JP2024067948A - プログラム、方法、およびシステム - Google Patents
プログラム、方法、およびシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2024067948A JP2024067948A JP2022178384A JP2022178384A JP2024067948A JP 2024067948 A JP2024067948 A JP 2024067948A JP 2022178384 A JP2022178384 A JP 2022178384A JP 2022178384 A JP2022178384 A JP 2022178384A JP 2024067948 A JP2024067948 A JP 2024067948A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- customers
- evaluation
- area
- search
- visiting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 26
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 claims abstract description 284
- 230000004931 aggregating effect Effects 0.000 claims abstract description 21
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 22
- 230000003542 behavioural effect Effects 0.000 claims description 21
- 230000002860 competitive effect Effects 0.000 claims description 8
- 230000006399 behavior Effects 0.000 description 113
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 46
- 230000006870 function Effects 0.000 description 34
- 238000007726 management method Methods 0.000 description 34
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 25
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 23
- 230000008569 process Effects 0.000 description 21
- 230000009471 action Effects 0.000 description 15
- 238000013145 classification model Methods 0.000 description 14
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 14
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 14
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 description 12
- 238000004220 aggregation Methods 0.000 description 12
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 11
- 238000013528 artificial neural network Methods 0.000 description 9
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 8
- 238000010801 machine learning Methods 0.000 description 6
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 4
- 238000005065 mining Methods 0.000 description 4
- 238000013135 deep learning Methods 0.000 description 3
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 230000000306 recurrent effect Effects 0.000 description 3
- 230000009182 swimming Effects 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 2
- 101001093748 Homo sapiens Phosphatidylinositol N-acetylglucosaminyltransferase subunit P Proteins 0.000 description 1
- 240000004050 Pentaglottis sempervirens Species 0.000 description 1
- 235000004522 Pentaglottis sempervirens Nutrition 0.000 description 1
- 241000973887 Takayama Species 0.000 description 1
- 230000000386 athletic effect Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 235000019994 cava Nutrition 0.000 description 1
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 230000035622 drinking Effects 0.000 description 1
- 230000007717 exclusion Effects 0.000 description 1
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000003058 natural language processing Methods 0.000 description 1
- 230000037081 physical activity Effects 0.000 description 1
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
- 239000004984 smart glass Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
Description
下記特許文献1には、このようなシステムとして、顧客の所定の位置への滞在時間と、検索履歴と、を関連付けて、評価対象項目に関する顧客の興味の度合いを評価するシステムが開示されている。
このため、ユーザの行動履歴と検索履歴を用いて、潜在顧客に関する多面的な情報を提供することが求められていた。
以下に、本実施形態に係る顧客行動分析システム1(以下、単にシステム1という)の概要について説明する。
