JP2024005967A - 不正信号検出装置、車両及び不正信号検出方法 - Google Patents

不正信号検出装置、車両及び不正信号検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】予め定められた周期で信号が入力されることが期待される通信網に不正信号が入力されたことを検出する不正信号検出装置及び不正信号検出方法を提供する。【解決手段】車両において、不正信号検出装置(ECU110)は、通信網に入力された連続する複数の信号間の時間間隔を時系列に計測する計測部と、前記時間間隔で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が前記時間間隔より長く、第2信号と直前に入力された信号との間の信号の間隔が予め定められた間隔以下である場合に、第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、前記第2信号を調停された正常信号と判定する判定部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、不正信号検出装置、車両及び不正信号検出方法に関する。
特許文献1及び特許文献2には、通信網に入力される不正信号を検出する技術が開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
特許文献1 特開2021-136631号公報
特許文献2 特開2021-064921号公報
ところで、通信網に不正に入力される信号をより適切に検出することが課題である。本願は上記課題の解決のため、安全性の向上を目的としたものである。そして、延いては交通の安全性をより一層改善して持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
本発明の第1の態様においては、不正信号検出装置が提供される。不正信号検出装置は、予め定められた周期で信号が入力されることが期待される通信網に不正信号が入力されたことを検出する。不正信号検出装置は、前記通信網に入力された連続する複数の信号間の時間間隔を時系列に計測する計測部と、前記周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号と直前に入力された信号との間の信号の間隔が予め定められた間隔以下である場合に、前記第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、前記第2信号を調停された正常信号と判定する判定部とを備える。
本発明の第2の態様においては、不正信号検出装置が提供される。不正信号検出装置は、予め定められた周期で信号が入力されることが期待される通信網に不正信号が入力されたことを検出する。不正信号検出装置は、前記通信網に入力された連続する複数の信号間の時間間隔を時系列に計測する計測部と、前記周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号の直前の信号と前記第2信号との間の時間間隔が第1閾値以上かつ第2閾値以下であるときは、前記第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、前記第2信号を調停された正常信号と判定する判定部とを備える。
上記いずれかの不正信号検出装置において、前記判定部は、前記周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号の直前の信号の入力タイミング及び信号長から定まる受信タイミングと、前記第2信号の入力タイミングとの間の差が、連続する信号間で空けられるべき予め定められた最小時間間隔である場合に、前記競合が発生したと判断してよい。
上記いずれかの不正信号検出装置において、前記判定部は、前記第1信号と前記第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号と直前に入力された信号との間の信号の長さが予め定められた長さ未満である場合に、前記第2信号が正常信号でないと判定し、前記第2信号及び前記通信網に入力される他の信号に含まれる情報に基づいて、前記第2信号が不正信号であるか否かを判定してよい。
上記いずれかの不正信号検出装置において、前記判定部は、前記第1信号と前記第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号の直前の信号の受信タイミングと第2信号の入力タイミングとの間の時間間隔が前記第2閾値を超える場合に、前記第2信号が正常信号でないと判定し、前記第2信号及び前記通信網に入力される他の信号に含まれる情報に基づいて、前記第2信号が不正信号であるか否かを判定してよい。
上記いずれかの不正信号検出装置において、前記計測部は、前記複数の信号のそれぞれの信号の入力が完了したタイミングの時間間隔を、前記複数の信号間の時間間隔として検出してよい。
上記いずれかの不正信号検出装置において、前記計測部は、前記複数の信号のそれぞれの信号の入力が開始したタイミングの時間間隔を、前記複数の信号間の時間間隔として検出してよい。
本発明の第3の態様においては、不正信号検出装置が提供される。不正信号検出装置は、予め定められた周期で信号が入力されることが期待される通信網に不正信号が入力されたことを検出する。不正信号検出装置は、前記通信網に入力された複数の信号のそれぞれの信号の入力が完了したタイミングの時間間隔を計測する計測部と、前記周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の前記時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号の直前の信号と前記第2信号との間の間隔が予め定められた間隔以下である場合に、前記第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、前記第2信号を調停された正常信号と判定する判定部とを備える。
