JP2024023562A - おむつ - Google Patents

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久記 渡邊
Hisanori Watanabe
信也 佐藤
Shinya Sato
悟司 五舛出
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美穂 能村
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Abstract

【課題】乳幼児に興味を持たせることができる表示を有し、かつその表示を乳幼児の視界に入れたままおむつ替えができるおむつを提供する。【解決手段】前側領域は第1表示部を非肌面側から視認可能に備え、かつ後側領域は第2表示部を非肌面側から視認可能に備え、前記第2表示部と前記第1表示部とは、前記第2表示部が前記第1表示部に含まれる各絵柄のシルエットである態様を含む複数の事物の絵柄を含み、前記第1表示部が前記複数の事物から導かれる概念を具体的に表現した絵柄を含む、関係にあり、前記複数の事物から導かれる概念が、行為にかかわるものであり、前記第1表示部が有する絵柄は、行為の主体の絵柄と行為に関連するものを示す絵柄とを含み、前記第2表示部が有する前記複数の事物の絵柄は、前記第1表示部における前記行為の主体の絵柄を含まず、前記第1表示部における前記行為に関連するものを示す絵柄をシルエットにした絵柄を含むおむつ。【選択図】図3

Description

本発明は、おむつに関する。
おむつ等の吸収性物品には、様々な目的から、絵柄等の表示について工夫が行われている。例えば、特許文献1には、トイレトレーニングを促すために、尿と触れると色等が変わる絵柄を設けたトレーニングパンツの技術が提案されている。特許文献2には、イラスト表示のイラストを対象月齢に応じて変更する技術が提案されている。
特表2003-501211号公報 特開2004-105668公報
乳幼児はおむつ替えの際、おむつ替えを嫌がったり、動き回ったりして、おむつを正しくあてることができないことがある。
従来から、乳幼児のスムーズなおむつ替えのために、はかせる者(例えば、保護者)は、乳幼児の注意を何かに引きつけるなどの工夫をしている。例えば、乳幼児が興味を持つおもちゃ等を用いる方法がある。また、おむつに描かれた絵柄で乳幼児の注意を引きつける方法もある。
乳幼児は一度興味を抱いた対象物に対しては目を離したり手放さないことが多い。そのため、おむつを替える段階になったときに、その一度興味を持ったものを、視界からなくしたり、あるいは奪ったりすると、折角興味を持たせたのに機嫌よくおむつを着用するには至らない。
本発明は、上記の点に鑑み、乳幼児に興味を持たせることができる表示を有し、かつその表示を乳幼児の視界に入れたままおむつ替えができる、おむつを提供することを課題とする。
本発明は、肌面側と非肌面側を有するおむつであって、前記おむつは、前記肌面側を内側にし、前記非肌面側を外側にして長手方向中央部で前記肌面側に折り返されていることにより前側領域と後側領域とが視覚的に分離されており、前記前側領域は、第1表示部を前記非肌面側から視認可能に備え、かつ前記後側領域は、第2表示部を前記非肌面側から視認可能に備え、前記第2表示部と前記第1表示部とは、前記第2表示部が前記第1表示部に含まれる各絵柄のシルエットである態様を含む複数の事物の絵柄を含み、前記第1表示部が前記複数の事物から導かれる概念を具体的に表現した絵柄を含む、関係にあり、前記複数の事物から導かれる概念が、行為にかかわるものであり、前記第1表示部が有する絵柄は、行為の主体の絵柄と行為に関連するものを示す絵柄とを含み、前記第2表示部が有する前記複数の事物の絵柄は、前記第1表示部における前記行為の主体の絵柄を含まず、前記第1表示部における前記行為に関連するものを示す絵柄をシルエットにした絵柄を含む、おむつを提供する。
本発明のおむつによれば、乳幼児に興味を持たせることができる表示を有し、かつその表示を乳幼児の視界から入れたままおむつ替えができる。
本発明における一実施形態としてのおむつを展開して非肌面側から見た平面図である。 おむつの前側領域を模式的に示す平面図である。 第1表示部1及び第2表示部2の組合せの例を示す説明図である。 第1表示部1及び第2表示部2の組合せの例を示す説明図である。 第1表示部1及び第2表示部2の組合せの例を示す説明図である。 第1表示部1及び第2表示部2の組合せの例を示す説明図である。 第1表示部1及び第2表示部2の組合せの例を示す説明図である。
以下、本発明に係るおむつの好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
おむつに関して、本明細書においては、特に断らない限り、着用者の肌に接触する側を肌面側といい、これと反対側を非肌面側という。おむつは、折り返された前側領域と後側領域とを開いて展開させた状態で、着用者の腹側、股下、及び背側にわたる領域に向けて配置される方向を、おむつの長手方向(Y方向)という。この長手方向と直交する方向を幅方向(X方向)という。
おむつ100は、図1及び図2に示すように、前側領域11と後側領域12とを有する。前側領域11と後側領域12とは、図1に示すように、展開した状態のおむつ100をその長手方向中央部(中央線Lcの部分)にて、肌面側を内側にし、非肌面側を外側にして折り返して形成されている。この長手方向中央部Lcによる折り返しによって、前側領域11と後側領域12とは、おむつ100の前後における区分となり、視覚的に分離されている。
また、本実施形態においては、図1に示すおむつ100の展開状態において、おむつ100の外形はその両側縁が長手方向(Y方向)中央部において内側に括れた形状を有している。括れた部分は、長手方向中央部Lcによる折り返しによって、図2に示す一対のレッグ開口部13とレッグ開口部13、13の間の股下部16とを形成する。