システム1は、携帯端末等の端末装置を用いたユーザの検索履歴、および携帯端末を所持する顧客の行動履歴を分析することで、評価対象に対する顧客の行動結果の集計などの行動分析を行うシステムである。
・非来訪顧客:顧客候補のうち、評価対象エリアを訪問していない顧客(潜在顧客)
・来訪顧客:顧客候補のうち、評価対象エリアを訪問した顧客(獲得顧客)
すなわちシステム1は、非来訪顧客および来訪顧客に関する情報の集計、および両者の行動分析を統計的に行うことで、当該評価対象エリアの顧客誘致に有効な施策を示唆する情報を提供する。
システム1では、検索履歴および行動履歴の評価期間として、評価時点を起算日とした過去三か月を設定している。
なお、評価期間については、任意に変更することができる。この際、評価期間の起算日は、評価時点と異ならせてもよい。
システム1が評価可能な評価エリアの区分としては、例えば以下が挙げられる。
・都道府県、又は市区町村の名称といった行政区画により特定されるエリア
・人文資源(史跡、社寺、城郭、庭園、公園、歴史景観、地域景観、年中行事、歴史的建築物、現代建造物、博物館・美術館など)の名称により特定されるエリア
・自然資源(山岳、高原、湿原、湖沼、渓谷、滝、河川、海岸、岬、島、岩石、洞窟など)の名称により特定されるエリア
・自然資源を利用した観光エリアの名称(温泉地、スキー場、キャンプ場、海水浴場)により特定されるエリア
・繁華街(すすきの(札幌)、歌舞伎町(東京)、中州(福岡)、ミナミ(大阪)など)の名称により特定されるエリア
・各種の施設(アミューズメントパーク、テーマパーク、ショッピングセンター、遊技場など)の名称により特定されるエリア
なお、評価エリアの区分としては、これらの例に限られず、一定の顧客集客力を備えた観光資源を特定可能な区分を、評価エリアとして設定してもよい。
このようなシステム1の構成について、以下に説明する。
図1に示すように、システム1は、顧客端末10と、評価者端末20と、行動分析サーバ30と、顧客情報管理サーバ40と、顧客データベース(DB)50と、行動履歴データベース(DB)60と、検索履歴データベース(DB)70と、から構成される。
顧客端末10、評価者端末20、行動分析サーバ30、顧客情報管理サーバ40、顧客DB50、行動履歴DB60、および検索履歴DB70は、ネットワーク(例えば、インターネットまたはイントラネット)80を介して、互いに通信接続されている。
例えば、その他の移動測位機器としては、GPS以外のGNSS(Global Navigation Satellite System/全球測位衛星システム)、RNSS(Regional Navigation Satellite System/地域的衛星測位システム)等があげられる。
・顧客に携行されて使用されるwifi(登録商標)ビーコン
・レーダー測位に用いられる移動アンテナ
・ITSスポット(DSRC)に対応する車載のカーナビゲーション端末
・Bluetooth(登録商標)を利用した通信端末
なお、移動端末は、移動しながら通信を行うその他の機器であってもよい。
本実施形態では、顧客端末10として、測位機器81であるGPS衛星と無線通信を行うスマートフォンを例に挙げて説明する。
・地域の観光誘致を担当する職務を負う、当該地域の行政機関の担当者
・地域の観光誘致を担当する職務を負う、当該地域の観光協会又は観光地域づくり法人(DMO)の担当者
・集客のための施策を検討する各種の施設の担当者
・これらの者から委託を受けて、評価対象エリアまたは各種施設における顧客の来訪状況を調査する者
顧客情報管理サーバ40が管理する顧客に関する情報には、少なくとも以下が含まれる。
・顧客の個人情報(顧客情報)
・顧客IDに紐づいた顧客の行動履歴に関する情報
・顧客IDに紐づいた顧客の検索履歴に関する情報
これらの各情報に関する詳細は後述する。
顧客端末10のハードウェア構成について説明する。
図1に示すように、顧客端末10は、記憶装置11と、プロセッサ12と、入出力インタフェース13と、通信インタフェース14と、を備える。顧客端末10は、入力デバイス15および出力デバイス16の少なくとも1つと接続可能である。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
評価者端末20のハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態の評価者端末20の構成を示すブロック図である。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理の実行結果
行動分析サーバ30のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施形態の行動分析サーバ30のハードウェア構成を示すブロック図である。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理の実行結果
次に、行動分析サーバ30の機能的構成について説明する。図4は、行動分析サーバ30の機能的構成を示すブロック図である。
図4に示すように、行動分析サーバ30は、通信部301と、記憶部302と、制御部303としての機能を発揮する。
通信部301は、行動分析サーバ30が外部の装置と通信するための処理を行う。
・母集合データ3021
・非来訪顧客データ3022
・来訪顧客データ3023
・集計データ3024
・基準値データ3025
・評価結果データ3026
・該当するユーザに関するユーザID
・該当するユーザに関する顧客情報
・該当するユーザに関する行動ログ
・該当するユーザに関する検索ログ
非来訪顧客データ3022には、該当するユーザのユーザIDが含まれる。非来訪顧客データ3022は、該当するユーザのユーザIDとともに以下の情報を含んでもよい。
・該当するユーザに関する顧客情報
・該当するユーザに関する行動ログ
・該当するユーザに関する検索ログ
来訪顧客データ3023には、該当するユーザのユーザIDが含まれる。来訪顧客データ3023は、該当するユーザのユーザIDとともに以下の情報を含んでもよい。
・該当するユーザに関する顧客情報
・該当するユーザに関する行動ログ
・該当するユーザに関する検索ログ
図3に示す制御部303は、行動分析サーバ30のプロセッサ32が、プログラムに従って処理を行うことにより、各種の機能モジュールとしての機能を発揮する。
各種の機能モジュールとしては、送受信制御モジュール3030、抽出モジュール3032、集計モジュール3033、分類モジュール3034、基準値設定モジュール3035、評価モジュール3036、出力モジュール3037を含む。
送受信制御モジュール3030は、行動分析サーバ30が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を送受信する処理を制御する。
判定モジュール3031は、母集合データ3021に対して、訪問エリアと、入力された評価対象エリアと、を指定して、訪問エリアに該当するユーザ群ごとに、来訪顧客に該当するか、非来訪顧客に該当するか、を判定する。この際、判定モジュールは、母集合データ3021を構成する各ユーザ群に対して、評価エリアへの来訪の有無を確認し、評価エリアを来訪している場合には、当該ユーザ群を来訪顧客と判定する。一方、判定対象となるユーザ群が評価エリアを来訪していない場合は、当該ユーザ群を、非来訪顧客と判定する。
