JP2024005731A - High-frequency heating device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、高周波加熱装置に関する。 The present invention relates to a high frequency heating device.
特許文献1に記載された高周波加熱装置においては、マグネトロンの加熱出力を指示する加熱出力指示回路が、加熱出力に応じてデューティ(パルス信号のパルス幅)が異なるパルス信号を出力する。
In the high-frequency heating device described in
特許文献1においては、マグネトロンの出力の設定値に応じて、高周波加熱装置に含まれるスイッチング素子に入力されるパルス信号のデューティ、すなわちオン時間の比率(パルス幅)が制御される。
In
しかしながら、スイッチング素子に入力されるパルス信号のパルス幅によっては、高周波加熱装置の動作が停止する場合がある。入力されるパルス信号のパルス幅に応じてスイッチング素子の温度が上昇するので、パルス信号のパルス幅が大きいと、スイッチング素子の温度が上がりすぎないように制限する温度保護回路が動作し、スイッチング素子の動作が停止される。スイッチング素子の動作が停止する(電流を通さなくなる)と、高周波加熱装置の動作が停止してしまう。またパルス信号のパルス幅が小さいと、マグネトロンの駆動用のヒーターに流れる電流が不足し、マグネトロンが安定して発振しなくなる場合もある。 However, depending on the pulse width of the pulse signal input to the switching element, the operation of the high-frequency heating device may stop. The temperature of the switching element increases according to the pulse width of the input pulse signal, so if the pulse width of the pulse signal is large, a temperature protection circuit that limits the temperature of the switching element from rising too much operates, and the temperature of the switching element increases. operation is stopped. When the switching element stops operating (current no longer passes), the high-frequency heating device stops operating. Furthermore, if the pulse width of the pulse signal is small, the current flowing through the heater for driving the magnetron may be insufficient, and the magnetron may not oscillate stably.
上記の問題点に鑑み、本発明は、スイッチング素子をスイッチングさせる入力パルス信号のパルス幅が適切に制御される高周波加熱装置を提供することを課題とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide a high-frequency heating device in which the pulse width of an input pulse signal for switching a switching element is appropriately controlled.
本発明の一局面の高周波加熱装置は、マグネトロンと、インバータ回路部と、スイッチング素子と、インバータ制御部と、出力指示部とを備える。マグネトロンは、被加熱物を加熱するためのマイクロ波を発生させる。インバータ回路部は、マグネトロンを駆動する。スイッチング素子は、インバータ回路部に接続され、マグネトロンの出力を調節する。インバータ制御部は、スイッチング素子をスイッチングさせる入力パルス信号をスイッチング素子へ入力する。出力指示部は、インバータ制御部に対して、マグネトロンの出力目標値を指示する。インバータ制御部は、出力目標値に基づいて入力パルス信号のパルス幅を決定する。インバータ制御部は、入力パルス信号のパルス幅について、上限値及び下限値の少なくとも一方を設定可能である。 A high-frequency heating device according to one aspect of the present invention includes a magnetron, an inverter circuit section, a switching element, an inverter control section, and an output instruction section. A magnetron generates microwaves to heat an object. The inverter circuit section drives the magnetron. The switching element is connected to the inverter circuit section and adjusts the output of the magnetron. The inverter control section inputs to the switching element an input pulse signal that causes the switching element to switch. The output instruction section instructs the inverter control section to specify an output target value of the magnetron. The inverter control section determines the pulse width of the input pulse signal based on the output target value. The inverter control section can set at least one of an upper limit value and a lower limit value for the pulse width of the input pulse signal.
本発明に係る高周波加熱装置によれば、スイッチング素子をスイッチングさせる入力パルス信号のパルス幅が適切に制御される。 According to the high frequency heating device according to the present invention, the pulse width of the input pulse signal that switches the switching element is appropriately controlled.
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。 Hereinafter, embodiments will be described with reference to the drawings. In addition, in the drawings, the same reference numerals are given to the same or corresponding parts, and the description will not be repeated.
