JP2024008781A - 基板支持部及び基板処理装置 - Google Patents

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【課題】給電端子の撚線の断線を抑制することができる基板支持部及び基板処理装置を提供する。【解決手段】基板支持部は、上面から下面までを貫通する貫通孔が形成され、貫通孔と連通するザグリ部が下面に形成された基台と、基台の上部に配置され、基板支持面及びリング支持面を備える静電チャックと、静電チャック内に配置される電極と、貫通孔内に配置され、電極と電気的に接続される第1の端子と、貫通孔及びザグリ部内に配置される第2の端子と、第1の端子に設けられた凹部と第2の端子に設けられた凹部に、それぞれ篏合し、第1の端子と第2の端子とを電気的に接続する撚線と、ザグリ部内に配置され、第2の端子との接触を維持しつつ第2の端子を移動可能に支持するコネクタとを有する。【選択図】図2

Description

本開示は、基板支持部及び基板処理装置に関する。
従来、プラズマ処理装置では、基板を保持するために静電吸着を行う静電チャックが用いられている。静電チャック内には、静電吸着用の電極が設けられ、当該電極に直流電源から電圧が印加されることで静電チャック上の基板が吸着される。また、静電チャック内には、ヒータ電極等が設けられる場合がある。これらの電極には、静電チャックを支持する基台の内部に設けられた、電力を供給するための給電端子が接続されている。例えば、温調用ヒータ電極に給電を行うために、内部にリード線を有する筒状部材の給電端子が接続されている(特許文献1)。また、例えば、ヒータ電極に給電を行うために、貫通孔内に屈曲可能な柔軟な撚線と、撚線を支持する部分とを設け、撚線を支持する部分にヒータ電源が接続されている(特許文献2)。
特開2013-175573号公報 特開2016-027601号公報
本開示は、給電端子の撚線の断線を抑制することができる基板支持部及び基板処理装置を提供する。
本開示の一態様による基板支持部は、上面から下面までを貫通する貫通孔が形成され、貫通孔と連通するザグリ部が下面に形成された基台と、基台の上部に配置され、基板支持面及びリング支持面を備える静電チャックと、静電チャック内に配置される電極と、貫通孔内に配置され、電極と電気的に接続される第1の端子と、貫通孔及びザグリ部内に配置される第2の端子と、第1の端子に設けられた凹部と第2の端子に設けられた凹部に、それぞれ篏合し、第1の端子と第2の端子とを電気的に接続する撚線と、ザグリ部内に配置され、第2の端子との接触を維持しつつ第2の端子を移動可能に支持するコネクタとを有する。
本開示によれば、給電端子の撚線の断線を抑制することができる。
図1は、本開示の一実施形態におけるプラズマ処理装置の一例を示す図である。 図2は、本実施形態における給電端子の断面の一例を示す図である。 図3は、参考例における給電端子の断面の一例を示す図である。 図4は、本実施形態における給電端子近傍のRF経路の一例を示す図である。 図5は、参考例における給電端子近傍のRF経路の一例を示す図である。
以下に、開示する基板支持部及び基板処理装置の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により開示技術が限定されるものではない。
静電チャック及び基台では、静電チャックへの入熱等による温度変化によって、膨張や収縮が発生する。このとき、例えば、静電チャックを支持する基台の上部と、基台の下部とでは、温度差が発生するので、膨張や収縮の量が異なる。従って、例えば、基台に設けた貫通孔内に撚線を含む給電端子を固定すると、撚線に負荷が掛かり、撚線が断線する可能性がある。そこで、静電チャックの熱負荷による膨張や収縮による、給電端子の撚線への負荷を低減させることで、給電端子の撚線の断線を抑制することが期待されている。
[プラズマ処理システムの構成]
以下に、プラズマ処理システムの構成例について説明する。図1は、本開示の一実施形態におけるプラズマ処理装置の一例を示す図である。図1に示すように、プラズマ処理システムは、容量結合型のプラズマ処理装置1及び制御部2を含む。容量結合型のプラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10、ガス供給部20、電源30及び排気システム40を含む。また、プラズマ処理装置1は、基板支持部11及びガス導入部を含む。ガス導入部は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理チャンバ10内に導入するように構成される。ガス導入部は、シャワーヘッド13を含む。基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10内に配置される。シャワーヘッド13は、基板支持部11の上方に配置される。一実施形態において、シャワーヘッド13は、プラズマ処理チャンバ10の天部(ceiling)の少なくとも一部を構成する。プラズマ処理チャンバ10は、シャワーヘッド13、プラズマ処理チャンバ10の側壁10a及び基板支持部11により規定されたプラズマ処理空間10sを有する。プラズマ処理チャンバ10は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10sに供給するための少なくとも1つのガス供給口と、プラズマ処理空間10sからガスを排出するための少なくとも1つのガス排出口とを有する。プラズマ処理チャンバ10は接地される。シャワーヘッド13及び基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10の筐体とは電気的に絶縁される。
