JP2024033602A - 乳房撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロジェクタから出射される光の有効光束におけるケラレを抑制可能な乳房撮影装置を提供する。【解決手段】撮影台と、放射線源と、放射線源及び撮影台を支持するスタンドと、撮影台と放射線源との間で移動可能に配置され、スタンドに支持される圧迫板であって、乳房を圧迫する底板と、底板の被検者側とスタンド側の少なくとも2箇所に設けられる側板とを有する圧迫板と、放射線源よりもスタンド側に配置され、圧迫板および撮影台に向かって画像を投影するプロジェクタと、を備えており、スタンド側の側板における被検者側の面を側板の内壁面とした場合において、内壁面をプロジェクタ側に向けて延長した仮想面と、プロジェクタを水平方向に横切る仮想水平線との交点を仮想交点とした場合において、プロジェクタから圧迫板に向かう光路上における最も圧迫板側の光学素子が、仮想交点よりも被検者側に配置されている、乳房撮影装置。【選択図】図10

Description

本開示は、乳房撮影装置に関する。
特許文献1には、X線を曝射するX線曝射手段と、検出面に入射したX線を検出するX線平面検出器と、乳房を圧迫し固定するための圧迫板と、圧迫板によって乳房を固定する際に参照される参照画像を、圧迫板上又は検出面上に投影する投影手段と、を具備することを特徴とする乳房撮影用X線診断装置が開示されている。特許文献1に記載の技術では、投影手段(例えば、プロジェクタ)を用いて乳房をポジショニングするための参照画像(例えば、スキンライン)を圧迫板又は検出面上に投影することが記載されている。
特開2007-236805号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、プロジェクタから圧迫板に画像を投影する場合に生じる画像のケラレについては考慮されていない。
例えば、圧迫板は、乳房を圧迫する底板の周縁に複数の側板を有する箱型形状をしている場合がある。この場合、プロジェクタから出射される投影光の有効光束のうちの一部が、スタンド側の側板によって遮られることがある。この結果、圧迫板に投影される画像にケラレが生じ、圧迫板上の画像の視認性が低下する場合があった。
本開示の技術は、プロジェクタから出射される光の有効光束におけるケラレを抑制可能な乳房撮影装置を提供する。
本開示の技術に係る第1の態様は、被検者の乳房が載置される撮影台と、乳房に向けて放射線を照射する放射線源と、放射線源及び撮影台を直接的又は間接的に支持するスタンドと、撮影台と放射線源との間で移動可能に配置され、スタンドに直接的又は間接的に支持される圧迫板であって、乳房を圧迫する底板と、底板の被検者側とスタンド側の少なくとも2箇所に設けられる側板とを有する圧迫板と、放射線源よりもスタンド側に配置され、複数の光学素子を介して圧迫板および撮影台に向かって画像を投影するプロジェクタと、を備えており、スタンド側の側板における被検者側の面を側板の内壁面とした場合において、内壁面をプロジェクタ側に向けて延長した仮想面と、プロジェクタを水平方向に横切る仮想水平線との交点を仮想交点とした場合において、複数の光学素子のうち、プロジェクタから出射され圧迫板に向かう光の光路上における最も圧迫板側の光学素子が、仮想交点よりも被検者側に配置されている、乳房撮影装置である。
本開示の技術に係る第2の態様は、内壁面は、圧迫板の移動方向と平行であり、投影光学系が出射する有効光束の最もスタンド側に位置する光線は、移動方向と平行である、第1の態様に係る乳房撮影装置である。
本開示の技術に係る第3の態様は、底板の画像が投影される面において、内壁面が立ち上がる位置と、有効光束の最もスタンド側に位置する光線の投影位置とが一致する、第2の態様に係る乳房撮影装置である。
本開示の技術に係る第4の態様は、圧迫板がプロジェクタに最も近い位置にある場合において、底板の画像が投影される面において、画像の投影可能範囲は、内壁面よりも被検者側に位置する第2の態様に係る乳房撮影装置である。
本開示の技術に係る第5の態様は、内壁面は、底板の画像が投影される面の法線方向と平行である、第1の態様に係る乳房撮影装置である。
本開示の技術に係る第6の態様は、内壁面は、底板の画像が投影される面の法線方向に対して上端がスタンド側に向かって傾斜している、第1の態様に係る乳房撮影装置である。
本開示の技術に係る第7の態様は、画像は、乳房を撮影する際の撮影条件を示す情報を含み、圧迫板において、情報が投影される領域に対して光の透過を抑制する光透過抑制処理が施されている第1の態様に係る乳房撮影装置である。
本開示の技術は、プロジェクタから出射される光の有効光束におけるケラレを抑制可能な乳房撮影装置を提供することができる。
乳房撮影装置の構成の一例を示す外観斜視図である。 乳房撮影装置の使用態様の一例を示す外観斜視図である。 乳房撮影装置の構成の一例を示す外観側面図である。 乳房撮影装置の構成の一例を示すブロック図である。 乳房撮影装置における画像の投影の一例を示す側面図である。 乳房撮影装置における画像の投影の一例を示す模式図である。 プロセッサにおける画像生成処理の一例を示す機能ブロック図である。 比較例に係る乳房撮影装置における画像の投影の一例を示す側面図である。 乳房撮影装置における投影された画像の一例を示す平面図である。 乳房撮影装置における画像の投影の一例を示す側面図である。 圧迫板における画像の投影の一例を示す外観斜視図である。 乳房撮影装置における画像の投影の一例を示す側面図である。 乳房撮影装置における画像の投影の一例を示す側面図である。 乳房撮影装置における画像の投影の一例を示す側面図である。 圧迫板における画像の投影の一例を示す外観斜視図である。
以下、図面を参照して本開示の実施形態を詳細に説明する。
なお、以下の説明では、説明の便宜上、乳房撮影装置10のスタンド20の高さ方向を矢印Zで示し、矢印Z方向を乳房撮影装置10の上方向とし、乳房撮影装置10の上方向の側を乳房撮影装置10の上側とする。以下に示す構造の説明において、「上」とは、乳房撮影装置10の上側を指す。また、以下の説明では、説明の便宜上、乳房撮影装置10の上方向と逆の方向を乳房撮影装置10の下方向とし、乳房撮影装置10の下方向の側を乳房撮影装置10の下側とする。以下に示す構造の説明において、「下」とは、乳房撮影装置10の下側を指す。
また、以下の説明では、説明の便宜上、矢印Z方向と直交する矢印X方向を右方向とし、乳房撮影装置10の右方向の側を乳房撮影装置10の右側とする。以下に示す構造の説明において、「右」とは、乳房撮影装置10の右側を指す。
また、以下の説明では、説明の便宜上、矢印X方向と逆の方向を左方向とし、乳房撮影装置10の左方向の側を乳房撮影装置10の左側とする。以下に示す構造の説明において、「左」とは、乳房撮影装置10の左側を指す。
