JP2024008687A - 通信装置、制御方法、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 MU-MIMO通信において機械学習を用いて最適なユーザ選択を実現するためのデータ収集方法、学習データの使用方法を提供する。【解決手段】 チャネル行列情報、スループット情報、CQI情報、通信時の遅延情報、通信時のパケットロス率情報、他の通信装置の位置情報、前記他の通信装置の数、前記他の通信装置から受信する電波強度、前記他の通信装置が示す周囲のAPの電波状況または周囲の通信状況、前記他の通信装置が対応する周波数帯やチャネル、周囲のAPのcapability情報、通信時の帯域幅、MCS、所定の単位時間の間の前記情報のいずれかの情報の変動量、のうち一部あるいはすべての情報を学習データとして取得し、前記学習データを用いてMU-MIMO通信におけるユーザ選択に関する情報を計算し、当該情報に基づいて前記他の通信装置とMU-MIMO通信を実行する。【選択図】 図6

Description

本発明は、IEEE802.11規格に準拠した通信装置に関する。
無線LAN(Wireless Local Area Network、以下、WLAN)に関する通信規格としてIEEE802.11シリーズ規格が知られている。最新規格であるIEEE802.11be規格ではMulti-Link技術を用いて、高いピークスループットに加え、低遅延な通信を実現している(特許文献1)。
特開2018-50133号公報
IEEE802.11規格の後継規格では、AI(Artificial Intelligence)やML(Machine Learning)の導入が検討されている。
一方、IEEE802.11シリーズ規格では、複数のアンテナを用いて通信を行うMIMO(Multi Input Multi Output)という仕組みが用いられる。さらに、MIMOを複数の端末に対して実行するための手法として、MU-MIMO(Multi User―MIMO)という仕組みが用いられる。
MU-MIMOでは送信者が複数の受信者に対して、位相をずらした信号を同時に送信することで、複数の受信者に対して同時にMIMO通信を実行することができる。またMIMO通信において受信者が多数いる場合には、各受信者の伝搬路の状況に応じて、伝搬路の直行性が高い位相の割り当てをリアルタイムに選択して伝送するユーザ選択手法を行うこともできる。
当該ユーザ選択手法において、送信時に適用するユーザや通信パラメータの決定のために機械学習を用いることが考えられる。しかしながら従来、MIMO通信において適切なユーザ選択を推定する機械学習を実現するためのデータ収集方法、学習データの使用方法が存在しなかった。
上記課題を鑑み、本発明は、MU-MIMO通信において機械学習を用いて最適なユーザ選択を実現するためのデータ収集方法、学習データの使用方法を提供することを目的とする。
上記課題を鑑み、本発明の通信装置は、
チャネル行列情報、スループット情報、CQI情報、通信時の遅延情報、通信時のパケットロス率情報、他の通信装置の位置情報、前記通信装置と接続を確立する前記他の通信装置の数、前記通信装置と接続を確立する前記他の通信装置から受信する電波強度、前記通信装置が接続する前記他の通信装置が示す周囲のAPの電波状況、前記通信装置が接続する前記他の通信装置が示す周囲の通信状況、前記通信装置が接続する前記他の通信装置が対応する周波数帯やチャネル、周囲のAPのcapability情報、通信時の帯域幅、変調方式を表すMCSの情報、所定の単位時間の間の前記情報のいずれかの情報の変動量、のうち一部あるいはすべての情報を学習データとして取得する取得手段と、前記取得手段で取得した前記学習データを用いて、MU-MIMO通信におけるユーザ選択に関する情報を計算する計算手段と、前記計算手段で計算された前記ユーザ選択に関する情報に基づいて前記他の通信装置とMU-MIMO通信を実行する実行手段と
を有する。
本発明によれば、MU-MIMO通信において機械学習を用いて最適なユーザ選択を実現するためのデータ収集方法、学習データの使用方法を提供する。
ネットワーク構成例を示す図である。 AP・STAのハードウェア構成例を示す図である。 AP・STAを含めた機能ブロック図である。 入力データ、学習モデル、出力データから成る学習モデルを利用した構造の概念図である。 本発明におけるシステムのフローを示す図である。 本発明におけるシステムのフローの変形例を示す図である。 本発明のAPにおけるフローチャートを示す図である。 本発明のデータ収集サーバにおけるフローチャートを示す図である。 本発明の推定サーバにおける学習フェーズでのフローチャートを示す図である。 本発明の推定サーバにおける推定フェーズでのフローチャートを示す図である。 本発明におけるSTA report要求フレームの一例を示す図である。 本発明におけるSTA report返答フレームの一例を示す図である。 本発明におけるSTA reportの分類例を示す図である。
