JP2024058785A - 振動補助装置及び施工方法 - Google Patents

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博康 横山
Hiroyasu Yokoyama
努 加藤
Tsutomu Kato
和幸 永渕
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Abstract

【課題】杭圧入機による鋼管の施工を、振動により補助するための装置であって、杭圧入機の機能が振動により損なわれない装置を提供する。【解決手段】杭圧入機による鋼管(P)の施工を補助するために振動を発生する振動補助装置(10)であって、起振機(1)と、前記起振機(1)の下側に接合されかつ前記鋼管(P)を内側から押圧把持可能な鋼管チャック(5)と、前記起振機(1)の上側に接合され上方に延在する支柱部(4)と、前記支柱部(4)の周囲に間隔を空けて配置されかつ前記杭圧入機により把持可能な筒体(2A)と、前記支柱部(4)の外面と前記筒体(2A)の内面とを連結しかつ振動伝達防止機能を有する緩衝部材(3)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、杭圧入機による鋼管杭や鋼管矢板等の鋼管の施工を補助するために振動を発生する装置に関する。
図12(a)~(d)は、杭圧入機100による鋼管Pの圧入施工の最終段階を概略的に示している。図12(a)に概略的に示す自走式の杭圧入機100は周知である。既設杭列の上方に位置する基台105の下面に設けられた複数のクランプ107が既設杭を把持することにより圧入の反力を得る。基台105には杭圧入機100を既設杭列に沿って移動可能とするスライド部106が設けられている。さらに基台105上の支持駆動部104は、前面に設けた昇降シリンダ103及びチャックヘッド102を支持し昇降の駆動制御を行うと共に、チャックヘッド102に備わる杭チャック101による鋼管Pの把持及び解放を駆動制御する。
図12(a)は、杭圧入機100による限界レベルL1まで鋼管Pを圧入した状況を示している。この限界レベルL1は計画レベルL0よりも高い位置にある。鋼管Pを計画レベルL0まで打ち下げるために打下装置300を用いる。クレーン(図示せず)により吊り込まれた打下装置300は、上部の円筒外面をもつ被把持部301と、被把持部301の下に接合された鋼管チャック302とを有する。(b)に示すように、鋼管P内に挿入された打下装置300の鋼管チャック302が、鋼管Pを内側から押圧把持する。次に(c)の黒矢印で示すように、杭チャック101が鋼管Pを解放して昇降シリンダ103により上昇し、打下装置300の被把持部301を把持する。被把持部301は鋼管Pとほぼ同じ外径を有する。その後(d)に示すように、昇降シリンダ103を降下させることで鋼管Pを計画レベルL0まで圧入する。
杭圧入場所の土質が硬質である場合、根入れ深さが深い場合、砂礫や転石のある場合等、杭圧入機100の昇降駆動能力のみでは圧入が困難又は不可となることが生じ得る。その解決手段として特許文献1、2では、杭圧入機と振動発生装置、例えばバイブロハンマの起振機との組合せが開示されている。
特許文献1では、杭圧入機において鋼矢板を挟み保持する杭チャックの内部に起振装置を設けている。さらに起振装置の振動が昇降ヘッドに伝達しないように、杭チャックと昇降ヘッドとの間に振動吸収部材を設けている。
特許文献2では、キャタピラで地上を移動する杭圧入機により把持された鋼管杭の内部にクランプとウエイトを備えたバイブロを遊挿し、クランプで鋼管杭を内側から押圧把持し、起振駆動させている。バイブロとウエイトの間に弾性部材を介在させることでバイブロの振動をウエイト及びそれに連結したケーブル(クレーンに接続)に伝達させないようにしている。
実開昭63-91533号公報 特開昭63-142122号公報