まず、図1を参照して、実施形態の一例に係る高周波加熱装置10の構成について説明する。図1は、実施形態の一例に係る高周波加熱装置10の構成を模式的に示す図である。高周波加熱装置10は、例えば、電子レンジである。図1に示されているように、高周波加熱装置10は、マグネトロン12と、インバータ回路部20と、インバータ電源21と、スイッチング素子25と、インバータ制御部30と、出力指示部40とを備える。図1の高周波加熱装置10はさらに、高圧整流器13と、トランス15と、ゼロクロス検出部35を備える。
First, with reference to FIG. 1, the configuration of a high-
マグネトロン12は、高周波加熱装置10において、被加熱物を加熱するためのマイクロ波を発生させる。図1のマグネトロン12は、高圧整流器13(例えばダイオードとコンデンサからなる倍電圧整流器)と、トランス15に接続されている。またトランス15は、1次巻線16と、2次巻線17と、3次巻線18とを有する。
The
インバータ回路部20は、マグネトロン12を駆動する。図1のインバータ回路部20は、インバータ整流器22と、チョークコイル23と、平滑コンデンサ24と、共振コンデンサ26とを含む。インバータ回路部20は、スイッチング素子25と、トランス15の1次巻線16に接続されている。またインバータ回路部20は、入力パルス伝達ライン27と、消費電流検出ライン28と、電源電圧検出ライン29を介してインバータ制御部30に接続されている。
The
インバータ電源21は、インバータ回路部20にインバータ電源電圧を印加する。図1のインバータ電源21は、インバータ整流器22に接続されている。図1においてインバータ電源21は交流の電圧源であり、例えば、商用電源である。インバータ電源21の交流電圧はインバータ整流器22(例えばダイオードブリッジ等)によって単方向電圧に整流される。整流された単方向電圧は、チョークコイル23と平滑コンデンサ24によって構成される平滑回路にて直流電圧に平滑される。平滑された直流電圧は、スイッチング素子25を介して、共振コンデンサ26とトランス15の1次巻線16による共振回路へ印加される。
インバータ回路部20に接続されるスイッチング素子25は、入力パルス伝達ライン27を介して、後述のインバータ制御部30によってオンオフ制御される。スイッチング素子25は、オンオフ制御されることにより、マグネトロン12の出力を調節する。スイッチング素子25は、例えばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)である。なおスイッチング素子25はオンオフ制御されることによってマグネトロン12の出力を調節できるものであればよく、例えばバイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタ、サイリスタ、真空管等でもよい。
The
スイッチング素子25がオンオフ制御されることで、共振コンデンサ26とトランス15の1次巻線16による共振回路に高周波電力が励起される。1次巻線16を含む共振回路に高周波電力が励起されることで、トランス15の2次巻線17に高圧高周波電力が誘起される。
By controlling the switching
2次巻線17に誘起された高圧高周波電力は、高圧整流器13によって整流されてマグネトロン12に供給される。また、トランス15の3次巻線18はマグネトロン12のカソードを加熱するヒーター電力を供給する。したがって、2次巻線17に高圧高周波電力が誘起されることで、マグネトロン12に高圧高周波電力が供給されると共に、マグネトロン12のカソードが加熱されて、マグネトロン12が駆動される。以上のようにして、スイッチング素子25がオンオフ制御されることにより、マグネトロン12に供給される高圧高周波電力が変化し、マグネトロン12の出力が調節される。
The high voltage high frequency power induced in the
インバータ制御部30は、インバータ回路部20に接続されたスイッチング素子25をスイッチングさせる入力パルス信号を、スイッチング素子25へ入力する。インバータ制御部30は、記憶装置と、記憶装置に記憶されたプログラムを実行するプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit)を備えた装置である。記憶装置は、例えばRAM(Random Access Memory)のような半導体メモリーあるいはSSD(Solid State Drive)のようなストレージデバイスを含む。
The
図1のインバータ制御部30は、インバータ通信部31と、演算部32を有する。またインバータ制御部30は、ゼロクロス検出部35に接続されている。インバータ通信部31はインバータ制御部30の外部との通信を行うユニットであり、例えばシリアル通信が可能なユニットである。演算部32の機能は、インバータ制御部30の記憶装置に記憶されるプログラムがプロセッサによって実行されることで実現される。演算部32は後述の出力指示部40からの出力指示に応じて、スイッチング素子25へ入力する入力パルス信号のパルス幅を決定する。インバータ制御部30は、演算部32が決定したパルス幅の入力パルス信号を、入力パルス伝達ライン27を介してスイッチング素子25へ入力することで、スイッチング素子25をオンオフ制御する(スイッチングさせる)。
The
またインバータ制御部30は、消費電流検出ライン28と、電源電圧検出ライン29とを介して、インバータ回路部20の動作を監視する。なお、消費電流検出ライン28はスイッチング素子25を通過する電流を検出するための配線である。電源電圧検出ライン29はインバータ整流器22とチョークコイル23の間の配線と基準電位との間の電位差(電圧)を検出するための配線である。
The
ゼロクロス検出部35は、インバータ電源21がインバータ回路部20に印加する交流のインバータ電源電圧の正負が切り替わる時点を検出する装置である。ゼロクロス検出部35はフォトカプラ又はディスクリートの検知回路、あるいは検知IC(Integrated Circuit)等で構成される。ゼロクロス検出部35は、インバータ電源電圧の正負の切り替わり(ゼロクロス)の発生をインバータ制御部30及び出力指示部40に通知する。
