JP2024065097A - 照明制御システム、端末装置、照明制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザ利便性が高い照明制御プログラムを提供する。
【解決手段】照明制御システム1は、1以上の発光部32A~32D、42又は52を有する1以上の照明器具31A~31D、40又は50と、1以上の発光部32A~32D、42又は52を制御する制御部13と、1以上の照明器具31A~31D、40又は50によって照明される空間内の所定位置を示す位置情報、及び、当該所定位置の明るさの目標値を取得する取得部12と、を備える。1以上の発光部32A~32D、42又は52は、空間内の互いに異なる領域を照明する照明光を出射する。制御部13は、取得部12によって取得された目標値に基づいて、1以上の発光部32A~32D、42又は52の点灯条件を決定し、決定した点灯条件に基づいて1以上の発光部32A~32D、42又は52を制御する。
【選択図】図1
【解決手段】照明制御システム1は、1以上の発光部32A~32D、42又は52を有する1以上の照明器具31A~31D、40又は50と、1以上の発光部32A~32D、42又は52を制御する制御部13と、1以上の照明器具31A~31D、40又は50によって照明される空間内の所定位置を示す位置情報、及び、当該所定位置の明るさの目標値を取得する取得部12と、を備える。1以上の発光部32A~32D、42又は52は、空間内の互いに異なる領域を照明する照明光を出射する。制御部13は、取得部12によって取得された目標値に基づいて、1以上の発光部32A~32D、42又は52の点灯条件を決定し、決定した点灯条件に基づいて1以上の発光部32A~32D、42又は52を制御する。
【選択図】図1
Description
本発明は、照明制御システム、端末装置、照明制御方法及びプログラムに関する。
特許文献1及び2には、複数の照明器具の点灯制御が可能になるようにマッピングを行う技術が開示されている。操作端末の表示部には、複数の照明器具に対応付けられたマークが表示される。当該マークに基づいて複数の照明器具が制御可能になる。
ユーザが照明制御を行う際に、机や椅子の近傍等の特定の場所を照明したいという要望がある。この要望を満たすには、上記従来技術では、ユーザが特定の場所を照明する照明器具を特定し、特定した照明器具に対応するマークを選択することによって当該照明器具の制御が可能となる。
しかしながら、ユーザが照明したい場所と、その場所を照明する実際の照明器具との対応関係が分かりにくいので、ユーザが間違った照明器具を特定するおそれもあり、直感的に操作することが難しい。このように、上記従来技術では、ユーザ利便性が低いという問題がある。
そこで、本発明は、ユーザ利便性が高い照明制御システム、端末装置、照明制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る照明制御システムは、1以上の発光部を有する1以上の照明器具と、前記1以上の発光部を制御する制御部と、前記1以上の照明器具によって照明される空間内の所定位置を示す位置情報、及び、当該所定位置の明るさの目標値を取得する取得部と、を備え、前記1以上の発光部は、前記空間内の互いに異なる領域を照明する照明光を出射し、前記制御部は、前記取得部によって取得された目標値に基づいて、前記1以上の発光部の点灯条件を決定し、決定した点灯条件に基づいて前記1以上の発光部を制御する。
本発明の一態様に係る端末装置は、1以上の照明器具が有する1以上の発光部を制御する制御部と、ユーザからの操作入力を受け付けるユーザインタフェース部と、前記ユーザインタフェース部が受け付けた操作入力に基づいて、前記1以上の照明器具によって照明される空間内の所定位置を示す位置情報、及び、当該所定位置の明るさの目標値を取得する取得部と、を備え、前記1以上の発光部は、前記空間内の互いに異なる領域を照明する照明光を出射し、前記制御部は、前記取得部によって取得された目標値に基づいて、前記1以上の発光部の点灯条件を決定し、決定した点灯条件に基づいて前記1以上の発光部を制御する。
本発明の一態様に係る照明制御方法は、1以上の照明器具が有する1以上の発光部を制御するステップと、前記1以上の照明器具によって照明される空間内の所定位置を示す位置情報、及び、当該所定位置の明るさの目標値を取得するステップと、を含み、前記1以上の発光部は、前記空間内の互いに異なる領域を照明する照明光を出射し、前記制御するステップでは、取得された目標値に基づいて、前記1以上の発光部の点灯条件を決定し、決定した点灯条件に基づいて前記1以上の発光部を制御する。
また、本発明の一態様は、上記照明制御方法をコンピュータに実行させるプログラムとして実現することができる。あるいは、当該プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体として実現することもできる。
本発明によれば、ユーザ利便性が高い照明制御システム、端末装置、照明制御方法及びプログラムを提供することができる。
以下では、本発明の実施の形態に係る照明制御システム、端末装置及び照明制御方法等について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺等は必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、本明細書において、要素間の関係性を示す用語、及び、長方形又は円形等の要素の形状を示す用語、並びに、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する表現である。
また、本明細書において、「第1」、「第2」等の序数詞は、特に断りの無い限り、構成要素の数又は順序を意味するものではなく、同種の構成要素の混同を避け、区別する目的で用いられている。
(実施の形態)
[照明制御システムの概要]
まず、本実施の形態に係る照明制御システムの概要について、図1及び図2を用いて説明する。
[照明制御システムの概要]
まず、本実施の形態に係る照明制御システムの概要について、図1及び図2を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る照明制御システム1の構成を示すブロック図である。図2は、本実施の形態に係る照明制御システム1による照明空間100のレイアウトの一例を示す平面図である。
図1に示す照明制御システム1は、図2に示す照明空間100の照明態様を制御するシステムである。照明空間100は、1以上の照明器具によって照明される空間であり、例えば、建物の一部屋等の屋内空間である。照明空間100の天井又は壁等に、照明器具群30並びに照明器具40及び50が固定されている。
照明器具群30と、照明器具40と、照明器具50とは、互いに異なるエリアを照明することができる。例えば、照明器具群30は、第1エリア110を照明することができる。照明器具40は、第2エリア120を照明することができる。照明器具50は、第3エリア130を照明することができる。第1エリア110、第2エリア120及び第3エリア130は、互いの一部が重複していてもよい。
照明器具群30、照明器具40及び照明器具50はそれぞれ、複数の発光部を有する。複数の発光部が独立して制御されることにより、第1エリア110、第2エリア120及び第3エリア130の各々において、エリア内の所定の範囲のみを照明することが可能である。例えば、エリア内で明るい場所及び暗い場所を局所的に作り出すことができる。
本実施の形態では、端末装置10のUI部11を介したユーザからの操作入力、及び/又は、センサ部20による検出結果に基づいて、照明器具群30、照明器具40及び照明器具50の各々の制御が可能である。例えば、ユーザ所望の範囲を照明したい場合、ユーザは、当該範囲を照明する照明器具を具体的に特定しなくても、端末装置10のUI部11を介して当該範囲と当該範囲の明るさの目標値等との設定を行えばよい。照明制御システム1は、ユーザの操作入力に基づいて、ユーザ所望の範囲を自動で照明する。また、照明制御システム1は、ユーザによる設定がなくても、センサ部20による検出結果を利用して自動で照明することもできる。