さらに、図1に示すおむつ100の長手方向の前後端部は、長手方向中央部Lcによる折り返しによって互いに対向配置され、図2に示す胴回り開口部14をなす。図2に示すおむつ100は、その使用状態から、胴回り開口部14のある方が上側であり、股下部のある方が下側になる。このようなおむつ100は、パンツ型でもテープ型であってもよい。
図1及び図2においては、第1表示部1と第2表示部2の配置の理解のため、パンツ型おむつ又はテープ型おむつに関する詳細な構成は省略している。例えば、パンツ型おむつの場合のサイドシール部(前側領域と後側領域を折り返して対向配置した際の左右両側における圧着部)や、テープ型おむつのファスニングテープは省略している。
おむつ100は、前側領域11に第1表示部1を非肌面側から視認可能に備えている。加えて、おむつ100は、後側領域12に第2表示部2を非肌面側から視認可能に備えている。
第1表示部1及び第2表示部2は、乳幼児の興味を引きつける観点から、前側領域11及び後側領域12における幅方向中央部にそれぞれ配置されていることが好ましい。
ここで、前側領域11の幅方向中央部とは、幅方向の中心位置から左右に広がる領域で、おむつの幅方向で長さが最も長い部分の30~90%の位置をいう。幅方向の中心位置は、前側領域11の幅方向の長さが最も長い部分の2等分線(長手方向に沿う線)の位置である。後側領域12の幅方向中央部についても同様である。なお、幅方向の長さとは、おむつを伸長した状態での長さをいう。
第2表示部2と第1表示部1とは、複数の事物と前記複数の事物から導かれる概念の関係にある。ここで、「複数の事物と前記複数の事物から導かれる概念の関係にある」とは、第1表示部1の絵柄が、第2表示部2の絵柄が示す複数の事物から導かれる概念を表現していることをいう。
複数の事物から導かれる概念とは、複数の事物から得られる情報(例えば、複数の事物に共通する特徴、複数の事物間の関連性、複数の事物間の配置等の情報)から連想することができる概念をいう。上記概念としては、例えば、属性(動物、おもちゃ、食べ物、野菜等)、行事/出来事(クリスマス、誕生会等)、場所、時刻、行為(歌う、食べる等。詳細な例示は後述する)等が挙げられる。複数の事物から導かれる概念は、複数の事物から直接的に導かれる概念であってもよく、複数の事物から直接的に導かれる概念から、さらに連想される概念であってもよい。
より具体的には、第1表示部1の絵柄は、第2表示部2の複数の事物の絵柄から導かれる概念を、具体的に表現していることがより好ましい。
第1表示部1の絵柄は、第2表示部2の複数の事物の絵柄から導かれる概念を、具体的な絵柄、例えば、ある「行為」という概念が導かれるとすると、その概念を日常生活の中の身近な具体的な行為を示す絵柄として表現していることがより好ましい。第1表示部1の絵柄は、第2表示部2の複数の事物から導かれる概念を、行為の主体の絵柄を含んである行為を示す絵柄として表現していることがより好ましい。第1表示部1が表現する行為は、行為の主体の体勢(姿勢)によって表現されていてもよく、行為の主体の体勢と行為に関連するものとの組合せにより絵柄全体として表現されていてもよい。
第1表示部1は、前記概念を知らしめるアピール表示部を含むことが好ましい。アピール表示部は、前記概念を具体的に表現した絵柄において、乳幼児の興味を引きやすい絵柄をいう。アピール表示部は、行為の主体の絵柄を含むことが好ましい。
第1表示部1の絵柄が表現する行為としては、着用者である乳幼児が身近に感じて興味を引きやすい行為が挙げられ、より具体的には、睡眠(昼寝等)、身の回りの用事(洗顔、入浴、トイレ、身支度、着替え、歯磨き、食事等)、運動(散歩、かけっこ、水泳等)、娯楽(遊戯(遊び)、歌唱、遠足、読書、物まね(形態模写、ごっこ遊び)等)、勉強、感情表現(笑顔、泣き顔、手を広げて楽しんでいる動作等)等が挙げられる。
上述の、行為の主体としては、マスコットキャラクターが好ましい。すなわち、第1表示部1は、マスコットキャラクターを含む絵柄によって行為を表現し、第2表示部2の複数の事物から導かれる概念を表現していることが好ましい。第1表示部1がマスコットキャラクターの絵柄を含むと、おむつ100の前側領域11及び後側領域12を用いた遊びを通して、後側領域12の第2表示部2の複数の事物の絵柄から前側領域11の第1表示部1の概念を表現した絵柄へと乳幼児の関心を誘導しながら、マスコットキャラクターの絵柄に乳幼児が興味をより強く持つようにさせることができる。
マスコットキャラクターは、人又は擬人化されたもの(食べ物、動物、植物、衣服、道具等をその特徴、サイズ等を変形強調して擬人化したもの)をいう。人である又は擬人化されていることで、乳幼児はマスコットキャラクターを自身とより近い存在と感じ、より興味を抱く。マスコットキャラクターは、服を着ていてもよく、アクセサリー、持ち物等を持っていてもよい。
マスコットキャラクターの絵柄は、その感情を読み取れる絵柄とされていることが好ましい。ここで、「感情を読み取れる絵柄」とは、表情、姿勢、動作等を表現している絵柄をいう。例えば、「楽しい」という感情が読み取れる絵柄としては、マスコットキャラクターが笑顔をしている絵柄、手を振りながら歩いている絵柄等が挙げられる。「うれしい」という感情が読み取れる絵柄としては、飛び上がって喜んでいる姿を表わした絵柄等が挙げられる。「悲しい」という感情が読み取れる絵柄としては、泣き顔をしている絵柄等が挙げられる。
マスコットキャラクターの絵柄は、マスコットキャラクター以外の絵柄との組合せにより、感情を読み取れるようにしてもよい。
このようにすることで、乳幼児にマスコットキャラクターへの親近感をより持たせることができる。
行為の主体の体勢としては、複数の事物から導かれる概念を具体化した行為に関連する体勢であればよい。例えば、行為が歯磨きであれば、歯ブラシを持って口をあけている体勢等が挙げられる。
第1表示部1は「行為に関連するもの」の絵柄をさらに含むことが好ましい。
