JP2024055323A - アッパー及び靴 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024055323000001
【課題】編物で形成された肌触りのよいアッパーを得ること。
【解決手段】アッパー2は、靴用のアッパー2であって、0.1mm以上の太さの糸4で編み目5を連続させた第1領域を有する編物で形成され、少なくとも1方向に沿った1インチ当たりの編み目5の数をnとし、糸4の太さをRとした場合に、第1領域において、4.0<nR<12.7となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、アッパー及びこのアッパーを備える靴に関する。
靴は、一般的に、足の裏面側を覆うソールと、足の甲側を覆うアッパーとを備える(例えば特許文献1参照)。アッパーを構成する素材には、複数の編み目を並べて形成された編物が用いられる場合がある。編み目は、糸を鎖形状に丸め、鎖形状の部分同士を引っ掛けて形成される。
特表2020-525088号公報
アッパーには、靴の着用者の歩行時および走行時の足の変形に追従して変形する柔軟性、並びに、靴の内部の蒸れを軽減するための通気性が求められる。これらの機能に加えて、着用者からの近年のニーズの多様化に伴って、肌触りのよさがアッパーに求められる可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、編物で形成された肌触りのよいアッパーを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るアッパーは、靴用のアッパーであって、0.1mm以上の太さの糸で編み目を連続させた第1領域を有する編物で形成され、少なくとも1方向に沿った1インチ当たりの編み目の数をnとし、糸の太さをRとした場合に、第1領域において、4.0<nR<12.7となる。
本発明に係るアッパーは、編物で形成された肌触りのよいアッパーを得ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る靴の斜視図である。 図2は、実施の形態1に係るアッパーを示した展開図である。 図3は、実施の形態1に係るアッパーの一部を抜き出して模式的に示した図である。 図4は、図3に示したアッパーをIV-IV線に沿って切断した断面図である。 図5は、実施の形態1にかかるアッパーの断面構造の一例を模式的に示す図である。 図6は、実施の形態1に係るアッパーの断面構造の他の例を模式的に示す図である。
以下に、本発明に係るアッパー及び靴の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。以下の説明において、同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る靴の斜視図である。図1を含む各図には、左足用の靴1のみを図示している。靴1は、左足用と右足用とで左右対称構造であるため、本実施の形態では左足用の靴1のみを説明し、右足用の靴1の説明を省略する。以下の説明においては、靴1を平面視した状態において靴1の中心を通る垂線であるシューズセンター軸Cが延在する方向を前後方向と称し、靴1を平面視した状態において前後方向と直交する方向を足幅方向と称する。
以下の説明においては、前後方向のうち、靴1において踵から爪先に向かう方向を前方と称し、前後方向のうち、靴1において爪先から踵に向かう方向を後方と称する。
以下の説明においては、足のうちの解剖学的正位における正中側を内足側と称し、足のうちの解剖学的正位における正中側とは反対側を外足側と称する。すなわち、解剖学的正位における正中に近い側を内足側と称し、解剖学的正位における正中に遠い側を外足側と称する。
以下の説明においては、上下方向とは、他に特段の記載がない限り、前後方向及び足幅方向の両方向に直交する方向を意味する。
靴1は、ランニング用の靴であることが好ましいが、他のスポーツ用の靴、ウォーキング用の靴、登山用の靴などでもよい。靴1は、アッパー2と、シュータン8と、ソール3と、を備えている。
