JP2024011597A - 通信装置、端末装置、通信システム、及び通信方法 - Google Patents

通信装置、端末装置、通信システム、及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】災害が発生した場合に、ネットワークの負荷の上昇を抑えることができる通信装置を提供すること。【解決手段】本開示にかかる通信装置1は、災害が発生した際に端末装置が利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDと、ネットワークIDの優先度と、複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を送信する送信部2、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、通信装置、端末装置、通信システム、及び通信方法に関する。
災害時に、ある通信事業者が管理するモバイル通信ネットワークに障害が発生した場合に、その障害が発生したモバイル通信ネットワークに接続している通信端末の救済方法が検討されている。例えば、通信端末が、その障害が発生したモバイル通信ネットワークの代わりに、他の通信事業者が管理するモバイル通信ネットワークへ接続することを可能とする接続形態が検討されている。一方、通信端末が、他の通信事業者が管理するモバイル通信ネットワークへ接続する際に、他の通信事業者における負荷が急激に増加することを防止することが求められている。
特許文献1には、災害が発生した場合に、各端末が、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)もしくはIMEI(International Mobile Equipment Identity)等の各端末の固有端末情報を用いてEPC(Evolved Packet Core)へランダムにアクセスすることが記載されている。
特開2017-103694号公報
しかし、災害が発生した場合には、その災害によりEPC内の通信装置に障害が発生すること等によって、EPCの処理能力が低下することがある。このような場合、端末がEPCへのアクセスタイミングをランダムにしても、EPCにアクセスする端末の数は減少されないため、EPCの負荷を軽減することができないという問題がある。
本開示の目的の一つは、上記の課題に鑑み、災害が発生した場合に、ネットワークの負荷の急激な上昇を抑えることができる通信装置、端末装置、通信システム、及び通信方法を提供することにある。
本開示の第1の態様にかかる通信装置は、災害が発生した際に端末装置が利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を送信する送信部、を備える。
本開示の第2の態様にかかる端末装置は、災害が発生した際に端末装置がアクセス可能な複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を受信する受信部と、災害が発生した際に、前記優先度及び前記識別情報に基づいて選択したネットワークIDが示すネットワークへ登録を要求するメッセージを送信する送信部と、を備える。
本開示の第3の態様にかかる通信システムは、災害が発生した際に利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を送信する通信装置と、前記リスト情報を受信し、災害が発生した際に、前記優先度及び前記識別情報に基づいて選択したネットワークIDが示すネットワークへ登録を要求するメッセージを送信する端末装置と、を備える。
本開示の第4の態様にかかる通信装置において実行される通信方法は、災害が発生した際に端末装置が利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を管理し、前記リスト情報を送信する。
本開示の第5の態様にかかる端末装置において実行される通信方法は、災害が発生した際に端末装置がアクセス可能な複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を受信し、災害が発生した際に、前記優先度及び前記識別情報に基づいて選択したネットワークIDが示すネットワークへ登録を要求するメッセージを送信する。
本開示の第6の態様にかかるプログラムは、災害が発生した際に端末装置が利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を管理し、前記リスト情報を送信する、ことをコンピュータに実行させる。
本開示により、災害が発生した場合に、ネットワークの負荷の上昇を抑えることができる通信装置、端末装置、通信システム、及び通信方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる通信装置の構成図である。 実施の形態1にかかる端末装置の構成図である。 実施の形態1にかかる通信装置において実行される通信方法の処理フローである。 実施の形態1にかかる端末装置において実行される通信方法の処理フローである。 実施の形態2にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかるAMFの構成図である。 実施の形態2にかかるリスト情報を示す図である。 実施の形態2にかかるUEの構成図である。 実施の形態2にかかるPLMNの選択処理のフローチャートである。 実施の形態2にかかるRegistration処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかる災害が発生した際のRegistration処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかる災害が発生した際のRegistration処理の流れを示す図である。 実施の形態3にかかるリスト情報を示す図である。 それぞれの実施の形態にかかる端末装置及びUEの構成図である。 それぞれの実施の形態にかかる通信装置及びAMFの構成図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。図1を用いて実施の形態1にかかる通信装置1の構成例について説明する。通信装置1は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。通信装置1は、送信部2を有している。送信部2は、送信機と言い換えられてもよい。送信部2は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。または、送信部2は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。
送信部2は、リスト情報を送信する。例えば、送信部2は、端末装置へリスト情報を送信してもよい。さらに、送信部2は、基地局を介して端末装置へリスト情報を送信してもよい。送信部2は、通信装置1を介して通信サービスを利用する全ての端末装置へリスト情報を送信してもよい。もしくは、通信装置1を介して通信サービスを利用する全ての端末装置のうちの一部の端末装置へリスト情報を送信してもよい。一部の端末装置は、通信サービスを優先的に利用することができる優先端末であってもよい。
リスト情報には、災害が発生した際に端末装置が利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDが含まれる。端末装置が利用可能なネットワークは、端末装置が接続可能なネットワークと言い換えられてもよい。さらに、リスト情報には、複数のネットワークIDと、それぞれのネットワークIDの優先度と、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報とが関連付けられている。なお、2以上のネットワークIDに、同じ優先度が設定されてもよい。優先度が同じネットワークが複数存在することによって、それぞれのネットワークに接続する端末装置の数が分散され、それぞれのネットワークにおける急激な負荷の上昇を防止することができる。
続いて、図2を用いて実施の形態1にかかる端末装置5の構成例について説明する。端末装置5は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。
端末装置5は、携帯端末、無線端末、移動端末、スマートフォン端末、タブレット型端末、IoT(Internet of Things)端末、MTC(Machine Type Communication)端末、ユーザ端末等の、通信機能を有するコンピュータ装置であってもよい。端末装置5は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において端末の総称として定義されているUE(User Equipment)であってもよい。