「行為に関連するもの」としては、行為と何らかの関連性を有するものであり、行為に用いるもの、行為に用いるものにより作用を受けるもの、行為が行われる場所に付随するもの、行為を一緒に行う仲間、これら以外であって行為を想起させるもの等が挙げられる。
行為に用いるものとしては、例えば、行為に用いる道具であり、果物を食べるという行為においてはフォークやナイフである。
行為に用いるものに作用を受けるものとしては、例えば、道具等が使用される対象等であり、果物を食べるという行為においては、フォークにより持ち上げられる果物である。
行為が行われる場所に付随するものとしては、例えば、周辺の木、建物、家具等であり、遠足という行為においては、木、花、チョウなどである。
行為を一緒に行う仲間等としては、例えば、遊戯という行為においては、一緒に遊ぶ仲間、おもちゃ等である。
行為を想起させるものとしては、例えば、行為に関連した符号、記号、図形等が挙げられる。歌唱という行為においては、音符の記号、曲名に含まれる物等である。
これらの「行為に関連するもの」は、上述のような行為との関連性を有していればよく、人間、食べ物、動物、植物、衣服、道具等(以下、道具等ともいう)をその特徴、サイズ等を変形強調して擬人化及び/又はデフォルメ及び/又は写実的に表したものでもよい。「行為に関連するもの」の絵柄は、行為の主体の絵柄の一部となっていてもよい。例えば、行為の主体の衣服、持ち物、アクセサリー等とすることができる。
「行為に関連するもの」の絵柄は、複数の絵柄からなっていてもよい。複数の絵柄は、同じ行為に関連したものであることが好ましい。
「行為に関連するもの」の絵柄は、第2表示部2と比較して、細部が詳細に描かれたものとすることが好ましい。「行為に関連するもの」の絵柄は、第2表示部2と比較して、鮮やかな色彩とすることもできる。
第1表示部1において、行為の主体の絵柄を「行為に関連するもの」の絵柄と区別させて目立たせる構成とすることが好ましい。例えば、以下の方法で区別させることができる。1)行為の主体の絵柄の表示領域の面積を「行為に関連するもの」の絵柄よりも大きくする、2)描く部位を多くする(行為の主体を上半身とし、「行為に関連するもの」を顔のみとする等)、3)行為の主体の持ち物、付属品等を「行為に関連するもの」よりも多くする、4)行為の主体の外周を太線で描く、5)行為の主体を濃い色で着色する等が挙げられる。これらを組合せてもよい。このような態様は、行為の主体と、「行為に関連するもの」が同じ種類のものである場合(例えば、動物と動物、車と車等)に特に好ましい。例えば、図3(C)に示すように、行為の主体がうさぎであり「行為に関連するもの」がそれ以外の動物である場合、行為の主体の外周を太線で描き、上半身を描き、かつ「行為に関連するもの」である動物の外周を細線で描き、顔のみを示すことにより、これらを視覚的に区別することができる。
第2表示部2は、前述の通り、複数の事物の絵柄を含む。より詳細には、第2表示部2は、第1表示部1に示された概念を導くための複数の事物の絵柄であって、第1表示部1に表現された概念を暗示する絵柄を含む。
第2表示部2において、複数の事物は、共通する特徴又は関連性を有し、それらから得られる情報(共通する特徴、事物間の関連性、事物間の配置等)に基づいて概念を導き出すことができるものである。複数の事物から導かれる概念は、上述の第1表示部1の説明において説明した通りであり、「行為」とかかわる概念であることが好ましい。複数の事物は、概念を導き出す(暗示する)ことができれば特に限定されない。
事物の数は、複数(2以上)であればよく、特に限定されない。概念の導きやすさの観点からは、好ましくは3以上であり、より好ましくは4以上である。その上限は特に限定されないが、デザイン性の観点からは10が実際的である。
第1表示部1に示された概念が行為である場合、第2表示部2は、第1表示部1に含まれる行為の主体の絵柄を含まずに、上記「行為に関連するもの」を示す絵柄により複数の事物を形成していることが好ましい。第2表示部2が、行為の主体の絵柄を含まないことにより、これとは対照的に第1表示部1に示された行為の主体の絵柄に、乳幼児の最終的な注意を引きつけることができ、そのまま乳幼児の視線を外さずにおむつ替えをすることができる。
第2表示部2に含まれる「行為に関連するもの」の絵柄は、第1表示部1に含まれる「行為に関連するもの」の絵柄とは構成を異ならせることが好ましい。具体的には、第2表示部に含まれる「行為に関連するもの」の絵柄が、第1表示部1に含まれる「行為に関連するもの」の各絵柄と数やサイズを異ならせたものである態様と、第1表示部1に含まれる各絵柄のシルエットである態様(さらに、疑問符等を付した場合を含む)とを含む。サイズを異ならせたものである態様には、第1表示部1で行為の主体の持ち物等とした「行為に関連するもの」を、第2表示部2でこれよりも大きい絵柄として示す態様を含む。
第2表示部2において、「行為に関連するもの」は、行為に用いるもの、行為に用いるものにより作用を受けるもの、行為が行われる場所に付随するもの、行為を一緒に行う仲間、これら以外であって行為を想起させるものの絵柄のいずれか、又は組合せにより上記概念を暗示していることが好ましい。
第2表示部2は、複数の道具等の絵柄を配置した中の1つの道具を他の道具よりも目立つように表示して1つの行為を暗示してもよい(例えば、図5(B)では複数の乗り物の絵柄を配置して、その中の1つである飛行機に乗るという行為を暗示)。
本発明のおむつ100によれば、おむつが備える2つの表示部の関係を利用してクイズ形式で乳幼児を楽しませながら、乳幼児の関心をおむつの前側領域11の第1表示部1に引きつけつつ、おむつ替えを行うことができる。
より具体的には、はかせる者は、まず、おむつの後側領域12の第2表示部2を乳幼児に見せながら乳幼児に質問をして、その後、おむつの前側領域11を乳幼児に見せて答えを示して、乳幼児を楽しませることができる。このやり取りは1回に限らず、何度も繰り返してもよい。このように、おむつ100をはかせる者と乳幼児とが会話のようなやり取りをしながら、乳幼児におむつ100の前側領域11の第1表示部1への興味を持たせる。乳幼児が興味を抱いた第1表示部1が前側領域11に配されているため、おむつ装着の際に、第1表示部1を乳幼児の視界に入れたままおむつ替えができる。このようにして、スムーズにおむつ替えを行うことができる。
