JP2024059119A - 測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光学式距離計のS/Nを向上させて測定対象物までの距離を精度よく測定できるようにする。【解決手段】レーザ光を出力するレーザ装置と、前記レーザ装置が出力する前記レーザ光の一部を参照光とし、残りの少なくとも一部を測定光として分岐させる分岐部と、前記測定光を計測対象物に照射して反射された前記測定光と、前記参照光とを合波する合波部と、合波された光を検出して電気信号に変換する検出部と、検出された前記電気信号を解析して前記計測対象物までの距離を算出する算出部と、前記参照光および前記測定光の少なくとも一方の光強度レベルを変更する光強度変更部と、検出された前記電気信号に基づいて前記光強度変更部を制御し、前記参照光の光強度レベルと前記測定光の光強度レベルとの比を調節する制御部とを備える、測定装置を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、測定装置に関する。
共振器内に周波数シフタが設けられ、時間の経過とともに発振周波数が線形に変化する複数の縦モードレーザを出力する周波数シフト帰還レーザ(FSFL:Frequency Shifted Feedback Laser)が知られている。また、このような周波数シフト帰還レーザを備え、測定対象物までの距離を測定するFMCW(Frequency Modulated Continuous Wave)法を用いた光学式の距離計が知られている(例えば、特許文献1および非特許文献1を参照)。
特許第3583906号明細書
原武文,「FSFレーザによる距離センシングとその応用」,オプトニューズ,Vol.7,No.3,2012年,pp.25-31
このような光学式距離計は、測定対象物から反射された光を測定光として用いているので、測定対象物の表面の反射率等に応じてS/Nが変化してしまい、測定精度が低下してしまうことがあった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、光学式距離計のS/Nを向上させて測定対象物までの距離を精度よく測定できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様においては、レーザ光を出力するレーザ装置と、前記レーザ装置が出力する前記レーザ光の一部を参照光とし、残りの少なくとも一部を測定光として分岐させる分岐部と、前記測定光を計測対象物に照射して反射された前記測定光と、前記参照光とを合波する合波部と、合波された光を検出して電気信号に変換する検出部と、検出された前記電気信号を解析して前記計測対象物までの距離を算出する算出部と、前記参照光および前記測定光の少なくとも一方の光強度レベルを変更する光強度変更部と、検出された前記電気信号に基づいて前記光強度変更部を制御し、前記参照光の光強度レベルと前記測定光の光強度レベルとの比を調節する制御部とを備える、測定装置を提供する。
前記光強度変更部は、前記分岐部から検出部までの前記参照光が通過する光路に設けられ、前記参照光の光強度レベルを変更する第1参照光変更部を有してもよい。
前記光強度変更部は、前記分岐部から検出部までの前記測定光が通過する光路に設けられ、前記測定光の光強度レベルを変更する第1測定光変更部を有してもよい。
前記制御部は、前記レーザ装置を制御して、前記レーザ光の光強度レベルを更に調節してもよい。
前記参照光および前記測定光の少なくとも一方の光路長を変更する光路長変更部を更に備え、前記制御部は、前記光路長変更部を制御して、前記検出部が検出する前記電気信号の周波数が予め定められた周波数帯域の周波数となるように前記参照光および前記測定光の少なくとも一方の光路長を調節してもよい。
前記光路長変更部は、前記分岐部から前記検出部までの前記参照光が通過する光路に設けられ、前記参照光の光路長を変更する第2参照光変更部を有してもよい。
前記光路長変更部は、前記分岐部から前記検出部までの前記測定光が通過する光路に設けられ、前記測定光の光路長を変更する第2測定光変更部を有してもよい。
前記光路長変更部は、第1方向に移動する移動部と、前記移動部に設けられ、前記第1方向の第1向きに入射する光を前記第1向きとは反対側の第2向きに反射させる第1ミラー部と、前記分岐部から前記検出部までの前記参照光が通過する光路に設けられ、前記参照光を前記第1方向の前記第1向きから前記第1ミラー部に入射させ、前記第1ミラー部から反射された前記参照光を前記参照光の光路へと出射させる第2ミラー部と、前記移動部に設けられ、前記第1方向の前記第2向きに入射する光を前記第1向きに反射させる第3ミラー部と、前記分岐部から前記検出部までの前記測定光が通過する光路に設けられ、前記測定光を前記第1方向の前記第2向きから前記第3ミラー部に入射させ、前記第3ミラー部から反射された前記測定光を前記測定光の光路へと出射させる第4ミラー部とを有してもよい。
前記光路長変更部が変更した光路長の距離を測定する変更距離測定部を更に備え、前記算出部は、測定された光路長の距離と検出された前記電気信号の解析結果とに基づき、前記計測対象物までの距離を算出してもよい。
