JP2024033536A - センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化することなく、受信分解能を向上することができるセンサ装置を提供すること。【解決手段】センサ装置100は、電波又は音波を送信する複数の送信部1と、電波又は音波の反射波を受信する複数の受信部2と、を備える。複数の送信部1及び複数の送信部1の配置に等価になるように構成された複数の仮想受信部A1の配置では、複数の仮想受信部A1のうち2つ以上の仮想受信部A1が第1方向D1に沿って等間隔で並ぶことで、複数の仮想受信列B1のそれぞれが構成される。複数の仮想受信列B1は、第1方向D1と交差する第2方向D2に沿って、等間隔で並んでいる。複数の仮想受信列B1のうち隣り合う2つの仮想受信列B1について、一方の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、他方の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、は、第2方向D2から見て、互いに重ならない。【選択図】図2

Description

本開示は、一般に、センサ装置に関する。より詳細には、本開示は、反射波を受信する受信部を備えるセンサ装置に関する。
特許文献1には、レーダ送信部と、レーダ受信部と、を具備するレーダ装置が開示されている。レーダ送信部は、レーダ信号をアレーアンテナから送信する。レーダ受信部は、レーダ信号がターゲットにおいて反射された反射波信号を受信アレーアンテナから受信する。送信アレーアンテナ及び受信アレーアンテナの一方は、位相中心が第1軸方向に沿って配置される複数の第1のアンテナを含む。送信アレーアンテナ及び受信アレーアンテナの他方は、位相中心が第1軸方向とは異なる第2軸方向に第2の間隔で配置される複数の第2のアンテナを含む。複数の第1のアンテナは、位相中心が第1の間隔で配列される3つ以上のアンテナと、位相中心が第1の間隔と異なる第3の間隔で配列される2つ以上のアンテナと、を含む。複数の第2のアンテナは、位相中心が第1軸方向に、複数の第1のアンテナの位相中心の合成開口長に等しい間隔で配置される。
特許第6992850号
上述のレーダ装置のようなセンサ装置は、大型化することなく、送信したレーダ信号が反射された反射波の受信分解能を向上することが求められる。
本開示の目的とするところは、大型化することなく、受信分解能を向上することができるセンサ装置を提供することにある。
本開示の一態様に係るセンサ装置は、複数の送信部と、複数の受信部と、を備える。前記複数の送信部は、電波又は音波を送信する。前記複数の受信部は、前記電波又は前記音波の反射波を受信する。前記複数の送信部及び前記複数の送信部の配置に等価になるように構成された複数の仮想受信部の配置では、前記複数の仮想受信部のうち2つ以上の仮想受信部が第1方向に沿って等間隔で並ぶことで、複数の仮想受信列のそれぞれが構成される。前記複数の仮想受信列は、前記第1方向と交差する第2方向に沿って、等間隔で並んでいる。前記複数の仮想受信列のうち隣り合う2つの仮想受信列について、一方の仮想受信列における前記複数の仮想受信部の各位相中心と、他方の仮想受信列における前記複数の仮想受信部の各位相中心と、は、前記第2方向から見て、互いに重ならない。
本開示の一態様に係るセンサ装置は、複数の送信部と、複数の受信部と、を備える。前記複数の送信部は、電波又は音波を送信する。前記複数の受信部は、前記電波又は前記音波の反射波を受信する。前記複数の送信部は、第3方向に沿って等間隔で並んでいる。前記複数の受信部のうち2つ以上の受信部が前記第3方向と交差する第4方向に沿って等間隔で並ぶことで複数の受信列のそれぞれが構成される。前記複数の受信列のうち隣り合う2つの受信列について、一方の受信列における前記複数の受信部の位相中心と、他方の受信列における前記複数の受信部の位相中心と、は、前記第3方向から見て、互いに重ならない。
本開示の一態様に係るセンサ装置は、複数の送信部と、複数の受信部と、を備える。前記複数の送信部は、電波又は音波を送信する。前記複数の受信部は、前記電波又は前記音波の反射波を受信する。前記複数の受信部のうち2つ以上の受信部が第3方向に沿って等間隔で並ぶことで、複数の受信列のそれぞれが構成される。前記複数の受信列は、前記第3方向と交差する第4方向に沿って、等間隔で並んでいる。前記複数の送信部の各位相中心は、前記第3方向及び前記第4方向から見て、互いに重ならない。
本開示によれば、大型化することなく、受信分解能を向上することができるという利点がある。
図1は、本実施形態のセンサ装置の構成を示すブロック図である。 図2は、同上の仮想受信部の配置を説明する説明図である。 図3は、同上のセンサ装置が設置される移動体を説明する説明図である。 図4は、同上のセンサ装置の上面図である。 図5は、第1変形例のセンサ装置の上面図である。 図6は、第2変形例のセンサ装置の上面図である。 図7は、第2変形例の仮想受信部の配置を説明する説明図である。 図8は、第3変形例のセンサ装置の上面図である。
(本実施形態)
(1)概要
以下、本実施形態に係るセンサ装置100の概要について、図1又は図2を参照して説明する。
本実施形態に係るセンサ装置100は、図1に示すように、複数の送信部1と、複数の受信部2と、を備える。複数の送信部1は、電波又は音波を送信する。複数の受信部2は、電波又は音波の反射波を受信する。
図2に示すように、複数の送信部1及び複数の受信部2の配置に等価になるように構成された複数の仮想受信部A1の配置では、複数の仮想受信部A1のうち2つ以上の仮想受信部A1が第1方向D1に沿って等間隔で並ぶことで複数の仮想受信列B1のそれぞれが構成される。本開示でいう「仮想受信部A1」とは、複数の送信部1の各々から多重送信された電波又は音波を複数の受信部2の各々が受信することによって、複数の送信部1及び複数の受信部2の配置に等価になるように、仮想的に拡張された受信部2である。すなわち、「仮想受信部A1の配置」とは、仮想的に増やされた受信部2の配置である。
複数の仮想受信列B1は、第1方向D1と交差する第2方向に沿って、等間隔で並んでいる。複数の仮想受信列B1のうち隣り合う仮想受信列B1について、一方の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、他方の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、は、第2方向D2から見て、互いに重ならない。すなわち、複数の仮想受信部A1の配置は、千鳥状に並べられた三角配列である。本開示でいう「位相中心」とは、電波又は音波が仮想受信部A1へ入射したときに、仮想的に電波又は音波が集中する点と仮定することが可能な位置である。また、仮想受信部A1が電波を受信する場合、「位相中心」とは、仮想受信部A1が電波を受信する電気的な中心である。
