JP2023554593A - フローサイトメトリー減弱レポーター発現(flow cytometry attenuated reporter expression)(flare)マルチレポーター系およびその使用方法 - Google Patents

フローサイトメトリー減弱レポーター発現(flow cytometry attenuated reporter expression)(flare)マルチレポーター系およびその使用方法 Download PDF

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Abstract

哺乳動物宿主細胞において複数の標的ポリペプチドを高レベルで発現するための組成物および方法を提供する。各標的ポリペプチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むポリヌクレオチド上でコードされ、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の両方は、同じmRNA上で転写される。各哺乳動物宿主細胞は、細胞が、複数の一意的標的ポリペプチドおよび複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドを発現することが可能であるように、複数の異なるポリヌクレオチドを含む。ある特定の実施形態では、複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD52のバリアントである。組成物および方法は、多量体標的タンパク質、例えば、交差二重可変ドメイン(CODV)トリアボディを発現するために有用である。

Description

関連出願
本出願は、その全内容を参照によって本明細書に組み入れる、2020年11月19日に出願された米国特許出願第63/116,094号の利益を主張する。
配列表
本出願は、ASCIIフォーマットで電子提出されていて、その全体を参照によって本明細書に組み入れる配列表を含む。前記ASCIIコピーは、2021年11月2日に作成され、名称は723336_SA9-271PC_ST25.txtであり、サイズは16,727バイトである。
本開示は、一般的に、治療タンパク質および診断タンパク質の産生にとって有用な高産生クローンを同定するためのハイスループット系および方法に関する。
治療タンパク質の商業的産生は、安定な高発現の組換え細胞株を必要とする。先行技術の方法は一般的に、タンパク質(複数可)を産生するクローン性細胞株を製造するために、ジヒドロ葉酸レダクターゼ欠乏(DHFR)チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株に依存している。トランスフェクトした細胞プールにメトトレキサート(MTX)などの作用物質を使用して繰り返し選択に基づく増幅を行うと、高産生クローンが得られる。このプロセスは時間がかかり、労働集約型であり、タンパク質を高レベルで産生するクローンを特異的に同定しない。
蛍光活性化細胞選別(FACS)を含むフローサイトメトリーは、高産生CHO細胞株の開発および選択を改善するために使用されている。この技術は、不均一なトランスフェクト細胞集団からの高産生クローンの迅速な同定および単離を有効にし、それによってランダムクローニング方法に関連する労働および時間を節約する。これは、プールをMTXによって繰り返し増幅する必要がなく、所望の細胞を同定することができる。
単細胞クローンは、FACSに基づく選別方法を介して単離されているが、安定な高産生細胞株を単離するために適切な数のクローンをスクリーニングすることはなおも時間のかかるプロセスである。したがって、非常に効率的で正確なスクリーニング方法は、この段階の細胞株作製において極めて有利である。加えて、例えば96ウェルプレートのクローン作製段階でスクリーニングを実行することは、それが高い生産性を有するクローンのみをさらに増大させることに重点を置いていることから望ましい。細胞培養培地回収物の解析は、一般的に、高レベルの治療タンパク質を分泌するクローンを同定するために使用されている。しかしこの方法は、ウェル間の細胞密度または培地体積の差を説明しないことから最適ではない。そのため、これは高い特異的生産性および高い力価を有するクローンを正確に予測しないことがある。同様に、目的の各新規治療タンパク質に関する新規アッセイを開発および最適化するためにたびたび努力しなければならない。
商業目的のタンパク質は、共有結合および/または非共有結合により会合した2つまたはそれ以上のポリペプチド鎖で構成されることが多い。ヘテロ二量体の4量体であるIgG抗体およびその誘導体は、そのようなタンパク質の例である。多重鎖タンパク質の産生は典型的に、個々のポリペプチド鎖の同時発現およびタンパク質全体の単離を伴う。
特許文献1は、目的のポリペプチドを安定かつ高度に発現する組換え真核生物宿主細胞のクローン集団を同定、選択、および産生するための、治療タンパク質のハイスループット開発のためのFACSおよびレポータータンパク質に基づく系を開示している。
特許文献2は、標的ポリペプチドを発現する産生細胞をバッチ選択するための蛍光活性化細胞選別(FACS)の方法を開示している。
WO2008/036255 WO2017/062722
目的の多重鎖タンパク質の高レベルを安定に産生する組換え細胞株を選択するためのクローン集団をスクリーニングするための組成物および方法が当技術分野でなおも必要である。本発明は、この必要性を満たし、関連する利点も提供する。
目的の多量体ポリペプチド(「標的ポリペプチド」)を、標的ポリペプチドの開発および大規模産生にとって好適な高レベルで安定に発現する組換え哺乳動物宿主細胞を同定、選択、および産生するために有用な方法および組成物を、本明細書に開示する。方法および組成物は、例えば交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質を含む、操作された抗体の作製および大規模産生に利用される。Steinmetz A.ら(2016)MAb 8(5):867~878頁。
本開示の一態様は、複数の標的ポリペプチドを高レベルで発現させるための方法であって:
(a)各々が複数の組換えポリヌクレオチドを含む、複数の哺乳動物宿主細胞を培養する工程であって、
各組換えポリヌクレオチドが、プロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の両方が同じmRNA上で転写され、
培養する工程が、哺乳動物宿主細胞の表面上での各一意的細胞表面マーカーポリペプチドの発現および各一意的標的ポリペプチドの発現を許容する条件下で行われる工程;
(b)工程(a)の培養哺乳動物宿主細胞を、各々が哺乳動物宿主細胞の表面上に発現される一意的細胞表面マーカーポリペプチドの1つまたはそれ以上に一意的に結合することが可能である複数の検出可能作用物質と接触させる工程;
(c)工程(b)からの接触させた細胞において少なくとも1ラウンドの蛍光活性化細胞選別を行い、それによって複数の検出可能作用物質の少なくとも1つが一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する工程;
(d)工程(c)で選択された哺乳動物宿主細胞の1つまたはそれ以上のクローン集団を調製する工程;
(e)前記クローン集団の各々における少なくとも2つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドの発現レベルを検出することによって、工程(d)からの1つまたはそれ以上のクローン集団を分析する工程;
(f)少なくとも2つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドの高い発現レベルを有する1つまたはそれ以上のクローン集団を選択する工程;ならびに
(g)複数の標的ポリペプチドの高レベルでの発現を許容する条件下で、工程(f)で選択された1つまたはそれ以上のクローン集団を培養する工程
を含む方法である。
ある特定の実施形態では、工程(c)は、工程(b)からの少なくとも第1の検出可能作用物質および第2の検出可能作用物質と接触させた細胞において1ラウンドの蛍光活性化細胞選別を行い、それによって第1の検出可能作用物質および第2の検出可能作用物質の少なくとも両方が一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する工程を含む。
ある特定の実施形態では、工程(c)は、
(c1)少なくとも第1の細胞表面マーカーポリペプチドについて第1のラウンドの蛍光活性化細胞選別を行い、それによって少なくとも第1の検出可能作用物質が結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する工程;ならびに
(c2)工程(c1)で選択された細胞において、少なくとも第2の細胞表面マーカーポリペプチドについて第2のラウンドの蛍光活性化細胞選別を行い、それによって第1の検出可能作用物質および第2の検出可能作用物質の少なくとも両方が結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する工程
を含む。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の7~28日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)における分析する工程は、フローサイトメトリーを含む。
ある特定の実施形態では、工程(f)における複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの少なくとも1つの発現レベルは、工程(e)で分析した少なくとも70%のクローン集団の対応する発現レベルより高い。
ある特定の実施形態では、工程(f)における複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの各々の発現レベルは、工程(e)で分析した少なくとも70%のクローン集団の対応する発現レベルより高い。
ある特定の実施形態では、工程(f)における複数の一意的細胞表面ポリペプチドの少なくとも第1の発現レベルは、工程(f)における複数の一意的細胞表面ポリペプチドの少なくとも第2の発現レベルより高い。
ある特定の実施形態では、工程(f)における複数の一意的細胞表面ポリペプチドの第1の発現レベルは、工程(f)における複数の一意的細胞表面ポリペプチドの第2の発現レベルより高い。
ある特定の実施形態では、方法は:
(h)工程(g)において発現された少なくとも第1の一意的標的ポリペプチドおよび第2の一意的標的ポリペプチドを、1つもしくはそれ以上の選択されたクローン集団から、または1つもしくはそれ以上の選択されたクローン集団を培養する細胞培養培地から単離する工程
をさらに含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、2~8個の一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、2~4個の一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、2つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、3つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、4つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、プロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、1~4個のプロモーター、各々が一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列、および各々が一意的標的ポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の1つは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の1つと同じmRNA上で転写される。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、2つのプロモーターおよび各々が一意的標的ポリペプチドをコードする2つのヌクレオチド配列を含み、各々が一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1つまたは2つのヌクレオチド配列をさらに含む、バイシストロニックポリヌクレオチドである。
ある特定の実施形態では、各バイシストロニックポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする単一のヌクレオチド配列を含む。
ある特定の実施形態では、各バイシストロニックポリヌクレオチドは、各々が一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする2つのヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の各々1つは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の1つと同じmRNA上で転写される。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、1~4個のプロモーターのうちの1つ、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列のうちの1つ、および一意的標的ポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列のうちの1つを含む。ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、1つのプロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1つのヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードする1つのヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列と同じmRNA上で転写される。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のための代替(非ATG)開始コドン、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のためのATG開始コドンをさらに含む。
ある特定の実施形態では、各代替(非ATG)開始コドンは、CTG、GTG、TTG、ATT、ATA、およびACGからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、各代替(非ATG)開始コドンは、GTGおよびTTGからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、いかなるATGトリプレットも欠如している。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、第1のプロモーター、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み;ならびに少なくとも第2の組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、第2のプロモーター、第2の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む。
ある特定の実施形態では、第1の組換えポリヌクレオチドは、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、第1の組換えポリヌクレオチドは、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のための代替(非ATG)開始コドン、および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のためのATG開始コドンをさらに含む。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンは、CTG、GTG、TTG、ATT、ATA、およびACGからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンは、GTGおよびTTGからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、いかなるATGトリプレットも欠如している。
ある特定の実施形態では、第2の組換えポリヌクレオチドは、第2の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、プロモーター、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つのプロモーターは、β-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、各プロモーターは、β-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つのプロモーターは、ハムスターβ-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、各プロモーターは、ハムスターβ-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52である。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52である。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号21(GQNDTSXTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号22(GQNDTSQXSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号23(GQNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、XおよびXの各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号24(GQNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中XおよびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、XおよびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号25(GQNDTSQX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号26(GXNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびXの各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号27(GXNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号28(GQNDTSXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびXの各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号29(GQNDTSXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択され;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)および配列番号21(GQNDTSXTSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択され;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)および配列番号21(GQNDTSXTSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)および配列番号7(GQNDTSATSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)および配列番号7(GQNDTSATSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号23(GXNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号28(GQNDTSXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中X、X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号27(GXNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号29(GQNDTSXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中X、X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号15(GANDTSQAASPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号17(GQNDTSAAASPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号16(GANDTSQASAPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号18(GQNDTSAASAPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、治療ポリペプチドまたは治療タンパク質を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、多重鎖タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、多重鎖タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、抗体のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、抗体のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、CODVトリアボディのポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、CODVトリアボディのポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、組換え哺乳動物宿主細胞はCHO細胞である、
