JP2024050343A - ベンチの座面用部品、およびベンチ - Google Patents

ベンチの座面用部品、およびベンチ Download PDF

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周太 川又
Shuta Kawamata
有輝 青▲柳▼
Yuki Aoyagi
史織 佐藤
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Abstract

【課題】 座面部の左右方向における脚部材の取り付け位置を調節することができ、上側から見たときの外観にも優れ、製造コストも低廉に抑えられるベンチの座面用部品、およびそれを用いたベンチを提供すること。【解決手段】 複数の桟材11を奥行方向に並べて構成された座面部1と、脚部材2を受けるための金具であって、前記座面部1の左右両側の下面に桟材11をかけ渡した状態で取着される平板状の第一金具3と、を含んでベンチBの座面用部品を構成し、前記第一金具3の左右一方に、桟材11の各隙間の位置に対応する切欠き部31を櫛歯状に形成した。【選択図】 図1

Description

本発明は、屋内外で使用されるベンチの座面用部品、およびそれを用いたベンチに関するものである。
屋内外で使用される脚付きのベンチに関しては、複数の桟材(横材)から構成される座面部の両側に脚部材が取り付けられたものが広く知られている(例えば、特許文献1参照)。またこの種のベンチにおいては、座面部の左右両側と脚部材とをL型金具(特許文献1の図7参照)を介して連結する構造が一般的である。
しかしながら、上記L型金具を用いる従来のベンチにおいては、座面部を構成する複数の桟材を連結する部材が必要であり(特許文献1の図4参照)、複雑な形状のL型金具を使用する必要があったため、ベンチのコストが高く付き易かった。またL型金具を使用する従来のベンチは、脚部材の左右位置の調節も難しいという欠点があった。
一方、上記ベンチの座面部の底面側に平板状の連結金具を取着して桟材を連結し、更にその連結金具に脚部材を取り付ける場合、ベンチを上側から見たとき桟材の間から連結金具が露出してしまうため、脚部材の取り付け位置を調節できるように連結金具の面積を大きくするとベンチの外観が損なわれてしまう問題があった。
特許第5173198号公報
本発明は、上記従来技術の問題を解決することを課題としており、要約すると座面部の左右方向における脚部材の取り付け位置を調節することができ、上側から見たときの外観にも優れ、製造コストも低廉に抑えられるベンチの座面用部品、およびそれを用いたベンチを提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決する手段として、複数の桟材11を奥行方向に並べて構成された座面部1と、脚部材2を受けるための金具であって、前記座面部1の左右両側の下面に桟材11をかけ渡した状態で取着される平板状の第一金具3と、を含んでベンチBの座面用部品を構成し、前記第一金具3の左右一方に、桟材11の各隙間の位置に対応する切欠き部31を櫛歯状に形成した。
また上記座面用部品に脚部材2を取り付け、前記座面部1の左右両側の下面に、前記脚部材2よりも左右幅が大きい平板状の第一金具3を複数の桟材11をかけ渡した状態で取着すると共に、前記脚部材2の上面に、脚部材2よりも左右幅が大きい平板状の第二金具4を脚部材2の左右一方に突き出した状態で取着して、当該第二金具4の突出部位41で前記第一金具3と第二金具4を止着してベンチBを構成した。これにより第二金具4によって脚部材2の取り付け位置を容易に変更できる。またベンチBの座面部への荷重で桟材11が撓んだ場合でも、平板状の第二金具4の弾性変形でネジ留め部への負荷を吸収できる。
また上記第二金具4を一列に並んだ複数の脚部材2をかけ渡して取着することにより第二金具4を脚部材2の連結材としても利用できる。
また上記脚部材2を、上下方向の中空部を有する脚本体部21と、当該脚本体部21の中空部内に挿入された芯材22とから構成し、前記芯材22の上端部に前記第二金具4を取着することもできる。これにより脚本体部21がプラスチック製であったとしても、第二金具4が芯材22に取着されているため、第二金具4から脚本体部21に荷重がかかり難い。
また上記脚部材2の芯材22の上下長さを脚本体部21よりも大きくすることにより、第二金具4からの荷重が芯材22にかかるため、脚本体部21の変形や破損を防止できる。
また本発明では、上記座面部1の左右両側の下面に、前記脚部材2よりも左右幅が大きい平板状の第一金具3を複数の桟材11をかけ渡した状態で取着すると共に、前記第一金具3の非櫛歯部33の両端に、座面と平行に形成された底辺部24、底辺部24の両側が上方に立ち上がった立上り部25、並びに立上り部25の上端が内側に折れ曲がった折返し部26を有する上側が開口したC型形状の脚部材2を止着してベンチBを構成することができる。これにより第一金具3で桟材11の連結を行えるため、環状の脚部材2を使用する必要がなく、脚部材をC型形状とすることでベンチを軽量化できる。
本発明のベンチの座面用部品は、平板状の第一金具によって座面部を構成する複数の桟材を連結一体化することができるだけでなく、この第一金具に対して脚部材の連結も行うことができるため、第一金具の範囲内で座面の左右方向における脚部材の取り付け位置を容易に調節することができる。
しかも、本発明においては、上記第一金具の左右一方に複数の切欠き部を設けて櫛歯状に形成しているため、第一金具の非櫛歯部の下方に脚部材を取り付けた際に、桟材の隙間から第一金具が露出する問題も解消できるため、ベンチを上側から見たときの外観も損なわれない。
本発明の第一実施形態におけるベンチを表す全体斜視図である。 本発明の第一実施形態におけるベンチを表す上面図(a)、正面図(b)および底面図(c)である。 本発明の第一実施形態におけるベンチの座面用部品を表す底面図(a)、及び取付金具を表す上面図(b)(c)である。 本発明の第一実施形態におけるベンチの脚部材の取り付け構造を表す拡大正面図(a)、及び側面図(b)である。 本発明の第二実施形態におけるベンチを表す全体斜視図である。 本発明の第二実施形態におけるベンチを表す上面図(a)、正面図(b)および底面図(c)である。 本発明の第二実施形態におけるベンチの脚部材を表す上面図(a)および側面図(c)である。 本発明の第二実施形態におけるベンチの脚部材の取り付け構造を表す側面図である。
『第一実施形態』
本発明の第一実施形態を図1~図4に基づいて説明する。なお図中、符号Bで指示するものは、ベンチであり、符号1で指示するものは、座面部である。また符号2で指示するものは、脚部材であり、符号3で指示するものは、第一金具である。また符号4で指示するものは、第二金具であり、符号5で指示するものは、第三金具である。
「ベンチの構成」
[1]基本構成について
本実施形態のベンチBの基本構成について説明する。本実施形態では、図1及び図2(a)~(c)に示すように、複数の桟材11を奥行方向に並べて構成された座面部1と、この座面部1の両側に取り付けられた一対の脚部材2とからベンチBを構成している。また座面部1の裏面には、図3(a)に示すように、脚部材2を受けるための平板状の第一金具3を座面部1の左右両側の下面に桟材11をかけ渡した状態で取着して座面用部品を構成している。第一金具3については、図3(a)(b)に示すように第一金具3の左右一方に、桟材11の各隙間の位置に対応する切欠き部31を櫛歯状に形成している。
