JP2023144421A - 車載機器、車両及び方法 - Google Patents

車載機器、車両及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023144421A
JP2023144421A JP2022051388A JP2022051388A JP2023144421A JP 2023144421 A JP2023144421 A JP 2023144421A JP 2022051388 A JP2022051388 A JP 2022051388A JP 2022051388 A JP2022051388 A JP 2022051388A JP 2023144421 A JP2023144421 A JP 2023144421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
value
input
signal
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022051388A
Other languages
English (en)
Inventor
大介 斎藤
Daisuke Saito
祐樹 廣野
Yuki Hirono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2022051388A priority Critical patent/JP2023144421A/ja
Priority to CN202310141702.0A priority patent/CN116827583A/zh
Priority to US18/182,408 priority patent/US20230308456A1/en
Publication of JP2023144421A publication Critical patent/JP2023144421A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L63/00Network architectures or network communication protocols for network security
    • H04L63/14Network architectures or network communication protocols for network security for detecting or protecting against malicious traffic
    • H04L63/1408Network architectures or network communication protocols for network security for detecting or protecting against malicious traffic by monitoring network traffic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R16/00Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
    • B60R16/02Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
    • B60R16/023Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
    • B60R16/0231Circuits relating to the driving or the functioning of the vehicle
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L2012/40208Bus networks characterized by the use of a particular bus standard
    • H04L2012/40215Controller Area Network CAN
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L2012/40267Bus for use in transportation systems
    • H04L2012/40273Bus for use in transportation systems the transportation system being a vehicle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】通信ネットワークに対する攻撃をより短時間で検出し、安全性を向上する車載機器、車両及び方法を提供する。【解決手段】車両において、第三者がCAN通信ネットワークに対してECUになりすまして不正信号を送信する、いわゆるなりすまし攻撃があるか否かを判定する処理を行う車載機器(ECU)110は、予め定められた入力周期で通信ネットワークに入力されることが期待される信号を検出する信号検出部と、信号検出部により信号が検出された回数をカウントするカウント部と、予め定められた第1の期間内においてカウント部によりカウントされた回数が、第1の期間を入力周期で除算することによって算出された第1の値と、通信ネットワークに不正信号がさらに入力されることを仮定して第1の期間及び入力周期に基づいて算出される第2の値との間に設定された閾値以下であるか否かを判定する判定部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、車載機器、車両及び方法に関する。
特許文献1には、エンジンにおける空燃比学習値の正常範囲を決定することが開示されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
特許文献1 特開2018-145817号公報
ところで、通信ネットワークに対する攻撃をより短時間で検出することが課題である。本願は上記課題の解決のため、安全性の向上を目的としたものである。そして、延いては交通の安全性をより一層改善して持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
