JP2024062234A - 点灯装置及び照明装置 - Google Patents

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慎太郎 日野
将輝 福本
圭介 関
淑也 森脇
健 大野
正暁 杉本
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Abstract

【課題】光源の仕様にかかわらず回路変更が不要である点灯装置及び照明装置を提供する。【解決手段】点灯装置10は、点灯回路1と、定電流回路2と、制御回路3と、を備える。点灯回路1は、光源4に点灯電力を供給する。定電流回路2は、光源4と並列に接続される。制御回路3は、光源4に流れる第1電流I1と定電流回路2に流れる第2電流I2との和である点灯回路1の出力電流I3が目標値と一致するように点灯回路1を制御する。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に点灯装置及び照明装置に関し、より詳細には、光源を点灯させる点灯装置、及び点灯装置を備える照明装置に関する。
特許文献1には、点灯装置と、光源とを備える照明装置が記載されている。点灯装置は、点灯回路と、制御部(制御回路)と、バイパス抵抗とを有する。バイパス抵抗は、光源と並列に接続される。点灯回路は、スイッチング素子及びインダクタを有し、スイッチング素子のオンオフにより光源を点灯させる。制御部は、光源に流れる電流とバイパス抵抗に流れる電流との和である点灯回路の出力電流が目標値と一致するように点灯回路を制御する。
特開2022-40750号公報
特許文献1に記載の点灯装置では、光源の仕様(例えば、光源が有する発光素子の個数、又は発光素子の照度)が変更になると光源への印加電圧が変化し、これに伴ってバイパス抵抗に流れる電流も変化するため、光源の仕様に応じた回路変更が必要であった。
本開示の目的は、光源の仕様にかかわらず回路変更が不要な点灯装置及び照明装置を提供することにある。
本開示の一態様に係る点灯装置は、点灯回路と、定電流回路と、制御回路と、を備える。前記点灯回路は、光源に点灯電力を供給する。前記定電流回路は、前記光源と並列に接続される。前記制御回路は、前記点灯回路の出力電流が目標値と一致するように前記点灯回路を制御する。前記出力電流は、前記光源に流れる第1電流と前記定電流回路に流れる第2電流との和である。
本開示の一態様に係る照明装置は、前記点灯装置と、前記光源と、を備える。前記光源は、少なくとも1つのLEDを有する。
本開示の一態様に係る点灯装置及び照明装置によれば、光源の仕様にかかわらず回路変更が不要であるという利点がある。
図1は、実施形態1に係る点灯装置及び照明装置の概略回路図である。 図2は、実施形態2に係る点灯装置及び照明装置の概略回路図である。
以下、実施形態1,2に係る点灯装置及び照明装置について、図面を参照して説明する。下記の実施形態1,2において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。また、下記の実施形態1,2で説明する構成は本開示の一例にすぎない。本開示は、下記の実施形態1,2に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態1)
(1)概要
まず、実施形態1に係る点灯装置10及び照明装置100の概要について、図1を参照して説明する。
実施形態1に係る照明装置100は、例えば、建築物の一部として天井、壁面及び床面の少なくとも一部に埋め込まれて、光のグラデーションにより空間を演出する建築化照明(ライン照明)である。建築物は、例えば、戸建住宅若しくはマンション等の集合住宅のような住宅、又は、事務所、店舗、工場、病院若しくは倉庫のような非住宅である。照明装置100は、図1に示すように、点灯装置10と、光源4と、を備える。点灯装置10は、光源4に点灯電力を供給するための装置である。
