JP2024059371A - ディスペンサ - Google Patents

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公丈 佐々木
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Abstract

Figure 2024059371000001
【課題】検出対象物に向けて流体を吐出するディスペンサを提供する。
【解決手段】ディスペンサ1は、所定のエリア4に光を照射する第1照射部10と、エリア4に検出対象物2が存在していない場合に、第1照射部10からの光を検出する第1受光部20と、エリア4に光を照射する第2照射部30と、エリア4に検出対象物2が存在していない場合に、第2照射部30からの光を検出する第2受光部40と、予め設定された設定時間内において、第1照射部10が光を照射している際に第1受光部20が光を検出しない第1状態と、第2照射部30が光を照射している際に第2受光部40が光を検出しない第2状態とが成立した場合に、エリア4に向けて流体を吐出する吐出部60と、を備え、第1照射部10から照射される光の光軸である第1光軸と、第2照射部30から照射される光の光軸である第2光軸とがエリア4において交差している。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定のエリアに流体を吐出するディスペンサに関する。
従来、例えば手等の検出対象物を検知した場合に、洗浄液や消毒液等の流体を吐出するディスペンサが利用されている。このようなディスペンサとして、例えば下記に出典を示す特許文献1に記載のものがある。
特許文献1には、流体送出システムが記載されている。この流体送出システムは、ユーザの手を感知するように、赤外線ビームを受信機に送る赤外線送信機を備えている。赤外線送信機及び受信機により、吐出ヘッド近くで動きが検出されると、吐出部から流体(液体や半液体)を吐出するように構成されている。
特表2012-532644号公報
特許文献1に記載の流体送出システムでは、検出対象物として手が想定されている。検出対象物が手のような比較的大きなものである場合には、検出対象物が吐出部の下方から多少ずれた位置にあるときでも、検出対象物が吐出部から吐出される流体を受け取ることが可能である。しかしながら、手に比べて検出対象物が小さいものである場合には、検出対象物が吐出部の下方に正確に位置していなければ、検出対象物が適切に流体を受け取ることができない可能性がある。
そこで、吐出部からの流体を適切に検出対象物に受け取らせることが可能なディスペンサが求められる。
本発明に係るディスペンサの特徴構成は、所定のエリアに光を照射する第1照射部と、前記エリアに検出対象物が存在していない場合に、前記第1照射部からの前記光を検出する第1受光部と、前記エリアに光を照射する第2照射部と、前記エリアに前記検出対象物が存在していない場合に、前記第2照射部からの前記光を検出する第2受光部と、予め設定された設定時間内において、前記第1照射部が前記光を照射している際に前記第1受光部が前記光を検出しない第1状態と、前記第2照射部が前記光を照射している際に前記第2受光部が前記光を検出しない第2状態とが成立した場合に、前記エリアに向けて流体を吐出する吐出部と、を備え、前記第1照射部から照射される前記光の光軸である第1光軸と、前記第2照射部から照射される前記光の光軸である第2光軸とが前記エリアにおいて交差している点にある。
このような特徴構成とすれば、所定のエリアに向けて、第1照射部及び第2照射部が互いに異なる方向から光を照射することにより、第1光軸と第2光軸とが交差する部分に検出対象物が存在しているか否かを検出することができる。このようなエリアに向けて吐出部が流体を吐出するように構成することで、検出対象物のサイズにかかわらず、検出対象物に流体を受け取らせることが可能となる。したがって、吐出部からの流体を適切に検出対象物に受け取らせることが可能なディスペンサを実現できる。
また、前記第2照射部は、前記第1状態が成立した場合に、前記光を照射すると好適である。
このような構成とすれば、第1照射部及び第1受光部によって検出対象物が検出された場合に、第2照射部が光の照射を開始するので、第1照射部及び第1受光部によって検出対象物が検出されていない状態における第2照射部及び第2受光部の消費電力を低減できる。