本発明の第1の態様においては、車載機器が提供される。前記車載機器は、予め定められた入力周期で通信ネットワークに入力されることが期待される信号を検出する信号検出部を備える。前記車載機器は、前記信号検出部により信号が検出された回数をカウントするカウント部を備える。前記車載機器は、予め定められた第1の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が、前記第1の期間を前記入力周期で除算することによって算出された第1の値と、前記通信ネットワークに不正信号がさらに入力されることを仮定して前記第1の期間及び前記入力周期に基づいて算出される第2の値との間に設定された閾値以下であるか否かを判定する判定部を備える。
前記判定部は、前記第1の期間及び前記入力周期に誤差が含まれることを仮定して算出された前記第1の値の最大値と前記第2の値の最小値との間に、前記閾値を設定してよい。
前記カウント部によりカウントされた回数に基づいて、前記入力周期の実測値を計測する周期計測部をさらに備えてよい。前記判定部は、前記周期計測部によって前記入力周期の前記実測値が計測されるまでの間、予め定められた第2の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が予め定められた第3の値以下であるか否かを判定し、前記周期計測部によって前記入力周期の前記実測値が計測された場合に、前記第1の期間を前記入力周期の前記実測値で除算することによって前記第1の値を算出し、前記通信ネットワークに不正信号がさらに入力されることを仮定して前記第1の期間及び前記入力周期の前記実測値に基づいて算出される前記第2の値を算出し、前記第1の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が前記第1の値以下であるか否かの判定を開始してよい。
前記判定部は、前記周期計測部によって前記入力周期の前記実測値が計測された場合に、前記入力周期の前記実測値に基づいて前記第2の期間より短い前記第1の期間を設定してよい。
前記車載機器は、予め定められた入力周期で通信ネットワークに入力されることが期待される信号を検出する信号検出部を備えてよい。前記車載機器は、前記信号検出部により信号が検出された回数をカウントするカウント部を備えてよい。前記車載機器は、予め定められた第1の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が、前記第1の期間を前記入力周期の過去の実測値で除算することによって算出された第1の値以下であるか否かを判定する判定部を備えてよい。
前記判定部は、前記第1の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が、前記第1の期間に誤差が含まれることを仮定して算出された前記第1の値の最大値以下であるか否かを判定してよい。
前記判定部は、前記第1の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が、前記第1の値と、前記通信ネットワークに不正信号がさらに入力されることを仮定して前記第1の期間及び前記入力周期の前記実測値に基づいて算出される第2の値との間に設定された閾値以下であるか否かを判定してよい。
前記判定部は、前記第1の期間に誤差が含まれることを仮定して算出された前記第1の値の最大値と前記第2の値の最小値との間に、前記閾値を設定してよい。
前記車載機器は、前記カウント部によりカウントされた回数に基づいて前記入力周期の前記実測値を計測する周期計測部をさらに備えてよい。前記判定部は、前記周期計測部によって前記入力周期の前記実測値が計測されるまでの間、予め定められた第2の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が予め定められた第3の値以下であるか否かを判定し、前記周期計測部によって前記入力周期の前記実測値が計測された場合に、前記入力周期の前記実測値を用いて前記第1の値を算出し、前記第1の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が前記第1の値以下であるか否かの判定を開始してよい。
前記判定部は、前記周期計測部によって前記入力周期の前記実測値が計測された場合に、前記入力周期の前記実測値に基づいて前記第2の期間より短い前記第1の期間を設定してよい。
本発明の第2の態様においては、車両が提供される。前記車両は、上記の車載機器を備える。
本発明の第3の態様においては、方法が提供される。前記方法は、予め定められた入力周期で通信ネットワークに入力されることが期待される信号を検出する段階を備える。前記方法は、前記信号が検出された回数をカウントする段階を備える。前記方法は、予め定められた第1の期間内においてカウントされた前記回数が、前記第1の期間を前記入力周期で除算することによって算出された第1の値と、前記通信ネットワークに不正信号がさらに入力されることを仮定して前記第1の期間及び前記入力周期に基づいて算出される第2の値との間に設定された閾値以下であるか否かを判定する段階を備える。
本発明の第4の態様においては、方法が提供される。前記方法は、予め定められた入力周期で通信ネットワークに入力されることが期待される信号を検出する段階を備える。前記方法は、前記信号が検出された回数をカウントする段階を備える。前記方法は、予め定められた第1の期間内においてカウントされた前記回数が、前記第1の期間を前記入力周期の過去の実測値で除算することによって算出された第1の値以下であるか否かを判定する段階を備える。
上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一実施形態における車両10のシステム構成を概念的に示す。 ECU110が備える機能構成を概略的に示すブロック図である。 CAN通信ネットワーク180に正規信号のみが入力された場合と正規信号及び不正信号が入力された場合を対比して示す。 なりすまし攻撃がない場合において信号が検出され得る最大検出回数と、なりすまし攻撃がある場合において信号が検出される得る最小検出回数とを示す図である。 入力周期Fの実測値を用いた場合における最大検出回数と最小検出回数とを示す図である。 2回のドライブサイクルにおいて実行される不正信号の判定処理及び入力周期Fを測定する処理の内容を示す。 ECU110が実行する処理を示すフローチャートである。 コンピュータ2000の例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態における車両10のシステム構成を概念的に示す。車両10は、システム20を備える。システム20は、ECU100、ECU110、ECU111、ECU120及びECU121を含む複数のECU(電子制御ユニット)を備える。車両10が備えるECUは、例えばエンジン、変速機、操舵装置等のような車両10の走行に直接的な影響を与える機器を制御するためのECUを含む。車両10が備えるECUは、例えばエアコンディショナ及びナビゲーション装置等のような車両10の走行に直接的な影響を与えない機器を制御するためのECUを含む。ECU100、ECU110、ECU111、ECU120及びECU121は、車載機器の一例である。