本発明の第2の態様においては、レーザ光を出力するレーザ装置と、前記レーザ装置が出力する前記レーザ光の一部を参照光とし、残りの少なくとも一部を測定光として分岐させる分岐部と、前記測定光を計測対象物に照射して反射された前記測定光と、前記参照光とを合波する合波部と、合波された光を検出して電気信号に変換する検出部と、検出された前記電気信号を解析して前記計測対象物までの距離を算出する算出部と、前記参照光および前記測定光の少なくとも一方の光路長を変更する光路長変更部と、前記光路長変更部を制御して、前記検出部が検出する前記電気信号の周波数が予め定められた周波数帯域の周波数となるように前記参照光および前記測定光の少なくとも一方の光路長を調節する制御部とを備える、測定装置を提供する。
本発明によれば、光学式距離計のS/Nを向上させて測定対象物までの距離を精度よく測定できるという効果を奏する。
本実施形態に係る測定装置100の第1構成例を計測対象物10と共に示す。 本実施形態に係る測定装置100の第2構成例を計測対象物10と共に示す。 本実施形態に係る測定装置100の参照光および測定光の光周波数の概念を示す。 本実施形態に係る測定装置100が観測するビート信号の周波数の概念を示す。 第2構成例の測定装置100の動作フローの一例を示す。 本実施形態に係る光路長変更部210の変形例を示す。
[測定装置100の第1構成例]
図1は、本実施形態に係る測定装置100の第1構成例を計測対象物10と共に示す図である。測定装置100は、当該測定装置100および計測対象物10の間の距離を光学的に測定する。また、測定装置100は、計測対象物10に照射するレーザ光の位置を走査して、計測対象物10の三次元的な形状を計測してもよい。測定装置100は、レーザ装置110と、分岐部120と、光学系130と、検出部140と、算出部150と、表示部160と、光強度変更部170と、制御部180とを備える。
レーザ装置110は、レーザ共振器を有し、レーザ光を出力する。レーザ装置110は、例えば、複数のモードの周波数変調レーザ光を出力する。レーザ装置110は、共振器内に周波数シフタが設けられ、時間の経過とともに発振周波数が線形に変化する複数の縦モードレーザを出力する。レーザ装置110は、一例として、周波数シフト帰還レーザである。
分岐部120は、レーザ装置110が出力する周波数変調レーザ光の一部を参照光とし、残りの少なくとも一部を測定光として分岐する。分岐部120は、例えば、ビームスプリッタである。分岐部120の分岐比は、一例として、1対1である。
光学系130は、レーザ装置110が出力したレーザ光と、当該レーザ光から分岐された参照光および測定光とが通過する光路を形成するように設けられている。光学系130は、例えば、導波用光学系132と、光ヘッド光学系134と、参照ミラー136とを有する。
導波用光学系132は、レーザ装置110が出力する周波数変調レーザ光を分岐部120に入射させる。導波用光学系132は、例えば、1または複数の光学レンズを含む。図1は、導波用光学系132が光学レンズ、スリット、プリズムミラー等を有する例を示す。
光ヘッド光学系134は、分岐部120から分岐された測定光を計測対象物10に向けて照射させる。また、光ヘッド光学系134は、計測対象物10から反射された測定光を受光する。光ヘッド光学系134は、受光した測定光を集光して分岐部120へと出射する。
光ヘッド光学系134は、例えば、計測対象物10に測定光を照射するための光学系と、計測対象物10から反射する測定光を受光するための光学系とが、共通の光学系である。図1は、光ヘッド光学系134が光学レンズ、スリット等で構成されている例を示す。一例として、光ヘッド光学系134の対物レンズから計測対象物10の間の距離を、測定装置100が測定すべき距離dとする。
参照ミラー136は、分岐部120から分岐された参照光を分岐部120に向けて照射させる。これにより、分岐した参照光および測定光が光学系130によって分岐部120へと戻されることになる。そして、分岐部120は、測定光を計測対象物10に照射して反射された測定光と、参照ミラー136で反射された参照光とを合波する。このように、図1は、分岐部120が合波部としても機能する例を示す。分岐部120は、合波した光を検出部140へと出射する。
ここで、分岐部120から分岐された測定光が計測対象物10によって反射されて戻ってくるまでの光路長を2Lとする。また、分岐部120から分岐された参照光が参照ミラー136によって反射されて戻ってくるまでの光路長を2Lとする。この場合、参照光および測定光の光路差は、2(L-L)となる。光路差は、参照光および測定光の伝搬距離の差であるから、参照光および測定光には光路差に応じた伝搬遅延が発生する。
検出部140は、分岐部120によって合波された光を検出して電気信号に変換する。検出部140は、参照光および測定光を合波して干渉させることにより発生するビート信号を検出する。検出部140は、例えば、光電変換素子を有し、ビート信号を電気信号に変換する。光電変換素子は、一例として、フォトダイオードである。また、検出部140は、AD変換器を有し、電気信号に変換したビート信号をデジタル信号に変換する。
ここで、レーザ装置110が出力する光は、時間の経過とともに発振周波数が線形に変化する。したがって、参照光の発振周波数と反射光の発振周波数には、伝搬遅延に応じた周波数差が生じる。検出部140は、このような周波数差に対応するビート信号を発生させる。
算出部150は、検出された電気信号を解析して計測対象物10までの距離dを算出する。算出部150は、例えば、FFT等による周波数変換を用いて、ビート信号が発生している周波数を解析する。そして、算出部150は、ビート信号の周波数に対応する光路差2(L-L)を算出する。なお、光路差2(L-L)と距離dとの関係は、次式のように表すことができる。
