JP2024054100A - 圧電弁のためのシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

【課題】組み立てが困難又は時間がかかる等の欠点を改良した、圧電弁のためのデバイス、システム及び方法の提供。【解決手段】圧電弁を組み立てる方法は、第一の接点２１２及び第二の接点２２２を有するケーブル２００を提供するステップと、第一の接点と第二の接点との間にポケットを形成するステップと、圧電素子の少なくとも一部分をポケットに挿入するステップと、第一の接点を圧電素子の第一の層に電気的に結合するステップと、第二の接点を圧電素子３００の第二の層に電気的に結合するステップと、を含むことができる。第一の接点と第二の接点との間にポケットを形成するステップは、第二の接点を、第一及び第二の接点が同一平面上にあり得る第一の位置から、第一及び第二の接点が異なる平面内に配置され得る第二の位置に移動させることを含むことができる。【選択図】図１

Description

（関連出願の相互参照）
適用外。

（連邦資金援助研究開発に関する陳述）
適用外。

適用外。

（発明の分野）
本開示は、概して、電気作動弁に関し、より具体的には、圧電弁に関する。

圧電ベンダによって作動される低出力弁が知られている。しかしながら、現在の設計は、例えば、組み立てが困難又は時間がかかる等の欠点を抱え得る。圧電弁のための改良されたデバイス、システム及び方法と、その製造とに対する必要性が当技術分野に存在する。

本出願人らは、圧電弁のための新規で有用なデバイス、システム、及び方法を作り出した。

少なくとも一実施形態では、圧電弁を組み立てる方法は、第一及び第二の接点を有するケーブルを提供するステップと、第一の接点と第二の接点との間にポケットを形成するステップと、圧電素子の少なくとも一部分をポケットに挿入するステップと、第一の接点を圧電素子の第一の層に電気的に結合するステップと、第二の接点を圧電素子の第二の層に電気的に結合するステップと、又はこれらの任意の組み合わせとを含むことができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルは、第一及び第二の接点と電気通信する第一及び第二の導体を有することができる。

少なくとも一実施形態では、第一の接点と第二の接点との間にポケットを形成するステップは、第二の接点を第一の位置から第二の位置に移動させることを含むことができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、第一の位置において同一平面上にあり得る。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、第二の位置において異なる平面に配置することができる。少なくとも一実施形態では、ポケットを形成することは、第二の導体と第二の接点との間に電気的に結合されたアームを曲げることを更に含むことができる。

少なくとも一実施形態では、圧電素子の第二の層は、第一の層に対向することができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子の少なくとも一部分を挿入することは、圧電素子を第一及び／又は第二の接点の間で及び／又はそれらと平行に摺動させることを含むことができる。少なくとも一実施形態では、第一の接点を第一の層に電気的に結合すること及び／又は第二の接点を第二の層に電気的に結合することは、第一の接点を第一の層に半田付けすること及び／又は第二の接点を第二の層に半田付けすることを含むことができる。

少なくとも一実施形態では、圧電弁を組み立てる方法は、圧電弁のハウジング内に圧電素子を配置するステップと、電源と電気通信するためにケーブルの端部を経路指定するステップと、停止面をケーブルと接触させるステップと、停止面と第一及び第二の接点の少なくとも一方との間に配置されたケーブルの部分を曲げるステップと、それによってケーブルの付勢部分を生成するステップと、又はその任意の組み合わせと、を含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電弁を組み立てるための方法は、停止面とハウジング内に配置された１つ以上の停止部（Ａｒｒｅｔｉｅｒｕｎｇｅｎ）との間に第一及び第二の接点の一方の少なくとも一部分を配置するステップ、及び／又はケーブルの付勢部分を用いて第一及び第二の接点の少なくとも一方を１つ以上の停止部に向かって付勢するステップを含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電弁を組み立てる方法は、ケーブルの付勢部分を用いて圧電素子を停止面から離れるように付勢するステップ、及び／又は圧電素子が停止面から離れるように付勢されている間に第一及び第二の接点の少なくとも一方を圧電素子に電気的に結合するステップを含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電弁を組み立てる方法は、第二の接点を１つ以上の停止部に対する静止位置に付勢するステップを含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電弁を組み立てる方法は、ケーブルの第三の接点を圧電素子の内側層に電気的に結合するステップを含むことができる。

少なくとも一実施形態では、圧電弁システムは、第一の層及び第二の層を有する圧電素子、第一の接点及び第二の接点を有するコネクタ、第一の接点に電気的に結合された第一の導体及び第二の接点に電気的に結合された第二の導体を有するケーブル、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができる。少なくとも一実施形態では、第二の層は、第一の層と対向し得る。少なくとも一実施形態では、圧電素子は、電圧差が層にわたって印加されると、その長さに沿って変形することができる。少なくとも一実施形態では、第二の接点は、初期位置から最終位置に移動することができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、初期位置において同一平面上にあり得る。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、最終位置において、異なる平面内に配置することができ、その間にポケットを有する。少なくとも一実施形態では、圧電素子の少なくとも一部分は、コネクタのポケット内に配置することができ、第一の接点は第一の層と電気通信し、第二の接点は第二の層と電気通信する。

少なくとも一実施形態では、コネクタ及びケーブルは、一体型ホイルケーブルの一体部分とすることができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子は、セラミック圧電ベンダとすることができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子は、第一の層と第二の層との間に内側層を含むことができる。少なくとも一実施形態では、コネクタは、ケーブルの第三の導体に電気的に結合され得る、第三の接点を含むことができる。少なくとも一実施形態では、コネクタの第三の接点は、圧電素子の一部分がコネクタのポケット内に配置されるとき、圧電素子の内側層に電気的に結合することができる。少なくとも一実施形態では、コネクタは、第二の導体及び第二の接点に電気的に結合された少なくとも１つのアームを含むことができる。少なくとも一実施形態では、少なくとも１つのアームは、圧電素子の側面に隣接して配置することができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子は、ポケット内の第一及び第二の接点に半田付けすることができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルは、圧電素子を少なくとも１つの方向に付勢する付勢部分を含むことができる。

