JP2024045907A - 物流管理システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】配送車両が車両発着場所に入れずに待機しなければならない可能性を低減した物流管理を実現する。【解決手段】物流管理システムが、複数の配送車両の第一配送車両が物流拠点に到着する到着予定時刻の変更要求を受信し、当該変更要求に応答して、変更後の到着予定時刻を表す情報と、第一配送車両の荷物に対するタスクに関する情報とを用いて、物流拠点の車両発着場所を第一配送車両が使用する使用予定時間帯である第一使用予定時間帯を算出し、複数の車両発着場所の少なくともいずれかについて、少なくとも算出した第一使用予定時間帯を含む時間帯を第一配送車両に割り当てる。【選択図】図1

Description

本発明は、概して、物流管理の技術に関する。
物流管理は、物流拠点に設けられた車両発着場所(例えばバース)の管理を含む。この種の管理の例として、配送車両の車両発着場所への割り当てがあり、例えば特許文献1に開示の技術がある。
特開2014-172704号公報
車両発着場所には、配送車両と共に、当該配送車両が車両発着場所を使用する予定時間(例えば、到着予定時刻及び/又は発車予定時刻)も割り当てられることが望ましい。
しかし、配送車両の到着が予定より遅れると車両発着場所からの発車も予定より遅れることになり、結果として、当該車両発着場所を次に使用予定の配送車両を待たせてしまうおそれがある。また、配送車両の車両発着場所への到着が予定より早いと、当該車両発着場所に未だ前の便の配送車両がいて、結果として、配送車両が車両発着場所に入れずに待たなければならないおれがある。配送車両が車両発着場所に予定通りに入れないと、配送遅延が生じ得る。
そこで、本発明の目的の一つは、配送車両が車両発着場所に入れずに待機しなければならない可能性を低減した物流管理を実現することにある。
物流管理システムが、複数の配送車両の第一配送車両が物流拠点に到着する到着予定時刻の変更要求を受信し、当該変更要求に応答して、変更後の到着予定時刻を表す情報と、第一配送車両の荷物に対するタスクに関する情報とを用いて、物流拠点の車両発着場所を第一配送車両が使用する使用予定時間帯である第一使用予定時間帯を算出し、複数の車両発着場所の少なくともいずれかについて、少なくとも算出した第一使用予定時間帯を含む時間帯を第一配送車両に割り当てる。
本発明によれば、配送車両が車両発着場所に入れずに待機しなければならない可能性を低減した物流管理を実現することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の発明を実施するための形態の説明により明らかにされる。
実施形態に係る物流管理システムの概略構成例を示す図である。 物流ネットワーク情報の一例を模式的に示す図である。 配送時間情報の一例を示す図である。 配送管理情報の一例を示す図である。 配送便情報の一例を示す図。 拠点地図情報の一例を模式的に示す図である。 発着場所管理情報の一例を示す図である。 発着場所管理情報の更新の一例を示す図である。 発着場所管理情報の更新の一例を示す図である。 荷物タスク管理情報の一例を示す図である。 仕分けタスク管理情報の一例を示す図である。 配送状況管理処理の流れの一例を示す図である。 発着場所管理処理の流れの一例を示す図である。 配送便管理処理の流れの一例を示す図である。 配送便管理処理の流れの一例を示す図である。 仕分けタスク変更処理の流れの一例を示す図である。
以下の説明では、「インターフェース装置」は、一つ以上のインターフェースデバイスでよい。当該一つ以上のインターフェースデバイスは、下記のうちの少なくとも一つでよい。
・一つ以上のI/O(Input/Output)インターフェースデバイス。I/O(Input/Output)インターフェースデバイスは、I/Oデバイスと遠隔の表示用計算機とのうちの少なくとも一つに対するインターフェースデバイスである。表示用計算機に対するI/Oインターフェースデバイスは、通信インターフェースデバイスでよい。少なくとも一つのI/Oデバイスは、ユーザインターフェースデバイス、例えば、キーボード及びポインティングデバイスのような入力デバイスと、表示デバイスのような出力デバイスとのうちのいずれでもよい。
・一つ以上の通信インターフェースデバイス。一つ以上の通信インターフェースデバイスは、一つ以上の同種の通信インターフェースデバイス(例えば一つ以上のNIC(Network Interface Card))であってもよいし二つ以上の異種の通信インターフェースデバイス(例えばNICとHBA(Host Bus Adapter))であってもよい。
また、以下の説明では、「メモリ」は、一つ以上の記憶デバイスの一例である一つ以上のメモリデバイスであり、典型的には主記憶デバイスでよい。メモリにおける少なくとも一つのメモリデバイスは、揮発性メモリデバイスであってもよいし不揮発性メモリデバイスであってもよい。
また、以下の説明では、「永続記憶装置」は、一つ以上の記憶デバイスの一例である一つ以上の永続記憶デバイスでよい。永続記憶デバイスは、典型的には、不揮発性の記憶デバイス(例えば補助記憶デバイス)でよく、具体的には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、NVME(Non-Volatile Memory Express)ドライブ、又は、SCM(Storage Class Memory)でよい。
また、以下の説明では、「記憶装置」は、メモリと永続記憶装置の少なくともメモリでよい。
また、以下の説明では、「プロセッサ」は、一つ以上のプロセッサデバイスでよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサデバイスでよいが、GPU(Graphics Processing Unit)のような他種のプロセッサデバイスでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、シングルコアでもよいしマルチコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、プロセッサコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、処理の一部又は全部を行うハードウェア記述言語によりゲートアレイの集合体である回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit))といった広義のプロセッサデバイスでもよい。
また、以下の説明では、「xxxテーブル」といった表現にて、入力に対して出力が得られる情報を説明することがあるが、当該情報は、どのような構造のデータでもよいし(例えば、構造化データでもよいし非構造化データでもよいし)、入力に対する出力を発生するニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズムやランダムフォレストに代表されるような学習モデルでもよい。従って、「xxxテーブル」を「xxx情報」と言うことができる。また、以下の説明において、各テーブルの構成は一例であり、一つのテーブルは、二つ以上のテーブルに分割されてもよいし、二つ以上のテーブルの全部又は一部が一つのテーブルであってもよい。
また、以下の説明では、「プログラム」を主語として処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサによって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶装置及び/又はインターフェース装置を用いながら行うため、処理の主語が、プロセッサ(或いは、そのプロセッサを有する装置又はシステム)とされてもよい。プログラムは、プログラムソースから計算機のような装置にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバ又は計算機が読み取り可能な記録媒体(例えば非一時的な記録媒体)であってもよい。また、以下の説明において、二つ以上のプログラムが一つのプログラムとして実現されてもよいし、一つのプログラムが二つ以上のプログラムとして実現されてもよい。
また、要素を識別するための情報(識別情報、識別子)として、任意の情報(例えば、「ID」、「名前」、及び「番号」のうちの少なくとも一つ)が採用されてよい。
