JP2024065588A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】各種の手続きおよびサービスをオンラインで利用する時に、ユーザの情報を取得する際の通信処理を簡素化する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置100は、端末からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得すると、当該端末に、データ管理装置への接続指令を送信する接続処理部102と、端末においてデータ管理装置による当該ユーザの本人認証に成功し、接続指令に基づいた接続が行われた後に、データ管理装置により発行された情報であって、当該データ管理装置との通信に必要な接続情報を取得する取得部104と、接続情報を用いて、複数回の通信をデータ管理装置との間で行うことにより、ユーザ情報を取得する通信処理部106と、取得したユーザ情報を端末に転送する転送部108と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
電子申請システムの一例が特許文献1に記載されている。特許文献1には、管理サーバと、ユーザ端末及び電子政府サーバとが通信ネットワークを介して通信可能に接続される電子申請システムにおいて、管理サーバは、電子申請のための申請書類の編集処理を行う書類編集部と、申請書類を記憶する書類記憶部と、送信時の日付を申請書類の書類提出日に設定して送信する書類送信部と、を備えることが記載されている。
また、特許文献2には、複数の外部認証サーバ装置と連携することが可能なAPI連携装置の一例が記載されている。このAPI連携装置の連携部は、一つのAPIリクエストの認証レスポンスが認証成功を示すものである場合に、一つのAPIリクエストに含まれるユーザIDを用いてID情報記憶部を参照し、当該ユーザIDに対応する他の外部認証サーバ装置におけるユーザIDを読み出し、読み出されたユーザIDに基づいて、他の外部認証サーバ装置へAPIリクエストを送信するとともに、他の外部認証サーバ装置による認証レスポンスを受信し、受信された認証レスポンスを一つのAPIリクエストの認証レスポンスとともにAPI利用装置へ送信する。
特開2022-63394号公報 特開2017-142619号公報
一方、近年、各種の手続きおよびサービスの利用申請を、オンラインで受け付けて、ユーザに提供することが進められている。上記利用申請処理をオンラインで実現するために、外部連携用のAPI(Application Program Interface)が提供されている。ユーザの端末、あるいは、ユーザからのサービス利用申請を代行するサービス提供者のコンピュータは、当該APIを利用してサービスの利用申請処理を行う。
外部連携用のAPIは詳細な仕様が定められていることが多く、このため、各種の手続きおよびサービスをオンラインで利用するためのシステムへの実装は複雑であり、各装置間における通信処理も煩雑であるという問題点があった。
本発明の目的の一例は、上述した課題を鑑み、各種の手続きおよびサービスをオンラインで利用する時に、ユーザの情報を取得する際の、システム構築の複雑さや通信処理の煩雑さという問題点を解決する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の一態様によれば、
端末からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得すると、当該端末に、データ管理装置への接続指令を送信する接続処理手段と、
前記端末において前記データ管理装置による当該ユーザの本人認証に成功し、前記接続指令に基づいた接続が行われた後に、前記データ管理装置により発行された情報であって、当該データ管理装置との通信に必要な接続情報を取得する取得手段と、
前記接続情報を用いて、複数回の通信を前記データ管理装置との間で行うことにより、前記ユーザ情報を取得する通信処理手段と、
取得した前記ユーザ情報を前記端末に転送する転送手段と、を備える、情報処理装置が提供される。
本発明の一態様によれば、
1以上のコンピュータが、
端末からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得すると、当該端末に、データ管理装置への接続指令を送信し、
前記端末において前記データ管理装置による当該ユーザの本人認証に成功し、前記接続指令に基づいた接続が行われた後に、前記データ管理装置により発行された情報であって、当該データ管理装置との通信に必要な接続情報を取得し、
前記接続情報を用いて、複数回の通信を前記データ管理装置との間で行うことにより、前記ユーザ情報を取得し、
取得した前記ユーザ情報を前記端末に転送する、情報処理方法が提供される。
本発明の一態様によれば、
端末からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得すると、当該端末に、データ管理装置への接続指令を送信する接続処理と、
前記端末において前記データ管理装置による当該ユーザの本人認証に成功し、前記接続指令に基づいた接続が行われた後に、前記データ管理装置により発行された情報であって、当該データ管理装置との通信に必要な接続情報を取得する取得処理と、
前記接続情報を用いて、複数回の通信を前記データ管理装置との間で行うことにより、前記ユーザ情報を取得する通信処理と、
取得した前記ユーザ情報を前記端末に転送する転送処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
なお、本発明の他の態様としては、上記一態様の方法を少なくとも1以上のコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、情報処理装置上で、その情報処理方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明の一態様によれば、各種の手続きおよびサービスをオンラインで利用する時に、ユーザの情報を取得する際の処理を仲介して簡素化する情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムが得られる。
実施形態に係る情報処理装置の概要を示す図である。 実施形態に係る情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 実施形態に係る情報処理システムのシステム構成を概念的に示す図である。 情報処理装置を実現するコンピュータのハードウェア構成を例示するブロック図である。 実施形態に係る情報処理システムのシステム構成を概念的に示す図である。 実施形態に係る情報処理システムの動作例を示すフローチャートである。 データ管理装置に記憶されるユーザ情報記憶部のデータ構造例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
