JP2024006492A - 通信装置、通信方法、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信装置が旧世代と新たな規格の両方をサポートする場合に、無線フレームのUniversal Signal Field(U-SIG)を用いて規格に対応する帯域幅の情報を通信する仕組みを提供する。【解決手段】 通信装置は、プリアンブルのU-SIGのPHY Version Identifier Fieldに0を指定した無線フレームと、前記PHY Version Identifier Fieldに1を指定した無線フレームを送信することができる。この通信装置は、前記PHY Version Identifier Fieldに対して1を格納し、且つ、前記Bandwidth Fieldに対して6より大きい値を格納した無線フレームを送信する場合、前記送信手段は、320Mhzより大きい帯域幅を使用して無線フレームを送信する。【選択図】 図4

Description

本発明は、無線LANにおける通信制御技術に関する。
無線LAN(Wireless Local Area Network)に関する通信規格として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格が知られている。IEEE802.11規格シリーズのうちの現在規格策定中のIEEE802.11be規格では、IEEE802.11ax規格よりスループットを向上させる方策の1つとして、周波数帯域幅の最大値を320MHzにすることが検討されている。なお、無線LANにおいて従来使用されている周波数幅は20MHz、40MHz、80MHz、160MHzの4通りである。
特開2018-050133号公報
これまで数多くの規格が策定されてきたように、今後も新たな規格が出現することが想定される。新たな規格において、通信のスループットを向上させるために、802.11be規格で検討中の320MHzを超える帯域幅を使用することが考えられる。
しかしながら、これまでの無線LANに対する規格において、320MHzより大きい周波数帯域幅で通信することを通知するための仕組みが定義されていない。更に、通信装置が、旧規格と新たな規格の両方をサポートする場合が考えられる。この場合に、通信装置と他の通信装置との間で、送信している無線フレームの世代の情報と、当該無線フレームがサポートしている周波数帯域幅の情報を効率的にプリアンブルで通知する仕組みが定義されていない。
本発明は上述の問題点の少なくとも1つを鑑みなされたものである。本発明の1つの側面としては、通信装置が旧世代と新規格の両方をサポートする場合に、Universal Signal Field(U-SIG)を用いて無線フレームの規格に対応する帯域幅の情報を通信できる仕組みを提供することを目的の1つとする。
本発明の1つの側面としての通信装置は、physical layers(PHY)のプリアンブルを有するIEEE802.11規格シリーズに準拠する無線フレームを送信する送信手段を有する通信装置であって、前記プリアンブルは、少なくともLegacy Signal Field(L-SIG)と、前記無線フレームにおいて前記L-SIGのよりも後に通信されるUniversal Signal Field(U-SIG)と、を含み、前記U-SIGには、前記無線フレームが準拠しているPHYのバージョンに関するPHY Version Identifier Fieldと、Bandwidth Fieldが含まれており、前記送信手段は、前記PHY Version Identifier Fieldに0を指定した無線フレームと、前記PHY Version Identifier Fieldに0より大きい特定の値を指定した無線フレームを送信することが可能であり、前記PHY Version Identifier Fieldに対して前記特定の値を格納し、且つ、前記Bandwidth Fieldに対して6より大きい値を格納した無線フレームを送信する場合、前記送信手段は、320Mhzより大きい帯域幅を使用して無線フレームを送信することを特徴とする通信装置。
本発明によれば、通信装置が旧世代と新たな規格の両方をサポートする場合に、無線フレームのUniversal Signal Field(U-SIG)を用いて規格に対応する帯域幅の情報を通信することができるようになる。
ネットワークの構成例を示す図である。 通信装置の機能構成例を示す図である。 通信装置のハードウェア構成例を示す図である。 通信装置において実行される処理の流れの例を示す図である。 EHT(GEN7) PPDU及びHR(GEN8) PPDUのPHYフレーム構造の例を示す図である。 PHY Version Identifierの変形例である。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでするものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(ネットワーク構成)
図1に、本実施形態の無線通信ネットワークの構成例を示す。本無線通信ネットワークは、1台のアクセスポイント(AP)と3台のステーション(STA)とを含んで構成される。なお、AP102とSTA103は、IEEE802.11EHT(Extremely High Throughput)に準拠しており、IEEE802.11EHT規格以前に策定された規格に準拠した無線通信を実行可能に構成される。IEEE802.11EHT規格はIEEE802.11be規格とも呼ばれる。また、本実施形態では、802.11be以前に策定されたIEEE802.11axを当該規格に対応する相互接続性の認証プログラムであるWi-Fi6になぞらえて第6世代規格やIEEE802.11GEN6と呼称する。また、あるいは単にGEN6とも呼称する。また、IEEE802.11be規格についても同様に対応する認証プログラムであるWi-Fi7(仮称)になぞらえて、第7世代規格やIEEE802.11GEN7、あるいは単にGEN7と呼称する。
また、AP102とSTA103は、最大伝送速度46.08Gbpsを目標とするIEEE802.11be規格の後継規格であり、最大伝送速度として90Gbps-100Gbps超を目標とする後継規格に準拠した無線通信を実行可能に構成される。当該802.11beの後継規格についても対応する認証プログラムであるWi-Fi8(仮称)になぞらえて、第8世代規格や、IEEE802.11GEN8、あるいは単にGEN8と呼称する。また、802.11beの後継規格では、高信頼通信や低レイテンシ通信のサポートなどを新たに達成すべき目標として掲げている。上記を踏まえ、本実施形態では、IEEE802.11beの後継規格であり、最大伝送速度として90Gbps-100Gbps超を目標とする後継規格を、IEEE802.11HR(High Reliability)とも呼称する。
