JP2024066210A - Ventilator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はベンチレータに関する。 The present invention relates to a ventilator.
特許文献1には風向き調整用の各羽根を互いに連動回転させる連動杆にケース体の内面に当接する弾性片を一体に形成した風向調整装置が開示されている。
ベンチレータの吹出口からは内部がある程度見える。このため、上記のように連動杆に弾性片を一体に形成すると、弾性片が視認される結果、ベンチレータの見栄えが悪くなり商品力の低下等に繋がる。このため、見栄えを低下させることなく風向き調整の操作力を設定可能な構造が望まれる。 The inside of the ventilator is visible to some extent from the air outlet. For this reason, if the elastic piece is formed integrally with the interlocking rod as described above, the elastic piece will be visible, which will result in a poor appearance of the ventilator and a decline in its product value. For this reason, a structure is desired that allows the operating force for adjusting the airflow direction to be set without compromising the appearance.
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、見栄えの悪化を抑制しつつも操作力設定を可能にすることを目的とする。 The present invention was made in consideration of the above problems, and aims to make it possible to set the operating force while minimizing deterioration of the appearance.
本発明のある態様のベンチレータは、エアを吹き出す吹出口部材と、前記吹出口部材に設けられエアの風向きを調整可能な複数のフィンと、前記複数のフィンの各フィンを連動可能に連結するリンク部材とを備えるベンチレータであって、前記複数のフィンは当該複数のフィンの少なくともいずれかのフィンに設けられるとともに少なくとも一部が当該フィンに収容され、前記吹出口部材への押し当てによる摩擦摺動力を発生させる押し当て部を有する。 A ventilator according to one aspect of the present invention is a ventilator comprising an air outlet member for blowing out air, a number of fins provided on the air outlet member that can adjust the direction of the air, and a link member that links each of the fins in a linked manner, and the fins are provided on at least one of the fins and at least a portion of the fins is housed in the fin, and has a pressing portion that generates a frictional sliding force by pressing against the air outlet member.
この態様によれば、摩擦抵抗を発生させることにより風向き調整の操作力設定部として機能する押し当て部の少なくとも一部がフィンに収容される。また、押し当て部をリンク部材と一体形成しないので、リンク部材の吹出口部材の流路への張り出しやリンク部材の大型化を抑制でき、リンク部材があたかも複数のフィンと一体であるかのような見た目を確保できる。このため、見栄えの悪化を抑制しつつも操作力設定が可能になる。 According to this aspect, at least a portion of the pressing portion, which functions as an operating force setting portion for adjusting the airflow direction by generating frictional resistance, is housed in the fin. In addition, since the pressing portion is not integrally formed with the link member, it is possible to prevent the link member from protruding into the flow path of the air outlet member and to prevent the link member from becoming large, and it is possible to ensure an appearance as if the link member is integrated with multiple fins. This makes it possible to set the operating force while preventing deterioration of the appearance.