図1に示すように、アッパー2は、ソール3の上方に位置する。アッパー2は、着用者の足の甲側の部分を覆う。アッパー2の上部には、履き口24と、スロート部25とが形成されている。履き口24は、着用者の足をアッパー2の内部に入れるための開口である。スロート部25は、履き口24に連通して履き口24から前方に延びる開口である。スロート部25の足幅方向の両側の側縁には、前後方向に互いに離隔する複数の紐通し部7が設けられている。図1では、スロート部25の外足側の側縁に設けられた紐通し部7のみを図示している。紐通し部7は、シューレース9を通すことが可能であればよい。紐通し部7は、例えばアッパー2を貫通する貫通孔である。
スロート部25には、シュータン8が設けられている。シュータン8は、着用者の足の甲を保護するための部材である。シュータン8は、開口であるスロート部25を覆う。シュータン8は、縫合、溶着、接着又はこれらの組み合わせによってアッパー2に固定されている。なお、アッパー2とシュータン8とが一体に形成されたモノソック構造であってもよい。
シューレース9は、スロート部25の足幅方向の一方の側縁に設けられた紐通し部7と足幅方向の他方の側縁に設けられた紐通し部7とに交互に通される紐状の部材である。シューレース9は、アッパー2に着脱可能に取り付けられている。シューレース9を引っ張ってスロート部25の幅を狭めることで、アッパー2の足への密着の程度、すなわち靴1の締め付け具合を調整することができる。
なお、アッパー2を足に密着させる手段は、シューレース9には限られず、例えば、面ファスナーであってもよい。アッパー2を足に密着させる手段が面ファスナーである場合には、シューレース9が不要となるので、アッパー2に紐通し部7を形成する必要もない。
ソール3は、アッパー2の下方に位置する。ソール3は、着用者の足裏を覆う。ソール3は、縫合、溶着、接着又はこれらの組み合わせによってアッパー2に固定される。ソール3によって歩行時および走行時の着用者の足への衝撃を緩和する。
次に、アッパー2の詳細な構成について説明する。図2は、実施の形態1に係るアッパーを示した展開図である。
図3は、実施の形態1に係るアッパーの一部を抜き出して模式的に示した図である。図3に示すように、アッパー2は糸4を鎖形状に丸め、鎖形状の部分同士を引っ掛けて布状とした編物である。アッパー2には、複数の編み目5が並べて形成される。
図4は、図3に示したアッパーをIV-IV線に沿って切断した断面図である。糸4の太さをR[mm]とし、編み目5が並ぶ方向に沿った1インチの間に並んだ編み目5の数をnとした場合に、
4.0<nR<12.7 ・・・(1)
の関係が成立する。なお、長さ方向に垂直な面で切断した糸の実際の断面の形状は必ずしも円形ではなく、楕円形、多角形、星形を含めた多様な形状となる場合がある。そのため、糸の断面の形状から単純に直径を導出することが難しい場合がある。そこで、本実施の形態における糸の太さとは、糸の断面積と同じ面積を有する円形の直径であるものとする。
ここで、U字に糸が折り返された部分の1つが1つの編み目5となる。すなわち、図4に示した断面図では糸4が2本で1つの編み目5となる。
例えば、断面の形状が円形である糸4の太さRが0.17[mm]である場合、編み目5の数nは、24<n<74となる。24≧nとなると、アッパー2の編み目5が粗くなり、良好な肌触りを得られない。一方、n≧74となると、アッパー2の編み目5が細かく良好な肌触りを得られるものの、編み目5が詰まりすぎることでアッパー2の柔軟性が損なわれる。アッパー2は、靴1を履いた着用者の歩行時または走行時の足の形の変形に追従して変形する柔軟性が必要であり、編み目5が詰まりすぎて柔軟性が損なわれた編物はアッパー2に適さない。なお、糸4の太さを示す単位としてデニールが用いられる場合があるが、上述した太さ0.17[mm]の糸4は、ポリエステル繊維であって断面の形状が円形である場合の150デニールに相当する。
