JP2024043196A - 血圧計、および血圧測定方法 - Google Patents

血圧計、および血圧測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】血圧測定の減圧過程において、大きい振幅の脈波信号を取得することにより、精度よく不整脈を判定することが可能な血圧計を提供する。【解決手段】カフによってユーザの被測定部位を圧迫して、血圧を測定する血圧計は、カフの内圧を示すカフ圧を規定圧力よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいてユーザの血圧を測定する血圧測定部と、減圧過程における脈波信号に基づいて、ユーザに不整脈が発生しているか否かを判定する判定部と、不整脈の判定を実行する第1モード、および不整脈の判定を実行しない第2モードのいずれかを設定するモード設定部とを備える。血圧測定部は、第1モードが設定されている場合におけるカフ圧の第1減圧速度を、第2モードが設定されている場合におけるカフ圧の第2減圧速度よりも遅くする。【選択図】図3

Description

本開示は、血圧計、および血圧測定方法に関する。
従来、血圧を測定する過程で取得される信号を用いて、心房細動を検出する技術が知られている。例えば、特許文献1(特開2020-192322号公報)に係る血圧計は、加圧段階測定データのパルス信号の間隔時間のデータ、および脱圧段階測定データのパルス信号の間隔時間のデータを通じ、心房細動を判断する。
特開2020-192322号公報
オシロメトリック法による血圧計を用いた不整脈の判定方式として、カフ圧の減圧過程において取得される脈波間隔のパターンにより心房細動等の不整脈を判定する方式が知られている。例えば、1拍毎の脈波信号の立ち上がり点または最大点が特徴点として検出され、現在の拍と1拍前の拍との間隔が脈波間隔として算出される。正確に脈波間隔を算出するためには、取得される脈波信号の振幅は大きい方がよい。そのため、脈波間隔のパターンに基づく不整脈判定の精度を高くするためには、脈波信号の振幅を大きくして、より正確な脈波間隔を取得する必要がある。
本開示は、ある局面では、血圧測定の減圧過程において、大きい振幅の脈波信号を取得することにより、精度よく不整脈を判定することが可能な血圧計、および血圧測定方法を提供することを目的とする。
本開示の一例では、カフによってユーザの被測定部位を圧迫して、血圧を測定する血圧計が提供される。血圧計は、カフの内圧を示すカフ圧を規定圧力よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいてユーザの血圧を測定する血圧測定部と、減圧過程における脈波信号に基づいて、ユーザに不整脈が発生しているか否かを判定する判定部と、不整脈の判定を実行する第1モード、および不整脈の判定を実行しない第2モードのいずれかを設定するモード設定部とを備える。血圧測定部は、第1モードが設定されている場合におけるカフ圧の第1減圧速度を、第2モードが設定されている場合におけるカフ圧の第2減圧速度よりも遅くする。
上記構成によれば、血圧測定の減圧過程において、大きい振幅の脈波信号を取得することにより、精度よく不整脈を判定することが可能となる。
本開示の他の例では、血圧測定部は、加圧過程における脈波信号の振幅を示す脈波振幅に基づいて、第1減圧速度を設定する。
上記構成によれば、ユーザに対してより適切な減圧速度を設定することができる。
本開示の他の例では、血圧計は、血圧測定部によりユーザの血圧を測定した際の加圧過程または減圧過程における脈波信号を記憶する記憶部をさらに備える。血圧測定部は、記憶部に記憶された過去の脈波信号の振幅を示す脈波振幅に基づいて、第1減圧速度を設定する。
上記構成によれば、ユーザに対してより適切な減圧速度を設定することができる。
本開示の他の例では、血圧測定部は、脈波振幅が小さいほど、第1減圧速度を遅く設定する。
上記構成によれば、適切な測定時間で精度の高い不整脈判定を実現できる。
本開示の他の例では、血圧測定部は、加圧過程においてカフ圧が所定圧力に到達するまでの時間が長いほど、第1減圧速度を遅く設定する。
上記構成によれば、適切な測定時間で精度の高い不整脈判定を実現できる。
本開示の他の例では、血圧測定部は、加圧過程においてカフ圧が所定圧力に到達するまでの時間に基づいてカフのサイズを推定し、推定されたカフのサイズが大きいほど、第1減圧速度を遅く設定する。
上記構成によれば、適切な測定時間で精度の高い不整脈判定を実現できる。
本開示の他の例では、血圧計は、加圧過程におけるカフ圧およびカフの容積変化とに基づいて、被測定部位に対するカフの巻付け強度を検出する巻付け強度検出部をさらに備える。血圧測定部は、巻付け強度が小さいほど、第1減圧速度を遅く設定する。
上記構成によれば、適切な測定時間で精度の高い不整脈判定を実現できる。
本開示の他の例では、血圧測定部は、推定収縮期血圧と推定拡張期血圧との差である推定脈圧と、ユーザの血圧を測定する際に必要な所定脈拍数とに基づいて、第2減圧速度を設定する。
上記構成によれば、不整脈判定を望まないユーザに対して迅速な血圧測定を実現することができる。
本開示の他の例では、カフによってユーザの被測定部位を圧迫して、血圧を測定する血圧計による血圧測定方法が提供される。血圧測定方法は、カフの内圧を示すカフ圧を規定圧力よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいてユーザの血圧を測定するステップと、減圧過程における脈波信号に基づいて、ユーザに不整脈が発生しているか否かを判定するステップと、不整脈の判定を実行する第1モード、および不整脈の判定を実行しない第2モードのいずれかを設定するステップとを含む。第1モードが設定されている場合におけるカフ圧の第1減圧速度は、第2モードが設定されている場合におけるカフ圧の第2減圧速度よりも遅い。
上記構成によれば、血圧測定の減圧過程において、大きい振幅の脈波信号を取得することにより、精度よく不整脈を判定することが可能となる。
本開示によると、血圧測定の減圧過程において、大きい振幅の脈波信号を取得することにより、精度よく不整脈を判定することができる。
