JP2023553962A - 内部空気流路を備えた気化可能材料用インサート - Google Patents

内部空気流路を備えた気化可能材料用インサート Download PDF

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Abstract

吸入可能なエアロゾルを生成するためのシステムの様々な実施形態を説明する。このシステムは、気化器装置の気化器本体(110)の所定の区画(118)内に挿入されるように構成された気化可能材料用インサート(122)を含んでいてよい。いくつかの実施形態では、インサートは、内室(153)を画定するハウジング(152)を有しており、内室(153)は、気化可能材料を含む第1の区画(260)と、インサート空気流路(155)を画定する第2の区画(262)とを有している。インサート空気流路は、気化器本体の装置空気流路(280)から上流側に配置されていてよく、インサート空気流路内に、吸入可能なエアロゾルが形成され得る。そのため、吸入可能なエアロゾルが使用中に気化器本体に接触して気化器本体を汚染することを防ぐことができる。関連するシステム、方法および製造品についても説明する。

Description

本明細書に記載する主題は、気化器装置と共に使用するための気化可能材料用インサートの様々な実施形態に関する。
背景技術
気化器、電子気化器装置、またはe気化器装置とも呼ばれることがある気化器装置は、エアロゾル(例えば、空気または何らかの別のガス担体の静止質量または移動質量内に懸濁された気相の材料および/または凝縮相の材料)を送出するために使用され得る。エアロゾルは、気化器装置のユーザがエアロゾルを吸入することによる1つ以上の活性成分を含む。例えば電子ニコチン送出システム(ENDS)には、電池式でありかつ喫煙体験に似せて使用することができる気化器装置の部類が含まれる。気化器は、処方箋による薬剤の送出における医療用途と、タバコ、ニコチン、およびその他の植物に基づく材料の消費との両方について、高い人気を得ている。気化器装置は、携行可能であってよく、自己完結型であってよく、かつ/または使い勝手がよくなっていてよい。
気化器装置の使用において、ユーザは、エアロゾルを吸入する。エアロゾルは口語で「蒸気」と呼ばれ、蒸気は、例えば気化可能材料を少なくとも部分的に気相に移行させることによって気化可能材料を気化させる加熱素子により生成され得る。気化可能材料は、液体、溶液、固体、ペースト、ワックス、および/または特定の気化器装置との使用に適合した任意の別の形態であってよい。さらに、気化器と共に使用される気化可能材料は、気化器カートリッジ内に供給され得る。気化器カートリッジは、気化器装置の分離可能な部分であってもよく、その部分は、気化可能材料を含み、気化可能材料の気化によって生成されたエアロゾルをユーザに送出するための出口(例えばマウスピース)を有してもよい。
気化器装置により生成された吸入可能なエアロゾルを受け入れるために、いくつかの例では、ユーザはパフを行うことにより、ボタンを押すことにより、かつ/またはいくつかの別のアプローチにより、気化器装置を作動させることができる。本明細書で用いるパフとは、気化された気化可能材料が空気体積と組み合わせられた際に吸入可能なエアロゾルが生成されるように、空気体積を気化器装置内に引き込む態様でユーザが吸入することを意味してもよい。
気化器装置が気化可能材料から吸入可能なエアロゾルを生成するアプローチは、気化室(例えばヒータ室)内で気化可能材料を加熱し、気化可能材料を気相(または蒸気相)に変換することを含む。気化室とは、気化器装置内の領域または容積を指してもよく、気化室内で熱源(例えば導電式、対流式、および/または放射式の熱源)が気化可能材料を加熱して空気と気化可能材料との混合物を生成し、これにより、気化装置のユーザが気化可能材料を吸入するための蒸気を形成する。
いくつかの実施形態では、固体の気化可能材料(例えば、タバコの葉および/またはタバコの葉の一部等の植物材料)を加熱するように構成された気化器カートリッジは、気化に必要とされる最低温度に達するために、内部のタバコ領域用に、より高い温度を必要とすることがある。結果として、これらの高いピーク温度で固体の気化可能材料が燃焼させられた場合には、有毒な副産物(例えば化学元素または化合物)が生成される恐れがある。
気化器装置は、導電により加熱される部類及び対流により加熱される部類の2つの部類に分類され得る。例えば、導電に基づく気化器装置は、液状の気化可能材料に接触する加熱素子を使用して液状の気化可能材料を気化させるように構成され得る。そのため、液状の気化可能材料が加熱素子を汚染する恐れがあり、このことは気化器装置の性能を損なうことがある。いくつかの気化器は、加熱素子を気化器装置の使い捨て部分(例えばカートリッジ)に組み込むことができ、これにより、加熱素子を新たなカートリッジ毎に取り替えることができ、これにより、加熱素子の汚染を制限することはできるが、排除することはできない。しかしながら、これにより、使い捨て品に関連する製造労力およびコストが増大する場合がある。さらに、現行の導電に基づく気化器における気化可能材料の均一な加熱は、所定の気化可能材料(例えばタバコ等の植物材料)の低い熱伝導率に基づき、達成することが困難な場合がある。
現行の気化器装置に関するいくつかの問題には、ユーザによる吸入の前等に、気化可能材料を気化させかつ/または吸入可能なエアロゾルを気化器装置の再使用可能な部分に接触させた結果として、気化器装置の再使用可能な部分が汚染されることが含まれる。このような汚染は、結果として気化器装置の効率および効果を低下させる恐れがあると共に、気化器装置の定期的なメンテナンスおよび/またはクリーニングを必要とする場合があり、このことはユーザにとって望ましくなく、ユーザにより無視される場合がある。
概要
本主題の態様は、吸入可能なエアロゾルを生成するためのシステムの様々な実施形態を含んでいてよい。1つの態様では、システムは、内室を画定するハウジングを有するインサートを含んでいてよい。内室は、非液状の気化可能材料を含むように構成された第1の区画を含んでいてよく、非液状の気化可能材料は、加熱された結果として吸入可能なエアロゾルの一部を形成することができる。内室は、内室の第1の区画とは独立して、第1のインサート空気流路を画定する第2の区画を含んでいてもよい。第2の区画は、ハウジングの入口と出口との間に延びていてもよい。第2の区画は、吸入可能なエアロゾルを第2の区画に沿って形成することと、ユーザが吸入するために出口を介して吸入可能なエアロゾルを送出することとを可能にするように構成されてもよい。システムは、インサートを収容するように構成された収容部と、収容部内に延びる装置空気流路とを有する気化器本体を含んでもよい。装置空気流路は、第1のインサート空気流路の上流側にあってもよく、第1のインサート空気流路と流体接続してもよい。気化器本体は、所定の区画内に配置されたインサートを加熱して吸入可能なエアロゾルを生成するように構成された加熱素子を含んでもよい。
いくつかの変化態様では、以下の特徴のうちの1つ以上が、任意には、実行可能な任意の組合せに含まれてもよい。出口は、インサートのマウスピースに沿って配置され得る。入口は、インサートの第1の端部に沿って配置され得、第1の端部は、マウスピースを含む第2の端部の反対側にあってもよい。第1の区画と第2の区画とは、互いにほぼ平行に延びていてもよい。いくつかの実施形態では、内室は、非液状の気化可能材料を含むように構成された第3の区画をさらに含んでもよく、第2の区画は、第1の区画と第3の区画との間に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、内室は、装置空気流路から下流側にある第2のインサート空気流路を画定するように構成された第3の区画をさらに含んでもよく、第1の区画は、第2の区画と第3の区画との間に配置されてもよい。
