JP2024041188A - 配車システム - Google Patents

配車システム Download PDF

Info

Publication number
JP2024041188A
JP2024041188A JP2022145852A JP2022145852A JP2024041188A JP 2024041188 A JP2024041188 A JP 2024041188A JP 2022145852 A JP2022145852 A JP 2022145852A JP 2022145852 A JP2022145852 A JP 2022145852A JP 2024041188 A JP2024041188 A JP 2024041188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
identification information
vehicle
communication terminal
communication device
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022145852A
Other languages
English (en)
Inventor
如戒 松島
昌明 八塚
太郎 花井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2022145852A priority Critical patent/JP2024041188A/ja
Publication of JP2024041188A publication Critical patent/JP2024041188A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】煩雑な手順を必要とせずに、配車を依頼した利用者のもとに確実に配車を完了することができる配車システムを提供する。【解決手段】利用者が携帯する通信端末3と、通信端末3から識別情報を受信する管理サーバ2と、車両の運転手側が所持する携行通信機8と、を備え、通信端末3と携行通信機8とは、それぞれ近距離無線通信手段を備え、通信端末3と携行通信機8とは、近距離無線通信手段の有効距離内で通信が確立できるようになっている。【選択図】図1

Description

本発明は、通信技術を用いて利用者にタクシーなどの車両を配車する配車システムに関する。
従来、例えばタクシーの配車は、利用者がタクシー会社に電話を掛け、自身の居場所を口頭で伝えるのが一般的であったが、近年ではスマートフォンなどの携帯端末の通信技術を活用して配車の依頼を行うことができる配車サービスの利用が増えている。このような配車サービスでは、スマートフォンに内蔵されたGPS受信機を用いて取得された位置情報が、配車依頼情報とともに配車サービスを提供するサービスサーバに送信され、サービスサーバ側で当該位置情報に向けてタクシーが適宜手配される仕組みになっている(例えば特許文献1)。
特開2021-189913号公報(第6頁、第1図)
特許文献1のような配車サービスを可能にする配車システムでは、サーバに送信された携帯端末の配車依頼時点における位置情報が手配されるタクシーに伝達されるため、利用者にとっては自身の居場所を正確に伝える手間がなく、利便性の高いものになっている。このように手配されるタクシーには配車依頼時点における利用者の位置情報が伝達されるため、利用者はその場から動かないことが前提となるが、例えば高齢者等のように配車サービスの利用に不慣れな利用者が配車依頼の完了後に元いた場所から移動してしまった場合、手配されたタクシー運転手はこの配車依頼を行った利用者と落ち合えずに配車が完了できない可能性がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、煩雑な手順を必要とせずに、配車を依頼した利用者のもとに確実に配車を完了することができる配車システムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の配車システムは、
配車依頼を識別情報とともに送信することができる操作部を備える利用者が携帯する通信端末と、
前記通信端末から前記識別情報を受信する管理サーバと、
車両の運転手側が携行する携行通信機と、
を備え、
前記通信端末と前記携行通信機とは、それぞれ近距離無線通信手段を備え、
前記通信端末と前記携行通信機とは、前記近距離無線通信手段の有効距離内で通信が確立できるようになっていることを特徴としている。