(数1)
-L=L+d
ここで、測定装置100の内部における参照光および測定光の光路差を2Lとしている。測定装置100内部の光路差2Lは、設計値を用いてもよく、これに代えて、予め測定した測定値を用いてもよい。そして、算出部150は、算出した光路差2(L-L)と、測定装置100内部の光路差2Lとを用いて、距離dを算出する。
表示部160は、算出部150の解析結果を表示する。表示部160は、ディスプレイ等を有し、検出結果を表示してよい。また、表示部160は、ユーザからの指示等を受け付けてもよい。
以上の測定装置100は、計測対象物10に照射して反射された測定光と、参照光との間の周波数差を解析することにより、測定装置100および計測対象物10の間の距離dを測定可能とする。即ち、測定装置100は、非接触および非破壊の光学式距離計を構成できる。このような光学式距離計についての詳細は、特許文献1、非特許文献1等にも記載されているので、より詳細な説明は省略する。
計測対象物10は、例えば、金属、ガラス、半導体等の固体表面である。計測対象物10によっては、表面の反射率が高いものもあれば、反射率が低いものもある。また、計測対象物10によっては、反射率が高い部分もあれば、反射率が低い部分もある。したがって、反射された測定光の光強度レベルは、測定光が照射した計測対象物10の位置の反射率に応じて大きく異なることがある。この場合、分岐部120が参照光および測定光を1対1に分岐しても、検出部140に到達する参照光および測定光の光強度レベルの比が計測対象物10の反射率に応じて大きく異なることになる。
参照光および測定光の光強度レベルの比が大きく異なると、検出部140が検出するビート信号の強度レベルが大きく異なるので、ビート信号のS/Nが変動して測定精度が低下してしまうことがある。そこで、本実施形態に係る測定装置100は、光強度変更部170および制御部180を備え、参照光および測定光の光強度レベルの比を調節可能としてS/Nの変動を抑制する。
光強度変更部170は、参照光および測定光の少なくとも一方の光強度レベルを変更する。光強度変更部170は、第1参照光変更部172および/または第1測定光変更部174を有する。図1は、光強度変更部170が第1参照光変更部172および第1測定光変更部174を有する例を示す。
第1参照光変更部172は、分岐部120から検出部140までの参照光が通過する光路に設けられ、参照光の光強度レベルを変更する。図1は、第1参照光変更部172が分岐部120および参照ミラー136の間に設けられている例を示す。第1参照光変更部172は、制御信号に応じて参照光の光強度レベルを減衰および/または増幅可能に構成されていることが望ましい。
第1参照光変更部172は、例えば、複数の減衰フィルタを有し、参照光の光路上に1または複数の減衰フィルタを挿入して参照光の光強度レベルを変更する。また、第1参照光変更部172は、音響光学素子、電気光学素子等を有し、参照光の光強度レベルを変更する可変アッテネータを有してもよい。これに代えて、または、これに加えて、第1参照光変更部172は、光増幅器を有し、参照光の光強度レベルを変更してもよい。
第1測定光変更部174は、分岐部120から検出部140までの測定光が通過する光路に設けられ、測定光の光強度レベルを変更する。図1は、第1測定光変更部174が分岐部120および光ヘッド光学系134の間に設けられている例を示す。第1測定光変更部174は、制御信号に応じて測定光の光強度レベルを減衰および/または増幅可能に構成されていることが望ましい。第1測定光変更部174は、例えば、第1参照光変更部172と同様の部材で構成されている。
制御部180は、検出部140で検出された電気信号に基づいて光強度変更部170を制御し、参照光の光強度レベルと測定光の光強度レベルとの比を調節する。制御部180は、例えば、検出部140がデジタル信号に変換したビート信号の信号強度レベルが予め定められた値よりも小さい場合、光強度変更部170を制御する。
制御部180は、例えば、参照光の光強度レベルを増加させるための制御信号を第1参照光変更部172に送信する。この場合、第1参照光変更部172は、制御信号に応じて、減衰率を小さくするか、または、増幅率を大きくする。これに代えて、または、これに加えて、制御部180は、測定光の光強度レベルを増加させるための制御信号を第1測定光変更部174に送信する。この場合、第1参照光変更部172と同様に、第1測定光変更部174は、制御信号に応じて、減衰率を小さくするか、または、増幅率を大きくする。
なお、制御部180は、レーザ装置110、検出部140、算出部150、および表示部160の動作を制御可能に構成されていることが望ましい。例えば、制御部180は、レーザ装置110を制御して、レーザ光の光強度レベルを更に調節する。これにより、光強度変更部170が参照光および測定光の光強度レベルの比の調節可能な範囲を拡大させることができる。
以上の算出部150および制御部180は、集積回路等で構成されていることが望ましい。例えば、算出部150および制御部180は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)、および/またはCPU(Central Processing Unit)を含む。
