JP2024015578A - 制御装置、撮像装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、撮像装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動する被写体を追尾AFする場合に精度の高い焦点調節を行う撮像装置を提供すること。【解決手段】制御装置は、撮影画像中の被写体領域を取得する取得部と、第1部分被写体領域を、第1部分領域を含む複数の部分領域に分割する分割部と、第1部分被写体領域、及び各部分領域に対して焦点検出領域を設定する設定部と、第1部分焦点検出領域から焦点調節に用いる主焦点検出領域を選択する選択部とを有し、第1部分選択部は、第1部分被写体領域に対応する焦点検出領域と第1部分第1部分領域に対応する焦点検出領域のフレーム間における焦点位置の変動値の差分が第1所定値以上である場合、第1部分第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から第1部分主焦点検出領域を選択する。【選択図】図5

Description

本発明は、制御装置、撮像装置、制御方法、及びプログラムに関する。
従来、撮影画像から主被写体領域を検出し、主被写体の動きに合わせて焦点位置を動的に調整し続ける追尾AFモードを備えた撮像装置が知られている。このような撮像装置においては、複数フレームに渡って被写体の焦点位置情報を蓄積しておき、蓄積した情報から次の撮影タイミングにおける被写体の焦点位置を予測することで、精度の高い焦点調節を実現する技術が提案されている。特許文献1には、焦点検出結果の連続性を判定し、被写体の動き及び撮像装置の動きに応じて、焦点調節動作に関する設定項目の設定値を変更する構成が開示されている。
特開2021-67840号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、例えば全身と異なる動きをする部位を持つ被写体を追尾AFする場合、そうした部位の焦点位置情報を蓄積してしまうことにより、被写体全体に対する予測の精度が低下してしまう。
本発明は、移動する被写体を追尾AFする場合に精度の高い焦点調節を行う制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての制御装置は、撮影画像中の被写体領域を取得する取得部と、被写体領域を、第1部分領域を含む複数の部分領域に分割する分割部と、被写体領域、及び各部分領域に対して焦点検出領域を設定する設定部と、焦点検出領域から焦点調節に用いる主焦点検出領域を選択する選択部とを有し、選択部は、被写体領域に対応する焦点検出領域と第1部分領域に対応する焦点検出領域のフレーム間における焦点位置の変動値の差分が第1所定値以上である場合、第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から主焦点検出領域を選択することを特徴とする。
本発明によれば、移動する被写体を追尾AFモードで撮影する場合に精度の高い焦点調節を行う制御装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラのブロック図である。 射出瞳と光電変換部との対応関係の一例を示す図である。 AFエリアモードが設定された状態の一例を示す図である。 連続撮影動作の手順を示すフローチャートである。 主焦点検出領域設定の手順を示すフローチャートである。 特徴領域から部分領域を生成する一例を示す図である。 部分領域の対応付けの一例を示す図である。 特徴領域及び部分領域に対して焦点検出領域を設定した一例を示す図である。 焦点不安定領域の検出の説明図である。 特徴領域と部分領域との焦点位置の変化の差分を示す図である。 像面不安定領域の検出の説明図である。 不安定部位領域の検出の説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
以下の各実施形態では、本発明をレンズ交換式のデジタルカメラで実施する場合について説明する。しかしながら、本発明は、撮像機能を搭載可能な任意の電子機器に対して適用可能である。このような電子機器には、ビデオカメラ、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、メディアプレーヤ、PDA等)、携帯電話機、スマートフォン、ゲーム機、ロボット、ドローン、ドライブレコーダ等が含まれる。なお、これらは例示であり、本発明は他の電子機器にも適用可能である。
図1(a)は、本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラ100のブロック図である。デジタルカメラ100は、レンズユニット150を装着可能に構成される。なお、デジタルカメラ100は、本実施形態ではレンズ交換式のデジタルカメラであるが、レンズ一体型のデジタルカメラとして構成されてもよい。以下の説明では、デジタルカメラ100を本体100と呼ぶ。
レンズユニット150は、絞り駆動回路2、AF駆動回路3、レンズシステム制御回路4、通信端子6、絞り102、及びレンズ群103を有する。通信端子6は、本体100に装着されると本体100に設けられた通信端子10と接触する。レンズユニット150は、通信端子6,10を介して本体100から電源を供給される。また、レンズシステム制御回路4は、通信端子6,10を介して本体100に設けられたシステム制御部50と双方向へ通信可能である。