少なくとも一実施形態では、圧電弁システムは、ハウジング、圧電素子及びコネクタの少なくとも一方を支持するように構成された支持体、ハウジング内に配置された停止面、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子は、ケーブルが停止面と物理的に接触した状態で、ハウジング内に配置され、及び／又は支持体によって支持され得る。少なくとも一実施形態では、ハウジングは、少なくとも２つのポートを有することができる。少なくとも一実施形態では、ハウジングは、ポートの少なくとも１つと選択的に封止連通する圧電素子を収容することができる。少なくとも一実施形態では、停止面と支持体との間に配置されたケーブルの部分は、ケーブルの付勢部分に曲げることができる。少なくとも一実施形態では、付勢部分は、停止面から離れるように圧電素子を付勢することができる。

少なくとも一実施形態では、圧電弁システムは、ハウジング内に配置された１つ以上の停止部を含むことができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルの付勢部分は、圧電素子の少なくとも一部分を１つ以上の停止部に向かって付勢することができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルの付勢部分は、コネクタの少なくとも一部分を１つ以上の停止部に向かって付勢することができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルの付勢部分は、コネクタの少なくとも一部分を、停止面の反対側のハウジングの側面に配置された１つ以上の停止部に向かって付勢することができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルの付勢部分は、コネクタの少なくとも一部分を、１つ以上の停止部のうちの少なくとも１つと物理的に接触するように付勢することができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルの付勢部分、停止面、及び１つ以上の停止部は、協働して、コネクタ及び圧電素子をハウジング内の適所に保持することができる。

少なくとも一実施形態では、圧電ベンダ用の電気ケーブルは、第一の接点に電気的に結合された第一の導体と、第二の接点に電気的に結合された第二の導体とを含むことができる。少なくとも一実施形態では、第一の導体及び第一の接点は、第二の導体及び第二の接点から電気的に絶縁することができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、第一の位置及び第二の位置を有することができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、第一の位置において同一平面上にあり得る。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、第二の位置において異なる平面に配置することができる。

少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点の少なくとも一方は、第一及び第二の接点の他方に対して塑性変形されるように構成することができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、第一及び第二の接点が第二の位置にあるとき等に、それらの間にポケットを形成するように構成することができる。少なくとも一実施形態では、圧電ベンダは、第一の部分及び第二の部分を有することができる。少なくとも一実施形態では、ポケットは、例えば、第一及び第二の接点と圧電ベンダの１つ以上の層との間の電気通信を支持するために、圧電ベンダの少なくとも第一の部分を受容することができる。

本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第一の斜視図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第二の斜視図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第三の斜視図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第一の側面図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第二の側面図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第三の側面図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの平面図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第一の断面斜視図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第二の断面斜視図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第一の断面概略図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第二の断面概略図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第三の断面概略図である。 本開示による圧電弁を組み立てる方法の多くの実施形態のうちの１つのフローチャートである。 本開示によるケーブルアセンブリの多くの実施形態の１つの平面図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第一の側面図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第二の側面図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第三の側面図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの斜視図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの別の１つの第一の断面概略図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの別の１つの第二の断面概略図である。 本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの別の１つの第三の断面概略図である。

上述の図並びに以下の特定の構造及び機能の記述は、出願人が発明した範囲又は添付の特許請求の範囲を限定するために提示されるものではない。むしろ、図面及び書面による説明は、特許保護が求められる本発明を当業者が実施及び使用することを教示するために提供される。当業者は、本発明の商業的な実施形態の全ての特徴が、明確性及び理解のために、説明又は図示されるわけではないことを理解するであろう。当業者は、また本発明の態様を組み込む実際の商業的な実施形態の開発が、商業的な実施形態の開発者の最終的な目標を達成するために、多数の実装固有の決定を必要とすることも理解するであろう。そのような実装固有の決定は、システム関連制約、ビジネス関連制約、政府関連制約、及び他の制約の順守を含み得るが、おそらくそれらに限定されることなく、それらの制約は、特定の実装、場所によって、及び時々変動し得る。開発者の努力は絶対的な意味で複雑で時間を要するかもしれないが、それにもかかわらず、そのような努力は、本開示の利益を有する当業者にとってルーチンであろう。本明細書に開示及び教示される発明は、多数の種々の修正及び代替形態の影響を受けやすいことを理解されたい。

「１つの」等の単数形の用語の使用は、これに限定されないが、項目の数を限定することを意図するものではない。また、「頂部」、「底部」、「左」、「右」、「上部」、「下部」、「下」、「上」、「側」等の相対的な用語の使用は、これらに限定されないが、図面を特に参照して明確にするために、書面による説明において使用され、本発明の範囲又は添付の特許請求の範囲を限定することを意図するものではない。用語「含む（ｅｉｎｓｃｈｌｉｅｓｓｌｉｃｈ）」及び「そのような（ｗｉｅ ｚｕｍ Ｂｅｉｓｐｉｅｌ）」は、例示的であり、限定的ではない。用語「結合する（ｖｅｒｂｉｎｄｅｎ）」、「結合される（ｖｅｒｂｕｎｄｅｎ）」、「結合（Ｖｅｒｂｉｎｄｅｎ）」、「結合器（Ｖｅｒｂｉｎｄｅｒ）」、及び同様の用語は、本明細書において広く使用され、固定する、束ねる、接合する、締め付ける、取り付ける、接合する、その中に挿入する、その上に又はその中に形成する、連通するための、又はそうでなければ、例えば、機械的に、磁気的に、電気的に、化学的に、動作可能に、直接的又は中間要素と共に間接的に、１つ以上の部品を一緒に関連付けるための任意の方法又はデバイスを含むことができ、１つの機能部材を別の機能部材と一体に形成することを更に含むことができるが、これには限定はされない。結合は、回転を含む任意の方向に起こり得る。さらに、物理的に具体化することができる本開示のすべての部分及び構成要素は、そのような特徴が本明細書に明示的に記載されるかどうかにかかわらず、仮想及び現実の特徴を本質的に含み、とりわけ、軸、端部、内面及び外面、内部空間、頂部、底部、側面、境界、寸法（例えば、高さ、長さ、幅、厚さ）、質量、重量、体積及び密度等の特徴を含むが、これらに限定されない。