本実施の形態に従う血圧計を示す図である。 実施の形態1に従う血圧計のハードウェア構成の一例を表わすブロック図である。 実施の形態1に従う血圧計の機能構成を示すブロック図である。 加圧過程における脈波振幅と減圧速度との関係を示す図である。 過去に得られた脈波振幅と減圧速度との関係を示す図である。 実施の形態1に従う血圧計の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に従う血圧計の処理手順の他の例を示すフローチャートである。 実施の形態1に従う血圧計の処理手順のさらに他の例を示すフローチャートである。 所定圧力までの到達時間と減圧速度との関係を説明するための図である。 所定圧力に到達するまでの到達時間と減圧速度とカフサイズとの関係を説明するための図である。 実施の形態2に従う血圧計の処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に従う血圧計の処理手順の他の例を示すフローチャートである。 実施の形態3に従う血圧計の機能構成を示すブロック図である。 実施の形態3に従う血圧計の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[適用例]
図1を参照して、本発明の適用例について説明する。図1は、本実施の形態に従う血圧計100を示す図である。
図1を参照して、血圧計100は、カフによってユーザ(すなわち、被験者)の被測定部位を圧迫して、血圧を測定する上腕式血圧計である。血圧計100は、オシロメトリック法による血圧測定を実行する。血圧計100は、主要な構成部品として、本体およびカフ(腕帯)を有する。なお、血圧計100は、本体とカフ(腕帯)とが一体となった手首式血圧計であってもよい。以下、図1を参照しながら処理内容について説明する。
図1においては、ユーザが血圧計100を用いて自身の血圧を測定する場面を想定する。血圧計100は、ユーザの被測定部位(例えば、腕)に装着されたカフの内圧を示すカフ圧の減圧過程において血圧を測定する減圧測定方式によりユーザの血圧を測定する。
血圧計100は、ユーザの血圧測定指示に従ってカフの加圧を開始する(図1の(1)に対応)。
血圧計100は、カフ圧の加圧過程において、検出した脈波信号に基づいて収縮期血圧(最高血圧)および拡張期血圧(最低血圧)を推定する(図1の(2)に対応)。収縮期血圧および拡張期血圧の推定は、公知の手法により行われる。例えば、血圧計100は、カフ圧を加圧させる過程で変化する脈波信号の振幅変化のパターンを示す脈波包絡線から収縮期血圧および拡張期血圧を推定する。以下、推定される収縮期血圧を「推定収縮期血圧」と称し、推定される拡張期血圧を「推定拡張期血圧」とも称する。
血圧計100は、通常測定モード(以下、単に「通常モード」とも称する。)または不整脈判定モードのいずれかを選択する(図1の(3)に対応)。不整脈判定モードは、加圧過程の後に続くカフ圧の減圧過程における脈波信号に基づいて、血圧測定とともに不整脈判定を実行するモードである。通常モードは、当該減圧過程における脈波信号に基づいて血圧測定のみを実行し、不整脈判定を実行しないモードである。ここでは、不整脈判定モードが選択されたものとする。
血圧計100は、不整脈判定モード時の減圧過程におけるカフ圧の減圧速度を設定する(図1の(4)に対応)。ここで、通常モード時においては、推定収縮期血圧と推定拡張期血圧との差分である推定脈圧間において所定の脈拍数が得られるように減圧速度が設定される。不整脈判定モード時の減圧速度は、通常モード時の当該減圧速度よりも遅く設定される。減圧速度を遅くすると、減圧過程において得られる脈波信号の振幅(以下、「脈波振幅」)が大きくなることが知られている。そのため、不整脈判定モード時の減圧過程において得られる脈波振幅は、通常モード時の減圧過程において得られる脈波振幅よりも大きい。
血圧計100は、減圧過程で得られた脈波信号に基づいて、ユーザの血圧値を算出するとともに不整脈の発生の有無を判定する(図1の(5)に対応)。この場合、血圧計100は、ユーザの血圧値および不整脈の判定結果をディスプレイに表示する。
上記の適用例によると、不整脈判定モード時に得られる脈波振幅は、通常モード時に得られる脈波振幅よりも大きくなるため、不整脈判定モード時においては、より精度の高い脈波間隔のパターンが得られる。したがって、血圧計100は、より精度の高い不整脈判定を実行することができる。
なお、血圧計100は、取得した脈波信号の振幅およびカフ圧に基づいて脈波包絡線を作成し、脈波包絡線に基づいて血圧を算出する。血圧計100は、取得される脈波信号が小さく脈波として認識できなかった場合であっても血圧が算出可能なように、脈波包絡線の補正、平滑化等の処理を行なう。したがって、減圧速度が速い通常モード時には、血圧計100は、短い測定時間で血圧を算出できる。そのため、不整脈判定を望まないユーザに対しては迅速に血圧測定が行われる。
このように、本実施の形態に係る血圧計100によると、血圧測定の減圧過程において、大きい振幅の脈波信号を取得することにより、精度よく不整脈を判定できる。
[構成例]
<実施の形態1>
(ハードウェア構成)
図2は、実施の形態1に従う血圧計100のハードウェア構成の一例を表わすブロック図である。図2を参照して、血圧計100は、主たる構成要素として、本体10と、カフ20とを含む。カフ20には、流体袋22が内包されている。本体10は、プロセッサ110と、血圧測定用のエア系コンポーネント30と、A/D変換回路310と、ポンプ駆動回路320と、弁駆動回路330と、ディスプレイ50と、メモリ51と、操作部52と、通信インターフェイス53と、電源部54とを含む。
プロセッサ110は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Multi Processing Unit)といった演算処理部である。プロセッサ110は、メモリ51に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、後述する血圧計100の処理(ステップ)の各々を実現する。例えば、プロセッサ110は、操作部52からの操作信号に応じて、ポンプ32および弁33を駆動する制御を行なう。また、プロセッサ110は、オシロメトリック法による血圧算出のためのアルゴリズムを使用して血圧値を算出し、ディスプレイ50に表示する。