例えば、検索クエリが、「松本市+グルメ」の場合には、判定モジュール3031は、「松本市」の文言を、評価エリアの名称として抽出する。そして、判定モジュール3031は、評価エリアの名称と併記された「グルメ」という文言を、検索目的キーワードとして抽出する。この場合、当該検索クエリを用いたユーザは、松本市でのグルメ情報を取得するために検索をおこなったことが推測できる。このように、検索目的キーワードは、顧客の検索の目的となる対象概念を特定可能な情報となる。なお、抽出モジュール3032は、テキストマイニング処理を行うことなく、対応テーブルを参照し、対応テーブルに記録された文言と一致する文言を、検索目的キーワードとして抽出してもよい。
抽出モジュール3032は、検索クエリにおいて評価対象エリアの名称に併記された文言のうち、分析対象となる活動と無関係の文言をノイズとして除去したうえで、残りの文言を、前記検索目的キーワードとして抽出することができる。
例えば、検索クエリが、「大阪+有名人」の場合は、抽出モジュール3032は、評価対象エリアの名称に併記された文言として、「有名人」という文言を抽出する。そして、抽出モジュール3032は、抽出した「有名人」という文言を、観光活動と無関係の文言と判断することで、当該文言をノイズとして除外する。この場合には、例えば大阪出身の有名人の情報を取得することが目的の検索と推測できるからである。
集計モジュール3033は、非来訪顧客データ3022を用いて、顧客DB50における非来訪顧客に関する顧客情報を参照して、非来訪顧客に関連する情報を集計する。集計モジュール3033が集計する非来訪顧客に関連する情報には、例えば、以下が含まれる。
・母集合データ3021に占める非来訪顧客の割合
・非来訪顧客に含まれる顧客セグメントの分布
・評価対象エリアの名称を含む検索クエリのうち、検索頻度が高い検索クエリとその検索回数頻度
・評価エリアに代えて訪れたエリア
また、これらの集計結果は、ユーザの顧客セグメントごとに集計してもよい。
ここで、顧客セグメントとは、性別、年齢、職業など、顧客情報として管理されるいずれかの属性に基づいてユーザ群を分類した顧客グループを指す。
これらの情報の集計について、以下に詳述する。
例えば地理的に比較的近接しており、気候、自然資源、アクセス性が類似するエリアとして、例えば、松本市に対して、長野市、塩尻市、安曇野市は、いずれも競合エリアになると推測される。
また、集計モジュール3033は、過去の検索履歴を参照して、同じ時期に行われた検索内容のうち、評価対象となるエリアと同様の検索目的キーワードにより検索されたエリアを、競合エリアとして特定してもよい。
・母集合データ3021に占める来訪顧客の割合
・来訪顧客に含まれる顧客セグメントの分布
・評価対象エリアの名称を含む検索クエリのうち、検索頻度が高い検索クエリとその検索回数頻度
また、これらの集計結果は、ユーザの顧客セグメントごとに集計してもよい。
また、集計モジュール3033は、検索履歴DB70における来訪顧客の検索履歴を参照し、検索クエリにおいて頻出する検索目的キーワードが該当するキーワードカテゴリを、評価対象エリアの強みとして集計する。具体的な処理の内容は後述する。
分類モジュール3034は、複数の前記評価エリアそれぞれを、都市の規模を示す評価指標、および観光地特性のちの少なくともいずれかに基づいて設定された複数のエリアカテゴリに分類する。都市の規模を示す評価指標には、例えば、以下の項目が含まれる。
・昼間人口
・時間圏域内の滞在人口
・都市圏および生活圏の大きさを示す指標
・宿泊:宿泊施設での滞在を目的とする活動
・飲食:飲食物の提供を受けることを目的とする活動
・避暑:避暑地への訪問を目的とする活動
・温泉:温泉地への訪問を目的とする活動
・海水浴:海水浴を目的とする活動
・遊興:繁華街への訪問
・アウトドア:キャンプ、登山などの野外活動を目的とする活動
・アクティビティ:マリンスポーツ、アスレチック、その他の運動を目的とする活動
・歴史探訪:城郭、史跡、寺社、仏閣等の歴史文化財の訪問を目的とする活動
・娯楽:テーマパーク、アミューズメントパーク、レジャー施設の訪問を目的とする活動
・学芸:博物館、美術館の訪問を目的とする活動
・その他:上記のいずれにも該当しない行為を目的とする活動(例えば慈善活動等)
基準値設定モジュール3035は、複数のエリアカテゴリ毎に、非来訪顧客の程度を示す基準値を設定する。基準値は、エリアカテゴリそれぞれに含まれる複数の評価エリアにおける非来訪顧客の量および割合を相対評価することにより設定される。基準値設定モジュール3035の具体的な処理については後述する。
評価モジュール3036は、評価対象となる前記評価エリアについて、基準値に基づいた評価を行う。評価モジュール3036の具体的な処理については後述する。
出力モジュール3037は、前述した各機能モジュールの処理の結果から出力イメージデータを生成し、評価者端末20に向けて出力する。具体的な出力イメージについては後述する。
顧客情報管理サーバ40のハードウェア構成について説明する。図5は、本実施形態の顧客情報管理サーバ40のハードウェア構成を示すブロック図である。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理の実行結果(例えば、母集合データ3021)
本実施形態で用いられる各データベースの構造について説明する。なお、以下に説明する各データベースの構造はあくまで例示であり、任意に変更可能である。
図6は、顧客DB50の具体例を示す図である。
図6に示すように、顧客DB50は、項目「ユーザID」と、項目「氏名」と、項目「性別」と、項目「年齢層」と、項目「居住地」と、項目「職業」と、項目「勤務地」と、項目「端末ID」と、を備えている。
なお、図6に示す顧客DB50の構造はあくまで例示であり、その他の項目を管理してもよい。
図7は、行動履歴DB60の具体例を示す図である。
図7に示すように、行動履歴DB60は、項目「行動ログID」と、項目「ユーザID」と、項目「位置情報」と、項目「計測日時」と、を備えている。
なお、図7に示す行動履歴DB60の構造はあくまで例示であり、その他の項目を管理してもよい。
図8は、検索履歴DB70の具体例を示す図である。
図8に示すように、検索履歴DB70は、項目「検索ログID」と、項目「ユーザID」と、項目「検索クエリ」と、項目「検索日時」と、を備えている。
なお、図8に示す検索履歴DB70の構造はあくまで例示であり、その他の項目を管理してもよい。
本実施形態に係るシステム1の概要について説明する。
図9は、本実施形態におけるシステム1の概要の前半を説明する図である。
図10に示すように、例えばどこかに旅行をしたいユーザは、自身の興味のあるエリアについて、興味のある観光資源に関する検索を、顧客端末10を介して行う。この際、顧客端末10からの検索クエリを受け入れた検索エンジン100は、入力された検索クエリに対して、検索情報を出力する。そして、検索エンジン100は、検索履歴DB70に検索ログを記録する。検索履歴DB70は、例えば検索エンジン100の管理事業者により運用される。検索履歴DB70には、例えば、顧客端末10を使用して検索エンジン100による検索を行った際の検索クエリのテキストデータが、検索日時とともにユーザIDと紐づけて蓄積される。
以下に、システム1の具体的な処理について各フローに基づいて説明する。
図11は、システム1による処理の第1例を説明する図である。この処理は、非来訪顧客に関する情報を集計する処理である。
具体的には、評価者は、評価したいエリアを指定するためのエリアの名称を入力する。
具体的には、行動分析サーバ30の送受信制御モジュール3030は、入力された評価エリアに関する情報を受け付ける。この際、評価期間が指定されている場合は、その情報も同時に受け付ける。