端末装置5は、受信部6及び送信部7を有している。受信部6は受信機と、送信部7は送信機と、言い換えられてもよい。受信部6及び送信部7は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。または、受信部6及び送信部7は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。
受信部6は、通信装置1からリスト情報を受信する。受信部6は、例えば、通信装置1から送信されたリスト情報を、無線通信回線を用いて、基地局を介して受信してもよい。
送信部7は、リスト情報に含められた複数のネットワークIDのなかから選択された1のネットワークIDが示すネットワークへ、登録を要求するメッセージを送信する。送信部7は、登録を要求するメッセージを、無線通信回線を用いて、基地局を介して送信してもよい。端末装置5は、ネットワークに登録されることによって、ネットワークに接続された状態となり、ネットワークが提供する通信サービスを利用することができる。
端末装置5は、通信事業者が運営するネットワークに接続し、通信サービスを利用する。端末装置5がネットワークに接続した状態は、端末装置5が、ネットワークと通信を行うことができる状態であるとする。なお、運営するとは、管理する、提供する等と言い換えられてもよい。
しかし、災害が発生したことによって、端末装置5が接続していた通信事業者のネットワークに障害が発生した場合、端末装置5は、その通信事業者が運営するネットワークと接続することができなくなり、通信サービスを利用することができなくなることがある。または、災害が発生したことによって、通信事業者が提供するネットワークの処理能力が低下し、その通信事業者が運営する通信サービスの品質が低下することがある。このような場合、端末装置5は、災害によって障害が発生したネットワークの代わりに、他のネットワークに接続することによって、通信サービスを継続して利用することができる。つまり、災害発生時に端末装置5が利用可能なネットワークは、障害が発生したネットワークの代わりに端末装置5へ通信サービスを提供することが可能なネットワークである。また、災害発生時に端末装置5が利用可能なネットワークは、災害が発生する前まで端末装置5が利用していたネットワークを提供している通信事業者とは異なる通信事業者が運営するネットワークであってもよい。
災害が発生した際に、端末装置5は、通信装置1から受信していたリスト情報に基づいて、優先度が高いネットワークIDによって識別されるネットワークへ接続することを試みる。これにより、優先度が高いネットワークほど、災害時に接続する端末装置の数が増加する可能性が高くなる。
端末装置5は、リスト情報において優先度が同一である複数のネットワークIDが存在する場合、それらの中から1つのネットワークIDを選択してもよい。端末装置5は、選択したネットワークIDによって識別されるネットワークへ接続を試みる。言い換えると、端末装置5は、リスト情報に示されている識別情報を用いて優先度が同一である2以上のネットワークIDの中から、1つのネットワークIDを選択してもよい。
識別情報とは、例えば、端末装置5を識別する情報、もしくは、端末装置5を利用するユーザまたは加入者を識別する情報であってもよく、他の情報であってもよい。具体的には、端末装置5は、優先度Aが関連付けられた複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際には、端末装置5を識別する情報を用いてもよい。さらに、端末装置5は、優先度Bが関連付けられた複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際には、端末装置5を利用するユーザまたは加入者を識別する情報を用いてもよい。端末装置5を識別する情報は、例えば、3GPPにおいて規定されているIMEIであってもよい。IMEIは、端末装置固有の番号である。また、端末装置5を利用するユーザまたは加入者を識別する情報は、3GPPにおいて規定されているIMSIであってもよい。IMSIは、通信事業者のサービスを利用する加入者に割り当てられる番号である。IMSIは、MCC(Mobile Country Code)、MNC(Mobile Network Code)、及びMSIN(Mobile Station Identification Number)から構成される。MCCは、IMSIの先頭の3桁の数値であり、MNCは、MCCに続く2桁もしくは3桁の数値である。MNCの桁数は、国によって異なる。MSINは、MCC及びMNCを除いた残りのいくつかの桁の数値であり、加入者識別番号を表す。
続いて、図3を用いて実施の形態1にかかる通信装置1において実行される通信方法について説明する。はじめに、送信部2は、リスト情報を保持する(S11)。保持するとは、記憶する、記録する、格納する、管理する、等と言い換えられてもよい。リスト情報には、災害が発生した際に端末装置が利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDが含まれる。さらに、リスト情報においては、複数のネットワークIDと、それぞれのネットワークIDの優先度と、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報とが関連付けられている。次に、送信部2は、リスト情報を送信する(S12)。例えば、送信部2は、端末装置5へ向けて、リスト情報を送信する。
続いて、図4を用いて実施の形態1にかかる端末装置5において実行される通信方法について説明する。はじめに、受信部6は、通信装置1から送信されたリスト情報を受信する(S21)。次に、送信部7は、そのリスト情報に含められた複数のネットワークIDのなかから選択された1のネットワークIDが示すネットワークへ、登録を要求するメッセージを送信する(S22)。
以上説明したように、実施の形態1にかかる端末装置5は、複数のネットワークIDと、優先度と、ネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報とを関連付けたリスト情報を通信装置1から受信する。端末装置5は、高い優先度が関連付けられた複数のネットワークIDの中から、識別情報に従って1のネットワークIDを選択する。識別情報は、端末毎に異なる。そのため、災害が発生した際に、災害が発生したネットワークを利用していた複数の端末装置が接続するネットワークは分散される。その結果、災害発生時に、特定のネットワークに端末装置からの接続が集中することを防止することができるため、1つ1つのネットワークにおける負荷の急激な上昇を防止することができる。
(実施の形態2)
続いて、図5を用いて実施の形態2にかかる通信システムの構成例について説明する。図5の通信システムは、5GC(5th Generation Core network)20、gNB(gNode B)30、5GC40、及びgNB50を有している。
gNB30及びgNB50は、3GPPにおいて定められている無線通信規格である5Gをサポートする基地局に相当する。gNB30及びgNB50は、無線アクセスネットワークを構成する装置である。gNB30またはgNB50によって構成される無線アクセスネットワークは、5G-RAN(5G-Radio Access Network)またはNG-RAN(Next Generation Radio Access Network)と称されてもよい。
gNB30は、通信エリア70を形成している。また、図5においては、gNB50もgNB30と同様に通信エリア70を形成していることを示しているが、gNB50が形成する通信エリアは、通信エリア70の一部のエリアと重複するエリアであってもよい。または、gNB50が形成する通信エリアは、通信エリア70を含むエリアであってもよい。UE60は、通信エリア70内に存在する。
UE60は、実施の形態1における端末装置5に相当する。UEは、3GPPにおいて端末装置の総称として用いられる。
ここで、図5の通信システムは、二つの通信事業者が管理する通信システムを含んでいることを想定している。例えば、通信事業者Aが、5GC20及びgNB30を管理し、通信事業者Bが、5GC40及びgNB50を管理してもよい。5GC40の構成は、5GC20の構成と実質的に同じであるため詳細な説明を省略する。ただし、5GC40は、5GC20と異なる冗長化構成を有していてもよく、例えば、5GC40を構成するノード装置の台数が5GC20を構成するノード装置の台数と異なってもよい。