レンズ群103は、可動レンズを含む複数のレンズから構成される撮像光学系である。可動レンズには、フォーカスレンズが含まれる。また、可動レンズには、変倍レンズやぶれ補正レンズが含まれていてもよい。
AF駆動回路3は、フォーカスレンズを移動させるモータやアクチュエータ等を含む。レンズシステム制御回路4は、フォーカスレンズを移動させるためにAF駆動回路3を制御する。絞り駆動回路2は、絞り102を移動させるモータアクチュエータ等を含む。レンズシステム制御回路4は、絞り102の絞り値(開口量)を調整するために、絞り駆動回路2を制御する。
本体100は、通信端子10、メモリ制御部15、I/F18、D/A変換器19、撮像素子22、A/D変換器23、画像処理部24、表示部28、電源部30、メモリ32、システム制御部50、システムメモリ52、及びシステムタイマー53を有する。また、本体100は、通信部54、姿勢検出部55、不揮発性メモリ56、モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、操作部70、電源スイッチ72、電源制御部80、及びメカニカルシャッタ101を有する。
システム制御部50は、メカニカルシャッタ101を移動させ、撮像素子22の露光時間を調整する。メカニカルシャッタ101は、動画撮影時には全開状態に保持される。
撮像素子22は例えば、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサである。撮像素子22では複数の画素が2次元配置され、各画素には1つのマイクロレンズ、1つのカラーフィルタ、及び1つ以上の光電変換部が設けられている。本実施形態では、各画素には複数の光電変換部が設けられ、光電変換部ごとに信号を読み出することが可能である。画素をこのように構成することにより、撮像素子22から読み出された信号を用いて撮像画像、視差画像対、及び位相差AF用の像信号を生成することができる。
A/D変換器23は、撮像素子22から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号(画像データ)に変換する。なお、A/D変換器23は、撮像素子22が備えていてもよい。
図2(a)は、撮像素子22が備える各画素が2つの光電変換部201a,201bを含む場合の、レンズユニット150の射出瞳と各光電変換部との対応関係を模式的に示している。光電変換部201a,201bは、1つのカラーフィルタ252及び1つのマイクロレンズ251を共有する。光電変換部201aには射出瞳の部分領域253aを通過した光が入射し、光電変換部201bには射出瞳の部分領域253bを通過した光が入射する。したがって、ある画素領域に含まれる画素について、光電変換部201aから読み出された信号で形成される画像と、光電変換部201bから読み出される信号で形成される画像とは視差画像対を構成する。また、視差画像対は、位相差AF用の像信号(A像信号及びB像信号)として用いることができる。更に、光電変換部201a,201bから読み出される信号を画素ごとに加算することで、通常の画像信号(撮像画像)を得ることができる。
なお、本実施形態では、撮像素子22が備える各画素が、位相差AF用の像信号を生成するための画素(焦点検出用画素)としても、通常の画像信号を生成するための画素(撮像用画像)としても機能する。しかしながら、撮像素子22は、一部の画素が焦点検出用画像として機能し、他の画素が撮像用画素として機能するように構成されてもよい。図2(b)は、入射光が通過する射出瞳の領域253と焦点検出用画素との対応関係の一例を示している。図2(b)の焦点検出用画素に含まれる光電変換部201は、図2(a)の光電変換部201bと同様に機能する。実際には、図2(b)の焦点検出用画素と、図2(a)の光電変換部201aと同様に機能する光電変換部を含む別の焦点検出用画素とを撮像素子22の全体に分散配置することにより、実質的に任意の位置及び大きさの焦点検出領域を設定することが可能になる。
なお、図2では、記録用の画像を得るための撮像素子を位相差AF用のセンサとして用いるが、本発明は大きさ及び位置が不定の焦点検出領域を利用可能であればAFの方式には依存しない。例えば、コントラストAFを用いる場合でも本発明を実施可能である。コントラストAFのみを用いる場合、各画素に含まれる光電変換部は1つである。
A/D変換器23が出力する画像データ(RAW画像データ)は、必要に応じて画像処理部24で処理された後、メモリ制御部15を通じてメモリ32に格納される。メモリ32は、画像データや音声データを一時的に記憶するバッファメモリとして用いられたり、表示部28用のビデオメモリとして用いられたりする。
画像処理部24は、画像データに対して予め定められた画像処理を適用し、信号や画像データを生成したり、各種の情報を取得及び/又は生成したりする。画像処理部24は例えば、特定の機能を実現するように設計されたASICのような専用のハードウェア回路であってもよいし、DSPのようなプロセッサがソフトウェアを実行することで特定の機能を実現する構成であってもよい。