また、以下の説明では、説明の便宜上、矢印Z方向及び矢印X方向と直交する方向を矢印Yで示し、矢印Y方向を乳房撮影装置10の前方向とし、乳房撮影装置10の前方向の側を乳房撮影装置10の前側とする。以下に示す構造の説明において、「前」とは、乳房撮影装置10の前側を指す。
また、以下の説明では、説明の便宜上、乳房撮影装置10の前方向と逆の方向を乳房撮影装置10の後方向とし、乳房撮影装置10の後方向の側を乳房撮影装置10の後側とする。以下に示す構造の説明において、「後」とは、乳房撮影装置10の後側を指す。
また、本実施形態において、「鉛直方向」とは、完全な鉛直方向の他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差であって、本開示の技術の趣旨に反しない程度の誤差を含めた意味合いでの鉛直方向を指す。また、「水平方向」についても同様であり、完全な水平方向の他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差であって、本開示の技術の趣旨に反しない程度の誤差を含めた意味合いでの水平方向を指す。
図1~図3に示すように、第1実施形態に係る乳房撮影装置10は、被写体となる被検者Fの乳房M(図4参照)に放射線を照射して、乳房Mの放射線画像を撮影する放射線撮影装置である。放射線は一例としてX線であるが、γ線でもよい。被検者Fは、乳房撮影装置10に対して前方側に位置する。被検者Fは、本開示の技術に係る「被検者」の一例である。
乳房撮影装置10は、図示しないコンソールに接続されている。コンソールは撮影オーダに応じて乳房撮影装置10を設定する設定機能の他、乳房撮影装置10が撮影した放射線画像を取得して、取得した放射線画像を表示する機能を有する。コンソールは、LAN(Local Area Network)等のネットワーク(図示せず)を介して、画像データベースサーバ(図示せず)と通信可能に接続されている。
乳房撮影装置10は、スタンド20とアーム21とを有する。スタンド20は、放射線撮影室の床面に設置される台座20Aと、台座20Aから高さ方向に延びる支柱20Bとで構成される。アーム21は、横から見た形状が略C字状であり、支柱20Bに接続されている。アーム21は、支柱20Bに対して高さ方向に移動可能であることにより、被検者Fの身長に応じた高さ調節が可能である。また、アーム21は、支柱20Bに垂直な回転軸回りに回転可能である。スタンド20は、本開示の技術に係る「スタンド」の一例である。
アーム21は、線源収容部22、本体部23、及び撮影台24で構成される。線源収容部22には放射線源25が収容されている。撮影台24には、被検者Fの乳房Mが載置される。撮影台24は、本開示の技術に係る「撮影台」の一例である。撮影台24には放射線検出器26が収容されている。本体部23は、線源収容部22と撮影台24とを一体的に接続する。本体部23は、線源収容部22と撮影台24とを対向する位置に保持する。本体部23の両側には、被検者Fが把持するための手すり27が設けられている。
上述したように、アーム21は、スタンド20の支柱20Bに対して接続されている。また、アーム21は、線源収容部22及び撮影台24を有しており、線源収容部22には放射線源25が収容されている。すなわち、アーム21を介して放射線源25及び撮影台24がスタンド20により支持されている。
放射線源25は、撮影台24に載置された乳房Mに向けて放射線を照射する。放射線源25は、本開示の技術に係る「放射線源」の一例である。放射線源25から出射された放射線は、圧迫板30を透過した後、乳房Mに入射する。放射線検出器26は、乳房Mを透過した放射線を検出して放射線画像を出力する。放射線検出器26は、FPD(Flat Panel Detector)と呼ばれる。放射線検出器26は、放射線を可視光に変換するシンチレータを有し、シンチレータが発する可視光を電気信号に変換する間接変換型でもよいし、放射線を直接電気信号に変換する直接変換型でもよい。
線源収容部22と撮影台24との間には、照射野限定器31が設けられている。照射野限定器31はコリメータとも呼ばれ、撮影台24への放射線の照射野を規定する。
線源収容部22には、フェイスガード32が取り付けられている。フェイスガード32は、放射線が透過しない材料で形成、又はコーティングされており、被検者Fの顔を放射線から防護する。
撮影台24と照射野限定器31との間には、乳房Mを撮影台24との間に挟んで圧迫する圧迫板30が設けられている。圧迫板30は、本開示の技術に係る「圧迫板」の一例である。圧迫板30は、放射線が透過する材料で形成されている。圧迫板30は、撮影台24と対向する位置に配置されている。
圧迫板30は、底板30Aを備えている。底板30Aは、撮影台24との間に乳房Mを挟むことにより、乳房Mを圧迫する。また、圧迫板30は、底板30Aの後方端に設けられた後端壁30B、及び底板30Aの前方端に設けられた前端壁30Cを備えている。本実施形態では、圧迫板30を、上面側が開口された箱形状としているが、これはあくまでも一例にすぎず、圧迫板30は、少なくとも後端壁30B及び前端壁30Cを備えていれば本開示の技術は成立する。底板30Aは、本開示の技術に係る「底板」の一例である。後端壁30B及び前端壁30Cは、本開示の技術に係る「側板」の一例である。後端壁30Bは、本開示の技術に係る「スタンド側の側板」の一例である。
線源収容部22には、プロジェクタ14が収容されている。プロジェクタ14は、線源収容部22において、放射線源25よりも後側に配置されている。プロジェクタ14は、撮影台24の撮影面24Aに向けて画像を投影する。ここで、撮影面24Aは、撮影台24において、放射線源25と対向する面である。また、プロジェクタ14は、圧迫板30における放射線源25と対向する面に向けて画像を投影する。ここで、圧迫板30における放射線源25と対向する面は、圧迫板30の底板30Aである。プロジェクタ14は、本開示の技術に係る「プロジェクタ」の一例である。
駆動機構35は、放射線源25と撮影台24との間で移動可能に圧迫板30を支持している。また、可動部34は、圧迫板30と駆動機構35との間に配置されている。可動部34は、駆動機構35に設けられたレール28に摺動自在に保持されている。レール28は、上下方向に延伸している。
圧迫板30は、可動部34に取り付けられている。可動部34は、後述する駆動機構35によって、圧迫板30と一緒に上下方向に移動する。上下方向は、機能的には、圧迫板30が撮影台24に向かう方向(下方向)と、及び圧迫板30が撮影台24から離れる方向(上方向)である。このように、圧迫板30は、撮影台24との間隔(後述する高さhに相当)を変化させる態様で移動可能に構成されている。
可動部34を介して圧迫板30が駆動機構35に取り付けられている。また、駆動機構35は、撮影台24に設けられている。さらに、上述したように、撮影台24は、アーム21を介してスタンド20に支持されている。従って、圧迫板30がスタンド20によって間接的に支持されている。