メモリ51は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、フラッシュメモリなどによって実現される。メモリ51は、血圧計100を制御するためのプログラム、血圧計100を制御するために用いられるデータ、血圧計100の各種機能を設定するための設定データ、および血圧値の測定結果のデータ、脈拍数、脈波間隔等を記憶する。また、メモリ51は、プログラムが実行されるときのワークメモリ等として用いられる。
エア系コンポーネント30は、カフ20に内包された流体袋22にエア配管を通じて空気を供給または排出する。エア系コンポーネント30は、流体袋22内の圧力を検出するための圧力センサ31と、流体袋22を膨縮させるための膨縮機構部としてのポンプ32および弁33とを含む。
圧力センサ31は、流体袋22内の圧力(カフ圧)を検出し、検出した圧力に応じた信号(カフ圧信号)をA/D変換回路310に出力する。圧力センサ31は、例えば、ピエゾ抵抗式圧力センサであり、エア配管を介して、ポンプ32、弁33およびカフ20に内包されている流体袋22に接続されている。ポンプ32は、カフ圧を加圧するために、エア配管を通じて流体袋22に流体としての空気を供給する。弁33は、エア配管を通して流体袋22内の空気を排出し、または流体袋22に空気を封入して、カフ圧を制御するために開閉される。
A/D変換回路310は、圧力センサ31の出力値(例えば、ピエゾ抵抗効果による電気抵抗の変化に応じた電圧値)をアナログ信号からデジタル信号へ変換してプロセッサ110に出力する。プロセッサ110は、A/D変換回路310の出力値に応じて、カフ圧を表わす信号を取得する。ポンプ駆動回路320は、プロセッサ110から与えられる制御信号に基づいて、ポンプ32の駆動を制御する。弁駆動回路330は、プロセッサ110から与えられる制御信号に基づいて、弁33の開閉を制御する。
オシロメトリック法に従って血圧を測定する場合、概ね、次のような動作が行なわれる。具体的には、被検者の被測定部位(手首、腕等)に予めカフを巻き付けておき、測定時には、ポンプ32および弁33を制御して、カフ圧を推定収縮期血圧より高く加圧し、その後徐々に減圧していく。この減圧する過程において、カフ圧を圧力センサで検出し、被測定部位の動脈で発生する動脈容積の変動を脈波信号として取り出す。その時のカフ圧の変化に伴う脈波信号の振幅の変化(主に立ち上がりと立ち下がり)に基づいて、収縮期血圧と拡張期血圧とを算出する。
操作部52は、ユーザによる指示に応じた操作信号をプロセッサに入力する。操作部52は、ユーザによる血圧測定指示を受け付けるための測定スイッチ52Aと、測定モードを選択するためのモード選択スイッチ52Bとを含む。
測定スイッチ52Aが押されると、カフ20によって被測定部位が一時的に圧迫されて、オシロメトリック法により血圧測定が実行される。血圧測定中に測定スイッチ52Aが再び押されると、血圧測定が停止される。
また、モード選択スイッチ52Bが押されると、測定モードの切り替えが行なわれる。例えば、現在の測定モードが通常モードに設定されている場合にモード選択スイッチ52Bが押されると、測定モードが不整脈判定モードに切り替わる。
ディスプレイ50は、プロセッサ110からの制御信号に基づいて、血圧測定結果等を含む各種情報を表示する。通信インターフェイス53は、外部装置と各種情報をやり取りする。電源部54は、プロセッサ110および各ハードウェアに電力を供給する。
(機能構成)
図3は、実施の形態1に従う血圧計100の機能構成を示すブロック図である。図3を参照して、血圧計100は、主な機能構成として、モード設定部210と、血圧測定部220と、判定部230と、出力制御部240とを含む。これらの各機能は、例えば、血圧計100のプロセッサ110がメモリ51に格納されたプログラムを実行することによって実現される。なお、これらの機能の一部または全部はハードウェアで実現されるように構成されていてもよい。血圧計100は、記憶部250をさらに含む。記憶部250は、メモリ51により実現される。
モード設定部210は、ユーザの不整脈の有無の判定を実行する不整脈判定モード、および不整脈の判定を実行しない通常モードのいずれかを設定する。典型的には、モード設定部210は、操作部52(例えば、モード選択スイッチ52B)を介したユーザからのモード選択指示に従って、不整脈判定モードおよび通常モードのいずれかを設定する。
なお、モード設定部210は、予め定められたスケジュールに従って自動的にいずれかのモードを設定するように構成されていてもよい。例えば、1日のうちの時間帯Hにおいて血圧測定を開始する(例えば、測定スイッチ52Aを押下することにより血圧測定が開始された)場合には、自動的に不整脈判定モードが設定される。一方、1日のうちの時間帯H以外の時間帯において血圧測定を実行する場合には、自動的に通常モードが設定される。
血圧測定部220は、操作部52(例えば、測定スイッチ52A)を介したユーザからの測定開始指示に従って、カフ圧を制御する。具体的には、血圧測定部220は、ポンプ駆動回路320を介してポンプ32を駆動するとともに、弁駆動回路330を介して弁33を駆動する制御を行なう。弁33は、流体袋22の空気を排出し、または封入してカフ圧を制御するために開閉される。
血圧測定部220は、圧力センサ31によって検出されたカフ圧信号を受けて、カフ圧信号に重畳された被測定部位の脈波を表す脈波信号を取り出す。すなわち、血圧測定部220は、カフ圧信号から、ユーザの心臓の拍動に同期してカフ圧信号に重畳される圧力成分である脈波を検出する。