このような建築化照明の分野では、より深い調光率(深調光)を実現するために、光源と並列にバイパス抵抗を接続する場合がある。しかしながら、この場合には、例えば、光源を構成する発光素子の個数、又は発光素子の照度が変更になると光源への印加電圧が変化し、これに伴ってバイパス抵抗に流れる電流も変化する。このため、バイパス抵抗に流れる電流を一定にするために、光源の仕様に応じてバイパス抵抗を交換する必要があった。
実施形態1に係る点灯装置10は、上述の課題を解決することを目的として、図1に示すように、点灯回路1と、定電流回路2と、制御回路3と、を備える。点灯回路1は、光源4に点灯電力を供給する。定電流回路2は、光源4と並列に接続される。制御回路3は、点灯回路1の出力電流I3が目標値と一致するように点灯回路1を制御する。出力電流I3は、光源4に流れる第1電流I1と定電流回路2に流れる第2電流I2との和である。
実施形態1に係る点灯装置10では、例えば、光源4の仕様変更が生じた場合でも、定電流回路2により一定の電流(第2電流I2)を流すことができるので、回路変更が不要であるという利点がある。
(2)詳細
次に、実施形態1に係る点灯装置10及び照明装置100の構成について、図1を参照して説明する。
実施形態1に係る照明装置100は、図1に示すように、点灯装置10と、光源4と、を備える。
(2.1)光源
光源4は、図1に示すように、複数(図1では4つ)の発光素子41を有する。複数の発光素子41の各々は、例えば、LED(Light-Emitting Diode)である。複数の発光素子41は、互いに直列に接続されている。したがって、光源4の両端間には、各発光素子41の順方向電圧と発光素子41の個数とを掛け合わせた電圧(以下、「光源4の順方向電圧」という。)が印加される。光源4のアノードは、後述の点灯回路1の第1出力端子T1に接続されている。また、光源4のカソードは、後述の検出抵抗R1を介して後述の点灯回路1の第2出力端子T2に接続されている。
(2.2)点灯装置
点灯装置10は、図1に示すように、点灯回路1と、定電流回路2と、制御回路3と、を備える。また、点灯装置10は、キャパシタC1と、検出抵抗R1と、を更に備える。
(2.2.1)点灯回路
点灯回路1は、光源4に点灯電力を供給する回路である。点灯回路1は、図1に示すように、スイッチング素子Q1と、インダクタL1と、ダイオードD1と、を有する。また、点灯回路1は、第1出力端子T1と、第2出力端子T2と、を更に有する。点灯回路1は、いわゆるハイサイド型のバックコンバータ回路である。点灯回路1は、スイッチング素子Q1のオンオフにより入力電圧と出力電圧とのデューティ比を変えることで、デューティ比に応じた調光率で光源4を点灯させる。
スイッチング素子Q1は、例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。スイッチング素子Q1は、第1端子と、第2端子と、制御端子と、を有する。実施形態1では、スイッチング素子Q1がMOSFETであるため、第1端子はドレインであり、第2端子はソースであり、制御端子はゲートである。スイッチング素子Q1の第1端子は、直流電源5の正極に接続されている。スイッチング素子Q1の第2端子は、ダイオードD1のカソードに接続され、かつインダクタL1の第1端に接続されている。スイッチング素子Q1の制御端子は、制御回路3に接続されている。
インダクタL1の第1端は、上述したように、スイッチング素子Q1の第2端子に接続され、かつダイオードD1のカソードに接続されている。また、インダクタL1の第1端は、スイッチング素子Q1を介して直流電源5の正極に接続されている。インダクタL1の第2端は、第1出力端子T1に接続されている。第1出力端子T1は、点灯回路1の高電位側の出力端子である。
ダイオードD1のカソードは、上述したように、スイッチング素子Q1の第2端子に接続され、かつインダクタL1の第1端に接続されている。ダイオードD1のアノードは、第2出力端子T2に接続されている。また、ダイオードD1のアノードは、第2出力端子T2を介して直流電源5の負極に接続されている。第2出力端子T2は、点灯回路1の低電位側の出力端子である。
(2.2.2)定電流回路