図4に示すように、乳房撮影装置10は、制御装置16を備えている。制御装置16は、放射線源25、放射線検出器26、アーム21、駆動機構35及びプロジェクタ14など、乳房撮影装置10の各部の動作を統括的に制御する。図4においては、制御装置16の制御対象を、駆動機構35及びプロジェクタ14に絞って示し、他は省略している。
制御装置16は、例えば、プロセッサ16Aと、RAM(Random Access Memory)16Bと、NVM(Non-volatile memory)16Cと、外部I/F(Inter Face)16Dとを備える。プロセッサ16A、RAM16B、NVM16C、及び外部I/F16Dは、バス16Eを介して電気的に接続されている。
例えば、プロセッサ16Aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、各部を制御する他、後述するように画像処理を行う。また、RAM16Bは、一時的に情報が格納されるメモリであり、プロセッサ16Aによってワークメモリとして用いられる。NVM16Cは、各種プログラム及び各種パラメータ等を記憶する不揮発性の記憶装置である。NVM16Cの一例としては、フラッシュメモリ(例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)及び/又はSSD(Solid State Drive))が挙げられる。なお、フラッシュメモリは、あくまでも一例に過ぎず、HDD(Hard Disk Drive)等の他の不揮発性の記憶装置であってもよいし、2種類以上の不揮発性の記憶装置の組み合わせであってもよい。
外部I/F16Dは、制御装置16と、プロジェクタ14及び駆動機構35との間の情報の授受を司る。外部I/F16Dは、例えば、プロジェクタ14に対して、投影する画像を表す投影光Lを出射させるための信号を出力する。また、外部I/F16Dは、例えば、駆動機構35に対して、駆動機構35の動作を制御するための信号を出力する。
プロジェクタ14は、投影する画像を表示する表示器14Aと、表示器14Aに表示された画像を拡大投影する投影光学系14Dとを備えている(図5も参照)。制御装置16は、表示器14Aの画像表示面14A1における画像の表示を制御する。表示器14Aの一例としては、LCD(Liquid Crystal Display)又はDMD(Digital Micro mirror Device)が挙げられる。DMDは、周知のように、複数の画素に対応する複数のマイクロミラーを備えている。一例として、各マイクロミラーの角度を変化させることにより、光源からの光を投影光学系14Dに入射させるオン光と、投影光学系14Dに入射しないオフ光とに反射方向を変更する。そして、オン光の継続時間によって画素毎の光量が調整される。このように複数の画素に対応する複数のマイクロミラーの角度変化によって、投影する画像の情報を投影光Lに載せる光変調を行う。表示器14AがDMDの場合は、複数のマイクロミラーが二次元に配列された配列面が画像表示面14A1に相当し、投影する画像に応じたマイクロミラーの制御が画像表示に相当する。LCDは、周知のように、複数の画素に対応する複数の液晶セルを備えており、液晶セル毎に光源からの光の透過状態を変化させることで、投影する画像に応じた光変調を行う。表示器14AがLCDの場合は、複数の液晶セルが二次元に配列された配列面が画像表示面14A1に相当する。図4及び図5においては、模式的に表示器14Aを示しているが、表示器14Aには光源が含まれている。また、表示器14Aとしては、有機ELなどの自発光型の発光素子を二次元に配列し、これを画像表示面14A1として機能させるものでもよい。
表示器14Aから出射された投影光Lは、投影光学系14Dに入射し、投影光学系14Dを通過して、圧迫板30の底板30Aに投影される。また、圧迫板30を通過した投影光Lは、撮影台24の撮影面24Aに投影される。投影光学系14Dは、複数の光学素子を含んで構成され、表示器14Aにおいて生成された画像を拡大して圧迫板30及び撮影台24へ向けて投影する。投影光学系14Dは、プロジェクタ14の本体内部に内蔵された内蔵光学系14B(図5参照)と、プロジェクタ14の本体外部に配置された光学素子とで構成される。例えば、内蔵光学系14Bは、光学素子として1枚以上のレンズ14B1を含む。本体外部に配置された光学素子は、本例ではミラー14C(図5参照)である。ミラー14Cは、例えば、内蔵光学系14Bの光軸に対して45°傾斜した姿勢で配置されており、内蔵光学系14Bから出射された投影光Lの進路を圧迫板30及び撮影台24に向けて90°変更する。投影光学系14Dは、本開示の技術に係る「複数の光学素子」の一例である。
駆動機構35は、モータドライバ35A、モータ35B、及びエンコーダ35Cを含んでいる。モータドライバ35Aは、外部I/F16Dを介してプロセッサ16Aから出力された信号に基づいて、モータ35Bを動作させる。モータ35Bは、モータドライバ35Aが出力する電気的な駆動信号に応じて回転し、図示しない動力伝達機構(例えば、送りねじ機構)を介して、圧迫板30を移動させる。エンコーダ35Cは、モータ35Bの回転の機械的変位量を電気信号に変換し、プロセッサ16Aに対して出力する。
エンコーダ35Cは、圧迫板30の移動量を検出するために用いられる。エンコーダ35Cは、例えば、光を透過する複数の小孔が一定間隔で円周上に配列され、モータ35Bの回転軸とともに回転する回転板と、フォトセンサとを組み合わせたロータリーエンコーダである。ロータリーエンコーダは、周知のように回転板の回転に伴って小孔から間欠的に出力されるパルス光をフォトセンサで受光し、受光したパルス光の数に応じたエンコーダパルスを出力する。エンコーダパルスは、モータ35Bの回転の機械的変位量を表す電気信号の一例である。プロセッサ16Aは、エンコーダパルスをカウントすることにより、モータ35Bの回転量を導出し、導出した回転量から圧迫板30の移動量を検出する。なお、エンコーダ35Cは、ロータリーエンコーダの代わりに、圧迫板30の移動量を検出するリニアエンコーダでもよい。また、モータ35Bとしてパルスモータを使用し、プロセッサ16Aがモータ35Bに出力する駆動パルスをカウントすることにより、圧迫板30の移動量を検出してもよい。
図5及び図6に示すように、乳房撮影装置10では、プロジェクタ14から投影光Lを出射させることにより、情報を撮影面24A及び圧迫板30の底板30Aに投影する。プロジェクタ14は、撮影面24A及び圧迫板30の底板30Aのそれぞれに異なる情報を投影することが可能である。