具体的には、行動分析サーバ30の送受信制御モジュール3030は、入力された評価エリアに関する情報を、顧客情報管理サーバ40に対して送信する。顧客情報管理サーバ40は送信された情報を受け付ける。
具体的には、顧客情報管理サーバ40のプロセッサ42は、検索履歴DB7080を参照して、設定された評価期間において、指定された評価エリアを検索した検索ログを抽出する。プロセッサ42は、抽出した検索ログを行ったユーザIDから、顧客DB50を参照して、当該検索ログの主体であるユーザを顧客候補として特定する。
プロセッサ42は、行動履歴DBを参照し、特定したユーザの評価期間中の行動履歴のうち、生活圏外での行動について特定することで、評価期間中のユーザの来訪エリアを特定する。そしてプロセッサ42は、顧客候補を構成するユーザ群を、来訪エリア毎に分類し、その規模を集計することで、母集合データ3021を作成する。
具体的には、顧客情報管理サーバ40のプロセッサ42は、作成した母集合データ3021として、例えば、顧客候補を構成するユーザ群について、訪問エリアごとの規模の内訳を示す集計結果を、を行動分析サーバ30に対して送信する。この際、ユーザIDに対応する検索ログおよび行動ログが母集合データ3021に含まれてもよい。
具体的には、行動分析サーバ30の送受信制御モジュール3030は、顧客情報管理サーバ40から送信された集合データを取得して、記憶部302に記憶させる。
具体的には、行動分析サーバ30の判定モジュール3031は、指定された評価エリアと、顧客候補を構成するユーザ群が訪問した訪問エリアと、を比較することで、母集合データ3021に含まれるユーザ群のうち、評価エリアを訪問していない顧客を非来訪顧客と判定する。判定モジュール3031は、母集合データに紐づけられた非来訪顧客に関する情報を、非来訪顧客データ3022として記憶部302に記憶させる。
具体的には、行動分析サーバ30の集計モジュール3033は、記憶部302に記憶された非来訪顧客データ3022を参照して、例えば以下の情報の集計を行う。
・母集合データ3021に占める非来訪顧客の割合
・非来訪顧客に含まれる顧客セグメントの分布
・評価対象エリアの名称を含む検索クエリのうち、検索頻度が高い検索クエリとその検索回数頻度
・非来訪顧客が評価エリアに代えて訪れたエリア
また、これらの集計結果は、ユーザの顧客セグメントごとに集計してもよい。
集計モジュール3033は、集計した情報を、集計データ3024として、記憶部302に記憶させる。
具体的には、行動分析サーバ30の出力モジュール3037は、記憶部302に記憶された集計データ3024に基づいて出力イメージを作成し、送受信制御モジュール3030を介して評価者端末20に送信する。出力イメージの具体例は後述する。
具体的には、評価者端末20のプロセッサ22は、行動分析サーバ30の出力モジュール3037が出力した出力イメージを、評価者端末20の出力デバイス26に出力する。これにより、評価者に非来訪顧客に関する情報の集計結果が提示される。
図12は、システム1による処理の第1例を説明する図である。
この処理は、先ほどの非来訪顧客に関する情報の集計と対応して、来訪顧客に関する情報を集計する処理である。この処理において、ステップS201からステップS302までの処理は、図11に示す第1例と同様であるため繰り返しの説明を省略する。
具体的には、行動分析サーバ30の判定モジュール3031は、指定された評価エリアと、顧客候補を構成するユーザ群が訪問した訪問エリアと、を比較することで、母集合データ3021に含まれる顧客のうち、評価期間において、評価エリアを訪問した顧客を来訪顧客と判定する。判定モジュール3031は、母集合データに紐づけられた来訪顧客に関する情報を、来訪顧客データ3023として記憶部302に記憶させる。
具体的には、行動分析サーバ30の集計モジュール3033は、記憶部302に記憶された来訪顧客データ3023を参照して、例えば以下の情報の集計を行う。
・母集合データ3021に占める来訪顧客の割合
・来訪顧客に含まれる顧客セグメントの分布
・評価対象エリアの名称を含む検索クエリのうち、検索頻度が高い検索クエリとその検索回数頻度
・評価エリアと併せて訪問した周遊先のエリア
また、これらの集計結果は、ユーザの顧客セグメントごとに集計してもよい。
集計モジュール3033は集計した情報を、集計データ3024として、記憶部302に記憶させる。
・評価期間において、松本を訪問したユーザ:来訪顧客
・松本以外を訪問したユーザ:逸失顧客
・日常の生活圏内から離れずに、どこにもいかなかったユーザ:未行動顧客
ここで、逸失顧客と未行動顧客が、潜在顧客である非来訪顧客を構成することとなる。
なお、未行動顧客は、旅行に対する需要の低いユーザであると判断し、非来訪顧客ではない(評価対象外)としてもよい。
図14は、システム1によるキーワード分析の処理を説明する図である。
この処理は、検索履歴DB70を参照して、検索クエリに含まれる文言を分析して、その後の行動分析に利用する処理である。
具体的には、行動分析サーバ30の抽出モジュール3032は、検索履歴DB70を参照して、来訪顧客および非来訪顧客の検索履歴に含まれる検索クエリから、検索目的キーワードの抽出を行う。この際、抽出モジュール3032は、検索クエリに含まれる文言のうち、評価エリアの名称と併記された文言を抽出したうえで、例えばノイズ判定モデルを用いることで、併記された文言が、検索目的キーワードに該当するかどうかを判定する。
・例1)検索クエリ:「松本城」⇒検索目的キーワードとして「城」を抽出
この場合には、評価エリアの名称と併記された文言として「城」が抽出される。松本市の観光資源である松本城に関する情報の取得を目的(観光目的)とした検索クエリと考えられる。
この場合には、評価エリアの名称と併記された文言として「焼肉」が抽出される。松本市での食事の予定があり、飲食店に関する情報の取得を目的(広義の観光目的)とした検索クエリと考えられる。
この場合には、評価エリアの名称と併記された文言として「格安ホテル」が抽出される。松本市に訪問した際の宿泊施設に関する情報の取得(広義の観光目的)を目的とした検索と考えられる。
この場合には、評価エリアの名称と併記された文言として「年齢」が抽出される。この場合には、観光目的の検索ではなく、「松本」という姓を有する著名人の個人情報の取得を目的とした検索と考えられる。
具体的には、行動分析モジュールの分類モジュール3034は、抽出した検索目的キーワードを、予め設定されているキーワードカテゴリ(例えば、宿泊、飲食、避暑、温泉、海水浴、遊興、アウトドア、アクティビティ、歴史探訪、娯楽、学芸、その他)に分類する。
・例1)検索目的キーワード:「城」⇒キーワードカテゴリ「歴史探訪」に分類する
・例2)検索目的キーワード:「焼肉」⇒キーワードカテゴリ「飲食」に分類する
・例3)検索目的キーワード:「格安ホテル」⇒キーワードカテゴリ「宿泊」に分類する
具体的には、行動分析モジュールの集計モジュール3033は、評価エリア(例えば松本市)の非来訪顧客と来訪顧客の割合を以下のとおり集計する。
・全体:来訪顧客3割/非来訪顧客7割
・検索目的キーワード「城」:来訪顧客5割/非来訪顧客5割
この場合には、城巡りに興味がある顧客を獲得できていることが確認できる。すなわち、城巡りに興味がある顧客に対して、松本市は潜在需要が高いことが推測できる。
その後、行動分析サーバ30は、図11および図12と同様に、集計結果を評価者端末20に出力する。
具体的には、行動分析モジュールの集計モジュール3033は、評価エリア(例えば松本市)の非来訪顧客と来訪顧客の割合を以下のとおり集計する。