いくつかの実施形態では、ハウジングは熱伝導材料を含んでもよい。熱伝導材料はアルミニウム箔を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ハウジングは紙材を含んでもよい。非液状の気化可能材料は、植物材料および/または植物材料を基礎とした製品を含んでもよい。非液状の気化可能材料は、タバコの葉および/または再生タバコを含んでもよい。
別の態様では、気化器装置の所定の区画に挿入されるように構成されたインサートの様々な実施形態を説明する。インサートは、内室を画定するハウジングを有してもよい。内室は、非液状の気化可能材料を含むように構成された第1の区画を含んでもよく、非液状の気化可能材料は、加熱された結果として吸入可能なエアロゾルの一部を形成することができる。内室は、内室の第1の区画とは独立して、第1のインサート空気流路を画定する第2の区画を含んでもよい。第2の区画は、ハウジングの入口と出口との間に延びてもよい。第2の区画は、吸入可能なエアロゾルを第2の区画に沿って形成することと、ユーザが吸入するために出口を介して吸入可能なエアロゾルを送出することとを可能にするように構成されてもよい。
いくつかの変化態様では、以下の特徴のうちの1つ以上が、任意には、実行可能な任意の組合せに含まれていてよい。出口は、インサートのマウスピースに沿って配置され得る。入口は、インサートの第1の端部に沿って配置され得、第1の端部は、マウスピースを含む第2の端部の反対側にあってよい。第1の区画と第2の区画とは、互いにほぼ平行に延びていてよい。いくつかの実施形態では、内室はさらに、非液状の気化可能材料を含むように構成された第3の区画を含んでいてよく、第2の区画は、第1の区画と第3の区画との間に配置されていてよい。いくつかの実施形態では、内室は、装置空気流路から下流側にある第2のインサート空気流路を画定するように構成された第3の区画をさらに含んでもよく、第1の区画は、第2の区画と第3の区画との間に配置されてもよい。
いくつかの実施形態では、ハウジングは熱伝導材料を含んでもよい。熱伝導材料はアルミニウム箔を含んでもよい。ハウジングは紙材を含んでもよい。非液状の気化可能材料は、植物材料および/または植物材料を基礎とした製品を含んでもよい。非液状の気化可能材料は、タバコの葉および/または再生タバコを含んでもよい。
本主題の別の相互関連する態様では、方法に、ユーザによる吸入用の吸入可能なエアロゾルを生成することが含まれる。いくつかの実施態様では、方法には、インサートを気化器装置の収容部内に収容するステップが含まれる。インサートは、内室を画定するハウジングを有してもよく、内室は、非液状の気化可能材料を含むように構成された第1の区画を含んでもよい。非液状の気化可能材料は、加熱された結果として吸入可能なエアロゾルの一部を形成することができる。内室は、内室の第1の区画とは独立して、第1のインサート空気流路を画定する第2の区画を含んでもよい。第2の区画は、ハウジングの入口と出口との間に延びてもよい。第2の区画は、吸入可能なエアロゾルを第2の区画に沿って形成することと、ユーザが吸入用の出口を介して吸入可能なエアロゾルを送出することとを可能にするように構成されてもよい。方法には、気化可能材料を加熱するように構成された加熱素子の作動を実行するステップと、作動および気化可能材料の加熱の結果として、第2の区画に沿って吸入可能なエアロゾルを形成することと、ユーザが吸入するためにハウジングの出口を介して吸入可能なエアロゾルを送出することとが含まれてもよい。
いくつかの変化態様では、以下の特徴のうちの1つ以上が、任意には、任意の実行可能な組合せに含まれてもよい。気化器本体は、インサートを収容するように構成された収容部と、収容部内に延びる装置空気流路とを有してもよい。装置空気流路は、インサート空気流路の上流側であってもよく、インサート空気流路と流体接続してもよい。気化器本体はさらに、所定の区画内に配置されたインサートを加熱して吸入可能なエアロゾルを生成するように構成された加熱素子を含んでもよい。第1の区画と第2の区画とは、互いにほぼ平行に延びてもよい。内室はさらに、非液状の気化可能材料を含むように構成された第3の区画を含んでもよく、第2の区画は、第1の区画と第3の区画との間に配置されてもよい。内室は、装置空気流路から下流側にある第2のインサート空気流路を画定するように構成された第3の区画をさらに含んでもよく、第1の区画は、第2の区画と第3の区画との間に配置されてもよい。
いくつかの実施形態では、ハウジングは熱伝導材料を含んでもよい。熱伝導材料はアルミニウム箔を含んでもよい。ハウジングは紙材を含んでもよい。非液状の気化可能材料は、植物材料および/または植物材料を基礎とした製品を含んでもよい。非液状の気化可能材料は、タバコの葉および/または再生タバコを含んでもよい。
本明細書に記載する主題の1つ以上の変化態様の詳細は、添付の図面および以下の説明に記載されている。本明細書に記載する主題の別の特徴および利点は、説明および図面から、ならびに特許請求の範囲から明らかになるであろう。
本明細書に組み込まれてその一部を成す添付の図面は、本明細書に開示する主題の特定の態様を示しており、説明と併せて、開示する実施形態に関連するいくつかの原理の説明に役立つ。
本主題の実施形態と一致する気化器装置のブロック図である。 インサートの1つの実施形態を示す上面斜視図である。 図2Aに示したインサートの端部斜視図である。 インサートの内室を示す、図2Aに示したインサートの端部断面図である。 気化器本体の1つの実施形態の気化可能材料用インサート収容部内に挿入されるインサートの1つの実施形態を示す側方断面図である。 気化器本体の気化可能材料用インサート収容部内に挿入された、図3Aに示したインサートを示す側方断面図である。 図2Cに示した内室の1つの実施形態の少なくとも一部を示す側方斜視図である。 図2Cに示した内室の別の実施形態の少なくとも一部を示す側方斜視図である。
実用的な場合、同様の参照番号は、同様の構造、特徴、または要素を示す。
詳細な説明
本主題の実施形態には、ユーザが吸引するための1つ以上の気化可能材料の気化に関する方法、装置、製造品およびシステムが含まれる。例示的な実施形態には、気化器装置および気化器装置を含むシステムが含まれる。以下の説明および特許請求の範囲において用いられる「気化器装置」という用語は、任意の自己完結型の装置、2つ以上の分離可能な部分(例えばバッテリおよび他のハードウェアを含む気化器本体および気化可能材料を含むインサート)を含む装置、および/またはこれらに類するものを指す。本明細書で用いられる「気化器システム」は、1つ以上のコンポーネント、例えば気化器装置を含んでいてよい。本主題の実施形態と一致する気化器装置の例には、電子気化器、電子ニコチン送出システム(ENDS)、および/またはこれらに類するものが含まれる。一般に、このような気化器装置は、吸入可能な用量の材料を供給するために(対流、導電、放射、および/またはこれらのいくつかの組合せ等により)気化可能材料を加熱する手持ち式の装置である。
気化器装置と共に使用される気化可能材料は、択一的に気化可能材料用インサート(例えば気化可能材料を含む気化器装置の一部)内に供給されてもよく、気化可能材料用インサートは、使い捨てであってよく、これにより、同じまたは違う種類の追加的な気化可能材料を含む新たな気化可能材料用インサートを使用することができる。気化器装置は、インサートを使用する気化器装置であってもよく、インサート有りでまたは無しで使用することができる多用途気化器装置であってもよい。例えば、気化可能材料用インサートの実施形態は、少なくとも部分的に、非液状の気化可能材料から成っていてよい。そのため、気化器本体のいくつかの実施形態は、以下でより詳細に説明するように、吸入可能なエアロゾルを加熱しかつ形成するための1つ以上の気化可能材料を含む気化可能材料用インサートを収容するように構成され得る。いくつかの実施形態では、気化器本体は、気化可能材料用インサートを内部に直接に収容し、気化可能材料インサートを加熱して吸入可能なエアロゾルを形成するように構成された加熱室または加熱区画(例えば気化可能材料インサート収容部)を含んでいてよい。