また、以下の説明では、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号を使用し、同種の要素を区別して説明する場合には、要素のIDを使用することがある。
また、以下の説明では、「日時」の単位は、年月日時分よりも粗い単位でも細かい単位でもよい。
図1は、実施形態に係る物流管理システムの概略構成例を示す図である。なお、以下の説明では、「物流拠点」を「拠点」と略記することがある。
物流管理システム1は、輸配送管理装置2と倉庫管理装置3とを備える。輸配送管理装置2と倉庫管理装置3は、通信ネットワーク5(例えばインターネット)を介して互いに通信可能である。輸配送管理装置2は、通信ネットワーク5を介して各配送車両4と通信可能である。装置間の通信は、有線、無線を問わず一般的な公衆回線網、例えば、「多数同時接続」、「超低遅延」を可能とした第5世代移動通信システム、いわゆる5G(5th Generation)を用いることができる。さらに5G以降の新しい携帯電話システムの特徴を活かすことで本願発明による効果向上も期待できる。
配送車両4は、車両管理装置40を備える。車両管理装置40は、所定の時間毎(例えば5分毎)に、配送車両4の位置を特定し、輸配送管理装置2に、車両ID(配送車両4のID)、位置情報(配送車両4の位置を表す情報)、及び時刻を表すデータを送信する。当該データは、後述の物流ネットワーク情報50に含められてよい。車両管理装置40は、通信機能と、GNSS(Global Navigation Satellite System)を利用して自車位置を検出する機能とを有する。
輸配送管理装置2は、いわゆるTransport Management System(TMS)でよい。輸配送管理装置2は、一つ以上の物理計算機でもよいし、一つ以上の物理計算機(例えば、クラウド基盤)に実現されたシステム(例えば、クラウドコンピューティングシステム)でもよい。輸配送管理装置2は、複数の配送車両4の各々について位置管理を含む輸配送管理を行う。
輸配送管理装置2は、通信装置25(インターフェース装置の一例)、入力装置23、出力装置24、記憶装置(例えばメモリ22及び永続記憶装置20)、及び、それらに接続されたプロセッサ21を有する。
通信装置25は、通信ネットワーク5を介して倉庫管理装置3及び配送車両4と通信する。入力装置23は、例えばマウスやキーボードなどから構成され、オペレータが必要な情報や指示をプロセッサ21に入力するために利用される。出力装置24は、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ)でもよいし、スピーカでもよい。メモリ22は、プロセッサ21のワークメモリとして利用されてよい。
永続記憶装置20は、データやプログラムを記憶する。永続記憶装置20は、例えば、物流ネットワーク情報50、配送時間情報51、配送管理情報52、配送便情報53及び輸配送管理プログラム26を記憶する。プロセッサ21が輸配送管理プログラム26を実行する。物流ネットワーク情報50、配送時間情報51、配送管理情報52及び配送便情報53のうちの少なくとも一部の情報が、適宜に、輸配送管理プログラム26により更新される。
倉庫管理装置3は、いわゆるWarehouse Management System(WMS)、つまり、拠点の倉庫を管理するためのシステムでよい。倉庫管理装置3は、本実施形態では拠点毎に設けられるが、複数の拠点に共通でもよい。倉庫管理装置3は、一つ以上の物理計算機でもよいし、一つ以上の物理計算機(例えば、クラウド基盤)に実現されたシステム(例えば、クラウドコンピューティングシステム)でもよい。
倉庫管理装置3は、通信装置35(インターフェース装置の一例)、入力装置33、出力装置34、記憶装置(例えばメモリ32及び永続記憶装置30)、及び、それらに接続されたプロセッサ31を有する。
通信装置35は、通信ネットワーク5を介して輸配送管理装置2と通信する。入力装置33は、例えばマウスやキーボードなどから構成され、オペレータが必要な情報や指示をプロセッサ31に入力するために利用される。出力装置34は、ディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ)でもよいし、スピーカでもよい。メモリ32は、プロセッサ31のワークメモリとして利用されてよい。
永続記憶装置30は、データやプログラムを記憶する。永続記憶装置30は、例えば、拠点配送情報60、拠点地図情報61、発着場所管理情報62、荷物タスク管理情報63、仕分けタスク管理情報64及び倉庫管理プログラム36を記憶する。プロセッサ31が倉庫管理プログラム36を実行する。拠点配送情報60は、輸配送管理装置2における配送管理情報52及び配送便情報53と同期する情報である。拠点配送情報60は、輸配送管理装置2における配送管理情報52及び配送便情報53のうち、倉庫管理装置3に対応の拠点についての情報を含んでもよい。拠点配送情報60、拠点地図情報61、発着場所管理情報62、荷物タスク管理情報63及び仕分けタスク管理情報64のうちの少なくとも一部の情報が、適宜に、倉庫管理プログラム36により更新される。
本実施形態では、バース(車両発着場所の一例)や予約時刻等が変更され、その変更結果が、出力装置24、出力装置34及び車両管理装置40の少なくとも一つを通じて出力される。これにより、変更結果を、輸配送管理の管理者、倉庫管理の管理者、拠点における作業者、及び、配送車両4のドライバ等が知ることができる。
以上のように、物流管理システム1は、TMSとWMSの組み合わせとみなすことができる。
図2は、物流ネットワーク情報50の一例を模式的に示す図である。
物流ネットワーク情報50は、複数の拠点のネットワークである物流ネットワークを表す情報を含む。物流ネットワーク情報50は、輸配送管理装置2が各拠点の倉庫管理装置3と通信するための情報として、例えば各拠点(各拠点の倉庫管理装置3)のIDや各拠点の倉庫管理装置3のアドレス(例えばIPアドレス)の情報等を含んでよい。また、物流ネットワーク情報50は、車両管理情報を含んでよく、車両管理情報には、各配送車両4から定期的に受信したデータ(配送車両4のID、配送車両4の位置情報、及び時刻を表すデータ)が蓄積されてよい。
複数の拠点は、二つ以上の拠点7と二つ以上の拠点8とを含んでよい。拠点7は、配送経路における最初又は最後の拠点である。拠点8は、配送経路において最初の拠点7から最後の拠点7までの間で経由される拠点であり、荷下ろし、積み込み又は仕分け等が行われる拠点である。
物流ネットワークは、複数の中継地点9を含んでよい。中継地点9は、拠点間の経路が経由する地点である。図2が示す例によれば、区間A-J(拠点Aと次の拠点Jとの区間)に中継地点AJ1、AJ2及びAJ3がある。区間A-Jには、第一及び第二の経路があり、中継地点AJ1及びAJ2は、第一の経路上の地点であり、中継地点AJ3は、第二の経路上の地点である。
物流ネットワークは、ノードとエッジの集合としてのグラフ(例えば無向グラフ)により表現されてよい。ノードは、拠点又は中継地点でよい。拠点7がリーフノードに対応する。
図3は、配送時間情報51の一例を示す図である。
配送時間情報51は、区間毎の配送所要時間を表す情報を含む。配送時間情報51は、区間毎にエントリを有する。エントリは、区間301、配送時間302、サブ区間303及びサブ配送時間304といった情報を含む。
区間301は、区間の構成を表す。区間の両端は、拠点と次の拠点である。拠点と次の拠点の組が同じでも、中継地点の有無や、存在する中継地点が異なる経路の中継地点かどうかによって、区間は異なる。例えば、区間AJ(A-AJ1-AJ2-J)は、拠点A、中継地点AJ1、中継地点AJ2及び拠点Jで構成された区間を意味する。
配送時間302は、区間の配送所要時間を表す。具体的には、配送時間302が表す時間は、同一エントリにおける全てのサブ配送時間304が表す複数の時間の合計である。
サブ区間303及びサブ配送時間304の組は、区間におけるサブ区間毎に存在する。サブ区間303は、区間の一部分であるサブ区間の構成を表す。サブ区間の両端は、中継地点と拠点、又は、いずれも中継地点である。サブ配送時間304は、サブ区間の配送所要時間を表す。
配送所要時間は、例えば、過去に当該区間の配送でかかった時間(実績)を基に算出された時間でよい。また、例えば、以下の少なくとも一つにより、配送所要時間は細分化されてもよい。