本発明の第4の態様においては、不正信号検出装置が提供される。不正信号検出装置は、予め定められた周期で信号が入力されることが期待される通信網に不正信号が入力されたことを検出する。不正信号検出装置は、前記通信網に入力された複数の信号のそれぞれの信号の入力が完了したタイミングの時間間隔を計測する計測部と、前記周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号の直前の信号と前記第2信号との間の時間間隔が、前記第2信号の信号長に基づいて定まる第1閾値以上かつ第2閾値以下である場合、前記第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、前記第2信号を調停された正常信号と判定する判定部とを備える。
本発明の第5の態様においては、車両が提供される。車両は、上記いずれかの不正信号検出装置を備える。
本発明の第6の態様においては、不正信号検出方法が提供される。不正信号検出方法は、予め定められた周期で信号が入力されることが期待される通信網に不正信号が入力されたことを検出する。不正信号検出方法は、前記通信網に入力された連続する複数の信号間の時間間隔を時系列に計測する段階と、前記周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号と直前に入力された信号との間の信号の間隔が予め定められた間隔以下である場合に、前記第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、前記第2信号を調停された正常信号と判定する段階とを備える。
上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一実施形態における車両10のシステム構成を概念的に示す。 ECU100が備える機能構成を概略的に示すブロック図である。 他の信号との競合によって信号330が周期的な入力タイミングから遅延した状態を模式的に示す。 他の信号との競合によらずに信号430が周期的な入力タイミングから遅延した状態を模式的に示す。 ECU110が実行する不正信号検出方法に関するフローチャートである。 コンピュータ2000の例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態における車両10のシステム構成を概念的に示す。車両10は、システム20を備える。システム20は、ECU100、ECU110、ECU111、ECU120及びECU121を含む複数のECU(電子制御ユニット)を備える。車両10が備えるECUは、例えばエンジン、変速機、操舵装置等のような車両10の走行に直接的な影響を与える機器を制御するためのECUを含む。車両10が備えるECUは、例えばエアコンディショナ及びナビゲーション装置等のような車両10の走行に直接的な影響を与えない機器を制御するためのECUを含む。ECU100、ECU110、ECU111、ECU120及びECU121は、車載機器の一例である。
車両10が備えるECUは、コントローラエリアネットワーク(CAN)通信によって相互に通信を行う。車両10が備えるECUのそれぞれは、複数のCAN通信ネットワーク180によって互いに通信可能に接続される。ECU100は、複数のCAN通信ネットワーク180間の通信を中継するゲートウェイとして機能する。CAN通信ネットワーク180は、予め定められた周期で信号が入力されることが期待される通信網の一例である。ECU100は、CAN通信ネットワーク180に不正信号が入力されたことを検出する機能を有する。
図2は、ECU100が備える機能構成を概略的に示すブロック図である。ECU100は、処理部200と、記憶部280とを備える。ECU100は、第三者がCAN通信ネットワーク180に対して車両10が備えるECUになりすまして不正信号を送信する、いわゆるなりすまし攻撃があるか否かを判定する処理を行う。
処理部200は、演算処理を行うCPU等のプロセッサにより実装されてよい。記憶部280は、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体、ランダムアクセスメモリ等の揮発性記憶媒体を含んでよい。ECU100はコンピュータを含んで構成され得る。ECU100は、不揮発性記憶媒体に記憶されたプログラムに従って処理部200が動作することによって、各種の制御を実行する。
処理部200は、計測部210と、判定部220とを備える。計測部210は、CAN通信ネットワーク180に入力された連続する複数の信号間の時間間隔を時系列に計測する。本実施形態において、予め定められた周期のことを「設定周期」と呼ぶ場合がある。判定部220は、設定周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が設定周期より長く、第2信号と直前に入力された信号との間の信号の間隔が予め定められた間隔以下である場合に、第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、第2信号を調停された正常信号と判定する。これにより、他の信号との競合によって遅延した信号を正常信号とみなすことができる。そのため、信号間の時間間隔が予め定められた時間範囲内にある信号を正常信号とみなす処理を行う場合に、当該時間範囲を狭くすることができる。これにより、不正信号を正常信号と誤認識する可能性を低くすることができる。