算出部150および制御部180の少なくとも一部をコンピュータ等で構成する場合、当該算出部150および制御部180は、共通のおよび/または別個の記憶部を含む。記憶部は、一例として、算出部150および制御部180を実現するコンピュータ等のBIOS(Basic Input Output System)等を格納するROM(Read Only Memory)、および作業領域となるRAM(Random Access Memory)を含む。また、記憶部は、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、および/または当該アプリケーションプログラムの実行時に参照されるデータベースを含む種々の情報を格納してよい。即ち、記憶部は、HDD(Hard Disk Drive)および/またはSSD(Solid State Drive)等の大容量記憶装置を含んでよい。
CPU等のプロセッサは、記憶部に記憶されたプログラムを実行することによって算出部150および制御部180として機能する。算出部150または制御部180は、GPU(Graphics Processing Unit)等を含んでもよい。
以上の本実施形態に係る測定装置100は、参照光および/または測定光の光強度レベルを別個に調節可能な光強度変更部170を備えている。これにより、計測対象物10から反射された測定光の光強度レベルが減少しても、参照光および/または測定光の光強度レベルを増加させるように調節することができる。したがって、測定装置100は、反射率が低い計測対象物10であっても、ビート信号のS/Nが悪化することを抑制し、計測対象物10までの距離dを精度よく測定することができる。
また、例えば、計測対象物10の表面をレーザ光で走査して表面形状を測定する場合、計測対象物10の高い反射率の部分から低い反射率の部分へとレーザ光を走査することがある。このような場合でも、測定装置100は、反射した測定光の光強度レベルに応じてビート信号のS/Nが一定の値以上となるように光強度変更部170を制御するので、計測対象物10の表面形状を精度よく測定できる。なお、計測対象物10の低い反射率の部分から高い反射率の部分へとレーザ光を走査しても、測定装置100は、ビート信号のS/Nが一定の値以上となるように光強度変更部170を制御できることは言うまでもない。
以上の本実施形態に係る測定装置100は、参照光および/または測定光の光強度レベルを調節する例を説明したが、これに限定されることはない。測定装置100は、参照光および/または測定光の光路長を変更可能に構成されていてもよい。このような測定装置100について次に説明する。
[測定装置100の第2構成例]
図2は、本実施形態に係る測定装置100の第2構成例を計測対象物10と共に示す。第2構成例の測定装置100は、光路長変更部210を更に備える。また、図2は、測定装置100が偏光を利用して分岐および合波するように合波部220を更に備える例を示す。更に、図2は、参照ミラー136を用いない測定装置100の構成例を示す。
レーザ装置110は、時間の経過とともに発振周波数が線形に変化する複数の縦モードの周波数変調レーザ光を出力する。レーザ装置110は、図1で説明したレーザ装置110と同様なので、ここでは説明を省略する。
分岐部120は、周波数変調レーザ光の一部を参照光とし、残りの少なくとも一部を測定光として分岐する。なお、図2は、分岐部120が、入射する光のP偏光成分とS偏光成分とを分岐する偏光ビームスプリッタ(PBS)である例を示す。分岐部120は、一例として、入射光のP偏光成分を測定光とし、S偏光成分を参照光として分岐する。また、図2に示す分岐部120は、合波部の機能を有さない。
光学系130は、レーザ光、参照光、および測定光の光路を形成している。なお、図2に示す光学系130は、参照ミラー136を有さない。光学系130は、導波用光学系132、光ヘッド光学系134、および合波用光学系138を有する。
導波用光学系132は、図1と同様に、レーザ装置110が出力する周波数変調レーザ光を分岐部120に入射させる。導波用光学系132は、例えば、周波数変調レーザ光が分岐部120に入射する前に、1/2波長板を通過させる。導波用光学系132は、一例として、光学レンズ、スリット、1/2波長板等を有する。
光ヘッド光学系134は、図1と同様に、分岐部120から分岐された測定光を計測対象物10に向けて照射させる。光ヘッド光学系134は、一例として、プリズムミラー、偏光ビームスプリッタ、1/4波長板、光学レンズ、スリット、等を有する。光ヘッド光学系134は、P偏光の測定光を偏光ビームスプリッタに入射させ、通過した測定光を計測対象物10に向けて照射させる。
光ヘッド光学系134において、P偏光の測定光は、偏光ビームスプリッタを通過した後に1/4波長板を通過し、計測対象物10で反射してから再び1/4波長板を通過する。これにより、測定光はS偏光の光として偏光ビームスプリッタに再び入射するので、計測対象物10で反射した測定光は、偏光ビームスプリッタの入射方向とは異なる方向に反射する。
合波用光学系138は、光ヘッド光学系134から出射された測定光を合波部220に入射させる。合波用光学系138は、一例として、プリズムミラー等を有する。測定光は、S偏光の光として合波部220に入射する。
合波部220は、測定光を計測対象物10に照射して反射された測定光と、合波用光学系138で反射された参照光とを合波する。合波部220は、例えば、ビームスプリッタである。図2において、合波部220に達する参照光および測定光はいずれもS偏光の光なので、合波することによって干渉してビート信号を発生させる。