以下、図面を参照して、本実施形態にかかるベンチレータ100について説明する。
The
図1はベンチレータ100の正面図である。図2はベンチレータ100の分解斜視図である。図1、図2の上下は重力に応じた上方、下方に対応する。ベンチレータ100は風向調整装置であり、車両に設けられる。ベンチレータ100は例えば車室のインストルメントパネルやセンタークラスタに設けられ、空調装置によって温度等が調整されたエアを車室内に導く。
Figure 1 is a front view of the
図1、図2に示すように、ベンチレータ100は吹出口部材1と第1ルーバ10と第2ルーバ20とを備える。吹出口部材1は筒状の流路部材として機能するとともにベンチレータ100の筐体を構成する。吹出口部材1は樹脂材料(例えばABS樹脂)で構成され、流路を有する。流路は吹出口部材1の内部に形成され、流路には空調装置からのエアが流れる。図2に示すように、吹出口部材1は流路を区画形成する側壁1a、側壁1b、上壁1c及び下壁1dを備える。流路は横方向(図1の左右方向)に長い断面矩形状に形成され、吹出口1eを介して車室内と連通する。吹出口1eは車室内にエアを吹き出す。
As shown in Figures 1 and 2, the
第1ルーバ10と第2ルーバ20とはともに吹出口部材1に設けられ、吹出口部材1が形成する流路に介在する。第1ルーバ10は複数の第1フィン11と第1リンク部材12とを備え、第2ルーバ20は複数の第2フィン21と第2リンク部材22とを備える。本実施形態では一例として複数の第1フィン11が3つの第1フィン11で構成され、複数の第2フィン21が5つの第2フィン21で構成される場合を示す。各第1フィン11と各第2フィン21とはともに樹脂材料(例えばPBT樹脂)を用いた板状部材により構成される。
The
各第1フィン11は図1、図2に示される基本姿勢(基本回転位置)で流路の延伸方向よりも横方向に長い横長形状とされる。各第2フィン21は基本姿勢で流路の延伸方向よりも縦方向(図1、図2の上下方向)に長い縦長形状とされる。各第1フィン11の基本姿勢は各第1フィン11が流路の延伸方向に平行となる回転位置とされる。各第2フィン21についても同様である。
In the basic position (basic rotation position) shown in Figures 1 and 2, each
各第1フィン11は第1端部11a及び第2端部11bを有する。各第1フィン11は第1端部11a及び第2端部11bそれぞれに円柱状の回転軸A1を有し、吹出口部材1の側壁1a及び側壁1bは各第1フィン11の回転軸A1それぞれに対応する軸穴H1それぞれを有する。各第1フィン11の回転軸A1それぞれは対応する軸穴H1それぞれに挿入される。結果、各第1フィン11が側壁1a及び側壁1bに回転可能に支持される。第1端部11aと第2端部11bとは各第1フィン11において回転軸A1の軸方向の端部それぞれを構成する。
Each
同様に、各第2フィン21は第1端部21a及び第2端部21bを有する。各第2フィン21は第1端部21a及び第2端部21bそれぞれに円柱状の回転軸A2を有し、吹出口部材1の上壁1c及び下壁1dは各第2フィン21の回転軸A2それぞれに対応する軸穴H2それぞれを有する。各第2フィン21の回転軸A2それぞれは対応する軸穴H2それぞれに挿入される。結果、各第2フィン21が上壁1c及び下壁1dに回転可能に支持される。第1端部21aと第2端部21bとは各第2フィン21において回転軸A2の軸方向の端部それぞれを構成する。
Similarly, each
第1リンク部材12は複数の第1フィン11に対して設けられる。図3には第1リンク部材12を単体で示す。各第1フィン11は円柱状の軸部B1を第1端部11aに有し、第1リンク部材12は各第1フィン11の軸部B1それぞれに対応する軸穴12aそれぞれを有する。各第1フィン11の軸部B1それぞれは対応する軸穴12aそれぞれに挿入される。結果、第1リンク部材12が各第1フィン11を連動可能に連結する。各第1フィン11において、軸部B1は基本姿勢で回転軸A1の後方(車室側とは反対側である吹出口部材1の奥側)に設けられる。
The
同様に、第2リンク部材22は複数の第2フィン21に対して設けられる。各第2フィン21は円柱状の軸部B2を第1端部21aに有し、第2リンク部材22は各第2フィン21の軸部B2それぞれに対応する軸穴22aそれぞれを有する。各第2フィン21の軸部B2それぞれは対応する軸穴22aそれぞれに挿入される。結果、第2リンク部材22が各第2フィン21を連動可能に連結する。各第2フィン21において、軸部B2は基本姿勢で回転軸A2の後方に設けられる。
Similarly, the
複数の第1フィン11には操作ノブKが設けられる。操作ノブKは操作部であり、フィン111に設けられる。フィン111は複数の第1フィン11のうち中央に配置された第1フィン11であり、操作ノブKはフィン111に軸方向に摺動可能に設けられる。操作ノブKは例えばフィン111を貫通させる摺動穴を有し、当該摺動穴を介してフィン111に摺動可能に設けられる。操作ノブKはフィン111から車室側に向かって突出し、車室側に向かって突出した部分でユーザにより操作される。
The multiple
操作ノブKが縦方向に操作されると、フィン111がその回転軸A1を中心に回転する。結果、これに応じて第1リンク部材12が移動することで、フィン111と連結された他の第1フィン11も連動する。このように、操作ノブKは複数の第1フィン11によるエアの風向き調整、つまり縦方向の風向き調整の操作に用いられる。
When the operating knob K is operated vertically, the
操作ノブKはさらにフィン111から後方に向かって突出する。操作ノブKは後方に向かって突出した部分でフィン211と係合することで、複数の第2フィン21のいずれかと係合する。フィン211は複数の第2フィン21のうち中央に配置された第2フィン21であり、円柱状の軸部211aを車室側端部に有する。フィン211の車室側端部には中央に切欠き部が設けられ、軸部211aは当該切欠き部に設けられる。軸部211aはフィン211の回転軸A2の軸方向に沿って延伸し、当該切欠き部に両端で支持される。操作ノブKは後方に向かって突出した部分に軸部211aと係合する二股状の係合部(図示省略)を有し、軸部211aは当該二股状の係合部に差し込まれる。
The operation knob K further protrudes rearward from the
操作ノブKが横方向に操作されるとフィン211がその回転軸A2を中心に回転する。結果、これに応じて第2リンク部材22が移動することで、フィン211に連結された他の第2フィン21も連動する。このように、操作ノブKは複数の第2フィン21によるエアの風向き調整、つまり横方向の風向き調整の操作にも用いられる。
When the operating knob K is operated in the horizontal direction, the
複数の第1フィン11は押し当て部30を有する。押し当て部30は複数の第1フィン11において吹出口部材1への押し当てを担い、当該押し当てによる摩擦摺動力を発生させる。複数の第1フィン11に対する操作ノブKの操作力は押し当て部30の押し当て力に依存する。従って、押し当て部30は押し当て力の設定により複数の第1フィン11の操作力を設定可能な操作力設定部といえる。
The multiple
押し当て部30は複数の第1フィン11の少なくともいずれかに設けられる。押し当て部30は操作ノブKが設けられた第1フィン11つまりフィン111に設けられる。押し当て部30はフィン111において第1リンク部材12が設けられる側の第1端部11aとは反対側の第2端部11bに設けられる。
The
図4は押し当て部30周辺を分解斜視図で拡大して示す図である。第2端部11bには収容部111aが設けられる。収容部111aは第2端部11bの端面に開口する収容空間を形成する。押し当て部30は少なくとも一部が収容部111aに収容され、これにより少なくとも一部がフィン111に収容される。
Figure 4 is an exploded perspective view showing an enlarged view of the
押し当て部30はルーバスプリング31とルーバスペーサ32とを有する。押し当て部30はルーバスプリング31、ルーバスペーサ32の順に収容部111aに挿入されることで、フィン111に設けられる。ルーバスプリング31は弾性部材であり、本実施形態では板ばねにより構成される。ルーバスプリング31は収容部111aの底部に配置され、押し当て部30に対向する吹出口部材1の内面(図2から分かるように側壁1bの内面)に向けてルーバスペーサ32を付勢する。弾性部材としてのルーバスプリング31はルーバスペーサ32への圧力或いは付勢力をコントロールし安定させる弾性機能を有する。
The
ルーバスペーサ32は摺動部材であり、軟質摺動部材で構成される。軟質摺動部材は操作力をコントロールすることを目的としてルーバスペーサ32に適用される。軟質摺動部材は例えばエラストマーで構成され、第1フィン11より軟質である。エラストマーは一般に摩擦係数が高く、エラストマーとしては例えば天然ゴム(NR)、シリコーンゴム(SI)、フッ素ゴム(FKM)等の熱硬化性エラストマーやポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー(TPVC)を用いることができる。
The
ルーバスペーサ32は複数の第1フィン11が操作された際に、ルーバスプリング31により側壁1bの内面に押し当てられた状態で側壁1bの内面に対して摺動する。押し当て部30はこのようにして摩擦抵抗を発生させることにより操作力設定部として機能し、フィン111からは側壁1bの内面に当接するルーバスペーサ32が部分的にはみ出すことになる。従って、ルーバスプリング31とルーバスペーサ32の一部とはフィン111に収容され、外からは見えない。
When the
次に、本実施形態の主な作用効果について説明する。 Next, we will explain the main effects of this embodiment.
