JP2024006274A - 光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】出射する光の高出力化を容易に図ることができる光モジュールを提供する。【解決手段】光モジュールは、結晶基板から構成されており、第1の光源から出射される第1の光と、第2の光源から出射され、第1の光と同じ色の第2の光と、を合波して出射する光合波器を備える。光合波器は、第1の方向に延び、第1の光が通る第1導波路と、第1の方向に延び、結晶基板の厚さ方向に見て第1導波路と隣り合って配置され、第2の光が通る第2導波路と、第1の方向において第1導波路と第2導波路とが合流し、第1の光と第2の光とが合波された第1合波光が通る第1合波路と、第2導波路の一部に電界をかける一対の第1電極と、第1合波光を増幅するように、一対の第1電極に印加する電圧を調整する第1電圧印加機構と、を含む。【選択図】図2

Description

本開示は、光モジュールに関するものである。
基板の一方の表面付近に光導波路を有する高速光変調器が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示の光変調器は、光導波路を形成した面上に、中心導体と接地導体で構成される変調電極を備える。そして、変調電極の信号波によって発生する、基板内の電気力線の量と、基板外の電気力線の量との比の大きさによって、変調電極の信号波に対する実効屈折率の大きさを、光導波路の光に対する実効屈折率の大きさに近づけるように、変調電極の厚さを形成している。また、互いに異なる波長の光を出力する複数の励起光源と、各励起光源から出力された光を合波する波長合成器とを有する波長合波モジュールが開示されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に開示の波長合波モジュールは、励起光源から出射される光の偏光度を零に近づけるデポライザを設けることとしている。
特開平1-91111号公報 特開2002-31735号公報
半導体レーザを用いた光モジュールについては、半導体チップから出射される光が光源として用いられる。一つの半導体チップから出射される光の出力には限界がある。より高出力の光を容易に得ることが求められる。
そこで、出射する光の高出力化を容易に図ることができる光モジュールを提供することを目的の1つとする。
本開示に従った光モジュールは、結晶基板から構成されており、第1の光源から出射される第1の光と、第2の光源から出射され、第1の光と同じ色の第2の光と、を合波して出射する光合波器を備える。光合波器は、第1の方向に延び、第1の光が通る第1導波路と、第1の方向に延び、結晶基板の厚さ方向に見て第1導波路と隣り合って配置され、第2の光が通る第2導波路と、第1の方向において第1導波路と第2導波路とが合流し、第1の光と第2の光とが合波された第1合波光が通る第1合波路と、第2導波路の一部に電界をかける一対の第1電極と、第1合波光を増幅するように、一対の第1電極に印加する電圧を調整する第1電圧印加機構と、を含む。
上記光モジュールによると、出射する光の高出力化を容易に図ることができる。
図1は、本開示の実施の形態1に係る光モジュールの概略側面図である。 図2は、実施の形態1における光モジュールに含まれる光合波器の概略斜視図である。 図3は、図2に示す光合波器を含む光形成部の一部の概略平面図である。 図4は、第1の光と第2の光とを合波して第1合波光を出射する際の光合波器における光の進行状態を示す概念図である。 図5は、第2領域において第1電圧印加機構によって印加された電圧により生じた電界を示す概念図である。 図6は、本開示の実施の形態2における光モジュールに含まれる光合波器の一部を示す概略平面図である。 図7は、第2領域において第1電圧印加機構によって印加された電圧により生じた電界を示す概念図である。 図8は、本開示の実施の形態3における光モジュールに含まれる光合波器の一部を示す概略平面図である。 図9は、本開示の実施の形態4における光モジュールに含まれる光合波器の一部を示す概略平面図である。 図10は、本開示の実施の形態5における光モジュールに含まれる光合波器を示す概略平面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。本開示に係る光モジュールは、
(1)結晶基板から構成されており、第1の光源から出射される第1の光と、第2の光源から出射され、第1の光と同じ色の第2の光と、を合波して出射する光合波器を備える。光合波器は、第1の方向に延び、第1の光が通る第1導波路と、第1の方向に延び、結晶基板の厚さ方向に見て第1導波路と隣り合って配置され、第2の光が通る第2導波路と、第1の方向において第1導波路と第2導波路とが合流し、第1の光と第2の光とが合波された第1合波光が通る第1合波路と、第2導波路の一部に電界をかける一対の第1電極と、第1合波光を増幅するように、一対の第1電極に印加する電圧を調整する第1電圧印加機構と、を含む。
本発明者は、光モジュールから出射される光の高出力化について、以下のように検討した。まず、高出力化に際し、複数の光源から出射される光を合波することについて検討した。ここで、例えば2つの半導体レーザから出射させる光の偏光方向を直交させて合波することが考えられる。しかし、このような従来の構成では、偏光方向を調整する機器が必要となる上に、該機器の設置の微調整が必要であり、時間およびコストを要する。また、偏光方向を直交させるために偏向板に光を透過させる場合、出力損失が生じてしまう。さらに、2つの半導体レーザから出射される光までしか合波することができず、光の出力として不十分である場合がある。よって、このような手法は好ましくない。