・全体:来訪顧客3割/非来訪顧客7割
・キーワードカテゴリ「歴史探訪」:来訪顧客5割/非来訪顧客5割
この場合には、歴史探訪に興味がある顧客を獲得できていることが確認できる。すなわち、歴史探訪に興味がある顧客に対して、松本市は潜在需要が高いことが推測できる。
その後、行動分析サーバ30は、図11および図12と同様に、集計結果を評価者端末20に出力する。
図15は、システム1によるエリア分析の処理を説明する図である。
この処理は、評価エリアを予め分類しておき、同じカテゴリに含まれる評価エリアを相対評価する処理である。
具体的には、行動分析サーバ30の分類モジュール3034は、複数の評価エリアそれぞれを、以下のいずれかの指標に基づいて設定されたエリアカテゴリに分類する。
・都市の規模を示す評価指標
・観光地特性
すなわち、分類モジュール3034は評価エリアをその観光地としての特色と都市の規模から分類をする。例えば、松本市の場合は、人口が約24万人であることから中都市(10万人以上50万人未満)となり、観光資源である松本城が周知であり、歴史探訪に人気があることから、エリアカテゴリとして、「中都市・歴史探訪」という区分に分類することができる。
すなわち、基準値は、非来訪顧客の量および割合それぞれと同一の次元の数値であってもよいし、非来訪顧客の量および割合から算出される無次元の値であってもよい。
具体的には、行動分析サーバ30の評価モジュール3036は、基準値と評価エリアにおける非来訪顧客の量および割合とを比較することで、同一のエリアカテゴリ内での相対的な成績を算出する。その後、行動分析サーバ30は、図11および図12と同様に、評価結果を評価者端末20に出力する。
以下に、システム1による具体的な出力イメージについて各画面例に基づいて説明する。
図16は、システム1の出力イメージの第1例を示す図である。このうち、図16Aは、来訪顧客および非来訪顧客の割合を示す図である。図16Aに示すように、来訪顧客および非来訪顧客の割合を示すことで、評価者に対して、評価エリアにおける非来訪顧客の量を示唆することができる。集計モジュールは、来訪顧客と非来訪顧客の割合、人数などの差を集計して、その結果を出力してもよい。
また、非来訪顧客の検索目的キーワードのランキングを表示することで、評価者に対して、非来訪顧客が訪問しなかった理由と関連する可能性のある事項を示唆することができる。
また、非来訪顧客の訪問先のランキングを表示することで、評価者に対して、観光誘致の施策において、競合として意識するべきエリアを示唆することができる。
図17は、システム1の出力イメージの第2例を示す図である。この出力イメージは、来訪顧客の周遊先に関する詳細な情報を表示している。具体的には、来訪顧客が評価エリア(この場合は松本市)のみを訪問したのか、その他のエリアを併せて訪問したのか、について、割合とともに表示している。これにより、評価者に対して、評価エリア以外の各エリアが、協調エリアとしての側面が強いのか、競合エリアとしての側面が強いのか、を定量的に示唆することができる。
図18は、システム1の出力イメージの第3例を示す図である。この出力イメージは、エリア分析を用いた評価結果を表示している。具体的には、左側の円グラフにおいて、評価エリアの来訪顧客と非来訪顧客の割合が表示されている。そして、評価エリアが属するエリアカテゴリにおける成績が棒グラフで表示されている。右側には、参考となる他のエリアの来訪顧客と非来訪顧客の割合が表示されている。下図には、該当するエリアカテゴリにおける評価の基準値と、同カテゴリ内でのスコアの実績が表示されている。この図を確認することで、評価エリアが同じエリアカテゴリ内での位置づけを確認することができる。
なお、興味度合に関する集合規模指数とは、それぞれの評価エリアにおける検索集合の規模を示す指数である。
図19は、システム1の出力イメージの第4例を示す図である。この出力イメージは、キーワード分析を用いた集計結果を表示している。具体的には、表において、複数の検索履歴を評価することで、ユーザの行動分析を行っている。
・評価手順:評価対象ユーザが、検索1の後に行った検索2における検索クエリごとに、以下に該当するユーザ群の割合を評価する。
・ユーザ群の定義
・・ユーザ群A:「松本(評価エリア名) 観光」という検索クエリで検索1をしたユーザ群
・・ユーザ群B:検索1の後に、「松本(評価エリア名) キーワードX」で検索(検索2)をしたユーザ群
・・ユーザ群C:ユーザ群Bのうち、来訪顧客となったユーザ群
・・ユーザ群A-B:ユーザ群Aのうち、キーワードXによる検索を行っていないユーザ群
・・ユーザ群B-C:ユーザ群Aのうち、キーワードXによる検索を行ったが、非来訪顧客となったユーザ群
・分析結果
・・前述した各ユーザ群の割合の集計表を出力
・・ユーザ群A-B、ユーザ群B-C、ユーザ群Cについて、キーワードカテゴリごとの分布のレーダーチャートを出力
例えば、レーダーチャート1を確認することで、キーワードカテゴリ4に属する検索目的キーワードが検索されていないことが確認できる。すなわち、当該評価エリアにおいて、顧客吸引力の低い観光区分であることが推測できる。
以上説明したように、システム1によれば、行動分析サーバ30が、過去に評価エリアを検索した顧客候補のうち、評価期間において、評価エリアを訪問していない顧客を非来訪顧客として特定し、非来訪顧客に関連する情報を集計する。
このため、実際に来訪した来訪顧客だけではなく、一度興味はもったが来訪には至らなかった顧客の情報を集計することができ、評価対象エリアにおける顧客の来訪誘致に資する、潜在顧客に関する多面的な情報を提供することができる。
なお、システム1としては、ユーザの行動の起点から終点までのルートを示すトリップデータを活用して、さらに高度な分析を行ってもよい。トリップデータを活用した行動分析としては、トリップデータに含まれる交通結節点となるターミナル駅を、来訪先から排除することで、より精度の高い来訪判定を行うことができる。
・当該施設の利用者数、集客者数
・当該施設の利用目的
・当該施設のアクセス性
・当該施設の利用価格帯
・当該施設の分類(提供されるサービスの種類)
また、本発明のプログラムは、複数のソースコードにより表現されてもよいし、本発明のシステム1は、複数のハードウェア資源により実現されてもよい。
本発明の実施形態について、以下に付記を示す。
プロセッサを有するコンピュータを備え、顧客の行動を分析するシステムに用いられるプログラムであって、
プログラムは、プロセッサに、
評価対象となる評価エリアの入力を受け付けるステップと、
ユーザの検索履歴を管理する管理サーバに対して、評価エリアの指定を行うステップと、
管理サーバにおいて過去の検索履歴および行動履歴を参照して集計され、評価期間において評価エリアに関する検索を行ったユーザ群のうち、評価期間において実際に訪問したエリア毎の割合を示す情報を含む母集合データを、管理サーバから取得するステップと、
取得した母集合データに含まれる顧客について、評価期間において評価エリアを訪問していない顧客を非来訪顧客と判定するステップと、
判定した非来訪顧客に関連する情報を、顧客の識別情報に紐づいて管理される顧客情報を参照して集計するステップと、を実行させる、プログラム。
非来訪顧客に関連する情報を集計するステップでは、
母集合データに占める非来訪顧客の割合を集計する、請求項1に記載のプログラム。
非来訪顧客に関連する情報を集計するステップでは、
非来訪顧客に含まれる顧客セグメントを、顧客情報として管理されるいずれかの項目に基づいて分類し、項目ごとの顧客の分布を集計する、請求項1に記載のプログラム。
非来訪顧客に関連する情報を集計するステップでは、