定電流回路2は、図1に示すように、トランジスタTr1と、オペアンプOP1と、第1抵抗(抵抗)R2と、第2抵抗R3と、を有する。トランジスタTr1は、例えば、NPN型トランジスタである。トランジスタTr1では、ベース電流を流すことでベース電流を増幅させたコレクタ電流を流すことが可能となる。すなわち、トランジスタTr1は増幅素子である。定電流回路2は、光源4と並列に接続される。すなわち、定電流回路2は、直列に接続された複数の発光素子41のすべてと並列に接続されており、複数の発光素子41の一部と並列に接続されているわけではない。また、定電流回路2は、点灯回路1の出力電流I3の一部(第2電流I2)を常時バイパスして、光源4に流れる電流を減らすための回路であってもよい。
トランジスタTr1のコレクタ端子は、点灯回路1の高電位側の第1出力端子T1に接続されている。トランジスタTr1のエミッタ端子は、第1抵抗R2を介して点灯回路1の低電位側の第2出力端子T2に接続されている。すなわち、第1抵抗R2は、点灯回路1の出力端(第1出力端子T1、第2出力端子T2)間に接続されている。より詳細には、第1抵抗R2は、トランジスタTr1を介して点灯回路1の出力端間に接続されている。また、トランジスタTr1のベース端子は、第2抵抗R3を介してオペアンプOP1の出力端子に接続されている。
オペアンプOP1の非反転入力端子には、基準電圧Vrefが印加(入力)される。オペアンプOP1の反転入力端子は、トランジスタTr1のエミッタ端子と第1抵抗R2との接続点P1に接続されている。すなわち、オペアンプOP1の反転入力端子には、第1抵抗R2の両端間電圧V3が入力される。オペアンプOP1の出力端子は、上述したように、第2抵抗R3を介してトランジスタTr1のベース端子に接続されている。オペアンプOP1は、第1抵抗R2の両端間電圧V3と基準電圧Vrefとを比較し、両者が一致するようにフィードバック制御する。
ここで、定電流回路2は、上述したように、光源4と並列に接続される。また、光源4は、上述したように、互いに直列に接続されている複数の発光素子(LED)41を有する。したがって、実施形態1に係る点灯装置10では、光源4の順方向電圧が定電流回路2に印加される。
実施形態1に係る点灯装置10は、光源4の順方向電圧の変動を制御回路3にて検知するように構成されておらず、さらに定電流回路2の分圧を制御回路3に入力するように構成されていない。また、実施形態1に係る点灯装置10では、定電流回路2が光源4と並列に接続されており、光源4の点灯時に遮断されるダミー負荷は光源4と並列に接続されていない。さらに、実施形態1に係る点灯装置10では、光源4と並列にショットキーバリアダイオード等のダイオードが接続されていない。また、実施形態1に係る点灯装置10では、定電流回路2は、スイッチング素子と負荷調整部(例えば、抵抗、可変抵抗、半導体スイッチ素子及び抵抗スイッチ素子の少なくともいずれか1つ)とを接続して、スイッチング素子をオンオフするように構成されていない。
(2.2.3)制御回路
制御回路3は、例えば、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムにて実現され得る。点灯装置10では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、制御回路3の機能が実現される。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
制御回路3は、点灯回路1の出力電流である第3電流I3(以下、「出力電流I3」ともいう。)が目標値(目標電流)と一致するように点灯回路1を制御する。出力電流I3は、図1に示すように、光源4に流れる第1電流I1と、定電流回路2に流れる第2電流I2との和である。
制御回路3は、上述したように、点灯回路1のスイッチング素子Q1の制御端子に接続されている。また、制御回路3は、調光器に接続されている。調光器は、光源4の調光率を設定するための装置である。調光器は、調光率に対応する調光信号を制御回路3に出力する。調光信号は、例えば、PWM(Pulse Width Modulation)信号である。