この特徴によれば、通信端末と携行通信機との近距離無線通信の有効距離で確立された通信により、配車依頼をした利用者の通信端末と、手配された車両の運転手側の携行通信機との少なくともいずれか一方から他方を発見することができ、利用者の身体的特徴や氏名などを車両の運転手側が把握しているか否かに関わらず、配車を依頼した利用者のもとに確実に車両を手配することができる。
前記管理サーバは前記配車依頼の受信に基づき、当該配車依頼に対して手配された携行通信機の識別情報を前記通信端末に送信し、
前記通信端末は、前記近距離無線通信手段の有効距離で通信が確立された携行通信機から識別情報を受信し、該識別情報と前記管理サーバから受信した前記識別情報とを照合し、正しい場合には報知手段による報知を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、通信端末と携行通信機との通信時に報知が行われることで、通信端末を携帯する利用者は配車依頼を受けた携行通信機、すなわち車両または運転手を確実に見つけることができ、配車を依頼した利用者のもとに確実に車両を手配することができる。
前記管理サーバは前記配車依頼の受信に基づき、当該配車依頼を送信した通信端末の識別情報を前記携行通信機に送信し、
前記携行通信機は、前記近距離無線通信手段の有効距離で通信が確立された通信端末から識別情報を受信し、該識別情報と前記管理サーバから受信した前記識別情報とを照合し、正しい場合には報知手段による報知を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、通信端末と携行通信機との通信時に報知が行われることで、携行通信機を所持する車両の運転手は配車依頼をした通信端末を携帯した利用者を確実に見つけることができ、配車を依頼した利用者のもとに確実に車両を手配することができる。
前記通信端末は、前記管理サーバに配車完了通知を送信する完了通知処理部を備え、
前記近距離無線通信手段の有効距離で通信が確立された携行通信機から受信した識別情報と前記管理サーバから予め受信した前記携行通信機の識別情報とを照合し、正しい場合にのみ、前記完了通知処理部は前記管理サーバへ配車完了通知の送信が可能となることを特徴としている。
この特徴によれば、識別情報が正しい場合にのみ管理サーバへ配車完了通知が送信されるため、配車を依頼した利用者のもとに間違いなく車両が手配されたことを知らせることができる。
前記管理サーバは配車依頼を受信すると、配車管理者側に設置された情報端末に対して配車情報を送信し、前記携行通信機は該配車情報を前記情報端末から共有されるようになっており、
前記携行通信機は、前記近距離無線通信手段の有効距離で通信が確立された通信端末から受信した識別情報と前記管理サーバから予め受信した前記通信端末の識別情報とを照合する探索処理を行い、正しい場合にのみ前記情報端末へ探索処理終了通知の送信が可能となることを特徴としている。
この特徴によれば、識別情報が正しい場合にのみ配車管理者側に設置された情報端末へ探索処理終了通知が送信されるため、配車を依頼した利用者のもとに間違いなく車両が手配されたことを配車管理者側に知らせることができる。
前記報知手段は所定の音声を出力できるスピーカーであることを特徴としている。
この特徴によれば、利用者または車両の運転手に対して、相手との接近を伝達でき、確実に落ち合うことができる。
前記報知手段から出力される前記音声は、前記通信端末と前記携行通信機との近接距離に応じて段階的に変化することを特徴としている。
この特徴によれば、利用者と車両の運転手との近接距離に応じて音声が変化することで、付近に複数の通信端末と携行通信機が存在する場合でも相手の判別が容易に行え、確実に落ち合うことができる。
実施例1における配車システムを示すイメージ図である。 利用者が携帯する通信端末の外観を示す斜視図である。 通信端末の内部構造を示すイメージ図である。 探索処理を示すフローチャートである。 実施例2における携行通信機の内部構造を示すイメージ図である。 実施例2における探索処理を示すフローチャートである。
本発明に係る配車システムを実施するための形態を、実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る配車システムにつき、図1から図4を参照して説明する。
実施例における配車システムは、通信技術を活用して配車の依頼を行える配車サービスに用いられるシステムである。尚、本実施例の配車サービスは、特に高齢者向けに運営される会員制サービスの一環を担うサービスとして説明する。この会員制サービスは、利用者の死後に有効になる遺言を含む登録情報をサービス提供会社等が管理するデジタルの記憶媒体に記憶させておき、例えば利用者の死後に、予め登録された後見人が当該利用者の遺言情報の閲覧を可能とするサービスも含む。