一般的に、仮想受信部の配置は、マトリックス状に並べられた四角配列であることが多い。しかし、本実施形態の仮想受信部A1の配置は三角配列であるため、本実施形態のセンサ装置100では、仮想受信部が四角配列で配置されている一般的なセンサ装置よりも、仮想受信部A1の位相中心間の最短距離が大きくなる。その結果、本実施形態のセンサ装置100は、同等の受信分解能を有する一般的なセンサ装置よりも、仮想受信部A1の個数を少なくすることができる。すなわち、本実施形態のセンサ装置100は、仮想受信部A1の個数が同じ場合において、仮想受信部が四角配列で配置されている一般的なセンサ装置よりも、受信分解能を向上することができる。ここでいう「受信分解能」とは、センサ装置100の複数の受信部2が、反射波を受信する分解能である。
そのため、本実施形態のセンサ装置100は、仮想受信部A1の個数を増やすことなく、受信分解能を向上することができるという効果を奏する。言い換えれば、本実施形態のセンサ装置100は、複数の送信部1及び複数の受信部2の総数を増やすことなく、受信分解能を向上することができるという効果を奏する。すなわち、本実施形態のセンサ装置100は、大型化することなく、受信分解能を向上することができるという利点がある。
(2)詳細な構成
(2-1)全体
以下に、本実施形態のセンサ装置100の詳細な構成について、図1~図4を参照して説明する。
センサ装置100は、図1及び図4に示すように、複数の送信部1と、複数の受信部2と、制御回路3と、基板4と、を備える。
本実施形態のセンサ装置100は、時分割を用いて多重した電波を複数の送信部1から送信し、対象物によって反射された反射波を複数の受信部2で分離して受信する。センサ装置100は、いわゆる、MIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)方式のセンサ装置である。なお、センサ装置100は、時分割ではなく、周波数分割又は符号分割を用いて多重した電波を複数の送信部1から送信してもよい。
本実施形態のセンサ装置100は、乗員が搭乗する移動体200に設置される。本実施形態の移動体200は、自動車である。一例として、センサ装置100は、図3に示すように、移動体200の天井の中央部に固定される。以下の説明では、移動体200は、5人の乗員が搭乗する自動車を想定する。より詳細には、移動体200の前後方向Da(図3参照)において、前席に2人の乗員が搭乗し、後席に3人の乗員が搭乗することを想定する。
なお、本実施形態の移動体200は、自動車であるが、電車、飛行機又はヘリコプターであってもよい。
(2-2)制御回路
制御回路3は、図1に示すように、基準信号生成部31と、送信制御部32と、受信制御部33と、検出部34と、を有する。
基準信号生成部31は、送信制御部32及び受信制御部33のそれぞれに電気的に接続されている。基準信号生成部31は、送信制御部32及び受信制御部33のそれぞれに基準信号を出力する。この結果、基準信号生成部31は、送信制御部32及び受信制御部33の動作を同期させることができる。
送信制御部32は、基準信号生成部31から出力される基準信号に基づき、複数の送信部1を制御する。より詳細には、送信制御部32は、基準信号に基づき、複数の送信部1の各々を時分割で切り替えて、電波を生成させ、送信させる。
受信制御部33は、複数の受信部2の各々から出力される反射波の受信結果に基づき、反射波信号を作成する。受信制御部33は、作成した反射波信号を検出部34に出力する。受信制御部33は、基準信号生成部31から出力される基準信号に基づき、上記の動作を行うことで、送信制御部32と同期した動作を行う。
検出部34は、複数の受信部2の受信結果に基づき、所定地点と対象物との距離、所定地点に対して対象物が存在する方向、及び対象物の速度の少なくとも1つを検出する。本実施形態の検出部34は、受信制御部33から出力された反射波信号を信号処理し、所定地点と対象物との距離、所定地点に対して対象物が存在する方向、及び対象物の速度を検出する。より詳細には、本実施形態の検出部34は、受信制御部33から出力された反射波信号を信号処理し、所定地点と対象物との距離、及び所定地点に対して対象物が存在する方向を検出結果としてまず検出する。本実施形態の検出部34は、検出結果を所定の時間間隔で記憶し、検出結果の時間変化に基づいて対象物の速度を更に検出する。上記の構成によると、センサ装置100は、対象物の位置、又は速度を精度よく検出することができるという利点がある。ここでいう「所定地点」は、センサ装置100が設置される位置である。すなわち、本実施形態の「所定地点」は、センサ装置100が移動体200の天井に設置される位置である。
制御回路3は、コンピュータシステムを備えることが好ましい。コンピュータシステムでは、CPU又はMPUなどのプロセッサがメモリに記憶されているプログラムを読み出して実行することによって、制御回路3の一部又は全部の機能が実現される。コンピュータシステムは、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、又はLSI(Large Scale Integration)を含む一つ又は複数の電子回路で構成される。ここでは、ICやLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、若しくはULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるものであってもよい。LSIの製造後にプログラムされる、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、又はLSI内部の接合関係の再構成又はLSI内部の回路区画のセットアップができる再構成可能な論理デバイスも同じ目的で使うことができる。
本実施形態の制御回路3は、一つのチップに集積され、図4に示すように、基板4の一面上に設けられている。すなわち、制御回路3と基板4とは、一体である。本実施形態の基板4は、長尺の矩形板状に形成されている。なお、制御回路3は、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは一つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。
(2-3)送信部
複数の送信部1の各々は、送信制御部32の制御に基づき、電波を生成し、送信する。複数の送信部1の各々は、いわゆる送信アンテナである。以下では、複数の送信部1の各々が送信する電波の波長がλであるとして説明する。
本実施形態では、複数の送信部1の各々は、パッチアンテナである。すなわち、複数の送信部1の各々は、図4に示すように、基板4の一面上に形成された平板形状のアンテナである。
