JP2024064752A - 隔膜真空計 - Google Patents

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康秀 吉川
圭輔 小原
純 市原
公洋 佐藤
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Abstract

【課題】隔膜真空計において、センサヘッドと計測回路とを別々に交換すること。【解決手段】隔膜真空計10は、センサヘッド11と接続部12と処理部13とを有する。センサヘッド11は、加熱された真空チャンバー40の真空圧力を計測する。接続部12は、不揮発性メモリが設置され、センサヘッド11と処理部13とを接続するコネクタ又はケーブルを有する。処理部13は計測された真空圧力の値に対し処理を行うための計測回路を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、隔膜真空計に関する。
従来、半導体製造装置向けの静電容量式隔膜真空計は、加熱された真空チャンバーの真空圧力の計測が必要である。そして、真空チャンバーが加熱されることによりその周囲は高温となるため、従来技術として、耐熱性の高いセンサヘッドのみを真空チャンバー付近に設置し、耐熱性の低い計測回路はケーブルで分離され周囲温度が低い離れた場所に設置するという技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特願2021-083125
しかし、上記の従来技術では、センサヘッドと計測回路とは一対一で調整が必要なため、センサヘッドが故障した等の場合に、センサヘッドと計測回路とを一緒に交換する必要があり、別々に交換することができないという課題があった。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の隔膜真空計は、真空圧力の計測に使用されるセンサヘッドと、計測回路を有する処理部と、不揮発性メモリが設置され、センサヘッドと処理部とを接続するコネクタ又はケーブルを有する接続部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の隔膜真空計は、真空圧力の計測に使用されるセンサヘッドと、計測回路を有する処理部と、圧力測定部と処理部とを接続するコネクタを有する接続部と、外部からセンサヘッドの調整データを取得し、処理部に格納する格納部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、センサヘッドと計測回路とを別々に交換することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る隔膜真空計の概要を示す図である。 図2は、実施形態1に係る隔膜真空計の構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る隔膜真空計のセンサヘッドが有する圧力センサの構造の具体例を示す図である。 図4は、実施形態に係る隔膜真空計におけるセンサヘッドの調整データの具体例を示す図である。 図5は、実施形態に係る隔膜真空計におけるセンサヘッドの具体例を示す図である。 図6は、実施形態1に係る隔膜真空計の具体例を示す図である。 図7は、実施形態1に係る隔膜真空計の具体例を示す図である。 図8は、実施形態1に係る隔膜真空計の具体例を示す図である。 図9は、実施形態2に係る隔膜真空計の構成を示すブロック図である。 図10は、実施形態2に係る隔膜真空計の具体例を示す図である。 図11は、実施形態2に係る隔膜真空計の具体例を示す図である。
以下に、本願に係る隔膜真空計及び計測システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る隔膜真空計及び計測システムが限定されるものではない。
[実施形態1]
以下の実施形態では、実施形態1に係る隔膜真空計10の構成、具体例を順に説明し、最後に実施形態1による効果を説明する。
〔1.システムの構成例〕
図1は、実施形態1に係る隔膜真空計の概要を示す図である。隔膜真空計10は、加熱された真空チャンバー40の真空圧力を計測し、計測した真空圧力の測定値に対して処理を行う。そして、隔膜真空計10の接続部には不揮発性メモリが設置されている。
