JP2024066022A - 試験装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024066022000001
【課題】電路の状態を適切に把握できる試験装置を提供する。
【解決手段】共に三相の電路を備える第1の母線101と第2の母線102とを連絡する母線連絡回路105の試験を行う際に、一次巻線134aが前記第1の母線101に接続され、Y結線され中性点接地された二次巻線134bが前記母線連絡回路105に接続される変圧器134と、前記母線連絡回路105の試験を行う際に、前記二次巻線134bから前記母線連絡回路105の各相に流れる試験電流Ia,Ib,Icを計測する電流センサ136と、前記電流センサ136の計測結果に基づいて、前記母線連絡回路105における異常状態の有無を判定する判定回路200と、を試験装置170に設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、試験装置に関する。
本技術分野の背景技術として、下記特許文献1の要約には、「[課題]設備構成や負荷状況によらずに地落や短絡を伴わない1相開放故障を機械的に検知できる欠相検知システム、欠相検知装置および欠相検知方法を提供する。[解決手段]実施形態の欠相検知システムは、3相静止誘導電気機器、電流検知器、抽出部、判定部を備える。3相静止誘導電気機器は相毎の配線に励磁電流が流される1次側回路を有する。電流検知器は1次側回路の各相の励磁電流を検知する。抽出部は電流検知器により検知された励磁電流から高調波を抽出する。判定部は抽出部により高調波が抽出されたか否かに応じて励磁電流の検知元の1次側回路の配線が開放状態か接続状態かを判定する。」と記載されている。
特開2018-028501号公報
ところで、上述した技術において、一層適切に電路の状態を把握したいという要望がある。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、電路の状態を適切に把握できる試験装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の試験装置は、共に三相の電路を備える第1の母線と第2の母線とを連絡する母線連絡回路の試験を行う際に、一次巻線が前記第1の母線に接続され、Y結線され中性点接地された二次巻線が前記母線連絡回路に接続される変圧器と、前記母線連絡回路の試験を行う際に、前記二次巻線から前記母線連絡回路の各相に流れる試験電流を計測する電流センサと、前記電流センサの計測結果に基づいて、前記母線連絡回路における異常状態の有無を判定する判定回路と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、電路の状態を適切に把握できる。
第1実施形態による配電系統のブロック図である。 判定回路のブロック図である。 第2実施形態による配電系統のブロック図である。
[実施形態の前提]
原子力発電所の電源系統においては、新規制基準の要求にて、独立した別の電源系統から、もしくは別の電源系統へ電源融通することが求められている。そのため、主要な電源系統の間には母線連絡回路を設置することが計画されている。母線連絡回路を使用する際は、現場の状況を考慮した上で、母連回路の使用可否を確認し、回路接続を行うことが一般的である。
しかしながら、災害時には、現場確認すること自体にも大きなリスクを包含し、二次災害の可能性も高まるといった課題がある。また、常時監視システムのようなものも近年開発されているが、使用時に問題ないか否かを判断するためには、実運用で想定する電圧を印加した絶縁耐力試験を行う必要がある。しかし、災害時等にそのような装置を準備することは困難である。また、試験装置が存在したとしても、その容量が大きすぎると、母線連絡回路に故障が発生していた場合、電圧印加と同時に短絡電流が流れることがある。このような短絡電流が流れると、電源側に対し、大きな電圧変動を発生させることになる。これにより、既に電源側に接続されている設備に対して停電などの悪影響を生じさせる可能性がある。
そこで、後述する実施形態においては、上述した問題に鑑み、予め構築した専用の試験回路を用いて電路に試験電圧を印加することで、電路の健全性評価を行うものである。これにより、災害時などにおいて、現場に向かうことなく、絶縁耐力性能を評価し、母線連絡回路の使用上の問題点の有無を評価することができる。