このように、本実施の形態によれば、ユーザ利便性の高い照明制御システム1、端末装置10及び照明制御方法等を実現することができる。ユーザ利便性が高いと、ユーザによる操作が速やか、かつ、要求どおりに行いやすくなるため、操作のやり直し回数や操作時間が減ることが期待され、照明制御システム1の消費エネルギーを低減することができる。以下では、照明制御システム1を構成する具体的な構成要素の詳細について説明する。
[構成]
図1に示すように、照明制御システム1は、端末装置10と、センサ部20と、照明器具群30と、照明器具40及び50と、を備える。
図1に示すように、照明制御システム1は、端末装置10と、センサ部20と、照明器具群30と、照明器具40及び50と、を備える。
端末装置10は、照明器具群30並びに照明器具40及び50の照明制御を行う制御装置である。照明制御には、点灯(オン)及び消灯(オフ)だけでなく、調光、調色、照明領域(照明範囲)の変更等の照明光に関わる制御が含まれる。本実施の形態では、端末装置10は、ユーザからの操作入力、及び/又は、センサ部20による検出結果に基づいて照明制御を行う。端末装置10は、センサ部20、照明器具群30、並びに、照明器具40及び50の各々とネットワークを介して通信可能に接続されている。通信は、無線通信又は有線通信である。
端末装置10は、例えば、スマートフォン又はタブレット端末等の携帯端末である。あるいは、端末装置10は、壁等に固定された操作端末、又は、据え置き型のコンピュータ機器等であってもよい。
図1に示すように、端末装置10は、UI(ユーザインタフェース)部11と、取得部12と、制御部13と、を有する。
UI部11は、ユーザからの操作入力を受け付ける。具体的には、UI部11は、ユーザが操作可能な操作画面を表示する表示部を有する。表示部は、操作入力の受け付けと表示との両方を実行するタッチパネルディスプレイである。あるいは、UI部11は、表示専用のディスプレイと、キーボード、マウス、マイクロフォン等の入力装置と、を有してもよい。操作画面の具体例については、後で説明する。
取得部12は、照明空間100内の所定位置を示す位置情報、及び、当該所定位置の明るさの目標値を取得する。例えば、取得部12は、所定位置を含む複数の位置を示す位置情報、及び、当該複数の位置の各々の明るさの目標値を取得してもよい。複数の位置は、例えば、互いに離れた位置である。また、取得部12は、所定位置を照明する照明領域の大きさ、形状及び色の少なくとも1つの目標値をさらに取得する。取得部12は、所定位置を含む複数の位置の各々を照明する複数の照明領域の各々の大きさ、形状及び色の目標値を取得してもよい。
明るさは、例えば、照度で表される。あるいは、明るさは、光度で表されてもよい。色は、例えば、色温度で表される。あるいは、色は、RGB等のカラー情報で表されてもよい。
複数の位置はそれぞれ、二次元的な領域で表されてもよく、三次元的な領域で表されてもよい。例えば、取得部12は、床面又は壁面等の所定の照射面における領域の目標値(大きさ及び形状の目標値)を取得してもよい。なお、複数の位置は、空間的に連続していてもよい。すなわち、取得部12は、複数の位置の各々の明るさの目標値として、照明空間100内の明るさの目標値の分布を取得してもよい。
本実施の形態では、取得部12は、UI部11が受け付けた操作入力に基づいて目標値を取得する。具体的には、取得部12は、UI部11が受け付けた操作入力に基づいて、ユーザが選択した位置(所定位置)を示す位置情報と、当該位置の明るさ、色、大きさ及び形状の少なくとも1つの目標値と、を取得する。また、取得部12は、センサ部20によって検出された対象物に基づいて、所定位置を決定してもよい。例えば、取得部12は、対象物を取得部12は、決定した所定位置の明るさの目標値を取得する。
制御部13は、取得部12によって取得された目標値に基づいて、1以上の発光部の点灯条件を決定し、決定した点灯条件に基づいて1以上の発光部を制御する。具体的には、制御部13は、取得部12によって取得された目標値の所定位置に基づいて、1以上の発光部のうち点灯させる発光部を特定し、特定した発光部の点灯条件を決定する。例えば、1以上の発光部の各々による照明可能領域を特定するための、発光部と照明可能領域との対応関係を示す対応情報が、制御部13が読み出し可能なメモリ(図示せず)等に記憶されている。制御部13は、メモリから読み出した対応情報を参照することで、所定位置を照明する発光部を特定することができる。
本実施の形態では、制御部13は、複数の位置の各々の明るさの目標値に基づいて照明空間100内の明るさ分布を生成し、生成した明るさ分布に基づいて点灯条件を決定する。点灯条件には、例えば、生成した明るさ分布を実現するための照明光を発する1以上の発光部を示す情報と、各発光部の発光強度、発光色、出射方向及び出射範囲等の光に関するパラメータと、が含まれる。なお、明るさ分布は、具体的には照度分布であるが、明るさを示す分布であれば特に限定されない。
点灯条件は、照明器具群30、照明器具40、及び、照明器具50の各々について決定される。なお、照明器具31A~31Dの各々についての点灯条件が決定されてもよい。点灯条件は、例えば、各器具が照明可能な範囲の明るさ分布である。制御部13は、決定した点灯条件に基づいて、照明器具群30、照明器具40及び50の各々に対する制御命令を生成して送信する。
取得部12及び制御部13はそれぞれ、例えば、集積回路(IC:Integrated Circuit)であるLSI(Large Scale Integration)によって実現される。なお、集積回路は、LSIに限定されず、専用回路又は汎用プロセッサであってもよい。例えば、取得部12及び制御部13は、1以上のマイクロコントローラであってもよい。マイクロコントローラは、例えば、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサ等を含んでいる。また、取得部12及び制御部13は、プログラム可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又は、LSI内の回路セルの接続及び設定が可能なリコンフィギュラブルプロセッサであってもよい。取得部12及び制御部13が実行する機能は、ソフトウェアで実現されてもよく、ハードウェアで実現されてもよい。
センサ部20は、照明空間100内の所定の対象物を検出する。対象物は、照明光によって照明される物体である。センサ部20は、照明空間100内に存在する複数の物体のうち、所定の条件を満たす物体を対象物として検出する。所定の条件は、ユーザ等によって予め設定されている。対象物は、例えば、机、椅子等の什器、又は、絵画、観葉植物等のインテリア等の静止物である。センサ部20は、対象物の位置、形状及び大きさ等を検出する。センサ部20は、検出結果を端末装置10に送信する。
センサ部20は、例えば、イメージセンサと、当該イメージセンサによって得られた画像を処理する画像処理回路と、を含む。画像処理回路は、輪郭抽出等の処理を行うことによって、画像から対象物の位置、形状及び大きさ等を検出する。画像処理回路が行う処理は、端末装置10の取得部12又は制御部13によって実行されてもよい。なお、センサ部20は、赤外線又は超音波を用いた物体検出センサであってもよい。
照明器具群30は、4つの照明器具31A、31B、31C及び31Dを含む。なお、照明器具群30に含まれる照明器具の数は、複数であればよく、4つには限定されない。
4つの照明器具31A、31B、31C及び31Dはそれぞれ、第1照明器具の一例であり、発光部を1つのみ有する。具体的には、照明器具31Aは、発光部32Aを有する。照明器具31Bは、発光部32Bを有する。照明器具31Cは、発光部32Cを有する。照明器具31Dは、発光部32Dを有する。照明器具31A~31Dは、例えば、ダウンライト、シーリングライト、ベースライト、スポットライト等である。
発光部32A~32Dはそれぞれ、照明空間100内の互いに異なる領域を照明する照明光を出射する。本実施の形態では、発光部毎に照明可能な領域(照明可能領域)が割り当てられている。互いの照明可能領域は、一部が重なっていてもよい。例えば、発光部32A~32Dの各々から出射される照明光は、第1エリア110内の互いに異なる領域を照明する。
なお、発光部の照明可能領域とは、当該発光部からの照明光が照射されうる領域である。また、後述する照明領域とは、1つ以上の発光部からの照明光が照射される領域である。各発光部の点灯及び消灯等の点灯条件を制御することで、照明領域の大きさ、形状及び色の少なくとも1つを調整することができる。