制御回路3は、調光器からの調光信号に基づいて目標電圧を設定する。目標電圧は、点灯回路1の出力電流I3の目標値(目標電流)に対応する電圧である。このように、点灯回路1の出力電流I3は、調光器から制御回路3に入力される調光信号によって決まる。そして、制御回路3は、点灯回路1の出力電圧が目標電圧と一致するように、スイッチング素子Q1に対して駆動信号を出力する。
(2.2.4)キャパシタ及び検出抵抗
キャパシタC1の第1端は、点灯回路1の高電位側の第1出力端子T1に接続されている。キャパシタC1の第2端は、検出抵抗R1の第2端に接続されている。すなわち、キャパシタC1の第2端は、検出抵抗R1を介して点灯回路1の低電位側の第2出力端子T2に接続されている。このように、キャパシタC1は、点灯回路1と光源4との間で点灯回路1の出力端(第1出力端子T1、第2出力端子T2)間に接続されている。キャパシタC1は、点灯回路1の出力電流I3を平滑化する機能を有する。
検出抵抗R1は、点灯回路1の出力電流I3を検出する。検出抵抗R1の第1端は、点灯回路1の低電位側の第2出力端子T2に接続されている。検出抵抗R1の第2端は、上述したように、キャパシタC1の第2端に接続されている。すなわち、検出抵抗R1は、点灯回路1とキャパシタC1との間に接続されている。検出抵抗R1の両端間には、両端間電圧V2が印加される。両端間電圧V2は、出力電流I3と対応する電圧である。したがって、制御回路3は、出力電流I3として、検出抵抗R1の両端間電圧V2を検出する。そして、制御回路3は、両端間電圧V2と目標電圧とが一致するように点灯回路1を制御する。目標電圧は、上述の目標値(目標電流)に対応する電圧である。
(3)動作
次に、実施形態1に係る点灯装置10及び照明装置100の動作について説明する。
制御回路3は、直流電源5から点灯回路1に直流電圧V1が印加されている状態で、点灯回路1のスイッチング素子Q1に駆動信号を出力する。制御回路3は、上述の調光器からの調光信号に応じて、上記駆動信号におけるスイッチング素子Q1のオン幅を変更する。具体的には、制御回路3は、照明装置100の調光率が大きくなるにつれてスイッチング素子Q1のオン幅を大きくし、照明装置100の調光率が小さくなるにつれてスイッチング素子Q1のオン幅を小さくする。
制御回路3からの駆動信号によって点灯回路1のスイッチング素子Q1がオンオフすることで、光源4に第1電流I1が流れ、かつ定電流回路2に第2電流I2が流れる。これにより、第1電流I1と第2電流I2との和である出力電流(第3電流)I3が検出抵抗R1に流れ、検出抵抗R1の両端間に両端間電圧V2が発生する。制御回路3は、この両端間電圧V2を検出することで、両端間電圧V2に対応する出力電流I3を検出する。そして、制御回路3は、点灯回路1の出力電流I3と目標値とが一致するように点灯回路1のスイッチング素子Q1のオンオフを制御する。具体的には、制御回路3は、検出抵抗R1の両端間電圧V2と目標電圧とが一致するように点灯回路1のスイッチング素子Q1のオンオフを制御する。これにより、点灯回路1の出力電流I3は定電流制御される。また、調光器を用いて調光率を変更することで目標電圧が変更され、その結果、光源4を調光制御することが可能となる。
(4)点灯装置の特性
次に、実施形態1に係る点灯装置10の特性について、図1を参照して説明する。
(4.1)第1特性
まず、点灯装置10の第1特性について説明する。
比較例として、図1において、光源4と並列に定電流回路2が接続されていない場合を想定する。この場合、検出抵抗R1に流れる電流(出力電流I3)と光源4に流れる電流(第1電流I1)とが等しい。このため、例えば、出力電流I3を100%~0.5%の範囲で変化させる場合、照明装置100の調光制御範囲も、出力電流I3と同様、100%~0.5%の範囲となる。したがって、この場合には、光源4の調光率を0.5%以下に制御することはできない。
これに対して、実施形態1に係る点灯装置10では、光源4と並列に定電流回路2が接続されている。この場合、出力電流I3は、上述したように、光源4に流れる第1電流I1と定電流回路2に流れる第2電流I2との和である。したがって、出力電流I3は、第1電流I1に第2電流I2を加算した範囲で変化する。