本発明者は、光源から出射される光の導波路において、平面波の位相を合わせて合波すれば、出力が高くなると考えた。平面波の位相については、合波する際に位相がずれたままであると、それぞれの出力が相殺されることになり、高い出力を得ることができないことに着目した。そこで、合波する2つの光の位相を合わせるべく鋭意検討し、本願発明の構成を着想するに至った。
本開示の光モジュールによると、第1導波路を通る第1の光と、第2導波路を通る第2の光とを合波して第1合波光を形成し、出力することとしている。ここで、一対の第1電極を利用して、第1電圧印加機構により電圧を印加して第2導波路の途中に電界をかけ、光の屈折率を変えることにより第2導波路を通る第2の光の位相を第1の光の位相に合わせた後に合波することにより、第1合波光を増幅することとしている。そうすると、従来の構成のように2つの半導体レーザを合波する際に偏光方向を直交させる必要がなく、2つの半導体レーザの偏光方向がどのような関係にあっても、合波する2つの光の位相を合わせることで出射する光の高出力化が可能となる。この場合、3つ以上の光を合波することも可能である。したがって、このような構成によれば、出射する光の高出力化を容易に図ることができる。ここで、同じ色の光とは、中心波長帯域の差が10nm以内の光を指す。
(2)上記(1)において、結晶基板の材質は、LiNbO(ニオブ酸リチウム、LN)、LiTaO(タンタル酸リチウム、LT)、KTa1-xNb(KTN)、BaTiO(チタン酸バリウム)、KHPO(リン酸二水素カリウム)、NHPO(リン酸二水素アンモニウム)、KHAsO(ヒ素二水素カリウム)、RbHPO(リン酸二水素ルビジウム)およびNHAsO(ヒ素二水素アンモニウム)からなる群から選択される少なくともいずれか一つを含んでもよい。0<x<1の関係を有してもよい。このような材質の結晶基板によると、より確実に電気光学効果(ポッケルス効果)を得て、出射する光の高出力化を容易に図ることができる。
(3)上記(1)または(2)において、結晶基板における結晶の成長方向は、結晶基板の厚さ方向に垂直な方向であってもよい。一対の第1電極は、結晶基板の厚さ方向に見て、第2導波路を挟んで配置されてもよい。このようにすることにより、結晶の成長方向に応じて、より適切に第1電極による電界を第2導波路の途中にかけて、第2の光の位相を第1の光の位相に合わせて合流させることができる。したがって、効率的に出射する光の高出力化を図ることができる。
(4)上記(1)または(3)において、結晶基板における結晶の成長方向は、結晶基板の厚さ方向であってもよい。一対の第1電極のうちの一方は、結晶基板の厚さ方向に見て、第2導波路と重なって配置されてもよい。このようにすることにより、結晶の成長方向に応じて、より適切に第1電極による電界を第2導波路の途中にかけて、第2の光の位相を第1の光の位相に合わせて合流させることができる。したがって、効率的に出射する光の高出力化を図ることができる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、第1の光の偏光方向と、第2の光の偏光方向とは、同じであってもよい。2つの半導体レーザから出射させる光の偏光方向を直交させて合波する方法では、偏光方向を揃えた高出力の第1合波光を得ることはできなかった。しかし、このようにすることにより、偏光方向が揃えられた高出力の第1合波光を得ることができる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、光合波器は、第1の光と、第2の光と、第3の光源から出射され、第1の光と同じ色の第3の光と、を合波してもよい。光合波器は、第1の方向に延び、結晶基板の厚さ方向に見て第2導波路と隣り合って配置され、第3の光が通る第3導波路と、第1の方向において第1合波路と第3導波路とが合流し、第1合波光と第3の光とが合波された第2合波光が通る第2合波路と、第3導波路の一部に電界をかける一対の第2電極と、第2合波光を増幅するように、一対の第2電極に印加する電圧を調整する第2電圧印加機構と、を含んでもよい。このようにすることにより、第1合波光に第3の光を合流させて、第2合波光を合波することができ、出射する光のさらなる高出力化を図ることができる。
(7)上記(6)において、第1の光の偏光方向と、第2の光の偏光方向と、第3の光の偏光方向とは、同じであってもよい。このようにすることにより、偏光方向を揃えた第2合波光を得ることができる。
(8)上記(6)または(7)において、一対の第1電極のうちの一つと一対の第2電極のうちの一つとは、共通してもよい。このようにすることにより、装置構成のコンパクト化を図ることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
次に、本開示の光モジュールの一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