杭圧入機と振動発生装置を組み合わせた従来技術には問題点がある。特許文献1では、杭圧入機の杭チャックに起振装置が内蔵されている。振動吸収部材は上方の昇降ヘッドとの間に設けられているだけである。よって、振動発生時には杭チャックは直接的に振動の影響を受ける。また、特許文献2では、バイブロとウエイト及びケーブルとの間には振動伝達を防止する弾性部材を介在させているが、杭圧入機の杭チャックには鋼管杭を介して振動が直接伝達される。よって、特許文献1及び2のいずれにおいても、杭圧入機の杭チャックによる杭把持機能が振動によって大きく損なわれるため、圧入力を鋼管杭に有効に伝達できない。結果的に、振動は圧入を補助するのではなく妨げることになる。
以上に鑑み、本発明の目的は、杭圧入機による鋼管の施工を振動により補助するための装置であって、杭圧入機の機能を損うことのない装置を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の構成を提供する。括弧内の数字は、後述する図面中の符号であり参考のために付するものである。
- 本発明の態様は、杭圧入機による鋼管(P)の施工を補助するために振動を発生する振動補助装置(10)であって、
起振機(1)と、
前記起振機(1)の下側に接合されかつ前記鋼管(P)を内側から押圧把持可能な鋼管チャック(5)と、
前記起振機(1)の上側に接合され上方に延在する支柱部(4)と、
前記支柱部(4)の周囲に間隔を空けて配置されかつ前記杭圧入機により把持可能な筒体(2A)と、
前記支柱部(4)の外面と前記筒体(2A)の内面とを連結しかつ振動伝達防止機能を有する緩衝部材(3)と、を備えている。
- 上記態様において、前記起振機(1)が1つの回転軸(R)の周りで回転駆動される複数の偏心重錘(1A,1B)を有する一軸起振機であることが好適である。
- 上記態様において、平面視にて前記起振機(1)の輪郭形状が前記鋼管チャック(5)の輪郭形状の内側に収まることが好適である。
- 上記態様において、前記緩衝部材(3)が、防振ゴム(3A)と前記防振ゴム(3A)を両側から挟持する一対の金属板(3B)とを有し、前記一対の金属板(3B)の各々が前記支柱部(4)と前記筒体(2A)にそれぞれ接合されることが好適である。
- 上記態様において、前記鋼管チャック(5)が前記起振機(10)から取り外し可能であることが好適である。
- 上記態様において、前記支柱部(4)が前記起振機(1)から取り外し可能であることが好適である。
- 上記態様において、前記筒体(2A)が、前記鋼管(P)と同じ外径を有する円筒管であることが好適である。
- 本発明の別の態様は、杭圧入機と、請求項1に記載の振動補助装置(10)とを用いた鋼管(P)の施工方法であって、
前記杭圧入機を単独で用いて前記鋼管(P)を所定の位置まで圧入する工程と、
前記振動補助装置(10)を前記鋼管(P)に上方から挿入し、前記鋼管チャック(5)により前記鋼管(P)を内側から押圧把持すると共に、前記杭圧入機により前記筒体(2A)を把持する工程と、
前記杭圧入機による圧入力と、前記振動補助装置(10)の前記起振機(1)の振動力とにより前記鋼管(P)を打ち下げる工程と、を含む。
- 本発明のさらに別の態様は、全周回転機である杭圧入機と、請求項1に記載の振動補助装置(10)とを用いた鋼管(P)の施工方法であって、
前記杭圧入機を単独で用いて前記鋼管(P)を所定の位置まで圧入する工程と、
前記振動補助装置(10)を前記鋼管(P)に上方から挿入し、前記鋼管チャック(5)により前記鋼管(P)を内側から押圧把持する工程と、
前記杭圧入機による圧入力と、前記振動補助装置(10)の前記起振機(1)の振動力とにより前記鋼管(P)を打ち下げる工程と、を含む。
本発明の振動補助装置によれば、起振機の下側に接合された鋼管チャックにより鋼管を内側から押圧把持すると共に、起振機の上側に固定された支柱部とその周囲に配置され杭圧入機により把持される筒体との間に振動伝達防止用の緩衝部材を介在させたことによって、杭圧入機の機能を振動により損なうことなく、鋼管の圧入を起振機の振動により補助することができる。