非来訪顧客の検索履歴を参照し、評価エリアの名称を含む検索クエリのうち、検索頻度が高い検索クエリを集計する、請求項1に記載のプログラム。
非来訪顧客に関連する情報を集計するステップでは、
非来訪顧客の行動履歴を参照し、評価エリアに代えて訪れたエリアを、競合エリアとして特定する、請求項1に記載のプログラム。
競合エリアとして特定するステップでは、
非来訪顧客が評価エリアに代えて訪れたエリアのうち、評価エリアから所定の距離以上離れたエリアを、競合エリアの候補から除外する、請求項5に記載のプログラム。
プロセッサに、さらに、
取得した母集合データに含まれる顧客について、評価期間において評価エリアを訪問した顧客を来訪顧客と判定するステップと、
来訪顧客の行動履歴を参照し、評価エリアへの訪問と併せて訪れたエリアを協調エリアとして特定するステップと、を実行させる、請求項1に記載のプログラム。
プロセッサに、さらに、
取得した母集合データに含まれる顧客について、評価期間において評価エリアを訪問した顧客を来訪顧客と判定するステップと、
来訪顧客と非来訪顧客との割合の差を集計するステップを実行させる、請求項1に記載のプログラム。
プロセッサに、さらに
非来訪顧客の検索履歴を参照し、検索クエリのうち、評価エリアの名称に併記された文言を、検索目的キーワードとして抽出するステップと、
抽出した検索目的キーワード毎に、非来訪顧客に関連する情報を集計するステップと、を実行させる、請求項1に記載のプログラム。
検索目的キーワードとして抽出するステップでは、
併記された文言のうち、観光活動と無関係の文言をノイズとして除去したうえで、残りの文言を、検索目的キーワードとして抽出する、請求項8に記載のプログラム。
プロセッサに、さらに、
抽出した検索目的キーワードを、その意味が該当する観光区分に相当するキーワードカテゴリに分類するステップと、
キーワードカテゴリ毎に、非来訪顧客に関連する情報を集計するステップと、を実行させる、請求項8に記載のプログラム。
プロセッサに、さらに、
母集合データのうち、評価エリアを訪問した来訪顧客の検索履歴を参照し、検索クエリにおいて頻出する検索目的キーワードが該当するキーワードカテゴリを、評価エリアの強みとして出力するステップを実行させる、請求項10に記載のプログラム。
プロセッサに、さらに、
複数の評価エリアそれぞれを、都市の規模を示す評価指標、および観光地特性のちの少なくともいずれかに基づいて設定された複数のエリアカテゴリに分類するステップと、
複数のエリアカテゴリ毎に、非来訪顧客の程度を示す基準値を設定するステップと、
評価対象となる評価エリアについて、基準値に基づいた評価を行うステップと、を実行させる、請求項1に記載のプログラム。
基準値は、エリアカテゴリそれぞれに含まれる複数の評価エリアにおける非来訪顧客の量および割合を相対評価することにより設定される請求項12に記載のプログラム。
プロセッサを有するコンピュータを備え、顧客の行動を分析するシステムに用いられる方法であって、
プログラムは、プロセッサが、
評価対象となる評価エリアの入力を受け付けるステップと、
ユーザの検索履歴を管理する管理サーバに対して、評価エリアの指定を行うステップと、
管理サーバにおいて過去の検索履歴および行動履歴を参照して集計され、評価期間において評価エリアに関する検索を行ったユーザ群のうち、評価期間において実際に訪問したエリア毎の割合を示す情報を含む母集合データを、管理サーバから取得するステップと、
取得した母集合データに含まれる顧客について、評価期間において評価エリアを訪問していない顧客を非来訪顧客と判定するステップと、
判定した非来訪顧客に関連する情報を、顧客の識別情報に紐づいて管理される顧客情報を参照して集計するステップと、を実行する、方法。
プロセッサを有するコンピュータを備え、顧客の行動を分析するシステムであって、
プログラムは、プロセッサが、
評価対象となる評価エリアの入力を受け付ける手段と、
ユーザの検索履歴を管理する管理サーバに対して、評価エリアの指定を行う手段と、
管理サーバにおいて過去の検索履歴および行動履歴を参照して集計され、評価期間において評価エリアに関する検索を行ったユーザ群のうち、評価期間において実際に訪問したエリア毎の割合を示す情報を含む母集合データを、管理サーバから取得する手段と、
取得した母集合データに含まれる顧客について、評価期間において評価エリアを訪問していない顧客を非来訪顧客と判定する手段と、
判定した非来訪顧客に関連する情報を、顧客の識別情報に紐づいて管理される顧客情報を参照して集計する手段と、を備える、システム。
10 顧客端末
20 評価者端末
30 行動分析サーバ
301 通信部
302 記憶部
3021 母集合データ
3022 非来訪顧客データ
3023 来訪顧客データ
3024 集計データ
3025 基準値データ
3026 評価結果データ
303 制御部
3030 送受信制御モジュール
3031 判定モジュール
3032 抽出モジュール
3033 集計モジュール
3034 分類モジュール
3035 基準値設定モジュール
3036 評価モジュール
3037 出力モジュール
40 顧客情報管理サーバ
50 顧客データベース(DB)
60 行動履歴データベース(DB)
70 検索履歴データベース(DB)
80 ネットワーク
81 測位機器(GPSアンテナ)
Claims (16)
- プロセッサを有するコンピュータを備え、顧客の行動を分析するシステムに用いられるプログラムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサに、
評価対象となる評価エリアの入力を受け付けるステップと、
ユーザの検索履歴を管理する管理サーバに対して、前記評価エリアの指定を行うステップと、
前記管理サーバにおいて過去の検索履歴および行動履歴を参照して集計され、評価期間において前記評価エリアに関する検索を行ったユーザ群のうち、評価期間において実際に訪問したエリア毎の割合を示す情報を含む母集合データを、前記管理サーバから取得するステップと、
取得した前記母集合データに含まれる顧客について、評価期間において前記評価エリアを訪問していない顧客を非来訪顧客と判定するステップと、
判定した前記非来訪顧客に関連する情報を、顧客の識別情報に紐づいて管理される顧客情報を参照して集計するステップと、を実行させる、プログラム。 - 前記非来訪顧客に関連する情報を集計するステップでは、
前記母集合データに占める前記非来訪顧客の割合を集計する、請求項1に記載のプログラム。 - 前記非来訪顧客に関連する情報を集計するステップでは、
前記非来訪顧客に含まれる顧客セグメントを、前記顧客情報として管理されるいずれかの項目に基づいて分類し、前記項目ごとの顧客の分布を集計する、請求項1に記載のプログラム。 - 前記非来訪顧客に関連する情報を集計するステップでは、
前記非来訪顧客の前記検索履歴を参照し、前記評価エリアの名称を含む検索クエリのうち、検索頻度が高い前記検索クエリを集計する、請求項1に記載のプログラム。 - 前記非来訪顧客に関連する情報を集計するステップでは、
前記非来訪顧客の前記行動履歴を参照し、前記評価エリアに代えて訪れたエリアを、競合エリアとして特定する、請求項1に記載のプログラム。 - 前記競合エリアとして特定するステップでは、
前記非来訪顧客が前記評価エリアに代えて訪れたエリアのうち、前記評価エリアから所定の距離以上離れたエリアを、前記競合エリアの候補から除外する、請求項5に記載のプログラム。 - 前記プロセッサに、さらに、
取得した前記母集合データに含まれる顧客について、評価期間において前記評価エリアを訪問した顧客を来訪顧客と判定するステップと、