図4に示すように、複数の送信部1は、基板4の一面上において、第3方向D3に沿って、等間隔で並んでいる。より詳細には、複数の送信部1は、位相中心が第3方向D3に沿って等間隔で並ぶように、基板4の一面上に形成されている。複数の送信部1のうち隣り合う2つの送信部1の各位相中心が第3方向D3に沿って離れている距離は、λ/2のa倍(定数aは自然数)である。本実施形態での「第3方向D3」は、基板4の長手方向である。
本実施形態では、送信部1の個数は、2つである。そのため、2つの送信部1は、各位相中心が第3方向D3に沿ってλ/2のa倍だけ離れて並ぶように、基板4の一面上に形成されている。
2つの送信部1の各々は、制御回路3と電気的に接続されている。より詳細には、基板4の一面上には、2つの送信部1の各々と制御回路3と電気的に接続する配線が設けられている。
(2-4)受信部
複数の受信部2の各々は、複数の送信部1の各々が送信した電波の反射波を受信する。複数の受信部2の各々は、いわゆる送信アンテナである。本開示でいう「電波の反射波」とは、複数の送信部1の各々が送信され、対象物によって反射された電波を含む。なお、本実施形態の「対象物」は、移動体200に搭乗している乗員である。すなわち、本実施形態の「電波の反射波」は、複数の送信部1の各々が送信され、移動体200に搭乗している乗員によって反射された電波を含む。
本実施形態では、複数の受信部2の各々は、複数の送信部1の各々と同様に、パッチアンテナである。すなわち、複数の受信部2の各々は、図4に示すように、基板4の一面上に形成された平板形状のアンテナである。
図4に示すように、基板4の一面上において、複数の受信部2のうち2つ以上の受信部2が第4方向D4に沿って等間隔で並ぶように基板4の一面上に形成されていることで、複数の受信列20のそれぞれが構成される。複数の受信列20のそれぞれにおいて隣り合う2つの受信部2の各位相中心が第4方向D4に沿って離れている距離は、λのd倍(定数dは自然数)である。ここでいう「第4方向D4」は、第3方向に交差する方向である。本実施形態での「第4方向」は、第3方向D3に直交する方向であり、基板4の短手方向である。
複数の受信列20のうち隣り合う2つの受信列20について、一方の受信列20における複数の受信部2の位相中心と、他方の受信列20における複数の受信部2の位相中心と、は、第3方向D3から見て、互いに重ならない。複数の受信列20のうち隣り合う2つの受信列20について、一方の受信列20における第4方向D4の一端に位置する受信部2の位相中心と、他方の受信列20における第4方向D4の一端に位置する受信部2の位相中心と、が第4方向D4に沿って離れている距離は、λ/2のb倍(定数bは自然数)である。同様に、複数の受信列20のうち隣り合う2つの受信列20について、一方の受信列20における第4方向D4の一端に位置する受信部2の位相中心と、他方の受信列20における第4方向D4の一端に位置する受信部2の位相中心と、が第3方向D3に沿って離れている距離は、λ/4のc倍(定数cは自然数)である。
本実施形態では、受信部2の個数は、4つである。そのため、4つの受信部2のうち2つの受信部2の各位相中心が第4方向D4に沿ってλのd倍だけ離れて並ぶように、4つの受信部2が基板4の一面上に形成されることで、2つの受信列20のそれぞれが構成される。
2つの受信列20において、一方の受信列20における2つの受信部2の各位相中心と、他方の受信列20における2つの受信部2の各位相中心と、は、第3方向D3から見て、互いに重ならない。2つの受信列20について、一方の受信列20における第4方向D4の一端に位置する受信部2の位相中心と、他方の受信列20における第4方向D4の一端に位置する受信部2の位相中心と、が第4方向D4に沿って離れている距離は、λ/2のb倍である。同様に、2つの受信列20について、一方の受信列20における第4方向D4の一端(図4において、上端又は下端)に位置する受信部2の位相中心と、他方の受信列20における第4方向D4の一端に位置する受信部2の位相中心と、が第3方向D3に沿って離れている距離は、λ/4のc倍である。
4つの受信部2の各々は、制御回路3と電気的に接続されている。より詳細には、基板4の一面上には、4つの受信部2の各々と制御回路3と電気的に接続する配線が設けられている。
(2-5)仮想受信部
一般的に、複数の送信部1及び複数の受信部2の配置によって、送信部1の個数と受信部2の個数との積の値以下である個数の仮想受信部を構成することが可能である。すなわち、本実施形態では、送信部1の個数は2つであり、受信部2の個数は4つであるので、送信部1及び受信部2の配置によって、最大8つの仮想受信部A1を構成することが可能である。本実施形態の「仮想受信部A1」は、いわゆる仮想アンテナである。
図2は、図4に示す複数の送信部1及び複数の受信部2の配置によって構成される仮想受信部A1を示す。
図2に示すように、複数の仮想受信部A1のうち2つ以上の仮想受信部A1が第1方向D1に沿って等間隔で並ぶことで、複数の仮想受信列B1のそれぞれが構成される。より詳細には、複数の仮想受信部A1のうち2つ以上の仮想受信部A1の各位相中心がλ/2のa倍の間隔になるように、当該2つ以上の仮想受信部A1が第1方向D1に沿って並ぶことで、複数の仮想受信列B1のそれぞれが構成される。すなわち、複数の仮想受信列B1のそれぞれにおいて隣り合う2つの仮想受信部A1の各位相中心が第1方向D1に沿って離れている距離である第1中心間距離X1は、λ/2のa倍である。
ここで、複数の仮想受信列B1のそれぞれを構成する2つ以上の仮想受信部A1のうち、第1方向D1の一端(図2において、左端)に位置する仮想受信部A1を片端受信部A11とする。
複数の仮想受信列B1は、第1方向D1と交差する第2方向D2に沿って、λ/2のb倍の間隔で並んでいる。すなわち、複数の仮想受信列B1のうち隣り合う2つの仮想受信列B1のそれぞれにおける片端受信部A11の位相中心が第2方向D2に沿って離れている距離である第2中心間距離X2は、λ/2のb倍である。複数の仮想受信列B1が第2方向D2に沿って等間隔で並ぶことで、仮想受信部群C1が構成される。ここでいう「第2方向D2」は、第1方向D1と交差する方向である。本実施形態の「第2方向D2」は、第1方向D1と直交する。
また、複数の仮想受信列B1のうち隣り合う仮想受信列B1について、一方の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、他方の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、は、第2方向D2から見て、互いに重ならない。言い換えれば、複数の仮想受信列B1のうち隣り合う2つの仮想受信列B1のそれぞれにおける片端受信部A11の各位相中心は、第2方向D2から見て、互いに重ならない。複数の仮想受信列B1のうち隣り合う2つの仮想受信列B1のそれぞれにおける片端受信部A11の位相中心が第1方向D1に沿って離れている距離である第3中心間距離X3は、λ/4のc倍である。