基板支持部11は、本体部111及びリングアセンブリ112を含む。本体部111は、基板Wを支持するための中央領域111aと、リングアセンブリ112を支持するための環状領域111bとを有する。ウェハは基板Wの一例である。本体部111の環状領域111bは、平面視で本体部111の中央領域111aを囲んでいる。基板Wは、本体部111の中央領域111a上に配置され、リングアセンブリ112は、本体部111の中央領域111a上の基板Wを囲むように本体部111の環状領域111b上に配置される。従って、中央領域111aは、基板Wを支持するための基板支持面とも呼ばれ、環状領域111bは、リングアセンブリ112を支持するためのリング支持面とも呼ばれる。
一実施形態において、本体部111は、基台1110、静電チャック1111及び接着層1112を含む。基台1110は、導電性部材を含む。基台1110の導電性部材は下部電極として機能し得る。静電チャック1111は、接着層1112を介して基台1110の上に配置される。静電チャック1111は、セラミック部材1111aとセラミック部材1111a内に配置される静電電極1111b及びバイアス電極33とを含む。セラミック部材1111aは、中央領域111aを有する。一実施形態において、セラミック部材1111aは、環状領域111bも有する。なお、環状静電チャックや環状絶縁部材のような、静電チャック1111を囲む他の部材が環状領域111bを有してもよい。この場合、リングアセンブリ112は、環状静電チャック又は環状絶縁部材の上に配置されてもよく、静電チャック1111と環状絶縁部材の両方の上に配置されてもよい。
バイアス電極33は、後述するRF(Radio Frequency)電源31及び/又はDC(Direct Current)電源32に結合される少なくとも1つのRF/DC電極の一例である。この場合、少なくとも1つのRF/DC電極(バイアス電極33)が下部電極として機能する。なお、基台1110の導電性部材と少なくとも1つのRF/DC電極とが複数の下部電極として機能してもよい。また、静電電極1111bが下部電極として機能してもよい。従って、基板支持部11は、少なくとも1つの下部電極を含む。また、バイアス電極33は、セラミック部材1111a内の導電体、及び、基台1110の貫通孔80内の給電端子81で構成される伝送線路を介して、後述する第2のRF生成部31bに接続される。
リングアセンブリ112は、1又は複数の環状部材を含む。一実施形態において、1又は複数の環状部材は、1又は複数のエッジリングと少なくとも1つのカバーリングとを含む。エッジリングは、導電性材料又は絶縁材料で形成され、カバーリングは、絶縁材料で形成される。
また、基板支持部11は、静電チャック1111、リングアセンブリ112及び基板Wのうち少なくとも1つをターゲット温度に調節するように構成される温調モジュールを含んでもよい。温調モジュールは、ヒータ、伝熱媒体、流路1110a、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。流路1110aには、ブラインやガスのような伝熱流体が流れる。一実施形態において、流路1110aが基台1110内に形成され、1又は複数のヒータが静電チャック1111のセラミック部材1111a内に配置される。また、基板支持部11は、基板Wの裏面と中央領域111aとの間の間隙に伝熱ガスを供給するように構成された伝熱ガス供給部を含んでもよい。
シャワーヘッド13は、ガス供給部20からの少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10s内に導入するように構成される。シャワーヘッド13は、少なくとも1つのガス供給口13a、少なくとも1つのガス拡散室13b、及び複数のガス導入口13cを有する。ガス供給口13aに供給された処理ガスは、ガス拡散室13bを通過して複数のガス導入口13cからプラズマ処理空間10s内に導入される。また、シャワーヘッド13は、少なくとも1つの上部電極を含む。なお、ガス導入部は、シャワーヘッド13に加えて、側壁10aに形成された1又は複数の開口部に取り付けられる1又は複数のサイドガス注入部(SGI:Side Gas Injector)を含んでもよい。