The zero
出力指示部40は、インバータ制御部30に対して、マグネトロン12の出力目標値を指示する。出力指示部40は、インバータ制御部30と同様に、記憶装置と、記憶装置に記憶されたプログラムを実行するプロセッサを備えた装置である。図1の出力指示部40は、出力通信部41を備える。
The
出力通信部41は出力指示部40の外部との通信を行うユニットである。出力通信部41は、マグネトロン12が発揮すべき出力として設定された出力目標値を示す出力指示を、インバータ制御部30へ送信する。出力指示は例えば、PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御方式の信号である。PWM信号のパターンは、出力目標値とされるマグネトロン12の出力(500ワット、1000ワット等)に応じて決定される。出力通信部41から送信されるPWM信号のパターン、例えば一周期中のオンオフ期間の割合(パルス幅、デューティ)に応じて、インバータ制御部30の演算部32はスイッチング素子25への入力パルス信号のパルス幅を決定する。
The
次に、図2を参照して、インバータ通信部31と出力通信部41との間の通信のために設けられた配線について説明する。図2は、インバータ通信部31と出力通信部41との間の通信のために設けられた配線を示す図である。図2に示されているように、インバータ通信部31と出力通信部41は、コネクタ36、受信フォトカプラ37、送信フォトカプラ38を介して接続されている。
Next, with reference to FIG. 2, wiring provided for communication between the
コネクタ36はインバータ通信部31と出力通信部41との間の配線を中継するための器具であり、例えばソケットとプラグによって構成される。コネクタ36は、インバータ通信部31と出力通信部41との間で、受信ラインT40と、送信ラインT30と、基準電位ラインVssの接続を行う。受信ラインT40はインバータ通信部31から見て受信信号となる信号(出力通信部41からインバータ通信部31へ送信される信号)が伝達される信号線である。送信ラインT30はインバータ通信部31から見て送信信号となる信号(インバータ通信部31から出力通信部41へ送信される信号)が伝達される信号線である。基準電位ラインVssはインバータ通信部31と出力通信部41との間での基準電位となる配線である。
The
受信フォトカプラ37は受信ラインT40を伝わる信号を伝達し、送信フォトカプラ38は送信ラインT30を伝わる信号を伝達する。インバータ通信部31と出力通信部41との間は、受信フォトカプラ37及び送信フォトカプラ38によって電気的に絶縁されている。したがって、インバータ制御部30と出力指示部40との間も電気的に絶縁されている。インバータ通信部31側の基準電位ラインGNDと出力通信部41側の基準電位ラインVssは、電気的には繋がっていない。
Receive
本実施形態においては、インバータ通信部31と出力通信部41との間の通信では、一方が他方へと一方的に信号を送信する片方向通信をそれぞれが行う。そのため、図2に示されているように、インバータ通信部31からの送信と、出力通信部41からの送信のそれぞれについて信号線が1本ずつで十分となり、配線コストが低減される。
In this embodiment, in the communication between the
次に、図1、図3を参照して、出力指示部40からインバータ制御部30への通信タイミングについて説明する。図3は、出力指示部40からインバータ制御部30への通信タイミングを示す図である。インバータ回路部20には、図3に示されているように、交流のインバータ電源電圧がインバータ電源21から印加されている。
Next, the timing of communication from the
出力指示部40からの出力指示は、マグネトロン12の電磁波の影響を避けるために、インバータ電源電圧のゼロクロスとタイミングを合わせて送信されることが好ましい。例えば、出力指示部40の出力通信部41は、ゼロクロス検出部35からゼロクロスの発生の通知を受けた時点(特に、インバータ電源電圧が負から正に切り替わる時点)から、インバータ制御部30のインバータ通信部31に対する出力指示の信号の送信を開始する。出力指示の信号は、マグネトロン12が発揮すべき出力の値を指示する出力目標値を示す信号である。なお、実際にはゼロクロスから出力指示の送信までの間に、遅れ時間が発生することもある。
In order to avoid the influence of electromagnetic waves from the
出力指示の信号は例えば、パルス信号のオン時間の長さによって出力目標値を示す信号であるとよい。図3には出力指示の信号の一例が示されている。図3においては、インバータ電源電圧が負から正に切り替わる時点(立ち上がり)までは、出力指示の信号はオフ状態である。インバータ電源電圧の立ち上がりの時点から出力通信部41は出力指示の信号をオンに切り替える動作を開始するが、実際に出力指示の信号がオンになるまでは遅れ時間が生じる。インバータ電源電圧の立ち上がりの時点から遅れ時間の経過後、出力指示の信号はオン状態となる。そして出力指示の信号は出力目標値に応じた長さのオン時間の間、オン状態を継続する。その後、出力指示の信号は、次にインバータ電源電圧の立ち上がりが生じるまでオフ状態となる。インバータ電源電圧の立ち上がりのたびに出力指示の信号が送信されるため、インバータ電源電圧の一周期ごとに出力指示が行われることになる。インバータ制御部30は、インバータ電源電圧の一周期中の、出力指示のオン期間の長さ(パルス幅)、あるいはオンオフ期間の割合(デューティ)に応じて出力目標値を設定する。出力指示のオン期間が長いほど、出力目標値は高く設定される。なお、インバータ通信部31と出力通信部41との間の配線の形態(フォトカプラを設けるなど)によっては、出力通信部41が出力する信号と、インバータ通信部31が受け取る信号とで、極性(オン/オフ)が反転することがある。上記の出力指示の信号の説明においては、インバータ通信部31が受け取る信号の極性について説明している。出力通信部41とインバータ通信部31とで信号の極性が反転する場合は、出力通信部41は上記の出力指示の信号の説明における極性とは逆の極性の信号を出力するとよい。