図1(a)は、本発明の振動補助装置の基本的な実施形態を模式的に示す側面図であり、(b)は(a)の振動補助装置に杭圧入機の杭チャック及び鋼管を付加した概略縦断面図である。 図2(a)及び(b)は、本発明の振動補助装置の構成例を概略的に示す正面図及び右側面図である。 図3は、図2の構成例の概略的な斜視図である。 図4(a)は図2の構成例の概略的な展開図であり、(b)は緩衝部材の展開斜視図である。 図5(a)及び(b)は、本発明の振動補助装置の別の構成例を概略的に示す正面図及び右側面図である。 図6(a)は図2の構成例の平面図であり、(b)は図2(a)のI-I断面の概略図である。 図7は、図3のII-II断面の概略図である。 図8は、図5(a)のIII-III断面の概略図である。 図9は、本発明の振動補助装置を用いた杭圧入機による施工状況を概略的に示す一部切欠き斜視図である。 図10A(a)~(d)は、自走式杭圧入機に本発明の振動補助装置を適用した施工例の前半を示す。 図10B(e)~(h)は、図10Aに続く後半を示す。 図11(a)~(g)は、全周回転機に本発明の振動補助装置を適用した施工例を示す。 図12(a)~(d)は、杭圧入機に打下装置を適用した従来の施工例を示す。
以下、実施例を示す図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本発明の振動補助装置は、杭圧入機による鋼管の施工を補助するために振動を発生する装置である。ここでの鋼管は、鋼管杭や鋼管矢板(鋼管杭に継手を設置したもの)等である。
図1(a)は、本発明の振動補助装置1の基本的な実施形態を模式的に示す側面図である。図1(b)は施工時の状態を示し、(a)の振動補助装置1に杭圧入機の杭チャック101及び鋼管Pを付加した概略縦断面図である。これらを参照して本発明の基本形態を説明する。
振動補助装置10は、下から上に、杭を把持する鋼管チャック5、振動を発生する起振機1、及び、杭圧入機により把持される被把持部2が順次配置されている。さらに被把持部2の内側において、起振機1に一端を接合された支柱部4が上方に延在し、緩衝部材3が支柱部4と被把持部2とを連結している。
起振機1の下側に接合された鋼管チャック5は、固定部材5Aと可動部材5Bとを有する。図1(b)に示すように、施工時には、鋼管チャック5が鋼管Pの内側に挿入される。油圧機構により可動部材5Bを固定部材5Aに対して動かすことで鋼管チャック5の外径が変化し、鋼管Pの内面を押圧することができる。これにより鋼管チャック5が鋼管Pを把持する。
起振機1は筐体1Cを有する。起振機1の基本的構成は、周知のバイブロハンマの起振機と同じである。起振機1は、油圧式であっても電動式であってもよい。筐体1C内には回転軸Rの周りで回転駆動される偏心重錘1A、1Bが設置されている。図1(b)に示すように、起振機1により発生した振動は鋼管チャック5を介して鋼管Pに直接伝達される。これにより杭圧入機による圧入力に対し、起振機による振動力を確実に付加することができ、鋼管Pの打設を容易とする。
鋼管チャック5が鋼管Pを押圧把持する位置は、杭頭から適切な距離だけ離れた位置であることが好ましい。杭頭に近すぎる位置を押圧把持すると鋼管Pが変形し易いためである。施工時には、鋼管チャック5と共に起振機1の一部又は全体が鋼管Pの内側に挿入される場合が想定される。その場合、起振機1は、鋼管Pに挿入可能な形状とする必要がある。そのためには、平面視において鋼管Pの内部空間断面内に起振機1の断面が収まればよい。鋼管Pの内径は鋼管チャック5の外径とほぼ同じであるから、平面視において、起振機1の輪郭形状が鋼管チャック5の輪郭形状の内側に収まれば、起振機1を鋼管Pに挿入できる。比較的小径の鋼管Pに起振機1を挿入可能とする場合、起振機1は、比較的コンパクトな一軸起振機とすることが好ましい。
起振機1の上側には支柱部4が接合されている。支柱部4は筒状の支柱4Bを有する。支柱4Bは起振機1から起立して上方に延在している。平面視において、支柱4Bと起振機1の中心は一致していることが好ましい。支柱4Bの内部には、上下方向に貫通する空間が設けられる。支柱4Bは、円柱又は角柱であり、好ましくは四角柱、六角柱、八角柱等の正多角柱である。支柱部4は起振機1と一体化されており、起振機1の筐体の延長部分とみることもできる。