ガス供給部20は、少なくとも1つのガスソース21及び少なくとも1つの流量制御器22を含んでもよい。一実施形態において、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスを、それぞれに対応のガスソース21からそれぞれに対応の流量制御器22を介してシャワーヘッド13に供給するように構成される。各流量制御器22は、例えばマスフローコントローラ又は圧力制御式の流量制御器を含んでもよい。さらに、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスの流量を変調又はパルス化する1又はそれ以上の流量変調デバイスを含んでもよい。
電源30は、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介してプラズマ処理チャンバ10に結合されるRF電源31を含む。RF電源31は、少なくとも1つのRF信号(RF電力)を少なくとも1つの下部電極(バイアス電極33)及び/又は少なくとも1つの上部電極に供給するように構成される。これにより、プラズマ処理空間10sに供給された少なくとも1つの処理ガスからプラズマが形成される。従って、RF電源31は、プラズマ処理チャンバ10において1又はそれ以上の処理ガスからプラズマを生成するように構成されるプラズマ生成部の少なくとも一部として機能し得る。また、バイアスRF信号を少なくとも1つの下部電極(バイアス電極33)に供給することにより、基板Wにバイアス電位が発生し、形成されたプラズマ中のイオン成分を基板Wに引き込むことができる。
一実施形態において、RF電源31は、第1のRF生成部31a及び第2のRF生成部31bを含む。第1のRF生成部31aは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介して少なくとも1つの下部電極及び/又は少なくとも1つの上部電極に結合され、プラズマ生成用のソースRF信号(ソースRF電力)を生成するように構成される。一実施形態において、ソースRF信号は、10MHz~150MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第1のRF生成部31aは、異なる周波数を有する複数のソースRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1又は複数のソースRF信号は、少なくとも1つの下部電極及び/又は少なくとも1つの上部電極に供給される。
第2のRF生成部31bは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介して少なくとも1つの下部電極(バイアス電極33)に結合され、バイアスRF信号(バイアスRF電力)を生成するように構成される。バイアスRF信号の周波数は、ソースRF信号の周波数と同じであっても異なっていてもよい。一実施形態において、バイアスRF信号は、ソースRF信号の周波数よりも低い周波数を有する。一実施形態において、バイアスRF信号は、100kHz~60MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第2のRF生成部31bは、異なる周波数を有する複数のバイアスRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1又は複数のバイアスRF信号は、少なくとも1つの下部電極(バイアス電極33)に供給される。また、種々の実施形態において、ソースRF信号及びバイアスRF信号のうち少なくとも1つがパルス化されてもよい。
また、電源30は、プラズマ処理チャンバ10に結合されるDC電源32を含んでもよい。DC電源32は、第1のDC生成部32a及び第2のDC生成部32bを含む。一実施形態において、第1のDC生成部32aは、少なくとも1つの下部電極に接続され、第1のDC信号を生成するように構成される。生成された第1のバイアスDC信号は、少なくとも1つの下部電極に印加される。一実施形態において、第2のDC生成部32bは、少なくとも1つの上部電極に接続され、第2のDC信号を生成するように構成される。生成された第2のDC信号は、少なくとも1つの上部電極に印加される。
種々の実施形態において、第1及び第2のDC信号のうち少なくとも1つがパルス化されてもよい。この場合、電圧パルスのシーケンスが少なくとも1つの下部電極及び/又は少なくとも1つの上部電極に印加される。電圧パルスは、矩形、台形、三角形又はこれらの組み合わせのパルス波形を有してもよい。一実施形態において、DC信号から電圧パルスのシーケンスを生成するための波形生成部が第1のDC生成部32aと少なくとも1つの下部電極との間に接続される。従って、第1のDC生成部32a及び波形生成部は、電圧パルス生成部を構成する。第2のDC生成部32b及び波形生成部が電圧パルス生成部を構成する場合、電圧パルス生成部は、少なくとも1つの上部電極に接続される。電圧パルスは、正の極性を有してもよく、負の極性を有してもよい。また、電圧パルスのシーケンスは、1周期内に1又は複数の正極性電圧パルスと1又は複数の負極性電圧パルスとを含んでもよい。なお、第1及び第2のDC生成部32a,32bは、RF電源31に加えて設けられてもよく、第1のDC生成部32aが第2のRF生成部31bに代えて設けられてもよい。
