JP2024034300A - 放射線治療装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】グリッド照射を簡易に実行すること。【解決手段】 実施形態に係る放射線治療装置は、照射部、第1の絞り部、第2の絞り部及び制御部を有する。照射部は、放射線を照射する。第1の絞り部は、前記照射部から照射される放射線の照射方向に設けられ、個別に駆動可能な複数の第1リーフを有する。第2の絞り部は、前記第1の絞り部に対して放射線の照射方向に設けられ、個別に駆動可能な複数の第2リーフを有する。制御部は、前記複数の第1リーフと前記複数の第2リーフとを個別に駆動し、前記複数の第1リーフと前記複数の第2リーフとで格子を形成する。【選択図】 図6

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、放射線治療装置に関する。
放射線治療において、SFRT(Spatially Fractionated Radiation therapy)、グリッドセラピー(GRID therapy)、ラティスセラピー(Lattice Therapy)という照射方法がある。以下、これら照射方法を総称してグリッド照射と呼ぶことにする。グリッド照射は、標準的な放射線治療法とは異なり、腫瘍全体を不均一な線量で治療することで、バイスタンダー(bystander)効果を発生させ、照射されていない周辺細胞も制御することができる。またアブスコパル効果により、離れた転移性腫瘍も制御することができる。グリッド照射を行うためには、専用のアタッチメントが必要であったり、数回に分けての照射が必要であったり、絞りもしくは寝台を移動させながらの照射が必要など、幾つかの手段が紹介されている。しかし、いずれの方法によっても、治療計画が難しい、準備に時間がかかる、照射時間がかかるといった問題がある。
特開平1-268567号公報 特開2018-99247号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、グリッド照射を簡易に実行することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態に係る放射線治療装置は、照射部、第1の絞り部、第2の絞り部及び制御部を有する。照射部は、放射線を照射する。第1の絞り部は、前記照射部から照射される放射線の照射方向に設けられ、個別に駆動可能な複数の第1リーフを有する。第2の絞り部は、前記第1の絞り部に対して放射線の照射方向に設けられ、個別に駆動可能な複数の第2リーフを有する。制御部は、前記複数の第1リーフと前記複数の第2リーフとを個別に駆動し、前記複数の第1リーフと前記複数の第2リーフとで格子を形成する。
図1は、本実施形態に係る放射線治療システムの構成例を示す図である。 図2は、図1の放射線治療装置の構成例を示す図である。 図3は、照射ヘッドの側面構造を示す図である。 図4は、照射ヘッドの平面構造を示す図である。 図5は、完全閉塞照射野を形成する第1リーフ及び第2リーフの配置例を示す図である。 図6は、全域格子照射野を形成する第1リーフ及び第2リーフの配置例を示す図である。 図7は、図6の全域格子照射野と腫瘍との位置関係を例示する図である 図8は、局所格子照射野と腫瘍との位置関係を例示する図である。 図9は、複数局所格子照射野を形成する第1リーフ及び第2リーフの配置例を示す図である。 図10は、図9に示す局所格子照射野と腫瘍細胞との位置関係を例示する図である。 図11は、実施例3に係る照射ヘッドの側面構造を示す図である。 図12は、非正方形格子照射野を形成する第1リーフと第2リーフとの配置例を例示する図である。 図13は、実施例4に係る照射口と格子間隔との位置関係を例示する図である。 図14は、実施例5に係る放射線治療システムによる放射線治療の処理手順を示す図である。
以下、図面を参照しながら、放射線治療装置の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る放射線治療装置を含む放射線治療システム1の構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る放射線治療システム1は、ネットワーク等を介して互いに通信可能に接続された医用画像撮像装置100、放射線治療計画装置200、放射線治療情報システム(OIS:oncology information system)300及び放射線治療装置400を有する。