なお、IEEE802.11HRという名称は後継規格で達成すべき目標や当該規格で目玉となる特徴を踏まえて便宜上設けられたものであり、規格が確定した状態において別の名称となりうる。一方、本明細書及び添付の特許請求の範囲は、本質的には、802.11be規格の後継規格であって、320Mhzを超える帯域幅を用いた無線通信をサポートしうるすべての後継規格に適用可能であることに留意されたい。
また、STA104は、IEEE802.11EHT(GEN7)規格に対応するが、IEEE802.11HR(GEN8)には対応しないSTAであるものとする。さらに、STA105は、IEEE802.11HR(GEN8)より後の通信規格に準拠するSTAであるものとする。ここでは、IEEE802.11HR(GEN8)より後の通信規格を便宜上IEEE802.11GEN9と呼称する。
以下では、特定の装置を指さない場合等において、参照番号を付さずに、アクセスポイントを「AP」と呼び、ステーション(端末)を「STA」と呼ぶ場合がある。なお、図1では、一例として1台のAPと3台のSTAとを含んだ無線通信ネットワークを示しているが、これらの通信装置の台数は、図示されるより多くても少なくてもよい。一例においては、STA同士の通信が行われる場合、APが存在しなくてもよい。図1では、AP102が形成するネットワークの通信可能範囲が円101によって示されている。なお、この通信可能範囲は、より広い範囲をカバーしてもよいし、より狭い範囲のみをカバーしてもよい。
(装置の構成)
図2は、通信装置(AP及びSTA)のハードウェア構成例を示す。通信装置は、そのハードウェア構成の一例として、記憶部201、制御部202、機能部203、入力部204、出力部205、通信部206、及びアンテナ207を有する。
記憶部201は、ROM、RAMの両方、または、いずれか一方により構成され、後述する各種動作を行うためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の各種情報を記憶する。なお、記憶部201として、ROM、RAM等のメモリの他に、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性のストレージデバイスなどの記憶媒体が用いられてもよい。
制御部202は、例えば、CPUやMPU等のプロセッサ、ASIC(特定用途向け集積回路)、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等により構成される。ここで、CPUはCentral Processing Unitの、MPUは、Micro Processing Unitの頭字語である。制御部202は、記憶部201に記憶されたプログラムを実行するとともに、ASIC等のハードウェア回路を動作させることで装置全体を制御する。なお、制御部202は、記憶部201に記憶されたプログラムとOS(Operating System)との協働により装置全体を制御するようにしてもよい。
また、制御部202は、機能部203を制御して、撮像や印刷、投影等の所定の処理を実行する。機能部203は、装置が所定の処理を実行するためのハードウェアである。例えば、装置がカメラである場合、機能部203は撮像部であり、撮像処理を行う。また、例えば、装置がプリンタである場合、機能部203は印刷部であり、印刷処理を行う。また、例えば、装置がプロジェクタである場合、機能部203は投影部であり、投影処理を行う。機能部203が処理するデータは、記憶部201に記憶されているデータであってもよいし、後述する通信部206を介して他のAPやSTAと通信したデータであってもよい。
入力部204は、ユーザからの各種操作の受付を行う。出力部205は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部205による出力とは、例えば、画面上への表示や、スピーカによる音声出力、振動出力等の少なくとも1つを含む。なお、タッチパネルのように入力部204と出力部205の両方を1つのモジュールで実現するようにしてもよい。
通信部206は、IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線通信の制御や、IP通信の制御を行う。本実施形態では、通信部206は、少なくともIEEE802.11be(GEN7)規格に準拠した通信処理を実行することができる。IEEE802.11HR(GEN8)、IEEE802.11GEN9規格に準拠した通信処理のサポートの可否は、前述したとおり、通信装置ごとに異なるものとする。
また、通信部206はアンテナ207を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を行う。装置は、通信部206を介して、画像データや文書データ、映像データ等のコンテンツを他の通信装置と通信する。アンテナ207は、例えば、サブGHz帯、2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯、及び7Ghz帯の少なくともいずれかを送受信可能なアンテナである。なお、アンテナ207によって対応可能な周波数帯(及びその組み合わせ)については特に限定されない。アンテナ207は、1本のアンテナであってもよいし、MIMO(Multi-Input and Multi-Output)送受信を行うための2本以上のアンテナのセットであってもよい。また、図2では、1本のアンテナ207が示されているが、例えばそれぞれ異なる周波数帯に対応可能な2本以上(2セット以上)のアンテナを含んでもよい。
図3に、通信装置(AP及びSTA)の機能構成例を示す。通信装置は、一例として、無線LAN制御部301、フレーム解析部302、フレーム生成部303、UI制御部304、記憶部305、及びアンテナ306を有する。
無線LAN制御部301は、他の無線LAN装置(例えば他のAPやSTA)との間で、アンテナ306を用いて、無線信号の送受信を行うための回路及びそれらを制御するプログラムを含んで構成される。無線LAN制御部301は、IEEE802.11規格シリーズに従って、フレーム生成部303において生成されたフレームの送信や、他の無線LAN装置からの無線フレームの受信等、無線LANの通信制御を実行する。フレーム解析部302は、無線LAN制御部301を介して受信された無線フレームを解析する。この解析は、無線フレームの先頭からの読み込みによって行われる。なお、フレーム解析部302は、後述のように、無線フレームの物理レイヤ(PHYのプリアンブル)を解析することにより、通信装置が準拠していない規格(バージョン)についての無線フレームを破棄するように動作しうる。これにより、通信装置は、自装置が準拠していな種類の無線フレームについて解析を早期に中断することができるため、消費電力を低減することができる。PHYはphysical layersの略である。