発光部32A~32Dはそれぞれ、LED(Light Emitting Diode)、レーザ素子、有機EL(Electroluminescence)素子等の発光素子を複数含む。発光部32A~32Dは、制御部13から送信される制御命令に基づいて点灯、消灯、調光及び調色等が行われる。
例えば、発光部32Aは、青色LEDと、青色LEDの光出射側に配置された黄色蛍光体と、を含む。青色LEDが発する青色光の一部によって黄色蛍光体が励起されて黄色光を発する。発光部32Aは、青色光と黄色光との混合光として、白色光を発する。
照明器具31Aは、図示しない点灯回路を有する。点灯回路は、発光部32Aに電力を供給することにより、発光部32Aの発光制御を行う。具体的には、点灯回路は、制御部13から送信される制御命令に基づいて、発光部32Aの点灯、消灯、調光及び調色を行う。点灯回路は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)で実現される。点灯回路は、発光部32Aに含まれる複数の発光素子の各々に、PWM(Pulse Width Modulation)変調された電流を供給する。供給する電流のパルス幅を調整することにより、発光部32Aの発光強度を変更し、調光機能を実現することができる。なお、調光方式は、特に限定されず、振幅変調又は位相変調方式等であってもよい。
発光部32Aに含まれる複数の発光素子には、色温度が異なる白色光を発する複数種類の発光素子が含まれてもよい。複数種類の発光素子の発光強度を調整することにより、発光部32Aは、所望の色温度の白色光を発することができる。
発光部32B~32Dについても、発光部32Aと同様の構成を有する。これにより、照明器具31A~31Dの各々が、点灯、消灯、調光及び調色を独立して実行することができる。
なお、照明器具31A~31Dはそれぞれ、端末装置10と直接的に通信を行ってもよく、照明器具31A~31Dの照明制御を行う制御装置(図示せず)を介して、端末装置10と間接的に通信を行ってもよい。
照明器具40は、第2照明器具の一例であり、複数の発光部を有する。具体的には、図1に示すように、照明器具40は、点灯回路41と、二次元に配列された複数の発光素子42を含むアレイ光源43と、を有する。複数の発光素子42がそれぞれ、複数の発光部である。
点灯回路41は、複数の発光素子42の各々の発光制御を行う。点灯回路41は、制御部13から送信される制御命令に基づいて、複数の発光素子42の各々の点灯、消灯、調光及び調色を行う。点灯回路41は、例えばASICで実現される。点灯回路41は、複数の発光素子42の各々に、PWM変調された電流を供給する。発光素子42毎に、供給する電流のパルス幅を調整することにより、各発光素子42の発光強度を変更し、調光機能を実現することができる。なお、調光方式は、特に限定されず、振幅変調又は位相変調方式等であってもよい。
複数の発光素子42はそれぞれ、μLEDである。μLEDは、最大幅が100μm未満の微細なLEDである。なお、発光素子42は、miniLEDであってもよく、レーザ発光素子又は有機EL素子であってもよい。miniLEDは、最大幅が100μm以上200μm以下のLEDである。なお、複数の発光素子42は、最大幅が200μmより大きいLEDであってもよい。
発光素子42は、点灯回路41から供給される電流によって光を発する。発光素子42は、例えば、青色LEDと、青色LEDの光出射側に配置された黄色蛍光体と、を含む。青色LEDが発する青色光の一部によって黄色蛍光体が励起されて黄色光を発する。発光素子42は、青色光と黄色光との混合光として、白色光を発する。
複数の発光素子42は、基板に実装されている。基板は、リジッド基板であるが、フレキシブル基板であってもよい。基板には、複数の発光素子42の各々と点灯回路41とを電気的に接続するためのパターン配線が設けられている。
複数の発光素子42は、基板上の所定のサイズの平面領域内に256×256個並んで配列されている。発光素子42が配列される平面領域は、例えば3mm×3mmの矩形領域である。なお、発光素子42の個数及び配列される領域の大きさは、一例にすぎず、特に限定されない。狭い領域に複数の発光素子42を並べることにより、投射レンズ(図示せず)の小型化、又は、光の取り込み効率の向上を実現することができる。
また、アレイ光源43は、調光機能及び調色機能を有する。例えば、複数の発光素子42の各々は、点灯回路41から供給される電流量に応じて発光強度を変更させることができる。また、例えば、複数の発光素子42には、色温度が異なる白色光を発する複数種類の発光素子が含まれてもよい。複数種類の発光素子の発光強度を調整することにより、アレイ光源43は、所望の色温度の白色光を発することができる。
なお、複数の発光素子42は、赤色光を発する赤色LED、緑色光を発する緑色LED及び青色光を発する青色LEDを含んでもよい。これにより、アレイ光源43は、白色光以外の有色光も発することができる。
照明器具40は、画像等を投影可能なプロジェクタであってもよい。具体的には、照明器具40は、液晶方式又はDLP(Digital Lighting Processing)方式のプロジェクタである。この場合、照明器具40が備える複数の発光部はそれぞれ、液晶の各画素、又は、DMD(Digital Mirror Device)の各微小鏡面に対応しているとみなすことができる。
照明器具50は、第3照明器具の一例であり、発光部からの照明光の出射方向を調整する調整部を有する。具体的には、図1に示すように、照明器具50は、調整部51と、発光部52と、を有する。
調整部51は、発光部52からの照明光の出射方向を調整する。調整部51は、制御部13から送信される制御命令に基づいて、照明光の出射方向を調整する。
調整部51は、発光部52の向き、又は、発光部52からの光を投影する投影レンズ(図示せず)の向きを変更可能な駆動機構を含む。駆動機構は、照明器具50全体の向きを変更してもよい。駆動機構は、例えばステッピングモータ又はアクチュエータ等である。
発光部52は、発光部32A等と同じ構成を有する。また、照明器具50は、図示しない点灯回路を有する。照明器具50の点灯回路は、照明器具31Aの点灯回路と同様の構成を有する。これにより、発光部52の点灯、消灯、調光及び調色が行われる。
照明器具50では、調整部51は、照明領域の形状又は大きさを調整できてもよい。例えば、照明器具50が投影レンズを有する場合には、調整部51は、投影レンズと発光部52との位置関係を変更することによって照明領域の大きさを変更してもよい。また、例えば、照明器具50が、発光部52からの照明光の一部を遮光する遮光部材(図示せず)を備え、調整部51は、当該遮光部材の配置を変更してもよい。遮光部材は、円形又は矩形等の所定形状の開口を有する部材である。シャッター等によって開口の形状又は大きさが変更できてもよい。調整部51は、開口の形状若しくは大きさを変更することによって、又は、照明光の光路上若しくは光路外への遮光部材の位置を変更することによって、照明領域の形状又は大きさを変更してもよい。
なお、照明器具50は、発光部52の代わりに、照明器具40のアレイ光源43と同様のアレイ光源を有してもよい。調整部51によってアレイ光源からの光の出射方向を変更するとともに、アレイ光源に含まれる複数の発光素子の各々の点灯、消灯、調光及び調色等を制御することによって、緻密な照明制御が可能となる。
ここで、発光部と照明領域との対応関係について、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態に係る照明器具40の複数の発光素子42と照明領域との関係を説明するための平面図である。
図3では、照明器具40が備えるアレイ光源43が、13行×8列に二次元配列された発光素子42を含む例を示している。このうち、ドットの網掛けが付された3×3の発光素子42Aと、2×2の発光素子42Bと、3×4の発光素子42Cと、が点灯している。
照明器具40では、発光素子42と照明可能領域とが一対一で対応している。まとまった範囲の複数の発光素子42を点灯させた場合、その範囲に応じた照明領域が照明される。具体的には、図3に示すように、照明器具40によって照明される第2エリア120のうち、9個の発光素子42Aに対応する照明領域121A、4個の発光素子42Bに対応する照明領域121B、及び、12個の発光素子42Cに対応する照明領域121Cが照明される。