検出部140は、このようなビート信号を検出する。なお、合波部220がビームスプリッタの場合、合波した光を分岐することになるので、検出部140は、分岐した2つの光のうち一方の光を受光してもよく、これに代えて、両方の光を受光してもよい。図2は、検出部140が分岐した2つの光を受光する例を示す。
この場合、検出部140は、一例として、2つの光をそれぞれ検出する光電変換素子、差動増幅器、AD変換器等を有し、電気信号に変換したビート信号をデジタル信号に変換する。算出部150、表示部160、光強度変更部170は、図1で説明したのでここでは説明を省略する。
光路長変更部210は、参照光および測定光の少なくとも一方の光路長を変更する。光路長変更部210は、第2参照光変更部212および/または第2測定光変更部216を有する。図2は、光路長変更部210が第2参照光変更部212および第2測定光変更部216を有する例を示す。
第2参照光変更部212は、分岐部120から検出部140までの参照光が通過する光路に設けられ、参照光の光路長を変更する。第2参照光変更部212は、例えば、第1参照光変更部172に代えて、または、第1参照光変更部172に加えて設けられている。図2は、第2参照光変更部212が分岐部120と合波部220との間において第1参照光変更部172と直列に設けられている例を示す。第2参照光変更部212は、移動部213、第1ミラー部214、および第2ミラー部215を有する。
移動部213は、第1方向に移動する。移動部213は、一例として、制御部180から供給される制御信号に応じて第1方向の第1向きおよび第2向きに移動可能に設けられている。図2は、移動部213がX方向の+X向き(第1向き)および-X向き(第2向き)に移動する例を示す。
第1ミラー部214は、移動部213に設けられ、第1方向の第1向きに入射する光を第1向きとは反対側の第2向きに反射させる。第1ミラー部214は、例えば、プリズムミラー、コーナーキューブ、複数のミラーの組合せ等である。
第2ミラー部215は、移動部213が移動することによって第1ミラー部214との間の距離が変化するように、測定装置100内に固定されているミラーである。第2ミラー部215は、参照光が通過する光路に設けられ、参照光を第1方向の第1向きから第1ミラー部214に入射させ、第1ミラー部214から反射された参照光を参照光の光路へと出射させる。第2ミラー部215は、例えば、プリズムミラー、複数のミラーの組合せ等である。
第2測定光変更部216は、分岐部120から検出部140までの測定光が通過する光路に設けられ、測定光の光路長を変更する。第2測定光変更部216は、例えば、第1測定光変更部174に代えて、または、第1測定光変更部174に加えて設けられている。図2は、第2測定光変更部216が分岐部120と合波部220との間において第1測定光変更部174と直列に設けられている例を示す。なお、第2測定光変更部216は、第1測定光変更部174の直後に配置されていてもよい。第2測定光変更部216は、移動部217、第3ミラー部218、および第4ミラー部219を有する。
第2測定光変更部216の移動部217、第3ミラー部218、および第4ミラー部219は、第2参照光変更部212の移動部213、第1ミラー部214、および第2ミラー部215と同様の動作をするので、ここでは説明を省略する。なお、図2において、第2測定光変更部216の配置は、第2参照光変更部212の配置に対して略180度回転した配置となっていることは言うまでもない。
以上の第2構成例の測定装置100は、制御部180が光路長変更部210を制御して、参照光および/または測定光の光路差を調節する。このような光路差の調節について、次に説明する。
[参照光および測定光の光周波数]
図3は、本実施形態に係る測定装置100の参照光および測定光の光周波数の概念を示す。図3は、横軸が時間を示し、縦軸が参照光および測定光の光周波数を示す。図3は、検出部140に到達した参照光および測定光の一例を示す。
例えば、時刻tからtn+1までの期間に検出部140に到達した参照光は、光周波数がfからfn+1までシフトしたレーザ光の一部である。そして、レーザ光の残りの一部の測定光は、一定の時間だけ遅延した時刻tからtm+1までの期間に検出部140へと到達し、光周波数は同様にfからfn+1までシフトしている。
参照光に対する測定光の遅延時間は、計測対象物10までの距離dに対応し、検出部140が発生するビート信号の周波数はFとなる。ビート信号の周波数Fは、例えば、時刻tからtn+1までの期間において、一の時点における参照光の光周波数と測定光の光周波数の差周波数である。
ここで、制御部180が光路長変更部210を制御して、参照光および/または測定光の光路差を調節すると、参照光に対する測定光の遅延時間が変化する。例えば、参照光の光路長を長くすること、および/または、測定光の光路長を短くすることにより、参照光に対する測定光の遅延時間が小さくなり、ビート信号の周波数Fは、より低い周波数にシフトする。また、参照光の光路長を短くすること、および/または、測定光の光路長を長くすることにより、参照光に対する測定光の遅延時間が大きくなり、ビート信号の周波数Fは、より高い周波数にシフトする。
[ビート信号の周波数]