医用画像撮像装置100は、患者に医用撮像を施して患者の体内の解剖学的構造を可視化する医用画像を生成する。医用画像撮像装置100は、X線コンピュータ断層撮影装置や磁気共鳴イメージング装置、超音波診断装置、核医学診断装置等の如何なるモダリティでもよい。医用画像は、放射線治療計画装置200や放射線治療情報システム300に送信される。
放射線治療計画装置200は、医用画像撮像装置100により生成された医用画像に基づいて患者の放射線治療計画を作成する。放射線治療計画として、照射領域、照射線量、線量分布等が決定される。照射領域は、放射線が照射される各種体積を意味する。照射線量は、照射領域に照射される放射線の線量を意味する。線量分布は、照射領域において投与される予測線量の空間分布を意味する。治療計画は、放射線治療計画装置200や放射線治療情報システム300に送信される。
放射線治療情報システム300は、放射線治療情報を管理するコンピュータネットワークシステムである。一例として、放射線治療情報システム300は、医用画像撮像装置100により生成された医用画像や放射線治療計画装置200により作成された放射線治療計画を管理する。
放射線治療装置400は、放射線治療計画装置200により作成された放射線治療計画に従い患者に放射線を照射し、患者体内の腫瘍を縮小又は消滅させる。放射線として、X線やガンマ線等の電磁波を照射しても良いし、電子線や陽子線、中性子線、重粒子線等の粒子線を照射しても良い。以下、本実施形態に係る放射線治療装置400は、X線を照射するリニアック装置であるとする。
図2は、図1の放射線治療装置400の構成例を示す図である。図2に示すように、放射線治療装置400は、ガントリ10、寝台20及びホストコンピュータ30を有する。
ガントリ10は、固定部11と回転部12とを有している。固定部11は、床面又は壁面に設置され、回転部12を回転軸回りに回転可能に支持している。回転部12は、基台121と基台121に突出して設けられた照射ヘッド122とを有している。固定部11の筐体内部には照射制御回路111、ガントリ制御回路112及び絞り制御回路113が設けられている。照射制御回路111、ガントリ制御回路112及び絞り制御回路113各々は、制御対象に駆動信号を供給する駆動回路と駆動回路に指令を供給する制御回路とを有している。なお、照射制御回路111、ガントリ制御回路112及び絞り制御回路113は、ホストコンピュータ30その他の固定部11筐体外に設けられてもよい。固定部11は、ガントリ制御回路112による制御のもと、回転部12を回転軸回りに回転する。
照射ヘッド122の筐体内部には照射機器123が設けられている。照射機器123は、照射制御回路111による制御のもと、放射線であるX線を照射する。具体的には、照射機器123は、加速器、加速管及び金属ターゲットを有している。加速器は、電子銃等により発生された電子等を加速する。加速管は、加速器から射出された電子を金属ターゲットまで輸送する。金属ターゲットに電子が衝突することによりX線が発生する。
照射ヘッド122の筐体外部には第1絞り機器124と第2絞り機器125とが設けられている。照射機器123から放射されたX線は、第1絞り機器124と第2絞り機器125とにより照射範囲が絞られる。第1絞り機器124及び第2絞り機器125としては、多分割絞りと呼ばれるマルチリーフコリメータが用いられる。
図3は、照射ヘッド122の側面構造を示す図である。図2に示すように、照射ヘッド122の筐体外部には第1絞り機器124と第2絞り機器125とが設けられている。第1絞り機器124は、照射機器123から照射される放射線の照射方向に設けられ、個別に駆動可能な複数の第1リーフ127を有する。照射方向は、放射線のビーム軸(中心軸)126に沿う放射線の進行方向を意味する。第1リーフ127は、短冊形状に形成されたX線遮蔽物質である。第2絞り機器125は、第1絞り機器124に対して放射線の照射方向に設けられ、個別に駆動可能な複数の第2リーフ128を有する。第2リーフ128は、短冊形状に形成されたX線遮蔽物質である。第1絞り機器124と第2絞り機器125とは、複数の第1リーフ127と複数の第2リーフ128とが互いに直交するように配置される。第2絞り機器125に対して放射線の照射方向には、照射口129が設けられている。照射口129は、放射線の最大照射範囲を画定する枠である。