照明器具群30についても、図3と同様の対応関係がある。具体的には、複数の照明器具31A~31Dがそれぞれ、二次元配列された複数の発光素子42の1つに対応している。照明器具31A~31Dの各々の照明制御を行うことにより、対応するエリアを照明することができる。
また、照明器具50の場合は、調整部51によって照明光の出射方向を変更することにより、異なるエリアを照明することができる。すなわち、1つの発光部52が複数のエリアを照明することができる。
[操作画面]
続いて、端末装置10のUI部11の表示部に表示される操作画面の具体例について、図4及び図5を用いて説明する。
続いて、端末装置10のUI部11の表示部に表示される操作画面の具体例について、図4及び図5を用いて説明する。
図4は、本実施の形態に係る照明制御システム1の端末装置10に表示される操作画面の一例を示す図である。図5は、図4に示される操作画面200のフィールド210の操作を説明するための図である。
図4に示す操作画面200は、フィールド210と、大きさ調整オブジェクト221と、明るさ調整オブジェクト222と、色調整オブジェクト223と、追加ボタン240と、削除ボタン250と、を含む。操作画面200に含まれる各構成要素は、ユーザが操作可能なGUI(Graphical User Interface)オブジェクトである。
フィールド210は、二次元座標系で定義されている。フィールド210内の二次元座標と照明空間100における位置とが対応している。図5では、説明の都合上、照明空間100の第1エリア110、第2エリア120及び第3エリア130の各々をフィールド210に表している。なお、操作画面200には、第1エリア110、第2エリア120及び第3エリア130を表す破線が実際に表示されてもよい。
図4に示すアイコン211A、211B及び211Cはそれぞれ、照明領域に対応しており、フィールド210内に表示される。アイコン211A、211B及び211Cの各々のフィールド210内の二次元座標に対応する照明空間100内での位置に照明光が照射される。例えば、図5の(a)に示す例では、アイコン211A及び211Bがフィールド210の第1エリア110に対応する範囲に位置しているので、照明空間100の第1エリア110内で2ヶ所が照明される。また、アイコン211Cが第2エリア120に対応する範囲の中央付近に位置しているので、照明空間100の第2エリア120内の中央付近が照明される。
アイコン211A、211B及び211Cはそれぞれ、ユーザが選択してフィールド210内を移動させることができる。例えば、図5の(b)に示すように、指又はポインタ等の操作体90によってアイコン211Bを選択してドラッグ操作を行うことにより、アイコン211Bを移動させることができる。アイコン211Bの移動に応じて、照明空間100内での照明領域も移動する。すなわち、アイコン211Bと照明空間100内での実際の照明領域とが連動して移動する。
アイコン211A、211B及び211Cは、ユーザによる選択が可能である。例えば、アイコン211Aがタッチ操作又はクリック操作で選択された場合に、大きさ調整オブジェクト221、明るさ調整オブジェクト222及び色調整オブジェクト223はそれぞれ、アイコン211Aに対応する照明領域の大きさ、明るさ及び色を調整するためのGUIオブジェクトになる。
大きさ調整オブジェクト221は、照明領域の大きさを調整するためのGUIオブジェクトである。照明領域の大きさは、照明領域の面積、直径又は最大幅等によって表される。大きさ調整オブジェクト221は、スライダであるが、これに限定されない。大きさ調整オブジェクト221は、直接大きさを数値で入力するテキストボックスであってもよく、予め定められた複数の候補から選択するためのラジオボタン又はドロップダウンリスト等であってもよい。
明るさ調整オブジェクト222は、照明領域の明るさを調整するためのGUIオブジェクトである。明るさ調整オブジェクト222は、スライダであるが、これに限定されない。明るさ調整オブジェクト222は、大きさ調整オブジェクト221と同様に、テキストボックス、ラジオボタン又はドロップダウンリスト等であってもよい。
色調整オブジェクト223は、照明領域の色温度を調整するためのGUIオブジェクトである。色調整オブジェクト223は、スライダであるが、これに限定されない。色調整オブジェクト223は、大きさ調整オブジェクト221と同様に、テキストボックス、ラジオボタン又はドロップダウンリスト等であってもよい。なお、照明器具群30、照明器具40及び50が白色光以外の有色光を発する場合には、色調整オブジェクト223はRGBの各々に対応したGUIオブジェクトを含んでもよい。
なお、操作画面200は、照明領域の形状を調整する形状調整オブジェクトを含んでもよい。例えば、形状調整オブジェクトは、円形、楕円形、正方形、長方形若しくは三角形等の幾何学図形、又は、数字若しくは文字を選択するためのラジオボタン又はドロップダウンリストであってもよい。あるいは、形状調整オブジェクトは、幾何学図形、数字又は文字を入力するテキストボックスであってもよい。
追加ボタン240は、フィールド210内に新しいアイコンを追加するためのGUIオブジェクトである。例えば、追加ボタン240が選択された場合に、フィールド210内の予め定められた位置にアイコンが追加される。あるいは、追加ボタン240を選択した後、フィールド210内の任意の位置を選択した場合に、選択した位置にアイコンが追加される。アイコンの追加とともに、照明空間100では、当該アイコンに対応する新たな照明領域が照明される。
削除ボタン250は、フィールド210内に存在するアイコンを削除するためのGUIオブジェクトである。例えば、フィールド210内のアイコンを選択した後、削除ボタン250を選択することで、選択したアイコンが削除される。アイコンの削除とともに、照明空間100では、当該アイコンに対応していた照明領域がなくなる。
なお、操作画面200の具体的な表示例は、図4に示した例には限定されない。各オブジェクトの配置は変更可能である。また、操作画面200には、上述した機能以外のGUIオブジェクトが設けられていてもよく、上述したGUIオブジェクトの1つ以上は設けられていなくてもよい。
例えば、追加ボタン240及び削除ボタン250は設けられていなくてもよい。例えば、フィールド210内のアイコン211A、211B及び211Cが存在しない場所で、所定の操作(例えば、クリック(タッチ)、ダブルクリック、長押し)を行った場合に、新たなアイコンが追加できてもよい。また、アイコン211A、211B及び211Cに対して所定の操作(長押し、右クリック等)を行った場合に、選択したアイコン(照明領域)を削除する選択肢が表れてもよい。
本実施の形態では、操作画面200に対するユーザの操作入力に連動して、照明空間の照明領域が変化する。また、大きさ調整オブジェクト221が操作されると、対応する照明領域の大きさが変化する。明るさ調整オブジェクト222及び色調整オブジェクト223についても同様である。
例えば、図5の(b)に示したように、フィールド210内のアイコン211Bが移動されると、アイコン211Bの移動に応じて照明領域も移動する。このとき、移動前のアイコン211Bに対応する位置は、第1エリア110を照明する照明器具群30によって照明されていたのに対して、移動後のアイコン211Bに対応する位置は、第3エリア130を照明する照明器具50によって照明される。つまり、ユーザは、照明器具の存在を意識することなく、フィールド210内で照明位置を選択するだけで適切な照明器具による照明が自動的に行われる。ユーザが照明器具を特定する必要がなくなり、直感性に優れた照明制御が可能になる。このように、ユーザ利便性の高い照明制御システム1が実現される。
[操作画面の変形例]
続いて、操作画面の変形例について、図6~図10を用いて説明する。
続いて、操作画面の変形例について、図6~図10を用いて説明する。
図6~図10はそれぞれ、本実施の形態に係る照明制御システム1の端末装置10に表示される操作画面200の別の一例を示す図である。
図6に示す操作画面200では、フィールド210が、照明空間100を撮影した撮影画像212を背景画像として含んでいる。撮影画像212は、照明空間100を予め撮影した画像であるが、これに限定されない。撮影画像212は、カメラによって撮影されるリアルタイムの画像であってもよい。例えば、端末装置10がカメラ(例えば、センサ部20)を備えており、当該カメラを照明空間100に向けて撮影することで得られる画像を撮影画像212として利用することができる。撮影画像212は、動画像であってもよい。
