JP2024028019A - データ中継装置及びデータ中継プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本実施形態におけるデータ中継システム1の全体構成を示す図である。
鍵情報制御サーバ20は、例えば、車両メーカ毎に設けられてもよい。なお、それぞれの鍵情報制御サーバ20は、当該車両メーカの運用するコネクテッドシステム(図示せず)と連携する(若しくはコネクテッドシステムに備える)ものとする。鍵情報制御サーバ20は、権限を有する者からの車両の位置情報問合せに対して、コネクテッドシステムから車両の位置情報を取得し応答するものとする。
本願発明におけるユーザはコネクテッドシステムに予め登録済みのユーザであり、コネクテッドシステムのユーザIDを有するものとする。さらに、ユーザは車両2のデジタルキーを予め取得しており鍵情報制御サーバ20に登録済みとする。データ中継装置50は、各鍵情報制御サーバ20と提携しており、例えば各鍵情報制御サーバ20の提供するAPIを利用して各鍵情報制御サーバ20にアクセスするようにしてもよい。逆に、各鍵情報制御サーバ20は、データ中継装置50の提供するAPIを利用してデータ中継装置50にアクセスするようにしてもよい。
配送荷物管理サーバ30は、例えば配送業者毎に設けられてもよい。後述するように、当該配送業者の扱う配送荷物の配送作業員は、配送作業員ID及び担当する配送エリアが予め登録されているものとする。配送作業員は、本社及び委託先から構成されてもよい。この場合、配送作業員情報には、所属先情報(例えば本社又は委託先かを示す所属先情報)が記憶されていてもよい。データ中継装置50は、予め各配送業者の運用する配送荷物管理サーバ30と提携しており、例えば、各配送荷物管理サーバ30の提供するAPIを利用してアクセスするようにしてもよい。逆に、各配送荷物管理サーバ30は、データ中継装置50の提供するAPIを利用してデータ中継装置50にアクセスするようにしてもよい。
ユーザ端末10及び配送作業員端末40には、後述するデジタルキーアプリケーションプログラム(「デジタルキーアプリ」ともいう)がそれぞれにインストールされ、当該アプリを実行することで、データ中継装置50との間で、ユーザ端末10及び配送作業員端末40にそれぞれ固有のデータを送受信するようにしてもよい。なお、以下、特段説明しない限り、ユーザ端末10にインストールされたデジタルキーアプリを単にデジタルキーアプリケーションプログラムといい、配送作業員端末40にインストールされたデジタルキーアプリを配送作業員デジタルキーアプリケーションプログラム(「配送作業員デジタルキーアプリ」)という。
まず、データ中継システム1の運用に際して、車両等のデジタルキーのオーナーとなるユーザは、データ中継装置50に対してユーザID及び例えばナンバープレートに書かれた車両番号又は登録番号、車名等を含む車両情報を登録するとともに、当該車両のデジタルキーの使用許諾をしていることが前提となる。以下、データ中継装置50にユーザID及び車両情報を登録するとともに、車両のデジタルキーの使用許諾をしているユーザを特に断らない限り、単にユーザという。
ここで、「デジタルキーの使用権限」とは、鍵情報制御サーバ20へのアクセス、及びデジタルキーを使用する権利を意味し、「使用許諾」とは、デジタルキーの使用権限を、データ中継装置50に対して利用することを許すことを意味する。そうすることで、データ中継装置50は、配送作業員が配送荷物を配達すると認められた期間、つまり一時的に有効となるデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得し、当該配送作業員(具体的には、配送作業員端末40)に貸与する。
ユーザは、配送業者から配送に関する情報としての配送物の送り状番号を受信する。なお、配送業者が配送に関する情報をユーザに通知する際、暗号化されていない平文としてもよい。平文によって送り状番号を登録することを可能とすることにより、配送伝票への印刷やユーザによる手入力を利用しての車両宅配サービスを行うことが可能となるため、データ中継装置の汎用性は高まる。
また、ユーザは当該配送物を車両に宅配する場合、当該送り状番号にユーザID及び宅配先となる自身がデジタルキーのオーナーとなる車両情報を紐づけて、データ中継装置50に対してユーザの入力する配送に関する情報として送信するとともに配送依頼を登録する。なお、ユーザがデータ中継装置50に対して配送に関する情報を送信する場合、ユーザ端末10を介して、暗号化された情報として送信するようにしてもよい。配送に関する情報を暗号化されたものとすることによって、セキュリティがより堅牢なものとなるため、車両の鍵へのアクセス権をより厳格に管理することができる。
また、配送業者(配送作業員)は、配送先車両の解錠、配送物の車両への宅配、車両の施錠、配送結果通知等を、データ中継装置50を介してユーザ端末10等に通知することができる。また、本来配送業者(配送作業員)が配送荷物管理サーバ30に対して送信していた配送完了情報なども、データ中継装置50が配送荷物管理サーバ30に対して送信するので、配送業者(配送作業員)は1回の入力で配送完了の報告をすることができる。
このように、データ中継システム1においては、データ中継装置50が、送り状番号に基づいてユーザ側と配送業者(配送作業員)との間を中継することで、配送業者(配送作業員)による車両への操作、及びユーザ端末10等に対する配送経過情報の通知を実現する。