隔膜真空計10は、まず、加熱された真空チャンバー40の真空圧力を測定する。例えば、隔膜真空計10は、センサヘッドにより加熱された真空チャンバー40の真空圧力を測定する。次に、隔膜真空計10は計測した真空圧力について処理を行う。例えば、隔膜真空計10は、計測された真空圧力に対し、処理部が有する変換増幅回路やアナログ‐デジタル変換回路、計測回路等により処理を行う。
そして、隔膜真空計10は、接続部に不揮発性メモリを有する。例えば、隔膜真空計10は、高温環境エリア(150℃以上)から離れた場所の、センサヘッドと処理部とを接続する同軸複合コネクタ又は同軸複合ケーブルに、センサヘッドの特性の調整データが保存された不揮発性メモリを設置する。
このようにして、隔膜真空計10は、加熱された真空チャンバー40の真空圧力を測定し、処理を行う。そして、センサヘッド付近の高温環境エリアから離れた場所の接続部にセンサヘッドの特性データ等が保存された不揮発性メモリを設置する。その結果、隔膜真空計10は、センサヘッドと処理部が有する計測回路とを別々に交換することができる。
真空チャンバー40は、半導体製造装置向けの静電容量式隔膜真空計において必要となる真空圧力の計測に使用される装置であり、隔膜真空計10のセンサヘッドと接続されている。また、真空チャンバー40は、真空圧力の計測の際に加熱されるため、センサヘッドを含む真空チャンバー40の付近は高温環境(150℃以上)となる。
〔2.隔膜真空計10の構成〕
次に、図2を参照し、図1に示した実施形態に係る隔膜真空計10の構成を説明する。図2は、実施形態1に係る隔膜真空計の構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態1に係る隔膜真空計10は、センサヘッド11と、接続部12と、処理部13とを有する。
センサヘッド11は、真空圧力の計測に使用される。例えば、センサヘッド11は、加熱された真空チャンバー40の真空圧力の計測に使用される。センサヘッド11は、例えば、圧力センサ100や温度センサ110を有し、高温環境(150℃以上)においても正常に動作するものとする。
ここで、センサヘッド11が有する圧力センサ100及び容量CXとCRとについて図3を参照して説明する。図3は、実施形態に係る隔膜真空計のセンサヘッドが有する圧力センサの構造の具体例を示す図である。
図3の例では、圧力センサ100の台座101の中央部には凹部が形成されており、この凹部が形成された台座101の面には、被測定媒体(例えばプロセスガス)の圧力Pに応じて変形可能に構成されたダイアフラム102が接合されている。そして、台座101の凹部は、ダイアフラム102と共に基準真空室103を形成する。
さらに、圧力センサ100において、台座101の基準真空室103側の面には固定電極104が形成され、ダイアフラム102の基準真空室103側の面には固定電極104と対向するように可動電極105が形成されている。こうして、固定電極104と可動電極105とがギャップを隔てて対向するように配置されている。
これにより、ダイアフラム102が被測定媒体の圧力Pを受けて撓むと、可動電極105と固定電極104との間の間隔が変化し、可動電極105と固定電極104との間の静電容量が変化する。そして、この静電容量の変化を感圧容量CXとして計測する。
また、圧力センサ100において、固定電極104の外側の台座101の基準真空室103側の面には、固定電極106が形成されている。さらに、可動電極105の外側のダイアフラム102の基準真空室103側の面には、固定電極106と対向するように可動電極107が形成されている。
ここで、固定電極106と可動電極107とはダイアフラム102の縁部に形成されていることにより、ダイアフラム102が被測定媒体の圧力Pを受けて撓んだとしても、ダイアフラム102の縁部は殆ど変形しないため、可動電極107と固定電極106との間の静電容量は変化し難い。この静電容量を補正容量CRとし、センサ内外の温度変化および基準真空室103内の湿度変化等に基づく測定誤差を除去する目的で計測する。また、ダイアフラム構成部材と台座101とは、例えばサファイアなどの絶縁体から構成されているものとする。
次に、センサヘッド11が有する温度センサ110とセンサヘッド11の構造とについて、図4を参照して説明する。図4は、実施形態に係る隔膜真空計におけるセンサヘッドの具体例を示す図である。図4の例では、センサヘッド11は、圧力センサ100と、圧力センサ100を収容したハウジング111と、圧力センサ100のダイアフラム102に被測定媒体の圧力Pを導く圧力導入管112とを備えている。