すなわち、複数の仮想受信部A1の配置は、千鳥状に並べられた三角配列である。ここでいう「三角配列」とは、複数の仮想受信部A1のうち隣り合う3つの仮想受信部A1が、複数の仮想受信部A1が並んでいる面に垂直な方向(図2において、紙面垂直方向)から見て、三角形をなす配列である。
本実施形態では、第3中心間距離X3は、第1中心間距離X1の半分である。言い換えれば、本実施形態では、定数aと定数cとは、同じ自然数である。この構成によると、第2方向D2から見て、複数の仮想受信列B1のうち1つの仮想受信列B1を構成する複数の仮想受信部A1のうち隣り合う2つの仮想受信部A1の各位相中心における第1方向D1の中点に、当該仮想受信列B1と隣り合う仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心が、重なる。そのため、センサ装置100の受信分解能をより向上することができるという利点がある。
本実施形態では、2つの送信部1及び4つの受信部2で構成することが可能である最大の個数である8つの仮想受信部A1が構成される。
そのため、8つの仮想受信部A1のうち2つの仮想受信部A1が第1方向D1に沿って並ぶことで、4つの仮想受信列B1のそれぞれが構成される。言い換えれば、仮想受信列B1の数は、4つである。8つの仮想受信部A1のうち2つの仮想受信部A1の位相中心がλ/2のa倍だけ離れるように、当該2つの仮想受信部A1が第1方向D1に沿って並ぶことで、4つの仮想受信列B1のそれぞれが構成される。4つの仮想受信列B1は、第2方向D2に沿って、λ/2のb倍の間隔で並んでいる。
本実施形態では、第2方向D2においてn列目(n=1、2)の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、第2方向D2においてn+2列目の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、が、第2方向D2から見て、互いに重なっている。より具体的には、第2方向D2において1列目の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、第2方向D2において3列目の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、が、第2方向D2から見て、互いに重なっている(n=1の場合)。同様に、第2方向D2において2列目の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、第2方向D2において4列目の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、が、第2方向D2から見て、互いに重なっている(n=2の場合)。上記の構成によると、第2方向D2において、仮想受信部A1を均等に配置することができるという効果を奏する。その結果、受信分解能のばらつきを抑制することができるという利点がある。ここでいう「第2方向D2においてn列目の仮想受信列B1」は、第2方向D2の両端に位置する2つの仮想受信列B1のどちらから数え始めてもよい。例えば、図2において、上端に位置する仮想受信列B1から数え始めてもよいし、下端に位置する仮想受信列B1から数え始めてもよい。
また、第2方向D2においてn列目の仮想受信列B1における片端受信部A11の位相中心と、第2方向D2においてn+2列目の仮想受信列B1における片端受信部A11の位相中心と、が、第2方向D2に沿って離れている距離である第4中心間距離X4は、λのd倍である。
本実施形態では、第4中心間距離X4は、第2中心間距離X2の2倍である。すなわち、定数bと定数dとは、同じ自然数である。
本実施形態の仮想受信部群C1は、4つの仮想受信列B1が第2方向D2に沿って等間隔で並ぶことで構成される。本実施形態の仮想受信部群C1は、第1方向D1において一端に配置される仮想受信部A1の位相中心と他端に配置される仮想受信部A1の位相中心とが離れている距離が、第2方向D2において一端に配置される仮想受信部A1の位相中心と他端に配置される仮想受信部A1の位相中心とが離れている距離よりも短い。ここでいう「第1方向D1において一端に配置される仮想受信部A1の位相中心と他端に配置される仮想受信部A1の位相中心とが離れている距離」は、第1中心間距離X1と第3中心間距離X3との和である。一方、ここでいう「第2方向D2において一端に配置される仮想受信部A1の位相中心と他端に配置される仮想受信部A1の位相中心とが離れている距離」は、第2中心間距離X2と第4中心間距離X4との和である。
本実施形態の仮想受信部群C1の短手方向は、第1方向D1であり、本実施形態の仮想受信部群C1の長手方向は、第2方向D2である。本実施形態のセンサ装置100は、仮想受信部群C1の短手方向が移動体の前後方向Da(図3参照)に沿うように配置されることが望ましい。言い換えれば、本実施形態のセンサ装置100は、第1方向D1が移動体の前後方向Daに沿うように配置される。この構成によると、センサ装置100の受信分解能をより向上できることが、シミュレーションによって判明している。
なお、仮想受信部群C1は、図2とは異なり、第2方向D2において一端に配置される仮想受信部A1の位相中心と他端に配置される仮想受信部A1の位相中心とが離れている距離が、第1方向D1において一端に配置される仮想受信部A1の位相中心と他端に配置される仮想受信部A1の位相中心とが離れている距離よりも短くてもよい。上記の場合、仮想受信部群C1の短手方向は、第2方向D2であり、本実施形態の仮想受信部群C1の長手方向は、第1方向D1である。そのため、センサ装置100は、第2方向D2が移動体の前後方向Da(図2参照)に沿うように配置されることが望ましい。
すなわち、仮想受信部群C1は、第1方向D1及び第2方向D2の一方において一端に配置される仮想受信部A1の位相中心と他端に配置される仮想受信部A1の位相中心とが離れている距離が、第1方向D1及び第2方向D2の他方において一端に配置される仮想受信部A1の位相中心と他端に配置される仮想受信部A1の位相中心とが離れている距離よりも短い。この場合、センサ装置100は、仮想受信部群C1の短手方向が移動体の前後方向Da(図2参照)に沿うように配置されることが望ましい。
(3)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。上述の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
(3-1)第1変形例
上述の実施形態では、複数の送信部1及び複数の受信部2は、図4に示すような配置で基板4に形成されているが、図5に示すような配置で形成されていてもよい。
図5に示すセンサ装置100aは、複数の送信部1aと、複数の受信部2aと、制御回路3と、基板4と、を備える。
(3-1-1)送信部