本明細書には、内室を画定するハウジングを含む様々な気化可能材料用インサートが記載されている。内室は少なくとも、第1の区画と、第1の区画とは別個の第2の区画とを含んでいてよい。例えば第1の区画は、加熱して吸入可能なエアロゾルを形成するための非液状の気化可能材料を含んでいてよい。内室の第2の区画は、インサート空気流路を含んでいてよく、インサート空気流路は、気化可能材料用インサートを貫通して延び、吸入可能なエアロゾルが気化器本体に接触するのを防止し、これにより、吸入可能なエアロゾルによる気化器本体の汚染を低減または防止する。これにより、必要とされるクリーニングをより少なくすることができ、かつ/または気化器本体の機能を向上させることができ、結果的に、気化器装置のユーザ体験を改善することができる。
気化器装置は、様々な非液状の気化可能材料(例えばペースト、ワックス、固体、植物材料、および/またはこれらに類するもの)と共に使用するように構成され得る。非液状の気化可能材料は、植物材料の一部を気化可能材料として放出する(例えば、植物材料の一部は、ユーザによる吸入用に材料が気化された後、廃棄物として残る)植物材料を含んでいてもよく、任意には、気化可能材料自体が固形であってもよく、これにより、固形材料の全てを、最終的に吸入用に気化させることができる。
図1には、本主題の実施形態と一致する気化器装置100の1つの例を示すブロック図が示されている。図1を参照すると、気化器装置100は、電源112(例えば再充電可能な電池であってよい電池)と、気化可能材料用インサート122の気化可能材料102を凝縮形態(固体、液体、溶液、懸濁液、少なくとも部分的に未処理の植物材料の一部等)から気相に変換するために加熱素子150からの熱の送出を制御するためのコントローラ104(例えばロジックを実行可能なプロセッサ、回路等)とを含んでいてよい。コントローラ104は、本主題の特定の実施形態と一致する1つ以上のプリント回路基板(PCB)の一部であってよい。
気化可能材料102が気相に変換された後、気相中の気化可能材料102の少なくとも一部は凝縮して、エアロゾルの一部として気相と少なくとも部分的に局所的な平衡状態にある粒子状物質を形成することがあり、これにより、気化器装置100上でのユーザのパフ中または吸込み中に気化器装置100により供給される吸入可能用量の一部または全部を形成することができる。気化器装置100により生成されたエアロゾル内の気相と凝縮相との間の相互作用は、周囲温度、相対湿度、化学作用、(気化器内部と人間または他の動物の気道内の両方の)空気流路内の流動条件、および/または気相またはエアロゾル相内の気化可能材料102と、エアロゾルの1つ以上の物理的パラメータに影響を及ぼし得る別の空気流との混合等の要因に基づき、複雑で動的であり得ることを理解されたい。いくつかの気化器装置では、特に揮発性の気化可能材料の送出用に構成された気化器装置について、吸入可能用量は、主に気相中に存在し得る(例えば、凝縮相の粒子の形成は極めて制限され得る)。
加熱素子150には、導電式のヒータ、放射式のヒータ、および/または対流式のヒータのうちの1つ以上が含まれていてよい。加熱素子の1つの形式は、電流が加熱素子の1つ以上の抵抗セグメントを通過したときに電力を熱の形で放散するように構成された材料(例えば金属または合金、例えばニッケル-クロム合金、または非金属抵抗器)を含んでいてよい抵抗加熱素子である。本主題のいくつかの実施形態では、加熱素子150(例えば抵抗加熱要素および/またはこれに類するもの)は、気化可能材料102の吸入可能用量を生成するために、気化可能材料102を気化させるための熱を発生させるように構成されている。記載したように、気化可能材料102は、液状または非液状(または液状と非液状の両方の組合せ)であってよい。例えば加熱素子150は、気化されてから気相および/または凝縮相(例えばエアロゾルの粒子または滴)においてユーザにより吸入される気化可能材料102の周りに巻き付けられるか、気化可能材料102の内部に配置されるか、気化可能材料102のバルク形状に統合されるか、気化可能材料102に熱接触するように押圧されるか、または別の形式で気化可能材料102に熱を送出するように配置されてよい。
いくつかの実施形態では、気化可能材料102は、例えば固相材料(例えばゲル、ワックス等)または植物材料(例えばタバコの葉および/またはタバコの葉の一部)を含む非液状の気化可能材料であってよい。気化可能材料102が非液状の気化可能材料である場合、加熱素子150は、内部に気化可能材料用インサート122が配置される加熱室または加熱区画(例えば気化可能材料用インサート収容部118)の壁の一部であるか、さもなければこの壁の中に組み込まれていてよいか、またはこの壁に熱接触していてよい。択一的に、加熱素子150は、気化可能材料用インサート122を通過するまたは通過した空気を加熱するために使用され得、これにより、気化可能材料用インサート122の気化可能材料102の対流加熱を生ぜしめる。いくつかの実施形態では、加熱素子150は、図1に示すように、気化器本体110の一部(例えば気化器100の耐久性部分または再使用可能部分の一部)であってよい。
加熱素子150は、気化器装置100の一方の端部および/またはマウスピース157におけるユーザのパフ(例えば吸込み、吸入等)に関連して作動し得る。これにより、(例えば気化可能材料用インサート122に沿って配置された)マウスピース157における空気出口を介して送出され得る吸入可能なエアロゾルの形成を支援するための空気流路に沿って、空気が空気入口から流れる。空気流路に沿って移動する流入空気は、加熱素子150および/または気化可能材料102の上または中を移動し、そこで気相の気化可能材料102が空気中に混入される。加熱素子150は、コントローラ104を介して作動させることもでき、コントローラ104は、任意には本明細書で説明するように気化器本体110の一部であってよく、電源112から、気化器本体110の一部であってよい加熱素子150を含む回路を介して電流を通す。本明細書に記載したように、混入された気相の気化可能材料102は、残りの空気流路を通過するときに凝縮してよく、これにより、エアロゾルの形態の気化可能材料102の吸入可能用量が、ユーザによる吸入用に、空気出口(例えばマウスピース)から送出され得る。
加熱素子150の作動は、1つ以上のセンサ113により発せられる1つ以上の信号に基づくパフの自動検出によって引き起こされてもよい。センサ113およびセンサ113によって生成される信号には、周囲圧力に対して空気流路に沿った圧力を検出するように(または、任意には絶対圧力の変化を測定するように)配置された1つまたは複数の圧力センサ、気化器装置100の1つまたは複数のモーションセンサ(例えば加速度計)、気化器装置100の1つまたは複数の流量センサ、気化器装置100の容量式リップセンサ、1つ以上の入力装置116(例えば気化器装置100のボタンまたはその他の接触制御装置)を介したユーザと気化器装置100との相互作用の検出、気化器装置100と通信する計算装置からの信号の受信、および/またはパフが発生しているか発生しそうであることを確定するための別のアプローチを介した信号の受信のうちの1つ以上が含まれていてよい。
本明細書で説明するように、本主題の実施形態と一致する気化器装置100は、気化器装置100と通信する計算装置(または任意には2つ以上の装置)に(例えば無線でまたは有線接続を介して)接続するように構成され得る。このために、コントローラ104は、通信ハードウェア105を含んでいてよい。コントローラ104は、メモリ108を含んでいてもよい。通信ハードウェア105は、ファームウェアを含んでいてよく、かつ/または通信用の1つ以上の暗号プロトコルを実行するためのソフトウェアにより制御されてもよい。