実施形態において「取得」とは、自装置が他の装置や記憶媒体に格納されているデータまたは情報を取りに行くこと(能動的な取得)、および、自装置に他の装置から出力されるデータまたは情報を入力すること(受動的な取得)の少なくとも一方を含む。能動的な取得の例は、他の装置にリクエストまたは問い合わせしてその返信を受信すること、及び、他の装置や記憶媒体にアクセスして読み出すこと等がある。また、受動的な取得の例は、配信(または、送信、プッシュ通知等)される情報を受信すること等がある。さらに、「取得」とは、受信したデータまたは情報の中から選択して取得すること、または、配信されたデータまたは情報を選択して受信することであってもよい。
<最小構成例>
図1は、実施形態に係る情報処理装置100の概要を示す図である。情報処理装置100は、接続処理部102、取得部104、通信処理部106、および転送部108を備える。
接続処理部102は、端末からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得すると、当該端末に、データ管理装置への接続指令を送信する。
取得部104は、端末においてデータ管理装置による当該ユーザの本人認証に成功し、接続指令に基づいた接続が行われた後に、データ管理装置により発行された情報であって、当該データ管理装置との通信に必要な接続情報を取得する。
通信処理部106は、接続情報を用いて、複数回の通信をデータ管理装置との間で行うことにより、ユーザ情報を取得する。
<動作例>
図2は、実施形態に係る情報処理装置100の動作例を示すフローチャートである。
接続処理部102は、端末50からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得すると(ステップS101)、当該端末50に、データ管理装置200への接続指令を送信する(ステップS103)。ここで、端末50は、接続指令を受けて、データ管理装置200への接続処理を開始する(ステップS105)。接続処理において、データ管理装置200は、ユーザUの本人認証情報を取得し、ユーザUの認証処理を実行する(ステップS106)。認証に成功すると、データ管理装置200から端末50に接続情報が送信される(ステップS107)。
取得部104は、データ管理装置200による当該ユーザの本人認証に成功し、端末50において接続指令に基づいた接続が行われた後に、データ管理装置200により発行された情報であって、当該データ管理装置200との通信に必要な接続情報を端末50から取得する(ステップS109)。
通信処理部106は、接続情報を用いて、複数回の通信をデータ管理装置200との間で行うことにより、ユーザ情報を取得する(ステップS111)。
転送部108は、取得したユーザ情報を端末50に転送する(ステップS113、ステップS115)。
この情報処理装置100によれば、接続処理部102、取得部104、通信処理部106、および転送部108を有している。接続処理部102は、端末からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得し、当該端末に、データ管理装置への接続指令を送信する。取得部104は、端末においてデータ管理装置による当該ユーザの本人認証に成功し、接続指令に基づいた接続が行われた後に、データ管理装置により発行された情報であって、当該データ管理装置との通信に必要な接続情報を取得する。通信処理部106は、接続情報を用いて、複数回の通信をデータ管理装置との間で行うことにより、ユーザ情報を取得する。
このように、情報処理装置100によれば、各種の手続きおよびサービスをオンラインで利用する時に、ユーザの情報を取得する際の端末50における処理を仲介して簡素化することができる。
以下、情報処理装置100の詳細例について説明する。
(第1実施形態)
<システム概要>
図3は、実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成を概念的に示す図である。
情報処理システム1は、情報処理装置100と、端末50と、データ管理装置200と、を備えている。データ管理装置200は、図示されないサーバを介して複数のデータベース220のデータを取得し、管理可能な装置である。
複数のデータベース220には、ユーザUに関する情報がそれぞれ記憶されている。例えば、複数のデータベース220は、複数の組織、例えば地方公共団体、国、その他の行政機関がそれぞれ管理しているユーザUに関する情報をそれぞれ記憶している。ユーザUに関する情報は、例えば、国民を識別するための個人番号(所謂マイナンバー)に紐付けられて管理されている。データ管理装置200は、国の機関(例えば、デジタル庁)が管理しているコンピュータである。端末50は、データ管理装置200が提供するウェブサービスを、データ管理装置200が提供するウェブサイトにアクセスすることにより利用する。当該ウェブサイトは、例えば、マイナポータルなどであり、各種の手続きおよびサービスの利用申請を、オンラインで受け付けて、ユーザUに提供する。なお、マイナポータルのサービス利用は、ウェブサイト以外にも、アプリケーションによる利用も可能である。
データ管理装置200は、上記利用申請処理をオンラインで実現するために、外部連携用のAPI(Application Program Interface)を提供している。端末50および情報処理装置100は、当該APIを利用して、データ管理装置200が提供するサービスの利用申請処理を行う。
端末50と情報処理装置100の間は、第1の通信ネットワーク3aで接続される。本図は模式図であり、ネットワークの接続構成そのものを示すものではなく、ネットワークの接続構成は様々な形態が考えられ、本図の構成に限定されない。例えば、各通信ネットワーク3は、さらに複数の通信ネットワークから構成されていてもよい。図示していないが、端末50とデータ管理装置200の間も、第1の通信ネットワーク3aで接続される。情報処理装置100とデータ管理装置200との間は、第2の通信ネットワーク3bで接続される。データ管理装置200と各データベース220との間は、第3の通信ネットワーク3cで接続される。第1の通信ネットワーク3aおよび第2の通信ネットワーク3bは、例えば、インターネット等のネットワークである。第3の通信ネットワーク3cは、他のネットワーク(例えば、第1および第2の通信ネットワーク3aおよび3b)とは独立しているネットワークである。