排気システム40は、例えばプラズマ処理チャンバ10の底部に設けられたガス排出口10eに接続され得る。排気システム40は、圧力調整弁及び真空ポンプを含んでもよい。圧力調整弁によって、プラズマ処理空間10s内の圧力が調整される。真空ポンプは、ターボ分子ポンプ、ドライポンプ又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
制御部2は、本開示において述べられる種々の工程をプラズマ処理装置1に実行させるコンピュータ実行可能な命令を処理する。制御部2は、ここで述べられる種々の工程を実行するようにプラズマ処理装置1の各要素を制御するように構成され得る。一実施形態において、制御部2の一部又は全てがプラズマ処理装置1に含まれてもよい。制御部2は、処理部2a1、記憶部2a2及び通信インターフェース2a3を含んでもよい。制御部2は、例えばコンピュータ2aにより実現される。処理部2a1は、記憶部2a2からプログラムを読み出し、読み出されたプログラムを実行することにより種々の制御動作を行うように構成され得る。このプログラムは、予め記憶部2a2に格納されていてもよく、必要なときに、媒体を介して取得されてもよい。取得されたプログラムは、記憶部2a2に格納され、処理部2a1によって記憶部2a2から読み出されて実行される。媒体は、コンピュータ2aに読み取り可能な種々の記憶媒体であってもよく、通信インターフェース2a3に接続されている通信回線であってもよい。処理部2a1は、CPU(Central Processing Unit)であってもよい。記憶部2a2は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。通信インターフェース2a3は、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してプラズマ処理装置1との間で通信してもよい。
[給電端子の詳細]
次に、図2を用いて基台1110における貫通孔80内の給電端子81の詳細について説明する。図2は、本実施形態における給電端子の断面の一例を示す図である。なお、以下の説明では、電極の一例としてバイアス電極33を用いるとともに、静電電極1111bは省略して説明する。また、図2では、基台1110は導電性部材であるとする。図2に示すように、基台1110の貫通孔80は、貫通孔80aと、貫通孔80aと連通するザグリ部80bとを有する。また、貫通孔80の内部には、給電端子81と、コネクタ82とが設けられている。本実施形態では、コネクタ82は、導電性部材で形成されており、コネクタ82は、基台1110と導通する。給電端子81は、第1の端子81aと、第2の端子81bと、撚線81cとを有する。本実施形態では、貫通孔80及び給電端子81は、基台1110内において、円周上に均等に複数6箇所に配置される。なお、貫通孔80及び給電端子81は、基台1110内において、1箇所のみ配置されていてもよい。また、貫通孔80及び給電端子81は、基台1110内において、複数の円周上にそれぞれ均等に配置されるようにしてもよい。また、貫通孔80の内面には、アルマイト処理等により絶縁膜を形成するようにしてもよい。
第1の端子81aは、上部が静電チャック1111内のバイアス電極33の端子33aに銀ろう等を用いて接合されている。なお、端子33aに対応する部分は、接着層1112が除かれている。第2の端子81bは、貫通孔80aの下部からザグリ部80bにかけて配置される。また、第2の端子81bは、コネクタ82の中心に位置する貫通孔86に挿入されて支持される。撚線81cは、第1の端子81aに設けられた凹部81dと、第2の端子81bに設けられた凹部81eとに、それぞれ篏合し、第1の端子81aと第2の端子81bとを接続する。撚線81cは、例えば、10N程度の力で圧縮されても座屈しない強度を有する。
コネクタ82は、ザグリ部80b内に配置され、基台1110の下部に設けられたネジ83により基台1110に固定される。また、コネクタ82は、貫通孔86の内周面に、環状の凹部82aを有する。凹部82aには、バネ状部材84が配置され、コネクタ82と、第2の端子81bの下端部81fとの間で接触を維持する。また、コネクタ82には、基台1110の外部と、貫通孔80aとを連通する通気孔85が設けられる。通気孔85は、例えば、90度間隔で円周方向に4つ設けられ、コネクタ82をザグリ部80bに螺合させる際に治具が挿入される孔を兼用している。バネ状部材84は、導電性部材であり、貫通孔86に挿入された第2の端子81bの下端部81fが水平方向及び垂直方向に動いた場合であっても、下端部81fとの接触を維持することで、第2の端子81bとコネクタ82との導通を維持する。すなわち、コネクタ82は、バネ状部材84を介して、第2の端子81bを移動可能に支持している。なお、貫通孔86の壁面と第2の端子81bの下端部81fとの間には、図2では省略しているが、第2の端子81bが移動可能な隙間があるものとする。これにより、静電チャック1111が、温度変化による膨張や収縮に伴って水平方向60や垂直方向61への動き、端子33aに接合されている給電端子81が同様に動いたとしても、給電端子81とコネクタ82との導通を維持しつつ、撚線81cへの負荷を低減させることができる。