図1に示されるように、配車システム1は、会員制サービスの利用者の登録情報を管理する管理コンピュータであるとともに、利用者の位置情報を扱う位置管理サーバとしての機能も有するサービスサーバ(管理サーバ)2と、サービスサーバ2に複数台接続される通信端末3,3,・・・と、配車管理者側に配置された、ここではタブレット端末である情報端末4,4,・・・と、車両に車載された携行通信機8,8,・・・と、を備えている。
サービスサーバ2には、利用者毎に割り振られて利用者を特定する固有の利用者IDが記憶されたIDデータベース5と、遺言を含む登録情報が記憶される記憶部6と、登録情報と利用者IDとを対応付ける対応テーブルと、位置情報管理部7とを備えている。
また、記憶部6には家族の情報が記憶されており、対応テーブルには、利用者IDと当該利用者IDに対応する家族の連絡先などの情報が対応付けられている。本実施例で家族とは、登録者の血縁者や近親者のほか、登録者の遺言に基づき財産分与を受ける者など、登録者の生前及び死後において関わりを持つ者をいう。
通信端末3は、筐体31の内部に、後述するインターネットを介してサービスサーバ2と接続可能な回線通信部37A(図3参照)やGPS受信機38などの各種装置が内蔵されている。図2に示されるように、筐体31には電源ボタン32、操作ボタン(操作部)33、発光部(報知手段)34、がそれぞれ外部に露出して設けられている。尚、筐体31における内蔵されたスピーカー(報知手段)35と対応する位置には、筐体31内部に貫通する音の出口である孔部35aが複数箇所形成されている。
情報端末4は、操作可能な表示画面41を備えた、いわゆるタブレット端末であり、インターネットを介してサービスサーバ2と接続可能な通信部(図示略)を備えている。情報端末4には、配車サービスを利用するための所定のアプリケーションがインストールされている。
図3は、通信端末3を構成する各種装置を示すイメージ図である。図3に示されるように、通信端末3は、演算処理部であるMPU30、電源ボタン32、操作ボタン33、発光部34、スピーカー35、記憶部36、第1通信部であるセルラーなどの回線通信部37A、第2通信部であるRFIDリーダ37B、GPS受信機38、バッテリー39、を有している。
通信端末3は、特に高齢者の親族が、当該高齢者に外出時に携帯させることで、その位置情報及び移動を確認できる、いわゆる見守り端末である。詳しくは、通信端末3の利用者は位置情報及び移動が確認される見守り対象者として契約をし、例えば月額料金をサービス提供者に支払うことで、この見守りサービスを受けることができる。
通信端末3には、それぞれ固有の識別情報である個体識別情報が付されており、位置情報管理部7では、この個体識別情報と見守り対象者である前述の利用者IDとが紐づけられて管理されている。
また、電源ボタン32の押下により起動した通信端末3のMPU30は、予め設定された所定の間隔でGPS受信機38により定期的に衛生から情報を受信し、演算した位置情報を回線通信部37Aからインターネットを介してサービスサーバ2に自発的に送信する位置情報送信機能を有する。
また、MPU30は操作ボタン33の操作態様で各種機能の実行指示を判別できるようになっている。例えば本実施例では、操作ボタン33が3度続けて押下されると、配車依頼が行われたと判断し、操作ボタンが5秒以上長押しされると、救難信号の送信依頼が行われたと判断するようになっており、それぞれ実行指示に応じて配車依頼または救難信号の送信依頼を回線通信部37Aからインターネットを介してサービスサーバ2に送信する。
携行通信機8には、RFIDタグ81が内蔵されており、通信端末3のRFIDリーダ37Bから出力される電波による起電力で起動し、通信端末3と通信する電波の出力が可能となっている。通信端末3には自身の固有の識別情報である個体識別情報を送信する。携行通信機8の形態は限定されないが、本実施例においては運転手が携帯できる小型のカード端末である。
図1に示されるように、位置情報管理部7は、前述の通信端末3の個体識別情報と利用者IDとを紐づけて記憶するとともに、通信端末3から送信された位置情報とその時間情報を所定期間内で記憶する記憶部71と、演算処理部であるCPU72、を備えており、インターネットに接続されたサービスサーバ2を構成する複数のサーバコンピュータの一部である。