以上、データ中継システム1の概要を念頭に、データ中継システム1の備える各装置について詳細に説明する。
ユーザ端末10は、例えば、スマートフォン等の公知の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部11及び記憶部12の他、各種データの入出力デバイス(例えば、入力デバイス、表示器等)及び通信デバイス等(図示せず)を備える。
制御部11は、ユーザ端末10の全体を制御する部分であり、記憶部12に記憶されたデジタルキーアプリ(図示せず)を含む各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、本実施形態における各機能を実現する。制御部11は、CPUであってよい。具体的には、予め、デジタルキーアプリケーションプログラム(「デジタルキーアプリ」)をユーザ端末10にインストールし、制御部11により実行することで、以下に説明する機能を実現する。
なお、ユーザ情報入力部111は、車検証にQRコード(登録商標)として記載された車両情報をQRコードリーダにより読取ることで当該車両情報をデータ中継装置50に送信するようにしてもよい。
また、ユーザ情報入力部111は、車両のナンバープレートを含む車両全体の撮影画像に基づいて得られる車両情報をデータ中継装置50に送信するようにしてもよい。
また、後述するように、データ中継装置50がユーザ端末10から入力されるユーザIDに基づいて、鍵情報制御サーバ20と連携するコネクテッドシステム(図示せず)から車両情報を取得し、ユーザ情報を登録するようにしてもよい。
ユーザ情報入力部111は、データ中継装置50からの当該車両のデジタルキー使用許諾要求に応じて、当該デジタルキーの使用許諾を応答することにより、当該デジタルキーの使用許諾情報を予めデータ中継装置50に登録する。
デジタルキーの使用許諾情報が予め登録されることで、データ中継装置50は、ユーザから車両宅配の依頼が(送り状番号及びユーザIDを含む)配送に関する情報とともに入力されると、送り状番号に紐づけられる配送物の配送日時情報に基いて、当該配送日時に一時的に有効となるデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得し、当該配送物の配送を担当する配送作業員の配送作業員端末40に貸与することができるようになる。このように、データ中継装置50は、配送物毎に付与される送り状番号に基づいて、車両宅配を希望するユーザと、配送物を配送する配送作業員と、の間で車両のデジタルキーを中継し、配送作業員による車両の施解錠操作を実現する。
なお、当該ユーザIDに複数の車両情報が登録されている場合、データ中継装置50は、ユーザIDに紐づけられた車両情報に基く宅配対象車両の選択肢を送信することができる。このような場合、車両宅配依頼部112は、ユーザにより選択される宅配対象車両情報をデータ中継装置50に対して送信するようにしてもよい。さらに、データ中継装置50は、配送先車両における宅配先の場所(例えば、トランク、後部座席等)の選択肢を送信するようにしてもよい。
これにより、データ中継装置50は、送り状番号及びユーザIDを宅配先車両情報に紐づけしてユーザの入力した配送に関する情報として記憶部12に記憶する。
通知情報取得部113は、例えば配送荷物管理サーバ30から、送り状番号・配送日時通知を受信する。また、通知情報取得部113は、データ中継装置50から、配送作業員(配送作業員端末40)が車両位置情報を取得したこと、車両デジタルキーを取得したこと、車両デジタルキーを使用開始したこと、車両を解錠したこと、車両を施錠したこと、配送成功又は失敗したこと、デジタルキーの利用可能時間を延長したこと、デジタルキーを返却したこと、及び施錠未実施状態であること等を含む配送状況を受信する。
ここで、デジタルキーの返却とは、不要となったデジタルキーの情報について、鍵情報制御サーバ20までその旨の通知をすることによって行われ、情報としての「デジタルキー」それ自体が鍵情報制御サーバ20まで返却されることがあってもよいが、無効化するデジタルキーの情報のみが鍵情報制御サーバ20に通知され、当該デジタルキーが無効されることによって鍵情報の返却とすることもできる。さらには、鍵情報を無効とせずとも、当初に発行したデジタルキーの情報の時間切れを待つことにより(新しいデジタルキーを発行しないことにより)、「デジタルキーを無効」と同等の効果を導くこともできる。
なお、通知情報取得部113は、応答を求められている通知に対しては、ユーザからの入力に応じて応答通知を送信する。
以上、ユーザ端末10の備える機能部について説明した。次に、鍵情報制御サーバ20の備える機能部について説明する。
鍵情報制御サーバ20は、サーバ装置等の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部21及び記憶部22の他、各種データの入出力デバイス及び通信デバイス等を備える。
デジタルキー管理部211は、データ中継装置50からのデジタルキーの取得要求に対して、配送に係る一時的な利用時間(例えば、配送物の送り状番号に紐づけられた配送日時等)に許容されたデジタルキーを貸与する。そうすることで、データ中継装置50は、当該デジタルキーを配送作業員の使用する配送作業員端末40に貸与することができる。