The output instruction signal may be, for example, a signal that indicates the output target value based on the length of the on time of the pulse signal. FIG. 3 shows an example of an output instruction signal. In FIG. 3, the output instruction signal is in an off state until the inverter power supply voltage switches from negative to positive (rise). From the time when the inverter power supply voltage rises, the
次に、図1、図4を参照して、インバータ制御部30から出力指示部40への通信タイミングについて説明する。図4は、インバータ制御部30から出力指示部40への通信タイミングを示す図である。
Next, the timing of communication from the
インバータ制御部30から出力指示部40への通信は、マグネトロン12の電磁波の影響を避けるために、インバータ電源電圧のゼロクロスとタイミングを合わせて行われることが好ましい。インバータ制御部30のインバータ通信部31は、インバータ電源電圧の正負が切り替わる時点(ゼロクロスのタイミング)から、予め定められた規定通信時間ts(例えば2ms)の間に、出力指示部40の出力通信部41に対する通信を行う。なお実際にはゼロクロスから通信開始までの間に、遅れ時間が発生することもある。
It is preferable that the communication from the
具体的には、ゼロクロス検出部35がインバータ電源電圧のゼロクロスを検出した時点から、インバータ通信部31が出力通信部41へのデータの送信を開始する。図4においては、ゼロクロスのタイミングのうち、インバータ電源電圧が負から正に切り替わる時点(立ち上がり)において、インバータ通信部31から出力通信部41へ信号の送信が開始される。つまり、インバータ電源電圧の一周期ごとに通信が行われる。なお、インバータ電源電圧が正から負に切り替わる時点(立ち下がり)にも信号の送信が開始されてもよい。つまり、インバータ電源電圧の半周期ごとに通信が行われてもよい。
Specifically, the
本実施形態において、インバータ制御部30のインバータ通信部31から出力指示部40の出力通信部41に対する通信は、片方向通信によって行われる。すなわち、インバータ通信部31から出力通信部41へと一方的に信号が送信される。具体例としては、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)方式によるシリアル通信が行われる。
In this embodiment, communication from the
図4においては、一例として、8バイトのデータからなるパケットが、インバータ通信部31から出力通信部41へ送信される場合が示されている。図4においてインバータ通信部31は、ゼロクロスから規定通信時間tsの間に1バイト単位のデータを送信する。1バイト単位の送信が8回繰り返されることで、1つのパケットが全て出力通信部41へ送信される。なお図3においては、1つのパケットの送信が終了した後、予め定められたパケット送信待機時間tw(例えば100ms)が経過してから、次のパケットの送信が開始されるようになっている。
In FIG. 4, as an example, a case is shown in which a packet consisting of 8 bytes of data is transmitted from the
次に、図1、図5、図6を参照して、出力指示部40の指示する出力目標値と、スイッチング素子25へ入力される入力パルス信号のパルス幅との関係について説明する。図5は、出力目標値とパルス信号の関係の一例を示す図である。図6は、出力目標値とパルス信号の関係の別例を示す図である。
Next, the relationship between the output target value instructed by the
図5及び図6においては、出力指示部40の指示する出力目標値(例えばワット数)がX、スイッチング素子25へ入力される入力パルス信号のパルス幅がYとして示されている。なお、「入力パルス信号のパルス幅」とは、詳しくは入力パルス信号の一周期に対するオン時間の比率のことである。
5 and 6, the output target value (for example, wattage) instructed by the
インバータ制御部30の演算部32は、出力指示部40の指示する出力目標値に基づいて入力パルス信号のパルス幅を決定する。具体的には演算部32は、出力目標値と一致するマグネトロン12の出力が得られるように、入力パルス信号のパルス幅を決定する。
The
インバータ回路部20へ入力される電力は入力パルス信号のパルス幅と一次相関する(両者間の関係が一次関数で表される)。また、インバータ回路部20へ入力される電力はマグネトロン12の出力と一次相関する。すなわち、マグネトロン12の出力は、入力パルス信号のパルス幅と一次相関する。したがって、演算部32は、出力目標値(X)と一致するマグネトロン12の出力が得られることになる入力パルス信号のパルス幅(Y)を、一次関数Y=aX+bによって算出することができる。一次関数の傾きa及び切片bは、高周波加熱装置10に含まれる回路素子の特性及び環境条件(インバータ電源電圧及びインバータ回路部20の温度等)によって決まる定数である。一次関数の傾きa及び切片bは計算又は実験によって決定されるとよい。
The power input to the