また、通信事業者Aが管理する通信システムが、UE60におけるHPLMN(Home Public Land Mobile Network)であり、通信事業者Bが管理する通信システムが、UE60におけるVPLMN(Visited PLMN)であってもよい。UE60が、VPLMNへ接続することは、UE60がVPLMNへローミングする、と称されてもよい。PLMNは、MCC及びMNCを組み合わせた数値である。PLMNは、通信事業者が管理するネットワークである。
また、図5の通信システムは、gNB30とgNB50とが異なる装置である例が示されているが、gNB30とgNB50とは同じ装置であってもよい。言い換えると、5GC20と、5GC40とは、一つのgNBを共有してもよい。
5GC20は、AMF(Access and Mobility management Function)エンティティ21、UDM(Unified Data Management)エンティティ22を有している。AMFエンティティ21は、以下の説明においてAMF21と表わす。UDMエンティティ22は、以下の説明においてUDM22と表わす。AMF及びUDMは、コアネットワークを構成する装置である。UDMは、記憶装置、サーバまたは管理装置とも呼ばれる。なお、記憶装置、サーバまたは管理装置は、通信機能を有するコンピュータ装置であってもよい。なお、エンティティは、ノードや装置と言い換えられてもよい。また、5GC等のコアネットワークを構成する装置は、コアネットワークノード、コアネットワーク装置、コアネットワークエンティティ等と称されてもよい。
AMF21は、UE60のモビリティ管理を行う。さらに、AMF21は、UE60に関する、認証処理を行う。UEの認証処理は、例えば、UEに搭載されているSIM(Subscriber Identity Module)に関する認証処理であってもよい。
UDM22は、UE60の認証処理に用いられる認証用証明情報を管理する。さらに、UDM22は、UE60に関する加入者情報もしくはユーザ情報を管理する。
AMF41は、AMF21と同様の構成及び機能を有し、UDM42は、UDM22と同様の構成及び機能を有するため、詳細な説明を省略する。
続いて、図6を用いて実施の形態2にかかるAMF21の構成例について説明する。AMF21は、実施の形態1にかかる通信装置1に相当する。AMF21は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。AMF21は、管理部11及び通信部12を有している。通信部12は、送信部及び受信部で構成されていてもよい。送信部は、図1の送信部2に相当する。管理部11及び通信部12は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。または、管理部11及び通信部12は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。
管理部11は、災害発生時にUEが利用可能なネットワークを示すリスト情報を管理する。または、管理部11は、記憶部としてリスト情報を記憶してもよい。リスト情報は、UE60を含む複数のUEが利用可能な情報であってもよい。つまり、リスト情報は、UE60を含む複数のUEによって共有されてもよい。言い換えると、リスト情報は、UE60を含む複数のUEに共通の情報が含まれてもよい。もしくは、リスト情報は、UE毎に異なる内容の情報が含まれてもよい。もしくは、リスト情報は、5GC20において管理されている全てのUEに共通の情報が含まれてもよい。つまり、リスト情報は、5GC毎に管理されてもよい。
管理部11は、他の装置から受信したリスト情報を管理してもよい。他の装置は、例えばUEに関する加入者情報を管理するUDM22であってもよい。
通信部12は、他の装置からリスト情報を受信する。さらに、通信部12は、UEに関するRegistration処理を実行するために、UEからgNBを介してRegistration Requestメッセージを受信する。さらに、通信部12は、UEのRegistrationを許容もしくは許可する場合、Registration Requestメッセージへの応答メッセージとして、Registration AcceptメッセージをgNBを介してUEへ送信する。Registration Acceptメッセージは、管理部11において管理されているリスト情報を含む。通信部12は、UEのRegistrationを拒否する場合、Registration Requestメッセージへの応答メッセージとして、Registration RejectメッセージをgNBを介してUEへ送信する。
ここで、図7を用いて、管理部11が管理するリスト情報について説明する。リスト情報は、優先度、接続先PLMN、アクセスアルゴリズム、及び判断値が関連付けられている。
優先度は、UEがPLMNを選択する際の優先度を示している。接続先PLMNに示されている、PLMN1-A、PLMN2-A等は、PLMNの識別情報であり、PLMN IDと称されてもよい。識別情報は、識別子と言い換えられてもよい。
図7は、優先度1が最も優先度が高く、優先度3が最も優先度が低いことを示している。つまり、災害が発生した場合、UEは、はじめに、優先度1に関連付けられているPLMN1-AからPLMN1-Eのいずれかを選択する。ここで、UEが、PLMN IDを選択することは、PLMN IDによって識別されるPLMNを選択することを意味する。UEは、選択したPLMNへ接続することができなかった場合、次に、優先度2に関連付けられているPLMN2-AからPLMN2-Eのいずれかを選択する。
アクセスアルゴリズムは、UEが接続先PLMNを選択する際に用いる識別情報などの種別の値を示している。図7の例は、UEが優先度1に関連付けられたいずれかのPLMNを選択する際に、そのUEのIMEIの末尾の値を用いることを示している。優先度1の判断値は、IMEIの末尾の値を示している。例えば、IMEIの末尾の値が0もしくは1のUEは、PLMN1-Aによって識別されるネットワークへ接続を行う。また、IMEIの末尾の値が2もしくは3のUEは、PLMN1-Bによって識別されるネットワークへ接続を行う。
さらに、図7の例は、UEが、優先度2に関連付けられたいずれかのPLMNを選択する際に、そのUEのIMSIの末尾の値を用いることを示している。優先度2の判断値は、IMSIの末尾の値を示している。例えば、IMSIの末尾の値が0もしくは1のUEは、PLMN2-Aによって識別されるネットワークへ接続を行う。また、IMSIの末尾の値が2もしくは3のUEは、PLMN2-Bによって識別されるネットワークへ接続を行う。
さらに、図7の例は、優先度3に関連付けられたいずれかのPLMNを選択する際に、そのUEが生成した疑似乱数を用いることを示している。優先度3の判断値は、疑似乱数の値を示している。例えば、疑似乱数の値が0から19のUEは、PLMN3-Aによって識別されるネットワークへ接続を行う。また、疑似乱数の値が20から39のUEは、PLMN3-Bによって識別されるネットワークへ接続を行う。
判断値には、IMEIもしくはIMSIの末尾に限定されず、例えば、末尾から数えて二桁目の値が用いられてもよく、IMEIもしくはIMSIの任意の桁の値が用いられてもよい。また、疑似乱数が3桁以上である場合、判断値には、末尾の二桁の値が用いられてもよく、疑似乱数の任意の二つの桁の値が用いられてもよい。
また、アクセスアルゴリズムに用いられる識別情報は、IMEI、IMSI、もしくは疑似乱数に限定されない。例えば、識別情報は、UEが災害前のPLMNへRegistration Requestメッセージを送信した時間、UEが災害前のPLMNからRegistration Acceptメッセージを受信した時間、もしくは、UEが災害の発生を検出した時間、等の時間に関する数値であってもよい。災害が発生する前にUEが接続していたPLMNは、HPLMNであってもよく、VPLMNであってもよい。または、識別情報は、UEが存在する位置に関する情報であってもよい。位置に関する情報は、例えば、UEが存在する位置の緯度もしくは経度が示す数値が用いられてもよい。または、位置に関する情報は、UEが存在する位置の緯度及び経度を組み合わせて生成される数値が用いられてもよい。
続いて、図8を用いてUE60の構成例について説明する。UE60は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。UE60は、通信部61及び制御部62を有している。通信部61は、送信部及び受信部で構成されていてもよい。送信部61は、図2の送信部7に相当する。受信部は、図1の受信部6に相当する。制御部は、制御器と称されてもよい。通信部61及び制御部62は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュールであってもよい。または、通信部61及び制御部62は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。