例えば、定電流回路2に流れる第2電流I2が0.5%となるように、基準電圧Vrefを設定する。すなわち、定電流回路2は、制御回路3による出力電流I3の制御範囲における下限値と等しい電流(第2電流I2)が流れるように構成されている。例えば、照明装置100の調光率が下限値である0.5%のとき、点灯回路1の出力電流I3が0.5%であり、かつ定電流回路2に流れる第2電流I2が0.5%であるため、光源4に流れる第1電流I1は0%となる。また、例えば、上記調光率が0.6%のとき、出力電流I3が0.6%であり、かつ第2電流I2が0.5%であるため、第1電流I1は0.1%となる。すなわち、実施形態1では、出力電流I3を100%~0.5%の範囲で変化させる場合、照明装置100の調光制御範囲は、100%~0%の範囲となる。このように、実施形態1に係る点灯装置10によれば、従来の照明装置の調光下限(例えば、0.5%)以下の調光率で光源4を点灯させることが可能となる。要するに、実施形態1に係る点灯装置10によれば、更なる深調光が可能となる。
(4.2)第2特性
次に、点灯装置10の第2特性について説明する。
比較例として、図1において、光源4のカソードとキャパシタC1の第2端との間に検出抵抗R1が接続されている場合を想定する。この場合、点灯回路1の出力電力はキャパシタC1に充電され、キャパシタC1の充電電流が検出抵抗R1に流れる。このため、制御回路3は、点灯回路1から出力される電流ではなく、キャパシタC1の充放電によって流れる電流を検出する。したがって、この場合には、フィードバック制御に遅延が生じる可能性がある。また、この場合には、光源4に流れる第1電流I1にオーバーシュートが発生する可能性がある。
これに対して、点灯装置10では、図1に示すように、制御回路3は、出力電流I3として、インダクタL1に流れる電流I4を検出する。具体的には、制御回路3は、インダクタL1に流れる電流I4として、点灯回路1とキャパシタC1との間に接続されている検出抵抗R1の両端間電圧V2を検出する。インダクタL1に流れる電流I4は、キャパシタC1にて平滑される前の点灯回路1の出力電流である。制御回路3は、インダクタL1に流れる電流I4から点灯回路1の出力電流I3を検出し、この出力電流I3に基づいて点灯回路1をフィードバック制御する。これにより、キャパシタC1の充放電によるフィードバック制御の遅延を抑制することが可能となる。また、第1電流I1のオーバーシュートを抑制することが可能となる。特に、低調光時におけるオーバーシュートは目立ちやすいため、低調光時のフィードバック制御において効果的である。
(5)効果
実施形態1に係る点灯装置10では、例えば、光源4を構成する発光素子41の個数、又は発光素子41の照度が変更になるような仕様変更が生じた場合でも、定電流回路2により一定の電流(第2電流I2)を流すことができるので、回路変更が不要であるという利点がある。
また、実施形態1に係る点灯装置10では、制御回路3は、点灯回路1の出力電流I3の制御範囲における下限値と等しい第2電流I2が定電流回路2に流れるように点灯回路1を制御している。これにより、光源4に流れる第1電流I1をさらに小さい領域まで制御することが可能となる。
また、実施形態1に係る点灯装置10では、制御回路3は、出力電流I3として、インダクタL1を流れる電流I4を検出する。これにより、起動時及び定常時における第1電流I1のオーバーシュートを抑制することが可能となる。
また、実施形態1に係る点灯装置10では、検出抵抗R1の両端間電圧V2を検出することにより、点灯回路1の出力電流I3を検出することが可能となる。
また、実施形態1に係る点灯装置10では、定電流回路2により、光源4の仕様にかかわらず光源4と並列に一定の電流(第2電流I2)を流すことが可能となる。