上記座面部1の左右両側の下面には、図2(c)及び図4(a)に示すように脚部材2よりも左右幅が大きい第一金具3を取着すると共に、脚部材2の上面に、脚部材2よりも左右幅が大きい平板状の第二金具4を脚部材2の左右一方に突き出した状態で取着している。そして、この第二金具4の突出部位41で第一金具3と第二金具4を止着することにより脚部材2の取り付けを行っている。なお本明細書中においては、図2(b)をベンチBの正面視とし、この正面視における方向を基準として図2(a)(b)に示すようにベンチB及びその部品の左右方向、奥行方向、高さ方向を特定する。
[2]座面用部品について
[2-1]座面部の桟材の材料
次に上記ベンチBの各構成要素について説明する。まず上記座面部1の桟材11の材質に関しては、本実施形態ではプラスチック製の板材を使用しているが、屋外また屋内のベンチの座面に使用される一般的な材料であれば、種々のプラスチック材料(例えば、ポリプロピレンやABS樹脂、塩化ビニル樹脂等を単体または組み合わせたもの)、木材または金属材料(例えば、アルミニウムやステンレス等)、複合材料などを使用できる。
[2-2]座面部の桟材の形状・配置
上記桟材11の形状は、本実施形態では長さ方向の中空部を有する4本の中空板を使用しているが、中実板や角棒、丸棒、角パイプ、丸パイプ等を使用することもできる。上記桟材11の寸法(幅・長さ・厚さ)に関しても適宜変更することができ、座面部1を形成する桟材11の数に関しても、2本以上であればベンチBの奥行きや各桟材11の寸法に応じて適宜変更できる。本実施形態では、同じ寸法の桟材11から座面部1を形成しているが、異なる寸法・材質の桟材11から座面部1を構成することもできる。上記桟材11の間隔に関しても、桟材11の種類に応じて任意に調整できる。また本実施形態では、中空板から成る各桟材11の底面に水抜き孔12を形成すると共に、各桟材11の両端にキャップ部材11aを装着して中空部を塞いでいる。
[2-3]第一金具
上記座面部1に取り付ける第一金具3に関しては、図3(a)(b)に示すように矩形状の平板の一方の長辺部に短辺方向の切欠き部31を長辺方向に複数(本実施形態では3つ)形成して櫛歯部32を設けている。切欠き部31の間隔(溝幅)や数は座面部1を形成する桟材11の間隔や数に合わせ、切欠き部31の長さは平板の短辺の半分程度の大きさとしている。なお平板の長辺の長さは、座面部の奥行と同じまたはそれよりも若干小さい程度に形成するのが好ましく、切欠き部31の間隔(溝幅)は、桟材11の間隔と同じまたはそれよりも若干大きい程度に形成するのが好ましい。平板の短辺の長さは、脚部材2の左右方向の取り付け位置を調整する範囲に応じて適宜変更でき、長辺と同じ長さあるいは長辺以上の長さに設計することもできる。
一方、上記切欠き部31が形成されていないもう一方の長辺側の非櫛歯部33には、第一金具3と座面部1を連結するためのネジ孔H1を平板の長辺方向に所定間隔で複数設けている。更に本実施形態では、第二金具4との連結に利用するネジ孔H2を、非櫛歯部33の櫛歯部32近傍および櫛歯部32の基端部に2つ並べて形成しているが、一方のみに形成することもできる。これらのネジ孔H1・H2の配置は各桟材11の位置に対応させており、更に第二金具4との連結に利用するネジ孔H2は第二金具4のネジ孔の位置に合わせて形成している。平板の厚みは所定の剛性を有する範囲内であれば適宜変更できる。
本実施形態では、第一金具3にステンレス平板を使用しているが、金具の材料に関してはスチールやアルミニウム、銅、亜鉛合金など、他の金属材料を使用することもできる。また第一金具3と座面部1の桟材11の取り付け構造に関しては、ボルト・ナットやビスを用いたネジ留め構造を採用することができ、桟材11の位置に合わせて形成したネジ孔H1・H2にネジ部材N1・N2を挿通して座面部1に固定する方法であれば適宜変更できる。また第一金具3の櫛歯形状に関しては、各桟材11の隙間の数や大きさに合わせて切欠き部31の数や形状を適宜変更できる。第一金具3の切欠き部31の形成方法に関しては、打ち抜き加工や切削加工、溶接加工などにより形成することができる。
[2-4]座面部の桟材の連結
上記座面部1を構成する桟材11の連結は、図3(a)(b)に示すように第一金具3によって行われるが、桟材11の長さが大きい(座面部1の左右幅が大きい)場合には、図3(a)(c)に示すように座面部1の左右中間位置にネジ孔H1を有する桟材連結用の第三金具5を使用することもできる。第三金具5に関しては、平板状の金具を好適に使用できるが、剛性に優れた金属製の角パイプやチャンネル材などを使用することもでき、また座面部1の左右中間位置をネジ止めによって連結することもできる。
[2-5]桟材への芯材の挿入
本実施形態では、長さ方向の中空部を有する桟材11に対して棒状の芯材13を挿入して座面部1の剛性を高めている。本実施形態では、図4(b)に示すように桟材11に中間位置の仕切り部で区切られた複数の中空部を設けて、それらの中空部の一つ(本実施形態では奥行方向の内側の中空部)に芯材13を挿入して構成している。更に本実施形態では、図3(a)(b)に示す第一金具3のネジ孔H1・H2に図4(a)に示すネジ部材N1・N2をそれぞれ取り付けて、図4(b)に示すように芯材13が挿入されていない別の中空部(本実施形態では奥行方向の外側)に各ネジ部材の先端が貫通するようにしている。これによりボルトやビス等のネジ部材N1・N2が、桟材11の中空部に挿入した芯材13と干渉する問題を防止できる。芯材13に関しては、ステンレス材を使用しているが桟材11よりも剛性の高い材料であれば、金属材料や複合材料などを適宜選択して使用できる。
上記第一金具3は、図3(a)に示すように切欠き部31が形成された櫛歯部が左右外側を向くように座面部1に対して取り付けられる。座面部1の左右幅が大きい場合には、第一金具3を座面部1の左右中間位置に取り付けることもでき、その場合にも櫛歯部が座面部1の左右外側を向くように取り付けるのが好ましい。また本実施形態では、第一金具3の櫛歯部の端部が座面部1の左右両端の位置にくるように取り付けている。これにより脚部材2を座面部1の左右両端の下方に取り付けることができる。
[3]脚部材について
[3-1]脚部材の構造
次に上記脚部材2に関しては、本実施形態では図4(b)に示すように上下方向の中空部を有するプラスチック製の脚本体部21と、この脚本体部21の中空部内に挿入された芯材22とから構成している。そして芯材22の上端部に第二金具4を取着して、第二金具4からの荷重が脚本体部21ではなく芯材22にかかるようにしている。更に本実施形態では、芯材22の上下長さを脚本体部21よりも大きくして第二金具4からの荷重が芯材22にかかるようにしている。なお脚部材2の構造に関しては、脚本体部21に剛性および耐久性の高い材料を使用する場合には芯材22を用いない構造を採用することもできる。
[3-2]脚部材の材料・形状
上記脚本体部21の材料については、、所定の剛性を有する材料であればよく、例えば、種々のプラスチック材料(例えば、ポリプロピレンやABS樹脂、塩化ビニル樹脂等を単体または組み合わせたもの)や金属材料(例えば、ステンレスや鉄等)、複合材料(繊維強化プラスチック等)などを使用することができる。また脚本体部21の形状は、角柱型のものだけでなく円柱型、角錐型、円錐型、金属枠(詳しくは第二実施形態参照)などの形態を採用でき、芯材22を用いない場合には中実形状を採用することもできる。上記芯材22の材料には、ステンレス材を使用しているが脚本体部21よりも剛性の高い材料であれば、金属材料や複合材料などを適宜選択して使用できる。
[3-3]第二金具
上記脚部材2に取り付ける第二金具4に関しては、本実施形態では図2(c)および図4(a)(b)に示すように座面部1の奥行きに応じた長さのステンレス平板から形成している。第二金具4の材料に関しては、座面部1の変形に応じて弾性変形する材料であれば他の金属材料を使用することもできる。また第二金具4には、複数の脚部材2および第一金具3の取り付け位置に合わせてボルトやビス等のネジ部材N2の挿通孔を形成している。なお本実施形態では、第二金具4の上側からネジ部材を脚部材2の芯材22に挿通して第二金具の取り付けを行っている(図示せず)。
[3-4]脚部材の底部構造
上記脚部材2の底部に関しては、本実施形態では図2(b)(c)に示すように脚部材2の底面側に平板状のステンレス製の据付用金具23を取り付けて構成している。この据付用金具23をアンカーボルトや杭部材で地面Gや床面に固定することによってベンチBを設置場所に固定することができる。また据付用金具23を芯材22に固定することで芯材22からの荷重を据付用金具23で受けることができる。据付用金具23を複数の脚部材2を掛け渡すように取り付けることで脚部材2の連結も行うことができる。この据付用金具23にはキャスター等を付設してベンチBを移動可能に構成することもできる。
[3-5]脚部材の数及び配置
上記脚部材2の数や配置に関しては、脚部材2の材質や形状に応じて適宜変更することができ、少なくとも座面部1の左右両側(好ましくは四隅)、またはその近傍位置に脚部材2が取り付けられていればよい。また座面部1の左右幅が大きい場合には、左右中間位置に脚部材2を取り付けることもできる。
上記第二金具4は、座面部1の左右内側に突き出した状態でそれぞれの脚部材2に取着している。座面部1の左右幅が大きい場合には、脚部材2及び第二金具4を座面部1の左右中間位置に取り付けることもでき、その場合にも第二金具4の突出部位41が座面部1の左右内側を向くように取り付けるのが好ましい。また本実施形態では、図4(a)に示すように座面部1と第一金具3のネジ留め部の左右外側の位置で、第二金具4の突出部位41と第一金具3(および座面部1)のネジ留めを行って第二金具4を取り付けている。
[4]第一金具および第二金具の機能
上記の構成を採用したことにより、第一金具3で座面部1の各桟材11を連結一体化することができ、更に第一金具3の櫛歯部32(切欠き部31を備えた片側部位)と非櫛歯部33(切欠き部31のないもう一方の片側部位)の下方に脚部材2を選択的に取り付けることができるため、脚部材2の左右方向の取り付け位置を調整することができる。更に左右幅の異なる第二金具4を使用することにより脚部材2の左右方向の取り付け位置の調整も行える。ベンチBの座面部1への荷重で桟材11が撓んだ場合でも、第二金具4の弾性変形でネジ留め部への負荷を吸収できるため、脚部材2のネジ留め部の破損が生じ難い。
『第二実施形態』
[1]基本構成について
次に本発明の第二実施形態について図5~図8に基づいて説明する。本実施形態のベンチBにおいては、図5、図6(a)(b)(c)および図7(a)(b)に示すように、座面と平行に形成された底辺部24、底辺部24の両側が上方に立ち上がった立上り部25、および立上り部25の上端が内側に折れ曲がった折返し部26を有する上側が開口したC型形状の脚部材2を使用している。そして、図8に示すように脚部材2の折返し部26および第一金具3に形成されたネジ孔H4・H2にネジ部材N4を挿通することで、脚部材2を第一金具3の非櫛歯部33の両端(座面部1の奥行き方向の両端)に止着している。これにより環状の脚部材2を使用する場合よりもベンチを軽量化することができる。その他の構成要件については、第一実施形態と同様である。
上記のように第一金具3の非櫛歯部33の下方に脚部材2を取り付ける場合でも、図6(a)(b)(c)に示すように座面部1の左右外側に第一金具の櫛歯部32が存在することで、座面部1の各桟材11の隙間から第一金具3が露出することもないため、ベンチBを上側から見た際の外観が損なわれることもない。また本実施形態では第一金具3と座面部1の止着と、脚部材2と座面部1の止着を別個に行っているが、脚部材2の折返し部26と第一金具3を座面部1に一緒に止着することもできる。また上記脚部材2の底辺部24をアンカーボルトや杭部材で地面Gや床面に固定すればベンチBを設置場所に固定できる。
[2]脚部材について
上記脚部材2については、本実施形態では図5及び図7(a)(b)に示すようにステンレス板を台形型に曲げ加工したものを使用しているが、脚部材2の材料に関しては所定の剛性を有する材料であればその他の金属材料やプラスチック材料、複合材料を適宜選択して使用できる。また脚部材2の形状に関しては、C型形状であれば台形状である必要はなく、底辺部24と立上り部25が直角を成すコの字型の形状や、立上り部25が湾曲した形状を採用することもできる。脚部材2の厚みや左右幅については、必要となる強度に応じて適宜変更できるが、左右幅は第一金具3の非櫛歯部33に合わせて形成できる。
上記C型の脚部材2は、金属板を曲げ加工したもの、或いはプラスチック等を一体成形したものを使用するのが好ましいが、複数の板材や棒材を溶接やネジ留めなどによってC型に連結したものを使用することもできる。また本実施形態では、第一実施形態と同様、奥行方向に複数の中空部を有する桟材11を使用し、更に図8に示すように奥行き方向の内側の中空部に芯材13を挿入することで、脚部材2と座面部1を連結するネジ部材N4が芯材13に干渉しないようにしている。更に本実施形態では、図7(a)に示すように上記脚部材2の折返し部26の端部に凹部26aを形成することで、第一金具3と座面部1を止着するネジ部材N1に折返し部26が干渉しないようにしている。
1 座面部
11 桟材
11a キャップ部材
12 水抜き孔
13 芯材
2 脚部材
21 脚本体部
22 芯材
23 据付用金具
24 底辺部
25 立上り部
26 折返し部
26a 凹部
3 第一金具
31 切欠き部
32 櫛歯部
33 非櫛歯部
4 第二金具
5 第三金具
B ベンチ

Claims (6)

  1. 複数の桟材を奥行方向に並べて構成された座面部と、脚部材を受けるための金具であって、前記座面部の左右両側の下面に桟材をかけ渡した状態で取着される平板状の第一金具と、を含んで成り、
    前記第一金具の左右一方に、桟材の各隙間の位置に対応する切欠き部が櫛歯状に形成されている、ベンチの座面用部品。
  2. 請求項1記載のベンチの座面用部品に脚部材が取り付けられたベンチであって、
    前記座面部の左右両側の下面に、前記脚部材よりも左右幅が大きい平板状の第一金具が複数の桟材をかけ渡した状態で取着されると共に、前記脚部材の上面に、脚部材よりも左右幅が大きい平板状の第二金具が脚部材の左右一方に突き出した状態で取着されて、当該第二金具の突出部位で前記第一金具と第二金具が止着されている、ベンチ。
  3. 前記第二金具が一列に並んだ複数の脚部材をかけ渡して取着されている、請求項2記載のベンチ。
  4. 前記脚部材が、上下方向の中空部を有する脚本体部と、当該脚本体部の中空部内に挿入された芯材とから構成され、前記芯材の上端部に前記第二金具が取着されている、請求項2記載のベンチ。
  5. 前記脚部材の芯材の上下長さが脚本体部よりも大きい、請求項4記載のベンチ。
  6. 請求項1記載のベンチの座面用部品に脚部材が取り付けられたベンチであって、
    前記座面部の左右両側の下面に、前記脚部材よりも左右幅が大きい平板状の第一金具が複数の桟材をかけ渡した状態で取着されると共に、
    前記第一金具の非櫛歯部の両端に、座面と平行に形成された底辺部、底辺部の両側が上方に立ち上がった立上り部、並びに立上り部の上端が内側に折れ曲がった折返し部を有する上側が開口したC型形状の脚部材が止着されている、ベンチ。
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