ここで、画像処理部24が適用する画像処理には、前処理、色補間処理、補正処理、検出処理、データ加工処理、及び評価値算出処理等が含まれる。前処理には、信号増幅、基準レベル調整、及び欠陥画素補正等が含まれる。色補間処理は、画像データに含まれていない色成分の値を補間する処理であり、デモザイク処理とも呼ばれる。補正処理には、ホワイトバランス調整、画像の輝度を補正する処理、レンズユニット150の光学収差を補正する処理、及び色を補正する処理等が含まれる。検出処理には、特徴領域(例えば人物や動物等の生物の顔や胴体、又は乗り物等)の検出及び追尾処理、並びに予め本体100に登録されている特定の人物や動物の認識処理等が含まれる。データ加工処理には、スケーリング処理、符号化及び復号処理、並びにヘッダ情報生成処理等が含まれる。評価値算出処理には、位相差AF用の一対の像信号、コントラストAF用の評価値、及び自動露出制御に用いる評価値等の算出処理が含まれる。なお、これらは画像処理部24が実施可能な画像処理の例示であり、画像処理部24が実施する画像処理を限定するものではない。また、評価値算出処理は、システム制御部50により行われてもよい。
D/A変換器19は、メモリ32に格納されている表示用の画像データから表示部28での表示に適したアナログ信号を生成して表示部28に供給する。表示部28は例えば、液晶表示装置を備え、D/A変換器19からのアナログ信号に基づく表示を行う。
動画の撮影と、撮影された動画の表示とを継続的に行うことで、表示部28を電子ビューファインダ(EVF)として機能させることができる。表示部28をEVFとして機能させるために表示する動画をライブビュー画像と呼ぶ。表示部28は、接眼部を通じて観察可能なように本体100の内部に設けられてもよいし、接眼部を用いずに観察可能なように本体100の筐体表面に設けられてもよい。表示部28は、本体100の内部と筐体表面との両方に設けられてもよい。
システム制御部50は例えば、CPU(MPU、マイクロプロセッサとも呼ばれる)である。システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記憶されたプログラムをシステムメモリ52に読み込んで実行することにより、本体100及びレンズユニット150の動作を制御する。システム制御部50は、通信端子6,10を通じた通信によってレンズシステム制御回路4に様々なコマンドを送信することにより、レンズユニット150の動作を制御する。
また、システム制御部50は、図1(b)に示されるように、取得部50a、分割部50b、設定部50c、及び選択部50dを備える。取得部50aは、撮影画像中の特徴領域(被写体領域)を取得する。分割部50bは、被写体領域を、第1部分領域を含む複数の部分領域に分割する。設定部50cは、被写体領域、及び各部分領域に対して焦点検出領域を設定する。選択部50dは、焦点検出領域から焦点調節に用いる主焦点検出領域を選択する。また、選択部50dは、被写体領域に対応する焦点検出領域と第1部分領域に対応する焦点検出領域のフレーム間における焦点位置の変動値の差分が第1所定値以上である場合、第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から主焦点検出領域を選択する。なお、本実施形態では、システム制御部50は、本体100内に搭載されているが、本体100とは異なる制御装置として構成されてもよい。
不揮発性メモリ56は、書き換え可能に構成されてもよい。不揮発性メモリ56は、システム制御部50が実行するプログラム、本体100及びレンズユニット150の各種の設定値、及びGUI(Graphical User Interface)の画像データ等を記憶する。システムメモリ52は、システム制御部50がプログラムを実行する際に用いるメインメモリである。
システム制御部50は、その動作の一部として、画像処理部24又は自身が生成した評価値に基づく自動露出制御(AE)処理を行い、撮影条件を決定する。撮影条件は例えば、静止画撮影であればシャッター速度、絞り値、及び感度である。システム制御部50は、設定されているAEのモードに応じて、シャッター速度、絞り値、及び感度の1つ以上を決定する。システム制御部50は、レンズシステム制御回路4を介して絞り102の絞り値を制御する。システム制御部50は、メカニカルシャッタ101の動作も制御する。
また、システム制御部50は、画像処理部24又は自身が生成した評価値又はデフォーカス量に基づいてフォーカスレンズを移動させ、レンズ群103を焦点検出領域内の被写体に合焦させる自動焦点検出(AF)処理を行う。
本体100は、異なる大きさの複数の焦点検出領域を備える。図3(a)は、比較的小さな焦点検出領域301が設けられ、動きの少ない被写体に対してピンポイントでピント合わせを行う際に適したAFエリアモードが設定された状態を示している。図3(b)は、比較的大きな焦点検出領域302が設けられ、動きの速い被写体に対してピント合わせを行う際に、フレーミングによって被写体を捕捉しやすいAFエリアモードが設定された状態を示している。ここで、本実施形態では2つのAFエリアモードが設定された状態を示したが、本体100は更に多くのAFエリアモードが設定可能に構成されてもよい。
システムタイマー53は、内蔵時計であり、システム制御部50により利用される。