また、実施形態1に係る点灯装置10では、光源4を構成する発光素子41がLEDであり、光源4の順方向電圧と等しい電圧を定電流回路2に印加することが可能となる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る点灯装置10A及び照明装置100Aについて、図2を参照して説明する。実施形態2に係る点灯装置10A及び照明装置100Aに関し、実施形態1に係る点灯装置10及び照明装置100と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係る点灯装置10Aは、定電流回路2の代わりに定電流回路2Aを備えている点で、実施形態1に係る点灯装置10と相違する。
実施形態2に係る照明装置100Aは、図2に示すように、点灯装置10Aと、光源4と、を備える。点灯装置10Aは、図2に示すように、点灯回路1と、定電流回路2Aと、制御回路3と、キャパシタC1と、検出抵抗R1と、を備える。
定電流回路2Aは、ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)ZD1と、トランジスタTr2と、第1抵抗R4と、第2抵抗(抵抗)R5と、を有する。
ツェナーダイオードZD1のカソードは、第1抵抗R4を介して点灯回路1の高電位側の第1出力端子T1に接続されている。ツェナーダイオードZD1のアノードは、点灯回路1の低電位側の第2出力端子T2に接続されている。すなわち、ツェナーダイオードZD1と第1抵抗R4との直列回路は、点灯回路1の両端(第1出力端子T1、第2出力端子T2)間に接続されている。また、ツェナーダイオードZD1と第1抵抗R4との直列回路は、光源4と並列に接続されている。
トランジスタTr1のコレクタ端子は、第1出力端子T1に接続されている。トランジスタTr2のエミッタ端子は、第2抵抗R5を介して第2出力端子T2に接続されている。すなわち、第2抵抗R5は、点灯回路1の出力端(第1出力端子T1、第2出力端子T2)間に接続されている。より詳細には、第2抵抗R5は、トランジスタTr2を介して点灯回路1の出力端間に接続されている。また、トランジスタTr2のベース端子は、ツェナーダイオードZD1カソードと第1抵抗R4との接続点P2に接続されている。
定電流回路2Aでは、ツェナーダイオードZD1は、第2抵抗R5の両端間電圧V3を目標電圧に一致させる機能を有する。目標電圧は、ツェナーダイオードZD1の両端間電圧からトランジスタTr2のベース-エミッタ間電圧を引いた値である。これにより、第2抵抗R5の両端間電圧V3が一定となり、その結果、定電流回路2Aに流れる第2電流I2も一定となる。
実施形態2に係る点灯装置10Aにおいても、光源4と並列に定電流回路2が接続されている。このため、例えば、光源4を構成する発光素子41の個数、又は発光素子41の照度が変更になるような仕様変更が生じた場合でも、定電流回路2により一定の電流(第2電流I2)を流すことができるので、回路変更が不要であるという利点がある。
(変形例)
実施形態1,2は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態1,2は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、実施形態1,2の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
実施形態1,2では、照明装置100,100Aが建築化照明(ライン照明)であるが、照明装置100,100Aは建築化照明のような演出照明に限らず、例えば、ダウンライトのような一般照明であってもよい。
実施形態1,2では、光源4が4つの発光素子41を有しているが、光源4は、例えば、1つ、2つ、又は3つの発光素子41を有していてもよいし、5つ以上の発光素子41を有していてもよい。すなわち、光源4は、少なくとも1つのLEDを有していればよい。
実施形態1,2では、4つの発光素子41が互いに直列に接続されているが、4つの発光素子41は、例えば、互いに並列に接続されていてもよいし、互いに直並列に接続されていてもよい。
実施形態1では、増幅素子としてのトランジスタTr1がNPN型トランジスタであるが、トランジスタTr1は、NPN型トランジスタに限らず、例えば、PNP型トランジスタであってもよい。さらに、増幅素子は、MOSFETであってもよい。また、実施形態2においても、増幅素子としてのトランジスタTr2は、NPN型トランジスタに限らず、例えば、PNP型トランジスタであってもよい。さらに、増幅素子は、MOSFETであってもよい。