被把持部2は、支柱部4の支柱4Bの周囲に間隔を空けて配置された筒体2Aを有する。筒体2Aは、支柱4Bと同軸に配置されている。図1(b)に示すように、筒体2Aは、杭圧入機の杭チャック101によりその外面を挟持されることで把持される。杭チャック101は、振動補助装置10を用いないときは鋼管Pを把持しているが、振動補助装置10を併用するときは鋼管Pの替わりに筒体2Aを把持する。したがって、筒体2Aは鋼管Pとほぼ同様の外面形状を有することが好ましい。ここでの外面形状は、平面視における輪郭形状を意味する。例えば鋼管Pが円筒管の場合、筒体2Aも鋼管Pと同じ外径をもつ円筒管とする。杭圧入機の杭チャック101は、通常、油圧機構により制御される所定の把持可能範囲を有するので、当該範囲内であれば筒体2Aを把持可能である。よって、筒体2Aの外径が鋼管Pの外径と完全に一致する必要はなく異なっていてもよい。
また、筒体2Aは、杭チャック101からの圧入力が確実に伝達されるように上下方向に適切な長さを有する。一例として、筒体2Aの上端は支柱部4の上端とほぼ同じ位置にあり、筒体2Aの下端は起振機1の上端よりも上方に位置することが好ましい。
緩衝部材3は、支柱部4の支柱4Bの外面と被把持部2の筒体2Aの内面とを連結する部材である。緩衝部材3は、振動の伝達を防止する機能を有する。緩衝部材3は、例えば防振ゴムを含む。必要に応じた複数の緩衝部材3が取り付けられ、支柱4B及び筒体2Bの軸の周りにおいてかつ上下方向において、均一に配置されることが好ましい。
起振機1の振動は支柱部4にも伝わるが、緩衝部材3の内部で十分に減衰する。これにより、杭圧入機にとって問題となるような振動は被把持部2の筒体2Aに伝達しない。この結果、起振機1の振動が、筒体2Aを把持する杭チャック101及び杭圧入機本体の機能を損なうことを回避できる。
一方、杭圧入機の圧入力は、杭チャック101から被把持部2の筒体2Aに加わり、緩衝部材3、支柱部4、起振機1、及び鋼管チャック5を介して鋼管Pに伝達される。杭圧入機と同時に起振機1を駆動することによって、振動による圧入の補助を実現できる。
振動補助装置10は、その上下方向の長さを除いて全体形状が鋼管Pの外形に類似している。このことは、杭圧入機における振動補助装置10の併用を容易とする。内張式の鋼管チャック5は、鋼管Pの外側にチャック用空間を確保することが困難な場合等に特に有利である。被把持部2の筒体2Aは、鋼管Pと同様に杭圧入機の杭チャック101により把持可能である。内張式の鋼管チャック5及び被把持部2の筒体2Aを備えることによって、杭圧入機単独で鋼管Pを施工する際の施工性を維持したままで振動補助装置10との併用を実現することができる。
図2(a)及び(b)は、本発明の振動補助装置10の構成例を概略的に示す正面図及び右側面図である。図3は図2の構成例の概略的な斜視図である。図4(a)は図2の構成例の概略的な展開図であり、(b)は緩衝部材3の展開斜視図である。これらの図を参照して振動補助装置10の構成例を説明する。
起振機1の筐体1Cは、略四角柱の本体部と、本体部の上側と下側にそれぞれ設けられた補強部と、上端に位置する円盤状の上フランジ1C1と、下端に位置する円盤状の下フランジ1C2とを有する。
鋼管チャック5は、略円柱体を縦にほぼ2分割した形状の2つの部材を有し、一方は固定部材5Aであり、他方は可動部材5Bである。固定部材5Aの上側に連結部が設けられ、連結部の上端は略円盤状の上フランジ5Cで構成されている。起振機1の下フランジ1C2と鋼管チャック5の上フランジ5Cとは、互いに固定孔を整列させて当接し、固定孔に通したボルト6A2とナット6B2により接合されている。鋼管チャック5と起振機1とは着脱可能である。
支柱部4は、下端の円盤状の下フランジ4Aと、下フランジ4A上に設けられた補強台座4Cと、補強台座4Cの上面から上方に延在する支柱4Bとを有する。支柱部4の下フランジ4Aと起振機1の上フランジ1C1とは、互いに固定孔を整列させて当接し、固定孔に通したボルト6A1とナット6B1により接合されている。支柱部4と起振機1とは着脱可能である。図示の例では支柱4Bは八角柱である。支柱4Bを取り囲むように所定の距離を空けて被把持部2の筒体2Aが位置している。図示の例では筒体2Aは円筒である。