図4は、照射ヘッド122の平面構造を示す図である。図4は、照射ヘッド122をビーム軸126に沿って照射口129から見た図である。図4に示すように、照射口129は、四角形等の任意の幾何学的形状に形成されている。照射口129から順番に第2リーフ128と第1リーフ127とが配置されている。照射口129を二分する中心線に関して対称な位置に一対の複数の第2リーフ128が設けられている。第1リーフ127と第2リーフ128との各々は、当該リーフ127,128の長軸に沿って移動可能に支持されている。照射口129を二分する中心線に関して対称な位置に一対の複数の第1リーフ127が設けられている。また、複数の第1リーフ127は、複数の第2リーフ128に直交するように設けられている。第1リーフ127と第2リーフ128とは、一例として、0.5mmや1.0mm幅等の任意幅に形成される。第1リーフ127と第2リーフ128とは、タングステン等のX線遮蔽性を有する重金属により形成される。第1リーフ127と第2リーフ128とによりX線が遮蔽される。
第1絞り機器124及び第2絞り機器125は、絞り制御回路113による制御のもと、第1リーフ127及び第2リーフ128を個別に移動する。第1リーフ127と第2リーフ128とを個別に移動することにより任意の形状の照射野130が形成される。一例として、絞り制御回路113は、複数の第1リーフ127と複数の第2リーフ128とを個別に駆動し、第1絞り機器124と第2絞り機器125とが形成する照射口129において、複数の第1リーフ127と複数の第2リーフ128とで格子を形成する。この際、絞り制御回路113は、リーフ配置決定機能312により決定された各リーフの配置に従い各リーフ127,128を移動する。上記の通り、複数の第1リーフ127と複数の第2リーフ128とで格子を形成することにより、グリッド照射が可能になる。なお、第1リーフ127は、その先端が、照射口129の中心線(第1リーフ127の長軸に直交する中心線)を超えて前進可能であり、同様に、第2リーフ128は、その先端が、照射口129の中心線(第2リーフ128の長軸に直交する中心線)を超えて前進可能である。
寝台20は、患者Pが載置される天板を移動する。寝台20は、ガントリ10のアイソセンタに患者Pの治療対象である腫瘍が位置するように天板を位置決めする。
図2に示すように、ホストコンピュータ30は、処理回路31、通信機器33、表示機器35、入力機器37及び記憶装置39を有する。処理回路31、通信機器33、表示機器35、入力機器37及び記憶装置39は、互いにバスを介して通信可能に接続されている。
処理回路31は、ハードウェア資源としてCPU等のプロセッサを有する。具体的には、処理回路31は、各種制御プログラムの実行により治療制御機能311及びリーフ配置決定機能312を有する。なお、処理回路31は、上記機能を実現可能なASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、SPLD(Simple Programmable Logic Device)により実現されてもよい。
治療制御機能311の実現により、処理回路31は、放射線治療計画装置200により作成された放射線治療計画に従い患者の放射線治療を実行するために照射制御回路111、ガントリ制御回路112及び絞り制御回路113を連動的に制御する。
リーフ配置決定機能312において処理回路31は、放射線治療計画に従い第1絞り機器124に搭載された複数の第1リーフの配置と第2絞り機器125に搭載された複数の第2リーフの配置とを決定する。より詳細には、処理回路31は、放射線治療計画のうちの線量分布を実現するための第1リーフ及び第2リーフの配置を決定する。
通信機器33は、ネットワークを介して、放射線治療システム1を構成する医用画像撮像装置100、放射線治療計画装置200及び放射線治療情報システム300との間でデータ通信を行う。
表示機器35は、種々の情報を表示する。表示機器35としては、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、又は当技術分野で知られている他の任意のディスプレイが適宜利用可能である。
入力機器37は、操作者からの各種指令を受け付ける。入力機器37としては、キーボードやマウス、各種スイッチ、タッチスクリーン、タッチパッド等が利用可能である。また、入力機器37は、マイクロフォンにより収集された音声信号を指示信号に変換する音声認識装置でもよい。
記憶装置39は、種々の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、集積回路記憶装置等の記憶装置である。また、記憶装置39は、CD-ROMドライブやDVDドライブ、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体との間で種々の情報を読み書きする駆動装置等であっても良い。記憶装置39は、放射線治療計画や制御プログラム等を記憶する。
以下、放射線治療システム1によるグリッド照射について幾つかの実施例に分けて説明する。
(実施例1)
絞り制御回路113は、第1絞り機器124の複数の第1リーフと第2絞り機器125の第2リーフとを個別に駆動して格子形状を有する照射野を形成する。格子形状のパターン(以下、格子パターン)は、任意に設定可能である。格子パターンは、格子の間隔、格子の開口の形状及び格子の形成位置を要素とする。格子の間隔は、第1リーフと第2リーフとにより形成される開口(以下、格子開口)の幅を意味する。格子開口の形状は、第1リーフと第2リーフとにより形成される格子開口の形状を意味する。格子の形成位置は、照射口129において格子が形成される位置を意味する。以下、照射野の種々の格子パターンについて説明する。まずは、比較例として、第1リーフ及び第2リーフにより完全に閉塞された照射野(以下、完全閉塞照射野)について説明する。
図5は、完全閉塞照射野を形成する第1リーフ127及び第2リーフ128の配置例を示す図である。図5は、照射機器123から放射線の照射方向に沿って第1リーフ127及び第2リーフ128を見た平面図である。実際には当該視線方向からは照射口129を視認できないが、目印のために図示している。絞り制御回路113は、第1リーフ127及び第2リーフ128の先端を照射口129の中心線まで前進することにより開口を完全に閉塞する。図示はしないが、絞り制御回路113は、第1リーフ127及び第2リーフ128の先端を照射口129の縁まで後進することにより開口を完全に開放する。
次に、実施例1に係る格子形状を有する照射野について説明する。まずは、第1リーフ及び第2リーフにより照射口129の全域に格子が形成された照射野(全域格子照射野)について説明する。
図6は、全域格子照射野を形成する第1リーフ127及び第2リーフ128の配置例を示す図である。図6は、図5と同様、照射機器123から放射線の照射方向に沿って第1リーフ127及び第2リーフ128を見た平面図である。絞り制御回路113は、照射口の全域において格子を形成するように複数の第1リーフ127と複数の第2リーフ128とを個別に駆動する。具体的には、絞り制御回路113は、第1リーフ127及び第2リーフ128を互い違いに照射口129の中心線まで前進及び照射口129の縁まで後進することにより、照射口129の全域において格子を形成することが可能になる。これにより照射口129の全域においてグリッド照射を実施することが可能になる。
上記の通り、格子の間隔については任意に設定可能である。例えば、図6に示すように、第1リーフ127及び第2リーフ128を1個ずつ互い違いに照射口129の中心線まで前進及び照射口129の縁まで後進することにより、格子の間隔を最小にすることが可能である。この場合、リーフ幅を1辺とする正方形の格子開口131が互い違いに形成されることとなる。第1リーフ127及び第2リーフ128をn(n≧2)個ずつ照射口129の中心線まで前進及び照射口129の縁まで後進することにより、格子の間隔を広げることが可能になる。この場合、リーフ幅×nを1辺とする正方形の格子開口131が互い違いに形成されることとなる。格子開口131を通過する放射線が標的腫瘍に照射され、放射線照射による治療効果が期待される。リーフ127,128により遮蔽される放射線は患者に照射されない。リーフ127,128により放射線が照射されない腫瘍部位はバイスタンダー効果による治療効果が期待される。格子の間隔すなわち格子開口131の大きさを調整することにより、放射線を直接に照射して放射線照射による治療効果を期待する領域と放射線を直接的に照射せずバイスタンダー効果による治療効果を期待する領域との位置及び大きさを適切に設定することができる。
ここで、格子開口131の一辺を形成するリーフ127,128の集合をリーフ移動単位と呼ぶことにする。第1リーフ127及び第2リーフ128のリーフ移動単位を同数に設定することにより、格子開口131の形状を正方形に形成することが可能である。しかしながら、第1リーフ127及び第2リーフ128のリーフ移動単位は同数に限定されず、異なる個数に設定してもよい。第1リーフ127及び第2リーフ128のリーフ移動単位を異なる個数に設定することにより、格子開口131の形状を長方形に形成することが可能になる。例えば、格子開口131の縦の辺に対応するリーフ移動単位を3個、横の辺に対応するリーフ移動単位を1個に設定することにより、縦長の格子開口131を形成することが可能である。このようにリーフ移動単位を調整することにより、格子開口131の大きさ及び形状の自由度が向上する。
図7は、図6の全域格子照射野132と腫瘍71との位置関係を例示する図である。照射野132の黒い四角1321は、第1リーフ127及び第2リーフ128により放射線が遮蔽される領域を表し、白い四角1322は、第1リーフ127及び第2リーフ128により放射線が遮蔽されない領域を表す。第1リーフ127及び第2リーフ128により格子が形成されることにより、放射線が遮蔽される領域1321と放射線が遮蔽されない領域1322とが市松模様を形成する。領域1322には放射線が照射されるので放射線照射による治療効果が発生する。領域1321には放射線が直接的に照射されないが、バイスタンダー効果による治療効果が期待される。
グリッド照射においてはバイスタンダー効果が期待されるため、マージン領域は不要である。このため全域格子照射野132を、腫瘍71全体を覆うように設定しなくてもよい。一例として、図7に示すように、照射口129に収まらない腫瘍71の場合、全域格子照射野132は、当該腫瘍71の一部に対して設定すればよい。腫瘍71の全域を包含するように照射野132が設定される場合に比して患者の被曝を低減することが可能になる。
なお、上記実施例において格子は、照射口129の全域に設定されるとしたが、照射口129の一部領域(局所領域)に設定されてもよい。以下、照射口129の局所に設定される格子形状を有する照射野を局所格子照射野と呼ぶことにする。
図8は、局所格子照射野133と腫瘍72との位置関係を例示する図である。図8に示すように、照射口129に収まりきる腫瘍72の場合、局所格子照射野133は、当該腫瘍72の一部に対して設定されてもよい。絞り制御回路113は、局所領域においては格子を形成し、局所領域以外の領域においては放射線が照射されないように、第1リーフ127及び第2リーフ128を移動する。腫瘍71の全域を包含するように照射野132が設定される場合に比して患者の被曝を低減することが可能になる。
(実施例2)
上記実施例においては、格子が形成される領域は照射口129において1箇所であるとした。実施例2に係る絞り制御回路113は、照射口の複数個の局所領域において格子を形成するように複数の第1リーフと複数の第2リーフとを個別に駆動する。本実施形態に係る照射野は、互いに直交するように配置された複数の第1リーフ127と複数の第2リーフ128とにより形成されるので、照射口129において空間的に離れた複数の局所格子照射野を形成することが可能である。複数の局所格子照射野各々に対して互いに異なる腫瘍又は腫瘍細胞を標的にすることも可能である。このように照射口の複数の局所領域に形成される複数の格子の照射野を全体として複数局所格子照射野と呼ぶことにする。
図9は、複数局所格子照射野を形成する第1リーフ127及び第2リーフ128の配置例を示す図である。図9に示すように、照射口129のうちの空間的に離れた局所領域134,135,136に格子が形成される。絞り制御回路113は、照射口129における複数個の局所領域134,135,136各々に格子を形成するように複数の第1リーフ127と複数の第2リーフ128とを個別に駆動する。具体的には、絞り制御回路113は、照射口129のうちの局所領域134,135,136においては格子を形成し、局所領域134,135,136以外の領域においては放射線が照射されないように、第1リーフ127及び第2リーフ128を移動する。
上記の通り、複数局所格子照射野によれば、空間的に離れた複数の局所領域に限局してグリッド照射することが可能である。当該複数の局所領域を覆う1個の格子照射野でグリッド照射を行う場合に比して被曝を低減することが可能になる。
図10は、図9に示す局所格子照射野134,135,136と腫瘍細胞との位置関係を例示する図である。図10に示すように、局所格子照射野134,135,136各々に異なる種別の腫瘍細胞を割り当てることが可能である。一例として、局所格子照射野134が低酸素細胞を標的とし、局所格子照射野135ががん幹細胞を標的とし、局所格子照射野136が原発性腫瘍細胞を標的とすることが可能である。複数の局所格子照射野134,135,136に対して一度にグリッド照射を実行することができるので、局所格子照射野毎にグリッド照射をする場合に比して治療時間が短縮する。また、空間的に離れた位置に存在する腫瘍細胞に対して同時にグリッド照射することによる治療効果の向上も期待される。
なお、複数の局所格子照射野に亘り同一のリーフ移動単位が割り当てられる場合に限定されず、複数の局所格子照射野に対して異なるリーフ移動単位が割り当てられてもよい。すなわち、各格子開口の間隔及び/又は形状は、複数の局所格子照射野各々について任意に設定可能である。また、全ての局所領域について格子を形成する必要はなく、何れかの局所領域については第1リーフ及び第2リーフを完全に開放させてもよい。
(実施例3)
実施例3に係るガントリ10は、第1絞り機器124と第2絞り機器125とを、照射機器123から照射される放射線のビーム軸126回りに回転可能に支持する支持機構を更に有する。実施例3に係る絞り制御回路113は、第1絞り機器124と第2絞り機器125との少なくとも一方をビーム軸126回りに互いに回転させ、格子の形状を変更する。
図11は、実施例3に係る照射ヘッド122の側面構造を示す図である。図11に示すように、第1支持機構139は、ビーム軸126回りに回転可能に第1絞り機器124を支持している。一例として、第1支持機構139は、照射ヘッド122と第1絞り機器124との間に設けられている。第1支持機構139は、絞り制御回路113による制御に従いビーム軸126回りに第1絞り機器124を回転する。第2支持機構140は、ビーム軸126回りに回転可能に第2絞り機器125を支持している。一例として、第2支持機構140は、第1絞り機器124と第2絞り機器125との間に設けられている。第2支持機構140は、絞り制御回路113による制御に従いビーム軸126回りに第2絞り機器125を回転する。第1絞り機器124と第2絞り機器125との回転により、第1リーフ127と第2リーフ128とが形成する格子開口の形状を変更する。以下、正方形以外の形状の格子開口を有する照射野を非正方形格子照射野と呼ぶことにする。
図12は、非正方形格子照射野を形成する第1リーフ127と第2リーフ128との配置例を例示する図である。図12は、照射機器123から放射線の進行方向に沿って第1リーフ127及び第2リーフ128を見た平面図である。図12には見やすさのため図示していないが、照射口129の中心にビーム軸126が配置されているものとする。図12に示すように、第1絞り機器124と第2絞り機器125との少なくとも一方をビーム軸126回りに互いに回転させ、第1リーフ127と第2リーフ128とが交わる角度を相対的に変更することにより、格子開口138の形状が変更する。一例として、第1リーフ127と第2リーフ128とが成す内角を90度から減少させることにより格子開口138の形状を正方形から平行四辺形に変更することが可能になる。格子開口138の形状を変更することにより、複雑な形状を有する腫瘍又は腫瘍細胞に対しても過不足無く放射線を照射することが可能になる。
なお、上記の第1支持機構139及び第2支持機構140の構成は一例であり、第1絞り機器124と第2絞り機器125とがビーム軸126回りに個別に回転可能であれば、上記構成のみに限定されない。例えば、第1絞り機器124と第2絞り機器125とをビーム軸126回りに個別に回転可能な一台の支持機構が設けられてもよい。
(実施例4)
実施例4に係る絞り制御回路113は、放射線の線量分布に応じて格子の間隔、格子の開口の形状及び/又は格子の形成位置を調整する。具体的には、処理回路31は、リーフ配置決定機能312の実現により、放射線治療計画装置200により生成された線量分布に基づいて第1リーフ127及び第2リーフ128の配置を決定する。一例として、予測線量値が高いほど格子開口が広く、予測線量値が低いほど格子開口が狭くなるように、第1リーフ127及び第2リーフ128の配置が決定される。予測線量値が閾値未満の領域については完全閉塞されるとよい。
格子開口の広さを連続的に変化させることが困難である場合、格子開口の広さを数段階に区分されてもよい。この場合、格子開口の広さの段数に対応して予測線量値の段数も数段階に区分されることとなる。第1リーフ127及び第2リーフ128の配置を決定することは、格子の間隔、格子の開口の形状及び/又は格子の形成位置を決定することに略等しい。絞り制御回路113は、リーフ配置決定機能312により決定された配置に従い第1リーフ127及び第2リーフ128を移動する。これにより格子の間隔、格子の開口の形状及び/又は格子の形成位置が調整される。
図13は、実施例4に係る照射口と格子間隔との位置関係を例示する図である。図13に示すように、照射領域141のうちの中央部142は格子間隔が大きく、周辺部143は格子間隔が小さく設定されてもよい。例えば、中央部142にがん幹細胞が分布し、周辺部143に転移巣細胞が分布し、がん幹細胞には比較的大きい予測線量値が割り当てられ、転移巣細胞には比較的小さい予測線量値が割り当てられるとする。この場合、予測線量値が大きい領域には大きい格子間隔が設定され、予測線量値が小さい領域には小さい格子間隔が設定されるとよい。このように、標的の位置、形状及び/又は予測線量値に応じて格子の間隔、格子の開口の形状及び/又は格子の形成位置が調整されることにより、線量分布に応じてグリッド照射を行うことが可能になる。
(実施例5)
実施例5に係る放射線治療システム1は、格子パターンが異なる複数の線量分布を計算し、複数の線量分布のうちの最適な線量分布に従い放射線治療を実行する。
図14は、実施例5に係る放射線治療システム1による放射線治療の処理手順を示す図である。図14に示すように、医用画像撮像装置100は、患者の医用画像を取得する(ステップS1)。医用画像は、放射線治療計画装置200に供給される。
ステップS1が行われると放射線治療計画装置200は、照射領域を決定する(ステップS2)。ステップS2において放射線治療計画装置200は、操作者による入力機器を介した操作又は画像処理により、医用画像に対して照射領域を決定する。ステップS2が行われると放射線治療計画装置200は、複数の格子パターンに関する線量分布を生成する(ステップS3)。ステップS3において放射線治療計画装置200は、格子パターンは、格子の間隔(格子開口の大きさ)、格子開口の形状及び/又は格子の形成位置の組合せにより規定される。例えば、腫瘍領域に対して格子開口:大、格子開口:小、格子なし(完全開放)の3パターンの線量分布が生成される。
ステップS3が行われると放射線治療計画装置200は、最適な格子パターン及び線量分布を選択する(ステップS4)。例えば、放射線治療計画装置200は、ステップS3において表示された複数の格子パターンにそれぞれ対応する複数の線量分布を表示機器に表示する。操作者は、表示された複数の線量分布を見比べて最適な格子パターンに対応する線量分布を決定し、入力機器を介して当該線量分布を指定する。放射線治療計画装置200は、指定された線量分布及び当該線量分布に対応する格子パターンを選択する。選択された格子パターン及び線量分布のデータは、放射線治療装置400に供給される。
ステップS4が行われると放射線治療装置400は、最適な格子パターン及び線量分布に従い放射線治療を実行する(ステップS5)。ステップS5において処理回路31は、リーフ配置決定機能312の実現により、ステップS4において選択された格子パターン及び線量分布に基づいて第1リーフ127及び第2リーフ128の配置を決定する。次に絞り制御回路113は、決定された配置に第1リーフ127及び第2リーフ128を移動する。これにより選択された格子パターンに応じた格子が第1リーフ127及び第2リーフ128により形成される。そして処理回路31は、治療制御機能311の実現により、照射制御回路111及びガントリ制御回路112を制御してグリッド照射による放射線治療を実行する。
なお、本実施形態は、照射機器123を回転させながら複数回照射する方式にも適用可能である。この場合、絞り制御回路113は、照射機器123の回転角度に応じて格子の間隔(格子開口の大きさ)、格子開口の形状及び/又は格子の形成位置を調整してもよい。典型的には、リーフ配置決定機能312により、所定回転角度毎に第1リーフ127及び第2リーフ128の配置が決定されている。絞り制御回路113は、ガントリ制御回路112により照射機器123が当該回転角度に配置された場合、当該回転角度に対応する配置に第1リーフ127及び第2リーフ128を移動する。これにより回転角度に応じた格子パターンでグリッド照射を行うことが可能になる。
以上により、実施例5に係る放射線治療が終了する。
実施例5に係る放射線治療システム1は、医用画像撮像装置100、放射線治療計画装置200及び放射線治療装置400を有する。医用画像撮像装置100は、患者の医用画像を取得する。放射線治療計画装置200は、前記医用画像に基づいて複数の格子パターンにそれぞれ対応する複数の線量分布を生成し、複数の線量分布の中から特定の線量分布を選択する。放射線治療装置400は、特定の線量分布と当該特定の線量分布に対応する特定の格子パターンとに基づいて第1絞り機器124の第1リーフ127と第2絞り機器125の第2リーフ128とを移動して特定の格子パターンに応じた格子を形成し、当該格子を介して患者に放射線を照射する。上記構成によれば、最適な線量分布及び格子パターンでのグリッド照射を実現することが可能になる。
(総括)
上記の通り、本実施形態に係る放射線治療装置400は、照射機器123、第1絞り機器124、第2絞り機器125及び絞り制御回路113を有する。照射機器123は、放射線を照射する。第1絞り機器124は、照射機器123から照射される放射線の照射方向に設けられ、個別に駆動可能な複数の第1リーフ127を有する。第2絞り機器125は、第1絞り機器124に対して放射線の照射方向に設けられ、個別に駆動可能な複数の第2リーフ128を有する。絞り制御回路113は、複数の第1リーフ127と複数の第2リーフ128とを個別に駆動し、複数の第1リーフ127と複数の第2リーフ128とで格子を形成する。
上記構成によれば、アタッチメントの装着、数回に分けての放射線照射、絞り又は寝台の移動を行いながらの放射線照射を行うことなく、第1絞り機器124と第2絞り機器125とによる第1リーフ127及び第2リーフ128の移動のみによりグリッド照射を実現することが可能になる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、グリッド照射を簡易に実行することができる。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC))、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサは記憶回路に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。なお、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。一方、プロセッサが例えばASICである場合、プログラムが記憶回路に保存される代わりに、当該機能がプロセッサの回路内に論理回路として直接組み込まれる。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1及び図2における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 放射線治療システム
10 ガントリ
11 固定部
12 回転部
20 寝台
30 ホストコンピュータ
31 処理回路
33 通信機器
35 表示機器
37 入力機器
39 記憶装置
71,72 腫瘍
100 医用画像撮像装置
111 照射制御回路
112 ガントリ制御回路
113 絞り制御回路
121 基台
122 照射ヘッド
123 照射機器
124 第1絞り機器
125 第2絞り機器
126 ビーム軸
127 第1リーフ
128 第2リーフ
129 照射口
139 第1支持機構
140 第2支持機構
200 放射線治療計画装置
300 放射線治療情報システム
311 治療制御機能
312 リーフ配置決定機能
400 放射線治療装置

Claims (9)

  1. 放射線を照射する照射部と、
    前記照射部から照射される放射線の照射方向に設けられ、個別に駆動可能な複数の第1リーフを有する第1の絞り部と、
    前記第1の絞り部に対して放射線の照射方向に設けられ、個別に駆動可能な複数の第2リーフを有する第2の絞り部と、
    前記複数の第1リーフと前記複数の第2リーフとを個別に駆動し、前記複数の第1リーフと前記複数の第2リーフとで格子を形成する制御部と、
    を具備する放射線治療装置。
  2. 前記第1の絞り部と前記第2の絞り部とは、前記複数の第1リーフと前記複数の第2リーフとが互いに直交するように配置される、請求項1記載の放射線治療装置。
  3. 前記制御部は、前記照射口の全域において前記格子を形成するように前記複数の第1リーフと前記複数の第2リーフとを個別に駆動する、請求項1記載の放射線治療装置。
  4. 前記制御部は、前記照射口の複数個の局所領域において前記格子を形成するように前記複数の第1リーフと前記複数の第2リーフとを個別に駆動する、請求項1記載の放射線治療装置。
  5. 前記格子の各開口の間隔及び/又は形状は、前記複数個の局所領域各々について任意に設定可能である、請求項4記載の放射線治療装置。
  6. 前記第1の絞り部と前記第2の絞り部とは、前記照射部から照射される放射線のビーム軸回りに回転可能に支持する支持機構を更に備え、
    前記制御部は、前記第1の絞り部と前記第2の絞り部との少なくとも一方を前記ビーム軸回りに互いに回転させ、前記格子の形状を変更する、
    請求項1記載の放射線治療装置。
  7. 前記制御部は、放射線の線量分布に応じて前記格子の間隔、前記格子の開口の形状及び/又は前記格子の形成位置を調整する、請求項1記載の放射線治療装置。
  8. 前記制御部は、前記照射部の回転角度に応じて前記格子の間隔、前記格子の開口の形状及び/又は前記格子の形成位置を調整する、請求項1記載の放射線治療装置。
  9. 患者の医用画像を取得する医用画像撮像装置と、
    前記医用画像に基づいて複数の格子パターンにそれぞれ対応する複数の線量分布を生成し、複数の線量分布の中から特定の線量分布を選択する放射線治療計画装置と、
    前記特定の線量分布と前記特定の線量分布に対応する特定の格子パターンとに基づいて第1絞り機器の第1リーフと第2絞り機器の第2リーフとを移動して前記特定の格子パターンに応じた格子を形成し、前記格子を介して患者に放射線を照射する放射線治療装置と、
    を具備する放射線治療システム。
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