実施形態1,2では、検出抵抗R1は、点灯回路1の第2出力端子T2とキャパシタC1の第2端との間に接続されているが、検出抵抗1は、例えば、キャパシタC1の第2端と光源4のカソードとの間に接続されていてもよい。
(態様)
本明細書には、以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る点灯装置(10;10A)は、点灯回路(1)と、定電流回路(2;2A)と、制御回路(3)と、を備える。点灯回路(1)は、光源(4)に点灯電力を供給する。定電流回路(2;2A)は、光源(4)と並列に接続される。制御回路(3)は、点灯回路(1)の出力電流(I3)が目標値と一致するように点灯回路(1)を制御する。出力電流(I3)は、光源(4)に流れる第1電流(I1)と定電流回路(2;2A)に流れる第2電流(I2)との和である。
この態様によれば、例えば、光源(4)の仕様変更が生じた場合でも、定電流回路(2)により一定の電流(第2電流I2)を流すことができるので、回路変更が不要であるという利点がある。
第2の態様に係る点灯装置(10;10A)では、第1の態様において、定電流回路(2;2A)は、制御回路(3)による出力電流(I3)の制御範囲における下限値以上の電流が流れるように構成されている。
この態様によれば、光源(4)に流れる第1電流(I1)を更に小さい領域まで制御することが可能となる。
第3の態様に係る点灯装置(10;10A)では、第2の態様において、定電流回路(2;2A)は、上記下限値と等しい電流が流れるように構成されている。
この態様によれば、光源(4)に流れる第1電流(I1)を更に小さい領域まで制御することが可能となる。
第4の態様に係る点灯装置(10;10A)では、第1~第3の態様のいずれか1つにおいて、点灯回路(1)は、スイッチング素子(Q1)及びインダクタ(L1)を有する。制御回路(3)は、出力電流(I3)として、インダクタ(L1)に流れる電流(I4)を検出する。
この態様によれば、起動時及び定常時の第1電流(I1)のオーバーシュートを抑制することが可能となる。
第5の態様に係る点灯装置(10;10A)は、第1~第4の態様のいずれか1つにおいて、キャパシタ(C1)と、検出抵抗(R1)と、を更に備える。キャパシタ(C1)は、点灯回路(1)と光源(4)との間で点灯回路(1)の出力端間に接続されている。検出抵抗(R1)は、点灯回路(1)とキャパシタ(C1)との間に接続されており、出力電流(I3)を検出する。制御回路(3)は、出力電流(I3)として、検出抵抗(R1)の両端間電圧(V2)を検出する。
この態様によれば、検出抵抗(R1)の両端間電圧(V2)を検出することにより、点灯回路(1)の出力電流(I3)を検出することが可能となる。
第6の態様に係る点灯装置(10)では、第1~第5の態様のいずれか1つにおいて、定電流回路(2)は、抵抗(R2)と、オペアンプ(OP1)と、を有する。抵抗(R2)は、点灯回路(1)の出力端間に接続されている。オペアンプ(OP1)は、非反転入力端子に入力される基準電圧(Vref)と、反転入力端子に入力される抵抗(R2)の両端間電圧(V3)と、が一致するようにフィードバック制御する。
この態様によれば、光源(4)の仕様にかかわらず光源(4)と並列に一定の電流(第2電流I2)を流すことが可能となる。
第7の態様に係る点灯装置(10A)では、第1~第5の態様のいずれか1つにおいて、定電流回路(2A)は、抵抗(R5)と、ツェナーダイオード(ZD1)と、を有する。抵抗(R5)は、点灯回路(1)の出力端間に接続されている。ツェナーダイオード(ZD1)は、抵抗(R5)の両端間電圧(V3)を目標電圧に一致させる機能を有する。
この態様によれば、光源(4)の仕様にかかわらず光源(4)と並列に一定の電流(第2電流I2)を流すことが可能となる。