(実施形態1)
図1は、第一の実施形態にかかるネットワーク構成例を示す。図1の無線通信システムは、AP101と、STA102―1、STA102-2、データ収集サーバ105、推定サーバ106とを具備した無線ネットワークである。AP101は中継機能を有する点を除き、STAと同様の機能を有するため、STAの一形態である。
AP101は、IEEE802.11規格の無線通信方式に従って、各STA102と通信する。AP102が送信する信号が到達する範囲を示した円100の内部にあるSTAがAP101と通信可能である。本実施形態では、AP101と各STA102は、IEEE802.11規格に従って通信する。AP101は、各STA102と所定のアソシエーションプロセス等を介して無線リンク103、104を確立する。なお、無線リンクは1本でも3本以上でもよい。
AP101はインターネットを介してデータ収集サーバ105および推定サーバ106と接続する。AP101とデータ収集サーバ105、推定サーバ106との接続はどのようなものであってもよい。またSTAやAPの数は1以上であってもよい。
また、AP101とSTA102は、最大伝送速度46.08Gbpsを目標とするIEEE802.11be規格の後継規格であり、最大伝送速度として90Gbps-100Gbps超を目標とする後継規格に準拠した無線通信を実行可能に構成される。この当該802.11beの後継規格では、高信頼通信や低レイテンシ通信のサポートなどを新たに達成すべき目標として掲げている。上記を踏まえ、本実施形態では、IEEE802.11beの後継規格であり、最大伝送速度として90Gbps-100Gbps超を目標とする後継規格を、IEEE802.11HR(High Reliability)と仮称する。
なお、IEEE802.11HRという名称は後継規格で達成すべき目標や当該規格で目玉となる特徴を踏まえて便宜上設けられたものであり、規格が確定した状態において別の名称となりうる。一方、本明細書及び添付の特許請求の範囲は、本質的には、802.11be規格の後継規格であって、無線通信をサポートしうるすべての後継規格に適用可能であることに留意されたい。
図2に、本発明におけるAP・STAのハードウェア構成を示す。ハードウェア構成の一例として、記憶部201、制御部202、機能部203、計算部204、入力部205、出力部206、通信部207、及びアンテナ208を有する。
記憶部201はROMやRAM等のメモリにより構成され、後述する各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。なお、記憶部201として、ROM、RAM等のメモリの他に、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、DVDなどの記憶媒体を用いてもよい。また、記憶部201が複数のメモリ等を備えていてもよい。
制御部202は、例えばCPUやMPU等のプロセッサ、ASIC(特定用途向け集積回路)、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等により構成される。ここで、CPUはCentral Processing Unitの、MPUは、Micro Processing Unitの頭字語である。記憶部201に記憶されたプログラムを実行することにより、APを制御する。なお、制御部202は、記憶部201に記憶されたプログラムとOS(Operating System)との協働により、APを制御するようにしてもよい。また、制御部202がマルチコア等の複数のプロセッサから成り、APを制御するようにしてもよい。
また、制御部202は、機能部203を制御して、AP機能、撮像や印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部203は、APが所定の処理を実行するためのハードウェアである。
計算部204は、例えばGPUやTPUなどのプロセッサ、ASIC(特定用途向け集積回路)、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等により構成される。機械学習したものの推定演算や、機械学習自体を演算するためのハードウェアである。ここで、GPUはGraphical Processing Unit、TPUはTensor Processing Unitの頭文字である。これらのプロセッサは制御部202と共同で演算を行うため、一部演算を共有してもよい。GPUはデータをより多く並列処理することで効率的な演算を行うことができるので、ディープラーニングのような学習モデルを用いて複数回にわたり学習を行う場合にはGPUで処理を行うことが有効である。そこで本実施例では推定サーバの学習部による処理には制御部202に加えて計算部204にGPUを用いる。具体的には学習モデルを含む学習プログラムを実行する場合に、制御部202または計算部204が協働して演算を行うことで学習を行う。なお、学習部の処理は制御部202または計算部204のみにより演算が行われてもよい。また推定部も学習部と同様に計算部204を用いてもよい。