図3及び図4(a)に示すように、八角柱である支柱4Bの8つの外面のうち1つおきの面上に、上下2個ずつ合計8個の緩衝部材3が取り付けられている。このために、支柱4Bには、1個の緩衝部材3当たり4個の固定孔4Dが形成されている。一方、被把持部2の筒体2Aの対応する位置には、1個の緩衝部材3当たり4個の固定孔2Bが形成されている。これらの固定孔4D、2Bを用いて支柱4Bと筒体2Aとの間に緩衝部材3が固定される。
図4(a)に示すように、起振機1と支柱部4は、ボルト6A1とナット6B1を取り外せば分解可能である。また、起振機1と鋼管チャック5は、ボルト6A2とナット6B2を取り外せば分解可能である。
図4(a)において起振機1の上端から突出しているモーター1Dの一部は、組立状態においては支柱部4の補強台座4Cの内部空間に収容される。
図4(b)に示すように、緩衝部材3は、防振ゴム3Aと、防振ゴム3Aを両側から挟持する一対の金属板3B1、3B2とを有する。防振ゴム3Aと金属板3B1、3B2とは強固に結合している。防振ゴム3Aは、図示の例では鼓形であるが円柱形又は角柱形でもよい。一方の金属板3B1の固定孔3Cは、被把持部2の筒体2Aの固定孔2Bと整列してボルト6A3及びナット6B3により固定される。他方の金属板3B2の固定孔3Cは、支柱部4の支柱4Bの固定孔4Dと整列してボルト6A4及びナット6B4により固定される。
図示しないが、被把持部2の筒体2Aの上端には、振動補助装置10をクレーンにより吊り下げるための吊り環が設けられる。
図5(a)及び(b)は、本発明の振動補助装置10の別の構成例を概略的に示す正面図及び右側面図である。この構成例は、図2の構成例において鋼管チャック5を別の鋼管チャック5’に交換したものである。例えば、図2の鋼管チャック5は直径1000mm前後の鋼管を対象とし、図5の鋼管チャック5’は直径1200mm前後の鋼管を対象とする。振動補助装置10では、対象鋼管の大きさに応じて適切な鋼管チャックに交換することができる。大直径の鋼管チャック5’は、例えば1つの固定部材5Aと2つの可動部材5Bとを有する3分割の構成となっている(詳細は図8で後述する)。なお、図2と図5の被把持部2の直径は同じである。杭圧入機の杭チャックが、直径1000mm~1200mmの範囲の鋼管を把持可能である場合、鋼管チャック5’に交換したときも、被把持部2は交換せずに共通して用いることができる。
図示しないが、被把持部2も、外径の異なる別の被把持部に交換することができる。その場合、支柱部4、緩衝部材3及び被把持部2を一体として交換することが好ましい。
図6(a)は図2に示した構成例の平面図である。図6(b)は図2(a)のI-I断面であり、支柱部4及び被把持部2の断面を概略的に示している。緩衝部材3の金属板3B1は平板であるので、曲面である筒体2Aの内面に形成された平坦部2C上に固定されている。筒体2Aに形成された固定孔2Bは、ボルト6A3の頭部が突出しないようにザグリ穴を有する。
補強台座4C及び支柱4Bの内側には、上下に貫通する空間が設けられている。この空間は起振機1の内部空間とも連通しており、下方に存在する起振機及び鋼管チャックの駆動用の電源ケーブルや油圧ホース等を通すために用いられる。図示しないが、支柱4Bの内側に格子状の補強リブ板等を配置してもよい。
図7は、図3のII-II断面であり、起振機1の縦断面を概略的に示している。起振機1は、1つの回転軸Rを有する一軸起振機である。最上部に位置するモーター1Dから下方に延びるモーター軸1Eの下端には駆動傘歯車1Fが設けられている。駆動傘歯車1Fは、左側で第1従動傘歯車1Gと歯合し、右側で第2従動傘歯車1Hと歯合する。左右方向に延びる幾何学的な回転軸Rに沿って第1軸部材1Jと、ベアリングを介して第1軸部材1Jを取り囲む第2軸部材1Kが設けられている。第1従動傘歯車1Gは第1軸部材1Jに固定され、第2従動傘歯車1Hは第2軸部材1Kに固定されている。さらに、第1軸部材1Jには偏心重錘1A(左右2箇所に分割)が取り付けられ、第2軸部材1Kには偏心重錘1Bが取り付けられている。