判定部220は、設定周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が設定周期より長く、第2信号の直前の信号の入力タイミング及び信号長から定まる受信タイミングと、第2信号の入力タイミングとの間の差が、連続する信号間で空けられるべき予め定められた最小時間間隔である場合に、競合が発生したと判断してよい。連続する信号間で空けられるべき予め定められた最小時間間隔は、ITM(Intermission)の時間である。
判定部220は、第1信号と第2信号との間の時間間隔が設定周期より長く、第2信号と直前に入力された信号との間の信号の長さが予め定められた長さ未満である場合に、第2信号が正常信号でないと判定し、第2信号又は/及びCAN通信ネットワーク180に入力される他の信号に含まれる情報に基づいて、第2信号が不正信号であるか否かを判定してよい。例えば、判定部220は、信号のヘッダ情報に含まれる信号長に基づいて、第2信号を競合によって遅延した信号とみなすことができるか否かを判定してよい。これにより、不正信号であるか否かをより正確に判定することができる。つまり、各信号の後部端(信号の受信完了タイミング)を基準としてタイミングを検出する場合には、第2信号のヘッダに含まれる自己の信号長情報から第1信号との関係で範囲外に押し出されたか否かを判断する。より正確に判断するため、第1信号のヘッダ情報等より第1信号と第2信号の関係性により範囲外に押し出された正常信号か、他の要因により範囲外に存在する異常信号かを判定することができる。
競合が発生したか否かを判定する他の手法として、判定部220は、設定周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が設定周期より長く、第2信号の直前の信号と第2信号との間の時間間隔が第1閾値以上かつ第2閾値以下であるときは、第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、第2信号を調停された正常信号と判定してよい。一例として、第2閾値は、連続する信号間で空けられるべき予め定められた最小時間間隔(例えば、ITMの時間)と信号長との和から定まる値であってよい。第1閾値は、信号長から定まる値であってよい。このように、判定部220は、第2信号の直前の信号の入力タイミング及び信号長から定まる受信タイミングと、第2信号の入力タイミングとの間の差が、連続する信号間で空けられるべき予め定められた最小時間間隔である場合に、競合が発生したと判断してよい。
判定部220は、第1信号と第2信号との間の時間間隔が設定周期より長く、第2信号の直前の信号の受信タイミングと第2信号の入力タイミングとの間の時間間隔が第2閾値を超える場合に、第2信号が正常信号でないと判定し、第2信号及びCAN通信ネットワーク180に入力される他の信号に含まれる情報に基づいて、第2信号が不正信号であるか否かを判定してよい。例えば、判定部220は、信号のヘッダ情報に含まれる信号長に基づいて、競合によって遅延した信号とみなすことができるか否かを判定してよい。これにより、不正信号であるか否かをより正確に判定することができる。
計測部210は、複数の信号のそれぞれの信号の入力が開始したタイミングの時間間隔を、複数の信号間の時間間隔として検出してよい。信号の入力開始タイミングを複数の信号間の時間間隔とする場合、判定部220は第2信号の直前の信号の信号長を考慮して競合が発生したか否かを判断してよい。
計測部210は、複数の信号のそれぞれの信号の入力が完了したタイミングの時間間隔を、複数の信号間の時間間隔として検出してよい。この場合、判定部220は、設定周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が設定周期より長く、第2信号の直前の信号と第2信号との間の間隔が予め定められた間隔以下である場合に、第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、第2信号を調停された正常信号と判定してよい。競合が発生したか否かを判定する他の手法として、判定部220は、設定周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が設定周期より長く、第2信号の直前の信号と第2信号との間の時間間隔が、第2信号の信号長に基づいて定まる第1閾値以上かつ第2閾値以下である場合、第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、第2信号を調停された正常信号と判定してよい。信号の入力完了タイミングを複数の信号間の時間間隔とする場合、判定部220は第2信号の信号長を考慮して競合が発生したか否かを判断してよい。信号の入力完了タイミングを複数の信号間の時間間隔とする形態を採用すれば、第2の信号の送信時に競合が発生したか否かを判定するために前の信号のヘッダ情報から信号長を取得する必要がなく、第2の信号自身のヘッダ情報から信号長を考慮して判定を行うことができる。
図3は、他の信号との競合によって信号330が周期的な入力タイミングから遅延した状態を模式的に示す。図3において、信号310、信号320、及び信号330は、CAN通信ネットワーク180に連続して入力された信号である。本実施形態において、CAN通信ネットワーク180を通じて送信される信号を分かり易く示すことを目的として、一定の時間スケールで図示されていない場合がある。
信号310は、時刻t1からCAN通信ネットワーク180への入力が開始され、時刻t2にCAN通信ネットワーク180への入力が終了された信号である。信号320は、時刻t3からCAN通信ネットワーク180に入力が開始され、時刻t5にCAN通信ネットワーク180への入力が終了された信号である。信号320は、時刻t6からCAN通信ネットワーク180に入力が開始され、時刻t7にCAN通信ネットワーク180への入力が終了された信号である。