デジタルキー管理部211は、データ中継装置50から貸し出し済みの配送先車両のデジタルキーの返却を受信すると、デジタルキー返却処理を行う。これにより、当該送り状番号に紐づけられた配送先車両の施解錠権限は削除される。
このようにすることで、配送作業員は、配送に関する情報に含まれる送り状番号に基づいて、宅配作業に必要となる利用制限のかけられた一時的なデジタルキーの取得及び返却を、データ中継装置50を介して実行することができる。なお、デジタルキーは、配送作業員が当該車両の施解錠を行う毎にデータ中継装置50に対して取得要求及び返却要求を行うようにしてもよい。
以上、鍵情報制御サーバ20の備える機能部について説明したが、鍵情報制御サーバ20は同等の機能を有することができれば、分散サーバによって運用される仮想的なサーバであってもよい。次に、配送荷物管理サーバ30の備える機能部について説明する。
配送荷物管理サーバ30はサーバ装置等の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部31及び記憶部32の他、各種データの入出力デバイス及び通信デバイス等を備える。
配送計画作成部311は、事前に例えばECサイトを経由して、ユーザの車両宅配の有無及び希望する配送日時を受信した場合、当該情報(車両宅配の有無及び希望配送日時)を勘案して、配送情報を生成するようにしてもよい。
配送計画作成部311は、荷受人であるユーザのユーザ端末10に対して、生成した送り状番号・配送日時情報を通知する。以上の機能は、当業者にとって公知の機能であり、詳細な説明は省略する。
この場合、後述するように、データ中継装置50(後述する「配送荷物管理サーバ特定部513」)は、ユーザから受信した送り状番号に基づいて、配送業者及び配送荷物管理サーバ30を特定し、特定した配送荷物管理サーバ30から、当該送り状番号に対応する配送物の送付先位置情報(住所氏名等)及び配送日時情報を取得するように構成される。その際、当該車両宅配依頼情報がデータ中継装置50から配送計画作成部311に対して中継されるようにしてもよい。
配送計画作成部311は、データ中継装置50からの送り状番号に基づく問い合わせに対して、当該送り状番号に対応する配送物の送付先位置情報(住所氏名等)及び配送日時情報等を、配送業者の入力する配送に関する情報としてデータ中継装置50に対して応答する。
なお、後述するように、配送作業員に割り当てられた、車両宅配となる配送物については、各配送作業員の配送作業員端末40が、データ中継装置50から配送先車両の位置情報を取得して、当該配送物の担当者となる配送作業員の所有する配送作業員端末40に表示するように構成される。
データ中継装置IF部313は、ユーザの車両宅配となる配送物の配送失敗通知をデータ中継装置50から受信する。それにより、配送荷物管理サーバ30は、当該送り状番号の履歴情報に、配送失敗情報を記録するとともに、配送計画作成部311により、再配送計画を作成するようにしてもよい。
以上、配送荷物管理サーバ30の備える機能部について説明したが、配送荷物管理サーバ30も、同等の機能を有することができれば、分散サーバによって運用される仮想的なサーバであってもよい。次に、配送作業員端末40の備える機能部について説明する。
配送作業員端末40は、配送作業員が配送荷物を配送する際に、配送荷物管理サーバ30又はデータ中継装置50から配送に必要な情報を取得し表示するとともに、配送荷物管理サーバ30又はデータ中継装置50に登録するデータを入力して送信する携帯端末である。
配送作業員端末40は、例えばスマートフォン等の公知の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部41及び記憶部42の他、各種データの入出力デバイス(例えば、入力デバイス、表示器等)及び通信デバイス等(図示せず)を備える。
なお、受付部415は、解錠指示受付部415Aと、施錠指示受付部415Bと、配送結果入力受付部415Cと、を備える。
デジタルキー利用要求部414は、配送作業員からの送り状番号の入力により、データ中継装置50に対して配送先車両のデジタルキーの取得要求をする。そうすることで、データ中継装置50は、当該送り状番号と、ユーザによって入力されていた送り状番号とを照らし合わせることによって、例えば予め設定された配送日時情報(配送時間帯)の間有効となる配送先車両のデジタルキーを鍵情報制御サーバ20から取得する。配送作業員は、配送日時情報に設定された時間内において利用可能となる配送先車両のデジタルキーの利用要求をすることで、対応車両のデジタルキーの使用を開始させることができる。
図5は、配送作業員が車両のデジタルキーの使用開始をするまでの配送作業員端末40に表示される画面遷移の一例を示す図である。以下、配送作業員がボタンを押下する操作について、特に断らない限り押下操作は、タッチ操作を含むものとする。
図5に示すように、配送作業員は、送り状番号スキャンボタンを押下することで送り状番号入力画面が表示され、次いで送り状番号(バーコード)を枠内に収めてスキャンすることで送り状番号が入力され、データ中継装置50に対してデジタルキーを要求するためのデジタルキー使用開始ボタンを表示したデジタルキー使用開始画面を表示させることができる。この場合、例えばデジタルキー使用開始ボタンを配送作業員が押下した時刻から所定の時間(例えば1時間)が経過するまでを配送作業員のデジタルキー利用可能時間としてもよい。