また、前記第1光軸と前記第2光軸とが交差する交差点において、前記第1光軸及び前記第2光軸の双方と交差する第3光軸で光を照射する第3照射部と、前記エリアに前記検出対象物が存在していない場合に、前記第3照射部からの前記光を検出する第3受光部と、を更に備え、前記吐出部は、前記設定時間内において、前記第1状態及び前記第2状態の成立に加え、前記第3受光部が前記光を検出しない第3状態が成立した場合に前記エリアに向けて前記流体を吐出すると好適である。
このような構成とすれば、第3照射部及び第3受光部により、検出対象物が存在するか否かを検出するエリアの範囲を狭めることができる。したがって、検出感度を高めることができるので、周囲への流体の飛散を防止することが可能となる。
あるいは、前記吐出部が前記流体を吐出する吐出方向に直交する方向から前記第1光軸と前記第2光軸とを見た場合に、前記エリア外における、前記第1光軸と前記第2光軸とが交差する交差点と前記吐出部との間において、前記吐出部から吐出された前記流体が前記エリアに至る経路と交差する第3光軸で光を照射する第3照射部と、前記第3光軸上に前記検出対象物が存在していない場合に、前記第3照射部からの前記光を検出する第3受光部と、を更に備え、前記吐出部は、前記第1状態及び前記第2状態の成立に加え、前記第3受光部が前記光を検出する第3状態が成立した場合に前記エリアに向けて前記流体を吐出するように構成してもよい。
このような構成とすれば、例えば検出対象物が吐出部に接近し過ぎて第1照射部及び第2照射部に加え、第3照射部の光が遮られたような状況では、流体を吐出させないようできる。したがって、例えば検出対象物が吐出部に接近し過ぎていることに起因して、検出対処物に吐出された流体が周囲に飛散することを防止できる。
また、前記第1光軸と前記第2光軸とのなす角が15度以上45度以下であって、前記吐出部が前記流体を吐出する吐出方向に直交する方向から前記第1光軸と前記第2光軸とを見た場合に、前記吐出部の吐出口は、前記なす角の垂直二等分線上に配置されていると好適である。
このような構成とすれば、流体の吐出を鉛直方向に沿って行うことができるので、流体の周囲への飛散を抑制することができる。また、第1光軸と第2光軸とを鉛直方向に対して対称に設定できるので、第1照射部と第2照射部との間隔の短縮化にも寄与できる。したがって、ディスペンサを小型化することが可能となる。
ディスペンサの透過斜視図である。 ディスペンサの透過平面図である。 第1光軸及び第2光軸を示す図である。 第1光軸及び第2光軸を示す図である。 泡状歯磨きが吐出された状態を示す図である。 その他の実施形態に係るディスペンサの各光軸を示す図である。 その他の実施形態に係るディスペンサの各光軸を示す図である。
本発明に係るディスペンサは、検出対象物が検出された場合に、検出対象物に対して適切に流体を吐出することができるように構成される。以下、本実施形態のディスペンサ1について説明する。
ここで、本実施形態では、ディスペンサ1の幅方向を第1方向Xとし、ディスペンサ1の奥行き方向を第2方向Yとし、ディスペンサ1の高さ方向を第3方向Zとする。なお、第3方向Zは鉛直方向に一致する。
図1は、本実施形態のディスペンサ1の斜視図である。図2は、図1のディスペンサ1の平面図である。本実施形態のディスペンサ1は、検出対象物2として歯ブラシ2Aを検出し、所定のエリア4に歯ブラシ2Aがある場合に泡状歯磨き(流体の一例)を吐出する。このため、以下の説明では、検出対象物2を歯ブラシ2Aとして説明する。なお、図1及び図2では、理解を容易にするために、ディスペンサ1は筐体100を透かした状態で示している。
図1及び図2に示されるように、ディスペンサ1は、第1照射部10、第1受光部20、第2照射部30、第2受光部40、判定部50、及び吐出部60を備えて構成されている。各機能部は、歯ブラシ2Aに対する泡状歯磨きの吐出に係る処理を行うために、CPUを中核部材としてハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。本実施形態では、判定部50は基板3に実装される。
第1照射部10は、所定のエリア4に光を照射する。所定のエリア4とは、ディスペンサ1における歯ブラシ2Aの存在を検出するために設けられた空間(検出空間)にあたる。第1照射部10は、例えば赤外線LED(light-emitting diode)を用いて構成するとよい。第1照射部10は、このようなエリア4に向けて光を照射する。第1照射部10から照射される光(本実施形態では、赤外線)は、エリア4において集光された状態になると好適である。これにより、エリア4に向けて強度が大きい光を照射することができるので、後述する第1受光部20での誤検出を防止することが可能となる。