また、ハウジング111の内部には隔壁113が設けられている。隔壁113は、台座板113aと支持板113bとから構成されており、ハウジング111の内部空間を第1の空間111aと第2の空間111bとに分離する。支持板113bは、外周がハウジング111に固定されており、台座板113aをハウジング111の内部空間内に浮上させた状態で支持する。そして、台座板113aの第2の空間111b側に圧力センサ100が固定されている。
さらに、台座板113aには、第1の空間111a内の圧力を圧力センサ100のダイアフラム102に導く圧力導入孔114が形成されている。第2の空間111bは、圧力センサ100の基準真空室103と連通しており、真空状態とされている。
また、圧力導入管112は、ハウジング111の第1の空間111a側に接続されている。圧力導入管112とハウジング111との間にはバッフル115が設けられている。圧力導入管112より導入される被測定媒体は、バッフル115の板面に当たり、バッフル115の周囲の隙間を通して、ハウジング111の第1の空間111a内に流入する。
さらに、ハウジング111の外部側面には、温度センサ110が備えられており、温度センサ110と処理部13が有する温度検出部116とが接続されている。これに対し、圧力センサ100は処理部13が有する容量検出部117と接続され、温度検出部116と容量検出部117とはどちらも圧力計測部118に接続されている。
接続部12は、不揮発性メモリ12aが設置され、センサヘッド11と処理部13とを接続するコネクタ又はケーブルを有する。例えば、接続部12は、不揮発性メモリ12aが設置され、センサヘッド11と処理部13とを接続する同軸複合コネクタ又は同軸複合ケーブルを有する。ここで、接続部12が有するコネクタ又はケーブルは、センサヘッド11が容量式のセンサの場合には、ケーブルの寄生容量や浮遊容量の影響を受けないように、同軸複合ケーブルや同軸複合コネクタが使用される。
センサヘッド11には同軸複合ケーブルが固定され接続されており、同軸複合ケーブルと後述する同軸複合コネクタとが接続され、同軸複合コネクタと処理部13とが接続されることで、センサヘッド11による計測値が処理部13へと伝送される。
前述の同軸複合ケーブルは、例えば、高周波の伝送線路用の同軸ケーブルでなくてよく、1本ずつがシールドされているシールドケーブルでもよい。また、同軸複合ケーブルは、複数のケーブルがまとまったものであってもよいし、まとまったものでなくてもよい。
不揮発性メモリ12aは、例えば、半導体IC集積回路であり、高温環境(150℃以上)で使用することができないことから、同軸複合ケーブルの途中や同軸複合コネクタの中などの、高温環境とならない箇所に設置されるものとする。また、前述の不揮発性メモリには、例えば、センサヘッド11の特性の調整データや型番、デートコード、シリアル番号、圧力レンジ、仕様等の情報が保存されるものとする。
また、接続部12が有するコネクタ又はケーブルに設置された不揮発性メモリ12aにセンサヘッド11の調整データが保存されていてもよい。例えば、接続部12が有するコネクタ又はケーブルに設置された不揮発性メモリ12aに、後述するセンサヘッド11の特性の調整データが保存される。
ここで、センサヘッド11の特性の調整データについて、図5を参照して説明する。図5は、実施形態に係る隔膜真空計10におけるセンサヘッドの調整データの具体例を示す図である。例えば、不揮発性メモリ12aに保存するセンサヘッド11の調整データは図5下部に示されている多項式の係数「aij」である。
この「aij」は、センサヘッド11の圧力・温度を変化させ、その時に計測される圧力センサ100の出力(図5におけるVo)・温度センサ110の出力(図5におけるVt)から求められる。また、Voは、Vo=(CX-CR)/CXにより算出される。
ここで、前述の調整データは、通常、センサヘッド11と処理部が有する計測回路は各々ばらつきがあることから、それぞれをペアで組合せて取得するが、センサヘッド11と計測回路とについて、別々に調整データを取得し、各々の求めた補正係数を各々のメモリに保管することで、センサヘッド11と計測回路とを別々に交換することが可能となる。
さらに、接続部12に変換増幅回路が設置されていてもよい。例えば、接続部12が有するコネクタに不揮発性メモリに加え、変換増幅回路が設置される。なお、変換増幅回路の温度特性が測定値に影響する場合、変換増幅回路の温度補正が行われるものとする。
また、接続部12にアナログ‐デジタル変換回路が設置されていてもよい。例えば、接続部12が有するコネクタに不揮発性メモリと変換増幅回路とに加え、アナログ‐デジタル変換回路が設置される。