端末50は、ユーザUが利用するコンピュータであり、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどである。情報処理装置100は、端末50とデータ管理装置200の間に介在し、データ管理装置200が管理する複数のデータベース220から、端末50のユーザUが必要とする情報を取得し、端末50に転送する機能を有する。情報処理装置100およびデータ管理装置200は、サーバコンピュータなどのコンピュータである。
情報処理装置100は、記憶装置120を含む。記憶装置120は、情報処理装置100の内部に設けられてもよいし、外部に設けられてもよい。つまり記憶装置120は、情報処理装置100と一体のハードウェアであってもよいし、情報処理装置100とは別体のハードウェアであってもよい。
<ハードウェア構成例>
図4は、情報処理装置100を実現するコンピュータ1000のハードウェア構成を例示するブロック図である。図3の端末50、およびデータ管理装置200、ならびに、データベース220に接続されるサーバも、コンピュータ1000によって実現される。さらに、後述するサーバ300も、コンピュータ1000によって実現される。
コンピュータ1000は、バス1010、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、およびネットワークインタフェース1060を有する。
バス1010は、プロセッサ1020、メモリ1030、ストレージデバイス1040、入出力インタフェース1050、およびネットワークインタフェース1060が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1020などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。
プロセッサ1020は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)などで実現されるプロセッサである。
メモリ1030は、RAM(Random Access Memory)などで実現される主記憶装置である。
ストレージデバイス1040は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又はROM(Read Only Memory)などで実現される補助記憶装置である。ストレージデバイス1040は情報処理装置100の各機能(例えば、接続処理部102、取得部104、通信処理部106、転送部108など)を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1020がこれら各プログラムモジュールをメモリ1030上に読み込んで実行することで、そのプログラムモジュールに対応する各機能が実現される。また、ストレージデバイス1040は情報処理装置100の記憶装置120の各データも記憶してもよい。
プログラムモジュールは、記録媒体に記録されてもよい。プログラムモジュールを記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータ1000が使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータ1000(プロセッサ1020)が読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれてよい。
入出力インタフェース1050は、コンピュータ1000と各種入出力機器とを接続するためのインタフェースである。入出力インタフェース1050は、ブルートゥース(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの近距離無線通信を行う通信インタフェースとしても機能する。
ネットワークインタフェース1060は、コンピュータ1000を通信ネットワークに接続するためのインタフェースである。この通信ネットワークは、例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1060が通信ネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
そして、コンピュータ1000は、入出力インタフェース1050またはネットワークインタフェース1060を介して、必要な機器(例えば、ディスプレイ、操作ボタン、キーボード、マウス、タッチパネル等の操作受付部、ICカードリーダ、カメラ、スピーカ、マイクロフォン、プリンタ等)に接続する。
図1の各実施形態の情報処理装置100の各構成要素は、図4のコンピュータ1000のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。各実施形態の情報処理装置100を示す機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。
<機能構成例>
以下、実施形態の情報処理装置100の機能構成例について図1を用いて説明する。
情報処理装置100は、接続処理部102、取得部104、通信処理部106、および転送部108を備える。
接続処理部102は、端末50からユーザUに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を通信ネットワーク3aを介して取得する。接続処理部102は、当該ユーザUの端末50に、データ管理装置200への接続指令を通信ネットワーク3aを介して送信する。
データ管理装置200への接続指令は、例えば、データ管理装置200のウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)を含んでいる。接続処理部102は、URLを端末50に送信することで、端末50に、当該ウェブサイトにアクセスさせる。つまり、接続処理部102は、端末50にデータ管理装置200のウェブサイトにリダイレクトさせる。
取得部104は、端末50においてデータ管理装置200による当該ユーザの本人認証に成功し、接続指令に基づいた接続が行われた後に、データ管理装置200により発行された情報であって、当該データ管理装置200との通信に必要な接続情報を取得する。
接続情報は、情報処理装置100が端末50の代わりにデータ管理装置200に接続することを許可する情報を含む。
通信処理部106は、接続情報を用いて、複数回の通信をデータ管理装置200との間で行うことにより、ユーザUのユーザ情報を通信ネットワーク3bを介して取得する。複数回の通信については、後述する実施形態で説明する。
データ管理装置から取得されるユーザ情報は、当該データ管理装置が複数のデータベース220から収集した情報である。