複数の送信部1aの各位相中心は、第3方向D3及び第4方向D4から見て、互いに重ならない。より詳細には、複数の送信部1aにおいて第3方向D3に隣り合う2つの送信部1aの各位相中心が第3方向D3に沿って離れている距離は、λ/4のc倍である。一方、複数の送信部1aにおいて第4方向D4に隣り合う2つの送信部1aの各位相中心が第4方向D4に沿って離れている距離は、λ/2のb倍である。
図5に示すセンサ装置100aでは、送信部1aの個数は、2つである。2つの送信部1aの各位相中心は、第3方向D3及び第4方向D4から見て、互いに重ならない。より詳細には、2つの送信部1aにおいて、一方の送信部1aの位相中心と、他方の送信部1aの位相中心と、が第3方向D3に沿って離れている距離は、λ/4のc倍である。一方、2つの送信部1aにおいて、一方の送信部1aの位相中心と、他方の送信部1aの位相中心と、が第4方向D4に沿って離れている距離は、λ/2のb倍である。
(3-1-2)受信部
基板4の一面上において、複数の受信部2aのうち2つ以上の受信部2aが第3方向D3に沿って等間隔で並ぶことで複数の受信列20aのそれぞれが構成される。複数の受信列20aのそれぞれにおいて隣り合う2つの受信部2aの各位相中心が第3方向D3に沿って離れている距離は、λ/2のa倍である。
複数の受信列20aは、第4方向D4に沿って、等間隔で並んでいる。複数の受信列20aのうち隣り合う2つの受信列20aについて、一方の受信列20aにおける第4方向D4の一端に位置する受信部2aの位相中心と、他方の受信列20aにおける第4方向D4の一端に位置する受信部2の位相中心と、が第4方向D4に沿って離れている距離は、λのd倍である。複数の受信列20aにおいて、一つの受信列20aを構成する2つ以上の受信部2aの各位相中心と、他の受信列20aを構成する2つ以上の受信部2aの各位相中心と、は、第4方向D4から見て、互いに重なる。
図5に示すセンサ装置100aでは、受信部2aの個数は、4つである。4つの受信部2aのうち2つの受信部2aが第3方向D3に沿って等間隔で並ぶことで2つの受信列20aのそれぞれが構成される。2つの受信列20aのそれぞれにおける2つの受信部2aの各位相中心が第3方向D3に沿って離れている距離は、λ/2のa倍である。
2つの受信列20aは、第4方向D4に沿って、λのd倍だけ離れて並んでいる。2つの受信列20aにおいて、一方の受信列20aを構成する2つ以上の受信部2aの各位相中心と、他方の受信列20aを構成する2つ以上の受信部2aの各位相中心と、は、第4方向D4から見て、互いに重なる。
(3-1-3)仮想受信部
図5に示す複数の送信部1a及び複数の受信部2aの配置では、上述の実施形態と同じ配置である複数の仮想受信部A1(図2参照)を構成する。すなわち、センサ装置100aでも、上述の実施形態のセンサ装置100と同様に、複数の送信部1及び複数の受信部2を増やすことなく、受信分解能を向上することができるという効果を奏する。すなわち、センサ装置100aは、上述の実施形態のセンサ装置100と同様に、大型化することなく、受信分解能を向上することができるという利点がある。
(3-2)第2変形例
また、上述の実施形態のセンサ装置100では、複数の送信部1及び複数の受信部2は、図4に示すような配置で基板4に形成されているが、図6に示すような配置で形成されていてもよい。
図6に示すセンサ装置100bは、複数の送信部1bと、複数の受信部2bと、制御回路3と、基板4と、を備える。
(3-2-1)送信部
複数の送信部1bは、第3方向D3及び第4方向D4から見て、互いに重ならない。より詳細には、複数の送信部1bにおいて第3方向D3に隣り合う2つの送信部1bの各位相中心が第3方向D3に沿って離れている距離は、λ/2のe倍(定数eは自然数)である。一方、複数の送信部1aにおいて第4方向D4に隣り合う2つの送信部1aの各位相中心が第4方向D4に沿って離れている距離は、λ/4のf倍(定数fは自然数)である。
図6に示すセンサ装置100bでは、送信部1bの個数は、2つである。2つの送信部1bの各位相中心は、第3方向D3及び第4方向D4から見て、互いに重ならない。より詳細には、2つの送信部1bにおいて、一方の送信部1bの位相中心と、他方の送信部1bの位相中心と、が第3方向D3に沿って離れている距離は、λ/2のe倍である。一方、2つの送信部1aにおいて、一方の送信部1aの位相中心と、他方の送信部1aの位相中心と、が第4方向D4に沿って離れている距離は、λ/4のf倍である。
(3-2-2)受信部
複数の受信部2bは、第4方向D4に沿って等間隔で並ぶように、基板4に形成されている。複数の受信部2bのうち隣り合う2つの受信部2bの各位相中心が第4方向D4に沿って離れている距離は、λ/2のg倍(定数gは自然数)である。
図6にセンサ装置100aでは、受信部2bの個数は、4つである。4つの受信部2bは、第4方向D4に沿って等間隔で並ぶように、基板4に形成されている。
(3-2-3)仮想受信部
図6に示す複数の送信部1b及び複数の受信部2bの配置では、上述の実施形態とは異なる配置である複数の仮想受信部A1a(図7参照)を構成する。
複数の仮想受信部A1aのうち2つ以上の仮想受信部A1aが第1方向D1に沿って等間隔で並ぶことで、複数の仮想受信列B1aのそれぞれが構成される。より詳細には、複数の仮想受信部A1aのうち2つ以上の仮想受信部A1aの各位相中心がλ/2のg倍の間隔になるように、当該2つ以上の仮想受信部A1aが第1方向D1に沿って並ぶことで、複数の仮想受信列B1aのそれぞれが構成される。すなわち、複数の仮想受信列B1aのそれぞれにおいて隣り合う2つの仮想受信部A1aの各位相中心が第1方向D1に沿って離れている距離である第1中心間距離X1aは、λ/2のg倍である。
ここで、複数の仮想受信列B1aのそれぞれを構成する2つ以上の仮想受信部A1aのうち、第1方向D1の一端(図7において、下端)に位置する仮想受信部A1aを片端受信部A11aとする。
複数の仮想受信列B1aは、第2方向D2に沿って、λ/2のe倍の間隔で並んでいる。すなわち、複数の仮想受信列B1aのうち隣り合う2つの仮想受信列B1aのそれぞれにおける片端受信部A11aの位相中心が第2方向D2に沿って離れている距離である第2中心間距離X2aは、λ/2のe倍である。複数の仮想受信列B1aが第2方向D2に沿って等間隔で並ぶことで、仮想受信部群C1aが構成される。
また、複数の仮想受信列B1aのうち隣り合う仮想受信列B1aについて、一方の仮想受信列B1aにおける複数の仮想受信部A1aの各位相中心と、他方の仮想受信列B1aにおける複数の仮想受信部A1aの各位相中心と、は、第2方向D2から見て、互いに重ならない。言い換えれば、複数の仮想受信列B1aのうち隣り合う2つの仮想受信列B1aのそれぞれにおける片端受信部A11aの各位相中心は、第2方向D2から見て、互いに重ならない。複数の仮想受信列B1aのうち隣り合う2つの仮想受信列B1aのそれぞれにおける片端受信部A11aの位相中心が第2方向D2に沿って離れている距離である第3中心間距離X3aは、λ/4のf倍である。
すなわち、複数の仮想受信部A1aの配置は、上述の実施形態の仮想受信部A1と同様に、千鳥状に並べられた三角配列である。そのため、センサ装置100bは、上述の実施形態のセンサ装置100と同様に、複数の送信部1及び複数の受信部2を増やすことなく、受信分解能を向上することができるという効果を奏する。すなわち、センサ装置100bは、上述の実施形態のセンサ装置100と同様に、大型化することなく、受信分解能を向上することができるという利点がある。
なお、第3中心間距離X3aは、第1中心間距離X1aの半分である。すなわち、本実施形態では、定数fと定数gとは、同じ自然数である。この構成によると、第2方向D2から見て、複数の仮想受信列B1aのうち1つの仮想受信列B1aを構成する複数の仮想受信部A1aのうち隣り合う2つの仮想受信部A1aの各位相中心における第1方向D1の中点に、当該仮想受信列B1aと隣り合う仮想受信列B1aにおける複数の仮想受信部A1aの各位相中心が、重なる。そのため、受信分解能を向上することができるという利点がある。
図7に示す仮想受信部A1aの個数は、8つである。8つの仮想受信部A1aのうち4つの仮想受信部A1aの各位相中心がλ/2のg倍の間隔になるように、当該4つの仮想受信部A1aが第1方向D1に沿って並ぶことで、2つの仮想受信列B1aのそれぞれが構成される。2つの仮想受信列B1aは、第2方向D2に沿って、λ/2のe倍だけ離れて並んでいる。2つの仮想受信列B1aについて、一方の仮想受信列B1aにおける複数の仮想受信部A1aの各位相中心と、他方の仮想受信列B1aにおける複数の仮想受信部A1aの各位相中心と、は、第2方向D2から見て、互いに重ならない。
(3-3)第3変形例
また、上述の実施形態のセンサ装置100では、複数の送信部1及び複数の受信部2は、図4に示すような配置で基板4に形成されているが、図8に示すような配置で形成されていてもよい。
図8に示すセンサ装置100cは、複数の送信部1cと、複数の受信部2cと、制御回路3と、基板4と、を備える。
(3-3-1)送信部
複数の送信部1cは、第4方向D4に沿って等間隔で並ぶように、基板4に形成されている。複数の送信部1cのうち隣り合う2つの送信部1cの各位相中心が第4方向D4に沿って離れている距離は、λのg倍である。
図8に示すセンサ装置100cでは、送信部1cの個数は、2つである。2つの送信部1cは、各位相中心が第4方向D4に沿ってλのg倍だけ離れて並ぶように、基板4の一面上に形成されている。
(3-3-2)受信部
基板4の一面上において、複数の受信部2cのうち2つ以上の受信部2cが第4方向D4に沿って等間隔で並ぶように基板4の一面上に形成されていることで、複数の受信列20cのそれぞれが構成される。複数の受信列20cのそれぞれにおいて隣り合う2つの受信部2cの各位相中心が第4方向D4に沿って離れている距離は、λ/2のg倍である。
複数の受信列20cのうち隣り合う2つの受信列20cについて、一方の受信列20cにおける複数の受信部2cの位相中心と、他方の受信列20cにおける複数の受信部2cの位相中心と、は、第3方向D3から見て、互いに重ならない。
複数の受信列20cのうち隣り合う2つの受信列20cについて、一方の受信列20cにおける第4方向D4の一端に位置する受信部2cの位相中心と、他方の受信列20cにおける第4方向D4の一端に位置する受信部2cの位相中心と、が第3方向D3に沿って離れている距離は、λ/2のe倍である。一方、複数の受信列20cのうち隣り合う2つの受信列20cについて、一方の受信列20cにおける第4方向D4の一端に位置する受信部2cの位相中心と、他方の受信列20cにおける第4方向D4の一端に位置する受信部2cの位相中心と、が第4方向D4に沿って離れている距離は、λ/4のf倍である。
図8に示すセンサ装置100cでは、受信部2cの個数は、4つである。そのため、4つの受信部2cのうち2つの受信部2cの各位相中心が第4方向D4に沿ってλ/2のg倍だけ離れて並ぶように、4つの受信部2cが基板4の一面上に形成されることで、2つの受信列20cのそれぞれが構成される。
2つの受信列20cにおいて、一方の受信列20cにおける2つの受信部2cの各位相中心と、他方の受信列20cにおける2つの受信部2cの各位相中心と、は、第3方向D3から見て、互いに重ならない。
2つの受信列20cについて、一方の受信列20cにおける第4方向D4の一端に位置する受信部2cの位相中心と、他方の受信列20cにおける第4方向D4の一端に位置する受信部2cの位相中心と、が第3方向D3に沿って離れている距離は、λ/2のe倍である。一方、2つの受信列20cについて、一方の受信列20cにおける第4方向D4の一端に位置する受信部2cの位相中心と、他方の受信列20cにおける第4方向D4の一端に位置する受信部2cの位相中心と、が第4方向D4に沿って離れている距離は、λ/4のf倍である。
(3-3-3)仮想受信部
図8に示すセンサ装置100cにおける複数の送信部1a及び複数の受信部2aの配置では、センサ装置100bと同様な配置である複数の仮想受信部A1a(図7参照)を構成する。そのため、センサ装置100cは、センサ装置100bと同様に、複数の送信部1及び複数の受信部2を増やすことなく、受信分解能を向上することができるという効果を奏する。すなわち、センサ装置100cは、大型化することなく、受信分解能を向上することができるという利点がある。
(3-4)その他変形例
以下、上述の実施形態のその他変形例を列挙する。以下の変形例は、適宜組み合わせて実現されてもよい。
上述の実施形態では、複数の送信部1の各々は電波を送信し、複数の受信部2の各々は、複数の送信部1の各々が送信した電波の反射波を受信する。しかし、複数の送信部1の各々は音波を送信し、複数の受信部2の各々は、複数の送信部1の各々が送信した音波の反射波を受信してもよい。すなわち、複数の送信部1の各々は電波又は音波を送信し、複数の受信部2は電波又は音波の反射波を受信すればよい。要するに、センサ装置100は、時分割、周波数分割、又は符号分割を用いて多重した電波又は音波を複数の送信部1から送信し、電波又は音波が対象物によって反射された反射波を複数の受信部2で分離して受信すればよい。
しかし、多重した電波を複数の送信部1から送信し、電波が対象物によって反射された反射波を複数の受信部2で分離して受信する場合、多重した音波を複数の送信部1から送信し、音波が対象物によって反射された反射波を複数の受信部2で分離して受信する場合と比較して、反射波の受信分解能が向上する。以上の理由から、センサ装置100は、多重した電波を複数の送信部1から送信し、電波が対象物によって反射された反射波を複数の受信部2で分離して受信する方が望ましい。