フレーム生成部303は、例えば他のAPやSTAへ送信するべきデータを含んだ無線フレームを生成する。フレーム生成部303は、自装置が準拠している規格に従って、また、場合によっては通信の相手装置が準拠している規格に従って、自装置と相手装置との通信が可能となる規格に準拠した無線フレームを生成する。例えば、通信装置がIEEE802.11HR(GEN8)に準拠しており、相手装置がIEEE802.11be(GEN7)に準拠する場合、IEEE802.11beに準拠した無線フレーム(EHT PPDU)が生成する。PPDUは、PLCP Protocol Data Unitの略であり、PLCPは、Physical Layer Convergence Protocolの略である。また、例えば、通信装置と相手装置の両方がIEEE802.11HR(GEN8)に準拠している場合、IEEE802.11HR(GEN8)に準拠した無線フレーム(HR(GEN8) PPDU)を生成する。フレーム生成部で生成されたフレームは無線LAN制御部301により送信される。
UI制御部304は、通信装置に対するユーザ操作を受け付けるためのタッチパネル又はボタン等のユーザインタフェース(UI)に関するハードウェア及びそれらを制御するプログラムを含んで構成される。なお、UI制御部304は、例えば、画像等の表示、又は音声出力等の、情報をユーザに提示するための機能をも有する。記憶部305は、通信装置が実行するプログラムや各種データを保存するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置を含んで構成される。
(処理の流れ)
続いて、上述のような通信装置が実行する処理の流れについて説明する。図4は、本実施形態に係る、IEEE802.11HR(GEN8)に準拠した通信装置(AP/STA)が実行する処理の流れの例を示している。
まず、通信機能が有効化された通信装置は、動作周波数帯域を決定する。この動作周波数帯域の決定は、APによって行われる。すなわち、通信装置がAPである場合は、通信装置のユーザ操作等によって動作周波数帯域が決定される。また、通信装置がSTAである場合は、接続先のAPによって決定された動作周波数帯域と同じ動作周波数帯域若しくは当該動作周波数帯域よりも狭い周波数帯域で動作することが決定される。なお、動作周波数帯域は、例えば、2.4GHz、5GHz、6GHz、7GHzのいずれかの周波数帯域のチャネルでありうるが、これ以外に使用可能な周波数帯域が存在する場合には、その周波数帯域のチャネルであってもよい。
続けて、図4を用いて周波数帯域決定後の処理について説明する。図4に示す処理は、周波数帯域の決定処理がなされ、他の通信装置と情報をやり取りしうる状態で繰り返し実行される無線フレームの送受信処理を示している。
S(ステップ)401において、通信装置は、無線フレームの送信を行うかどうかを判定する。無線フレームの送信を行うと判定した場合、処理をS402に進め、無線フレームの送信を行うと判定しなかった場合、処理をS412に進める。
S402において、通信装置は、無線フレームを送信する際に、その無線フレームが準拠すべき規格がIEEE802.11EHT(GEN7)であるかどうかを判断する。なお、通信装置は、例えば、自装置が準拠している規格と相手装置が準拠している規格とに基づいて、準拠すべき規格がIEEE802.11be(EHT)であるかどうかを判断する。例えば、通信装置がIEEE802.11HR(GEN8)に準拠しているが、相手装置がIEEE802.11EHT(GEN7)に準拠している場合、通信装置は、当該相手送信との通信にGEN7規格に準拠する無線フレームを使用すると判断する。
送信すべき無線フレームが準拠すべき規格がIEEE802.11EHT(GEN7)であると判断した場合、処理をS403に進め、送信すべき無線フレームが準拠すべき規格がEHT(GEN7)であると判断しなかった場合、処理をS405に進める。
S403において、通信装置は、無線フレーム内に規格の種類を示すフィールド(例えば後述のPHY Version Identifierフィールド)を構成し、当該フィールドにEHTを示す値として「0」を設定する。通信装置は、PHY Version Identifierフィールドを、IEEE802.11EHT(GEN7)以降の規格で共通に使用される予定のU-SIG(Universal Signal Field)の先頭に設ける。U-SIGの詳細については後述する。
続けて、S404において、通信装置は、通信相手先の受信能力と、自身の送信能力に基づき、送信帯域幅を決定する。ここで、IEEE802.11be(EHT)に準拠する無線通信で用いることが可能な最大の帯域幅は320Mhzである。従ってS404の決定処理においては、通信装置は、送信帯域幅として320Mhz以下の帯域幅を使用することを決定する。送信帯域幅の決定が完了すると、処理をS410に進める。
一方、S405において、通信装置は、無線フレームを送信する際に、その無線フレームが準拠すべき規格がIEEE802.HR(GEN8)であるかどうかを判断する。なお、通信装置は、例えば、自装置が準拠している規格と相手装置が準拠している規格とに基づいて、準拠すべき規格がIEEE802.11HR(GEN8)であるかどうかを判断する。例えば、通信装置と相手装置の両方がIEEE802.11HR(GEN8)に準拠している場合、通信装置は、当該相手送信との通信にIEEE802.11HR(GEN8)に準拠する無線フレームを使用すると判断する。また、相手装置がHR(GEN8)の後継規格(例えば1世代後のGEN9)に準拠しており、自身がHR(GEN8)には準拠しているがその後継規格に準拠していない場合も、通信装置は、IEEE802.11HR(GEN8)を使用すると判断する。
送信すべき無線フレームが準拠すべき規格がIEEE802.11HR(GEN8)であると判断した場合、処理をS406に進め、送信すべき無線フレームが準拠すべき規格がHR(GEN8)であると判断しなかった場合、処理をS408に進める。
S406において、通信装置は、無線フレーム内に規格の種類を示すフィールド(例えば後述のPHY Version Identifierフィールド)に、HR(GEN8)を示す値として「1」を設定する。
続けて、S407において、通信装置は、通信相手先の受信能力と、自身の送信能力に基づき、送信帯域幅を決定する。本実施形態では、IEEE802.11HR(GEN8)に準拠する無線通信で用いることが可能な最大の帯域幅の一例として640Mhzを想定している。従ってS407の決定処理においては、通信装置は、送信帯域幅として640Mhz以下の帯域幅を使用することを決定する。送信帯域幅の決定が完了すると、処理をS410に進める。
また、通信相手がEHT(GEN7)、及びHR(GEN8)規格のいずれにも準拠しない場合、すなわち、通信相手が旧世代の規格にのみ準拠している場合は、その旧世代の規格を使用することになる。この場合、S408において、通信装置は、通信相手先の受信能力と、自身の送信能力に基づき、送信帯域幅を決定する。IEEE802.11ax以前の規格に準拠する無線通信で用いることが可能な最大の帯域幅は160Mhzである。従ってS408の決定処理においては、通信装置は、送信帯域幅として160Mhz以下の帯域幅を使用することを決定する。S409において、通信装置は、802.11ax以前のレガシーフレームを生成し相手装置宛に送信する。