本開示の実施の形態1における光モジュールの構成について説明する。図1は、本開示の実施の形態1に係る光モジュールの概略側面図である。図1を参照して、本開示の実施の形態1に係る光モジュール10aは、いわゆるCANパッケージタイプであって、円板状の支持基体11aと、支持基体11aの厚さ方向の一方の主面上に配置されるキャップ12aと、キャップ12a内に配置され、光を形成する発光ユニットとしての光形成部13aと、複数のリードピン14aと、を備える。光形成部13aは、一点鎖線で概略的に図示している。キャップ12aには、光形成部13aにより形成された光を出射する出射窓(図示せず)が設けられている。光形成部13aは、複数の光源から出射される光を合波する光合波器20aを含む。光合波器20aは、二点鎖線で概略的に図示している。
図2は、実施の形態1における光モジュール10aに含まれる光合波器20aの概略斜視図である。図3は、図2に示す光合波器20aを含む光形成部13aの一部の概略平面図である。図2および図3において、光合波器20aにおいて合波された光である合波光が出射される方向をX方向とし、光合波器の厚さ方向をZ方向とし、X方向およびZ方向にそれぞれ直交する方向をY方向とする。
図1、図2および図3を参照して、光モジュール10aに含まれる光形成部13aは、第1の光源16aと、第2の光源16bと、光合波器20aと、ハーフミラー51aと、出力制御用受光素子52aと、フィードバック回路53aと、を含む。ハーフミラー51a、出力制御用受光素子52aおよびフィードバック回路53aは、光合波器20aによって合波される光の出力の調整に利用される。ハーフミラー51a等の構成については、後に詳述する。第1の光源16aおよび第2の光源16bは、概略的に図示しており、例えば、それぞれ半導体レーザが適用される。第1の光Lは、第1の光源16aから出射される。第2の光Lは、第2の光源16bから出射される。第1の光源16aおよび第2の光源16bは、Y方向に間隔をあけて配置される。第1の光源16aおよび第2の光源16bはそれぞれ、矢印Xで示す向きに光を出射する。第2の光源16bは、第1の光源16aと同じ色の光を出射することができる。例えば、第1の光源16aから出射される第1の光Lの色および第2の光源16bから出射される第2の光Lの色は共に、赤色である。第1の光源16aから出射される第1の光Lの偏光方向と、第2の光源16bから出射される第2の光Lの偏光方向とは、同じである。
光合波器20aは、結晶基板から構成されている。本実施形態においては、光合波器20aは、LiNbOから構成されている。また、光合波器20aを構成する結晶基板の結晶の成長方向は、結晶基板の厚さ方向(Z方向)に垂直な方向であり、本実施形態においては、結晶の成長方向は、Y方向である。
光合波器20aは、直方体形状であって、X方向の長さがY方向の長さよりも長い。光合波器20aは、X方向に間隔をあけて配置される第1端面21aおよび第2端面22aと、Y方向に間隔をあけて配置される第1側面23aおよび第2側面24aと、Z方向に間隔をあけて配置される上面25aおよび下面26aと、を含む。
光合波器20aは、第1の光Lが通る第1導波路31aと、第2の光Lが通る第2導波路31bと、を含む。第1導波路31aおよび第2導波路31bは共に、第1の方向であるX方向に延びている。第2導波路31bは、結晶基板の厚さ方向(Z方向)に見て、第1導波路31aと隣り合って配置される。第1導波路31aおよび第2導波路31bはそれぞれ、Z方向において上面25a側に設けられている。
第1導波路31aを通る第1の光Lは、第1端面21a側に配置される第1入射部27aから入射し、矢印Xで示す向きに進行し、第2端面22a側へ出射する。第2導波路31bを通る第2の光Lについても第1の光Lと同様に、第1端面21a側に配置される第2入射部27bから入射し、矢印Xで示す向きに進行し、第2端面22a側へ出射する。第1導波路31aおよび第2導波路31bはそれぞれ、互いに近づくように第1の方向に対して傾斜するよう長手方向の途中から曲げられている。そして、第1導波路31aと第2導波路31bとが交わる合流部32aにおいて、第1導波路31aと第2導波路31bとが合流して、第1合波路33aが形成される。第1合波路33aは、第1の方向に延びている。第1合波路33aの出射部29aが、第2端面22aに設けられている。すなわち、第1導波路31aを通る第1の光Lと第2導波路31bを通る第2の光Lとが合流部32aにおいて合流し、第1の光Lと第2の光Lとが合波された第1合波光Lが、第1合波路33aを通って第2端面22aから出射される。
第2導波路31bは、第1端面21a側から順に第1領域36a、第2領域37a、第3領域38a、第4領域39aを有する。光合波器20aは、一対の第1電極41a,42aと、第1電圧印加機構43aと、を含む。一対の第1電極41a,42aは、第2導波路31bの一部に電界をかける。具体的には、第2領域37aに相当する部分に、一対の第1電極41a,42aが設けられている。第3領域38aと第4領域39aとの境界に、合流部32aが配置される。本実施形態においては、一対の第1電極41a,42aはそれぞれ、Z方向に見て第2導波路31bを挟んで配置される。第1電圧印加機構43aは、第1合波光Lを増幅するように、一対の第1電極41a,42aに印加する電圧を調整する。第1電圧印加機構43aにより印加される電圧は、例えば、直流バイアス電圧である。