本明細書で議論されるプロセスフローチャートは、本発明の様々な実施形態による、システム、方法、及びコンピュータプログラム製品の可能な実装の動作を図示する。この点に関して、フローチャート中の各ブロックは、コードのモジュール、セグメント、又は部分を表すことがあり、指定された論理機能を実装するための１つ以上の実行可能命令を含む。いくつかの代替実装形態では、ブロックに記された機能は、図に示された順序とは異なる順序で生じ得ることにも留意されたい。例えば、連続して示されるブロックは、少なくともいくつかの実施形態では、実質的に同時に実行することができる。さらに、少なくとも一実施形態では、フローチャート図の１つ以上のブロックは、指定された機能もしくは動作を実行する専用ハードウェアベースのシステムによって、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組合せによって全体的又は部分的に実装することができる。

図１は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第一の斜視図である。図２は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第二の斜視図である。図３は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第三の斜視図である。図４は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第一の側面図である。図５は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第二の側面図である。図６は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第三の側面図である。図７は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの平面図である。図８は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第一の断面斜視図である。図９は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第二の断面斜視図である。図１０は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第一の断面概略図である。図１１は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第二の断面概略図である。図１２は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第三の断面概略図である。図１３は、本開示による圧電弁を組み立てる方法の多くの実施形態のうちの１つのフローチャートである。図１４は、本開示によるケーブルアセンブリの多くの実施形態の１つの平面図である。図１５は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第一の側面図である。図１６は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第二の側面図である。図１７は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの第三の側面図である。図１８は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの１つの斜視図である。図１９は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの別の１つの第一の断面概略図である。図２０は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの別の１つの第二の断面概略図である。図２１は、本開示による圧電弁アセンブリの選択部品の多くの実施形態のうちの別の１つの第三の断面概略図である。図１～図２１は、互いに関連して説明される。

本出願人は、圧電弁のための新規で有用なデバイス、システム、及び方法、ならびに圧電弁及び／又は圧電弁のための構成要素の製造又は組み立てを作り出した。例えば、本開示の１つ以上の実施形態は、例えば、２つ以上の電気構成要素を相互に、及び／又はハウジングの中へ組み立てることに関与する時間又はステップを減らすことによって、圧電システムのための生産プロセスの側面を単純化することができる。他の実施例として、本開示の１つ以上の実施形態は、圧電システムのための１つ以上の構成要素のコストを削減すること、及び／又はシステム組立の間の有利な公差補償を提供することができる。本開示の態様は、添付の図面を特に参照して以下で更に詳細に説明される。

少なくとも一実施形態では、圧電弁システム１００は、１つ以上の他の構成要素と協働して、弁又は弁システムを通る流体の流れを制御するためのセラミック又は他の圧電ベンダ等の１つ以上の圧電素子３００を含むことができる。圧電素子３００は、第一の層３１０及び第二の層３２０を含むことができ、システム１００は、第一の接点２１２及び第二の接点２２２を有するコネクタ２０２、第一の接点２１２に電気的に結合された第一の導体２１０及び第二の接点２２２に電気的に結合された第二の導体２２０を有するケーブル２００、又はこれらの任意の組み合わせを更に含むことができる。少なくとも一実施形態では、第二の層３２０は、第一の層３１０と対向することができる。少なくとも一実施形態では、内側層３６０は、第二の層３２０と第一の層３１０との間に配置され得る。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００は、第二の層３２０と対向する第一の層３１０との間にセラミック又は他の圧電反応性材料から構成され得る内側層３６０を含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００は、電圧差が層３１０、３２０にわたって印加されると、その長さに沿って変形することができる。

少なくとも一実施形態では、圧電素子３００は、第二の層３２０に対して正の電圧差が第一の層３１０に印加されると、その長さに垂直な第一の方向に変形することができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００は、第二の層３２０に対して負の電圧差が第一の層３１０に印加されると、その長さに垂直な第二の方向に変形することができる。

少なくとも一実施形態では、圧電素子３００は、２つ以上の表面又は層３１０、３２０を含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００は、３つの層３１０、３２０、３６０を含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００の第一及び第二の層３１０、３２０は、導電性であってもよく、内側層３６０は、セラミック又は他の圧電反応性材料から構成される。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００の内側層３６０は、導電性であってもよく、第一及び第二の層３１０、３２０は、セラミック又は他の圧電反応性材料から構成される。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００の第一及び第二の層３１０、３２０は、導電性外面を有するセラミック又は他の圧電反応性材料から構成することができる。本開示の利益を有する当業者によって理解されるように、例示目的のために本明細書に提示される圧電弁システムの１つ以上の実施例では、圧電素子３００は、３つの異なる位置の間で移動するように構成されることができる（例えば、それぞれ、図１９～図２１参照）、この場合、圧電素子３００は、典型的には、そのような位置決めを達成するためのセラミック又は他の圧電反応性材料からなる２つの層を含む。しかしながら、圧電素子３００がセラミック又は他の圧電反応性材料の単一層のみを含む構成を含む、本開示の少なくともいくつかの実装のために、他の構成も可能である（例えば、３つ未満の位置が必要とされるか、又は所望される実装のために）。

少なくとも一実施形態では、圧電素子３００は、第二の層３２０に対して正の電圧差が第一の層３１０に印加されるとき、その長さに垂直な第一の方向に変形すること、及び／又は第二の層３２０に対して正の電圧差が内側層３６０に印加されるとき、その長さに垂直な第二の方向に変形することができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００は、第二の層３２０に対して負の電圧差が第一の層３１０に印加されるとき、その長さに垂直な第一の方向に変形すること、及び／又は第二の層３２０に対して負の電圧差が内側層３６０に印加されるとき、その長さに垂直な第二の方向に変形することができる。