糸4の太さRは、R≧0.1[mm]であることが好ましい。糸4の太さRが0.1[mm]よりも細くなると、編み目5の隙間が小さくなり、通気性が損なわれてしまうおそれがある。また、糸4の強度が不足してアッパー2の強度が不十分となるおそれがある。なお、糸4の太さRは、0.12[mm]以上であることがより好ましく、0.15[mm]以上であることがさらに好ましい。また、0.17[mm]以上であればより一層好ましい。
また、糸4の太さRは、R≦0.4[mm]であることが好ましい。糸4の太さRが0.4[mm]より太くなると、アッパー2の表面の凹凸が大きくなり、アッパー2の肌触りが損なわれる。なお、糸4の太さRは、0.38[mm]以下であることがより好ましく、0.35[mm]以下であることがさらに好ましい。また、0.30[mm]以下であればより一層好ましい。
なお、アッパー2は、糸の太さRと編み目の数nとが数式(1)の関係を満たした領域を第1領域とした場合に、数式(1)の関係を満たさない第2領域を有していてもよい。例えば、歩行時および走行時に変形の少ない部位、または表面の凹凸によって意匠性を高めたい部位を第2領域としてもよい。また、第2領域で、糸4の太さRがR<0.1[mm]であったり、R>0.4[mm]であったりしてもよい。
このように、アッパー2に第1領域と第2領域とを設けることで、靴1の部位ごとに肌触り、通気性等を異ならせることができる。例えば、着用者に触れる機会が多く肌触りのよさを求められる部位には第1領域を設け、発汗の多い箇所を覆っており通気性が求められる部位には編み目5を粗く配置して第2領域を設けることができる。
アッパー2を編物として形成する手法は、経編でもよいし、緯編でもよいし、丸編でもよい。経編で形成する場合には、図3に示した矢印Xに示す方向に引き延ばしながら糸4を編み込むことで、編み込みの後に矢印Xに示す方向に縮んで編み目5の詰まったアッパー2を得ることができる。
図2に示すように、アッパー2には複数の凹凸構造6が設けられている。凹凸構造6は、例えば靴1の外側から内側に向けて凹む、または靴1の内側から外側に向けて凹む凹みである。すなわち、凹凸構造6はアッパー2の厚みの違いによって形成される。なお、凹凸構造6は、例えばアッパーの内側と外側とを貫通する貫通孔であってもよい。
なお、規則的に並ぶ編み目5の一部が不規則に抜ける、または不規則に厚みが変化して、編み目5と独立した凹凸構造6が設けられていてもよい。また、規則的に並ぶ編み目5の一部が規則的に抜ける、または規則的に厚みが変化して、編み目5とともに規則的に凹凸構造6が設けられていてもよい。なお、凹凸構造6である凹みや貫通孔の形状が円形であってもよいし、略矩形であってもよい。また、凹凸構造6同士の間隔および凹凸構造6ごとの面積は自由に設計されていてもよい。
図5は、実施の形態1にかかるアッパーの断面構造の一例を模式的に示す図である。図5に示すように、アッパー2は、靴1における外部を向く表層21と、内側を向く内層22とを備えた2層構造となっていてもよい。表層21と内層22とを備える2層のアッパー2では、表層21および内層22の少なくとも一方に形成された凹みで凹凸構造6が形成されていてもよい。また、表層21と内層22とを貫通する貫通孔によって凹凸構造6が形成されていてもよい。
図6は、実施の形態1に係るアッパーの断面構造の他の例を模式的に示す図である。図6に示すように、アッパー2は、図5で示した表層21と内層22とに加えて、表層21と内層22との間に中間層23を備えた3層構造となっていてもよい。表層21と内層22と中間層23とを備える3層のアッパー2では、表層21および内層22の少なくとも一方に形成された凹みで凹凸構造6が形成されていてもよい。また、表層21と内層22と中間層23を貫通する貫通孔によって凹凸構造6が形成されていてもよい。
なお、凹凸構造6は、図5および図6に示した多層構造の場合にも、規則的に並ぶ編み目5の一部が不規則に抜ける、または不規則に厚みが変化して、編み目5と独立した凹凸構造6が設けられていてもよい。また、規則的に並ぶ編み目5の一部が規則的に抜ける、または規則的に厚みが変化して、編み目5とともに規則的に凹凸構造6が設けられていてもよい。また、凹凸構造6の形状は円形であってもよく、略矩形であってもよい。また、隣り合う凹凸構造6の間隔や面積も自由に設計されていてもよい。