本開示のさらなる態様は、複数の組換えポリヌクレオチドを含む操作された哺乳動物宿主細胞であって、各組換えポリヌクレオチドが、プロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の両方が同じmRNA上で転写される、操作された哺乳動物宿主細胞である。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、2~8個の一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、2~4個の一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、2つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、3つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、4つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、プロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、1~4個のプロモーター、各々が一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列、および各々が一意的標的ポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の1つは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の1つと同じmRNA上で転写される。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、2つのプロモーターおよび各々が一意的標的ポリペプチドをコードする2つのヌクレオチド配列を含み、各々が一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1つまたは2つのヌクレオチド配列をさらに含む、バイシストロニックポリヌクレオチドである。
ある特定の実施形態では、各バイシストロニックポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする単一のヌクレオチド配列を含む。
ある特定の実施形態では、各バイシストロニックポリヌクレオチドは、各々が一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする2つのヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の各々1つは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の1つと同じmRNA上で転写される。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、1~4個のプロモーターのうちの1つ、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列のうちの1つ、および一意的標的ポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列のうちの1つを含む。ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、1つのプロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1つのヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードする1つのヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列と同じmRNA上で転写される。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のための代替(非ATG)開始コドン、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のためのATG開始コドンをさらに含む。
ある特定の実施形態では、各代替(非ATG)開始コドンは、CTG、GTG、TTG、ATT、ATA、およびACGからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、各代替(非ATG)開始コドンは、GTGおよびTTGからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、いかなるATGトリプレットも欠如している。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、第1のプロモーター、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み;ならびに少なくとも第2の組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、第2のプロモーター、第2の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む。
ある特定の実施形態では、第1の組換えポリヌクレオチドは、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、第1の組換えポリヌクレオチドは、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のための代替(非ATG)開始コドン、および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のためのATG開始コドンをさらに含む。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンは、CTG、GTG、TTG、ATT、ATA、およびACGからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンは、GTGおよびTTGからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、いかなるATGトリプレットも欠如している。
ある特定の実施形態では、第2の組換えポリヌクレオチドは、第2の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、プロモーター、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つのプロモーターは、β-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、各プロモーターはβ-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つのプロモーターは、ハムスターβ-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、各プロモーターは、ハムスターβ-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはヒトCD52である。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはヒトCD52である。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号21(GQNDTSXTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号22(GQNDTSQXSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号23(GQNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、XおよびXの各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号24(GQNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中XおよびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、XおよびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号25(GQNDTSQX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号26(GXNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびXの各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号27(GXNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号28(GQNDTSXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびXの各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号29(GQNDTSXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択され;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)および配列番号21(GQNDTSXTSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択され;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)および配列番号21(GQNDTSXTSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)および配列番号7(GQNDTSATSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)および配列番号7(GQNDTSATSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号23(GXNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号28(GQNDTSXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中X、X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号27(GXNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号29(GQNDTSXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中X、X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号15(GANDTSQAASPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号17(GQNDTSAAASPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号16(GANDTSQASAPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号18(GQNDTSAASAPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、治療ポリペプチドまたは治療タンパク質を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、多重鎖タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、多重鎖タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、抗体のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、抗体のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、CODVトリアボディのポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、CODVトリアボディのポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、組換え哺乳動物宿主細胞は、CHO細胞である。
本開示のさらなる態様は、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)からなるアミノ酸配列を含む単離されたバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
本開示のさらなる態様は、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)からなるアミノ酸配列を含む単離されたバリアントヒトCD52であり、式中XはA、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
なお本開示のさらなる態様は、配列番号22(GQNDTSQXSSPS)からなるアミノ酸配列を含む単離されたバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
本開示に従う組換えポリヌクレオチドおよび対応するmRNA転写物の概略図である。この図では、単一の代表的な組換えポリヌクレオチドのみを示す。一意的細胞表面マーカーポリペプチド(レポーター)をコードするヌクレオチド配列は、TTG開始コドンを有し、一意的標的ポリペプチド(治療タンパク質)をコードするヌクレオチド配列はATG開始コドンを有する。 野生型hCD52(WT)、および各々がWTの表記のアミノ酸をアラニン(A)に置換したhCD52の10個の単一の点突然変異体の各々を発現するCHO細胞に対するmAb 4B10および7F11の結合を表すグラフである。非トランスフェクトCHO細胞(CHO親)に対する結合も示す。 野生型hCD52(WT)、および各々がWTの表記のアミノ酸をアラニン(A)に置換したhCD52の10個の単一の点突然変異体の各々を発現するCHO細胞に対するmAb CF1D12、5F7、3G7、4G7、9D9、および11C11の結合を表すグラフである。非トランスフェクトCHO細胞(CHO親)に対する結合も示す。 野生型hCD52(WT)、および各々がWTの表記のアミノ酸をアラニン(A)に置換したhCD52の10個の単一の点突然変異体の各々を発現するCHO細胞に対するmAb Campath-1H、2C3、12G6、および23E6の結合を表すグラフである。非トランスフェクトCHO細胞(CHO親)に対する結合も示す。 天然(野生型)hCD52(配列番号30)、ならびに最適なコザック構成を有する非AUG(代替)開始コドン、全ての内部ATGコドンの突然変異、除去されたスプライス部位、およびhCD52の4位のアミノ酸のアスパラギン酸をアラニンに置換した単一の点突然変異を含む、操作された突然変異体hCD52(Mut4;配列番号31)の配列アライメントを表す図である。Mut4には、Campath-1H(C-1H)が結合するが、mAb 9D9は結合しない。示される部分的アミノ酸配列は配列番号4に対応する。 天然(野生型)hCD52(配列番号30)、ならびに最適なコザック構成を有する非AUG(代替)開始コドン、全ての内部ATGコドンの突然変異、除去されたスプライス部位、およびhCD52の8位のアミノ酸のトレオニンをアラニンに置換した単一の点突然変異を含む、操作された突然変異体hCD52(Mut8;配列番号32)の配列アライメントを表す図である。Mut8には、mAb 9D9が結合するが、Campath-1H(C-1H)は結合しない。示される部分的アミノ酸配列は配列番号8に対応する。 天然(野生型)hCD52(配列番号30)、ならびに最適なコザック構成を有する非AUG(代替)開始コドン、全ての内部ATGコドンの突然変異、除去されたスプライス部位、およびhCD52の8位のアミノ酸のトレオニンをアラニンに置換し、hCD52の10位のアミノ酸のセリンをアラニンに置換した2つの点突然変異を含む、操作された突然変異体hCD52(Mut8/10;配列番号33)の配列アライメントを表す図である。Mut8/10には、mAb 9D9が結合するが、Campath-1H(C-1H)は結合しない。示される部分的アミノ酸配列は配列番号13に対応する。 hCD52の各突然変異体をコードするポリヌクレオチドがATG開始コドンを有する、hCD52の表記の突然変異体に対するCampath-1Hまたは9D9の結合を表す4つのフローサイトメトリーヒストグラムの図である。 hCD52の各突然変異体をコードするポリヌクレオチドがATG開始コドンを有する、hCD52の表記の突然変異体に対するCampath-1Hまたは9D9の結合を表す4つのフローサイトメトリーヒストグラムの図である。 hCD52の各突然変異体をコードするポリヌクレオチドが表記の開始コドン(ATG、CTG、GTG、またはTTG)を有する、hCD52の表記の突然変異体に対するCampath-1Hまたは9D9の結合を表す4つのフローサイトメトリーヒストグラムの図である。 各hCD52突然変異体が、表記の開始コドン(ATG、CTG、GTG、またはTTG)を有するポリヌクレオチドによってコードされる、Campath-1Hまたは9D9によるMut4(左のグラフ)およびMut8(右のグラフ)の相対的結合を表す一対の棒グラフの図である。 レポーターの開始コドン(ATG/AUG、CTG/CUG、GTG、またはTTG)の選択に応じたレポーター発現および目的の遺伝子(GOI)発現の相対的レベルを表すフローサイトメトリーヒストグラムの図である。表される部分的配列は配列番号35~38に対応する。 表記のhCD52突然変異体(Mut4、Mut2/8/9、およびMut7/8/9)および表記の抗体(7F11、9D9、およびCampath-1H)を 図11-1の続き。 図11-2の続き。 表記のhCD52突然変異体(Mut4、Mut2/8/10、およびMut7/8/10)および表記の抗体(7F11、9D9、およびCampath-1H)を使用する3レポーター系のスキームを表す一連の棒グラフの図である。 図12-1の続き。 図12-2の続き。 CODVトリアボディをコードする4つのベクターを表す概略図である。この系では2つのレポーターが存在する。 CODVトリアボディをコードする2つのバイシストロニックベクターを表す概略図である。この系では2つのレポーターが存在する。
本開示を通して、様々な刊行物、特許および公開された特許明細書が、識別する引用によって参照されている。これらの刊行物、特許、および公開された特許明細書の開示は、本発明が属する技術の現状をより十分に説明するために本開示にこれにより参照によって本明細書に組み入れる。
本明細書で使用される場合、ある特定の用語は以下の定義された意味を有する。
I.定義
本発明の実施は、特に示していない限り、当業者の範囲内である、免疫学、分子生物学、微生物学、細胞生物学、および組換えDNAの通常の技術を使用する。例えば、Sambrook、FritschおよびManiatis、Molecular Cloning:A Laboratory Manual、第2版(1989);Current Protocols in Molecular Biology(F.M.Ausubelら編、(1987));the series Methods in Enzymology(Academic Press、Inc.):PCR 2:A Practical Approach(M.J.MacPherson.B.D.HamesおよびG.R.Taylor編(1995))、HarlowおよびLane編(1988)Antibodies、A Laboratory Manual、and Animal Cell Culture(R.I.Freshney編(1987))を参照されたい。
本明細書および特許請求の範囲で使用される場合、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は、その文脈が明白に指示していない限り複数形を含む。例えば、「1つの細胞」という用語は、その混合物を含む複数の細胞を含む。
本明細書で使用される場合、「含む」という用語は、組成物および方法が列挙された要素を含むが、他の要素を除外しないことを意味すると意図される。組成物および方法を定義するために使用する場合の「から本質的になる」は、組合せに対して本質的に重要な何らかの他の要素を除外することを意味する。このように、本明細書において定義される、要素から本質的になる組成物は、単離および精製方法からの微量の夾雑物、ならびにリン酸緩衝食塩水、保存剤などのような薬学的に許容される担体を除外しない。「からなる」は、他の成分の微量を超える要素および本発明の組成物を投与するための実質的な方法工程を超えるものを除外することを意味する。これらの転換語の各々によって定義された実施形態は、本発明の範囲内である。
本明細書で使用される場合、「ポリヌクレオチド」、または「ヌクレオチド配列」という用語は、任意の長さのヌクレオチドのポリマー型を意図し、その例としては、これらに限定されないが、遺伝子または遺伝子断片、エクソン、イントロン、メッセンジャーRNA(mRNA)、転移RNA、リボソームRNA、リボザイム、相補的DNA(cDNA)、組換えポリヌクレオチド、分枝状ポリヌクレオチド、プラスミド、ベクター、任意の配列の単離されたDNA、任意の配列の単離されたRNA、核酸プローブ、およびプライマーが挙げられる。ポリヌクレオチドは、メチル化ヌクレオチドおよびヌクレオチドアナログのような改変ヌクレオチドを含んでもよい。