第8の態様に係る点灯装置(10;10A)では、第1~第7の態様のいずれか1つにおいて、光源(4)は、少なくとも1つのLED(41)を有する。光源(4)の順方向電圧が定電流回路(2;2A)に印加される。
この態様によれば、光源(4)の順方向電圧と等しい電圧を定電流回路(2)に印加することが可能となる。
第9の態様に係る照明装置(100;100A)は、第1~第8の態様のいずれか1つの点灯装置(10;10A)と、光源(4)と、を備える。光源(4)は、少なくとも1つのLED(41)を有する。
この態様によれば、例えば、光源(4)の仕様変更が生じた場合でも、定電流回路(2)により一定の電流(第2電流I2)を流すことができるので、回路変更が不要であるという利点がある。
第2~第8の態様に係る構成については、点灯装置(10;10A)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 点灯回路
2,2A 定電流回路
3 制御回路
4 光源
10,10A 点灯装置
41 発光素子(LED)
100,100A 照明装置
C1 キャパシタ
I1 第1電流
I2 第2電流
I3 第3電流(出力電流)
I4 電流
L1 インダクタ
OP1 オペアンプ
Q1 スイッチング素子
R1 検出抵抗
R2 第1抵抗(抵抗)
R5 第2抵抗(抵抗)
Vref 基準電圧
V2 両端間電圧
V3 両端間電圧
ZD1 ツェナーダイオード

Claims (9)

  1. 光源に点灯電力を供給する点灯回路と、
    前記光源と並列に接続される定電流回路と、
    前記光源に流れる第1電流と前記定電流回路に流れる第2電流との和である前記点灯回路の出力電流が目標値と一致するように前記点灯回路を制御する制御回路と、を備える、
    点灯装置。
  2. 前記定電流回路は、前記制御回路による前記出力電流の制御範囲における下限値以上の電流が流れるように構成されている、
    請求項1に記載の点灯装置。
  3. 前記定電流回路は、前記下限値と等しい電流が流れるように構成されている、
    請求項2に記載の点灯装置。
  4. 前記点灯回路は、スイッチング素子及びインダクタを有し、
    前記制御回路は、前記出力電流として、前記インダクタに流れる電流を検出する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の点灯装置。
  5. 前記点灯回路と前記光源との間で前記点灯回路の出力端間に接続されているキャパシタと、
    前記点灯回路と前記キャパシタとの間に接続されており、前記出力電流を検出する検出抵抗と、を更に備え、
    前記制御回路は、前記出力電流として、前記検出抵抗の両端間電圧を検出する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の点灯装置。
  6. 前記定電流回路は、
    前記点灯回路の出力端間に接続されている抵抗と、
    非反転入力端子に入力される基準電圧と、反転入力端子に入力される前記抵抗の両端間電圧と、が一致するようにフィードバック制御するオペアンプと、を有する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の点灯装置。
  7. 前記定電流回路は、
    前記点灯回路の出力端間に接続されている抵抗と、
    前記抵抗の両端間電圧を目標電圧に一致させる機能を有するツェナーダイオードと、を有する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の点灯装置。
  8. 前記光源は、少なくとも1つのLEDを有し、
    前記光源の順方向電圧が前記定電流回路に印加される、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の点灯装置。
  9. 請求項1~3のいずれか1項に記載の点灯装置と、
    前記光源と、を備え、
    前記光源は、少なくとも1つのLEDを有する、
    照明装置。
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