モーター軸1Eが回転すると、駆動傘歯車1Fの回転によって第1従動傘歯車1Gと第2従動傘歯車1Hは起振機1の回転軸Rの周りで回転するが、互いに反対方向に回転する。よって、第1軸部材1Jと第2軸部材1Kも互いに反対方向に回転し、そして偏心重錘1Aと偏心重錘1Bも互いに反対方向に同じ回転速度で回転する。この結果、偏心重錘1A、1Bにより上下方向の振動が発生する。一軸起振機は、比較的コンパクトで軽量化されているので、本発明の振動補助装置において好適である。
図8は、図5(a)のIII-III断面であり、大直径の鋼管チャック5’の断面を模式的に示している。図中の符号5Dで示す太線は、作動油の管路の一部を概略的に示している。大直径の鋼管チャック5’は、1つの固定部材5Aと2つの可動部材5Bとを有する3分割の構成となっている。対称的に構成された2つの可動部材5Bは、それぞれオイル室5Eと、オイル室5E内で可動なピストン5Fが設けられている。管路5Dを通してオイル室5Eに作動油を供給又は排出することで、ピストン5Fに対して相対的に可動部材5Bが移動する。
図9は、本発明の振動補助装置を用いた杭圧入機による施工状況を概略的に示す一部切欠き斜視図である。杭圧入機100は自走式杭圧入機である。基台105の下面に設けた複数のクランプ107により既設杭を把持して圧入時の反力を得る。基台105上のスライド部106により既設杭列に沿った移動が可能である。基台105に搭載された支持駆動部104は、前面に設けた昇降シリンダ103及びチャックヘッド102を支持し昇降駆動制御を行うと共に、チャックヘッド102に備わる杭チャック101による鋼管Pの把持及び解放を駆動制御する。複数の杭チャック101が、上下軸の周りに均等な角度間隔で配置されている。
振動補助装置10の鋼管チャック5は、鋼管Pの内部に挿入されて鋼管Pを内側から押圧把持している。被把持部2は、複数の杭チャック101により外側から把持されている。図示の状態は、鋼管Pの最終段階の打ち下げを終了した時点であり、鋼管Pの上端は既設杭列の上端と揃っている。振動補助装置10を用いることによって、上述した従来の打下装置は不要となる。
図9には基本形態の杭圧入機を示したが、その他にも多様な機能をもつ杭圧入機が存在する。昇降シリンダ103、チャックヘッド102及び/又は杭チャック101を別のアタッチメントに交換することによって、回転圧入、ウォータージェット併用圧入、パイルオーガー併用圧入等の施工が可能となる。
回転圧入は、杭チャック101に回転機能を付加し、先端に切削爪を設けた鋼管Pを回転(又は揺動)させながら圧入する形態である。ウォータージェット併用圧入は、鋼管Pの先端にノズルが位置するようにウォータージェット配管を鋼管Pの外面に取り付け、ウォータージェットを噴射しつつ圧入する形態である。パイルオーガー併用圧入は、鋼管P内にパイルオーガーを挿通させて地盤を掘削しつつ圧入する形態である。さらに、頭上空間に制限のある現場で用いられる低空頭用圧入機では、チャックヘッド102が前方に開くことができ、鋼管Pを上方から投入する替わりに前方から投入する。
本発明の振動補助装置10は、その長さを除いて全体形状が鋼管Pの外形と類似しているため、これらの多様な機能を付加した杭圧入機においても、それらの杭圧入機の施工性を維持したまま併用することが可能である。
図10A(a)~(d)は、自走式杭圧入機100に本発明の振動補助装置10を適用した施工例の前半工程を示す。図10B(e)~(h)は、図10Aに続く後半の打ち下げ工程を示す。
図10A(a)は、杭圧入機100によって既設杭列を施工した後、杭チャック101の上方に新たな鋼管Pをクレーンで吊り込んだ状態である。
(b)は、鋼管Pを杭チャック101で把持した状態である。昇降シリンダ103は上昇位置にある。
(c)では、鋼管Pを把持した状態で昇降シリンダ103を下降させて鋼管Pを地中に圧入し、杭チャック101を解除して昇降シリンダ103を上昇させて再度鋼管Pを把持することを繰り返す。なお、回転圧入の場合は、鋼管Pを回転(又は揺動)させながら圧入する。ウォータージェットやパイルオーガーと併用する場合も同様である。