ここで、光合波器20aにより光を合波して出射する場合について説明する。図4は、第1の光Lと第2の光Lとを合波して第1合波光Lを出射する際の光合波器20aにおける光の進行状態を示す概念図である。図4において、境界Bから境界Bに至る領域を第1領域36aとし、境界Bから境界Bに至る領域を第2領域37aとし、境界Bから境界Bに至る領域を第3領域38aとし、境界Bから境界Bに至る領域を第4領域39aとする。
図4を併せて参照して、第1の光源16aから出射された第1の光Lは、第1入射部27aから光合波器20a内に入射する。第1の光Lは、第1導波路31aを通って矢印Xで示す向きに進行する。第2の光源16bから出射された第2の光Lは、第2入射部27bから光合波器20a内に入射する。第2の光Lは、第2導波路31bを通ってまず、第1領域36aにおいて、矢印Xで示す向きに進行する。そして、第2領域37aに至る。その後、第2の光Lは、第1電圧印加機構43aによって電圧が印加された一対の第1電極41a,42a間を通る。
図5は、第2領域37aにおいて第1電圧印加機構43aによって印加された電圧により生じた電界を示す概念図である。図5を併せて参照して、この場合、例えば、一方の電極、具体的には第1電極42aをグラウンド(0V)とし、他方の電極、具体的には第1電極41aにプラスの電圧が印加される。そうすると、第1電極41a,42aの間で、図5中の矢印Eで示す向きに電界がかかる。この場合、例えば、第1電極41aの表面56aおよび裏面57aからそれぞれ第1電極42aの表面58aおよび裏面59aのそれぞれに向かって電界がかかる。この時、第2導波路31bにおいても、特に結晶の成長方向であるY方向の電界の影響を受け、第2導波路31bを通る光の屈折率が変化する。すなわち、一対の第1電極41a,42aは、第2導波路31bの一部、具体的には第2領域37aにおいて電界がかけられて、第2領域37aにおける光の屈折率が、第2導波路31bの他の領域、例えば、第1領域36aの光の屈折率に対して変えられる。第2の光Lがこの第2導波路31bの第2領域37aを通る際に、第2の光Lの位相が第1の光Lの位相に合わせられる。この場合、第2の光Lの位相が第2領域37aを進行していくにつれて徐々に変更され、第2領域37aを通過する時点で、第2の光Lの位相と第1の光Lの位相とが、合わせられている。
その後、第2の光Lは、第3領域38aを進行し、合流部32aに至る。ここで、第1導波路31aを進行してきた第1の光Lと第2の光Lとが合波される。この場合、第1の光Lの位相と第2の光のL位相とが合わせられているため、合波された第1合波光Lは増幅される。増幅された第1合波光Lは、出射部29aから光合波器20a外に出射される。
なお、出射部29aから出射された第1合波光Lの進行方向の先に、ハーフミラー51aが配置されている。ハーフミラー51aは、第1合波光Lの進行方向に対して傾斜して配置されている。出射部29aから出射された第1合波光Lは、ハーフミラー51aによって一部が反射され、残部が透過する。ハーフミラー51aを透過した第1合波光Lは、光モジュール10a外へ出射される。本実施形態においては、第1合波光Lの一部の光Lは、ハーフミラー51aによって90度反射される。ハーフミラー51aによって反射された光Lは、出力制御用受光素子52aによって受光され、その光量が検出される。出力制御用受光素子52aによって受光された光Lの光量に基づいて、フィードバック回路53aにより印加する電圧が算出される。このようにして、第1電圧印加機構43aにフィードバックされた電圧の情報が伝えられ、印加する電圧が調整される。すなわち、出力制御用受光素子52aによって一部の光Lを受光して光量を検出し、この受光した光Lの光量に基づいて、フィードバック回路53aにより印加すべき電圧を算出し、第1電圧印加機構43aによる印加電圧を調整して第2の光Lの位相を第1の光Lの位相に合わせることができる。
このような光モジュール10aによると、第1導波路31aを通る第1の光Lと、第2導波路31bを通る第2の光Lとを合波して第1合波光Lを形成し、出力することとしている。ここで、一対の第1電極41a,42aを利用して、第1電圧印加機構43aにより電圧を印加して第2導波路31bの途中に電界をかけ、光の屈折率を変えることにより第2導波路31bを通る第2の光Lの位相を第1の光Lの位相に合わせた後に合波する。このようにすることにより、第1の光Lと第2の光Lとを合波した第1合波光Lの出力を増幅することとしている。そうすると、従来の構成のように2つの半導体レーザを合波する際に偏光方向を直交させる必要がなく、2つの半導体レーザの偏光方向がどのような関係にあっても、合波する2つの光の位相を合わせることで出射する光の高出力化が可能となる。したがって、このような構成によれば、出射する光の高出力化を容易に図ることができる。
本実施形態においては、結晶基板における結晶の成長方向は、結晶基板の厚さ方向に垂直な方向である。また、一対の第1電極41a,42aは、結晶基板の厚さ方向に見て、第2導波路31bを挟んで配置されている。よって、結晶の成長方向に応じて、より適切に第1電極41a,42aによる電界を第2導波路31bの途中、具体的には第2領域37aにかけて、第2の光Lの位相を第1の光Lの位相に合わせて合流させることができる。したがって、効率的に出射する光の高出力化を図ることができる。