撮影画像212に重ねてアイコン211A及び211Bを表示することができるので、操作画面200を見るだけで照明領域を判別することができ、より直感性に優れた照明制御が可能になる。
図7に示す操作画面200では、フィールド210が、照明空間100の平面レイアウトを表すレイアウト画像213を背景画像として含んでいる。レイアウト画像は、照明空間100の設計データ等に基づいて生成され、例えば、端末装置10のメモリ(図示せず)に記憶されている。
レイアウト画像213に重ねてアイコン211A、211B及び211Cを表示することができるので、操作画面200を見るだけで照明領域を判別することができ、より直感性に優れた照明制御が可能になる。
図8に示す操作画面200では、フィールド210にアイコン214A、214B及び214Cが含まれている。アイコン214A、214B及び214Cはそれぞれ、照明領域の大きさ、形状、明るさ及び色の少なくとも1つを表している。例えば、図8では、アイコン214Bは、アイコン214Aより大きい円形である。このため、実際の照明空間100では、アイコン214Bに対応する照明領域は、円形であり、アイコン214Aに対応する照明領域よりも大きくなる。また、アイコン214Cの形状が楕円形であるので、アイコン214Cに対応する照明領域も楕円形となる。また、アイコン214Aがアイコン214Bよりも明るく表示されている場合には、アイコン214Aに対応する照明領域が、アイコン214Bに対応する照明領域より明るく照明されている。アイコン214A、214B及び214Cの表示色についても同様であり、各アイコンに対応する照明領域を照明する照明光の色(色温度)を表している。
このように、実際の照明領域の大きさ、形状、明るさ及び色等をアイコン214A、214B及び214Cが示すことにより、操作画面200を見るだけで照明領域の照明態様を判別することができ、より直感性に優れた照明制御が可能になる。
図9に示す操作画面200では、フィールド210が照度分布画像215を含んでいる。照度分布画像215は、照明空間100の明るさ分布の一例である照度分布を示す画像である。具体的には、照度分布画像215は、照明空間100の位置毎の照度を表している。照度分布画像215は、ユーザの操作入力に基づいて生成される。
例えば、ユーザがフィールド210内の位置を選択し、その位置の明るさ(照度)を設定した場合、選択した位置から離れる程、明るさ(照度)が下がるような照度分布が設定される。複数の位置が選択された場合、複数の位置の各々を明るさ(照度)の局所的なピークとする照度分布が設定される。例えば、図9に示す照度分布画像215は、4ヶ所が選択された場合の照度分布を表している。
照度分布は、例えば、取得部12又は制御部13によって生成されて表示部に表示される。照明器具群30、照明器具40及び50の各々の配光及び光束等の各器具のデータに基づいて照度分布を生成することができる。なお、照度分布の生成方法は、特に限定されない。空間の照明設計を行うソフトウェア等が利用されてもよい。また、例えば、取得部12は、他の装置によって生成された照度分布を取得してもよい。
このように、照度分布を可視化して表示することによって、操作画面200を見るだけで照明空間100の照明態様をユーザに提示することができる。これにより、より直感性に優れた照明制御が可能になる。
なお、照度分布画像215の代わりに、フィールド210が色(色温度)分布画像を含んでもよい。色分布画像は、照明空間100の位置毎の色温度を表している。照度分布画像215と色分布画像とは、自動又は手動で切り替えて表示されてもよい。
図10に示す操作画面200では、図6と同様に、フィールド210が、照明空間100を撮影した撮影画像212を背景画像として含んでいる。撮影画像212は、センサ部20によって撮影された画像である。
また、フィールド210は、アイコン216A、216B及び216Cを含んでいる。アイコン216A、216B及び216Cは、センサ部20による検出結果に基づいて表示される。具体的には、センサ部20が検出した対象物の形状に合わせたアイコン216A、216B及び216Cが表示される。ユーザがアイコン216A、216B及び216Cを選択することで、各々の照明領域の明るさ及び色の調整、並びに、形状及び大きさの微調整等が行うことができる。
操作画面200では、ユーザが撮影画像212内の1つの位置を選択した場合に、その選択した位置に応じて所定形状のアイコンを表示してもよい。例えば、絵画内の一部をユーザが選択した場合に、自動的に絵画の形状に合わせたアイコンが表示されてもよい。
このように、ユーザが操作しなくても自動的に所定形状の領域を照明することができる。ユーザの操作を省略することで、ユーザ利便性をさらに高めることができる。
なお、センサ部20による検出結果を利用する場合、端末装置10は、操作画面200を表示しなくてもよい。例えば、端末装置10の制御部13は、検出結果に基づいて照明領域を決定し、決定した照明領域の明るさ及び色を決定してもよい。例えば、照明領域の種類(例えば、絵画、机上面等)、大きさ及び/又は形状と、明るさ及び色とが予め対応付けられた制御情報を制御部13が予め記憶していてもよい。制御部13は、制御情報と検出結果とに基づいて、ユーザからの操作入力を取得することなく、照明制御を行ってもよい。
図4、図6~図10に示す操作画面200は、ユーザによる操作に基づいて切替可能であってもよい。例えば、操作画面200には、表示切替ボタンが設けられていてもよく、表示切替ボタンを選択することによって、フィールド210の表示内容が変更されてもよい。
また、例えば、操作画面200には、設定した照明態様(照明シーン)を登録するための登録ボタンが設けられてもよい。複数の照明態様を登録しておくことで、照明態様の切替を容易に行うことができる。
[動作]
続いて、本実施の形態に係る照明制御システム1の動作について、図11を用いて説明する。図11は、本実施の形態に係る照明制御システム1の動作を示すフローチャートである。
続いて、本実施の形態に係る照明制御システム1の動作について、図11を用いて説明する。図11は、本実施の形態に係る照明制御システム1の動作を示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、取得部12が、UI部11が受け付けた操作入力に基づいた明るさの目標値、及び/又は、センサ部20による検出結果を取得する(S10)。例えば、UI部11の表示部に表示される操作画面200をユーザが操作することで、UI部11は、操作画面200に対する操作入力を受け付ける。取得部12は、操作入力に基づいて、所定位置の明るさ、並びに、当該所定位置を照明する照明領域の大きさ、形状及び色等の目標値を取得する。
次に、制御部13は、取得した情報に基づいて照明空間100の明るさ分布を生成する(S20)。具体的には、制御部13は、操作画面200のフィールド210内での1以上のアイコンの位置と、当該1以上のアイコンの各々に対応する大きさ、形状、明るさ及び色とに基づいて、照明空間100の明るさ分布を生成する。
次に、制御部13は、照明空間100の明るさ分布を、エリア毎の明るさ分布に分割する(S30)。具体的には、制御部13は、照明空間100の明るさ分布を、第1エリア110、第2エリア120及び第3エリア130の各々の明るさ分布に分割する。なお、制御部13は、第1エリア110の明るさ分布をさらに、照明器具31A~31Dの各々の照明エリア毎の明るさ分布に分割してもよい。
次に、制御部13は、点灯させる照明器具及び発光部を特定する(S40)。照明器具又は発光部と、照明可能領域とは一対一で対応している。例えば、制御部13は、明るさ分布において照度が高い位置を照明する照明光を出射する発光部又は照明器具を、点灯させる発光部又は照明器具として特定する。