サービスサーバ2は、通信端末3から救難信号の送信依頼を受信すると、救難信号が出された時刻情報に基づき、位置情報管理部7から救難信号が出された時点の位置情報を参照する。そして、通信端末3の個体識別情報に紐づく利用者IDに対応する家族の連絡先に対して、救難信号があった旨の通知と、救難信号が出された時刻情報、その時点の位置情報の送信を行うとともに、予め提携している駆けつけサービスを行う業者にも同様に救難信号があった旨の通知と、救難信号が出された時刻情報、その時点の位置情報を共有する。
サービスサーバ2は、駆けつけサービスを行う業者に対して、救難信号が出された時点から、所定時間において、当該通信端末3から定期的に送信されてくる位置情報を逐次共有する。
また、サービスサーバ2は、通信端末3から配車依頼を受信すると、配車依頼が行われた時刻情報に基づき、位置情報管理部7から位置情報を参照する。そして、予め提携している配車管理側である例えばタクシー会社に対して、通信端末3から配車依頼が行われた時刻情報と、その時点における位置情報とを共有する。
提携しているタクシー会社には、配車の担当者が操作できる場所に情報端末4が設置され、サービスサーバ2は、通信端末3から配車依頼が行われた時刻情報と、その時点の位置情報を、情報端末4で開かれた所定のアプリケーションから閲覧できるように共有される。サービスサーバ2は、配車依頼が行われた通信端末3の位置情報に加えて、通信端末3に紐づく利用者IDに対応する利用者の氏名も閲覧可能に共有する。本実施例では実際のタクシー運転手への連絡や手配については、担当者によって手作業で行われる。
位置情報管理部7の記憶部71では、予め設定された所定のエリア情報と、情報端末4(タクシー会社)とが紐付けられていて、位置情報管理部7のCPU72は、配車依頼が行われた通信端末3の位置情報が含まれる所定のエリア情報に紐付けられた情報端末4に自動的に配車依頼を割り振る。
情報端末4を使用する配車管理側の担当者は、タクシー運転手へ連絡を行うなどして、受信した配車依頼を担当する車両を決定する。尚、図示しない各車両に車載された車両側端末の位置情報と車両の利用状況(実車,空車等)の情報は、情報端末4側で把握できるようにし、これらの情報に基づき配車依頼を担当する車両が情報端末4のアプリケーションの処理によって自動的に決定されるようにしてもよい。
配車依頼の担当に決定された車両の車両側端末には、情報端末4から通信端末3の位置情報が共有される。これとともに、情報端末4からサービスサーバ2に、配車依頼情報を識別する識別情報と併せて、配車依頼を担当に決定された携行通信機8の個体識別情報が送信される。
サービスサーバ2は、受信した携行通信機8の個体識別情報を、配車依頼情報に対応する通信端末3に送信する。通信端末3では、受信した携行通信機8の個体識別情報を一時的に記憶部36に記憶する。通信端末3は携行通信機8の個体識別情報を受信したことに基づき、探索処理を開始する。
探索処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。通信端末3のMPU30は、RFIDリーダ37Bの通信範囲内に同規格のRFIDタグ81が存在するか否か、すなわち通信を確立可能な携行通信機8があるか否かを監視する(ステップSa1)。通信範囲はRFIDリーダ37Bの電波出力レベルの調整によって設定可能であるが、本実施例では対面で互いを認識できる約10メートルである。
RFIDリーダ37Bの通信範囲内に同規格のRFIDタグ81が存在した場合、ステップSa2に移る。MPU30は同規格のRFIDタグ81の存在を検知するまで、所定間隔でRFIDタグ81の存在を繰り返し監視する(ステップSa1に戻る)。
ステップSa2では、RFIDリーダ37Bの通信範囲内に存在するRFIDタグ81と通信し、当該RFIDタグ81から個体識別情報を受信する。そして、受信した個体識別情報と、予めサービスサーバ2から受信し記憶部36に記憶された携行通信機8の個体識別情報とを突合させ、個体識別情報同士が一致するか否かを判定する(判定処理・ステップSa3)。
MPU30は、通信範囲内にて通信したRFIDタグ81から受信した個体識別情報が記憶部36に記憶された携行通信機8の個体識別情報と一致した場合には、一致の報知処理を行い(ステップSa4)、探索処理を終了する。反対に不一致だった場合には、ステップSa1に戻る。
通信端末3の記憶部36には、各種の音声ファイル等が記憶されており、一致の報知処理では、記憶部36から音声ファイルを適宜再生して、付近に配車依頼に対して手配された車両が到着したことをスピーカー35からアナウンス(出力)する。ここでは、「手配された車両が到着しました」や、「近くに手配された車両の運転手がいます」など、利用者に対して車両または運転手の視覚での確認を促すものが好ましい。