なお、デジタルキー使用開始ボタンが配送作業員により押下したタイミングをデジタルキーの開始時刻とするのではなく、予め設定された配送日時(配送時間帯)を配送作業員のデジタルキー利用可能時間としてもよい。この場合、配送作業員が送り状番号をスキャンしたタイミングでデジタルキーを取得するようにしてもよいが、デジタルキーを予め取得したとしても、当該配送日時(配送時間帯)にならないとデジタルキーが有効ではなく、使用することはできない。なお、配送先車両の登録デジタルキーが失効していた場合、デジタルキーは取得されない。
また、デジタルキー利用要求部414は、デジタルキー取得状況についてデータ中継装置IF部419を介して、データ中継装置50に通知する。
解錠指示受付部415Aは、解錠成功信号又は解錠失敗信号を配送先車両から受信する。なお、解錠失敗の原因としてデジタルキーの利用可能時間外となっていること、通信障害の発生、アプリケーションがハングアップしていること等が挙げられる。解錠指示受付部415Aは、解錠結果(解錠成功/失敗)についてデータ中継装置IF部419を介して、データ中継装置50に通知する。なお、既存のデジタルキーを用いた解錠・施錠システムには、解錠成功信号又は解錠失敗信号を送信せず、コマンド送信の完了時にその旨の信号を返すだけのものもあるが、その際には、解錠要求信号や施錠要求信号は繰り返し送出することが可能であり、例えば解錠指示をしたことで、解錠成功とみなすようにすればよい。
解錠されたことにより、配送作業員は、配送物を車両に宅配することができる。
配送作業員は配送物を車両に宅配した後、配送作業員は、配送先車両を施錠する。
施錠指示受付部415Bは、施錠成功信号又は施錠失敗信号を配送先車両から受信する。なお、施錠失敗の原因として、例えば車両と配送作業員端末との距離が所定の距離を超えていること等が挙げられる。施錠指示受付部415Bは、施錠結果(施錠成功/失敗)についてデータ中継装置IF部419を介して、データ中継装置50に通知する。
施錠されたことにより、配送作業員は、配送結果報告を入力することができるようになる。
図6は、配送作業員が配送作業員端末40から車両を解錠し、配送物を車両内に宅配し、車両を施錠するまでの画面遷移の一例を示す図である。図6に示すように、配送作業員は、デジタルキーの解錠ボタン(アンロックボタン)を押下することで、車両を解錠して、デジタルキー利用時間の間に配送物を車両内に宅配した後、デジタルキーの施錠ボタン(ロックボタン)を押下することで、車両を施錠することができる。なお、解錠ボタンを押下した後、車両が解錠状態にあることを、例えば解錠ボタンの色を、解錠状態を示す色に変化させるようにしてもよい。又は、解錠状態を示す旨の表示をしてもよい。
図7は、配送物を車両内に宅配し、車両の施錠後に配送完了とし、次画面に移動するまでの画面遷移の一例を示す図である。図7に示すように、配送完了ボタン(OK)を押下することで、次画面(例えば直近の配達予定の表示画面)に遷移することができる。
また、デジタルキー利用制御部416は、配送作業員(配送作業員端末40)の位置情報に応じてデジタルキーの利用可否の制御を行うようにしてもよい。具体的には、デジタルキー利用制御部416は、配送作業員(配送作業員端末40)の位置情報を配送作業員端末40により取得するとともに、配送先車両の位置情報を例えばデータ中継装置50から取得することで、デジタルキーの利用可否を制限するようにしてもよい。例えば、デジタルキー利用制御部416は、配送作業員(配送作業員端末40)の位置が当該車両位置から予め設定した第1距離以上離れた場合、配送作業員端末40の表示器を介して、施錠(施錠ボタンの表示及び押下)はできるが、解錠(解錠ボタンの表示又は押下)ができないようにしてもよい。
さらに、デジタルキー利用制御部416は、配送作業員(配送作業員端末40)の位置が、当該車両位置から予め設定した、例えば第1距離よりも長い第2距離以上離れた場合、配送作業員端末40の表示器を介して、施錠(施錠ボタンの表示又は押下)及び解錠(解錠ボタンの表示又は押下)ができないようにするとともに、当該デジタルキーを無効にするようにしてもよい。
以上、配送先車両の解錠、配送先車両への配送物の配送、配送先車両の施錠の順に配送作業員が処理した場合について説明した。
配送作業結果管理部418は、配送完了報告を実施するための画面を介して、宅配完了報告が入力されると、データ中継装置50に対して、当該送り状番号に対応する配送物の配送完了通知をする。例えば配送作業結果管理部418は、配送作業員端末40の表示器を介して、配送作業員による送り状番号に対応する配送物の宅配完了ボタンが押下されると、配送完了報告を作成し、データ中継装置50に対して、当該送り状番号に対応する配送物の配送完了通知をするようにしてもよい。これにより、データ中継装置50は、配送完了通知に基づいて、ユーザ端末10や配送荷物管理サーバ30に対して、配送が完了情報を伝達するとともに、鍵情報制御サーバ20に対して、送り状番号に紐づけられた配送先車両のデジタルキーの返却通知を送信する。鍵情報制御サーバ20は、当該返却通知に基づいて、当該送り状番号に紐づけられた配送先車両の予め設定された当該配送時間に許容されたデジタルキーを無効とする。