図1の例では、AP101とは別途、機械学習に用いるデータ収集サーバ、推定サーバを用意する例を示したが、AP101やSTA102自身が機械学習を行っても良い。
入力部205は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部206は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部206による出力とは、画面上への表示や、スピーカによる音声出力、振動出力等の少なくともひとつを含む。なお、タッチパネルのように入力部205と出力部206の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。
通信部207は、IEEE 802.11 HR規格に準拠した無線通信データの符号化・復号化・変復調の処理や、Wi-Fiに準拠した無線通信の制御や、IP(Internet Protocol)通信の制御をおこなう。さらに、通信部207はアンテナ208を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を行う。
また、機械学習に用いるデータ収集サーバ、推定サーバを、AP101やSTA102と別に用意する場合、当該サーバは所謂ノイマン型のコンピュータで構成される。より具体的には、サーバは制御部204に相当する1以上のメモリ及び1以上のプロセッサと、計算部204に相当するGPUやTPU等の演算リソースを有する。この場合、サーバのGPUやTPUは、機械学習した結果を用いた推定演算や、機械学習自体を演算するためのハードウェアとして動作する。
図3に、本発明における学習システムの機能ブロックを示す。
STA102はデータ送受信部312を有し、通信部207で収集した周囲の情報や自身の情報および記憶部201に蓄積した情報について通信部207およびアンテナ208を通して送受信する。データ記憶部311は記憶部201を使用する。
AP101はSTA102が送信するデータを受け取るデータ送受信部303を持っており、ここでAP101からSTA102へのデータ送信も行う。これらは通信部207やアンテナ208を用いる。このほか、データを記憶するデータ記憶部301を記憶部201に持っている。また、記憶部201および制御部202を展開し、通信関連データ管理部302を持つ。通信関連データ管理部302はデータ収集サーバや推定サーバと連携し、学習に必要な入力データの送信や、推定結果の受信およびその要求などを通信する。
データ収集サーバはAP101や他のAPから収集したデータをデータ記憶部321に蓄積する。また必要に応じて推定サーバに蓄積したデータをデータ収集/提供部322を使って送信する。
推定サーバはデータ収集サーバから得た入力情報及び結果データを受信し、学習データ生成部332および学習部333を使って学習モデルを生成する。生成した学習モデルはデータ記憶部331に記憶する。AP101から推定値の要求があれば、推定部334にて学習結果を用いて推定値を演算し、結果をAP101に返す。
なお、受け取った入力・出力データを元に学習モデルを生成したら、AP101に学習モデルごと送信してもよい。
図4は本実施形態の学習モデルを用いた入出力の構造を示す概念図である。
学習モデルの入力データとしては例えば、過去のチャネル行列情報、スループット情報、CQI情報、通信時の遅延情報、通信時のパケットロス率情報、STAの位置情報、APが接続するSTA数、自身が接続するSTAから受信する電波強度が挙げられる。ここでCQIは、Channel Quality Indicatorの略である。また学習モデルの入力データとして、APが接続するSTAが示す周囲のAPの電波状況や周囲の通信状況、APが接続するSTAの対応する周波数帯やチャネル、周囲のAPのcapability情報、通信時の帯域幅、変調方式を表すMCSなどが含まれてよい。ここでMCSはModulation and Coding Schemeの略である。あるいは、入力データとして例えば、アプリケーションの要求する通信スループットや通信遅延を用いてもよい。あるいは、入力データとして、上述の情報に関してある時刻を基準とした所定の単位時間の間における変動量、すなわち上述の情報の時系列データを用いても良い。データセットは例えば表1のようなものが考えられる。
Figure 2024008687000002