車両10が備えるECUは、コントローラエリアネットワーク(CAN)通信によって相互に通信を行う。車両10が備えるECUのそれぞれは、複数のCAN通信ネットワーク180によって互いに通信可能に接続される。ECU100は、複数のCAN通信ネットワーク180間の通信を中継するゲートウェイとして機能する。
図2は、ECU110が備える機能構成を概略的に示すブロック図である。ECU110は、処理部200と、記憶部280とを備える。ECU110は、第三者がCAN通信ネットワーク180に対してECUになりすまして不正信号を送信する、いわゆるなりすまし攻撃があるか否かを判定する処理を行う。
処理部200は、演算処理を行うCPU等のプロセッサにより実装されてよい。記憶部280は、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶媒体、ランダムアクセスメモリ等の揮発性記憶媒体を含んでよい。ECU110はコンピュータを含んで構成され得る。ECU110は、不揮発性記憶媒体に記憶されたプログラムに従って処理部200が動作することによって、各種の制御を実行する。
処理部200は、信号検出部210と、カウント部220と、判定部230と、周期計測部240とを備える。信号検出部210は、予め定められた入力周期で通信ネットワークに入力されることが期待される信号を検出する。カウント部220は、信号検出部210により信号が検出された回数をカウントする。
第1の判定方式において、判定部230は、予め定められた第1の期間内においてカウント部220によりカウントされた回数が、第1の期間を入力周期で除算することによって算出された第1の値と、通信ネットワークに不正信号がさらに入力されることを仮定して第1の期間及び入力周期に基づいて算出される第2の値との間に設定された閾値以下であるか否かを判定する。第1の値と第2の値との間に閾値を設定することで、なりすまし攻撃を誤検知する可能性を低くすることができる。
第1の判定方式において、判定部230は、第1の期間及び入力周期に誤差が含まれることを仮定して算出された第1の値の最大値と第2の値の最小値との間に、閾値を設定する。これにより、なりすまし攻撃を誤検知する可能性を低くしつつ、なりすまし攻撃を検知するまでの時間を短縮することができる。
第1の判定方式において、周期計測部240は、カウント部220によりカウントされた回数に基づいて、入力周期の実測値を計測する。判定部230は、周期計測部240によって入力周期の実測値が計測されるまでの間、予め定められた第2の期間内においてカウント部220によりカウントされた回数が予め定められた第3の値以下であるか否かを判定する。そして、判定部230は、周期計測部240によって入力周期の実測値が計測された場合に、第1の期間を入力周期の実測値で除算することによって第1の値を算出し、通信ネットワークに不正信号がさらに入力されることを仮定して第1の期間及び入力周期の実測値に基づいて算出される第2の値を算出し、第1の期間内においてカウント部220によりカウントされた回数が第1の値以下であるか否かの判定を開始する。これにより、入力周期の実測値が計測されると、入力周期の実測値に基づくなりすまし攻撃の検出を開始することができる。
第1の判定方式において、判定部230は、周期計測部240によって入力周期の実測値が計測された場合に、入力周期の実測値に基づいて第2の期間より短い第1の期間を設定する。これにより、なりすまし攻撃を速やかに検出できるようにすることができる。
第1の判定方式とは異なる第2の判定方式において、判定部230は、予め定められた第1の期間内においてカウント部220によりカウントされた回数が、第1の期間を入力周期の過去の実測値で除算することによって算出された第1の値以下であるか否かを判定してよい。第2の判定方式において、判定部230は、第1の期間内においてカウント部220によりカウントされた回数が、第1の期間に誤差が含まれることを仮定して算出された第1の値の最大値以下であるか否かを判定してよい。これにより、なりすまし攻撃を検知するまでの時間を短縮することができる。
第2の判定方式において、判定部230は、第1の期間内においてカウント部220によりカウントされた回数が、第1の値と、通信ネットワークに不正信号がさらに入力されることを仮定して第1の期間及び入力周期の実測値に基づいて算出される第2の値との間に設定された閾値以下であるか否かを判定してよい。これにより、なりすまし攻撃を誤検出する可能性を低減することができる。
第2の判定方式において、判定部230は、第1の期間に誤差が含まれることを仮定して算出された第1の値の最大値と第2の値の最小値との間に、閾値を設定してよい。これにより、なりすまし攻撃を検出するまでの時間を短縮することが可能になる。
第2の判定方式においても、判定部230は、周期計測部240によって入力周期の実測値が計測されるまでの間、予め定められた第2の期間内においてカウント部220によりカウントされた回数が予め定められた第3の値以下であるか否かを判定してよい。そして、判定部230は、周期計測部240によって入力周期の実測値が計測された場合に、入力周期の実測値を用いて第1の値を算出し、第1の期間内においてカウント部220によりカウントされた回数が第1の値以下であるか否かの判定を開始してよい。これにより、入力周期の実測値が計測されると、入力周期の実測値に基づくなりすまし攻撃の検出を開始することができる。
第2の判定方式において、判定部230は、周期計測部240によって入力周期の実測値が計測された場合に、入力周期の実測値に基づいて第2の期間より短い第1の期間を設定してよい。これにより、なりすまし攻撃を速やかに検出できるようにすることができる。
図3は、CAN通信ネットワーク180に正規信号のみが入力された場合と正規信号及び不正信号が入力された場合を対比して示す。正規信号は、例えばECU110がCAN通信ネットワーク180に出力する信号である。ECU110は、予め定められた入力周期Fで信号がCAN通信ネットワーク180に入力されるよう制御する。ECU110がCAN通信ネットワーク180に信号を入力する処理には誤差が生じ得るので、連続する正規信号間の時間間隔にも誤差が生じ得るものの、連続する正規信号間の時間間隔は概ね入力周期Fとなる。つまり、正規信号は、予め定められた入力周期FでCAN通信ネットワーク180に入力されることが期待される。