また、データ中継装置50に対して、再配送処理に移行するように通知してもよい。
この他、前述したように、配送作業員端末40は、荷受人(デジタルキーのオーナーでもある)に対する各種通知をデータ中継装置50に対して行う。データ中継装置IF部419は、データ中継装置50に通知された各種通知を配送作業員端末40に通知する。このように、データ中継装置50は、文字どおり配送作業員端末40とユーザ端末10との間で、各種通知を中継する。
ここで、ユーザ端末10に対する各種通知としては、例えば配送開始通知、デジタルキー取得通知、使用開始通知、施錠通知、解錠通知、配送成功/失敗通知、デジタルキー利用延長通知、デジタルキー返却通知、施錠未実施通知等が通知される。これにより、荷受人となるユーザは、リアルタイムに配送状況を把握することが可能となる。
以上、配送作業員端末40の備える機能部について説明した。最後に、データ中継装置50の備える機能部について説明する。
データ中継装置50は、サーバ装置等の情報処理装置(コンピュータ)であり、制御部51及び記憶部52の他、各種データの入出力デバイス及び通信デバイス等を備える。
ユーザ情報登録管理部511は、データ中継システム1を介して車両宅配サービスを希望するユーザから予めデジタルキー使用許諾を取得し、当該ユーザのデジタルキー使用許諾情報を登録して管理する。
なお、車両宅配情報管理部512は、当該ユーザIDに複数の車両情報が登録されている場合、複数の宅配対象車両から当該ユーザにより選択された車両情報をユーザの入力した配送に関する情報として記録管理するようにしてもよい。また、車両宅配情報管理部512は、配送物の複数の置き場所(例えば、トランク、後部座席、前部座席、助手席等)から選択された置き場所又は優先順位の付けられた置き場所をユーザの入力した配送に関する情報として記録管理するようにしてもよい。
これにより、データ中継装置50は、送り状番号に、荷受人となるユーザ(ユーザID)と、宅配先車両情報と、ユーザのデジタルキー使用許諾情報と、を紐づけて管理することができる。
さらに、車両宅配情報管理部512は、後述する配送荷物管理サーバ特定部513により送り状番号の様式等に基づいて特定される配送業者の配送荷物管理サーバ30に対して、配送先位置情報(住所氏名)、配送日時情報を要求することで、配送業者側の送り状番号に紐づけられた配送情報を取得することができる。
車両宅配情報管理部512は、ユーザから受信したユーザの入力した配送に関する情報及び配送業者(配送荷物管理サーバ30)から受信した配送業者の入力した配送に関する情報を、それぞれ送り状番号に紐づけて管理する。
なお、車両宅配情報管理部512は、配送荷物管理サーバ30に対して、当該送り状番号に対応する配送荷物が車両宅配配送荷物であることを通知するようにしてもよい。
具体的には、例えば、配送先の住所氏名をユーザ情報に含まれる住所氏名と照らし合わせることで特定するようにしてもよい、また、配送日時情報が近未来の日時情報であるか否かを照らし合わせることで、1つの配送荷物管理サーバ30を特定するようにしてもよい。
また、ユーザ情報登録管理部511により登録管理された、ユーザIDと車両情報とデジタルキーの使用許諾情報に基いて、デジタルキー配送業者提供部517が、鍵情報制御サーバ20から、当該車両のデジタルキーの利用権を取得できなかった場合、当該ユーザIDをブラックリストとして、記憶部52に記録管理するようにしてもよい。
また、配送作業員端末40に対して提供されるデジタルキーは、前述したとおり、配送作業員端末40(配送作業員デジタルキーアプリ)において、さらに解錠してから施錠するまでの有効時間等の制限を掛けたデジタルキーに修正することができる。
また、配送作業員端末40から配送完了報告を受信すると、鍵情報制御サーバ20に対して当該デジタルキーの返却処理を行う。それにより、鍵情報制御サーバ20は、当該デジタルキーに係る一時的な利用許可情報を削除することができる。
以上、データ中継システム1の備える各装置の機能部について説明した。
次に、データ中継システム1における主要なデータの流れを示すシーケンスについて説明する。図9から図12は、データ中継システム1におけるデータの流れを示すシーケンス図である。
図9を参照すると、ユーザはユーザ端末10を介して、ユーザIDを含むユーザ情報(S001)をデータ中継装置50に対して送信する。データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して、ユーザIDの確認及び車両情報の要求(S002)を行うことで車両番号、車種等を含む車両情報(S003)を取得し、当該ユーザIDを登録する。
次に、ユーザは、データ中継装置50に対して車両のデジタルキー使用許諾(S004)をする。データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して当該車両のデジタルキー使用許諾要求(S005)をすることで当該車両のデジタルキー使用許諾(S006)を得る。
以上により、ユーザは、データ中継装置50への登録を完了し、以後データ中継システム1の提供する車両宅配サービスを利用可能となる。
図10を参照すると、ユーザの配送オーダー(S101)は、例えばECサイト経由等で配送荷物管理サーバ30に対して入力される。なお、配送オーダー(S101)は配送先となる住所氏名情報を含む。配送荷物管理サーバ30は配送オーダー(S101)に基づいて、送り状番号を発番するとともに、配送日時(予定)を決定し、ユーザに対して送り状番号及び配送日時(S102)を通知する。