またインバータ制御部30は、入力パルス信号のパルス幅について、上限値及び下限値の少なくとも一方を設定可能である。上限値は例えば、スイッチング素子25を含むインバータ回路部20が正常な動作を行える上限の温度に対応する入力パルス信号のパルス幅である。入力パルス信号のパルス幅が大きいほど、スイッチング素子25及びインバータ回路部20の温度は上昇する。インバータ回路部20が正常な動作を行える上限の温度となるときの入力パルス信号のパルス幅が、図5における上限値である。なお、インバータ回路部20が正常な動作を行える上限の温度は例えば、スイッチング素子25の温度が上がりすぎないように制限する温度保護回路が動作する温度よりも低い温度である。下限値は例えば、マグネトロン12が安定して発振できる下限となる入力パルス信号のパルス幅である。上限値及び下限値はインバータ回路部20の特性及び冷却性能に応じて設定される。上限値及び下限値は例えば、計算又は実験によって求められた値に設定されるとよい。設定された上限値及び下限値は、インバータ制御部30の記憶装置に記憶される。
Furthermore, the
図5に示されているように、インバータ制御部30の演算部32は、一次関数Y=aX+bによって、出力目標値(X)に基づく入力パルス信号のパルス幅(Y)を決定する。ただし、出力目標値に基づいて決定される入力パルス信号のパルス幅が、設定された上限値を上回る場合には、演算部32は、入力パルス信号のパルス幅を上限値とする(Y=上限値)。また、出力目標値に基づいて決定される入力パルス信号のパルス幅が、設定された下限値を下回る場合には、演算部32は、入力パルス信号のパルス幅を下限値とする(Y=下限値)。
As shown in FIG. 5, the
一次関数Y=aX+bにおいてYが下限値となる出力目標値を下限目標値M、Yが上限値となる出力目標値を上限目標値Kとすると、M=(下限値-b)/a、K=(上限値-b)/aである。図5においては、出力目標値(X)が0からM(例えば200ワット)の間では、入力パルス信号のパルス幅(Y)は下限値(例えばマグネトロン12の出力が200ワットとなるパルス幅)とされる。出力目標値(X)がMからKの間では、入力パルス信号のパルス幅(Y)は一次関数Y=aX+bによって表される値となる。出力目標値(X)がK(例えば1000ワット)を上回る区間では、入力パルス信号のパルス幅(Y)は上限値(例えばマグネトロン12の出力が1000ワットとなるパルス幅)とされる。
In the linear function Y = a = (upper limit value - b)/a. In FIG. 5, when the output target value (X) is between 0 and M (for example, 200 watts), the pulse width (Y) of the input pulse signal is the lower limit value (for example, the pulse width at which the output of the
また図6に示されているように、出力目標値に基づいて決定される入力パルス信号のパルス幅が、設定された下限値を下回る場合には、演算部32は、入力パルス信号のパルス幅をゼロとしてもよい(Y=0)。図6においては、出力目標値(X)が0からMの間では、入力パルス信号のパルス幅(Y)はゼロとされる。なお、図6においても図5と同様に、出力目標値(X)がMからKの間では、入力パルス信号のパルス幅(Y)は一次関数Y=aX+bによって表される値となる。また出力目標値(X)がK(例えば1000ワット)を上回る区間では、入力パルス信号のパルス幅(Y)は上限値とされる。
Further, as shown in FIG. 6, when the pulse width of the input pulse signal determined based on the output target value is less than the set lower limit value, the
次に、図7を参照して、インバータ制御部30が出力目標値に基づいて入力パルス信号のパルス幅を決定する処理の流れについて説明する。図7は、インバータ制御部30が入力パルス信号のパルス幅を決定する処理の流れを示すフロー図である。図7では、インバータ制御部30による処理は、ステップS11からステップS17を含む。
Next, with reference to FIG. 7, a process flow in which the
出力指示部40からマグネトロン12の出力目標値を示す信号(出力指示)が送信されることで、図7に示される処理が開始される(START)。ステップS11において、インバータ制御部30のインバータ通信部31は、出力指示部40から送信された出力目標値を受信する。インバータ通信部31は、予め定められた通信手順にしたがって、出力指示の信号から出力目標値を算出する。例えば出力指示部40からの出力指示がPWM信号の場合、出力目標値はPWM信号のデューティに一次相関する値である。
The process shown in FIG. 7 is started by transmitting a signal (output instruction) indicating the output target value of the
続いてステップS12において、インバータ制御部30の演算部32が、出力目標値に基づいて入力信号のパルス幅を決定する。インバータ制御部30の演算部32は例えば、出力目標値をX、入力パルス信号のパルス幅をYとして、高周波加熱装置10に含まれる回路素子の特性及び環境条件によって定められた一次関数Y=aX+bに基づき、入力パルス信号のパルス幅Yを決定する。
Subsequently, in step S12, the
ステップS13において、演算部32は、ステップS12で決定された入力パルス信号のパルス幅が、予め設定された上限値を上回るかどうかを判定する。入力パルス信号のパルス幅が上限値を上回る場合(ステップS13でYES)、演算部32はステップS14の処理に進む。
In step S13, the
ステップS14において、演算部32は、入力パルス信号のパルス幅を上限値にする。そして演算部32はステップS15の処理に進む。一方、ステップS13で入力パルス信号のパルス幅が上限値を上回らなかった場合(ステップS13でNO)、演算部32はステップS14を行わずにステップS15の処理に進む。なお、上限値が設定されていない場合は、演算部32はステップS13及びステップS14を行わずにステップS15の処理に進む。