本明細書で使用される場合、「ポリペプチド」という用語は、任意の長さのアミノ酸またはアミノ酸アナログのポリマー型を指し、その例は、全長の一本鎖ポリペプチド、全長の一本鎖タンパク質、全長の一本鎖ポリペプチドの断片、全長の一本鎖タンパク質の断片;全長の多重鎖ポリペプチド、全長の多重鎖タンパク質、全長の多重鎖ポリペプチドの断片、全長の多重鎖タンパク質の断片;ならびに多重鎖ポリペプチドの全長の一本鎖、多重鎖タンパク質の全長の一本鎖、全長の多重鎖ポリペプチドの一本鎖の断片、および全長の多重鎖タンパク質の一本鎖の断片を含む。
本明細書で使用される場合、「多重鎖ポリペプチド」または「多重鎖タンパク質」は、2つまたはそれ以上の一本鎖ポリペプチドで構成される任意のポリペプチドまたはタンパク質を指す。2つまたはそれ以上の一本鎖ポリペプチドは、共有結合、例えばジスルフィド結合、および/または非共有結合、例えばイオン結合もしくは水素結合の任意の組合せによって会合することができる。例えば、従来のIgG抗体は、ヒンジ領域において1つまたはそれ以上のジスルフィド結合によって連結された2つの重鎖および2つの軽鎖で構成され、各軽鎖は、そのそれぞれの可変軽鎖(VL)ドメインと可変重鎖(VH)ドメインの間の1つまたはそれ以上のジスルフィド結合によって単一の重鎖に連結されている。別の例として、CODVトリアボディは、2つの異なる重鎖(CODV重鎖およびFab重鎖、相互のノブとホールを有する)、および2つの異なる軽鎖(CODV軽鎖およびFab軽鎖)で構成される。
多量体タンパク質とも呼ばれる多重鎖タンパク質の追加の例としては、これらに限定されないが、ある特定の酵素、イオンチャネル、受容体、細胞接着分子、電位依存性カリウムチャネル、および治療タンパク質(例えば、インスリンおよびα-ガラクトシダーゼ)を含む、ホモマーおよびヘテロマーの多量体タンパク質が挙げられる。多くの可溶性および膜タンパク質が、細胞においてホモ多量体複合体を形成し、タンパク質データバンクにおけるタンパク質の大部分がホモ多量体である。原核生物におけるタンパク質のおよそ65%および真核細胞におけるタンパク質の55%が二量体または高次複合体として存在する(細胞骨格、リボソームなどのような高度高次構造を含まない)。複合体の中で、ホモマーは、単細胞種ではヘテロマーより約4倍高い頻度であるが、2つのタイプは脊椎動物では等しい頻度である。その結果、ヘテロマーは、単細胞種ではタンパク質の約10%を構成するが、脊椎動物ではほぼ30%を構成する。Lynch M、Mol Biol Evol.29(5):1353~1366頁(2012)。ホモオリゴマーは、多くの経路の多様性および特異性の一因であり、それらは遺伝子発現、酵素の活性、イオンチャネル、受容体、および細胞接着プロセスを媒介および調節し得る。ニューロンの細胞質膜における電位依存性カリウムチャネルは、40個の公知のアルファサブユニットのうちの4つで構成されるヘテロ多量体タンパク質である。
本明細書で使用される場合、「IRES」または「IRESの生物活性を有するポリヌクレオチド」という用語は、真核細胞におけるキャップ部位の利益がなくとも、IRESに作動可能に連結されたポリヌクレオチドの翻訳を開始することができるポリヌクレオチドまたはその逆転写体のような任意の分子を含むと意図される。IRESまたはIRESの生物活性を有するポリヌクレオチドは、ピコルナウイルスIRESのような、天然に見出される配列と同一であり得るか、またはそれらは好適な宿主細胞に導入された場合に、同じ機能を行う天然に存在しないもしくは非天然の配列であり得る。
本明細書で使用される場合、「代替開始コドン」という用語は、ATG開始コドンと比較して低減された効率で翻訳開始のための開始部位として機能する任意の非ATGポリヌクレオチド(典型的にトリプレット)を含むと意図される。天然に存在する代替開始コドンの使用は当技術分野で公知であり、例えばKozak(1991)J Cell Biol.115(4):887~903頁;Mehdiら(1990)Gene 91:173~178頁;Kozak(1989)Mol Cell Biol.9(11):5073~5080頁に記載されている。一般的に、代替開始コドンは、ATGと比較して減少した翻訳効率を有する;例えば、代替開始コドンGTGは、ATGの効率(100%)と比較して3~5%の翻訳効率を有し得る。代替開始コドンの翻訳効率はまた、その配列構成によっても影響を受け得る:例えば、最適なコザックコンセンサス配列は、代替開始コドンでの翻訳開始に対して正の効果を有することが報告されている。Mehdiら(1990)Gene 91:173~178頁;Kozak(1989)Mol Cell Biol.9(11):5073~5080頁。完全なコザックコンセンサス配列は、GCCRCCATGG(配列番号34)であり、ここで開始コドンATGを太字のフォントで示し、ATG開始コドンのAを+1位として指定し、-3位の「R」はプリン(AまたはG)である。2つの最も高度に保存された位置はプリン、好ましくは-3位のAおよび+4位のGである(Kozak(1991)J Cell Biol.115(4):887~903頁)。代替開始コドンの使用は、米国特許出願公開第2006/0172382号および米国特許出願公開第2006/0141577号において選択可能マーカーの減弱した発現に関して記載されている。当業者は、本明細書においてDNAとして記載される配列が、RNA分子として相関する配列を有すること、例えばDNA配列ATGは、例えばRNA配列AUGに対応することを認識する。
本明細書で使用される場合、「高い発現レベル」は、分析した総細胞の少なくとも50、70、80、90、95、または99%の発現レベルより高い発現レベルを指す。
本明細書で使用される場合、「CD20」は、プレB細胞段階で始まるB細胞の表面上に発現され、骨髄および末梢の成熟B細胞においても発現される4回膜貫通型タンパク質を指す。CD20は、3つの表面露出抗原性領域を提示する。ヒトおよびマウスCD20のcDNAおよびアミノ酸配列は、GenBank、例えば受託番号NM_152866、NM_021950、およびNM_152867(ヒト);NM_007641(マウス);NP_068769、NP_690605、およびNP_690606(ヒト);ならびにNP_031667(マウス)から入手可能である。全長のヒトCD20は、297アミノ酸長であり、全長のマウスCD20は、291アミノ酸長である。
CD52は、Campath-1H抗原としても知られ、成熟リンパ球上に発現される短い糖タンパク質を指す;その機能は十分には知られていないが、細胞接着を阻害すると考えられている。ヒトおよびマウスCD52のcDNAおよびアミノ酸配列は、GenBank、例えば受託番号BC000644(ヒト);NM_013706(マウス);AAH00644(ヒト);およびEDL30035(マウス)から入手可能である。全長のヒトCD52は、42アミノ酸のシグナル配列を含む61アミノ酸長であり、全長のマウスCD52は、23アミノ酸のシグナル配列を含む74アミノ酸長である。
CD59は、膜攻撃複合体(MAC)阻害タンパク質およびプロテクチンとしても知られ、補体成分C9が重合化して膜攻撃複合体を形成するのを阻害する細胞表面糖タンパク質である。ヒトおよびマウスCD59のcDNAおよびアミノ酸配列は、GenBank、例えば受託番号NM_203331、NM_0006111、NM_001127223、NM_001127225、およびNM_001127226(ヒト);NM_181858およびNM_001368215(マウス);NP_000602、NP_001120695、NP_001120697、NP_001120698、およびNP_001120699(ヒト);ならびにNP_862906およびNP_001355144(マウス)から入手可能である。全長のヒトCD59は、25アミノ酸のシグナル配列を含む128アミノ酸長であり、全長のマウスCD59は、23アミノ酸のシグナル配列を含む129アミノ酸長である。
本明細書で使用される場合、「治療ポリペプチド」または「治療タンパク質」は、宿主細胞および本明細書で例証される態様において産生することができる任意のタンパク質またはポリペプチドを指し、それらは、治療薬もしくは薬物、例えば抗体、抗体断片、抗体様分子(例えば、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質)、または酵素としてのその潜在能のために選択される。
II.方法
本開示の一態様は、複数の標的ポリペプチドを高レベルで発現させるための方法であって:
(a)各々が複数の組換えポリヌクレオチドを含む、複数の哺乳動物宿主細胞を培養する工程であって、
各組換えポリヌクレオチドが、プロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の両方が同じmRNA上で転写され、
培養する工程が、哺乳動物宿主細胞の表面上での各一意的細胞表面マーカーポリペプチドの発現および各一意的標的ポリペプチドの発現を許容する条件下で行われる工程;
(b)工程(a)の培養哺乳動物宿主細胞を、各々が哺乳動物宿主細胞の表面上に発現される一意的細胞表面マーカーポリペプチドの1つまたはそれ以上に一意的に結合することが可能である複数の検出可能作用物質と接触させる工程;
(c)工程(b)からの接触させた細胞において少なくとも1ラウンドの蛍光活性化細胞選別を行い、それによって複数の検出可能作用物質の少なくとも1つが一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する工程;
(d)工程(c)で選択された哺乳動物宿主細胞の1つまたはそれ以上のクローン集団を調製する工程;
(e)前記クローン集団の各々における少なくとも2つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドの発現レベルを検出することによって、工程(d)からの1つまたはそれ以上のクローン集団を分析する工程;
(f)少なくとも2つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドの高い発現レベルを有する1つまたはそれ以上のクローン集団を選択する工程;ならびに
(g)複数の標的ポリペプチドの高レベルでの発現を許容する条件下で、工程(f)で選択された1つまたはそれ以上のクローン集団を培養する工程
を含む方法である。
複数の哺乳動物宿主細胞は、哺乳動物宿主細胞集団、例えば哺乳動物細胞の細胞株の細胞集団であり得る。複数の細胞または細胞集団は典型的に、工程(a)で、100個もしくはそれ以上、500個もしくはそれ以上、1,000個もしくはそれ以上、10,000個もしくはそれ以上、50,000個もしくはそれ以上、100,000個もしくはそれ以上、500,000個もしくはそれ以上、または10個もしくはそれ以上の細胞を含む。細胞は典型的に、全て1つのタイプの細胞であり、例えばCHO細胞、HEK-293細胞、BHK-21細胞、HepG2細胞、BAE-1細胞、SH-SY5Y細胞、骨髄腫細胞、ハイブリドーマ細胞、HeLa細胞、Vero細胞、NIH3T3細胞、WEHI231細胞、YAC細胞、Jurkat細胞、ならびにその派生細胞、例えばCHO-K1細胞およびCHO/DHFR細胞である。
哺乳動物宿主細胞の表面上での各一意的細胞表面マーカーポリペプチドの発現および各一意的標的ポリペプチドの発現を許容する条件下での培養する工程は、組織培養での哺乳動物細胞に典型的であり、例えば場合により仔ウシ胎児血清(FCS)またはウシ胎児血清(FBS)、L-グルタミン、およびペニシリン/ストレプトマイシンを補充した、DMEM、Ham’s F12、または無血清培地のような好適な培地中、5%COを補充した37℃の加湿空気中などの条件を含むことができる。培養する工程は、任意の好適なフォーマット、例えばマルチウェルプレート培養、培養皿培養、バルク培養、またはバイオリアクター培養で起こり得る。培養する工程は、細胞表面マーカーポリペプチドの発現のための時間ならびに細胞集団が増大するための時間を許容し得る。
複数の組換えポリヌクレオチドは、2つまたはそれ以上の異なる組換えポリヌクレオチドを含む。ある特定の実施形態では、複数の組換えポリヌクレオチドは、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、または12個またはそれ以上の異なる組換えポリヌクレオチドを含む。ある特定の実施形態では、複数の組換えポリヌクレオチドは、2つの異なる組換えポリヌクレオチドを含む。ある特定の実施形態では、複数の組換えポリヌクレオチドは、3つの異なる組換えポリヌクレオチドを含む。ある特定の実施形態では、複数の組換えポリヌクレオチドは、4つの異なる組換えポリヌクレオチドを含む。ある特定の実施形態では、複数の組換えポリヌクレオチドは、5つの異なる組換えポリヌクレオチドを含む。ある特定の実施形態では、複数の組換えポリヌクレオチドは、6つの異なる組換えポリヌクレオチドを含む。ある特定の実施形態では、複数の組換えポリヌクレオチドは、7つの異なる組換えポリヌクレオチドを含む。ある特定の実施形態では、複数の組換えポリヌクレオチドは、8つの異なる組換えポリヌクレオチドを含む。
当然、各哺乳動物宿主細胞は、1コピー超の各組換えポリヌクレオチドを含み得る。例えば、各哺乳動物宿主細胞は、約10~約10コピーの各組換えポリヌクレオチドを含み得る。
加えて、各哺乳動物宿主細胞は、ほぼ同じコピー数またはあるいは異なるコピー数の各組換えポリヌクレオチドを含み得る。ある特定の実施形態では、各哺乳動物宿主細胞は、ほぼ同じコピー数の少なくとも2つの異なる組換えポリヌクレオチドを含むことが好ましい。ある特定の実施形態では、各哺乳動物宿主細胞は、ほぼ同じコピー数の各組換えポリヌクレオチドを含むことが好ましい。ある特定の他の実施形態では、各哺乳動物宿主細胞は、異なるコピー数の少なくとも2つの異なる組換えポリヌクレオチドを含むことが好ましい。ある特定の他の実施形態では、各哺乳動物宿主細胞は、異なるコピー数の各組換えポリヌクレオチドを含むことが好ましい。各異なる組換えポリヌクレオチドのコピー数は、多様であり得て、異なる組換えポリヌクレオチドを宿主哺乳動物細胞に導入するために使用される条件に基づいて選択することができる。
各組換えポリヌクレオチドは、プロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の両方が同じmRNA上で転写される。
各組換えポリヌクレオチドが一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むことから、ならびに一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の両方が同じmRNA上で転写されることから、各哺乳動物宿主細胞は、存在する異なる組換えポリヌクレオチドと同数の一意的、すなわち異なる細胞表面マーカーポリペプチドを発現することができる。例えば、2つの異なる組換えポリヌクレオチドをトランスフェクトした哺乳動物宿主細胞は、2つの一意的、すなわち異なる細胞表面マーカーポリペプチドを発現することができる。同様に、3つの異なる組換えポリヌクレオチドをトランスフェクトした哺乳動物宿主細胞は、3つの一意的、すなわち異なる細胞表面マーカーポリペプチドを発現することができる等々である。一意的、すなわち異なる細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の数が何であれ、そのような各細胞表面マーカーポリペプチドの発現は、対応する一意的、すなわち異なる標的ポリペプチドの発現に関連する。
同様に、各組換えポリヌクレオチドが一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含むことから、ならびに一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の両方が同じmRNA上で転写されることから、各哺乳動物宿主細胞は、存在する異なる組換えポリヌクレオチドの数と同数の一意的、すなわち異なる標的ポリペプチドを発現することができる。例えば、2つの異なる組換えポリヌクレオチドをトランスフェクトした哺乳動物宿主細胞は、2つの一意的、すなわち異なる標的ポリペプチドを発現することができる。同様に3つの異なる組換えポリヌクレオチドをトランスフェクトした哺乳動物宿主細胞は、3つの一意的、すなわち異なる標的ポリペプチドを発現することができる等々である。一意的、すなわち異なる標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の数が何であれ、各々のそのような標的ポリペプチドの発現は、対応する一意的、すなわち異なる細胞表面マーカーポリペプチドの発現に関連する。
工程(b)は、工程(a)の培養哺乳動物宿主細胞を、各々が哺乳動物宿主細胞の表面上に発現された一意的細胞表面マーカーポリペプチドの1つまたはそれ以上に結合することが一意的に可能である複数の検出可能作用物質と接触させることを伴う。ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的検出可能作用物質は、1つのみの一意的細胞表面マーカーポリペプチドに結合することが可能である。ある特定の実施形態では、各一意的検出可能作用物質は、1つのみの一意的細胞表面マーカーポリペプチドに結合することが可能である。ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的検出可能作用物質は、1つ超の一意的細胞表面マーカーポリペプチドに結合することが可能である;例えば、そのような一意的検出可能作用物質は、2つの異なる、すなわち一意的細胞表面マーカーポリペプチドに結合することが可能であり得る。
工程(c)は、工程(b)からの接触させた細胞において少なくとも1ラウンドの蛍光活性化細胞選別(FACS)を行い、それによって複数の検出可能作用物質の少なくとも1つが一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択することを伴う。ある特定の実施形態では、工程(c)は、工程(b)からの少なくとも第1の検出可能作用物質および第2の検出可能作用物質と接触させた細胞において1ラウンドのFACSを行い、それによって第1の検出可能作用物質および第2の検出可能作用物質の少なくとも両方が一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択することを含む。ある特定の実施形態では、工程(c)は、工程(b)からの3つまたはそれ以上の検出可能作用物質と接触させた細胞において1ラウンドのFACSを行い、それによって3つまたはそれ以上の検出可能作用物質が一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択することを含む。ある特定の実施形態では、工程(c)は、工程(b)からの3つの検出可能作用物質と接触させた細胞において1ラウンドのFACSを行い、それによって3つの検出可能作用物質が一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択することを含む。
ある特定の実施形態では、工程(c)は、工程(b)からの4つの検出可能作用物質と接触させた細胞において1ラウンドのFACSを行い、それによって4つの検出可能作用物質が一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択することを含む。ある特定の実施形態では、工程(c)は、工程(b)からの5つの検出可能作用物質と接触させた細胞において1ラウンドのFACSを行い、それによって5つの検出可能作用物質が一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択することを含む。ある特定の実施形態では、工程(c)は、工程(b)からの6つの検出可能作用物質と接触させた細胞において1ラウンドのFACSを行い、それによって6つの検出可能作用物質が一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択することを含む。ある特定の実施形態では、工程(c)は、工程(b)からの7つの検出可能作用物質と接触させた細胞において1ラウンドのFACSを行い、それによって7つの検出可能作用物質が一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択することを含む。ある特定の実施形態では、工程(c)は、工程(b)からの8つの検出可能作用物質と接触させた細胞において1ラウンドのFACSを行い、それによって8つの検出可能作用物質が一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択することを含む。
ある特定の実施形態では、工程(c)は、
(c1)少なくとも第1の細胞表面マーカーポリペプチドについて第1のラウンドの蛍光活性化細胞選別を行い、それによって少なくとも第1の検出可能作用物質が結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する工程;ならびに
(c2)工程(c1)で選択された細胞において、少なくとも第2の細胞表面マーカーポリペプチドについて第2のラウンドの蛍光活性化細胞選別を行い、それによって第1の検出可能作用物質および第2の検出可能作用物質の少なくとも両方が結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する工程
を含む。
当然、ある特定の実施形態では、なお追加のラウンドのFACSを行い、それによって任意の数の特異的検出可能作用物質が結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する。例えば、ある特定の実施形態では、工程(c)は、
(c3)工程(c2)で選択された細胞において、少なくとも第3の細胞表面マーカーポリペプチドについて第3のラウンドのFACSを行い、それによって少なくとも第1、第2、および第3の検出可能作用物質が結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する工程
をさらに含む。
同様に、ある特定の実施形態では、工程(c)は、
(c4)工程(c3)で選択された細胞において、少なくとも第4の細胞表面マーカーポリペプチドについて第4のラウンドのFACSを行い、それによって少なくとも第1、第2、第3、および第4の検出可能作用物質が結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する工程