なお、本実施形態においては、後述するU-SIGに制御信号を格納するIEEE802.11EHT(GEN7)より前に策定された規格、すなわちIEEE802.11ax以前の規格に対応する無線フレームを便宜上レガシーフレームと呼ぶものとする。具体的には、S409において、通信装置はHE(High Efficiency)PPDUや、VHT(Very High Throughput)PPDUやHT(High Throughput)PPDUを送信する。
なお、図面では紙面の都合上、通信装置と、相手装置の両方がIEEE802.11HR(GEN8)の後継規格(例えば1世代後のGEN9)に準拠している場合を省略している。通信装置と相手装置の両方がGEN9規格等の後継規格に準拠している場合、通信装置は、当該後継規格に対応するバージョン情報が格納された、後継規格に対応するPPDUを送信する。
続けてS410において、通信装置は、U-SIGのBandWidth Fieldに前述の処理で決定した送信帯域幅に対応する値を指定する。
S411において、通信装置は、U-SIGを含むフレームを送信する。具体的には、S402でYesと判定した場合、通信装置は、Versionに0を指定し、Bandwidth FieldにS404で決定した送信帯域幅に対応する値を指定したU-SIGを含むEHT PPDUを生成する。続けて通信装置は、当該生成したEHT PPDUを、U-SIGに指定した送信帯域幅を用いて送信する。また通信装置は、S405でYesと判定した場合、通信装置は、Versionに1を指定し、Bandwidth FieldにS407で決定した送信帯域幅に対応する値を指定したU-SIGを含むHR(GEN8)PPDUを生成する。続けて通信装置は、当該生成したHR(GEN8)PPDUを、U-SIGに指定した送信帯域幅を用いて送信する。
以上説明した処理により、U-SIGのバージョンフィールドの指定状況に応じてPPDUのU-SIGに含める送信帯域幅の最大値を異ならせることができる。
続いて信号受信時の処理について説明する。S412において、通信装置は、相手装置から無線フレームを受信したか判断する。相手装置から無線フレームを受信した場合、処理をS413に進め、相手装置から無線フレームを受信していない場合、処理をS420に進める。なお、ここでの相手装置は、無線通信を行う相手装置のことを指し、例えば通信装置がAPである場合は、相手装置は接続中のSTAであり、通信装置がSTAである場合、相手装置は自装置に接続中のAPであるものとする。
S413において、通信装置は、受信した無線フレームがレガシーフレームであるか否かを判定する。前述した通り、本実施形態においてレガシーフレームとは、IEEE802.11a/b/g/n/ax規格に準拠する無線フレームのことを指す。通信装置は、受信した無線フレームがレガシーフレームであると判定した場合、処理をS414に進め、受信した無線フレームがレガシーフレームでないと判定した場合、処理をS415に進める。通信装置は、後述するL-SIGの後にL-SIGの繰り返しであるRL-SIGが含まれており、当該フレームに対応するLengthを被除数とし、除数を3とした場合の剰余演算の結果が0でない場合に、レガシーフレームでないと判定する。一方、RL-SIGが含まれていない場合や、前述の剰余演算の結果が0の場合、レガシーフレームであると判断する。
S414において、通信装置は、その無線フレームのプリアンブル及びデータを全て読み取って解釈する。通信装置のフレーム解析部302は、適宜プリアンブルのタイプを特定し、当該特定したプリアンブルのタイプに沿って以降のプリアンブルやデータを解析する。フレームを解析した結果として得られたデータ(MACフレームを含むMSDU)はデータリンク層やネットワーク層等の上位層に通知される。上位層は、適宜MACフレームやIPパケットを解釈して必要な処理を行う。例えば、通信装置がAPの場合、他のSTAへのデータ転送や、他のネットワーク(ゲートウェイ)へのデータ転送処理や、各種制御処理を行う。例えば、通信装置がSTAの場合、アプリケーション等へのデータの受け渡しや各種制御が行われる。通信装置は、受信した無線フレームに基づく各種処理が完了すると、処理をS420に進める。
続いて、S413でレガシーフレームでないと判定した場合、すなわち、IEEE802.11EHT(GEN7)規格以降の無線フレームである場合、通信装置はS415以降に示す処理を実行する。
一方、S415において、通信装置は、無線フレームのプリアンブルに含まれるU-SIGを解析し、バージョンが「0」を示しているかどうかを判定する。具体的には、U-SIGに含まれている規格の種類を示すフィールド(後述のPHY Version Identifierフィールド)に設定された値に「0」が設定されているかどうかを判定する。「0」が設定されている場合、処理をS416に進め、「0」が設定されていない場合、処理をS417に進める。「0」はEHT(GEN7)のPHYであることを意味しており、S415の判定処理は、無線フレームのバージョン(プリアンブルのバージョン)がEHT(GEN7)であるかどうかの判定ともいえる。
S416において、通信装置は、以降のプリアンブル及びデータがEHT(GEN7)に準拠しているとみなして、以降のプリアンブルやデータを解析する。フレームを解析した結果として得られたデータ(MSDU)はデータリンク層やネットワーク層等の上位層に通知され、上位層により適宜処理される。通信装置は、受信した無線フレームに基づく各種処理が完了すると、処理をS420に進める。
一方、S417において、通信装置は、S415の解析で得られたバージョンが「1」を示しているかどうかを判定する。具体的には、U-SIGに含まれている規格の種類を示すフィールド(後述のPHY Version Identifierフィールド)に設定された値に「1」が設定されているかどうかを判定する。「1」が設定されている場合、処理をS418に進め、「1」が設定されていない場合、処理をS419に進める。本実施形態において、「1」はHR(GEN8)のPHYであることを意味しており、S418の判定処理は、無線フレームのバージョン(プリアンブルのバージョン)がHR(GEN8)規格に準拠しているかどうかの判定ともいえる。
S418において、通信装置は、以降のプリアンブル及びデータがHR(GEN8)に準拠しているとみなして、以降のプリアンブルやデータを解析する。フレームを解析した結果として得られたデータ(MACフレームを含むMSDU)はデータリンク層やネットワーク層等の上位層に通知され、上位層により適宜処理される。通信装置は、受信した無線フレームに基づく各種処理が完了すると、処理をS420に進める。