第1受光部20は、エリア4に歯ブラシ2Aが存在していない場合に、第1照射部10からの光を検出する。第1受光部20は、エリア4に、歯ブラシ2Aが存在していない場合には、第1照射部10から照射された光を検出する位置であって、エリア4に歯ブラシ2Aが存在している場合には、第1照射部10から照射された光が歯ブラシ2Aで遮られ、第1受光部20に入力されない位置に設けられる。なお、第1受光部20は、エリア4に歯ブラシ2Aが存在している場合には、エリア4に歯ブラシ2Aが存在していない場合における第1照射部10から照射された光の強度よりも低い強度の光(外乱光)が入力されていてもよい。これにより、エリア4に歯ブラシ2Aが存在している状態と、エリア4に歯ブラシ2Aが存在してない状態とで、第1受光部20に、互いに異なる検出結果を出力させることが可能となる。このような第1受光部20は、例えば、フォトディテクタを用いて構成するとよい。
本実施形態では、第1受光部20は、検出した光の強度に応じた電圧値の電圧を出力するように構成される。すなわち、第1受光部20は、歯ブラシ2Aがエリア4に存在している場合には予め設定された値以下の電圧値(例えば0V)の電圧を出力し、歯ブラシ2Aがエリア4に存在していない場合にはその強度に比例した電圧値の電圧を出力するように構成される。第1受光部20の出力は、後述する判定部50に伝達される。
第2照射部30は、エリア4に光を照射する。第2照射部30も、第1照射部10と同様に、ディスペンサ1における歯ブラシ2Aの存在を検出するために設けられた空間(検出空間)であるエリア4に光を照射する。第2照射部30は、例えば赤外線LED(light-emitting diode)を用いて構成するとよい。第2照射部30から照射される光(本実施形態では、赤外線)は、エリア4において集光された状態になると好適である。これにより、エリア4に向けて強度が大きい光を照射することができるので、後述する第2受光部40での誤検出を防止することが可能となる。
第2受光部40は、エリア4に歯ブラシ2Aが存在していない場合に、第2照射部30からの光を検出する。第2受光部40は、エリア4に、歯ブラシ2Aが存在していない場合には、第2照射部30から照射された光を検出する位置であって、エリア4に歯ブラシ2Aが存在している場合には、第2照射部30から照射された光が歯ブラシ2Aで遮られ、第2受光部40に入力されない位置に設けられる。なお、第2受光部40は、エリア4に歯ブラシ2Aが存在している場合には、エリア4に歯ブラシ2Aが存在していない場合における第2照射部30から照射された光の強度よりも低い強度の光(外乱光)が入力されていてもよい。これにより、エリア4に歯ブラシ2Aが存在している状態と、エリア4に歯ブラシ2Aが存在してない状態とで、第2受光部40に、互いに異なる検出結果を出力させることが可能となる。このような第2受光部40は、例えば、フォトディテクタを用いて構成するとよい。
本実施形態では、第2受光部40は、検出した光の強度に応じた電圧値の電圧を出力するように構成される。すなわち、第2受光部40は、歯ブラシ2Aがエリア4に存在している場合には予め設定された値以下の電圧値(例えば0V)の電圧を出力し、歯ブラシ2Aがエリア4に存在していない場合にはその強度に比例した電圧値の電圧を出力するように構成される。第2受光部40の出力は、後述する判定部50に伝達される。
本実施形態では、第1照射部10から照射される光の光軸である第1光軸11と、第2照射部30から照射される光の光軸である第2光軸31とがエリア4において交差するように構成されている。
図3は、ディスペンサ1を見た場合の第1光軸11及び第2光軸31を模式的に示した図である。また、図4は、図3の模式図を側方から見た図である。図3及び図4では、理解を容易にするために、第1照射部10、第1受光部20、第2照射部30、第2受光部40、及び吐出部60が示され、それ以外の機能部は省略されている。
第1照射部10から照射される光の第1光軸11は、ディスペンサ1を第2方向Yに沿って見た場合に、図3に示されるように、第3方向Zに対して反時計回りに角度θ1だけ傾いている。また、第2照射部30から照射される光の第2光軸31は、ディスペンサ1を第2方向Yに沿って見た場合に、第3方向Zに対して時計回りに角度θ2だけ傾いている。本実施形態では、角度θ2は角度θ1と同じ角度に設定される。