本実施形態においては、第1の光Lの偏光方向と、第2の光Lの偏光方向とは、同じである。よって、偏光方向を揃えた第1合波光Lを得ることができる。すなわち、偏向板を用いた光の合波によると、偏光方向が直交した合波光しか得られないが、本実施形態においては、偏光方向が揃えられた高出力の第1合波光Lを得ることができる。また、本実施形態においては、1/2波長板と追加したり、半導体レーザを90度回転させて取り付けたりして、偏光方向を直交させて増幅させる必要がなくなる。つまり、光学部品を削減できたり、半導体レーザの取り付けを容易にすることができ、生産性を高めることができる。
(実施の形態2)
他の実施の形態である実施の形態2について説明する。図6は、本開示の実施の形態2における光モジュールに含まれる光合波器の一部を示す概略平面図である。実施の形態2における光モジュールは、基本的には実施の形態1の場合と同様の構成を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態2の光モジュールは、光合波器の構成において実施の形態1の場合とは異なっている。
図6を参照して、実施の形態2における光モジュールに含まれる光合波器20bは、一対の第1電極44a,45aと、第1合波光Lを増幅するように、一対の第1電極44a,45aに印加する電圧を調整する第1電圧印加機構46aと、を含む。第1電極44a,45aは、図6において、破線で示している。結晶基板における結晶の成長方向は、結晶基板の厚さ方向(Z方向)である。一対の第1電極44a,45aのうちの一方、本実施形態においては、第1電極44aは、結晶基板の厚さ方向に見て、第2導波路31bと重なって配置されている。具体的には、第1電極44aは、第2導波路31bよりも下面26a側(上面25aと反対側)に形成されている。第1電極45aは、第2側面24a側において第1電極44aに隣り合って配置される。
図7は、第2領域37aにおいて第1電圧印加機構46aによって印加された電圧により生じた電界を示す概念図である。図7を併せて参照して、この場合、例えば、一方の電極、具体的には第1電極45aをグラウンド(0V)とし、他方の電極、具体的には第1電極44aにプラスの電圧が印加される。そうすると、第1電極44a,45aの間で、図7中の矢印Eで示す向きに電界がかかる。この場合、例えば、第1電極44aの表面56bおよび裏面57bからそれぞれ第1電極45aの表面58bおよび裏面59bのそれぞれに向かって電界がかかる。この時、第2導波路31bにおいても特に結晶の成長方向であるZ方向の電界の影響を受け、第2導波路31bを通る光の屈折率が変化する。すなわち、一対の第1電極44a,45aは、第2導波路31bの一部、具体的には第2領域37aにおいて電界がかけられて、第2領域37aにおける光の屈折率が、第2導波路31bの他の領域、例えば、第1領域36aの光の屈折率に対して変えられる。第2の光Lがこの第2導波路31bの第2領域37aを通る際に、第2の光Lの位相が第1の光Lの位相に合わせられる。この場合、第2の光Lの位相が第2領域37aを進行していくにつれて徐々に変更され、第2領域37aを通過する時点で、第2の光Lの位相と第1の光Lの位相とが、合わせられている。
その後、第2の光Lは、第3領域38aを進行し、合流部32aに至る。ここで、第1導波路31aを進行してきた第1の光Lと第2の光Lとが合波される。この場合、第1の光Lの位相と第2の光のL位相とが合わせられているため、合波された第1合波光Lは増幅される。増幅された第1合波光Lは、出射部29aから光合波器20a外に出射される。
このように構成することによっても、結晶の成長方向に応じて、より適切に第1電極44a,45aによる電界を第2導波路31bの途中にかけて、第2の光Lの位相を第1の光Lの位相に合わせて合流させることができる。したがって、効率的に出射する光の高出力化を図ることができる。
(実施の形態3)
他の実施の形態である実施の形態3について説明する。図8は、本開示の実施の形態3における光モジュールに含まれる光合波器を示す概略平面図である。実施の形態3における光モジュールは、基本的には実施の形態1の場合と同様の構成を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態3の光モジュールは、光合波器の構成において実施の形態1の場合とは異なっている。なお、図8においては、実施の形態1におけるハーフミラー51a、出力制御用受光素子52aおよびフィードバック回路53aの図示を省略している。以下、図9および図10についても同様である。
図8を参照して、実施の形態3の光モジュールに含まれる光合波器20cは、第1の光Lと、第2の光Lと、第3の光源16cから出射され、第1の光Lと同じ色の第3の光Lと、を合波する。第3の光源16cから出射された第3の光Lは、第3入射部27cから光合波器20c内に入射する。第1側面23aに近い側から第1入射部27a、第2入射部27b、第3入射部27cの順に配置される。光合波器20cは、第3の光Lが通る第3導波路31cと、第2合波路33bと、一対の第2電極41b,42bと、第2電圧印加機構43bと、をさらに含む。第3導波路31cは、第1の方向(X方向)に延び、結晶基板の厚さ方向に見て第2導波路31bと隣り合って配置される。第2合波路33bは、第1の方向において第1合波路33aと第3導波路31cとが合流部32bにおいて合流し、第1合波光Lと第3の光Lとが合波された第2合波光Lが通る。
一対の第2電極41b,42bは、第3導波路31cの一部、具体的には第2電極41b,42bが設けられた第5領域37bにおいて、電界をかける。一対の第2電極41b,42bが設けられる第1の方向(X方向)位置は、一対の第1電極41a,42aが設けられる位置よりも出射部29aに近い。すなわち、光の進行方向に対して上流側に第1電極41a,42aが配置され、下流側に第2電極41b,42bが配置される。第2電圧印加機構43bは、第2合波光Lを増幅するように、一対の第2電極41b,42bに印加する電圧を調整する。
第1の光源16aから出射された第1の光Lは、第1導波路31aを進行する。第2の光源16bから出射された第2の光Lは、第2導波路31bを進行する。第2の光Lは、第2領域37aにおいて、第1電圧印加機構43aによって電圧が印加された第1電極41a,42a間を通り、第1の光Lの位相に合わせられる。そしてまず、第1の光Lと第2の光Lとが合波される。次に、第3の光源16cから出射された第3の光L3は、第2電圧印加機構43bによって電圧が印加された第2電極41b,42b間、すなわち、第5領域37bを通り、第1の光Lの位相に合わせられる。その後、第1の光Lと第2の光Lとの合波光である第1合波光Lと第3の光Lとが合波される。
このようにすることにより、第1合波光Lに第3の光Lを合流させて、第2合波光Lを合波することができ、出射する光のさらなる高出力化を図ることができる。この場合、3つの光源である第1の光源16a、第2の光源16bおよび第3の光源16cから出射された光を合波することができる。また、変調部である第1電極41a,42aの位置と第2電極41b,42bとの第1の方向における位置をずらせることにより、Y方向の長さ、すなわち、第1の方向に直交する方向の長さを小さくすることができる。
この場合、第1の光Lの偏光方向と、第2の光Lの偏光方向と、第3の光Lの偏光方向とは、同じであってもよい。このようにすることにより、偏光方向を揃えた第2合波光Lを得ることができる。
本実施の形態についても、実施の形態2のように、例えば、結晶基板の厚さ方向に見て、第1電極41aを第2導波路31bと重なるように配置し、第2電極41bを第3導波路31cと重なるように配置してもよい。
(実施の形態4)
他の実施の形態である実施の形態4について説明する。図9は、本開示の実施の形態4における光モジュールに含まれる光合波器を示す概略平面図である。実施の形態4における光モジュールは、基本的には実施の形態3の場合と同様の構成を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態4の光モジュールは、光合波器の構成において実施の形態3の場合とは異なっている。
図9を参照して、実施の形態4の光モジュールに含まれる光合波器20dは、第1の光Lと、第2の光Lと、第3の光源16cから出射され、第1の光Lと同じ色の第3の光Lと、を合波する。光合波器20dは、第3導波路31cと、第2合波路33bと、一対の第2電極44b,45bと、第2電圧印加機構46bと、を含む。ここで、一対の第1電極41a,42aのうちの一つと一対の第2電極44b,45bのうちの一つとは、共通している。具体的には、第2電極44bと第1電極42aとは共通している。この場合、例えば、第2電極44b(第1電極42a)をグラウンド(0V)とし、第1電圧印加機構43aにおいて、第1電極41aにプラスの電圧を印加すると共に、第2電圧印加機構46bにおいて、第2電極44bにプラスの電圧を印加する。このようにして、第2導波路31bの一部、具体的には、第2導波路31bの第2領域37aおよび第3導波路31cの第6領域37cにおいてそれぞれ電界をかけ、第2の光Lの位相および第3の光Lの位相をそれぞれ第1の光Lの位相に合わせる。
このようにすることにより、第1合波光Lに第3の光Lを合流させて、第2合波光Lを合波することができ、出射する光のさらなる高出力化を図ることができる。この場合、電極の一部を共通化して省略することができるので、装置構成のコンパクト化を図ることができる。
本実施の形態において、実施の形態2を組み合わせた構成であってもよい。例えば、結晶基板の厚さ方向に見て、第1電極41aを第2導波路31bと重なるように配置し、第2電極45bを第3導波路31cと重なるように配置してもよい。
(実施の形態5)
他の実施の形態である実施の形態5について説明する。図10は、本開示の実施の形態5における光モジュールに含まれる光合波器を示す概略平面図である。実施の形態5における光モジュールは、基本的には実施の形態1の場合と同様の構成を有し、同様の効果を奏する。しかし、実施の形態5の光モジュールは、光合波器の構成において実施の形態1の場合とは異なっている。
図10を参照して、実施の形態5の光モジュールに含まれる光合波器20eは、第1の光Lと、第2の光Lと、第3の光Lと、第4の光源16dから出射され、第1の光Lと同じ色の第4の光Lと、第5の光源16eから出射され、第1の光Lと同じ色の第5の光Lと、第6の光源16fから出射され、第1の光Lと同じ色の第6の光Lと、を合波する。第4の光源16dから出射された第4の光Lは、第4入射部27dから光合波器20e内に入射する。第5の光源16eから出射された第5の光Lは、第5入射部27eから光合波器20e内に入射する。第6の光源16fから出射された第6の光Lは、第6入射部27fから光合波器20e内に入射する。各入射部は、第1側面23aに近い側から第1入射部27a、第2入射部27b、第3入射部27c、第4入射部27d、第5入射部27e、第6入射部27fの順に配置される。
光合波器20eは、第1の方向に延び、結晶基板の厚さ方向に見て第3導波路31cと隣り合って配置され、第4の光Lが通る第4導波路31dと、第1の方向に延び、第4導波路31dと隣り合って配置され、第5の光Lが通る第5導波路31eと、第1の方向に延び、第5導波路31eと隣り合って配置され、第6の光Lが通る第6導波路31fと、を含む。また、光合波器20eは、第1の方向において第2合波路33bと第4導波路31dとが合流部32cにおいて合流し、第2合波光Lと第4の光Lとが合波された第3合波光Lが通る第3合波路33cと、第1の方向において第3合波路33cと第5導波路31eとが合流部32dにおいて合流し、第3合波光Lと第5の光Lとが合波された第4合波光Lが通る第4合波路33dと、第1の方向において第4合波路33dと第6導波路31fとが合流部32eにおいて合流し、第4合波光Lと第6の光Lとが合波された第5合波光Lが通る第5合波路33eと、を含む。
また、光合波器20eは、第4導波路31dの一部に電界をかける一対の第3電極41c,42cと、第3合波光Lを増幅するように、一対の第3電極41c,42cに印加する電圧を調整する第3電圧印加機構43cと、第5導波路31eの一部に電界をかける一対の第4電極41d,42dと、第4合波光Lを増幅するように、一対の第4電極41d,42dに印加する電圧を調整する第4電圧印加機構43dと、第6導波路31fの一部に電界をかける一対の第5電極41e,42eと、第5合波光Lを増幅するように、一対の第5電極41e,42eに印加する電圧を調整する第5電圧印加機構43eと、を含む。第1の方向(X方向)において、第1端面21aに近い方から第1電極41a,42a、第5電極41e,42e、第2電極41b,42b、第4電極41d,42d、第3電極41c,42cの順に配置される。Y方向において、第1側面23aに近い方から第1電極41a,42a、第2電極41b,42b、第3電極41c,42c、第4電極41d,42d、第5電極41e,42eの順に配置される。
このようにすることにより、第1の光源16a、第2の光源16b、第3の光源16c、第4の光源16d、第5の光源16eおよび第6の光源16fの合計6つの光源から出射される光を合波して出力することができる。したがって、出射する光のさらなる高出力化を図ることができる。
本実施の形態において、実施の形態2を組み合わせた構成であってもよい。例えば、結晶基板の厚さ方向に見て、第1電極41aを第2導波路31bと重なるように配置してもよい。また、結晶基板の厚さ方向に見て、第2電極42bを第3導波路31cと重なるように配置してもよい。本実施の形態において、実施の形態4を組み合わせた構成であってもよい。例えば、結晶基板の厚さ方向に見て、第1電極42aと、第2電極41bが共通であってもよい。このとき、第1電極42aと第2電極42bとは、第3導波路31cを間に挟んで隣り合って設けられる。本実施の形態において、実施の形態2と実施の形態4とを組み合わせた構成であってもよい。例えば、結晶基板の厚さ方向に見て、第1電極41aを第2導波路31bと重なるように配置し、第2電極42bを第3導波路31cと重なるように配置すると共に、第1電極42aと第2電極41bとが共通であってもよい。
(他の実施の形態)
なお、上記の実施の形態においては、結晶基板の材質は、LiNbOであることとしたが、これに限らず、結晶基板の材質は、強誘電性を有する他のABO形酸化物結晶、具体的には、LiTaO、KTN(KTa1-xNb)(0<x<1)またはBaTiOであってもよいし、KDP形結晶、具体的には、KHPO、NHPO、KHAsO、RbHPOまたはNHAsOであってもよい。すなわち、結晶基板の材質は、LiNbO(ニオブ酸リチウム)、LiTaO(タンタル酸リチウム)、KTa1-xNb(KTN)(0<x<1)、BaTiO(チタン酸バリウム)、KHPO(リン酸二水素カリウム)、NHPO(リン酸二水素アンモニウム)、KHAsO(ヒ素二水素カリウム)、RbHPO(リン酸二水素ルビジウム)およびNHAsO(ヒ素二水素アンモニウム)からなる群から選択される少なくともいずれか一つを含んでもよい。このような材質の結晶基板によると、より確実に電気光学効果(ポッケルス効果)を得て、出射する光の高出力化を容易に図ることができる。
また、上記の実施の形態においては、一対の電極において、一方の電極をグラウンド(0V)とし、他方の電極にプラスの電圧を印加することとしたが、これに限らず、一対の電極間に電位差を付与するように電圧を印加することができればよい。例えば、一方の電極をグラウンド(0V)とし、他方の電極にマイナスの電圧を印加することとしてもよいし、一方の電極にプラスの電圧を印加し、他方の電極にマイナスの電圧を印加することにしてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、合波光に対して1つずつ光を足し合わせて合波することとしたが、これに限らず、合波光と合波光とを形成した後に、これらを足し合わせて合波することにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、本開示に係る光モジュールは、光合波器および光源に加え、レンズやフィルタ、温度調整機構等を含む。また、本開示に係る光モジュールは、可視光のみならず、赤外光といった可視光以外の光を合波する際にも利用される。合波され、高出力化された赤外光を用いて、測量や障害物検知、インフラストラクチャーの点検の際のセンシングに利用することもできる。なお、このような光モジュールは、例えばドローンに搭載して上記したセンシングを行うこともできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、どのような面からも制限的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって規定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10a 光モジュール