一方、S419において、通信装置は、受信した無線フレームの解釈を中止するとともに、当該無線フレームを破棄する。これにより、通信装置が、対応していない規格の無線フレームを不必要に読み取り続けることを防ぎ、通信装置の消費電力の浪費を防ぐことができる。
なお、図面では紙面の都合上、通信装置がIEEE802.11HR(GEN8)の後継規格(例えば1世代後のGEN9)に準拠している場合を省略している。通信装置がGEN9に準拠している場合、当該後継規格に対応するバージョン情報(例えば、「2」)が格納された、後継規格に対応するPPDUを受信した場合にも解析処理並びにデータの解釈処理を行うように構成することができる。すなわち、通信装置がサポートするバージョンよりも新しいバージョンのPPDUを受信した場合に、無線フレームの読み取りを終了する処理を行うように構成すればよい。通信装置は、読取を終了した場合処理をS420に進める。
この処理の結果、通信装置は、自装置が対応していない規格に従って生成された無線フレームの読み取り(復号処理)を早期に終了することができ、無線フレームの読み取りに関連する消費電力を抑制することができる。
S420において、通信装置は、無線機能を停止するか否かを判断する。無線機能を停止すると判断した場合、一連の無線フレームの送受信制御を終了し、無線機能を停止すると判断しなかった場合、S401の処理に進み、フレーム送信やフレーム受信の処理を行う。具体的には、通信装置は、UI制御部304を介して、通信装置の電源をOFFにするユーザ操作を受け付けた場合に、無線機能を停止すると判断する。電源をOFFにするユーザ操作はハードウェアスイッチに対するユーザ操作であってもよいし、出力部に表示される図示省略のシャットダウン画面に表示されるシャットダウンのための表示アイテムに対するユーザ操作であってもよい。
続けて、図4の処理で送受信されるフレームの一例を説明する。APは、例えば、自装置が準拠する規格を示す情報を含んだBeaconフレームを含む無線フレームを生成して送出する。そして、STAは、そのBeaconフレームに基づいて、Probe Requestフレームを含む無線フレームを生成して送信する。そして、APは、そのProbe Requestフレームが、レガシーフレームであるか否か、レガシーフレームでない場合に自装置が対応している規格に従って生成されたかを当該無線フレームのプリアンブルに基づき判定する。APは、Probe Requestフレームがレガシーフレーム又は自装置が対応している規格に従って生成されているフレームである場合に、上位層であるMAC層での解析を行う。APは、このMAC層の解析によって、このフレームがProbe Requestフレームであることを認識し、Probe Responseフレームを送信することができる。一方、APは、プリアンブルの判定により、自装置が対応していない後継規格に従った無線フレームであると判定した場合、当該フレームを破棄する。なお、APは、MAC層での解析を行うことなくフレームを破棄するため、このフレームがProbe Requestフレームであることを認識していない。このため、APは、Probe Responseフレームを送信しない。
続けてIEEE802.11EHT(GEN7)及びHR(GEN8)に準拠した無線フレームの構成の一例を用いて説明する。図5(A)は、マルチユーザ通信用のEHT MU(Multi User)PPDUの例を示しており、図5(b)は、マルチユーザ通信用のHR(GEN8)MU(Multi User)PPDUの例を示している。
(EHT PPDUの説明)
図5(A)に示すEHT PPDUは、STF(Short Training Field)、LTF(Long Training Field)、SIG(Signal Field)の各フィールドを含む。図5(A)に示すように、PPDU先頭部には、IEEE802.11a/b/g/n/ax規格に対して後方互換性を確保するための、L(Legacy)-STF601、L-LTF602、及びL-SIG603を有する。なお、L-LTFはL-STFの直後に配置され、L-SIGはL-LTFの直後に配置される。さらに、L-SIGの直後にはRL-SIG(Repeated L-SIG、RL-SIG)が配置される。RL-SIGフィールドでは、L-SIGの内容が繰り返し送信される。RL-SIGは、IEEE802.11ax規格以降の規格に準拠したPPDUであることを受信者が認識可能とするものである。
L-STFは、PHYフレーム信号の検出、自動利得制御(AGC:Automatic Gain Control)やタイミング検出などに用いられる。L-LTFは、周波数・時刻の高精度な同期や伝搬チャンネル情報(CSI:channnel state information)取得等に用いられる。L-SIGは、データ送信率やPHYフレーム長の情報を含んだ制御情報を送信するために用いられる。IEEE802.11a/b/g/n/ax規格に従うレガシー機器やEHT(GEN7)以降の規格に従う機器は、上記各種レガシーフィールドを復号することができる。
PPDUは、さらに、RL-SIGの直後に配置されるU-SIG605(Universal Signal Field)を含む。U-SIGはIEEE802.11EHT(GEN7)以降の規格で共通に使用される予定の、各規格の制御情報を送信するためのフィールドである。U-SIGの直後には、EHT-SIGが配置される。EHT-SIGには、U-SIGに入りきれない制御情報や、マルチユーザ送信を行う際に各ユーザに通知すべき制御情報が含まれる。この、EHT-SIG606は、U-SIG内のEHT-SIG MCSフィールドに指定したMCSで変調される。
続いて、EHT-SIG606の後には、EHT用のSTFであるEHT-STF606、EHT用のLTFであるEHT-LTF607が配置される。EHT-LTFはMIMO推定やビームフォーミング推定等に用いられる情報である。MIMOのアンテナ数やビームフォーミングの要否に基づき複数個のEHT-LTFが配置されうる。最大8個のEHT-LTFが配置される。
図5(A)で説明したEHT MU PPDUでは、これらの制御用のフィールドの後にデータフィールド609と、Packet Extentionフィールド610が配置される。このPPDUのL-STFからEHT-LTFまでのフィールドが、PHYプリアンブルと呼ばれる。
続いて、図5(A)で説明したEHT MU PPDUに含まれるU-SIG605について、表1、表2を用いて説明する。
U-SIGは、2つのシンボル(U-SIG1とU-SIG2)から構成され、各シンボルには25ビットの情報が格納される。表1は、U-SIG1のフォーマットを示しており、表2はU-SIG2のフォーマットを示している。
本実施形態では、EHT(GEN7)のPPDU、及び後継規格のHR(GEN8)のPPDU、更に後継規格のGEN9のPPDUのいずれのプリアンブルにも共通で使用されるU-SIG1及びU-SIG2が含まれるものとする。そして、各フレーム(PPDU)のU-SIG1の先頭3ビットには、共通して無線フレームのバージョン(PHY Clausesとも呼ぶ)を区別するための情報を格納するサブフィールドが含まれるものとする。一方、U-SIG1のB4~B25、U-SIG2のB0-B15には規格毎にカスタマイズされた制御情報を格納するサブフィールドが含まれているものとする。
