に、第3の例示的な構成1000では、負の傾斜角度が得られるように第2の向きの角度付き位置決めパッドが示されている。第3の例示的な構成1000は、マルチポジショナーホルダ300と、第1の角度付き位置決めパッド600と、第2の角度付き位置決めパッド906と、患者用インタフェース四肢パッド500とを含んでいる。第3の例示的な構成1000は、第1の端部1002と第2の端部1004とを更に含んでいる。面1006は、第3の例示的な構成1000の長手方向平面断面を示す。図10Bの断面には、第3の例示的な構成1000の傾斜角度が示されている。
図10Aを参照すると、第1の角度付き位置決めパッド600は、クレードル302に配置され、第2の角度付き位置決めパッド906は、第1の角度付き位置決めパッド600の上に配置されている。患者用インタフェース四肢パッド500は、第2の角度付き位置決めパッド906の上に配置される。イメージング装置のテーブルに取り付けられると、第3の例示的な構成1000の第1の端部1002はテーブルに面し、第2の端部1004はガントリに面する。しかしながら、第1の例示的な構成800及び第2の例示的な構成900と比較すると、スタッキングパッドは、負の傾斜角度を実現するために逆に配置されている。例えば、患者用インタフェース四肢パッド500の第1の端部512及び角度付き位置決めパッド600の第1の端部612は、マルチポジショナーホルダ300の第2の端部394に揃えられている。同様に、患者用インタフェース四肢パッド500の第2の端部514及び角度付き位置決めパッド600の第2の端部614は、マルチポジショナーホルダ300の第1に端部392に揃えられている。
図10Bは、第3の例示的な構成1000の断面図1050である。断面図1050は、z軸から見た図であり、逆の向きでマルチポジショナーホルダ300に配置された組合せスタッキングパッドによって実現される例示的な負の傾斜角度1052を示している。患者用インタフェース頭部パッド400の平面510は、患者用インタフェース四肢パッド500の傾斜角度、角度付き位置決めパッド600の傾斜角度、及び第2の角度付き位置決めパッド906の傾斜角度の和である負の傾斜角度1052に配置されている。患者のイメージング計画によっては、負の傾斜角度が望ましい場合がある。
一態様では、マルチポジショナーホルダは、1つ以上のパッドと組み合わせて使用することで、患者の頭部又は四肢を位置決めして支持し、離散的な角度範囲を実現することができる。パッド、色分け、及びホルダの組み合わせにより、患者の頭部又は四肢を迅速、正確、かつ最適に位置決めすることができる。マルチポジショナーホルダと任意選択でオプションのパッドを使用する技術的効果は、操作者が、患者が感じる不快を最小限に抑え、挟み込みの発生が低下するように走査対象の傾きを容易かつ安定的に調整できるようにしながら、対象部位を繰り返しスキャンすることができることである。これにより、医用イメージングの質が向上し、患者について得られる結果を改善することができる。
本開示はシステムのサポートを提供する。本システムは、イメージングシステムと共に使用される支持アセンブリを含み、前記支持アセンブリは、基部と、互いに対向する側壁とを含むクレードル、及び前記対向する側壁の間に形成された開口部内で前記基部に取り付けられるように形成された複数のパッドであって、複数のパッドの各パッドは、撮影される被検体の頭部又は四肢を、前記基部に対して異なる角度で支持する、複数のパッドを含む。本システムの第1の実施例では、前記複数のパッドの外面が前記クレードルの内面に適合する。本システムの第2の実施例では、任意選択で第1の実施例を含み、前記クレードルの幅が前記クレードルの長さより小さく、前記クレードルの高さが前記クレードルの長さより大きい。本システムの第3の実施例では、任意選択で第1及び第2の実施例の一方又は両方の実施例を含み、前記複数のパッドのうちの第1のパッドは、第1の色を有し、前記頭部又は四肢を第1の角度で支持する形状であり、前記複数のパッドのうちの第2のパッドは、前記第1の色とは異なる第2の色を有し、前記頭部又は四肢を、前記第1の角度とは異なる第2の角度で支持する形状である。本システムの第4の実施例では、任意選択で、第1から第3の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、前記第1のパッドは、対向する第1の側壁と、第1の本体部とを含む第1のパッドクレードルを有し、前記第1の本体部は前記クレードルの基部に対して水平である。本システムの第5の実施例では、任意選択で、第1から第4の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、前記第2のパッドは、対向する第2の側壁と、第2の本体部とを含む第2のパッドクレードルを有し、前記対向する第2の側壁は、前記第2の本体部に向かって厚さが増加し、前記第2の本体部は、第1の端部から第2の端部に向かって厚さが増加する。本システムの第6の実施例では、任意選択で、第1から第5の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、対向する前記第1の側壁と、前記第1の本体は、全体として同じような厚さを有する。本システムの第7の実施例では、任意選択で、第1から第6の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、対向する前記第1の側壁の少なくとも一部が、均一ではない厚さを有する。本システムの第8の実施例では、任意選択で、第1から第7の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、前記対向する側壁は、第1の側壁と、第1の側壁と鏡像関係にある第2の側壁とを更に含み、前記第1の側壁は、第2のスロットの真上に位置する第1のスロットを有し、前記第1のスロットは、前記クレードルの基部に対して水平であり、前記第2のスロットは、前記第1のスロットに対して或る角度を有している。本システムの第9の実施例では、任意選択で、第1から第8の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、前記第2のスロットの角度と、前記複数のパッドのうちの第1のパッドの傾斜角度が同じような角度である。