図4は、本実施形態に係る測定装置100が観測するビート信号の周波数の概念を示す。図4は、横軸が周波数を示し、縦軸がビート信号の信号強度レベルを示す。図4は、周波数Fにビート信号が発生している例を示す。このような周波数特性は、算出部150が検出部140から受け取った電気信号を周波数変換することによって算出される。
ビート信号の周波数Fは、既に述べたように、計測対象物10までの距離dに対応するので、距離dがより遠くの距離になると、より高い周波数となる。したがって、測定装置100の観測可能な距離の範囲を拡大するには、算出部150が解析できる周波数帯域を拡大しなければならない。例えば、単一の線スペクトルの信号をより広い周波数帯域で周波数解析すると、線スペクトルに重畳するノイズレベルが増加してしまうことがある。この場合、信号のS/Nが悪化することになるので、測定精度が低減してしまうことがある。
そこで、本実施形態に係る測定装置100は、光路長変更部210を制御して、ビート信号が発生する周波数をより低い周波数にシフトさせて、観測すべき周波数帯域が拡大することを抑制する。例えば、制御部180は、検出部140が検出する電気信号の周波数が予め定められた周波数帯域の周波数となるように参照光および測定光の少なくとも一方の光路長を調節する。
図4には、予め定められた周波数帯域をΔWとして示す。制御部180は、例えば、算出部150の周波数解析結果により、ビート信号の周波数Fが帯域ΔWよりも高い周波数の場合、参照光の光路長を長くする、および/または、測定光の光路長を短くする。また、制御部180は、ビート信号の周波数Fが帯域ΔWよりも低い周波数の場合、参照光の光路長を短くする、および/または、測定光の光路長を長くする。
このように、ビート信号の周波数を周波数シフトすることにより、算出部150は、例えば、予め定められた帯域ΔWだけを周波数解析して、シフトしたビート信号の周波数を算出できる。そして、算出部150は、制御部180が調節した光路長と、ビート信号の周波数に対応する光路差とに基づき、計測対象物10までの距離dを算出する。算出部150は、一例として、次式を用いて距離dを算出する。
(数2)
-L+ΔL=L+d
(数2)式において、ΔLは、光路長変更部210が変更した光路長に対応する光路差の変化量である。ΔLは、例えば、参照光または測定光の光路長を長くすると正の値となり、参照光または測定光の光路長を短くすると負の値となる。このように、算出部150は、制御部180が調節した光路長に対応する光路差を加算または減算することにより、計測対象物10までの距離dを算出できる。
制御部180は、例えば、光路長変更部210に光路長を変更するために供給した制御信号に対応する値を算出部150に供給する。これにより、算出部150は、制御部180が調節した光路長の情報を取得してΔLの値を算出することができる。
これに代えて、測定装置100には、光路長変更部210が変更した光路長の距離を測定する変更距離測定部が設けられていてもよい。変更距離測定部は、例えば、第2参照光変更部212の移動部213の位置、および/または、第2測定光変更部216の移動部217の位置を測定する。
変更距離測定部は、例えば、リニアエンコーダ、レーザ変位計等である。この場合、制御部180は、光路長変更部210に光路長を変更させた後に、変更距離測定部に変更させた光路長を測定させる。これにより、算出部150は、測定された光路長の距離と検出された電気信号の解析結果とに基づき、計測対象物10までの距離dを算出できる。このような測定装置100の動作について次に説明する。
[測定装置100の動作フローの例]
図5は、第2構成例の測定装置100の動作フローの一例を示す。測定装置100は、図5のS1010からS1080までの動作を実行することにより、測定装置100から計測対象物10までの距離dを測定する。
まず、S1010において、制御部180は、光強度変更部170および光路長変更部210の初期値を設定する。制御部180は、例えば、光強度変更部170の変更量を予め定められた初期値とする制御信号を光強度変更部170に供給する。また、制御部180は、光路長変更部210の変更量を予め定められた初期値とする制御信号を光路長変更部210に供給する。
次に、S1020において、制御部180は、レーザ装置110を制御して、複数のモードの周波数変調レーザ光を出力する。分岐部120は、レーザ装置110が出力する周波数変調レーザ光の一部を参照光とし、残りの少なくとも一部を測定光として分岐させる。光学系130は、測定光を計測対象物10に照射する。そして、光学系130は、計測対象物10から反射された反射光を受光する。合波部220は、反射光と参照光とを混合してビート信号を発生させ、検出部140は、発生させたビート信号を検出する。
次に、S1030において、制御部180は、算出部150を制御して、ビート信号を周波数解析させる。算出部150は、例えば、FFTを用いてビート信号を周波数変換することにより、ビート信号が発生した周波数Fを算出する。
次に、S1040において、制御部180は、ビート信号の信号強度レベルが予め定められた信号強度レベルの範囲内か否かを判断する。制御部180は、例えば、ビート信号の信号強度レベルが上限値を超えるか、または下限値を下回った場合(S1040:No)、光強度変更部170を制御して、参照光および/または測定光の光強度レベルを調節する(S1050)。制御部180は、ビート信号の信号強度レベルが予め定められた信号強度レベルの範囲内になるまで、S1030からS1050の動作を繰り返す。
ビート信号の信号強度レベルが予め定められた信号強度レベルの範囲内の場合(S1040:Yes)、S1060において、制御部180は、ビート信号の周波数Fが予め定められた帯域ΔWの範囲内の周波数か否かを判断する。制御部180は、例えば、ビート信号の周波数が上限値を超えるか、または下限値を下回った場合(S1060:No)、光路長変更部210を制御して、参照光および/または測定光の光路長を調節する(S1070)。制御部180は、ビート信号の周波数Fが予め定められた帯域ΔWの範囲内の周波数になるまで、S1030からS1070の動作を繰り返す。
ビート信号の周波数が予め定められた帯域ΔWの範囲内の周波数の場合(S1060:Yes)、S1080において、制御部180は、算出部150を制御して、計測対象物10までの距離dを算出させる。算出部150は、光路長変更部210が変更した光路長の距離と、シフトしたビート信号の周波数とに基づき、計測対象物10までの距離dを算出する。
ここで、制御部180は、例えば、算出部150が算出した距離dの情報を表示部160に表示させる。制御部180は、距離dの情報を記憶部等に記憶させてもよい。制御部180は、例えば、ネットワークを介して外部のサーバ、データベース等に距離dの情報を送信してもよい。
以上のように、第2構成例の測定装置100は、ビート信号の信号強度レベルを予め定められた信号強度レベルの範囲内にし、ビート信号の周波数を予め定められた周波数帯域ΔWの周波数としてから、計測対象物10までの距離dを算出する。これにより、ビート信号の信号強度レベルとノイズレベルとを略一定の範囲内とすることができるので、測定装置100は、S/Nを向上させて精度よく計測対象物10までの距離dを測定できる。
以上の本実施形態に係る測定装置100には、光路長変更部210として参照光の光路長を変更する第2参照光変更部212と、測定光の光路長を変更する第2測定光変更部216とを別個独立に設ける例を説明したが、これに限定されることはない。光路長変更部210は、参照光の光路長と測定光の光路長とを共に変更可能に構成されていてもよい。このような光路長変更部210について、次に説明する。
[光路長変更部210の変形例]
図6は、本実施形態に係る光路長変更部210の変形例を示す。変形例の光路長変更部210は、移動部301と、第1ミラー部302と、第2ミラー部303と、第3ミラー部304と、第4ミラー部305とを有する。
移動部301は、第1方向に移動する。移動部301は、一例として、制御部180から供給される制御信号に応じて第1方向(X方向)の第1向き(+X向き)および第2向き(-X向き)に移動可能に設けられている。
第1ミラー部302は、移動部301に設けられ、第1方向の第1向きに入射する光を第1向きとは反対側の第2向きに反射させる。第1ミラー部302は、例えば、プリズムミラー、コーナーキューブ、複数のミラーの組合せ等である。
第2ミラー部303は、分岐部120から検出部140までの参照光が通過する光路に設けられ、参照光を第1方向の第1向きから第1ミラー部302に入射させ、第1ミラー部302から反射された参照光を参照光の光路へと出射させる。第2ミラー部303は、移動部301が移動することによって第1ミラー部302との間の距離が変化するように、測定装置100内に固定されているミラーである。第2ミラー部303は、例えば、プリズムミラー、複数のミラーの組合せ等である。
第3ミラー部304は、移動部301に設けられ、第1方向の第2向きに入射する光を第1向きに反射させる。第3ミラー部304は、例えば、プリズムミラー、コーナーキューブ、複数のミラーの組合せ等である。
第4ミラー部305は、分岐部120から検出部140までの測定光が通過する光路に設けられ、測定光を第1方向の第2向きから第3ミラー部304に入射させ、第3ミラー部304から反射された測定光を測定光の光路へと出射させる。第4ミラー部305は、移動部301が移動することによって第3ミラー部304との間の距離が変化するように、測定装置100内に固定されているミラーである。第4ミラー部305は、例えば、プリズムミラー、複数のミラーの組合せ等である。
以上のように、変形例の光路長変更部210において、移動部301には第1ミラー部302および第3ミラー部304が搭載されている。そして、例えば、移動部301が第1向きに移動すると、第1ミラー部302および第2ミラー部303の間の距離が長くなり、第3ミラー部304および第4ミラー部305の間の距離が短くなる。
このように、移動部301を第1向きに移動させることで、参照光の光路長を長くして測定光の光路長を短くすることができる。したがって、例えば、参照光および測定光の光路差の変化を移動部301の移動距離の4倍にすることができ、光学系の配置面積を低減させつつ、光路差の変化を大きくすることができる。
以上の本実施形態において、光路長変更部210は、図2に示す第2構成例の測定装置100に用いられる例を説明したが、これに限定されることはない。光路長変更部210は、図1に示す第1構成例の測定装置100に用いられてもよい。また、測定装置100は、光強度変更部170を備えずに、光路長変更部210を備える構成であってもよい。
以上の本実施形態の測定装置100において、光学系130がレーザ光、参照光、および測定光の光路をレンズ等の光学部品によって形成している例を説明したが、これに限定されることはない。光学系130の少なくとも一部は、光ファイバを有してもよい。この場合、例えば、レーザ装置110は、光ファイバ出力のレーザ光源であってもよい。また、分岐部120および/または合波部220は、光サーキュレータ、光ファイバカプラ、マッハツェンダ干渉計等であってもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
10 計測対象物
100 測定装置
110 レーザ装置
120 分岐部
130 光学系
132 導波用光学系
134 光ヘッド光学系
136 参照ミラー
138 合波用光学系
140 検出部
150 算出部
160 表示部
170 光強度変更部
172 第1参照光変更部
174 第1測定光変更部
180 制御部
210 光路長変更部
212 第2参照光変更部
213 移動部
214 第1ミラー部
215 第2ミラー部
216 第2測定光変更部
217 移動部
218 第3ミラー部
219 第4ミラー部
220 合波部
301 移動部
302 第1ミラー部
303 第2ミラー部
304 第3ミラー部
305 第4ミラー部

Claims (10)

  1. レーザ光を出力するレーザ装置と、
    前記レーザ装置が出力する前記レーザ光の一部を参照光とし、残りの少なくとも一部を測定光として分岐させる分岐部と、
    前記測定光を計測対象物に照射して反射された前記測定光と、前記参照光とを合波する合波部と、
    合波された光を検出して電気信号に変換する検出部と、
    検出された前記電気信号を解析して前記計測対象物までの距離を算出する算出部と、
    前記参照光および前記測定光の少なくとも一方の光強度レベルを変更する光強度変更部と、
    検出された前記電気信号に基づいて前記光強度変更部を制御し、前記参照光の光強度レベルと前記測定光の光強度レベルとの比を調節する制御部と
    を備える、測定装置。
  2. 前記光強度変更部は、前記分岐部から検出部までの前記参照光が通過する光路に設けられ、前記参照光の光強度レベルを変更する第1参照光変更部を有する、請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記光強度変更部は、前記分岐部から検出部までの前記測定光が通過する光路に設けられ、前記測定光の光強度レベルを変更する第1測定光変更部を有する、請求項1に記載の測定装置。
  4. 前記制御部は、前記レーザ装置を制御して、前記レーザ光の光強度レベルを更に調節する、請求項1に記載の測定装置。
  5. 前記参照光および前記測定光の少なくとも一方の光路長を変更する光路長変更部を更に備え、
    前記制御部は、前記光路長変更部を制御して、前記検出部が検出する前記電気信号の周波数が予め定められた周波数帯域の周波数となるように前記参照光および前記測定光の少なくとも一方の光路長を調節する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の測定装置。
  6. 前記光路長変更部は、前記分岐部から前記検出部までの前記参照光が通過する光路に設けられ、前記参照光の光路長を変更する第2参照光変更部を有する、請求項5に記載の測定装置。
  7. 前記光路長変更部は、前記分岐部から前記検出部までの前記測定光が通過する光路に設けられ、前記測定光の光路長を変更する第2測定光変更部を有する、請求項5に記載の測定装置。
  8. 前記光路長変更部は、
    第1方向に移動する移動部と、
    前記移動部に設けられ、前記第1方向の第1向きに入射する光を前記第1向きとは反対側の第2向きに反射させる第1ミラー部と、
    前記分岐部から前記検出部までの前記参照光が通過する光路に設けられ、前記参照光を前記第1方向の前記第1向きから前記第1ミラー部に入射させ、前記第1ミラー部から反射された前記参照光を前記参照光の光路へと出射させる第2ミラー部と、
    前記移動部に設けられ、前記第1方向の前記第2向きに入射する光を前記第1向きに反射させる第3ミラー部と、
    前記分岐部から前記検出部までの前記測定光が通過する光路に設けられ、前記測定光を前記第1方向の前記第2向きから前記第3ミラー部に入射させ、前記第3ミラー部から反射された前記測定光を前記測定光の光路へと出射させる第4ミラー部と
    を有する、請求項5に記載の測定装置。
  9. 前記光路長変更部が変更した光路長の距離を測定する変更距離測定部を更に備え、
    前記算出部は、測定された光路長の距離と検出された前記電気信号の解析結果とに基づき、前記計測対象物までの距離を算出する、
    請求項5に記載の測定装置。
  10. レーザ光を出力するレーザ装置と、
    前記レーザ装置が出力する前記レーザ光の一部を参照光とし、残りの少なくとも一部を測定光として分岐させる分岐部と、
    前記測定光を計測対象物に照射して反射された前記測定光と、前記参照光とを合波する合波部と、
    合波された光を検出して電気信号に変換する検出部と、
    検出された前記電気信号を解析して前記計測対象物までの距離を算出する算出部と、
    前記参照光および前記測定光の少なくとも一方の光路長を変更する光路長変更部と、
    前記光路長変更部を制御して、前記検出部が検出する前記電気信号の周波数が予め定められた周波数帯域の周波数となるように前記参照光および前記測定光の少なくとも一方の光路長を調節する制御部と
    を備える、測定装置。
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