前記来訪顧客の行動履歴を参照し、前記評価エリアへの訪問と併せて訪れたエリアを協調エリアとして特定するステップと、を実行させる、請求項1に記載のプログラム。 - 前記プロセッサに、さらに、
取得した前記母集合データに含まれる顧客について、評価期間において前記評価エリアを訪問した顧客を来訪顧客と判定するステップと、
前記来訪顧客と前記非来訪顧客との割合の差を集計するステップを実行させる、請求項1に記載のプログラム。 - 前記プロセッサに、さらに
前記非来訪顧客の前記検索履歴を参照し、検索クエリのうち、前記評価エリアの名称に併記された文言を、検索目的キーワードとして抽出するステップと、
抽出した前記検索目的キーワード毎に、前記非来訪顧客に関連する情報を集計するステップと、を実行させる、請求項1に記載のプログラム。 - 前記検索目的キーワードとして抽出するステップでは、
前記併記された文言のうち、観光活動と無関係の文言をノイズとして除去したうえで、残りの文言を、前記検索目的キーワードとして抽出する、請求項9に記載のプログラム。 - 前記プロセッサに、さらに、
抽出した前記検索目的キーワードを、その意味が該当する観光区分に相当するキーワードカテゴリに分類するステップと、
前記キーワードカテゴリ毎に、前記非来訪顧客に関連する情報を集計するステップと、を実行させる、請求項9に記載のプログラム。 - 前記プロセッサに、さらに、
前記母集合データのうち、前記評価エリアを訪問した前記来訪顧客の前記検索履歴を参照し、検索クエリにおいて頻出する前記検索目的キーワードが該当する前記キーワードカテゴリを、前記評価エリアの強みとして出力するステップを実行させる、請求項11に記載のプログラム。 - 前記プロセッサに、さらに、
複数の前記評価エリアそれぞれを、都市の規模を示す評価指標、および観光地特性のちの少なくともいずれかに基づいて設定された複数のエリアカテゴリに分類するステップと、
前記複数のエリアカテゴリ毎に、前記非来訪顧客の程度を示す基準値を設定するステップと、
評価対象となる前記評価エリアについて、前記基準値に基づいた評価を行うステップと、を実行させる、請求項1に記載のプログラム。 - 前記基準値は、前記エリアカテゴリそれぞれに含まれる複数の前記評価エリアにおける前記非来訪顧客の量および割合を相対評価することにより設定される請求項13に記載のプログラム。
- プロセッサを有するコンピュータを備え、顧客の行動を分析するシステムに用いられる方法であって、
前記プログラムは、前記プロセッサが、
評価対象となる評価エリアの入力を受け付けるステップと、
ユーザの検索履歴を管理する管理サーバに対して、前記評価エリアの指定を行うステップと、
前記管理サーバにおいて過去の検索履歴および行動履歴を参照して集計され、評価期間において前記評価エリアに関する検索を行ったユーザ群のうち、評価期間において実際に訪問したエリア毎の割合を示す情報を含む母集合データを、前記管理サーバから取得するステップと、
取得した前記母集合データに含まれる顧客について、評価期間において前記評価エリアを訪問していない顧客を非来訪顧客と判定するステップと、
判定した前記非来訪顧客に関連する情報を、顧客の識別情報に紐づいて管理される顧客情報を参照して集計するステップと、を実行する、方法。 - プロセッサを有するコンピュータを備え、顧客の行動を分析するシステムであって、
前記プログラムは、前記プロセッサが、
評価対象となる評価エリアの入力を受け付ける手段と、
ユーザの検索履歴を管理する管理サーバに対して、前記評価エリアの指定を行う手段と、
前記管理サーバにおいて過去の検索履歴および行動履歴を参照して集計され、評価期間において前記評価エリアに関する検索を行ったユーザ群のうち、評価期間において実際に訪問したエリア毎の割合を示す情報を含む母集合データを、前記管理サーバから取得する手段と、
取得した前記母集合データに含まれる顧客について、評価期間において前記評価エリアを訪問していない顧客を非来訪顧客と判定する手段と、
判定した前記非来訪顧客に関連する情報を、顧客の識別情報に紐づいて管理される顧客情報を参照して集計する手段と、を備える、システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022178384A JP7297137B1 (ja) | 2022-11-07 | 2022-11-07 | プログラム、方法、およびシステム |
JP2023096833A JP2024068080A (ja) | 2022-11-07 | 2023-06-13 | プログラム、方法、およびシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022178384A JP7297137B1 (ja) | 2022-11-07 | 2022-11-07 | プログラム、方法、およびシステム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023096833A Division JP2024068080A (ja) | 2022-11-07 | 2023-06-13 | プログラム、方法、およびシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7297137B1 JP7297137B1 (ja) | 2023-06-23 |
JP2024067948A true JP2024067948A (ja) | 2024-05-17 |
Family
ID=86850227
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022178384A Active JP7297137B1 (ja) | 2022-11-07 | 2022-11-07 | プログラム、方法、およびシステム |
JP2023096833A Pending JP2024068080A (ja) | 2022-11-07 | 2023-06-13 | プログラム、方法、およびシステム |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023096833A Pending JP2024068080A (ja) | 2022-11-07 | 2023-06-13 | プログラム、方法、およびシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7297137B1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002196665A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-12 | Toyota Motor Corp | 情報提供装置 |
JP2014157143A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-08-28 | Panasonic Corp | ナビゲーション装置 |
WO2017168651A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 株式会社Agoop | 人口推定装置、プログラム及び人口推定方法 |
-
2022
- 2022-11-07 JP JP2022178384A patent/JP7297137B1/ja active Active
-
2023