処理部13は、計測回路を有する。処理部13は、例えば、通信部13aと制御部13bと不揮発性メモリ13cとを有する。通信部13aは、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部13aは、有線又は無線により外部の機器と通信可能に接続される。
制御部13bは、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、処理部13の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
また、制御部13bは、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現される。さらに、制御部13bは、例えば、変換増幅回路やアナログ‐デジタル変換回路、計測回路等により、圧力測定部により測定された値に対し処理を行い、計測回路についての調整データを不揮発性メモリ13cに格納する。
不揮発性メモリ13cは、例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリ等の記憶装置である。不揮発性メモリ13cは、制御部13bによる各種処理に必要なデータ及びプログラムを格納する。また、不揮発性メモリ13cは、例えば、計測回路についての調整データを記憶する。
また、処理部13は、複数のセンサヘッド11を接続することができてもよい。例えば、処理部13は、接続部12との接続部分を複数設けることにより、複数の同軸複合コネクタと接続することができるため、一つの処理部13に対し複数のセンサヘッド11が接続されることが可能となる。なお、本願の実施形態により、センサヘッド11の調整データと計測回路の調整データとが各々格納されるため、センサヘッド11と計測回路との組み合わせが自由となり、1つの計測回路に対し複数のセンサヘッド11を使用することが可能となる。
〔3.隔膜真空計10の具体例〕
ここで、図6から図8を参照し、隔膜真空計10の構成の具体例について説明する。図6から図8は、実施形態1に係る隔膜真空計の具体例を示す図である。まず、図6の例は、接続部における同軸複合コネクタに不揮発性メモリが設置された隔膜真空計10の具体例である。
高温環境となるセンサヘッド11付近ではなく、同軸複合コネクタにセンサヘッド11の特性の調整データが保存された不揮発性メモリを設置することで、センサヘッド11が故障等した場合に、計測回路とセンサヘッド11とを別々に交換することができる。
次に、図7の例は、接続部12におけるコネクタに不揮発性メモリに加え、変換増幅回路が設置された隔膜真空計10の具体例である。コネクタに変換増幅回路を設置することで、コネクタに同軸機能が不要となるため、コネクタの選択肢が増えることになる。
そして、図8の例は、接続部12におけるコネクタに不揮発性メモリと変換増幅回路とに加え、アナログ‐デジタル変換回路(A/Dコンバータ)が設置された隔膜真空計10の具体例である。コネクタにアナログ‐デジタル変換回路を設置することで、コネクタ間をやり取りする信号がデジタル信号のみとなることにより、信号の伝送においてノイズに強くなるという効果がある。
〔4.実施形態1の効果〕
前述してきたように、実施形態1に係る隔膜真空計10は、真空圧力の計測に使用されるセンサヘッド11と、計測回路を有する処理部13と、不揮発性メモリ12aが設置され、センサヘッド11と処理部13とを接続するコネクタ又はケーブルを有する接続部12とを備える。
センサヘッド11は、加熱された真空チャンバー40の真空圧力を計測する。また、処理部13は、計測された真空圧力の測定値に処理を行う計測回路を有する。さらに、接続部12は、不揮発性メモリ12aが設置され、センサヘッド11と処理部13とを接続するコネクタ又はケーブルを有する。
これにより、隔膜真空計10は、高温環境ではないコネクタ又はケーブルに不揮発性メモリが設置されることで、センサヘッドと計測回路とを別々に交換することができるという効果を奏する。
また、隔膜真空計10の接続部12に設置される不揮発性メモリ12aに、センサヘッド11の調整データが保存される。これにより、隔膜真空計10は、高温環境ではないコネクタ又はケーブルに、センサヘッド11の特性の調整データを保存することにより、センサヘッド11が故障等した際に、センサヘッド11とその調整データが保存された不揮発性メモリ12aを交換すればよいため、計測回路を交換する必要がないという効果を奏する。