(d)では、杭圧入機100の限界レベルまで鋼管Pを圧入した状態である。この時点では、鋼管Pは既設杭と同じレベルまで圧入されていない。
図10B(e)において、最終段階の打ち下げを行うために振動補助装置10をクレーンで吊り込み、鋼管Pの上方に位置させる。
(f)では、振動補助装置10を降下させて鋼管P内に挿入し、適切な位置において振動補助装置10の鋼管チャック5により鋼管Pを内側から押圧把持する。その後、杭チャック101を解除して昇降シリンダ103を上昇させ、杭チャック101により振動補助装置10の筒体2Aを把持する。
(g)では、杭チャック101で振動補助装置10の筒体2Aを把持した状態で、起振機1を駆動させつつ昇降シリンダを103を下降させて鋼管Pを地中に振動圧入する。起振機1の振動力が圧入力に付加されるので容易に打ち込むことができる。
(h)において、既設杭と同じレベルまで到達したならば杭の打設が完了する。その後、振動補助装置10を回収する。
なお、図10A(c)における杭圧入機単独での圧入中に圧入困難や圧入不可の状況となった場合、その時点で振動補助装置10を導入することもできる。それによって振動により補助された圧入が可能となる。その場合、振動補助装置10を取り付けたままで(d)工程まで行い、(e)工程を省いて(f)工程へと進んで最終段階の打ち下げを行うことができる。また、図10A及び図10Bでは、振動補助装置10を自走式杭圧入機と併用したが、自走式以外の多様な杭圧入機と併用して同様に打ち下げを行うこともできる。
図11(a)~(g)は、全周回転機200に本発明の振動補助装置を適用した施工例を示す。全周回転機200は、鋼管Pを回転させつつ圧入する工法に用いられる。鋼管Pは複数(本例では下杭P1と上杭P2)に分割されており、現場溶接で繋ぎながら順次圧入される。最初に圧入される下杭P1の先端には推進力を増すための羽根P10が設けられている。全周回転機200は地上に設置されており、鋼管Pを把持すると共に回転力を付与する回転チャック201と、昇降シリンダ202と、圧入の反力を得るための反力ウェイト203とを備えている。
図11(a)は、下杭P1及び上杭P2の圧入を途中まで完了した状態である。最終段階の打ち下げにおいて、上杭P2を地中の所定深度まで打ち込むために、クレーンにより吊り込んだヤットコYの建て込みを行う。ヤットコYは、取り外し可能な手段で上杭P2に接合される。
(b)において、回転チャック201で上杭P2を把持した状態で回転しながら昇降シリンダ203を下降させ、回転チャック201を解除して再び昇降シリンダ203を上昇させて上杭P2を把持することを繰り返して回転圧入する。上杭P2の上端まで達したならばヤットコYに対して同様の操作を繰り返し、鋼管Pをさらに回転圧入する。
(c)は振動補助装置10の導入準備状況を示している。(b)の回転圧入の任意の時点で、振動補助装置10をクレーンで吊り込み、ヤットコYの上方に位置させる。
(d)では、全周回転機による回転圧入が鈍化又は不可となったとき、振動補助装置10をヤットコY内に挿入し、鋼管チャック5によりヤットコYを内側から押圧把持する。
(e)では、起振機1を駆動して振動を発生させつつ、全周回転機による回転圧入を行うことで鋼管Pを最終位置まで圧入する。
(f)では振動補助装置10を回収する。
(g)ではヤットコYを回収し、施工を完了する。
上記の説明では、円筒の鋼管を例として説明したが、本発明の振動補助装置は、楕円筒や角筒等の異形鋼管にも適用可能である。その場合、振動補助装置の鋼管チャック及び筒体の形状を鋼管の形状に適応させる。また鋼管には、杭としての鋼管杭及び鋼管矢板以外に、地盤削孔の孔壁保護用のケーシング等、多様な目的で地中に打設される管も含まれる。本発明の振動補助装置を適用可能な施工対象を「鋼管」と総称する。
上記では主として、鋼管の圧入施工を例として説明したが、本発明の振動補助装置は、杭圧入機を用いた鋼管の引抜施工にも適用可能である。さらに、鉛直方向の杭打ちを例として説明したが、本発明の振動補助装置は、杭圧入機による斜杭の施工にも適用可能である。