少なくとも一実施形態では、第二の接点２２２は、初期位置から最終位置に移動することができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点２１２、２２２は、初期位置において同一平面上にあり得る。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点２１２、２２２は、最終位置において、異なる平面内に配置することができ、その間にポケット２４０を有する。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００の少なくとも一部分は、第一の接点２１２が第一の層３１０と電気通信し、第二の接点２２２が第二の層２２０と電気通信した状態で、コネクタ２０２のポケット２４０内に配置することができる。

少なくとも一実施形態では、コネクタ２０２及びケーブル２００は、一体型ホイルケーブルの一体部分とすることができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００は、セラミック圧電ベンダとすることができる。少なくとも一実施形態では、コネクタ２０２は、第二の導体２２０及び第二の接点２２２に電気的に結合された少なくとも１つのアーム２２４を含むことができる。少なくとも一実施形態では、少なくとも１つのアーム２２４は、圧電素子３００の側面に隣接して配置することができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００は、ポケット２４０内で第一及び第二の接点２１２、２２２に半田付けすることができる。少なくとも一実施形態では、ケーブル２００は、圧電素子３００を少なくとも１つの方向に付勢する付勢部分２５０を含むことができる。少なくとも一実施形態では、ケーブル２００の付勢部分２５０は、弾性的に変形され、それによって付勢力を提供することができる。少なくとも一実施形態では、ケーブル２００の付勢部分２５０は、複合曲線（ｋｏｍｂｉｎｉｅｒｔｅｎ Ｋｕｒｖｅ）に弾性的に変形され得る。少なくとも一実施形態では、付勢部分２５０は、システム１００のハウジング４００の肩部４０４等の部分又は表面（例えば、停止面）に当接することができる。

少なくとも一実施形態では、圧電素子３００の各層／表面３１０、３２０、３６０は、同じ寸法であり得る。少なくとも一実施形態では、内側層３６０は、第一及び第二の層３１０、３２０より厚くすることができる。少なくとも一実施形態では、内側層３６０は、第一及び第二の層３１０、３２０よりも薄くすることができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の層３１０、３２０の一方又は両方は、他の第一及び第二の層３１０、３２０及び／又は内側層３６０よりも短く及び／又は狭くすることができる。例えば、少なくとも一実施形態では、第一の層３１０は、第二の層３２０よりも短く及び／又は狭くすることができ、したがって、第一の層３１０ほどポケット２４０内に延在せず、及び／又は第二の接点２２２のアーム２２４から離間し、それによって、第一の導電層３１０と第二の接点２２２との間の空隙を確保する。少なくとも一実施形態では、第一の層３１０は、内側層３６０よりも短く及び／又は狭くすることができ、それによって、第三の接点２６２が内側層３６０に接続するための空間を提供する。少なくとも一実施形態では、第一の接点２１２は、圧電素子３００がポケット２４０内に適切に着座したときに、第一の層３１０に当接する接点タブ又はストップ（ｅｉｎｅ Ｋｏｎｔａｋｔｆａｈｎｅ ｏｄｅｒ ｅｉｎｅｎ Ａｎｓｃｈｌａｇ）を含むことができる。

少なくとも一実施形態では、圧電弁システム１００は、ハウジング４００、圧電素子３００及びコネクタ２０２の少なくとも一方を支持するように構成された支持体４４０、ハウジング４００内に配置された停止面４５０、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００は、ケーブル２００が停止面４５０と物理的に接触した状態で、ハウジング４００内に配置され、及び／又は支持体４４０によって支持され得る。少なくとも一実施形態では、支持体４４０及び／又は停止面４５０は、圧電素子３００の調整及び／又は固定を可能にする止めネジを備えることができる。少なくとも一実施形態では、支持体４４０及び／又は停止面４５０は、Ｏリング４４２等のシールを含むことができる。

少なくとも一実施形態では、ハウジング４００は、少なくとも２つのポート４１０、４２０、４３０、４７０を有することができる。少なくとも一実施形態では、ハウジング４００は、ポート４１０、４２０、４３０の少なくとも１つと選択的に封止連通する圧電素子３００を収容することができる。少なくとも一実施形態では、ポート４１０、４２０、４３０のそれぞれは、それぞれ弁座又はシール４１２、４２２、４３２を含む。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００は、ポート４１０、４２０、４３０のそれぞれのための弁座又はシール４１２、４２２、４３２を含む。少なくとも一実施形態では、ハウジング４００は、ばね、他の付勢要素４６０を含むことができ、これは、圧電素子３００をポート４１０、４２０、４３０に向かって付勢するように構成することができる。

少なくとも一実施形態では、ハウジング４００は、外部ダイヤフラム、弁、又は圧電弁システム１００によって作動されるもの等の他のデバイスに結合された作業ポート４７０を含むことができる。圧電素子３００を作動させてポート４２０、４３０を開くと、例えば、図１１及び図２０に示すように、空気圧をポート４２０、４３０から作動ポート４７０を通して伝達することができる。圧電素子３００が弛緩すると、例えば、図１０及び図１９に示すように、ポート４１０、４２０、４３０、４７０のそれぞれにおいて圧力を維持することができる。圧電素子３００を作動させてポート４１０を開くと、例えば、図１２及び図２１に示すように、空気圧を作業ポート４７０からポート４１０を通して伝達することができる。少なくともポート４２０、４３０が圧電素子３００の端部の近くに配置されるので、ポート４２０、４３０の開放は、特に迅速であり得る。本実施形態は、例示目的で空気圧実装の文脈で説明されるが、そのような実施形態は、多くの実施形態のうちの１つにすぎず、本開示の他の実装（例えば、油圧実装）も可能であることを理解されたい。

少なくとも一実施形態では、ポート４１０、４２０、４３０のいずれかは、ハウジング４００の長手方向軸に沿って整列させることができる。少なくとも一実施形態では、ポート４１０、４２０、４３０のいずれかは、ハウジング４００の長手方向軸を横切って整列させることができる。例えば、少なくとも一実施形態では、第二及び第三のポート４２０、４３０は、ハウジング４００の長手方向軸を横切って整列させることができるが、第一のポート４１０からハウジング４００の長手方向軸に沿って離間させることができる。少なくとも一実施形態では、圧電ベンダ要素３００の撓みは、ポート４１０、４２０、４３０の任意の組み合わせを開放及び／又は閉鎖することができる。少なくとも一実施形態では、ポート４１０、４２０、４３０のいずれも、圧電ベンダ素子３００の上又は下に配置することができる。少なくとも一実施形態では、ポート４１０、４２０、４３０のうちの１つ以上を圧電ベンダ素子３００の上方に位置決めすることができ、ポート４１０、４２０、４３０のうちの１つ以上を圧電ベンダ素子３００の下方に位置決めすることができる。