本開示はイメージングシステムと共に使用される支持アセンブリのサポートを提供する。支持アセンブリは、基部と、互いに対向する側壁とを含むクレードル、及び前記対向する側壁の間に形成された開口部内で前記クレードルに取り付けられるように形成された複数のパッドを含み、前記複数のパッドのうちの1つ以上のパッドを前記クレードルに重ねることによって、或る範囲内において個別の角度が実現され、前記複数のパッドのうちの第1のパッドは、前記クレードルの基部に対して第1の角度を有し、前記複数のパッドのうちの第2のパッドは、前記クレードルの基部に対して第2の角度を有する。本システムの第1の実施例では、前記複数のパッドは発泡材料から形成されている。本システムの第2の実施例では、任意選択で、第1の実施例を含み、前記クレードルは炭素繊維から形成され、前記クレードルの外面には、ファスニング材が取り付けられている。本システムの第3の実施例では、任意選択で、第1及び第2の実施例の一方又は両方の実施例を含み、第1のファスナが前記クレードルの内面に配置され、第2のファスナが前記第1のパッドの下面及び前記第2のパッドの下面に配置され、第3のファスナが前記第2のパッドの内面に配置されている。本システムの第4の実施例では、任意選択で、第1から第3の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、前記第1のファスナと前記第2のファスナとの間の面接触によって、前記第1のパッド又は前記第2のパッドが前記クレードルに固定され、前記第2のファスナと前記第3のファスナとの間の面接触によって、前記第1のパッドが前記第2のパッドに固定される。本システムの第5の実施例では、任意選択で、第1から第4の実施例のうちの1つ以上の実施例又は各実施例を含み、前記イメージングシステムは、コンピュータ断層撮影(CT)イメージングシステム、陽電子放出断層撮影(PET)イメージングシステム、単一光子放出CT(SPECT)イメージングシステム、及び磁気共鳴イメージング(MRI)システムのうちの1つのイメージングシステムである。
本開示はシステムのサポートを提供する。本システムは、患者テーブル、及び前記患者テーブルに選択的に結合された支持アセンブリを含み、前記支持アセンブリは、基部と、互いに対向する側壁とを含むクレードル、及び前記対向する側壁の間に形成された開口部内で前記クレードルに取り付けられるように形成された複数のパッドを含む。本システムの第1の実施例では、前記患者テーブルに対する前記複数のパッドのうちの第1のパッドの第1の向きによって、正の傾斜角度が得られ、前記患者テーブルに対する前記第1のパッドの第2の向きによって、負の傾斜角度が得られる。本システムの第2実施例では、任意選択で、第1の実施例を含み、被検体の頭部又は四肢の傾斜角度が水平軸に対して調整される。本システムの第3の実施例では、任意選択で、第1及び第2の実施例の一方又は両方の実施例を含み、前記クレードルは、角度が付けられた面を更に含み、前記角度が付けられた面は、被検体の頸部又は四肢を支持する。
本明細書において、単数形で記載され、単語「1つの(a)」又は「1つの(an)」が先行する要素又はステップは、除外することが明示的に記載されていない限り、複数の要素又はステップを除外しないものとして理解されるべきである。更に、本発明の「一実施形態」に言及することは、記載された特徴も組み込んだ追加の実施形態の存在を除外するものではない。更に、反対のことを明示的に述べない限り、特定の特性を有する1つの要素又は複数の要素を「備える」、「含む」、又は「有する」実施形態は、当該特性を有していない追加の要素を含んでもよい。用語 「including」及び「in which」は、それぞれの用語「comprising」及び「wherein」の平易な文言の均等語として使用されている。更に、用語「第1の」、「第2の」、及び「第3の」などは、単にラベルとして使用され、物体に対して数値要件又は特定の位置的順位を課すことを意図するものではない。
ここに記載された説明は、実施例を用いて本発明(最良の態様を含む)を開示し、また、当業者が、本発明を実施すること(任意の装置又はシステムを製造すること及び使用すること、並びに組み込まれた任意の方法を実行することを含む)ができるようにするものである。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって画定され、当業者に思い浮かぶ他の実施例を含むことができる。そのような他の実施例は、特許請求の範囲の文言と異なっていない構造要素を含む場合、又は特許請求の範囲の文言と実質的に異なっていない均等な構造要素を含む場合、特許請求の範囲に含まれることが意図される。
100 CTシステム
112 被検体
114 テーブル
122 第1の面
302 クレードル
304 基部
306 側部
308 側部
316a スロット
318a スロット
326 面材
328 平面
330 外面
340 ファスナ
358 内面
360 内面
396 開口部
400 患者用インターフェース頭部パッド
402 クレードル
404 本体部
406 面
408 面
420 外面
454 ファスナ
500 患者用インターフェース四肢パッド
504 本体部
506 側部
508 側部
520 外面
600 角度付き位置決めパッド
602 クレードル
604 本体部
606 側部
608 側部
612 端部
614 端部
620 外面
642 ファスナ
652 傾斜角度