In step S14, the
ステップS15において、演算部32は、ステップS12で決定された入力パルス信号のパルス幅が、予め設定された下限値を下回るかどうかを判定する。入力パルス信号のパルス幅が下限値を下回る場合(ステップS15でYES)、演算部32はステップS16の処理に進む。
In step S15, the
ステップS16において、演算部32は、入力パルス信号のパルス幅を下限値にする。そして演算部32を含むインバータ制御部30はステップS17の処理に進む。一方、ステップS15で入力パルス信号のパルス幅が下限値を下回らなかった場合(ステップS15でNO)、インバータ制御部30はステップS16を行わずにステップS17の処理に進む。なおステップS16においては、入力パルス信号のパルス幅がゼロとされてもよい。なお、下限値が設定されていない場合は、演算部32はステップS15及びステップS16を行わずにステップS17の処理に進む。
In step S16, the
ステップS17において、インバータ制御部30は、決定されたパルス幅で入力パルス信号を発信することで、スイッチング素子25へ入力パルス信号を入力する。以上で入力パルス信号のパルス幅が決定される処理は終了となる(END)。
In step S17, the
出力目標値に基づいて決定される入力パルス信号のパルス幅が、設定された上限値を上回る場合に、入力パルス信号のパルス幅が上限値とされることで、入力パルス信号のパルス幅が上限値を超えないようになる。したがって、インバータ制御部30は、どのような出力目標値が出力指示部40から指示されても、スイッチング素子25の温度が過剰に上昇するような、過剰に大きいパルス幅の入力パルス信号をスイッチング素子25へ入力することがない。
When the pulse width of the input pulse signal determined based on the output target value exceeds the set upper limit value, the pulse width of the input pulse signal is set as the upper limit value. The value will not be exceeded. Therefore, no matter what output target value is instructed by the
また、出力目標値に基づいて決定される入力パルス信号のパルス幅が、設定された下限値を下回る場合に、入力パルス信号のパルス幅が下限値とされることで、入力パルス信号のパルス幅が下限値を下回らないようになる。したがって、インバータ制御部30は、どのような出力目標値が出力指示部40から指示されても、マグネトロン12のヒーター電力が不足するような、過剰に小さいパルス幅の入力パルス信号をスイッチング素子25へ入力することがない。
In addition, when the pulse width of the input pulse signal determined based on the output target value is less than the set lower limit value, the pulse width of the input pulse signal is set as the lower limit value. will not fall below the lower limit. Therefore, no matter what output target value is instructed by the
また、入力パルス信号のパルス幅がゼロになると、スイッチング素子25の導通が遮断される。スイッチング素子25の導通が遮断されると、マグネトロン12の駆動は停止される。したがって、出力目標値に基づいて決定される入力パルス信号のパルス幅が、設定された下限値を下回る場合に、入力パルス信号のパルス幅がゼロとされる場合には、マグネトロン12が停止されることになる。したがって、マグネトロン12のヒーター電力が不足する(マグネトロン12の発振が安定しなくなる)可能性のある、下限値を下回るパルス幅の入力パルス信号でマグネトロン12が駆動されることがなくなる。すなわち、マグネトロン12が確実に正常な動作を行える入力パルス信号のパルス幅の範囲内でのみ、マグネトロン12が駆動される。
Further, when the pulse width of the input pulse signal becomes zero, conduction of the switching
以上のように、インバータ制御部30は、どのような出力目標値が出力指示部40から指示されても、高周波加熱装置10が正常に動作するように、適切なパルス幅の入力パルス信号をスイッチング素子25へ入力することができる。
As described above, no matter what output target value is instructed by the
また、インバータ制御部30は、上限値及び下限値の少なくとも一方を適切に設定することで、マグネトロン12及びインバータ回路部20の特性及び冷却性能に応じた適切な範囲内のパルス幅で入力パルス信号をスイッチング素子25へ入力することができる。
In addition, by appropriately setting at least one of the upper limit value and the lower limit value, the
マグネトロン12及びインバータ回路部20が様々な種類の高周波加熱装置10に組み込まれる場合、高周波加熱装置10の筐体の形状等によって、マグネトロン12及びインバータ回路部20の冷却性能が異なることがある。インバータ制御部30は、異なる冷却性能ごとに、異なる上限値及び下限値を適切に設定することで、適切な範囲内のパルス幅で入力パルス信号をスイッチング素子25へ入力することができる。すなわち、マグネトロン12、インバータ回路部20、インバータ制御部30は、高周波加熱装置10の種類に応じて専用に設計される必要がなく、一種類の回路構成で様々な種類の高周波加熱装置10に適応することが可能である。
When the
なおインバータ制御部30は、設定されている上限値及び下限値の少なくとも一方を、出力指示部40へ送信することが可能である。出力指示部40は、設定されている上限値及び下限値を受信することで、インバータ制御部30の性能を知ることができる。例えば高周波加熱装置10の生産工程、サービス、修理等において、出力指示部40に取り付けられるインバータ制御部30(及びインバータ回路部20、マグネトロン12)の取り換えが行われる場合がある。出力指示部40は、設定されている上限値及び下限値を受信することで、取り換え後の新しいインバータ制御部30が、出力指示部40に対応した性能のものであるかどうかを確認することができる。
Note that the
またインバータ制御部30によって設定された上限値及び下限値の少なくとも一方は、出力指示部40からの指示によって変更することも可能である。例えば生産工程、サービス、修理等でインバータ制御部30の取り換えが行われた場合に、上限値及び下限値が、出力指示部40から指示され得る出力目標値に対応した値に変更されることが特別な設定手段が不要なためコストも安価となる為、好ましい。
Further, at least one of the upper limit value and the lower limit value set by the
出力指示部40からインバータ制御部30へ送信される出力指示の信号(出力目標値を指示する信号)がPWM信号等のパルス信号である場合には、上限値及び下限値の変更の際にも、出力指示部40は、インバータ制御部30へパルス信号を送信するとよい。インバータ制御部30は、出力指示部40から送信されたパルス信号に応じて、上限値及び下限値の少なくとも一方を設定することが可能であるとよい。
If the output instruction signal (signal instructing the output target value) transmitted from the
出力指示部40からインバータ制御部30へ送信されるパルス信号に応じて上限値及び下限値の少なくとも一方が設定されるようになっていると、出力指示の信号を伝えるための配線で上限値及び下限値の設定が可能となる。すなわち、シリアル通信ラインなどのデータ転送用の配線及びユニットが設けられなくとも、上限値及び下限値の設定が可能である。
If at least one of the upper limit value and the lower limit value is set according to the pulse signal transmitted from the
具体的には、インバータ制御部30は、出力指示部40から送信されたパルス信号が予め定められたパターンの信号である場合に、上限値及び下限値の少なくとも一方を設定することが可能であるとよい。
Specifically, the
図8は、入力パルス信号のパルス幅の上限値及び下限値を設定するための信号パターンの一例を示す図である。図8においては、下限値を示すデューティ(一周期に対するオン期間の割合)のパルス信号と、上限値を示すデューティのパルス信号が交互に3回繰り返される信号パターンが示されている。例えば図8に「下限値」として示されるパルス信号のデューティの値が、新しい下限値を示す。また図8に「上限値」として示されるパルス信号のデューティの値が、新しい上限値を示す。なお、出力通信部41とインバータ通信部31とで信号の極性(オン/オフ)が反転する場合は、出力通信部41は図8の信号パターンとは逆の極性の信号を出力するとよい。
FIG. 8 is a diagram showing an example of a signal pattern for setting the upper and lower limits of the pulse width of the input pulse signal. FIG. 8 shows a signal pattern in which a pulse signal with a duty (ratio of on period to one cycle) indicating a lower limit value and a pulse signal with a duty indicating an upper limit value are alternately repeated three times. For example, the duty value of the pulse signal shown as "lower limit value" in FIG. 8 indicates the new lower limit value. Further, the duty value of the pulse signal shown as "upper limit value" in FIG. 8 indicates the new upper limit value. Note that when the polarity (on/off) of the signal is reversed between the
出力指示の信号がパルス信号である場合、通常は、パルス信号のデューティは送信の間、出力目標値を示す一定の値となっている。一方、図8に示されるような、送信中にデューティの変化する、通常とは異なるパルス信号が送信された場合は、インバータ制御部30は、出力目標値を示す信号ではなく、上限値及び下限値を設定するための信号が送信されたと識別することができる。 When the output instruction signal is a pulse signal, the duty of the pulse signal is usually a constant value indicating the output target value during transmission. On the other hand, when an unusual pulse signal whose duty changes during transmission as shown in FIG. It can be identified that a signal for setting a value has been sent.
上限値及び下限値を設定するための信号が送信されたと識別したインバータ制御部30は、出力指示部40から送信されたパルス信号の信号パターンを基に、新しい上限値及び下限値を算出する。算出された新しい上限値及び下限値は、インバータ制御部30の記憶装置に記憶される。
予め定められたパターンの信号に応じて、上限値及び下限値の少なくとも一方が設定されるようになっていると、インバータ制御部30は、出力目標値を示す信号と、上限値及び下限値を設定するための信号とを区別することができる。
If at least one of the upper limit value and the lower limit value is set in accordance with a predetermined pattern of signals, the
なお、パルス信号によって上限値及び下限値の少なくとも一方を設定する方法は、図8に示されるものに限られない。例えば、上限値及び下限値の設定を開始することを示す信号と、上限値及び下限値の値を示す信号と、上限値及び下限値の設定を終了することを示す信号が連続して送信されることで設定が行われてもよい。 Note that the method of setting at least one of the upper limit value and the lower limit value using a pulse signal is not limited to the method shown in FIG. 8 . For example, a signal indicating to start setting the upper and lower limits, a signal indicating the values of the upper and lower limits, and a signal indicating to end setting the upper and lower limits are successively transmitted. The setting may be performed by
以上の実施形態においては、出力目標値に基づく入力パルス信号のパルス幅の決定は、一次関数を用いて行われたが、一次関数以外の関係式を用いて決定が行われてもよい。出力目標値と、入力パルス信号のパルス幅との関係に応じて、適切な関係式が用いられるとよい。例えば関係式として二次関数、指数関数などが用いられてもよい。 In the above embodiments, the pulse width of the input pulse signal based on the output target value is determined using a linear function, but the determination may be performed using a relational expression other than a linear function. An appropriate relational expression may be used depending on the relationship between the output target value and the pulse width of the input pulse signal. For example, a quadratic function, an exponential function, etc. may be used as the relational expression.
また出力指示部40からインバータ制御部30に対する通信は、PWM信号等のパルス信号を送信する以外の方法で行われてもよい。例えば出力指示部40からインバータ制御部30に対してシリアル通信が行われてもよい。
Further, communication from the
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。 The embodiments of the present invention have been described above with reference to the drawings. However, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and can be implemented in various forms without departing from the gist of the present invention. For ease of understanding, the drawing mainly shows each component schematically, and the thickness, length, number, spacing, etc. of each component shown in the diagram may differ from the actual one for convenience of drawing. is different. Further, the materials, shapes, dimensions, etc. of each component shown in the above embodiments are merely examples, and are not particularly limited, and various changes can be made without substantially departing from the configuration of the present invention. be.
本発明は高周波加熱装置を提供するものであり、本発明は産業上の利用可能性を有する。 The present invention provides a high frequency heating device, and has industrial applicability.
10 高周波加熱装置
12 マグネトロン
13 高圧整流器
15 トランス
16 1次巻線
17 2次巻線
18 3次巻線
20 インバータ回路部
21 インバータ電源
22 インバータ整流器
23 チョークコイル
24 平滑コンデンサ
25 スイッチング素子
26 共振コンデンサ
27 入力パルス伝達ライン
28 消費電流測定ライン
29 電源電圧測定ライン
30 インバータ制御部
31 インバータ通信部
32 演算部
35 ゼロクロス検出部
40 出力指示部
41 出力通信部
10 High
Claims (6)
前記マグネトロンを駆動するインバータ回路部と、
前記インバータ回路部に接続され、前記マグネトロンの出力を調節するスイッチング素子と、
前記スイッチング素子をスイッチングさせる入力パルス信号を前記スイッチング素子へ入力するインバータ制御部と、
前記インバータ制御部に対して、前記マグネトロンの出力目標値を指示する出力指示部とを備え、
前記インバータ制御部は、前記出力目標値に基づいて前記入力パルス信号のパルス幅を決定し、前記入力パルス信号のパルス幅について、上限値及び下限値の少なくとも一方を設定可能である、高周波加熱装置。 A magnetron that generates microwaves to heat the object,
an inverter circuit unit that drives the magnetron;
a switching element connected to the inverter circuit section and adjusting the output of the magnetron;
an inverter control unit that inputs an input pulse signal to the switching element to switch the switching element;
an output instruction unit that instructs the inverter control unit to output a target value of the magnetron;
The inverter control unit determines the pulse width of the input pulse signal based on the output target value, and is capable of setting at least one of an upper limit value and a lower limit value for the pulse width of the input pulse signal. .
前記出力目標値に基づいて決定される前記入力パルス信号のパルス幅が、前記上限値を上回る場合には、前記入力パルス信号のパルス幅を前記上限値とし、
前記出力目標値に基づいて決定される前記入力パルス信号のパルス幅が、前記下限値を下回る場合には、前記入力パルス信号のパルス幅を前記下限値又はゼロとする、請求項1に記載の高周波加熱装置。 The inverter control section includes:
If the pulse width of the input pulse signal determined based on the output target value exceeds the upper limit value, the pulse width of the input pulse signal is set to the upper limit value,
When the pulse width of the input pulse signal determined based on the output target value is less than the lower limit value, the pulse width of the input pulse signal is set to the lower limit value or zero. High frequency heating device.
前記インバータ制御部は、前記出力指示部から送信されたパルス信号に応じて前記上限値及び前記下限値の少なくとも一方を設定することが可能である、請求項1に記載の高周波加熱装置。 The output instruction section transmits a pulse signal to the inverter control section,
The high-frequency heating device according to claim 1, wherein the inverter control section is capable of setting at least one of the upper limit value and the lower limit value according to a pulse signal transmitted from the output instruction section.
Priority Applications (1)
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