次に、悪意のある第三者が、ECU111になりすまして不正信号をCAN通信ネットワーク180に入力する場合を示す。例えば、悪意のある第三者は、ECU110から特定のCAN IDが付与された信号がCAN通信ネットワーク180に入力されたことを検知すると、当該CAN IDを付与した不正信号をCAN通信ネットワーク180に入力する。これにより、不正信号が入力されない場合に比べて、約2倍の数の信号がCAN通信ネットワーク180に入力されることになる。そこで、信号検出部210が検出した信号のうち特定のCAN IDが付与された信号の数をカウント部220がカウントし、判定部230は、予め定められた期間T内にカウント部220によってカウントされた信号の数に基づいて、不正信号がCAN通信ネットワーク180に入力されたか否かを判定する。
図4は、なりすまし攻撃がない場合において信号が検出され得る最大検出回数と、なりすまし攻撃がある場合において信号が検出される得る最小検出回数とを示す図である。図4は、信号をカウントする期間の設計値Tに±10%の誤差があり、入力周期の設計値Fに±20%の誤差が生じ得ると仮定した場合の最大検出回数と最小検出回数を示す。
図4には、信号をカウントする期間Tの設計値が1500msであり、入力周期Fの設計値が10msである場合が例示されている。なりすまし攻撃がない場合において信号が検出され得る最大検出回数は、1.1T/0.8Fによって算出される。なりすまし攻撃がある場合、なりすまし攻撃がない場合に比べて単位時間あたりの信号数が2倍になるとすると、なりすまし攻撃がある場合において信号が検出され得る最小検出回数は、2×0.9T/1.2Fによって算出される。図4に示されるように、なりすまし攻撃がない場合における信号の最大検出回数は206であり、なりすまし攻撃がある場合における信号に最小検出回数は225である。
そこで、判定部230は、期間Tとして1500msを採用する場合には、不正信号があるか否かを判定するための閾値を206と225との間に設定し、1500msの期間内で信号が検出された回数が閾値以下である場合に不正信号がないと判定し、1500msの期間内で信号が検出された回数が閾値を超える場合に不正信号があると判定する。閾値として設定し得る下限値は206であり、上限値は225である。このように閾値を設定することで、期間T及び入力周期Fに生じ得る誤差を考慮しても、不正信号があるか否かを適切に判定することが期待できる。
なお、判定部230は、不正信号があるか否かを判定するための閾値を、誤差を考慮せずに設定してよい。例えば、判定部230は、なりすまし攻撃がない場合において信号が検出され得る回数であるT/Fと、なりすまし攻撃がある場合において信号が検出され得る回数である2T/Fとの間に、閾値を設定してよい。
図5は、入力周期Fの実測値を用いた場合における最大検出回数と最小検出回数とを示す図である。図5は、期間Tの設計値に±10%の誤差が生じ得ると仮定した場合の最大検出回数と最小検出回数を示す。図5に係る説明において、入力周期の実測値のことを「F」で表す場合がある。
図5には、信号をカウントする期間Tの設計値が500msであり、入力周期Fの実測値が10.1msである場合が例示されている。なりすまし攻撃がない場合において信号が検出され得る最大検出回数は、1.1T/Fによって算出される。なりすまし攻撃がある場合において信号が検出され得る最小検出回数は、2×0.9T/Fによって算出される。図5に示されるように、なりすまし攻撃がない場合における信号の最大検出回数は54であり、なりすまし攻撃がある場合における信号に最小検出回数は89である。
そこで、判定部230は、期間Tとして500msを採用する場合、不正信号があるか否かを判定するための閾値を54と89との間に設定し、500msの期間内で信号が検出された回数が閾値以下である場合に不正信号がないと判定し、500msの期間内で信号が検出された回数が閾値を超える場合に不正信号があると判定する。閾値として設定し得る下限値は54であり、上限値は89である。このように閾値を設定することで、期間Tに生じ得る誤差を考慮しても、不正信号があるか否かを適切に判定できることが期待される。図5に示されるように、最大検出回数と最小検出回数との間の差が35と比較的に大きいため、誤判定が生じる可能性も低くなる。
なお、判定部230は、不正信号があるか否かを判定するための閾値を、期間T」の誤差を考慮することなく、入力周期Fの実測値を用いて設定してよい。例えば、判定部230は、なりすまし攻撃がない場合において信号が検出され得る回数であるT/Fと、なりすまし攻撃がある場合において信号が検出され得る回数である2T/Fとの間に、閾値を設定してよい。判定部230は、不正信号があるか否かを判定するための閾値を、T/Fに設定してよい。判定部230は、不正信号があるか否かを判定するための閾値を、2T/Fに設定してもよい。
次に、入力周期Fと期間Tとの関係を説明する。不正信号があるか否かを速やかに判定するためには、期間Tを短くすることが望まれる。一般に、なりすまし攻撃がある場合において信号が検出され得る最小検出回数をAとし、なりすまし攻撃がない場合において信号が検出され得る最大検出回数をNとすると、不正信号があるか否かを判定するためには、A-N≧1の要件を満たす必要がある。
まず、図4に関連して説明したように、入力周期Fに±20%の誤差が発生し、期間Tに±10%の誤差が発生する場合を説明する。この場合、N=1.1T/0.8Fとなる。なりすまし攻撃がある場合、なりすまし攻撃がない場合に比べて単位時間あたりの信号数が2倍になるとすると、A=2×0.9T/1.2Fとなる。したがって、不正信号があるか否かを判定するためには、2×0.9T/1.2F-1.1T/0.8F≧1を満たす必要がある。これにより、不正信号があるか否かを判定するためには、T≧8Fを満たす必要がある。つまり、入力周期Fに±20%の誤差が発生し、期間Tに±10%の誤差が発生するものとすると、不正信号があるか否かを判定するためには、入力周期Fの8倍以上の期間Tが必要となる。
これに対し、図5に関連して説明したように、入力周期Fに実測値を用い、期間Tに±10%の誤差が発生する場合を説明する。この場合、N=1.1T/Fとなる。なりすまし攻撃がある場合、なりすまし攻撃がない場合に比べて単位時間あたりの信号数が2倍になるとすると、A=2×0.9T/Fとなる。したがって、不正信号があるか否かを判定するためには、2×0.9T/F-1.1T/F≧1を満たす必要がある。これにより、不正信号があるか否かを判定するためには、T≧1.43Fを満たせばよい。よって、入力周期Fに実測値を用いることで、入力周期Fに実測値を用いない場合に比べて、期間Tを短くすることが可能になる。