をさらに含む。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の7~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の7~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の7~14日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の7~13日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の7~12日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の7~11日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の7~10日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の7~9日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の7~8日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の7~9日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の7日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の8~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の8~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の8~14日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の8~13日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の8~12日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の8~11日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の8~10日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の8~9日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の8日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の9~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の9~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の9~14日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の9~13日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の9~12日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の9~11日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の9~10日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の9日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の10~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の10~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の10~14日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の10~13日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の10~12日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の10~11日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の10日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の11~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の11~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の11~14日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の11~13日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の11~12日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の11日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の12~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の12~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の12~14日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の12~13日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の12日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の13~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の13~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の13~14日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の13日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の14~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の14~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の14日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の15~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の15~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の15日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の16~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の16~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の16日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の17~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の17~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の17日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の18~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の18~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の18日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の19~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の19~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の19日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の20~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の20~21日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の20日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の21~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の21日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の22~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の22日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の23~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の23日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の24~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の24日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の25~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の25日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の26~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の26日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の27~28日後に行われる。ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の27日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)は、工程(d)の28日後に行われる。
ある特定の実施形態では、工程(e)の分析する工程は、フローサイトメトリーを含む。ある特定の実施形態では、工程(e)のフローサイトメトリーによって分析する工程は、細胞選別を含む。ある特定の他の実施形態では、工程(e)のフローサイトメトリーによって分析する工程は、細胞選別を含まない。
ある特定の実施形態では、工程(f)の複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの少なくとも1つの発現レベルは、工程(e)で分析される少なくとも70%のクローン集団の対応する発現レベルより高い。例えば、複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの1つがCD52である場合、工程(f)のCD52の発現レベルは、工程(e)で分析される少なくとも70%のクローン集団のCD52発現レベルより高くなり得る。ある特定の実施形態では、工程(f)の複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの少なくとも1つは、1つの一意的細胞表面マーカーである。ある特定の他の実施形態では、工程(f)の複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの少なくとも1つは、2つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドである。ある特定の他の実施形態では、工程(f)の複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの少なくとも1つは、3つの一意的細胞表面マーカーポリペプチド、4つの一意的細胞表面マーカーポリペプチド等である。同じ原理が、任意の数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドについてしかるべき変更を加えて当てはまる。
ある特定の実施形態では、工程(f)の複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの各々の発現レベルは、工程(e)で分析した少なくとも70%のクローン集団の対応する発現レベルより高い。
ある特定の実施形態では、工程(f)の複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの少なくとも第1の発現レベルは、工程(f)の複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの少なくとも第2の発現レベルより高い。例えば、複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの1つが第1のCD52バリアントであり、複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの他方が第2のCD52バリアントである場合、工程(f)の少なくとも第1のCD52バリアントの発現レベルは、工程(f)の少なくとも第2のCD52バリアントの発現レベルより高くなり得る。同様に、複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの1つが第1のCD52バリアントであり、複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの他方が第2のCD52バリアントであり、および複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドのさらに他方が第3のCD52バリアントである場合、工程(f)の少なくとも第1のCD52バリアントの発現レベルは、工程(f)の第2のCD52バリアントおよび第3のCD52バリアントの両方の発現レベルより高くなり得る。別の例として、複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの1つが第1のCD52バリアントであり、複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの他方が第2のCD52バリアントであり、および複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドのさらに他方が第3のCD52バリアントである場合、工程(f)の少なくとも第1のCD52バリアントの発現レベルおよび第2のCD52バリアントの発現レベルは、工程(f)の第3のCD52バリアントの発現レベルより高くなり得る。同じ原理が、任意の数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドに関してについてしかるべき変更を加えて当てはまる。
ある特定の実施形態では、工程(f)の複数の一意的細胞表面ポリペプチドの第1の発現レベルは、工程(f)の複数の一意的細胞表面ポリペプチドの第2の発現レベルより高い。
ある特定の実施形態では、方法は:
(h)工程(g)で発現された少なくとも第1の一意的標的ポリペプチドおよび第2の一意的標的ポリペプチドを、1つもしくはそれ以上の選択されたクローン集団から、または1つもしくはそれ以上の選択されたクローン集団を培養する細胞培養培地から単離する工程をさらに含む。所望の発現された標的ポリペプチドを単離または精製するために任意の好適な方法を使用することができる。例えば、ある特定の実施形態では、単離する工程は、アフィニティクロマトグラフィー、ゲル濾過/サイズ排除、疎水性相互作用クロマトグラフィー、免疫沈降、イオン交換クロマトグラフィー、またはそのいずれかの組合せを伴い得る。分泌される標的ポリペプチドの場合、単離または精製する工程は、細胞培地から、または透析液から直接行うことができ、および/またはそこから濃縮することができる。他の標的ポリペプチドの場合、単離または精製する工程は、細胞溶解工程または膜破壊工程を含み得る。そのような一般的な単離および精製方法は当業者に周知である。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、2~8個の一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、2~4個の一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、2つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチは、3つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、4つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、5つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、6つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、7つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、8つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、8つまたはそれ以上の一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、プロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のための代替(非ATG)開始コドン、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のためのATG開始コドンをさらに含む。
ある特定の実施形態では、各代替(非ATG)開始コドンは、CTG、GTG、TTG、ATT、ATA、およびACGからなる群から独立して選択される。すなわち、代替(非ATG)開始コドンは、同じまたは異なり得る;一部もしくは全てが同じであり得る、または一部もしくは全てが異なり得る。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの代替開始コドンはCTGである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの代替開始コドンはGTGである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの代替開始コドンはTTGである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの代替開始コドンはATTである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの代替開始コドンはATAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの代替開始コドンはACGである。
ある特定の実施形態では、各代替(非ATG)開始コドンは、GTGおよびTTGからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、少なくとも1つの代替開始コドンはGTGである。ある特定の実施形態では、少なくとも1つの代替開始コドンはTTGである。ある特定の実施形態では、各代替(非ATG)開始コドンはGTGである。ある特定の他の実施形態では、各代替(非ATG)開始コドンはTTGである。
ある特定の実施形態では、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、いかなるATGトリプレットも欠如している。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、第1のプロモーター、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み;ならびに少なくとも第2の組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、第2のプロモーター、第2の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む。上記で指摘したように、本開示は、これらに限定されないが、対応するエレメントと共に少なくとも第3の組換えポリヌクレオチド、対応するエレメントと共に少なくとも第4の組換えポリヌクレオチド、対応するエレメントと共に少なくとも第5の組換えポリヌクレオチド、対応するエレメントと共に少なくとも第6の組換えポリヌクレオチド、対応するエレメントと共に少なくとも第7の組換えポリヌクレオチド、および対応するエレメントと共に少なくとも第8の組換えポリヌクレオチドをさらに含み得る実施形態も企図する。
ある特定の実施形態では、第1の組換えポリヌクレオチドは、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、第1の組換えポリヌクレオチドは、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のための代替(非ATG)開始コドン、および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のためのATG開始コドンをさらに含む。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンは、CTG、GTG、TTG、ATT、ATA、およびACGからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンは、GTGおよびTTGからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンはCTGである。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンはGTGである。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンはTTGである。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンはATTである。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンはATAである。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンはACGである。