UE60が5GC20と登録処理を実行する際に、通信部61は、gNB30を介してAMF21へRegistration Requestメッセージを送信し、gNB30を介してAMF21からRegistration Acceptメッセージを受信する。AMF21から受信するRegistration Acceptメッセージは、リスト情報を含む。もしくは、通信部61は、AMF21によってRegistrationを拒否された場合、Registration Rejectメッセージを受信する。
さらに、災害が発生し、UE60が5GC20における登録を解除し、5GC40へ登録する際に、通信部61は、gNB50を介して、AMF41へRegistration Requestメッセージを送信する。AMF41によってRegistrationを許可された場合、通信部61は、gNB50を介して、AMF41からRegistration Acceptメッセージを受信する。一方、AMF41によってRegistrationを拒否された場合、通信部61は、gNB50を介して、Registration Rejectメッセージを受信する。
制御部62は、災害が発生し、UE60が5GC20における登録を解除する場合に、AMF21から受信していたリスト情報の中から、UE60が接続するPLMNを選択する。
ここで、図9を用いて、制御部62におけるPLMNの選択処理の流れについて説明する。はじめに、制御部62は、災害時のローミング処理を行うことを決定する(S31)。災害時のローミング処理は、UE60が、災害が発生する前まで利用していたPLMNとは異なるPLMNへ接続もしくは登録を試みることであってもよい。つまり、災害時のローミング処理は、災害が発生したことを契機として、UE60が、HPLMNからVPLMNへローミングすることであってもよく、VPLMNからVPLMNへローミングすることであってもよい。
例えば、制御部62は、所定の基準を満たす場合に、災害時のローミング処理を行うことを決定してもよい。所定の基準は、例えば、次のように定められてもよい。所定の基準は、以下に限定されず、例えば、通信事業者毎に異なる内容の基準が定められてもよい。
(1)災害が発生していない平常時に接続することが許可されているPLMNを利用することができない。言い換えると、UE60が、5GC20へ接続できない。
(2)UE60が、5GC20へ接続されているnon-3GPP accessを介して、5GC20へ登録されていない状態、つまり、RM-REGISTEREDの状態ではなく、AMF21とNAS signaling connectionを有していない状態、つまり、CM-CONNECTEDの状態ではない。non-3GPP accessは、3GPPにおいて規定された通信規格をサポートしていないアクセスノードである。
(3)UE60が、non-3GPP accessを介してサービスを受けることができない。
(4)UE60が、災害時のローミングサービス(Disaster Roaming service)をサポートしている。
(5)UE60のHPLMNが5GC20を含むPLMNである場合に、5GC20において、UE60が災害時にローミングを行うことができる、との情報が設定されている。
(6)災害状態(Disaster Condition)ではないPLMNが、災害状態であるPLMNからローミングするUEを受け入れることができる。
例えば、制御部62は、所定の基準として定められている(1)~(6)の全てを満たす場合に、災害時のローミング処理を行うことを決定してもよい。もしくは、制御部62は、(1)~(6)のうち1以上のいくつかの基準を満たす場合に、災害時のローミング処理を行うことを決定してもよい。
例えば、制御部62は、平常時に接続することが許可されているPLMNとの間において、Registrationの状態を維持することができない場合に、(1)を満たすと判定してもよい。
例えば、制御部62は、UE60が、non-3GPP accessを介して、5GC20と、RM-REGISTEREDではなく、さらに、CM-CONNECTEDではない場合に、(2)及び(3)を満たすと判定してもよい。
例えば、制御部62は、UE60が、災害時(災害状態)に利用可能なPLMNが示されているリスト情報を有する場合、(4)及び(5)を満たすと判定してもよい。
例えば、制御部62は、UE60が、5GC40からgNB50を介して、災害時のローミングを受け入れることができることを示す情報を受信した場合に、(6)を満たすと判定してもよい。
図9に戻り、制御部62は、リスト情報において、優先度1に関連付けられたPLMN IDのうち、一のPLMN IDを選択し、そのPLMN IDにおいて識別されるPLMNに対してRegistrationを実行する(S32)。具体的には、制御部62は、UE60のIMEIの末尾の値に応じて、選択するPLMN IDを決定する。例えば、UE60のIMEIの末尾が0もしくは1である場合、制御部62は、PLMN 1-Aを選択する。制御部62は、Registrationが正常に完了したと判断した場合、PLMNの選択処理を終了する。制御部62は、通信部61がRegistration Acceptメッセージを受信した場合に、Registrationが正常に完了したと判断してもよい。一方、制御部62は、通信部61がRegistration Rejectメッセージを受信した場合に、Registrationが正常に完了しなかったと判断してもよい。
制御部62は、優先度1によるRegistrationが正常に完了しなかったと判断した場合、次に、リスト情報において、優先度2に関連付けられたPLMN IDのうち、一のPLMN IDを選択し、そのPLMN IDにおいて識別されるPLMNに対してRegistrationを実行する(S33)。具体的には、制御部62は、UE60のIMSIの末尾の値に応じて、選択するPLMN IDを決定する。例えば、UE60のIMSIの末尾が0もしくは1である場合、制御部62は、PLMN 2-Aを選択する。制御部62は、Registrationが正常に完了したと判断した場合、PLMNの選択処理を終了する。制御部62は、通信部61がRegistration Acceptメッセージを受信した場合に、Registrationが正常に完了したと判断してもよい。一方、制御部62は、通信部61がRegistration Rejectメッセージを受信した場合に、Registrationが正常に完了しなかったと判断してもよい。
制御部62は、優先度2によるRegistrationが正常に完了しなかったと判断した場合、次に、リスト情報において、優先度3に関連付けられたPLMN IDのうち、一のPLMN IDを選択し、そのPLMN IDにおいて識別されるPLMNに対してRegistrationを実行する(S34)。具体的には、制御部62は、UE60が生成した疑似乱数の値に応じて、選択するPLMN IDを決定する。例えば、疑似乱数の値が0-19のいずれかである場合、制御部62は、PLMN 3-Aを選択する。制御部62は、Registrationが正常に完了したと判断した場合、PLMNの選択処理を終了する。制御部62は、Registrationが正常に完了しなかったと判断した場合、ステップS32以降の処理を再度実行し、Registrationの処理を繰り返し実行してもよい。もしくは、制御部62は、Registrationが正常に完了しなかったと判断した場合、予め定められたPLMNへRegistrationを実行してもよい。もしくは、制御部62は、Registrationが正常に完了しなかったと判断した場合、優先度1に関連付けられたPLMN IDのうち、まだ選択していないPLMN IDを選択してもよい。例えば、制御部62は、UE60のIMEIの末尾に、所定の値を加算して新たな判断値を生成し、新たな判断値に基づいて接続先PLMNを選択してもよい。優先度2もしくは優先度3に関連付けられたPLMN IDのうち、まだ選択していないPLMN IDを選択する場合も同様である。もしくは、制御部62は、ステップS32からS34の処理を所定の回数繰り返しても、Registrationが正常に完了しない場合、PLMN IDの選択処理を終了してもよい。