図6は、2回のドライブサイクルにおいて実行される不正信号の判定処理及び入力周期Fを測定する処理の内容を示す。まず、車両10がユーザに引き渡された後の最初のドライブサイクルにおいては、入力周期Fの実測値が得られていない。そのため、時刻t0から開始される最初のドライブサイクルにおいて、周期計測部240は入力周期Fを計測する。
例えば、周期計測部240は、予め定められた期間が経過する毎にカウント部220によって信号がカウントされた回数を取得し、複数の期間のそれぞれにおける信号の入力周期を算出する。周期計測部240は、複数の期間のそれぞれで算出された入力周期を平均して、入力周期Fの実測値を算出する。
最初のドライブサイクルにおいて、周期計測部240が入力周期Fの実測値を計測している間、判定部230は、規定の検出条件で不正信号の有無を判定する。規定の検出条件は、検出用変数として期間T及び閾値を含んで構成される。期間Tは、T≧8Fの要件を少なくとも満たすように設定される。閾値は、例えば図4に関連して説明したように入力周期Fと期間Tから算出される最大検出回数と最小検出回数との間に設定される。規定の検出条件を構成する期間T及び閾値は、入力周期Fに応じて予め定められていてよい。
判定部230は、最初のドライブサイクルが終了するまでの間、期間Tが経過する毎にカウント部220によってカウントされた信号の検出回数を取得し、取得した回数が閾値を超える場合に、不正信号があると判定する。時刻t1において最初のドライブサイクルが終了すると、記憶部280は、時刻t0からt1までの間に周期計測部240が計測した入力周期Fの実測値を、不揮発性の記憶領域に記憶する。
時刻t2において2回目のドライブサイクルが開始する場合、判定部230は、記憶部280から入力周期Fの実測値を読み出し、入力周期Fの実測値を用いて検出条件を算出する。検出条件は、検出用変数として期間T及び閾値を含んで構成される。判定部230は、入力周期Fの実測値を用いて、T≧1.43Fの要件を少なくとも満たすように期間Tを設定する。この場合、判定部230は、期間Tとして、規定の検出条件を構成する期間より短い期間を設定し得る。判定部230は、例えば図5に関連して説明したように、期間Tの誤差を考慮した期間Tを入力周期Fで除算することによって得られる値に基づいて、閾値を設定する。判定部230は、算出される最大検出回数と最小検出回数との間に閾値を設定してよい。
時刻t3から車両10の走行を開始すると、判定部230は、入力周期Fの実測値を用いて算出した検出条件で不正信号の有無を判定する。具体的には、判定部230は、期間Tが経過する毎にカウント部220によってカウントされた信号の検出回数を取得し、取得した回数が閾値を超える場合に、不正信号があると判定する。
2回目のドライブサイクルにおいて、判定部230が入力周期Fの実測値を用いて算出した検出条件で不正信号の有無を判定している間、周期計測部240は入力周期を計測し続ける。時刻t4において最初のドライブサイクルが終了すると、記憶部280は、時刻t3からt4までの間に周期計測部240が計測した入力周期Fの実測値を記憶する。記憶部280に記憶された入力周期Fの実測値は、次回のドライブサイクルが開始する場合に検知条件を算出するために使用される。
なお、最初のドライブサイクルにおいて、入力周期Fの実測値の計測が完了した場合、判定部230は、最初のドライブサイクルの途中で、入力周期Fの実測値に基づいて検知条件を算出し、入力周期Fの実測値を用いて算出した検出条件で不正信号の有無の判定を開始してよい。
図7は、ECU110が実行する処理を示すフローチャートである。図7に示すフローチャートの処理は、ドライブサイクルの開始時に開始される。
S702において、不正信号を検出するための検出用変数を初期化する。検出用変数は、入力周期F、入力周期Fの実測値、期間T、閾値のそれぞれの変数を含む。S704において、記憶部280に記憶されている値を検出用変数に設定する。S706において、判定部230は、入力周期Fを実測済みであるか否かを判断する。入力周期Fを実測済みでない場合、S710において期間Tの変数に規定の期間を設定し、S712において閾値の変数に規定の閾値を設定する。続いて、S724において、判定部230は、S710及びS712で設定した期間T及び閾値に基づいて、不正信号を検出する処理を開始する。
S706において入力周期Fを実測済みであると判断した場合、S720において、期間Tの変数に入力周期Fの実測値を考慮した値を設定する。S722において、閾値の変数に、期間Tを入力周期Fの実測値で除算した値に基づく値を設定する。閾値は、図5に関連して説明したように、期間Tの誤差を考慮して設定される。続いて、S724において、判定部230は、S720及びS722で設定した期間T及び閾値に基づいて、不正信号を検出する処理を開始する。
以上に説明したシステム20によれば、入力周期Fの実測値を用いることで、なりすまし攻撃による不正信号を検出するために信号をカウントする期間Tを短くすることができる。これにより、なりすまし攻撃を速やかに検出することができる。また、入力周期Fの実測値を記憶部280に保持しておくことで、過去に実測した入力周期Fを利用することで、速やかになりすまし攻撃を短時間で検出できる状態にすることができる。
図8は、本発明の複数の実施形態が全体的又は部分的に具現化され得るコンピュータ2000の例を示す。コンピュータ2000にインストールされたプログラムは、コンピュータ2000を、実施形態に係るシステム20等のシステム又はシステムの各部、もしくはECU110等の装置又は当該装置の各部として機能させる、当該システム又はシステムの各部もしくは当該装置又は当該装置の各部に関連付けられるオペレーションを実行させる、及び/又は、実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2000に、本明細書に記載の処理手順及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU2012によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ2000は、CPU2012、及びRAM2014を含み、それらはホストコントローラ2010によって相互に接続されている。コンピュータ2000はまた、ROM2026、フラッシュメモリ2024、通信インタフェース2022、及び入力/出力チップ2040を含む。ROM2026、フラッシュメモリ2024、通信インタフェース2022、及び入力/出力チップ2040は、入力/出力コントローラ2020を介してホストコントローラ2010に接続されている。