ある特定の実施形態では、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、いかなるATGトリプレットも欠如している。
ある特定の実施形態では、第2の組換えポリヌクレオチドは、第2の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、プロモーター、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
プロモーターの各々は、任意の他のプロモーターから独立して選択される。ある特定の実施形態では、2つのプロモーターは同じではない。ある特定の実施形態では、少なくとも2つのプロモーターは同じである。ある特定の実施形態では、全てのプロモーターが同じである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つのプロモーターは、β-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、各プロモーターは、β-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つのプロモーターは、ハムスターβ-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、各プロモーターは、ハムスターβ-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される。
本明細書で使用される場合、特に示していない限り、CD20、CD52、およびCD59は、ヒト型および非ヒト型の両方のCD20、CD52、およびCD59を包含する。ある特定の実施形態では、CD20はヒトCD20(hCD20)である。ある特定の実施形態では、CD52はヒトCD52(hCD52)である。ある特定の実施形態では、CD59はヒトCD59(hCD59)である。非ヒト型のCD20、CD52、およびCD59としては、これらに限定されないが、マウス、ラット、および非ヒト霊長類型のCD20、CD52、およびCD59が挙げられる。
本明細書で使用される場合、「バリアント」は、少なくとも1つのアミノ酸残基が野生型分子とは異なる、指定された分子の突然変異版を指す。例えば、「バリアント」は、バリアントを宿主哺乳動物細胞の表面上に発現することができる限り、野生型ポリペプチドと比較して1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、または12個の点突然変異を含み得る。2つまたはそれ以上の点突然変異を有するバリアントの場合、前記突然変異は、互いに隣接してもよく、または隣接しなくてもよい。一部の実施形態では、少なくとも2つの点突然変異は、互いに隣接する。ある特定の他の実施形態では、2つの点突然変異は互いに隣接しない。一部の実施形態では、一部の点突然変異は、互いに隣接し、他方の点突然変異は互いに隣接しない。
ある特定の実施形態では、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20またはそのバリアントである。
ある特定の実施形態では、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはCD20である。
ある特定の実施形態では、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはバリアントCD20である。
ある特定の実施形態では、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD52またはそのバリアントである。
ある特定の実施形態では、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはCD52である。
ある特定の実施形態では、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはバリアントCD52である。
ある特定の実施形態では、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはCD59またはそのバリアントである。
ある特定の実施形態では、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはCD59である。
ある特定の実施形態では、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはバリアントCD59である。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される。そのような実施形態では、第1および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、互いに異なる。例えば、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、野生型CD52であり得て、第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはバリアントCD52であり得る。別の例として、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、第1のバリアントCD52であり得て、第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、第2のバリアントCD52であり得て、第1および第2のバリアントCD52分子は異なる。
ある特定の実施形態では、各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される。そのような実施形態では、第1および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは互いに異なる。例えば、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは野生型ヒトCD52であり得て、第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはバリアントヒトCD52であり得る。別の例として、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは第1のバリアントヒトCD52であり得て、第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは第2のバリアントヒトCD52であり得て、第1および第2のバリアントヒトCD52分子は異なる。
ある特定の実施形態では、各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはヒトCD52である。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはヒトCD52である。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号21(GQNDTSXTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号22(GQNDTSQXSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号23(GQNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、XおよびXの各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号24(GQNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中XおよびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、XおよびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号25(GQNDTSQX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号26(GXNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびXの各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号27(GXNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号28(GQNDTSXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびXの各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号29(GQNDTSXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択され;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)および配列番号21(GQNDTSXTSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択され;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)および配列番号21(GQNDTSXTSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)および配列番号7(GQNDTSATSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)および配列番号7(GQNDTSATSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号23(GXNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号28(GQNDTSXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中X、X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号27(GXNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号29(GQNDTSXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中X、X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号15(GANDTSQAASPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号17(GQNDTSAAASPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号16(GANDTSQASAPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号18(GQNDTSAASAPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、治療ポリペプチドまたは治療タンパク質を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、多重鎖タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、多重鎖タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、抗体のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、抗体のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質のポリペプチドである。ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質トリアボディのポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質のポリペプチドである。ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質トリアボディのポリペプチドである。
組換え哺乳動物宿主細胞は、本明細書に開示される方法および/または組成物に従って、標的ポリペプチド(複数可)を発現することが可能な任意の哺乳動物細胞または細胞株であり得る。ある特定の実施形態では、組換え哺乳動物宿主細胞は、CHO細胞、HEK-293細胞、BHK-21細胞、HepG2細胞、BAE-1細胞、SH-SY5Y細胞、骨髄腫細胞(例えば、Sp2/0-Ag14)、ハイブリドーマ細胞、HeLa細胞、Vero細胞、NIH3T3細胞、WEHI231細胞、YAC細胞、Jurkat細胞、およびその派生細胞、例えば、CHO-K1細胞およびCHO/DHFR細胞から選択される。ある特定の実施形態では、組換え哺乳動物宿主細胞はCHO細胞である。
III.組成物
本開示のさらなる態様は、複数の組換えポリヌクレオチドを含む操作された哺乳動物宿主細胞であって、各組換えポリヌクレオチドが、プロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の両方が同じmRNA上で転写される、操作された哺乳動物宿主細胞である。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、2~8個の一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、2~4個の一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、2つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、3つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、複数の一意的標的ポリペプチドは、4つの一意的標的ポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、プロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のための代替(非ATG)開始コドンおよび一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のためのATG開始コドンをさらに含む。
ある特定の実施形態では、各代替(非ATG)開始コドンは、CTG、GTG、TTG、ATT、ATA、およびACGからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、各代替(非ATG)開始コドンは、GTGおよびTTGからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、いかなるATGトリプレットも欠如している。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、第1のプロモーター、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み;ならびに少なくとも第2の組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、第2のプロモーター、第2の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む。
ある特定の実施形態では、第1の組換えポリヌクレオチドは、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、第1の組換えポリヌクレオチドは、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のための代替(非ATG)開始コドン、および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のためのATG開始コドンをさらに含む。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンは、CTG、GTG、TTG、ATT、ATA、およびACGからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、代替(非ATG)開始コドンは、GTGおよびTTGからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、いかなるATGトリプレットも欠如している。
ある特定の実施形態では、第2の組換えポリヌクレオチドは、第2の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、プロモーター、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む。
ある特定の実施形態では、各組換えポリヌクレオチドは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つのプロモーターは、β-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、各プロモーターは、β-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つのプロモーターは、ハムスターβ-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、各プロモーターは、ハムスターβ-アクチンプロモーターである。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52である。
ある特定の実施形態では、少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはヒトCD52である。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号21(GQNDTSXTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号22(GQNDTSQXSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号23(GQNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中、XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、XおよびXの各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号24(GQNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中XおよびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、XおよびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号25(GQNDTSQX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号26(GXNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびXの各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号27(GXNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号28(GQNDTSXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびXの各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号29(GQNDTSXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。ある特定の実施形態では、X、X、およびX10の各々はAである。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択され;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)および配列番号21(GQNDTSXTSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択され;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)および配列番号21(GQNDTSXTSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)および配列番号7(GQNDTSATSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)および配列番号7(GQNDTSATSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号23(GXNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号28(GQNDTSXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中X、X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号27(GXNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号29(GQNDTSXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中X、X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号15(GANDTSQAASPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号17(GQNDTSAAASPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号16(GANDTSQASAPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号18(GQNDTSAASAPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、治療ポリペプチドまたは治療タンパク質を含む。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、多重鎖タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、多重鎖タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、抗体のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、抗体のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、各一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質のポリペプチドである。
ある特定の実施形態では、組換え哺乳動物宿主細胞はCHO細胞である。
本開示のさらなる態様は、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)からなるアミノ酸配列を含む単離されたバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
なお本開示のさらなる態様は、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)からなるアミノ酸配列を含む単離されたバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
なお本開示のさらなる態様は、配列番号21(GQNDTSQXSSPS)からなるアミノ酸配列を含む単離されたバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される。ある特定の実施形態では、XはAである。
新規抗hCD52モノクローナル抗体の作製および特徴付け
マウスを、ヒトCD52(hCD52)によって免疫した後、マウスモノクローナル抗hCD52抗体を発現する11個のクローンを、通常の方法を使用して結合抗体から調製した。次に、これらの11個のモノクローナル抗体を、再度通常の方法を使用して、マウス可変領域およびヒト定常領域を有するキメラモノクローナル抗体に変換した。hCD52ペプチドミメトープに及ぼす11個のクローンの親和性を行った。11個のクローンを表1に表す。
Figure 2023554593000001
次に、クローンをhCD52ペプチドミメトープの一連の切断型およびアラニンスキャン型についてELISAに基づく結合プロファイルに関して特徴付けた。Campath-1H(C-1H)と比較した。結果を表2および3に示す。表2は、C-1HがhCD52のC末端領域に優先的に結合するが、9D9、11C11、3G7、およびCF1D12は、hCD52のN末端領域に優先的に結合することを示す。これらの結果は、表3に示されるデータとほぼ一貫し、すなわちhCD52のC末端領域のアラニンスキャンはC-1Hによる結合を破壊したが、hCD52のN末端領域のアラニンスキャンは、9D9、11C11、および3G7による結合を破壊した。
これらのクローン(抗体)のある特定のものをまた、そのFACSに基づく結合プロファイルに関しても特徴付けた。簡単に説明すると、hCD52および表3のペプチドミメトープに対応するhCD52の個々のアラニンスキャンバリアントを、CHO細胞によって個別に発現させた後、本実施例に記載される選択された抗体(4B10、7F11、CF1D12、5F7、3G7、4G7、9D9、11C11、Campath-1H、2C3、12G8、および23E6)を使用してFACSによって分析した。試験抗原のアミノ酸配列は以下の通りであった:
Mut1 AQNDTSQTSSPS 配列番号1
Mut2 GANDTSQTSSPS 配列番号2
Mut3 GQADTSQTSSPS 配列番号3
Mut4 GQNATSQTSSPS 配列番号4
Mut5 GQNDASQTSSPS 配列番号5
Mut6 GQNDTAQTSSPS 配列番号6
Mut7 GQNDTSATSSPS 配列番号7
Mut8 GQNDTSQASSPS 配列番号8
Mut9 GQNDTSQTASPS 配列番号9
Mut10 GQNDTSQTSAPS 配列番号10
WT GQNDTSQTSSPS 配列番号11
結果を図2A~2Cに示し、これは、Campath-1Hおよびクローン9D9が、細胞表面に提示されたhCD52アラニン突然変異体4(GQNATSQTSSPS;配列番号4)および8(GQNDTSQASSPS;配列番号8)の間を明らかに識別したことを示す。
これらの試験の結果は、対応する一意的細胞表面マーカーポリペプチドの発現を評価することによって、個々の細胞において複数の異なる標的ポリペプチドの同時発現をモニタリングするための系を開発する潜在性に関する原理証明を提供した。
Figure 2023554593000002
Figure 2023554593000003
一意的細胞表面マーカーポリペプチドとして有用な例示的なhCD52突然変異体をコードするポリヌクレオチド構築物
最適なコザック構成を有する非AUG(代替)開始コドン、全ての内部ATGコドンの突然変異、除去されたスプライス部位、およびhCD52の選択されたアミノ酸をアラニンに置換する単一の点突然変異を含む、hCD52の様々な突然変異体版をコードするポリヌクレオチドを調製した。
図3は、天然の(野生型)hCD52(配列番号30)、ならびに最適なコザック構成を有する非AUG(代替)開始コドン、全ての内部ATGコドンの突然変異、除去されたスプライス部位、およびhCD52の4位のアミノ酸のアスパラギン酸をアラニンに置換する単一の点突然変異を含む、操作された突然変異体hCD52(Mut4;配列番号31)の配列アライメントを表す。Mut4には、Campath-1H(C-1H)が結合したが、mAb 9D9は結合しなかった。
図4は、天然の(野生型)hCD52(配列番号30)、ならびに最適なコザック構成を有する非AUG(代替)開始コドン、全ての内部ATGコドンの突然変異、除去されたスプライス部位、およびhCD52の8位のアミノ酸のトレオニンをアラニンに置換する単一の点突然変異を含む、操作された突然変異体hCD52(Mut8;配列番号32)の配列アライメントを表す。Mut8には、mAb 9D9が結合したが、Campath-1H(C-1H)は結合しなかった。
図5は、天然の(野生型)hCD52(配列番号30)、ならびに最適なコザック構成を有する非AUG(代替)開始コドン、全ての内部ATGコドンの突然変異、除去されたスプライス部位、およびhCD52の8位のアミノ酸のトレオニンをアラニンに置換し、hCD52の10位のアミノ酸のセリンをアラニンに置換する2つの点突然変異を含む、操作された二重突然変異体hCD52(Mut8/10;配列番号33)の配列アライメントを表す。Mut8と同様に、Mut8/10には、mAb 9D9が結合したが、Campath-1H(C-1H)は結合しなかった。
一意的細胞表面マーカーポリペプチドとして有用な例示的なhCD52突然変異体をコードする追加のポリヌクレオチド構築物
CHO細胞に、hCD52の以下の突然変異体:Mut4、Mut8、Mut8/9、Mut8/10、およびMut8/9/10をコードするポリヌクレオチドをトランスフェクトした。全ての突然変異体はATG開始コドンを有した。細胞を、フルオロフォア標識Campath-1Hおよび9D9抗体を使用してFACSによってアッセイした。結果を図6および図7に示す。
図6は、hCD52のMut4(配列番号4)またはMut8/10(配列番号13)を発現する細胞に対するCampath-1Hまたは9D9の結合を表す4つのフローサイトメトリーヒストグラムであり、ここでhCD52の各突然変異体をコードするポリヌクレオチドは、ATG開始コドンを有する。図は、Mut4突然変異体およびMut8/10突然変異体が、Campath-1Hおよび9D9を使用して容易に識別可能であったことを示す。
図7は、hCD52のMut4(配列番号4)、Mut8(配列番号8)、Mut8/9(配列番号12)、Mut8/10(配列番号13)、またはMut8/9/10(配列番号14)を発現する細胞に対するCampath-1Hまたは9D9の結合を表す4つのフローサイトメトリーヒストグラムであり、ここでhCD52の各突然変異体をコードするポリヌクレオチドはATG開始コドンを有する。図は、Mut4突然変異体および4つ全てのMut8を含む突然変異体が、Campath-1Hおよび9D9を使用して容易に識別可能であったことを示す。
非ATG開始コドン使用の効果
CHO細胞に、各々がATG、CTG、GTG、またはTTG開始コドンを有するhCD52突然変異体Mut4およびMut8をコードするポリヌクレオチドをトランスフェクトした。細胞を、フルオロフォア標識Campath-1Hおよび9D9抗体を使用してFACSによってアッセイした。結果を図8および図9に示す。
図8は、開始コドンに従って個々に、Mut4(配列番号4)またはMut8(配列番号8)を発現する細胞に対するCampath-1Hまたは9D9の結合を表す4つのフローサイトメトリーヒストグラムである。図は、Mut4およびMut8の各々の発現が、パターンATG>CTG>GTG>TTG>偽に従ったことを示す。
図9は、特にATG、CTG、またはGTG開始コドンを有するMut4およびMut8突然変異体が、Campath-1Hおよび9D9を使用して容易に識別可能であったことを示す図8からのデータの棒グラフ表示である。
標的ポリペプチドの発現に及ぼす細胞表面マーカー開始コドンの効果
代替開始レポーターおよび可溶性受容体-Fc融合タンパク質を同時発現する安定にトランスフェクトしたCHOプールを、フローサイトメトリー法を使用して分析した。各レポーターを、開始コドンとしてUUG、GUG、CUG、またはAUGを使用して発現させた。ヒストグラムを重ねることによって、開始コドンの3’の全てのAUGが突然変異したCD52またはCD59の細胞表面発現レベルを示した。Cairnsら(2011)Biotechnol.Bioeng.108:2611~22頁。代表的な結果を図10に示す。図は、レポーター(細胞表面マーカー)発現と目的の遺伝子(GOI;標的ポリペプチド)の発現の間に逆相関があったことを示し、これはレポーターをコードするポリヌクレオチドにおける開始コドンに従って変動した。結果は、TTGが、GOIに対するリボソームのより大きいリードスルーを可能にする最も低い検出可能レベルのCD52発現を実証したことを示した。最終的に、重要であるのはレポーターではなくて標的タンパク質の発現であることから、図は、TTGのような最適下の非ATG開始コドンの選択が十分であり、好ましいことを示す。
3つのレポーターを有効にし得るhCD52アラニン突然変異体の組合せ
さらなる原理証明として、図11は、ある特定のhCD52アラニン突然変異体の特定の組合せが、3つの一意的レポーターをどのように有効にし得るかを例証する。図11に示すように、hCD52突然変異体4(GQNATSQTSSPS;配列番号4)は、Campath-1H(C-1H)によって同定されたが、9D9または7F11によって同定されなかった。hCD52突然変異体Mut2/8/9(GANDTSQAASPS;配列番号15)は、9D9に対する結合によって同定されたが、C1Hまたは7F11に対する結合によって同定されなかった。hCD52突然変異体Mut7/8/9(GQNDTSAAASPS;配列番号17)は、7F11に対する結合によって同定されたが、C1Hまたは9D9に対する結合によって同定されなかった。
3つのレポーターを有効にし得る追加のhCD52アラニン突然変異体の組合せ
なおさらなる原理証明として、図12は、ある特定のhCD52アラニン突然変異体の特定の組合せが、3つの一意的レポーターをどのように有効にし得るかを例証する。図12に示されるように、hCD52突然変異体4(GQNATSQTSSPS;配列番号4)は、Campath-1H(C-1H)によって同定されたが、9D9または7F11によって同定されなかった。hCD52突然変異体Mut2/8/10(GANDTSQASAPS;配列番号16)は、9D9に対する結合によって同定されたが、C1Hまたは7F11に対する結合によって同定されなかった。hCD52突然変異体Mut7/8/9(GQNDTSAASAPS;配列番号18)は、7F11に対する結合によって同定されたが、C1Hまたは9D9に対する結合によって同定されなかった。
CODVトリアボディ発現に使用するための二重レポーター系
CODVトリアボディを説明してきたが、その産生は極めて難しかった。これらの構築物は4つの異なるポリペプチド鎖を有した:2つの異なる重鎖(CODV重鎖および相互のノブとホールを有するFab重鎖)および2つの異なる軽鎖(CODV軽鎖およびFab軽鎖)。これらの4つの個々のポリペプチド鎖のバランスの取れた発現は難しく、過剰な遊離の重鎖は、それらを発現する細胞に対して毒性となり得た。
一実施形態では、各重鎖は、単一のmRNA上にコードされる一意的細胞表面マーカーポリペプチドと共にその自身の個別の発現ベクターから発現され、各軽鎖は、その自身の個別の発現ベクターからいかなる一意的細胞表面マーカーポリペプチドもなくとも発現された。対応する重鎖および軽鎖(CODV重鎖および軽鎖、ならびにFab重鎖および軽鎖)は、自己会合して所望のCODVトリアボディを形成した。図13Aを参照されたい。
特に、この方法は、各アームに関して独立してクローンを単離およびスクリーニングする能力を提供し、産物の品質(すなわち、均一な三特異的発現)に関する所望のスクリーニングを提供し得る。
別の実施形態では、対応する重鎖および軽鎖が単一のバイシストロニックベクター上でコードされることを例外として、類似のアプローチをとることができる。図13Bを参照されたい。

Claims (189)

  1. 複数の標的ポリペプチドを高レベルで発現させるための方法であって:
    (a)各々が複数の組換えポリヌクレオチドを含む、複数の哺乳動物宿主細胞を培養する工程であって、
    各組換えポリヌクレオチドは、プロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の両方は同じmRNA上で転写され、
    培養する工程は、哺乳動物宿主細胞の表面上での各一意的細胞表面マーカーポリペプチドの発現および各一意的標的ポリペプチドの発現を許容する条件下で行われる、工程;
    (b)工程(a)の培養哺乳動物宿主細胞を、各々が哺乳動物宿主細胞の表面上に発現される一意的細胞表面マーカーポリペプチドの1つまたはそれ以上に一意的に結合することが可能である複数の検出可能作用物質と接触させる工程;
    (c)工程(b)からの接触させた細胞において少なくとも1ラウンドの蛍光活性化細胞選別を行い、それによって複数の検出可能作用物質の少なくとも1つが一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する工程;
    (d)工程(c)で選択された哺乳動物宿主細胞の1つまたはそれ以上のクローン集団を調製する工程;
    (e)前記クローン集団の各々における少なくとも2つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドの発現レベルを検出することによって、工程(d)からの1つまたはそれ以上のクローン集団を分析する工程;
    (f)少なくとも2つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドの高い発現レベルを有する1つまたはそれ以上のクローン集団を選択する工程;ならびに
    (g)複数の標的ポリペプチドの高レベルでの発現を許容する条件下で、工程(f)で選択された1つまたはそれ以上のクローン集団を培養する工程
    を含む方法。
  2. 工程(c)は、工程(b)からの少なくとも第1の検出可能作用物質および第2の検出可能作用物質と接触させた細胞において1ラウンドの蛍光活性化細胞選別を行い、それによって第1の検出可能作用物質および第2の検出可能作用物質の少なくとも両方が一意的に結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 工程(c)は、
    (c1)少なくとも第1の細胞表面マーカーポリペプチドについて第1のラウンドの蛍光活性化細胞選別を行い、それによって少なくとも第1の検出可能作用物質が結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する工程;ならびに
    (c2)工程(c1)で選択された細胞において、少なくとも第2の細胞表面マーカーポリペプチドについて第2のラウンドの蛍光活性化細胞選別を行い、それによって第1の検出可能作用物質および第2の検出可能作用物質の少なくとも両方が結合した1つまたはそれ以上の哺乳動物宿主細胞を選択する工程
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 工程(e)は工程(d)の7~28日後に行われる、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 工程(e)における分析する工程は、フローサイトメトリーを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 工程(f)における複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの少なくとも1つの発現レベルは、工程(e)で分析した少なくとも70%のクローン集団の対応する発現レベルより高い、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 工程(f)における複数の一意的細胞表面マーカーポリペプチドの各々の発現レベルは、工程(e)で分析した少なくとも70%のクローン集団の対応する発現レベルより高い、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
  8. 工程(f)における複数の一意的細胞表面ポリペプチドの少なくとも第1の発現レベルは、工程(f)における複数の一意的細胞表面ポリペプチドの少なくとも第2の発現レベルより高い、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
  9. 工程(f)における複数の一意的細胞表面ポリペプチドの第1の発現レベルは、工程(f)における複数の一意的細胞表面ポリペプチドの第2の発現レベルより高い、請求項8に記載の方法。
  10. (h)工程(g)において発現された少なくとも第1の一意的標的ポリペプチドおよび第2の一意的標的ポリペプチドを、1つもしくはそれ以上の選択されたクローン集団から、または1つもしくはそれ以上の選択されたクローン集団を培養する細胞培養培地から単離する工程
    をさらに含む、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 複数の一意的標的ポリペプチドは、2~8個の一意的標的ポリペプチドを含む、請求項1~10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 複数の一意的標的ポリペプチドは、2~4個の一意的標的ポリペプチドを含む。請求項11に記載の方法。
  13. 複数の一意的標的ポリペプチドは、2つの一意的標的ポリペプチドを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 複数の一意的標的ポリペプチドは、3つの一意的標的ポリペプチドを含む、請求項12に記載の方法。
  15. 複数の一意的標的ポリペプチドは、4つの一意的標的ポリペプチドを含む、請求項12に記載の方法。
  16. 各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、プロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む、請求項1~15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 各組換えポリヌクレオチドは、1~4個のプロモーター、各々が一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列、および各々が一意的標的ポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の1つは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の1つと同じmRNA上で転写される、請求項1~15のいずれか1項に記載の方法。
  18. 各組換えポリヌクレオチドは、2つのプロモーターおよび各々が一意的標的ポリペプチドをコードする2つのヌクレオチド配列を含み、各々が一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1つまたは2つのヌクレオチド配列をさらに含む、バイシストロニックポリヌクレオチドである、請求項17に記載の方法。
  19. 各バイシストロニックポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする単一のヌクレオチド配列を含む、請求項18に記載の方法。
  20. 各バイシストロニックポリヌクレオチドは、各々が一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする2つのヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の各々1つは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の1つと同じmRNA上で転写される、請求項18に記載の方法。