さらに、隔膜真空計10の接続部12に変換増幅回路が設置される。これにより、隔膜真空計10は、接続部12が有するコネクタに同軸機能が不要となり、同軸機能を有していないコネクタを使用することができるという効果を奏する。
また、隔膜真空計10の接続部12にアナログ‐デジタル変換回路が設置される。これにより、隔膜真空計10は、接続部12のコネクタ間をやり取りする信号がデジタル信号のみとなるため、信号の伝送においてノイズに強くなるという効果を奏する。
さらに、隔膜真空計10の処理部13は複数のセンサヘッド11が接続される。これにより、隔膜真空計10は、センサヘッド11と処理部13とを一対一で使用しなくてもよく、一つの処理部13に対し複数のセンサヘッド11を自由に組み合わせて接続することができるという効果を奏する。
[実施形態2]
前述した実施形態1では、隔膜真空計10の接続部12に不揮発性メモリ12aが設置される場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、隔膜真空計20の処理部13が有する不揮発性メモリ13cに、外部からセンサヘッド11の調整データを取得する外部端末30により、センサヘッド11の調整データが格納されてもよい。
そこで、以下では、実施形態2に係る隔膜真空計20について、外部からセンサヘッド11の調整データ取得する外部端末30により、処理部13が有する不揮発性メモリ13cにセンサヘッド11の調整データが格納される処理について説明する。なお、実施形態1に係る隔膜真空計10と同様の構成や処理については説明を省略する。
〔1.隔膜真空計20の構成〕
まず、図9を用いて、実施形態2に係る隔膜真空計20の構成について説明する。図9は、実施形態2に係る隔膜真空計の構成を示すブロック図である。図9に示すように、隔膜真空計20は、センサヘッド11と、接続部22と、処理部13とを有する。
また、実施形態2に係る隔膜真空計20は、図2に示した実施形態1に係る隔膜真空計10と比較して、隔膜真空計20が有する接続部22が不揮発性メモリを有しないこと及び処理部13が有する不揮発性メモリ13cに外部からセンサヘッド11の調整データを取得する外部端末30により、センサヘッド11の調整データが格納される点が異なる。
接続部22は、センサヘッド11と処理部13とを接続するコネクタ又はケーブルを有する。接続部22は、前述の実施形態1に係る接続部12と同様のコネクタ又はケーブルを有するが、実施形態1に係る隔膜真空計10が有する接続部12と比較して、コネクタ又はケーブルに不揮発性メモリが設置されない点が異なる。
処理部13が有する不揮発性メモリ13cは、外部からセンサヘッド11の調整データを取得する外部端末30により、センサヘッド11の調整データが格納される。例えば、
処理部13が有する不揮発性メモリ13cは、後述する外部端末30により、センサヘッド11特有の調整データについて格納される。
外部端末30は、例えば、コンピュータやスマートフォンといった電子機器であり、隔膜真空計20の外部に設置されネットワークNと接続される。外部端末30は、外部からセンサヘッド11の調整データを取得し、処理部13が有する不揮発性メモリ13cに格納する。
例えば、格納部31は、センサヘッド11のシリアル番号等の情報を含む二次元コードを読み取り、外部のネットワークN上からそのシリアル番号に合致した調整データを取得し、処理部13が有する不揮発性メモリ13cに格納する。
なお、外部のネットワークNには、予めセンサヘッド11のシリアル番号とそのセンサヘッド11に対応する特性の調整データとが保存されているものとする。また、前述の格納処理は、センサヘッド11または計測回路を交換したときの最初にのみ行われるものとする。
〔2.隔膜真空計20の具体例〕
ここで、図10及び図11を参照し、隔膜真空計20の具体例について説明する。図10及び図11は、実施形態2に係る隔膜真空計の具体例を示す図である。まず、図10の例では、センサヘッド11側の同軸複合コネクタに二次元コードのようなタグが付けられ、このタグにはセンサヘッド11のシリアル番号等の情報が含まれる。
そして、外部端末30は、前述のタグを読み取ることで、センサヘッド11のシリアル番号等の情報を取得し、外部のネットワークから取得したシリアル番号に合致するセンサヘッド11の特性の調整データを取得し、処理部13が有する不揮発性メモリ13cに格納する。これにより、隔膜真空計20は、接続部22が有するコネクタ又はケーブルにセンサヘッド11の調整データが格納された不揮発性メモリを設置することなく、センサヘッド11の調整データを使用することができる。