CPU2012は、ROM2026及びRAM2014内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。
通信インタフェース2022は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。フラッシュメモリ2024は、コンピュータ2000内のCPU2012によって使用されるプログラム及びデータを格納する。ROM2026は、アクティブ化時にコンピュータ2000によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ2000のハードウエアに依存するプログラムを格納する。入力/出力チップ2040はまた、キーボード、マウス及びモニタ等の様々な入力/出力ユニットをシリアルポート、パラレルポート、キーボードポート、マウスポート、モニタポート、USBポート、HDMI(登録商標)ポート等の入力/出力ポートを介して、入力/出力コントローラ2020に接続してよい。
プログラムは、CD-ROM、DVD-ROM、又はメモリカードのようなコンピュータ可読記憶媒体又はネットワークを介して提供される。RAM2014、ROM2026、又はフラッシュメモリ2024は、コンピュータ可読記憶媒体の例である。プログラムは、フラッシュメモリ2024、RAM2014、又はROM2026にインストールされ、CPU2012によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2000に読み取られ、プログラムと上記様々なタイプのハードウエアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ2000の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、コンピュータ2000及び外部デバイス間で通信が実行される場合、CPU2012は、RAM2014にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース2022に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース2022は、CPU2012の制御下、RAM2014及びフラッシュメモリ2024のような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取った送信データをネットワークに送信し、ネットワークから受信された受信データを、記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
また、CPU2012は、フラッシュメモリ2024等のような記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM2014に読み取られるようにし、RAM2014上のデータに対し様々な種類の処理を実行してよい。CPU2012は次に、処理されたデータを記録媒体にライトバックする。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理にかけられてよい。CPU2012は、RAM2014から読み取られたデータに対し、本明細書に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々な種類のオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々な種類の処理を実行してよく、結果をRAM2014にライトバックする。また、CPU2012は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2012は、第1の属性の属性値が指定されている、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ2000上又はコンピュータ2000近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能である。コンピュータ可読記憶媒体に格納されたプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ2000に提供してよい。
コンピュータ2000にインストールされ、コンピュータ2000をECU110として機能させるプログラムは、CPU2012等に働きかけて、コンピュータ2000を、ECU110の各部としてそれぞれ機能させてよい。これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ2000に読込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウエア資源とが協働した具体的手段であるECU110の各部として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ2000の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有のECU110が構築される。
様々な実施形態が、ブロック図等を参照して説明された。ブロック図において各ブロックは、(1)オペレーションが実行されるプロセスの段階又は(2)オペレーションを実行する役割を持つ装置の各部を表わしてよい。特定の段階及び各部が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウエア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理オペレーション、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウエア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、処理手順又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段をもたらすべく実行され得る命令を含む製品の少なくとも一部を構成する。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(登録商標)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ又はプログラマブル回路に対し、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、説明された処理手順又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段をもたらすべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の序順で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 車両