・方向(例:A→Jの場合とJ→Aの場合、又は、往路/復路、又は、上り/下り)。
・時間帯(例:朝、昼、夕方、夜間等、道路の混み具合が異なる時間帯毎)。
・曜日(例:平日、休日)。
・天候(例:晴れ、雨、雪)。
物流ネットワークにおける各区間(各サブ区間)の配送時間の実績値は、各区間(サブ区間)渋滞の状況等に応じて変わるため、適宜に、配送時間情報51における各エントリの配送時間302や304は更新されてよい。
図4は、配送管理情報52の一例を示す図である。
配送管理情報52は、配送に関する管理情報であり、荷物毎に、当該荷物を配送する配送車両4と、配送車両4について一つ以上の拠点を含む配送経路と、当該配送車両4が次の物流拠点に到着する到着予定時刻とを表す情報を含む。具体的には、例えば、配送管理情報52は、荷物毎にエントリを有する。エントリは、荷物ID401、配送経路402、状態403、引受時刻404、配送期限405、現在位置406、次拠点407、前拠点発車時刻408、次拠点到着予定時刻409、荷物種類410、かご車ID411、かご車種類412、配送便ID413及び車両ID414といった情報を有する。
荷物ID401は、荷物のIDを表す。配送経路402は、スタート拠点からゴール拠点までの経路の構成を表し、具体的には、拠点の順序を表す。
状態403は、荷物の状態を表す。“配送待”は、現在位置の拠点での仕分けを完了し、次の拠点への配送待ちの状態を意味する(仕分け済のため、かご車IDは変わらない)。“配送中”は、配送車両で配送中の状態を意味する。“仕分け”は、現在位置の拠点で、仕分け待ち、または仕分け中の状態を意味する(仕分け後、かご車ID、かご車種類、及び車両IDが更新され得る)。
引受時刻404は、荷物の引き受けの時刻を表す。配送期限405は、荷物の配送期限を表す。
現在位置406は、荷物を配送している配送車両の現在位置の情報である。次拠点407は、荷物が次に到着する拠点のIDを表す。前拠点発車時刻408は、荷物が直近に拠点を出た時刻を表す。次拠点到着予定時刻409は、荷物が次に到着する拠点への到着予定時刻を表す。
荷物種類410は、荷物の種類を表す。荷物の種類は、例えば、荷物のサイズ、重量、温度(例えば、通常、冷蔵、冷凍)、取扱い(通常、特殊)に基づき定義されてよい。
かご車ID411は、荷物が載せられるかご車(かご付きの台車)のIDを表す。かご車種類412は、かご車の種類を表す。かご車は、搬送物の一例であり、かご車に代えて、コンテナのような他種の搬送物が採用されてもよい。
配送便ID413は、荷物の配送便のIDを表す。車両ID414は、荷物を配送する配送車両4のIDを表す。
図5は、配送便情報53の一例を示す図。
配送便情報53は、配送便の管理情報である。例えば、配送便情報53は、配送便毎にエントリを有する。エントリは、配送便ID501、配送区間502、発車予定時刻503、到着予定時刻504及び車両ID505といった情報を有する。
配送便ID501は、配送便のIDを表す。配送区間502は、拠点(出発拠点)と次の拠点(到着拠点)とで構成された区間を表す。発車予定時刻503は、出発拠点を発車する予定時刻を表す。到着予定時刻504は、到着拠点に到着する予定時刻を表す。車両ID505は、配送車両のIDを表す。
図6は、拠点地図情報61の一例を模式的に示す図である。
拠点地図情報61は、拠点の地図情報である。拠点は、例えば、複数のバース601が設けられた複数のエリア602と、倉庫603とを有する。エリアαは、荷下ろし場所であり、エリアβは、積み込み場所である。
倉庫603は、一つ以上の仕分け設備604と、一つ以上の仕分け場所605とを有する。仕分け設備604は、荷物(荷物が載せられたかご車)の仕分けを行う設備である。仕分け場所605は、作業者により仕分けが行われる場所である。
かご車の流れは、荷下ろし場所→設備604又は場所605→積み込み場所という流れでもよいし、荷下ろし場所→積み込み場所という流れでもよい。荷下ろし場所や積み込み場所付近等に、荷物のバッファエリア(待機場所)があってもよい。
図7Aは、発着場所管理情報62の一例を示す図である。
発着場所管理情報62は、拠点の複数のバース601の其々について当該バース601に発着する配送車両74の割り当てられた使用予定時間帯を表す情報を含む。例えば、発着場所管理情報62は、バース601毎にエントリを有する。エントリは、エリアID701、バースID702、及び、予約車両ID703A、703B、703C、703D、…を有する。
エリアID701は、バース601を有するエリア602のIDを表す。バースID702は、バース601のIDを表す。
予約車両ID703A、703B、703C、703D、…は、複数の時間帯(例えば、連続した複数の時間帯)に対応する。予約車両ID703は、対応する時間帯についてバース601の使用が予約された配送車両4のIDを表す。別の言い方をすれば、配送車両4に、バース601の使用予定時間帯として、対応する時間帯が割り当てられる。
ここでは、例えば、荷下ろしと積み込み(荷積み)の合計時間は、15分以内と仮定する。配送車両4のバース601の発着時刻が、配送車両4毎に(又は他の単位で)詳細に管理されてもよい。荷下ろしが不要な配送車両4、又は、積み込みが不要な配送車両4があってもよい。
図7Aによれば、例えば下記がわかる。
・配送車両tAは、8:00-8:15の時間帯に、バースAに停車し、バースAからバースDに移動する予定である。バースAにおいて、配送車両tAから荷物が下ろされ、バースDにおいて、配送車両tAに荷物が積み込まれる。
・配送車両tBは、8:00-8:15の時間帯に、バースBに停車し、バースBからバースEに移動し、8:15-8:30の時間帯に、バースEに停車する予定である。
・配送車両tCは、8:00-8:30の時間帯に、バースCに停車する予定である。
・配送車両tDは、荷下ろしが不要である。配送車両tDは、8:00-8:15の時間帯に、バースFに停車する。
バース601の使用が予約された配送車両4が当該バース601を有する拠点に到着する予定時刻が遅れることになったとする。この場合、バース601と使用予定時間帯と配送車両4との関係が更新される。
例えば、配送車両t2の拠点への到着予定時刻が10分遅れることになるとする。この遅延時間(10分)は、基準時間(15分)よりも短い時間の一例である(「基準時間」は、荷下ろしの標準所要時間、積み込み(荷積み)の標準所要時間、又はそれらの合計時間でよい)。故に、配送車両t2の使用予定時間帯が、8:15-8:30の時間帯だけでなく8:30-8:45の時間帯にバースAの使用予定時間帯が跨ることになるとする。結果として、配送車両t2の使用予定時間帯が、バースA(バースF)を配送車両t2の後に使用する予定の配送車両tF(配送車両tH)の使用予定時間帯の少なくとも一部に重複し、且つ、配送車両t2の使用予定時間帯の開始時刻が配送車両tF(配送車両tH)の使用予定時間帯の開始時刻よりも早い。この場合、図7Bに示すように、倉庫管理プログラム36が、下記を行う。
・8:30-8:45の時間帯について、倉庫管理プログラム36が、配送車両tFの使用するバースを、バースAから空きのバースCに変更し、バースAに、配送車両t2を割り当てる。
・8:30-8:45の時間帯について、倉庫管理プログラム36が、配送車両tHの使用するバースを、バースFから空きのバースEに変更し、バースFに、配送車両t2を割り当てる。
或いは、例えば、配送車両t2の拠点への到着予定時刻が20分遅れることになるとする。この遅延時間(20分)は、基準時間(15分)以上の時間の一例である。故に、配送車両t2の使用予定時間帯の開始時刻が、8:15-8:30の時間帯ではなく8:30-8:45の時間帯になるとする。結果として、配送車両t2の使用予定時間帯が、バースA(バースF)を配送車両t2の後に使用する予定の配送車両tF(配送車両tH)の使用予定時間帯の少なくとも一部に重複し、且つ、配送車両t2の使用予定時間帯の開始時刻が配送車両tF(配送車両tH)の使用予定時間帯の開始時刻以降となる。この場合、図7Cに示すように、倉庫管理プログラム36が、下記を行う。
・8:15-8:30の時間帯について、倉庫管理プログラム36が、バースA及びバースFの配送車両t2への割当てをキャンセルする。
・8:30-8:45の時間帯について、倉庫管理プログラム36が、空きのバースC及びバースEに、それぞれ配送車両t2を割り当てる。