通信処理部106は、データ管理装置200と複数回の通信を行うことで、データ管理装置200が収集した情報をユーザ情報として取得する。
つまり、ユーザ情報を取得するためには、情報処理装置100とデータ管理装置200との間で、複数回の通信が必要となる。そのため、データ管理装置200は、複数のデータベース220に、ユーザ情報をそれぞれ要求する。各データベース220からのレスポンスのタイミングは異なるたる、データ管理装置200は、複数のデータベース220からユーザ情報をそれぞれ異なるタイミングで取得することになる。データ管理装置200は、異なるタイミングで取得したユーザ情報をそれぞれのタイミングで取得し、収集する。必要な情報がすべて揃ったタイミングで、情報処理装置100の通信処理部106は、ユーザ情報を取得する。
つまり、端末50から情報の取得要求を受け付けた後、複数のデータベース220にそれぞれユーザ情報を要求し、複数のデータベース220から非同期処理でユーザ情報はそれぞれ収集される。情報処理装置100で、非同期処理で収集されたユーザ情報は、一括して端末50に転送される。また、複数のデータベース220からユーザ情報を収集する場合、すべてのユーザ情報を取得するまでにはタイムラグがある。
転送部108は、取得したユーザ情報を当該ユーザUの端末50に通信ネットワーク3aを介して転送する。
<動作例>
以下、実施形態の情報処理装置100の動作例について図2を用いて説明する。
まず、ユーザUは、端末50を利用して、ユーザUに関する必要なユーザ情報を取得するために、所定のウェブサイトにアクセスする。本実施形態では、例えば、情報処理装置100が提供するウェブサイトであるが、後述する実施形態では、ウェブサービス提供者のウェブサイトである。端末50において、ログイン画面によりアカウント情報の入力を受け付ける。ログイン完了後に、必要なユーザ情報の取得メニューのユーザUによる操作を受け付けることなどにより、必要なユーザ情報の種別の指定を受け付ける。ユーザUのアカウント情報は、例えば、ユーザ識別情報とパスワード等である。
情報処理装置100の接続処理部102は、取得メニューで受け付けた必要なユーザ情報の種別を示す情報と、ユーザ識別情報を含む要求情報を端末50から受信する(ステップS101)。
情報処理装置100の接続処理部102は、ユーザ情報取得要求を含む要求情報を受信した当該端末50に、データ管理装置200への接続指令を送信する(ステップS105)。つまり、接続処理部102は、端末50にデータ管理装置200のウェブサイトにリダイレクトさせる。
端末50では、接続指令に基づいたデータ管理装置200への接続処理を行う(ステップS105)。具体的には、端末50は、情報処理装置100から受信したデータ管理装置200のウェブサイトのURLを用いて、データ管理装置200のウェブサイトにアクセスする。
この接続処理において、データ管理装置200は、ユーザUの本人認証情報を取得し、ユーザUの認証処理を実行する(ステップS106)。認証に成功すると、データ管理装置200から端末50に接続情報が送信される(ステップS107)。
端末50とデータ管理装置200との間の接続処理は、情報処理装置100を介さずに行われる。例えば、上記したように、マイナポータル等のアプリケーションを用いて、またはウェブサイトにアクセスして、端末50は、データ管理装置200に接続することができる。この接続処理において、例えば、端末50では、マイナポータル上で、マイナンバーカードからマイナンバーを読み取るための暗証番号の入力を受け付け、マイナンバーカードから、マイナンバーを読み取る処理などが行われる。また、本人確認のために、端末50のカメラを用いてユーザUの顔画像を撮像し、顔認証処理が行われてもよい。マイナポータル上での本人確認のための認証に成功すると、端末50は、データ管理装置200から発行される接続情報を受信し(ステップS107)、当該接続情報が情報処理装置100に受け渡される。
情報処理装置100の取得部104は、データ管理装置200による当該ユーザの本人認証に成功し、端末50において接続指令に基づいた接続が行われた後に、データ管理装置200により発行された情報であって、当該データ管理装置200との通信に必要な接続情報を取得する(ステップS109)。接続情報は、情報処理装置100が端末50の代わりにデータ管理装置200に接続することを許可する情報を含む。
通信処理部106は、接続情報を用いて、複数回の通信をデータ管理装置との間で行うことにより、ユーザ情報を取得する(ステップS111)。
転送部108は、取得したユーザ情報を端末50に転送する(ステップS113、ステップS115)。
以上、本実施形態によれば、情報処理装置100は、接続処理部102、取得部104、通信処理部106、および転送部108を備えている。接続処理部102は、端末50からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得し、当該端末50に、データ管理装置200への接続指令を送信する。取得部104は、端末においてデータ管理装置200による当該ユーザの本人認証に成功し、接続指令に基づいた接続が行われた後に、データ管理装置200により発行された情報であって、当該データ管理装置200との通信に必要な接続情報を取得する。通信処理部106は、接続情報を用いて、複数回の通信をデータ管理装置200との間で行うことにより、ユーザ情報を取得する。
これにより、本実施形態の情報処理装置100によれば、各種の手続きおよびサービスをオンラインで利用する時に、ユーザUの情報を取得する際の処理を仲介して簡素化することができる。
(第2実施形態)
図5は、実施形態に係る情報処理システム1のシステム構成を概念的に示す図である。本実施形態では、上記第1実施形態の構成に加え、さらに、端末50に所定のサービスを提供するサービス提供者のサーバ300を備えている。本実施形態の情報処理システム1は、サーバ300を備えている点以外は、上記第1実施形態と同じである。情報処理装置100は、上記第1実施形態と同じ構成を有するので、図1を用いて説明する。また、本実施形態の構成は、第1実施形態以外の他の実施形態の構成の少なくともいずれか一つと矛盾を生じない範囲で組み合わせてもよい。
サーバ300は、記憶装置320を含む。記憶装置320は、サーバ300の内部に設けられてもよいし、外部に設けられてもよい。つまり記憶装置320は、サーバ300と一体のハードウェアであってもよいし、サーバ300とは別体のハードウェアであってもよい。