Figure 2024006492000002
Figure 2024006492000003
通信装置は、図4で説明した処理に基づき、IEEE802.11EHT(GEN7)規格に準拠する無線フレームを生成して送信する場合、表1の「PHY Version Identifier」サブフィールドに0を格納する。具体的には、通信装置は、U-SIGのヘッダ部分(0ビット目)から2ビット目までの領域(B0-B2)である「PHY Version Identifier」サブフィールドに0を格納する。また、通信装置は、表1の3ビット目から5ビット目までの3ビットの領域(B3-B5)の「Bandwidth」サブフィールドに320Mhz以下の特定の帯域幅に対応する値、即ち1-5のいずれかの値を格納する。いずれの値を格納するかはS404で決定した送信帯域幅に基づき決定される。また、通信装置は、U-SIG2の「EHT-SIG MCS」サブフィールドに、通信条件などに基づき決定したEHT-SIGの変調に使用するEHT用のMCSを格納する。MCSは、Modulation Coding Schemeの略である。通信装置が生成して送信したEHT PPDUを受信した他の通信装置は、「EHT-SIG MCS」サブフィールドに設定されたEHT用のMCSに基づき、EHT-SIGの符号化・変調方式を特定する。続けて他の通信装置は、当該特定した符号化・変調方式でEHT-SIGが変調されているとみなして、EHT-SIGの復調を試みる。
また、通信装置は通信条件等にもとづきその他のサブフィールドに格納すべき値を決定し、適宜U-SIG1/2のその他のサブフィールドに値を格納する。なお、EHT規格のU-SIG1とU-SIG2はBPSKコンスタレーションで変調されるものとする。
なお、本実施形態では、通信装置が送受信するEHT PPDUの一例としてMU PPDUを例示したが、通信装置が送受信するEHT PPDUにはこれに限定されるものではない。例えば、APから送信されたトリガフレームへの応答としてSTAから送信されるEHT TB(Trigger Based)PPDUも通信装置間でやりとりされる。
EHT TB PPDUは、EHT-SIGを含まない点と、U-SIG2のB3-15に格納される情報の取り扱いが異なる点、EHT MU PPDUと相違がある。その一方でU-SIG1のB0-B19に格納される情報はEHT MU PPDUと同様である。
これを踏まえ、EHT TB PPDUを送信するSTAは、EHT TB PPDUを送信する場合においてもU-SIG1のB0-2にバージョンを示す情報として「0」を格納し、B3-5に送信帯域幅に対応する情報を格納したPPDUを送信すればよい。
(HR(GEN8)PPDUの説明)
次に、図5(B)を用いてIEEE802.11EHT(GEN7)の後継規格であるIEEE802.11HR(GEN8)のPPDUの構成について説明する。図5(A)で説明したEHT PPDUと同様の構成については適宜説明を省略する。
HR(GEN8)PPDUは、EHT PPDUと同様の、L-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIGを含む。また、HR(GEN8)PPDUは、RL-SIGの直後に配置されるU-SIG615(Universal Signal Field)を含む。U-SIG615の直後には、HR-SIG616が配置される。HR-SIG616には、U-SIGに入りきれない制御情報や、HR(GEN8)規格によるマルチユーザ送信を行う際に各ユーザに通知すべき制御情報が含まれる。この、HR-SIG616は、U-SIG内のHR-SIG MCSフィールドに指定したMCSで変調される。
続いて、HR-SIG616の後には、HR(GEN8)用のSTFであるHR-STF617、HR(GEN8)用のLTFであるHR-LTF618が配置される。HR-LTF617はMIMO推定やビームフォーミング推定等に用いられる情報である。MIMOのアンテナ数やビームフォーミングの要否に基づき複数個のHR-LTFが配置されうる。
HR(GEN8)MU PPDUでは、これらの制御用のフィールドの後にデータフィールド619と、Packet Extentionフィールド620が配置される。このPPDUのL-STFからHR-LTFまでのフィールドが、PHYプリアンブルと呼ばれる。
続いて、図5(B)で説明したHR(GEN8)MU PPDUに含まれるU-SIG615について、表3、表4を用いて説明する。
Figure 2024006492000004
Figure 2024006492000005
以下、EHT(GEN7)との差異がある部分について下線を付与している。なお、差異は一例であり、これに限定されるものではない。
HR(GEN8)MU PPDUのU-SIG1の先頭(0ビット目)から2ビット目までの3ビットの領域には、EHT MU PPDUと共通の「PHY Version Identifier」サブフィールドが配置される。
通信装置は、図4で説明した処理に基づき、IEEE802.11HR(GEN8)規格に準拠する無線フレームを生成して送信する場合、表3の「PHY Version Identifier」サブフィールドに1を格納する。また、表3の「Bandwidth」サブフィールドに640Mhz以下の特定の帯域幅に対応する値、即ち1-7のいずれかの値を格納する。EHT(GEN7)規格の場合との相違点は、「6」が480Mhz幅に対応付けらえている点と「7」が640Mhz幅に対応づけられている点である。
いずれの値を格納するかはS404で決定した送信帯域幅に基づき決定される。従って通信相手先と480Mhz幅や640Mhz幅の無線フレームをやり取りすることをプリアンブルで適切に通知することができるようになる。
また、HR(GEN8)規格に準拠するU-SIG2では、B9-10と、B11-15のフィールドがHR(GEN8)向けの別のフィールドに置き換わっている。
通信装置は、U-SIG2の「HR-SIG MCS」サブフィールドに、通信条件などに基づき決定したHR-SIGの変調に使用するHR(GEN8)用のMCSを格納する。通信装置が生成したEHT PPDUを受信した他の通信装置は、「HR-SIG MCS」サブフィールドに設定されたHR(GEN8)用のMCSに基づき、HR-SIGの符号化・変調方式を特定する。続けて他の通信装置は、当該特定した符号化・変調方式でHR-SIGが変調されているとみなして、HR-SIGの復調を試みる。
また、B11-B15の領域は、HR-SIGのシンボル数を示すサブフィールドに置き換わる。通信装置は、当該領域に、HR(GEN8)MU PPDUに含めるHR-LTF618のシンボル数から1を引いた値を設定する。