操作部70は、ユーザーが操作可能な複数の入力デバイス(ボタン、スイッチ、及びダイヤル等)を含む。入力デバイスの一部は、割り当てられた機能に応じた名称を有する。モード切替スイッチ60、シャッターボタン61、及び電源スイッチ72は、操作部70と別に図示されているが、操作部70に含まれる。表示部28がタッチディスプレイである場合、タッチパネルも操作部70に含まれる。入力デバイスに対する操作は、システム制御部50により監視される。システム制御部50は、入力デバイスに対する操作を検出すると、検出した操作に応じた処理を実行する。
シャッターボタン61は、半押し状態でONする第1シャッタースイッチ(SW1)62と、全押し状態でONする第2シャッタースイッチ(SW2)64とを備える。システム制御部50は、SW1のONを検出すると、静止画撮影の準備動作を実行する。準備動作には、AE処理やAF処理等が含まれる。また、システム制御部50は、SW2のONを検出すると、AE処理で決定した撮影条件に従った静止画の撮影及び記録動作を実行する。
モード切替スイッチ60は、AFエリアモードを切り替えて設定するための操作部であり、異なる大きさの焦点検出領域を有する複数のAFエリアモードから1つのAFエリアモードを選択することが可能である。
また、操作部70は、ユーザーの視線方向を検出するために用いられる視線検出部70aを含む。視線検出部70aは、ユーザーが直接操作する部材ではないが、視線検出部70aを用いて検出された視線方向が入力として取り扱われる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、及び通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、及び電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部に供給する。電源部30は、電池やACアダプタ等からなる。
I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェイスである。記録媒体200には、撮影された画像や音声等のデータファイルが記録される。記録媒体200に記録されたデータファイルは、I/F18を通じて読み出され、画像処理部24及びシステム制御部50を通じて再生することができる。
通信部54は、無線通信及び有線通信の少なくとも一方による外部機器との通信を実現する。撮像素子22で撮像した画像(ライブビュー画像を含む)や、記録媒体200に記録された画像は、通信部54を通じて外部機器に送信可能である。また、通信部54を通じて外部機器から画像データやその他の各種情報を受信することができる。
姿勢検出部55は、例えば加速度センサや角速度センサであり、重力方向に対する本体100の姿勢を検出する。システム制御部50は、撮影時に姿勢検出部55で検出された姿勢に応じた向き情報を、当該撮影で得られた画像データを格納するデータファイルに記録することができる。向き情報は例えば、記録済みの画像を撮影時と同じ向きで表示するために用いることができる。
本体100は、画像処理部24が検出した特徴領域が適切な画像となるように各種の制御を実施することが可能である。制御として例えば、特徴領域に合焦させる自動焦点検出(AF)、特徴領域を適正露出とする自動露出制御(AE)、特徴領域のホワイトバランスを適切に設定する自動ホワイトバランス、及び特徴領域の明るさを適切に設定する自動フラッシュ光量調整がある。ただし、本発明はこれらに限定されない。画像処理部24は例えば、ライブビュー画像を用いて予め定められた特徴に当てはまると判定された領域を特徴領域として検出し、各特徴領域の位置、大きさ、及び信頼度等の情報をシステム制御部50に出力する。
また、特徴領域は、被写体情報を検出するために用いることができる。特徴領域が顔領域である場合、被写体情報として例えば、赤目現象が生じているか否か、目をつむっているか否か、及び表情(例えば笑顔)等を検出することができる。
以下、図4を参照して、SW1がONした後、本体100の追尾AFモードにおける連続撮影動作について説明する。図4は、本体100の追尾AFモードにおける連続撮影動作の手順を示すフローチャートである。本フローの処理は、連続撮影の1フレーム分に相当する一連の処理である。一連の処理を繰り返すことで連続撮影が実行される。
ステップS401では、システム制御部50はまず、撮像素子22の電荷蓄積を行い、画像信号を読み出す。次に、システム制御部50は、読み出した画像信号を画像処理部24に出力する。画像処理部24は、入力された画像信号に基づいて撮影画像と位相差AF用の像信号を生成し、システム制御部50に出力する。
ステップS402(取得ステップ)では、画像処理部24は、ステップS401で生成した撮影画像に対して特徴領域の検出処理を実行する。画像処理部24は、検出した特徴領域の数や、個々の特徴領域の情報(例えば、大きさ、位置、及び信頼度等)をシステム制御部50に出力する。すなわち、システム制御部50(取得部50a)は、特徴領域に関する情報を取得する。特徴領域は、人物の顔に限らず、人体領域、瞳領域、動物の顔領域、動物の全身領域、乗り物領域、及びパターンマッチング等によって検出可能な任意の特徴領域であってよい。また、本ステップにおいて、画像処理部24は、特徴領域の候補の検出のみを行ってもよい。
ステップS403では、システム制御部50は、主焦点検出領域を設定する。具体的には、ステップS401で取得した位相差AF用の像信号、ステップS402で取得した特徴領域に関する情報、及びユーザーが選択しているAFエリアモードによって設定される焦点検出領域の大きさ・形状に基づいて、主焦点検出領域が設定される。