サーバ300は、端末50と情報処理装置100との間に介在する。端末50とサーバ300の間は、第1の通信ネットワーク3aで接続される。また、図示していないが、端末50と情報処理装置100間、および端末50とデータ管理装置200間も、第1の通信ネットワーク3aで接続される。サーバ300と情報処理装置100の間は第4の通信ネットワーク3dで接続される。第4の通信ネットワーク3dも、例えば、インターネット等のネットワークである。
サービス提供者は、ユーザUにウェブサービスを提供する企業などであり、例えば、金融機関等である。端末50のユーザUがサービス提供者が提供するサービスを利用する際に必要となるユーザUに関する情報を、サービス提供者のサーバ300は、情報処理装置100を介してデータ管理装置200から取得する。
情報処理装置100は、サーバ300がデータ管理装置200からユーザUに関する情報を取得する際の通信処理を仲介する。これにより、サーバ300は、データ管理装置200との間の煩雑な通信処理を行わずにユーザ情報を取得することが可能になる。
<機能構成例>
取得部104は、サーバ300を介して、要求情報を取得し、接続処理部102は、サーバ300を介して、接続情報を取得する。転送部108は、データ管理装置200から取得したユーザ情報を、サーバ300を介して、端末50に転送する。
サーバ300は、ユーザUに所定のウェブサービスを提供するウェブサイトを公開している。ユーザUは、当該サービスを利用するために、必要な場合には、予めユーザ登録の手続きを行い、アカウントを取得する。ユーザ登録によるアカウントの取得が不要な場合、サーバ300は、ユーザUを識別するための識別情報をユーザU毎に割り当ててもよい。サービス提供者は、ユーザUに対し、ウェブサイトにログインするためのアカウント情報(ユーザUの識別情報とパスワード等)を予め発行し、提供してもよい。サーバ300は、当該アカウント情報を関連付けて記憶装置320に記憶することができる。
端末50に、アプリケーションをインストールして起動すること、ブラウザなどを用いて所定のウェブサイトにアクセスすること、等の方法によって、ウェブサービスにアクセスすることができる。そして、ウェブサービス利用時等に、アカウント情報を用いてログインし、ログイン完了後に端末50において当該サービスの利用が可能になる。
<動作例>
図6は、実施形態に係る情報処理システム1の動作例を示すフローチャートである。
まず、ユーザUは、端末50を利用して、ユーザUに関する必要なユーザ情報を取得するために、サービス提供者のウェブサイト(図中、サービス提供者サイト60と示す)にアクセスする。端末50において、ログイン画面によりアカウント情報の入力を受け付ける。ログイン完了後に、ユーザUが利用を希望するサービスの選択メニューのユーザUによる操作を受け付けることなどにより、サービス毎に必要なユーザ情報の種別が特定される。つまり、サービス毎に、当該サービス提供に必要となるユーザ情報の種別が予め関連付けられている。あるいは、上記実施形態と同様、ユーザUが必要としているユーザ情報の種別を受け付けてもよい。
特定されたユーザ情報の種別を含むサービス利用要求が端末50からサーバ300に送信される(ステップS201)。サービス利用要求には、ユーザUの識別情報も含まれる。
端末50から受け取ったサービス利用要求は、サーバ300から情報処理装置100に送信される。情報処理装置100の接続処理部102は、端末50からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求と、ウェブサービス提供者の認証情報とを受信する(ステップS203)。ウェブサービス提供者の認証情報とは、例えば、ユーザUの代わりにユーザUが必要としているユーザ情報の取得のための処理を行うことが許可されているウェブサービス提供者であることを示す情報である。
情報処理装置100の接続処理部102は、受信した認証情報を用いてウェブサービス提供者の認証処理を行い(ステップS205)、認証に成功すると、当該端末50に、データ管理装置200への接続指令を送信する(ステップS103)。つまり、接続処理部102は、端末50にデータ管理装置200のウェブサイトにリダイレクトさせる。
端末50では、接続指令に基づいたデータ管理装置200への接続処理を行う(ステップS105)。具体的には、端末50は、情報処理装置100から受信したデータ管理装置200のウェブサイトのURLを用いて、データ管理装置200のウェブサイト(図中、データ管理装置サイト70)にアクセスする。データ管理装置200との接続処理においては、端末50のディスプレイに、情報取得の本人同意確認と、本人確認(認証)の画面72が表示される。画面72では、ユーザUが利用を希望したサービスで必要となるユーザ情報の種別を含んでもよい。例えば、画面72では、当該種別のユーザ情報を取得することに同意するか否かをユーザUに確認してもよい。ユーザUは、画面72において同意および本人確認(認証)の操作を行う。データ管理装置200において、本人同意と本人確認の処理が行われ(ステップS106)、認証に成功すると、本人確認が認可されたことを示す本人確認認可画面74が端末50のディスプレイに表示される。
端末50において、データ管理装置200による当該ユーザの本人認証に成功し、接続指令に基づいた上記接続に成功すると、データ管理装置200から接続情報が発行される(ステップS107)。そして、端末50は、当該データ管理装置200との通信に必要な接続情報を取得する。この接続情報は、情報処理装置100が端末50の代わりにデータ管理装置200に接続することを許可する情報を含む。
接続情報は、端末50からサーバ300に送信され(ステップS205)、さらにサーバ300から情報処理装置100に送信される。情報処理装置100の取得部104は、サーバ300を介して接続情報を受信する(ステップS207)。
通信処理部106は、接続情報を用いて、複数回の通信をデータ管理装置との間で行うことにより、ユーザ情報を取得する(ステップS111)。
転送部108は、取得したユーザ情報をサーバ300に送信し(ステップS209)、サーバ300から端末50にユーザ情報を提供させる(ステップS211)。具体的には、ユーザ情報は、端末50がアクセスしているサービス提供者サイト60に表示される。必要に応じて端末50にユーザ情報をダウンロードし、端末50のメモリ1030またはストレージデバイス1040に記憶させてもよい。このようにしてユーザUは、必要なユーザ情報を取得することができる。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置100において、接続処理部102は、サーバ300を介して、要求情報および接続情報を取得する。転送部108は、データ管理装置200から取得したユーザ情報を、サーバ300を介して、端末50に転送する。