血圧測定部220は、カフ圧信号と、カフ圧信号に重畳された脈波信号とに基づいて、ユーザの血圧情報を算出する。具体的には、血圧測定部220は、オシロメトリック法に従ってユーザの血圧を測定する。本実施の形態では、カフ圧を規定圧力(例えば、推定収縮期血圧)よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいてユーザの血圧を測定する減圧測定方式が採用される。典型的には、血圧測定部220は、収縮期血圧と、拡張期血圧と、脈拍数と、脈圧とを算出する。記憶部250には、血圧測定時に得られた情報(例えば、脈波信号、収縮期血圧、拡張期血圧、脈拍数、脈圧等)が記憶される。
血圧測定部220は、モード設定部210により設定された測定モードに基づいて、減圧過程におけるカフ圧の減圧速度を設定する。具体的には、血圧測定部220は、不整脈判定モードが設定されている場合におけるカフ圧の減圧速度G1を、通常モードが設定されている場合におけるカフ圧の減圧速度G2よりも遅くする。
典型的には、血圧測定部220は、加圧過程における脈波信号に基づいて推定収縮期血圧および推定拡張期血圧を求め、推定収縮期血圧と推定拡張期血圧との差である推定脈圧と、ユーザの血圧を測定する際に必要な所定脈拍数(例えば、8拍)とに基づいて、減圧速度G2を設定する。例えば、血圧計100は、推定脈圧間に発生する脈拍数が所定脈拍数以上となるように減圧速度G2を設定する。
血圧測定部220による減圧速度G1の設定方式については、いくつかの方法が考えられる。ある局面では、血圧測定部220は、減圧速度G1を予め定められた速度(例えば、4mmHg/s)に設定する。この速度(例えば、4mmHg/s)は、上記方式により算出される減圧速度G2よりも十分に遅い速度である。
他の局面では、血圧測定部220は、加圧過程における脈波振幅に基づいて減圧速度G1を設定する。血圧測定部220は、当該脈波振幅が小さいほど、減圧速度G1を遅く設定する。
図4は、加圧過程における脈波振幅と減圧速度との関係を示す図である。図4のグラフの縦軸は減圧速度G1を示しており、横軸は加圧過程において得られた最大の脈波振幅を示している。加圧過程における最大の脈波振幅が小さいほど、減圧速度G1が遅くなっていることがわかる。これは、減圧過程において一定以上の大きさを有する脈波振幅を得ることにより、精度の高い不整脈判定を行なうためである。
具体的には、加圧過程における脈波振幅が大きい場合には、減圧過程における脈波振幅も大きいという正の相関関係がある。したがって、加圧過程における脈波振幅が小さい場合には、減圧過程において得られる脈波振幅が大きくなるように減圧速度を遅くする。一方、加圧過程における脈波振幅が十分に大きい場合には、減圧過程においても大きな脈波振幅が得られると考えられるため、減圧速度を速くする。この場合、測定時間が短くなる。このように、減圧速度G1は、一定以上の大きさの脈波振幅を得るために必要な減圧速度に設定される。これにより、ユーザに対してより適切な減圧速度が設定でき、適切な測定時間で精度の高い不整脈判定を実現できる。
再び、図3を参照して、血圧測定部220は、記憶部250に記憶された過去の脈波信号の振幅(すなわち、脈波振幅)に基づいて、減圧速度G1を設定する。
図5は、過去に得られた脈波振幅と減圧速度との関係を示す図である。図5のグラフの縦軸は減圧速度G1を示しており、横軸は、ユーザの過去の血圧測定時の加圧過程または減圧過程において得られた脈波振幅(以下、便宜上「脈波振幅Am」とも称する。)を示している。脈波振幅Amが小さいほど、減圧速度G1が遅くなっていることがわかる。これは、減圧過程において一定以上の大きさを有する脈波振幅を得ることにより、精度の高い不整脈判定を行なうためである。
具体的には、過去に得られた脈波振幅Amが小さい場合には、今回の血圧測定時の減圧過程における脈波振幅も小さいと推定される。したがって、過去に得られた脈波振幅Amが小さい場合には、今回の減圧過程において得られる脈波振幅が大きくなるように減圧速度を遅くする。一方、過去に得られた脈波振幅Amが十分に大きい場合には、今回の減圧過程においても大きな脈波振幅が得られると考えられるため、減圧速度を速くする。この場合、測定時間が短くなる。このように、図4の場合と同様に、減圧速度G1は、一定以上の大きさの脈波振幅を得るために必要な減圧速度に設定される。この場合でも、ユーザに対してより適切な減圧速度が設定でき、適切な測定時間で精度の高い不整脈判定を実現できる。
記憶部250には、過去の所定期間における脈波振幅が記憶されている。例えば、記憶部250には、ユーザの血圧を測定した際の加圧過程または減圧過程における脈波信号が記憶される。一例として、血圧測定部220は、記憶部250に記憶されたデータに基づいて、直近の複数回(例えば、3回)の血圧測定時の加圧過程における最大の脈波振幅の平均値を算出し、当該平均値を脈波振幅Amとして設定する。他の例として、血圧測定部220は、今回の血圧測定と同じ時間帯(例えば、朝、昼、夜等)の過去の血圧測定時のデータを抽出し、当該血圧測定時の加圧過程における最大の脈波振幅を脈波振幅Amとして設定する。さらに他の例として、血圧測定部220は、所定期間(例えば、1日)のうちの複数回の血圧測定の加圧過程における最大の脈波振幅を脈波振幅Amとして設定する。
再び、図3を参照して、判定部230は、不整脈判定モードが設定されている場合に、減圧過程における脈波信号に基づいて、ユーザの不整脈が発生したか否かを判定する。不整脈の判定方式については公知の手法が用いられる。例えば、判定部230は、脈波信号から取得される複数の脈波の発生間隔(すなわち、脈波間隔)に基づいて不整脈の発生の有無を判定する。
出力制御部240は、血圧測定部220の測定結果および判定部230の判定結果等をディスプレイ50に表示する。なお、出力制御部240は、通信インターフェイス53を介して、測定結果および判定結果を外部装置に送信してもよいし、スピーカ(図示しない)を介して音声出力する構成であってもよい。
(処理手順)
図6は、実施の形態1に従う血圧計100の処理手順の一例を示すフローチャートである。処理のスタート時点において、ユーザは血圧計100のカフ20を装着した状態であるとする。図6では、測定モードとして、通常モードまたは不整脈判定モードが設定されるものとする。