システムS404では、システム制御部50はまず、ステップS403で設定した主焦点検出領域に対応する位相差AF用の像信号に基づいて焦点検出を行う。次に、システム制御部50は、検出されたデフォーカス量に基づいてレンズ群103を主焦点検出領域内の被写体に合焦させるAF処理を行う。
ステップS405では、システム制御部50は、SW2がONであるかどうかを判定する。SW2がONであると判定された場合、ステップS406の処理が実行され、SW2がONでないと判定された場合、ステップS407の処理が実行される。
ステップS406では、システム制御部50はまず、メカニカルシャッタ101を移動させて撮像素子22を露光し、画像信号を読み出し、画像処理部24に出力する。次に、画像処理部24は、受信した画像信号を元に撮影画像を生成し、システム制御部50に出力する。続いて、システム制御部50は、受信した撮影画像を記録媒体200に保存すると共に、表示部28に撮影画像を表示する。
ステップS407では、システム制御部50は、SW1又はSW2がONされているかどうかを判定する。SW1とSW2のいずれかがONであると判定された場合、ステップS401の処理が実行され、SW1とSW2のいずれもONでないと判定された場合、本フローが終了される。
以下、図5を参照して、ステップS403の主焦点検出領域の設定について説明する。図5は、主焦点検出領域設定の手順を示すフローチャートである。
ステップS501(分割ステップ)では、システム制御部50(分割部50b)は、ステップS402で取得した特徴領域を所定の大きさに分割し、複数の部分領域を生成する。
図6は、特徴領域として犬の全身像を検出した場合において、特徴領域から部分領域を生成する一例を示す図である。図6(a)は、ステップS402において、画像処理部24が、画像601に写っている犬602を特徴領域603として検出した例を示している。図6(b)は、システム制御部50が、画像処理部24から取得した特徴領域603を分割して複数の部分領域604~609を生成した一例を示している。部分領域604~609は、少なくとも1つの焦点検出領域を含むことができる大きさで生成される。
ステップS502では、システム制御部50は、直前のフレームで生成された各部分領域と、現在のフレームで生成された各部分領域とをそれぞれ対応付ける。対応付けは、特徴領域内における相対的な位置が最も近い部分領域同士を対応付けることにより行われる。
図7は、現在のフレームと直前のフレームの部分領域の対応付けの一例を示す図である。現在のフレームの画像601における特徴領域603を分割して生成された部分領域604~609はそれぞれ、直前のフレームの画像701における特徴領域703を分割して生成された部分領域704~709と対応付けられている。
ステップS503(設定ステップ)では、システム制御部50(設定部50c)は、ステップS402で取得した特徴領域、及びステップS501で生成した各部分領域に対して、少なくとも1つずつ焦点検出領域を設定する。
図8は、特徴領域及び部分領域に対して焦点検出領域を設定した一例を示す図である。図8(a)は、特徴領域603に対して焦点検出領域801を設定した一例を示している。図8(b)は、部分領域604~609に対し、それぞれ焦点検出領域802~807を設定した一例を示している。
ステップS504では、システム制御部50は、ステップS401で取得した位相差AF用の像信号を用いて、ステップS503で設定した各焦点検出領域の焦点位置を検出する。
ステップS505では、システム制御部50は、ステップS504で検出した各部分領域の焦点位置に基づいて、各部分領域に対して、焦点不安定領域に該当するか否かを判定する。
図9は、焦点不安定領域の検出の説明図である。図10は、特徴領域と部分領域との焦点位置の変化の差分を示す図である。
図9において、グラフ900は、図6の特徴領域603及び部分領域606,608に対応する焦点検出領域の焦点位置の、時系列的な推移を示すグラフである。グラフ900の原点は左下で、縦軸は本体100から見た焦点位置の遠さを表し、横軸はフレームt1~t5にかけての時系列の進行を表す。折れ線903は、特徴領域603に対応する焦点検出領域の焦点位置の時系列的な推移を表しており、犬602が本体100に向かって徐々に接近している様子を表している。折れ線906,908はそれぞれ、部分領域606,608に対応する焦点検出領域の焦点位置の時系列的な推移を表している。折れ線906は、部分領域606が犬602の胴体付近に位置するため、焦点位置のばらつきが少なく比較的平坦である。一方、折れ線908は、部分領域608が犬602の前足付近に位置するため、犬602の足のバタつきの影響を受けて焦点位置がフレームごとにばらついている。
このような前提において、システム制御部50はまず、特徴領域603及び部分領域604~609について、連続するフレーム間における焦点位置の変化量(変動値。グラフ900におけるフレーム間の折れ線の傾きに相当。)を取得する。次に、システム制御部50は、連続するフレーム間における、特徴領域603の焦点位置の変化量と、部分領域604~609の焦点位置の変化量とを比較する。続いて、システム制御部50は、部分領域604~609について、所定のフレーム期間において「特徴領域603との焦点位置の変化量の差が所定の閾値(第1所定値)以上」である回数をカウントし、その回数が所定数以上である部分領域を焦点不安定領域と判定する。
図10において、グラフ1001は、図9の折れ線906,908のフレーム間の焦点位置の変化量と、折れ線903のフレーム間の焦点位置の変化量との差分を、棒グラフとしてプロットしたグラフである。グラフ1001において、縦軸はフレーム間の焦点位置の変化量の差分の大きさを表し、横軸はフレームの時系列の進行を表す。棒グラフ1006は、部分領域606及び折れ線906に対応し、折れ線906と折れ線903との、フレーム間における焦点位置の変化量の差の絶対値を表す。棒グラフ1008は、部分領域608及び折れ線908に対応し、折れ線908と折れ線903との、フレーム間における焦点位置の変化量の差の絶対値を表す。棒グラフ1008は3つのフレーム間(t2~t3,t3~t4,t4~t5)において焦点不安定領域を判定するための閾値1002を超えるため、棒グラフ1008に対応する部分領域608は焦点不安定領域と判定される。一方、棒グラフ1006は全てのクレーム間において閾値1002を超えないため、棒グラフ1006に対応する部分領域606は焦点不安定領域と判定されない。
以上の手順により、犬の手足や鳥の翼等の連続するフレームにおいて焦点位置が不安定となる傾向の強い領域を焦点不安定領域として抽出することができる。そして、後述の処理で焦点不安定領域を主焦点検出領域として選択されにくくすることで、より安定した被写体領域に基づいて焦点位置を決定することが可能となる。
ステップS506では、システム制御部50は、部分領域に対して、像面不安定領域に該当するか否かの判定を判定する。
図11は、像面不安定領域の検出の説明図であり、犬1103を特徴領域1104,1105として検出した一例を示している。図11(a)と図11(b)はそれぞれ、直前のフレームの画像1101と現在のフレームの画像1102を示している。部分領域1106~1111は、ステップS501において特徴領域1104を分割して生成された部分領域である。部分領域1112~1117は、ステップS501において特徴領域1105を分割して生成された部分領域である。また、ステップS502において、部分領域1106,1112、部分領域1107,1113、部分領域1108,1114、部分領域1109,1115、部分領域1110,1116、部分領域1111,1117が対応付けられている。
このような前提において、システム制御部50はまず、画像1101,1102、部分領域の位置、大きさ、及び対応付けの情報を画像処理部24に入力する。次に、画像処理部24は、入力された情報に基づいて、部分領域1106~1111に対応する画像領域と、部分領域1112~1117に対応する画像領域とを、対応付けされた部分領域同士で照合し、それぞれの一致度を算出する。そして、画像処理部24は、算出された一致度を現在のフレームの部分領域1112~1117に紐づけてシステム制御部50に出力する。続いて、システム制御部50は、取得した一致度に基づき、部分領域1112~1117について、所定のフレーム期間において一致度が閾値以下であるフレーム数をカウントし、その回数が所定数以上である部分領域を像面不安定領域と判定する。例えば、部分領域1115~1117は、犬1103の足の部分に位置することから、対応付けされた部分領域1109~1111との画像上の差異が継続して大きくなるため、像面不安定領域と判定される。また、部分領域1112~1114は、犬1103の顔や胴体の部分に位置することから、対応付けされた部分領域1106~1108との画像上の差異が継続して小さいため、像面不安定領域とは判定されない。
以上の手順により、犬の手足や鳥の翼等、連続するフレームにおいて比較的激しく動く部位を像面不安定領域として抽出することができる。そして、後述の処理で像面不安定領域を主焦点検出領域として選択されにくくすることで、より安定した被写体領域に基づいて焦点位置を決定することが可能となる。
なお、像面不安定領域を判定する方法は、上述した方法に限定されない。例えば、任意のフレーム間における特徴領域の像面上の移動ベクトルと、部分領域の像面上の移動ベクトルとを比較し、特徴領域に対するベクトル差分(移動軌跡の差異)が第2所定値以上の部分領域を像面不安定領域としてもよい。
ステップS507では、システム制御部50は、ステップS402で取得した被写体の種別に応じて、不安定部位領域(特定領域)の判定を行う。
図12は、不安定部位領域の検出の説明図であり、特徴領域として犬、人間、猫、鳥、馬等の複数の種類の被写体を検出する構成において、画像601に写る犬602を特徴領域603として検出し、部分領域604~609に分割した一例を示している。図12では、推定不安定領域1201が設定されている。ここで、推定不安定領域とは、被写体の種別に応じて(被写体が特定被写体である場合)、動物の手足等の激しく動くと想定される部位の推定位置に予め設定される領域である。例えば被写体の種別が犬であり、犬の全身像を特徴領域として検出した場合、手足が存在すると推定される位置である特徴領域の下部40%が、推定不安定領域として設定される。一方、鳥の翼のように激しく動くものの、全身像に対する位置を想定しにくい部位に対しては、推定不安定領域は設定されない。
このような前提において、システム制御部50はまず、ステップS402で取得した被写体の種別を判定する。次に、システム制御部50は、被写体種別に応じて予め設定されている推定不安定領域データをシステムメモリ52から読み出し、特徴領域603に対して推定不安定領域1201を設定する。続いて、システム制御部50は、部分領域604~609について、推定不安定領域1201と重複する面積の割合を算出し、割合が所定値以上である場合には、該当する部分領域を不安定部位領域として判定する。図12では、推定不安定領域1201と100%重複する部分領域608,609が不安定部位領域として判定される。
以上の手順により、特徴領域のうち、犬の手足等の激しく動くと予測される部位を不安定部位領域として抽出することができる。そして、後述の処理で不安定部位領域を主焦点検出領域として選択されにくくすることで、より安定した被写体領域に基づいて焦点位置を決定することが可能となる。
なお、不安定部位領域を判定する方法は、上述した方法に限定されない。例えば、人物・動物等の手足や、飛行機のプロペラ部分等の可動部を検出し、検出した可動部を不安定部位領域として設定してもよい。
ステップS508では、システム制御部50は、焦点不安定領域、像面不安定領域、及び不安定部位領域の情報に基づいて、各部分領域に対し、主焦点検出領域を選択するための優先度を設定する。具体的には、以下の優先度を設定する(優先度1が最も高い優先度である)。
優先度1:焦点不安定領域、像面不安定領域、不安定部位領域のいずれにも該当しない部分領域。
優先度2:焦点不安定領域、像面不安定領域のいずれにも該当しない部分領域。
優先度3:焦点不安定領域には該当しないが、像面不安定領域には該当する部分領域、
優先度4:焦点不安定領域には該当するが、像面不安定領域には該当しない部分領域。
優先度5:焦点不安定領域及び像面不安定領域の両方に該当する部分領域。
なお、優先度2~5の設定では、焦点不安定領域と像面不安定領域の判定結果が用いられ、不安定部位領域の判定結果は用いられない。事前の推定により設定される不安定部位領域よりも、リアルタイムに取得された画像信号に基づいて決定される焦点不安定領域と像面不安定領域の方を優先することで、実際の被写体像に即した判定を行うことができる。
優先度1に設定された部分領域は、焦点不安定領域、像面不安定領域、不安定部位領域の全ての指標で不安定ではないと判定されているため、最も主焦点検出領域に適している。優先度2に設定された部分領域は、不安定部位領域に該当するものの、実際に測定した結果では焦点不安定領域、像面不安定領域のいずれにも該当しない部分領域であるため、焦点検出において比較的安定した領域であると推測される。優先度3、4の設定では、主焦点検出領域の選択にあたっては、像面上の安定性よりも焦点位置の安定性の方が重要であることから、焦点不安定領域に該当しない部分領域の方の優先度を高めている。優先度5に設定された部分領域は、焦点も像も不安定であるため、主焦点検出領域の対象としては最も不適である。
ステップS509(選択ステップ)では、システム制御部50は、ステップS508で設定した優先順位に基づいて、過去フレームから予測される主被写体の現在フレームの焦点位置の範囲内に焦点を持つ部分領域のうち、最も優先度の高い部分領域を選択する。そして、システム制御部50(選択部50d)は、選択した部分領域に対応する焦点検出領域を主焦点検出領域として決定する。
以上説明したように、移動する被写体を追尾AFする場合に、被写体全体の動きとは異なる動きをする部位を避けた焦点位置情報に基づいて焦点位置を予測することで、精度の高い焦点調節を行うことができる。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本実施形態の開示は、以下の構成及び方法を含む。
(構成1)
撮影画像中の被写体領域を取得する取得部と、
前記被写体領域を、第1部分領域を含む複数の部分領域に分割する分割部と、
前記被写体領域、及び各部分領域に対して焦点検出領域を設定する設定部と、
前記焦点検出領域から焦点調節に用いる主焦点検出領域を選択する選択部とを有し、
前記選択部は、前記被写体領域に対応する焦点検出領域と前記第1部分領域に対応する焦点検出領域のフレーム間における焦点位置の変動値の差分が第1所定値以上である場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域を選択することを特徴とする制御装置。
(構成2)
前記選択部は、所定のフレーム期間において、前記差分が前記第1所定値以上である回数が所定数以上となる場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域を選択することを特徴とする構成1に記載の制御装置。
(構成3)
前記選択部は、前記第1部分領域のフレーム間における一致度が閾値以下である場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域を選択することを特徴とする構成1又は2に記載の制御装置。
(構成4)
前記選択部は、所定のフレーム期間において、前記一致度が前記閾値以下である回数が所定数以上である場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域を選択することを特徴とする構成3に記載の制御装置。
(構成5)
前記選択部は、前記被写体領域と前記第1部分領域の画像上の移動軌跡の差異が第2所定値以上である場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域を選択することを特徴とする構成1又は2に記載の制御装置。
(構成6)
前記選択部は、前記被写体領域に対応する被写体が予め決定された特定被写体であり、かつ前記第1部分領域が前記特定被写体の予め設定された特定領域である場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域を選択することを特徴とする構成1乃至5の何れか一つの構成に記載の制御装置。
(構成7)
構成1乃至6の何れか一つの構成に記載の制御装置と、
撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
(方法1)
撮影画像中の被写体領域を取得する取得ステップと、
前記被写体領域を、第1部分領域を含む複数の部分領域に分割する分割ステップと、
前記被写体領域、及び各部分領域に対して焦点検出領域を設定する設定ステップと、
前記焦点検出領域から焦点調節に用いる主焦点検出領域を選択する選択ステップとを有し、
前記選択ステップにおいて、前記被写体領域に対応する焦点検出領域と前記第1部分領域に対応する焦点検出領域のフレーム間における焦点位置の変動値の差分が第1所定値以上である場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域が選択されることを特徴とする制御方法。
(構成8)
方法1に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
50 システム制御部(制御装置)
50a 取得部
50b 分割部
50c 設定部
50d 選択部

Claims (9)

  1. 撮影画像中の被写体領域を取得する取得部と、
    前記被写体領域を、第1部分領域を含む複数の部分領域に分割する分割部と、
    前記被写体領域、及び各部分領域に対して焦点検出領域を設定する設定部と、
    前記焦点検出領域から焦点調節に用いる主焦点検出領域を選択する選択部とを有し、
    前記選択部は、前記被写体領域に対応する焦点検出領域と前記第1部分領域に対応する焦点検出領域のフレーム間における焦点位置の変動値の差分が第1所定値以上である場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域を選択することを特徴とする制御装置。
  2. 前記選択部は、所定のフレーム期間において、前記差分が前記第1所定値以上である回数が所定数以上となる場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域を選択することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記選択部は、前記第1部分領域のフレーム間における一致度が閾値以下である場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域を選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記選択部は、所定のフレーム期間において、前記一致度が前記閾値以下である回数が所定数以上である場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域を選択することを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記選択部は、前記被写体領域と前記第1部分領域の画像上の移動軌跡の差異が第2所定値以上である場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域を選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  6. 前記選択部は、前記被写体領域に対応する被写体が予め決定された特定被写体であり、かつ前記第1部分領域が前記特定被写体の予め設定された特定領域である場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域を選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  7. 請求項1に記載の制御装置と、
    撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
  8. 撮影画像中の被写体領域を取得する取得ステップと、
    前記被写体領域を、第1部分領域を含む複数の部分領域に分割する分割ステップと、
    前記被写体領域、及び各部分領域に対して焦点検出領域を設定する設定ステップと、
    前記焦点検出領域から焦点調節に用いる主焦点検出領域を選択する選択ステップとを有し、
    前記選択ステップにおいて、前記被写体領域に対応する焦点検出領域と前記第1部分領域に対応する焦点検出領域のフレーム間における焦点位置の変動値の差分が第1所定値以上である場合、前記第1部分領域を除く部分領域に対応する焦点検出領域から前記主焦点検出領域が選択されることを特徴とする制御方法。
  9. 請求項8に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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