このように、本実施形態の情報処理システム1によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、ユーザUにデータ管理装置200ウェブサービスを提供するサービス提供者のサーバ300が、ユーザUからのサービス利用要求に呼応してサービスを提供する際に、情報処理装置100が仲介することにより、サーバ300でのシステム構築や処理を簡素化することができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、情報処理装置100は、データ管理装置200から取得したユーザUのユーザ情報を転送した後、保持しない構成を有する点以外は、上記いずれかの実施形態と同様である。情報処理装置100は、上記実施形態と同じ構成を有するので、図1を用いて説明する。また、本実施形態の構成は、上記実施形態以外の他の実施形態の構成の少なくともいずれか一つと矛盾を生じない範囲で組み合わせてもよい。
<機能構成例>
転送部108は、ユーザ情報を転送した後、当該ユーザ情報を保持しない。
例えば、情報処理装置100では、データ管理装置200から取得したユーザ情報は、メモリ1030およびストレージデバイス1040の少なくとも一方に一時的に記憶され、端末50またはサーバ300に転送された後、メモリ1030およびストレージデバイス1040から削除される。
<動作例>
具体的には、第1実施形態で説明した図2のステップS115でユーザ情報を端末50に送信した後、あるいは、第2実施形態で説明した図6のステップS205でユーザ情報をサーバ300に送信した後、情報処理装置100のメモリ1030およびストレージデバイス1040から削除される。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置100において、データ管理装置200から取得したユーザ情報は、メモリ1030およびストレージデバイス1040の少なくとも一方に一時的に記憶され、端末50またはサーバ300に転送された後、メモリ1030およびストレージデバイス1040から削除される。
このように、本実施形態の情報処理システム1によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、データ管理装置200から情報処理装置100が取得したユーザ情報は、情報処理装置100には保持されないため、ユーザUの個人情報であるユーザ情報が不必要な場所に保持されることを防ぐことができ、ひいてはユーザUのプライバシーを安全に保護することができる。
(第4実施形態)
本実施形態は、情報処理装置100がデータ管理装置200に取得要求したユーザ情報を、データ管理装置200が収集した後、データ管理装置200から取得するためにリクエスト識別情報を用いる構成を有する点以外は、上記いずれかの実施形態と同じである。情報処理装置100は、上記実施形態と同じ構成を有するので、図1を用いて説明する。
<機能構成例>
通信処理部106は、データ管理装置200から発行される、当該データ管理装置200への取得要求を識別するリクエスト識別情報(以後、「処理ID」とも呼ぶ)を取得し、当該取得要求されたユーザ情報の収集が完了したデータ管理装置200に対し、当該処理IDを送信することで、当該処理IDに対応する、データ管理装置200が収集したユーザ情報を受信する。
<動作例>
以下、図6を用いて実施形態に係る情報処理システム1の動作について説明する。
本実施形態において、基本的な動作は、第2実施形態で説明した動作と同じであり、ステップS111の処理のみ異なる。
ステップS111において、通信処理部106は、データ管理装置200から発行される、当該データ管理装置200への取得要求を識別する処理IDを取得し、当該取得要求されたユーザ情報の収集が完了したデータ管理装置200に対し、当該処理IDを送信することで、当該処理IDに対応する、データ管理装置200が収集したユーザ情報を受信する。
より詳細には、通信処理部106は、データ管理装置200からの当該要求の受領応答を受信する。この受領応答のための通信において、通信処理部106は、データ管理装置200から発行される処理IDを取得する。当該処理IDは、情報処理装置100の記憶装置120、あるいは、メモリ1030またはストレージデバイス1040に記憶される。
一方、情報処理装置100からユーザ情報取得要求を受信したデータ管理装置200では、要求されたユーザ情報を格納している複数のデータベース220(図中、220a、・・・、220bと示す)に対して、それぞれユーザ情報取得要求を送信する(ステップS505)。
各データベース220では、要求に応じて、ユーザ情報を準備する。データ管理装置200は、複数のデータベース220のそれぞれから送信の準備が完了した旨の通知を受信し、通知を受けたデータベース220から順にユーザ情報を取得する。つまり、データ管理装置200は、非同期に複数のデータベース220からユーザ情報を取得する。
図7は、データ管理装置200に記憶されるユーザ情報記憶部230(図中、ユーザ情報230と示す)のデータ構造例を示す図である。ユーザ情報記憶部230は、データ管理装置200のメモリ1030またはストレージデバイス1040に含まれる。ユーザ情報記憶部230は、処理IDに関連付けて、複数のデータベース220からそれぞれ取得した情報(図中、情報A、情報B、・・・と示す)を記憶する。
図6に戻り、複数のデータベース220から全てのユーザ情報の収集が完了したデータ管理装置200から送信される準備完了通知を、情報処理装置100の通信処理部106は受信する。この準備完了通知には、処理IDが含まれている。
通信処理部106は、データ管理装置200から収集した処理IDに対応するユーザ情報をデータ管理装置200からユーザ情報を受信する。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置100において、データ管理装置200から取得されるユーザ情報は、当該データ管理装置200が複数のデータベース220から収集した情報である。通信処理部106は、データ管理装置200から発行される、データ管理装置200への取得要求を識別するリクエスト識別情報(処理ID)を取得し、当該取得要求されたユーザ情報の収集が完了したデータ管理装置200に対し、当該処理IDを送信することで、当該処理IDに対応するデータ管理装置200が収集したユーザ情報を受信する。
このように、本実施形態の情報処理装置100によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、情報処理装置100とデータ管理装置200との間で複数回の通信を行う際、処理IDを用いることで、ユーザU毎に複数のデータベース220から非同期処理で収集されるユーザ情報をまとめてユーザUの端末50に効率よく提供することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上述の説明で用いた複数のフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者(ユーザU)に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限られない。
1. 端末からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得すると、当該端末に、データ管理装置への接続指令を送信する接続処理手段と、
前記端末において前記データ管理装置による当該ユーザの本人認証に成功し、前記接続指令に基づいた接続が行われた後に、前記データ管理装置により発行された情報であって、当該データ管理装置との通信に必要な接続情報を取得する取得手段と、
前記接続情報を用いて、複数回の通信を前記データ管理装置との間で行うことにより、前記ユーザ情報を取得する通信処理手段と、
取得した前記ユーザ情報を前記端末に転送する転送手段と、を備える、情報処理装置。
2. 1.に記載の情報処理装置において、
前記取得手段は前記要求情報、および、前記接続処理手段は前記接続情報を、企業が管理しているサーバを介して取得し、
前記転送手段は、前記ユーザ情報を、前記サーバを介して、前記端末に転送する、情報処理装置。
3. 1.または2.に記載の情報処理装置において、
前記転送手段は、前記ユーザ情報を転送した後、当該ユーザ情報を保持しない、情報処理装置。
4. 1.から3.のいずれか一つに記載の情報処理装置において、
前記データ管理装置から取得される前記ユーザ情報は、当該データ管理装置が複数のデータベースから収集した情報であり、
前記通信処理手段は、前記データ管理装置との前記複数回の通信を行うことで、前記データ管理装置が収集した情報を前記ユーザ情報として取得する、情報処理装置。
5. 4.に記載の情報処理装置において、
前記通信処理手段は、
前記データ管理装置から発行される、前記データ管理装置への前記取得要求を識別するリクエスト識別情報を取得し、
当該取得要求された前記ユーザ情報の収集が完了した前記データ管理装置に対し、当該リクエスト識別情報を送信することで、当該リクエスト識別情報に対応する前記データ管理装置が収集した前記ユーザ情報を受信する、情報処理装置。
6. 1以上のコンピュータが、
端末からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得すると、当該端末に、データ管理装置への接続指令を送信し、
前記端末において前記データ管理装置による当該ユーザの本人認証に成功し、前記接続指令に基づいた接続が行われた後に、前記データ管理装置により発行された情報であって、当該データ管理装置との通信に必要な接続情報を取得し、
前記接続情報を用いて、複数回の通信を前記データ管理装置との間で行うことにより、前記ユーザ情報を取得し、
取得した前記ユーザ情報を前記端末に転送する、情報処理方法。
7. 6.に記載の情報処理方法において、
前記1以上のコンピュータが、
前記要求情報、および、前記接続情報を、企業が管理しているサーバを介して取得し、
前記ユーザ情報を、前記サーバを介して、前記端末に転送する、情報処理方法。
8. 6.または7.に記載の情報処理方法において、
前記1以上のコンピュータが、
前記ユーザ情報を転送した後、当該ユーザ情報を保持しない、情報処理方法。
9. 6.から8.のいずれか一つに記載の情報処理方法において、
前記データ管理装置から取得される前記ユーザ情報は、当該データ管理装置が複数のデータベースから収集した情報であり、
前記1以上のコンピュータが、
前記データ管理装置との前記複数回の通信を行うことで、前記データ管理装置が収集した情報を前記ユーザ情報として取得する、情報処理方法。
10. 9.に記載の情報処理方法において、
前記1以上のコンピュータが、
前記データ管理装置から発行される、前記データ管理装置への前記取得要求を識別するリクエスト識別情報を取得し、
当該取得要求された前記ユーザ情報の収集が完了した前記データ管理装置に対し、当該リクエスト識別情報を送信することで、当該リクエスト識別情報に対応する前記データ管理装置が収集した前記ユーザ情報を受信する、情報処理方法。
11. 端末からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得すると、当該端末に、データ管理装置への接続指令を送信する接続処理と、
前記端末において前記データ管理装置による当該ユーザの本人認証に成功し、前記接続指令に基づいた接続が行われた後に、前記データ管理装置により発行された情報であって、当該データ管理装置との通信に必要な接続情報を取得する取得処理と、
前記接続情報を用いて、複数回の通信を前記データ管理装置との間で行うことにより、前記ユーザ情報を取得する通信処理と、
取得した前記ユーザ情報を前記端末に転送する転送処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
12. 11.に記載のプログラムにおいて、
前記取得処理において、前記要求情報を企業が管理しているサーバを介して取得し、
前記接続処理において、前記接続情報を前記企業が管理している前記サーバを介して取得し、
前記転送処理において、前記ユーザ情報を、前記サーバを介して、前記端末に転送する、プログラム。
13. 11.または12.に記載のプログラムにおいて、
前記転送処理において、前記ユーザ情報を転送した後、当該ユーザ情報を保持しない、プログラム。
14. 11.から13.のいずれか一つに記載のプログラムにおいて、
前記データ管理装置から取得される前記ユーザ情報は、当該データ管理装置が複数のデータベースから収集した情報であり、
前記通信処理において、前記データ管理装置との前記複数回の通信を行うことで、前記データ管理装置が収集した情報を前記ユーザ情報として取得する、プログラム。
15. 14.に記載のプログラムにおいて、
前記通信処理において、
前記データ管理装置から発行される、前記データ管理装置への前記取得要求を識別するリクエスト識別情報を取得し、
当該取得要求された前記ユーザ情報の収集が完了した前記データ管理装置に対し、当該リクエスト識別情報を送信することで、当該リクエスト識別情報に対応する前記データ管理装置が収集した前記ユーザ情報を受信する、プログラム。
16. 端末からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得すると、当該端末に、データ管理装置への接続指令を送信する接続処理と、
前記端末において前記データ管理装置による当該ユーザの本人認証に成功し、前記接続指令に基づいた接続が行われた後に、前記データ管理装置により発行された情報であって、当該データ管理装置との通信に必要な接続情報を取得する取得処理と、
前記接続情報を用いて、複数回の通信を前記データ管理装置との間で行うことにより、前記ユーザ情報を取得する通信処理と、
取得した前記ユーザ情報を前記端末に転送する転送処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。
17. 16.に記載の記録媒体において、
前記取得処理において、前記要求情報を企業が管理しているサーバを介して取得し、
前記接続処理において、前記接続情報を前記企業が管理している前記サーバを介して取得し、
前記転送処理において、前記ユーザ情報を、前記サーバを介して、前記端末に転送する、プログラムを記録した記録媒体。
18. 16.または17.に記載の記録媒体において、
前記転送処理において、前記ユーザ情報を転送した後、当該ユーザ情報を保持しない、プログラムを記録した記録媒体。
19. 16.から18.のいずれか一つに記載の記録媒体において、
前記データ管理装置から取得される前記ユーザ情報は、当該データ管理装置が複数のデータベースから収集した情報であり、
前記通信処理において、前記データ管理装置との前記複数回の通信を行うことで、前記データ管理装置が収集した情報を前記ユーザ情報として取得する、プログラムを記録した記録媒体。
20. 19.に記載の記録媒体において、
前記通信処理において、
前記データ管理装置から発行される、前記データ管理装置への前記取得要求を識別するリクエスト識別情報を取得し、
当該取得要求された前記ユーザ情報の収集が完了した前記データ管理装置に対し、当該リクエスト識別情報を送信することで、当該リクエスト識別情報に対応する前記データ管理装置が収集した前記ユーザ情報を受信する、プログラムを記録した記録媒体。
1 情報処理システム
3a 第1の通信ネットワーク
3b 第2の通信ネットワーク
3c 第3の通信ネットワーク
3d 第4の通信ネットワーク
50 端末
60 サービス提供者サイト
70 データ管理装置サイト
100 情報処理装置
102 接続処理部
104 取得部
106 通信処理部
108 転送部
120 記憶装置
200 データ管理装置
220、220a、220b データベース
230 ユーザ情報記憶部
300 サーバ
320 記憶装置
1000 コンピュータ
1010 バス
1020 プロセッサ
1030 メモリ
1040 ストレージデバイス
1050 入出力インタフェース
1060 ネットワークインタフェース

Claims (7)

  1. 端末からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得すると、当該端末に、データ管理装置への接続指令を送信する接続処理手段と、
    前記端末において前記データ管理装置による当該ユーザの本人認証に成功し、前記接続指令に基づいた接続が行われた後に、前記データ管理装置により発行された情報であって、当該データ管理装置との通信に必要な接続情報を取得する取得手段と、
    前記接続情報を用いて、複数回の通信を前記データ管理装置との間で行うことにより、前記ユーザ情報を取得する通信処理手段と、
    取得した前記ユーザ情報を前記端末に転送する転送手段と、を備える、情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記取得手段は前記要求情報、および、前記接続処理手段は前記接続情報を、企業が管理しているサーバを介して取得し、
    前記転送手段は、前記ユーザ情報を、前記サーバを介して、前記端末に転送する、情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記転送手段は、前記ユーザ情報を転送した後、当該ユーザ情報を保持しない、情報処理装置。
  4. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記データ管理装置から取得される前記ユーザ情報は、当該データ管理装置が複数のデータベースから収集した情報であり、
    前記通信処理手段は、前記データ管理装置との前記複数回の通信を行うことで、前記データ管理装置が収集した情報を前記ユーザ情報として取得する、情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置において、
    前記通信処理手段は、
    前記データ管理装置から発行される、前記データ管理装置への前記取得要求を識別するリクエスト識別情報を取得し、
    当該取得要求された前記ユーザ情報の収集が完了した前記データ管理装置に対し、当該リクエスト識別情報を送信することで、当該リクエスト識別情報に対応する前記データ管理装置が収集した前記ユーザ情報を受信する、情報処理装置。
  6. 1以上のコンピュータが、
    端末からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得すると、当該端末に、データ管理装置への接続指令を送信し、
    前記端末において前記データ管理装置による当該ユーザの本人認証に成功し、前記接続指令に基づいた接続が行われた後に、前記データ管理装置により発行された情報であって、当該データ管理装置との通信に必要な接続情報を取得し、
    前記接続情報を用いて、複数回の通信を前記データ管理装置との間で行うことにより、前記ユーザ情報を取得し、
    取得した前記ユーザ情報を前記端末に転送する、情報処理方法。
  7. 端末からユーザに関する必要なユーザ情報の取得要求を含む要求情報を取得すると、当該端末に、データ管理装置への接続指令を送信する接続処理と、
    前記端末において前記データ管理装置による当該ユーザの本人認証に成功し、前記接続指令に基づいた接続が行われた後に、前記データ管理装置により発行された情報であって、当該データ管理装置との通信に必要な接続情報を取得する取得処理と、
    前記接続情報を用いて、複数回の通信を前記データ管理装置との間で行うことにより、前記ユーザ情報を取得する通信処理と、
    取得した前記ユーザ情報を前記端末に転送する転送処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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