上述の実施形態の検出部34は、複数の受信部2の受信結果に基づき、所定地点と対象物との距離、所定地点に対して対象物が存在する方向、及び対象物の速度の少なくとも1つを検出する。しかし、検出部34は、複数の受信部2の受信結果に基づき、対象物の呼吸、又は対象物の脈拍を検出してもよい。この構成によると、センサ装置100は、対象物の生体情報を精度よく検出することができるという利点がある。
検出部34が、対象物の呼吸、又は対象物の脈拍を検出する構成である場合、反射波の受信分解能が高いことが求められる。そのため、センサ装置100は、多重した電波を複数の送信部1から送信し、電波が対象物によって反射された反射波を複数の受信部2で分離して受信する構成であることが望ましい。
上述の実施形態の仮想受信列B1の数は、4つであるが、3つ以上であってもよい。仮想受信列B1の数が3つ以上である場合、第2方向D2においてn列目(nは自然数)の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、第2方向D2においてn+2列目の仮想受信列B1における複数の仮想受信部A1の各位相中心と、が、第2方向D2から見て、互いに重なっている。
上述の実施形態では、複数の送信部1と、複数の受信部2と、制御回路3と、は、1つの基板4に設けられている。しかし、複数の送信部1及び複数の受信部2と、制御回路3と、のそれぞれが、異なる基板に設けられていてもよい。
(まとめ)
実施形態に係る第1の態様のセンサ装置(100、100a、100b、100c)は、複数の送信部(1、1a、1b、1c)と、複数の受信部(2、2a、2b、2c)と、を備える。複数の送信部(1、1a、1b、1c)は、電波又は音波を送信する。複数の受信部(2、2a、2b、2c)は、電波又は音波の反射波を受信する。複数の送信部(1、1a、1b、1c)及び複数の送信部(1、1a、1b、1c)の配置に等価になるように構成された複数の仮想受信部(A1、A1a)の配置では、複数の仮想受信部(A1、A1a)のうち2つ以上の仮想受信部(A1、A1a)が第1方向(D1)に沿って等間隔で並ぶことで、複数の仮想受信列(B1、B1a)のそれぞれが構成される。複数の仮想受信列(B1、B1a)は、第1方向(D1)と交差する第2方向(D2)に沿って、等間隔で並んでいる。複数の仮想受信列(B1、B1a)のうち隣り合う2つの仮想受信列(B1、B1a)について、一方の仮想受信列(B1、B1a)における複数の仮想受信部(A1、A1a)の各位相中心と、他方の仮想受信列(B1、B1a)における複数の仮想受信部(A1、A1a)の各位相中心と、は、第2方向(D2)から見て、互いに重ならない。
この態様によれば、大型化することなく、受信分解能を向上することができる、という利点がある。
実施形態に係る第2の態様のセンサ装置(100、100a、100b、100c)では、第1の態様において、複数の仮想受信列(B1、B1a)のそれぞれを構成する2つ以上の仮想受信部(A1、A1a)のうち、第1方向(D1)の一端に位置する仮想受信部(A1、A1a)を片端受信部(A11、A11a)とする。電波又は音波の波長がλである場合、複数の仮想受信列(B1、B1a)のそれぞれにおいて隣り合う2つの仮想受信部(A1、A1a)の各位相中心が第1方向(D1)に沿って離れている距離である第1中心間距離(X1、X1a)は、λ/2のa倍(aは自然数)である。隣り合う2つの仮想受信列(B1、B1a)のそれぞれにおける片端受信部(A11、A11a)の位相中心が第2方向(D2)に沿って離れている距離である第2中心間距離(X2、X2a)は、λ/2のb倍(bは自然数)である。隣り合う2つの仮想受信列(B1、B1a)のそれぞれにおける片端受信部(A11、A11a)の位相中心が第1方向(D1)に沿って離れている距離である第3中心間距離(X3、X3a)は、λ/4のc倍(cは自然数)である。
この態様によれば、受信分解能を向上しやすくなる、という利点がある。
実施形態に係る第3の態様のセンサ装置(100、100a、100b、100c)では、第2の態様において、aとcとは、同じ自然数である。
この態様によれば、受信分解能をより向上することができる、という利点がある。
実施形態に係る第4の態様のセンサ装置(100、100a)では、第1~第3のいずれかの態様において、仮想受信列(B1)の数は、3つ以上である。第2方向(D2)においてn列目(nは自然数)の仮想受信列(B1、B1a)における複数の仮想受信部(A1)の各位相中心と、第2方向(D2)においてn+2列目の仮想受信列(B1)における複数の仮想受信部(A1)の各位相中心と、が、第2方向(D2)から見て、互いに重なっている。
この態様によれば、受信分解能のばらつきを抑制することができる、という利点がある。
実施形態に係る第5の態様のセンサ装置(100、100a、100b、100c)では、第1~第4のいずれかの態様において、反射波は、対象物によって反射された電波又は音波を含む。第5の態様のセンサ装置(100、100a、100b、100c)は、検出部を更に備える。検出部(34)は、複数の受信部(2、2a、2b、2c)の受信結果に基づき、所定地点と対象物との距離、所定地点に対して対象物が存在する方向、及び対象物の速度の少なくとも1つを検出する。
この態様によれば、対象物の位置、又は速度を精度よく検出することができる、という利点がある。
実施形態に係る第6の態様のセンサ装置(100、100a、100b、100c)では、第1~第5のいずれかの態様において、反射波は、対象物によって反射された電波又は音波を含む。第6の態様のセンサ装置(100、100a、100b、100c)は、検出部(34)を更に備える。検出部(34)は、複数の受信部(2、2a、2b、2c)の受信結果に基づき、対象物の呼吸、又は対象物の脈拍を検出する。
この態様によれば、対象物の生体情報を精度よく検出することができる、という利点がある。
実施形態に係る第7の態様のセンサ装置(100、100a、100b、100c)は、第1~第6のいずれかの態様において、乗員が搭乗する移動体(200)に設置される。反射波は、乗員によって反射された電波又は音波を含む。複数の仮想受信列(B1、B1a)が第2方向(D2)に沿って等間隔で並ぶことで仮想受信部群(C1、C1a)が構成される。仮想受信部群(C1、C1a)は、第1方向(D1)及び第2方向(D2)の一方において一端に配置される仮想受信部(A1、A1a)の位相中心と他端に配置される仮想受信部(A1、A1a)の位相中心とが離れている距離が、第1方向(D1)及び第2方向(D2)の他方において一端に配置される仮想受信部(A1、A1a)の位相中心と他端に配置される仮想受信部(A1、A1a)の位相中心とが離れている距離よりも短い。第7の態様のセンサ装置(100、100a、100b、100c)は、仮想受信部群(C1、C1a)の短手方向が移動体(200)の前後方向(Da)に沿うように配置される。
この態様によれば、受信分解能をより向上することができる、という利点がある。