次に、制御部13は、発光部毎の点灯条件を決定する(S50)。具体的には、制御部13は、具体的には、制御部13は、第1エリア110の明るさ分布に基づいて、照明器具31A~31Dの各々の点灯条件を決定する。例えば、制御部13は、照明器具31A~31Dの各々の調光率、色温度、光の照射範囲等を点灯条件として決定する。また、制御部13は、第2エリア120の明るさ分布に基づいて、照明器具40の複数の発光素子42の各々の調光率を点灯条件として決定する。また、制御部13は、第3エリア130の明るさ分布に基づいて、調整部51による調整量及び調整方向等を点灯条件として決定する。このように、制御部13は、照明器具群30又は照明器具40若しくは50の能力に応じて、各々に適した点灯条件を決定する。
このとき、2つ以上の発光部又は照明器具によって隣接する照明領域を照明する場合には、制御部13は、照明領域の境界部分で光むら、スカラップ、割れ目等が発生しないように点灯条件を補正する。例えば、2つの発光部又は照明器具からの照明光の一部が重なる場合、重なった部分で照度が高くなりすぎるおそれがある。この場合、2つの発光部の少なくとも一方の、重なり部分の照度を低くするように点灯条件を変更することで、重なり部分の照度を抑えることができる。
次に、制御部13は、照明器具群30、照明器具40及び50の各々に制御命令を送信する(S60)。制御命令は、照明器具群又は照明器具毎に生成された点灯条件を含んでいる。照明器具群30、照明器具40及び50はそれぞれ、受信した制御命令に基づいて照明光を出射する。これにより、照明空間100が所望の態様で照明される。
本実施の形態では、ユーザが操作画面200を操作する度に、図11に示される処理が実行される。この結果、ユーザの操作入力に連動して照明空間100の照明態様を変更させることができる。ユーザは、照明器具の種類や特性を意識せずに操作画面200を操作すればよく、直感性に優れた照明制御を実現することができる。
[まとめ]
以上のように、本発明の第1態様に係る照明制御システムは、例えば、上述した照明制御システム1であり、1以上の発光部を有する1以上の照明器具と、1以上の発光部を制御する制御部13と、1以上の照明器具によって照明される照明空間100内の所定位置を示す位置情報、及び、当該所定位置の明るさの目標値を取得する取得部12と、を備える。1以上の発光部は、照明空間100内の互いに異なる領域を照明する照明光を出射する。制御部13は、取得部12によって取得された目標値に基づいて、1以上の発光部の点灯条件を決定し、決定した点灯条件に基づいて1以上の発光部を制御する。
以上のように、本発明の第1態様に係る照明制御システムは、例えば、上述した照明制御システム1であり、1以上の発光部を有する1以上の照明器具と、1以上の発光部を制御する制御部13と、1以上の照明器具によって照明される照明空間100内の所定位置を示す位置情報、及び、当該所定位置の明るさの目標値を取得する取得部12と、を備える。1以上の発光部は、照明空間100内の互いに異なる領域を照明する照明光を出射する。制御部13は、取得部12によって取得された目標値に基づいて、1以上の発光部の点灯条件を決定し、決定した点灯条件に基づいて1以上の発光部を制御する。
これにより、所定位置の明るさの目標値に基づいて点灯条件が決定されるので、ユーザは、所定位置を照明する照明器具を特定する必要がなくなる。照明器具の存在を意識せずに照明制御が可能となって、ユーザ利便性を高めることができる。
また、本発明の第2態様に係る照明制御システムは、第1態様に係る照明制御システムであって、制御部13は、所定位置に基づいて、1以上の発光部のうち点灯させる発光部を特定し、特定した発光部の点灯条件を決定する。
これにより、所定位置の明るさの目標値に基づいて点灯条件が決定されるので、ユーザは、所定位置を照明する照明器具を特定する必要がない。照明器具の存在を意識せずに照明制御が可能となって、ユーザ利便性を高めることができる。
また、本発明の第3態様に係る照明制御システムは、第1態様又は第2態様に係る照明制御システムであって、取得部12は、所定位置を照明する照明領域の大きさ、形状及び色の少なくとも1つの目標値をさらに取得する。
これにより、明るさだけでなく、色等の目標値に基づいて点灯条件が決定されるので、ユーザの希望により適合した照明態様を照明空間100内に形成することができる。
また、本発明の第4態様に係る照明制御システムは、第1態様~第3態様のいずれか1つに係る照明制御システムであって、取得部12は、照明空間100内の、所定位置を含む複数の位置の各々の明るさの目標値を取得し、制御部13は、複数の位置の各々の明るさの目標値に基づいて照明空間100内の明るさ分布を生成し、生成した明るさ分布に基づいて点灯条件を決定する。
これにより、照明空間100内の明るさをより緻密に設定することも可能になるので、ユーザの希望により適合した照明態様を照明空間100内に形成することができる。
また、本発明の第5態様に係る照明制御システムは、第1態様~第4態様のいずれか1つに係る照明制御システムであって、ユーザからの操作入力を受け付けるUI部11を備え、取得部12は、UI部11が受け付けた操作入力に基づいて目標値を取得する。
これにより、ユーザは、希望する明るさ等の照明態様を、UI部11を利用して設定することができる。この際に、照明器具の存在を意識せずに、照明したい場所及びその場所の明るさ、色等を設定すればよい。このため、より直感性に優れた照明制御が可能になり、ユーザ利便性をさらに高めることができる。
また、本発明の第6態様に係る照明制御システムは、第5態様に係る照明制御システムであって、UI部11は、二次元座標系で定義されたフィールド210を表示する表示部を含み、フィールド210内での二次元座標と照明空間100における位置とが対応している。
これにより、フィールド210と照明空間100とが対応しているので、フィールド210内の位置を選択することで、選択した位置に対応する場所の照明制御が可能になる。このため、より直感性に優れた照明制御が可能になる。
また、本発明の第7態様に係る照明制御システムは、第6態様に係る照明制御システムであって、フィールド210は、照明空間100の平面レイアウト、又は、照明空間100を撮影した画像を背景画像として含む。
これにより、平面レイアウト又は撮影画像が背景画像として含まれるので、実際の照明空間100をイメージしやすく、より直感性に優れた照明制御が可能になる。
また、本発明の第8態様に係る照明制御システムは、第6態様又は第7態様に係る照明制御システムであって、表示部は、操作入力に基づいてフィールド210内にアイコンを表示し、フィールド210内でのアイコンの二次元座標が所定位置に対応する。
これにより、アイコンを利用することで、照明制御を行おうとしている位置を直感的に分かりやすく表示することができる。よって、直感性に優れた照明制御が可能になる。
また、本発明の第9態様に係る照明制御システムは、第1態様~第8態様のいずれか1つに係る照明制御システムであって、照明空間100内の所定の対象物を検出するセンサ部20を備え、取得部12は、センサ部20によって検出された対象物に基づいて所定位置を決定し、決定した所定位置の明るさの目標値を取得する。
これにより、ユーザからの操作入力がない場合でも、センサ部20による検出結果に基づいて照明制御が可能になる。ユーザに求められる操作が減ることにより、ユーザ利便性をさらに高めることができる。
また、本発明の第10態様に係る照明制御システムは、第1態様~第9態様に係る照明制御システムであって、1以上の照明器具は、複数の照明器具31A~31Dを含み、複数の照明器具31A~31Dの各々は、互いに異なる領域を照明する。
これにより、既存の一般的な照明器具を利用することができる。特殊な照明器具等を必要としないので、本態様に係る照明制御システムを簡単に導入することができる。
また、本発明の第11態様に係る照明制御システムは、第1態様~第10態様に係る照明制御システムであって、1以上の照明器具は、照明器具40を含み、照明器具40は、発光部を複数有する。
これにより、照明器具40単独で照明態様を領域毎に変更することができる。照明器具の設置数を減らすことができるので、本態様に係る照明制御システムを簡単に導入することができる。
また、本発明の第12態様に係る照明制御システムは、第1態様~第11態様に係る照明制御システムであって、1以上の照明器具は、照明器具50を含み、照明器具50は、1以上の発光部52からの照明光の出射方向を調整する調整部51を有する。
これにより、照明器具40単独で照明態様を領域毎に変更することができる。照明器具の設置数を減らすことができるので、本態様に係る照明制御システムを簡単に導入することができる。