STAの位置情報は、AP101との相対的な距離および周囲のAPとの距離情報でもよいし、GPSで取得した位置情報などでもよい。例えば、N35°21.636‘、E138°43.640’、標高3775.6mなどの情報でもよい。また、現時点だけでなく、過去時点の所定の単位時間の間の移動データとしてもよい。あるいは、移動方向や移動速度といった情報であってもよい。周囲のAPとAP101との位置関係は、AP101と近い位置、例えば50m以内にあるAPを抽出し、各APとの相対距離や位置関係としてもよい。もしくはAP101が配置された場所の近くにある壁との距離などの情報であってもよい。周囲のAPの候補としては例えばSTAの位置情報で取得した座標に近い上位5つのAPとしてもよい。STAの位置情報から予測される5分後のSTA位置情報としてもよい。もしくは、AP101やSTA102が実際に電波を受信できているAPとしてもよい。その場合、AP101やサーバにて候補全てのうち、同じESSIDで動作するAPに絞ってもよい。
アプリケーションの要求する通信スループットおよび通信遅延は具体的数値であっても良いし、段階的なものであってもよい。通信遅延についても同様に具体的数値であっても良いし、段階的なものであっても良い。
過去のユーザ選択の結果は、学習時の結果データとして学習させたり、強化学習の報酬として利用したりしても良い。ユーザ選択の実施時に、通信スループットが上がったり通信遅延が下がったりした場合にユーザ選択が成功したと考え、そのユーザ選択を推奨あるいは報酬が高く設定されるように設計しても良い。ユーザ選択を推奨する指標としては、どちらか片方のみを考慮しても良いし、電波強度など異なる指標を使用しても良い。
学習の結果としては、ユーザ選択時に推定できる通信スループットや推定通信遅延の材料として用いる。ユーザ選択後の推定値と、現在の実データを比較し、ユーザ選択結果の良否を決定しても良い。現在より値に向上が見られると判断した場合、ユーザ選択結果を推奨する。また、この結果を学習用のデータとして蓄積しても良い。
なお、機械学習の具体的なアルゴリズムとしては、最近傍法、ナイーブベイズ法、決定木、サポートベクターマシンなどが挙げられる。あるいは、モンテカルロ法などの強化学習手法を用いても良い。また、ニューラルネットワークを利用して、学習するための特徴量、結合重み付け係数を自ら生成する深層学習(ディープラーニング)も挙げられる。あるいは、適宜、上記アルゴリズムのうち利用できるものを用いて本実施形態に適用することができる。
図5は図4で示した学習モデルの構造を利用した本発明を適用できるシステムの動作を説明する図である。
まず、AP101からSTA102にSTAデータのレポートを要求する(S501)。ここで要求するSTAデータとは、STAの周囲の環境や位置情報など図4で示した学習や推定に使用する入力データに用いる情報である。例えば、STAの位置情報、電波受信できた周囲のAPおよびその電波強度、Capability情報、AP101の電波受信強度などがある。
STAの102は、AP101から要求への返答として、STAデータのレポートを送信する(S502)。
図11、図12に、STAデータの収集について要求・応答する際に使用される新規に定義されたフレームの一例を示す。本実施形態ではS501でSTAデータのレポートを要求する際に新規に定義したSTA Report Requestを送信する。またSTA Report Requestに対する応答としてSTA Report Responseを新たに定義する。
S501の要求フレームはCategory1101、Radio Measurement Action1102、Number of Repetitions1104、SSID1105、STA Report Request Elements1106を含む。
Category1100には当該フレームがActionフレームであることを示す情報が格納される。IEEE802.11規格ではActionフレームを示す情報として「5」が格納されることが規定されている。
Radio Measurement Action1102には、図13に示す値が格納される。当該フィールドでは、図13に示す何れか種類の情報を求めているかを示す。機械学習について必要な情報を求める場合、当該フィールドに6を格納してSTA Report Requestであることを示す。
Number of Repetitions1104は、何回繰り返してレポートしてほしいかを示す値が格納される。
SSID1105は当該フレームを送信する装置がレポートしてほしいAPのSSIDを示す。