・8:45-9:00の時間帯について、バースC及びバースEをそれぞれ引続き配送車両t2が使用可能となるようバースC及びバースEを空けるために、倉庫管理プログラム36が、配送車両tJの割当てを、バースCから空きのバースBに変更し、且つ、配送車両tJの割当てを、バースEから空きのバースFに変更する。倉庫管理プログラム36が、空いたバースC及びバースEに、配送車両t2を割り当ててよい。
図8は、荷物タスク管理情報63の一例を示す図である。
荷物タスク管理情報63は、荷物タスクに関する管理情報であり、拠点の複数のバース601の其々について当該バース601における配送車両の荷物に対するタスクに関する情報を含む。例えば、荷物タスク管理情報63は、荷物タスク毎にエントリを有する。エントリは、タスク管理番号801、車両ID802、タスク種類803、車両場所804、かご車ID805、タスク量806、作業時間807及び状況808といった情報を有する。
タスク管理番号801は、荷物タスクの管理番号(例えばID)を表す。車両ID802は、配送車両4のIDを表す。タスク種類803は、荷物タスクの種類(例えば荷下ろし又は積み込み)を表す。車両場所804は、荷物タスクが行われるバース601のIDを表す。
かご車ID805は、荷物タスクの対象のかご車のIDのリストである。タスク量806は、荷物タスクの量、例えば、かご車の数でよい。かご車の数は、かご車種類毎にカウントされてもよい。作業時間807は、荷物タスクの作業時間であり、例えば、かご車1台あたりの標準作業時間とかご車の数(タスク量)との積でよい。作業時間807の値は、かご車種類毎の標準作業時間、タスク種類等に基づき決められてもよい。状況808は、荷物タスクの状況(例えば、未実施、実施中、完了)を表す。
図9は、仕分けタスク管理情報64の一例を示す図である。
仕分けタスク管理情報64は、仕分けタスクに関する管理情報であり、仕分けタスク毎に、仕分けタスク種類と、仕分けに使用されるかご車のリストと、仕分けタスクの作業時間と、仕分けタスクのタスク完了期限と、配送便とを表す情報を含む。例えば、仕分けタスク管理情報64は、仕分けタスク毎にエントリを有する。エントリは、仕分けタスク管理番号901、仕分けタスク種類902、かご車ID903、タスク量904、作業時間905、タスク開始予定時刻906、タスク完了予定時刻907、タスク完了期限908、仕分け状況909及び配送便ID910といった情報を有する。
仕分けタスク管理番号901は、仕分けタスクの管理番号(例えばID)を表す。仕分けタスク種類902は、例えば仕分け先の組や仕分け方法を含む仕分けタスク種類(例えば、仕分け設備による仕分けに関して、仕分けを行う当該拠点からの配送先となる拠点p、拠点q、拠点r等への仕分け、当該拠点からの配送先となる拠点s、拠点t、拠点u等への仕分け、又は手動仕分け等)を表す。
かご車ID903は、仕分けタスクの対象のかご車のIDのリストである。タスク量904は、仕分けタスクの量、例えば、かご車の数でよい。かご車の数は、かご車種類毎にカウントされてもよい。作業時間905は、仕分けタスクの作業時間であり、例えば、かご車1台あたりの標準作業時間とかご車の数(タスク量)との積でよい。作業時間905の値は、かご車種類毎の標準作業時間、仕分けタスク種類等に基づき決められてもよい。なお、例えば、タスク量904は、仕分けタスクの対象となる荷物の数(仕分けタスクの対象のかご車に搭載された荷物の数)でもよく、作業時間905の値は、荷物1個あたりの標準作業時間と荷物の数(タスク量)との積でもよい。
タスク開始予定時刻906は、仕分けタスクの開始予定時刻を表す。タスク完了予定時刻907は、仕分けタスクの完了予定時刻を表す。タスク完了予定時刻907は、例えばタスク開始予定時刻906と作業時間905を基に算出されて設定されてもよい。タスク完了期限908は、仕分けタスクの完了期限を表す。仕分け状況909は、仕分けタスクの状況(例えば、仕分け待ち、仕分け中、完了)を表す。配送便ID910は、仕分けタスクの完了した荷物を配送する配送便のIDのリストである。
以下、本実施形態で行われる処理の例を説明する。
図10は、配送状況管理処理の流れの一例を示す図である。
配送状況管理処理は、輸配送管理プログラム26により行われる。配送状況管理処理は、所定のタイミングで行われてもよいし、管理者(図示しない管理端末)からの要求により行われてもよい。所定のタイミングの例は、所定の時間毎(例えば5分毎)に発生するタイミングでもよいし(つまり配送状況管理処理が定期的に開始されてもよいし)、各配送車両4の車両管理装置40から位置情報を含んだデータを受信したタイミングでもよい。
輸配送管理プログラム26は、物流ネットワーク情報50から、今回の配送状況管理処理において未選択の配送車両4から一台の配送車両4を選択し、選択された配送車両4の位置情報を取得する(S101)。ここで選択された配送車両4を、図10の説明において、「対象車両4」と言う。
輸配送管理プログラム26は、対象車両4について、配送管理情報52から、配送経路402と次拠点到着予定時刻409を取得する(S102)。
輸配送管理プログラム26は、対象車両4が次拠点に到着する時刻を算出する(S103)。具体的には、輸配送管理プログラム26は、S101で取得された位置情報や物流ネットワーク情報50から、S102で取得された配送経路402が表す配送経路上のどこに対象車両4が位置するかを特定し、特定された位置から、対象車両4が次の拠点までにどのサブ区間を経由するかを特定する。輸配送管理プログラム26は、配送時間情報51を参照し、特定したサブ区間303の配送所要時間であるサブ配送時間304を取得する。対象車両が、サブ区間303の途中にいる場合、当該サブ区間の残りの配送所要時間は、例えば当該サブ区間に対する残りの距離の割合とサブ配送時間304との積で算出してもよい。輸配送管理プログラム26は、特定されたサブ区間毎の配送所要時間(サブ配送時間)と現在時刻とを基に、対象車両4が次拠点に到着する時刻を算出する。なお、ここでは、計算対象の拠点は「次拠点」であるが、次拠点に代えて又は加えて、配送経路のゴール拠点までの一つ以上の任意の拠点其々が対象とされてよい。
輸配送管理プログラム26は、S103で算出された時刻と、S102で取得された次拠点到着予定時刻409が表す時刻との差が、所定の閾値より大きいか否かを判定する(S104)。当該差が所定の閾値より大きいか否かは、当該差が所定の条件を満たすか否かの一例である。閾値は、一律でもよいが、拠点毎、時間帯毎、便毎に定められてもよいし、次拠点までの距離又は時間に応じて定められてもよいし、上述の基準時間(例えば、荷下ろしの標準所要時間、積み込み(荷積み)の標準所要時間、又はそれらの合計時間)に応じて定められてもよいし、予定より遅れる場合(S103で算出された時刻が、S102で取得された次拠点到着予定時刻409が表す時刻より後の場合)の閾値でもよいし、予定より早まる場合(S103で算出された時刻が、S102で取得された次拠点到着予定時刻409が表す時刻より前の場合)の閾値でもよい。S104の判定結果が偽の場合(S104:NO)、処理がS107に進む。
S104の判定結果が真の場合(S104:YES)、輸配送管理プログラム26は、対象車両4が次に到着する拠点の倉庫管理装置3に、対象車両4に対応の配送便ID及び車両IDと、S103で算出された時刻とを表す到着予定変更要求を送信する(S105)。到着予定変更要求は、対象車両4が次拠点に到着する到着予定時刻の変更要求である。
輸配送管理プログラム26は、対象車両4に対応の次拠点到着予定時刻409を、S103で算出された時刻を表す情報に更新する(S106)。
輸配送管理プログラム26は、今回の配送状況管理処理において未選択の配送車両4があるか否かを判定する(S107)。S107の判定結果が真の場合(S107:YES)、処理がS101に戻る。S107の判定結果が偽の場合(S107:NO)、処理が終了する。
なお、輸配送管理プログラム26は、S103で算出された時刻を表す情報を含んだ要求を、上述の変更要求として送信し、倉庫管理プログラム36が、当該変更要求を受信し、当該変更要求に応答して、S104の判定を行ってもよい。
図11は、発着場所管理処理の流れの一例を示す図である。
発着場所管理処理は、倉庫管理プログラム36により行われる。発着場所管理処理は、所定のタイミングで行われてもよいし、管理者(図示しない管理端末)からの要求により行われてもよい。所定のタイミングの例は、図10のS105で送信された変更要求(通知)を輸配送管理装置2から受信したタイミングでよい。また、図11の説明において、「対象車両4」は、変更要求から特定される配送車両4である。
倉庫管理プログラム36は、変更要求から配送便ID、車両ID及び計算された到着予定時刻を取得し、拠点配送情報60が表す、対象車両4に対応の次拠点到着予定時刻を、当該取得された到着予定時刻に更新する(S201)。
倉庫管理プログラム36は、荷物タスク管理情報63から対象車両4に対応する作業時間807及び車両場所804を特定し、特定された作業時間807が表す時間と、S201の更新後の到着予定時刻から、使用予定バース601(車両場所804が表すバース601)を対象車両4が使用する使用予定時間帯を算出する(S202)。
倉庫管理プログラム36は、使用予定バース601について、S202で算出された使用予定時間帯を、対象車両4について発着場所管理情報62に表される使用予定時間帯と比較する(S203)。倉庫管理プログラム36は、S203の比較の結果を基に、予定の変更が必要か否かを判定する(S204)。例えば、S202で算出された使用予定時間帯が、対象車両4について発着場所管理情報62に表される使用予定時間帯内であれば、S204の判定結果は偽となる(予定の変更は不要)。また、例えば、S202で算出された使用予定時間帯の開始時刻と、対象車両4について発着場所管理情報62に表される使用予定時間帯の開始時刻との差が閾値を超えている場合、又は、S202で算出された使用予定時間帯の終了時刻と、対象車両4について発着場所管理情報62に表される使用予定時間帯の終了時刻との差が閾値を超えている場合、S204の判定結果が真となる(予定の変更が必要)。S204の判定結果が偽の場合(S204:NO)、処理が終了する。
S204の判定結果が真の場合(S204:YES)、倉庫管理プログラム36は、発着場所管理情報62を参照し、S202で算出された使用予定時間帯に重なる時間帯について使用予定バース610の予約は空きであるか(対象車両4以外の配送車両4が未割当てであるか)否かを判定する(S205)。
S205の判定結果が真の場合(S205:YES)、倉庫管理プログラム36は、発着場所管理情報62を更新する(S206)。具体的には、倉庫管理プログラム36は、S202で算出された使用予定時間帯を含む時間帯(例えば、一つ又は連続した複数の15分時間帯)について、使用予定バース601に対象車両4を割り当てる。S206では、対象車両4以外の配送車両について、使用予定バース(予約バース)や使用予定時間帯(予約時間帯)に変更は無い。
S205の判定結果が偽の場合(S205:NO)、倉庫管理プログラム36は、所定の変更ポリシで、配送車両4の割り当ての調整が可能か否かを判定する(S207)。例えば、倉庫管理プログラム36は、対象車両4を含む二台以上の配送車両4について、使用予定バース601の使用予定時間帯(予約時間帯)を変更することにより、バース601の待ち時間が閾値以下となるか否かを判定してよい。閾値はゼロでもよい(つまり、待ち時間が無い)。閾値は、一律の基準でもよいが、拠点毎、時間帯毎、又は配送便毎に定められてもよい。S207の判定には、拠点配送情報60の配送便情報53が用いられてもよい。例えば、配送便の発車予定時刻を変更しない範囲で予約時間帯が自動調整されてもよい。一方、配送便の発車予定時刻の変更が必要となる場合は、S207の判定結果が偽となってもよい。
S207の判定結果が真の場合(S207:YES)、倉庫管理プログラム36は、発着場所管理情報62を更新する(S208)。具体的には、倉庫管理プログラム36は、対象車両4を含む二台以上の配送車両4其々について、使用予定バース(予約バース)及び使用予定時間帯(予約時間帯)の少なくとも一つを変更する。例えば、図7B又は図7Cに例示の変更がされる。
S207の判定結果が偽の場合(S207:NO)、倉庫管理プログラム36は、自動でバースを変更できないことを表示又は音声出力により管理者に通知し、管理者から、発着場所管理情報62の手動更新を受け付け、発着場所管理情報62を更新する(S209)。
S206、S208又はS209が行われた場合、倉庫管理プログラム36は、出力装置34に、発着場所管理情報62の更新を知らせるメッセージと更新後の発着場所管理情報62が表すバース予約状況とを表示してよい。
図12は、配送便管理処理の流れの一例を示す図である。
この配送便管理処理は、倉庫管理プログラム36により行われる。この配送便管理処理は、所定のタイミングで行われてもよいし、管理者(図示しない管理端末)からの要求により行われてもよい。所定のタイミングの例は、図11の終了でよい。
倉庫管理プログラム36は、次のうちの少なくとも一つの車両ID、すなわち、変更要求の車両IDである第一の車両ID、予約のバース又は時間帯が変更された配送車両の車両IDである第二の車両ID、配送便の変更要求にある車両IDである第三の車両ID、のうちの少なくとも一つを特定する(S301)。第一の車両IDの例は、渋滞等により到着が予定より遅れる配送車両のIDである。第二の車両IDの例は、予約時間帯が後ろ倒しになった配送車両のIDである。第三の車両IDの例は、仕分けタスクの遅れにより出発予定時刻を後ろ倒しすると管理者等により判断された車両のID、又は、出発予定時刻を前倒しすると管理者等により判断された車両のIDである。
倉庫管理プログラム36は、配送便の時刻を変更するか否かを判定する(S302)。なお、例えば、配送便情報53で、S301で特定された車両IDの配送車両が割り当てられている、次の配送便を対象に、倉庫管理プログラム36が判定を行う。具体例としては、S301で特定した配送車両について、配送管理情報52の状態403が配送中で、次拠点407が拠点Jの場合、当該配送車両が割り当てられた配送便で、拠点Jを出発拠点とする次の配送便が、配送便情報53にあるときは、その配送便を対象に、倉庫管理プログラム36が判定を行う。また、例えば、S301で特定した配送車両について、配送管理情報52の状態403が配送待又は仕分けで、現在位置406が拠点Mの場合、当該配送車両が割り当てられた配送便で、拠点Mを出発拠点とする次の配送便が、配送便情報53にあるときは、その配送便を対象に、倉庫管理プログラム36が判定を行う。S302の判定について、例えば、倉庫管理プログラム36は、配送便情報53を基に、下記のうちの少なくとも一つを行ってよい。
・S301で特定された車両IDが第一の車両IDの場合、第一の車両IDが表す配送車両について、倉庫管理プログラム36は、当該配送車両の計算された到着予定時刻と、当該配送車両に対応する配送便の発車予定時刻503が表す時刻との差が所定の条件を満たすか否かを基に、当該配送便の発車予定時刻503の変更要否を判定する。例えば、渋滞等により、当該配送車両の到着が遅れる場合、当該配送車両について、当該配送車両の計算された到着予定時刻から、当該配送便(次の配送便)の発車予定時刻503までに、所定の時間以上の時間があるか否かを、倉庫管理プログラム36が判定してもよい。
・S301で特定された車両IDが第二の車両IDの場合、第二の車両IDが表す配送車両について、倉庫管理プログラム36は、変更後の予約時間帯の終了時刻(又は当該配送車両に対する荷下ろし又は積み込み等の荷物タスクが完了する予定の時刻)と、当該配送車両に対応する配送便の発車予定時刻503が表す時刻との差が所定の条件を満たすか否かを基に、当該配送便の発車予定時刻503の変更要否を判定する。例えば、発着場所管理処理(図11)により、当該配送車両の発着場所(バース)の予約時間帯が後ろ倒しになった場合、その予約時間帯の終了時間(又は当該配送車両の荷物タスク完了時間)から、当該配送便(次の配送便)の発車予定時刻503までに、所定の時間以上の時間があるか否かを、倉庫管理プログラム36が判定してもよい。
・S301で特定された車両IDが第三の車両IDの場合、第三の車両IDが表す配送車両について、倉庫管理プログラム36は、当該配送車両に対応の配送便の変更前後の発車予定時刻の差が所定の条件を満たすか否かを基に、当該配送車両に対応の配送便の発車予定時刻の変更要否を判定する。
S302の判定結果が真の場合(S302:YES)、倉庫管理プログラム36は、輸配送管理装置2に、時刻変更がある配送便の配送便ID、車両ID及び発車予定時刻を指定した発車予定変更要求を送信する(S303)。例えば、発車予定時刻は、当該配送車両の計算された到着予定時刻、発着場所管理処理で変更後の予約時間帯の終了時刻、又は当該配送車両に対する荷物タスクが完了する予定の時刻のいずれかから、所定の時間後の時刻として算出してもよいし、管理者により指定された発車予定時刻であってもよい。S302の判定結果が偽の場合(S302:NO)、処理を終了する。
図13は、配送便管理処理の流れの一例を示す図である。
この配送便管理処理は、輸配送管理プログラム26により行われる。この配送便管理処理は、所定のタイミングで行われてもよいし、管理者(図示しない管理端末)からの要求により行われてもよい。所定のタイミングの例は、図12のS303の要求(通知)を受信したタイミングでよい。
輸配送管理プログラム26は、倉庫管理装置3からの発車予定変更要求の配送便ID、又は、管理者による配送便変更要求で指定された配送便IDを特定する(S401)。
輸配送管理プログラム26は、配送時間情報51と配送便情報53を用いて、S401で特定された配送便IDに対応の配送便について、当該配送便に対応の最新の(例えば発車予定変更要求又は配送便変更要求の)発車予定時刻と、当該配送便に対応の配送区間502が表す区間と、当該区間に対応の配送時間302が表す時間とを基に、到着予定時刻を算出する(S402)。輸配送管理プログラム26は、当該配送便に対応の到着予定時刻504を、S402で算出された到着予定時刻を表す情報に更新し、各拠点の倉庫管理装置3に、配送便ID、発車予定時刻及び到着予定時刻を指定した時刻変更要求を送信する(S403)。
以上のように、配送便の発車予定時刻及び到着予定時刻の変更は、倉庫管理装置3が送信した発車予定変更要求が起点となって行われてもよいし、管理者による配送便変更要求が起点となって行われてもよい。
図14は、仕分けタスク変更処理の流れの一例を示す図である。
仕分けタスク変更処理は、倉庫管理プログラム36により行われる。仕分けタスク変更処理は、所定のタイミングで行われてもよいし、管理者(図示しない管理端末)からの要求により行われてもよい。所定のタイミングの例は、図13のS403の時刻変更要求(通知)を受信したタイミングでよい。
倉庫管理プログラム36は、配送便の時刻変更要求に応答して、当該要求が有する配送便IDに対応した配送便について、拠点配送情報60中の配送便情報が表す発車予定時刻及び到着予定時刻を、当該要求で指定された発車予定時刻及び到着予定時刻に更新する(S501)。
倉庫管理プログラム36は、拠点配送情報60中の更新後の配送便情報を基に、更新された配送便に対応の仕分けタスクを仕分けタスク管理情報64から特定し、特定された仕分けタスクのタスク完了期限を算出する(S502)。更新された配送便に対応の仕分けタスクに加えて、他の仕分けタスクについてもタスク完了期限が算出されてよい。例えば、タスク完了期限908について、配送便ID910の配送便で、仕分け後の荷物が配送できるように、配送便の発車予定時刻503に対して、積み込み場所への移動時間や積み込み時間等、必要な作業時間を確保できるように算出される。例えば、倉庫管理プログラム36は、タスク完了期限908は、一番早い配送便の発車予定時刻503に対して、所定の標準時間早い時間として算出されてよい。また、タスク完了期限の算出は、仕分けタスクに対応の作業時間905、仕分けタスクに対応の仕分けタスク種類、仕分けタスクに対応のかご車のIDに対応のタスク種類803等に基づき、算出されてよい。
倉庫管理プログラム36は、算出されたタスク完了期限が、対応するタスク完了期限908が表す期限より後か否か、つまり、タスク完了期限の延長か否かを判定する(S503)。
S503の判定結果が真の場合(S503:YES)、仕分けタスク種類902が同じ仕分けタスクの中で、優先度の高いかご車を前倒しで仕分けるように、仕分けタスクを再割り当てする(S504)。具体例として、図9の例で、仕分けタスク管理番号T1のタスク完了期限が延長された場合、同じ仕分けタスク種類Aの仕分けタスク管理番号T3に割り当てられたかご車ID、又は仕分け待ちで未割当てのかご車IDを特定する。タスク完了予定時刻907に、当該かご車の仕分けにかかる時間(例えば、かご車1台あたりの標準時間)を足しても、タスク完了期限を越えない範囲で、優先度の高い順から、仕分けタスク管理番号T1に追加の割り当てを行うかご車ID(例えばc21)を決定して、再割り当てを行う。なお、タスク完了期限の延長時間が短く、タスク完了期限を越えない範囲で、追加できるタスクがない場合は、再割り当て(前倒しでの仕分け)を行う、かご車はなくてもよい。
S503の判定結果が偽の場合(S503:NO)、倉庫管理プログラム36は、算出されたタスク完了期限が、対応するタスク完了期限908が表す期限より前か否か、つまり、タスク完了期限の短縮か否かを判定する(S505)。
S505の判定結果が真の場合(S505:YES)、倉庫管理プログラム36は、仕分けタスク種類902が同じ仕分けタスクの中で、優先度の低いかご車を後倒しで仕分けるように、仕分けタスクを再割り当てする(S506)。具体例として、図9の例で、仕分けタスク管理番号T1のタスク完了期限が短縮された場合、倉庫管理プログラム36は、タスク完了予定時刻907がタスク完了期限を越えていないか判定する。タスク完了予定時刻907がタスク完了期限を越えていない場合は、当該タスク(仕分けタスク管理番号T1)について、再割り当て(後ろ倒しでの仕分け)は不要となる。タスク完了予定時刻907がタスク完了期限を越えている場合は、倉庫管理プログラム36は、かご車1台にかかる標準作業時間とかご車の台数の積が、超過分の時間を上回るように、(後ろ倒しが必要な)かご車の台数を算出する。倉庫管理プログラム36は、仕分けタスク管理番号T1に割り当てられたかご車IDを特定し、特定したかご車IDの中で、優先度の低い順から、再割り当て(後ろ倒しでの仕分け)を行うかご車ID(例えばc15)を決定する。倉庫管理プログラム36は、仕分けタスク管理番号T1と同じ仕分けタスク種類Aである仕分けタスク管理番号の中で、再割当先(例えば仕分けタスク管理番号T3)を決定して、決定された再割当先への再割り当てを行う。なお、再割当先のタスクにおいても、タスク完了予定時刻が、タスク完了期限より前となるように再割り当てを行う。S505の判定結果が偽の場合(S505:NO)、処理を終了する。
S504又はS506において、かご車の優先度は、所定のポリシにより決められてもよい。例えば、配送期限405が表す期限が短い荷物を含むかご車や、引受時刻404が表す時刻から長い時間が経過している荷物を含むかご車が、相対的に高い優先度が付与されてよい。また、荷物種類410が表す種類やかご車種類412が表す種類により、かご車の優先度が決定されてよい。また、管理者等により、かご車の優先度が付与されてよい。また、図14の処理終了後、仕分けタスク管理情報64について、S502で算出したタスク完了期限、S504やS506の再割り当て後の仕分けタスクに対応して、倉庫管理プログラム36は、かご車ID903、タスク量904、作業時間905、タスク完了予定時刻907、タスク完了期限908等の情報を更新する。
なお、以上の説明を、例えば下記のように総括することができる。下記の総括は、上述の説明の補足説明や上述の実施の形態の変形例の説明を含んでもよい。
物流管理システム1は、記憶装置と処理装置とを有する。記憶装置は、輸配送管理装置2及び倉庫管理装置3の少なくとも一つの記憶装置を含んでよく、処理装置は、輸配送管理装置2及び倉庫管理装置3の少なくとも一つのプロセッサを含んでよい。物流管理システム1の記憶装置は、発着場所管理情報62と、荷物タスク管理情報63とを記憶する。処理装置は、配送車両t2(第一配送車両の一例)が次の拠点J(物流拠点の一例)に到着する到着予定時刻の変更要求を受信し、変更後の到着予定時刻を表す情報と、配送車両t2の荷物に対するタスクに関する情報(荷物タスク管理情報63から特定される情報)とを用いて、拠点JのバースA又はF(車両発着場所の一例)を配送車両t2が使用する使用予定時間帯である第一使用予定時間帯を算出する。処理装置は、バースA~F(複数の車両発着場所の一例)の少なくともいずれかについて、少なくとも算出した第一使用予定時間帯を含む時間帯(例えば、一つ以上の連続した15分時間帯)を配送車両t2に割り当てるように、発着場所管理情報62を変更する。これにより、配送車両t2がバースA~Fのいずれにも入れずに待機しなければならない可能性を低減することができる。例えば、物流管理システム1の記憶装置が、物流ネットワーク情報50と、配送時間情報51と、配送管理情報52とを記憶してよい。処理装置は、配送車両t2の物流ネットワーク上の位置を表す情報と、配送車両t2の配送経路402と、配送経路402が表す経路の区間毎の配送時間302とを基に、配送車両t2が拠点Jに到着する時刻を計算する。処理装置は、当該計算された時刻と、配送車両t2の到着予定時刻409との差が所定の条件を満たす場合、上記変更要求を送信してよい。