少なくとも一実施形態では、停止面４５０と支持体４４０との間に配置されたケーブル２００の部分は、ケーブル２００の付勢部分２５０に曲げることができる。少なくとも一実施形態では、付勢部分２５０は、停止面４５０から離れるように圧電素子３００を付勢することができる。

少なくとも一実施形態では、圧電弁システム１００は、ハウジング４００内に配置された１つ以上の停止部４０２を含むことができる。少なくとも一実施形態では、ケーブル２００の付勢部分２５０は、圧電素子３００の少なくとも一部分を１つ以上の停止部４０２に向かって付勢することができる。少なくとも一実施形態では、ケーブル２００の付勢部分２５０は、コネクタ２０２の少なくとも一部分を、１つ以上の停止部４０２に向かって付勢することができる。少なくとも一実施形態では、ケーブル２００の付勢部分２５０は、コネクタ２０２の少なくとも一部分を、停止面又は肩部４０４の反対側のハウジング４００の側面に配置された１つ以上の停止部４０２に向かって付勢することができる。少なくとも一実施形態では、ケーブル２００の付勢部分２５０は、コネクタ２０２の少なくとも一部分を、１つ以上の停止部４０２のうちの少なくとも１つと物理的に接触するように付勢することができる。少なくとも一実施形態では、ケーブル２００の付勢部分２５０、停止面４０４、及び１つ以上の停止部４０２は、協働してコネクタ２０２及び圧電素子３００をハウジング４００内の適所に保持することができる。

少なくとも一実施形態では、ケーブル２００の付勢部分２５０は、ハウジング４００の肩部４０４に当接することができる。少なくとも一実施形態では、コネクタ２０２の肩部２１４は、停止面４０４に接触し、それによってコネクタ２０２及び圧電素子３００をハウジング４００内の適所に保持することができる。少なくとも一実施形態では、第二の接点２２２は、停止部４０２のうちの１つ以上に接触し、それによって、コネクタ２０２及び圧電素子３００をハウジング４００内の適所に保持することができる。少なくとも一実施形態では、ハウジング４００のコネクタ２０２、停止部４０２、及び肩部４０４は、協働して、コネクタ２０２及び圧電素子３００をハウジング４００内の適所に保持することができる。

少なくとも一実施形態では、圧電ベンダ３００用の電気ケーブル２００は、第一の接点２１２に電気的に結合された第一の導体２１０と、第二の接点２２２に電気的に結合された第二の導体２２０とを含むことができる。少なくとも一実施形態では、ケーブル２００は、第三の接点２６２に結合された第三の導体２６０を含むことができる。少なくとも一実施形態では、導体２１０、２２０、２６０及び接点２１２、２２２、２６２は、互いに電気的に絶縁することができる。例えば、少なくとも一実施形態では、ケーブル２００は、導体２１０、２２０、２６０及び接点２１２、２２２、２６２のいずれかを互いに絶縁するために、１つ以上の絶縁体２３０を含むことができる。少なくとも一実施形態では、導体２１０、２２０、２６０は、絶縁体２３０を間に挟んで、互いの上に積み重ねることができる。少なくとも一実施形態では、導体２１０、２２０、２６０は、絶縁体２３０を間に挟んで、互いに隣接するトレースとすることができる。

少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点２１２、２２２は、第一の位置及び第二の位置を有することができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点２１２、２２２は、第一の位置において同一平面上にあることができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点２１２、２２２は、第二の位置において異なる平面に配置することができる。少なくとも一実施形態では、第三の接点２６２は、第二の接点２２２が第一の位置と第二の位置との間で移動するとき、第一の接点２１２に対して相対位置に留まることができる。少なくとも一実施形態では、第三の接点２６２は、第二の接点２２２が第一の位置と第二の位置との間で移動するとき、第一の接点２１２に対して第二の接点２２２と共に移動することができる。

少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点２１２、２２２の少なくとも一方は、第一及び第二の接点２１２、２２２の他方に対して塑性変形されるように構成することができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点２１２、２２２は、第一及び第二の接点２１２、２２２が第二の位置にあるとき等に、それらの間にポケット２４０を形成するように構成することができる。少なくとも一実施形態では、圧電ベンダ３００は、第一の部分及び第二の部分を有することができる。少なくとも一実施形態では、ポケット２４０は、例えば、第一及び第二の接点２１２、２２２と圧電ベンダ３００の１つ以上の層３１０、３２０、３６０との間の電気通信を支持するために、圧電ベンダ３００の少なくとも第一の部分を受容することができる。少なくとも一実施形態では、第二の接点２２２は、ポケット２４０を間に有する第二の位置にあるとき、第一の接点２１２及び／又は第三の接点２６２の下に配置することができる。少なくとも一実施形態では、第二の接点２２２は、ポケット２４０を間に有する第二の位置にあるとき、第一の接点２１２及び／又は第三の接点２６２の上に配置することができる。

少なくとも一実施形態では、圧電弁１００を組み立てるための方法５００は、ステップ５０２に示すように、第一及び第二の接点２１２、２２２を有するケーブル２００を提供するステップを含むことができる。少なくとも一実施形態では、ケーブル２００は、第一及び第二の接点２１２、２２２と電気通信する第一及び第二の導体２１０、２２０を有することができる。