図6を参照して、血圧計100のプロセッサ110は、操作部52の測定スイッチ52Aを介して、ユーザから血圧測定の開始指示を受け付ける(ステップS10)。プロセッサ110は、圧力センサ31を初期化する(ステップS12)。具体的には、プロセッサ110は、処理用メモリ領域を初期化するとともに、ポンプ32をオフ(停止)し、弁33を開いた状態で、圧力センサ31の0mmHg調整(大気圧を0mmHgに設定)を行なう。
プロセッサ110は、弁駆動回路330を介して弁33を閉じ(ステップS14)、ポンプ駆動回路320を介してポンプ32をオン(起動)して、カフ20(流体袋22)の加圧を開始する(ステップS16)。典型的には、プロセッサ110は、加圧のためにポンプ駆動回路320を制御することにより、カフ圧の加圧速度が一定となるようにポンプ32を駆動する。
プロセッサ110は、圧力センサ31によって検出されたカフ圧信号から脈波信号を抽出し、加圧過程において得られる脈波信号に基づいて、推定収縮期血圧、推定拡張期血圧および脈拍数を算出する(ステップS18)。プロセッサ110は、カフ圧が閾値Th以上に到達したか否かを判断する(ステップS20)。典型的には、閾値Thは、推定収縮期血圧よりも固定値(例えば、40mmHg)だけ高い値に設定される。
カフ圧が閾値Th未満である場合(ステップS20においてNO)、プロセッサ110はステップS16に戻る。カフ圧が閾値Th以上である場合(ステップS20においてYES)、プロセッサ110は、ポンプ32を停止して(ステップS22)、現在設定されている測定モードが通常モードであるか否かを判断する(ステップS24)。
まず、測定モードが通常モードである場合(ステップS24においてYES)について説明する。プロセッサ110は、推定収縮期血圧と推定拡張期血圧との差である推定脈圧と脈拍数とに基づいて、減圧速度G2を算出する(ステップS26)。プロセッサ110は、減圧速度G2に従って、弁33を徐々に開放するように制御する(ステップS28)。これにより、加圧過程から減圧過程に移行し、カフ圧は減圧速度G2に従って徐々に減圧していく。
この減圧過程において、プロセッサ110は、圧力センサ31によって検出されたカフ圧信号から脈波信号を抽出し、当該脈波信号に基づいて、収縮期血圧および拡張期血圧の算出を試みて、血圧算出が完了したか否かを判断する(ステップS30)。データ不足のために未だ血圧算出を完了できない場合(ステップS30においてNO)、プロセッサ110は、ステップS28に戻る。血圧算出が完了した場合(ステップS30においてYES)、プロセッサ110は、弁33を全開にして(ステップS32)、カフ20内の空気を急速排気する制御を行なう。プロセッサ110は、ステップS30において測定された血圧値(測定結果)をディスプレイ50に表示する(ステップS34)。
次に、測定モードが不整脈判定モードである場合(ステップS24においてNO)について説明する。プロセッサ110は、減圧速度G1を所定速度(例えば、4mmHg/s)に設定する(ステップS40)。所定速度は、減圧速度G2よりも十分に遅い速度であるものとする。プロセッサ110は、減圧速度G1に従って、弁33を徐々に開放するように制御する(ステップS42)。これにより、加圧過程から減圧過程に移行し、カフ圧は減圧速度G1に従って徐々に減圧していく。
プロセッサ110は、減圧過程において、カフ圧信号から脈波信号を抽出し、当該脈波信号に基づいて、収縮期血圧および拡張期血圧の算出を試みて、血圧算出が完了したか否かを判断する(ステップS44)。血圧算出を完了できない場合(ステップS44においてNO)、プロセッサ110は、ステップS42に戻る。血圧算出が完了した場合(ステップS44においてYES)、プロセッサ110は、不整脈判定処理を実行する(ステップS46)。具体的には、プロセッサ110は、減圧過程における脈波信号から取得される脈波間隔に基づいて不整脈の発生の有無を判定する。
続いて、プロセッサ110は、上述したステップS32,S34を実行する。なお、ステップS34では、測定結果として血圧測定結果および不整脈判定結果が表示される。
図7は、実施の形態1に従う血圧計100の処理手順の他の例を示すフローチャートである。図7のフローチャートは、図6のフローチャートにおけるステップS40が、ステップS50に置き換わったものに相当する。したがって、ステップS50以外の処理についてはその詳細な説明は繰り返さない。
図7を参照して、ステップS50において、プロセッサ110は、加圧過程における脈波信号の振幅(すなわち、脈波振幅)に基づいて、減圧速度G1を算出する。例えば、プロセッサ110は、図4のグラフに従って減圧速度G1を算出する。
図8は、実施の形態1に従う血圧計100の処理手順のさらに他の例を示すフローチャートである。図8のフローチャートは、図6のフローチャートにおけるステップS40が、ステップS60に置き換わったものに相当する。したがって、ステップS60以外の処理についてはその詳細な説明は繰り返さない。
図8を参照して、ステップS60において、プロセッサ110は、過去に得られた脈波振幅に基づいて、減圧速度G1を算出する。例えば、プロセッサ110は、図5のグラフに従って減圧速度G1を算出する。
<実施の形態2>
実施の形態2では、カフのサイズ(例えば、流体袋の容量)に着目して減圧速度G1を設定する方式について説明する。
血圧測定を正確に行なうためには、カフ圧による被測定部位の動脈を適切に圧閉する必要がある。そのため、カフのサイズは被測定部位の周囲長に応じて定められており、被測定部位の周囲長が長くなるほど、カフのサイズは大きくなる。カフのサイズが大きくなると流体袋の容量が大きくなるため、動脈の容積変化に対する流体袋の容量変化の割合が小さくなる。その結果、カフ圧の変化、すなわち、脈波信号の振幅(すなわち、脈波振幅)が小さくなる。以下、実施の形態2に従う減圧速度G1の設定方式について説明する。
(機能構成)
図3のブロック図を用いて、実施の形態2に従う血圧計100の機能構成を説明する。実施の形態2に従う血圧測定部220は、図3で説明した機能に加えて以下の機能をさらに有する。