配送車両t2の荷物に対するタスクに関する情報は、バースAにおける配送車両t2の荷物の荷下ろしタスクと、バースFにおける配送車両t2への荷物の積み込みタスクとの少なくともいずれかを含むタスクの作業時間を表す情報を含んでよい。このような情報を基に第一使用予定時間帯が算出されるので、第一使用予定時間帯の高い正確性が期待できる。
処理装置は、発着場所管理情報62において、バースA(又はF)(第一車両発着場所の一例)について配送車両t2の第一使用予定時間帯が、バースA(又はバースF)を配送車両t2の後に使用する予定の配送車両tF(又はtH)(第二配送車両の一例)の使用予定時間帯の少なくとも一部に重複し、且つ、第一使用予定時間帯の開始時刻が配送車両tF(又はtH)の使用予定時間帯の開始時刻よりも早い場合、配送車両tF(又はtH)の使用するバースを、バースA(又はF)からバースC(又はE)(第二車両発着場所の一例)に変更してよい。これにより、配送車両t2のバース待ちを避けることができ、且つ、配送車両tF(又はtH)についてもバース待ちが無い状態を維持することができる。具体的には、処理装置は、発着場所管理情報62に基づいて、拠点Jについて、配送車両tF(又はtH)の到着予定時刻と発車予定時刻との間に空き状態であるバースC(又はE)を特定し、当該配送車両tF(又はtH)の使用するバースをバースC(又はE)に変更してよい。
また、処理装置は、発着場所管理情報62において、バースA(又はF)について配送車両t2の第一使用予定時間帯が、バースA(又はバースF)を配送車両t2の後に使用する予定の配送車両tF(又はtH)の使用予定時間帯の少なくとも一部に重複し、且つ、第一使用予定時間帯の開始時刻が配送車両tF(又はtH)の使用予定時間帯の開始時刻と同じかそれよりも遅い場合、配送車両t2の使用するバースを、バースC(又はE)に変更する。これにより、配送車両t2のバース待ちを避けることができ、且つ、配送車両tF(又はtH)についてもバース待ちが無い状態を維持することができる。
処理装置は、配送車両t2についての変更後の到着予定時刻と当該配送車両t2に対応する配送便(例えば配送便d11)の発車予定時刻との第一の差、又は、拠点Jのバース601で前記配送車両t2に対するタスクが完了する予定の時刻と当該配送車両t2に対応する配送便(例えば配送便d11)の発車予定時刻との第二の差を基に、いずれかの配送便の発車予定時刻を変更する必要があるか否かを判定してよい。当該判定の結果が真の場合に、処理装置は、当該配送便について、第一配送車両t2についての変更後の到着予定時刻又はタスクが完了する予定の時刻を基に変更後の発車予定時刻を決定し(例えば、それらの時刻から所定の時間後の時刻として算出し)、且つ、当該変更後の発車予定時刻と、当該配送便に対応の配送車両の配送経路402と、当該配送経路402が表す経路における区間毎の配送時間302とを基に、変更後の到着予定時刻を決定し、当該配送便の発車予定時刻503及び到着予定時刻504を、当該決定された変更後の発車予定時刻及び変更後の到着予定時刻を表す情報に更新してよい。これにより、例えば配送便の発車予定時刻及び到着予定時刻をリアルタイムに変更でき、リアルタイムかつ時間精度の高い物流管理(配送管理、配送便管理、発着場所管理、荷物タスク管理、仕分けタスク管理等)を実現することができる。
物流管理システム1は、輸配送管理装置2と倉庫管理装置3とが連携するシステムでよい。それらの装置2及び3が連携することで(すなわち、輸配送管理のための情報と倉庫管理(例えば、バース管理、荷物タスク管理)のための情報が関連付けられることで)、バース待ちの発生可能性を低減した物流管理が実現される。例えば、輸配送管理装置2が上述の変更要求を送信し、倉庫管理装置3が、物流管理システム1の記憶装置及び処理装置を有し、当該変更要求を受信してよい。
倉庫管理装置3は、いずれかの配送便を変更する場合、当該配送便の発車予定変更要求を輸配送管理装置に送信してよい。輸配送管理装置が、当該発車予定変更要求に応答して、拠点配送情報60中の配送便情報を更新し、配送便変更の通知を倉庫管理装置3に送信してよい。倉庫管理装置3は、当該通知を受信し、変更された配送便に対応の仕分けタスクのタスク完了期限を、変更後の配送便の発車予定時刻を基に算出してよい。倉庫管理装置3は、当該算出されたタスク完了期限と、当該配送便について仕分けタスク管理情報64から特定されたタスク完了期限908が表す期限との違いである期限相違に基づいて、当該仕分けタスクと仕分けタスク種類が同じ仕分けタスクの再割り当てをしてよい。これにより、仕分けタスクのスループットの維持が期待され、以って、バース待ちの発生可能性の低減を含め、全体として、物流のスループットの向上が期待される。
例えば、期限相違が、算出されたタスク完了期限が特定されたタスク完了期限908が表す期限よりも遅いことである期限延長である場合、倉庫管理装置3は、当該仕分けタスクと仕分けタスク種類902が同じ仕分けタスクのうち、優先度の高い搬送物を前倒しで仕分けるように、仕分けタスクの再割り当てをしてよい。
また、例えば、期限相違が、算出されたタスク完了期限が特定されたタスク完了期限908が表す期限よりも早いことである期限短縮である場合、倉庫管理装置3は、当該仕分けタスクと仕分けタスク種類902が同じ仕分けタスクのうち、優先度の低い搬送物を後倒しで仕分けるように、仕分けタスクの再割り当てをしてよい。
以上、一実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施の形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
1:物流管理システム

Claims (13)

  1. 物流拠点の複数の車両発着場所の其々について当該車両発着場所に発着する配送車両の割り当てられた使用予定時間帯を表す情報を含む発着場所管理情報と、前記物流拠点の複数の車両発着場所の其々について当該車両発着場所における配送車両の荷物に対するタスクに関する情報を含む荷物タスク管理情報とを記憶する記憶装置と、
    前記複数の配送車両の第一配送車両が前記物流拠点に到着する到着予定時刻の変更要求を受信し、変更後の到着予定時刻を表す情報と、前記第一配送車両の荷物に対するタスクに関する情報とを用いて、前記物流拠点の前記車両発着場所を前記第一配送車両が使用する使用予定時間帯である第一使用予定時間帯を算出する処理装置と
    を備え、
    前記処理装置は、前記複数の車両発着場所の少なくともいずれかについて、少なくとも前記算出した第一使用予定時間帯を含む時間帯を前記第一配送車両に割り当てるように、前記発着場所管理情報を変更する
    ことを特徴とする物流管理システム。
  2. 前記第一配送車両の荷物に対するタスクに関する情報は、
    前記車両発着場所における、前記第一配送車両の荷物の荷下ろしタスクと、前記第一配送車両への荷物の積み込みタスクとの少なくともいずれかを含むタスクの作業時間を表す情報を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の物流管理システム。
  3. 前記物流拠点の複数の車両発着場所は、第一車両発着場所と第二車両発着場所を含み、
    前記処理装置は、前記発着場所管理情報において、前記第一車両発着場所について前記第一配送車両の前記第一使用予定時間帯が、前記第一車両発着場所を前記第一配送車両の後に使用する予定の第二配送車両の使用予定時間帯の少なくとも一部に重複し、且つ、前記第一使用予定時間帯の開始時刻が前記第二配送車両の使用予定時間帯の開始時刻よりも早い場合、当該第二配送車両の使用する発着場所を、前記第一車両発着場所から前記第二車両発着場所に変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載の物流管理システム。
  4. 前記処理装置は、前記発着場所管理情報に基づいて、前記物流拠点について、当該第二配送車両の到着予定時刻と発車予定時刻との間に空き状態である前記第二車両発着場所を特定し、当該第二配送車両の使用する発着場所を前記第二車両発着場所に変更する
    ことを特徴とする請求項3に記載の物流管理システム。
  5. 前記記憶装置が、物流ネットワーク情報と、配送時間情報と、配送管理情報とを記憶し、
    前記物流ネットワーク情報は、前記物流拠点を含む複数の物流拠点のネットワークである物流ネットワークを表す情報を含み、
    前記配送時間情報は、前記物流ネットワーク上の区間毎の配送所要時間を表す情報を含み、
    前記配送管理情報は、前記第一配送車両について前記物流拠点を含む配送経路と、前記第一配送車両が前記物流拠点に到着する到着予定時刻とを表す情報を含み、
    前記処理装置は、
    前記第一配送車両の前記物流ネットワーク上の位置を表す情報と、前記第一配送車両の配送経路を表す情報と、当該配送経路の区間毎の配送所要時間を表す情報とを基に、前記第一配送車両が前記物流拠点に到着する時刻を計算し、
    当該計算された時刻と、前記第一配送車両について前記配送管理情報が表す前記到着予定時刻との差が所定の条件を満たす場合、前記変更要求を送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の物流管理システム。
  6. 前記記憶装置が、配送時間情報と、配送管理情報と、配送便情報とを記憶し、
    前記配送時間情報は、区間毎の配送所要時間を表す情報を含み、
    前記配送管理情報は、荷物毎に、当該荷物を配送する配送車両と、配送車両について一つ以上の物流拠点を含む配送経路と、当該配送車両が次の物流拠点に到着する到着予定時刻とを表す情報を含み、
    前記配送便情報は、配送便毎に、物流拠点と次の物流拠点とで構成された配送区間と、当該物流拠点の発車予定時刻と、当該次の物流拠点の到着予定時刻と、当該配送便に対応の配送車両とを表す情報を含み、
    前記処理装置は、
    前記第一配送車両についての変更後の到着予定時刻と当該第一配送車両に対応する配送便の発車予定時刻との第一の差、又は、前記物流拠点の前記車両発着場所で前記第一配送車両に対するタスクが完了する予定の時刻と当該配送車両に対応する配送便の発車予定時刻との第二の差を基に、いずれかの配送便の発車予定時刻を変更する必要があるか否かを判定し、
    当該判定の結果が真の場合に、当該配送便について、前記第一配送車両についての変更後の到着予定時刻又は前記タスクが完了する予定の時刻を基に変更後の発車予定時刻を決定し、且つ、当該変更後の発車予定時刻と、当該配送便に対応の配送車両の配送経路と、当該配送経路における区間毎の配送所要時間とを基に、変更後の到着予定時刻を決定し、前記配送便情報における当該配送便の発車予定時刻及び到着予定時刻を、当該決定された変更後の発車予定時刻及び変更後の到着予定時刻に更新する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の物流管理システム。
  7. 前記複数の配送車両の各々について位置管理を含む輸配送管理を行う輸配送管理装置と、
    前記記憶装置及び前記処理装置を有し前記物流拠点を含む一つ以上の物流拠点の各々の倉庫を管理する倉庫管理装置と
    を備え、
    前記輸配送管理装置が前記変更要求を前記倉庫管理装置に送信し、
    前記倉庫管理装置の前記処理装置が、前記変更要求を受信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の物流管理システム。
  8. 前記輸配送管理装置が、配送管理情報と、配送便情報とを記憶し、
    前記配送管理情報は、配送車両毎に配送便と搬送物とを表す情報を含み、
    前記配送便情報は、配送便毎に発車予定時刻と到着予定時刻とを表す情報を含み、
    前記倉庫管理装置の前記記憶装置が、拠点配送情報と、仕分けタスク管理情報とを記憶し、
    前記拠点配送情報は、前記配送管理情報及び前記配送便情報と同期する情報であり、
    前記仕分けタスク管理情報は、仕分けタスク毎に、仕分けタスク種類と、仕分けに使用される搬送物のリストと、仕分けタスクの作業時間と、仕分けタスクのタスク完了期限と、配送便とを表す情報を含み、
    前記倉庫管理装置の前記処理装置は、いずれかの配送便を変更する場合、当該配送便の発車予定変更要求を前記輸配送管理装置に送信し、
    前記輸配送管理装置が、前記発車予定変更要求に応答して、前記拠点配送情報のうち当該配送便に関する情報を更新し、配送便変更の通知を前記倉庫管理装置に送信し、
    前記倉庫管理装置の前記処理装置は、
    前記通知を受信し、
    前記変更された配送便に対応の仕分けタスクのタスク完了期限を、変更後の配送便の発車予定時刻を基に算出し、
    当該算出されたタスク完了期限と、当該配送便について前記仕分けタスク管理情報から特定されたタスク完了期限との違いである期限相違に基づいて、当該仕分けタスクと仕分けタスク種類が同じ仕分けタスクの再割り当てをする
    ことを特徴とする請求項7に記載の物流管理システム。
  9. 前記期限相違が、前記算出されたタスク完了期限が前記特定されたタスク完了期限よりも遅いことである期限延長である場合、前記倉庫管理装置の前記処理装置は、当該仕分けタスクと仕分けタスク種類が同じ仕分けタスクのうち、優先度の高い搬送物を前倒しで仕分けるように、仕分けタスクの再割り当てをする
    ことを特徴とする請求項8に記載の物流管理システム。
  10. 前記期限相違が、前記算出されたタスク完了期限が前記特定されたタスク完了期限よりも早いことである期限短縮である場合、前記倉庫管理装置の前記処理装置は、当該仕分けタスクと仕分けタスク種類が同じ仕分けタスクのうち、優先度の低い搬送物を後倒しで仕分けるように、仕分けタスクの再割り当てをする
    ことを特徴とする請求項8に記載の物流管理システム。
  11. 前記物流拠点の複数の車両発着場所は、第一車両発着場所と第二車両発着場所を含み、
    前記処理装置は、前記発着場所管理情報において、前記第一車両発着場所について前記第一配送車両の前記第一使用予定時間帯が、前記第一車両発着場所を前記第一配送車両の後に使用する予定の第二配送車両の使用予定時間帯の少なくとも一部に重複し、且つ、前記第一使用予定時間帯の開始時刻が前記第二配送車両の使用予定時間帯の開始時刻と同じかそれよりも遅い場合、前記第一配送車両の使用する車両発着場所を、前記第一車両発着場所から前記第二車両発着場所に変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載の物流管理システム。
  12. コンピュータが、複数の配送車両の第一配送車両が物流拠点に到着する到着予定時刻の変更要求を受信し、
    コンピュータが、当該変更要求に応答して、変更後の到着予定時刻を表す情報と、前記第一配送車両の荷物に対するタスクに関する情報とを用いて、物流拠点の車両発着場所を前記第一配送車両が使用する使用予定時間帯である第一使用予定時間帯を算出し、前記複数の車両発着場所の少なくともいずれかについて、少なくとも前記算出した第一使用予定時間帯を含む時間帯を前記第一配送車両に割り当てる、
    ことを特徴とする物流管理方法。
  13. 複数の配送車両の各々について位置管理を含む輸配送管理を行う輸配送管理装置と通信し倉庫を有する物流拠点を管理する倉庫管理装置であって、
    物流拠点の複数の車両発着場所の其々について当該車両発着場所に発着する配送車両の割り当てられた使用予定時間帯を表す情報を含む発着場所管理情報と、前記物流拠点の複数の車両発着場所の其々について当該車両発着場所における配送車両の荷物に対するタスクに関する情報を含む荷物タスク管理情報とを記憶する記憶装置と、
    前記複数の配送車両の第一配送車両が前記物流拠点に到着する到着予定時刻の変更要求を前記輸配送管理装置から受信し、変更後の到着予定時刻を表す情報と、前記第一配送車両の荷物に対するタスクに関する情報とを用いて、前記物流拠点の前記車両発着場所を前記第一配送車両が使用する使用予定時間帯である第一使用予定時間帯を算出する処理装置と
    を備え、
    前記処理装置は、前記複数の車両発着場所の少なくともいずれかについて、少なくとも前記算出した第一使用予定時間帯を含む時間帯を前記第一配送車両に割り当てるように、前記発着場所管理情報を変更する
    ことを特徴とする倉庫管理装置。
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