少なくとも一実施形態では、方法５００は、ステップ５０４に示すように、第一の接点２１２と第二の接点２２２との間にポケット２４０を形成するステップを含むことができる。少なくとも一実施形態では、第一の接点２１２と第二の接点２２２との間にポケット２４０を形成するステップは、第二の接点２２２を第一の位置から第二の位置に移動させることを含むことができる。少なくとも一実施形態では、ポケット２４０を形成するステップは、第二の導体２２０と第二の接点２２２との間に電気的に結合されたアーム２２４を曲げることを更に含むことができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点２１２、２２２は、第一の位置において同一平面上にあり得る。少なくとも一実施形態では、第二の接点２２２は、第一の位置において、第一の接点２１２の遠位にあり得る。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点２１２、２２２は、第二の位置において異なる平面に配置することができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点２１２、２２２は、第二の位置において平行な平面に配置することができる。

少なくとも一実施形態では、方法５００は、ステップ５０６に示すように、ポケット２４０に圧電素子３００の少なくとも一部分を挿入するステップを含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００の少なくとも一部分を挿入することは、圧電素子３００を第一及び／又は第二の接点２１２、２２２の間及び／又は平行に摺動させることを含むことができる。

少なくとも一実施形態では、方法５００は、ステップ５０８に示すように、第一の接点２１２を圧電素子３００の第一の層３１０に電気的に結合するステップを含むことができる。少なくとも一実施形態では、方法５００は、ステップ５０８に示すように、第二の接点２２２を圧電素子３００の第二の層３２０に電気的に結合するステップを含むことができる。少なくとも一実施形態では、第一の接点２１２を第一の層３１０に電気的に結合するステップ及び／又は第二の接点２２２を第二の層３２０に電気的に結合するステップは、第一の接点２１２を第一の層３１０に半田付けすること及び／又は第二の接点２２２を第二の層３２０に半田付けすることを含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子３００の第二の層３２０は、第一の層３１０と対向することができる。

少なくとも一実施形態では、方法５００は、ステップ５１０に示すように、ハウジング４００を通してケーブル２００をルーティングするステップを含む。少なくとも一実施形態では、方法５００は、ステップ５１２に示すように、ハウジング４００内に圧電素子３００を配置するステップを含むことができる。

少なくとも一実施形態では、方法５００は、圧電素子３００を圧電弁１００のハウジング４００内に配置するステップと、電源との電気通信のためにケーブル２００の端部をルーティングするステップと、停止面４０４をケーブル２００と接触させるステップと、停止面４０４と第一及び第二の接点２１２、２２２の少なくとも一方との間に配置されたケーブル２００の一部分を曲げ、それによって、ケーブル２００の付勢部分２５０生成するステップと、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。少なくとも一実施形態では、方法５００は、停止面４０４とハウジング４００内に配置された１つ以上の停止部４０２との間に第一及び第二の接点２１２、２２２の少なくとも一方の少なくとも一部分を配置するステップ、及び／又はケーブル２００の付勢部分２５０を用いて第一及び第二の接点２１２、２２２の少なくとも一方を１つ以上の停止部４０２に向かって付勢するステップを含むことができる。少なくとも一実施形態では、方法５００は、ケーブル２００の付勢部分２５０を用いて停止面４０４から離れるように圧電素子３００を付勢するステップ、及び／又は圧電素子３００が停止面４０４から離れるように付勢されている間に第一及び第二の接点２１２、２２２の少なくとも一方を圧電素子３００に電気的に結合するステップを含むことができる。少なくとも一実施形態では、方法５００は、第二の接点２２２を１つ以上の停止部４０２に対する静止位置に付勢するステップを含むことができる。

少なくとも一実施形態では、圧電弁を組み立てる方法は、第一及び第二の接点を有するケーブルを提供するステップと、第一の接点と第二の接点との間にポケットを形成するステップと、圧電素子の少なくとも一部分をポケットに挿入するステップと、第一の接点を圧電素子の第一の層に電気的に結合するステップと、第二の接点を圧電素子の第二の層に電気的に結合するステップと、又はこれらの任意の組み合わせとを含むことができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルは、第一及び第二の接点と電気通信する第一及び第二の導体を有することができる。

少なくとも一実施形態では、第一の接点と第二の接点との間にポケットを形成するステップは、第二の接点を第一の位置から第二の位置に移動させることを含むことができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、第一の位置において同一平面上にあり得る。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、第二の位置において異なる平面に配置することができる。少なくとも一実施形態では、ポケットを形成することは、第二の導体と第二の接点との間に電気的に結合されたアームを曲げることを更に含むことができる。

少なくとも一実施形態では、圧電素子の第二の層は、第一の層に対向することができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子の少なくとも一部分を挿入することは、圧電素子を第一及び／又は第二の接点の間で及び／又はそれらと平行に摺動させることを含むことができる。少なくとも一実施形態では、第一の接点を第一の層に電気的に結合すること及び／又は第二の接点を第二の層に電気的に結合することは、第一の接点を第一の層に半田付けすること及び／又は第二の接点を第二の層に半田付けすることを含むことができる。

少なくとも一実施形態では、圧電弁を組み立てる方法は、圧電弁のハウジング内に圧電素子を配置するステップと、電源と電気通信するためにケーブルの端部を経路指定するステップと、停止面をケーブルと接触させるステップと、停止面と第一及び第二の接点の少なくとも一方との間に配置されたケーブルの部分を曲げるステップと、それによってケーブルの付勢部分を生成するステップと、又はその任意の組み合わせと、を含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電弁を組み立てるための方法は、停止面とハウジング内に配置された１つ以上の停止部との間に第一及び第二の接点の一方の少なくとも一部分を配置するステップ、及び／又はケーブルの付勢部分を用いて第一及び第二の接点の少なくとも一方を１つ以上の停止部に向かって付勢するステップを含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電弁を組み立てる方法は、ケーブルの付勢部分を用いて圧電素子を停止面から離れるように付勢するステップ、及び／又は圧電素子が停止面から離れるように付勢されている間に第一及び第二の接点の少なくとも一方を圧電素子に電気的に結合するステップを含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電弁を組み立てる方法は、第二の接点を１つ以上の停止部に対する静止位置に付勢するステップを含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電弁を組み立てる方法は、ケーブルの第三の接点を圧電素子の内側層に電気的に結合するステップを含むことができる。