また、基台1110には、第2のRF生成部31bが電気的に接続される。コネクタ82と基台1110は導通し、かつ給電端子81とコネクタ82は導通する。従って、給電端子81には、基台1110及びコネクタ82を介して、第2のRF生成部31bからバイアスRF信号を供給することが可能となる。従って、コネクタ82には、ケーブルを接続しなくても基台1110から電力が供給されるので、貫通孔80の位置において基台1110の底面におけるケーブル配線が不要になる。これにより、基台1110の下部の省スペース化を実現することが可能となる。なお、貫通孔80は、基台1110の流路1110aを避けて配置される。
続いて、給電端子81の材質について説明する。給電端子81は、RF信号を供給する場合、表皮効果によりRF信号が表面近傍に流れることになる。従って、給電端子81にメッキを行う場合、ニッケル等の磁性体でメッキすると、高周波がメッキを伝搬することで大きな発熱を生じる。例えば、銅とニッケルとを比較した場合、比透磁率は銅が「1」であるのに対し、ニッケルは「600」である。また、400kHzでの表皮厚みは、銅が「103.6μm」であるのに対し、ニッケルは「8.5μm」である。さらに、13MHzでの表皮厚みは、銅が「18.2μm」であるのに対し、ニッケルは「1.5μm」である。このため、メッキ厚みを5μmとすると、ニッケルは13MHz以上の高周波において、メッキ厚みよりも表皮厚みが薄くなる。従って、高周波は表皮厚みの領域を伝搬するため、母材の銅にニッケルメッキを行った場合、母材である銅には高周波がほとんど流れなくなる。また、導電率は、銅が「59.0[10-6S/m]」であるのに対し、ニッケルは「14.5[10-6S/m]」である。従って、導電率が相対的に低いニッケルをメッキに用いると、高周波がメッキを伝搬することでジュール熱により発熱し、温度上昇を招く。
このため、給電端子81は、例えば、銅無垢材で形成され、メッキが必要な箇所は、非磁性体のメッキ、例えば銀メッキが行われる。銀メッキなどの非磁性体のメッキは、導電率が高いため、ジュール熱による温度上昇を抑制することができる。本実施形態の給電端子81では、第1の端子81a、第2の端子81b及び撚線81cは、銅無垢材で形成される。第1の端子81aは、端子33aとの接合部分について銀メッキが行われている。また、コネクタ82は、例えば、銅無垢材で形成され、銀メッキが行われている。さらに、コネクタ82のバネ状部材84は、例えば、ベリリウム銅合金等の銅を母材とする合金で形成され、銀メッキが行われている。なお、バネ状部材84は、銀メッキは無くてもよく、表面が母材のままであってもよい。また、給電端子81及びコネクタ82の母材は、アルミニウムや真鍮であってもよく、非磁性体のメッキは、スズメッキや金メッキであってもよい。つまり、非磁性体のメッキは、鉄、コバルト及びニッケルといった磁性材料を用いないメッキであってもよい。
[参考例の給電端子]
次に、図3を用いて、参考例の給電端子について説明する。図3は、参考例における給電端子の断面の一例を示す図である。図3に示すように、基台1110の貫通孔180は、貫通孔180aと、貫通孔180aと連通するザグリ部180bとを有する。また、貫通孔180の内部には、給電端子181と、スリーブ182,183と、上面視においてC型の形状を有するリング184(以降、Cリングという)と、蓋185とが設けられている。給電端子181は、第1の端子181aと、第2の端子181bと、撚線181cとを有する。
第1の端子181aは、上部がバイアス電極33の端子33aに接合されている。第2の端子181bは、貫通孔180aの中央部からザグリ部180bにかけて配置される。撚線181cは、第1の端子181aに設けられた凹部181dと、第2の端子181bに設けられた凹部181eとに、それぞれ篏合し、第1の端子181aと第2の端子181bとを接続する。撚線181cは、例えば、10N程度の力で圧縮されても座屈しない強度を有する。給電端子181の周囲には、スリーブ182,183が設けられ、第2の端子181bの下部に嵌合されたCリング184で固定されている。また、Cリング184の周囲は、蓋185で固定されている。第2の端子181bの下部側には、後述するコネクタピン186の挿入孔181fが設けられている。
給電端子181は、その上部が端子33aと接合されることで固定され、下部がCリング184及び蓋185で固定されているので、第2の端子181bは、水平方向及び垂直方向のいずれの方向にも移動できない。従って、静電チャック1111が、温度変化による膨張や収縮に伴って水平方向60や垂直方向61へ動いた場合、撚線181cに負荷がかかり、撚線181cが断線するおそれがある。
続いて、図4及び図5を用いて、RF信号を供給する場合の経路(RF経路)について説明する。図4は、本実施形態における給電端子近傍のRF経路の一例を示す図である。図4に示すように、本実施形態の給電端子81の近傍では、RF信号が矢印70に示すように、基台1110からコネクタ82、凹部82a及びバネ状部材84を介して、第2の端子81bの下端部81fへと流れる。その後、RF信号は、矢印71に示すように、第2の端子81b、撚線81c及び第1の端子81aを介して端子33aへと流れ、矢印72に示すように、バイアス電極33へと流れる。すなわち、本実施形態では、基台1110の下面に給電用のパーツを飛び出させることなく、基台1110から静電チャック1111内のバイアス電極33にRF信号を流すことができる。従って、基台1110の下部の省スペース化を実現することが可能となる。
図5は、参考例における給電端子近傍のRF経路の一例を示す図である。図5に示すように、参考例の給電端子181では、挿入孔181fにコネクタピン186が挿入されるので、コネクタピン186の下部が基台1110の下部から飛び出した状態である。また、基台1110とコネクタピン186の下部との間はケーブル187で接続されているため、当該ケーブル187も基台1110の下部から飛び出した状態である。従って、基台1110の下部において、省スペース化が難しい。参考例の給電端子181の近傍では、RF信号が矢印75,76に示すように、基台1110からケーブル187を介してコネクタピン186に流れる。その後、RF信号は、矢印77に示すように、コネクタピン186から、第2の端子181b、撚線181c及び第1の端子181aを介して端子33aへと流れ、矢印78に示すように、バイアス電極33へと流れる。
[変形例]
上記の実施形態では、基台1110及びコネクタ82を介して、基台1110に印加されたバイアスRF信号をバイアス電極33に供給するため、コネクタ82を導電性部材として、基台1110と給電端子81との間が導通していたが、基台1110及びコネクタ82を介さずに直流又は交流信号を供給する場合は、基台1110と給電端子81との間を絶縁してもよい。この場合について変形例として説明する。なお、変形例におけるプラズマ処理装置は上述の実施形態と同様であるので、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
変形例では、例えば、コネクタ82がPEEK(Poly Ether Ether Ketone)材等の樹脂、つまり、非導電性部材で形成される。図2に示すように、給電端子81の第2の端子81bは、コネクタ82の貫通孔86において、バネ状部材84にて支持されるため、コネクタ82が非導電性部材であれば、基台1110と給電端子81との間を絶縁することができる。この場合、基台1110と給電端子81との間での放電を抑制するために、貫通孔80の内面には絶縁膜を形成することが好ましい。また、変形例では、給電端子81の下端部81fに、図示しない給電ケーブルが接続される。変形例は、例えば、静電電極1111bに直流電圧を印加する場合や、図示しないヒータ電極に直流又は低周波の交流電力を供給する場合に適用することができる。また、変形例は、例えば、400kHz等の周波数が低いRF信号を供給する場合にも適用することができる。つまり、変形例では、基台1110に供給するRF信号と、バイアス電極33に供給するRF信号とを異なるRF信号(周波数、波形、電力レベル等が異なる。)とすることができる。
以上、本実施形態によれば、基板処理装置(プラズマ処理装置1)の基板支持部11は、上面から下面までを貫通する貫通孔80が形成され、貫通孔80aと連通するザグリ部80bが下面に形成された基台1110と、基台1110の上部に配置され、基板支持面(中央領域111a)及びリング支持面(環状領域111b)を備える静電チャック1111と、静電チャック1111内に配置される電極(バイアス電極33)と、貫通孔80内に配置され、電極と電気的に接続される第1の端子81aと、貫通孔80a及びザグリ部80b内に配置される第2の端子81bと、第1の端子81aに設けられた凹部81dと第2の端子81bに設けられた凹部81eに、それぞれ篏合し、第1の端子81aと第2の端子81bとを電気的に接続する撚線81cと、ザグリ部80b内に配置され、第2の端子81bとの接触を維持しつつ第2の端子81bを移動可能に支持するコネクタ82とを有する。その結果、給電端子81の撚線81cの断線を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、コネクタ82は、該コネクタ82の中心部に設けた貫通孔86の内周面に環状の凹部82aを設け、環状の凹部82a内に配置したバネ状部材84で第2の端子21bを支持する。その結果、給電端子81とコネクタ82との導通を維持しつつ、撚線81cへの負荷を低減させることができる。
また、本実施形態によれば、基台1110、コネクタ82及びバネ状部材84は、導電性部材であり、電極と基台1110とは、第1の端子81a、撚線81c、第2の端子81b、バネ状部材84及びコネクタ82を介して、電気的に接続される。その結果、基台1110の下面にパーツを飛び出させることなく、基台1110から静電チャック1111内の電極にRF信号を供給することができる。
また、本実施形態によれば、バネ状部材84は、銅合金で形成され、表面が銀メッキされている。その結果、コネクタ82から給電端子81へとRF信号を流すことができる。
また、変形例によれば、基台1110は、導電性部材であり、コネクタ82は、非導電性部材であり、基台1110と、第1の端子81a、撚線81c及び第2の端子81bとは、絶縁されている。その結果、基台1110に接続される電源と異なる電源、例えば直流電源や低周波のRF電源から静電チャック1111内の電極に電力を供給することができる。
また、本実施形態及び変形例によれば、コネクタ82は、基台1110の下部に設けられたネジ83により基台1110に固定される。その結果、給電端子81を移動可能な状態で基台1110に固定することができる。
また、本実施形態及び変形例によれば、コネクタ82は、銅で形成され、表面が銀メッキされている。その結果、基台1110から給電端子81へとRF信号を流すことができ、銅汚染を抑制することができる。
また、本実施形態及び変形例によれば、第1の端子81a、撚線81c及び第2の端子81bは、銅で形成され、表面が銅無垢面である。その結果、コネクタ82から静電チャック1111内の電極へとRF信号を流すことができる。
また、本実施形態及び変形例によれば、第1の端子81a、撚線81c及び第2の端子81bは、銅で形成され、表面が非磁性体でメッキされている。その結果、コネクタ82から静電チャック1111内の電極へとRF信号を流すことができ、銅汚染を抑制することができる。
また、本実施形態及び変形例によれば、第1の端子81a、撚線81c及び第2の端子81bは、非磁性体で形成されている。その結果、コネクタ82から静電チャック1111内の電極へとRF信号を流すことができる。
また、本実施形態及び変形例によれば、電極と第1の端子81aとは、銀ろう材を用いて電気的に接続される。その結果、給電端子81から静電チャック1111内の電極へとRF信号を流すことができる。
また、本実施形態及び変形例によれば、貫通孔80の内面は、絶縁膜が形成されている。その結果、基台1110と給電端子81との間での放電を抑制することができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形体で省略、置換、変更されてもよい。
なお、上記した実施形態では、給電端子81の接続先の電極として、バイアス電極33を挙げたが、これに限定されない。例えば、静電チャック1111内の電極であれば、静電電極1111bや図示しないヒータ電極に接続してもよい。
また、上記した実施形態では、プラズマ源として容量結合型プラズマを用いて基板Wに対してエッチング等の処理を行うプラズマ処理装置1を例に説明したが、開示の技術はこれに限られない。プラズマを用いて基板Wに対して処理を行う装置であれば、プラズマ源は容量結合プラズマに限られず、例えば、誘導結合プラズマ、マイクロ波プラズマ、マグネトロンプラズマ等、任意のプラズマ源を用いることができる。
なお、本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)
上面から下面までを貫通する貫通孔が形成され、前記貫通孔と連通するザグリ部が前記下面に形成された基台と、
前記基台の上部に配置され、基板支持面及びリング支持面を備える静電チャックと、
前記静電チャック内に配置される電極と、
前記貫通孔内に配置され、前記電極と電気的に接続される第1の端子と、
前記貫通孔及び前記ザグリ部内に配置される第2の端子と、
前記第1の端子に設けられた凹部と前記第2の端子に設けられた凹部に、それぞれ篏合し、前記第1の端子と前記第2の端子とを電気的に接続する撚線と、
前記ザグリ部内に配置され、前記第2の端子との接触を維持しつつ前記第2の端子を移動可能に支持するコネクタと、
を有する、基板支持部。
(2)
前記コネクタは、該コネクタの中心部に設けた貫通孔の内周面に環状の凹部を設け、前記環状の凹部内に配置したバネ状部材で前記第2の端子を支持する、
前記(1)に記載の基板支持部。
(3)
前記基台、前記コネクタ及び前記バネ状部材は、導電性部材であり、
前記電極と前記基台とは、前記第1の端子、前記撚線、前記第2の端子、前記バネ状部材及び前記コネクタを介して、電気的に接続される、
前記(2)に記載の基板支持部。
(4)
前記バネ状部材は、銅合金で形成され、表面が銀メッキされている、
前記(2)又は(3)に記載の基板支持部。
(5)
前記基台は、導電性部材であり、
前記コネクタは、非導電性部材であり、
前記基台と、前記第1の端子、前記撚線及び前記第2の端子とは、絶縁されている、
前記(2)に記載の基板支持部。
(6)
前記コネクタは、前記基台の下部に設けられたネジにより前記基台に固定される、
前記(1)~(5)のいずれか1つに記載の基板支持部。
(7)
前記コネクタは、銅で形成され、表面が銀メッキされている、
前記(1)~(6)のいずれか1つに記載の基板支持部。
(8)
前記第1の端子、前記撚線及び前記第2の端子は、銅で形成され、表面が銅無垢面である、
前記(1)~(7)のいずれか1つに記載の基板支持部。
(9)
前記第1の端子、前記撚線及び前記第2の端子は、銅で形成され、表面が非磁性体でメッキされている、
前記(1)~(7)のいずれか1つに記載の基板支持部。
(10)
前記第1の端子、前記撚線及び前記第2の端子は、非磁性体で形成されている、
前記(1)~(7)のいずれか1つに記載の基板支持部。
(11)
前記電極と前記第1の端子とは、銀ろう材を用いて電気的に接続される、