計算装置は、気化器装置100をも含む気化器システムのコンポーネントであってよく、気化器装置100の通信ハードウェア105との無線通信チャネルを確立することができる計算装置自体の通信用ハードウェアを含んでいてよい。例えば、気化器システムの一部として使用される計算装置は、汎用計算装置(例えばスマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ、またはスマートウォッチ等のいくつかの他の携帯装置等)を含んでもよい。汎用計算装置は、ソフトウェアを実行して、ユーザが気化器装置100とかかわることを可能にするためのユーザインタフェースを生成する。本主題の別の実施形態では、このような気化器システムの一部として使用される装置は、1つ以上の物理的またはソフト的な(例えば画面上または他のディスプレイ装置上に構成可能であり、タッチセンシティブ画面またはマウス、ポインタ、トラックボール、カーソルボタン等のいくつかの他の入力装置とのユーザ相互作用を介して選択可能な)インタフェース制御手段を有するリモコンまたは他の無線装置または有線装置等の専用部品であってよい。気化器装置100は、1つ以上の出力部117またはユーザに情報を提供するための装置を含んでいてもよい。例えば、出力部117には、気化器装置100の状態および/または動作モードに基づきユーザにフィードバックを提供するように構成された1つ以上の発光ダイオード(LED)が含まれていてよい。
計算装置が加熱素子の作動に関する信号を供給する例、または様々な制御もしくは他の機能を実行するために計算装置を気化器装置100に連結する別の例では、計算装置は、1つ以上のコンピュータ命令セットを実行し、ユーザインタフェースおよび基礎となるデータ処理を提供する。1つの例では、1つ以上のユーザインタフェース要素とのユーザ相互作用が計算装置により検出されることにより、計算装置は、気化器装置100に信号を送信して、蒸気/エアロゾルの吸入可能用量を生成するための動作温度に到達するように加熱素子を作動させることができる。気化器装置100の別の機能は、気化器装置100と通信する計算装置におけるユーザとユーザインタフェースとの相互作用により制御され得る。
気化器装置100の加熱素子150の温度は、複数の要因に左右され得る。これらの要因には、加熱素子150に送られる電力の量および/または電力を送るデューティサイクル、気化器装置100の他の部分および/または環境への伝導熱伝達、気化可能材料102の気化に基づく潜熱損失、および空気流(例えばユーザが気化器装置100を吸入するときに加熱素子150をわたる空気の動き)に基づく対流熱損失が含まれる。本明細書に記載したように、加熱素子150を確実に作動させるために、または加熱素子150を所望の温度に加熱するために、本主題のいくつかの実施形態では、気化器装置100は、ユーザが吸入しているときを確定するために、センサ113(例えば圧力センサ)からの信号を利用することができる。センサ113は、空気流路内に配置され得、かつ/または気化器装置100に空気が入るための入口と、結果として生じた蒸気および/またはエアロゾルをユーザが吸入するのに用いられる出口とを含む空気流路に(例えば連絡通路または他の通路により)接続され得、これにより、センサ113は、空気入口から空気出口へと気化器装置100を通過する空気と同時に変化(例えば圧力変化)を経験する。本主題のいくつかの実施形態では、加熱素子150は、ユーザのパフに関連して、例えばパフの自動検出により、または空気流路内の変化(圧力変化等)を検出するセンサ113により、作動させられてよい。
センサ113は、コントローラ104に(例えばプリント回路基板アセンブリまたは他の形式の回路基板)上に配置されてもよく、コントローラ104に(例えば物理的にまたは無線接続を介して電気的もしくは電子的に)に連結されてもよい。測定を正確に行い、気化器装置100の耐久性を維持するためには、空気流路を気化器装置100の他の部分から分離するのに十分な弾性を有するシールを提供することが有益であり得る。ガスケットであり得るこのシールは、センサ113を少なくとも部分的に取り囲み、これにより、気化器装置100の内部回路に対するセンサ113の接続部が、空気流路にさらされたセンサ113の一部から隔離されるように構成され得る。気化器装置100内のシールのこのような配置は、蒸気相または液相の水等の環境要因との相互作用に起因する気化器コンポーネントへの潜在的な破壊的影響を緩和するのに役立つ場合があり、かつ/または気化器装置100内の指定された空気流路からの空気の漏出を低減するのに役立つ場合がある。気化器装置100の回路を通過しかつ/またはこの回路に接触する望ましくない空気、液体または他の流体は、圧力読取り値の改変等の様々な望ましくない影響を及ぼすことがあり、かつ/または結果的に、気化器装置100の一部に、湿分、気化可能材料102の逸脱部分等の望ましくない材料の蓄積を招くことがあり、その結果、センサ113またはその他のコンポーネントの貧弱な圧力信号、劣化、および/または気化器装置100の短寿命化を引き起こし得る。シールにおける漏れも、気化器装置100の部分を通過した、吸入されることが望ましくない場合がある材料を含むかまたはこの材料から成る空気を、ユーザが吸入してしまう結果を招くことがある。
いくつかの実施形態では、気化可能材料用インサート122は、気化可能材料用インサート収容部118内に挿入されるように構成され得、気化可能材料用インサート122がそれに沿って気化可能材料用インサート収容部118内に挿入される軸線に対して横方向の非円形横断面を有していてよい。例えば、非円形横断面は、ほぼ矩形であるか、ほぼ楕円形(例えばほぼ長円形を有している)であるか、2組の平行なまたはほぼ平行な対向する辺を有しているが矩形ではない(例えば平行四辺形のような形状を有している)か、または少なくとも二次の回転対称性を有する別の形状であってよい。この文脈では、近似的な形状が、説明した形状に基本的に類似した形状を指していることは明らかであるが、問題の形状の辺は、完全に直線的である必要はなく、頂点は、完全に鋭角である必要はない。横断面形状の縁部または頂点の両方もしくはいずれかの丸みは、本明細書において言及する任意の非円形横断面の説明において考慮される。
いくつかの実施形態では、図1に示すように、気化可能材料用インサート122は、内室153を画定する(例えば生分解性材料から製造された)ジャケットまたはハウジング152を有していてよい。以下でより詳細に説明するように、内室153は、少なくとも2つの区画、例えば、気化可能材料102を含む第1の区画と、気化可能材料用インサート122を貫通して延びるインサート空気流路155を画定する第2の区画とを含んでいてよい。
ユーザが気化器装置100上でパフを行うと、以下でより詳細に説明するように、空気は、(例えばインサート空気流路155内へ、これに沿って)気化器材料用インサート122の少なくとも一部の中を通って引き込まれ得、そして、吸入可能なエアロゾルをユーザに送出するための気化可能材料用インサート122の(例えばマウスピース157に沿った)出口を通じて送出され得る。
上述したように、気化器装置100は、例えば植物材料(例えばタバコの葉)、植物材料を基礎とした製品(例えば再生タバコ)および/またはこれらに類するものを含む非液状の気化可能材料102を加熱するように構成され得る。そのため、気化可能材料用インサート収容部118のいくつかの実施形態は、例えば吸入可能なエアロゾルを形成するための非液状の気化可能材料102を含む気化可能材料用インサート122を収容しかつ加熱するように構成され得る。例えば、気化可能材料用インサート収容部118は、気化可能材料用インサート収容部118内に収容された気化可能材料用インサート122を加熱するように構成された加熱素子150(例えば加熱コイル、加熱プレート等)の全部または一部を含んでいてよい。さらに、気化可能材料用インサート収容部118は、本明細書に記載する気化可能材料用インサート122の実施形態を含む様々な気化可能材料用インサート122のうちの1つ以上を収容して加熱するように構成され得る。
図2A~図2Cには、内室153を形成するハウジング152を含む気化可能材料用インサート122の1つの実施形態が示されている。図2Cに示すように、内室153は、少なくとも2つの独立した区画に分割され得る。例えば、1つ以上の区画の少なくとも一部は、ハウジング152の一部により画定され得る。いくつかの実施形態では、ハウジング152は、複数の区画のうちの少なくとも1つの区画の少なくとも1つの側面を画定することができる。各区画は、内室153内に別個の少なくとも部分的に制限された容積を提供することができる。例えば、内室153のいくつかの実施形態は、気化可能材料102を含む第1の区画260と、インサート空気流路155を画定する第2の区画262とを含んでいてよい。
図2Cに示すように、気化可能材料用インサート122の内室153は、3つ以上の別個の区画を含んでいてよく、例えば第3の区画263は、別のインサート空気流路155を画定することができる。いくつかの実施形態では、図2Cに示すように、気化可能材料102を含む第1の室260は、内側の空気流路155を画定する第2の区画262と第3の区画263との間に配置され得る。内室153には、本開示の範囲内の様々な区画構成が含まれていてよい。
いくつかの実施形態では、気化可能材料用インサート122の1つ以上の区画は、紙材に包まれた気化可能材料102(例えば再生タバコ)の1つ以上の層により画定され得る。いくつかの実施形態では、気化可能材料用インサート122の外面、例えばハウジング152の外面は、紙材料よりも厚い材料(例えば葉巻紙)に包まれていてよく、かつ/または、この材料を含んでいてよい。いくつかの実施形態では、気化可能材料用インサート122の外面は、金属箔に包まれていてよく、かつ/または、金属箔を含んでいてよい。いくつかの実施形態では、気化可能材料用インサート122の気化可能材料102は、巻きタバコ用紙に包まれた圧縮タバコを含んでいてよい。いくつかの実施形態では、気化可能材料用インサート122は、気化可能材料の条片(例えば一緒に包まれた再生タバコの複数の条片)、紙材に包まれた粉砕された気化可能材料、および/または紙材に包まれたばらの薄片状の気化可能材料を含む1つ以上のパウチを含む少なくとも1つの区画を含んでいてよい。いくつかの実施形態では、フィルタ材がマウスピース157内にまたはマウスピース157に隣接して含まれていてよい。フィルタ材は、気化可能材料用インサート122を貫通して延びる1つ以上の空気流路の一部を形成するように構成され得る。
図2Bに示すように、ハウジング152は、それぞれ気化可能材料用インサート122の第1の端部290に沿った2つの孔または第1の入口270aおよび第2の入口270bを有していてよい。例えば第1の端部290は、図2Bに示すように、マウスピース157および出口272を含む第2の端部292とは反対側の端部であってよい。いくつかの実施形態では、インサート空気流路155のうちの一方は、第1の入口270aと出口272との間に延びていてよく、他方のインサート空気流路155は、第2の入口270bと出口272との間に延びていてよい。そのため、インサート空気流路155はそれぞれ、ユーザによる吸入前に、出口272の上流側でかつ/またはマウスピース157内で合流してよい。
いくつかの実施形態では、例えば、第1の区画260において気化可能材料102が加熱され、これにより、気化可能材料102の少なくとも一部が1つ以上のインサート空気流路155に沿って流れる空気流中に混入され得る気相に変換されることによって、吸入可能なエアロゾルが1つ以上のインサート空気流路155に沿って形成され得る。気化可能材料用インサート122内に形成された吸入可能なエアロゾルは、気化器本体110に接触することなくマウスピース157(例えばユーザによる吸入用)に沿って流れて出口272を通り、気化可能材料用インサート122から流出し得る。これにより、吸入可能なエアロゾルと接触した結果としての気化器本体110の汚染が低減または防止され得る。
図3Aおよび図3Bには、例えば吸入可能なエアロゾルを形成するために気化可能材料用インサート122を加熱するために、気化可能材料用インサート122の1つの実施形態を収容する気化器本体110の1つの実施形態が示されている。図3Aに示すように、気化器本体110は、気化器本体110の外面と気化可能材料用インサート収容部118との間に延びる装置空気流路280を有していてよい。図示のように、少なくとも1つの装置空気流路280は、気化可能材料用インサート収容部118の遠位端部と流体接続していてよい。例えば、装置空気流路280から気化可能材料用インサート収容部118内に流入する空気流は、ほぼ、気化可能材料用インサート122の第1の端部290の方に向けられていてよい。この場合、空気流は、吸入可能なエアロゾルを形成するために、気化可能材料用インサート122の1つ以上のインサート空気流路155内へ、インサート空気流路155に沿うように方向付けられていてよい。
いくつかの実施形態では、図3Aに示すように、気化器本体110は、気化可能材料用インサート収容部118の1つ以上の側面に沿って延びる加熱素子150を含んでいてよい。そのため、気化可能材料用インサート122が気化可能材料用インサート収容部118内に配置されている場合、加熱素子150は、気化可能材料用インサート122に隣接してかつ/または気化可能材料用インサート122に接触して配置されていてよい。例えば加熱素子150は、図3Bに示すように、気化可能材料用インサート122が気化可能材料用インサート収容部118内に位置している場合には、気化可能材料用インサート122の1つ以上の側面に沿ってかつ/または隣接して延びていてよい。
いくつかの実施形態では、気化可能材料用インサート収容部118は、気化可能材料用インサート収容部118内に収容された気化可能材料用インサート122を加熱するように構成された加熱素子150(例えば加熱コイル等)の全部または一部を含んでいてよい。いくつかの実施形態では、気化可能材料用インサート122は、加熱素子150の一部を含んでいてよく、例えば熱伝導材料(例えばアルミニウム)を含んでいてよい。気化可能材料用インサート122の様々な実施形態を加熱して吸入可能なエアロゾルを形成するための加熱素子150の様々な実施形態は、本開示の範囲内である。
図3Bに示すように、ユーザがマウスピース157上で空気またはパフを吸い込むと、空気流は、装置空気流路280およびインサート空気流路155の内部へ、これらに沿って移動することができる。例えば、インサート空気流路155は、例えば気化可能材料用インサート122が気化可能材料用インサート収容部118内に配置されているときには、装置空気流路280の下流側にあり、装置空気流路280と流体接続していてよい。そのため、ユーザが気化器装置100上で空気またはパフを吸い込むと、空気流は、装置空気流路280内に吸い込まれてこれに沿って流れ、次いで(例えば第1の入口270aおよび/または第2の入口270bを介して)少なくとも1つのインサート空気流路155内に吸い込まれてこれに沿って流れることができるようになっている。インサート空気流路155に沿って移動する間、空気流の少なくとも一部は、上述したように吸入可能なエアロゾルを形成してよい。吸入可能なエアロゾルは、例えばユーザが吸入するためのマウスピース157に沿って流れて出口272を通り、気化可能材料用インサート122から引き出され得る。そのため、吸入可能なエアロゾルは、気化可能材料用インサート122内で形成されて流れ、気化器本体110には接触しない。例えば、吸入可能なエアロゾルが気化可能材料用インサート122から流出する場合、吸入可能なエアロゾルは、例えばユーザによる吸入用に、マウスピース157の出口272から流出することができるようになっている。
気化可能材料用インサート122が使用された後に、例えば気化可能材料102が空になった後に、気化可能材料用インサート122の残留部分(例えばハウジング152)は、気化可能材料用インサート収容部118から取り外され、廃棄されてよい。新たな気化可能材料用インサート122を、気化可能材料用インサート収容部118内で使用済みの気化可能材料用インサート122と取り替えることができ、これにより、気化器本体110の再使用可能な使用を可能にする。