少なくとも一実施形態では、圧電弁システムは、第一の層及び第二の層を有する圧電素子、第一の接点及び第二の接点を有するコネクタ、第一の接点に電気的に結合された第一の導体及び第二の接点に電気的に結合された第二の導体を有するケーブル、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができる。少なくとも一実施形態では、第二の層は、第一の層と対向することができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子は、電圧差が層にわたって印加されると、その長さに沿って変形することができる。少なくとも一実施形態では、第二の接点は、初期位置から最終位置に移動することができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、初期位置において同一平面上にあり得る。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、最終位置において、異なる平面内に配置することができ、その間にポケットを有する。少なくとも一実施形態では、圧電素子の少なくとも一部分は、コネクタのポケット内に配置することができ、第一の接点は第一の層と電気通信し、第二の接点は第二の層と電気通信する。

少なくとも一実施形態では、コネクタ及びケーブルは、一体型ホイルケーブルの一体部分とすることができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子は、セラミック圧電ベンダとすることができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子は、第一の層と第二の層との間に内側層を含むことができる。少なくとも一実施形態では、コネクタは、ケーブルの第三の導体に電気的に結合され得る、第三の接点を含むことができる。少なくとも一実施形態では、コネクタの第三の接点は、圧電素子の一部分がコネクタのポケット内に配置されるとき、圧電素子の内側層に電気的に結合することができる。少なくとも一実施形態では、コネクタは、第二の導体及び第二の接点に電気的に結合された少なくとも１つのアームを含むことができる。少なくとも一実施形態では、少なくとも１つのアームは、圧電素子の側面に隣接して配置することができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子は、ポケット内の第一及び第二の接点に半田付けすることができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルは、圧電素子を少なくとも１つの方向に付勢する付勢部分を含むことができる。

少なくとも一実施形態では、圧電弁システムは、ハウジング、圧電素子及びコネクタの少なくとも一方を支持するように構成された支持体、ハウジング内に配置された停止面、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができる。少なくとも一実施形態では、圧電素子は、ケーブルが停止面と物理的に接触した状態で、ハウジング内に配置され、及び／又は支持体によって支持され得る。少なくとも一実施形態では、ハウジングは、少なくとも２つのポートを有することができる。少なくとも一実施形態では、ハウジングは、ポートの少なくとも１つと選択的に封止連通する圧電素子を収容することができる。少なくとも一実施形態では、停止面と支持体との間に配置されたケーブルの部分は、ケーブルの付勢部分に曲げることができる。少なくとも一実施形態では、付勢部分は、停止面から離れるように圧電素子を付勢することができる。

少なくとも一実施形態では、圧電弁システムは、ハウジング内に配置された１つ以上の停止部を含むことができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルの付勢部分は、圧電素子の少なくとも一部分を１つ以上の停止部に向かって付勢することができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルの付勢部分は、コネクタの少なくとも一部分を１つ以上の停止部に向かって付勢することができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルの付勢部分は、コネクタの少なくとも一部分を、停止面の反対側のハウジングの側面に配置された１つ以上の停止部に向かって付勢することができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルの付勢部分は、コネクタの少なくとも一部分を、１つ以上の停止部のうちの少なくとも１つと物理的に接触するように付勢することができる。少なくとも一実施形態では、ケーブルの付勢部分、停止面、及び１つ以上の停止部は、協働して、コネクタ及び圧電素子をハウジング内の適所に保持することができる。

少なくとも一実施形態では、圧電ベンダ用の電気ケーブルは、第一の接点に電気的に結合された第一の導体と、第二の接点に電気的に結合された第二の導体とを含むことができる。少なくとも一実施形態では、第一の導体及び第一の接点は、第二の導体及び第二の接点から電気的に絶縁することができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、第一の位置及び第二の位置を有することができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、第一の位置において同一平面上にあり得る。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、第二の位置において異なる平面に配置することができる。

少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点の少なくとも一方は、第一及び第二の接点の他方に対して塑性変形されるように構成することができる。少なくとも一実施形態では、第一及び第二の接点は、第一及び第二の接点が第二の位置にあるとき等に、それらの間にポケットを形成するように構成することができる。少なくとも一実施形態では、圧電ベンダは、第一の部分及び第二の部分を有することができる。少なくとも一実施形態では、ポケットは、例えば、第一及び第二の接点と圧電ベンダの１つ以上の層との間の電気通信を支持するために、圧電ベンダの少なくとも第一の部分を受容することができる。

本開示の１つ以上の態様を利用する他の実施形態及び更なる実施形態は、出願人の開示の趣旨から逸脱することなく考案することができる。例えば、デバイス、システム、及び方法は、多数の異なる産業において、多数の異なるタイプ及びサイズのために実装することができる。さらに、デバイス、システム、及び方法の様々な方法及び実施形態は、開示される方法及び実施形態の変形を生成するために互いに組み合わせて含めることができる。単数の要素の議論は、複数の要素を含むことができ、逆もまた同様である。ステップの順序は、特に限定しない限り、様々な順序で行うことができる。本明細書に記載される様々なステップは、他のステップと組み合わせること、記載されたステップを割り込ませること、及び／又は複数のステップに分割することができる。同様に、要素は、機能的に説明されており、別個の構成要素として具現化すること、又は複数の機能を有する構成要素に組み合わることができる。

本発明は、好ましい実施形態及び他の実施形態の文脈において説明されており、本発明のすべての実施形態が説明されているわけではない。記載された実施形態に対する明らかな修正及び変更は、本開示の利益を有する当業者に利用可能である。開示され他実施形態も、開示されていない実施形態も、出願人によって考えられる発明の範囲又は適用性を限定又は制限することを意図しておらず、むしろ、特許法に従って、出願人は、以下の特許請求の範囲の均等物の範囲又は範疇内に入る全てのそのような修正及び改良を完全に保護することを意図する。

Claims (20)