続いて、図10を用いて、実施の形態2にかかるRegistration処理の流れについて説明する。図10は、3GPP TS23.502 V17.4.0のFigure 4.2.2.2.2-1:Registration procedureから、抜粋された処理を示している。図10に記載されていない処理についても、Figure 4.2.2.2.2-1:Registration procedureに記載されている処理と同様の処理が実行されるとする。
はじめに、UE60は、gNB30へRegistration Requestメッセージを送信する(S41)。具体的には、UE60は、ANパラメータ及びRegistration Requestメッセージを含むAN(Access Network)メッセージをgNB30へ送信する。ANパラメータには、例えば、5G-S-TMSI(5G S Temporary Mobile Subscription Identifier)もしくはGUAMI(Globally Unique AMF Identifier)が含まれてもよい。5G-S-TMSIは、UE60を識別するための識別情報である。5G-S-TMSIは、AMF Set ID、AMF Pointer、及び5G-TMSIを含む。AMF Set IDは、1以上のAMFを含むAMFセットを識別するための識別情報であり、AMF Pointerは、AMFセットに含まれるそれぞれのAMFを識別するための識別情報である。5G-TMSIは、AMFにおいて管理されているUE60の識別情報である。
GUAMIは、AMFを識別するための識別情報である。GUAMIは、MCC(Mobile Country Code)、MNC(Mobile Network Code)、AMF Region ID、AMF Set ID、及びAMF Pointerを含む。MCCは、国もしくは地域を表し、MNCは事業者を表す。AMF Region IDは、AMFが設置されている地域を表す。
Registration Requestメッセージは、Registration typeを含む。ステップS41において送信されるRegistration Requestメッセージには、例えば、Initial Registrationであることを示すRegistration typeが含まれてもよい。Initial Registrationは、UE60が、RM-DEREGISTERED状態である場合に実行されるRegistrationである。RM-DEREGISTERED状態は、UE60がまだネットワークに登録されていない状態であることを示す。
次に、gNB30は、Registration Requestメッセージの送信先となるAMFを選択する(S42)。gNB30は、ANパラメータに、5G-S-TMSIもしくはGUAMIが含まれる場合、5G-S-TMSIもしくはGUAMIによって特定されるAMFを選択してもよい。もしくは、gNB51は、ANパラメータに、5G-S-TMSIもしくはGUAMIが含まれる場合であっても、5G-S-TMSIもしくはGUAMIによって特定されるAMFとは異なるAMFを選択してもよい。
例えば、gNB30は、ANパラメータに含まれる5G-S-TMSIもしくはGUAMIによって特定されるAMFを利用することができない場合に、5G-S-TMSIもしくはGUAMIによって特定されるAMFとは異なるAMFを選択してもよい。具体的には、5G-S-TMSIもしくはGUAMIによって特定されるAMFに障害が発生していることをgNB30が検出した場合、5G-S-TMSIもしくはGUAMIによって特定されるAMFとは異なるAMFを選択してもよい。もしくは、5G-S-TMSIもしくはGUAMIによって特定されるAMFを利用することができないことを予め通知されている場合、gNB30は、5G-S-TMSIもしくはGUAMIによって特定されるAMFとは異なるAMFを選択してもよい。もしくは、gNB30は、5G-S-TMSIもしくはGUAMIによって特定されるAMFの負荷が予め定められた値よりも大きい場合、5G-S-TMSIもしくはGUAMIによって特定されるAMFを選択しなくてもよい。
gNB30は、AMF Region ID及びAMF Set IDに基づいてAMFを選択してもよい。例えば、gNB30は、AMF Set IDに含まれる複数のAMFの中から、Registration Requestメッセージの送信先となるAMFを選択してもよい。もしくは、gNB30は、5GCを管理する事業者のポリシー等に従ってAMFを選択してもよく、AMFの負荷状況を考慮してAMFを選択してもよい。ステップS42においては、gNB30は、AMF21を選択したと仮定する。
次に、gNB30は、ステップS41においてUE60から受信したRegistration RequestメッセージをAMF21へ送信する(S43)。次に、UE60、AMF21、及びUDM22との間において認証処理が実行される(S44)。ここでは、UE60が正常に認証されたと仮定する。
次に、AMF21は、Nudm_UECM_Registrationサービスを実行する(S45)。具体的には、AMF21は、UDM22におけるNudm_UECM_Registrationサービスを呼び出すために要求メッセージをUDM22へ送信する。さらに、AMF21は、UDM22から、要求メッセージに対する応答メッセージを受信する。Nudm_UECM_Registrationにおいて、AMF21は、UE60がAMF21によって管理されるエリアに在圏することをUDM22へ通知する。
次に、AMF21は、Nudm_SDM_Getサービスを実行する(S46)。具体的には、AMF21は、UDM22におけるNudm_SDM_Getサービスを呼び出すために要求メッセージをUDM22へ送信する。さらに、AMF21は、UDM22から、要求メッセージに対する応答メッセージを受信する。Nudm_SDM_Getにおいて、AMF21は、UDM22から、UE60に関する加入者情報を受信する。加入者情報は、例えば、Access and Mobility Subscription dataであってもよい。AMF21が受信する加入者データは、災害時のローミングサービスのための加入者データであってもよい。災害時のローミングサービスのための加入者データは、災害時に利用可能なPLMNが示されているリスト情報を含む。
次に、AMF21は、Registration AcceptメッセージをgNB30を介してUE60へ送信する(S47)。Registration Acceptメッセージは、災害(災害状態)時に利用可能なPLMNが示されているリスト情報を含む。UE60は、Registration Acceptメッセージに含まれているリスト情報を保持する。UE60がRegistration Acceptメッセージを受信することによって、Registration処理が完了する。
続いて、図11Aを用いて、実施の形態2にかかる、災害が発生した際のRegistration処理の流れについて説明する。はじめに、UE60は、災害時のローミング処理を行うことを決定する(S51)。次に、UE60は、AMF21から受信したリスト情報に基づいてローミングするPLMNを表すPLMN IDを選択する(S52)。例えば、UE60は、優先度1に関連付けられたPLMN IDの中から1つのPLMN IDを選択してもよい。ここでは、UE60は、ローミングするVPLMNとして、5GC40を管理する通信事業者のPLMNを選択したとする。
次に、UE60は、gNB50へRegistration Requestメッセージを送信する(S53)。具体的には、UE60は、ANパラメータ及びRegistration Requestメッセージを含むAN(Access Network)メッセージをgNB50へ送信する。ANパラメータには、例えば、5G-S-TMSI(5G S Temporary Mobile Subscription Identifier)もしくはGUAMI(Globally Unique AMF Identifier)が含まれてもよい。さらに、ANパラメータには、UE60がAMF21から受信していたリスト情報に基づいて選択したPLMNに関する情報が含まれている。UE60が選択したPLMNに関する情報は、例えば、UE60が、優先度1に関連付けられたPLMN IDの中から選択したPLMN IDとする。
また、Registration Requestメッセージには、例えば、災害時のローミングであることを示すRegistrationの種別もしくは情報が含まれてもよい。そのRegistrationの種別もしくは情報は、Registration Typeであってもよい。災害時のローミングであることを示すRegistration typeは、例えば、Disaster Roaming Registration、Disaster Roaming Initial Registration、もしくはDisaster Roaming Mobility Registration Updateであってもよい。
次に、gNB50は、Registration Requestメッセージの送信先となるAMFを選択する(S54)。ここでは、gNB50は、UE60から受信したPLMN IDに基づいて、AMF41を選択したと仮定する。次に、gNB50は、ステップS52においてUE60から受信したRegistration RequestメッセージをAMF41へ送信する(S55)。具体的には、gNB50は、N2パラメータ及びRegistration Requestメッセージを含むN2メッセージをAMF41へ送信する。N2パラメータには、例えば、ステップS53において受信したPLMN IDが含まれてもよい。
次に、AMF41は、UE60へ災害時のローミングサービスを提供すると判定した場合、UE60へRegistration Acceptメッセージを送信する(S56)。例えば、AMF41は、UE60を登録してもAMF41に輻輳が発生しない、UE60を登録するための空リソースが十分に存在する、等の場合に、UE60へ災害時のローミングサービスを提供すると判定してもよい。UE60を登録するための空リソースが十分に存在するとは、空きリソースの容量が、予め定められた基準の容量以上に存在することであってもよい。例えば、AMF41は、UE60へ災害時のローミングサービスを提供すると判定した場合、災害時のローミングに関する登録の結果を示す情報を、Registration Acceptメッセージに含めてもよい。災害時のローミングに関する登録の結果を示す情報は、例えば、Registration Acceptメッセージにおける”no additional information”に設定されてもよい。
続いて、図11Bを用いて、実施の形態2にかかる、災害が発生した際のRegistration処理の流れについて説明する。ステップS51~S55は、図11Aと同様であるため詳細な説明を省略する。また、図11Bにおいては、5GC20及び5GC40とは異なる5GCによって管理されるgNB80と、gNB80を管理する5GCに含まれるAMF71とを追加してRegistration処理の流れについて説明する。
次に、AMF41は、UE60へ災害時のローミングサービスを提供しない、もしくは、UE60へ災害時のローミングサービスを提供することができないと判定した場合、gNB50を介して、Registration RejectメッセージをUE60へ送信する(S56)。災害時のローミングサービスは、災害が発生した際に、他のPLMNからローミングするUEを受け入れるサービスであってもよい。例えば、AMF41は、UE60を認証することができなかった場合、もしくは災害時のローミングサービスをUE60を含む複数のUEへ提供することによって輻輳する可能性がある場合等に、Registration RejectメッセージをUE60に対して送信してもよい。または、AMF41は、AMF41に既に輻輳が発生している場合にも、Registration RejectメッセージをUE60に対して送信してもよい。もしくは、AMF41は、UE60の現在位置が、災害時のローミングサービスを提供する位置の対象外であると判定した場合に、Registration RejectメッセージをUE60に対して送信してもよい。Registration Rejectメッセージは、AMF41がUE60へ災害時のローミングサービスを提供しない理由、UE60へ災害時のローミングサービスを提供できない理由、もしくはUE60のRegistrationを拒否する理由を示す情報を含んでもよい。その情報は、Cause valueであってもよい。
次に、UE60は、AMF21から受信したリスト情報に基づいてローミングするPLMNを表すPLMN IDを選択する(S57)。例えば、UE60は、優先度2に関連付けられたPLMN IDの中から1つのPLMN IDを選択してもよい。
次に、UE60は、gNB80へ、Registration Requestメッセージを送信する(S58)。具体的には、UE60は、優先度2に関連付けられたPLMN IDの中から選択したPLMN IDを含むANパラメータ及びRegistration Requestメッセージを含むANメッセージをgNB80へ送信する。gNB80及びAMF71は、UE60が選択したPLMN IDによって識別されるPLMNを構成する。ステップS59及びS60の処理は、ステップS54及びS55と同様の処理であるため説明を省略する。
次に、AMF71は、UE60へ災害時のローミングサービスを提供すると判定した場合、UE60へRegistration Acceptメッセージを送信する(S61)。例えば、AMF71は、UE60を登録してもAMF71に輻輳が発生しない、UE60を登録するための空リソースが十分に存在する、等の場合に、UE60へ災害時のローミングサービスを提供すると判定してもよい。UE60を登録するための空リソースが十分に存在するとは、空きリソースの容量が、予め定められた基準の容量以上に存在することであってもよい。
以上説明したように、実施の形態2にかかるAMF21は、Registration処理において、優先度、接続先PLMN、アクセスアルゴリズム、及び判断値が関連付けられているリスト情報をUE60へgNB30を介して送信する。また、UE60は、災害が発生したことにより、AMF21を含むPLMNとは異なるPLMNへ接続することが必要になった場合に、リスト情報に従って接続先PLMNを選択する。UE60がリスト情報に従ってPLMNを選択することによって、災害が発生した場合に、特定のPLMN(例えば、Disaster Roamingを提供しているPLMN)にアクセスが集中し、そのPLMNにおいて輻輳が発生することを防止することができる。
(実施の形態3)
続いて、図12を用いて、実施の形態3にかかるリスト情報について説明する。図12に示されるリスト情報は、図7に示されるリスト情報と比較して、一つの接続先PLMN IDに割り当てられる判断値の数が異なっている。具体的には、図7に示されるリスト情報は、それぞれの接続先PLMN IDに割り当てられる判断値の数が均等であるのに対して、図12に示されるリスト情報は、それぞれの接続先PLMN IDに割り当てられる判断値の数が不均等となっている。言い換えると、図12に示されるリスト情報は、それぞれの接続先PLMN IDに割り当てられる判断値の数に、重みづけが行われている。例えば、図12に示されるように、優先度1に関連付けられたPLMN IDのうち、PLMN 1-Aに関連付けられる判断値を0~4の5つとしてもよい。さらに、PLMN 1-Dに関連付けられる判断値を7及び8の2つとし、その他のPLMN IDに関連付けられる判断値の数を、それぞれ1つとしてもよい。優先度2及び3に関連付けられたPLMN IDにおいても同様に、それぞれのPLMN IDに関連付けられる判断値の数は、それぞれ異なってもよい。
例えば、登録可能なUEの数が、他のPLMNより多いPLMNを示すPLMN IDには、他のPLMNのPLMN IDよりも多くの数の判断値が関連付けられてもよい。他のPLMNよりも多くの数の判断値が関連付けられたPLMN IDが示すPLMNは、災害が発生した際に、他のPLMNよりも多くのUEを接続することが可能である。言い換えると、他のPLMNよりも多くの数の判断値が関連付けられたPLMN IDが示すPLMNは、災害が発生した際に、他のPLMNよりも多くのUEを登録すること、他のPLMNよりも多くのUEを受け入れること、他のPLMNよりも多くのUEを収容すること、ができる。さらに言い換えると、他のPLMNよりも多くの数の判断値が関連付けられたPLMN IDが示すPLMNは、災害が発生した際に、他のPLMNよりも多くのUEに対して、サービスを提供することができる。災害が発生した際には、他のPLMNよりも多くの判断値の数が関連付けられたPLMN IDが示すPLMNには、他のPLMNよりも多くのUEが、Registration Requestメッセージが送信される。つまり、多くの判断値の数が関連付けられたPLMN IDが示すPLMNには、他のPLMNよりも多くのUEが登録される。一方、登録可能なUEの数が、他のPLMNより少ないPLMNを示すPLMN IDには、他のPLMN IDよりも少ない数の判断値が関連付けられてもよい。登録可能なUEの数は、例えば、リソースと言い換えられてもよい。つまり、PLMNのリソースが多くなるにつれて、多くの数の判断値がそのPLMNに関連付けられてもよい。PLMNのリソースは、例えば、PLMNが管理するAMFの数、その他のコアネットワークノードの数、もしくは、1つのAMFの性能等に基づいて決定されてもよい。または、PLMNの空リソースが多くなるにつれて、多くの数の判断値がそのPLMNに関連付けられてもよい。例えば、HPLMNに含まれるAMFは、VPLMNに含まれるAMFもしくは他のコアネットワークノードから、登録済みのUEの数に関する情報を取得し、VPLMNの空リソースの状況を管理してもよい。登録済みのUEの数は、RM-REGISTERED状態のUEと言い換えられてもよい。