- 2023-06-13 JP JP2023096833A patent/JP2024068080A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002196665A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-12 | Toyota Motor Corp | 情報提供装置 |
JP2014157143A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-08-28 | Panasonic Corp | ナビゲーション装置 |
WO2017168651A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 株式会社Agoop | 人口推定装置、プログラム及び人口推定方法 |
Non-Patent Citations (5)
Title |
---|
"徒歩データ等を用いたコロナ禍における屋外観光スポットの移動実態分析を発表", [ONLINE], JPN6023004644, 30 June 2021 (2021-06-30), ISSN: 0004981584 * |
"購買データ・移動データ・検索データを活用した観光DXを支援!", [ONLINE], JPN6023004645, 21 December 2021 (2021-12-21), ISSN: 0004981585 * |
塩士圭介: "人流ビッグデータにはどのようなものがありますか?", [ONLINE], JPN6023004643, 1 July 2022 (2022-07-01), ISSN: 0004981582 * |
小西宏樹: "観光EBPMに向けた大規模観光人流データ分析 〜糸島市西部〜", 情報処理学会研究報告, [ONLINE], JPN6023004646, 27 May 2022 (2022-05-27), pages 1 - 8, ISSN: 0004981581 * |
野津直樹: "ビッグデータによる観光動態分析", 人工知能,[ONLINE], vol. 31巻6号, JPN6023004647, November 2016 (2016-11-01), pages 850 - 857, ISSN: 0004981583 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7297137B1 (ja) | 2023-06-23 |
JP2024068080A (ja) | 2024-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Quercia et al. | The digital life of walkable streets | |
Zheng et al. | Mining interesting locations and travel sequences from GPS trajectories | |
US9996998B2 (en) | Adaptive advisory engine and methods to predict preferential activities available at a region associated with lodging | |
US8838586B2 (en) | Relevancy ranking for map-related search | |
US8612134B2 (en) | Mining correlation between locations using location history | |
CN110442662B (zh) | 一种确定用户属性信息的方法以及信息推送方法 | |
US11490220B2 (en) | System and method for accurately and efficiently generating ambient point-of-interest recommendations | |
CN106570722A (zh) | 一种智能推荐系统及智能推荐方法 | |
US9992630B2 (en) | Predicting companion data types associated with a traveler at a geographic region including lodging | |
KR20180006871A (ko) | 주문들을 분배하기 위한 방법들 및 시스템들 | |
KR102236546B1 (ko) | 빅데이터 및 인공지능 기반 관광목적에 따른 선택이 가능한 스마트 관광 서비스 제공 방법 | |
CN105894089A (zh) | 一种征信模型的建立方法、征信确定方法及对应装置 | |
CN117217872A (zh) | 一种基于游客画像智能生成景区游玩方案的方法 | |
Wahdiniwaty et al. | Application model for travel recommendations based on android | |
US20160162945A1 (en) | Travel customization system and method to channelize travelers relative to available activities | |
Tiwari et al. | Mining popular places in a geo-spatial region based on GPS data using semantic information | |
JP7297137B1 (ja) | プログラム、方法、およびシステム | |
JP6989185B1 (ja) | クラスタ生成装置、クラスタ生成方法及びクラスタ生成プログラム | |
KR20230138605A (ko) | 사용자에 대한 관광 큐레이션 서비스 제공 시스템 및 방법 | |
KR20220107390A (ko) | 음성 및 챗봇 기반 스마트관광 안내 시스템 | |
Zhang | An approach to localness assessment of social media users | |
JP7337123B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム | |
JP7304925B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム | |
Xu | Discovering visiting behaviors and city perceptions by mining semantic trajectory | |
JP7354211B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221107 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20221107 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230602 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230613 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7297137 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |