JP2023553171A - 潅注および吸引機能を有する切断アセンブリ - Google Patents

潅注および吸引機能を有する切断アセンブリ Download PDF

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Abstract

内側チューブが外側チューブ内に回転可能に配置され、吸引経路として画定する切断アセンブリである。内側チューブは、セグメントを含むことができ、セグメントは、外側チューブの湾曲部と関連付けられた可撓領域を画定することができる。外側チューブは、潅注チャネルを画定し、切断窓の近傍または可撓領域の遠位に配置された潅注開口をさらに画定することができる。潅注チャネルは、潅注流体がセグメントによって画定されたスロットを介して吸引管腔中へ流入するのを防止するために、吸引管腔を潅注経路から流体分離する。インナージャケットは、内側チューブ内に同軸で配置され、吸引経路と潅注経路との間のシールを提供するように構成され得る。インナージャケットの遠位端は、拡径部の中に配置することができ、インナージャケットの近位端は、内側チューブの近傍にあり得る。

Description

優先権の主張
本出願は、2020年12月11日に出願された米国仮出願第63/124,207号の優先権およびすべての利益を主張するものであり、この米国仮出願の全内容が、参照により本明細書に組み込まれている。
外科手術のための角度が付いた切断器具は、直線的な器具類ではアクセス可能ではない生体構造の処置を容易にする。角度が付いた切断器具は、典型的には、駆動軸、または外側チューブ内に回転可能に配置された内側チューブを含み、湾曲部に沿った、または湾曲部の周りのトルクの伝達を必要とする。角度が付いたシェーバは、多くの場合、内側チューブによって画定された吸引管腔を介して、吸引を提供することができる。しかしながら、湾曲部の周りのトルクの伝達を容易にするために必要であることが多い幾何構造は、吸引管腔を、幾何構造を通る流体の望ましくない流入または流出の影響を受けやすくする。このような切断器具の1つは、Adamsに対する米国特許第8,623,266号に記載されている角度付きシェーバであり、熱収縮スリーブが、内側チューブの連続螺旋カット上に配置されている。この熱収縮スリーブは、外側チューブと共にジャーナル軸受構造の中で高速で回転される場合に摩耗の影響を受けやすい。別の知られている角度付きシェーバは、Anctilらに対する米国特許第5,922,003号に記載されており、内側チューブの一部が、一定の長さのたわみ継手に置き換えられている。この構造には、あいにく、隣接する構成要素のラップジョイントでたわみ継手を効果的にオーバーモールドするための複雑な製造手段が必要である。さらに、特定の切断操作に必要なトルクを効果的に伝達するたわみ継手の容量が疑問である。またさらに、特定のたわみ継手には、湾曲すると場合によってはよじれる傾向があり、あるいは、十分に研究されているこれらのたわみ継手は、典型的には、望ましいほとんどの外科手術用途に対して大きすぎる。したがって、当技術分野には、潅注および吸引ならびに湾曲部の周りのトルクの伝達を提供する改善された切断アセンブリが必要である。
切断アセンブリは、切除された組織および他の外科手術の残屑を吸い込むための吸引経路、および外科部位に潅注するための潅注経路を含むことができる。可動または回転可能内側チューブは吸引経路の少なくとも一部を画定することができ、潅注経路は内側チューブの外部であってもよい。切断アセンブリは、潅注経路内からの流体が吸引経路内に流入するのを防止し、それにより潅注および吸込み能力を最大化するための手段を含む。切断アセンブリは、真っ直ぐか、または角度が付いたチューブアセンブリを含むことができる。流体の流入を防止するための手段は、角度が付いた切断アセンブリのためにとりわけ適切であり得る。切断アセンブリは、シェーバ、バー、または吸込みおよび潅注が組み込まれている他の組織操作デバイスであってもよい。代替として、流体流入を防止するための手段は、潅注は有しているが吸込みは有していない器具、または吸込みは有しているが潅注は有していない器具にも同じく使用することができる。
切断アセンブリはハウジングハブを含み、チューブアセンブリはこのハウジングハブに結合される。チューブアセンブリは少なくとも外側チューブを含み、内側チューブはこの外側チューブ内に移動可能または回転可能に配置される。駆動ハブは内側チューブに剛直に結合され、電動機および主要機器の相補構成要素と解放可能に係合するように構成されたキーおよび他の特徴を含む。駆動ハブおよび内側チューブは、チューブアセンブリの遠位端に配置された切断先端と流体連通している吸引管腔を画定することができる。吸引管腔は吸引経路を画定することができる。切除された組織および他の残屑ならびに流体は切断先端を介して引き出される。特定の実装態様では、内側チューブを介して吸引される物質はチューブアセンブリの湾曲部を通過し、主要機器を介した収集のためにハウジングハブを通過する。ハウジングハブは潅注空洞すなわち管腔を画定する。シールはハウジングハブに結合することができ、潅注空洞と流体連通している開口を画定する。シールは、外科手術器具を介して供給される潅注の間、流体が流出するのを防止するために、主要機器の相補特徴と密閉関係で配置されるように構成される。チューブアセンブリはハウジングハブから遠位方向に延在する。外側チューブはハウジングハブに剛直に結合することができる。内側チューブは外側チューブ内で回転することができ、したがってハウジングハブに対して回転することができる。切断アセンブリの駆動ハブが主要機器に結合されると、内側チューブと外側チューブとの間の相対軸方向移動が防止される。
特定の実装態様では、切断先端は、切断アセンブリがシェーバであるように、切断窓を画定する。切断アセンブリは外側先端部分および内側先端部分を含むことができる。外側先端部分は外側チューブに剛直に結合される。外側先端部分は、外側チューブに溶接されるように構成されたカラーを含む。カラーの外径に対して遠位に、外側先端部分は、薄くなった領域を含むことができる。薄くなった領域は、カラーの外径より小さい外径を有する。薄くなった領域は、プランジ研削または他の適切な製造技法によって形成することができる。薄くなった領域は、例えば外側先端部分によって画定される外側窓に向かう方向に先細りにすることができる。
切断歯は外側窓に隣接して配置することができる。内側先端部分は内側チューブに剛直に結合される。内側先端部分は内側窓を画定し、切断歯は内側窓に隣接して配置することができる。内側先端部分内には切断アセンブリの詰まりを最小にするための要素を配置することができる。外側先端部分と内側先端部分との間にギャップを画定することができる。このギャップは、内側先端部分が外側先端部分内で回転するためのクリアランスを提供するだけでなく、外科部位における切断アセンブリからの潅注の排出のためのクリアランスを提供する。流体はギャップを介して導くことができ、外側窓の周囲を介して排出することができる。
チューブアセンブリの湾曲部は、外側チューブの湾曲部および内側チューブの可撓領域を含むことができる。外側チューブは剛直であっても、あるいは可鍛性であってもよい。別のチューブを外側チューブの外側に同軸で配置し、チューブアセンブリの湾曲部に無関係に切断窓の回転を提供する構造を得ることも可能である。可撓領域はスロットを画定することができる。一例では、可撓領域は、スロットを画定するために互いにインターロックされたセグメントを含む。これらのセグメントは、示されているように城郭化することができ、他のインターロック幾何構造が想定されている。セグメントは、内側チューブ全体にわたって存在させることができ、あるいは少なくとも可撓領域を含む内側チューブの一部分に存在させることも可能である。代替として、内側チューブは、湾曲部の周りにトルクを伝達するために、螺旋、T-スロット、巻線、組み紐、等々を含むことも可能である。
特定の実装態様では、外側チューブは、外側チューブの長さに沿って縦方向に延在する潅注チャネルを画定する。この潅注チャネルはハウジングハブの潅注空洞と流体連通している。潅注チャネルは外側チューブ自体によって画定することができる。外側チューブは、構造が一体で、潅注チャネルをカプセル封じすることができる。代替として、外側チューブは縦方向のスロットまたは凹所を画定することも可能であり、ハイポチューブまたは中間チューブを外側チューブ内に固着して潅注チャネルを画定することも可能である。この構造は、吸引管腔から流体分離される潅注経路を画定する潅注チャネルを提供する。潅注流体は、セグメント同士の間のスロットを介した吸引管腔中への望ましくない引込みの危険を伴うことなく、ギャップに向かって湾曲部を通過する。任意の数の潅注チャネルが想定されており、潅注チャネルは任意の適切な放射状構造で配置することができる。
外側チューブは、潅注チャネルと、内側先端部分と外側先端部分との間に画定されるギャップとの間に流体連通を提供する潅注開口をさらに画定する。潅注開口は、外側チューブの内表面によって画定されたスロットであってもよい。潅注開口は、潅注チャネルがギャップの中に効果的に開くように終端している外側チューブの内部厚さによって形成することができる。任意の数の潅注開口が想定されており、潅注開口は任意の適切な放射状構造で配置することができる。潅注開口は湾曲部の遠位に配置される。潅注開口は複数のセグメントのうちの最も遠位の1つの遠位に配置することができる。潅注チャネルは内側先端部分および外側先端部分の近くに、またはそれらに隣接して配置することができる。潅注開口は、切断先端の近傍ではあるが、流体を潅注チャネルから湾曲部の遠位のギャップへ向け直す。潅注流体は、切断先端を介して切断アセンブリから排出される。
流体連通は潅注チャネルとハウジングハブの潅注空洞との間に確立される。ハウジングハブは、内側チューブが通って延在する潅注開口を画定することができる。ハウジングハブは、潅注開口から、潅注チャネルと回転整列で延在する凹所をさらに画定することができる。この構造は、潅注チャネルを介してさらに導かれているハウジングハブの潅注空洞に流入する潅注流体を提供する。代替実装態様では、凹所および/または潅注チャネルは、任意の回転整列で流体連通を提供することができる。5つ以上の凹所が存在していてもよく、および/または凹所および潅注チャネルは、チューブアセンブリおよび/またはハウジングハブの間の任意の回転配向で、複数の潅注チャネルのうちの1つの少なくとも一部が複数の凹所のうちの1つの少なくとも一部と流体連通するよう、より大きい弧に対することができる。
特定の実装態様では、チューブアセンブリは、内側チューブ内に同軸で配置されたインナージャケットを含む。インナージャケットは、内側チューブの内径とほぼ同じ外径を有することができる。インナージャケットは、スリーブまたはライナーと見なすことができる。インナージャケットは、内側チューブが湾曲部に沿って可撓性を維持することができ、かつ、セグメントのスロットを介した潅注流体の吸引を防止するためのシールを吸引管腔内にさらに提供することができるように構成された機械的特性を有する。インナージャケットは、トルクの伝達を容易にすることができても、あるいはできなくてもよい。インナージャケットは、多層化された、補強されたチューブであってもよい。例えばインナージャケットは、ポリマー層同士の間に配置され、あるいはポリマー層同士の間にはさまれた編組線を含む。インナージャケットの内層および/または外層は、ポリエーテルブロックアミドから形成することができ、編組線はステンレス鋼であってもよい。代替として、インナージャケットはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から形成することも可能である。組み紐は極端に薄いリボン様構造であってもよい。最も内側の層は、任意選択で、内層内で化学的にエッチングすることができ、PTFEから形成することができる。内層または最も内側の層は、それ自体が吸引管腔の少なくとも一部を画定するライナー管腔を画定することができる。PTFEである最も内側の層はすべすべしており、したがって残屑がライナー管腔を介して引っ張られる際の潜在的な詰まりを少なくする。
インナージャケットは、内側先端部分に隣接して配置された遠位端、および内側チューブまたは駆動ハブに結合された近位端を含む。この構造により、切断先端と駆動ハブの近位端との間の吸引管腔のほぼ全体にわたって内張りするインナージャケットが得られる。内側先端部分は、インナージャケットの厚さにほぼサイズ化された拡径部を含むことができる。インナージャケットの遠位端は拡径部内に配置される。インナージャケットの近位端は内側チューブの近位端の近傍に配置することができる。内側チューブの近傍のインナージャケットの一部は、接着剤または他の適切な結合手段を使用して駆動ハブに結合することができる。インナージャケットの近位端および遠位端は、内側チューブの可撓領域の反対側に配置される。インナージャケットは、セグメントのスロットを介した潅注流体の吸引を防止するために、湾曲部すなわち曲線に沿ってシールを提供する。
特定の実装態様では、切断アセンブリはバーであってもよい。切断先端は内側チューブに固着されたバーヘッドであってもよい。外側チューブは管状遠位端で終端させることができ、内側チューブはこの管状遠位端を通って延在することができる。切断先端の首は、バーヘッドから延在して、バーヘッドに隣接して、バーヘッドの近傍に配置された開口を画定することができ、この開口は吸引管腔と流体連通する。内側チューブは切断先端に結合される。内側チューブの遠位端は切断先端の首の近位端に固着することができる。インナージャケットは内側チューブ内に同軸で配置される。インナージャケットの近位端および遠位端は、スロットが存在している内側チューブの可撓領域の反対側に少なくとも配置されるように構成され、したがってインナージャケットは相補湾曲すなわち曲線を帯びている。インナージャケットの遠位端は首の近位端に隣接して配置することができる。インナージャケットの近位端は内側チューブの近位端の近傍に配置することができる。内側チューブの近傍のインナージャケットの一部は駆動ハブに結合することができる。インナージャケットの遠位端は切断先端に結合しても、あるいは結合しなくてもよい。インナージャケットを含む実装態様は、潅注チャネルおよび開口を含む実装態様と組み合わせることができる。
切断アセンブリは、ハウジングハブ内に、駆動ハブの遠位に配置された潅注スペーサをさらに含むことができる。潅注スペーサは、潅注空洞から遠位方向に延在している遠位空洞の中に配置することができる。一実装態様では、潅注スペーサは、内側チューブおよびインナージャケットが通って延在する穴を画定するハブ、およびハブから半径方向に遠ざかって延在するフィンを有することができる。潅注スペーサと駆動ハブとの間に少なくとも1つの座金を配置することができる。潅注スペーサは潅注開口からの駆動ハブの軸方向の間隔を提供し、その一方で、潅注経路を通る頑丈な流体流を許容する潅注通路を同じく提供する。
したがって本開示の第1の態様は、潅注源および吸引源に結合されるように構成された切断アセンブリを対象としている。切断アセンブリは、ハウジングと、外側チューブと、内側チューブと、切断先端とを含む。外側チューブの近位端はハウジングに結合される。内側チューブは駆動ハブに結合され、外側チューブ内に回転可能に同軸で配置される。内側チューブと外側チューブとの間に潅注経路が画定される。切断先端は内側チューブに固着される。インナージャケットが駆動ハブに結合され、内側チューブ内に同軸で配置される。インナージャケット内に吸引経路が画定される。インナージャケットは、吸引経路と潅注経路との間に流体シールを提供するように構成される。
特定の実装態様では、内側チューブはスロットを画定することができる。インナージャケットによって提供される流体シールは、スロットを介した潅注流体の流入を防止するように構成される。外側チューブは湾曲部を含むことができ、内側チューブのスロットは、この湾曲部に沿って軸方向に配置することができる。インナージャケットは、内側チューブの近位端が駆動ハブに結合される部分の近傍の位置で駆動ハブに結合することができる。インナージャケットは切断先端に固着しなくてもよい。インナージャケットは、ポリマー材料の内層と外層との間に配置された組み紐などの多層補強チューブであってもよい。組み紐はステンレス鋼であってもよく、ポリマー材料はポリエーテルブロックアミドであってもよい。
特定の実装態様では、外側チューブは外側窓を画定する外側先端部分を含み、内側先端部分は、切断アセンブリがシェーバであるように、内側窓を備える。代替として、切断先端はバーヘッドであってもよい。バーヘッドは切断要素を含むことができ、この切断要素の近傍に吸引ポートを画定することができる。ハウジングによって画定された空洞内に潅注スペーサを配置することができる。潅注スペーサは、内側チューブが通って回転可能に配置される穴を画定するハブ、およびハブから半径方向に延在して空洞内に固着されるフィンを含むことができる。
本開示の第2の態様によれば、切断アセンブリは、ハウジングと、外側チューブと、内側チューブとを含む。外側チューブの近位端はハウジングに結合され、外側窓を画定する外側先端部分を含む。内側チューブは外側チューブ内に回転可能に同軸で配置され、吸引源と流体連通して配置されるように構成された吸引管腔を画定する。内側チューブは内側窓を画定する内側先端部分を含み、内側先端部分と外側先端部分との間にギャップが画定される。外側チューブは、近位端の近くから縦方向に延在し、潅注源と流体連通して配置されるように構成された潅注チャネルを画定する。外側チューブは、外側窓および内側窓の近傍の位置で、潅注チャネルとギャップとの間に流体連通を提供するように構成された潅注開口をさらに画定する。潅注開口は外側窓の近傍に配置することができる。外側チューブは湾曲部を含むことができ、内側チューブは可撓領域を含むことができる。潅注開口は可撓領域の遠位に配置することができる。
本開示の第3の態様によれば、切断アセンブリは、ハウジングと、外側チューブと、内側チューブとを含む。外側チューブは、遠位端と、縦軸に対して該遠位端に角度を付けるための湾曲部とを含む。内側チューブは外側チューブ内に回転可能に同軸で配置され、外側チューブの湾曲部を通過する可撓領域を含む。切断先端は内側チューブに固着され、縦軸に対して角度が付けられる。外側チューブは、潅注源と流体連通するように構成された潅注チャネルを画定する。潅注チャネルは内側チューブの可撓領域から流体分離される。外側チューブは、可撓領域の遠位に配置され、潅注チャネルと、切断先端と外側チューブとの間のギャップとの間に流体連通を提供するように構成された潅注開口をさらに画定する。
特定の実装態様では、外側チューブは外側窓を画定する外側先端部分を含むことができ、切断先端は、切断アセンブリがシェーバであるように、内側窓を画定することができる。代替として、切断先端はバーヘッドであってもよい。外側チューブは湾曲部を含むことができ、潅注チャネルはこの湾曲部を通過することができる。内側チューブは可撓領域を画定するセグメントを含むことができる。潅注チャネルはセグメントから流体分離される。外側チューブは一体であってもよく、潅注チャネルは外側チューブ内にカプセル封じされる。代替として、ハイポチューブを外側チューブ内に配置し、外側チューブに結合することも可能であり、潅注チャネルは外側チューブとハイポチューブとの間に画定される。潅注開口は潅注チャネルの遠位端に画定された凹所であってもよい。潅注チャネルは、縦軸の周りに半径方向に等しく間隔を隔てた4つの潅注チャネルであってもよく、潅注開口は、縦軸の周りに半径方向に等しく間隔を隔てた4つの潅注開口であってもよい。ハウジングは、潅注空洞、内側チューブが通って延在する開口、ならびに開口および潅注チャネルと流体連通する凹所を画定することができる。ハウジングの凹所は十字形配置であっても、または他の適切な構造であってもよい。
本開示の利点は、添付の図面に関連して考察しながら以下の詳細な説明を参照することにより、開示の利点がより良好に理解されることになるため、容易に認識されよう。
外科手術器具の切断アセンブリの斜視図である。 断面線2-2に沿って取った、図1の切断アセンブリの断面図である。 円2A内の切断アセンブリの一部の詳細図である。 断面線3-3に沿って取った、図1の切断アセンブリの軸方向断面図である。 断面線4-4に沿って取った、図1の切断アセンブリの軸方向断面図である。 切断アセンブリの遠位部分の分解図である。潅注開口が見えるように、内側先端部分および外側先端部分が、それぞれ内側チューブおよび外側チューブから分解されて示されている。 断面線6-6に沿って取った、図1の切断アセンブリのハウジングの軸方向断面図である。 切断アセンブリのハブの背面斜視図である。 インナージャケットが内側チューブ内に同軸で配置されるように構成される、別の実装態様による切断アセンブリの分解図である。 インナージャケットが内側先端部分に結合された、図8の内側先端部分および外側先端部分の断面図である。 インナージャケットが切断アセンブリの駆動ハブに結合されたハウジングの断面図である。 外科手術器具の切断アセンブリの斜視図である。 断面線12-12に沿って取った、図11の切断アセンブリの断面図である。 円12A内の切断アセンブリの一部の詳細断面図である。 長方形13内の切断アセンブリの別の部分の詳細断面図である。 長方形13内の切断アセンブリの別の部分の詳細断面図である。
図1は、組織を切除するように構成された切断アセンブリ10を示したものである。図1の切断アセンブリ10は角度が付けられたシェーバと見なすことができる。切断アセンブリ10は、電動機、潅注源および吸引源のうちの1つまたは複数を含むことができる主要機器(図示せず)に取外し可能に結合されるように構成されている。主要機器は複数の手順で再使用することができるが、切断アセンブリ10は使い捨て構成要素であってもよい。本出願に適した一例示的主要機器は、Stryker Corporation(ミシガン州カラマズー)が製造しているESSx Microdebriderの商号で販売されており、および/または2000年11月28日に発行された共同所有米国特許第6,152,941号、および2021年11月11日に発行された国際公開WO2021/224862号に開示されており、これらの内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている。
切断アセンブリ10は、ハウジングハブ12および該ハウジングハブ12に結合されたチューブアセンブリ14を含む。チューブアセンブリ14は、少なくとも外側チューブ16および該外側チューブ16内に回転可能に配置された内側チューブ18を含む。内側チューブ18は、主要機器の電動機に結合されるように構成されており、電動機によって外側チューブ16内で回転するようにさらに構成されている。駆動ハブ20は内側チューブ18に剛直に結合されており、主要機器の相補構成要素と解放可能に係合するように構成されたキー22および他の特徴を含む。
駆動ハブ20および内側チューブ18は、チューブアセンブリ14の遠位端に配置されている切断先端26と流体連通している吸引管腔24を画定することができる。吸引管腔24は吸引経路を画定することができる。切断アセンブリ10が主要機器と取外し可能に結合されると、吸引経路は吸引源と流体連通して配置されるように構成されている。内側チューブおよび外側チューブ16、18の相対回転によって切除された組織は切断先端26を介して引き出され、他の残屑および流体も同様に外科部位から吸引することができる。内側チューブ18を介して吸引される物質はチューブアセンブリ14の湾曲部28を通過し、主要機器を介した収集のためにハウジングハブ12を通過する。さらに説明すると、回転可能なチューブの湾曲部を介した流体の吸引(これは、チューブアセンブリを介した潅注をさらに提供する)は、本開示の切断アセンブリ10を使用して克服される技術的課題と関連している。
ハウジングハブ12は潅注空洞30すなわち管腔を画定している。シール32はハウジングハブ12に結合することができ、潅注空洞30と流体連通している開口34を画定する。本出願に適したシールの1つが上記国際公開WO2021/224862号に開示されている。シール32は、外科手術器具を介して供給される潅注の間、流体が流出するのを防止するために、主要機器の相補特徴と密閉関係で配置されるように構成されている。
チューブアセンブリ14はハウジングハブ12から遠位方向に延在している。外側チューブ16はハウジングハブ12に剛直に結合することができる。内側チューブ18は外側チューブ16内で回転することができ、したがってハウジングハブ12に対して回転することができる。切断アセンブリ10の駆動ハブ20が主要機器に結合されると、内側チューブ18と外側チューブ16との間の相対軸方向移動が防止される。切断アセンブリ10が主要機器から取り外されると、内側チューブ18と外側チューブ16との間のわずかな相対軸方向移動が許容され得る。
切断先端26は、切断アセンブリ10がシェーバであるように、切断窓を画定することができる。図5をさらに参照すると、切断アセンブリ10は外側先端部分36および内側先端部分38を含む。外側先端部分36は外側チューブ16に剛直に結合されている。一実装態様では、外側先端部分36は、外側チューブ16に溶接される(図5に示されている界面で)ように構成されたカラー40を含む。カラー40に対して遠位に、外側先端部分36は、薄くなった領域41を含むことができる。薄くなった領域41は、カラー40の外径より小さい外径を有している。外側先端部分36の薄くなった領域41は、より鮮明になされる外側窓42に隣接して配置された切断歯44を提供し、外科医による切断先端26の可視性を改善している。薄くなった領域41は、プランジ研削または他の適切な製造技法によって形成することができる。薄くなった領域41は、例えば外側先端部分36によって画定された外側窓42に向かう方向に先細りにすることができる。
内側先端部分38は内側チューブ18に剛直に結合されている。内側先端部分38は内側窓46を画定し、切断歯48はこの内側窓46に隣接して配置することができる。内側窓および外側窓42、46は、集合的に切断アセンブリ10の切断窓を形成している、と見なすことができる。内側先端部分38が外側先端部分36内に回転可能に配置されると、切断歯44、48が組織を切除するためのせん断作用で互いに交差する。内側先端部分38内には切断アセンブリ10の詰まりを最小にするための要素50を配置することができ、これは、2018年1月18日に発行された上記国際公開WO2018/013906号に開示されており、この国際公開の内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれている。
次に図2および図2Aを参照すると、チューブアセンブリ14の湾曲部28は、外側チューブ16の湾曲部52および内側チューブ18の可撓領域54を含むことができる。外側チューブ16は剛直であっても、あるいは可鍛性であってもよく、したがって外側チューブ16の湾曲部52は、概ね、チューブアセンブリ14の角度が付いた形状を画定している。湾曲部28は任意の適切な角度で形成することができ、この角度は、しばしば手順のタイプによって示される。例えば角度は30°、60°または90°であってもよく、あるいは内側チューブ18の可撓領域54のトルク伝達能力によってのみさらに限定され得る。チューブアセンブリ14の湾曲部28は、ハウジングハブ12と切断先端26との間の任意の軸方向の位置に配置することができ、湾曲部28は、ハウジングハブ12に対して任意の半径方向に配向することができる(例えば上向き、下向きまたは横方向)ことがさらに理解される。これらのパラメータは手順のタイプによって同じく左右される。例えば近位湾曲は棘外科手術に対して示すことができ、医療湾曲は胸郭外科手術全般に対して示すことができ、遠位湾曲は耳鼻咽喉外科手術に対して示すことができる。図2は、湾曲部28に対向する、チューブアセンブリ14の対向する部分同士の間の約30°の角度の遠位湾曲を示している。さらに、別のチューブを外側チューブ16の外側に同軸で配置し、チューブアセンブリ14の湾曲部28に無関係に切断窓の回転を提供する構造を得ることが想定されている。
図2Aは、内側チューブ18の可撓領域54の例示的実装態様を最も良好に示している。可撓領域54はスロットを画定することができる。一例では、可撓領域は、スロットを画定するために互いにインターロックされたセグメント56を含む。これらのセグメント56は、示されているように城郭化することができるが、他のインターロック幾何構造も想定されている。セグメント56のインターロッキングは、主要機器の電動機による内側チューブ18の回転に伴うトルクの伝達を提供する。追加または代替として、内側チューブ18は、湾曲部28の周りにトルクを伝達するように構成された、螺旋特性、巻線特性または組み紐特性を含むことも可能である。それほどには複雑ではない幾何構造に対して、セグメント56は、生じ得る潅注流体の吸込みの損失が少なく、および/または生じ得る潅注流体の流入がより少ない、より小さいスロットを画定している。比較的より小さいスロットにもかかわらず、切断アセンブリ10の吸込み性能の改善は、相変わらず重要な改善である。この重要性は、吸引と同時であることがしばしばである、チューブアセンブリ14を介した潅注を切断アセンブリ10が同じく提供する実装態様ではとりわけ顕著である。セグメント56は、内側チューブ18全体にわたって存在させることができ、あるいは図8に示されているように、可撓領域54を含む内側チューブ18の一部分に存在させることが想定されている。可撓領域54が内側チューブ18の長さを形成する範囲は、チューブアセンブリ14のたわみ要求事項に依存し得る。例えば湾曲の角度が大きいほど、および/または曲率半径が小さいほど、可撓領域54から形成される比較的より長い内側チューブ18が必要であり得る。例示的実装態様では、可撓領域54は、チューブアセンブリ14の長さの20%未満を形成し、より詳細には内側チューブ18の長さの20%未満を形成している。可撓領域54が内側チューブ18の長さを形成する距離を最短化することにより、比較的高速で回転する際の内側チューブ18のホイッピングまたはチャターを小さくすることができる。さらに、可撓領域54の長さを比較的短くすることにより、必要なセグメント56がより少なくなり、駆動ハブ20から内側窓46へのトルクの伝達がより良好に保存される。セグメント56同士の間の許容誤差が極めて小さいにもかかわらず、累積的蓄積が駆動ハブ20と内側窓46との間に何らかの遅れをもたらし得る。セグメント56の数を少なくすることにより、あらゆる遅れを小さくすることができる。
外側先端部分36と内側先端部分38との間にギャップ58を画定することができる(図9Bに最も良好に示されている)。このギャップ58は、内側先端部分38が外側先端部分36内で回転するためのクリアランスを提供するだけでなく、外科部位における切断アセンブリ10からの潅注の排出のためのクリアランスを提供している。詳細には、流体はギャップ58を介して導くことができ、外側窓42の周囲を介して排出することができる。ギャップ58は潅注源と流体連通して置かれるように構成されている。図3をさらに参照すると、外側チューブ16は、外側チューブ16の長さに沿って縦方向に延在している潅注チャネル60を画定している。この潅注チャネル60はハウジングハブ12の潅注空洞30と流体連通しており、したがって切断アセンブリ10が主要機器に結合されると、潅注源と流体連通する。図3に示されている例示的実装態様では、潅注チャネル60は外側チューブ16自体の構造によって画定されている。言い換えると、外側チューブ16は、構造が一体で、潅注チャネル60をカプセル封じすることができる。外側チューブ16は、押出しプロセスによって潅注チャネル60と共に形成することができる。別の例では、外側チューブ16は縦方向のスロットまたは凹所を画定することができ、ハイポチューブ(図示せず)または中間チューブを外側チューブ16内に固着して、スロットを有する潅注チャネル60を画定することも可能である。図3に最も良好に示されているように、この構造は、とりわけ湾曲部28に沿って吸引管腔24から流体分離されている潅注経路を画定している潅注チャネル60を提供している。したがって潅注流体は、セグメント56同士の間のスロットを介した吸引管腔24中への望ましくない引込みの危険を伴うことなく、ギャップ58に向かって湾曲部28を通過する。図3は、チューブアセンブリ14の軸の周りに半径方向に等角度で間隔を隔てた4つの潅注チャネル60を示している。もっと多くの、またはもっと少ない潅注チャネル60が想定されており、潅注チャネル60は任意の適切な構造で配置することができる。
外側チューブ16は、潅注チャネル60と、内側先端部分38と外側先端部分36との間に画定されたギャップ58との間に流体連通を提供する潅注開口62をさらに画定する。図4および図5を参照すると、潅注開口62は、外側チューブ16の内表面によって画定されたスロットであってもよい。示されている実装態様では、潅注開口62は、潅注チャネル60が図5に示されているようにギャップ58の中に効果的に開くように終端している外側チューブ16の内部厚さ64によって効果的に形成することができる(図3参照)。しかしながら、潅注開口62は、潅注チャネル60とギャップ58との間に流体連通を提供するために、任意の適切な幾何構造を取ることができ、あるいは形成することができることが想定されている。さらに、潅注開口62は半径方向に等角度で間隔を隔てることができ、あるいはチューブアセンブリ14の軸の周りの任意の適切な構造であってもよい。さらに、もっと多くの、またはもっと少ない潅注チャネル60が想定されている。
潅注チャネル60は湾曲部28を通過し、潅注チャネル60は湾曲部28の周りで内側チューブ18から流体分離されているため、潅注開口62は湾曲部28の遠位に配置されている。潅注開口62は、潅注流体がスロットを介して吸引される可能性が除去されるよう、複数のセグメント56のうちの最も遠位のセグメント56の遠位に配置することができる。特定の実装態様では、潅注チャネル60は、内側先端部分および外側先端部分36、38の近くに、またはそれらに隣接して配置されている。したがって潅注開口62は、切断先端26の近傍ではあるが、流体を潅注チャネル60から湾曲部28の遠位のギャップ58へ向け直す。潅注流体は、切断先端26を介して切断アセンブリ10から排出される。
図6および図7は、潅注チャネル60とハウジングハブ12の潅注空洞30との間に確立される流体連通を示したものである。既に説明したように内側チューブ18はハウジングハブ12に対して回転可能であり、したがってハウジングハブ12は、内側チューブ18が通って延在する潅注開口66を画定している(同じく図2参照)。ハウジングハブ12は、潅注開口66から、図6に最も良好に示されているように潅注チャネル60と整列して延在する凹所68をさらに画定することができる。より詳細には、切断アセンブリ10の組立てには、凹所68および潅注チャネル60を回転整列させるために、場合によっては単一の回転配向で外側チューブ16をハウジングハブ12に剛直に結合する必要がある。十字形配置は、凹所68および潅注チャネル60を介してさらに導かれているハウジングハブ12の潅注空洞30に流入する潅注流体を提供する。吸引経路から完全に流体分離されている潅注経路は、とりわけ湾曲部を含む器具類における潅注および吸引性能を最適化する。代替実装態様では、チューブアセンブリ14は真っ直ぐであり、切断アセンブリ10の残りの態様は、本明細書においてここで説明されている通りであってもよいことが想定されている。このような真っ直ぐな実装態様はセグメント56を含んでいなくてもよく、内側チューブ18は剛直な構造にすることができる。
代替実装態様では、チューブアセンブリ14および/またはハウジングハブ12のいずれかに特定の修正を加えて、潅注空洞30と潅注チャネル60との間の流体の流れを改善することができる。例えば単一の回転配向で回転整列される凹所68および潅注チャネルとは異なり、凹所68および/または潅注チャネル60は、任意の回転配向で流体連通を提供することができる。5つ以上の凹所68が存在していてもよく、および/または凹所68は、図6に示されている実装態様よりも大きい弧に対することができる。追加または代替として、チューブアセンブリ14および/またはハウジングハブ12の間の任意の回転配向で、複数の潅注チャネル60のうちの1つの少なくとも一部が複数の凹所68のうちの1つの少なくとも一部と流体連通するよう、潅注チャネル60または潅注チャネル60の中へ開いている少なくとも近位開口も、同じく比較的より大きい弧に対することができる。別の例では、外側チューブ16の近位端は潅注チャネル60と連通している入口開口(図示せず)を含むことができる。この入口開口は、既に説明した潅注開口62と同様であってもよく、入口開口は、外側チューブ16の外径から半径方向に内側に向かって延在している。図6に示されている潅注チャネル60は外側チューブ16の近位縁または近位端内に画定されており、恐らくそのサイズが制限されているが、潅注入口は、潅注空洞30から潅注チャネル60まで、流体のより大量の流量を許容するためにより大きいサイズの潅注入口である。さらに別の例では、チューブアセンブリ14の近位端の近くの、または近位端に隣接する内側チューブ18と外側チューブ16との間にシール(図示せず)を配置することができる。このシールは、回転している内側チューブ18と係合するように構成された動的シールであってもよい。シールは、内側チューブ18と外側チューブ16との間の環状空間に流体が流入するのを防止し、それにより潅注チャネル60に流入する潅注流体の有効性を小さくすることができる。言い換えると、潅注流体のごく一部がさもなければ環状空間に流入することになり、潅注チャネル60に流入する流体がより少なくなる。開口(または入口開口)の近くに配置されたシールは、環状空間への潅注流体の流入を防止し、したがってすべての潅注流体が潅注チャネル60の中へ導かれ、切断アセンブリ10の性能が改善される。
図8~図10は、潅注流体が吸引との潜在的流体連通から分離される切断アセンブリ10の代替実施形態を対象としている。同様の数表示は同様の構成要素を示しており、チューブアセンブリ14は、湾曲部52を有する外側チューブ16、可撓領域54を有する内側チューブ18を含む。チューブアセンブリ14は内側チューブ18内に同軸で配置されたインナージャケット70を含む。より詳細には、インナージャケット70は、内側チューブ18の内径とほぼ同じ外径を有することができる。インナージャケット70は、スリーブまたはライナーと見なすことができる。
インナージャケット70は、内側チューブ18が湾曲部28に沿って可撓性を維持することができ、かつ、セグメント56のスロットを介した潅注流体の吸引を防止するためのシールを吸引管腔24内にさらに提供することができるように構成された機械的特性を有している。インナージャケット70は、トルクの伝達を容易にすることができても、またはできなくてもよい。知られている薄い壁状モノポリマーには、湾曲構成で延在されると場合によってはよじれる傾向があり、あるいは典型的な外科手術器具類に対して大きすぎる。インナージャケット70は、上で言及したよじれを伴うことなく、より薄い壁厚さを有利に達成する、多層化され、かつ、補強されたチューブであることによってこのような欠点を克服する。一実装態様では、インナージャケット70は、ポリマー層同士の間に配置され、またはポリマー層同士の間にはさまれた編組線を含む。編組線72は図8に示されている。より詳細には、インナージャケット70の内層および/または外層は、Arkema S.A.(フランス、コロンブ)が販売している、PEBAXの商号で販売しているポリエーテルブロックアミドから形成することができ、編組線72はステンレス鋼であってもよい。代替として、インナージャケット70はポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から形成することも可能である。組み紐は極端に薄いリボン様構造であってもよい。最も内側の層は、任意選択で、内層内で化学的にエッチングすることができ、PTFEから形成することができる。内層または最も内側の層は、それ自体が吸引管腔24の少なくとも一部を画定するライナー管腔80を画定することができる。PTFEである最も内側の層はすべすべしており、したがって残屑がライナー管腔80を介して引っ張られる際の潜在的な詰まりを少なくする。
次に図9および図10を参照すると、インナージャケット70は、内側先端部分38に隣接して配置された遠位端74、および内側チューブ18または駆動ハブ20に結合された近位端76を含む。この構造により、切断先端26と駆動ハブ20の近位端との間の吸引管腔24のほぼ全体にわたって内張りするインナージャケット70が得られる。インナージャケット70の厚さにより、内側先端部分38は、インナージャケット70の厚さにほぼサイズ化された拡径部78を含むことができる。図9に示されているように、インナージャケット70の遠位端74は拡径部78内に配置されている。遠位端74が拡径部78内に配置されているため、内側先端部分38の内表面からインナージャケット70まで、円滑な移行が存在する。言い換えると、この構造は、吸引された物質がさもなければスナッグされ得る、インナージャケット70の遠位端74からのリップまたは縁の露出を防止する。インナージャケット70の近位端76は、図10に示されているように内側チューブ18の近位端82の近傍に配置することができる。内側チューブ18の近傍のインナージャケット70の一部は、接着剤または他の適切な結合手段を使用して駆動ハブ20に結合することができる。特定の実装態様では、インナージャケット70は、内側先端部分38および/または駆動ハブ20に結合しなくてもよく、どちらかと言えば適切な軸方向の位置で自由浮遊である。軸方向の位置は、内側チューブ18の可撓領域54の各々と相補であるインナージャケット70の湾曲と、外側チューブ16の湾曲部52との間の係合によって維持することができる。インナージャケット70の近位端76および遠位端74は、内側チューブ18の可撓領域の反対側に配置され、したがってインナージャケット70は相補湾曲すなわち曲線を帯びている。インナージャケット70は、セグメント56のスロットを介した潅注流体の吸引を防止するために、湾曲すなわち曲線に沿ってシールを提供する。
次に図11~図14を参照すると、切断アセンブリ10はバーであってもよく、同様の数表示は、図1~図10のシェーバに対して同様の構成要素を示している。切断先端26は内側チューブ18に結合されたバーヘッド84であってもよい。外側チューブ16は外側窓42を含んでいなくてもよく、どちらかと言えば管状遠位端86で終端している。内側チューブ18はこの管状遠位端86を通って延在し、バーヘッド84を管状遠位端86の遠位に配置することができる。切断先端26の首88は、バーヘッド84から延在して、バーヘッド84に隣接して、バーヘッド84の近傍に配置された開口90を画定することができ、この開口90は吸引管腔24と流体連通している。代替実装態様、例えば内視鏡用途では、部分的に遮蔽されたバーヘッドを窓内で回転させることができる。
図8~図10を参照して説明したシェーバの実装態様と同様、切断アセンブリ10は、外側チューブ16、内側チューブ18およびインナージャケット70を含むことができる。図13に最も良好に示されているように、内側チューブ18は切断先端26に結合されており、より詳細には内側チューブ18の遠位端92は切断先端26の首88の近位端94に固着されている。内側チューブ18の遠位端92および首88の近位端94は、溶接、ろう付け、または任意の他の適切な結合手段によって一体に固着することができる。インナージャケット70は内側チューブ18内に同軸で配置されている。インナージャケット70の近位端76および遠位端74は、セグメント56によって画定されたスロットが存在している内側チューブ18の可撓領域54の反対側に少なくとも配置されるように構成され、したがってインナージャケット70は相補湾曲すなわち曲線を帯びている。特定の実装態様では、インナージャケット70の遠位端74は首88の近位端94に隣接して配置することができる。インナージャケット70の近位端76は、図14に示されているように内側チューブ18の近位端82の近傍に配置することができる。この構造により、切断先端26と駆動ハブ20の近位端との間の吸引管腔24のほぼ全体にわたって効果的に内張りするインナージャケット70が得られる。内側チューブ18の近傍のインナージャケット70の一部は、接着剤または他の適切な結合手段を使用して駆動ハブ20に結合することができる。インナージャケット70は、セグメント56のスロットを介した潅注流体の吸引を防止するために、湾曲すなわち曲線に沿ってシールを提供する。インナージャケット70の遠位端74は切断先端26に結合しても、または結合しなくてもよい。
切断アセンブリ10は、ハウジングハブ12内に、駆動ハブ20の遠位に配置された潅注スペーサ96をさらに含むことができる。切断アセンブリ10がシェーバである実装態様では、外側先端部分36および内側先端部分38の閉じた遠位端同士の間の干渉は、外側チューブ16と内側チューブ18との間の相対移動を防止する。このような拘束はバーに対しては存在し得ず、潅注空洞30内の駆動ハブ20の遠位移動は、潅注開口66を介した流体の流れを制限し、または遮断し得る。この実装態様の潅注スペーサ96は、潅注開口66からの駆動ハブ20の軸方向の間隔を有利に提供し、その一方で、潅注経路を通る頑丈な流体流を許容する潅注通路を同じく提供する。潅注スペーサ96は、図14に示されているように、潅注空洞30から遠位方向に延在している遠位空洞98の中に配置することができる。一実装態様では、潅注スペーサ96は、内側チューブ18およびインナージャケット70が通って延在する穴を画定するハブ、およびハブから半径方向に遠ざかって延在するフィンを有することができる。潅注スペーサ96と駆動ハブ20との間に少なくとも1つの座金100を配置することができる。潅注スペーサ96および関連する構成要素についてのさらなる開示は、上記国際公開WO2021/224862号に開示されている。
以上の説明には、余す所のないものであること、または本発明を何らかの特定の形態に制限することは意図されていない。使用されている専門用語には、その性質が、制限の語ではなく、説明の語であることが意図されている。上記教示に照らして多くの変更態様および変形形態が可能であり、本発明は、明確に説明されている以外の方法で実践することができる。

Claims (26)

  1. 潅注源および吸引源に結合されるように構成された切断アセンブリであって、
    ハウジングと、
    前記ハウジングに結合された近位端を備える外側チューブと、
    駆動ハブと、
    前記駆動ハブに結合され、前記外側チューブ内に回転可能に同軸で配置された内側チューブであって、前記内側チューブと前記外側チューブとの間に潅注経路が画定される、内側チューブと、
    前記内側チューブに固着された切断先端と、
    前記駆動ハブに結合され、前記内側チューブ内に同軸で配置されたインナージャケットであって、前記インナージャケット内に吸引経路が画定され、前記インナージャケットが、前記吸引経路と前記潅注経路との間に流体シールを提供するように構成される、インナージャケットと
    を備える、切断アセンブリ。
  2. 前記内側チューブが、スロットを画定し、前記インナージャケットによって提供される前記流体シールが、前記スロットを介した潅注流体の流入を防止するように構成される、請求項1に記載の切断アセンブリ。
  3. 前記外側チューブが、湾曲部を備え、前記内側チューブの前記スロットが、前記湾曲部に沿って軸方向に配置される、請求項1または2に記載の切断アセンブリ。
  4. 前記インナージャケットが、前記内側チューブの近位端が前記駆動ハブに結合される部分の近傍の位置で前記駆動ハブに結合される、請求項1から3のいずれか1項に記載の切断アセンブリ。
  5. 前記インナージャケットが、前記切断先端に固着されない、請求項1から4のいずれか1項に記載の切断アセンブリ。
  6. 前記インナージャケットが、多層補強チューブからなる、請求項1から5のいずれか1項に記載の切断アセンブリ。
  7. 前記多層補強チューブが、ポリマー材料の内層と外層との間に配置された組み紐を備える、請求項6に記載の切断アセンブリ。
  8. 前記組み紐が、ステンレス鋼製であり、前記ポリマー材料が、ポリエーテルブロックアミドである、請求項7に記載の切断アセンブリ。
  9. 前記外側チューブが、外側窓を画定する外側先端部分を備え、内側先端部分が、前記切断アセンブリがシェーバであるように、内側窓を備える、請求項1から8のいずれか1項に記載の切断アセンブリ。
  10. 前記切断先端が、バーヘッドである、請求項1から9のいずれか1項に記載の切断アセンブリ。
  11. 前記バーヘッドが、切断要素を備え、前記切断要素の近傍に吸引ポートを画定する、請求項10に記載の切断アセンブリ。
  12. 前記ハウジングによって画定された空洞内に配置された潅注スペーサをさらに備え、前記潅注スペーサが、前記内側チューブが通って回転可能に配置される穴を画定するハブ、および前記ハブから半径方向に延在して前記空洞内に固着されるフィンを備える、請求項10または11に記載の切断アセンブリ。
  13. 潅注源および吸引源に結合されるように構成された切断アセンブリであって、
    ハウジングと、
    前記ハウジングに結合された近位端を備え、外側窓を画定する外側先端部分を備える外側チューブと、
    前記外側チューブ内に回転可能に同軸で配置され、前記吸引源と流体連通して配置されるように構成された吸引管腔を画定する内側チューブであって、内側窓を画定する内側先端部分を備え、前記内側先端部分と前記外側先端部分との間にギャップが画定される、内側チューブと
    を備え、
    前記外側チューブが、前記近位端の近くから縦方向に延在し、前記潅注源と流体連通して配置されるように構成された潅注チャネルを画定し、前記外側窓および前記内側窓の近傍の位置で、前記潅注チャネルと前記ギャップとの間に流体連通を提供するように構成された潅注開口をさらに画定する、切断アセンブリ。
  14. 前記潅注開口が、前記外側窓の近傍に配置される、請求項13に記載の切断アセンブリ。
  15. 前記外側チューブが、湾曲部を備え、前記内側チューブが、可撓領域を備え、前記潅注開口が、前記可撓領域の遠位に配置される、請求項13または14に記載の切断アセンブリ。
  16. 潅注源に結合されるように構成された切断アセンブリであって、
    ハウジングと、
    遠位端と、縦軸に対して前記遠位端に角度を付けるための湾曲部とを備える外側チューブと、
    前記外側チューブ内に回転可能に同軸で配置され、前記外側チューブの前記湾曲部を通過する可撓領域を備える内側チューブと、
    前記内側チューブに固着され、前記縦軸に対して角度が付けられた切断先端と
    を備え、
    前記外側チューブが、前記潅注源と流体連通するように構成された潅注チャネルを画定し、前記潅注チャネルが、前記内側チューブの前記可撓領域から流体分離され、前記外側チューブが、前記可撓領域の遠位に配置され、前記潅注チャネルと、前記切断先端と前記外側チューブとの間のギャップとの間に流体連通を提供するように構成された潅注開口をさらに画定する、切断アセンブリ。
  17. 前記外側チューブが、外側窓を画定する外側先端部分を備え、前記切断先端が、前記切断アセンブリがシェーバであるように、内側窓を画定する、請求項16に記載の切断アセンブリ。
  18. 前記切断先端が、バーヘッドである、請求項16に記載の切断アセンブリ。
  19. 前記外側チューブが、湾曲部を備え、前記潅注チャネルが、前記湾曲部を通過する、請求項13から18に記載の切断アセンブリ。
  20. 前記内側チューブが、前記可撓領域を画定するセグメントを備え、前記潅注チャネルが、前記セグメントから流体分離される、請求項13から19のいずれか1項に記載の切断アセンブリ。
  21. 前記外側チューブが、一体であり、前記潅注チャネルが、前記外側チューブ内にカプセル封じされる、請求項13から20のいずれか1項に記載の切断アセンブリ。
  22. 前記外側チューブ内に配置され、かつ、前記外側チューブに結合されたハイポチューブをさらに備え、前記潅注チャネルが、前記外側チューブと前記ハイポチューブの間に画定される、請求項13から21のいずれか1項に記載の切断アセンブリ。
  23. 前記潅注開口が、前記潅注チャネルの遠位端に画定された凹所である、請求項13から22のいずれか1項に記載の切断アセンブリ。
  24. 前記潅注チャネルが、前記縦軸の周りに半径方向に等しく間隔を隔てた4つの潅注チャネルであり、前記潅注開口が、前記縦軸の周りに半径方向に等しく間隔を隔てた4つの潅注開口である、請求項13から23のいずれか1項に記載の切断アセンブリ。
  25. 前記ハウジングが、潅注空洞、前記内側チューブが通って延在する開口、ならびに前記開口および前記潅注チャネルと流体連通する凹所を画定する、請求項13から24のいずれか1項に記載の切断アセンブリ。
  26. 前記ハウジングの前記凹所が、十字形配置である、請求項25に記載の切断アセンブリ。
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