血圧測定部220は、加圧過程において、ポンプ32を単位時間当たり一定の吐出流量となるように駆動してカフを加圧する。血圧測定部220は、圧力センサ31によって検出されたカフ圧信号に基づいて、加圧過程においてカフ圧が所定圧力に到達するまでの到達時間Tを計測する。到達時間Tは、カフの容量(サイズ)に応じて変化する。例えば、血圧測定部220は、カフ圧が“0mmHg”から“30mmHg”に到達するまでの到達時間Tを計測する。血圧測定部220は、到達時間Tが長いほど減圧速度G1を遅く設定する。
図9は、所定圧力までの到達時間と減圧速度との関係を説明するための図である。図9のグラフの縦軸は減圧速度G1を示しており、横軸は、カフ圧が“0mmHg”から“30mmHg”に到達するまでの到達時間Tを示している。
図9のグラフに示すように、到達時間Tが長いほど減圧速度G1が遅くなっていることがわかる。これは、減圧過程において一定以上の大きさを有する脈波振幅を得ることにより、精度の高い不整脈判定を行なうためである。
具体的には、ポンプ32を単位時間当たり一定の吐出流量となるように駆動してカフ圧を加圧するため、到達時間Tが長いほどカフの容量(すなわち、カフのサイズ)が大きいことを意味する。また、上述したように、カフのサイズが大きいほど脈波振幅は小さくなる。したがって、到達時間Tが長いほど(すなわち、カフのサイズが大きいほど)減圧速度G1を遅く設定することにより、減圧過程において得られる脈波振幅を大きくすることができる。これにより、精度の高い不整脈判定が実現される。
なお、血圧測定部220は、到達時間Tに基づいて、カフのサイズを推定するように構成されていてもよい。図10は、所定圧力に到達するまでの到達時間と減圧速度とカフサイズとの関係を説明するための図である。図10のグラフの縦軸は減圧速度G1であり、横軸は到達時間Tである。
血圧測定部220は、到達時間Tが3秒未満である場合には、カフサイズを“Small”と推定し、到達時間Tが3秒以上6秒未満である場合には、カフサイズを“Medium”と推定し、到達時間Tが6秒以上である場合には、カフサイズを“Large”と推定する。すなわち、血圧測定部220は、到達時間Tが長いほどカフサイズが大きいと推定する。
そして、血圧測定部220は、カフサイズを“Small”と推定した場合には、減圧速度G1を6mmHg/sに設定し、カフサイズを“Medium”と推定した場合には、減圧速度G1を5.5mmHg/sに設定し、カフサイズを“Large”と推定した場合には、減圧速度G1を4mmHg/sに設定する。すなわち、血圧測定部220は、カフサイズが大きいほど減圧速度G1を遅く設定する。
(処理手順)
図11は、実施の形態2に従う血圧計100の処理手順の一例を示すフローチャートである。図11のフローチャートは、図6のフローチャートにおけるステップS40が、ステップS70に置き換わったものに相当する。したがって、ステップS70以外の処理についてはその詳細な説明は繰り返さない。ただし、ステップS16においては、プロセッサ110は、加圧のためにポンプ駆動回路320を制御することにより、ポンプ32を単位時間当たり一定の吐出流量となるように駆動する。
図11を参照して、ステップS70において、プロセッサ110は、加圧過程においてカフ圧が所定圧力に到達するまでの到達時間Tに基づいて、減圧速度G1を算出する。例えば、プロセッサ110は、図9のグラフに従って減圧速度G1を算出する。
図12は、実施の形態2に従う血圧計100の処理手順の他の例を示すフローチャートである。図12のフローチャートは、図6のフローチャートにおけるステップS40が、ステップS80,S82に置き換わったものに相当する。したがって、ステップS80,S82以外の処理についてはその詳細な説明は繰り返さない。ただし、ステップS16においては、プロセッサ110は、加圧のためにポンプ駆動回路320を制御することにより、ポンプ32を単位時間当たり一定の吐出流量となるように駆動する。
図12を参照して、プロセッサ110は、到達時間Tに基づいてカフサイズを推定し(ステップS80)、推定されたカフサイズに基づいて減圧速度G1を算出する(ステップS82)。具体的には、プロセッサ110は、図10のグラフに従って、カフサイズを推定し、減圧速度G1を算出する。
<実施の形態3>
実施の形態3では、カフの締め付け具合に着目して減圧速度G1を設定する方式について説明する。
カフがゆるく巻かれると、生体とカフの隙間が埋まるまで流体袋が余計に膨らむ必要がある。そのため、カフがゆるく巻かれた場合には、カフをぴったり巻いた場合よりも流体袋の容量が大きくなり、その結果、得られる脈波信号の振幅が小さくなる。以下、実施の形態3に従う減圧速度G1の設定方式について説明する。
(機能構成)
図13は、実施の形態3に従う血圧計100の機能構成を示すブロック図である。図13を参照して、血圧計100は、モード設定部210と、血圧測定部220と、判定部230と、出力制御部240と、巻付け強度検出部260とを含む。これらの各機能は、例えば、血圧計100のプロセッサ110がメモリ51に格納されたプログラムを実行することによって実現される。モード設定部210、判定部230および出力制御部240の機能は、図3で説明した当該機能と同様である。
巻付け強度検出部260は、加圧過程におけるカフ圧とカフ20の容積変化とに基づいて、被測定部位に対するカフ20の巻付け強度を検出する。巻付け強度検出方法は、公知の方法によって実現される。典型的には、巻付け強度検出部260は、特許5408142号で示される巻付け強度検出部と同様の機能を有する。
一例として、巻付け強度検出部260は、一定の吐出流量となるようにポンプ32を駆動してカフを加圧する加圧過程において、カフ圧が圧力P1から圧力P2への変化に伴って検出されるカフ20の容積変化と、カフ圧が圧力P2から圧力P3への変化に伴って検出されるカフ20の容積変化とが示す圧力-容積変化関係に基づいて、カフ圧が圧力P1から圧力P2への変化に伴って検出されるカフ20の容積変化の値と、カフ圧が圧力P2から圧力P3への変化に伴って検出されるカフ20の容積変化の値とを比較し、比較した結果からカフ20の巻付け強度を検出する。
圧力P1、P2、P3は予め実験等で決定されたカフの巻付け強度の検出に適したカフ圧である。カフ圧が圧力P1~P3になった時間を、それぞれ時間V1~V3とする。