1. 圧電弁を組み立てる方法であって、
   第一及び第二の導体と、それぞれ前記第一及び第二の導体と電気通信する第一及び第二の接点とを有するケーブルを提供するステップと、
   前記第二の接点を、前記第一及び第二の接点が同一平面上にある第一の位置から、前記第一及び第二の接点が異なる平面内に配置される第二の位置に移動させることによって、前記第一の接点と前記第二の接点との間にポケットを形成するステップと、
   圧電素子の少なくとも一部分を前記ポケットに挿入するステップと、
   前記第一の接点を前記圧電素子の第一の層に電気的に結合するステップと、
   前記第二の接点を前記圧電素子の第二の層に電気的に結合するステップであって、前記第二の層は、前記第一の層に対向する、ステップと、
   を含む、方法。
2. 前記ポケットを形成するステップは、前記第二の導体と前記第二の接点との間に電気的に結合されたアームを曲げることを更に含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記圧電素子の少なくとも一部分を挿入するステップは、前記圧電素子を前記第一の接点と前記第二の接点との間で平行に摺動させることを含む、請求項１に記載の方法。
4. 前記第一の接点を前記第一の層に電気的に結合するステップと、前記第二の接点を前記第二の層に電気的に結合するステップは、前記第一の接点を前記第一の層に半田付けすることと、前記第二の接点を前記第二の層に半田付けすることとを含む、請求項１に記載の方法。
5. 前記圧電弁のハウジング内に前記圧電素子を配置し、電源との電気通信のために前記ケーブルの端部をルーティングするステップと、
   停止面を前記ケーブルと接触させるステップと、
   前記停止面と前記第一及び第二の接点の少なくとも一方との間に配置された前記ケーブルの一部分を曲げ、それによって、前記ケーブルの付勢部分を作り出すステップと、
   を更に含む、請求項１に記載の方法。
6. 前記停止面と前記ハウジング内に配置された１つ以上の停止部との間に前記第一及び第二の接点の一方の少なくとも一部分を配置するステップと、
   前記第一及び第二の接点の少なくとも一方を前記ケーブルの前記付勢部分で前記１つ以上の停止部に向かって付勢するステップと、
   を更に含む、請求項５に記載の方法。
7. 前記第二の接点を前記１つ以上の停止部に対して静止位置に付勢するステップを更に含む、請求項６に記載の方法。
8. 前記ケーブルの第三の接点を前記圧電素子の内側層に電気的に結合するステップを更に含む、請求項１に記載の方法。
9. 圧電弁システムであって、
   第一の層及び第二の層を有する圧電素子であって、前記第二の層は、前記第一の層に対向する、圧電素子と、
   第一の接点及び第二の接点を有するコネクタであって、前記第二の接点は、前記第一の接点と前記第二の接点とが同一平面上にある初期位置から、前記第一の接点と前記第二の接点とがポケットを挟んで異なる平面内に配置される最終位置に移動するように構成される、コネクタと、
   前記第一の接点に電気的に結合された第一の導体と、前記第二の接点に電気的に結合された第二の導体とを有するケーブルと、
   を備え、
   前記圧電素子の少なくとも一部分は、前記コネクタの前記ポケット内に配置され、前記第一の接点は前記第一の層と電気通信し、前記第二の接点は前記第二の層と電気通信する、圧電弁システム。
10. 前記コネクタと前記ケーブルは、一体のホイルケーブルの一体部分である、請求項９に記載の圧電弁システム。
11. 前記圧電素子は、前記第一の層と前記第二の層との間に内側層を含み、前記コネクタの第三の接点は、前記ケーブルの第三の導体に電気的に結合され、前記圧電素子の前記一部分が前記コネクタの前記ポケット内に配置されたときに、前記圧電素子の前記内側層に電気的に結合される、請求項９に記載の圧電弁システム。
12. 前記第二の導体及び前記第二の接点に電気的に結合された少なくとも１つのアームであって、前記圧電素子の側面に隣接して配置される、少なくとも１つのアームを更に備える、請求項９に記載の圧電弁システム。
13. 前記圧電素子は、前記ポケット内の前記第一及び第二の接点に半田付けされる、請求項９に記載の圧電弁システム。
14. 前記ケーブルは、前記圧電素子を少なくとも一方向に付勢するように構成された付勢部分を更に備える、請求項９に記載の圧電弁システム。
15. 少なくとも２つのポートを有し、前記ポートの少なくとも１つと選択的に封止連通する前記圧電素子を収容するように構成されたハウジングと、
    前記圧電素子及び前記コネクタの少なくとも一方を支持する支持体と、
    前記ハウジング内に配置された停止面と、
    を更に備え、
    前記圧電素子は、前記ハウジング内に配置され、前記支持体によって支持され、前記ケーブルは前記停止面と物理的に接触する、請求項９に記載の圧電弁システム。
16. 前記停止面と前記支持体との間に配置された前記ケーブルの一部分は、前記圧電素子を前記停止面から離れるように付勢するように構成された前記ケーブルの付勢部分に曲げられる、請求項１５に記載の圧電弁システム。
17. 前記ハウジング内に配置された１つ以上の停止部であって、前記ケーブルの前記付勢部分は、前記圧電素子の少なくとも一部分を前記１つ以上の停止部に向かって付勢するように構成される、１つ以上の停止部を更に備える、請求項１６に記載の圧電弁システム。
18. 前記ハウジング内に配置された１つ以上の停止部であって、前記ケーブルの前記付勢部分は、前記コネクタの少なくとも一部分を前記１つ以上の停止部に向かって付勢するように構成される、１つ以上の停止部を更に備える、請求項１６に記載の圧電弁システム。
19. 前記ハウジング内に配置された１つ以上の停止部であって、前記ケーブルの前記付勢部分は、前記コネクタの少なくとも一部分を前記１つ以上の停止部のうちの少なくとも１つと物理的に接触させるように付勢するように構成される、１つ以上の停止部を更に備える、請求項１６に記載の圧電弁システム。
20. 前記ケーブルの前記付勢部分は、停止面の反対側の前記ハウジングの側面に配置された１つ以上の停止部に向かって前記コネクタを付勢するように構成され、前記ケーブルの前記付勢部分、前記停止面、及び前記１つ以上の停止部は、協働して前記コネクタ及び前記圧電素子を前記ハウジング内の適所に保持するように構成される、請求項１６に記載の圧電弁システム。

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