一致の報知処理は、所定時間繰り返し音声ファイルが再生され、所定時間の経過後に自動的に終了する。尚、操作ボタン33を適宜押下することで所定時間経過より以前に音声ファイルの再生を終了させることもできる。
またサービスサーバ2による配車手配処理は、情報端末4で操作されたことでサービスサーバ2が受信する配車完了通知を持って終了する。通信端末3は、個体識別情報同士が一致するか否かを判定する判定手段において、個体識別情報同士が一致した場合、回線通信部37Aを用いて配車完了通知をサービスサーバ2に送信する。すなわち、通信端末3の回線通信部37A及びMPU30は配車完了通知を送信する完了通知処理部である。
このように、通信端末3と携行通信機8との近距離無線通信(RFIDリーダ37B,RFIDタグ81)の有効距離で確立された通信により、配車依頼をした利用者の通信端末3と、手配された車両の運転手側の携行通信機8との少なくともいずれか一方から他方を発見することができ、利用者の身体的特徴や氏名などを車両の運転手側が把握しているか否かに関わらず、配車を依頼した利用者のもとに確実に車両を手配することができる。
また、通信端末3は、サービスサーバ2から予め受信した、手配された携行通信機8の個体識別情報と、近距離無線通信手段(RFIDリーダ37B,RFIDタグ81)の有効距離で通信が確立されて受信した携行通信機8の個体識別情報とを照合し、正しい場合には報知手段による報知を行うようになっている。そのため、通信端末3と携行通信機8との通信時に報知が行われることで、通信端末3を携帯する利用者は配車依頼を受けた携行通信機8を所持する車両または運転手を確実に見つけることができる。
また、通信端末3は、個体識別情報同士が一致するか否かを判定する判定手段において、個体識別情報同士が一致した場合、配車完了通知をサービスサーバ2に送信するため、配車サービスを運営する会社は、配車を依頼した利用者のもとに間違いなく車両が到着したことを知ることができる。
また、報知手段が所定の音声を出力できるスピーカー35であり、利用者に対して車両の運転手との接近を音声で伝達でき、表示などに比べて報知に気づき易く、特に電子機器の操作に不慣れな高齢者などにとっては、聴覚を対象にした単純な報知を行うことで、より確実に車両の運転手との接近を報知できる。尚、スピーカー35から出力される音声は、言葉によるアナウンスに限らず、例えば特定の電子音であってもよい。
また、通信端末3のMPU30に第2通信部による通信強度によって、対象の携行通信機8との近接距離を判定できる機能を持たせ、通信端末3と携行通信機8との近接距離に応じてスピーカー35から出力される音声が段階的に変化するようにしてもよい。これによれば、利用者と車両の運転手との近接距離に応じて音声が変化することで、付近に複数の通信端末3と携行通信機8が存在する場合でも相手の判別が容易に行え、確実に落ち合うことができる。
次に、実施例2に係る配車システムにつき、図5と図6を参照して説明する。尚、前記実施例1と同じ構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例2において、携行通信機18はRFIDリーダ83Bを備え、通信端末3にはRFIDタグ(図示せず)が備えられ、通信端末3のRFIDタグは携行通信機18のRFIDリーダ83Bから出力される電波による起電力で起動し、携行通信機18と通信する電波の出力が可能となっている。携行通信機18には通信端末3自身の個体識別情報を送信する。
図5は、携行通信機18を構成する各種装置を示すイメージ図である。携行通信機18は、演算処理部であるMPU80、記憶部82、第1通信部であるセルラーなどの回線通信部83A、第2通信部であるRFIDリーダ83B、GPS受信機84、スピーカー85を有している。携行通信機18は車載され、車両側から電源を得ている。
携行通信機18は、回線通信部83Aにより情報端末4と通信でき、GPS受信機84で受信した自身の位置情報と車両の利用状況(実車,空車等)の情報を個体識別情報とともに情報端末4に送信可能となっている。情報端末4では携行通信機18の位置情報と当該携行通信機18が車載された車両の利用状況(実車,空車等)の情報を把握できるようになっている。情報端末4では、これらの情報に基づき配車依頼を担当する車両を自動的に決定する。
サービスサーバ2は、配車依頼を受信した際、配車依頼情報を識別する識別情報と、配車依頼が行われた通信端末3の位置情報に加えて、通信端末3の個体識別情報を情報端末4に送信する。
情報端末4は配車依頼を担当する車両を自動的に決定すると、当該車両に対応する携行通信機8に対して、通信端末3の位置情報と配車依頼情報を識別する識別情報と通信端末3の個体識別情報を送信する。