20 システム
100 ECU
110 ECU
111 ECU
120 ECU
121 ECU
180 CAN通信ネットワーク
210 信号検出部
220 カウント部
230 判定部
240 周期計測部
280 記憶部
2000 コンピュータ
2010 ホストコントローラ
2012 CPU
2014 RAM
2020 入力/出力コントローラ
2022 通信インタフェース
2024 フラッシュメモリ
2026 ROM
2040 入力/出力チップ

Claims (13)

  1. 予め定められた入力周期で通信ネットワークに入力されることが期待される信号を検出する信号検出部と、
    前記信号検出部により信号が検出された回数をカウントするカウント部と、
    予め定められた第1の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が、前記第1の期間を前記入力周期で除算することによって算出された第1の値と、前記通信ネットワークに不正信号がさらに入力されることを仮定して前記第1の期間及び前記入力周期に基づいて算出される第2の値との間に設定された閾値以下であるか否かを判定する判定部と
    を備える車載機器。
  2. 前記判定部は、前記第1の期間及び前記入力周期に誤差が含まれることを仮定して算出された前記第1の値の最大値と前記第2の値の最小値との間に、前記閾値を設定する
    請求項1に記載の車載機器。
  3. 前記カウント部によりカウントされた回数に基づいて、前記入力周期の実測値を計測する周期計測部
    をさらに備え、
    前記判定部は、
    前記周期計測部によって前記入力周期の前記実測値が計測されるまでの間、予め定められた第2の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が予め定められた第3の値以下であるか否かを判定し、
    前記周期計測部によって前記入力周期の前記実測値が計測された場合に、前記第1の期間を前記入力周期の前記実測値で除算することによって前記第1の値を算出し、前記通信ネットワークに不正信号がさらに入力されることを仮定して前記第1の期間及び前記入力周期の前記実測値に基づいて算出される前記第2の値を算出し、前記第1の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が前記第1の値以下であるか否かの判定を開始する
    請求項1に記載の車載機器。
  4. 前記判定部は、前記周期計測部によって前記入力周期の前記実測値が計測された場合に、前記入力周期の前記実測値に基づいて前記第2の期間より短い前記第1の期間を設定する
    請求項3に記載の車載機器。
  5. 予め定められた入力周期で通信ネットワークに入力されることが期待される信号を検出する信号検出部と、
    前記信号検出部により信号が検出された回数をカウントするカウント部と、
    予め定められた第1の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が、前記第1の期間を前記入力周期の過去の実測値で除算することによって算出された第1の値以下であるか否かを判定する判定部と
    を備える車載機器。
  6. 前記判定部は、前記第1の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が、前記第1の期間に誤差が含まれることを仮定して算出された前記第1の値の最大値以下であるか否かを判定する
    請求項5に記載の車載機器。
  7. 前記判定部は、前記第1の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が、前記第1の値と、前記通信ネットワークに不正信号がさらに入力されることを仮定して前記第1の期間及び前記入力周期の前記実測値に基づいて算出される第2の値との間に設定された閾値以下であるか否かを判定する
    請求項5に記載の車載機器。
  8. 前記判定部は、前記第1の期間に誤差が含まれることを仮定して算出された前記第1の値の最大値と前記第2の値の最小値との間に、前記閾値を設定する
    請求項7に記載の車載機器。
  9. 前記カウント部によりカウントされた回数に基づいて前記入力周期の前記実測値を計測する周期計測部
    をさらに備え、
    前記判定部は、
    前記周期計測部によって前記入力周期の前記実測値が計測されるまでの間、予め定められた第2の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が予め定められた第3の値以下であるか否かを判定し、
    前記周期計測部によって前記入力周期の前記実測値が計測された場合に、前記入力周期の前記実測値を用いて前記第1の値を算出し、前記第1の期間内において前記カウント部によりカウントされた回数が前記第1の値以下であるか否かの判定を開始する
    請求項5から8のいずれか一項に記載の車載機器。
  10. 前記判定部は、前記周期計測部によって前記入力周期の前記実測値が計測された場合に、前記入力周期の前記実測値に基づいて前記第2の期間より短い前記第1の期間を設定する
    請求項9に記載の車載機器。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の車載機器を備える車両。
  12. 予め定められた入力周期で通信ネットワークに入力されることが期待される信号を検出する段階と、
    前記信号が検出された回数をカウントする段階と、
    予め定められた第1の期間内においてカウントされた前記回数が、前記第1の期間を前記入力周期で除算することによって算出された第1の値と、前記通信ネットワークに不正信号がさらに入力されることを仮定して前記第1の期間及び前記入力周期に基づいて算出される第2の値との間に設定された閾値以下であるか否かを判定する段階と
    を備える方法。
  13. 予め定められた入力周期で通信ネットワークに入力されることが期待される信号を検出する段階と、
    前記信号が検出された回数をカウントする段階と、
    予め定められた第1の期間内においてカウントされた前記回数が、前記第1の期間を前記入力周期の過去の実測値で除算することによって算出された第1の値以下であるか否かを判定する段階と
    を備える方法。