一方、本実施形態では、ディスペンサ1を第1方向Xに沿って見た場合には、図4に示されるように、第1照射部10から照射される光の第1光軸11及び第2照射部30から照射される光の第2光軸31は、互いに重複し、第3方向Zに対して反時計回りに角度θ3だけ傾いている。
図3及び図4に示されるように、第1照射部10及び第2照射部30は、夫々、第1光軸11と第2光軸31とがエリア4において交差するように設けられる。本実施形態では、ディスペンサ1を第2方向Yに沿って見た場合に、第1光軸11と第2光軸31とのなす角が15度以上45度以下で構成されている。すなわち、角度θ1と角度θ2との和が、15度以上45度以下で構成されている。この角度は、好ましくは30度程度で設定される。
本実施形態では、第1照射部10は継続して光を照射する。一方、第1受光部20は、光の検出と当該検出の停止とを所定時間毎に繰り返して行う。
本実施形態では、第2照射部30は、第1照射部10が光を照射している際に第1受光部20が光を検出しなくなった場合に、光を照射するように構成されている。第1照射部10が光を照射している際に第1受光部20が光を検出しなくなったか否かは、判定部50により判定される。本実施形態では、第1照射部10が光を照射している際に第1受光部20が光を検出しなくなった状態は、第1状態として扱われる。したがって、第2照射部30は、第1状態が成立した場合に光を照射し、判定部50により第1状態が成立していると判定されるまでは光を照射しない停止状態とされる。
したがって、第1状態が成立するまで、上述した第1照射部10による光の照射及び第1受光部20による光の検出が繰り返され、第1受光部20により光が検出されなくなると、第2照射部30が光の照射を開始し、継続して光を照射する。
この場合、判定部50は、予め設定された設定時間内において、第1状態と、第2照射部30が光を照射している際に第2受光部40が光を検出しなくなった第2状態とが成立したか否かを判定する。すなわち、第1状態が成立したと判定されてから、設定時間が経過するまでに、第2照射部30が光を照射している際に第2受光部40が光を検出しなくならない場合には、判定部50は第2状態が成立したと判定しない。判定部50は、予め設定された設定時間内において、第1状態と第2状態とが成立したと判定すると、その判定結果を、後述する吐出部60に伝達する。
吐出部60は、判定部50から予め設定された設定時間内において、第1状態と第2状態とが成立したとする判定結果が伝達された場合に、エリア4に向けて流体を吐出する。ここで、本実施形態では、図1及び図2に示されるように、ディスペンサ1は、液体歯磨きが貯留されるボトル101と、ボトル101から液体歯磨きを吸い込み、吸い込んだ液体歯磨きを吐出すると共に所定の圧力の空気を吐出するポンプ102と、泡状歯磨きを吐出する吐出口103とを備えている。
上述したように、判定部50により、予め設定された設定時間内において、第1状態と第2状態とが成立したとする判定結果が伝達されると、ポンプ102が吸込管104を介して所定量の液体歯磨きをボトル101から吸い込む。ポンプ102は、吸い込んだ液体歯磨きを、吐出管105に吐出すると共に、吐出管105に連通する空気吐出管106に所定の圧力の空気を吐出する。これにより、吐出管105に吐出された液体歯磨きが吐出管105における空気吐出管106との合流部107において泡状にされる。泡状歯磨き(泡状にされた液体歯磨き)は、吐出口103から吐出される。
なお、ディスペンサ1は、泡状歯磨きだけでなく、例えばハンドソープを吐出するように構成してもよいし、例えばアルコールなどの消毒用液体を吐出するように構成してもよい。もちろん、ディスペンサ1は、吐出する液体の粘性は問わない。また、ディスペンサ1は液体だけでなく、固体を吐出するように構成してもよいし、気体を吐出するように構成してもよい。
また、吐出部60の吐出口103は、吐出部60が流体を吐出する吐出方向に直交する方向から第1光軸11と第2光軸31とを見た場合に、なす角の垂直二等分線上に配置されている。吐出部60が流体を吐出する吐出方向は第3方向Zが相当し、吐出方向に直交する方向とは、第2方向Yが相当する。また、本実施形態では、角度θ1と角度θ2とは、互いに等しい角度で設定されている。したがって、吐出口103から吐出された泡状歯磨きは、第1光軸11と第2光軸31とを二等分して鉛直下方向に滴下する。
以上のように構成することで、図5の(A)に示されるように、エリア4に歯ブラシ2Aがある場合には、吐出部60から吐出された泡状歯磨きを歯ブラシ2Aが受け取ることができる。一方、図5の(B)に示されるように歯ブラシ2Aがエリア4よりも第1照射部10に接近している場合や、図5の(C)に示されるように歯ブラシ2Aがエリア4よりも第1照射部10から遠ざかっている場合には、例えば第1受光部20が第1照射部10から照射された光を検出しないが、第2受光部40が第2照射部30から照射された光を検出する場合には、吐出部60から泡状歯磨きが吐出されないので、歯ブラシ2Aが泡状歯磨きを受け損なうといった状況を回避できる。
このように、本ディスペンサ1によれば、第1光軸11及び第2光軸31に沿って歯ブラシ2Aにおける泡状歯磨きを吐出すべき部分が、吐出部60からの吐出されるエリア4に位置しているか否かを適切に検出し、その検出結果に応じて泡状歯磨きを吐出するので、歯ブラシ2Aが泡状歯磨きを確実に受け取ることが可能となる。また、第1光軸11及び第2光軸31のなす角が、15度から45度の範囲内に設定されるので、第1方向Xに沿うディスペンサ1のサイズが大きくなりすぎることを防止できる。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、吐出部60が、予め設定された設定時間内において、第1照射部10が光を照射している際に第1受光部20が光を検出しない第1状態と、第2照射部30が光を照射している際に第2受光部40が光を検出しない第2状態とが成立した場合に、エリア4に向けて流体を吐出するとして説明した。例えば、ディスペンサ1が、第3照射部70及び第3受光部80を更に備えるように構成し、吐出部60は、第3受光部80の検出結果に基づいて、流体を吐出するように構成することも可能である。
この場合、図6の模式図に示されるように、第3照射部70は、第1光軸11と第2光軸31とが交差する交差点5において、第1光軸11及び第2光軸31の双方と交差する第3光軸71で光を照射するとよい。第1光軸11と第2光軸31とが交差する交差点5とは、エリア4における、第1光軸11と第2光軸31とが交差した箇所(位置)である。第3照射部70は、このような交差点5に向けて第3光軸71で光を照射する。これにより、交差点5では、第1光軸11、第2光軸31、及び第3光軸71が交差し、第1照射部10からの光と、第2照射部30からの光と、第3照射部70から光とが互いに交差することになる。
また、この場合、第3受光部80は、エリア4に歯ブラシ2Aが存在していない場合に、第3照射部70からの光を検出し、エリア4に歯ブラシ2Aが存在している場合には、歯ブラシ2Aによって第3照射部70からの光が遮られて光を検出しなくなる。
したがって、吐出部60は、設定時間内において、第1状態及び第2状態の成立に加え、第3受光部80が光を検出しない第3状態が成立した場合にエリア4に向けて泡状歯磨きを吐出するとよい。これにより、エリア4における歯ブラシ2Aの高さの検出精度を高めることができるので、例えば歯ブラシ2Aがエリア4内において、吐出部60側に近づいていたり、吐出部60から遠ざかっていたりする状況を回避できる。したがって、吐出部60がエリア4において適切に泡状歯磨きを吐出するように構成することで、より確実に泡状歯磨きを歯ブラシ2Aに受け取らせることが可能となる。
また、図7の模式図に示されるように、第3照射部70は、吐出部60が泡状歯磨きを吐出する吐出方向に直交する方向から第1光軸11と第2光軸31とを見た場合に、エリア4外における、第1光軸11と第2光軸31とが交差する交差点5と吐出部60との間において、吐出部60から吐出された泡状歯磨きがエリア4に至る経路と交差する第3光軸71で光を照射するように構成することも可能である。すなわち、図6の例では、第3照射部70から照射される光の第3光軸71が、エリア4において第1光軸11及び第2光軸31が交差する交差点5で第1光軸11及び第2光軸31と交差するように構成されていたが、図7に示されるように、第3光軸71がエリア4外であって、且つ、吐出部60の吐出口103と交差点5との間で、吐出部60からの泡状歯磨きの吐出経路61と交差するように構成される。
この場合、第3受光部80は、第3光軸71上に歯ブラシ2Aが存在していない場合に、第3照射部70からの光を検出するように構成し、且つ、吐出部60が、第1状態及び第2状態の成立に加え、第3受光部80が光を検出する第3状態が成立した場合にエリア4に向けて泡状歯磨きを吐出するように構成するとよい。これにより、第1受光部20及び第2受光部40の検出結果に基づいて、歯ブラシ2Aがエリア4に位置している場合であっても、第3受光部80の検出結果に基づいて、歯ブラシ2Aが吐出口103に接近し過ぎているか否かを検出することが可能となる。したがって、歯ブラシ2Aが吐出口103に接近し過ぎている場合には、泡状歯磨きが吐出されないので、例えば歯ブラシ2Aに勢いよく泡状歯磨きが吐出されて周囲に飛び散ってしまうといったことを回避できる。
上記実施形態では、第2照射部30は第1状態が成立した場合に、光を照射するとして説明した。しかしながら、第2照射部30は第1状態が成立したか否かにかかわらず、光を照射するように構成してもよい。この場合、第2照射部30は第1照射部10の光の照射の開始と共に、光を照射するとよい。
上記実施形態では、第1光軸11と第2光軸31とのなす角が15度以上45度以下であるとして説明した。しかしながら、第1光軸11と第2光軸31とのなす角は、15度未満に設定することも可能であるし、45度より大きく設定することも可能である。
上記実施形態では、吐出部60が泡状歯磨きを吐出する吐出方向に直交する方向から第1光軸11と第2光軸31とを見た場合に、吐出部60の吐出口103は、なす角の垂直二等分線上に配置されているとして説明した。しかしながら、吐出部60が泡状歯磨きを吐出する吐出方向に直交する方向から第1光軸11と第2光軸31とを見た場合に、吐出部60の吐出口103は、なす角の垂直二等分線上に配置されていなくてもよい。
本発明は、所定のエリアに流体を吐出するディスペンサに用いることが可能である。
1:ディスペンサ
2:検出対象物
2A:歯ブラシ
4:エリア
10:第1照射部
11:第1光軸
20:第1受光部
30:第2照射部
31:第2光軸
40:第2受光部
60:吐出部
71:第3光軸
70:第3照射部
80:第3受光部
103:吐出部

Claims (5)

  1. 所定のエリアに光を照射する第1照射部と、
    前記エリアに検出対象物が存在していない場合に、前記第1照射部からの前記光を検出する第1受光部と、
    前記エリアに光を照射する第2照射部と、
    前記エリアに前記検出対象物が存在していない場合に、前記第2照射部からの前記光を検出する第2受光部と、
    予め設定された設定時間内において、前記第1照射部が前記光を照射している際に前記第1受光部が前記光を検出しない第1状態と、前記第2照射部が前記光を照射している際に前記第2受光部が前記光を検出しない第2状態とが成立した場合に、前記エリアに向けて流体を吐出する吐出部と、
    を備え、
    前記第1照射部から照射される前記光の光軸である第1光軸と、前記第2照射部から照射される前記光の光軸である第2光軸とが前記エリアにおいて交差しているディスペンサ。
  2. 前記第2照射部は、前記第1状態が成立した場合に、前記光を照射する請求項1に記載のディスペンサ。
  3. 前記第1光軸と前記第2光軸とが交差する交差点において、前記第1光軸及び前記第2光軸の双方と交差する第3光軸で光を照射する第3照射部と、
    前記エリアに前記検出対象物が存在していない場合に、前記第3照射部からの前記光を検出する第3受光部と、を更に備え、
    前記吐出部は、前記設定時間内において、前記第1状態及び前記第2状態の成立に加え、前記第3受光部が前記光を検出しない第3状態が成立した場合に前記エリアに向けて前記流体を吐出する請求項1又は2に記載のディスペンサ。
  4. 前記吐出部が前記流体を吐出する吐出方向に直交する方向から前記第1光軸と前記第2光軸とを見た場合に、前記エリア外における、前記第1光軸と前記第2光軸とが交差する交差点と前記吐出部との間において、前記吐出部から吐出された前記流体が前記エリアに至る経路と交差する第3光軸で光を照射する第3照射部と、
    前記第3光軸上に前記検出対象物が存在していない場合に、前記第3照射部からの前記光を検出する第3受光部と、を更に備え、
    前記吐出部は、前記第1状態及び前記第2状態の成立に加え、前記第3受光部が前記光を検出する第3状態が成立した場合に前記エリアに向けて前記流体を吐出する請求項1又は2に記載のディスペンサ。
  5. 前記第1光軸と前記第2光軸とのなす角が15度以上45度以下であって、
    前記吐出部が前記流体を吐出する吐出方向に直交する方向から前記第1光軸と前記第2光軸とを見た場合に、前記吐出部の吐出口は、前記なす角の垂直二等分線上に配置されている請求項1又は2に記載のディスペンサ。
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