11a 支持基体
12a キャップ
13a 光形成部
14a リードピン
16a 第1の光源
16b 第2の光源
16c 第3の光源
16d 第4の光源
16e 第5の光源
16f 第6の光源
20a,20b,20c,20d,20e 光合波器
21a 第1端面
22a 第2端面
23a 第1側面
24a 第2側面
25a 上面
26a 下面
27a 第1入射部
27b 第2入射部
27c 第3入射部
27d 第4入射部
27e 第5入射部
27f 第6入射部
29a 出射部
31a 第1導波路
31b 第2導波路
31c 第3導波路
31d 第4導波路
31e 第5導波路
31f 第6導波路
32a,32b,32c,32d,32e 合流部
33a 第1合波路
33b 第2合波路
33c 第3合波路
33d 第4合波路
33e 第5合波路
36a 第1領域
37a 第2領域
37b 第5領域
37c 第6領域
38a 第3領域
39a 第4領域
41a,42a,44a,45a 第1電極
41b,42b,44b,45b 第2電極
41c,42c 第3電極
41d,42d 第4電極
41e,42e 第5電極
43a,46a 第1電圧印加機構
43b,46b 第2電圧印加機構
43c 第3電圧印加機構
43d 第4電圧印加機構
43e 第5電圧印加機構
51a ハーフミラー
52a 出力制御用受光素子
53a フィードバック回路
56a,56b,58a,58b 表面
57a,57b,59a,59b 裏面
、B,B,B,B 境界
,E 矢印
第1の光
第2の光
第3の光
第4の光
第5の光
第6の光

第5合波光
第4合波光
第1合波光
第2合波光
第3合波光

Claims (8)

  1. 結晶基板から構成されており、第1の光源から出射される第1の光と、第2の光源から出射され、前記第1の光と同じ色の第2の光と、を合波して出射する光合波器を備え、
    前記光合波器は、
    第1の方向に延び、前記第1の光が通る第1導波路と、
    前記第1の方向に延び、前記結晶基板の厚さ方向に見て前記第1導波路と隣り合って配置され、前記第2の光が通る第2導波路と、
    前記第1の方向において前記第1導波路と前記第2導波路とが合流し、前記第1の光と前記第2の光とが合波された第1合波光が通る第1合波路と、
    前記第2導波路の一部に電界をかける一対の第1電極と、
    前記第1合波光を増幅するように、前記一対の第1電極に印加する電圧を調整する第1電圧印加機構と、を含む、光モジュール。
  2. 前記結晶基板の材質は、LiNbO、LiTaO、KTa1-xNb、BaTiO、KHPO、NHPO、KHAsO、RbHPOおよびNHAsOからなる群から選択される少なくともいずれか一つを含み、
    0<x<1の関係を有する、請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記結晶基板における結晶の成長方向は、前記結晶基板の厚さ方向に垂直な方向であり、
    前記一対の第1電極は、前記結晶基板の厚さ方向に見て、前記第2導波路を挟んで配置される、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記結晶基板における結晶の成長方向は、前記結晶基板の厚さ方向であり、
    前記一対の第1電極のうちの一方は、前記結晶基板の厚さ方向に見て、前記第2導波路と重なって配置される、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  5. 前記第1の光の偏光方向と、前記第2の光の偏光方向とは、同じである、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  6. 前記光合波器は、
    前記第1の光と、前記第2の光と、第3の光源から出射され、前記第1の光と同じ色の第3の光と、を合波し、
    前記光合波器は、
    前記第1の方向に延び、前記結晶基板の厚さ方向に見て前記第2導波路と隣り合って配置され、前記第3の光が通る第3導波路と、
    前記第1の方向において前記第1合波路と前記第3導波路とが合流し、前記第1合波光と前記第3の光とが合波された第2合波光が通る第2合波路と、
    前記第3導波路の一部に電界をかける一対の第2電極と、
    前記第2合波光を増幅するように、前記一対の第2電極に印加する電圧を調整する第2電圧印加機構と、を含む、請求項1または請求項2に記載の光モジュール。
  7. 前記第1の光の偏光方向と、前記第2の光の偏光方向と、前記第3の光の偏光方向とは、同じである、請求項6に記載の光モジュール。
  8. 前記一対の第1電極のうちの一つと前記一対の第2電極のうちの一つとは、共通する、請求項6に記載の光モジュール。
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