[第1実施形態]
〈第1実施形態の構成〉
図1は、第1実施形態による配電系統10のブロック図である。
図1において、配電系統10は、母線101(第1の母線)と、母線102(第2の母線)と、母線連絡回路105と、遮断器109,110と、試験回路130,150と、判定回路200と、を備えている。これらのうち試験回路130,150と、判定回路200と、を総称して「試験装置170」と呼ぶ。
母線101,102および母線連絡回路105は、何れも三相の電路を備えている。また、母線連絡回路105は、各相に寄生容量Cを有する。母線101には、遮断器32を介して、上位電源30から電力が供給される。遮断器109は、母線連絡回路105と母線101との間を開閉する。同様に、遮断器110は、母線連絡回路105と母線102との間を開閉する。
試験回路130は、遮断器132,138と、変圧器134と、電流センサ136と、を備えている。変圧器134は、一次巻線134aと、二次巻線134bと、を備えている。ここで、二次巻線134bはY結線であってその中性点は接地されている。遮断器132は、一次巻線134aと母線101との間を開閉する。遮断器138は、二次巻線134bと母線連絡回路105との間を開閉する。二次巻線134bにおける各相をA相、B相、C相(図示略)と呼び、母線連絡回路105の試験時に母線連絡回路105に流れる各相の電流を試験電流Ia,Ib,Icと呼ぶ。電流センサ136は、これら試験電流Ia,Ib,Icの電流値を計測する。
また、試験回路150は、遮断器152,158と、変圧器154と、を備えている。変圧器154は、一次巻線154aと、二次巻線154bと、を備え、変圧器134と同様に構成されている。ここで、二次巻線154bはY結線であってその中性点は接地されている。遮断器152は、一次巻線154aと母線101との間を開閉する。遮断器158は、二次巻線154bと母線連絡回路105との間を開閉する。
判定回路200は、電流センサ136の計測結果に基づいて、母線連絡回路105が正常であるか否かを判定する。なお、図示の例では、母線101から母線102への電源融通を想定しているため、試験回路150には、電流センサ136に相当するものは設けられていない。但し、試験回路150にも電流センサ136と同様の電流センサを設けてもよい。
母線101に所定の通常使用電圧(常規電圧)が印加され、遮断器132,138が閉状態になると、変圧器134の二次巻線134bは、母線連絡回路105に対して、試験電圧Vtest[V]の相電圧を印加する。変圧器134,154の変圧器容量は、何れも、寄生容量C[F]を充放電する際に出力される電力相当にすることが好ましい。すなわち、試験電圧Vtestの角周波数をω[rad/s]とすると、変圧器134,154の容量は、「ω・C・Vtest2[VA]」にすることが好ましい。
但し、正確にその容量を有する変圧器は、一般的には市販されていないことが多いため、変圧器134,154の容量は、「K・ω・C・Vtest2 [VA]」にするとよい。ここで、定数Kは、例えば「1.0~100.0」の範囲の任意の値であって、その範囲内でなるべく小さいことが好ましい。なお、以下の記述において、「X~Y」は、「X以上、Y以下」の意味である。また、定数Kは、「1.0~10.0」の範囲であれば一層好ましく、「1.0~2.0」の範囲であればさらに好ましい。その理由は、母線連絡回路105に短絡が生じた事態を想定すると、定数Kが小さいほど、母線101,102から変圧器134に流れる試験電流Ia,Ib,Icを抑制できるためである。
通常運転時において、遮断器109,110は何れも開放されており、試験回路130,150における遮断器132,138,152,158も開放されている。母線連絡回路105を試験する場合には、試験回路130の遮断器132,138および試験回路150の遮断器158を閉じる。これにより、変圧器134を介して、母線連絡回路105に試験電圧Vtestが印加される。なお、試験回路150側の遮断器152は、試験回路150の切り離しのために設けたものであるため、開放状態のままでよい。