ベンチレータ100はエアを吹き出す吹出口部材1と、吹出口部材1に設けられエアの風向きを調整可能な複数の第1フィン11と、複数の第1フィン11の各第1フィン11を連動可能に連結する第1リンク部材12とを備える。複数の第1フィン11は、当該複数の第1フィン11の少なくともいずれかの第1フィン11であるフィン111に設けられるとともに少なくとも一部が当該フィン111に収容され吹出口部材1への押し当てによる摩擦摺動力を発生させる押し当て部30を有する。
The
このような構成によれば、操作力設定部として機能する押し当て部30の少なくとも一部がフィン111に収容される。このため、ベンチレータ100の見栄えの悪化を抑制しつつも操作力設定が可能になる。またこのような構成によれば、次に説明するように第1リンク部材12の見た目を確保することによってもベンチレータ100の見栄え悪化を抑制できる。
With this configuration, at least a portion of the
図5はベンチレータ100の正面図で作用効果を説明する図である。図6はベンチレータ100の斜視図で作用効果を説明する図である。図7から図9は比較例を示す図である。図7では比較例のベンチレータ100Xを正面図で示す。図8では比較例のベンチレータ100Xを斜視図で示す。図9では比較例の第1リンク部材12Xを単体で示す。ベンチレータ100Xは主に第1リンク部材12Xを備える点がベンチレータ100と異なる。第1リンク部材12Xは板ばね12bXが一体形成されている点で第1リンク部材12と異なる。
Figure 5 is a front view of the
図7に示すように、比較例の場合は板ばね12bXが第1リンク部材12Xの本体部(平板状の部分)から横方向に張り出す。このため、第1リンク部材12Xはその分本体部が流路の中央寄りに配置される。結果、図5に示す第1リンク部材12と比べ、第1リンク部材12Xは流路に大きく張り出し、正面から見えやすくなる。さらに、図6、図8に示すように比較例の場合は板ばね12bXが設けられている分、第1リンク部材12Xの幅が第1リンク部材12の幅と比べて大きくなる。結果、第1リンク部材12Xは第1リンク部材12と比べて横方向や斜め横(斜め上方)からも見えやすくなる。
As shown in FIG. 7, in the comparative example, the leaf spring 12bX protrudes laterally from the main body (flat portion) of the
比較例の場合は、このように第1リンク部材12Xがユーザにより正面や斜め横(斜め上方)から視認され易くなる結果、見栄えの観点からは余計な機械部品が視認され易くなり、見栄えが良いとはいえない。
In the comparative example, the
本実施形態の場合、押し当て部30を第1リンク部材12と一体形成しないので、第1リンク部材12が第1リンク部材12Xと比べて全体的に側壁1a寄りの配置となる。つまり、第1リンク部材12の吹出口部材1の流路への張り出しが抑制される。また、第1リンク部材12の場合は第1リンク部材12Xと比べて幅方向の大型化も抑制される。このため、第1リンク部材12があたかも複数の第1フィン11と一体であるかのような見た目を確保できる。
In the present embodiment, since the
比較例のベンチレータ100Xはさらにエラストマーよりも摩擦係数が低い樹脂材料(例えばポリアセタール樹脂)を用いた第1リンク部材12Xで側壁1aの内面に当接し摩擦抵抗を発生させる。この場合、操作力を設定するにあたっては側壁1aの内面への高い押し付け力が必要になる結果、スティックスリップ現象が発生し安定した操作力が得られない。またこの場合は高温時に弾性が低下する結果、操作力が低下し得る。
The
本実施形態では押し当て部30は弾性部材としてのルーバスプリング31と、軟質摺動部材としてのルーバスペーサ32とを有する。そして、ルーバスプリング31がルーバスペーサ32を吹出口部材1に向けて付勢することにより、ルーバスペーサ32が吹出口部材1に押し当てられる。
In this embodiment, the
このような構成によれば、高い摩擦係数を有する軟質摺動部材であるルーバスペーサ32により、ルーバスプリング31の押し当て力の変化を抑えることができる。結果、寸法ばらつきによる押し当て力の変化が最小限に抑えられるため、操作の滑らかさを確保でき、操作力のばらつきが低減される。つまり、このような構成によれば互いに別体のルーバスプリング31及びルーバスペーサ32それぞれに適した部材を選定することで、摩擦抵抗のばらつきを抑えて安定した操作力を得ることができる。
With this configuration, the
ベンチレータ100は複数の第1フィン11によるエアの風向き調整操作を行うための操作部である操作ノブKをさらに備える。操作ノブKは複数の第1フィン11のうち少なくとも押し当て部30が設けられたフィン111に設けられる。このような構成によれば、操作力が操作ノブKから押し当て部30にダイレクトに伝わるため、操作力が設定し易くなる。
The
押し当て部30は複数の第1フィン11のうち押し当て部30が設けられたフィン111の回転軸A1よりも吹出口部材1の吹出口1e側から見て後方に配置される。このような構成によれば、正面から見え難い位置に押し当て部30を配置するので、押し当て部30がユーザからより見え難くなり見栄えがさらに向上する。
The
押し当て部30は複数の第1フィン11のうち押し当て部30が設けられたフィン111において第1リンク部材12が設けられる側の第1端部11aとは反対側の第2端部11bに設けられる。このような構成によれば、第1リンク部材12の存在を考慮せずに押し当て部30を設置できるので、押し当て部30の設置が容易である。
The
ベンチレータ100は次のように構成されてもよい。
The
図10は第1変形例を示す図である。この例ではルーバスプリング31は上述の実施形態の場合と比べて長い板ばねで構成され、これに応じてルーバスペーサ32も長手方向に長く形成される。ルーバスペーサ32は中央にブロック状の突出部32aを有し、突出部32aで吹出口部材1に押し当てられる。このような場合、フィン111は拡張部111bをさらに有することで、他の第1フィン11と比べて拡張されてもよい。これにより、押し当て部30の設置スペースを確保できる。拡張部111bは吹出口部材1の奥側や回転軸A1の軸方向に拡張できる。
Figure 10 shows a first modified example. In this example, the
ルーバスペーサ32と収容部111aとには互いに係合する係合部が設けられてもよい。この例では係合部はルーバスペーサ32に設けられた突起32bと収容部111aに設けられた穴111cとで構成される。これにより、ルーバ111に対して押し当て部30を収容部111aに予め設置できるので、組み立てが容易である。図11、図12には設置前後の押し当て部30の状態を示す。穴111cは突起32bに対し回転軸A1の軸方向に余裕を持たせた寸法で形成することができ、これによりルーバスペーサ32の軸方向への変位や吹出口部材1への押し当て機能も確保される。このような係合部が設けられてもよいことは上述した実施形態の場合も同様である。
The
図13は第2の変形例を示す図である。図13では図10に示す第1変形例に対しルーバスプリング31をコイルばねとする場合を例示するが、本実施形態の場合についても同様である。ルーバスプリング31にはコイルばねを適用でき、このほかにも例えば樹脂成型ばねなど、ルーバスペーサ32への圧力或いは付勢力をコントロールし安定させる弾性機能をもつ部品、形状を適用できる。
Figure 13 is a diagram showing a second modified example. Figure 13 illustrates an example in which the
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the above embodiments merely show some of the application examples of the present invention, and are not intended to limit the technical scope of the present invention to the specific configurations of the above embodiments.