圧迫板30の底板30Aには、撮影条件を示す情報である撮影条件情報50が投影される。撮影条件とは、例えば、乳房Mに対する現在の圧迫圧力、圧迫厚みt、撮影手技の種類が挙げられる。圧迫圧力は、例えば、乳房Mを圧迫板30で圧迫した場合に圧迫板30に加わる反力を圧力測定器(図示せず)によって計測することにより求められる。圧力測定器は例えば撮影台24に設けられる。圧迫厚みtは、乳房Mを圧迫した状態における圧迫板30の撮影面24Aに対する高さを計測することにより求められる。圧迫板30の高さは、例えば、エンコーダ35Cによって検出される圧迫板30の移動量に基づいて計測される。撮影手技としては、例えば、乳房Mを被検者Fの頭尾方向から圧迫して撮影するCC撮影(CC; Cranio-Caudal)、乳房Mを被検者Fの頭尾方向に対して傾斜した方向から圧迫して撮影するMLO撮影(MLO; Medio-Lateral)などがある。撮影手技は、例えば、予め操作者によって入力される。また、その他の撮影条件として、例えば、過去の撮影条件(圧迫圧力、圧迫厚みt、及び撮影手技の種類など)が挙げられる。さらに、その他の撮影条件として、被検者Fを特定可能な情報(例えば、被検者Fの氏名、性別、年齢、又は被検者ID(identification)等)が挙げられる。さらに、その他の撮影条件として、乳房撮影検査に関する情報(検査日時、検査実施者、放射線照射時間、又は放射線照射時の線源の出力若しくは管電圧等)が挙げられる。撮影条件情報50は、本開示の技術に係る「情報」の一例である。
圧迫板30の底板30Aにおいて、撮影条件情報50が投影される領域51には、光の透過を抑制する処理が施されている。図6に示す例では、撮影条件情報50が投影される領域51に、粗面化処理が施されている。これにより、撮影条件情報50を表す投影光Lが圧迫板30を透過しにくくなり、圧迫板30上での反射光量が増加する。これにより、圧迫板30上において撮影条件情報50が明瞭に視認される。ここで、粗面化処理の一例としては、ブラスト加工が挙げられる。また、光の透過を抑制する処理のその他の例としては、圧迫板30に撮影条件情報50が投影される領域51に投影光Lに対して不透明な部材が取り付けられてもよい。例えば、圧迫板30の領域51にシールが貼り付けられる態様であってもよい。
圧迫板30の領域51以外の部分は、投影光Lに対して透明な材質である。このため、圧迫板30を透過した投影光Lは、撮影面24Aに投影される。撮影面24A上には、乳房Mを載置する際の指標となる乳房Mの輪郭を示すスキンライン24Bが投影される。スキンライン24Bの示す乳房Mの輪郭は、過去の検査において撮影した検査画像から乳房Mの輪郭を抽出することにより得られる。撮影面24Aと放射線検出器26の検出面との相対的な位置関係は既知であるため、放射線検出器26で検出された検査画像に写るスキンラインの位置から、撮影面24A上において投影すべきスキンライン24Bの投影位置を導出することができる。このように過去の検査時のスキンライン24Bを表示することで、過去の検査時と同じ位置で乳房Mを撮影することが可能となり、経過観察を行う際などに有効である。
撮影台24の撮影面24A上には、被検者Fの乳房Mがユーザによってポジショニングされる。乳房Mがポジショニングされた状態で、圧迫板30により乳房Mが圧迫される。そして、図5及び図6に示すように、圧迫板30には、撮影条件情報50が投影され、さらに撮影面24Aには、スキンライン24Bが投影される。なお、撮影面24Aには、スキンライン24Bに代えて、又はスキンライン24Bとともに乳房Mの乳頭の位置を示すマーク(例えば、乳頭の位置に交点を有する十字のマーク)が投影されてもよい。
投影光学系14Dの投影倍率は、例えば、画像表示面14A1に表示可能な最大サイズの画像が、撮影面24Aの範囲内に収まるように設定されている。このため、画像表示面14A1に表示される情報のうち、撮影面24Aに到達する投影光Lが担持する情報は、すべて撮影面24Aに投影される。
ここで、圧迫板30は、上下方向(図5中に示すZ方向に沿った方向)に移動する。これにより、圧迫板30とプロジェクタ14との間の距離が変化する。そのため、投影光学系14Dの投影倍率が固定されていても、プロジェクタ14から圧迫板30までの画像の投影距離が変化するため、圧迫板30における投影可能範囲R(図10参照)が変化する。より具体的には、圧迫板30における撮影条件情報50の表示サイズが変化する。例えば、圧迫板30がプロジェクタ14に最も近い側で、撮影条件情報50の表示サイズが最も小さくなり、プロジェクタ14から離れるほど、撮影条件情報50の表示サイズが大きくなる。そして、プロジェクタ14から最も離れた位置で、撮影条件情報50の表示サイズが最も大きくなる。また、圧迫板30に対して投影光Lの光束が入射する向きによっては、表示サイズが変化することにより、圧迫板30内における表示位置が変化する場合もある。このように、圧迫板30が移動することで、撮影条件情報50の表示サイズ及び表示位置の少なくとも一方が変化してしまうので、撮影条件情報50が圧迫板30からはみ出したり、撮影条件情報50が小さすぎて内容の判読ができなかったりする。この結果、ユーザによる撮影条件情報50の視認性が低下する。
一方、撮影面24Aでは、プロジェクタ14からの投影距離が一定の為、プロジェクタ14から投影されるスキンライン24Bの表示サイズは変化しない。また、上述したようにプロジェクタ14の投影光学系14Dのピントも撮影面24Aまでの距離に応じて予め調整されている。投影光学系14Dのピントは、例えば、投影光学系14Dの光学素子の配置、及び撮影面24Aとプロジェクタ14との距離等に基づいて光学的に設定される。例えば、投影光学系14Dのピントは、撮影面24Aと、統計的に求められた乳房Mの厚みt分、撮影面24Aからプロジェクタ14に近い位置との範囲内に調整されている。ここで、統計的に求められた乳房Mの厚みtとは、例えば、複数の被検者Fの乳房Mの厚みtの平均値であるが、これはあくまでも一例にすぎない。例えば、統計的に求められた乳房Mの厚みtは、複数の被検者Fの乳房Mの厚みtの最頻値であってもよいし、中央値であってもよい。本例では、投影光学系14Dのピントは、撮影面24Aにあっている。
このように、乳房撮影装置10では、プロジェクタ14からの投影距離が変化する圧迫板30において、撮影条件情報50を投影させ、かつ投影距離の変化しない撮影面24Aにおいて、スキンライン24Bを投影する。
そこで、図6に示すように、プロセッサ16Aは、1台のプロジェクタ14の表示器14Aを制御することにより、撮影面24Aにはスキンライン24Bを、圧迫板30の底板30Aに対しては撮影条件情報50をというように、投影距離が異なる2つの面に対する適切な投影を実現している。まず、プロジェクタ14の表示器14Aに表示される情報は、撮影条件情報50とスキンライン24Bとを含む画像52である(図6、図9及び図11参照)。そして、プロセッサ16Aは、表示器14Aを制御することにより、画像表示面14A1において、スキンライン24Bの表示サイズ及び表示位置とは独立に、画像52の撮影条件情報50の表示サイズ及び表示位置を圧迫板30の移動に応じて変化させる。また、プロセッサ16Aは、表示器14Aの画像表示面14A1における画像52のスキンライン24Bの表示サイズ及び表示位置を予め設定する。画像52は、本開示の技術に係る「画像」の一例である。
図7に示すように、プロセッサ16Aは、表示器14Aに表示させるための画像52を生成する画像生成処理を実行する。先ず、プロセッサ16Aは、画像52における撮影条件情報50を取得する。例えば、プロセッサ16Aは、圧力測定器の計測値及び圧迫板30の高さから、撮影条件情報50の圧迫厚みt及び圧迫力等を取得する。また、プロセッサ16Aは、操作者の入力情報から、撮影手技を取得する。また、プロセッサ16Aは、過去に撮影された乳房Mの検査画像から導出されたスキンライン24Bの情報(スキンライン24Bの形状及び位置を表す座標情報)を取得する。そして、プロセッサ16Aは、取得した撮影条件情報50及びスキンライン24Bに基づいて、それぞれの情報を表す画像52A及び52Bを生成する。そして、プロセッサ16Aは、2つの画像52A及び52Bを合成し、撮影条件情報50及びスキンライン24Bを含む画像52を生成する。
さらに、プロセッサ16Aは、圧迫板30の位置及び圧迫板30における投影可能範囲Rに応じて、生成された画像52内における撮影条件情報50の表示サイズ及び表示位置を調整する。一方、撮影面24Aまでの投影距離は固定であるため、画像52のうち、撮影面24Aに投影されるスキンライン24Bについては、圧迫板30の位置に応じた表示サイズ及び表示位置は行われない。すなわち、プロセッサ16Aは、画像52内におけるスキンライン24Bの表示サイズ及び表示位置に対する調整とは独立して、撮影条件情報50に対する表示サイズ及び表示位置の調整を行う。
プロセッサ16Aは、上述したとおり、駆動機構35のエンコーダ35C(図4参照)からのエンコーダパルスをカウントすることにより、圧迫板30の移動量を検出する。そして、検出した移動量に応じて圧迫板30の位置を求める。プロセッサ16Aは、圧迫板30の位置に基づいて画像52内における撮影条件情報50の表示サイズ及び表示位置を調整する。このように、圧迫板30の位置(すなわち、撮影面24Aからの高さh)に応じた画像52が生成される。図7において、画像生成処理によって生成される高さに応じた画像52は、圧迫板30の位置に応じて撮影条件情報50の表示位置及び表示サイズが変化している様子を示している。
プロセッサ16Aは、圧迫板30の位置に応じた画像52を示す信号をプロジェクタ14の表示器14Aに対して出力する。表示器14Aは、プロセッサ16Aから取得した信号に基づいて、画像表示面14A1において画像52を表示する。そして、プロジェクタ14は、投影光学系14Dを介して、画像52を示す投影光Lを出射する。このように、撮影条件情報50の表示サイズ及び表示位置は、圧迫板30の位置に応じて調整される。
ここで、図8に示すように、比較例の乳房撮影装置10Aを考える。上述したように線源収容部22には、放射線源25及び照射野限定器31が収容されている。乳房撮影装置10Aにおいて、プロジェクタ14は、放射線源25及び照射野限定器31との干渉を避けるために、水平方向(図8に示すY方向に沿った方向)において、放射線源25及び照射野限定器31よりもスタンド20側に配置されている。すなわち、プロジェクタ14は、放射線源25及び照射野限定器31よりも後方側に配置されている。これにより、プロジェクタ14が放射線照射範囲から外れるので、乳房Mの撮影において放射線がプロジェクタ14によって遮られることが抑制される。
しかし、プロジェクタ14をスタンド20側(すなわち、後方側)に配置するということは、プロジェクタ14から出射される投影光Lの出射点も後方に移動することを意味する。上述したように、圧迫板30は、箱形状とされており、圧迫板30は、後端壁30Bを備えている。そのため、プロジェクタ14から出射される投影光Lの有効光束Eのうちの一部が、後端壁30Bによって遮られることがある。すなわち、投影光Lは、ある広がり角をもって出射点から広がるため、圧迫板30を側面視した場合(すなわち、図8に示すX方向に沿った方向で見た場合)において、有効光束Eの範囲内に後端壁30Bが入ることがある。ここで、有効光束Eとは、プロジェクタ14が出射する光束のうち、投影する画像52の情報を含む光束を指す。有効光束Eは、本開示の技術に係る「有効光束」の一例である。
また、乳房撮影装置10において、圧迫板30は、上下方向(図8中に示すZ方向に沿った方向)に移動する。これにより、圧迫板30とプロジェクタ14との間の距離が変化するため、圧迫板30の後端壁30Bによって有効光束Eの一部が遮られやすくなる。すなわち、圧迫板30がプロジェクタ14側へ移動すると、有効光束Eの範囲内に後端壁30Bが入りやすくなる。
図9に示すように、有効光束Eの一部が後端壁30Bによって遮られると、圧迫板30に投影される画像52の一部が欠ける(いわゆる、ケラレKが発生する)。このため、圧迫板30に投影される撮影条件情報50の判読が困難になるなど、撮影条件情報50の視認性が低下する場合がある。図9においてはケラレKを模式的にハッチングで示しているが、実際には、ケラレKが生じた場合は、撮影条件情報50の一部が欠けてしまうことになる。
そこで、本実施形態に係る乳房撮影装置10では、プロジェクタ14の投影光学系14Dにおける最も圧迫板30側の光学素子を仮想交点Cよりも前方に配置している。仮想交点Cとは、後端壁30Bの前面30B1を延長した仮想面Aと、水平方向においてプロジェクタ14を横切る仮想水平線Bとの交点である。
図10及び図11に示すように、プロジェクタ14の投影光学系14Dは、ミラー14Cを含んでいる。投影光Lは、ミラー14Cで反射された後、圧迫板30及び撮影台24へ向けて出射される。換言すれば、ミラー14Cは、投影光学系14Dの投影光Lの光路上において最も圧迫板30側に配置されている。ミラー14Cは、本開示の技術に係る「最も圧迫板側の光学素子」の一例である。
上述したように圧迫板30は、後端壁30Bを備えている。後端壁30Bは、圧迫板30の後端において、鉛直方向上方(すなわち、図10に示すZ方向)へ立ち上がる壁である。換言すれば、乳房撮影装置10において、後端壁30Bは、放射線源25へ向かって立ち上がっている。後端壁30Bは、前側の面(すなわち、被検者F側の面)である前面30B1を有する。前面30B1は、底板30Aの法線方向と平行とされている。本実施形態において、「平行」とは完全な平行の他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差であって、本開示の技術の趣旨に反しない程度の誤差を含めた意味合いでの平行を指す。前面30B1は、本開示の技術に係る「内壁面」の一例である。
仮想面Aは、圧迫板30の後端壁30Bにおいて、前面30B1を仮想的に上方に向けて延長した平面である。従って、仮想面Aも底板30Aの法線方向に平行となっている。底板30Aの法線方向は、例えば鉛直方向である。仮想面Aは、本開示の技術に係る「仮想面」の一例である。