母線連絡回路105に印加される試験電圧Vtestは、電圧階級毎の絶縁耐力試験電圧にすることが好ましい。例えば、母線101,102および母線連絡回路105の通常使用電圧(常規電圧)が6.6[kV]であれば、試験電圧Vtestは、それよりも高い10[kV]程度にすることが好ましい。但し、母線連絡回路105の健全性を確認できるのであれば試験電圧Vtestは通常使用電圧(常規電圧)であってもよい。
母線連絡回路105が正常である場合(短絡等が生じていない場合)、変圧器134を介して母線連絡回路105に試験電圧Vtestが印加されると、母線連絡回路105には、寄生容量Cの充放電電流に相当する試験電流Ia,Ib,Icが流れる。なお、母線連絡回路105を介して、変圧器154の二次巻線154bにも励磁電流が流れるが、この励磁電流は充分に小さいので無視できる。
上述のように、電流センサ136は、母線連絡回路105に流れる試験電流Ia,Ib,Icの電流値を計測する。判定回路200は、これらの電流値が正常であるか否かを判定し、その結果をユーザに報知する。ユーザは、判定回路200からの報知に基づいて、この電流値に異常が無いことを確認すると、遮断器132,158を開放することにより、試験回路130を母線101および母線連絡回路105から切り離す。その後、ユーザが、遮断器109,110を閉じると、母線連絡回路105を介して、母線101,102が接続される。また、電流センサ136によって計測された何れかの電流値が異常である場合には、判定回路200は、その旨を警報等でユーザに報知する。これにより、ユーザは、母線連絡回路105が使用できない旨を認識できる。
図2は、判定回路200のブロック図である。
図2において、判定回路200は、短絡・地絡判定部210と、断線判定部220と、OR回路230と、を備えている。短絡・地絡判定部210は、比較回路211,212,213と、OR回路214と、を備えている。比較回路211は、試験電流Iaが閾値Th1(=ω・C・Vtest・α)よりも大きい場合(試験電流Iaが大きすぎる場合)には“1”信号、それ以外の場合には“0”信号を出力する。
試験電流Iaが大きすぎる場合とは、一般的には、母線連絡回路105におけるA相と他相との短絡、またはA相の地絡が発生した場合である。ここで、係数αは電流の検出精度等に基づく誤動作を防止するために適用する係数であり、「1」よりも若干大きな値にすることが好ましい。例えば、係数αは、「1.005~2.000」の範囲にすることが好ましく、「1.005~1.050」の範囲にするとさらに好ましく、「1.005~1.015」の範囲にすると一層好ましい。
同様に、比較回路212,213は、それぞれ、試験電流Ib,Icが閾値Th1よりも大きい場合には“1”信号、それ以外の場合には“0”信号を出力する。OR回路214は、比較回路211,212,213の出力信号の論理和を出力する。従って、OR回路214は、試験電流Ia,Ib,Icの何れかが閾値Th1よりも大きい場合、すなわち母線連絡回路105の何れかの箇所で短絡または地絡が生じた場合には“1”信号、それ以外の場合には“0”信号を出力する。
断線判定部220は、比較回路221,222,223と、OR回路224と、を備えている。比較回路221は、試験電流Iaが閾値Th2(=ω・C・Vtest・β)よりも小さい場合(試験電流Iaが小さすぎる場合)には“1”信号、それ以外の場合には“0”信号を出力する。
試験電流Iaが小さすぎる場合とは、一般的には、母線連絡回路105におけるA相に断線が発生した場合である。ここで、係数βも、上述の係数αと同様に、電流の検出精度等に基づく誤動作を防止するために適用する係数であり、「1」よりも若干小さな値にすることが好ましい。例えば、係数αは、「0.700~0.995」の範囲にすることが好ましく、「0.950~0.995」の範囲にするとさらに好ましく、「0.985~0.995」の範囲にすると一層好ましい。
同様に、比較回路222,223は、それぞれ、試験電流Ib,Icが閾値Th2よりも小さい場合には“1”信号、それ以外の場合には“0”信号を出力する。OR回路224は、比較回路221,222,223の出力信号の論理和を出力する。従って、OR回路224は、試験電流Ia,Ib,Icの何れかが閾値Th2よりも小さい場合、すなわち母線連絡回路105の何れかの箇所で断線が生じた場合には“1”信号、それ以外の場合には“0”信号を出力する。
OR回路230は、OR回路214,224の出力信号の論理和を警報信号SJとして出力する。従って、警報信号SJは、母線連絡回路105の何れかの箇所で、短絡、地絡または断線が生じた場合に“1”になり、それ以外の場合に“0”になる。これにより、警報信号SJが“1”である場合にブザー(図示略)から警報音を出力する、警告灯(図示略)を点灯させる等の方法により、母線連絡回路105に何らかの異常が存在することをユーザに報知できる。
[第2実施形態]
図3は、第2実施形態による配電系統20のブロック図である。なお、以下の説明において、上述した第1実施形態の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
図3において、配電系統20は、第1実施形態の配電系統10(図1参照)と同様に、母線101,102と、母線連絡回路105と、遮断器109,110と、試験回路130,150と、判定回路200と、を備えている。
さらに、配電系統20においては、遮断器172と、該遮断器172を介して母線102に接続されたコネクタ174と、を備えている。コネクタ174には、必要に応じて、非常用電源装置301が接続される。この非常用電源装置301は、例えば、小規模な可搬電源装置である。また、本実施形態においては、変圧器154の二次巻線154bに電流センサ156が接続されている。電流センサ156は、電流センサ136と同様に、二次巻線154bから母線連絡回路105に流れる各相の試験電流Ia,Ib,Icを計測する。
本実施形態においては、上位電源30から母線101への電力供給が遮断された場合に、母線102に非常用電源装置301を接続し、母線102から母線連絡回路105を介して、母線101に電力を供給することができる。この電力供給を行う前に、試験回路130について述べたものと同様に、試験回路150および判定回路200を用いて、母線連絡回路105が正常であるか否かを試験することができる。
[実施形態の効果]
以上のように上述の実施形態によれば、試験装置170は、共に三相の電路を備える第1の母線(101)と第2の母線(102)とを連絡する母線連絡回路105の試験を行う際に、一次巻線134aが第1の母線(101)に接続され、Y結線され中性点接地された二次巻線134bが母線連絡回路105に接続される変圧器134と、母線連絡回路105の試験を行う際に、二次巻線134bから母線連絡回路105の各相に流れる試験電流Ia,Ib,Icを計測する電流センサ136と、電流センサ136の計測結果に基づいて、母線連絡回路105における異常状態の有無を判定する判定回路200と、を備える。
このように、母線連絡回路105に接続される二次巻線134bが、Y結線され中性点が接地されているため、母線連絡回路105の何れかの相に短絡または地絡が生じた場合、試験電流Ia,Ib,Icに有意な変化が現れる。これにより、電路の状態を適切に把握できる。
また、母線連絡回路105は各相に寄生容量Cを有するものであり、判定回路200は、電流センサ136の計測結果と、寄生容量Cに対応する閾値(Th1,Th2)との比較結果に基づいて、母線連絡回路105に、短絡、地絡または断線である異常状態の有無を判定すると一層好ましい。これにより、電流センサ136の計測結果と、閾値(Th1,Th2)とを比較する簡単な回路構成で、母線連絡回路105における様々な異常状態を検出できる。
また、変圧器134の容量は、母線連絡回路105の試験を行う際に二次巻線134bから出力される相電圧をVtest[V]とし、相電圧の角周波数をω[rad/s]とし、各相の寄生容量CをC[F]とし、1.0~100.0の定数をKとしたとき、K・ω・C・Vtest2[VA]であると一層好ましい。
このように、変圧器134の容量を、寄生容量Cを充放電する際の電力に近い値にすることにより、第1の母線(101)から見た変圧器134のインピーダンスを充分に高くすることができる。これにより、母線連絡回路105に短絡故障が発生した場合であっても、第1の母線(101)から変圧器134を介して母線連絡回路105に流れる短絡電流を比較的低い値に抑制することができる。これにより、第1の母線(101)における電圧変動が抑制され、仮に、第1の母線(101)から給電を受けている装置が存在する場合であっても、その装置が停止する事態を抑制できる。特に、第2実施形態のように、電源容量が小さい非常用電源装置301等が接続されるケースにおいても、非常用電源装置301等における電圧変動を抑制することができる。