もしくは、複数のPLMNを管理する団体もしくは機関等によって、それぞれの接続先PLMN IDに割り当てられる判断値の数の重みづけが決定されてもよい。複数のPLMNを管理する団体もしくは機関等は、標準規格を策定する団体であってもよく、政府等であってもよい。
以上説明したように、図12に示されるリスト情報を用いることによって、災害が発生した際に、特定のPLMNにUEが集中してアクセスすることを防止するとともに、リソースの多いPLMNへ、より多くのUEをアクセスさせることが可能となる。これにより、リソースの少ないPLMNへ、リソースの多いPLMNと同程度のUEがアクセスした際に、リソースの少ないPLMNにおいて輻輳が発生することを防止することができる。
図13は、上述の実施の形態において説明した端末装置5及びUE60(以下、端末装置5等とする)の構成例を示すブロック図である。Radio Frequency(RF)トランシーバ1101は、gNB30、gNB50、gNB80等と通信するためにアナログRF信号処理を行う。RFトランシーバ1101により行われるアナログRF信号処理は、周波数アップコンバージョン、周波数ダウンコンバージョン、及び増幅を含む。RFトランシーバ1101は、アンテナ1102及びベースバンドプロセッサ1103と結合される。すなわち、RFトランシーバ1101は、変調シンボルデータ(又はOFDMシンボルデータ)をベースバンドプロセッサ1103から受信し、送信RF信号を生成し、送信RF信号をアンテナ1102に供給する。また、RFトランシーバ1101は、アンテナ1102によって受信された受信RF信号に基づいてベースバンド受信信号を生成し、これをベースバンドプロセッサ1103に供給する。
ベースバンドプロセッサ1103は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(データプレーン処理)とコントロールプレーン処理を行う。デジタルベースバンド信号処理は、(a) データ圧縮/復元、(b) データのセグメンテーション/コンカテネーション、(c) 伝送フォーマット(伝送フレーム)の生成/分解、(d) 伝送路符号化/復号化、(e) 変調(シンボルマッピング)/復調、及び(f) Inverse Fast Fourier Transform(IFFT)によるOFDMシンボルデータ(ベースバンドOFDM信号)の生成などを含む。一方、コントロールプレーン処理は、レイヤ1、レイヤ2、及びレイヤ3の通信管理を含む。
ベースバンドプロセッサ1103は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g., Digital Signal Processor(DSP))とコントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g., Central Processing Unit(CPU)、又はMicro Processing Unit(MPU))を含んでもよい。この場合、コントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサは、後述するアプリケーションプロセッサ1104と共通化されてもよい。
アプリケーションプロセッサ1104は、CPU、MPU、マイクロプロセッサ、又はプロセッサコアとも呼ばれる。アプリケーションプロセッサ1104は、複数のプロセッサ(複数のプロセッサコア)を含んでもよい。アプリケーションプロセッサ1104は、メモリ1106又は図示されていないメモリから読み出されたシステムソフトウェアプログラム(Operating System(OS))及び様々なアプリケーションプログラム(例えば、通話アプリケーション、WEBブラウザ、メーラ、カメラ操作アプリケーション、音楽再生アプリケーション)を実行することによって、端末装置5等の各種機能を実現する。
いくつかの実装において、図13に破線(1105)で示されているように、ベースバンドプロセッサ1103及びアプリケーションプロセッサ1104は、1つのチップ上に集積されてもよい。言い換えると、ベースバンドプロセッサ1103及びアプリケーションプロセッサ1104は、1つのSystem on Chip(SoC)デバイス1105として実装されてもよい。SoCデバイスは、システムLarge Scale Integration(LSI)またはチップセットと呼ばれることもある。
メモリ1106は、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリ又はこれらの組合せである。メモリ1106は、物理的に独立した複数のメモリデバイスを含んでもよい。揮発性メモリは、例えば、Static Random Access Memory(SRAM)若しくはDynamic RAM(DRAM)又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、マスクRead Only Memory(MROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの任意の組合せである。例えば、メモリ1106は、ベースバンドプロセッサ1103、アプリケーションプロセッサ1104、及びSoC1105からアクセス可能な外部メモリデバイスを含んでもよい。メモリ1106は、ベースバンドプロセッサ1103内、アプリケーションプロセッサ1104内、又はSoC1105内に集積された内蔵メモリデバイスを含んでもよい。さらに、メモリ1106は、Universal Integrated Circuit Card(UICC)内のメモリを含んでもよい。
メモリ1106は、上述の複数の実施形態で説明された端末装置5等による処理を行うための命令群およびデータを含むソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納してもよい。いくつかの実装において、ベースバンドプロセッサ1103又はアプリケーションプロセッサ1104は、当該ソフトウェアモジュールをメモリ1106から読み出して実行することで、上述の実施形態で説明された端末装置5等の処理を行うよう構成されてもよい。
図14は、上述の実施の形態において説明した通信装置1及びAMF21(以下、通信装置1等とする)の構成例を示すブロック図である。図14を参照すると、通信装置1等は、ネットワークインターフェース1201、プロセッサ1202、及びメモリ1203を含む。ネットワークインターフェース1201は、ネットワークノードと通信するために使用されてもよい。ネットワークインターフェース1201は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインタフェースカード(NIC)を含んでもよい。IEEEは、Institute of Electrical and Electronics Engineersを表す。
プロセッサ1202は、メモリ1203からソフトウェア(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施形態においてフローチャートを用いて説明された通信装置1等の処理を行う。プロセッサ1202は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU、又はCPUであってもよい。プロセッサ1202は、複数のプロセッサを含んでもよい。
メモリ1203は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。メモリ1203は、プロセッサ1202から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ1202は、図示されていないI/O(Input/Output)インタフェースを介してメモリ1203にアクセスしてもよい。
図14の例では、メモリ1203は、ソフトウェアモジュール群を格納するために使用される。プロセッサ1202は、これらのソフトウェアモジュール群をメモリ1203から読み出して実行することで、上述の実施形態において説明された通信装置1等の処理を行うことができる。
図14を用いて説明したように、上述の実施形態における通信装置1等が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。