STA Report Request Elements1106は、これからSTA102に応答してほしい情報の種類を示す。例えばSTAの位置情報と周囲のAPのうち電波受信できているものの情報、および周囲のAPのCapability情報を受け取りたい場合はそれに該当するビットを1にして要求する。なお、S501で送信される要求は、例えばIEEE 802.11kで規定されているRadio Measurement Actionフレームを用いてもよい。Radio Mearurement Actionフレームの一例としてRadio Measurement Request、Link Measurement Request、Neighbor Report Requestなどを用いてもよい。
S502の応答フレームは図12に示すようにCategory1201、Radio Measurement Action1202、Number of Repetitions1204、STA Report Elements1205を含む。
Category1201に格納される情報は図11に示すものと同様であるため説明は省略する。
Radio Measurement Action1202にはSTA Report Requestに対する応答であるSTA Report Responseであることを示すために、当該フィールドに7を格納する。
Number of Repetitions1204、STA Report Elements1205に関しても図11と同様であるため説明は省略する。
STA Report Elements1205では要求された情報に合致する情報を付与して送信する。尚、S502で送信するレポートとして例えばRadio Measurement Actionフレームを用いてもよい。Radio Measurement Actionフレームの一例としてRadio Measurement Report、Link Measurement Report、Neighbor Report Responseなどを用いてもよい。
図5の説明に戻る。上記のようにしてAP101はSTA102から情報を集めると、自身が測定したデータを含めたものをメタデータとして推定サーバ106に送信する(S503)。推定サーバ106は入力データからユーザ選択をした際の通信スループットや通信遅延の推定値をAP101に返信する(S504)。AP101は受信した推定値および現在の実測値を元に、ユーザ選択を決定する。ここで決定されたユーザ選択をもとに、各STA102に対してMU-MIMO(Multi-User Multi Input Multi Output)通信を行う。
また、本実施形態ではSTAデータreport要求やSTAデータreport送信によって機械学習に用いる情報を取得する方法を示したが、これに限定されない。例えば、MU-MIMOにおけるチャネルサウンディングやキャリブレーションを実施して、そこで送受信する情報を機械学習に用いても良いし、機械学習の結果とともにその情報を用いてユーザ選択を実施しても良い。また、IEEE802.11規格で既に規定されているHT ActionフレームのMIMO Control fieldを通信することにより、機械学習に用いる情報を取得しても良く、機械学習の結果とともに当該情報を用いてユーザ選択を実施しても良い。上記例ではHT Actionフレームを用いたが、IEEE802.11規格で既に規定されているVHT ActionフレームのVHT MIMO Control field、EHT ActionフレームのEHT MIMO Control fieldを用いてもよい。
例として、図6にチャネルサウンディングを行う場合のシステムの動作を示す。まず、AP101からSTA102-1にNDP Announcementを送信する(S601)。STA102-1は、AP101からの要求への応答として、Compressed Beamformingを送信する(S602)。Compressed Beamformingを受け取ったAP101は、STA102-2にBeamforming Report Pollを送信する(S603)。STA102-2は、AP101からのこの要求への返答として、Compressed Beamformingを送信する(S604)。MIMO通信を行う対象のSTAからCompressed Beamformingを受け取ったAP102は、自身が測定したデータを含めたものをメタデータとして推定サーバ106に送信する(S605)。推定サーバ106は入力データからユーザ選択をした際の通信スループットや通信遅延の推定値をAP101に返信する(S606)。AP101は受信した推定値および現在の実測値を元に、通信する相手装置であるユーザ選択を決定する。ここで決定されたユーザ選択をもとに、各STA102に対してMU-MIMO通信を行う(S607)。