アッパー2に用いられる糸4は、例えば、複数本の繊維を束ねた糸、樹脂を線状にした物、撚り糸等である。糸4の材料は、例えば、ポリエステル、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン、ナイロン、スパンデックス、ケブラー(登録商標)、超高分子量ポリエチレン、ポリウレタンをカバーリングしたSCY(Single Covered Yarn)やDCY(Double Covered Yarn)等である。
アッパー2には複数種類の糸4が用いられていてもよく、異なる種類の糸4同士で材料、太さR、および弾性率のうち少なくとも1つが異なっていてもよい。また、異なる種類の糸4同士で軟化点および融点のうち少なくとも1つが異なっていてもよい。アッパー2に用いられる糸の種類は、2種類に限られず、3種類以上であってもよい。
また、図5および図6に示したようにアッパー2が複数の層を有する多層構造である場合に、中間層23に用いられる糸4および内層22に用いられる糸4の伸縮性よりも、表層21に用いられる糸4の伸縮性を高くしてもよい。例えば、表層21に用いられる伸縮性の高い糸4としてMultifilamentを使用できる。例えば、表層21に用いられる伸縮性の高い糸4としてTPU Multifilamentを使用できる。例えば、表層21に用いられる糸4としてポリトリメチレンテレフタレート(Poly-Trimethylene-Terephthalate,PTT)を使用できる。ポリトリメチレンテレフタレートは、伸縮性が高いことに加えて、植物由来であるため環境負荷を低減することができる。
また、中間層23または内層22に用いられる糸4をポリエチレンテレフタラート(Poly-Ethylene-Terephthalate,PET)としてもよい。
また、図5および図6に示したようにアッパー2が複数の層を有する多層構造である場合に、表層21および中間層23に貫通孔を形成し、その貫通孔を内層22によって塞ぐことで凹みである凹凸構造6としてもよい。なお、表層21のみに貫通孔を形成し、中間層23と内層22とでその貫通孔を塞いでもよい。
また、図5および図6に示したようにアッパー2が複数の層を有する多層構造である場合に、各層で用いられる糸4の色を異ならせてもよい。上述したような表層21および中間層23に形成された貫通孔を内層22で塞いだ場合には、貫通孔を通して内層22に用いられた糸4の色を視認可能となる。
以下、本発明の諸態様を記載する。
第1の態様に係るアッパーは、0.1mm以上の太さの糸で編み目を連続させた第1領域を有する編物で形成され、少なくとも1方向に沿った1インチ当たりの前記編み目の数をnとし、前記糸の太さをRとした場合に、前記第1領域において、4.0<nR<12.7となる。
第2の態様に係るアッパーは、第1の態様に係るアッパーにおいて、前記糸の太さが0.4mm以下である。
第3の態様に係るアッパーは、第2の態様に係るアッパーにおいて、前記編物は、0.1mmより細い、または0.4mmより太い糸で編み目を連続させた第2領域を有する。
第4の態様に係るアッパーは、第1から第3のいずれかの態様に係るアッパーにおいて、前記糸として、材料、太さ、および弾性率のうち少なくとも1つが異なる2種類以上の糸が用いられている。
第5の態様に係るアッパーは、第1から第3のいずれかの態様に係るアッパーにおいて、前記糸として、軟化点および融点のうち少なくとも1つが異なる2種類以上の糸が用いられている。
第6の態様に係るアッパーは、第1から第5のいずれかの態様に係るアッパーにおいて、前記編物が凹凸構造を有する。
第7の態様に係るアッパーは、第6の態様に係るアッパーにおいて、前記凹凸構造は、前記編物に設けられた孔である。
第8の態様に係るアッパーは、第7の態様に係るアッパーにおいて、前記凹凸構造は、前記編物における厚さの違いによって形成される。
