JP2024022975A - 光走査装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置およびそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】組立て作業を向上できる光走査装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】光走査装置は、筐体と、透過性部材と、線状部材と、駆動部と、ガイドレールと、清掃ホルダーと、清掃部材と、ストッパーと、を備える。ストッパーは、ガイドレールの延在方向の一方側に配置され、清掃ホルダーの移動を規制する。ガイドレールの延在方向の他方側は、ガイドレールの延在方向において、開放されている。【選択図】図6

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置において像担持体に光を照射して静電潜像を形成する光走査装置、および光走査装置を備えた画像形成装置に関する。
従来の光走査装置は特許文献1に開示されている。この光走査装置は、帯電した像担持体に光を照射して、像担持体上に静電潜像を形成する。光走査装置は、筐体と、透過性部材と、スパイラル部材と、ガイドレールと、清掃ホルダーと、清掃部材と、を備える。
筐体は、像担持体に照射するレーザー光の主走査方向に延びるレーザー光の出射口が形成されている。透過性部材は、レーザー光の主走査方向に延び、且つ、レーザー光の出射口を封止する。スパイラル部材は、透過性部材の延在方向に延びる。ガイドレールは、出射口に並設され、透過性部材の延在方向に延びる。清掃ホルダーは、スパイラル部材の回転によりガイド部材に沿って移動する。清掃部材は、清掃ホルダーに固定され、清掃ホルダーの移動に伴い透過性部材に対して摺動することにより透過性部材を清掃する。
特開2009-143108号公報
特許文献1構成では、清掃ホルダーをスパイラル部材に組み込み難く、組立て作業性が低下する問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、組立て作業性を向上できる光走査装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、像担持体にレーザー光を照射して静電潜像を形成する光走査装置であって、筐体と、透過性部材と、線状部材と、駆動部と、ガイドレールと、清掃ホルダーと、清掃部材と、ストッパーと、を備える。筐体は、像担持体に対応して、レーザー光の主走査方向に延びるレーザー光の出射口が形成されている。透過性部材は、レーザー光に対する透過性を有し、レーザー光の主走査方向に延び、且つ、レーザー光の出射口を封止する。線状部材は、筐体に環状に張設されている。駆動部は、線状部材を第1方向および第2方向に走行させる。ガイドレールは、出射口に並設され、透過性部材の延在方向に延びる。清掃ホルダーは、線状部材に固定され、駆動部により線状部材が環状走行されたときにガイドレールに沿って移動する。清掃部材は、清掃ホルダーに固定され、清掃ホルダーの移動に伴い透過性部材に対して摺動することにより透過性部材を清掃する。ストッパーは、ガイドレールの延在方向の一方側に配置され、清掃ホルダーの移動を規制する。ガイドレールの延在方向の他方側は、ガイドレールの延在方向において、開放されている。
本発明の第1の構成によれば、ガイドレールの延在方向の他方側から清掃ホルダーをガイド部材に容易に組み込むことができる。これにより、組立て作業を向上できる光走査装置及びそれを備えた画像形成装置を提供できる。
本発明の光走査装置12が搭載される画像形成装置1の全体構成を概略的に示す断面図 本発明の一実施形態に係る光走査装置12の斜視図 本発明の一実施形態に係る光走査装置12の一部を拡大して示す斜視図 本発明の一実施形態に係る光走査装置12の一部を拡大して示す斜視図 本発明の一実施形態に係る光走査装置12の一部を清掃ホルダー511の移動方向から概略的に示す断面図 本発明の一実施形態に係る光走査装置12を概略的に示す平面図 本発明の一実施形態に係る光走査装置12を概略的に示す平面図 本発明の一実施形態に係る光走査装置12の一部を概略的に示す斜視図 本発明の一実施形態に係る光走査装置12の一部を概略的に示す斜視図 本発明の一実施形態に係る画像形成装置1に用いられる制御経路の一例を示すブロック図 清掃モードにおける巻き取りモーター55の駆動制御の第1の制御例を示すフローチャート
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の光走査装置が搭載される画像形成装置1の全体構成を概略的に示す断面図である。画像形成装置1はタンデム型のカラープリンターである。画像形成装置1は、像担持体として回転可能である感光体ドラム11a~11dを備える。感光体ドラム11a~11dには、有機感光層が形成された有機感光体(OPC感光体)、又はアモルファスシリコン感光層が形成されたアモルファスシリコン感光体等が用いられる。感光体ドラム11a~11dは、マゼンタ、シアン、イエローおよびブラックの各色に対応させてタンデム配置される。
感光体ドラム11aの周囲に、現像装置2a、帯電器13aおよびクリーニング装置14aが配設される。同様に、感光体ドラム11b~11dのそれぞれの周囲に、現像装置2b~2d、帯電器13b~13dおよびクリーニング装置14b~14dがそれぞれ配設される。また、現像装置2a~2dの下方に光走査装置12が配設される。
現像装置2a~2dは、感光体ドラム11a~11dの右方にそれぞれ配置される。現像装置2a~2dは、感光体ドラム11a~11dにそれぞれ対向しており、感光体ドラム11a~11dにトナーを供給する。なお、本明細書において、右および左は、図面における右および左を示す。
帯電器13a~13dは、感光体ドラム11a~11dの回転方向に対し現像装置2a~2dよりも上流側に配置され、感光体ドラム11a~11dの表面にそれぞれ対向する。帯電器13a~13dは、感光体ドラム11a~11dの表面をそれぞれ一様に帯電させる。
光走査装置12は、パーソナルコンピューター等から画像入力部に入力された文字や絵柄などの画像データに基づいて、帯電器13b~13dによって一様に帯電された感光体ドラム11a~11dの表面に光を照射(光走査)し、感光体ドラム11a~11dの表面に静電潜像を形成する。
光走査装置12の筐体12aは、一つの面が開口した収容部12bと、その開口を覆うカバー部12cとを含む。収容部12bは、内部に走査光学系120を組み込む。カバー部12cには、感光体ドラム11a~11dに対応して走査光学系120から出射される光(レーザー光)の出射口12d(図4参照)が形成されている。更に、後述するように、出射口12dはそれぞれ透過性部材52で覆われている。透過性部材52は、走査光学系120から出射される光に対して透過性を有する。
走査光学系120は、レーザー光源(図示せず)およびポリゴンミラーを含む。また、走査光学系120は、感光体ドラム11a~11dに対応して、少なくとも1つの反射ミラーと、レンズとを含む。レーザー光源から出射されたレーザー光が、ポリゴンミラー、反射ミラー群およびレンズ群を介して、帯電器13a~13dよりも感光体ドラム11a~11dの回転方向に対し下流側から、感光体ドラム11a~11dの表面にそれぞれ照射される。これにより、感光体ドラム11a~11dの表面に静電潜像が形成される。これらの静電潜像が、現像装置2a~2dによってトナー像に現像される。
無端状の中間転写ベルト17は、テンションローラー6、駆動ローラー25および従動ローラー27に張架されている。駆動ローラー25がモーター(図示せず)によって回転することで、中間転写ベルト17が図1の時計回り方向に循環駆動する。
感光体ドラム11a~11dは、中間転写ベルト17の下方で搬送方向(図1の矢印方向)に沿って隣り合うように配列されている。また、感光体ドラム11a~11dは、中間転写ベルト17にそれぞれ接触している。一次転写ローラー26a~26dは、中間転写ベルト17を挟んで感光体ドラム11a~11dとそれぞれ対向する。一次転写ローラー26a~26dは、中間転写ベルト17にそれぞれ圧接されて、感光体ドラム11a~11dと共に一次転写部を形成する。これらの一次転写部において、トナー像が中間転写ベルト17に転写される。詳しくは、一次転写ローラー26a~26dに一次転写電圧が印加されることにより、所定のタイミングで感光体ドラム11a~11dのトナー像が中間転写ベルト17に順次転写される。これにより、中間転写ベルト17の表面にマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のトナー像が所定の位置関係をもって重ね合わされたフルカラートナー像が形成される。
二次転写ローラー34は、中間転写ベルト17を挟んで駆動ローラー25と対向する。二次転写ローラー34は、中間転写ベルト17に圧接されて、駆動ローラー25と共に二次転写部を形成する。この二次転写部において、二次転写ローラー34に二次転写電圧が印加されることにより、中間転写ベルト17の表面のトナー像が用紙Pに転写される。トナー像の転写後に、ベルトクリーニング装置31が中間転写ベルト17に残存するトナーを清掃する。
画像形成装置1内の下方には給紙カセット32が配設される。給紙カセット32は複数枚の用紙Pを収納可能である。給紙カセット32の右方には、手差し給紙用のスタックトレイ35が配設される。給紙カセット32の左方には、第1用紙搬送路33が配設される。第1用紙搬送路33は、給紙カセット32から繰り出された用紙Pを二次転写部に搬送する。また、スタックトレイ35の左方には、第2用紙搬送路36が配設される。第2用紙搬送路36は、スタックトレイ35から繰り出された用紙を二次転写部に搬送する。更に、画像形成装置1内の左上方には、定着部18と、第3用紙搬送路39とが配設される。定着部18は、画像が形成された用紙Pに対して定着処理を行う。第3用紙搬送路39は、定着処理が行われた用紙Pを用紙排出部37に搬送する。
給紙カセット32に収納されている用紙Pは、ピックアップローラー33bおよび捌きローラー対33aにより1枚ずつ第1用紙搬送路33側に繰り出される。
第1用紙搬送路33と第2用紙搬送路36とはレジストローラー対33cの手前(上流側)で合流している。レジストローラー対33cは、中間転写ベルト17における画像形成動作と、二次転写部への給紙動作とのタイミングを取って用紙Pを二次転写部に搬送する。二次転写部に搬送された用紙Pに対し、二次転写電圧が印加された二次転写ローラー34によって、中間転写ベルト17上のフルカラートナー像が二次転写される。フルカラートナー像が転写された用紙Pは、定着部18に搬送される。
定着部18は、ヒーターにより加熱される定着ベルト、定着ベルトに内接する定着ローラー、および定着ベルトを挟んで定着ローラーに圧接される加圧ローラー等を備える。定着部18は、トナー像が転写された用紙Pを加熱および加圧する。これにより、定着処理が実施される。定着部18においてトナー像が定着された用紙Pは、必要に応じて第4用紙搬送路40で表裏が反転される。その後、用紙Pは再びレジストローラー対33cを介して二次転写部に搬送された後、二次転写ローラー34によって用紙Pの裏面に新たなトナー像が二次転写され、定着部18で定着される。トナー像が定着された用紙Pは第3用紙搬送路39を通って、排出ローラー対19により用紙排出部37に排出される。
次に、図2~図6を参照して、光走査装置12について説明する。図2は、光走査装置12の斜視図である。図3、図4は、光走査装置12の一部を拡大して示す斜視図である。図5は、光走査装置12の一部を清掃ホルダー511の移動方向から概略的に示す断面図である。図6及び図7は、光走査装置12を概略的に示す平面図である。
なお、以下の図面においては、透過性部材52の延在方向をX方向として、X1を検知部56に近づく透過性部材52の延在方向の一方側とし、X2を検知部56から遠ざかる透過性部材52の延在方向の他方側として示す。透過性部材52の並列方向をY方向としてY1を透過性部材52の並列方向の一方側とし、Y2を透過性部材52の延在方向の他方側として示す。また、図2において、カバー部12cに対して清掃ホルダー511、512を上として、各部の形状や位置関係を説明する。なお、上下方向は単に説明のための用いられる名称であって、光走査装置12を画像形成装置1に組み込んだときの方向を限定しない。
光走査装置12は、筐体12aと、透過性部材52と、線状部材54と、モーター(駆動部)55と、ガイドレール61と、ストッパー62と、清掃ホルダー511、512と、清掃部材53と、検知部56と、制御部90(図10参照)と、を備える。
筐体12aは、収容部12bと、収容部12bに被着されたカバー部12cと、を含み、カバー部12cには、4つの感光体ドラム11a~11dに対応して、4つのレーザー光の出射口12d(図5参照)が並設されている。各出射口12dの形状は、対応するレーザー光の主走査方向(X方向)に長い矩形状であり、各出射口12dは、それらの長手方向(X方向)が互いに平行となるように形成されている。
透過性部材52は、矩形板状に形成され、各出射口12dを封止している。これにより、トナーや埃等が、各出射口12dを介して光走査装置12の内部へ侵入することを防止できる。4つの透過性部材52は、それらの長手方向(X方向)が互いに平行になるように並設されている。各透過性部材52は、例えばガラスカバーである。
ガイドレール61は、一対の透過性部材52を挟んで両側に一対ずつ配置される。すなわち、ガイドレール61が、4つ並設されている。ガイドレール61は、カバー部12cの上面から突出して透過性部材52の延在方向(X方向)に延びる。ガイドレール61は、先端部から外側に突出し、透過性部材52の延在方向(X方向)に延びるガイドリブ61aを有する(図5参照)。
ストッパー62は、ガイドレール61の延在方向の一方側(X1側)に配置され、清掃ホルダー511、512の延在方向の一方側(X1側)への移動をそれぞれ規制する。ストッパー62は、カバー部12cの上面に固定されている。本実施形態では、ストッパー62は、清掃ホルダー511、512が跨ぐ2つのガイドレール61の一方側にそれぞれ設けられ、透過性部材52の並列方向(Y方向)に延在する。
清掃ホルダー511、512は、カバー部12cの上面(感光体ドラム11a~11d側の面)上に配置され、本体部51aと、係合部51bと、遮光部511a、512aと、を有する。本体部51aは、板状に形成され、隣り合う2つの透過性部材52の間を跨ぐように透過性部材52の並列方向(Y方向)に延在する。
清掃部材53は、本体部51aの下面に固定されている(図5参照)。清掃部材53は、並列方向(Y方向)において、係合部51bの内側に一対配置される。各清掃部材53は、線状部材54の環状走行に伴い、各透過性部材52の上面(感光体ドラム11a~11d側の面)上をそれぞれ摺動する。これにより、各透過性部材52の上面が、対応する清掃部材53によって同時に清掃される。
清掃部材53は、例えばゴムパッドである。ゴムパッドの材質には、例えばシリコンゴムを使用できる。各清掃ホルダー511、512は、例えば樹脂で形成されている。なお、各清掃部材53は、ゴムパッドに限定されるものではなく、例えば不織布であってもよい。
係合部51bは、一対のガイドレール61を挟んで両側に一対配置される。係合部51bは、本体部51aの底面から下方に突出して先端部が隣接するガイドレール61側に屈曲する。係合部51bは、ガイドリブ61aに係合する。清掃ホルダー511、512は、対応する一対のガイドレール61に沿って案内される。これにより、清掃ホルダー511、512は、各透過性部材52上を延在方向(X方向)に沿って安定して移動できる。
また、係合部51bとガイドリブ61aとが係合しており、本体部51aの両端部がそれぞれ、光走査装置12の筐体12aから離れる方向(図5の上方向)において、ガイドレール61に係止される。これにより、清掃ホルダー511、512は、上方向への移動(位置ずれ)が規制され、カバー部12cからの脱離を防止できる。従って、各透過性部材52に、清掃部材53を安定して密着させることができる。
また、ガイドレール61の延在方向の他方側(X2側)は、ガイドレール61の延在方向(X方向)において、開放されている(図6、図7参照)。これにより、清掃ホルダー511、512を、ガイドレール61の延在方向の他端から係合部51bをガイドリブ61aに係合させながら、ガイドレール61の延在方向の一方側(X1側)にスライドすることにより、清掃ホルダー511、512をガイドレール61に容易に組み込むことができる。従って、光走査装置12の組立て作業性を向上できる。
なお、係合部51b及びガイドリブ61aは、清掃ホルダー511、512とカバー部12cとの係合の一例であり、本発明はこの構造に限定されない。
遮光部511aは、清掃ホルダー511において、本体部51aの並列方向の一方側(Y1側)の側端部に配置され、延在方向の一方側(X1方向)に突出する(図6、図7参照)。遮光部512aは、清掃ホルダー512において、本体部51aの並列方向の他方側(Y2側)の側端部に配置され、延在方向の一方側(X1方向)に突出する(図6、図7参照)。遮光部511a及び遮光部512aの形状については後で詳細に説明する。
本体部51aは、上面から下方向に凹む凹部51cを有し、凹部51c内に線状部材54が嵌合している。また、凹部51cは、内側面から内側に突出する突起部51dを有する、突起部51dを設けることにより、線状部材54が、凹部51c内で屈曲する。これにより、清掃ホルダー511、512と線状部材54とが、強固に固定されている。なお、凹部51cは、本体部51aの下面から上方向に凹まして形成してもよい。
線状部材54は、例えばタイミングベルト又はワイヤーが挙げられる。線状部材54は、筐体12aにおいて、2つの透過性部材52間を通り、4つの張設用滑車57間に環状に張設されている。線状部材54は、隣接する2つの透過性部材52間において、各透過性部材52の延在方向(X方向)と平行に延びる。4つの張設用滑車57は、カバー部12cの上面上に回動可能に保持されている。
また、張設用滑車57の1つは、カバー部12cの下面に配置された歯車57aに連結される(図6、図7参照)。歯車57aは、モーター55に連結されている。モーター55が、歯車57aを回動させることにより、線状部材54が環状走行する。
モーター(駆動部)55は、線状部材54の外側に配置されるとともに、カバー部12cの下面に固定されている。すなわち、モーター11の上端は、線状部材64の上端よりも下側に配置される。これにより、カバー部12cの上面上において、省スペース化を図ることができる。また、モーター55を、線状部材54の外側に配置することにより、モーター55及び歯車57aのメンテナンス作業性が向上する。ペースモーター55は、正逆回転可能であり、モーター55の駆動により、線状部材54は、上面視において、時計回り(D2方向)又は反時計回り(D1方向)に環状走行する(図6、図7参照)。これにより、清掃ホルダー511、512が、透過性部材52の長手方向(レーザー光の主走査方向)に沿って往復移動をする。また、往復移動において、清掃ホルダー511及び清掃ホルダー512は、互いに反対方向に直線的に移動する。
なお、清掃処理は、画像形成装置1の状態がメンテナンスモードとなっているときに、利用者が操作部80(図10参照)やパソコン等の上位機器から処理開始命令を入力することで実行される。また、例えば1万枚程度の印字(画像形成)が実施される度に、定期的に清掃処理が実行されてもよい。
検知部56は、透過性部材52の延在方向の一方側(X1側)に配置され、透過性部材52の並列方向(Y方向)において、清掃ホルダー511の移動経路と清掃ホルダー512の移動経路との間に配置されている(図6、図7参照)。検知部56は、清掃ホルダー511、512の移動経路の一端部に清掃ホルダー511、512の一方が到達したことを検知する。なお、移動経路の一端部に到達した清掃ホルダー511、512は、ストッパー62に接触して延在方向の一方側(X1側)への移動が規制される。
検知部56は、発光部56a及び受光部56bを有するセンサーであり、一つのセンサーで清掃ホルダー511又は清掃ホルダー512のいずれか一方が、移動経路の一端部に到達したことを検知できる。発光部56aは、透過性部材52の並列方向(Y方向)に光を出射する。受光部56bは、発光部56aから出射された光を受光する。なお、本実施形態では、発光部56aを受光部56bよりも並列方向の一方側(Y1側)に配置しているが、発光部56aを受光部56bよりも並列方向の他方側(Y2側)に配置してもよい。
次に、図8、図9を参照して、検知部56と遮光部511a、512aについて説明する。図8、図9は、検知部56及び遮光部511a、512aを概略的に示す斜視図であり、図8は、検知部56と遮光部511aとの関係を示す、また、図9は、検知部56と遮光部512aとの関係を示す。
遮光部511aと遮光部512aとは形状が異なる。本実施形態では、遮光部512aは、並列方向(Y方向)に貫通する貫通孔512bが形成されているが(図9参照)、遮光部511aは、貫通孔512bが未形成である(図8参照)。
これにより、清掃ホルダー511又は清掃ホルダー512が移動経路の一端部に到達する際に、遮光部511aと遮光部512aとでは、受光部56bが受光する受光パターンが異なる。
具体的には、延在方向の一方側(X1側)に移動する遮光部511aの先端部が、発光部56aと受光部56bとの間に差し込まれた際に、発光部56aから出射された光は、遮光部511aの先端部に遮られる。これにより、受光部56bが、発光部56aから出射される光を受光できなくなる。このとき、検知部56がオンの状態になる。さらに、遮光部511aを延在方向の一方側(X1側)に移動させることにより、清掃ホルダー511は、移動経路の一端部に到達してストッパー62に接触する。これにより、清掃ホルダー511は、延在方向の一方側(X1側)への移動が規制される。このとき、発光部56aから出射された光は、遮光部511aに遮られ、検知部56がオンの状態で維持される(図8参照)。
一方、延在方向の一方側(X1側)に移動する遮光部512aの先端部が、発光部56aと受光部56bとの間に差し込まれた際に、発光部56aから出射された光は、遮光部512aの先端部に遮られる。これにより、受光部56bが、発光部56aから出射される光を受光できなくなる。このとき、検知部56がオンの状態になる。さらに、遮光部512aを延在方向の一方側(X1側)に移動させることにより、清掃ホルダー512は、移動経路の一端部に到達してストッパー62に接触する。これにより、清掃ホルダー512は、延在方向の一方側(X1側)への移動が規制される。このとき、発光部56aから出射された光は、貫通孔512bを通過して受光部56bで受光され、検知部56がオフの状態に切り替わる(図9参照)。
これにより、検知部56は、清掃モードの実行中に、オンの状態が所定時間継続された場合に、清掃ホルダー511の移動経路の一端部に清掃ホルダー511が到達したことを検知できる。また、検知部56は、清掃モードの実行中に、オンの状態が所定時間継続された後にオフの状態に切り替わった場合に、清掃ホルダー512の移動経路の一端部に清掃ホルダー512が到達したことを検知できる。このとき、線状部材54の走行が停止する。すなわち、清掃ホルダー511、512の一方が、移動経路の一端部に到達してストッパー62によって移動が規制されたときに、清掃ホルダー511、512の他方が、移動を停止する。これにより、開放されたガイドレール61の延在方向の他方側(X2側)において、清掃ホルダー511、512の他方がガイドレール61から外れることを防止できる。
次に、図6及び図7に戻って、清掃ホルダー51の動作を説明する。本実施形態では、前述したように、1回の清掃処理において、各透過性部材52の延在方向(X方向)に沿って、対応する清掃部材53が1回往復する。ここでは、清掃処理時に、線状部材54の走行方向が、矢印D1で示す方向(第1方向)から、矢印D2で示す方向(第2方向)に変化する場合について説明する。
清掃処理の開始時に、清掃ホルダー511が、その移動経路の一端において検知部56をオンの状態にしている(図6参照)。清掃モードの実行開始時に、清掃ホルダー511が移動経路の一端部に配置された状態を初期位置に設定することにより、検知部56がオンの状態で清掃ホルダー511を検知できる。これにより、清掃処理の初期エラーの発生を未然に防ぐことができる。
清掃処理が開始されると、線状部材54が矢印D1(図6参照)で示す第1方向へ走行する。これにより、清掃ホルダー511および清掃ホルダー512が、図6に示す位置から図7に示す位置まで移動して、検知部56が、移動経路の一端部に清掃ホルダー512が到達したことを検知し、線状部材54の走行を停止する。これにより、清掃ホルダー511及び清掃ホルダー512が停止する。
次に、モーター55の回転方向が逆転し、線状部材54が矢印D2(図7参照)で示す第2方向(第1方向と逆方向)へ走行する。これにより、清掃ホルダー511及び清掃ホルダー512が、図7に示す位置から図6に示す位置まで移動して、検知部56が、移動経路の一端部に清掃ホルダー511が到達したことを検知し、線状部材54の走行を停止する。これにより、清掃ホルダー511及び清掃ホルダー512の動作が停止する。なお、清掃モードの実行については後で詳細に説明する。
図10は、画像形成装置1に用いられる制御経路の一例を示すブロック図である。なお、画像形成装置1を使用する上で装置各部の様々な制御がなされるため、画像形成装置1全体の制御経路は複雑なものとなる。そこで、ここでは制御経路のうち、本発明の実施に必要となる部分を重点的に説明する。
電圧制御回路71は、モーター駆動電源73と接続され、制御部90からの出力信号によりモーター駆動電源73を作動させる。モーター駆動電源73は電圧制御回路71からの制御信号によって、光走査装置12内のモーター55に所定の駆動電圧を印加する。
操作部80には、液晶表示部81、各種の状態を示すLED82が設けられており、画像形成装置1の状態を示したり、画像形成状況や印字部数を表示したりするようになっている。画像形成装置1の各種設定はパソコンのプリンタードライバーから行われる。
制御部90は、中央演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)91、読み出し専用の記憶部であるROM(Read Only Memory)92、読み書き可能な記憶部であるRAM(Random Access Memory)93、タイマー95、画像形成装置1内の各装置に制御信号を送信したり操作部70からの入力信号を受信したりするI/F(インターフェイス)96を少なくとも備えている。
ROM92には、画像形成装置1の制御用プログラムや、制御上の必要な数値等、画像形成装置1の使用中に変更されることがないようなデータ等が収められている。RAM93には、画像形成装置1の制御途中で発生した必要なデータや、画像形成装置1の制御に一時的に必要となるデータ等が記憶される。また、RAM93(或いはROM92)には、光走査装置12の透過性部材52の清掃時において、後述する清掃ホルダー51の各動作モードでモーター55に印加される電圧値(DUTY)やモーター55の駆動時間等も記憶される。タイマー95は、モーター55の駆動時間を計測する。
図11は、清掃モードにおけるモーター55の駆動制御の制御例を示すフローチャートである。必要に応じて図1~図10を参照しながら、図11のステップに沿ってモーター55の第1の制御例について説明する。
清掃モードが開始されると、制御部90は、検知部56がオンの状態にあるか否かを判定する(ステップS1)。検知部56がオンの状態にある場合は(ステップS1でYes)、図6に示すように、清掃ホルダー511が移動経路の一端の初期位置に配置され、遮光部511aが発光部56aと受光部56bとの間に差し込まれて発光部56aから出射された光を遮っている。これにより、制御部90は、ステップS1で検知部56がオンの状態にある場合に、清掃ホルダー511が初期位置にあると判定してステップS2に移行する。
一方、検知部56がオフの状態にある場合は(ステップS1でNo)、制御部90は、清掃ホルダー512が移動経路の一端に配置されていると判定してステップS8に移行する。ステップS8では、復路動作が開始される。
すなわち、制御部90は、清掃モードの実行開始時に、移動経路の一端部に清掃ホルダー511又は清掃ホルダー512のいずれが配置されているかを検知部56で判定し、往路動作又は復路動作のいずれを開始するか決定している。これにより、前回清掃モードの実行が終了した際に、移動経路の一端部に清掃ホルダー511又は清掃ホルダー512のいずれが配置されていた場合でも、清掃動作の立ち上がりを迅速に行うことができる。
ステップS2では、制御部90は、第1動作モードM1でのモーター55の正回転を継続する。制御部90は電圧制御回路71に制御信号を送信し、モーター駆動電源73からモーター55に駆動電圧を供給する。これにより、モーター55を第1動作モードM1(初期動作モード)で正回転させる。
モーター55の正回転により、線状部材54は図6の状態から矢印D1方向に走行し、清掃ホルダー511は図6の下方向へ、清掃ホルダー512は図6の上方向へ、それぞれ移動を開始する。
ステップS3では、制御部90は、検知部56がオンの状態になるまで待機する。清掃ホルダー511が初期位置から図6の下方向へ移動することにより、遮光部511aが発光部56aと受光部56bとの間から離れ、検知部56がオフの状態になる。検知部56がオフの状態にある場合は(ステップS3でNo)、第1動作モードM1でのモーター55の正回転を継続する。
一方、清掃ホルダー512が、移動経路の一端に接近した場合に(図7参照)、遮光部512aの先端部が、発光部56aと受光部56bとの間に差し込まれ、検知部56がオンの状態になる。このとき、ステップS4に移行する。
ステップS4では、制御部90は、第2動作モードM2でのモーター55の正回転を開始する。第2動作モードM2でのモーター55の回転速度は第1動作モードM1でのモーター55の回転速度よりも低い。ステップS4では、遮光部512aを発光部56aと受光部56bとの間にさらに差し込む。このとき、第2動作モードM2でのモーター55の回転速度を第1動作モードM1でのモーター55の回転速度よりも低くすることにより、検知部56は、遮光部512aの移動を精度よく検知できる。
ステップS5では、検知部56がオンの状態にあるか否かを判定する。遮光部512aを発光部56aと受光部56bとの間にさらに差し込むことにより、貫通孔512bが発光部56aと受光部56bとの間に差し込まれて発光部56aから出射された光が貫通孔512bを通過する。これにより、受光部56bが発光部56aの光を受光して検知部56がオフの状態になる。このとき、制御部90は、清掃ホルダー512が移動経路の一端に配置されていると判定してステップS7に移行する。
ステップS7では、制御部90は電圧制御回路71に制御信号を送信してモーター55の正回転を停止する。以上、ステップS1~S7の動作が清掃ホルダー511及び清掃ホルダー512による往路動作である。
一方、ステップS5において、検知部56がオンの状態にある場合に、ステップS6に移行して時間T1が経過しているかを判定する。時間T1を経過していない場合は、ステップS5及びステップS6を繰り返して時間T1が経過するまで第2動作モードM2でモーター55の駆動を継続する。このとき、遮光部512aが、発光部56aと受光部56bとの間にさらに差し込まれる。
時間T1を経過しても検知部56がオンの状態にある場合に、制御部90は、清掃ホルダー511又は清掃ホルダー512の移動にエラーが発生していると判定してステップS13に移行する。ステップS13では、モーター55の駆動を停止して清掃モードを終了する。このとき、液晶表示部81にエラーの表示を行う。
次に、制御部90は電圧制御回路71に制御信号を送信し、モーター駆動電源73からモーター55に駆動電圧を供給する。これにより、モーター55を第1動作モードM1で逆回転させる(ステップS8)。
モーター55の逆回転により、線状部材54は図7の状態から矢印D2方向に走行し、清掃ホルダー511は図7の上方向へ、清掃ホルダー512は図7の下方向へ、それぞれ移動を開始する。
ステップS9では、制御部90は、検知部56がオンの状態になるまで待機する。清掃ホルダー512が図7の下方向へ移動することにより、遮光部512aが発光部56aと受光部56bとの間から離れ、検知部56がオフの状態が継続される。検知部56がオフの状態にある場合は(ステップS9でNo)、第1動作モードM1でのモーター55の逆回転を継続する。
一方、清掃ホルダー511が移動経路の一端に接近した場合に(図6参照)、遮光部511aの先端部が、発光部56aと受光部56bとの間に差し込まれ、検知部56がオンの状態になる。このとき、ステップS10に移行する。
ステップS10では、制御部90は、第2動作モードM2でのモーター55の逆回転を開始する。第2動作モードM2でのモーター55の回転速度は第1動作モードM1でのモーター55の回転速度よりも低い。このとき、第2動作モードM2でのモーター55の回転速度を第1動作モードM1でのモーター55の回転速度よりも低くすることにより、検知部56は、遮光部511aの移動を精度よく検知できる。
ステップS11では、検知部56がオンの状態にあるか否かを判定する。遮光部511aを発光部56aと受光部56bとの間にさらに差し込んだ場合でも、遮光部511aは貫通孔512bが未形成であり、検知部56がオンの状態で維持される。
ステップS11において、検知部56がオンの状態にある場合に、ステップS12に移行して時間T1が経過しているかを判定する。時間T1を経過していない場合は、ステップS11及びステップS12を繰り返して時間T1が経過するまで第2動作モードM2でモーター55の駆動を継続する。
時間T1を経過しても検知部56がオンの状態にある場合に、制御部90は、清掃ホルダー511が移動経路の一端に到達していると判定してステップS13に移行する。ステップS13では、モーター55の駆動を停止して清掃モードを終了する。
一方、時間T1が経過するまでに検知部56がオフの状態になった場合に、清掃ホルダー511又は清掃ホルダー512の一方の移動においてエラーが発生していると判定してステップS13に移行する。ステップS13では、モーター55の駆動を停止して清掃モードを終了する。このとき、液晶表示部81にエラーの表示を行う。
以上、ステップS8~S13の動作が清掃ホルダー511及び清掃ホルダー512による復路動作である。
本実施形態によると、ガイドレール61の延在方向の他方側(X2側)は、ガイドレール61の延在方向(X方向)において、開放されている(図6、図7参照)。これにより、清掃ホルダー511、512を、ガイドレール61の延在方向の他端から係合部51bをガイドリブ61aに係合させながら、ガイドレール61の延在方向の一方側(X1側)にスライドすることにより、清掃ホルダー511、512をガイドレール61に容易に組み込むことができる。従って、光走査装置12の組立て作業性を向上できる。
また、清掃ホルダー511、512は、上下方向に凹むとともに、線状部材54を保持する凹部51cを有する。凹部51c内に線状部材54が嵌合している。また、凹部51cは、内側面から内側に突出する突起部51dを有する、突起部51dを設けることにより、線状部材54が、凹部51c内で屈曲する。これにより、清掃ホルダー511、512と線状部材54とが、強固に固定されている。
また、モーター11の上端は、線状部材64の上端よりも下側に配置される。これにより、カバー部12cの上面上において、省スペース化を図ることができる。また、モーター55を、線状部材54の外側に配置することにより、モーター55及び歯車57aのメンテナンス作業性が向上する。
また、清掃ホルダー511、512の一方が、移動経路の一端部に到達してストッパー62によって移動が規制されたときに、清掃ホルダー511、512の他方が、移動を停止する。これにより、開放されたガイドレール61の延在方向の他方側(X2側)において、清掃ホルダー511、512の他方がガイドレール61から外れることを防止できる。
その他本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では画像形成装置1としてタンデム式のカラープリンターを例に挙げて説明したが、本発明はカラープリンターに限らず、カラー複写機、ファクシミリ等の電子写真方式のカラー画像形成装置に適用可能である。
本発明は、像担持体に光を照射して静電潜像を形成する光走査装置に利用可能である。本発明の利用により、レーザー光を透過する透過性部材を清掃する清掃ホルダーの停止時に線状部材に継続して負荷が加わることによる線状部材の伸びや破断を抑制可能な光走査装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
1 画像形成装置
2a~2d 現像装置
6 テンションローラー
11a~11d 感光体ドラム
12 光走査装置
12a 筐体
12b 収容部
12c カバー部
12d 出射口
13a~13d 帯電器
14b~14d クリーニング装置
17 中間転写ベルト
18 定着部
19 排出ローラー対
25 駆動ローラー
26a~26d 一次転写ローラー
27 従動ローラー
31 ベルトクリーニング装置
32 給紙カセット
33 第1用紙搬送路
33a 捌きローラー対
33b ピックアップローラー
33c レジストローラー対
34 二次転写ローラー
35 スタックトレイ
36 第2用紙搬送路
37 用紙排出部
39 第3用紙搬送路
40 第4用紙搬送路
51 清掃ホルダー
51a 本体部
51b 係合部
51c 凹部
51d 突起部
52 透過性部材
53 清掃部材
54 線状部材
55 モーター
56 検知部
56a 発光部
56b 受光部
57 張設用滑車
57a 歯車
61 ガイドレール
61a ガイドリブ
62 ストッパー
70 操作部
71 電圧制御回路
73 モーター駆動電源
80 操作部
81 液晶表示部
82 LED
90 制御部
92 ROM
93 RAM
95 タイマー
120 走査光学系
511、512 清掃ホルダー
511a、512a 遮光部
512b 貫通孔
P 用紙

Claims (7)

  1. 像担持体にレーザー光を照射して静電潜像を形成する光走査装置であって、
    前記像担持体に対応して、前記レーザー光の主走査方向に延びる前記レーザー光の出射口が形成された筐体と、
    前記レーザー光に対する透過性を有し、前記レーザー光の主走査方向に延び、且つ、前記レーザー光の出射口を封止する透過性部材と、
    前記筐体に環状に張設された線状部材と、
    前記線状部材を第1方向および第2方向に走行させる駆動部と、
    前記出射口に並設され、前記透過性部材の延在方向に延びるガイドレールと、
    前記線状部材に固定され、前記駆動部により前記線状部材が環状走行されたときに前記ガイドレールに沿って移動する清掃ホルダーと、
    前記清掃ホルダーに固定され、前記清掃ホルダーの移動に伴い前記透過性部材に対して摺動することにより前記透過性部材を清掃する清掃部材と、
    前記ガイドレールの延在方向の一方側に配置され、前記清掃ホルダーの移動を規制するストッパーと、
    を備え、
    前記ガイドレールの延在方向の他方側は、前記ガイドレールの延在方向において、開放されていることを特徴する光走査装置。
  2. 前記清掃ホルダーは、
    上下方向に凹むとともに、前記線状部材を保持する凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記凹部は、内側面から内側に突出する突起部を有することを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記駆動部の上端は、前記線状部材の上端よりも下側に配置されることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の光走査装置。
  5. 前記駆動部は、前記線状部材の外側に配置されることを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
  6. 前記出射口は、4つ並設され、それぞれ前記透過性部材で封止され、
    前記ガイドレールは、隣り合う2つの前記透過性部材を挟んで一対ずつ2組設けられ、
    前記清掃ホルダーは、隣り合う2つの前記透過性部材の間を跨いで両端部が前記ガイドレールにガイドされるように2つ設けられると共に、互いに反対方向に移動し、
    前記ストッパーは、前記透過性部材が跨ぐ隣り合う2つのガイドレールの一方側にそれぞれ設けられ、
    前記清掃ホルダーの一方が、前記清掃ホルダーの移動経路の一端部に到達して前記ストッパーに移動が規制されたときに、前記清掃ホルダーの他方が、移動を停止することを特徴とする請求項1~請求項3のいずれかに記載の光走査装置。
  7. 1つ以上の前記像担持体と、
    前記像担持体にレーザー光を照射して静電潜像を形成する請求項1~請求項3のいずれかに記載の光走査装置と、
    を備えた画像形成装置。
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