ユーザは、送り状番号及び車両宅配希望情報(S103)をデータ中継装置50に対して送信する。
データ中継装置50は、ユーザから受信した送り状番号に基づいて、配送業者の配送荷物管理サーバ30を特定し、特定した配送荷物管理サーバ30に対して配送先住所氏名・配送日時情報の要求(S104)をすることで、配送先住所氏名・配送日時情報(S105)を取得する。
データ中継装置50は、配送物の置き場所(例えば、トランク、後部座席、助手席等)等の選択肢(S106)を、ユーザ端末10を介して表示させる。データ中継装置50は、ユーザ端末10を介して入力される配送先となる車両・置き場所情報(S107)を取得することで、送り状番号と、配送先車両情報(車両番号、置き場所情報等)を紐づけする。データ中継装置50は、配送荷物管理サーバ30に対して、送り状番号と車両宅配指定情報(S108)を送信する。
これにより、配送荷物管理サーバ30は、配送作業員に対して、車両宅配作業の割り当て(S109)を行う。
以上により、ユーザは、データ中継装置50への車両宅配の依頼を登録することができる。
図11を参照すると、配送作業員は配送作業員端末40を介して、配送物の送り状番号(S201)をスキャンしてデータ中継装置50に入力する。データ中継装置50に対して当該送り状番号に紐づけられた配送先車両の位置情報要求(S202)を入力する。
データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して対象車両の位置情報を要求(S203)し、対象車両の位置情報(S204)を取得する。データ中継装置50は、配送作業員端末40の表示器を介して、対象車両の位置情報を地図表示(S205)する。
配送作業員は、配送作業員端末40を介してデジタルキー使用開始ボタンを押下することで、データ中継装置50に対して、対象車両のデジタルキーの要求(S206)をする。
データ中継装置50は、鍵情報制御サーバ20に対して対象車両のデジタルキーを要求(S207)し、対象車両のデジタルキーを取得(S208)する。
データ中継装置50はデジタルキーを配送作業員端末40に貸与(S209)する。これにより、配送作業員は、配送作業員端末40を介して、アンロックボタンを押下することで、対象車両に対して解錠コマンド(S210)を送信し、配送作業員端末40は、対象車両から解錠コマンド成功のレスポンス(S211)を受信する。
配送作業員端末40は、データ中継装置50に対して対象車両が解錠状態であることを通知(S212)し、データ中継装置50はユーザ端末10に対して対象車両が解錠状態であることを通知(S213)する。
配送作業員は、対象車両に配送物を宅配し、配送作業員端末40を介してロックボタンを押下することで、対象車両に対して施錠コマンド(S214)が送信され対象車両から施錠コマンド成功のレスポンス(S215)を受信する。
配送作業員端末40はデータ中継装置50に対して対象車両が解錠状態であることを通知(S216)し、データ中継装置50はユーザ端末10に対して対象車両が施錠状態であることを通知(S217)する。
以上により、配送は、対象車両を解錠し、配送物を車両内に配達し、対象車両を施錠することができる。また、ユーザは車両が配送業者により解錠されたこと及び施錠されたことをリアルタイムに把握することができる。
図12を参照すると配送に成功した場合、配送作業員は配送作業員端末40を介して配送完了報告(S301)をデータ中継装置50に入力する。データ中継装置50は、配送荷物管理サーバ30に対して対象送り状番号配送完了報告(S302)を通知するとともに、ユーザ端末10に対して対象送り状番号配送完了報告(S303)を通知し、鍵情報制御サーバ20に対して対象車両のデジタルキーを返却(S304)する。
また、配送に失敗した場合、配送作業員は配送作業員端末40を介して、配送失敗報告(S305)をデータ中継装置50に入力する。データ中継装置50は、配送荷物管理サーバ30に対して対象送り状番号配送失敗報告(S306)を通知するとともに、ユーザ端末10に対して配送失敗報告(S307)を通知する。
なお、配送失敗の原因に応じて、ユーザ端末10に対して、再挑戦の通知(S307)をするようにしてもよい。そうすることで、配送作業員は配送作業員端末40を介して、配送物の送り状番号をスキャンしてデータ中継装置50に入力(S308)する。その後、配送作業員は、配送作業員端末40を介してデジタルキー使用開始ボタンを押下することで、データ中継装置50に対して、対象車両のデジタルキーの再要求(S309)をすることができる。
以上により、配送作業員は配送が成功した場合、配送完了を通知できる、また、何らかの原因により配送に失敗した場合、配送失敗を通知するとともに、何らかの善後策(例えば再挑戦)があれば、ユーザに対して善後策(例えば再挑戦)を通知することができる。
以上、データ中継システム1における主要なデータの流れを示すシーケンスについて説明した。