Claims (20)

  1. イメージングシステムと共に使用される支持アセンブリを含むシステムであって、
    前記支持アセンブリは、
    基部と、互いに対向する側壁とを含むクレードル、及び
    前記対向する側壁の間に形成された開口部内で前記基部に取り付けられるように形成された複数のパッドであって、複数のパッドの各パッドは、撮影される被検体の頭部又は四肢を、前記基部に対して異なる角度で支持する、複数のパッド
    を含む、システム。
  2. 前記複数のパッドの外面が前記クレードルの内面に適合する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記クレードルの幅が前記クレードルの長さより小さく、前記クレードルの高さが前記クレードルの長さより大きい、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記複数のパッドのうちの第1のパッドは、第1の色を有し、前記頭部又は四肢を第1の角度で支持する形状であり、前記複数のパッドのうちの第2のパッドは、前記第1の色とは異なる第2の色を有し、前記頭部又は四肢を、前記第1の角度とは異なる第2の角度で支持する形状である、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記第1のパッドは、対向する第1の側壁と、第1の本体部とを含む第1のパッドクレードルを有し、前記第1の本体部は前記クレードルの基部に対して水平である、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記第2のパッドは、対向する第2の側壁と、第2の本体部とを含む第2のパッドクレードルを有し、前記対向する第2の側壁は、前記第2の本体部に向かって厚さが増加し、前記第2の本体部は、第1の端部から第2の端部に向かって厚さが増加する、請求項4に記載のシステム。
  7. 対向する前記第1の側壁と、前記第1の本体は、全体として同じような厚さを有する、請求項5に記載のシステム。
  8. 対向する前記第1の側壁の少なくとも一部が、均一ではない厚さを有する、請求項5に記載のシステム。
  9. 前記対向する側壁は、第1の側壁と、第1の側壁と鏡像関係にある第2の側壁とを更に含み、前記第1の側壁は、第2のスロットの真上に位置する第1のスロットを有し、前記第1のスロットは、前記クレードルの基部に対して水平であり、前記第2のスロットは、前記第1のスロットに対して或る角度を有している、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記第2のスロットの角度と、前記複数のパッドのうちの第1のパッドの傾斜角度が同じような角度である、請求項9に記載のシステム。
  11. イメージングシステムと共に使用する支持アセンブリであって、
    基部と、互いに対向する側壁とを含むクレードル、及び
    前記対向する側壁の間に形成された開口部内で前記クレードルに取り付けられるように形成された複数のパッド
    を含み、
    前記複数のパッドのうちの1つ以上のパッドを前記クレードルに重ねることによって、或る範囲内において個別の角度が実現され、
    前記複数のパッドのうちの第1のパッドは、前記クレードルの基部に対して第1の角度を有し、
    前記複数のパッドのうちの第2のパッドは、前記クレードルの基部に対して第2の角度を有する、支持アセンブリ。
  12. 前記複数のパッドは発泡材料から形成されている、請求項11に記載の支持アセンブリ。
  13. 前記クレードルは炭素繊維から形成され、前記クレードルの外面には、ファスニング材が取り付けられている、請求項11に記載の支持アセンブリ。
  14. 第1のファスナが前記クレードルの内面に配置され、第2のファスナが前記第1のパッドの下面及び前記第2のパッドの下面に配置され、第3のファスナが前記第2のパッドの内面に配置されている、請求項11に記載の支持アセンブリ。
  15. 前記第1のファスナと前記第2のファスナとの間の面接触によって、前記第1のパッド又は前記第2のパッドが前記クレードルに固定され、前記第2のファスナと前記第3のファスナとの間の面接触によって、前記第1のパッドが前記第2のパッドに固定される、請求項14に記載の支持アセンブリ。
  16. 前記イメージングシステムは、コンピュータ断層撮影(CT)イメージングシステム、陽電子放出断層撮影(PET)イメージングシステム、単一光子放出CT(SPECT)イメージングシステム、及び磁気共鳴イメージング(MRI)システムのうちの1つのイメージングシステムである、請求項11に記載の支持アセンブリ。
  17. 患者テーブル、及び
    前記患者テーブルに選択的に結合された支持アセンブリ
    を含み、前記支持アセンブリは、
    基部と、互いに対向する側壁とを含むクレードル、及び
    前記対向する側壁の間に形成された開口部内で前記クレードルに取り付けられるように形成された複数のパッド
    を含む、システム。
  18. 前記患者テーブルに対する前記複数のパッドのうちの第1のパッドの第1の向きによって、正の傾斜角度が得られ、前記患者テーブルに対する前記第1のパッドの第2の向きによって、負の傾斜角度が得られる、請求項17に記載のシステム。
  19. 被検体の頭部又は四肢の傾斜角度が水平軸に対して調整される、請求項17に記載の支持アセンブリ。
  20. 前記クレードルは、角度が付けられた面を更に含み、前記角度が付けられた面は、被検体の頸部又は四肢を支持する、請求項17に記載の支持アセンブリ。


JP2023183619A 2022-11-10 2023-10-26 マルチポジショナーホルダのための方法とシステム Pending JP2024070233A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US18/054,445 2022-11-10
US18/054,445 US20240156408A1 (en) 2022-11-10 2022-11-10 Methods and systems for a multi-positioner holder

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024070233A true JP2024070233A (ja) 2024-05-22

Family

ID=88510820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023183619A Pending JP2024070233A (ja) 2022-11-10 2023-10-26 マルチポジショナーホルダのための方法とシステム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20240156408A1 (ja)
EP (1) EP4368111A1 (ja)
JP (1) JP2024070233A (ja)
CN (1) CN118000767A (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4400820A (en) * 1982-09-30 1983-08-23 General Electric Company Axial tomography head holder
US5265625A (en) * 1992-12-03 1993-11-30 Moshe Bodman Head immobilizer
DE29706436U1 (de) * 1997-04-10 1997-05-28 Mayr Robert Schädellagerungsvorrichtung für Patientenliege insbesondere von Röntgen- oder Computertomographieanlagen
JP3808215B2 (ja) * 1998-10-14 2006-08-09 安西メディカル株式会社 頭部固定具
US7036167B2 (en) * 2002-02-26 2006-05-02 Brian Tomcany Patient immobilization device

Also Published As

Publication number Publication date
US20240156408A1 (en) 2024-05-16
EP4368111A1 (en) 2024-05-15
CN118000767A (zh) 2024-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5955327B2 (ja) 直立した患者の乳房をx線で撮像するシステム及び方法
US7555794B2 (en) Methods and apparatus for ergonomic arm and head support
US10842462B2 (en) Self-calibrating technique for x-ray imaging scanners
CN1781452B (zh) 用于旋转血管造影的血管造影x射线诊断装置
EP2806797B1 (en) Apparatus and method for digital radiography
Zonneveld Computed tomography of the temporal bone and orbit
US11024061B2 (en) Apparatus and method for scattered radiation correction
EP1416854B1 (en) Non-axial body computed tomography
JP7326380B2 (ja) 調整可能なヘッドホルダのための方法およびシステム
US4769756A (en) Systematic method for matching existing radiographic projections with radiographs to be produced from a specified region of interest in cancellous bone
US20220015710A1 (en) Systems and methods for patient positioning for imaging acquisition
EP4368111A1 (en) Methods and systems for a multi-positioner holder
EP4368110A2 (en) Methods and systems for a cradle interface pad
US20240189170A1 (en) Methods and systems for an adjustable head holder
Wen et al. A study on truncated cone-beam sampling strategies for 3D mammography
US12004893B2 (en) Systems and methods for artifact detection for images
US20220031273A1 (en) Systems and methods for artifact detection for images
US11298091B2 (en) Device for positioning a patient during acquisition of volumetric CBCT radiographs
JP5638466B2 (ja) 画像生成装置、放射線画像撮影システム、画像生成プログラム、及び画像生成方法
EP4198904A1 (en) Gating-free motion compensation
Dobbins III et al. Initial investigation into lower-cost CT for resource limited regions of the world
WO2023078727A1 (en) Method to position a subject to be scanned in a pet-scanning device
Williams et al. Tomographic dual modality breast scanner
Kelley Dose comparison of multi-slice computed tomography scanners

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240306