以下に、図3~7を参照して、第2表示部2の絵柄と第1表示部1の絵柄との関係の好ましい組合せの具体例をその使用例と共に説明する。図3~7は、図1における第1表示部1と第2表示部2を含む幅で長手方向に切り出して示している。切り出した領域は領域15として示す。第1表示部1は絵柄41と絵柄42とにより概念を表現している(「行為」として表現している)。絵柄41は行為の主体であるマスコットキャラクターの絵柄であり、アピール表示部でもある。絵柄42は「行為に関連するもの」の絵柄である。第2表示部2は絵柄6を複数有し、絵柄6により第1表示部1に含まれる行為を導いている(暗示している)。絵柄6は、「行為に関連するもの」の絵柄である。
図3(A)において、第1表示部1は、舌を少し出したうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41と、その周囲に果物(レモン、青りんご、イチゴ、オレンジ、ブドウ)の絵柄42を有する。第2表示部2は、フォークと、その周囲に、第1表示部1の果物に対応した、疑問符を付した果物(レモン、青りんご、イチゴ、オレンジ、ブドウ)のシルエットの絵柄6を有する。第2表示部2は、食事に用いる道具であるフォークの絵柄と、フォークにより口へ運ばれる果物のシルエットとにより、「食事」、「果物」、「クイズ」という概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、うさぎのマスコットキャラクターがフォークを持って具体的な果物を食べる様子を示すことにより、「食べ物に囲まれて楽しく果物を食べる」という行為を表現している。はかせる者は、おむつ100の後側領域12の第2表示部2を乳幼児に見せ、例えば疑問符のついたレモンのシルエットを指さして「これなんだ」といった質問をし、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1に含まれるレモンの絵柄を見せて「レモンだね」、「うさぎさんはレモンを食べるのだね」などと答えを示すことができる。加えて、他の果物のシルエットと対応する果物を使用して上記を繰り返してもよい。
図3(B)において、第1表示部1は、笑顔を見せ楽しそうに歩いているうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41と、その周囲に、太陽、トリ、花、チョウ、及び木の絵柄42とを有する。第2表示部2は、疑問符を付した太陽のシルエットと、その周囲に、疑問符を付した、トリ、花、チョウ、及び木の各シルエットの絵柄6を有する。第2表示部2は、「自然の中を歩く」という行為が行われる場所に付随するもののシルエットに疑問符を付したものを複数示すことにより、「戸外」、「自然」、「クイズ」といった概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、歩いているうさぎのマスコットキャラクターと「自然の中を歩く(散歩)」が行われる場所に付随するもの(太陽等)とにより「晴れた日に野原を歩く」という行為を表現している。はかせる者は、おむつ100の後側領域12の第2表示部2を乳幼児に見せ、例えば疑問符のついた花のシルエットを指さして「これなんだ」といった質問をし、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1に含まれる花の絵柄を見せて「花だね」、「うさぎさんは花を見ながら散歩しているね」等と答えを示すことができる。
図3(C)において、第1表示部1は、両手を挙げて喜びを表現しているうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41の周囲に、動物(リス、ワニ、シカ、クマ)42の絵柄を有する。第2表示部2は、疑問符を付した、うさぎのマスコットキャラクターのシルエットと、その周囲に、疑問符を付した、動物(リス、ワニ、シカ、クマ)のシルエットの絵柄6を有する。第2表示部2は、「遊び」の相手となる動物のシルエットに疑問符を付したものを複数示すことにより、「仲間」、「動物」、「クイズ」といった概念を導くことができるようにしている。これに対して、第1表示部1は、喜びを表現しているうさぎのマスコットキャラクターとその具体的な相手となる動物とにより「楽しく仲間と遊ぶ」という行為を表現している。はかせる者は、おむつ100の後側領域12の第2表示部2を乳幼児に見せ、例えば、うさぎのマスコットキャラクターのシルエットを指さして「これなんだ」といった質問をし、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1に含まれるリスの絵柄を見せて「リスだね」、「うさぎさんはみんなと遊ぶのだね」等と答えを示すことができる。
図4(A)において、第1表示部1は、星を持った両手を上にあげているうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41を有する。第2表示部2は、ランダムに配置された5つの大きな星の絵柄6を有する。第2表示部2は、ランダムに配置した星により「星」、「夜空」という概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、うさぎのマスコットキャラクターとその手中の星から、「楽しそうに星を揺らしながらキラキラ星を歌う」という行為を表現している。はかせる者は、おむつ100の後側領域12の第2表示部2を乳幼児に見せ「お星さまだね、何しているのだろう」といった質問をし、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1に含まれるうさぎの絵柄を見せて「うさぎさんがキラキラ星を歌っているのだね」と答えを示すことができる。