また、本発明の第13態様に係る端末装置は、例えば、上述した端末装置10であり、1以上の照明器具が有する1以上の発光部を制御する制御部13と、ユーザからの操作入力を受け付けるUI部11と、UI部11が受け付けた操作入力に基づいて、1以上の照明器具によって照明される照明空間100内の所定位置の明るさの目標値を取得する取得部12と、を備える。1以上の発光部は、照明空間100内の互いに異なる領域を照明する照明光を出射する。制御部13は、取得部12によって取得された目標値に基づいて、1以上の発光部の点灯条件を決定し、決定した点灯条件に基づいて1以上の発光部を制御する。
これにより、所定位置の明るさの目標値に基づいて点灯条件が決定されるので、ユーザは、所定位置を照明する照明器具を特定する必要がない。照明器具の存在を意識せずに照明制御が可能となって、ユーザ利便性を高めることができる。
また、本発明の第14態様に係る照明制御方法は、例えば、1以上の照明器具が有する1以上の発光部を制御するステップと、1以上の照明器具によって照明される照明空間100内の所定位置の明るさの目標値を取得するステップと、を含む。1以上の発光部は、照明空間100内の互いに異なる領域を照明する照明光を出射し、制御するステップでは、取得された目標値に基づいて、1以上の発光部の点灯条件を決定し、決定した点灯条件に基づいて1以上の発光部を制御する。
これにより、所定位置の明るさの目標値に基づいて点灯条件が決定されるので、ユーザは、所定位置を照明する照明器具を特定する必要がない。照明器具の存在を意識せずに照明制御が可能となって、ユーザ利便性を高めることができる。
また、本発明の第15態様に係るプログラムは、第14態様に係る照明制御方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
これにより、上記の照明制御方法と同様に、ユーザ利便性を高めることができる。
(その他)
以上、本発明に係る照明制御システム、端末装置及び照明制御方法等について、上記の実施の形態等に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
以上、本発明に係る照明制御システム、端末装置及び照明制御方法等について、上記の実施の形態等に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、照明空間100は、複数の部屋を含んでもよい。例えば、第1エリア110、第2エリア120及び第3エリア130はそれぞれ、互いに異なる部屋に対応しており、壁や仕切板等によって隔てられたエリアであってもよい。また、照明空間100は、屋外空間であってもよい。この場合、照明器具31A~31D、40及び50は、支柱等に固定されていてもよい。
また、例えば、照明器具31A~31D、40及び50はそれぞれ、複数の発光部を有してもよい。各照明器具が複数の発光部を有する場合、複数の発光部は、二次元配列されたものでなくてもよい。
また、例えば、照明制御システム1は、照明器具群30と、照明器具40と、照明器具50とのうちの1つのみを備えてもよい。すなわち、照明制御システム1は、照明器具群30を備えなくてもよい。照明制御システム1は、照明器具40を備えなくてもよい。照明制御システム1は、照明器具50を備えなくてもよい。例えば、照明制御システム1が照明器具50を備え、照明器具群30及び照明器具40を備えない場合、1つの発光部52からの照明光の出射方向を変更することによって、複数の領域を照明することが可能になる。
また、端末装置10は、UI部11を備えなくてもよい。この場合、端末装置10の取得部12又は制御部13は、センサ部20による検出結果に基づいて照明領域及び明るさの目標値を自動的に設定してもよい。例えば、取得部12又は制御部13は、センサ部20によって検出された対象物のみを照明するように照明領域を設定してもよい。また、取得部12又は制御部13は、対象物の種類、位置、大きさ及び/又は形状等と明るさ及び/又は色の目標値とを対応付けた対応テーブルに基づいて、センサ部20によって検出された対象物の種類等から照明領域の明るさ及び/又は色を設定してもよい。対応テーブルは、取得部12又は制御部13が有するメモリ、又は、取得部12又は制御部13が通信可能なサーバ等の外部機器が有するメモリに記憶されている。これにより、UI部11が設けられていなくても、自動で照明制御が可能になるので、ユーザ利便性が高い照明制御システム等を実現することができる。
また、端末装置10は、センサ部20を備えてもよい。例えば、ユーザが端末装置10のセンサ部20を利用して、照明空間100内に存在する絵画等の対象物を撮影することによって、当該対象物を照明領域に設定して照明することが可能になる。照明空間100の全域をカバーするようなセンサ部20を設置しておく必要がなくなるので、照明制御システム1をより簡単に導入することができる。
また、例えば、センサ部20によって検出される対象物は、人物、ペット等の動物、又は、自律走行式掃除機等の移動体であってもよい。例えば、センサ部20は、人物の行動を検出してもよい。照明制御システム1では、人物が所定の行動を取った場合に、当該人物の周辺を自動的に照明することができる。例えば、センサ部20は、照明空間100内への人物の進入を検出した場合、侵入した人物の位置情報を連続的に取得部12に送信する。取得部12及び制御部13では、送信される位置情報が示す位置を含む範囲を照明するように照明器具群30等を制御する。これにより、人物の移動に追随させるように照明領域を自動的に変更することができる。なお、センサ部20が検出する行動は、人物の移動には限定されず、例えば、特定の机や椅子への人物の着席又は離席などであってもよい。着席が検出された場合には、当該机や椅子を照明させる、あるいは、離席が検出された場合には、当該机や椅子への照明を停止する、といった照明制御が可能になる。
また、例えば、端末装置10とセンサ部20、照明器具群30、照明器具40及び50との間の無線通信は、ZigBee(登録商標)、又は、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信であってもよい。あるいは、無線通信の方式(通信規格)は、インターネット等の広域通信ネットワークを介した通信でもよい。また、端末装置10とセンサ部20、照明器具群30、照明器具40及び50との間においては、無線通信に代えて、又は、無線通信に加えて、有線通信が行われてもよい。有線通信は、具体的には、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)又は有線LANを用いた通信等である。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよく、あるいは、複数の処理が並行して実行されてもよい。また、照明制御システム1が備える構成要素の複数の装置への振り分けは、一例である。例えば、一の装置が備える構成要素を他の装置が備えてもよい。
例えば、上記実施の形態において説明した処理は、単一の装置(システム)を用いて集中処理することによって実現してもよく、又は、複数の装置を用いて分散処理することによって実現してもよい。また、上記プログラムを実行するプロセッサは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、又は分散処理を行ってもよい。
また、上記実施の形態において、制御部等の構成要素の全部又は一部は、専用のハードウェアで構成されてもよく、あるいは、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)又はプロセッサ等のプログラム実行部が、HDD(Hard Disk Drive)又は半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、制御部等の構成要素は、1つ又は複数の電子回路で構成されてもよい。1つ又は複数の電子回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