  21. 各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、1~4個のプロモーターのうちの1つ、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列のうちの1つ、および一意的標的ポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列のうちの1つを含む、請求項17~20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 各組換えポリヌクレオチドは、1つのプロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1つのヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードする1つのヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列と同じmRNA上で転写される、請求項17に記載の方法。
  23. 各組換えポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む、請求項16または21に記載の方法。
  24. 各組換えポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のための代替(非ATG)開始コドン、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のためのATG開始コドンをさらに含む、請求項1~23のいずれか1項に記載の方法。
  25. 各代替(非ATG)開始コドンは、CTG、GTG、TTG、ATT、ATA、およびACGからなる群から独立して選択される、請求項24に記載の方法。
  26. 各代替(非ATG)開始コドンは、GTGおよびTTGからなる群から独立して選択される、請求項24に記載の方法。
  27. 一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、いかなるATGトリプレットも欠如している、請求項24~26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 少なくとも第1の組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、第1のプロモーター、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み;ならびに
    少なくとも第2の組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、第2のプロモーター、第2の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む、請求項1~15のいずれか1項に記載の方法。
  29. 第1の組換えポリヌクレオチドは、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む、請求項28に記載の方法。
  30. 第1の組換えポリヌクレオチドは、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のための代替(非ATG)開始コドン、および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のためのATG開始コドンをさらに含む、請求項28に記載の方法。
  31. 代替(非ATG)開始コドンは、CTG、GTG、TTG、ATT、ATA、およびACGからなる群から選択される、請求項30に記載の方法。
  32. 代替(非ATG)開始コドンは、GTGおよびTTGからなる群から選択される、請求項31に記載の方法。
  33. 第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、いかなるATGトリプレットも欠如している、請求項28~32のいずれか1項に記載の方法。
  34. 第2の組換えポリヌクレオチドは、第2の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む、請求項28に記載の方法。
  35. 各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、プロモーター、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む、請求項1~15のいずれか1項に記載の方法。
  36. 各組換えポリヌクレオチドは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む、請求項35に記載の方法。
  37. 少なくとも1つのプロモーターは、β-アクチンプロモーターである、請求項1~36のいずれか1項に記載の方法。
  38. 各プロモーターは、β-アクチンプロモーターである、請求項1~36のいずれか1項に記載の方法。
  39. 少なくとも1つのプロモーターは、ハムスターβ-アクチンプロモーターである、請求項1~36のいずれか1項に記載の方法。
  40. 各プロモーターは、ハムスターβ-アクチンプロモーターである、請求項1~36のいずれか1項に記載の方法。
  41. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  42. 少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される、請求項1~41のいずれか1項に記載の方法。
  43. 各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される、請求項1~42のいずれか1項に記載の方法。
  44. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  45. 少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される、請求項1~40および44のいずれか1項に記載の方法。
  46. 各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される、請求項45に記載の方法。
  47. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  48. 少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される、請求項1~40および47のいずれか1項に記載の方法。
  49. 各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される、請求項48に記載の方法。
  50. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはヒトCD52である、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  51. 少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはヒトCD52である、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  52. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  53. はAである、請求項52に記載の方法。
  54. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  55. はAである、請求項54に記載の方法。
  56. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号21(GQNDTSXTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  57. はAである、請求項56に記載の方法。
  58. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号22(GQNDTSQXSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  59. はAである、請求項58に記載の方法。
  60. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号23(GQNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  61. およびXの各々はAである、請求項60に記載の方法。
  62. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号24(GQNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中XおよびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  63. およびX10の各々はAである、請求項62に記載の方法。
  64. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号25(GQNDTSQX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  65. 、X、およびX10の各々はAである、請求項64に記載の方法。
  66. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号26(GXNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  67. 、X、およびXの各々はAである、請求項66に記載の方法。
  68. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号27(GXNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  69. 、X、およびX10の各々はAである、請求項68に記載の方法。
  70. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号28(GQNDTSXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  71. 、X、およびXの各々はAである、請求項70に記載の方法。
  72. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号29(GQNDTSXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  73. 、X、およびX10の各々はAである、請求項72に記載の方法。
  74. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択され;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)および配列番号21(GQNDTSXTSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  75. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択され;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)および配列番号21(GQNDTSXTSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  76. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)および配列番号7(GQNDTSATSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  77. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)および配列番号7(GQNDTSATSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  78. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  79. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  80. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  81. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  82. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  83. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号23(GXNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号28(GQNDTSXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中X、X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  84. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号27(GXNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号29(GQNDTSXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中X、X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  85. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号15(GANDTSQAASPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号17(GQNDTSAAASPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  86. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号16(GANDTSQASAPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号18(GQNDTSAASAPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む、請求項1~40のいずれか1項に記載の方法。
  87. 少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、治療ポリペプチドまたは治療タンパク質を含む、請求項1~86のいずれか1項に記載の方法。
  88. 少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、多重鎖タンパク質のポリペプチドである、請求項1~86のいずれか1項に記載の方法。
  89. 各一意的標的ポリペプチドは、多重鎖タンパク質のポリペプチドである、請求項1~86のいずれか1項に記載の方法。
  90. 少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、抗体のポリペプチドである、請求項1~86のいずれか1項に記載の方法。
  91. 各一意的標的ポリペプチドは、抗体のポリペプチドである、請求項1~86のいずれか1項に記載の方法。
  92. 少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質のポリペプチドである、請求項1~86のいずれか1項に記載の方法。
  93. 各一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質のポリペプチドである、請求項92に記載の方法。
  94. 少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、CODVトリアボディのポリペプチドである、請求項92に記載の方法。
  95. 各一意的標的ポリペプチドは、CODVトリアボディのポリペプチドである、請求項92に記載の方法。
  96. 組換え哺乳動物宿主細胞はCHO細胞である、請求項1~95のいずれか1項に記載の方法。
  97. 複数の組換えポリヌクレオチドを含む操作された哺乳動物宿主細胞であって、各組換えポリヌクレオチドは、プロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の両方は同じmRNA上で転写される、操作された哺乳動物宿主細胞。
  98. 複数の一意的標的ポリペプチドは、2~8個の一意的標的ポリペプチドを含む、請求項97に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  99. 複数の一意的標的ポリペプチドは、2~4個の一意的標的ポリペプチドを含む、請求項98に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  100. 複数の一意的標的ポリペプチドは、2つの一意的標的ポリペプチドを含む、請求項99に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  101. 複数の一意的標的ポリペプチドは、3つの一意的標的ポリペプチドを含む、請求項99に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  102. 複数の一意的標的ポリペプチドは、4つの一意的標的ポリペプチドを含む、請求項99に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  103. 各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、プロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む、請求項97~102のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  104. 各組換えポリヌクレオチドは、1~4個のプロモーター、各々が一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列、および各々が一意的標的ポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の1つは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の1つと同じmRNA上で転写される、請求項97~102のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  105. 各組換えポリヌクレオチドは、2つのプロモーターおよび各々が一意的標的ポリペプチドをコードする2つのヌクレオチド配列を含み、各々が一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1つまたは2つのヌクレオチド配列をさらに含む、バイシストロニックポリヌクレオチドである、請求項104に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  106. 各バイシストロニックポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする単一のヌクレオチド配列を含む、請求項105に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  107. 各バイシストロニックポリヌクレオチドは、各々が一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする2つのヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の各々1つは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の1つと同じmRNA上で転写される、請求項105に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  108. 各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、1~4個のプロモーターのうちの1つ、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列のうちの1つ、および一意的標的ポリペプチドをコードする1~4個のヌクレオチド配列のうちの1つを含む、請求項104~107のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  109. 各組換えポリヌクレオチドは、1つのプロモーター、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードする1つのヌクレオチド配列、および一意的標的ポリペプチドをコードする1つのヌクレオチド配列を含み、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列と同じmRNA上で転写される、請求項104に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  110. 各組換えポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む、請求項103または108に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  111. 各組換えポリヌクレオチドは、一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のための代替(非ATG)開始コドン、および一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のためのATG開始コドンをさらに含む、請求項97~110のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  112. 各代替(非ATG)開始コドンは、CTG、GTG、TTG、ATT、ATA、およびACGからなる群から独立して選択される、請求項111に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  113. 各代替(非ATG)開始コドンは、GTGおよびTTGからなる群から独立して選択される、請求項111に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  114. 一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、いかなるATGトリプレットも欠如している、請求項111~112のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  115. 少なくとも第1の組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、第1のプロモーター、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含み;ならびに