次に、図11の例では、センサヘッド11に前述のタグが付けられ、同軸複合ケーブルの両側に同軸複合コネクタが付けられている。外部端末30の機能は前述の図10と同様であるが、同軸複合ケーブルの両側とセンサヘッド11とに同軸複合コネクタが付けられていることで、センサヘッド11と同軸複合ケーブルとが脱着できる。これにより、隔膜真空計20は、センサヘッド11が故障した際に、センサヘッド11のみを交換することができる。
〔3.実施形態2の効果〕
前述してきたように、実施形態2に係る隔膜真空計20は、真空圧力の計測に使用されるセンサヘッド11と、計測回路と、外部からセンサヘッド11の調整データを取得する外部端末30により、センサヘッド11の調整データが格納された不揮発性メモリ13cとを有する処理部13と、センサヘッド11と処理部13とを接続するコネクタ又はケーブルを有する接続部22とを有する。
これにより、隔膜真空計20は、センサヘッド11の特性の調整データを外部から入手し処理部13が有する不揮発性メモリ13cに格納することで、接続部22が有するコネクタ又はケーブルに、センサヘッド11の調整データが格納された不揮発性メモリを設置することなく、センサヘッド11の調整データを使用することができるという効果を奏する。
また、隔膜真空計20は、同軸複合ケーブルの両側に同軸複合コネクタが付けられていることで、センサヘッド11が故障等した場合に、センサヘッド11のみを交換することができ、コネクタやケーブル、計測回路を交換する必要がないという効果を奏する。
[その他]
前述の各実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の通り構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、前述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」等に読み替えることができる。例えば、制御部は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
以上、本発明の各実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
10 隔膜真空計
11 センサヘッド
12 接続部
12a 不揮発性メモリ
13 処理部
13a 通信部
13b 制御部
13c 不揮発性メモリ
20 隔膜真空計
22 接続部
30 外部端末
40 真空チャンバー
100 圧力センサ
101 台座
102 ダイアフラム
103 基準真空室
104 固定電極
105 可動電極
106 固定電極
107 可動電極
110 温度センサ
111 ハウジング
111a 第1の空間
111b 第2の空間
112 圧力導入管
113 隔壁
113a 台座板
113b 支持板
114 圧力導入孔
115 バッフル
116 温度検出部
117 容量検出部
118 圧力計測部

Claims (6)

  1. 真空圧力の計測に使用されるセンサヘッドと、
    計測回路を有する処理部と、
    不揮発性メモリが設置され、前記センサヘッドと前記処理部とを接続するコネクタ又はケーブルを有する接続部とを
    備えることを特徴とする隔膜真空計。
  2. 前記不揮発性メモリに、前記センサヘッドの調整データが保存されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の隔膜真空計。
  3. 前記接続部に変換増幅回路が設置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の隔膜真空計。
  4. 前記接続部にアナログ‐デジタル変換回路が設置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の隔膜真空計。
  5. 前記処理部に複数の前記センサヘッドを接続することができる
    ことを特徴とする請求項1に記載の隔膜真空計。
  6. 真空圧力の計測に使用されるセンサヘッドと、
    計測回路と、外部から前記センサヘッドの調整データを取得する外部端末により、前記センサヘッドの調整データが格納された不揮発性メモリとを有する処理部と、
    前記センサヘッドと前記処理部とを接続するコネクタ又はケーブルを有する接続部とを
    備えることを特徴とする隔膜真空計。
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