また、通信装置は通信条件等にもとづきその他のサブフィールドに格納すべき値を決定し、適宜HR(GEN8)用のU-SIG1/2のその他のサブフィールドに値を格納する。また、通信装置は、HR(GEN8)用のU-SIG1をBPSKで変調し、U-SIG2をQBPSKで変調してもよい。
なお、本実施形態では、通信装置が送受信するHR(GEN8)PPDUの一例としてHR(GEN8)MU PPDUを例示したが、通信装置が送受信するHR(GEN8)PPDUにはこれに限定されるものではない。例えば、APから送信されたトリガフレームへの応答としてSTAから送信されるHR(GEN8)TB(Trigger Based)PPDUも通信装置間でやりとりされる。
HR(GEN8)TB PPDUを送信するSTAは、HR(GEN8)TB PPDUを送信する場合においてもHR(GEN8)のU-SIG1のB0-2にバージョンを示す情報として「1」を格納する。また、HR(GEN8)のU-SIG1のB3-5に送信帯域幅に対応する情報を格納したPPDUを送信すればよい。
なお、本実施形態では、HR(GEN8)MU PPDUやHR(GEN8)TB PPDUのB3-5に送信帯域幅を示すBandwidthサブフィールドが配置されることを想定しているがこれに限定されるものではない。Bandwidthサブフィールドは、他の位置に配置されていてもよい。具体的には、U-SIG1のB4―B25、U-SIG2のB0-B15のいずれかの位置に3ビットのBandwidthサブフィールドは配置可能である。更に大きいサイズの周波数帯域幅の定義や、一部隣とオーバラッピングする周波数帯域幅の定義を行うことなどを見据えて、Bandwidthサブフィールドを4ビット以上に拡張することもできる。
(変形例)
本実施形態では、HR(GEN8)の無線フレームのバージョンを示す情報として「1」を例示したがこれに限定されるものではない。図6(A)、(B)を用いて説明する。HR(GEN8)規格と、EHT(GEN7)規格の間にEHT(GEN7)に多少の改良を加えたWave2規格やExtended規格などが策定される場合もある。この場合、EHT Wave2の規格策定において無線フレームの拡張が行われることも考えられる。EHT Wave2の規格策定において無線フレームの拡張が行われる可能性を踏まえ、図6(A)に示すようにEHT Wave2規格に準拠する無線フレームに「1」を対応付ける。そして、HR(GEN8)規格に準拠する無線フレームには「2」を対応付けるように変形することができる。この場合、通信装置は、S406の処理で「PHY Version Identifier」サブフィールドに「2」を設定するようにすればよい。また、通信装置は、S417の処理で、「PHY Version Identifier」サブフィールドに2が設定されている場合に、S418に処理を進めるようにすればよい。
このように、通信装置は、最大伝送速度として90Gbps-100Gbps超を目標とする後継規格であるHR(GEN8)規格の無線フレームを送信する際に、HR(GEN8)規格に対応する特定の値を送信するように構成すればよい。この場合、HR(GEN8)規格には、「1」以上の値であって、「7」以下の特定の値が対応付けられるものとする。
更に、U-SIG2の変調方式にBPSKのコンスタレーションを用いるか、QBPSKのコンスタレーションを用いるかといった制御を組み合わせて無線フレームのバージョンを特定するよう構成することもできる。この場合、例えば、図6(B)に示すようにU-SIG2がBPSKで変調されている場合にWave1の規格であると特定し、U-SIG2がQBPSKで変調されている場合にWave2の規格であると特定するように構成することができる。
尚、IEEE802.11HRといった規格名称並びにHR-SIG、HR-STF、HR-LTF、HR-SIG MCS等に代表される規格名称と同一文字列を含むフィールド名を構成する規格名称に相当する文字列部分の記載はこれに限定されるものではない。例えば、HRL(High ReLiability)でもよい。また、HRW(High Reliability Wireless)でもよい。また、VHT(Very High Reliability)でもよい。また、EHR(Extremely High Reliability)でもよい。また、UHR(Ultra High Reliability)でもよい。また、LL(Low Latency)でもよい。また、VLL(Very Low Latency)でもよい。また、ELL(Extremely Low Latency)でもよい。また、ULL(Ultra Low Latency)でもよい。また、HRLL(High Reliable and Low Latency)でもよい。また、URLL(Ultra-Reliable and Low Latency)でもよい。また、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Comminications)でもよい。例えば、UHRとする場合、フィールド名も当該規格を模したUHR-SIG、UHR-STF、UHR-LTF、UHR-SIG MCS等、規格名称に対応する文字列で構成されたフィールド名となる。また、その他の別の名称であってもよい。
また、本実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)
physical layers(PHY)のプリアンブルを有するIEEE802.11規格シリーズに準拠する無線フレームを送信する送信手段を有する通信装置であって、前記プリアンブルは、少なくともLegacy Signal Field(L-SIG)と、前記無線フレームにおいて前記L-SIGのよりも後に通信されるUniversal Signal Field(U-SIG)と、を含み、前記U-SIGには、前記無線フレームが準拠しているPHYのバージョンに関するPHY Version Identifier Fieldと、Bandwidth Fieldが含まれており、
前記送信手段は、前記PHY Version Identifier Fieldに0を指定した無線フレームと、前記PHY Version Identifier Fieldに0より大きい特定の値を指定した無線フレームを送信することが可能であり、前記PHY Version Identifier Fieldに対して前記特定の値を格納し、且つ、前記Bandwidth Fieldに対して6より大きい値を格納した無線フレームを送信する場合、前記送信手段は、320Mhzより大きい帯域幅を使用して無線フレームを送信することを特徴とする通信装置。
(構成2)
前記PHY Version Identifier Fieldに対して0を格納した無線フレームを送信する場合、前記送信手段は320Mhz以下の帯域幅を使用して前記無線フレームを送信することを特徴とする構成1に記載の通信装置。
(構成3)