図3において、信号310及び信号330は、予め定められた周期でCAN通信ネットワーク180に入力される信号群に属する信号である。信号310及び信号330は、同一のCAN IDを含む信号であるとする。信号330は、信号320と競合することによって遅延した信号である。本実施形態では、信号320のCAN IDは、信号310及び信号330のCAN IDとは異なるものとして、ECU110が実行する不正信号検出処理を説明する。しかし、信号320のCAN IDが、信号310及び信号330のCAN IDと同一である場合にも同様の処理を適用できる。
例えば、信号330は、信号320と同時にCAN通信ネットワーク180への入力が開始された結果、通信競合によって、信号320のCAN通信ネットワーク180への入力が終了した後の時刻t5より後にCAN通信ネットワーク180への入力が開始される。他の例では、信号330は、信号320がCAN通信ネットワーク180に入力されている期間内に入力が開始されるべき信号であり、信号320のCAN通信ネットワーク180への入力が終了してバスがアイドル状態になるのを待って、時刻t5より後にCAN通信ネットワーク180への入力が開始される。信号330がCAN通信ネットワーク180に入力される場合、CAN通信ネットワーク180への信号320のデータフレームの入力が終了した後、3ビット分のITM(Intermission)終了後に、バスアイドル状態となる。そのため、信号320と競合した信号330は、時刻t5からITMが終了する時間が経過した時刻t6から、CAN通信ネットワーク180に入力が開始され得る。ITMに相当する時間間隔は、連続する信号間で空けられるべき予め定められた最小時間間隔の一例である。
したがって、判定部220は、時刻t6と時刻t3との間の時間間隔が信号320の信号長とITMの合計値と一致する場合、信号320との競合によって信号330が遅延したと判断し得る。そのため、判定部220は、信号330が正常信号であると判定する。
このように、判定部220は、CAN通信ネットワーク180への信号320の入力が開始されたタイミングと、信号320の信号長とから算出される時刻t5と時刻t6との間隔がITMに一致する場合に、信号330が正常信号であると判定し得る。
ここで、判定部220は、信号320の信号長が予め定められた長さより長い場合に、信号320との競合によって信号330が遅延したと判断して、信号330が正常信号であると判定してよい。このように、判定部220は、信号330の直前の信号320の信号長が長くなることによって、信号320と信号330が競合したと判定してよい。他にも、判定部220は、時刻t6と時刻t3との間の時間間隔が、信号長とITMの合計値以上であり、かつ、信号長、ITM及び予め定められたマージンの合計値以下である場合に、信号320との競合によって信号330が遅延したと判断してよい。他にも、判定部220は、時刻t6と時刻t3との間の時間間隔が、信号長以上であり、かつ、信号長、ITM及び予め定められたマージンの合計値以下である場合に、信号320との競合によって信号330が遅延したと判断してよい。
図4は、他の信号との競合によらずに信号430が周期的な入力タイミングから遅延した状態を模式的に示す。信号310及び信号430は、同一のCAN IDを含む信号であるとする。図3とは異なり、信号430は、信号320と競合することなく遅延した信号である。
図4に示されるように、信号430は、時刻t6より後の時刻t9からCAN通信ネットワーク180への入力が開始されている。時刻t9と時刻t3との間の時間間隔は、信号320の信号長とITMの合計値より長いことから、判定部220は、信号320との競合によらずに、信号430が遅延したと判断し得る。そのため、判定部220は、信号430が不正信号であると判定する。
つまり、判定部220は、CAN通信ネットワーク180への信号320の入力が開始されたタイミングと、信号320の信号長とから算出される時刻t5と時刻t9との間の間隔がITMより長い場合に、信号330が正常信号であると判定し得る。
図3及び図4の例では、主として、計測部210が、CAN通信ネットワーク180への信号の入力が開始される時刻間の時間間隔を、連続する信号間の時間間隔として計測する場合を説明した。しかし、計測部210は、CAN通信ネットワーク180への信号の入力が終了する時刻間の時間間隔を、連続する信号間の時間間隔として計測してもよい。例えば図3に示す例において、判定部220は、時刻t7と時刻t5との間の時間間隔が、信号330の信号長とITMの合計値と一致していることから、信号320との競合によって、信号330が遅延したと判断してよい。これにより、判定部220は、信号330が正常信号であると判定してよい。図4に示す例において、判定部220は、時刻t10と時刻t5との間の時間間隔が、信号320の信号長とITMの合計値より長いことから、信号320との競合によらずに、信号430が遅延したと判断してよい。そのため、判定部220は、信号430が不正信号であると判定してよい。
図5は、ECU110が実行する不正信号検出方法に関するフローチャートである。図5は、図5のフローチャートの処理は、CAN通信ネットワーク180上で信号が検出される毎に実行され得る。
信号が検出されると、S502において、計測部210は、連続する信号間の時間間隔を計測する。上述したように、時間間隔は連続する信号が入力される時刻から算出されてよく、連続する信号の入力が終了する時刻から算出されてよい。
S504において、判定部220は、計測部210によって計測された時間間隔に基づいて、CAN通信ネットワーク180に周期的に入力されるべき信号が、周期から予測される入力時刻から遅れているか否かを判定する。例えば、図3において、信号310と信号330との間の時間間隔が周期に基づいて算出される時間より長いか否かを判定してよい。
S504において、CAN通信ネットワーク180に周期的に入力されるべき信号が、周期から予測される入力時刻から遅れていないと判定された場合、S508に処理を移行する。一方、S504において、CAN通信ネットワーク180に周期的に入力されるべき信号が、周期から予測される入力時刻から遅れていると判定された場合、S506に処理を移行する。
S506において、判定部220は、CAN通信ネットワーク180に周期的に入力されるべき信号が競合によって遅延したか否かを判定する。例えば、図3及び図4に関連して説明したように、連続する信号間の時間間隔、信号長、及びITMの出力に相当する時間に基づいて、周期的に入力されるべき信号が競合によって遅延したか否かを判定する。周期的に入力されるべき信号が競合によって遅延したと判定される場合、S508において、判定部220は、遅延した信号は正常信号であると判定する。一方、周期的に入力されるべき信号が競合によって遅延していないと判定される場合、S510において、判定部220は、遅延した信号は不正信号であると判定する。ここで、判定部220は、判定対象の信号及び/又は判定対象の信号の前にCAN通信ネットワーク180に入力された信号のそれぞれのヘッダまたはデータフィールドに含まれる情報に基づいて、信号が送信時に他の信号と競合することによって遅延したか否かを確定してよい。
以上に説明したように、システム20によれば、CAN通信ネットワーク180に周期的に入力されるべき信号が遅延してCAN通信ネットワーク180に入力された場合であっても、当該信号が通信調停又はバスアイドル待ちによって遅延したと判断される場合には、当該信号を正常信号と判定することができる。これにより、単に通信調停又はバスアイドル待ちによって遅延した信号を不正信号であると誤判定してしまう可能性を低減することができる。加えて、通信調停又はバスアイドル待ちによらずに遅延した信号を不正信号であると判定することができる。
以上に説明した実施形態では、ECU110が不正信号を検出する処理を行う形態を説明した。しかし、ECU100を含む他のECUが不正信号を検出する処理を行う形態を採用することもできる。
図6は、本発明の複数の実施形態が全体的又は部分的に具現化され得るコンピュータ2000の例を示す。コンピュータ2000にインストールされたプログラムは、コンピュータ2000を、実施形態に係るシステム20等のシステム又はシステムの各部、もしくはECU110等の装置又は当該装置の各部として機能させる、当該システム又はシステムの各部もしくは当該装置又は当該装置の各部に関連付けられるオペレーションを実行させる、及び/又は、実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2000に、本明細書に記載の処理手順及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU2012によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ2000は、CPU2012、及びRAM2014を含み、それらはホストコントローラ2010によって相互に接続されている。コンピュータ2000はまた、ROM2026、フラッシュメモリ2024、通信インタフェース2022、及び入力/出力チップ2040を含む。ROM2026、フラッシュメモリ2024、通信インタフェース2022、及び入力/出力チップ2040は、入力/出力コントローラ2020を介してホストコントローラ2010に接続されている。
CPU2012は、ROM2026及びRAM2014内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。
通信インタフェース2022は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。フラッシュメモリ2024は、コンピュータ2000内のCPU2012によって使用されるプログラム及びデータを格納する。ROM2026は、アクティブ化時にコンピュータ2000によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ2000のハードウエアに依存するプログラムを格納する。入力/出力チップ2040はまた、キーボード、マウス及びモニタ等の様々な入力/出力ユニットをシリアルポート、パラレルポート、キーボードポート、マウスポート、モニタポート、USBポート、HDMI(登録商標)ポート等の入力/出力ポートを介して、入力/出力コントローラ2020に接続してよい。
プログラムは、CD-ROM、DVD-ROM、又はメモリカードのようなコンピュータ可読記憶媒体又はネットワークを介して提供される。RAM2014、ROM2026、又はフラッシュメモリ2024は、コンピュータ可読記憶媒体の例である。プログラムは、フラッシュメモリ2024、RAM2014、又はROM2026にインストールされ、CPU2012によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2000に読み取られ、プログラムと上記様々なタイプのハードウエアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ2000の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、コンピュータ2000及び外部デバイス間で通信が実行される場合、CPU2012は、RAM2014にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース2022に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース2022は、CPU2012の制御下、RAM2014及びフラッシュメモリ2024のような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取った送信データをネットワークに送信し、ネットワークから受信された受信データを、記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
また、CPU2012は、フラッシュメモリ2024等のような記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM2014に読み取られるようにし、RAM2014上のデータに対し様々な種類の処理を実行してよい。CPU2012は次に、処理されたデータを記録媒体にライトバックする。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理にかけられてよい。CPU2012は、RAM2014から読み取られたデータに対し、本明細書に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々な種類のオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々な種類の処理を実行してよく、結果をRAM2014にライトバックする。また、CPU2012は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2012は、第1の属性の属性値が指定されている、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ2000上又はコンピュータ2000近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能である。コンピュータ可読記憶媒体に格納されたプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ2000に提供してよい。
コンピュータ2000にインストールされ、コンピュータ2000をECU110として機能させるプログラムは、CPU2012等に働きかけて、コンピュータ2000を、ECU110の各部としてそれぞれ機能させてよい。これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ2000に読込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウエア資源とが協働した具体的手段であるECU110の各部として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ2000の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有のECU110が構築される。
様々な実施形態が、ブロック図等を参照して説明された。ブロック図において各ブロックは、(1)オペレーションが実行されるプロセスの段階又は(2)オペレーションを実行する役割を持つ装置の各部を表わしてよい。特定の段階及び各部が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウエア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理オペレーション、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウエア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、処理手順又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段をもたらすべく実行され得る命令を含む製品の少なくとも一部を構成する。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ又はプログラマブル回路に対し、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、説明された処理手順又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段をもたらすべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の序順で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 車両
20 システム
100 ECU
110 ECU
111 ECU
120 ECU
121 ECU
180 CAN通信ネットワーク
200 処理部
210 計測部
220 判定部
280 記憶部
2000 コンピュータ
2010 ホストコントローラ
2012 CPU
2014 RAM
2020 入力/出力コントローラ
2022 通信インタフェース
2024 フラッシュメモリ
2026 ROM
2040 入力/出力チップ

Claims (14)

  1. 予め定められた周期で信号が入力されることが期待される通信網に不正信号が入力されたことを検出する不正信号検出装置であって、
    前記通信網に入力された連続する複数の信号間の時間間隔を時系列に計測する計測部と、
    前記周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号と直前に入力された信号との間の信号の間隔が予め定められた間隔以下である場合に、前記第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、前記第2信号を調停された正常信号と判定する判定部と
    を備える不正信号検出装置。