図4(B)において、第1表示部1は、飛行機42の真似をして両手を広げて飛ぶ姿勢をとっているうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41を有する。第2表示部2は、雲の形状で囲まれた飛行機とその周辺におもちゃ(積木、木馬、飛行機、ラッパ、及びぬいぐるみ)の絵柄6とを有する。第2表示部2は、具体的なおもちゃを示すことにより「おもちゃ」、「遊び」という概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、飛行機の真似をするうさぎのマスコットキャラクターにより「飛行機ごっこをする」という行為を表現している。はかせる者は、おむつ100の後側領域12の第2表示部2を乳幼児に見せ「どれと遊んでいるかな?」といった質問をし、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1に含まれるうさぎのマスコットキャラクターの絵柄を見せて「うさぎさんは飛行機の真似をしているね」と答えを示すことができる。
図4(C)において、第1表示部1は、手でMの英字を真似ているうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41と周囲に英字42とを有する。第2表示部2は、1つの大きな英字(M)と、これのよりもやや小さな英字(P、A、B、L、H、E,K)と、さらに小さな複数の英字とからなる絵柄6を有する。第2表示部2は、複数の英字により、「英字」、「英語」、「習い事」といった概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、マスコットキャラクターの手真似により、「ジェスチャーしながら字を習う」という行為を示している。はかせる者は、おむつ100の後側領域12の第2表示部2を乳幼児に見せ「Mってどんな形の字?」といった質問をし、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1に含まれるうさぎのマスコットキャラクターの絵柄を見せて「Mはこんな形の字だね。うさぎさんが真似ているね。」と答えを示すことができる。
図5(A)において、第1表示部1は、歌を歌っているうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41と、それを聞いているうさぎのマスコットキャラクター41の絵柄と、それらの周囲に配置された動物(イルカ、コアラ、アヒル、ペンギン、リス)の絵柄42と、音符の絵柄42と、五線譜の絵柄42とを有する。第2表示部2は、動物(イルカ、コアラ、アヒル、ペンギン、リス)のシルエットに疑問符を付したものと、音符を配した五線譜の絵柄6を有する。第2表示部2は、疑問符を付した動物のシルエットと音符とにより、「音楽」、「歌」、「仲間」、「クイズ」といった概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、うさぎのマスコットキャラクターの、又はその仲間の、「友達に歌を歌って聞かせる」、「友達の歌う歌を聴く」という行為を表現している。はかせる者は、おむつ100の後側領域12の第2表示部2を乳幼児に見せ、例えばリスのシルエットを指さして「これなんだ」といった質問をし、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1に含まれる動物の絵柄を見せて「みんなで何をしているのかな」といった質問をして、「歌を聴いているね」と答えを示すことができる。
図5(B)において、第1表示部1は、2羽のうさぎのマスコットキャラクター41が汽車42に乗っている絵柄と、その周囲に配された乗り物(飛行機、気球、自動車、汽船)の絵柄42を有する。第2表示部2は、疑問符を付した、乗り物(飛行機、気球、汽車、自動車、汽船)のシルエットの絵柄6を有する。第2表示部2は、疑問符を付した、複数の乗り物のシルエットにより「乗り物」、「旅行」、「クイズ」といった概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、うさぎのマスコットキャラクターと彼らが乗っている乗り物(汽車)により「友達と乗り物に乗って出かける」という行為を表現している。はかせる者は、おむつ100の後側領域12の第2表示部2を乳幼児に見せ、「どれに乗りたい?」といった質問をし、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1に含まれるうさぎのマスコットキャラクターの絵柄を見せて「うさぎさんは汽車に乗っているね」と答えを示すことができる。
図5(C)において、第1表示部1は、トマト42を持って飛び上がって喜んでいるうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41と、ニンジン42を抱えているうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41と、野菜(カブ、ナス、カボチャ)の絵柄42とを有する。第2表示部2は、野菜(トマト、ニンジン、ナス、カブ、カボチャ)のシルエットに疑問符を付した絵柄6を有する。第2表示部2は、疑問符を付した野菜のシルエットにより「野菜」、「クイズ」といった概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、うさぎのマスコットキャラクターが具体的な野菜を持っている姿勢により、「楽しく野菜を収穫する」という行為を表現している。はかせる者は、おむつ100の後側領域12の第2表示部2を乳幼児に見せ、例えばニンジンのシルエットを指さして「何を持っているのかな」といった質問をして乳幼児に回答させ、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1に含まれるニンジンの絵柄を見せて「うさぎさんはニンジンを持っているね」と答えを示すことができる。