携行通信機8では、受信した通信端末3の個体識別情報を一時的に記憶部82に記憶する。携行通信機8は情報端末4からハイは依頼のあった通信端末3の個体識別情報を受信したことに基づき、探索処理を開始する。図6は実施例2における探索処理のフローチャートである。
探索処理を開始すると、携行通信機8のMPU80は、RFIDリーダ83Bの通信範囲内に同規格のRFIDタグが存在するか否か、すなわち通信を確立可能な通信端末3のRFIDタグがあるか否かを監視する(ステップSb1)。
RFIDリーダ83Bの通信範囲内に同規格のRFIDタグが存在した場合、ステップSb2に移る。MPU80は同規格のRFIDタグの存在を検知するまで、所定間隔でRFIDタグの存在を繰り返し監視する(ステップSb1に戻る)。
ステップSb2では、RFIDリーダ83Bの通信範囲内に存在するRFIDタグと通信し、当該RFIDタグから個体識別情報を受信する。そして、受信した個体識別情報と、予めサービスサーバ2から受信し記憶部82に記憶された通信端末3の個体識別情報とを突合させ、個体識別情報同士が一致するか否かを判定する(判定処理・ステップSb3)。
MPU80は、通信範囲内にて通信したRFIDタグから受信した個体識別情報が記憶部82に記憶された通信端末3の個体識別情報と一致した場合には、一致の報知処理を行う(ステップSb4)。そして、探索処理終了通知を回線通信部83Aを用いて情報端末4に送信(ステップSb5)し、探索処理を終了する。反対に不一致だった場合には、ステップSb1に戻る。
報知処理は、携行通信機18の記憶部に記憶された各種の音声ファイルがスピーカー85から再生されることで行われる。このとき、通信端末3のスピーカー35からも同様の音声ファイルが再生される。
情報端末4は、携行通信機18から探索処理終了通知を受信したことに基づきサービスサーバ2に指定した配車依頼情報の配車完了通知を自動的に送信する。
このように、実施例2においては、携行通信機18は、サービスサーバ2から予め受信した、手配された通信端末3の個体識別情報と、近距離無線通信手段(RFIDリーダ83B,RFIDタグ)の有効距離で通信が確立されて受信した通信端末3の個体識別情報とを照合し、正しい場合には報知手段による報知を行うようになっている。そのため、通信端末3と携行通信機18との通信時に報知が行われることで、携行通信機18を所持する車両の運転手は配車依頼をした通信端末3を携帯した利用者を確実に見つけることができ、配車を依頼した利用者のもとに確実に車両を手配することができる。
また、携行通信機18は、近距離無線通信手段の有効距離で通信が確立された通信端末3から受信した識別情報と管理サーバから予め受信した通信端末3の個体識別情報とを照合し、正しい場合にのみ情報端末4へ回線通信部83Aを用いて探索処理終了通知を送信する自己送信機能を備えられている。言い換えると、サービスサーバ2に加えて情報端末4が設置されている配車管理者側に対して、配車を依頼した利用者のもとに間違いなく車両が手配されたことを知らせることができ、配車管理者側は、その後の車両の手配を迅速に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれら実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があっても本発明に含まれる。
例えば、近距離無線通信手段(RFIDリーダ,RFIDタグ)の有効距離で通信が確立されて通信される通信端末または携行通信機の個体識別情報と、サービスサーバ2から受信した個体識別情報とが正しい場合に行われる報知手段による報知は、上述した音声ファイルの再生に限らない。例えば、通信端末3の発光部34の発光や、バイブレーション等であってもよい。
また、携行通信機8,18の形状は限定されず、例えば配車依頼のあった通信端末3の位置情報の表示が可能な表示画面を備えた構成であってもよい。
また、通信端末3の形状は限定されず、例えば配車手配の完了や配車までの予測時間等の表示や、手配された車両の運転手が所持する携行通信機8が近距離無線通信手段(RFIDリーダ,RFIDタグ)の有効距離にいることを表示する報知手段としての機能等を有する表示画面を備えた構成であってもよい。
また、実施例2の携行通信機18には、情報端末4から配車依頼情報を識別する識別情報に加えて当該配車依頼情報に対応する利用者の氏名も共有してもよく、この場合、報知処理において、この氏名をアナウンスする構成としてもよい。これによれば、付近の利用者は名前が呼ばれることで、間違いなく車両の運転手と落ち合うことができる。
また、実施例2における携行通信機18は車両に車載され、車両から電力の供給を受ける機器として説明したが、この携行通信機18はバッテリーを備えて、車両から持ち出して車両外で携行できるものであってもよい。
また、近距離無線通信手段は、RFIDリーダとRFIDタグに限らず、例えばBluetooth(登録商標)等であってもよい。
1 配車システム
2 サービスサーバ(管理サーバ)
3 通信端末
4 情報端末
5 データベース
6 記憶部
7 位置情報管理部
8 携行通信機
18 携行通信機
30 MPU(演算部・完了通知処理部)
31 筐体
32 電源ボタン
33 操作ボタン
34 発光部(報知手段)
35 スピーカー(報知手段)
36 記憶部
36 回線通信部
37A 回線通信部
37B RFIDリーダ
38 GPS受信機
41 表示画面
71 記憶部
81 RFIDタグ
82 記憶部
83A 回線通信部
83B RFIDリーダ
84 GP受信機
85 スピーカー(報知手段)

Claims (7)

  1. 配車依頼を識別情報とともに送信することができる操作部を備える利用者が携帯する通信端末と、
    前記通信端末から前記識別情報を受信する管理サーバと、
    車両の運転手側が携行する携行通信機と、
    を備え、
    前記通信端末と前記携行通信機とは、それぞれ近距離無線通信手段を備え、
    前記通信端末と前記携行通信機とは、前記近距離無線通信手段の有効距離内で通信が確立できるようになっていることを特徴とする配車システム。
  2. 前記管理サーバは前記配車依頼の受信に基づき、当該配車依頼に対して手配された携行通信機の識別情報を前記通信端末に送信し、
    前記通信端末は、前記近距離無線通信手段の有効距離で通信が確立された携行通信機から識別情報を受信し、該識別情報と前記管理サーバから受信した前記識別情報とを照合し、正しい場合には報知手段による報知を行うことを特徴とする請求項1に記載の配車システム。
  3. 前記管理サーバは前記配車依頼の受信に基づき、当該配車依頼を送信した通信端末の識別情報を前記携行通信機に送信し、
    前記携行通信機は、前記近距離無線通信手段の有効距離で通信が確立された通信端末から識別情報を受信し、該識別情報と前記管理サーバから受信した前記識別情報とを照合し、正しい場合には報知手段による報知を行うことを特徴とする請求項1に記載の配車システム。
  4. 前記通信端末は、前記管理サーバに配車完了通知を送信する完了通知処理部を備え、
    前記近距離無線通信手段の有効距離で通信が確立された携行通信機から受信した識別情報と前記管理サーバから予め受信した前記携行通信機の識別情報とを照合し、正しい場合にのみ、前記完了通知処理部は前記管理サーバへ配車完了通知の送信が可能となることを特徴とする請求項2に記載の配車システム。
  5. 前記管理サーバは配車依頼を受信すると、配車管理者側に設置された情報端末に対して配車情報を送信し、前記携行通信機は該配車情報を前記情報端末から共有されるようになっており、
    前記携行通信機は、前記近距離無線通信手段の有効距離で通信が確立された通信端末から受信した識別情報と前記管理サーバから予め受信した前記通信端末の識別情報とを照合する探索処理を行い、正しい場合にのみ前記情報端末へ探索処理終了通知の送信が可能となることを特徴とする請求項3に記載の配車システム。
  6. 前記報知手段は所定の音声を出力できるスピーカーであることを特徴とする請求項2また3に記載の配車システム。
  7. 前記報知手段から出力される前記音声は、前記通信端末と前記携行通信機との近接距離に応じて段階的に変化することを特徴とする請求項6に記載の配車システム。
JP2022145852A 2022-09-14 2022-09-14 配車システム Pending JP2024041188A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022145852A JP2024041188A (ja) 2022-09-14 2022-09-14 配車システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022145852A JP2024041188A (ja) 2022-09-14 2022-09-14 配車システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024041188A true JP2024041188A (ja) 2024-03-27

Family

ID=90417302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022145852A Pending JP2024041188A (ja) 2022-09-14 2022-09-14 配車システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024041188A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3656104B1 (en) Method and device for responding to an audio inquiry
US6868266B2 (en) Multi-purpose safety management system
CN102148865B (zh) 在车载计算系统与远程应用之间进行通信的设备
WO2018231493A1 (en) Method, device, and system for electronic digital assistant for natural language detection of a user status change and corresponding modification of a user interface
US10643619B2 (en) Dynamic dispatcher electronic digital assistant monitoring in a mobile radio system
CN101416540A (zh) 用于报告移动通信设备用户的个人状态的方法及其方法
CA3099510C (en) System, device, and method for an electronic digital assistant recognizing and responding to an audio inquiry by gathering information distributed amongst users in real-time and providing a calculated result
JP2018198020A (ja) 救急活動支援システム、その方法およびコンピュータプログラム
JP3693928B2 (ja) 緊急通報システム
EP4127899A1 (en) Electronic communications device having a user interface including a single input interface for electronic digital assistant and voice control access
JP2024041188A (ja) 配車システム
US20100009666A1 (en) Method and system for providing mobile telephone call termination service over open sea
JP2003109189A (ja) 配車支援システムおよび配車支援方法
US20230169966A1 (en) System and method for encouraging group discussion participation
JP3746704B2 (ja) 位置探索システム
US11577691B2 (en) Method for vehicle identification and communication between transportation network company (TNC) service users
JP2003157274A (ja) 情報照会・提供システム
JP2003173386A (ja) 自警システム
JP2024041187A (ja) 配車システム
US20020106999A1 (en) Rescue system
JP2001112049A (ja) 情報端末
US20210329420A1 (en) Method and apparatus for determining an approver for requesting permission to join a dynamically-created talkgroup
JP2001307256A (ja) セキュリティサービスシステム
JP2003099892A (ja) サービス管理システム、サービス管理サーバ、およびサービス管理方法
KR20040049928A (ko) Gps 탑재폰을 이용한 긴급 상황 시의 도움 요청방법