    少なくとも第2の組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、第2のプロモーター、第2の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む、請求項97~103のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  116. 第1の組換えポリヌクレオチドは、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む、請求項115に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  117. 第1の組換えポリヌクレオチドは、第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のための代替(非ATG)開始コドン、および第1の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の翻訳開始のためのATG開始コドンをさらに含む、請求項115に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  118. 代替(非ATG)開始コドンは、CTG、GTG、TTG、ATT、ATA、およびACGからなる群から選択される、請求項117に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  119. 代替(非ATG)開始コドンは、GTGおよびTTGからなる群から選択される、請求項118に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  120. 第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、いかなるATGトリプレットも欠如している、請求項115~119のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  121. 第2の組換えポリヌクレオチドは、第2の一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む、請求項115に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  122. 各組換えポリヌクレオチドは、5’から3’に、プロモーター、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、および一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む、請求項97~102のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  123. 各組換えポリヌクレオチドは、一意的標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の3’および一意的細胞表面マーカーポリペプチドをコードするヌクレオチド配列の5’に位置する配列内リボソーム進入部位(IRES)をさらに含む、請求項122に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  124. 少なくとも1つのプロモーターは、β-アクチンプロモーターである、請求項97~123のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  125. 各プロモーターは、β-アクチンプロモーターである、請求項97~123のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  126. 少なくとも1つのプロモーターは、ハムスターβ-アクチンプロモーターである、請求項97~123のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  127. 各プロモーターは、ハムスターβ-アクチンプロモーターである、請求項97~123のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  128. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  129. 少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される、請求項97~128のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  130. 各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、CD59、およびそのバリアントからなる群から選択される、請求項97~129のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  131. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  132. 少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される、請求項97~127および131のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  133. 各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、ヒトCD52およびそのバリアントからなる群から選択される、請求項132に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  134. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  135. 少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される、請求項97~127および124のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  136. 各一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、CD20、CD52、およびCD59からなる群から選択される、請求項135に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  137. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはヒトCD52である、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  138. 少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドはヒトCD52である、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  139. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  140. はAである、請求項139に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  141. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  142. はAである、請求項141に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  143. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号21(GQNDTSXTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  144. はAである、請求項143に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  145. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号22(GQNDTSQXSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  146. はAである、請求項145に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  147. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号23(GQNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  148. およびXの各々はAである、請求項147に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  149. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号24(GQNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中XおよびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  150. およびX10の各々はAである、請求項149に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  151. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号25(GQNDTSQX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  152. 、X、およびX10の各々はAである、請求項151に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  153. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号26(GXNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  154. 、X、およびXの各々はAである、請求項153に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  155. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号27(GXNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々はA、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  156. 、X、およびX10の各々はAである、請求項155に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  157. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号28(GQNDTSXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  158. 、X、およびXの各々はAである、請求項157に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  159. 少なくとも1つの一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号29(GQNDTSXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52であり、式中X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  160. 、X、およびX10の各々はAである、請求項159に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  161. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択され;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)および配列番号21(GQNDTSXTSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  162. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号19(GXNDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択され;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)および配列番号21(GQNDTSXTSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり、式中XおよびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  163. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)および配列番号7(GQNDTSATSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  164. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;ならびに少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)および配列番号7(GQNDTSATSSPS)からなる群から選択されるアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  165. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  166. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  167. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  168. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号2(GANDTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなり;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列からなるバリアントヒトCD52からなる、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  169. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号7(GQNDTSATSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  170. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号23(GXNDTSQXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号28(GQNDTSXSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中X、X、X、およびXの各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  171. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号20(GQNXTSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号27(GXNDTSQXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号29(GQNDTSXSX10PS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み、式中X、X、X、およびX10の各々は、A、G、I、L、およびVからなる群から独立して選択される、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  172. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号15(GANDTSQAASPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号17(GQNDTSAAASPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  173. 少なくとも第1の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号4(GQNATSQTSSPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;少なくとも第2の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号16(GANDTSQASAPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含み;および少なくとも第3の一意的細胞表面マーカーポリペプチドは、配列番号18(GQNDTSAASAPS)に記載のアミノ酸配列を含むバリアントヒトCD52を含む、請求項97~127のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  174. 少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、治療ポリペプチドまたは治療タンパク質を含む、請求項97~173のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  175. 少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、多重鎖タンパク質のポリペプチドである、請求項97~173のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  176. 各一意的標的ポリペプチドは、多重鎖タンパク質のポリペプチドである、請求項97~173のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  177. 少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、抗体のポリペプチドである、請求項97~173のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  178. 各一意的標的ポリペプチドは、抗体のポリペプチドである、請求項97~173のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  179. 少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質のポリペプチドである、請求項97~173のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  180. 各一意的標的ポリペプチドは、交差二重可変ドメイン(CODV)Ig様タンパク質のポリペプチドである、請求項179に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  181. 少なくとも1つの一意的標的ポリペプチドは、CODVトリアボディのポリペプチドである、請求項97~173のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  182. 各一意的標的ポリペプチドは、CODVトリアボディのポリペプチドである、請求項97~173のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  183. 組換え哺乳動物宿主細胞はCHO細胞である、請求項97~182のいずれか1項に記載の操作された哺乳動物宿主細胞。
  184. 配列番号19(GXNDTSQTSSPS)からなるアミノ酸配列を含む単離されたバリアントヒトCD52であって、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される、単離されたバリアントヒトCD52。
  185. はAである、請求項184に記載の単離されたバリアントヒトCD52。
  186. 配列番号20(GQNXTSQTSSPS)からなるアミノ酸配列を含む単離されたバリアントヒトCD52であって、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される、単離されたバリアントヒトCD52。
  187. はAである、請求項186に記載の単離されたバリアントヒトCD52。
  188. 配列番号22(GQNDTSQXSSPS)からなるアミノ酸配列を含む単離されたバリアントヒトCD52であって、式中Xは、A、G、I、L、およびVからなる群から選択される、単離されたバリアントヒトCD52。
  189. はAである、請求項188に記載の単離されたバリアントヒトCD52。
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