仮想水平線Bは、水平方向(すなわち、図10に示すY方向に沿った方向)において、プロジェクタ14を横切る仮想的な水平線(すなわち、水平方向沿った直線)である。ここで、プロジェクタ14を横切るとは、プロジェクタ14の高さPH(すなわち、図10に示すZ方向に沿った方向における距離)の範囲内で、プロジェクタ14と交差することを指す。そして、仮想交点Cは、仮想面Aと仮想水平線Bとの仮想的な交点である。仮想水平線Bは、本開示の技術に係る「仮想水平線」の一例である。また、仮想交点Cは、本開示の技術に係る「仮想交点」の一例である。
ミラー14Cは、仮想交点Cよりも前方に配置されている。すなわち、ミラー14Cは、仮想交点Cよりも被検者F側に配置されている。ここで、ミラー14Cが仮想交点Cよりも前方に配置されているとは、ミラー14Cのうちの投影光Lの反射に供される部位(例えば、鏡面の一部)が仮想交点Cよりも前方に配置されていることを指す。ミラー14Cが、仮想交点Cよりも前方に配置されていることで、投影光Lの出射点が後端壁30Bよりも前方に位置する。
ここで、圧迫板30の移動方向は、底板30Aの法線方向に沿っている。また、後端壁30Bの前面30B1も底板30Aの法線方向に平行となっている。すなわち、圧迫板30の移動方向と後端壁30Bの前面30B1とは、平行となっている。また、圧迫板30を側面視した場合(すなわち、図10に示すX方向に沿った方向で見た場合)において、有効光束Eの後方端に位置する光線E1は、圧迫板30の移動方向と平行となっている。有効光束Eの後方端に位置する光線E1は、有効光束Eに含まれる光の中で後端壁30Bによって最も遮られやすい。有効光束Eの後方端に位置する光線E1が、圧迫板30の移動方向と平行なため、圧迫板30が移動しても、有効光束Eの後方端に位置する光線E1が、後端壁30Bによって遮られることが抑制される。すなわち、光線E1が底板30Aの法線方向に沿って圧迫板30に向かって出射され、さらに後端壁30Bの前面30B1も底板30Aの法線方向に沿っている。従って、後端壁30Bの前面30B1によって光線E1の進行が妨げられることが抑制される。
上述したように、投影光Lが圧迫板30に向かって出射することで、圧迫板30の底板30Aに画像52のうちの撮影条件情報50が投影される。図11に示すように、後端壁30Bが立ち上がる前方側の位置Pと、有効光束Eの後方端に位置する光線E1の投影位置とが一致している。換言すれば、後端壁30Bの立ち上がる前方側の位置Pと、画像52の後方端とが一致している。本実施形態において、「一致」とは、完全な一致の他に、本開示の技術が属する技術分野で一般的に許容される誤差であって、本開示の技術の趣旨に反しない程度の誤差を含めた意味合いでの一致を指す。
光線E1は、圧迫板30の底板30Aの法線方向に沿って圧迫板30に出射される。圧迫板30も底板30Aの法線方向に沿って移動する。このため、位置Pと光線E1の投影位置とが一致した状態で、圧迫板30が移動可能である。従って、圧迫板30が移動しても有効光束Eの一部が後端壁30Bによって遮られることが抑制される。さらに、位置Pと光線E1の投影位置が一致しているということは、有効光束Eの示す画像52の投影可能範囲Rが、底板30Aの後端側まで最大限広くなっていることを意味する。
換言すれば、圧迫板30が最もプロジェクタ14に近い位置にある場合において、圧迫板30の底板30Aにおいて、画像52の投影可能範囲Rは、後端壁30Bよりも前方に位置する。このように、有効光束Eの示す画像52の投影可能範囲Rが、底板30Aの後端側まで最大限広くなっている。
そして、ユーザは、圧迫板30の底板30Aに表示された撮影条件情報50を確認しながら、乳房撮影装置10において圧迫板30を下降させて、ポジショニングされた乳房Mを圧迫させる。
以上説明したように、本実施形態に係る乳房撮影装置10では、圧迫板30の後端壁30Bの前面30B1をプロジェクタ14側に向けて延長した仮想面Aと、プロジェクタ14を水平方向に横切る仮想水平線Bとの仮想交点Cよりも前方に、プロジェクタ14の最も圧迫板30側の光学素子であるミラー14Cが配置されている。仮想交点Cよりも前方に最も圧迫板30側の光学素子であるミラー14Cがあるということは、プロジェクタ14から出射される光の出射点が、圧迫板30の後端壁30Bの前面30B1よりも前方にあることを意味する。これにより、最も圧迫板30側の光学素子であるミラー14Cが仮想交点Cよりも後方にある場合と比較して、プロジェクタ14から出射される光の有効光束Eにおける後方側の光線E1が、圧迫板30の後端壁30Bによって遮られることが抑制される。すなわち、プロジェクタ14から出射される光の有効光束Eにおけるケラレが抑制される。
また、本実施形態に係る乳房撮影装置10では、圧迫板30の後端壁30Bの前面30B1は、圧迫板30の移動方向と平行であり、有効光束Eの後方端に位置する光線E1は、圧迫板30の移動方向と平行である。すなわち、後端壁30Bの前面30B1、圧迫板30の移動方向、及び有効光束Eのうち後方端に位置する光線E1が、すべて平行である。このため、圧迫板30の移動方向が、後端壁30Bの前面30B1又は有効光束Eの後方端に位置する光線E1と平行でない場合と比較して、圧迫板30が移動方向のどの位置にあっても有効光束のケラレが抑制される。
また、本実施形態に係る乳房撮影装置10では、圧迫板30に画像52が投影される底板30Aにおいて、後端壁30Bが立ち上がる前方側の位置Pと、有効光束Eの後方端に位置する光線E1の投影位置とが一致する。後端壁30Bが立ち上がる前方側の位置Pよりも前側に、有効光束Eの後方端に位置する光線E1の投影位置がある場合と比較して、画像52の投影可能範囲Rを、後端側に最大限広げることができる。
また、本実施形態に係る乳房撮影装置10では、圧迫板30がプロジェクタ14に最も近い位置にある場合において、圧迫板30の底板30Aにおいて画像52の投影可能範囲Rは、後端壁30Bよりも前方に位置する。これにより、画像52の投影可能範囲Rを、後端側に最大限広げることができる。
また、本実施形態に係る乳房撮影装置10では、後端壁30Bの前面30B1が圧迫板30の底板30Aの法線方向(例えば、鉛直方向)と平行であるので、後端壁30Bが傾斜している場合と比較して圧迫板30を使いやすい場合がある。
また、本実施形態に係る乳房撮影装置10では、画像52は、乳房Mを撮影する際の撮影条件を示す情報である撮影条件情報50を含んでおり、圧迫板30において、撮影条件情報50が投影される領域51に対して光の透過を抑制する光透過抑制処理が施されている。これにより、圧迫板30に光透過抑制処理が施されていない場合と比較して、圧迫板30の底板30Aに投影される撮影条件情報50の視認性が向上する。
(第1変形例)
上記第1実施形態では、投影光学系14Dにおいて、最も圧迫板30側に設けられた光学素子がミラー14Cである形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。投影光学系14Dにおいて、最も圧迫板30側に設けられた光学素子は、ミラー14C以外であってもよい。
図12に示すように、プロジェクタ14は、内蔵光学系14Bを有している。内蔵光学系14Bは、レンズ14B1と、ミラー14B2とを備えている。表示器14Aから出射された投影光Lは、ミラー14B2で反射された後、レンズ14B1から圧迫板30に向けて出射される。すなわち、投影光学系14Dにおいて、投影光Lの光路上における最も圧迫板30側に設けられた光学素子は、レンズ14B1である。本変形例において、内蔵光学系は、本開示の技術に係る「複数の光学素子」の一例である。レンズ14B1は、本開示の技術に係る「最も圧迫板側に設けられた光学素子」の一例である。
仮想面Aは、圧迫板30の後端壁30Bにおいて、前面30B1を仮想的に延長した平面である。また、仮想水平線Bは、プロジェクタ14を水平方向に横切る仮想直線である。仮想交点Cは、仮想面Aと仮想水平線Bとの仮想的な交点である。レンズ14B1は、仮想交点Cよりも前方に配置されている。レンズ14B1が、仮想交点Cよりも前方に配置されていることで、投影光Lの出射点が後端壁30Bよりも前方に位置する。
以上説明したように、本第1変形例に係る乳房撮影装置10では、圧迫板30の後端壁30Bの前面30B1をプロジェクタ14側に向けて延長した仮想面Aと、プロジェクタ14を水平方向に横切る仮想水平線Bとの仮想交点Cよりも前方に、プロジェクタ14の最も圧迫板30側の光学素子であるレンズ14B1が配置されている。これにより、最も圧迫板30側の光学素子であるレンズ14B1が仮想交点Cよりも後方にある場合と比較して、プロジェクタ14から出射される光の有効光束Eにおける後方側の光線E1が、圧迫板30の後端壁30Bによって遮られることが抑制される。すなわち、プロジェクタ14から出射される光の有効光束Eにおけるケラレが抑制される。
(第2変形例)
上記第1実施形態では、有効光束Eの後方端に位置する光線E1は、圧迫板30の移動方向と平行となっている形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。本第2変形例では、有効光束Eの後方端に位置する光線E1は、圧迫板30の移動方向と平行となっていない。
図13に示すように、投影光Lは、ミラー14Cで反射された後、圧迫板30及び撮影台24へ向けて出射される。ここで、圧迫板30を側面視した場合(すなわち、図13に示すX方向に沿った方向で見た場合)において、有効光束Eの後方端に位置する光線E1は、圧迫板30の移動方向と平行となっていない。すなわち、圧迫板30の移動方向は、底板30Aの法線方向(図13に示すZ方向に沿った方向)であり、圧迫板30を側面視した場合において、光線E1の進行方向は、底板30Aの法線方向に対して傾斜している。すなわち、光線E1の出射点が、投影位置に対して前方側に位置している。
上述したように、ミラー14Cが仮想交点Cよりも前方に位置することで、有効光束Eの出射点が後端壁30Bよりも前方側に位置する。従って、圧迫板30が移動しても、有効光束Eの後方端に位置する光線E1が、後端壁30Bによって遮られることが抑制される。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では、後端壁30Bが底板30Aの法線方向に沿っている形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。本第2実施形態では、後端壁30Dの前面30D1が、後方に向かって傾斜している。
図14及び図15に示すように、圧迫板30は、後端壁30Dを備えている。後端壁30Dは、圧迫板30の後端において、鉛直方向(すなわち、図14に示すZ方向)上方へ立ち上がる壁である。後端壁30Dの前面30D1は、底板30Aの法線方向に対して、上端が後方へ傾斜している。後端壁30Dは、本開示の技術に係る「スタンド側の側板」の一例であり、前面30D1は、本開示の技術に係る「内壁面」の一例である。
仮想面Aは、圧迫板30の後端壁30Dにおいて、前面30D1を上方へ仮想的に延長した平面である。従って、側面視した場合において、仮想面Aも底板30Aの法線方向に対して傾斜している。
仮想水平線Bは、水平方向(すなわち、図14に示すY方向に沿った方向)において、プロジェクタ14を横切る仮想的な直線である。仮想交点Cは、仮想面Aと仮想水平線Bとの仮想的な交点である。
ミラー14Cは、仮想交点Cよりも前方に配置されている。ミラー14Cが、仮想交点Cよりも前方に配置されていることで、投影光Lの出射点が後端壁30Dよりも前方に位置する。これにより、有効光束Eの後方端に位置する光線E1が、後端壁30Dによって遮られることが抑制される。
ここで、圧迫板30は、底板30Aの法線方向に沿って移動可能である。このため、仮想面Aも圧迫板30の移動とともに平行移動する。これにより、仮想交点Cの位置も変化することになる。本実施形態において、ミラー14Cが仮想交点Cよりも前方に位置しているとは、複数の仮想交点Cのうちの圧迫板30が最も高い位置(すなわち、撮影面24Aからの距離hが最も離れている位置)にある場合の仮想交点Cよりも前方に位置することを指す。
以上説明したように、本第2実施形態に係る乳房撮影装置10では、後端壁30Dの前面30D1の上端が後方に向かって傾斜している。また、プロジェクタ14の投影光学系14Dの最も圧迫板30側に設けられた光学素子であるミラー14Cが、仮想交点Cよりも前方に位置する。仮想交点Cは、前面30D1を仮想的に延長した仮想面Aと、プロジェクタ14を水平方向に横切る仮想水平線Bとの交点である。つまり、前面30D1が後方に向かって傾斜しているため、仮想交点Cの位置も後方に移動する。従って、後端壁30Dの前面30D1が、底板30Aの法線方向に沿って延びている場合よりも、最も圧迫板30側に設けられた光学素子を含む投影光学系14Dを後方に配置することができる。これにより、乳房撮影装置10における設計の自由度が向上する。
また、上記実施形態では、圧迫板30に撮影条件情報50が投影され、撮影面24Aにスキンライン24Bが表示される形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、圧迫板30に撮影条件情報50及びスキンライン24Bが表示される態様であってもよい。この場合、圧迫板30において、スキンライン24Bが表示される領域にも透過抑制処理が施される。ただし、この場合、圧迫板30を通して乳房Mが見えづらくなるので、上記実施形態で説明したように、投影光Lが圧迫板30を透過し、撮影面24Aにスキンライン24Bが表示される態様がより好ましい。
上記のプロセッサには、CPUの他、GPU(Graphics Processing Unit)が含まれる。また、上記のプロセッサは、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能するCPU等の汎用的なプロセッサに限られず、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる
以上に示した記載内容及び図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用、及び効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用、及び効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容及び図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことは言うまでもない。また、錯綜を回避し、本開示の技術に係る部分の理解を容易にするために、以上に示した記載内容及び図示内容では、本開示の技術の実施を可能にする上で特に説明を要しない技術常識等に関する説明は省略されている。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
上記実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
<付記1>
被検者の乳房が載置される撮影台と、
上記乳房に向けて放射線を照射する放射線源と、
上記放射線源及び上記撮影台を直接的又は間接的に支持するスタンドと、
上記撮影台と上記放射線源との間で移動可能に配置され、上記スタンドに直接的又は間接的に支持される圧迫板であって、上記乳房を圧迫する底板と、上記底板の上記被検者側と上記スタンド側の少なくとも2箇所に設けられる側板とを有する圧迫板と、
上記放射線源よりも上記スタンド側に配置され、複数の光学素子を介して上記圧迫板および上記撮影台に向かって画像を投影するプロジェクタと、を備えており、
上記スタンド側の側板における上記被検者側の面を上記側板の内壁面とした場合において、上記内壁面を上記プロジェクタ側に向けて延長した仮想面と、上記プロジェクタを水平方向に横切る仮想水平線との交点を仮想交点とした場合において、複数の上記光学素子のうち、上記プロジェクタから出射され上記圧迫板に向かう光の光路上における最も上記圧迫板側の光学素子が、上記仮想交点よりも上記被検者側に配置されている、
乳房撮影装置。
<付記2>
上記内壁面は、上記圧迫板の移動方向と平行であり、
上記投影光学系が出射する有効光束の最も上記スタンド側に位置する光線は、上記移動方向と平行である、
付記1に記載の乳房撮影装置。
<付記3>
上記底板の上記画像が投影される面において、上記内壁面が立ち上がる位置と、上記有効光束の最も上記スタンド側に位置する光線の投影位置とが一致する、
付記1又は付記2に記載の乳房撮影装置。
<付記4>
上記圧迫板が上記プロジェクタに最も近い位置にある場合において、上記底板の上記画像が投影される面において、上記画像の投影可能範囲は、上記内壁面よりも上記被検者側に位置する
付記1から付記3の何れか一つに記載の乳房撮影装置。
<付記5>
上記内壁面は、上記底板の上記画像が投影される面の法線方向と平行である、
付記1から付記4の何れか一つに記載の乳房撮影装置。
<付記6>
上記内壁面は、上記底板の上記画像が投影される面の法線方向に対して上端が上記スタンド側に向かって傾斜している、
付記1から付記4の何れか一つに記載の乳房撮影装置。
<付記7>
上記画像は、上記乳房を撮影する際の撮影条件を示す情報を含み、
上記圧迫板において、上記情報が投影される領域に対して光の透過を抑制する光透過抑制処理が施されている
付記1から付記6の何れか一つに記載の乳房撮影装置。
10,10A 乳房撮影装置
14 プロジェクタ
14A 表示器
14A1 画像表示面
14B 内蔵光学系
14B1 レンズ
14B2,14C ミラー
14D 投影光学系
16 制御装置
16A プロセッサ
16B RAM
16C NVM
16D 外部I/F
16E バス
20 スタンド
20A 台座
20B 支柱
21 アーム
22 線源収容部
23 本体部
24 撮影台
24A 撮影面
24B スキンライン
25 放射線源
26 放射線検出器
28 レール
30 圧迫板
30A 底板
30B,30D 後端壁
30B1,30D1 前面
30C 前端壁
31 照射野限定器
32 フェイスガード
34 可動部
35 駆動機構
35A モータドライバ
35B モータ
35C エンコーダ
50 撮影条件情報
51 領域
52,52A,52B 画像
A 仮想面
B 仮想水平線
C 仮想交点
E 有効光束
E1 光線
F 被検者
K ケラレ
L 投影光
M 乳房
P 位置
R 投影可能範囲
t 乳房圧迫厚み
h 高さ
X,Y,Z 矢印

Claims (7)

  1. 被検者の乳房が載置される撮影台と、
    前記乳房に向けて放射線を照射する放射線源と、
    前記放射線源及び前記撮影台を直接的又は間接的に支持するスタンドと、
    前記撮影台と前記放射線源との間で移動可能に配置され、前記スタンドに直接的又は間接的に支持される圧迫板であって、前記乳房を圧迫する底板と、前記底板の前記被検者側と前記スタンド側の少なくとも2箇所に設けられる側板とを有する圧迫板と、
    前記放射線源よりも前記スタンド側に配置され、複数の光学素子を介して前記圧迫板および前記撮影台に向かって画像を投影するプロジェクタと、を備えており、
    前記スタンド側の側板における前記被検者側の面を前記側板の内壁面とした場合において、前記内壁面を前記プロジェクタ側に向けて延長した仮想面と、前記プロジェクタを水平方向に横切る仮想水平線との交点を仮想交点とした場合において、複数の前記光学素子のうち、前記プロジェクタから出射され前記圧迫板に向かう光の光路上における最も前記圧迫板側の光学素子が、前記仮想交点よりも前記被検者側に配置されている、
    乳房撮影装置。
  2. 前記内壁面は、前記圧迫板の移動方向と平行であり、
    前記プロジェクタが出射する有効光束の最も前記スタンド側に位置する光線は、前記移動方向と平行である、
    請求項1に記載の乳房撮影装置。
  3. 前記底板の前記画像が投影される面において、前記内壁面が立ち上がる位置と、前記有効光束の最も前記スタンド側に位置する光線の投影位置とが一致する、
    請求項2に記載の乳房撮影装置。
  4. 前記圧迫板が前記プロジェクタに最も近い位置にある場合において、前記底板の前記画像が投影される面において、前記画像の投影可能範囲は、前記内壁面よりも前記被検者側に位置する
    請求項2に記載の乳房撮影装置。
  5. 前記内壁面は、前記底板の前記画像が投影される面の法線方向と平行である、
    請求項1に記載の乳房撮影装置。
  6. 前記内壁面は、前記底板の前記画像が投影される面の法線方向に対して上端が前記スタンド側に向かって傾斜している、
    請求項1に記載の乳房撮影装置。
  7. 前記画像は、前記乳房を撮影する際の撮影条件を示す情報を含み、
    前記圧迫板において、前記情報が投影される領域に対して光の透過を抑制する光透過抑制処理が施されている
    請求項1に記載の乳房撮影装置。
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