実施形態に係る第8の態様のセンサ装置(100)は、複数の送信部(1)と、複数の受信部(2)と、を備える。複数の送信部(1)は、電波又は音波を送信する。複数の受信部(2)は、電波又は音波の反射波を受信する。複数の送信部(1)は、第3方向(D3)に沿って等間隔で並んでいる。複数の受信部(2)のうち2つ以上の受信部(2)が第3方向(D3)と交差する第4方向(D4)に沿って等間隔で並ぶことで複数の受信列(20)のそれぞれが構成される。複数の受信列のうち隣り合う2つの受信列(20)について、一方の受信列(20)における複数の受信部(2)の位相中心と、他方の受信列(20)における複数の受信部(2)の位相中心と、は、第3方向(D3)から見て、互いに重ならない。
この態様によれば、大型化することなく、受信分解能を向上することができる、という利点がある。
実施形態に係る第9の態様のセンサ装置(100a)は、複数の送信部(1a)と、複数の受信部(2a)と、を備える。複数の送信部(1a)は、電波又は音波を送信する。複数の受信部(2a)は、電波又は音波の反射波を受信する。複数の受信部(2a)のうち2つ以上の受信部(2a)が第3方向(D3)に沿って等間隔で並ぶことで、複数の受信列(20a)のそれぞれが構成される。複数の受信列(20a)は、第3方向(D3)と交差する第4方向(D4)に沿って、等間隔で並んでいる。複数の送信部(1a)の各位相中心は、第3方向(D3)及び第4方向(D4)から見て、互いに重ならない。
この態様によれば、大型化することなく、受信分解能を向上することができる、という利点がある。
100、100a、100b、100c センサ装置
1、1a、1b、1c 送信部
2、2a、2b、2c 受信部
20、20a、20c 受信列
34 検出部
A1、A1a 仮想受信部
A11、A11a 片端受信部
B1、B1a 仮想受信列
C1、C1a 仮想受信部群
D1 第1方向
D2 第2方向
D3 第3方向
D4 第4方向
X1、X1a 第1中心間距離
X2、X2a 第2中心間距離
X3、X3a 第3中心間距離
200 移動体
Da 前後方向

Claims (9)

  1. 電波又は音波を送信する複数の送信部と、
    前記電波又は前記音波の反射波を受信する複数の受信部と、を備え、
    前記複数の送信部及び前記複数の送信部の配置に等価になるように構成された複数の仮想受信部の配置では、
    前記複数の仮想受信部のうち2つ以上の仮想受信部が第1方向に沿って等間隔で並ぶことで、複数の仮想受信列のそれぞれが構成され、
    前記複数の仮想受信列は、前記第1方向と交差する第2方向に沿って、等間隔で並んでおり、
    前記複数の仮想受信列のうち隣り合う2つの仮想受信列について、一方の仮想受信列における前記複数の仮想受信部の各位相中心と、他方の仮想受信列における前記複数の仮想受信部の各位相中心と、は、前記第2方向から見て、互いに重ならない、
    センサ装置。
  2. 前記複数の仮想受信列のそれぞれを構成する前記2つ以上の仮想受信部のうち、前記第1方向の一端に位置する仮想受信部を片端受信部とし、
    前記電波又は前記音波の波長がλである場合、
    前記複数の仮想受信列のそれぞれにおいて隣り合う2つの仮想受信部の各位相中心が前記第1方向に沿って離れている距離である第1中心間距離は、λ/2のa倍(aは自然数)であり、
    前記隣り合う2つの仮想受信列のそれぞれにおける前記片端受信部の前記位相中心が前記第2方向に沿って離れている距離である第2中心間距離は、λ/2のb倍(bは自然数)であり、
    前記隣り合う2つの仮想受信列のそれぞれにおける前記片端受信部の位相中心が前記第1方向に沿って離れている距離である第3中心間距離は、λ/4のc倍(cは自然数)である、
    請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記aと前記cとは、同じ自然数である、
    請求項2に記載のセンサ装置。
  4. 前記仮想受信列の数は、3つ以上であり、
    前記第2方向においてn列目(nは自然数)の前記仮想受信列における前記複数の仮想受信部の各位相中心と、前記第2方向においてn+2列目の前記仮想受信列における前記複数の仮想受信部の各位相中心と、が、前記第2方向から見て、互いに重なっている、
    請求項1に記載のセンサ装置。
  5. 前記反射波は、対象物によって反射された前記電波又は前記音波を含み、
    前記複数の受信部の受信結果に基づき、所定地点と前記対象物との距離、前記所定地点に対して前記対象物が存在する方向、及び前記対象物の速度の少なくとも1つを検出する検出部を更に備える、
    請求項1に記載のセンサ装置。
  6. 前記反射波は、対象物によって反射された前記電波又は音波を含み、
    前記複数の受信部の受信結果に基づき、前記対象物の呼吸、又は前記対象物の脈拍を検出する検出部を更に備える、
    請求項1に記載のセンサ装置。
  7. 乗員が搭乗する移動体に設置され、
    前記反射波は、前記乗員によって反射された前記電波又は前記音波を含み、
    前記複数の仮想受信列が前記第2方向に沿って等間隔で並ぶことで仮想受信部群が構成され、
    前記仮想受信部群は、前記第1方向及び前記第2方向の一方において一端に配置される仮想受信部の位相中心と他端に配置される仮想受信部の位相中心とが離れている距離が、前記第1方向及び前記第2方向の他方において一端に配置される仮想受信部の位相中心と他端に配置される仮想受信部の位相中心とが離れている距離よりも短く、
    前記仮想受信部群の短手方向が前記移動体の前後方向に沿うように配置される、
    請求項1に記載のセンサ装置。
  8. 電波又は音波を送信する複数の送信部と、
    前記電波又は前記音波の反射波を受信する複数の受信部と、を備え、
    前記複数の送信部は、第3方向に沿って等間隔で並んでおり、
    前記複数の受信部のうち2つ以上の受信部が前記第3方向と交差する第4方向に沿って等間隔で並ぶことで複数の受信列のそれぞれが構成され、
    前記複数の受信列のうち隣り合う2つの受信列について、一方の受信列における前記複数の受信部の位相中心と、他方の受信列における前記複数の受信部の位相中心と、は、前記第3方向から見て、互いに重ならない、
    センサ装置。
  9. 電波又は音波を送信する複数の送信部と、
    前記電波又は前記音波の反射波を受信する複数の受信部と、を備え、
    前記複数の受信部のうち2つ以上の受信部が第3方向に沿って等間隔で並ぶことで複数の受信列のそれぞれが構成され、
    前記複数の受信列は、前記第3方向と交差する第4方向に沿って、等間隔で並んでおり、
    前記複数の送信部の各位相中心は、前記第3方向及び前記第4方向から見て、互いに重ならない、
    センサ装置。
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