例えば、押し当て部30はルーバスプリング31及びルーバスペーサ32のように弾性部材及び軟質摺動部材の個々の部品の組み合わせで構成されることに限られず、弾性部材としての機能と軟質摺動部材としての機能とを兼ね備えた単一の部品で構成されてもよい。また、押し当て部30は複数の第1フィン11のうち2以上の第1フィン11に設けられることで複数設けられてもよい。
For example, the
押し当て部30は複数の第2フィン21の少なくともいずれかの第2フィン21に設けられてもよい。この場合も、上述の実施形態の場合と同様に押し当て部30を設けることができる。
The
操作ノブKは複数の第1フィン11のうち中央に配置されたフィン111以外の第1フィン11に設けられてもよく、複数の第2フィン21の中央に配置されたフィン211以外の第2フィン21と係合してもよい。
The operation knob K may be provided on a
1 吹出口部材
1e 吹出口
11 第1フィン(フィン)
11a 第1端部
11b 第2端部
111 フィン(押し当て部が設けられたフィン)
21 第2フィン
30 押し当て部
31 ルーバスプリング(弾性部材)
32 ルーバスペーサ(軟質摺動部材)
A1 回転軸
K 操作ノブ(操作部)
100 ベンチレータ
1
11a First end 11b Second end 111 Fin (fin provided with a pressing portion)
21
32 Louver spacer (soft sliding member)
A1 Rotation axis K Operation knob (operation part)
100 Ventilator
本発明のある態様のベンチレータは、エアを吹き出す吹出口部材と、前記吹出口部材に設けられエアの風向きを調整可能な複数のフィンと、前記複数のフィンの各フィンを連動可能に連結するリンク部材とを備えるベンチレータであって、前記複数のフィンは当該複数のフィンの少なくともいずれかのフィンに設けられるとともに少なくとも一部が当該フィンに収容され、前記吹出口部材への押し当てによる摩擦摺動力を発生させる押し当て部を有する。前記押し当て部は、前記複数のフィンのうち当該押し当て部が設けられた前記フィンにおいて前記リンク部材が設けられる側の第1端部とは反対側の第2端部に設けられる。 A ventilator according to one aspect of the present invention includes an air outlet member for blowing out air, a plurality of fins provided on the air outlet member for adjusting the direction of the air, and a link member for linking the fins of the plurality of fins together, the plurality of fins having a pressing portion provided on at least one of the plurality of fins and at least a portion of which is housed in the fin and generates a frictional sliding force by pressing against the air outlet member. The pressing portion is provided on a second end of the fin provided with the pressing portion, the second end being opposite to a first end on the side where the link member is provided.
本発明のある態様のベンチレータは、エアを吹き出す吹出口部材と、前記吹出口部材に設けられエアの風向きを調整可能な複数のフィンと、前記複数のフィンの各フィンを連動可能に連結するリンク部材とを備えるベンチレータであって、前記複数のフィンは当該複数のフィンの少なくともいずれかのフィンに設けられるとともに少なくとも一部が当該フィンに収容され、前記吹出口部材への押し当てによる摩擦摺動力を発生させる押し当て部を有する。前記押し当て部は、前記複数のフィンのうち当該押し当て部が設けられた前記フィンにおいて前記リンク部材が設けられる側の第1端部とは反対側の第2端部に設けられる。前記押し当て部は弾性部材と軟質摺動部材とを有し、前記弾性部材が前記軟質摺動部材を前記吹出口部材に向けて付勢することにより、前記軟質摺動部材が前記吹出口部材に押し当てられる。前記軟質摺動部材は、前記複数のフィンのうち前記押し当て部が設けられた前記フィンから部分的にはみ出して前記吹出口部材の内面に当接するとともに、前記複数のフィンのうち前記押し当て部が設けられた前記フィンに対し、前記弾性部材の付勢力により当該フィンの回転軸の軸方向に変位可能である。 A ventilator according to one aspect of the present invention includes an air outlet member for blowing out air, a plurality of fins provided on the air outlet member for adjusting the direction of the air, and a link member for linking the fins of the plurality of fins together, the plurality of fins having a pressing portion provided on at least one of the plurality of fins and at least a portion of which is housed in the fin and which generates a frictional sliding force by pressing against the air outlet member. The pressing portion is provided on a second end of the fin on which the pressing portion is provided, the second end being opposite to a first end on which the link member is provided. The pressing portion has an elastic member and a soft sliding member, and the elastic member biases the soft sliding member toward the air outlet member, thereby pressing the soft sliding member against the air outlet member. The soft sliding member partially extends beyond the fin on which the pressing portion is provided and abuts against the inner surface of the air outlet member, and is displaceable in the axial direction of the rotation axis of the fin relative to the fin on which the pressing portion is provided by the biasing force of the elastic member.
Claims (5)
前記吹出口部材に設けられエアの風向きを調整可能な複数のフィンと、
前記複数のフィンの各フィンを連動可能に連結するリンク部材と、
を備えるベンチレータであって、
前記複数のフィンは、当該複数のフィンの少なくともいずれかのフィンに設けられるとともに少なくとも一部が当該フィンに収容され、前記吹出口部材への押し当てによる摩擦摺動力を発生させる押し当て部を有する、
ことを特徴とするベンチレータ。 An air outlet member for blowing out air;
A plurality of fins provided on the air outlet member and capable of adjusting the direction of air flow;
a link member that links each of the plurality of fins in a linked manner;
A ventilator comprising:
The plurality of fins have a pressing portion provided on at least one of the plurality of fins and at least a portion of the pressing portion is housed in the fin, and the pressing portion generates a frictional sliding force by pressing against the air outlet member.
A ventilator comprising:
前記押し当て部は弾性部材と軟質摺動部材とを有し、
前記弾性部材が前記軟質摺動部材を前記吹出口部材に向けて付勢することにより、前記軟質摺動部材が前記吹出口部材に押し当てられる、
ことを特徴とするベンチレータ。 2. The ventilator of claim 1,
The pressing portion has an elastic member and a soft sliding member,
The elastic member biases the soft sliding member toward the air outlet member, whereby the soft sliding member is pressed against the air outlet member.
A ventilator comprising:
前記複数のフィンによるエアの風向き調整操作を行うための操作部をさらに備え、
前記操作部は、前記複数のフィンのうち少なくとも前記押し当て部が設けられた前記フィンに設けられる、
ことを特徴とするベンチレータ。 2. The ventilator of claim 1,
The air conditioner further includes an operating unit for adjusting the air direction of the plurality of fins,
The operation unit is provided on at least one of the fins on which the pressing unit is provided,
A ventilator comprising:
前記押し当て部は、前記複数のフィンのうち当該押し当て部が設けられた前記フィンの回転軸よりも前記吹出口部材の吹出口側から見て後方に配置される、
ことを特徴とするベンチレータ。 2. The ventilator of claim 1,
The pressing portion is disposed rearward of a rotation axis of the fin on which the pressing portion is provided, when viewed from the air outlet side of the air outlet member.
A ventilator comprising:
前記押し当て部は、前記複数のフィンのうち当該押し当て部が設けられた前記フィンにおいて前記リンク部材が設けられる側の第1端部とは反対側の第2端部に設けられる、
ことを特徴とするベンチレータ。 2. The ventilator of claim 1,
The pressing portion is provided at a second end portion of the fin on which the pressing portion is provided, the second end portion being opposite to a first end portion on which the link member is provided.
A ventilator comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022175626A JP2024066210A (en) | 2022-11-01 | 2022-11-01 | Ventilator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022175626A JP2024066210A (en) | 2022-11-01 | 2022-11-01 | Ventilator |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024066210A true JP2024066210A (en) | 2024-05-15 |
Family
ID=91064698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022175626A Pending JP2024066210A (en) | 2022-11-01 | 2022-11-01 | Ventilator |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024066210A (en) |
-
2022
- 2022-11-01 JP JP2022175626A patent/JP2024066210A/en active Pending
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