JP2022051388A 2022-03-28 2022-03-28 車載機器、車両及び方法 Pending JP2023144421A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022051388A JP2023144421A (ja) 2022-03-28 2022-03-28 車載機器、車両及び方法
CN202310141702.0A CN116827583A (zh) 2022-03-28 2023-02-21 车载设备、车辆和方法
US18/182,408 US20230308456A1 (en) 2022-03-28 2023-03-13 In-vehicle equipment, vehicle, and method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022051388A JP2023144421A (ja) 2022-03-28 2022-03-28 車載機器、車両及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023144421A true JP2023144421A (ja) 2023-10-11

Family

ID=88096655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022051388A Pending JP2023144421A (ja) 2022-03-28 2022-03-28 車載機器、車両及び方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230308456A1 (ja)
JP (1) JP2023144421A (ja)
CN (1) CN116827583A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
US20230308456A1 (en) 2023-09-28
CN116827583A (zh) 2023-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10902109B2 (en) Misuse detection method, misuse detection electronic control unit, and misuse detection system
US10992688B2 (en) Unauthorized activity detection method, monitoring electronic control unit, and onboard network system
EP3839784A1 (en) Flooding prevention and suspension detection & bumpless controller replacement for message modification attacks
US20090288161A1 (en) Method for establishing a trusted running environment in the computer
US11132467B2 (en) Information processing device, information processing method, and computer program product
US10341294B2 (en) Unauthorized communication detection system and unauthorized communication detection method
CN109815697B (zh) 误报行为处理方法及装置
US20230283622A1 (en) Anomaly detection method, anomaly detection device, and recording medium
WO2021260984A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
WO2018063756A1 (en) System, apparatus and method for performing on-demand binary analysis for detecting code reuse attacks
US11615183B2 (en) Information processing device, control method, and recording medium for detecting an anomaly in behavior of an application operating on a device in a mobility
US20240080330A1 (en) Security monitoring apparatus, security monitoring method, and computer readable medium
US20210010950A1 (en) Inspection device, inspection method, and computer readable medium
JP2024005967A (ja) 不正信号検出装置、車両及び不正信号検出方法
JP2023144421A (ja) 車載機器、車両及び方法
CN115130114B (zh) 一种网关安全启动方法、装置、电子设备及存储介质
JP7273875B2 (ja) 判定装置、移動体、判定方法及びプログラム
JP2024006425A (ja) 信号検出装置、車両及び方法
CN114265813A (zh) 快照查询方法、装置、设备及存储介质
US11341238B2 (en) Electronic device intrusion detection
CN114567456A (zh) 用于对通信系统中的消息进行检验的方法
US20240080179A1 (en) Signal determination device, movable object, signal determination method, and computer readable storage medium
JP2023150017A (ja) 車載通信装置、車両及び方法
JP2024036230A (ja) 異常判断装置、移動体、異常判断方法、及びプログラム
WO2024070078A1 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム