JP2024022211A - 通信装置、通信方法、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 320MHzより大きい帯域幅を使用して通信することができる通信装置が、適切なフレーム構成によってRUの割り当てに関する情報を通信できるようにすることを目的の1つとする。【解決手段】 通信装置は、帯域幅が320Mhzより大きいUHR MU PPDUを送信する場合、U-SIGの後に、RU Allocation-1サブフィールドとRU Allocation-2サブフィールドとRU Allocation-3サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信する。また通信装置は、帯域幅が320MhzのUHR MU PPDUを送信する場合、U-SIGの後に、RU Allocation-1サブフィールドと前記RU Allocation-2サブフィールドを含むが、RU Allocation-3を含まないUHR MU PPDUを送信する。【選択図】 図11

Description

本発明は、無線LANにおける通信制御技術に関する。
無線LAN(Wireless Local Area Network)に関する通信規格として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格が知られている。IEEE802.11規格シリーズのうちの現在規格策定中のIEEE802.11be規格では、IEEE802.11ax規格よりスループットを向上させる方策の1つとして、周波数帯域幅の最大値を320MHzにすることが検討されている。なお、無線LANにおいて従来使用されている周波数幅は20MHz、40MHz、80MHz、160MHzの4通りである。
また、特許文献1には、IEEE802.11規格シリーズの通信にOFDMA(Orthogonal frequency-division multiple access)技術を用いて複数端末と無線通信を実行する仕組みが開示されている。
特開2018-050133号公報
これまで数多くの規格が策定されてきたように、今後も新たな規格が出現することが想定される。新たな規格において、通信のスループットを向上させるために、802.11be規格で検討中の320MHzを超える帯域幅を使用することが考えられる。
しかしながら、これまでの無線LANに対する規格において、320MHzより大きい周波数帯域幅で通信することを通知するための仕組みが定義されていない。また、マルチユーザ通信を実行する場合、相手装置に対して、使用する周波数帯域の一部(RU、Resource Unit)を割り当てる必要がある。しかしながら、802.11be規格までは、使用できる電波の帯域幅は最大320MHzとされている。このように従来は320Mhzより大きい周波数帯域幅で通信する場合における、当該帯域幅内で相手装置に適切なRUを割り当てるための適切な方式や割り当て状況を通知する適切なフレーム構成が存在しなかった。
本発明は上述の問題点の少なくとも1つを鑑みなされたものである。本発明の1つの側面としては、320MHzより大きい帯域幅を使用して通信することができる通信装置が、適切なフレーム構成によってRUの割り当てに関する情報を通信できるようにすることを目的の1つとする。
本発明の1つの側面としての通信装置は、L-SIG(Legacy-Signal Field)と、U-SIG(Universal-Signal Field)とを含むUHR(Ultra High Reliability)MU(Multi User)PPDU(Physical Layer Protocol Data Unit)を送信する送信手段を有し、帯域幅が320Mhzより大きいUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信手段は、前記U-SIGの後に、RU Allocation-1サブフィールドとRU Allocation-2サブフィールドとRU Allocation-3サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信し、帯域幅が320MhzのUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信手段は、前記U-SIGの後に、前記RU Allocation-1サブフィールドと前記RU Allocation-2サブフィールドを含むが、前記RU Allocation-3を含まないUHR MU PPDUを送信することを特徴とする。
本発明の1つの側面によれば、320MHzより大きい帯域幅を使用して通信することができる通信装置が、適切なフレーム構成によってRUの割り当てに関する情報を通信できるようになる。
無線通信システムのネットワーク構成の一例を示す図である。 通信装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 UHR PPDUのPHYフレーム構造の一例を示す図である。 RUの割り当てパターンとRU Allocationサブフィールドの対応の一例を示す図である。 RUの割り当てパターンとRU Allocationサブフィールドの対応の一例を示す図である。 MRUの割り当てパターンとRUの組み合わせの一例を示す図である。 MRUの割り当てパターンとRUの組み合わせの一例を示す図である。 MRUの割り当てパターンとRUの組み合わせの一例を示す図である。 MRUの割り当てパターンとRUの組み合わせの一例を示す図である。 コンテンツチャネルを説明する模式図である。 通信装置101の制御の一例を示すフローチャートである。 変形例を説明する模式図である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでするものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1の実施形態>
図1に、第1の実施形態の無線通信システムにおける無線通信ネットワークの構成例を示す。本無線通信ネットワークは、1台のアクセスポイント(AP)と3台のステーション(STA)とを含んで構成される。なお、AP101とSTA102~104は通信装置の一例である。以下、AP101、STA102~104を総称して通信装置101~104とも呼ぶ。
AP101とSTA102~104は、IEEE802.11beに準拠しており、IEEE802.11be規格以前に策定された規格に準拠した無線通信を実行可能に構成される。なお、IEEEはInstitute of Electrical and Electronics Engineersの略である。IEEE802.11be規格は規格策定を担うTG(Task Group)の名称に基づきEHT(Extreme High Throughput)規格とも呼ばれる。また、本実施形態では、802.11be以前に策定されたIEEE802.11axを当該規格に対応する相互接続性の認証プログラムであるWi-Fi6になぞらえて第6世代規格やIEEE802.11GEN6と呼称する。また、あるいは単にGEN6とも呼称する。また、IEEE802.11be規格についても同様に対応する認証プログラムであるWi-Fi7(仮称)になぞらえて、第7世代規格やIEEE802.11GEN7、あるいは単にGEN7と呼称する。
AP101とSTA102~104は、最大伝送速度46.08Gbpsを目標とするIEEE802.11be規格の後継規格であり、最大伝送速度として90Gbps-100Gbps超を目標とする後継規格に準拠した無線通信を実行可能に構成される。当該802.11beの後継規格についても対応する認証プログラムであるWi-Fi8(仮称)になぞらえて、第8世代規格や、IEEE802.11GEN8、あるいは単にGEN8と呼称する。また、当該後継規格をWI-Fi8に対応する通信規格とも呼ぶ。
ところで、802.11beの後継規格であるGEN8では、高信頼通信や低レイテンシ通信のサポートなどを新たに達成すべき目標として掲げている。当該後継規格の策定の準備を行うSG(Study Group)として、UHR(Ultra High Reliability)SGが立ち上げられている。本実施形態では、上述の後継規格に対応する通信規格を特定する名称としてグループの略称である「UHR」といった名称を用いる。
なお、UHRという名称は後継規格で達成すべき目標や当該規格で目玉となる特徴を踏まえて便宜上設けられたものであり、規格が確定した状態において別の名称となりうる。一方、本明細書及び添付の特許請求の範囲は、本質的には、802.11be規格の後継規格であって、320Mhzを超える帯域幅を用いた無線通信をサポートしうるすべての後継規格に適用可能であることに留意されたい。
なお、本実施形態では、特定の装置を指さない場合等において、参照番号を付さずに、アクセスポイント機能を提供する通信装置を「AP STA」或いは単に「AP」と呼ぶ。また、アクセスポイントに接続するステーション(端末)を「non-AP STA」或いは単に「STA」と呼ぶ場合がある。non-APはnon Access Pointの略である。
また、GEN8(Wi-Fi8)に対応する通信規格をサポートするアクセスポイント(例えばAP101)を「UHR AP STA」とも呼ぶ。また、GEN8(Wi-Fi8)に対応する通信規格をサポートするステーション(端末)を「non-AP UHR STA」と呼ぶ場合がある。
なお、図1では、一例として1台のAPと3台のSTAとを含んだ無線通信ネットワークを示しているが、これらの通信装置の台数は、図示されるより多くても少なくてもよい。一例においては、STA同士の通信が行われる場合、APが存在しなくてもよい。図1では、AP102が形成するネットワークの通信可能範囲が円101によって示されている。なお、この通信可能範囲は、より広い範囲をカバーしてもよいし、より狭い範囲のみをカバーしてもよい。
通信装置101~104は2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯、及び7Ghz帯域で通信できる。また、通信装置101~104は20MHz、40MHz、80MHz、160MHz、320MHz、480MHz、および640MHzのチャネル幅で動作できる。しかし、STA102~104の1つ以上のSTAについては320MHzまたは480MHz以下のチャネル幅でしか動作できなくてもよい。
通信装置101~104は直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access(OFDMA))技術を用いたMU(Multi-User)通信を実行できる。また、通信装置101~104はMulti-User Multi-Input Multi-Output(MU-MIMO)技術を用いたMU通信を実行できる。なお、OFDMA技術とMU-MIMO技術の両方を併用したMU通信を実行することもできる。
すなわち、AP101とSTA102~104の内の複数のSTAは、1つのチャネル(結合された40MHz以上のチャネル幅のチャネルを含む)で同時に通信できる。OFDMA技術では、1つのチャネルをResource Unit(RU)と呼称される複数のサブチャネルに分割し、各RUを異なるSTA(複数のSTAで構成されるSTAのグループでもよい)に割り当てる。そして、当該割り当てたRUを用いてAPと複数のSTAが1つのチャネルで同時に通信することで多元接続を実現する。MU-MIMOは複数のアンテナを使用することで複数の空間ストリームを形成し、各空間ストリームを異なるSTAに割り当てることで、APと複数のSTAが1つのチャネルで同時に通信する空間多重方式である。
なお、通信装置101~104は、IEEE802.11be規格(Wi-Fi7規格)と、後継規格であるGEN8規格に対応するとしたが、これに加えて、IEEE802.11be規格以前のIEEE802.11規格に対応していてもよい。具体的には、通信装置101~104は、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/規格の少なくともいずれか1つに対応していてもよい。
また、IEEE802.11規格シリーズに加えて、Bluetooth(登録商標)、NFC、UWB、ZigBee、MBOAなどの他の通信規格に対応していてもよい。なお、UWBはUltra Wide Bandの略であり、MBOAはMulti Band OFDM Allianceの略である。また、NFCはNear Field Communicationの略である。UWBには、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、WiNETなどが含まれる。また、有線LANなどの有線通信の通信規格に対応していてもよい。
AP101の具体例としては、無線LANルーターやパーソナルコンピュータ(PC)などが挙げられるが、これらに限定されない。また、AP101は、UHRに対応した無線フレームの通信を実行することができる無線チップなどの情報処理装置であってもよい。
また、STA102~104の具体的な例としては、カメラ、タブレット、スマートフォン、PC、携帯電話、ビデオカメラ、ヘッドセット、スマートグラスなどが挙げられるが、これらに限定されない。また、STA102~104は、UHRに対応した無線フレームの通信を実行することができる無線チップなどの情報処理装置であってもよい。
なお、図1の無線ネットワークはAP1台とSTA3台で構成されているが、APおよびSTAの台数はこれに限定されない。例えば、STAが1台多くてもよい。このとき、確立されるリンクのチャネルやチャネル幅は問わない。
(装置の構成)
図2を用いて通信装置101~104のハードウェア構成を説明する。図2は、通信装置(AP及びSTA)のハードウェア構成の一例を示す図である。通信装置は、そのハードウェア構成の一例として、記憶部201、制御部202、機能部203、入力部204、出力部205、通信部206、及びアンテナ207を有する。なお、アンテナは複数あってもよい。
記憶部201は、ROMやRAM等の1以上のメモリにより構成され、後述する各種動作を行うためのコンピュータプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。ROMはRead Only Memoryの略であり、RAMはRandom Access Memoryの略である。なお、記憶部201として、ROM、RAM等のメモリの他に、ハードディスク、不揮発性のメモリやストレージなどの記憶媒体を用いてもよい。また、記憶部201が複数のメモリ等を備えていてもよい。
制御部202は、例えば、CPUやMPU等の1以上のプロセッサにより構成され、記憶部201に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、通信装置の全体を制御する。
なお、制御部202は、記憶部201に記憶されたコンピュータプログラムとOS(Operating System)との協働により、通信装置の全体を制御するようにしてもよい。このように記憶部201と制御部202は所謂コンピュータを構成する。また、制御部202は、他の通信装置との通信において送信するデータや信号(無線フレーム)を生成する。なお、CPUはCentral Processing Unitの略であり、MPUは、Micro Processing Unitの略である。また、制御部202がマルチコア等の複数のプロセッサを備え、複数のプロセッサが協働することでAP101全体を制御するようにしてもよい。また、ASIC(特定用途向け集積回路)、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等により一部の処理を実行するように構成することもできる。
また、制御部202は、機能部203を制御して、無線通信や、撮像、印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部203は、通信装置が所定の処理を実行するためのハードウェアである。
例えば、通信装置がデジタルスチルカメラなどのカメラである場合、機能部203は撮像部であり、通信装置が有する図示省略のカメラ部を介して周囲の画像の撮像処理を行う。また、例えば、通信装置がプリンタである場合、機能部203は印刷部であり、紙などのシートに印刷処理を行う。また、例えば、通信装置がプロジェクタやスマートグラスである場合、機能部203は投影部であり、投影面に対する画像や映像の投影処理を行う。スマートグラスの場合、投影面はエンドユーザの網膜などである。機能部203が処理するデータは、記憶部201に記憶されているデータであってもよいし、後述する通信部206を介して他のAPやSTAと通信したデータであってもよい。更にAP101等の通信装置はNAS(Network Attached Storage)等のネットワークストレージ機能を提供することもできる。当該機能はネットワークストレージサービス等のWebサービスとして他の通信装置に提供される。例えば、他の通信装置は、AP101等の提供するネットワークストレージサービスに、SMBやFTP、WebDAV等のプロトコルを用いて接続し、当該ストレージにファイルをアップロードしたり、当該ストレージ内のファイルをダウンロードしたりする。当該アップロードやダウンロードの通信も装置間でUHRに対応する無線フレームを通信することで実現される。
入力部204は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部205は、モニタ画面やスピーカーを介して、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部205による出力とは、モニタ画面上への表示や、スピーカーによる音声出力、振動出力などであってもよい。なお、タッチパネルのように入力部204と出力部205の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。また、入力部204および出力部205は、各々通信装置と一体であってもよいし、別体であってもよい。
通信部206は、UHRに対応する無線フレームに関する通信の制御を行う。また、通信部206は、UHRに対応する無線フレームに加えて、他のIEEE802.11シリーズ規格に対応した無線フレームに関する通信の制御や、有線LAN等の有線通信の制御を行うこともできる。通信部206は、アンテナ207を制御して、制御部202によって生成された無線通信のための無線フレームなどの信号の送受信を行う。
通信装置が、IEEE802.11シリーズの通信規格に加えて、NFC規格やBluetooth規格等に対応している場合、通信部206が、これらの通信規格に対応した無線通信の制御を行うように構成することができる。また、通信装置が上述した複数の通信規格に対応した無線通信を実行できる場合、夫々の通信規格に対応した通信部とアンテナを個別に有する構成であってもよい。通信装置は通信部206を介して、画像データや文書データ、映像データ等のデータを他の通信装置と通信する。なお、アンテナ207は、通信部206と別体として構成されていてもよいし、通信部206と合わせて一つのモジュールとして構成されていてもよい。
アンテナ207は、2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯、及び7Ghz帯における通信が可能なアンテナである。AP101の有するアンテナは1つであっても複数であってもよい。また、周波数帯ごとに異なるアンテナを有していてもよい。また、AP101は、アンテナを複数有している場合、各アンテナに対応した通信部206を有していてもよい。本実施形態では、少なくともAP101と、いずれか1つのSTAは、MIMO(Multi-Input and Multi-Output)送受信を行うための2本以上のアンテナのセットを有しているものとする。また、図2では、1本のアンテナ207が示されているが、例えばそれぞれ異なる周波数帯に対応可能な2本以上(2セット以上)のアンテナを含んでもよい。
続けてUHRに対応する無線フレームの構成の一例について説明する。図3は、通信装置101が送信するマルチユーザ通信用のUHR MU(Multi User)PPDUの一例を示している。なお、PPDUはPhysical Layer(PHY)Protocol Data Unitの略である。
UHR MU PPDUという無線フレームは、通信装置がMU通信(マルチユーザ通信)を実行する際に用いるPPDUである。本フレームは、先頭部からL-STF301、L-LTF302、L-SIG303、RL-SIG304、U-SIG305、UHR-SIG306、UHR-STF307、およびUHR-LTF308によって構成される。また、UHR-LTF308の後に、データ309、およびPacket Extention310が続くように構成される。STFはShort Training Field、LTFはLong Training Field、およびSIGはSignalの略である。また、L-はLegacyの略であり、L-SIGは、Legacy-Signal Fieldの略である。また、L-STFはLegacy Short Training Fieldの略である。なお、L-SIGは、Non-HT Signal fieldとも呼ばれる。また、L-STFは、Non-HT STFとも呼ばれる。L-LTFは、Non-HT LTFとも呼ばれる。また、RL-SIGは、Repeated Legacy Signalの略である。RL-SIGはRepeated Non-HT Signalとも呼ばれる。HTはHigh Throughputの略である。
図3に示すように、PPDUの先頭部には、IEEE802.11a/b/g/n/ax規格に対して後方互換性を確保するための、L-STF301、L-LTF302、及びL-SIG303が含まれる。なお、L-LTFはL-STFの直後に配置され、L-SIGはL-LTFの直後に配置される。さらに、L-SIGの直後にはRL-SIG(Repeated L-SIG、RL-SIG)304が配置される。RL-SIG304では、L-SIGの内容が繰り返し送信される。RL-SIGは、IEEE802.11ax規格以降の規格に準拠したPPDUであることを受信者が認識可能とするものである。
L-STF301は、PHYフレーム信号の検出、自動利得制御(AGC:Automatic Gain Control)やタイミング検出などに用いられる。L-LTFは、周波数・時刻の高精度な同期や伝搬チャンネル情報(CSI:channnel state information)取得等に用いられる。L-SIGは、データ送信率やPHYフレーム長の情報を含んだ制御情報を送信するために用いられる。IEEE802.11a/b/g/n/ax/be規格に従う機器やIEEE802.11be規格の後継規格であるGEN8規格に従う機器は、上記のフィールドを復号することができる。
PPDUは、さらに、RL-SIG304の直後に配置されるU-SIG305を含む。U-SIG(Universal-Signal Field)はIEEE802.11be(GEN7)以降の規格で共通に使用される予定の、各規格の制御情報を送信するためのフィールドである。U-SIGには、PPDUが送信される帯域幅を示すBandWidthサブフィールドや、UHR-SIGのMCSを示すUHR-SIG MCSが含まれる。また、U-SIGには、UHR-SIGのシンボル数を示すNumber Of UHR-SIG Symbolsサブフィールドなどの制御情報が含まれる。
BandWidthサブフィールドは、例えば、3ビットで構成される。通信装置101は、PPDUを送信する帯域幅に対応する値を当該サブフィールドに格納する。本実施形態では、20Mhz、40Mhz、80Mhz、160Mhz、320Mhz-1、320Mhz-2、480Mhz、640Mhzに対応する値のうち、いずれか1つの値が格納される。なお、480Mhz-1、480Mhz-2等の一部周波数帯が重複する帯域幅に対応する値を指定できるよう構成することもできる。この場合、当該サブフィールドを4ビット以上で構成する。
U-SIGの直後には、UHR-SIG(Ultra High Reliability Signal Field)が配置される。UHR-SIGには、U-SIGに入りきれない制御情報や、マルチユーザ送信を行う際に各ユーザに通知すべき制御情報が含まれる。この、UHR-SIG406は、U-SIG内のUHR-SIG MCSフィールドに指定したMCSで変調される。続いて、UHR-SIG306の後には、UHR用のSTFであるUHR-STF306、UHR用のLTFであるUHR-LTF607が配置される。UHR-LTFはMIMO推定やビームフォーミング推定等に用いられる情報である。MIMOのアンテナ数やビームフォーミングの要否に基づき複数個のUHR-LTFが配置されうる。
PPDUを構成するUHR-SIG306、UHR-STF307、およびUHR-LTF308は、UHRに対応する無線フレームの送受信に対応した通信装置が復号することが可能なフィールドである。
なお、L-STF301、L-LTF302、L-SIG303、RL-SIG304、U-SIG305、UHR-SIG306、UHR-STF307およびUHR-LTF308をまとめてPHYプリアンブルとも呼ぶ。
マルチユーザ送信に密接に関連するUHR-SIG306についてより詳細に説明する。UHR-SIG306は、コモンフィールド(common field)とユーザーフィールド(user field)の2つのフィールドから構成される。ユーザーフィールドには、各ユーザ向けの制御情報が含まれる。コモンフィールドは、以下の表1に示したサブフィールドから構成される。
Figure 2024022211000002
コモンフィールドはU-SIG Overflowサブフィールドと、複数のRU Allocationサブフィールドを含む。
U-SIG Overflowサブフィールドには、802.11be以降で共通して使用されるU-SIGに格納しきれなかった制御情報が格納される。
続けてRU Allocationサブフィールドに関して説明する。通信に使用する帯域幅によってはRU Allocation-1サブフィールドと、RU Allocation-2サブフィールドのふたつのサブフィールドを含む。
RU Allocation-1サブフィールドは、N×9ビットから成るフィールドである。また、RU Allocation-2は、M×9ビットから成るフィールドである。いずれのフィールドもRUの割り当てに関する情報を示すフィールドである。
RU Allocation-2サブフィールドを配置するかどうかや、各RU Allocationのサイズをどの程度のサイズにするかについては通信装置101がUHR MU PPDUを送信する帯域幅によって可変である。
例えば、帯域幅として20MHz帯域を使用する場合のRUの割り当てを示す場合、RU Allocation-1サブフィールドは9ビット(N=1)で構成される。当該9ビットのフィールドは、20MHzの帯域幅におけるRUの割り当てを示している。
9ビットというサイズは、20Mhzの帯域幅におけるRUの割り当てを表すために必要となる所定のビットサイズの一例である。この9ビットを所定のビット数とも呼ぶ。本実施形態では所定のビット数が9ビットであるものとしたが、これに限定されるものではない。当該所定のビット数に乗算されるNやMといった値は、送信するUHR MU PPDUの送信帯域幅に基づき決定される値である。9ビットが20Mhz帯域幅のRUの割り当てを示すため、送信帯域幅が大きくなると、NやMの値が大きくなる。本実施形態では、NやMの値でRU Allocation-1、RU Allocation-02のサイズを可変とするとともに、後述するコンテンツチャネルという概念を用いて20Mhz以上の帯域幅を用いる場合のRUの割り当てを相手装置に通知する。
本実施形態では、UHRに対応する無線フレームを、最大640MHzの帯域幅で送信することを想定している。160MHz以上の帯域幅である場合はRU Allocation-2サブフィールドも同時に使用して、RUの割り当てを示す。
N、Mは使用する帯域幅によって定まる値であり、データ通信に用いる帯域幅に応じた値が入る。N、Mと各帯域幅(20MHz帯域、40MHz帯域、80MHz帯域、160MHz帯域、320MHz帯域、480MHz帯域及び640MHz帯域)との対応は、表1に示した通りである。
図4、5は、RUの割り当てパターンとRU Allocationサブフィールドの対応の一例を示している。RUを構成するサブキャリアの最小数は26であり、20MHz帯域においては、例えば9つの26サブキャリアからなるRUに分割できる。図に示したように、RU Allocationのビット列が000000000の場合、20MHzの帯域を1RUあたり26サブキャリアとなる9つのRUに分割して割り当てることを示す。あるいは、RU Allocationのビット列が000000001の場合、20MHz帯域を1RUあたり26サブキャリアとなる7つのRUと、1RUあたり52サブキャリアとなる1つのRUに分割して割り当てることを示す。
なお、MU-MIMO通信に対応している、サブキャリアが242以上のRU割り当てについては、RU Allocationのビット列によって、多重化されているSTAの数を示す。例えばy2y1y0と記載がある場合について、y0、y1、y2はそれぞれ0もしくは1であり、2^2×y2+2^1×y1+y0+1台のSTAが、割り当てられたRUにおいて多重化されていることを示す。また、複数のRUをグループ化したMRU(Multiple Resource Unit)を用いて表現されている場合は、そのMRUタイプにおけるMRUインデックスのRUの組み合わせに従う。図6~9にMRUタイプごとのMRUインデックスとRUの組み合わせの一例を示す。本実施形態では、640MHzまでの帯域を使用することを前提として、新たなRU Allocation、MRUタイプ、MRUインデックス及びMRUインデックスに対応するRUの組み合わせを表現する。なお、アップリンクのMU通信でSTAが送信に利用するMRUを決定する場合、MRUインデックスは、RU Allocationフィールドの値と、アップリンク通信を指示するトリガ―フレームのユーザーフィールドに含まれる値に基づき決定される。また、ダウンリンクのMU通信でSTAが受信に利用するMRUを決定する場合、MRUインデックスはUHR MU PPDUのRU Allocationフィールドの値と、UHR-SIGのユーザーフィールドに含まれる値に基づき決定される。 続けて、図11を用いてUHR MU PPDUの送信制御について説明する。通信装置101は、他の通信装置と通信したいデータ量や通信したい他の通信装置の能力、通信したい通信装置の数等に基づき、UHR MU PPDUを送信するかどうかを決定する。
UHR MU PPDUを送信すると決定した場合、通信装置101は図11のフローチャートに示す処理を実行する。図11のフローチャートに示す各処理は、制御部202のプロセッサが記憶部201に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、実行される。なお、送信や変調等の一部の処理は制御部202のプロセッサと、通信部206、制御部202のASIC、DSP、FPGAなどが協働して実現するものとする。
ステップS1101において、通信装置の制御部202は、他の通信装置と通信したいデータ量や通信したい他の通信装置の能力、通信したい通信装置の数等に基づき、UHR MU PPDUを送信する送信帯域幅を決定する。通信装置の制御部202は、送信帯域幅の決定処理が完了すると、処理をS1102に進める。
S1102において、通信装置の制御部202は、通信部206と協働して、送信帯域幅に対応するRU Allocationサブフィールドを含むUHR MU PPDUを生成し、アンテナを介して外部に送信する。より具体的に説明する。通信装置101はS1101で決定した送信帯域幅において、他の通信装置にどの程度の大きさのRUを割り当てるか決定する。当該決定は、図4-9に記載のインデックスで表現できる組み合わせとなるように決定される。続けて通信装置101は、図4~9に示すインデックスを参照し各通信装置に割り当てたRUの組み合わせに対応するインデックスとなるように1以上のRU Allocationサブフィールドを構成する。この処理により、640MHzの帯域幅まで対応したRUの割り当てに関する情報をRU Allocationサブフィールドに格納することができるようになる。
また、通信装置101は通信条件や通信設定等に基づきUHR-SIGのその他の値を適宜構成し、UHR-SIGを生成する。また、通信装置101は、通信条件や通信設定等に基づき、U-SIGやL-SIG、その他フィールドについても適宜構成を行い、UHR MU PPDUを生成し、当該生成したUHR MU PPDUをS1001で決定した送信帯域幅で送信する。この際、通信装置101はUHR MU PPDUのデータフィールドに周波数領域で多重化された他の通信装置宛のデータ(MACフレーム)を含めるものとする。
続けて、受信の制御について説明する。通信装置101(AP101)が20MHzの送信帯域幅のUHR MU PPDUにSTA102~104宛のデータを含めて送信した場合を例に説明する。
STA102~104はAP101から受信したUHR MU PPDUに含まれるU-SIG305のフィールドやUHR-SIG306のフィールドを復号する。例に挙げたUHR MU PPDUは、帯域幅が20MHzなので、コモンフィールド内のRU Allocation-1サブフィールドはビット数9ビットで構成される。STA102~104は、RU Allocation-1サブフィールドによって示されたRUの割り当てやユーザーフィールドに含まれている各STA宛の制御情報に従って、AP101からのデータを解釈する。当該データにアップリンク送信のためのトリガ―フレームを示すデータが含まれている場合、各STAは、当該トリガ―フレームを受信してからSIFS(Short Interframe Space)時間が経過した後に、通信を行う。具体的には、各STAは、トリガ―フレームにより割り当てられたRUに対応する周波数領域にデータを格納したUHR TB PPDUという無線フレームをAP101に対して送信する。TB PPDUはTrigger Based PPDUの略である。
続けて、図10を用いて、UHR-SIGのコンテンツチャネルについて説明する。20Mhzより大きい帯域幅を使用する場合、コンテンツチャネルと名付けられた仕組みを用いて、内容の異なるUHR-SIGを通信することで、通信相手にRUの割り当て状況を通知する。
図10では一例として、送信帯域幅として640MHz帯を使用して通信する場合のコンテンツチャネルの構成の一例を示す。RU Allocationサブフィールドは、9ビット当たりサブキャリア数が242のRUの割り当てを示す。また、20MHzサブバンドは、サブキャリア数が242のRUに相当する。つまり、RU Allocationサブフィールドは、9ビットあたり20MHz分のサブバンドにおけるRUの割り当てを示している。
640MHz帯を使用して通信する場合、AP101は、帯域を20MHzサブバンド毎に分割し、サブバンド毎にRUの割り当てを行う。なお、640MHz帯は、32個の20MHzサブバンドに分割できるが、1つのUHR-SIGフィールドに全てのサブバンドのRU Allocationを含めるわけではない。図10に示したように、AP101は、低い周波数から順に、奇数番目のサブバンドのRUの割り当ての情報を持つ第1のUHR-SIGフィールドと、偶数番目のサブバンドのRUの割り当ての情報を持つ第2のUHR-SIGフィールドを夫々生成し、送信する。
AP101は、奇数番目のサブチャネルにおいて、9ビット毎に、1、3、5、7、9、11、13、15、17、19、21、23、25、27、29および31番目の各サブバンドのRUの割り当てを示す第1のUHR-SIGを通信することになる。
また、奇数番目の20MHzサブバンドのRUの割り当てを示すUHR-SIGフィールドとは別に、偶数番目の20MHzサブバンドのRUの割り当てを示す第2のUHR-SIGフィールドを通信する。AP101は、偶数番目のサブチャネルにおいて、9ビット毎に、2、4、6、8、10、12、14、16、18、20、22、24、26、28、30および33番目の各サブバンドのRUの割り当てを示す第2のUHR-SIGを通信することになる。
整理すると、奇数のサブバンドを用いて送信される第1のUHR-SIGフィールドが第1のRUの割り当て状況を示す情報コンテンツを配信する第1のチャネルとして機能する。また、偶数のサブバンドを用いて送信される第1のUHR-SIGフィールドが第2のRUの割り当て状況を示す情報コンテンツを配信する第2のチャネルとして機能する。
STAは各チャネルで送信される第1のUHR-SIGフィールドと、第2のUHR-SIGフィールドを適宜解釈し、640Mhz分のRUの割り当ての情報を得ることができる。
このように16個のサブバンドのRUの割り当てを示すには、RU Allocation-1サブフィールドが2個で18ビット、RU Allocation-2サブフィールドが14個で126ビット、計144ビット必要になる。このように、AP101は、640MHz帯を使用して通信する場合、144ビットのRU allocation-1及び2サブフィールドを含む第1及び第2のUHR-SIGフィールドを、STA102~104に対して送信する。この総計288ビットの情報で640Mhz幅のRUの割り当てに関する情報を通知することができるようになる。なお、UHR-SIGの変調方式、符号化率によっては、RU Allocation-2サブフィールドを複数の異なるシンボルに分割し送信するよう構成することもできる。
その他の帯域幅のUHR MU PPDUを送信する場合についても簡単に説明する。40Mhzの帯域幅のMU PPDUを送信する場合、40Mhz幅を構成する周波数が低い側のサブバンドに、当該サブバンドでのRUの割り当て状況を表すRU Allocation-1サブフィールドを含む第1のUHR-SIGを送信する。このサブフィールドは9ビットで構成される。また偶数番目のサブバンド、即ち2番目のサブバンドである、40Mhz幅を構成する周波数が高いほうのサブバンドに、当該サブバンドでのRUの割り当て状況を表すRU Allocation-1サブフィールドを含む第2のUHR-SIGを送信する。このサブフィールドも9ビットで構成される。
同様に、N=2となる他の帯域幅を使用する場合でも、奇数番目のサブバンドのRUの割り当ての情報を持つUHR-SIG-Bフィールドと、偶数番目のサブバンドのRUの割り当ての情報を持つUHR-SIG-Bフィールドを夫々生成し、送信する。なお、N=2となる帯域幅とは、80MHz帯域、160MHz帯域、160MHz帯域、320MHz帯域、480MHz帯域および640MHz帯域の何れかである。
このようにAP101は、送信帯域幅に基づき、RU Allocation-1サブフィールド、またはRU Allocation-1及びRU Allocation-2サブフィールドの両方を含むUHR MU PPDUを生成し送信する。この処理により、STA102~104にRUの割り当てに関する情報を通知することができるようになる。
また、STA102~104は、RU Allocation-1サブフィールド、またはRU Allocation-1及びRU Allocation-2サブフィールドの両方を含むUHR MU PPDUを受信し、解釈する。この処理により、各STAはRUの割り当てに関する情報を取得することができるようになる。
なお、UHR-SIGの各RU Allocationサブフィールドは、UHR MU PPDUに含まれるフィールドであって、それ以外のタイプのPPDUには含まれない。例えば、RU Allocationサブフィールドは、通信距離を拡張したシングルユーザ通信を実行する際に通信されるUHR ER(Extended Range)SU PPDUには含まれない。また、前述したUHR TB PPDUにもRU Allocationサブフィールドは含まれない。
なお、本実施形態で示したRU Allocationサブフィールドのビット列が示すRUの割り当て方は一例にすぎない。RU Allocationサブフィールドのビット列が示すRUの割り当て方は本実施形態と一部異なるものであっても良い。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、RUの割り当てに関する情報をプリアンブルのUHR-SIG内のRU Allocation-1とRU Allocation-2に格納して通知する場合を例示した。第2の実施形態では、802.11beとの相互運用を容易にするために、RU Allocation-3を活用するよう構成し、RUの割り当てに関する情報をプリアンブルで通知する仕組みについて説明する。
なお、通信システムの構成、各種ハードウェア構成は第1の実施形態と同様である。第1の実施形態と同様の事項については適宜省略して説明する。
表2に第2の実施形態における3つのRU Allocationサブフィールドを含むコモンフィールドの例を示す。
Figure 2024022211000003
コモンフィールドはRU Allocation-1サブフィールド、RU Allocation-2サブフィールド、RU Allocation-3サブフィールドを含む。それぞれN×9、M×9、L×9ビットから成り、RUの割り当てに関する情報を示すフィールドである。N、M、Lと各帯域幅(20MHz帯域、40MHz帯域、80MHz帯域、160MHz帯域、320MHz帯域、480MHz帯域及び640MHz帯域)との対応は、表2に示す通りである。
本実施形態は、RU Allocation-1サブフィールド、RU Allocation-2サブフィールドのサイズを1世代前の通信規格であるIEEE802.11beと共通にしている点、第1の実施形態と相違する。
通信装置101が送信するUHR MU PPDUの帯域幅が40MHzより小さい場合、第1の実施形態と同様、RU Allocation-1のみを使用してRU割り当てを表現する。通信装置101が送信するUHR MU PPDUの帯域幅が160MHz以上、320MHz以下の場合はRU Allocation-1とRU Allocation-2を使用してRU割り当てを表現する。
また、使用帯域が320MHzより大きい場合はRU Allocation-1とRU Allocation-2及びRU Allocation-3を使用してRU割り当てを表現する。例えば、640MHz帯域の場合、N=2、M=6、L=8となる。
なお、第1の実施形態では通信帯域幅が640MHz幅の場合、N=2、M=14であったように、第1の実施形態におけるにおけるN+Mと実施形態2におけるN+M+Lは等しい値になる。すなわち、RU Allocation-1~3でRU割り当てを表現する場合においても、表現に要するビットの総数は実施形態1と同様になる。
また、RUの割り当てパターンとRU Allocationサブフィールドの対応、図10で説明した第1のUHR-SIGと第2のUHR-SIGを用いて640Mhz分のRU割り当て情報を通知する仕組みなども第1の実施形態と同様にすればよい。
以上説明した通り、本実施形態においても実施形態1と同様の方法で480MHz、640MHz帯域におけるRUの割り当てに関する情報を通知することができる。なお、UHR-SIGの変調方式、符号化率によっては、RU Allocation-3サブフィールドを2つのシンボルに分割し送信するよう構成することもできる。更に、RU Allocation-3サブフィールドを2つのシンボルに分割して送信する場合、サブフィールドの名称を異なる名称とすることもできる。この場合、例えば、通信装置101は、1つめのシンボルとして、最大で9ビット×6の54ビットの情報を格納できるRU Allocation-3サブフィールドを含むシンボルを生成する。また、通信装置101は、最大で9ビット×6の54ビットの情報を格納できるRU Allication-4サブフィールドを含む第2シンボルを生成する。
<変形例>
上述の各実施形態では、SIGフィールド内のRU Allocationサブフィールドを大きくすることで、より大きい帯域幅のRUの割り当て情報を通知する方法を例示した。しかしながら、他の手法を用いてより大きい帯域幅のRUの割り当て情報を通知するよう構成することもできる。
上述の実施形態では、奇数番目のサブチャネルで第1のUHR-SIGを送信し、偶数番目のサブチャネルで第2のUHR-SIGを送信することで、周波数領域で多重化を行ってRUの割り当てに関する情報の通知を行っていた。この変形例では、4つの異なるチャネルを用いてRUの割り当てに関する情報の通知を行うことで、RU Allocationサブフィールドを増加させることなしに、640Mhz分のRUの割り当て情報を通知できるようにする。RU Allocationフィールドの構造は、第2の実施形態のRU Allocation-1及び、RU Allocation-2と同様にする。言い換えると、802.11beと同様のRU Allocationフィールドの構造を採用する。
具体的な方法について図12を用いて説明する。図12は640Mhz分のRUの割り当てに関する情報をプリアンブルで通知するための別の実施形態を説明する模式図である。
本実施形態では、通信装置101は、640Mhz幅を構成する1番目のサブチャネルで、1、5、9、13、17、21、25及び29番目の20MHzサブバンドのRUの割り当てを示す第1のUHR-SIGフィールドを通信する。そして、通信装置101は、640Mhz幅を構成する2番目のサブチャネルで、2、6、10、14、18、22、26及び30番目の20MHzサブバンドのRUの割り当てを示す第2のUHR-SIGフィールドを通信する。そして、通信装置101は、640Mhz幅を構成する3番目のサブチャネルで、3、7、11、15、19、23、27及び31番目の20MHzサブバンドのRUの割り当てを示す第3のUHR-SIGフィールドを通信する。そして、通信装置101は、640Mhz幅を構成する4番目のサブチャネルで、4、8、12、16、20、24、28及び32番目の20MHzサブバンドのRUの割り当てを示す第4のUHR-SIGフィールドを通信する。そして、図12の1201に示す4つのコンテンツチャネルを、以降の4チャネルごとに繰り返し送信することで、640Mhz分のRU割り当てを通知することができる。このように、コンテンツチャネルを増やすことでも320Mhzより大きい帯域幅のRUの割り当てを通知することができるようになる。
480Mhz幅のUHR MU PPDUを送信する場合、同様の仕組みで、1~3番目のサブチャネルを用いて、第1~第3のUHR-SIGを送信するように構成することもできる。いずれの場合も、各UHR-SIGには、最大で8つの20MhzサブチャネルのRU割り当て情報(160Mhz幅のRU割り当て情報)が格納されることになる。
また、上述の各実施形態においては、AP101はネットワーク内のAPであるとしたが、STAとしても動作する装置であってもよい。すなわちUHR AP STAとしての能力と、UHR Non-AP STAとしての能力の両方を有する装置であってもよい。この場合に、AP101は、受信したUHR MU PPDUのUHR-SIGに含まれるRU Allocationサブフィールドが示すRUでフレーム送信元の他の通信装置とデータ通信を実行する。
更に、本実施形態では、UHR MU PPDUのPHYフレームは、IEEE802.11be規格以前のIEEE802.11シリーズ規格に対応する通信装置が復号することができるレガシーフィールドを含むとしたが、これに限らない。具体的には、UHR MU PPDUのPHYフレームは、L-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIGを含まないように構成されてもよい。この場合、UHR MU PPDUのPHYフレームは、先頭部から、UHR-STF、UHR-LTF、U-SIG、UHR-SIG、UHR-LTF、データフィールド、およびPacket Extentionによって構成されるものとする。
また、本実施形態で用いた各フィールドの名前や、ビットの位置、ビット数は本実施形態で記載したものに限らず、同様の情報が、異なるフィールド名や異なる位置、ビット数でPHYフレームに格納されても良い。
また、本実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)
通信装置であって、
L-SIG(Legacy-Signal Field)と、U-SIG(Universal-Signal Field)とを含むUHR(Ultra High Reliability)MU(Multi User)PPDU(Physical Layer Protocol Data Unit)を送信する送信手段を有し、
帯域幅が320Mhzより大きいUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信手段は、前記U-SIGの後に、RU Allocation-1サブフィールドとRU Allocation-2サブフィールドとRU Allocation-3サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信し、帯域幅が320MhzのUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信手段は、前記U-SIGの後に、前記RU Allocation-1サブフィールドと前記RU Allocation-2サブフィールドを含むが、前記RU Allocation-3を含まないUHR MU PPDUを送信することを特徴とする通信装置。
(構成2)
通信装置であって、
L-SIG(Legacy-Signal Field)と、U-SIG(Universal-Signal Field)含むUHR MU(Multi User)PPDU(Physical Layer Protocol Data Unit)を送信する送信手段を有し、
帯域幅が320MhzのUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信手段は、前記U-SIGの後に、RU Allocation-1サブフィールドと特定のビット数で構成されるRU Allocation-2サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信し、帯域幅が320Mhzより大きいUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信手段は、前記U-SIGの後に、前記RU Allocation-1サブフィールドを含み、前記特定のビット数より少なくとも大きいビット数で構成されるRU Allocation-2サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信することを特徴とする通信装置。
(構成3)
前記送信手段は、前記UHR MU PPDUの送信に用いられるアンテナを含むことを特徴とする構成1又は2に記載の通信装置。
(構成4)
前記U-SIGの後に含まれている前記RU Allocation-1サブフィールドは、前記U-SIGの後に続くシンボルであるUHR SIG(Ultra High Reliability Signal Field)のCommon Fieldに含まれていることを特徴とする構成1乃至4のいずれか1つの構成に記載の通信装置。
(構成5)
前記通信装置はアクセスポイントであることを特徴とする構成1乃至4のいずれか1つの構成に記載の通信装置。
(構成6)
前記RU Allocation-1サブフィールドは、サブバンドにおけるRUの割り当てを表すために必要となる所定のビット数に、Nを乗算したビット数で構成され、
前記乗算する数であるNは、帯域幅が20MHzもしくは40MHzの場合、1となり、帯域幅が80MHz、160MHz、320MHz、480MHz、640MHzの場合、2となり、
前記RU Allocation-2サブフィールドは、前記所定のビット数にMを乗算したビット数で構成され、前記乗算する数であるMは、帯域幅が160MHzの場合、2となり、帯域幅が320MHzの場合、6となり、
前記RU Allocation-3サブフィールドは、帯域幅が480MHzの場合、4となり、帯域幅が640MHzの場合、8となることを特徴とする構成1に記載の通信装置。
(構成7)
前記RU Allocation-1サブフィールドは、サブバンドにおけるRUの割り当てを表すために必要となる所定のビット数に、Nを乗算したビット数で構成され、
前記乗算する数であるNは、帯域幅が20MHzもしくは40MHzの場合、1となり、帯域幅が80MHz、160MHz、320MHz、480MHz、640MHzの場合、2となり、
前記RU Allocation-2サブフィールドは、前記所定のビット数にMを乗算したビット数で構成され、前記乗算する数であるMは、帯域幅が160MHzの場合、2となり、帯域幅が320MHzの場合、6となり、帯域幅が480MHzの場合、10となり、帯域幅が640MHzの時は、14となることを特徴とする構成2に記載の通信装置。
(構成8)
帯域幅が40Mhzより大きいUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信手段は、前記UHR MU PPDUの送信に用いる第1のサブバンドにおいて送信するUHR-SIGには第1のRUの割り当て情報を含め、第2のサブバンドにおいて同時に送信するUHR-SIGには前記第1のRUの割り当て情報とは異なる第2のRUの割り当て情報を含めたUHR MU PPDUを送信することを特徴とする構成1乃至7のいずれか1つの構成に記載の通信装置。
(構成9)
前記通信装置はNAS(Network Access Storage)機能を有することを特徴とする構成1乃至8のいずれか1つの構成に記載の通信装置。
(構成10)
通信装置の制御方法であって、
L-SIG(Legacy-Signal Field)と、U-SIG(Universal-Signal Field)とを含むUHR(Ultra High Reliability)MU(Multi User)PPDU(Physical Layer Protocol Data Unit)を送信する送信工程を有し、
帯域幅が320Mhzより大きいUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信工程は、前記U-SIGの後に、RU Allocation-1サブフィールドとRU Allocation-2サブフィールドとRU Allocation-3サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信し、帯域幅が320MhzのUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信工程では、前記U-SIGの後に、前記RU Allocation-1サブフィールドと前記RU Allocation-2サブフィールドを含むが、前記RU Allocation-3を含まないUHR MU PPDUを送信することを特徴とする通信装置の制御方法。
(構成11)
通信装置の制御方法であって、
L-SIG(Legacy-Signal Field)と、U-SIG(Universal-Signal Field)含むUHR MU(Multi User)PPDU(Physical Layer Protocol Data Unit)を送信する送信工程を有し、
帯域幅が320MhzのUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信工程では、前記U-SIGの後に、RU Allocation-1サブフィールドと特定のビット数で構成されるRU Allocation-2サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信し、帯域幅が320Mhzより大きいUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信工程では、前記U-SIGの後に、前記RU Allocation-1サブフィールドを含み、前記特定のビット数より少なくとも大きいビット数で構成されるRU Allocation-2サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信することを特徴とする通信装置の制御方法。
(構成12)
構成10又は11に記載の通信装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
<その他の実施形態>
以上、実施形態を詳述したが、本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記録媒体(記憶媒体)などとしての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、webアプリケーションなど)から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101 AP
102~104 STA

Claims (12)

  1. 通信装置であって、
    L-SIG(Legacy-Signal Field)と、U-SIG(Universal-Signal Field)とを含むUHR(Ultra High Reliability)MU(Multi User)PPDU(Physical Layer Protocol Data Unit)を送信する送信手段を有し、
    帯域幅が320Mhzより大きいUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信手段は、前記U-SIGの後に、RU Allocation-1サブフィールドとRU Allocation-2サブフィールドとRU Allocation-3サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信し、帯域幅が320MhzのUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信手段は、前記U-SIGの後に、前記RU Allocation-1サブフィールドと前記RU Allocation-2サブフィールドを含むが、前記RU Allocation-3を含まないUHR MU PPDUを送信することを特徴とする通信装置。
  2. 通信装置であって、
    L-SIG(Legacy-Signal Field)と、U-SIG(Universal-Signal Field)含むUHR MU(Multi User)PPDU(Physical Layer Protocol Data Unit)を送信する送信手段を有し、
    帯域幅が320MhzのUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信手段は、前記U-SIGの後に、RU Allocation-1サブフィールドと特定のビット数で構成されるRU Allocation-2サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信し、帯域幅が320Mhzより大きいUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信手段は、前記U-SIGの後に、前記RU Allocation-1サブフィールドを含み、前記特定のビット数より少なくとも大きいビット数で構成されるRU Allocation-2サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信することを特徴とする通信装置。
  3. 前記送信手段は、前記UHR MU PPDUの送信に用いられるアンテナを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記U-SIGの後に含まれている前記RU Allocation-1サブフィールドは、前記U-SIGの後に続くシンボルであるUHR-SIG(Ultra High Reliability Signal Field)のCommon Fieldに含まれていることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  5. 前記通信装置はアクセスポイントであることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  6. 前記RU Allocation-1サブフィールドは、サブバンドにおけるRUの割り当てを表すために必要となる所定のビット数に、Nを乗算したビット数で構成され、
    前記乗算する数であるNは、帯域幅が20MHzもしくは40MHzの場合、1となり、帯域幅が80MHz、160MHz、320MHz、480MHz、640MHzの場合、2となり、
    前記RU Allocation-2サブフィールドは、前記所定のビット数にMを乗算したビット数で構成され、前記乗算する数であるMは、帯域幅が160MHzの場合、2となり、帯域幅が320MHzの場合、6となり、
    前記RU Allocation-3サブフィールドは、帯域幅が480MHzの場合、4となり、帯域幅が640MHzの場合、8となることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記RU Allocation-1サブフィールドは、サブバンドにおけるRUの割り当てを表すために必要となる所定のビット数に、Nを乗算したビット数で構成され、
    前記乗算する数であるNは、帯域幅が20MHzもしくは40MHzの場合、1となり、帯域幅が80MHz、160MHz、320MHz、480MHz、640MHzの場合、2となり、
    前記RU Allocation-2サブフィールドは、前記所定のビット数にMを乗算したビット数で構成され、前記乗算する数であるMは、帯域幅が160MHzの場合、2となり、帯域幅が320MHzの場合、6となり、帯域幅が480MHzの場合、10となり、帯域幅が640MHzの時は、14となることを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  8. 帯域幅が40Mhzより大きいUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信手段は、前記UHR MU PPDUの送信に用いる第1のサブバンドにおいて送信するUHR-SIGには第1のRUの割り当て情報を含め、第2のサブバンドにおいて同時に送信するUHR-SIGには前記第1のRUの割り当て情報とは異なる第2のRUの割り当て情報を含めたUHR MU PPDUを送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  9. 前記通信装置はネットワークストレージ機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  10. 通信装置の制御方法であって、
    L-SIG(Legacy-Signal Field)と、U-SIG(Universal-Signal Field)とを含むUHR(Ultra High Reliability)MU(Multi User)PPDU(Physical Layer Protocol Data Unit)を送信する送信工程を有し、
    帯域幅が320Mhzより大きいUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信工程は、前記U-SIGの後に、RU Allocation-1サブフィールドとRU Allocation-2サブフィールドとRU Allocation-3サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信し、帯域幅が320MhzのUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信工程では、前記U-SIGの後に、前記RU Allocation-1サブフィールドと前記RU Allocation-2サブフィールドを含むが、前記RU Allocation-3を含まないUHR MU PPDUを送信することを特徴とする通信装置の制御方法。
  11. 通信装置の制御方法であって、
    L-SIG(Legacy-Signal Field)と、U-SIG(Universal-Signal Field)含むUHR MU(Multi User)PPDU(Physical Layer Protocol Data Unit)を送信する送信工程を有し、
    帯域幅が320MhzのUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信工程では、前記U-SIGの後に、RU Allocation-1サブフィールドと特定のビット数で構成されるRU Allocation-2サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信し、帯域幅が320Mhzより大きいUHR MU PPDUを送信する場合、前記送信工程では、前記U-SIGの後に、前記RU Allocation-1サブフィールドを含み、前記特定のビット数より少なくとも大きいビット数で構成されるRU Allocation-2サブフィールドを含むUHR MU PPDUを送信することを特徴とする通信装置の制御方法。
  12. 請求項10又は11に記載の通信装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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