前記(1)~(10)のいずれか1つに記載の基板支持部。
(12)
前記貫通孔の内面は、絶縁膜が形成されている、
前記(1)~(11)のいずれか1つに記載の基板支持部。
(13)
処理容器と、
前記処理容器内に配置される基板支持部とを含み、
前記基板支持部は、
上面から下面までを貫通する貫通孔が形成され、前記貫通孔と連通するザグリ部が前記下面に形成された基台と、
前記基台の上部に配置され、基板支持面及びリング支持面を備える静電チャックと、
前記静電チャック内に配置される電極と、
前記貫通孔内に配置され、前記電極と電気的に接続される第1の端子と、
前記貫通孔及び前記ザグリ部内に配置される第2の端子と、
前記第1の端子に設けられた凹部と前記第2の端子に設けられた凹部に、それぞれ篏合し、前記第1の端子と前記第2の端子とを電気的に接続する撚線と、
前記ザグリ部内に配置され、前記第2の端子との接触を維持しつつ前記第2の端子を移動可能に支持するコネクタと、
を有する、
基板処理装置。
1 プラズマ処理装置
10 プラズマ処理チャンバ
11 基板支持部
33 バイアス電極
80,80a 貫通孔
80b ザグリ部
81 給電端子
81a 第1の端子
81b 第2の端子
81c 撚線
81d,81e 凹部
82 コネクタ
82a 凹部
83 ネジ
84 バネ状部材
111a 中央領域
111b 環状領域
1110 基台
1111 静電チャック

Claims (13)

  1. 上面から下面までを貫通する貫通孔が形成され、前記貫通孔と連通するザグリ部が前記下面に形成された基台と、
    前記基台の上部に配置され、基板支持面及びリング支持面を備える静電チャックと、
    前記静電チャック内に配置される電極と、
    前記貫通孔内に配置され、前記電極と電気的に接続される第1の端子と、
    前記貫通孔及び前記ザグリ部内に配置される第2の端子と、
    前記第1の端子に設けられた凹部と前記第2の端子に設けられた凹部に、それぞれ篏合し、前記第1の端子と前記第2の端子とを電気的に接続する撚線と、
    前記ザグリ部内に配置され、前記第2の端子との接触を維持しつつ前記第2の端子を移動可能に支持するコネクタと、
    を有する、基板支持部。
  2. 前記コネクタは、該コネクタの中心部に設けた貫通孔の内周面に環状の凹部を設け、前記環状の凹部内に配置したバネ状部材で前記第2の端子を支持する、
    請求項1に記載の基板支持部。
  3. 前記基台、前記コネクタ及び前記バネ状部材は、導電性部材であり、
    前記電極と前記基台とは、前記第1の端子、前記撚線、前記第2の端子、前記バネ状部材及び前記コネクタを介して、電気的に接続される、
    請求項2に記載の基板支持部。
  4. 前記バネ状部材は、銅合金で形成され、表面が銀メッキされている、
    請求項2に記載の基板支持部。
  5. 前記基台は、導電性部材であり、
    前記コネクタは、非導電性部材であり、
    前記基台と、前記第1の端子、前記撚線及び前記第2の端子とは、絶縁されている、
    請求項2に記載の基板支持部。
  6. 前記コネクタは、前記基台の下部に設けられたネジにより前記基台に固定される、
    請求項1~5のいずれか1つに記載の基板支持部。
  7. 前記コネクタは、銅で形成され、表面が銀メッキされている、
    請求項1に記載の基板支持部。
  8. 前記第1の端子、前記撚線及び前記第2の端子は、銅で形成され、表面が銅無垢面である、
    請求項1に記載の基板支持部。
  9. 前記第1の端子、前記撚線及び前記第2の端子は、銅で形成され、表面が非磁性体でメッキされている、
    請求項1に記載の基板支持部。
  10. 前記第1の端子、前記撚線及び前記第2の端子は、非磁性体で形成されている、
    請求項1に記載の基板支持部。
  11. 前記電極と前記第1の端子とは、銀ろう材を用いて電気的に接続される、
    請求項1に記載の基板支持部。
  12. 前記貫通孔の内面は、絶縁膜が形成されている、
    請求項1に記載の基板支持部。
  13. 処理容器と、
    前記処理容器内に配置される基板支持部とを含み、
    前記基板支持部は、
    上面から下面までを貫通する貫通孔が形成され、前記貫通孔と連通するザグリ部が前記下面に形成された基台と、
    前記基台の上部に配置され、基板支持面及びリング支持面を備える静電チャックと、
    前記静電チャック内に配置される電極と、
    前記貫通孔内に配置され、前記電極と電気的に接続される第1の端子と、
    前記貫通孔及び前記ザグリ部内に配置される第2の端子と、
    前記第1の端子に設けられた凹部と前記第2の端子に設けられた凹部に、それぞれ篏合し、前記第1の端子と前記第2の端子とを電気的に接続する撚線と、
    前記ザグリ部内に配置され、前記第2の端子との接触を維持しつつ前記第2の端子を移動可能に支持するコネクタと、
    を有する、
    基板処理装置。
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