図7は学習および推定時に本発明のAPの記憶部201に記憶されているプログラムを制御部202が実行することによって行われる処理の流れを示すフローチャートである。この処理はAP101がSTAと接続開始後、一定間隔で開始する。AP101はSTA102に対してSTAデータを要求する(S701)。これは図5のS501によって実現する。次に要求に対する応答を受信する(S702)。次に、S702で受信したSTAデータにて推定サーバ106に対し、ユーザ選択の推定値を要求するかを判定する(S703)。S703において推定を要求しないと判定された場合、収集したメタデータをデータ収集サーバ105に送信する(S704)。S702において推定を要求すると判定された場合、メタデータのレポートを推定サーバ106に送信し(S705)、推定値に対する応答を受信する(S706)。S706で受信したユーザ選択結果に基づいてMU-MIMO通信を開始する(S707)。
図8は学習および推定時のデータ収集サーバ105の処理の流れを示すフローチャートである。この処理はデータ収集サーバ105が常に実行している。
データ収集サーバ105はAP101もしくは推定サーバ106からの要求を待ち受ける(S801)。S801において要求を受信すると、APからの要求であるか否かを判定する(S802)。すなわちS802では要求の送信元によって処理を変更する。S802において推定サーバ106からの要求であると判定された場合、学習のためのデータ一覧要求であると判断し、推定サーバに記録していたメタデータ一覧を送信する(S803)。S802においてAP101からの要求であると判定された場合、データ収集サーバ105へのメタデータ記録要求であると判断し、メタデータを記憶する(S804)。なお、判断基準は送信元アドレスでなくともよい。例えば要求フレーム内部に、要求内容が記載されていてもよい。
図9は学習時の推定サーバ106の処理の流れを示すフローチャートである。
推定サーバの学習は、定期的に実施してもよいし、AP101から推定要求があった後、推定値を出力後に実施してもよい。
推定サーバ106は、メタデータ一覧をデータ収集サーバ105に対して要求する(S901)。続いてデータ収集サーバ106からメタデータ一覧を受信したら(S902)、時系列データからユーザ選択結果を選定する(S903)。なお、本実施例において結果データにはユーザ選択後の通信スループットおよびユーザ選択後の通信遅延が入っているものとするが、これ以外でもよい。例えばユーザ選択結果後の各STAに対するMU-MIMO通信のチャネル行列であっても良い。また、入力データとしては継続したある期間中の全データであってもよい。例えば過去10分のデータについて、1分後ごとのデータをサンプリングし、集めたデータであってもよい。
ユーザ選択の結果やメタデータを学習モデルに入力し(S904)、学習を行う(S905)。当該処理を、学習データを入力し終えるまで繰り返す(S906)。
図10は推定時の推定サーバ106の処理の流れを示すフローチャートである。本処理は常に実行するものを想定している。
推定サーバ106はまずAP101から入力用のデータとユーザ選択推定値要求を受信したか否かを判定する(S1001)。
S1001において要求を受信したと判定された場合、入力データをもとに学習済みモデルに入力する(S1002)。このとき、受信したメタデータが入力データの形式と異なる場合には、学習用データ生成部332を使って入力データの形式に変換する。
推定サーバ106は続いて学習モデルから推定値を取得する(S1003)。取得した推定値をAP101に返信する(S1004)。
なお、図8の処理にて学習モデルを生成後、推定サーバからAP101など対象となるAPすべてに学習モデルごと配布していてもよい。この場合、本図の処理はAP101の内部で実施されることとなる。このとき、AP101はユーザ選択推定値を得た後、その推定値をもとにMU-MIMO通信を行う。
以上のようにしてIEEE802.11規格で規定されたフレームを用いつつ、APは接続を確立しているSTAの中からAIやMLを用いて適切なユーザ選択を行い、それに基づいてMU-MIMO通信を実施することができる。
尚、IEEE802.11HRといった規格名称並びにHR-SIG、HR-STF、HR-LTF等に代表される規格名称と同一文字列を含むフィールド名を構成する規格名称に相当する文字列の記載はこれに限定されるものではない。例えば、HRL(High ReLiability)でもよい。また、HRW(High Reliability Wireless)でもよい。また、VHT(Very High Reliability)でもよい。また、EHR(Extremely High Reliability)でもよい。また、UHR(Ultra High Reliability)でもよい。また、LL(Low Latency)でもよい。また、VLL(Very Low Latency)でもよい。また、ELL(Extremely Low Latency)でもよい。また、ULL(Ultra Low Latency)でもよい。また、HRLL(High Reliable and Low Latency)でもよい。また、URLL(Ultra-Reliable and Low Latency)でもよい。また、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Comminications)でもよい。例えば、UHRとする場合、フィールド名も当該規格を模したUHR-SIG、UHR-STF、UHR-LTF等、規格名称に対応する文字列で構成されたフィールド名となる。また、その他の別の名称であってもよい。