また、判定回路200は、1.005~2.000の範囲の定数をαとしたとき、電流センサ136の何れかの相における試験電流Ia,Ib,Icが、ω・C・Vtest・αよりも大きい場合に、母線連絡回路105に異常状態が生じた旨を判定すると一層好ましい。これにより、母線連絡回路105に短絡または地絡が生じた場合に、異常状態が生じた旨を判定することができる。
また、判定回路200は、さらに、0.700~0.995の範囲の定数をβとしたとき、電流センサ136の何れかの相における試験電流Ia,Ib,Icが、ω・C・Vtest・βよりも小さい場合に、母線連絡回路105に異常状態が生じた旨を判定すると一層好ましい。これにより、母線連絡回路105に断線が生じた場合に、異常状態が生じた旨を判定することができる。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、もしくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。また、図中に示した制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上で必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
(1)上記各実施形態において、判定回路200は、母線連絡回路105における短絡および地絡を特に区別せず検出したが、短絡および地絡を分離したい場合には、二次巻線134b,154bの中性点から流れる電流、または試験電流Ia,Ib,Icの合計電流に基づいて、地絡の有無を検出してもよい。
101 母線(第1の母線)
102 母線(第2の母線)
105 母線連絡回路
134 変圧器
134a 一次巻線
134b 二次巻線
136 電流センサ
170 試験装置
200 判定回路
C 寄生容量
Ia 試験電流
Th1 閾値
Th2 閾値
Ib,Ic 試験電流
Ia,Ib,Ic 試験電流

Claims (5)

  1. 共に三相の電路を備える第1の母線と第2の母線とを連絡する母線連絡回路の試験を行う際に、一次巻線が前記第1の母線に接続され、Y結線され中性点接地された二次巻線が前記母線連絡回路に接続される変圧器と、
    前記母線連絡回路の試験を行う際に、前記二次巻線から前記母線連絡回路の各相に流れる試験電流を計測する電流センサと、
    前記電流センサの計測結果に基づいて、前記母線連絡回路における異常状態の有無を判定する判定回路と、を備える
    ことを特徴とする試験装置。
  2. 前記母線連絡回路は各相に寄生容量を有するものであり、
    前記判定回路は、前記電流センサの計測結果と、前記寄生容量に対応する閾値との比較結果に基づいて、前記母線連絡回路に、短絡、地絡または断線である前記異常状態の有無を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記変圧器の容量は、前記母線連絡回路の試験を行う際に前記二次巻線から出力される相電圧をVtest[V]とし、前記相電圧の角周波数をω[rad/s]とし、各相の前記寄生容量をC[F]とし、1.0~100.0の定数をKとしたとき、K・ω・C・Vtest2[VA]である
    ことを特徴とする請求項2に記載の試験装置。
  4. 前記判定回路は、1.005~2.000の範囲の定数をαとしたとき、前記電流センサの何れかの相における前記試験電流が、ω・C・Vtest・αよりも大きい場合に、前記母線連絡回路に前記異常状態が生じた旨を判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の試験装置。
  5. 前記判定回路は、さらに、0.700~0.995の範囲の定数をβとしたとき、前記電流センサの何れかの相における前記試験電流が、ω・C・Vtest・βよりも小さい場合に、前記母線連絡回路に前記異常状態が生じた旨を判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の試験装置。
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