前記PHY Version Identifier Fieldに格納された値が0の場合、前記U-SIGを構成する前記Bandwidth Fieldは3ビットで構成され、前記PHY Version Identifier Fieldに格納された値が前記特定の値の場合、前記U-SIGを構成する前記Bandwidth Fieldは4ビット以上で構成されることを特徴とする構成1または2に記載の通信装置。
(構成4)
前記PHY Version Identifier Fieldに対して0が格納された無線フレームは、IEEE802.11be規格に準拠する無線フレームであることを特徴とする構成1乃至3のいずれか1つの構成に記載の通信装置。
(構成5)
前記U-SIGのヘッダである0ビット目から2ビット目までが、前記PHY Version Identifier Fieldであり、3ビット目から特定のビットまでが前記Bandwidth Fieldであることを特徴とする構成1乃至4のいずれか1つの構成に記載の通信装置。
(構成6)
通信装置によって実行される通信方法であって、physical layers(PHY)のプリアンブルを有するIEEE802.11規格シリーズに準拠する無線フレームを送信する送信工程を含み、前記プリアンブルは、少なくともLegacy Signal Field(L-SIG)と、前記無線フレームにおいて前記L-SIGのよりも後に通信されるUniversal Signal Field(U-SIG)と、を含み、前記U-SIGには、前記無線フレームが準拠しているPHYのバージョンに関するPHY Version Identifier Fieldと、Bandwidth Fieldが含まれており、前記送信工程では、前記PHY Version Identifier Fieldに0を指定した無線フレームと、前記PHY Version Identifier Fieldに1を指定した無線フレームを送信することが可能であり、前記送信工程では、前記PHY Version Identifier Fieldに対して1を格納し、且つ、前記Bandwidth Fieldに対して6より大きい値を格納した無線フレームを送信する場合、320Mhzより大きい帯域幅を使用して無線フレームを送信することを特徴とする通信方法。
(構成7)
コンピュータを、構成1から5のいずれか1つの構成に記載の通信装置として機能させるためのプログラム。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
102 AP
103~105 STA
302 制御部

Claims (7)

  1. physical layers(PHY)のプリアンブルを有するIEEE802.11規格シリーズに準拠する無線フレームを送信する送信手段を有する通信装置であって、
    前記プリアンブルは、少なくともLegacy Signal Field(L-SIG)と、前記無線フレームにおいて前記L-SIGのよりも後に通信されるUniversal Signal Field(U-SIG)と、を含み、
    前記U-SIGには、前記無線フレームが準拠しているPHYのバージョンに関するPHY Version Identifier Fieldと、Bandwidth Fieldが含まれており、
    前記送信手段は、前記PHY Version Identifier Fieldに0を指定した無線フレームと、前記PHY Version Identifier Fieldに0より大きい特定の値を指定した無線フレームを送信することが可能であり、
    前記PHY Version Identifier Fieldに対して前記特定の値を格納し、且つ、前記Bandwidth Fieldに対して6より大きい値を格納した無線フレームを送信する場合、前記送信手段は、320Mhzより大きい帯域幅を使用して無線フレームを送信することを特徴とする通信装置。
  2. 前記PHY Version Identifier Fieldに対して0を格納した無線フレームを送信する場合、前記送信手段は320Mhz以下の帯域幅を使用して前記無線フレームを送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記PHY Version Identifier Fieldに格納された値が0の場合、前記U-SIGを構成する前記Bandwidth Fieldは3ビットで構成され、前記PHY Version Identifier Fieldに格納された値が前記特定の値の場合、前記U-SIGを構成する前記Bandwidth Fieldは4ビット以上で構成されることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記PHY Version Identifier Fieldに対して0が格納された無線フレームは、IEEE802.11be規格に準拠する無線フレームであることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記U-SIGのヘッダである0ビット目から2ビット目までが、前記PHY Version Identifier Fieldであり、3ビット目から特定のビットまでが前記Bandwidth Fieldであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 通信装置によって実行される通信方法であって、
    physical layers(PHY)のプリアンブルを有するIEEE802.11規格シリーズに準拠する無線フレームを送信する送信工程を含み、
    前記プリアンブルは、少なくともLegacy Signal Field(L-SIG)と、前記無線フレームにおいて前記L-SIGのよりも後に通信されるUniversal Signal Field(U-SIG)と、を含み、
    前記U-SIGには、前記無線フレームが準拠しているPHYのバージョンに関するPHY Version Identifier Fieldと、Bandwidth Fieldが含まれており、
    前記送信工程では、前記PHY Version Identifier Fieldに0を指定した無線フレームと、前記PHY Version Identifier Fieldに1を指定した無線フレームを送信することが可能であり、
    前記送信工程では、前記PHY Version Identifier Fieldに対して1を格納し、且つ、前記Bandwidth Fieldに対して6より大きい値を格納した無線フレームを送信する場合、320Mhzより大きい帯域幅を使用して無線フレームを送信することを特徴とする通信方法。
  7. コンピュータを、請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置として機能させるためのプログラム。
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