第9の態様に係るアッパーは、第6の態様に係るアッパーにおいて、前記凹凸構造は、前記編物の前記編み目とは独立して不規則に設けられる。
第10の態様に係るアッパーは、第1から第5のいずれかの態様に係るアッパーにおいて、前記編物が、前記靴における外部を向く表層と前記靴における内部を向く内層を含む2層以上の層構造を有する。
第11の態様に係るアッパーは、第10の態様に係るアッパーにおいて、前記編物が、前記内層および前記表層の少なくとも一方に凹凸構造を有する。
第12の態様に係るアッパーは、第11の態様に係るアッパーにおいて、前記凹凸構造が、前記編物に設けられた孔である。
第13の態様に係るアッパーは、第11の態様に係るアッパーにおいて、前記凹凸構造が、前記編物における厚さの違いによって形成される。
第14の態様に係るアッパーは、第11の態様に係るアッパーにおいて、前記凹凸構造は、前記編物の前記編み目とは独立して不規則に設けられる。
第15の態様に係るアッパーは、第1から第14のいずれかの態様に係るアッパーにおいて、前記編物が、経編で編まれている。
第16の態様に係る靴は、上記第1から第15のいずれかの態様に係るアッパーと、前記アッパーの下方に位置するソールと、を備える。
1 靴、2 アッパー、3 ソール、4 糸、5 編み目、6 凹凸構造、7 紐通し部、8 シュータン、9 シューレース、21 表層、22 内層、23 中間層、24 履き口、25 スロート部。

Claims (16)

  1. 靴用のアッパーであって、
    0.1mm以上の太さの糸で編み目を連続させた第1領域を有する編物で形成され、
    少なくとも1方向に沿った1インチ当たりの前記編み目の数をnとし、前記糸の太さをRとした場合に、前記第1領域において、
    4.0<nR<12.7
    となることを特徴とするアッパー。
  2. 前記糸の太さが0.4mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のアッパー。
  3. 前記編物は、0.1mmより細い、または0.4mmより太い糸で編み目を連続させた第2領域を有することを特徴とする請求項2に記載のアッパー。
  4. 前記糸として、材料、太さ、および弾性率のうち少なくとも1つが異なる2種類以上の糸が用いられていることを特徴とする請求項1に記載のアッパー。
  5. 前記糸として、軟化点および融点のうち少なくとも1つが異なる2種類以上の糸が用いられていることを特徴とする請求項1に記載のアッパー。
  6. 前記編物が凹凸構造を有することを特徴とする請求項1に記載のアッパー。
  7. 前記凹凸構造は、前記編物に設けられた孔であることを特徴とする請求項6に記載のアッパー。
  8. 前記凹凸構造は、前記編物における厚さの違いによって形成されることを特徴とする請求項6に記載のアッパー。
  9. 前記凹凸構造は、前記編物の前記編み目とは独立して不規則に設けられることを特徴とする請求項6に記載のアッパー。
  10. 前記編物は、前記靴における外部を向く表層と前記靴における内部を向く内層を含む2層以上の層構造を有することを特徴とする請求項1に記載のアッパー。
  11. 前記編物は、前記内層および前記表層の少なくとも一方に凹凸構造を有することを特徴とする請求項10に記載のアッパー。
  12. 前記凹凸構造は、前記編物に設けられた孔であることを特徴とする請求項11に記載のアッパー。
  13. 前記凹凸構造は、前記編物における厚さの違いによって形成されることを特徴とする請求項11に記載のアッパー。
  14. 前記凹凸構造は、前記編物の前記編み目とは独立して不規則に設けられることを特徴とする請求項11に記載のアッパー。
  15. 前記編物は、経編で編まれていることを特徴とする請求項1に記載のアッパー。
  16. 請求項1に記載のアッパーと、
    前記アッパーの下方に位置するソールと、を備えることを特徴とする靴。
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