尚、上述の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体をシステムあるいは装置に供給し、システムあるいは装置のコンピュータ(CPU、MPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行するようにしてもよい。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述の実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は上述の装置を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSが実際の処理の一部または全部を行い、上述の機能を実現してもよい。OSとは、Operating Systemの略である。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードを、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込む。そして、そのプログラムコードの指示に基づき、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUが実際の処理の一部または全部を行い、上述の機能を実現してもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (4)

  1. 通信装置であって、
    チャネル行列情報、スループット情報、CQI(Channel Quality Indicator)情報、通信時の遅延情報、通信時のパケットロス率情報、前記通信装置と接続を確立する他の通信装置の位置情報、前記他の通信装置の数、前記他の通信装置から受信する電波強度、前記他の通信装置が示す周囲のAPの電波状況、前記他の通信装置が示す周囲の通信状況、前記他の通信装置が対応する周波数帯やチャネル、周囲のAPのcapability情報、通信時の帯域幅、変調方式を表すMCS(Modulation and Coding Scheme)の情報、所定の単位時間の間の前記情報のいずれかの情報の変動量、のうち一部あるいはすべての情報を学習データとして取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した前記学習データを用いて、MU-MIMO(Multi-User Multi Input Multi Output)通信におけるユーザ選択に関する情報を計算する計算手段と、
    前記計算手段で計算された前記ユーザ選択に関する情報に基づいて前記他の通信装置とMU-MIMO通信を実行する実行手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記情報はIEEE802.11規格に準拠したActionフレームによって通信されることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 通信装置の通信方法であって、
    チャネル行列情報、スループット情報、CQI情報、通信時の遅延情報、通信時のパケットロス率情報、前記通信装置と接続を確立する他の通信装置の位置情報、前記他の通信装置の数、前記他の通信装置から受信する電波強度、前記他の通信装置が示す周囲のAPの電波状況、前記他の通信装置が示す周囲の通信状況、前記他の通信装置が対応する周波数帯やチャネル、周囲のAPのcapability情報、通信時の帯域幅、変調方式を表すMCS、所定の単位時間の間の前記情報のいずれかの情報の変動量、のうち一部あるいはすべての情報を学習データとして取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した前記学習データを用いて、MU-MIMO通信におけるユーザ選択に関する情報を計算する計算工程と、
    前記計算工程で計算された前記ユーザ選択に関する情報に基づいて前記他の通信装置とMU-MIMO通信を実行する実行工程と
    を有することを特徴とする通信装置の通信方法。
  4. コンピュータを請求項1に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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