図6(A)において、第1表示部1は、飛び上がってハイタッチしている2羽のうさぎのマスコットキャラクター41の絵柄と、その下部近傍に配置された、英字で形成された「FUN」という単語42とを有する。第2表示部2は、ランダムに配置された7つの英字(N、Y、F、U、Q、A,Z)を有し、その内のN、F、Uに丸が付されている。第2表示部2は、複数の具体的な英字により「英字」、「英語」、「習い事」といった概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、ハイタッチしている2羽のうさぎのマスコットキャラクターと、その周囲に配された英字の意味により、「楽しく英語を習う」という行為を表現している。はかせる者は、おむつ100の裏側の第2表示部2を乳幼児に見せ「どんな単語ができるか」といった質問をして乳幼児に回答させ、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1に含まれる「FUN」という単語と伴にうさぎの喜んでいる様子から、「FUNだね、うさぎさんも正解だね」と答えを示すことができる。
図6(B)において、第1表示部1は、時計が示す時間に対応した3の数字を手に持ったうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41と、3時を示した時計42を手に持ったうさぎのマスコットキャラクター41の絵柄とを有する。第2表示部2は、3時を示した時計と、その周囲に配された、数字と疑問符との組合せ(3?、8?、5?)の絵柄6を有する。第2表示部2は、3時を示した時計と、その周囲の数字と疑問符との組合せにより「時間」、「3時」、「クイズ」といった概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、3時を示した時計を持ったうさぎのマスコットキャラクター等の絵柄により、「時計をよむ」という行為を明示している。はかせる者は、おむつ100の裏側の第2表示部2を乳幼児に見せて「何時?」といった質問をし、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1に含まれる時計が示す時間(3時)を示して、「3時だね。おやつの時間だね。」と答えを示すことができる。
図6(C)において、第1表示部1は、リンゴの絵柄42と、そのリンゴを食べようとしている2羽のうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41とを有している。第2表示部2は、様々な態様で食べられるように準備されたリンゴ3つ(半分に切断されたりんご、皮をむきかけのリンゴ、うさぎ型に切断されたリンゴ)とリンゴの芯の絵柄6とを有する。第2表示部2は、リンゴの準備の具体的な態様を示す複数の絵柄等により「りんご」、「皮むき」、「食べる準備」といった概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、うさぎのマスコットキャラクターがリンゴを「仲間と一緒においしそうなりんごを食べる」という行為を表現している。はかせる者は、おむつ100の裏側の第2表示部2を乳幼児に見せて「この果物なんだ?」といった質問をし、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1に含まれる2羽のうさぎのマスコットキャラクターを示して、「りんごだね。切って食べるのだね。」と答えを示すことができる。
図7(A)において、第1表示部1は、服42を着てリュック42を背負い帽子42を投げあげているうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41と、服42を着て水筒42を下げたうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41とを有する。第2表示部2は、衣服、水筒、帽子、お弁当包み、及びリュックサックの絵柄6を有する。第2表示部2は、衣服、水筒、帽子、お弁当包み、及びリュックの絵柄を示すことにより、「ピクニック」という概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、衣服、持ち物等によりうさぎのマスコットキャラクターの「友達と一緒にピクニックに行く」という行為を表現している。はかせる者は、おむつ100の裏側の第2表示部2を乳幼児に見せて、「これからどうするのかな?」といった質問をして、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1のうさぎのマスコットキャラクターの絵柄を見せて「ピクニックに行くのだね」と答えを示すことができる。
図7(B)において、第1表示部1は、寝間着42姿で歯ブラシ42を持っているうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41と、寝間着42姿で枕42と本42を抱えたうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41と、その間で帽子をかぶって座っているぬいぐるみ42の絵柄とを有する。第2表示部2は、寝間着、ぬいぐるみ、枕、本、及びコップに入った歯ブラシの絵柄6を有する。第2表示部2は、寝間着、ぬいぐるみ、枕、本、及びコップに入った歯ブラシの絵柄により、「就寝」という概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、寝間着、歯ブラシ等の道具を使用するうさぎのマスコットキャラクターの絵柄により、「お友達と仲良く寝る前の身支度をする」という行為を表現している。はかせる者は、おむつ100の裏側の第2表示部2を乳幼児に見せて、「これからどうするのかな?」といった質問をし、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1のうさぎのマスコットキャラクターの絵柄を見せて「寝る準備をしているのだね」と答えを示すことができる。