1つ又は複数の電子回路には、例えば、半導体装置、IC又はLSI等が含まれてもよい。IC又はLSIは、1つのチップに集積されてもよく、複数のチップに集積されてもよい。ここでは、IC又はLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又は、ULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるかもしれない。また、LSIの製造後にプログラムされるFPGAも同じ目的で使うことができる。
また、本発明の全般的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路又はコンピュータプログラムで実現されてもよい。あるいは、当該コンピュータプログラムが記憶された光学ディスク、HDD若しくは半導体メモリ等のコンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 照明制御システム
10 端末装置
11 UI部
12 取得部
13 制御部
20 センサ部
30 照明器具群
31A、31B、31C、31D、40、50 照明器具
32A、32B、32C、32D、52 発光部
41 点灯回路
42 発光素子(発光部)
42A、42B、42C 点灯中の発光素子
43 アレイ光源
51 調整部
90 操作体
100 照明空間
110 第1エリア
120 第2エリア
121A、121B、121C 照明領域
130 第3エリア
200 操作画面
210 フィールド
211A、211B、211C、214A、214B、214C、216A、216B、216C アイコン
212 撮影画像
213 レイアウト画像
215 照度分布画像
221 大きさ調整オブジェクト
222 明るさ調整オブジェクト
223 色調整オブジェクト
240 追加ボタン
250 削除ボタン
10 端末装置
11 UI部
12 取得部
13 制御部
20 センサ部
30 照明器具群
31A、31B、31C、31D、40、50 照明器具
32A、32B、32C、32D、52 発光部
41 点灯回路
42 発光素子(発光部)
42A、42B、42C 点灯中の発光素子
43 アレイ光源
51 調整部
90 操作体
100 照明空間
110 第1エリア
120 第2エリア
121A、121B、121C 照明領域
130 第3エリア
200 操作画面
210 フィールド
211A、211B、211C、214A、214B、214C、216A、216B、216C アイコン
212 撮影画像
213 レイアウト画像
215 照度分布画像
221 大きさ調整オブジェクト
222 明るさ調整オブジェクト
223 色調整オブジェクト
240 追加ボタン
250 削除ボタン
Claims (15)
- 1以上の発光部を有する1以上の照明器具と、
前記1以上の発光部を制御する制御部と、
前記1以上の照明器具によって照明される空間内の所定位置を示す位置情報、及び、当該所定位置の明るさの目標値を取得する取得部と、を備え、
前記1以上の発光部は、前記空間内の互いに異なる領域を照明する照明光を出射し、
前記制御部は、前記取得部によって取得された目標値に基づいて、前記1以上の発光部の点灯条件を決定し、決定した点灯条件に基づいて前記1以上の発光部を制御する、
照明制御システム。 - 前記制御部は、前記所定位置に基づいて、前記1以上の発光部のうち点灯させる発光部を特定し、特定した発光部の点灯条件を決定する、
請求項1に記載の照明制御システム。 - 前記取得部は、前記所定位置を照明する照明領域の大きさ、形状及び色の少なくとも1つの目標値をさらに取得する、
請求項2に記載の照明制御システム。 - 前記取得部は、前記空間内の、前記所定位置を含む複数の位置の各々の明るさの目標値を取得し、
前記制御部は、前記複数の位置の各々の明るさの目標値に基づいて前記空間内の明るさ分布を生成し、生成した明るさ分布に基づいて前記点灯条件を決定する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御システム。 - ユーザからの操作入力を受け付けるユーザインタフェース部を備え、
前記取得部は、前記ユーザインタフェース部が受け付けた操作入力に基づいて前記目標値を取得する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御システム。 - 前記ユーザインタフェース部は、二次元座標系で定義されたフィールドを表示する表示部を含み、
前記フィールド内での二次元座標と前記空間における位置とが対応している、
請求項5に記載の照明制御システム。 - 前記フィールドは、前記空間の平面レイアウト、又は、前記空間を撮影した画像を背景画像として含む、
請求項6に記載の照明制御システム。 - 前記表示部は、前記操作入力に基づいて前記フィールド内にアイコンを表示し、
前記フィールド内での前記アイコンの二次元座標が前記所定位置に対応する、
請求項6に記載の照明制御システム。 - 前記空間内の所定の対象物を検出するセンサ部を備え、
前記取得部は、前記センサ部によって検出された対象物に基づいて前記所定位置を決定し、決定した所定位置の明るさの目標値を取得する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御システム。 - 前記1以上の照明器具は、複数の第1照明器具を含み、
前記複数の第1照明器具の各々は、互いに異なる領域を照明する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御システム。 - 前記1以上の照明器具は、第2照明器具を含み、
前記第2照明器具は、前記発光部を複数有する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御システム。 - 前記1以上の照明器具は、第3照明器具を含み、
前記第3照明器具は、前記1以上の発光部からの前記照明光の出射方向を調整する調整部を有する、
請求項1~3のいずれか1項に記載の照明制御システム。 - 1以上の照明器具が有する1以上の発光部を制御する制御部と、
ユーザからの操作入力を受け付けるユーザインタフェース部と、
前記ユーザインタフェース部が受け付けた操作入力に基づいて、前記1以上の照明器具によって照明される空間内の所定位置を示す位置情報、及び、当該所定位置の明るさの目標値を取得する取得部と、を備え、
前記1以上の発光部は、前記空間内の互いに異なる領域を照明する照明光を出射し、
前記制御部は、前記取得部によって取得された目標値に基づいて、前記1以上の発光部の点灯条件を決定し、決定した点灯条件に基づいて前記1以上の発光部を制御する、
端末装置。 - 1以上の照明器具が有する1以上の発光部を制御するステップと、
前記1以上の照明器具によって照明される空間内の所定位置を示す位置情報、及び、当該所定位置の明るさの目標値を取得するステップと、を含み、
前記1以上の発光部は、前記空間内の互いに異なる領域を照明する照明光を出射し、
前記制御するステップでは、取得された目標値に基づいて、前記1以上の発光部の点灯条件を決定し、決定した点灯条件に基づいて前記1以上の発光部を制御する、
照明制御方法。 - 請求項14に記載の照明制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022172969 | 2022-10-28 | ||
JP2022172969 | 2022-10-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024065097A true JP2024065097A (ja) | 2024-05-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023184879A Pending JP2024065097A (ja) | 2022-10-28 | 2023-10-27 | 照明制御システム、端末装置、照明制御方法及びプログラム |
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JP (1) | JP2024065097A (ja) |
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2023
- 2023-10-27 JP JP2023184879A patent/JP2024065097A/ja active Pending
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