以上に述べた本発明の実施形態は、本発明の主旨に沿う限りにおいて多様な変形形態が考えられ、それらについても本発明の範囲に含まれる。
10 振動補助装置
1 起振機
1A、1B 偏心重錘
1C 筐体
1C1 上フランジ
1C2 下フランジ
1D モーター
1E モーター軸
1F 駆動傘歯車
1G 第1従動傘歯車
1H 第2従動傘歯車
1J 第1軸部材
1K 第2軸部材
2 被把持部
2A 筒体
2B 固定孔
2C 平坦部
3 緩衝部材
3A 防振ゴム
3B1、3B2 金属板
3C 固定孔
4 支柱部
4A 下フランジ
4B 支柱
4C 補強台座
4D 固定孔
5 鋼管チャック
5A 固定部材
5B 可動部材
5C 上フランジ
5D 管路
5E オイル室
5F ピストン
6A1、6A2、6A3、6A4 ボルト
6B1、6B2、6B3、6B4 ナット
100 自走式杭圧入機
101 杭チャック
102 チャックヘッド
103 昇降シリンダ
104 支持駆動部
105 基台
106 スライド部
107 クランプ
200 全周回転機
201 回転チャック
202 昇降シリンダ
203 反力ウェイト
300 打下装置
301 被把持部
302 鋼管チャック
P1 下杭
P2 上杭
Y ヤットコ
P 鋼管
R 回転軸

Claims (9)

  1. 杭圧入機による鋼管(P)の施工を補助するために振動を発生する振動補助装置(10)であって、
    起振機(1)と、
    前記起振機(1)の下側に接合されかつ前記鋼管(P)を内側から押圧把持可能な鋼管チャック(5)と、
    前記起振機(1)の上側に接合され上方に延在する支柱部(4)と、
    前記支柱部(4)の周囲に間隔を空けて配置されかつ前記杭圧入機により把持可能な筒体(2A)と、
    前記支柱部(4)の外面と前記筒体(2A)の内面とを連結しかつ振動伝達防止機能を有する緩衝部材(3)と、を備えた振動補助装置。
  2. 前記起振機(1)が1つの回転軸(R)の周りで回転駆動される複数の偏心重錘(1A,1B)を有する一軸起振機である請求項1に記載の振動補助装置。
  3. 平面視にて前記起振機(1)の輪郭形状が前記鋼管チャック(5)の輪郭形状の内側に収まる請求項1又は2に記載の振動補助装置。
  4. 前記緩衝部材(3)が、防振ゴム(3A)と前記防振ゴム(3A)を両側から挟持する一対の金属板(3B)とを有し、前記一対の金属板(3B)の各々が前記支柱部(4)と前記筒体(2A)にそれぞれ接合される請求項1に記載の振動補助装置。
  5. 前記鋼管チャック(5)が前記起振機(10)から取り外し可能である請求項1に記載の振動補助装置。
  6. 前記支柱部(4)が前記起振機(1)から取り外し可能である請求項1に記載の振動補助装置。
  7. 前記筒体(2A)が、前記鋼管(P)と同じ外径を有する円筒管である請求項1に記載の振動補助装置。
  8. 杭圧入機と、請求項1に記載の振動補助装置(10)とを用いた鋼管(P)の施工方法であって、
    前記杭圧入機を単独で用いて前記鋼管(P)を所定の位置まで圧入する工程と、
    前記振動補助装置(10)を前記鋼管(P)に上方から挿入し、前記鋼管チャック(5)により前記鋼管(P)を内側から押圧把持すると共に、前記杭圧入機の杭チャックにより前記筒体(2A)を把持する工程と、
    前記杭圧入機による圧入力と、前記振動補助装置(10)の前記起振機(1)の振動力とにより前記鋼管(P)を打ち下げる工程と、を含む施工方法。
  9. 全周回転機である杭圧入機と、請求項1に記載の振動補助装置(10)とを用いた鋼管(P)の施工方法であって、
    前記杭圧入機を単独で用いて前記鋼管(P)を所定の位置まで圧入する工程と、
    前記振動補助装置(10)を前記鋼管(P)に上方から挿入し、前記鋼管チャック(5)により前記鋼管(P)を内側から押圧把持する工程と、
    前記杭圧入機による圧入力と、前記振動補助装置(10)の前記起振機(1)の振動力とにより前記鋼管(P)を打ち下げる工程と、を含む施工方法。
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