上述したように、本明細書で開示する気化可能材料用インサート122の実施形態は、少なくとも1つのインサート空気流路155を含み、このインサート空気流路155は、インサート空気流路155内に形成された吸入可能なエアロゾルが気化器本体110と接触しないように、装置空気流路280の下流側に延びていてよい。これにより、気化器本体110の汚染が低減または防止され得、その結果、気化器本体110の性能の向上ならびにクリーニングおよびメンテナンスの減少がもたらし得る。
加熱素子150を含む気化可能材料用インサート収容部118は、例えば気化可能材料用インサート122の1つ以上の壁と気化可能材料用インサート収容部118との間の密接な接触を提供して、気化可能材料用インサート122の効率的かつ効果的な加熱を達成するために、気化可能材料用インサート122を収容して加熱するための様々な特徴および形状を有することができる。気化可能材料用インサート収容部118は、気化可能材料用インサート122を効果的に収容し、加熱しかつ吸入可能なエアロゾルを形成するために、様々な形状およびサイズを有することができる。例えば、気化可能材料用インサート収容部118は、例えば気化可能材料用インサート122の効率的かつ効果的な加熱を保証しかつ気化可能材料用インサート収容部118内での気化可能材料用インサート122の配置を確実にするために、気化可能材料用インサート122の少なくとも1つの側面に沿って滑り嵌めまたは摩擦嵌めを提供することができる。
図2Aおよび図2Bに示すように、気化可能材料102は、例えば植物材料(例えばタバコの葉)、植物材料を基礎とした製品(例えば再生タバコ)、および/またはこれらに類するものを含む非液状の気化可能材料であってよい。いくつかの実施形態では、気化可能材料には、液状の気化可能材料102が少なくとも部分的に含浸させられたスポンジが含まれてよい。いくつかの実施形態では、ハウジング152は、空気が通過することを防ぐ材料から製造され得る。
図4Aおよび図4Bには、第1の区画260、第2の区画262および第3の区画263の様々な構成を含む内室153の例示的な実施形態が示されている。図4Aに示すように、第1の区画260および第3の区画263には、気化可能材料102が含まれていてよく、第2の区画262は、インサート空気流路155を画定していてよく、第1の区画260と第3の区画263との間に配置されていてよい。第1の区画260、第2の区画262、および第3の区画263は、互いにほぼ平行に、例えば気化可能材料用インサート122の第1の端部290と第2の端部292との間に延在する長さに沿って延びていてよい。いくつかの実施形態では、第1の区画260、第2の区画262、および第3の区画263は、図4Aおよび図4Bに示すように、ほぼ同一平面に沿って延びていて、まとまって1つの正方形または矩形を形成していてよい。内室153の別の形状および構成も、本開示の範囲内である。
図4Bに示すように、第2の区画262は、第1のインサート空気流路155を画定していてよく、第3の区画263は、独立した第2のインサート空気流路155を画定していてよい。追加的に、第1の区画260は、気化可能材料102を含んでいてよく、第2の区画262と第3の区画263との間に配置されていてよい。
いくつかの実施形態では、ハウジング152の少なくとも一部は、紙材および/または熱伝導材料、例えば金属箔またはアルミニウム箔から製造され得る。熱伝導性のハウジング152は、内室153内の例えば第1の区画260に含まれた気化可能材料102の実質的かつ均一な加熱を支援することができる。いくつかの実施形態では、ハウジング152の少なくとも一部は、非透過性の膜から製造されている。ハウジング152の別の材料および実施形態も、本開示の範囲内である。
用語
ある特徴または要素が、本明細書において別の特徴または要素の「上」にあるものとして言及される場合、この特徴または要素は、別の特徴または要素のすぐ上にあってよいか、または介在する特徴および/または要素が存在してもよい。対照的に、ある特徴または要素が、別の特徴または要素の「すぐ上」にあるものとして言及される場合、介在する特徴または要素は存在しない。また、ある特徴または要素が、別の特徴または要素に「接続されている」、「取り付けられている」、または「連結されている」ものとして言及される場合、この特徴または要素は、別の特徴または要素に直接的に接続されていてよいか、取り付けられていてよいか、または連結されていてよいか、または介在する特徴または要素が存在していてよい、ということも理解されるであろう。対照的に、ある特徴または要素が、別の特徴または要素に「直接的に接続されている」、「直接的に取り付けられている」、または「直接的に連結されている」ものとして言及される場合、介在する特徴または要素は存在しない。
1つの実施形態に関して説明または図示されているが、このように説明または図示された特徴および要素は、別の実施形態に適用されてもよい。また、別の特徴に「隣接して」配置された構造または特徴についての言及は、隣接する特徴と重なり合うかまたはその下に位置する部分を含む場合もあるということを、当業者は理解するであろう。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態および実行形態を説明するためだけのものであり、限定することを意図するものではない。例えば本明細書で用いられる単数形の「a」、「an」および「the」は、文脈上特に明記しない限り、複数形も同様に含むことを意図している。さらに、「含む(comprises)」および/または「含んでいる(comprising)」という用語は、本明細書で使用する場合、記載された特徴、ステップ、動作、要素および/またはコンポーネントの存在を明確に述べるものであるが、1つ以上の他の特徴、ステップ、動作、要素、コンポーネントおよび/またはこれらの群の存在または追加を排除するものではない、ということが理解されるであろう。本明細書で使用する場合、「および/または」という用語には、関連する記載項目のうちの1つ以上の項目の任意の全ての組合せが含まれており、「/」と略記されることがある。
上記説明および特許請求の範囲では、「~のうちの少なくとも1つ(at least one of)」または「~のうちの1つ以上(one or more of)」等の語句に、複数の要素または特徴の連言的な列挙が続く場合がある。「および/または」という用語は、2つ以上の要素または特徴の列挙中に現れる場合もある。用いられる文脈と特に暗黙的にまたは明示的に矛盾しない限り、このような語句は、列挙された要素または特徴のいずれかを個別に意味すること、あるいは列挙された要素または特徴のいずれかと他の列挙された要素または特徴のいずれかとの組合せを意味することを意図している。例えば、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」、「AおよびBのうちの1つ以上」、ならびに「Aおよび/またはB」という語句はそれぞれ、「Aのみ、Bのみ、またはAおよびB共に」を意味することを意図している。同様の解釈は、3つ以上の項目を含む列挙についても意図されている。例えば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」、「A、B、およびCのうちの1つ以上」、ならびに「A、B、および/またはC」という語句はそれぞれ、「Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB共に、AおよびC共に、BおよびC共に、またはAおよびBおよびC共に」を意味することを意図している。上記および特許請求の範囲における「~に基づく」という用語の使用は、列挙されていない特徴または要素なども許容されるように、「少なくとも部分的に基づく」ことを意味することを意図している。
空間に関係する用語、例えば「前方」、「後方」、「下方」、「下」、「下部」、「上方」、「上部」等は、図面に示されているような1つの要素または特徴と、他の要素または特徴との関係を説明するための記述を容易にするために本明細書において使用され得る。空間に関係する用語は、図面に描かれている向きに加え、使用時または動作時における装置の様々な向きを包含することを意図していることは自明であろう。例えば、図中の装置が反転されたならば、他の要素または特徴の「下方」または「真下」と記載された要素は、他の要素または特徴の「上方」に向けられることになる。したがって、「下方」という例示的な用語は、上下両方の向きを包含し得る。装置は(90度回転させられるかまたは他の向きに)異なって向けられる場合があり、本明細書で使用される空間に関係する記述はこれに応じて解釈される。同様に、「上流」、「下流」、「鉛直」、「水平」等の用語は、特に明記しない限り、本明細書では説明の目的でのみ使用されている。
本明細書では、様々な特徴/要素(ステップを含む)を説明するために、「第1の」および「第2の」という用語が用いられる場合があるが、これらの特徴/要素は、文脈上特に明記しない限り、これらの用語によって限定されるものではない。これらの用語は、1つの特徴/要素を、他の特徴/要素と区別するために使用される場合もある。したがって、本明細書で提供される教示から逸脱することなく、以下で述べる第1の特徴/要素は、第2の特徴/要素と称することができ、同様に、以下で述べる第2の特徴/要素は、第1の特徴/要素と称することができる。
実施例で使用される場合を含め、特に明記しない限り、本明細書および特許請求の範囲において使用される全ての数字は、「約」または「ほぼ」という用語が明記されていなくても、これらの用語が前置されていると読み取られてよい。「約」または「ほぼ」という語句は、大きさおよび/または位置を説明する場合に、説明した値および/または位置が、値および/または位置の妥当な予測範囲内にあることを示すために使用されてよい。例えば、数値は、記載した値(または値の範囲)の+/-0.1%、記載した値(または値の範囲)の+/-1%、記載した値(または値の範囲)の+/-2%、記載した値(または値の範囲)の+/-5%、記載した値(または値の範囲)の+/-10%等の値を含んでいてよい。本明細書で与えられる任意の数値は、文脈上明記されていない限り、約またはほぼその値を含むものと理解されるべきである。例えば、「10」という値が開示されている場合には、「約10」も開示されている。本明細書に列挙された任意の数値範囲は、その中に包含される全ての部分範囲を含むことが意図されている。また、ある1つの値が開示されている場合、当業者は適切に理解するように、「その値以下」、「その値以上」、およびこれらの値の間の可能な範囲も開示されているということは自明である。例えば、「X」という値が開示されている場合(例えばXが1つの数値である場合)、「X以下」ならびに「X以上」も開示されている。また、本願を通じて、データは複数の異なる形式で提供されており、このデータは、終点および開始点を表しており、かつこれらのデータ点の任意の組合せにまで及ぶことも自明である。例えば、「10」という特定のデータ点と、「15」という特定のデータ点とが開示されている場合には、10および15超、10および15以上、10および15未満、10および15以下、10および15に等しい、ならびに10と15との間も開示されていると見なされる、ということは自明である。また、2つの特定の自然数の間の各自然数も開示されている、ということも自明である。例えば、10と15とが開示されている場合には、11、12、13および14も開示されている。
様々な例示的な実施形態を上で説明したが、本明細書の教示から逸脱することなく、様々な実施形態に対して複数の任意の変更が行われてよい。例えば、説明した様々な方法ステップを行う順序は、択一的な実施形態においてしばしば変更されることがあり、別の択一的な実施形態では、1つ以上の方法ステップが完全にスキップされることもある。様々な装置およびシステムの実施形態の任意の特徴は、一部の実施形態には含まれていてよく、別の実施形態には含まれていなくてもよい。したがって、上述の説明は、主に例示目的で提供されたものであり、特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
本明細書で説明した主題の1つ以上の態様または特徴は、デジタル電子回路、集積回路、特別に設計された特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンピュータのハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはこれらの組合せにおいて実現され得る。これらの様々な態様または特徴は、データおよび命令を記憶システム、少なくとも1つの入力装置、および少なくとも1つの出力装置から受信しかつこれらにデータおよび命令を送信するように結合され得る、特別な用途または汎用用途であってよい少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステム上で実行可能かつ/または解釈可能な1つ以上のコンピュータプログラムへの実装を含んでいてよい。プログラマブルシステムまたは計算システムには、クライアントおよびサーバが含まれていてよい。クライアントとサーバとは、一般に互いから離れており、典型的には通信ネットワークを介して相互に作用する。クライアントとサーバとの関係は、個々のコンピュータ上で実行される、互いにクライアント-サーバ関係を有する複数のコンピュータプログラムにより生ぜしめられる。
プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、アプリケーション、コンポーネント、またはコードとも呼ばれることがあるこれらのコンピュータプログラムは、プログラマブルプロセッサのための機械命令を含み、高水準手順言語、オブジェクト指向プログラミング言語、機能プログラミング言語、論理プログラミング言語、および/またはアセンブリ/機械言語で実装され得る。本明細書で使用したような「機械可読媒体」という用語は、プログラマブルプロセッサに機械命令および/またはデータを提供するために使用される、例えば磁気ディスク、光ディスク、メモリおよびプログラマブルロジックデバイス(PLD)等の任意のコンピュータプログラム製品、装置および/またはデバイスを指し、機械命令を機械可読信号として受信する機械可読媒体を含む。「機械可読信号」という用語は、機械命令および/またはデータをプログラマブルプロセッサに供給するために使用される任意の信号を指す。機械可読媒体は、このような機械命令を、例えば非一時的ソリッドステートメモリまたは磁気ハードドライブまたは任意の同等の記憶媒体のように、非一時的に記憶することができる。機械可読媒体は、択一的または追加的に、このような機械命令を、例えばプロセッサキャッシュまたは1つ以上の物理プロセッサコアに関連付けられた別のランダムアクセスメモリのように、一時的に記憶することができる。
本明細書に含まれる実施例および図面は、本主題が実施され得る特定の実施形態を例示的にかつ非限定的に示している。上述したように、別の実施形態を利用してもよく、そこから、本開示の範囲から逸脱することなく、構造的かつ論理的な置換および変更を行うことができる、ということを導き出すことができる。本発明の主題のこのような実施形態は、本明細書では、2以上のものが実際に開示されている場合でも、単に便宜上「発明」という用語により個別にもしくはまとめて言及している場合があるが、これは、本願の範囲を任意の単一の発明もしくは発明概念に自発的に限定することを意図したものではない。したがって、本明細書において特定の実施形態を図示して説明してきたが、同じ目的の達成を想定した任意の配置が、図示の特定の実施形態と置換されてもよい。本開示は、様々な実施形態の任意のおよび全ての適合態様または変化態様をカバーすることを意図している。上述した実施形態の組合せ、および本明細書で具体的に説明しなかったその他の実施形態は、上記の説明を精査すれば、当業者には明らかになるであろう。

Claims (32)

  1. 吸入可能なエアロゾルを生成するためのシステムであって、当該システムは、インサートと、気化器本体とを備え、
    前記インサートは、内室を画定するハウジングを有しており、
    前記内室は、
    加熱された結果として前記吸入可能なエアロゾルの一部を形成する非液状の気化可能材料を含むように構成された第1の区画と、