図7(C)において、第1表示部1は、皿42に載せた食べ物を食べているうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41と、スープ皿42に入れたスープを前にして、カップ42で飲み物を飲んでいるうさぎのマスコットキャラクターの絵柄41とを有する。第2表示部2は、カップ、皿、前掛け、及びスープ皿の絵柄を有する。第2表示部2は、カップ、皿、前掛け、及びスープ皿の絵柄により、「食事」という概念を導くことができるようにしている。これに対し、第1表示部1は、うさぎのマスコットキャラクターと具体的な食べ物や食器等により「お友達と仲良く食事をする」という行為を表現している。はかせる者は、おむつ100の裏側の第2表示部2を乳幼児に見せて、「何をするのに使うのかな?」といった質問をし、その後、おむつ100を裏返して、前側領域11の第1表示部1のうさぎの姿を見せて「ご飯を食べるのに使うのだね」と答えを示すことができる。
第2表示部2の暗示の方法は、対象とする乳幼児の月齢にあわせて内容(難易度)を変化させることが好ましい。月齢の低い乳幼児に対しては、単純な内容とすることが好ましい。例えば、第2表示部2をシルエットの絵柄とする等が挙げられる(図3(A)~(C)参照)。月齢が高い乳幼児に対しては、より高度なものとすることが好ましい。例えば、持ち物を見せて行為及び/状況を予測させる、文字をランダムに配置しておいて、それらを組合せて得られる意味を持つ単語を答えさせる等が挙げられる(図4(A)~図7(C)参照)。
第1表示部1及び第2表示部2は、それぞれ、上記絵柄に加えて、上記以外の、装飾絵柄を有していてもよい。装飾絵柄としては、幾何学模様、背景を示す絵柄等が挙げられる。
おむつ100の長手方向中央部での折り返し部分(図1のLcから長手方向上方及び下方にそれぞれ5~10cmの範囲)は、非表示領域であることが好ましい。すなわち、この部分には、表示が存在しないことが好ましい。
上記態様は、複数のデザインの異なるおむつ100を包装袋に収納して販売する場合に、特に好ましい。多くの場合、おむつ100は長手方向中央部で折り返されて、複数のおむつ100が重ねられて包装袋に収納される。その際に、長手方向中央部での折り返し部分は、収納される包装袋につけられた取出し口の方向に向けられて収納される。
複数のデザインの異なるおむつ100を上記収納態様とする場合に、各おむつ100が上記のように非表示領域を有していると、袋からおむつ100を取り出す際に、取り出すおむつ100がどのデザインであるかを知ることができないため、質問と答えが予測されず、脇で見ている乳幼児をさらに楽しませることができる。
第1表示部1が行為の主体の絵柄を含み、行為の主体の絵柄の表示領域の面積が前側領域11の面積の10%以上であることが好ましい。行為の主体を大きく表示することにより、乳幼児の関心を行為の主体により向けさせやすくすることができる。
行為の主体の絵柄の表示領域の面積は、より乳幼児の関心を行為の主体に向けさせやすくする観点から、おむつ100の前側領域11の面積の20%以上であることがより好ましい。上限は特に限定されないが、乳幼児の関心を行為の主体に向けさせやすくする観点から、70%が好ましく、より乳幼児の関心を行為の主体に向けさせやすくする観点から、50%がより好ましい。
ここで、おむつ100の前側領域11の面積は、製品状態のおむつ100を平面視したときの、前側領域11がなすおむつ100の外形の面積である。
行為の主体の絵柄の表示領域の面積は、以下のようにして求めることができる。
行為の主体の絵柄の外周に接する矩形を、矩形の1辺がおむつ100の長手方向と平行となるように形成する。得られた矩形内の領域を行為の主体の絵柄の表示領域、得られた矩形の面積を行為の主体の絵柄の表示領域の面積とする。
行為の主体の絵柄の表示領域の面積は、各「行為に関連するもの」の絵柄の表示領域の面積よりも大きいことが好ましい。行為の主体の絵柄の表示領域の面積は、乳幼児の関心を行為の主体に向けさせやすくする観点から、各「行為に関連するもの」の絵柄の表示領域の面積の2倍以上が好ましく、より乳幼児の関心を行為の主体に向けさせやすくする観点から、5倍以上がより好ましい。また、行為の主体の絵柄の表示領域の面積は、乳幼児の関心を行為の主体に向けさせやすくする観点から、各「行為に関連するもの」の絵柄の表示領域の面積の、20倍以下が好ましく、より乳幼児の関心を行為の主体に向けさせやすくする観点から、10倍以下がより好ましい。
行為の主体の表示領域の面積は、上述の方法で求めることができる。さらに、各「行為に関連するもの」の絵柄の表示領域の面積の面積も、同様の方法で求めることができる。
第1表示部1が行為の主体の絵柄を含み、行為の主体の絵柄が前側領域11の幅方向の中心位置をまたいで配されていることが好ましい。このとき、第1表示部1は、幅方向中央部にあることが好ましい。幅方向中央部及び幅方向中心位置は、前述の通りである。第1表示部1が行為の主体の絵柄を複数含む場合には、複数の行為の主体を含む絵柄が、中心位置をまたいで配されていることが好ましい。
行為の主体の絵柄を前側領域11の幅方向の中心位置をまたいで配置することにより、行為の主体を目立たせることができ、第1表示部1及び第2表示部2により楽しんだ乳幼児に、行為の主体に対してより興味を持たせることができる。
加えて、「行為に関連するもの」の絵柄42は、行為の主体の絵柄41のまわりに配置されていることが好ましい。
第1表示部1は、上半身のみ描かれた行為の主体の絵柄を含むことが好ましい。
上半身のみとすることで、顔部分のサイズが大きくなる。加えて、上半身を描くことで姿勢などによっても行為を表現できる。このようにすると、行為の主体の表情等から行為の主体の行為を類推しやすくなり、乳幼児に行為の主体への興味をより持たせることができる。
第1表示部1が行為の主体の絵柄を含み、その周囲に装飾絵柄を配置し、該装飾絵柄の中に行為の主体の輪郭模様24を含むことが好ましい(図7(B)参照)。行為の主体の絵柄を前側領域11の幅方向の中心位置をまたいで配し、その周囲に行為の主体の輪郭模様を含む、装飾絵柄を配置することがより好ましい。
ここで、「行為の主体の輪郭模様」とは、行為の主体の輪郭を利用し、輪郭以外の詳細を省略して形成された模様(シルエット)を意味する。輪郭模様は、行為の主体と同じ行為の主体のシルエットととらえる(認識する)ことができるものであれば、行為の主体の形状と相違する点があってもよい。例えば、姿勢、服装等が異なっていてもよく、体の一部のみが示されていてもよい(例えば、行為の主体の頭部のみのシルエット等)。輪郭内は、単色で塗りつぶされていてもよく、多色で塗りつぶされていてもよく、単色又は多色の濃淡で塗りつぶされていてもよい。
マスコットキャラクターは、ブランドと一義的に関係のあるキャラクターであることが好ましい。
マスコットキャラクターは、おむつのブランド(商品名)に関連したキャラクターであることが好ましく、おむつのブランドに一義的に関係のあるキャラクターであることがより好ましい。ここで、「おむつのブランドに一義的に関係のあるキャラクター」とは、おむつの販売促進の目的で独自に創作されたキャラクターであることを意味する。すなわち、おむつ用包装袋及び/又はおむつの表示に採用される前に、既に別の目的で発表及び/又は使用されたキャラクターを含まない意味である。例えば、絵本、アニメーション、テレビ番組等の著作物に登場するキャラクター、ゆるキャラ等を含まない意味である。
おむつのブランドに一義的に関係のあるキャラクターは、特定のブランドのおむつについて使用されることより、特定のブランドのおむつに特化したキャラクターであると消費者に認識されているものであることがより好ましい。このようなキャラクターとしては、例えば、メリーズうさちゃんが挙げられる。
マスコットキャラクターをおむつのブランドと一義的に関係のあるキャラクターとすることで、いつもの同じマスコットキャラクターを見て、どのような遊びができるか乳幼児が予想でき、機嫌よくおむつ替えを行うことができる。
上記において、おむつ100の第1表示部1及び第2表示部2に着目し、これらの表示部について説明したが、おむつ100は、これらの表示部以外の表示部等を必要に応じて有していてもよい。例えば、図3(A)は、「Merries」の文字と、「まえ」の文字と、「FRONT」の文字とを3段に配置した表示部、及び円形にMの文字を付したサイズ表示部を有している。
おむつ100は、上記の第1表示部1及び第2表示部2の関係を有していればよく、形態、材料、製造方法等は、おむつにおいて通常用いられる形態、材料、製造方法等を特に制限なく用いることができる。
各表示部中の絵柄は、印刷等の通常の手段により、おむつに形成することができる。
100 おむつ
1 第1表示部
2 第2表示部
11 前側領域
12 後側領域
13 レッグ開口
14 部胴回り開口部
15 領域
16 股下部
41 行為の主体の絵柄
42 行為に関連するものの絵柄
6 行為に関連するものの絵柄
24 輪郭模様
H 縦方向
Lc 中央線

Claims (11)

  1. 肌面側と非肌面側を有するおむつであって、
    前記おむつは、前記肌面側を内側にし、前記非肌面側を外側にして長手方向中央部で前記肌面側に折り返されていることにより前側領域と後側領域とが視覚的に分離されており、
    前記前側領域は、第1表示部を前記非肌面側から視認可能に備え、かつ前記後側領域は、第2表示部を前記非肌面側から視認可能に備え、
    前記第2表示部と前記第1表示部とは、前記第2表示部が前記第1表示部に含まれる各絵柄のシルエットである態様を含む複数の事物の絵柄を含み、前記第1表示部が前記複数の事物から導かれる概念を具体的に表現した絵柄を含む、関係にあり、
    前記複数の事物から導かれる概念が、行為にかかわるものであり、
    前記第1表示部が有する絵柄は、行為の主体の絵柄と行為に関連するものを示す絵柄とを含み、
    前記第2表示部が有する前記複数の事物の絵柄は、前記第1表示部における前記行為の主体の絵柄を含まず、前記第1表示部における前記行為に関連するものを示す絵柄をシルエットにした絵柄を含む、
    おむつ。
  2. 前記第1表示部が、前記概念を知らしめるアピール表示部を含む、請求項1記載のおむつ。
  3. 前記アピール表示部が、前記行為の主体の絵柄を含む請求項2記載のおむつ。
  4. 前記行為に関連するものが、該行為に用いるもの、該行為に用いるものにより作用を受けるもの、該行為が行われる場所に付随するもの、該行為を一緒に行う仲間、これら以外であって該行為を想起させるものの絵柄のいずれか、又は組合せにより前記複数の事物を形成している、請求項1~3のいずれか1項に記載のおむつ。
  5. 前記行為の主体の絵柄の表示領域の面積が前記前側領域の面積の10%以上である請求項1~4のいずれか1項に記載のおむつ。
  6. 前記行為の主体の絵柄が前記前側領域の幅方向の中心位置をまたいで配されている請求項1~5のいずれか1項に記載のおむつ。
  7. 前記第1表示部が上半身のみ描かれた行為の主体の絵柄を含む請求項1~6のいずれか1項に記載のおむつ。
  8. 前記行為の主体の絵柄の周囲に装飾絵柄を配し、該装飾絵柄の中に前記行為の主体の輪郭模様を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載のおむつ。
  9. 前記行為の主体がマスコットキャラクターである、請求項3~8のいずれか1項に記載のおむつ。
  10. 前記マスコットキャラクターがブランドと一義的に関係のあるキャラクターである請求項9に記載のおむつ。
  11. 前記おむつの前記長手方向中央部での折り返し部分が、非表示領域である、請求項1~10のいずれか1項に記載のおむつ。
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