  2. 予め定められた周期で信号が入力されることが期待される通信網に不正信号が入力されたことを検出する不正信号検出装置であって、
    前記通信網に入力された連続する複数の信号間の時間間隔を時系列に計測する計測部と、
    前記周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号の直前の信号と前記第2信号との間の時間間隔が第1閾値以上かつ第2閾値以下であるときは、前記第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、前記第2信号を調停された正常信号と判定する判定部と
    を備える不正信号検出装置。
  3. 前記判定部は、前記周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号の直前の信号の入力タイミング及び信号長から定まる受信タイミングと、前記第2信号の入力タイミングとの間の差が、連続する信号間で空けられるべき予め定められた最小時間間隔である場合に、前記競合が発生したと判断する
    請求項1に記載の不正信号検出装置。
  4. 前記判定部は、前記周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号の直前の信号の入力タイミング及び信号長から定まる入力タイミングと、前記第2信号の入力タイミングとの間の差が、連続する信号間で空けられるべき予め定められた最小時間間隔である場合に、前記競合が発生したと判断する
    請求項2に記載の不正信号検出装置。
  5. 前記判定部は、前記第1信号と前記第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号と直前に入力された信号との間の信号の長さが予め定められた長さ未満である場合に、前記第2信号が正常信号でないと判定し、前記第2信号又は/及び前記通信網に入力される他の信号に含まれる情報に基づいて、前記第2信号が不正信号であるか否かを判定する
    請求項1に記載の不正信号検出装置。
  6. 前記判定部は、前記第1信号と前記第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号の直前の信号の受信タイミングと第2信号の入力タイミングとの間の時間間隔が前記第2閾値を超える場合に、前記第2信号が正常信号でないと判定し、前記第2信号又は/及び前記通信網に入力される他の信号に含まれる情報に基づいて、前記第2信号が不正信号であるか否かを判定する
    請求項2に記載の不正信号検出装置。
  7. 前記計測部は、前記複数の信号のそれぞれの信号の入力が完了したタイミングの時間間隔を、前記複数の信号間の時間間隔として検出する
    請求項1に記載の不正信号検出装置。
  8. 前記計測部は、前記複数の信号のそれぞれの信号の入力が完了したタイミングの時間間隔を、前記複数の信号間の時間間隔として検出する
    請求項2に記載の不正信号検出装置。
  9. 前記計測部は、前記複数の信号のそれぞれの信号の入力が開始したタイミングの時間間隔を、前記複数の信号間の時間間隔として検出する
    請求項1に記載の不正信号検出装置。
  10. 前記計測部は、前記複数の信号のそれぞれの信号の入力が開始したタイミングの時間間隔を、前記複数の信号間の時間間隔として検出する
    請求項2に記載の不正信号検出装置。
  11. 予め定められた周期で信号が入力されることが期待される通信網に不正信号が入力されたことを検出する不正信号検出装置であって、
    前記通信網に入力された複数の信号のそれぞれの信号の入力が完了したタイミングの時間間隔を計測する計測部と、
    前記周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の前記時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号の直前の信号と前記第2信号との間の間隔が予め定められた間隔以下である場合に、前記第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、前記第2信号を調停された正常信号と判定する判定部と
    を備える不正信号検出装置。
  12. 予め定められた周期で信号が入力されることが期待される通信網に不正信号が入力されたことを検出する不正信号検出装置であって、
    前記通信網に入力された複数の信号のそれぞれの信号の入力が完了したタイミングの時間間隔を計測する計測部と、
    前記周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号の直前の信号と前記第2信号との間の時間間隔が、前記第2信号の信号長に基づいて定まる第1閾値以上かつ第2閾値以下である場合、前記第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、前記第2信号を調停された正常信号と判定する判定部と
    を備える不正信号検出装置。
  13. 請求項1又は2に記載の不正信号検出装置を備える車両。
  14. 予め定められた周期で信号が入力されることが期待される通信網に不正信号が入力されたことを検出する不正信号検出方法であって、
    前記通信網に入力された連続する複数の信号間の時間間隔を時系列に計測する段階と、
    前記周期で送信されるべき第1信号と第2信号との間の時間間隔が前記周期より長く、前記第2信号と直前に入力された信号との間の信号の間隔が予め定められた間隔以下である場合に、前記第2信号を送信する場合に競合が発生したと判断し、前記第2信号を調停された正常信号と判定する段階と
    を備える不正信号検出方法。
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