上述の例において、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。
なお、本開示における技術的思想は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
災害が発生した際に端末装置が利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を送信する送信部、を備える通信装置。
(付記2)
前記送信部は、
前記リスト情報を、基地局を介して前記端末装置へ送信する、付記1に記載の通信装置。
(付記3)
前記送信部は、
前記端末装置に関する登録処理において、前記リスト情報を前記端末装置へ送信する、付記2に記載の通信装置。
(付記4)
前記リスト情報を他の装置から受信する受信部をさらに備える、付記1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記5)
前記受信部は、
前記端末装置に関する登録処理において、前記端末装置の加入者情報を管理する管理装置から前記リスト情報を受信する、付記4に記載の通信装置。
(付記6)
前記リスト情報を管理する管理部をさらに備える、付記1から5のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記7)
前記識別情報は、
前記端末装置を識別する情報、及び、前記端末装置を利用するユーザを識別する情報、の少なくとも一方を含む、付記1から6のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記8)
前記リスト情報は、
前記識別情報に基づいて特定される設定値を、前記ネットワークIDに関連付ける、付記1から7のいずれか1項に記載の通信装置。
(付記9)
前記リスト情報は、
前記ネットワークIDに関連付けられる前記設定値の数を前記複数のネットワークID間において均等にする、付記8に記載の通信装置。
(付記10)
前記リスト情報は、
前記ネットワークIDに関連付けられる前記設定値の数を前記複数のネットワークID間において不均等にする、付記8に記載の通信装置。
(付記11)
災害が発生した際に端末装置がアクセス可能な複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を受信する受信部と、
災害が発生した際に、前記優先度及び前記識別情報に基づいて選択したネットワークIDが示すネットワークへ登録を要求するメッセージを送信する送信部と、を備える端末装置。
(付記12)
前記送信部は、
前記ネットワークへの登録が拒否された場合、前記ネットワークを示す前記ネットワークIDに関連付けられた優先度よりも低い優先度が関連付けられたネットワークIDが示すネットワークへ、登録を要求するメッセージを送信する、付記11に記載の端末装置。
(付記13)
前記受信部は、
通信装置へ送信した登録を要求するメッセージに対する応答メッセージであって、前記リスト情報を含む前記応答メッセージを受信する、付記11又は12に記載の端末装置。
(付記14)
災害が発生した際に利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である少なくとも1つのネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を送信する通信装置と、
前記リスト情報を受信し、災害が発生した際に、前記優先度及び前記識別情報に基づいて選択したネットワークIDが示すネットワークへ登録を要求するメッセージを送信する端末装置と、を備える通信システム。
(付記15)
前記通信装置は、
前記リスト情報を、基地局を介して前記端末装置へ送信する、付記14に記載の通信システム。
(付記16)
前記通信装置は、
前記端末装置に関する登録処理において、前記リスト情報を前記端末装置へ送信する、付記15に記載の通信システム。
(付記17)
災害が発生した際に端末装置が利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を管理し、
前記リスト情報を送信する、通信装置において実行される通信方法。
(付記18)
災害が発生した際に端末装置がアクセス可能な複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を受信し、
災害が発生した際に、前記優先度及び前記識別情報に基づいて選択したネットワークIDが示すネットワークへ登録を要求するメッセージを送信する、端末装置において実行される通信方法。
(付記19)
災害が発生した際に端末装置が利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を管理し、
前記リスト情報を送信する、ことをコンピュータに実行させるプログラム。
(付記20)
災害が発生した際に端末装置がアクセス可能な複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を受信し、
災害が発生した際に、前記優先度及び前記識別情報に基づいて選択したネットワークIDが示すネットワークへ登録を要求するメッセージを送信する、ことをコンピュータに実行させるプログラム。
1 通信装置
2 送信部
5 端末装置
6 受信部
7 送信部
10 通信装置
11 管理部
12 通信部
20 5GC
21 AMF
22 UDM
30 gNB
40 5GC
41 AMF
42 UDM
50 gNB
60 UE
61 通信部
62 制御部
70 通信エリア
71 AMF
80 gNB

Claims (10)

  1. 災害が発生した際に端末装置が利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を送信する送信部、を備える通信装置。
  2. 前記送信部は、
    前記リスト情報を、基地局を介して前記端末装置へ送信する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記送信部は、
    前記端末装置に関する登録処理において、前記リスト情報を前記端末装置へ送信する、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記リスト情報を他の装置から受信する受信部をさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記受信部は、
    前記端末装置に関する登録処理において、前記端末装置の加入者情報を管理する管理装置から前記リスト情報を受信する、請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記リスト情報を管理する管理部をさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 災害が発生した際に端末装置がアクセス可能な複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を受信する受信部と、
    災害が発生した際に、前記優先度及び前記識別情報に基づいて選択したネットワークIDが示すネットワークへ登録を要求するメッセージを送信する送信部と、を備える端末装置。
  8. 災害が発生した際に利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を送信する通信装置と、
    前記リスト情報を受信し、災害が発生した際に、前記優先度及び前記識別情報に基づいて選択したネットワークIDが示すネットワークへ登録を要求するメッセージを送信する端末装置と、を備える通信システム。
  9. 災害が発生した際に端末装置が利用可能なネットワークを示す複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を管理し、
    前記リスト情報を送信する、通信装置において実行される通信方法。
  10. 災害が発生した際に端末装置がアクセス可能な複数のネットワークIDと、前記ネットワークIDの優先度と、前記複数のネットワークIDの内、優先度が同一である複数のネットワークIDの中から1つのネットワークIDを選択する際に用いられる識別情報と、を関連付けたリスト情報を受信し、
    災害が発生した際に、前記優先度及び前記識別情報に基づいて選択したネットワークIDが示すネットワークへ登録を要求するメッセージを送信する、端末装置において実行される通信方法。
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