この場合、巻付け強度検出部260は、圧力P1から圧力P2までの差分である変化ΔP12と、ΔP12だけカフ圧が変化するのに要した時間(すなわち、時間V2-V1)を示す時間ΔV12を算出する。時間ΔV12は、圧力P1から圧力P2まで変化したときのカフ内の流体容積の変化に比例する。巻付け強度検出部260は、圧力P2から圧力P3までの差分である変化ΔP23と、ΔP23だけカフ圧が変化するのに要した時間(すなわち、時間V3-V2)を示す時間ΔV23を算出する。時間ΔV23は、圧力P2から圧力P3まで変化したときのカフ内の流体容積の変化に比例する。
巻付け強度検出部260は、圧力容積変化指数ΔP12/ΔV12,ΔP23/ΔV23を算出し、算出した両者の値を比較する。この比較結果に基づき、巻付け強度検出部260は、巻付け強度を検出する。
比較結果が(ΔP12/ΔV12)<(ΔP23/ΔV23)の場合、巻付け強度検出部260は、カフ20の巻付け強度が「ユル巻」と検出する。比較結果が(ΔP12/ΔV12)>(ΔP23/ΔV23)の場合、巻付け強度検出部260は、カフ20の巻付け強度が「キツ巻」と検出する。比較結果が(ΔP12/ΔV12)=(ΔP23/ΔV23)の場合、巻付け強度検出部260は、カフ20の巻付け強度が「ピッタリ巻」と検出する。
「ユル巻」は、カフ20が被測定部位にゆるく巻かれて被測定部位に対する与圧が適性レベルよりも低い巻付け状態である。「ピッタリ巻」は、カフ20が被測定部位に適度に巻かれて被測定部位に対する与圧が適性レベルである巻付け状態である。「キツ巻」は、カフ20が被測定部位にきつめに巻かれて被測定部位に対する与圧が適性レベルよりも高めである巻付け状態である。
血圧測定部220は、巻付け強度検出部260によって検出された巻付け強度が小さいほど、減圧速度G1を遅く設定する。例えば、便宜上、巻付け強度が「ユル巻」の場合の減圧速度G1を“G1a”とし、巻付け強度が「ピッタリ巻」の場合の減圧速度G1を“G1b”とし、巻付け強度が「キツ巻」の場合の減圧速度G1を“G1c”とする。この場合、減圧速度G1aが最も遅く、減圧速度G1cが最も速く、減圧速度G1bはその中間である(すなわち、G1a<G1b<G1c)。
(処理手順)
図14は、実施の形態3に従う血圧計100の処理手順の一例を示すフローチャートである。図14のフローチャートは、図6のフローチャートにおけるステップS40が、ステップS90,S92,S94,S96に置き換わったものに相当する。したがって、ステップS90,S92,S94,S96以外の処理についてはその詳細な説明は繰り返さない。ただし、ステップS16においては、プロセッサ110は、加圧のためにポンプ駆動回路320を制御することにより、ポンプ32を単位時間当たり一定の吐出流量となるように駆動する。
図14を参照して、プロセッサ110は、被測定部位に対するカフ20の巻付け強度を検出する(ステップS90)。プロセッサ110は、検出された巻付け強度が“ピッタリ巻”以上(すなわち、“ピッタリ巻”または“キツ巻”)であるか否かを判断する(ステップS92)。巻付け強度が“ピッタリ巻”以上である場合(ステップS92においてYES)、プロセッサ110は、推定収縮期血圧と推定拡張期血圧との差である推定脈圧と、脈拍数とに基づいて、減圧速度G1を算出する(ステップS96)。巻付け強度が“ユル巻”である場合(ステップS92においてNO)、プロセッサ110は、減圧速度G1を所定速度(例えば、4mmHg/s)に設定する(ステップS94)。
図14のフローチャートでは、巻付け強度が“ピッタリ巻”以上である場合に、通常モードと同様の算出方式により、推定脈圧と脈拍数とに基づいて、減圧速度G1を算出する構成について説明したが、当該構成に限られない。例えば、巻付け強度(“ユル巻”、“ピッタリ巻”または“キツ巻”)に合わせて、減圧速度G1を、上述した減圧速度G1a~G1cに設定する構成であってもよい。
<その他の実施の形態>
(1)上述した実施の形態において、コンピュータを機能させて、上述のフローチャートで説明したような制御を実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、二次記憶装置、主記憶装置およびメモリカードなどの一時的でないコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
(2)上述の実施の形態として例示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能である。また、上述した実施の形態において、その他の実施の形態で説明した処理や構成を適宜採用して実施する場合であってもよい。
[付記]
以上のように、本実施形態は以下のような開示を含む。
[構成1]
カフ(20)によってユーザの被測定部位を圧迫して、血圧を測定する血圧計(100)であって、前記カフの内圧を示すカフ圧を規定圧力よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、前記カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの血圧を測定する血圧測定部(220)と、前記減圧過程における脈波信号に基づいて、前記ユーザに不整脈が発生しているか否かを判定する判定部(230)と、前記不整脈の判定を実行する第1モード、および前記不整脈の判定を実行しない第2モードのいずれかを設定するモード設定部(210)とを備え、前記血圧測定部は、前記第1モードが設定されている場合における前記カフ圧の第1減圧速度を、前記第2モードが設定されている場合における前記カフ圧の第2減圧速度よりも遅くする、血圧計。
[構成2]
前記血圧測定部は、前記加圧過程における脈波信号の振幅を示す脈波振幅に基づいて、前記第1減圧速度を設定する、構成1に記載の血圧計。
[構成3]
前記血圧測定部により前記ユーザの血圧を測定した際の前記加圧過程または前記減圧過程における脈波信号を記憶する記憶部(250)をさらに備え、前記血圧測定部は、前記記憶部に記憶された過去の前記脈波信号の振幅を示す脈波振幅に基づいて、前記第1減圧速度を設定する、構成1に記載の血圧計。
[構成4]
前記血圧測定部は、前記脈波振幅が小さいほど、前記第1減圧速度を遅く設定する、構成2または3に記載の血圧計。