具体的には、例えば、鍵情報制御サーバは、IOTロッカーのデジタルキーを管理し、IOTロッカーのデジタルキーの使用許諾権限を有する荷受人が、IOTロッカーのデジタルキーの使用権限をデータ中継装置50に対して与えることで、データ中継装置は、配送作業員が配送荷物を配達すると認められた期間、つまり一時的に有効となるデジタルキーを鍵情報制御サーバから取得し、当該配送作業員(具体的には、配送作業員端末40)に貸与することが可能となる。それにより、配送作業員が配送荷物を当該IOTロッカーに宅配することができるようにしてもよい。
また、本実施形態におけるデータ中継装置50が、鍵情報制御サーバ20に加え、IOTロッカーのデジタルキーを管理する鍵情報制御サーバとも通信可能に接続され、ユーザからの使用権限許諾に基づいて、IOTロッカーの鍵情報制御サーバにおいても、前記ユーザの保持するデジタルキーの利用権を獲得し、前記IOTロッカーに係る情報を前記ユーザのユーザ識別IDに紐づけて記憶し、配送作業員端末から受信した配送業者の入力した配送に関する情報が、前記ユーザの入力した配送に関する情報と照合が取れることを条件として、前記配送作業員端末に対して、ユーザの保持する前記車両のデジタルキー、又は、前記ユーザの保持する前記IOTロッカーのデジタルキーを利用可能とするようにしてもよい。
この場合、ユーザは、配送荷物の宅配先として車両又はIOTロッカーを選択(又は優先順位をつけて)し、データ中継装置50に登録するようにしてもよい。
これにより、配送業者は、データ中継装置50に対して配送に関する情報を送信することで、データ中継装置50から車両のデジタルキーを受信し、車両への宅配を容易に実現できる。
いずれによっても、配送作業員は、車両施解錠を行うことができる。
これにより、ブラックリストに登録されたユーザからの配送に関する情報を受信した場合、例えば不受理等のエラー処理を行うことができる。
これにより、配送作業員は、デジタルキーを配送日時以外に利用できないようにする。
また、配送作業員端末40に対して利用可能とされる車両のデジタルキーは、配送作業員端末40が、車両から予め設定された第1の距離以上に離れると、施錠はできるが解錠ができないように、車両のデジタルキーの利用可否が制限されるようにしてもよい。
また、配送作業員端末40に対して利用可能とされる車両のデジタルキーは、配送作業員端末40が、車両から予め設定された第2の距離以上に離れると、施錠も解錠もできないように、車両のデジタルキーが無効化されるようにしてもよい。
これにより配送業者が不必要に車両の開閉操作ができないようにすることができる。
これにより、配送業者は、配送荷物の再配送を効率よく行うことができる。
また、データ中継装置50に登録される車両に係る車両情報は、ユーザ端末10において車両のナンバープレートを含む車両の全体の撮影画像に基づいて作成されるようにしてもよい。
これにより、ユーザにおける車両情報の入力作業を簡単にするとともに、データの誤入力を防ぐことができる。
ユーザ端末10から受信したユーザの入力した配送に関する情報に基いて、配送荷物の配送を管理する配送荷物管理サーバ30を特定する、配送荷物管理サーバ特定部513を備えるようにしてもよい。
これにより、データ中継装置50は、当該ユーザに配送物を配送する配送業者を容易に特定することができる。
1つの配送荷物管理サーバ30を判定できない場合、各配送荷物管理サーバ30に対して、ユーザ端末10から受信したユーザの入力した配送に関する情報に基いて、配送日時情報又は配送先の住所氏名を問合せ、当該ユーザの入力した配送に関する情報に照らして検証することで、1つの配送荷物管理サーバ30を特定するようにしてもよい。
配送作業員端末40から受信する前記配送業者の入力した配送に関する情報は、少なくとも、配送荷物を識別する送り状番号を含むようにしてもよい。
これにより、データ中継装置50は、配送荷物を一意に特定する送り状番号を共通IDとして、ユーザと配送業者の双方に対してデジタルキーを安全に中継することができる。
これにより、データ中継装置50は、IOTロッカーを利用する宅配についても、ユーザと配送業者との間でデジタルキーを安全に中継することができる。
2 車両
10 ユーザ端末
11 制御部
111 ユーザ情報入力部
112 宅配情報入力部
113 通知情報取得部
12 記憶部
20 鍵情報制御サーバ
21 制御部
211 デジタルキー管理部
212 車両情報提供部
22 記憶部
30 配送荷物管理サーバ
31 制御部
311 配送計画作成部
312 配送管理部
313 データ中継装置IF部
32 記憶部
40 配送作業員端末
41 制御部
410 配送予定一覧表示部
411A 配送先位置特定部
411B 車両位置取得部
412 車両宅配対象荷物表示制御部
414 デジタルキー利用要求部
415 受付部
415A 解錠指示受付部
415B 施錠指示受付部
415C 配送結果入力受付部
416 デジタルキー利用制御部
418 配送作業結果管理部
419 データ中継装置IF部
42 記憶部
50 データ中継装置
51 制御部
511 ユーザ情報登録管理部
512 車両宅配情報管理部
513 配送荷物管理サーバ特定部
514 配送先車両位置情報取得部
515 配送先車両位置情報提供部
517 デジタルキー配送業者提供部
518 配送処理状況通知部
52 記憶部
60 ネットワーク
Claims (16)
- 車両のデジタルキーを管理する鍵情報制御サーバと、
配送業者に係る配送荷物の配送に関する情報を管理する配送荷物管理サーバと、
車両のユーザであって、前記車両のデジタルキーの使用許諾権限を有するユーザが使用するユーザ端末と、
前記配送業者が使用する配送作業員端末と、それぞれ通信可能に接続され、情報の中継をするデータ中継装置であって、
前記ユーザからの使用権限許諾に基づいて、前記鍵情報制御サーバにおいて、前記ユーザの保持するデジタルキーの利用権を獲得し、
前記車両に係る車両情報を前記ユーザのユーザ識別IDに紐づけて記憶し、
前記ユーザ端末から受信した前記ユーザの入力した配送に関する情報を記憶し、
前記配送作業員端末から受信した前記配送業者の入力した配送に関する情報が、前記ユーザの入力した配送に関する情報と照合が取れることを条件として、前記配送作業員端末に対して、前記ユーザの保持する前記車両のデジタルキーを利用可能とするデータ中継装置。 - 前記配送作業員端末に対して利用可能とされる前記車両のデジタルキーは、前記配送作業員端末に配布される、請求項1に記載のデータ中継装置。
- 前記配送作業員端末に対して利用可能とされる前記車両のデジタルキーは、前記配送作業員端末からの前記鍵情報制御サーバに対する施解錠指示に基づいて、前記鍵情報制御サーバがリモートにより前記デジタルキーによる車両操作を行う、請求項1に記載のデータ中継装置。
- 前記ユーザからの使用権限許諾に基づいて、前記鍵情報制御サーバにおいて、前記ユーザの保持するデジタルキーの利用権を獲得できない場合、前記ユーザのユーザIDをブラックリストに登録する、請求項1に記載のデータ中継装置。
- 前記デジタルキーは、前記配送に関する情報に紐づけられる配送日時の間のみ、前記配送作業員端末において利用可能とされる、請求項1に記載のデータ中継装置。
- 前記配送作業員端末に対して利用可能とされる前記車両のデジタルキーは、前記配送作業員端末の位置情報に応じて、前記車両のデジタルキーの利用可否が制限される、請求項1に記載のデータ中継装置。
- 前記配送作業員端末に対して利用可能とされる前記車両のデジタルキーは、前記配送作業員端末が、前記車両から予め設定された第1の距離以上に離れると、施錠はできるが解錠ができないように、前記車両のデジタルキーの利用可否が制限される、請求項6に記載のデータ中継装置。
- 前記配送作業員端末に対して利用可能とされる前記車両のデジタルキーは、前記配送作業員端末が、前記車両から予め設定された第2の距離以上に離れると、施錠も解錠もできないように、前記車両のデジタルキーが無効化される、請求項7に記載のデータ中継装置。
- 前記配送荷物の前記車両への宅配が失敗したとき、前記配送作業員端末から再配送処理通知を受信することで、前記配送作業員端末に対して、前記ユーザの保持する前記車両のデジタルキーを再度利用可能とする、請求項1に記載のデータ中継装置。
- 前記車両に係る車両情報は、前記ユーザ端末において前記車両の車検証に記載のQRコード(登録商標)に基づいて作成される、請求項1に記載のデータ中継装置。
- 前記車両に係る車両情報は、前記ユーザ端末において前記車両のナンバープレートを含む前記車両の全体の撮影画像に基づいて作成される、請求項1に記載のデータ中継装置。
- 複数の鍵情報制御サーバ及び/又は複数の配送荷物管理サーバと、ネットワークを介して通信可能に接続され、
前記ユーザ端末から受信した前記ユーザの入力した配送に関する情報に基いて、前記配送荷物の配送を管理する配送荷物管理サーバを特定する、配送荷物管理サーバ特定部を備える請求項1に記載のデータ中継装置。 - 前記配送荷物管理サーバ特定部は、さらに、
1つの配送荷物管理サーバを判定できない場合、各配送荷物管理サーバに対して、前記ユーザ端末から受信した前記ユーザの入力した配送に関する情報に基いて、配送日時情報又は配送先の住所氏名を問合せ、前記ユーザの入力した配送に関する情報に照らして検証することで、1つの配送荷物管理サーバを特定する、請求項12に記載のデータ中継装置。 - 前記ユーザ端末から受信する前記ユーザの入力した配送に関する情報は、少なくとも、前記配送荷物を識別する送り状番号、及び前記ユーザのユーザ識別IDを含み、
前記配送作業員端末から受信する前記配送業者の入力した配送に関する情報は、少なくとも、前記配送荷物を識別する送り状番号を含む、請求項1から請求項13のいずれかに記載のデータ中継装置。 - IOTロッカーのデジタルキーを管理する鍵情報制御サーバと、
配送業者に係る配送荷物の配送に関する情報を管理する配送荷物管理サーバと、
前記IOTロッカーのデジタルキーの使用許諾権限を有するユーザが使用するユーザ端末と、
前記配送業者が使用する配送作業員端末と、それぞれ通信可能に接続され、情報の中継をするデータ中継装置であって、
予め前記ユーザからの使用権限許諾に基づいて、前記鍵情報制御サーバにおいて、前記ユーザの保持するデジタルキーの利用権を獲得し、
前記IOTロッカーに係る情報を前記ユーザのユーザ識別IDに紐づけて記憶し、
前記ユーザ端末から受信した前記ユーザの入力した配送に関する情報を記憶し、
前記配送作業員端末から受信した前記配送業者の入力した配送に関する情報が、前記ユーザの入力した配送に関する情報と照合が取れることを条件として、前記配送作業員端末に対して、前記ユーザの保持する前記IOTロッカーのデジタルキーを利用可能とするデータ中継装置。 - 請求項1又は請求項15に記載のデータ中継装置としてコンピュータを機能させるためのデータ中継プログラム。
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