    前記内室の前記第1の区画とは独立して、第1のインサート空気流路を画定する第2の区画であって、前記ハウジングの入口と出口との間に延びており、前記吸入可能なエアロゾルを前記第2の区画に沿って形成することと、ユーザが吸入するために前記出口を介して前記吸入可能なエアロゾルを送出することとを可能にするように構成された第2の区画と
    を含んでおり、
    前記気化器本体は、
    前記インサートを収容するように構成された収容部と、
    前記収容部内に延びる装置空気流路であって、前記第1のインサート空気流路の上流側にあり、前記第1のインサート空気流路と流体接続している装置空気流路と、
    区画内に配置された前記インサートを加熱して前記吸入可能なエアロゾルを生成するように構成された加熱素子と
    を有している、
    システム。
  2. 前記出口は、前記インサートのマウスピースに沿って配置されている、請求項1記載のシステム。
  3. 前記入口は、前記インサートの第1の端部に沿って配置されており、前記第1の端部は、前記マウスピースを含む第2の端部の反対側にある、請求項2記載のシステム。
  4. 前記第1の区画と前記第2の区画とは、互いにほぼ平行に延びている、請求項1から3までのいずれか1項記載のシステム。
  5. 前記内室は、前記非液状の気化可能材料を含むように構成された第3の区画をさらに含み、前記第2の区画は、前記第1の区画と前記第3の区画との間に配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のシステム。
  6. 前記内室は、前記装置空気流路から下流側にある第2のインサート空気流路を画定するように構成された第3の区画をさらに含み、前記第1の区画は、前記第2の区画と前記第3の区画との間に配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のシステム。
  7. 前記ハウジングは熱伝導材料を含んでいる、請求項1から6までのいずれか1項記載のシステム。
  8. 前記熱伝導材料はアルミニウム箔を含んでいる、請求項7項記載のシステム。
  9. 前記ハウジングは紙材を含んでいる、請求項1から8までのいずれか1項記載のシステム。
  10. 前記非液状の気化可能材料は、植物材料および/または植物材料を基礎とした製品を含んでいる、請求項1から9までのいずれか1項記載のシステム。
  11. 前記非液状の気化可能材料は、タバコの葉および/または再生タバコを含んでいる、請求項1から10までのいずれか1項記載のシステム。
  12. 気化器装置の区画に挿入されるように構成されたインサートであって、
    前記インサートは、内室を画定するハウジングを有しており、前記内室は、
    加熱された結果として吸入可能なエアロゾルの一部を形成する非液状の気化可能材料を含むように構成された第1の区画と、
    前記内室の前記第1の区画とは独立して、第1のインサート空気流路を画定する第2の区画であって、前記ハウジングの入口と出口との間に延びており、前記吸入可能なエアロゾルを前記第2の区画に沿って形成することと、ユーザが吸入するために前記出口を介して前記吸入可能なエアロゾルを送出することとを可能にするように構成された第2の区画と
    を含んでいる、
    インサート。
  13. 前記出口は、前記インサートのマウスピースに沿って配置されている、請求項12記載のインサート。
  14. 前記入口は、前記インサートの第1の端部に沿って配置されており、前記第1の端部は、前記マウスピースを含む第2の端部の反対側にある、請求項13記載のインサート。
  15. 前記第1の区画と前記第2の区画とは、互いにほぼ平行に延びている、請求項12から14までのいずれか1項記載のインサート。
  16. 前記内室は、前記非液状の気化可能材料を含むように構成された第3の区画をさらに含み、前記第2の区画は、前記第1の区画と前記第3の区画との間に配置されている、請求項12から15までのいずれか1項記載のインサート。
  17. 前記内室は、装置空気流路から下流側にある第2のインサート空気流路を画定するように構成された第3の区画をさらに含み、前記第1の区画は、前記第2の区画と前記第3の区画との間に配置されている、請求項12から15までのいずれか1項記載のインサート。
  18. 前記ハウジングは熱伝導材料を含んでいる、請求項12から17までのいずれか1項記載のインサート。
  19. 前記熱伝導材料はアルミニウム箔を含んでいる、請求項18項記載のインサート。
  20. 前記ハウジングは紙材を含んでいる、請求項12から19までのいずれか1項記載のインサート。
  21. 前記非液状の気化可能材料は、植物材料および/または植物材料を基礎とした製品を含んでいる、請求項12から20までのいずれか1項記載のインサート。
  22. 前記非液状の気化可能材料は、タバコの葉および/または再生タバコを含んでいる、請求項12から21までのいずれか1項記載のインサート。
  23. ユーザによる吸入用の吸入可能なエアロゾルを生成する方法であって、前記方法は、
    内室を画定するハウジングを有するインサートであって、前記内室が、
    加熱された結果として前記吸入可能なエアロゾルの一部を形成する非液状の気化可能材料を含むように構成された第1の区画と、
    前記内室の前記第1の区画とは独立して、第1のインサート空気流路を画定する第2の区画であって、前記ハウジングの入口と出口との間に延びており、前記吸入可能なエアロゾルを前記第2の区画に沿って形成することと、ユーザが吸入するために前記出口を介して前記吸入可能なエアロゾルを送出することとを可能にするように構成された第2の区画と
    を含んでいるインサートを、気化器装置の収容部内に収容するステップと、
    前記気化可能材料を加熱するように構成された加熱素子の作動を実行するステップと、
    前記作動および前記気化可能材料の加熱の結果として、ユーザが吸入するための前記ハウジングの前記出口を介して前記吸入可能なエアロゾルを送出するために、前記第2の区画に沿って前記吸入可能なエアロゾルを形成するステップと
    を含む、方法。
  24. 気化器本体が、
    前記インサートを収容するように構成された収容部と、
    前記収容部内に延びる装置空気流路であって、前記インサート空気流路の上流側にあり、前記インサート空気流路と流体接続している装置空気流路と、
    区画内に配置された前記インサートを加熱して前記吸入可能なエアロゾルを生成するように構成された加熱素子と
    を有している、
    請求項23記載の方法。
  25. 前記第1の区画と前記第2の区画とは、互いにほぼ平行に延びている、請求項23または24記載の方法。
  26. 前記内室は、前記非液状の気化可能材料を含むように構成された第3の区画をさらに含み、前記第2の区画は、前記第1の区画と前記第3の区画との間に配置されている、請求項23から25までのいずれか1項記載の方法。
  27. 前記内室は、前記装置空気流路から下流側にある第2のインサート空気流路を画定するように構成された第3の区画をさらに含み、前記第1の区画は、前記第2の区画と前記第3の区画との間に配置されている、請求項23から26までのいずれか1項記載の方法。
  28. 前記ハウジングは熱伝導材料を含んでいる、請求項23から27までのいずれか1項記載の方法。
  29. 前記熱伝導材料はアルミニウム箔を含んでいる、請求項28項記載の方法。
  30. 前記ハウジングは紙材を含んでいる、請求項23から29までのいずれか1項記載の方法。
  31. 前記非液状の気化可能材料は、植物材料および/または植物材料を基礎とした製品を含んでいる、請求項23から30までのいずれか1項記載の方法。
  32. 前記非液状の気化可能材料は、タバコの葉および/または再生タバコを含んでいる、請求項23から31までのいずれか1項記載の方法。
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