[構成5]
前記血圧測定部は、前記加圧過程において前記カフ圧が所定圧力に到達するまでの時間が長いほど、前記第1減圧速度を遅く設定する、構成1に記載の血圧計。
[構成6]
前記血圧測定部は、前記加圧過程において前記カフ圧が所定圧力に到達するまでの時間に基づいて前記カフのサイズを推定し、推定された前記カフのサイズが大きいほど、前記第1減圧速度を遅く設定する、構成1に記載の血圧計。
[構成7]
前記加圧過程における前記カフ圧および前記カフの容積変化とに基づいて、前記被測定部位に対する前記カフの巻付け強度を検出する巻付け強度検出部(260)をさらに備え、前記血圧測定部は、前記巻付け強度が小さいほど、前記第1減圧速度を遅く設定する、構成1に記載の血圧計。
[構成8]
前記血圧測定部は、推定収縮期血圧と推定拡張期血圧との差である推定脈圧と、前記ユーザの血圧を測定する際に必要な所定脈拍数とに基づいて、前記第2減圧速度を設定する、構成1~7のいずれかに記載の血圧計。
[構成9]
カフ(20)によってユーザの被測定部位を圧迫して、血圧を測定する血圧計(100)による血圧測定方法であって、前記カフの内圧を示すカフ圧を規定圧力よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、前記カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの血圧を測定するステップと、前記減圧過程における脈波信号に基づいて、前記ユーザに不整脈が発生しているか否かを判定するステップと、前記不整脈の判定を実行する第1モード、および前記不整脈の判定を実行しない第2モードのいずれかを設定するステップとを含み、前記第1モードが設定されている場合における前記カフ圧の第1減圧速度は、前記第2モードが設定されている場合における前記カフ圧の第2減圧速度よりも遅い、血圧測定方法。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 本体、20 カフ、22 流体袋、30 エア系コンポーネント、31 圧力センサ、32 ポンプ、33 弁、50 ディスプレイ、51 メモリ、52 操作部、52A 測定スイッチ、52B モード選択スイッチ、53 通信インターフェイス、54 電源部、100 血圧計、110 プロセッサ、210 モード設定部、220 血圧測定部、230 判定部、240 出力制御部、250 記憶部、260 巻付け強度検出部、310 A/D変換回路、320 ポンプ駆動回路、330 弁駆動回路。

Claims (9)

  1. カフによってユーザの被測定部位を圧迫して、血圧を測定する血圧計であって、
    前記カフの内圧を示すカフ圧を規定圧力よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、前記カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの血圧を測定する血圧測定部と、
    前記減圧過程における脈波信号に基づいて、前記ユーザに不整脈が発生しているか否かを判定する判定部と、
    前記不整脈の判定を実行する第1モード、および前記不整脈の判定を実行しない第2モードのいずれかを設定するモード設定部とを備え、
    前記血圧測定部は、前記第1モードが設定されている場合における前記カフ圧の第1減圧速度を、前記第2モードが設定されている場合における前記カフ圧の第2減圧速度よりも遅くする、血圧計。
  2. 前記血圧測定部は、前記加圧過程における脈波信号の振幅を示す脈波振幅に基づいて、前記第1減圧速度を設定する、請求項1に記載の血圧計。
  3. 前記血圧測定部により前記ユーザの血圧を測定した際の前記加圧過程または前記減圧過程における脈波信号を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記血圧測定部は、前記記憶部に記憶された過去の前記脈波信号の振幅を示す脈波振幅に基づいて、前記第1減圧速度を設定する、請求項1に記載の血圧計。
  4. 前記血圧測定部は、前記脈波振幅が小さいほど、前記第1減圧速度を遅く設定する、請求項2または3に記載の血圧計。
  5. 前記血圧測定部は、前記加圧過程において前記カフ圧が所定圧力に到達するまでの時間が長いほど、前記第1減圧速度を遅く設定する、請求項1に記載の血圧計。
  6. 前記血圧測定部は、
    前記加圧過程において前記カフ圧が所定圧力に到達するまでの時間に基づいて前記カフのサイズを推定し、
    推定された前記カフのサイズが大きいほど、前記第1減圧速度を遅く設定する、請求項1に記載の血圧計。
  7. 前記加圧過程における前記カフ圧および前記カフの容積変化とに基づいて、前記被測定部位に対する前記カフの巻付け強度を検出する巻付け強度検出部をさらに備え、
    前記血圧測定部は、前記巻付け強度が小さいほど、前記第1減圧速度を遅く設定する、請求項1に記載の血圧計。
  8. 前記血圧測定部は、推定収縮期血圧と推定拡張期血圧との差である推定脈圧と、前記ユーザの血圧を測定する際に必要な所定脈拍数とに基づいて、前記第2減圧速度を設定する、請求項1~3および5~7のいずれか1項に記載の血圧計。
  9. カフによってユーザの被測定部位を圧迫して、血圧を測定する血圧計による血圧測定方法であって、
    前記カフの内圧を示すカフ圧を規定圧力よりも大きい圧力まで加圧する加圧過程の後、前記カフ圧を減圧する減圧過程における脈波信号に基づいて前記ユーザの血圧を測定するステップと、
    前記減圧過程における脈波信号に基づいて、前記ユーザに不整脈が発生しているか否かを判定するステップと、
    前記不整脈の判定を実行する第1モード、および前記不整脈の判定を実行しない第2モードのいずれかを設定するステップとを含み、
    前記第1モードが設定されている場合における前記カフ圧の第1減圧速度は、前記第2モードが設定されている場合における前記カフ圧の第2減圧速度よりも遅い、血圧測定方法。
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