JP2023551185A - 電動歯洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

効果的なブラッシングに必要な時間および労力を低減する、改善された毛束の位置決めおよび毛束の歯の表面との接触を伴う電動歯ブラシシステム。いくつかの実施形態は、交互のまたは振動する空気圧および吸引を使用し、歯ブラシヘッドを動かす。歯ブラシヘッドのさまざまな構成は、個々の歯から口の4分の1(U-断面)まで、半分(U-断面またはH-断面)または口腔全体(U-断面またはH-断面)までの範囲に及ぶ異なる適用領域を提供する。いくつかの実施形態は、毛束の先端を歯および歯肉に適切に係合させるための可撓性指部および/またはブラダを含み、さまざまな不正咬合に毛束の接触を提供する。ブラシヘッドの形状は、ユーザの歯のトレイの形状および存在し得るいかなる不正咬合にも密接に合致するように適合される。電動歯ブラシは、改良されたバス方法のブラッシングを再現するブラシヘッドの動作を自動的に生じさせる。【選択図】図1

Description

本発明は、概して歯のクリーニングの分野に関し、改善された歯のクリーニングをもたらすブラッシング動作を提供する電動歯ブラシに関する。
関連出願の相互参照
本願は、それぞれが、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、2020年11月20日に出願された米国仮特許出願第63/116,426号明細書、タイトル「電動歯ブラシ」、2021年3月31日に出願された米国仮特許出願第63/169,061号明細書、タイトル「エンコンパス電動歯ブラシ」、および2021年5月7日に出願された米国仮特許出願第63/185,751号明細書、タイトル「向上したJアーチ嵌合」の優先権を主張する。
人の歯のクリーニングは必要であるが、良好な口腔の健康に必要な手間のかかる日課である。歯から歯垢を除去するためのさまざまな手動および電動の歯のクリーニング製品が存在する。歯垢の蓄積を効果的に取り除くためには、多くの手動および電動の歯ブラシは2分以上の使用を必要とする。しかしながら、研究から平均的な人は37秒間だけしか歯を磨かないことがわかっている。さらに、人口の約87%が毎日フロスを行っておらず、これが口腔の不健康をもたらす可能性のある歯間の歯垢を更に蓄積する要因となり得る。
臨床研究から電動歯ブラシがより効果的に歯垢を取り除くことがわかっている。しかし、電動歯ブラシを使用しているのは米国人口の30%未満である。電動歯ブラシの有効性はまた、技法にかなりよる。典型的な歯ブラシ上の小型のブラッシングヘッドは、歯の適切な位置に接触させるための毛束の精密な位置決めを必要とする。不十分な方法では歯の表面が不均一に磨かれ、その後のクリーニング時に取り除くのがより困難な歯垢の蓄積につながる。不十分なブラッシング方法はまた、軟部組織の摩耗、歯肉退縮、歯頸の摩耗(歯の首の部分で起こる摩耗)、象牙質の知覚過敏症などの、他の口腔の健康の問題につながる。
従来の口腔ケア装置の欠点に対処する改善された口腔ケア装置のシステムが提供される。実施形態により、効果的なブラッシングに必要な時間および労力を低減する、改善された毛束の位置決めおよび毛束の歯の表面との接触を伴う電動歯ブラシが提供される。いくつかの実施形態は、交互のまたは振動する空気圧および吸引を使用し、歯ブラシヘッドを動かす。歯ブラシヘッドのサイズおよび向きは、変動し得、個々の歯から口の4分の1(U-断面)まで、半分(U-断面またはH-断面)または口腔全体(U-断面またはH-断面)までの範囲に及ぶ個々の適用領域を伴う異なる適用領域を提供する。いくつかの実施形態は、毛束の先端を歯および歯肉に適切に係合させるための可撓性側壁セグメント(指部)および/またはブラダ(空気または流動体)を含み、さまざまな歯の大きさ、形状、数、および咬合において毛束を接触させる。ブラシヘッドの形状は、ユーザの歯列弓の形状および存在し得るいかなる不正咬合にも密接に合致するように適合される。電動歯ブラシは、歯垢除去に最も効果的であるとされる、歯科専門家が推奨する「改良されたバス方法」のブラッシングを再現するブラシヘッドの動作を自動的に生じさせる。
本発明の一実施形態によれば、電動歯ブラシが提供される。電動歯ブラシは、第1のセットの歯の複数の歯の表面を同時に磨くための第1のセットのクリーニング面を含む第1の歯のトレイと、第2のセットの歯の複数の歯の表面を同時に磨くための第2のセットのクリーニング面を含む第2の歯のトレイであって、第2のセットの歯は第1のセットの歯に対向する第2の歯のトレイと、第1と第2の歯のトレイの間に配置される可膨張性ブラダと、ブラダを保持する枠と、第1の歯のトレイをブラダの第1の側に継合する第1の継合機構と、第2の歯のトレイをブラダの第1の側に対向するブラダの第2の側に継合する第2の継合機構とを含む。
可膨張性ブラダは、枠の第1の側にわたりかつに継合する第1の膜と、枠の第2の側にわたりかつ継合する、第1の膜に対向する第2の膜とを含むことができる。
第1の継合機構は、第1の膜に継合された1つ以上の取り付け部および第1の歯のトレイ内に対応する1つ以上の継合開口部を含むことができ、第2の継合機構は、第2の膜に継合された1つ以上の取り付け部および第2の歯列弓内に対応する1つ以上の継合開口部を含む。
電動歯ブラシは、第1の歯のトレイと可膨張性ブラダとの間に介在する第1のパドルであって、第1の膜に取り付けられ、ブラダから離れるように延在する1つ以上の取り付け部を有する第1のパドルと、第2の歯のトレイと可膨張性ブラダとの間に介在する第2のパドルであって、第2の膜に取り付けられ、ブラダから離れるように延在する1つ以上の取り付け部が第2のパドルとをさらに含むことができる。
さらに、第1のセットのクリーニング面および第2のセットのクリーニング面はそれぞれ、織物と、織物に織り込まれた複数の糸セグメントとを含むことができ、複数の糸セグメントのそれぞれは織物の第1の側に毛束を形成する複数のフィラメントを含む。
電動歯ブラシは、ハンドル部と、ハンドル部内に配置され、ブラダに継合された空気圧装置とを含むことができる。
電動歯ブラシは、枠から延在し、枠に対向する端部に円錐状開口部を有するネックと、円錐状開口部内に位置する第1のインターロック部分とを含むことができる。
電動歯ブラシは、基部、基部に対向するノーズコーン、およびノーズコーン上にあり、第1のインターロック部分と相互係止する第2のインターロック部分を有するハンドル部と、ハンドル部内に配置され、ノーズコーンを介してブラダに継合される空気圧装置とを含むことができる。
これらのまたは他の特徴、態様、および実施形態は以下の「発明を実施するための形態」のセクションで説明される。
その構造と動作の両方に関する本発明の詳細は、同様の部分に同様の参照番号が付された添付の図面を考察することで部分的に得られるであろう。
図1は、本明細書に開示された実施形態の電動歯ブラシの斜視図を示す。 図2は、ブラッシングヘッドが除かれた図1の電動歯ブラシの分解組立図を示す。 図3A-図3Cは、本明細書に開示された実施形態の、図1の電動歯ブラシの例示的な内部シャーシのさまざまな図を示す。 図3A-図3Cは、本明細書に開示された実施形態の、図1の電動歯ブラシの例示的な内部シャーシのさまざまな図を示す。 図3A-図3Cは、本明細書に開示された実施形態の、図1の電動歯ブラシの例示的な内部シャーシのさまざまな図を示す。 図4Aおよび図4Bは、一連の歯と係合した図1の電動歯ブラシの例示的なブラシヘッドアセンブリを示す。 図4Aおよび図4Bは、一連の歯と係合した図1の電動歯ブラシの例示的なブラシヘッドアセンブリを示す。 図5A-図5Eは、本明細書に開示された実施形態の、フィラメントが除かれた、図1の電動歯ブラシと使用してもよい例示的なブラシヘッドアセンブリのさまざまな図を示す。 図5A-図5Eは、本明細書に開示された実施形態の、フィラメントが除かれた、図1の電動歯ブラシと使用してもよい例示的なブラシヘッドアセンブリのさまざまな図を示す。 図5A-図5Eは、本明細書に開示された実施形態の、フィラメントが除かれた、図1の電動歯ブラシと使用してもよい例示的なブラシヘッドアセンブリのさまざまな図を示す。 図5A-図5Eは、本明細書に開示された実施形態の、フィラメントが除かれた、図1の電動歯ブラシと使用してもよい例示的なブラシヘッドアセンブリのさまざまな図を示す。 図5A-図5Eは、本明細書に開示された実施形態の、フィラメントが除かれた、図1の電動歯ブラシと使用してもよい例示的なブラシヘッドアセンブリのさまざまな図を示す。 図5Fは、本明細書に開示された実施形態の図5A-図5Eのヘッドブラシアセンブリと使用してもよい例示的な駆動機構の正面図を示す。 図6は、本明細書に開示された実施形態の図5Aのブラシヘッドアセンブリと使用してもよい例示的な歯のトレイを示す。 図7および図8は、本明細書に開示された実施形態の図8の歯のトレイの嵌合調整の概略図を示す。 図7および図8は、本明細書に開示された実施形態の図8の歯のトレイの嵌合調整の概略図を示す。 図9-図12は、図13の駆動機構の分解組立図を示す。 図9-図12は、図13の駆動機構の分解組立図を示す。 図9-図12は、図13の駆動機構の分解組立図を示す。 図9-図12は、図13の駆動機構の分解組立図を示す。 図13および図14は、本明細書に開示された実施形態の駆動機構の異なる実施例の断面図を示す。 図13および図14は、本明細書に開示された実施形態の駆動機構の異なる実施例の断面図を示す。 図15は、本明細書に開示された実施形態の、図1の電動歯ブラシと使用してもよい空気圧システムの概略図を示す。 図16A-図16Cは、図15の空気圧システムの複数の状態を示す。 図16A-図16Cは、図15の空気圧システムの複数の状態を示す。 図16A-図16Cは、図15の空気圧システムの複数の状態を示す。 図17は、本明細書に開示された実施形態の、図1の電動歯ブラシと使用してもよい例示的なインターロック機構を示す。 図18A-図18Cは、本明細書に開示された実施形態の、ブラシヘッドアセンブリと使用してもよい図17のインターロック機構の例示的な第1のインターロック部分を示す。 図18A-図18Cは、本明細書に開示された実施形態の、ブラシヘッドアセンブリと使用してもよい図17のインターロック機構の例示的な第1のインターロック部分を示す。 図18A-図18Cは、本明細書に開示された実施形態の、ブラシヘッドアセンブリと使用してもよい図17のインターロック機構の例示的な第1のインターロック部分を示す。 図19A-図19Cは、本明細書に開示された実施形態の、図1の電動歯ブラシのハンドル部と使用してもよい図17のインターロック機構の例示的な第2のインターロック部分を示す。 図19A-図19Cは、本明細書に開示された実施形態の、図1の電動歯ブラシのハンドル部と使用してもよい図17のインターロック機構の例示的な第2のインターロック部分を示す。 図19A-図19Cは、本明細書に開示された実施形態の、図1の電動歯ブラシのハンドル部と使用してもよい図17のインターロック機構の例示的な第2のインターロック部分を示す。 図20は、図17のインターロック機構の動作フロー図を示す。 図21A-図21Bは、本明細書に開示された実施形態の、フィラメントが除かれた、図1の電動歯ブラシと使用してもよい別の例示的なブラシヘッドアセンブリを示す。 図21A-図21Bは、本明細書に開示された実施形態の、フィラメントが除かれた、図1の電動歯ブラシと使用してもよい別の例示的なブラシヘッドアセンブリを示す。 図22は、本明細書に開示された実施形態の、図1の電動歯ブラシと使用してもよい別の例示的なブラシヘッドアセンブリを示す。 図23および図24は、本明細書に開示された実施形態の、図1の電動歯ブラシと使用してもよいブラシヘッドの別の例を示す。 図23および図24は、本明細書に開示された実施形態の、図1の電動歯ブラシと使用してもよいブラシヘッドの別の例を示す。 図25A-図25Bは、一実施形態の、図4のブラシヘッドアセンブリと使用してもよい例示的な歯のトレイの概略図を示す。 図25A-図25Bは、一実施形態の、図4のブラシヘッドアセンブリと使用してもよい例示的な歯のトレイの概略図を示す。 図25Cは、ユーザのすべての歯を同時に磨くように設計された2つのフルアーチ歯のトレイを有する別の実施形態の概略図を示す。 図26および図27は、いくつかの実施形態の、図4のブラシヘッドと使用してもよい駆動機構の例の概略図を示す。 図26および図27は、いくつかの実施形態の、図4のブラシヘッドと使用してもよい駆動機構の例の概略図を示す。 図28は、本明細書に記載のさまざまな実施形態に関連して使用されてもよい例示的な有線または無線の処理装置を示す機能ブロック図である。 図29A-図29Cは、織物状ブラシパッドのさまざまな図である。 図29A-図29Cは、織物状ブラシパッドのさまざまな図である。 図29A-図29Cは、織物状ブラシパッドのさまざまな図である。
電動歯ブラシのさまざまな実施形態が本明細書に開示される。当然のことながら、以下の実施形態の明細書本文にさまざまな工程、構成要素、一群などが開示されるが、これらの実施形態は例示によるものであり、説明されるシステムや方法が開示されたこれらの工程、構成要素、一群などのみに限定するものとしてみなされるべきではない。
電動歯ブラシのシステムおよび方法が提供される。実施形態の電動歯ブラシは、コンプライアンス、適合性、および快適さの点で従来の歯のクリーニングシステムに勝る利点を提供することができる。正しいブラッシング方法を伴うコンプライアンスには技法および時間という二つの要因が含まれる。多くの人が正しい歯のブラッシング技法を実行しておらず、使用される技法が正しくても、多くの人が歯磨きに費やす時間は歯垢の効果的に除去に推奨される時間よりもかなり短い。これらの両方の因子により、歯垢が残り、口腔の不健康につながり得る。
実施形態の電動歯ブラシは、ユーザが従来の歯磨きのシステムおよび方法に必要とされるのよりもより短い時間で適合したブラッシング技法を容易に実行するのを可能にする。効果的なブラッシングに必要な時間および器用さもまた低減され、高齢者、障がい者、および小さい子供などの器用さが限られた人に対しても歯磨きの効果を高めることができる。本発明の実施形態はまた、複数の歯を同時に磨くことによって適合するブラッシング方法を実行するのに必要な時間を低減するブラシヘッドを提供する。例えば、いくつかの実施形態は、同時に口腔内のすべての歯、口腔内の歯の半分(下顎アーチのすべての歯、上顎アーチのすべての歯、または下顎アーチの半分の歯および対向する上顎アーチの半分の歯を同時に)を磨くことができるブラシヘッドを含む。他の構成もまた、以下に提供される開示内容をもとに可能である。
実施形態の電動歯ブラシは、「バス方法」および「改良されたバス方法」のブラッシングの利点を提供することによって効果的な歯のクリーニングを提供する。これらの方法は、歯肉縁に隣接した細菌性プラークおよび歯肉縁直下の細菌性プラークを除去するのに最も効果的であるとされ、多くの歯科専門家に好まれる。歯肉縁からの歯垢除去は、歯肉疾患および歯周疾患のコントロールに著しく貢献する。バス方法において、平らなブラッシング面および丸みのあるナイロン製のフィラメントを有する手動歯ブラシは、約45度の角度で歯肉に向けられ、上下の動きを使用して歯を磨く。改良されたバス方法は、バス方法の上下の動きにわずかな円運動が加わる。バス方法のブラッシングが歯のクリーニングおよび歯垢除去にかなり効果的であるにもかかわらず、多くの場合、正しく実行するのが困難であると認識されている。よって、一部の歯科専門家は、バス方法のブラッシングよりも改良されたバス方法を推奨する。一部の歯科専門家によって、改良されたバス方法が手動歯ブラシを使ってより容易に実現すると考えられているが、バス方法はより効果的な隣接歯間のクリーニングを提供する。定期的にフロスを行っている人が比較的少ないため、深い隣接歯間のクリーニングは、歯石の蓄積を著しく減少させ、口腔の健康を向上させる。実施形態の電動歯ブラシは、自動的にブラシヘッドを動かして、バス方法のクリーニングを再現し、ユーザの手の器用さに制限されることなく、ユーザがバス方法のより効果的なクリーニングの恩恵を受けることを可能にする。実施形態の電動歯ブラシは、難しいブラッシング方法をマスターしたり、実行したりする負担を取り除きながら、歯の表面および隣接歯間の隙間の効果的なクリーニングを提供する。
電動歯ブラシはまた、適合性を提供する。歯列弓の形状や大きさ、ならびに歯幅は、人によってさまざまである。さらに、歯の位置は、歯並びがずれている不正咬合によって大きく異なり得る。実施形態の電動歯ブラシは、ユーザの歯列弓の大きさおよび形状、ユーザの歯幅、ならびにユーザの歯のあらゆる不正咬合または歯並びの乱れにかかわらず、ブラシヘッドをユーザの口腔の特定のパラメータに合致させることを可能にする調整可能なブラシヘッドを含む。実施形態の電動歯ブラシは、毛束の歯の表面との接触を改善し、より均一な歯のクリーニングを提供する改善された毛束の位置決めを提供する。
電動歯ブラシはまた、快適なブラッシング体験を提供する。ユーザが使用に快適でないシステムを使う可能性は低い。電動歯ブラシシステムのブラシヘッドは、ユーザの口腔の形状に適応し、従来の歯ブラシシステムよりも細く、柔らかく、敏感な歯および/または歯肉を刺激する可能性が低い毛束を含む可撓性材料から形成される。
大規模の国際的な民族研究をもとに、本明細書で説明する主な実施形態は、より調整可能で使いやすい嵌合と、上顎と下顎の調整、顎に対する歯の角度の調整、下顎に対する上顎の長さの調整、これまで知られているものよりも、ブラシがブラダの駆動プレート上に載っているときにジンバルする能力とを提供する。本明細書で説明されるアプローチは、大きさおよび形状の適応性が向上した、新しい方法を提供し、多くの世界人口に対応するのに必要なサイズの提供を多数から少数へ減らす。これによって、世界のあらゆる民族グループによる、より多くの人口およびより多くの利用が可能になる。本明細書に記載の改良型の形状を調整するブラシは、より広い範囲の大きさおよび形状の口腔とのブラシの接触を改善し、歯垢除去を向上させる。初期のテストから、本明細書の実施形態の歯垢除去は、手動歯ブラシよりも多く、3倍多くなっていることが示される。
電動歯ブラシの実施形態
図1は、本明細書に開示された実施形態の電動歯ブラシ100の斜視図を示す。図1は、複数の歯および/または複数の歯のトレイブラシヘッドアセンブリ400を有する電動歯ブラシ100を示す(図5A-図14)。歯垢除去の最も一般的な方法は、歯のトレイ412を介した歯ブラシのフィラメント414の動作によって、歯の外面にわたってブラシヘッド400の剪断力を生じさせることである。いくつかの実施形態によれば、電動歯ブラシ100は歯科専門家が推奨するバス方法のブラッシングのブラシの動きを再現するブラシの動きを生成するように構成される。
図2は、ブラシヘッド400が除かれた、図1の電動歯ブラシ100の分解組立図を示す。取り外し可能なブラシヘッドアセンブリ400は、ネック430内に含まれるインターロック機構(図17-図20)を介してハンドル部200に取り外し可能に継合する。図2は、ハンドル部200の内部構成要素を示す。ハンドル部200は、ハンドルハウジング220、上部カバー221、および下部カバー228を含む。ハンドルハウジング220は、内部シャーシ201を収容する空洞225を含む。
ハンドルハウジング220はまた、ユーザが電動歯ブラシ100の電源を入れたり、電源を切ったりすることを可能にするスイッチ214に継合された入力機構226を受容する開口部224を含む。シール226は、ハウジング220を気密封止するように入力機構226とハウジング220との間に設けられていてもよい。入力機構226は、ユーザによるスイッチ214の操作入力に応じて偏向するボタンであってよい。別の例として、入力機構はユーザ入力に応じてスイッチ214を操作するように構成される静電容量式のまたは他のタッチセンシティブ表面であってもよい。
図3A-図3Cは、電動歯ブラシ100の内部シャーシ201のさまざまな図を示す。図3Aは内部シャーシ201の側面図を示し、図3Bは図2に示される斜視図とは反対の角度での内部シャーシ201の斜視図を示す。内部シャーシ201は、支持部202を含み、その上に図2-図3Cの構成要素が固定部分(例えば止めねじ、ボルト、およびこれらに類するもの)を介して取り付けられてもよい。
内部シャーシは、モーター204(例えばDCモーターまたはこれに類するもの)によって駆動するエキセントリック205に継合するブッシング206を含む。ブッシング206は、本体201とプリント基板アセンブリ(PCBA)210との間に挟まれているシャーシ下部208を介して支持部202に取り付けられたダイヤフラム207に取り付けられていてもよい。モーター204は電力リード線を介して電池203(例えばリチウムイオン電池またはこれに類するもの)に電気的に結合され、電池203は、例えば固定部分213(例えば、この例ではジップタイだが、いかなる留め具が使用されてもよい)によって支持部202に取り付けられる。PCBA210は、歯ブラシ100を起動/停止するための入力機構226を介して入力を受信するスイッチ214を含んでもよい。シール209は入力装置214の周辺に設けてもよい。PCBA210はまた、メモリに記憶されている命令によって歯ブラシ100の動作を制御するプロセッサ装置215を含んでもよい。プロセッサ装置215は、例えば処理装置xxxとして実装されてもよい。
上部カバー221は、インターロック機構を介してブラシヘッド400に継合するように構成されるノーズコーン222を含む。例えば、ノーズコーン222はブラシヘッドアセンブリ400内に含まれる第2のインターロック部分と接合するための第1のインターロック部分を含んでもよい(図17-図20に関連付けて以下に詳細に説明する)。上部カバー221はまた、チューブ229の端部に入口ポート223を含んでもよい。入口ポート223は、流動体(例えば気体または液体)を入口ポート223と出口230との間のノーズコーン222内のチャネルを介してブラシヘッドアセンブリ400へ供給するために、ダイヤフラム206の出口ポート216とカップリングまたは雄型/雌型嵌合を介して嵌合するように構成される。例えば、モーター204の動作はダイヤフラム207を振動させ、振動による流動体の流れが入口ポート223内へ、そして出口230を介してブラシヘッドアセンブリ400へ供給される。入口ポート223、チューブ229、出口ポート216、ダイヤフラム206、および出口230の一つ以上は、空気圧システムと駆動機構420との間の流動体経路の一部としてみなされてもよい。
いくつかの実施形態によれば、電池203は、電池203に電気的に結合した充電コイル212を介して外部電源装置を使用して再充電される。ハンドル部200は、ドッキングステーション300によって保持、またはドッキングステーション300上に載置される。例えば、ドッキングステーション300は、上部筺体から延在する突出部を有する上部筺体および下部筺体を有してもよく、これらの組み合わせが充電コイルを保持するくぼみを形成する。下部カバー228は、ドッキングステーションの突出部を受けるように構成される空洞225内に延在するくぼんだ開口部を含んでもよい。いくつかの実施形態において、充電コイル212はケーブル301を介して外部電源に電気的に結合し、歯ブラシが使用されていない時に、電動歯ブラシ100を保持するドッキングステーション300から電力の供給を受ける。例えば、歯ブラシ100がドッキングステーション300に載置している時、充電コイル212は電池203を充電するためにドッキングステーションの充電コイルからインダクタンスを受ける。ケーブル301は、電動歯ブラシ100を主電源へ差し込み可能にするプラグインターフェイスを含んでもよい。いくつかの実施形態は、使い切り電池を使用してもよく、更に別の実施形態は高エネルギーコンデンサによって、電力が供給されてもよい。
電動歯ブラシ100は、電気エネルギーをフィラメントの動作に変換する空気圧システムを含む。図1を参照すると、ブラシヘッドアセンブリ400は上部ブラシ部分410aと下部ブラシ部分410b(ブラシ部分410bと総称される)との間に配置された駆動機構420を含む。上部ブラシ部分は歯のトレイ412a(例えば下顎アーチ)およびブラシフィラメント414aを含み、下部ブラシ部分400bは歯のトレイ412b(例えば上顎アーチ)およびブラシフィラメント414bを含む。駆動機構420は、交互に歯のトレイ412aおよび412bを離したり、歯のトレイ412aおよび412bを近づけたりしてブラッシング動作を生み出す。図5A-図14に関して例示的なヘッドブラシアセンブリ400および駆動機構420を説明するさらなる詳細が以下に提供される。別の実施形態によれば、ダブルブラダ、複数のチャンバを有するブラダ、膨張式アクチュエータドームの形態のブラダ、またはブラシプレートに動きを誘発するウォブラーウェイトを有するモーターなどの他の機械的機構などの、他の駆動機構を使用することができる。
駆動機構420は、シース530から第1および第2のブラシ部分410まで延在してもよい。シース530は、ネック430に取り付けられ、ネック430は任意選択の識別バンド432をシース530とは反対側にあるネック430の縁に含んでもよい。シース530は、出口230から流動体を駆動機構420内のチャネルに供給する入口532を囲んでもよい(図4A、図4B、および図10A-図12を参照)。シース530は、流動体経路がその中でつまったり、つぶれたり、捩じれたりするのを防ぐように設けられていてもよい。入口532は、空気圧システムと駆動機構420との間の流動体経路の一部とみなされてもよい。
電動歯ブラシ100は交互のまたは振動する空気圧を供給する空気圧システムを含み、例えば、電池203によって供給される電気エネルギーによってモーター204がダイヤフラム207を動かし、空気圧をチューブ229へのカップリングを介して駆動機構420に供給する。チューブ229は、ダイヤフラムから駆動機構420の流動体の導管または経路の一部を提供する。流動体導管は、チューブ229、入口223、出口230、入口532、出口230と入口223との間のノーズコーン22内のチャネル、および入口532から駆動機構420へ延在するチャネル(例えばチャネル535)を含んでもよい。いくつかの実施形態によれば、空気圧システムは密閉されている。図15-図16Cに関して空気圧システムおよび駆動機構の相互作用を説明するさらなる詳細が以下に提供される。いくつかの実施形態によれば、システムからの空気のもれを補うための少量の吸気を除いては、空気圧システムは密閉されている。いくつかの代替の実施形態によれば、空気圧システムは密閉している必要はなく、代わりにシステムからの圧力を開放するための少なくとも1つの圧力リリースバルブを含んでいてもよい。
電動歯ブラシの空気圧システムに空気圧を供給するためのさまざまなポンプ設計が使用されてもよい。例えばいくつかの実施形態によれば、モーター204はポンプセクション(例えばポンプ207)を有するロータリーモーターが使用されるが、他の実施形態では、モーター204はウォブラーウェイトのようなカムを有するリニアモーターで、送風装置または、空気圧を生じさせるために使用されるダイヤフラム(例えば、ポンプ207)を押す。更に別の実施形態において、モーター204はピストンポンプ(例えばポンプ207)を有するリニアモーターが使用される。いくつかの実施形態において、ピエゾ素子が送風装置(例えば、ポンプ207)を押すモーター204として実装されて、使用されて圧力を生じさせてもよい。
いくつかの実施形態によれば、図15-図16Cに関連して以下に説明されているように、従来のほとんどの空気圧システムとは異なって、電動歯ブラシ100の空気圧システムは、設定された圧力で供給された流動体(例えば空気)が貯蔵されないように構成される。代わりに、システム内の圧力は流動的である。ポンプ207の各ストロークは圧縮ストロークと吸引ストロークがある。バルブは圧縮ストローク時に空気をブラダへ導き、駆動機構を膨張させる。位相が合っていない関係において、バルブはまた、駆動機構に対して吸引を導く。圧力および吸引が共通の流動体経路で合流する時、結果として生じる圧力差異によって駆動機構が振動し、例えばその中に含まれる(1つまたは複数の)ブラダが膨張および収縮する。吸引によって、(1つまたは複数の)ブラダ内の圧力が低下するにつれて歯のトレイ102および104が降下するのよりも速い、急速な収縮が開始する。
さまざまな実施形態では、各ポンプのストローク中に駆動機構において正圧と負圧のサイクルのシナリオが実現する。ポンプ207からの流動体は、駆動機構に流れ込んだり、駆動機構から流れ出たりすることができ、ポンプ207の圧縮によって流動体経路を介して駆動機構へ流動体を押し入れ、吸引によって流動体を駆動機構から吸引する。本実施形態において、機械的共振または気孔の空気量の調整のいずれかを通して歯のトレイを動かし続けることは、最適な動作をもたらす。共振周波数よりも少し高い周波数である駆動周波数を選択することで、ブラッシングシステム全体に負荷を掛けられた際、振幅または見かけのブラッシング力が上がる。本実施形態において、質量の増加により、より少ないエネルギーの付加で動作させ、動作させ続けることがより容易になる。
いくつかの代替の実施形態によれば、フラッパ値は空気の流れを導き、空気圧システムに圧力を増加させるために使用されなくてもよい。
上記の実施例は、モーターおよびダイヤフラムを使用して実施される空気圧システムを提供するが、他の実施も可能である。例えば、空気圧システムは小型のピストン空気圧縮機、小型のピストン空気圧縮機に継合された空気供給システム、マニホールドを介して空気圧縮機と流体連通している柔軟な、伸縮性のあるブラダを含んでもよく、例えば米国特許第8,359,692号明細書に関連して説明されているように、その開示内容は、あたかも完全に記載されているかのように本明細書に組み込まれる。空気圧縮機はハンドル部200内に常駐してもよく、ブラダはブラシヘッド400の下顎アーチ(歯のトレイ412a)と上顎アーチ(歯のトレイ412b)との間に積層されてもよい。空気供給マニホールドは、カップリングを介して空気圧縮機をブラダに連結する。カップリングは、空気圧縮機からブラダに空気導管を提供する。
図1を参照すると、歯のトレイ412aおよび歯のトレイ412bは、図4Aおよび図4Bに示すように、下顎歯列弓および上顎歯列弓の右または左の矢状面(口の一方側の上と下の歯の両方)を同時に磨くことが可能な例示的にJ字形のアーチとして図示される。ブラシヘッド400は、口のどちらかの側および歯のトレイのジンバル(横方向の傾斜)および前後方向の傾斜を磨くために使用することができ、異なる咬合角度、顎の形、長さ、顎の形および歯の角度に対応することができる。例えば、ユーザは単にブラシをひっくり返して口の他方側の歯を磨くことができる。いくつかの実施形態によれば、歯のトレイ412aおよび412bは、下顎歯列弓および上顎歯列弓全体のブラッシングを可能にするU字形のアーチでもよい。いくつかの実施形態によれば、歯のトレイ412aおよび412bは、ブラシヘッドアセンブリ400が歯を磨いている間、ユーザの歯肉線をマッサージする、歯のトレイの縁部に沿った柔らかい先端を含む。
モーター204を介してダイヤフラム207による交互の加圧と吸引によって、駆動機構420の膨張と収縮が行われる。いくつかの実施形態によれば、米国特許第8,359,692号明細書に記載されているように、駆動機構は1つ以上の半球状のアクチバトールの形態で提供されてもよい。例えば、複数の空気ブラダが単一の大きな空気ブラダの代わりに使用される。別の実施形態によると、駆動機構は、中心部の剛性部分の円周に取り付けされた、柔軟なスピークコーン構造の周りを囲む、剛体フレームを有するスピーカコーンの形態で設けられていてもよい。スピーカコーンアクチバトールを使用する一実施形態の詳細は、図13-図18に対して以下に説明される。
フィラメント414aは歯のトレイ412aに継合され、フィラメント414bは歯のトレイ412bに継合されている。フィラメント414aおよび414b(フィラメント414と総称される)は、磨く歯の表面に接触するクリーニング面を含む。各クリーニング面は、毛束または磨く歯の表面に接触する他の構造(これらに限定されない)などの、1つ以上のクリーニング部材を含んでもよい。歯のトレイ412aおよび412b(歯のトレイ412と総称される)は、フィラメント414のそれぞれに圧力をかけ、対応するフィラメントのクリーニング面をユーザの歯の表面に接触させる。フィラメント414は不正咬合がある歯の表面にも合致することができる。歯のトレイ412からの圧力によりフィラメント414のクリーニング面を歯の表面に接触させ続けることができるので、使用するクリーニング部材(例えば毛束または磨く歯の表面に接触する他の要素)の長さは、クリーニング部材が単独でユーザの歯の歯列弓に合致するために使用されていた際に必要とされていた長さよりさらに短くすることができる。一実施形態によれば、クリーニング部材は、歯の表面に対して垂直から鋭角である毛束で、歯肉縁に隣接した細菌性プラークおよび歯肉縁直下の細菌性プラークを除去するために、毛束の遠位端は歯肉溝に向いている。別の実施形態によると、毛束は歯の表面に対して角度が付けられてもよく、例えば、毛束は歯の表面に対して約45度の角度が付けられてもよい。別の実施形態において、毛束の一部分は歯の表面に対して角度が付けられているが、別の部分は歯の表面に対して垂直である(例えば図25Aおよび図25Bを参照)。更に別の実施形態において、毛束の複数の部分はそれぞれが歯の表面に対して異なる角度が付けられている。例えば、毛束は45度の正の角度をなす第1の部分の毛束(例えば、遠位端が近位端から下に延びるように)、45度の負の角度をなす第2の部分の毛束(例えば、遠位端が近位端から上に延びるように)、35度の角度をなす第3の部分の毛束、垂直の角度をなす第4の部分の毛束等の一つ以上を含んでもよい。所望のクリーニング性能を実現するために、任意の数の部分および角度を含んでもよい。
いくつかの実施形態によれば、フィラメント414は接着性物質を使用して歯のトレイ412に取り付けられる。別の実施形態によれば、フィラメント414は歯のトレイ412にスナップまたはロックされてもよい硬質基材を含む。いくつかの実施形態によれば、フィラメント414は取り外し可能で交換可能であり、ユーザがフィラメント414を交換することができ、ブラッシングヘッド全体を交換する必要がない。さまざまな技法が所定の位置にフィラメント414をスナップまたはロックするために使用されてもよい。いくつかの実施形態によれば、ヒートステーキングまたは超音波ステーキングがフィラメント414を歯のトレイに取り付けるために使用されてもよい。例えば、フィラメント414は歯列弓に融着される硬質基材から延在する1つ以上のポストを有してもよい。別の実施形態によれば、ストレッチスナップがフィラメント414を歯のトレイ412に取り付けるために使用されてもよい。例えば、フィラメント414は、延伸し、歯のトレイの開口部を通じて挿入され、取り外される1つ以上のゴムチップを含み、ゴムチップは縮まず、チップが開口部から抜けることができなくなるまで十分広く伸張し、所定の位置にブラシパッドを保持する。別の実施形態によると、(単数または複数の)「ポップビーズ」がフィラメント414を所定の位置に保持するために使用されてもよい。ポップビーズは、フィラメント414の硬質基材上に成形された丸い特徴を含み、歯列弓上の対応する開口部にスナップされる。ポップビーズにより、フィラメント414の硬質基材がポップビーズの軸の周りを回転できるようになり、これによって使用中にブラシヘッドを歯の位置に合わせることができる。さらに別の実施形態によれば、超音波溶接がフィラメント414を歯列弓に固定するために使用されてもよい。例えば、フィラメント414は歯のトレイのプラスチックと互換性があるプラスチック材料から形成され、フィラメント414は歯のトレイに超音波溶接されてもよい。
一実施形態によれば、フィラメント414は、毛束を含み、各毛束は約0.001~0.003インチの直径を有する。0.005インチ以下の柔らかい、小径の毛束は、隣接歯間の隙間および咬合溝などの、口腔の磨くのが難しい領域に深く入り込むのを補助する。毛束の直径が小さいほど、房は短くなり、毛束の相対的な剛性を維持する。いくつかの実施形態によれば、毛束の直径は約0.003~0.005インチであり、長さは約1~5mmである。フィラメント414は、歯の表面のほぼ全体を覆うべきである。それゆえ、口腔内でのブラシヘッドの最小の動作でも隣接歯間の隙間および咬合溝を含む歯の表面の全体的なクリーニングを提供する。
いくつかの実施形態において、フィラメント414はナイロン製の(例えば、ナイロン6、6-6、6-10、6-12および他のポリアミド)、従来の歯ブラシの設計に類似した毛束を含んでもよい。従来の歯ブラシのデザインにおいて、ナイロン製の毛束は典型的にステープルセット、成形、または融着法を使用して取り付けられる。従来のステープルセット立毛技術は、本明細書に開示された毛束パッドを使用して得られるものよりも毛束の密度が低いブラシになる。それゆえ、ステープルセット技術を使用している従来のブラシヘッドは、毛束の密度がより低いことに起因して除去できる歯垢がより少なくなる。
いくつかの実施形態によれば、電動歯ブラシ100に使用されるフィラメント414は、繊維製造プロセスを使用して製造されてもよい。いくつかの実施形態によれば、毛束は毛束パッド織物の一部として製造されるのに対して、更に別の実施形態において、毛束は織物の表面に取り付けられたり、織物に挿入されたりしてもよい。さまざまな実施形態によれば、織物は、フィルム(例えばマイラー)、ポリマーまたはエラストマーなどの、さまざまなタイプの素材を含む。歯のトレイ412は、歯の表面に効果的なブラッシング圧をかけながら、毛束を平らにする。いくつかの実施形態によれば、ブラシパッドに圧力をかけるために、駆動機構は歯のトレイ412の歯のトレイ420間の所定の位置に含まれる。駆動機構は、フィラメント414の毛束を歯に対して押し当てるように構成されてもよく、これにより、ブラシパッドは歯に合致する。
一実施形態において、歯ブラシのフィラメント414は、織物状ブラシパッドを含むか、織物状ブラシパッドからなってもよい。この場合、歯ブラシのフィラメント414aおよび414bは、各歯のトレイ412aおよび412bに対して単一の織物状ブラシパッドとして形成されるか、各可撓性指部401および402に対して個別の織物状ブラシパッドとして形成されてもよい。
図29Aは、一実施形態の歯ブラシのフィラメント414に使用されてもよい織物状ブラシパッド2900の一部分の断面図を示す。図示されているように、複数の糸セグメント2910(例えば2910A、2910B、2910C、および2910D)は、基材に織り込まれ、本明細書では「織物」2920と呼ばれる。織物2920は、ポリブチレンテレフタレートなどの、ポリエステルを含むか、またはナイロン(ポリアミド)を含んでもよい。しかし当然のことながら、織物120は織ることができるいかなる素材から製作されてもよい。
各糸セグメント2910は、複数のフィラメントを含んでもよい。複数のフィラメントは、例えば服またはカーペットが作製されるのと同じ方法、またそれに似た方法で、撚り合わせてもよい。一実施形態において、フィラメントはナイロン(ポリアミド)またはPBTなどの、ポリエステルを含む。しかし当然のことながら、フィラメントは、生分解性の向上のため、紡績された有機セルロース素材(例えば絹、竹、海藻等)などの、他の素材から形成されてもよい。フィラメントは、織物2920と同じ素材または織物2920とは異なる素材から製造されてもよい。
図示されているように、各糸セグメント2910は、X-Z平面から見た場合に、実質的に「W」形状で形成されてもよい。特に、各糸セグメント2910は、第1の脚部2911、第2の脚部2913、および第1の脚部2911と第2の脚部2913との間に延在し、第1の脚部2911および第2の脚部2913を連結する中央部分2912を含んでもよい。図29Bは、一実施形態の単糸セグメント2910を示す。糸セグメント2910は、複数のフィラメント2914を含む。糸セグメント2910は、螺旋状または渦状に撚り合わせられた複数のフィラメント2914を含む糸から切断されてもよい。第1の脚部2911および第2の脚部2913内の、織物2920の上方に延在する各フィラメント2914の対向端部は毛束2915を形成する。第1の脚部2911の端部の毛束2915の束は、第1の房2916Aを形成し、第2の脚部2913の端部の毛束2915の束は、第2の房2916Bを形成する。当然のことながら、各房2916は、歯を磨くために使用される一連の毛束2915を表す。
糸セグメント2910は、すべてが同一の特性を有するフィラメント2914からなってもよく、または異なる特性を有するフィラメント2914の組み合わせを含んでもよい。同一または異なり得るこれらの特性は、素材(例えばポリエステル、ポリアミド等)、直径、色(例えば自然色、半透明)、長さ、撚り数、および/またはこれに類するものを含むがこれらに限定されない。
W形状が示されているが、各糸セグメント2910または1つ以上の糸セグメント2910は異なった形状(例えば中央部分2912がないV形状)に形成されてもよい。特定の形状にかかわらず、脚部2911および2913は、Z-軸に沿って方向付けられ、織物2920のX-Y平面に実質的に垂直であるか、外に向かって広がるように(例えばそれぞれの中央部分2912から離れて)、Z-軸に対して角度をなしてもよい。
一実施形態において、織物2920の反対側で、房2916が延在する織物2920の背面は封止層2930で密閉される。例えば、封止層2930はアクリル塗料を含んでもよい。しかし当然のことながら、他のシーラントを使用してもよい。いかなる場合においても、封止層2930は、糸セグメント2910がほどけるのを防ぎ、織物状ブラシパッド2900の安定性を高める。封止層2930はまた、織物2920を通じて水分および/または堆積物の侵入を防ぐバリアを提供する。代替の実施形態において、封止層2930は省略されてもよい。
一実施形態において、織物状ブラシパッド2900は基材2940を含んでもよい。この場合、封止層2930は、織物2920を織物状糸セグメント2910と共に基材2940に密封させる接着性物質を含んでもよい。代替の実施形態において、基材2940は省略され、この場合、織物2920は歯のトレイ412に直接密封されてもよい(例えば封止層2930によって)。
基材2940のある一実施形態において、基材2940は発泡体、スポンジ、硬いポリマー、および/または他の材料を含んでもよい。発泡体またはスポンジは、独立気泡または連続気泡のいずれでもよい。独立気泡の発泡体またはスポンジは、織物2920を通過する流動体の吸収を防ぐことができ、一方で、連続気泡の発泡体またはスポンジは、練り歯磨き、フッ化物、または他の歯科もしくは口腔の治療剤などの、添加剤を運ぶことができる。いずれの場合も、発泡体およびスポンジはまた、歯の嵌合および一体性のさらなる要因を提供する。特に、発泡体またはスポンジの伸縮性は、毛束2915を含んだ織物状ブラシパッド2900が曲がり、歯の輪郭により合致し、従うことを可能にするトランポリン効果を提供する。
特に、糸セグメント2910の向きにより、毛束2915はY軸よりもX軸に沿ってより容易に曲がってもよい。言い換えれば、フィラメント2914は、X軸に沿って動く時よりも、Y軸に沿って動く時の方がより硬い。この硬さの違いは、歯が織物状ブラシパッド2900のX軸に沿った動きよりも、Y軸に沿った動きによって磨かれる時によく磨ける結果となる。したがって、一実施形態において、歯のトレイ412の二つの主な磨き軸(例えば横方向および縦方向)に対して、織物状ブラシパッド2900はある角度(例えば45度)に方向付けられてもよい。この場合、房2916における硬さの程度は、二つの主な磨き軸間でより均一であってもよい。
一実施形態において、糸セグメント2910は、ベルベット製織技法によって織られてもよい。しかし当然のことながら、ちりめん製織技法、コール天製織技法、またはこれに類するものなどの、他の製織技法をその代わりに使用してもよい。適切な製織技法は、特定の所望の製織パターンによる。
有利には、織物状ブラシパッド2900を作成する製織プロセスを使うことにより、従来の歯ブラシのものより狭いフィラメント2914を糸セグメント2910に使用することが可能になる。例えば、フィラメント2914の直径は003683ミリメートル(0.00145インチ)と0.0762ミリメートル(0.003インチ)との間であってもよく、それに対して従来の手動歯ブラシは、直径が0.127ミリメートル(0.005インチ)と0.2286ミリメートル(0.009インチ)との間のナイロン製フィラメントを使用する。例として、フィラメント2914の直径は、約0.4572ミリメートル(0.0018インチ)または0.0508ミリメートル(0.002インチ)未満であってもよい。
有利には、製織プロセスを使用することでまた、従来の歯ブラシのものよりも短い毛束2915を織物状ブラシパッド2900に組み込むことが可能になる。例えば、毛束2915の長さはそれぞれ3ミリメートル(0.11811インチ)と5ミリメートル(0.19685インチ)との間であってもよい。このように毛束の高さが低いことで、毛束2915の硬さが増加し、新しい歯垢の除去を増進させ得る。特に、硬さの増加によって毛束2915にかかる磨く領域への力の伝達が向上する。歯を磨くように設計された歯磨き器具については、毛束2915の長さがさらに短い(例えば3ミリメートル未満)。
一実施形態において、各フィラメント2914は500~1,500デニール(より小さい直径のフィラメント2914の場合)または500~2,000デニール(より大きい直径のフィラメント2914の場合)である。デニールは、約1デニールを表す1本の絹糸を参考に、9,000メートルの繊維の質量をグラムで表した、繊維の線質量密度の単位である(すなわち、9,000メートルの1本の絹糸は、約1グラムである)。糸において、異なるデニール値を有するフィラメント2914が使われ、異なるデニール値のフィラメント2914を有する糸セグメント2910が生成されてもよい。
一実施形態において、添加剤がフィラメント2914および/または織物2920に添加されてもよい。例えば、織物状ブラシパッド2900への水の吸収による病巣の増殖を抑えるために抗菌添加剤(例えば銀ゼオライトまたは均等物)を添加することができる。フィラメント2914および/または織物2920に添加されてもよい他の可能な添加剤には、海藻、フッ化物、および/または他の有益な歯科または口腔の添加剤が含まれる。
一実施形態において、糸セグメント2910を作るために使用される糸は、28本から120本のフィラメント2914を含むか、または28本から120本のフィラメント2914からなってもよい。当然のことながら、各糸セグメント2910は、フィラメント2914を作るために使用される糸と同じ数のフィラメント2914を有し、フィラメント2914が製織および切断プロセス中に一切失われないと想定する。糸は撚り合わせたフィラメント2914を含んでもよく、フィートの糸ごとに約3.5回捩じられる。
図29Cは、 一実施形態の織物状ブラシパッド2900の部分の上面図を示す。例示的な実施形態において、織物状ブラシパッド2900は重なっているまたはオフセットのW形状の糸セグメント2910を含む。糸セグメント2910は、織物2920に織り込まれている。追加の糸2950もまた、織物2920に織り込まれている。しかし、一実施形態において、糸セグメント2910を作るのに使われる糸と異なって、糸2950はセグメントに切断されておらず、代わりに織物2920の長さ全体に延びる(例えば、例示の実施形態のX軸である糸セグメント2910と同じ範囲において)。糸2950は、範囲に沿って1、2、またはそれ以上の列の糸セグメント2910のセットを分けてもよい(例えば例示の実施形態のY軸)。別の方法としてまたは追加的に、糸2950は、ほつれとほぐれを防ぐために織物2920の縁部に織端を形成してもよい。
いくつかの実施形態によれば、従来の毛束および立毛織物の組み合わせが使用される。従来の毛束および立毛織物の組み合わせは、歯垢除去を増進させる非常に高い毛束密度を提供する。いくつかの実施形態によれば、毛束ストランドの群はフィラメント414の立毛織物に継合され、いくつかの実施形態では、毛束ストランドに含まれる毛束の長さは毛束ストランドを形成するために異なってもよい。
いくつかの実施形態によれば、フィラメント414はエラストマー材料(例えばシリコーンゴム、熱可塑性ゴムとも呼ばれる熱可塑性エラストマー(TPE)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)(これらに限定されない)など)、ポリマー(例えば、ポリイミド、ポリエステル(PBT)、ポリエチレン、Tynex、ポリプロピレン、セルロース等)から作られた毛束を含んでもよい。例えば、各毛束は歯のトレイから歯のクリーニング表面に延在するエラストマー毛束であってもよい。各毛束のクリーニング端部は、毛束の長さに対して垂直である平らな端、丸みのあるもの、三角形(例えば、毛束全体が円錐形またはピラミッドの形状)、およびこれに類するものであってもよい。いくつかの実施形態は、ワイパブレードの形状を有する毛束を含んでもよい(例えば、毛束がクリーニング面と平行な方向に細長い)。いくつかの実施形態において、各毛束の先端は植毛され、よって、各毛束の先端はその先端から複数のあらゆる方向に延びる小さい毛束を含む。別の実施例において、各先端はフラグ加工(例えば、機械的なフラグ技法)または羽毛状に加工(例えば、化学エッチング法)されてもよく、例えば、各先端が細く、柔らかい先端を提供するために裂かれてもよい。先端のフラグ加工または羽毛状に加工された毛束は、小さく(例えば直径が0.001インチ未満)、歯、歯肉溝と咬合面との間の隣接部の堆積物の除去に理想的に適している。いくつかの実施形態によれば、フィラメント414は指のようなフィラメント(例えば、スクラブパッドまたはスキージもしくは研磨クロスに似た平面)を含んでもよい。
いくつかの実施形態によれば、単一のブラシヘッド用に2つ以上の上記の実施形態の組み合わせが組み合わされてもよい。例えば、単一のフィラメントはセグメントまたは部分を含んでもよく、それぞれがそのフィラメントに対して異なる素材および/または構造を有する。
本明細書に記載の電動歯ブラシの使用されるフィラメント414は、ブラッシング時に必要とされる歯の表面にかける効果的なブラッシング圧が著しくより低い。従来の歯ブラシ法は、歯の表面により大きな圧力をかける必要がある。例えば、清掃音波ブラシの効果的な歯磨きの磨き圧はブラシプレート面全体に対して約75~150グラムの力で、典型的に2cmの圧力、約150グラムの力の圧力であり、1本または2本の歯の表面にかけられる。清掃音波ブラシの毛束は多くの場合、直径0.005~0.007インチの間で変動し、典型的にナイロン6-6(例えば、DUPONT TYNEXフィラメントまたは均等物)からなり、毛束長が約10ミリメートルである。臨床研究から一般に2ニュートンが歯垢除去に非常に効果的であることがわかっている。他の研究から、より大きなブラッシング力によって歯垢がより除去され、ブラシに対して5ニュートン超であると言われている。また、高いブラッシング圧が原因で、歯肉の亀裂、歯肉の出血、さらに象牙質の早期損失のより高い可能性が生じる傾向がある。この懸念は、本明細書に記載の実施形態で扱われる。別のタイプの従来のブラシ、振動スクラバーの典型的なブラッシング圧は、約148~200グラムの力で、典型的に1本の歯に圧力がかかる。手動ブラシの典型的なブラッシング圧は、約350~750グラムで、呼び圧力は約500グラムである。ほとんどの手動ブラシは、0.007~0.009インチのナイロン6-6毛束(例えばDUPONT TYNEXフィラメントまたは均等物)を含む。柔らかい歯肉を磨くために作られた別の手動ブラシは、直径0.004~0.005インチのナイロン毛束を含む。
ブラシヘッド400は、広範囲のブラッシング圧を提供するために設計されてもよい。例えば、歯のトレイ412は、歯の表面による可撓性指部の変位1ミリメートル当たり約26グラムの圧力を提供するように設計されてもよい。いくつかの実施形態において、ブラシヘッド400は最高5ニュートンの力を提供するように設計されてもよい。本明細書の実施形態は5ニュートンを超える力を提供し得るが、こうした力は歯肉および象牙質の侵食をもたらし得る。設計される力の量は、歯肉および象牙質の損傷を回避しながら歯を磨くのに必要な量に基づく。一部の実施形態では、2ニュートンの力が歯垢除去に必要なすべての力であり得る(例えば、上述の織物状繊維パッドなどの、繊維の製造プロセスを使用して作られたフィラメントを使用する実施形態)。こうした実施により、より小さい圧力をクリーニング面へ使用して歯垢を除去することができ、それによって滞在的な象牙質の損失および/または軟部組織の消耗を低減する。
空気圧システムの振動-加圧と吸引との間の切り替えは、急速に駆動機構420を振動させて、歯のトレイ412aおよび412bを歯の表面に対して上下に動かし、電動歯ブラシ100のブラッシング動作を生み出す。駆動機構420は、歯のトレイ412aと412bとの間に配置され、ダイヤフラム207を動かすことによって駆動機構420が振動し、これによって、歯のトレイ412aおよび412bが交互に互いから離れたり、近づいたりする。例えば、歯のトレイ412aと412bとの間にある駆動機構内の空間に空気が交互に押し込まれ、空間から吸い出され、空間が交互に膨張、収縮し、それによって、歯のトレイ412aおよび412bが上下の動きで離れ、フィラメント414aおよび414bが歯の表面に沿ってブラッシングする。
駆動機構420によって生み出された上下の動きは、バス方法のブラッシング動作を再現する動作をもたらす。いくつかの実施形態によれば、駆動機構420はまた、歯のトレイに横方向の動きを伝達し、改良されたバス方法の半円状のブラッシング動作を再現する。よって、ユーザが複雑なブラッシング動作を習得する必要なしに、歯科専門家が推奨するバス方法または改良されたバス方法のブラッシング動作を再現することで、電動歯ブラシ100は適合したブラッシング技法を自動的に提供する。
ネック430は上部カバー222と接合し、ブラシヘッドアセンブリ400を空気圧チューブ229に継合する。ネック430のインターロック部分により、ブラシヘッドアセンブリ420を洗浄および/または交換するためにブラシヘッドアセンブリ400をハンドル部200から取り外すことができる。例えば、複数のユーザがそれぞれのブラシヘッドをハンドル部200から外すことによって、同じ歯ブラシ基部を共有してもよく、ブラシヘッドアセンブリ400は、使い切りであってもよい。ネック430は回転できるようになっていてもよく、快適なグリップおよび適当な位置にブラシヘッドを置くことを確実にする。
ブラシヘッドアセンブリの実施形態
図5A-図5Eは、本明細書に開示された実施形態の、フィラメントが除かれた、電動歯ブラシ100と使用してもよい例示的なブラシヘッドアセンブリ400のさまざまな図を示す。図5Aは、ハンドル部200に継合するように構成されたネック430およびシース530を介してネック430に取り付けられた駆動機構420を有する、ブラシヘッドアセンブリ400の斜視図を示す。駆動機構420は、上部ブラシ部分410aと下部ブラシ部分410bとの間に配置される。図5Bはブラシヘッドアセンブリ400の正面図を示し、図5Cはブラシヘッドアセンブリ400の上面図を示す。図5Dおよび図5Eはブラシヘッドアセンブリ400の分解表示図を示し、図5Dは分解組立図の斜視図で、図5Eは図5Cと同様の上面図を示す。上述の通り、上部ブラシ部分410aは歯のトレイ412aおよびフィラメント414aを含み、下部ブラシ部分410bは歯のトレイ412bおよびフィラメント414bを含む。例示目的のために、フィラメント414aおよび414bは図5A-図5Eでは除かれている。図5Fは、ブラシヘッドアセンブリ400と使用してもよい駆動機構420の正面図を示す。
さまざまな実施形態において、上部ブラシ部分410aおよび下部ブラシ部分410bは他方の対称的な鏡像である。したがって、別段の定めのない限り、複数のブラシ部分の言及はブラシ部分410と総称される。同様に、アルファベットの値(例えば「a」または「b」)を除いた数値を用いた要素の言及は、2つのブラシ部分間の共通した特性を有する要素として言及することを理解される。つまり、例えば、歯のトレイ412の言及は歯のトレイ412aまたは歯のトレイ412bいずれかを言及し、歯のトレイ412の言及は歯のトレイの両方を言及すると理解される。
各歯のトレイ412aおよび412bは、第1の側に第1の複数の可撓性指部を、第1の側に対向する第2の側に第2の複数の可撓性指部を含む。例えば、図5Aに示すように、歯のトレイ412aは第1の複数の可撓性指部401および第2の複数の可撓性指部402を有する。可撓性指部401および402は、歯のトレイ412aに継合され、フィラメント414aを所定の位置に保持し、フィラメント414aに圧力を供給し、これにより、フィラメント414aのクリーニング面が歯のトレイ412aの歯のチャネル417a(例えば、フィラメント414aと歯のトレイの底部分との間に形成されたチャネル)に挿入されたユーザの歯の表面に接触する。同様に、複数の可撓性指部は歯のトレイ412bに継合され、フィラメント414bを所定の位置に保持し、フィラメント414bに圧力を供給し、これにより、フィラメント414bのクリーニング面が歯のトレイ412bの歯のチャネル417bに挿入されたユーザの歯の表面に接触する。可撓性指部は予測可能なばね力を与える。例えば、歯のトレイがまだ歯に嵌合しておらず、可撓性指部が未圧縮状態で、歯のトレイが歯に嵌合した際に(図4Aおよび図4Bを参照)、可撓性指部を歯列弓から外側に向かって押す歯の力によって圧縮状態に移行してもよい。歯のトレイおよび可撓性指部の基本の幅の変動は、できるだけ大部分の人口に対して嵌合を最適化するよう調整することが可能である。例えば、可撓性指部は、歯の嵌合に必要な1mmの屈曲当たり約26グラムの圧力を与える。可撓性指部の臼歯部における目標屈曲は、約2mm~3mm、または50~75グラムの力に近い。
いくつかの実施形態において、各フィラメント414aおよび414bは複数のフィラメントセグメントを含み、歯のチャネルに沿って一セグメントおよびそれぞれが可撓性指部上に配置される複数のセグメントを含む。いくつかの実施形態において、各フィラメント414aおよび414bは、歯のチャネルに沿った第1のフィラメントセグメント、第1の複数の可撓性指部に沿って連続的に延在する単一体である第2のフィラメントセグメント、および第2の複数の可撓性指部に沿って連続的に延在する単一体である第3のフィラメントセグメントを含んでもよい。別の実施形態では、各フィラメント414aおよび414bは、各歯のトレイ412aおよび412b内に位置する単一の連続したフィラメントであってもよい。
ブラッシングのために人の口に挿入される時、図4Aおよび図4Bに示すように、歯のトレイ412の第1の端部411は門歯を磨き、第2の端部413は臼歯を磨く。例えば、図4Aおよび図4Bに示すように、歯のトレイ412aの第1および第2の複数の可撓性指部401aのものは、第1の端部411で、ブラッシングのために下顎歯の1つ以上の門歯を受け、歯のトレイ412bの第1および第2の複数の可撓性指部401bおよび402bのものは、第1の端部411で、上顎歯の1つ以上の門歯を受けてもよい。同時に、歯のトレイ412aの第1および第2の複数の可撓性指部401aのものは、第2の端部413で、ブラッシングのために下顎歯の1つ以上の臼歯を受け、歯のトレイ412bの第1および第2の複数の可撓性指部401bおよび402bのものは、第2の端部413で、上顎歯の1つ以上の臼歯を受けてもよい。
各歯のトレイ412aおよび412bは、ユーザの歯のアーチに合致するために、歯のトレイが(概してアーチの一番長い長さに沿って延びる長軸方向軸に対して)長手方向に曲がるのを可能にする1つ以上の屈曲ギャップ(屈曲ヒンジとも呼ばれる)を含む。人の歯列弓は、個人の口腔の大きさおよび形における物理的な違いや、歯並びの問題(不正咬合)により著しく異なってもよい。したがって、いくつかの実施形態によれば、歯のトレイ412aおよび412bは、ユーザの口腔の形状に適応するため、歯のトレイ412aおよび412bの屈曲を可能にする少なくとも1つの屈曲ギャップを含む。屈曲ギャップは、歯幅や歯並びに大きなばらつきがある場合でも、歯のトレイ412aおよび412bがユーザの歯列弓に合致し、同時に歯にブラッシング圧をかけることができる著しい長手方向の屈曲を提供する。図5Aの例示的な実施例において、ギャップとして形成された複数の屈曲ヒンジ404および403が、歯のトレイ412aの外縁から歯のチャネル417aに選択角度で延び、従来の歯ブラシより可撓性が向上する。当然のことながら、歯のトレイ412bはまた、屈曲ギャップ404および403の鏡像である複数の屈曲ギャップを含んでもよい。
各歯のトレイ412aおよび412bはまた、複数の継合開口部を含み、それぞれの開口部は駆動機構420の取り付け部を受けるように構成される。図5A-図5Cは、駆動機構420(例えば、図5Dおよび図5Eを参照)の取り付け部524、526、および522を示し、歯のトレイ412aのそれぞれの継合開口部に延在する。取り付け部524、526、および522は、歯のトレイ412aを駆動機構420に継合する。同様に、歯のトレイ412bは、取り付け部512、514、および516を介して駆動機構に継合する(図5Dおよび図5Eを参照)。取り付け部の例として、T形状のポストヘッド、ポップビーズポストヘッド(上述)、スロットおよびピン、歯のトレイのC形状のレシーバー、ブラダのパドルからのO形状の延在部およびこれらに類するもの(これらに限定されない)が挙げられてもよい。いくつかの実施形態において、図7および図8に関連して下記に説明されるように、継合開口部および取り付け部は、ユーザの歯のアーチに合致するように、歯のトレイがユーザの歯の咬合面に平行にシフトし、中心点の周りを旋回する(ピッチ、ロール、および/またはヨー方向の回転運動)よう構成されてもよい。
いくつかの実施形態によれば、歯のトレイ412aおよび412bは、ゴムまたはエラストマー(例えば、TPE、TPU、PP等)などの可撓性材料から形成され、これによって歯のトレイが長手方向に曲がることが可能になる。いくつかの実施形態において、可撓性材料の硬度は、ショア30Aからショア85Aの間である。いくつかの実施形態において、歯のトレイ412aおよび412bは、熱硬化性エラストマーから形成され、ユーザがブラシヘッドを熱湯の中で加熱し、歯のトレイのエラストマーを柔らかくする。次いで、ユーザは加熱したブラシヘッドを口腔に入れ、柔らかくなった歯のトレイをユーザの歯のアーチに合致させる。エラストマーが冷却する際に、歯のトレイは硬化し、ユーザの口腔の形状を保持する。
図5Bおよび図5Cに移り、歯のトレイ412aおよび412bは、歯磨き体験時の快適さを向上するように、成型される。上に説明したように、可撓性指部を含む歯のトレイ412aおよび412bは、歯の表面の接触時に確実に表面を磨くための適切な圧力を提供するように選択された可撓性材料から形成されるが、歯のトレイ412aおよび412bが可撓性を呈し、歯のトレイ412aの第1および第2の複数の可撓性指部401aが使用時に痛みを伴うツボまたはつまみを伝達する1本以上の門歯を受けてもよい。更に、歯のトレイ412aおよび412bは、望ましくない接触ならびに/もしくは口腔および/または舌の上部および下部領域へかかる圧力がないよう、快適にユーザの口腔に入れられるように成型される。
例えば、図5Aおよび図5Bに示すように、第1のセットの複数の可撓性指部401は、第1の端部411で歯のチャネル417に垂直な方向からΘ1の角度で歯のチャネル417から離れるように傾斜している。第2の端部413において、可撓性指部401は、歯のチャネル417に垂直な方向からΘ6の角度で歯のチャネル417から離れるように傾斜してもよい。角度Θ1およびΘ6は同じでも、異なっていてもよい。いくつかの実施形態において、第1のセットの可撓性指部のそれぞれの傾斜角度は各可撓性指部について段階的に異なる。例えば、傾斜角度は、第1の端部411から第2の端部413へ段階的に減少するか、あるいは、傾斜角度は増加してもよい。角度の選択はUチャネルの側面を歯の表面に対して平行にしたいという要求によって決まる。指部の屈曲は形状の違いを調整するのに役立つ。歯は伸び、こうした不揃いな角度および顎に沿った間隔は不規則である。したがって、角度および可撓性指部の幅は各個人で確実に全く同じであるということはない。
同様に、第2のセットの複数の可撓性指部402は、第1の端部411で歯のチャネル417に垂直な方向からΘ2の角度で歯のチャネル417に向かって傾斜している。第2の端部413において、可撓性指部402は、歯のチャネル417に垂直な方向からΘ5の角度で歯のチャネル417に向かって傾斜してもよい。角度Θ2およびΘ5は同じでも、異なっていてもよい。いくつかの実施形態において、第2のセットの可撓性指部のそれぞれの傾斜角度は各可撓性指部について段階的に異なる。例えば、傾斜角度は、第1の端部411から第2の端部413へ段階的に減少するか、あるいは、傾斜角度は増加してもよい。
いくつかの実施形態において、第1および第2の複数の可撓性指部401および402の1つ以上の可撓性指部は、構造的一体性および可撓性に寄与するように構成された湾曲を含んでもよい。例えば、各可撓性指部は、快適さを向上するための各指部の可撓性も得ながら、磨き時に歯に十分な圧力がかかるように湾曲してもよい。
いくつかの実施形態において、第1の複数の可撓性指部401はまた、突出部416を含んでもよく、第2の複数の可撓性指部402は、突出部415を含んでもよく、両方の突出部は歯のチャネル417から離れて延在する。突出部416および415は、ユーザの口腔に接触する際、ひっかいたり、はさんだり、ユーザに有害な力をかけないような曲面を提供し得る。
いくつかの実施形態において、第1の複数の可撓性指部401のそれぞれの高さは、第1の端部411での第1の高さから第2の端部413での第2のより低い高さに減少してもよい。高さは、例えば、Θ4の角度を有する勾配で徐々に減少してよく、または高さは、各可撓性指部がそれぞれの指部から次の指部へと変わる一定の高さを有するように、段階的であってもよい。同様に、第2の複数の可撓性指部402のそれぞれの高さは、第1の端部411での第1の高さから第2の端部413での第2のより低い高さに減少してもよい。高さは、例えば、Θ3の角度を有する勾配で徐々に減少してよく、または高さは、各可撓性指部がそれぞれの指部から次の指部へと変わる一定の高さを有するように、段階的であってもよい。さらに、1つ以上の第1の複数の可撓性指部401は同じ高さを有し、1つ以上の第2の複数の可撓性指部402は同じ高さを有してもよい(図5Bの第1の端部411で図示されるように)。可撓性指部の高さの減少によって快適さが向上し、ユーザの口腔に挿入しやすくなる。
さらに、いくつかの実施形態において、第1の複数の可撓性指部401の高さは第2の複数の可撓性指部402の高さより低くなってもよい。例えば、図5Aおよび図5Bに示すように、第2の複数の可撓性指部402の最も高い指部は、第1の複数の可撓性指部の最も低い指部よりも低くなってもよい。しかし、本明細書の実施形態は、これに限らない。例えば、1つ以上の第2の複数の可撓性指部402は、1つ以上の第1の複数の可撓性指部401よりも低くなってもよい。
図5Dおよび図5Eに移り、ブラシヘッドアセンブリ400は、歯のトレイ412aと412bとの間に位置する駆動機構420を含む。図5Dおよび図5Eに示す例において、駆動機構420は2つの部分、基部510およびカバー520を含む。基部510は、J形状のアセンブリであって、そこから延在してシース530を介してネック430に取り付けられる第1のチャネル部分537を有するJ形状のアセンブリを含み、シース530はJ形状のアセンブリに接合される。シース530は空気圧システムの流動体経路535(例えばハンドル部200から駆動装置420への経路535)がつまったり、つぶれたり、捩じれたりするのを防ぐように構成されてもよい。カバー520はまた、基部510のJ形状のアセンブリと実質的に同一であるJ形状のアセンブリおよび第2チャネル部分540を含む。第1および第2のチャネル部分537および540はそれぞれ、チャネルの半円筒形部を含み、半円筒形部はシース530からJ形状のアセンブリまで延在する完全な筒状のチャネルを形成する。例えば、第2のチャネル部分540は第1のチャネル部分537に接合され、チャネル535全体を収容する完全なシースを構成する筐体を形成する。チャネルは入口532から駆動機構420のJ形状のアセンブリに延在し、流動体の導管または経路の一部としてみなされてもよい。
各J形状のアセンブリは、堅い外枠、可撓性ダイヤフラム、および堅いパドルを含む。外枠の剛性は、ダイヤフラムの可撓性に対応している。剛性は、ダイヤフラムを保持し、アセンブリが歯のクリーニング装置として適切に動作するのに十分である。
図示された実施形態において、基部510は外枠515、ダイヤフラム513、およびパドル511を含み、カバー520は外枠525、ダイヤフラム523、およびパドル521を含む。外枠515および525をまとめて枠または外枠と呼ぶことができる。パドル上に複数の取り付け部が配置される。例えば、パドル511は取り付け部514、516、および512を含み、パドル521は取り付け部524、526、および522を含む。上述されたように、取り付け部はポップビーズポストヘッド、T形状のポストヘッド、およびこれらに類するものとして設けられてもよい。各J形状のアセンブリの取り付け部は、対応する歯のトレイの対応する継合開口部によって受けられ、その歯のトレイを駆動機構に継合する。例えば、継合開口部405b、408b、および407bは、それぞれ取り付け部514、516、および512を受け、それによって、歯のトレイ412bを基部510に継合する。継合開口部およびそれらの対応する取り付け部の組み合わせは、歯のトレイを残りのアセンブリに対して動かすことを可能にするジンバルと呼ぶことができる。継合開口部は異なる形状を有することができる。例えば継合開口部407aおよび407bについて図示したスロットのような形状は、関連する歯のトレイ412aおよびbがその関連する基部510/520に対して動くことを可能にする。より具体的には、歯のトレイは支持され、スロットで取り付け部に沿って動くことができる。そのように歯のトレイは関連する基部に継合し、また、湾曲したり、曲がったりすることができ、ユーザの歯列弓間の違いに対応できる。丸い継合開口部によって歯のトレイが関連する取り付け部のまわりを回転することができる。歯のトレイ412aは同様にカバー520に継合されてもよい。取り付け部およびそれらの対応する継合開口部の組み合わせは、それぞれの歯のトレイとダイヤフラムまたはブラダとの間の第1および第2の継合機構を提供する。継合機構によって枠に対する歯のトレイの制限された屈曲が可能になる。
図1に関連して上述されたように、フィラメント414は歯のトレイ412に取り付けられる。図5A-図5Eの例示的な実施例において、歯の表面のクリーニングためのフィラメント414は、上述の通り、可撓性指部401および402に取り付けられ、可撓性指部はフィラメント414にブラシパッドのクリーニング面をユーザの歯の表面に接触させる圧力を加える。例えば、フィラメント414aは第1および第2の複数の指部401aおよび402に取り付けられてもよい。任意選択的に、フィラメント414aはまた、歯のチャネル417a内に位置してもよい。いくつかの実施形態において、フィラメント414aは複数のセグメントを含んでもよい。例えば、フィラメント414aの第1のセグメントは、第1の複数の可撓性指部401aに取り付けられ、第2のセグメントは第2の複数の可撓性指部402に取り付けられ、(任意選択的に)第3のセグメントは、歯のチャネル417aに取り付けられてもよい。別の実施例において、フィラメント414aは複数のフィラメントを含んでもよく、各フィラメントは可撓性指部に取り付けられ、例えば、各個別の可撓性指部401aおよび402はそれらに取り付けられた異なったフィラメントを含む。実施形態は要素410aを参照して説明されているが、要素410b(例えば、歯のトレイ412bおよびフィラメント414b)も同様に構成されていることを理解されたい。
したがって、フィラメント414は不正咬合がある歯の表面にも適合することができる。可撓性指部401および402からの圧力によりフィラメント414のクリーニング面を歯の表面に接触させ続けることができるので、フィラメント414に使用されるクリーニング部材の長さは、クリーニング部材が単独でユーザの歯の歯列弓に合致するために使用されていた際に、必要とされていた長さよりさらに短いものを使用することができる。
上に説明したように、提供されるクリーニング部材が毛束である一実施形態によれば、毛束が歯の表面に対して垂直から鋭角であるように、可撓性指部から設けられ、歯肉縁に隣接した細菌性プラークおよび歯肉縁直下の細菌性プラークを除去するために、毛束の遠位端は歯肉溝に向いている。別の実施形態によると、例えば、図1に関連して上述されているように、毛束は歯の表面に対して角度付けられてもよい。各歯列弓に対して複数のフィラメントセグメントが提供されているいくつかの実施形態において、各セグメントの毛束は同じまたは異なる角度で延在し、例えば、可撓性指部401に取り付けられた第1のセグメントは45度の角度をなし、可撓性指部402に取り付けられた第2のセグメントは45度の角度をなし、歯のトレイの第3のセグメントは歯の表面に垂直であってもよい。所望の磨き特性を実現するためにいかなる構成の角度が使用されてもよい。各可撓性指部が異なるフィラメントを含む別の実施例において、各フィラメントの毛束が同じまたは異なる角度に角度づけられ、例えば、各指部401がフィラメント414aの他の部分とは独立した、フィラメント414aの個別の部分を有し、第1の部分の毛束が垂直に延在し、一方で第2の部分が45度の角度、またはここで説明されたいかなる任意の角度で延在する。
いくつかの実施形態によれば、フィラメント414は接着性物質を使用して可撓性指部401および402に取り付けられる。別の実施形態によれば、フィラメント414は、可撓性指部401および402上の所定の位置にスナップまたはロックされ得る硬質基材を含む。いくつかの実施形態によれば、フィラメント414は取り外し可能で交換可能であり、ユーザがフィラメント414を交換することができ、ブラッシングヘッド全体を交換する必要がない。さまざまな技法がフィラメント414を可撓性指部401および402上の所定の位置にスナップまたはロックするために使用されてもよい。いくつかの実施形態によれば、ヒートステーキングまたは超音波ステーキングがフィラメント414を歯のトレイに取り付けるために使用されてもよい。例えば、フィラメント414は歯列弓に融着される硬質基材から延在する1つ以上のポストを有してもよい。別の実施形態によれば、ストレッチスナップがフィラメント414を歯のトレイに取り付けるために使用されてもよい。例えば、フィラメント414は、延伸し、歯のトレイの開口部を通じて挿入され、取り外される1つ以上のゴムチップを含み、ゴムチップは縮まず、チップが開口部から抜けることができなくなるまで十分広く、伸張し、所定の位置にブラシパッドを保持する。別の実施形態によると、(単数または複数の)「ポップビーズ」がフィラメント414を所定の位置に保持するために使用されてもよい。ポップビーズは、ブラシパッドの硬質基材上に成形された丸い特徴を含み、歯列弓上の対応する開口部にスナップされる。ポップビーズにより、フィラメント414の硬質基材がポップビーズの軸の周りを回転できるようになり、これによって使用中にブラシヘッドを歯の位置に合わせることができる。さらに別の実施形態によれば、超音波溶接がブラッシングヘッドを歯列弓に固定するために使用されてもよい。例えば、ブラシパッドは歯のトレイのプラスチックと互換性があるプラスチック材料から形成されてもよく、フィラメント414は歯のトレイに超音波溶接されてもよい。
上述されたように、いくつかの実施形態において、フィラメント414は従来の歯ブラシのデザイン(例えば、ナイロン製の毛束がステープルセット、成形、または融着法を使用して取り付けられる)を使用して製造されてもよい。いくつかの実施形態において、フィラメント414は、繊維製造プロセスを使用して製造されてもよい。いくつかの実施形態によれば、毛束は毛束パッド織物の一部として製造されるのに対して、更に別の実施形態において、毛束は織物の表面に取り付けられたり、織物に挿入されたりしてもよい。さまざまな実施形態によれば、織物は、フィルム(例えばマイラー)、ポリマーまたはエラストマーなどの、さまざまなタイプの素材を含む。可撓性指部401および402は、歯の表面に効果的なブラッシング圧をかけながら、毛束を平らにする。
いくつかの実施形態によれば、従来の毛束および立毛織物の組み合わせが使用される。従来の毛束および立毛織物の組み合わせは、歯垢除去を増進させる非常に高い毛束密度を提供する。いくつかの実施形態によれば、毛束ストランドの群はフィラメント414の立毛織物に継合され、いくつかの実施形態において、毛束ストランドに含まれる毛束の長さは異なってもよく、毛束ストランドを形成する。
可撓性指部401および402は、広範囲のブラッシング圧を提供するために設計されてもよい。例えば、好ましい実施形態によると、圧力指部は歯の表面に約50~75グラムの圧力を提供するように設計される。
図6は、本明細書に開示された実施形態の図4のブラシヘッドアセンブリと使用してもよい例示的な歯のトレイの上面図を示す。図6は、歯のトレイ612を図示し、ブラシヘッドアセンブリ400の歯のトレイとして使用されてもよい。例えば、歯のトレイ412aおよび/または歯のトレイ412bは、歯のトレイ612として実装される。歯のトレイ612は、本明細書で提供されている場合を除き、歯のトレイ412aおよび412bと実質的に同様である。したがって、上記の歯のトレイ412aおよび412bからの類似した要素を言及するのに類似した参照番号が図6において使用される。例えば、歯のトレイ412aおよび412bに類似して、歯のトレイ612を、下顎歯列弓および上顎歯列弓の右または左の矢状面を同時に磨くことができるJ字形のアーチとして例示的に図示する。歯のトレイ612は、上記の可撓性指部401および402に類似した、第1の複数の可撓性指部601および第2の複数の可撓性指部602を含む。可撓性指部は、歯のチャネル617を取り囲む。したがって、歯のトレイ412aまたは歯のトレイ412bのいずれかに関して上記に提供された態様および特徴は同様に、歯のトレイ612にも適用する。
上述されたように、可撓性指部601は歯のチャネル617から離れるように傾斜し、可撓性指部602は歯のチャネルに向かって傾斜する。上に説明した異なる傾斜角度によって、歯のチャネル617の幅は歯のトレイ612の長さに沿って変化し、異なる大きさの歯をより快適に収容してもよい。例えば、第2の端部613でのチャネル617の幅は、第1の端部611での幅(例えば、門歯を受け入れるため)より広い(例えば、臼歯をより快適に受け入れるため)。
いくつかの実施形態において、1つ以上の可撓性指部は他の可撓性指部より大きい。例えば、図6は第2の複数の可撓性指部602の2つの可撓性指部を図示し、第1の端部611において、歯のチャネル417からさらに延在してもよく、次いでまた歯のチャネル417に向いて曲がる。
歯のトレイ612はまた、屈曲ヒンジ403および404と同様の複数の屈曲ヒンジを含む。例えば、ギャップが可撓性指部601および602の第1および第2のセットの隣接する可撓性指部間に形成され、それによって独立した可撓性指部を形成する。図6に示すように、1つ以上のこれらのギャップにおいて、それぞれのギャップを歯のチャネル617に延在させることによって屈曲ヒンジが形成されてもよい。ギャップをさらに歯のチャネル617に延在させることによって、各屈曲ヒンジは歯のトレイ612に可撓性を提供し、ユーザの口腔の咬合面に沿って歯のトレイ612が内側に湾曲し、長手方向に(例、図6に示された上面図方向に対して垂直方向に)屈曲することができ、その結果、異なる形状の口腔および/またはさまざまな不正咬合に適合する。
図6の例示的な実施例において、歯のトレイ612は、第1のセットの可撓性指部601の可撓性指部間に形成される第1の屈曲ヒンジ603および第2の屈曲ヒンジ618を含む。例示的な実施例において、屈曲ヒンジ603は歯のチャネル617に延在し、曲げの第1の円上の点で終わる線状の屈曲ヒンジである。屈曲ヒンジ618は、歯のチャネル617に延在し、第1の端部611に向かって曲がり、曲げの第2の円上の点で終わるギャップを含む。歯のトレイ612はまた、可撓性指部602の第2のセットの可撓性指部間に形成された第3の屈曲ヒンジ604を含む。図6の実施例において、第3の屈曲ヒンジ604は、歯のチャネル617に延在し、第2の端部613に向かって角度をなし、曲げの第3の円上の点で終わる。例示的な実施形態において、第1の屈曲ヒンジ603によって歯のトレイ612が曲げの第1の点付近で湾曲できる。つまり、第2の端部613は第1の端部611に対して取り付けの内側部分に向かって屈曲し、第1の端部611は第2の端部613に対して内側部分から離れるように屈曲してもよい。同様に、第2の屈曲ヒンジ618によって歯のトレイ612が曲げの第2の点付近で湾曲でき、第3の屈曲ヒンジ604によって歯のトレイが曲げの第3の点付近で湾曲できる。図6に示す例示的な実施例において、円形の孔は歪みを解放する。スロット(これらの孔から伸びる)の幅は、一方向において曲がりにいくらかの制限を設けるための一つの方法である。スロット605および607は、他方の方向においての可能な動きの範囲を制御する。Uチャネルの屈曲の範囲は、これらの関係性を変えることによって変えることができる。
少なくとも部分的に、フィラメントを所定の位置に保持する歯のトレイの可撓性および可撓性指部の屈曲によって、毛束が毛束の先端全体の嵌合を口腔に提供する場合、フィラメントの長さをより短くでき、より小型のブラシヘッドをもたらすことができる。さらに、上に説明した選択された形状を有する複数の屈曲ヒンジにより、歯のトレイは他の方法で実現されるものよりもより多くの異なる形状の口腔に適合し得る。よって、一般人における口腔の形状のあらゆる違いを網羅するために製造される必要のある異なる大きさのブラシヘッドアセンブリの数を、少数の異なるサイズに減らすことができ、それぞれが屈曲および曲がり、口腔の形状および大きさの重複した範囲と適合する。
具体的な実施例および屈曲ヒンジの数が図6に図示されているが、本明細書の実施形態は図示した数と形状だけに限定されない。所望の可撓性を実現するために、任意の数の屈曲ヒンジ(例えば、1、2、3、4、5等)が含まれてもよく、一方で歯ブラシの構造的一体性もまた維持される。同様に、異なる屈曲特性および屈曲の程度を対象とするために、各屈曲ヒンジの形は任意に変更されてもよい。よって、任意の所望の形状が使用されてもよい。
図6の歯のトレイはまた、図5A-図5Eに関連して説明された継合開口部と同様の、複数の継合開口部(第1の継合開口部605、第2の継合開口部608、および第3の継合開口部607)を含む。上述されたように、継合開口部は、歯のトレイ612を駆動機構420に継合するために、駆動機構420の取り付け部を受けるように構成される(例えば、図5D―図5Eを参照)。
いくつかの実施形態において、継合開口部は、咬合面に沿った長手方向のシフトおよび継合された駆動機構420に対する歯のトレイの旋回を可能にするように構成されてもよく、その結果、異なる形状の口腔および/またはさまざまな不正咬合に適合する能力をさらに向上させる。例えば、図6に示すように、第1の継合開口部605は、歯のチャネル617にわたって概して長手方向に延在するスロット付き開口部(tスロット開口部とも呼ばれる)であってもよい。例えば、図7は、スロット付き開口部605によってもたらされる動きの方向を示す長手方向の矢印705を示す。スロット付き開口部605は、例えば、歯のトレイが屈曲する際に、長手方向に湾曲し、駆動機構の対応する取り付け部がスロット内で摺動するのを可能にし得る。
同様に、継合開口部607は、歯のチャネル617にわたって概して長手方向に延在するスロット付き開口部(Tスロット開口部とも呼ばれる)であってもよい。例えば、図7は、スロット付き開口部607によってもたらされる動きの方向を示す長手方向の矢印707を示す。スロット付き開口部605のように、開口部607は、湾曲し、駆動機構の対応する取り付け部のシフトを可能にしてもよい。開口部605および607は、同様に湾曲し、一方は凹状の湾曲で、もう一方は凸状の湾曲であってよい。別の実施例において、開口部605および607は同じ方向に湾曲してもよい。
さまざまな実施形態において、1つ以上の開口部607および/または605などの、スロット付き開口部にスナップするT頭ポップビーズの使用によって、歯のトレイの対応する端部が上下に曲がるのを防ぐためのさらなるサポートを提供してもよい。例えば、開口部607にスナップしたT頭ポップビーズは、歯のトレイ612の端部611が、歯のトレイを口腔の天井部分の中へまたは口腔の天井部分から外へ意図せず湾曲するのを防ぐ助けになり得る。同様に、開口部605は端部613を保持するT頭ポップビーズを受けてもよい。それぞれの端部を保持するためのT形状のポップビーズの使用は、図6の実施形態に限定されず、ここで開示された、本明細書に記載のスロット付きの継合開口部を有するいかなる歯のトレイにおいて使用されてもよい。歯のトレイの端部の保持は、それぞれの領域での上下動の低下および/またはブラッシング力の低下を防ぐために重要である。こうした湾曲を低減するための別の方法は、図21aおよびBに関連して以下に説明される小さな保持具と同様であってもよい、保持クリップまたは鼻フックの使用であり得る。保持クリップは、耐屈曲性を向上するためにT頭ポップビーズと共に使われてもよい。
スロット付き開口部(およびこれによって、その中に受けられるT頭ポップビーズ)の大きさは、歯のトレイ612内の所望の屈曲を実現ように設計されてもよい。例えば、長さまたは幅のいずれかにおいてスロットが大きいほど、対応する領域においてより大きな屈曲が可能になる。いくつかの実施形態において、スロット607は、スロット605よりも大きく、口腔の前部近くでより屈曲することができる。
歯のトレイ612はまた、駆動機構のポップビーズポストヘッドの取り付け部を受けるポスト開口部としての第2の継合開口部608を含む。ポップビーズポストヘッドは、ポスト開口部608内でピッチ、ヨー、およびロール方向に旋回することが可能で、ポップビーズポストヘッドは回転の中心である。例えば、図7は、ポスト開口部608によってもたらされるヨーの回転運動を示す回転矢印708を図示し、図8は、ポスト開口部608によってもたらされるロールの回転運動を図示する。上部のアーチと下部のアーチがそのように動けるので、装置によるユーザの上顎と下顎間の違いの調整を可能にする。
歯のトレイ612が特定のタイプの継合開口部を伴って図示されている一方で、本明細書の実施形態はこれらのタイプだけまたは図示された構成だけに限定されない。例えば、すべての継合開口部はスロット付きかポスト開口部であってもよい。別の実施例において、継合開口部608はスロット付きであり得る一方、1つ以上の継合開口部605および607は、スロット付きではない(例えば、ポスト開口部)。さらに、開口部は、図6に図示される位置だけでなく、歯のチャネル617のどこにでも配置されてもよい。
少なくとも部分的に、歯列弓のシフトおよび旋回を可能にする継合開口部によって、フィラメントの長さをより短くでき、毛束が毛束の先端全体を口腔に嵌合させる場合、より小型のブラシヘッドをもたらすことができる。さらに、上に説明した歯のトレイのシフトおよび旋回によって、他の方法で実現されるものよりもより多くの異なる形状の口腔への適合を容易にし得る。よって、一般人における口腔の形状のあらゆる違いを網羅するために製造される必要のある異なる大きさのブラシヘッドアセンブリの数を、少数の異なるサイズに減らすことができ、それぞれが動きおよびシフトし、口腔の形状および大きさの重複した範囲と適合する。
図6に図示される歯のトレイの実施例において、屈曲ヒンジおよび継合開口部の組み合わせを通じて、さらなる快適さと、より広い範囲の口腔の形状および不正咬合への適合とを実現し得る。例えば、個別に、歯のトレイ612上の屈曲ヒンジおよび継合開口部は多くの異なる形状の口腔および/またはさまざまな不正咬合に適合し得る。屈曲ヒンジおよび継合開口部の両方を組み合わせて使用することによって、さらに多くの口腔の形状および/または不正咬合に適合し得る。よって、広範囲の口腔の形状および不正咬合に適合する単一のサイズのブラシヘッドアセンブリ400が作られ、その結果、構成するのに必要な個別に形成されたブラシヘッドアセンブリの数を低減し得る。
図9-図12は、駆動機構420の分解組立図を示す。図9は駆動機構420の分解図の斜視図を示し、図10は図9とは反対の斜視図からの分解図を示し、図9に図示されていない特徴を示す。図11はカバー520の分解斜視図を示し、図12は基部510の分解斜視図を示す。
上述の通り、駆動機構420は、2つの要素、基部510およびカバー510に取り付けられるカバー520を含む。カバー520は、主要部分を接合させるための接着性物質または当技術分野で公知の任意の接合技術を介して接合され得る。基部510は、シース530に取り付けられたJ形状のアセンブリ517を含む。シース530は、図1および図2に関連して上述した、ハンドル部200の空気圧システムに取り外し可能に継合するように構成された流動体経路入口532を収容する。シース530は、流動体経路がつまったり、つぶれたり、捩じれたりするのを防ぐように構成されてもよい。カバー520はまた、基部510のJ形状のアセンブリと実質的に同一であるJ形状のアセンブリ527およびシース部分540を含む。シース部分540は、J形状のアセンブリとネック430との間のシース530のネックに沿って開口部分に接合されてもよく、流動体経路535を保護するための完全なシースを構成する筐体を形成する。
図11および図12に示すように、基部510は外枠515、ダイヤフラム513、およびパドル511を含み、カバー520は外枠525、ダイヤフラム523、およびパドル521を含む。パドル511は取り付け部514、516、および512を含み、パドル521は取り付け部524、526、および522を含む。上述されたように、取り付け部はポップビーズポストヘッド、T形状のポストヘッド、およびこれに類するものとして設けられてもよい。各J形状のアセンブリの取り付け部は、対応する歯のトレイの対応する継合開口部によって受けられ、その歯のトレイを駆動機構に継合してもよい。例えば、継合開口部405b、408b、および407bは、それぞれ取り付け部514、516、および512を受け、それによって、歯のトレイ412bを基部510に継合する。歯のトレイ412aは同様にカバー520に継合されてもよい。
いくつかの実施形態において、各ダイヤフラムは、それぞれ外枠に継合され、それぞれのパドルはダイヤフラムに取り付けられてもよい。次いで、外枠は取り付けられ(例えば、接着性物質または当技術分野で公知の接合技術を介して)、その結果、ダイヤフラム間に封入された駆動機構内に空間を形成してもよい。また、2つの外枠515および525は単一ピースとして形成されてもよく、2つのダイヤフラムまたはブラダを保持する枠と呼ばれ得る。
例えば、図13および図14は、図5FのA-A’による、駆動機構の例示的な構成の断面図を示す。また、2つの外枠515および525は単一ピースとして形成されてもよく、枠と呼ばれ得る。
図13の例示的な実施例において、空間550がダイヤフラム523とダイヤフラム513との間に形成される。ダイヤフラム513および523およびそれらの間の空間550をまとめて、本明細書の実施形態によるブラダと呼ばれてもよい。図13の実施例において、パドル511および521は空間550内に配置され、それぞれのダイヤフラム513および523を通って突出する取り付け部526、524、516、および514を有する。図14は、パドル511および521が空間550とは反対のダイヤフラム側に配置されることを除いて、図13のものと同様の別の構成を図示する。図13および図14に示すように、ダイヤフラムは1つ以上の対向する湾曲(例えば、概して「S」形状)を含んでもよく、スピーカコーンと同様の様式で形成され得、その結果、スピーカコーンのように伸縮するための可撓性を提供する。構成における他のバリエーションは、521および511が射出成形され、成形プロセスにおいて523および513に直接接合されていることを含む。こうした強力な接着を可能にする一対の一般的な物質は、ポリカーボネートとシリコーンである。他の互換性のある可撓性材料および硬質材料または半硬質材料もまた、使用してもよい。
本明細書のさまざまな実施形態によると、空気圧システムの振動-加圧と吸引との間の切り替えは、急速にダイヤフラム523および513を振動させて、またそれによって空間550が振動し、その結果、取り付け部を介して取り付けられた歯のトレイ412aおよび412bを歯の表面に対して上下に動かし、電動歯ブラシ100のブラッシング動作を生み出す。つまり、パドル511および521が交互に互いから離れたり、近づいたりして動き、流動体(例えば、空気)が空間550に交互に押し込まれ、空間550から吸い出され、空間が交互に膨張、収縮する。よって、歯のトレイ412aおよび412bが上下の動きで離れ、フィラメント414aおよび414bが歯の表面にそって磨く。
本明細書の実施形態は、駆動機構420の複合設計を提供する。例えば、ダイヤフラム523および513は、スピーカ振動板の軟質エラストマー膜を製造するための素材と同様の滅菌可撓性材料(シリコーンゴム、熱可塑性ゴムとも呼ばれる熱可塑性エラストマー(TPE)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、ラテックス、ビニール、ニトリル、または高周波数での繰り返される膨張と収縮に耐えることができる他の可撓性材料(これらに限定されない)など)から形成され、パドルおよび外枠は、例えば硬質プラスチックなどの、硬質材料から形成されてもよい。硬質プラスチック材料は、電動ハンドルに取り付けられる心地よい硬いハンドルを提供する。これにより、ユーザは、すすぎ、洗浄するための歯ブラシ全体の口腔内外の位置付けを完全にコントロールすることができる。硬質プラスチックは、当技術分野で公知の技法によって成形、形成される。外枠の材料は、ダイヤフラムを形成する材料の剪断強度と共にフープ強度を有し、空気圧システムが駆動機構を振動させている間、エネルギー損失を最小にし得る。上に説明した硬質材料と組み合わせた軟質エラストマー膜材料を使用することによって、純粋な軟質エラストマー材料で形成されたブラダの無効力を避け得る。例えば、純粋な軟質エラストマー材料のブラダは、パドルに対して垂直な所望の方向とは違う方向の動きを可能にする。ブラダ内の圧力が増加した際に、軟質エラストマー材料はあらゆる方向に伸張し、効率性の低下をもたらす。したがって、本明細書の実施形態は、堅い、硬質材料および軟質エラストマー材料の複合ブラダ設計を利用し、ロストモーションを含み、最適な効率の方向に動かす。さらに、ダイヤフラム513および523の断面形状は、所望の方向における伸張方向を制御するのを助け、効率性の低下を低減する。
ダイヤフラム523および513、パドル511および521、ならびに剛体フレーム515および525は、射出成形によって、または当技術分野で公知の他の方法を介して形成してもよい。ダイヤフラム523および513はまた、マイラー、PVCまたは当技術分野で公知の方法を使用して形成するために延伸または接合される他のシート材から構成することができる。
ダイヤフラム523および513は可撓性の弾性材料から作られ、空間550は空気圧システムによってかけられる正内圧で膨張、伸張する傾向があり、駆動機構の表面(例えば、パドル511および521)をダイヤフラム523および513の中心を通って配置される面から離れるように押す。ダイヤフラム523および521は、空気圧システムよって負内圧がかけられると、しぼんで収縮し、パドル511および521は中心面に向かって引き寄せられる。歯のトレイ412はそれぞれ、パドル521および511に取り付けられ、それゆえ、駆動機構420の動きを共有する。駆動機構420の中心面の位置は、ブラッシングに使用されるブラシヘッド400に組み込まれているが、下顎歯および上顎歯の咬合面に対するブラシヘッド400の向きならびに顎筋によってかけられる圧力による。上述されたように、ブラシヘッドの歯のトレイが屈曲し、ユーザの歯列弓の形状に合致するように、ユーザは軽くブラシヘッド400を噛んでもよい。
歯のトレイ間に単一の大きな空間を有する駆動機構の一つの利点は、ユーザの咬合に「傾斜」があるかにかかわらず(例えば、咬合圧力の不均衡)、咬合圧力は駆動機構によって歯のトレイにわたって均圧化されることである。例えば、ユーザは口腔の前部に対し、口腔の後部でより高い咬合圧力をかけ得る。圧力勾配は駆動機構420のブラダの中心に伝達され、ユーザによってかけられた咬合圧力はダイヤフラムによって配分され、電動歯ブラシがユーザによってかけられた咬合圧力の変動および不規則性に適合するのを可能にする。さらに、局所的な圧力交配とは対照的に、パドルはより高い咬合圧力をダイヤフラム全体に分配するのを助け、ブラダ全体に圧力を均等に分配する。
空気圧システムの実施形態
図15は、本明細書に開示された実施形態の、駆動機構420を動かすのに使用してもよい空気圧システム1500の概略図を示す。図15は、ハンドル部200とブラシヘッドアセンブリ400との間にわたる空気圧システムを図示する。空気圧システム1500は、電気エネルギーをフィラメントの動きに変換する。例えば、図1を参照すると、空気圧システム1500は、歯のトレイ412aおよび412bを交互に近づけたり、歯のトレイ412aおよび412bを離したりするためにブラシヘッド400の駆動機構420が振動するように動作し、ブラッシング動作を生み出す。
空気圧システム1500は、出口逆止弁1502および入口逆止弁1503に接続されたダイヤフラムポンプ1501を含む。出口逆止弁1503は、入口遮断弁1504に接続される。出口逆止弁1502は、出口バイパス弁1505、圧力変換器1506、および駆動機構1507に接続される。ダイヤフラムポンプ1501は、例えば、モーター204によって駆動するダイヤフラム207であってよく、 図2のダイヤフラム207とシャーシ下部208との間の振動圧力勾配を生じさせる。駆動機構1507は、上述した駆動機構420と実質的に同じであってもよい。
稼動中、処理装置(例えば、図2の処理装置215)の制御下で、入口遮断弁1503は開弁され、出口バイパス弁1505は閉弁される。ダイヤフラムポンプ1501は動作し、入口逆止弁1503は開弁され、流動体(例えば、ガス状または液状の流動体)がシステム1500に流入し、ポンプ1501内に維持される。同時に、出口逆止弁1502は開弁され、流動体が駆動機構1507に流入し、流動体がそこに維持される。この構成によって、システム1500内での圧力を所望のレベルに構築することができる。
所望のレベルに達した時、入口遮断弁1504は閉弁され、システム1500をさらなる圧力吸入から遮断させ、出口バイパス弁1505は開弁され、それによって、ダイヤフラムポンプ1501が駆動機構1507に継合される。ダイヤフラムポンプ1501は、出口バイパス弁1505が開弁されている時は、動作し続け、これによって駆動機構1507がダイヤフラムポンプ1501と同期して振動する。
さまざまな実施形態では、ダイヤフラムポンプ1501の動作が上死点の位置から開始する時に、歯のトレイを反対方向に動かすための駆動機構1507の設計が理想的に実施される。例えば、図16A-図16Cは、空気圧システム1500の動作の複数の状態を示す。図16A-図16Cは、空気圧システム1500の簡略化された図を示し、例えば、出口逆止弁1502、入口逆止弁1503、入口遮断弁1504、出口バイパス弁1505、および圧力変換器1506は、例示目的のために、要素1510としてまとめられる。図16Aは、圧力の構築段階を示し、入口遮断弁1503が開弁され、出口バイパス弁1505が閉弁され、入口逆止弁1503が開弁され、出口逆止弁1502が開弁される。所望の圧力に達した時、第1の状態(図16B)において、ダイヤフラムポンプ1501は、上死点で開始し、ポンプ1501内の流動体は最大量であり、駆動機構1507の流動体は最小量である。これは、動作中のポンプの各ストロークがトップであり、駆動機構1507が休止状態であることを示す(例えば吸引または駆動機構内に流動体がない)。第2の状態(図16C)において、ポンプ1501がストロークの底部にあり(例えば、ポンプ内の流動体が最小量)、駆動機構の流動体量が最大である。第1の状態では、歯のトレイは互いの距離が最小であり、第2の状態では、歯列弓の互いの距離が最大である。
別の方法として、閉鎖式ポンプを使うことができる。ポンプが作動し始める時、システム内には内圧を構築するための空気しかない。しかし、 動作は、図16A-図16Cに関連して上述したものと同じである。例えば、ポンプ1501は、閉鎖式システムが可能な限り多くの空気を収容できるように上死点(TDC)で開始するべきである。次いで、1501が下死点(BDC)に移動し、ポンプ内のすべての空気がブラダ1507に放出される。1507が休止状態で、中立位置にあれば、一対の歯のトレイ420の第1の動きはお互いを離す。ポンプがBDCからTDCに移動する時、1501ポンプの真空力から歯のトレイはお互いに向かって引き寄せられる。
いくつかの実施形態によれば、ポンプ1501が上死点の位置から確実に開始するために以下の方法が使用されてもよい。例えば、次の方法は、歯ブラシ100の電源を切った際、ダイヤフラムが上死点の位置にある時にポンプ1501の動作が停止するのを確実にする。まず、処理装置は動作時のモーター(例えば、モーター204)の電流を監視し、典型的なフル回転の電流サイン(例えばダイヤフラムの完全なストローク)を作る。モーターの位置の制御はモーター供給電流に供給された電流に基づいている。処理装置は、上死点にいつも達するように、モーター電源を切るタイミングの監視をもとに電流レベルを定義し得る。発光ダイオードおよび受信機がハンドル部200に設けられ、いつTDCで停止するかを定義するためのインフライト・ダイヤフラム・ポジション(in flight diaphragm position)を検出してもよい。上述されたように、上死点の位置からの圧力の構築が始められるように入口逆止弁1503は動作してもよい。任意選択的に圧力センサーは、圧力の構築を検出でき、所望の圧力レベルが得られるのを確実にする。
所望のブラッシング動作を実現するための歯のクリーニング部材(例えばブラシ部分410aおよび410b)の配置を最適化するには、システムの全空気量、各ストローク時のポンプの圧力特性、駆動機構の機械的特性、空気の配送路および経路の流動性などの因子を含む、システムの空気圧コンポーネントの動的挙動のバランスをとる必要がある。
モーター204の速度は上述のパラメータに影響を与える。モーターの速度の尺度は、毎分の回転数である。一実施形態によれば、目標速度は、毎秒約30~80回転である。いくつかの実施形態によれば、約48~55Hzの目標速度は、最適な結果を提供する。
上述されたように、モーター204は各回転に対してポンプ204の圧縮ストロークおよび吸引ストロークをもたらす。いくつかの実施形態によれば、圧縮ストロークの最大正圧は、20~30ポンド/平方インチ(psi)の範囲であり、最大負圧は、約-14.7psiの絶対真空に限定される。いくつかの実施形態によれば、絶対真空は、約-6~-9psiに限定される。よって、圧縮ストロークに関してより多くの圧力が利用できる。しかし、システム内の圧力が上がるにつれ、状態の方程式、PV=mRTにより、放出される空気量は減る。この圧力の差異により、最高の駆動機構ゆがみをもたらす最適な正の平均圧がある。いくつかの実施形態によれば、圧力制御弁が空気圧システムに含まれ得、圧力が最適な正の平均圧を超えて増加する際に圧力を解放する。しかし、いくらかの正圧が、駆動機構のわずかな膨張を維持するために望ましい場合があり、口腔内で快適さをもたらす。このわずかな膨張は、エネルギー消費がより低い振動運動を可能にし得る。
一実施形態によれば、ポンプ207によるストロークごとの空気量の変位は、空気供給要素の体積および駆動機構の体積(例えば、空間505)で平衡させ得る。回転ごとの全ゆがみは、正圧側のストロークごとに加えられた体積および負圧のストロークの駆動機構から差し引かれた体積に関連し得る。この体積変化はまた、駆動機構の平均圧力にも関係してもよい。ブラダの平均圧力が上がるにつれ、任意のモーターの駆動機構における体積変化(およびこれに対応した歯の接触部分の変位)が減少する。
歯のトレイにかかる咬合力が駆動機構の平均圧力に加わり、空気圧システムの性能に負の影響を与える可能性がある。いくつかの実施形態によれば、電動歯ブラシの空気圧システムは、圧力制御弁を含み、システムからの圧力を開放し、ユーザの咬合圧力による圧力を軽減する。電動歯ブラシに使われる交換用ブラシヘッドに含まれるのに適したいくつかの弁の実装(すなわち、ダックビル弁、アンブレラ弁またはフラッパ弁)がある。
インターロック機構の実施形態
図17は、本明細書に開示された実施形態の、電動歯ブラシ100と使用してもよい例示的なインターロック機構を示す。図17は、歯ブラシ100の分解組立図を示し、ブラシヘッド400がハンドル部200から取り外され、それによって上部カバー221から延在するノーズコーン222が露出している。図17に図示されるブラシヘッド400は、本開示全体を通して開示されているブラシヘッドと実質的に同様であってもよい(例えば、図5A-図13)。ブラシヘッド400は、駆動機構420から延在するシース530を含む。シース530はネック430に取り付けられ、識別バンドは任意選択的にネック430の下縁432に設けられる。識別バンド420は、例えば、異なるユーザが同じハンドル部200を用いて異なるブラシヘッドを使おうとしている場合に、ブラシヘッドを他のものから区別するために見栄えよく色づけられている要素であってもよい。
さまざまな実施形態では、ブラシヘッド400のネック430は、ノーズコーン222と接合するように構成され、例えば、ネック400の内面はノーズコーン222の外面に接触する。ネック430の下縁(または識別バンド432(使用されている場合))は、上部カバー221に接触し得る。
図17の例示的な実施例において、インターロック機構1700は、ノーズコーン222とネック430との間に設けられる。インターロック機構1700は、ブラシヘッド400をハンドル部200に取り外し可能に継合するように構成される。例えば、第1のインターロック部分(この例が図19A-図19Cに提供される)は、ネック430の対応する第2のインターロック部分(この例が図18A-図18Cに提供される)と接合するように構成される、ノーズコーン222上に設けられる。いくつかの実施形態において、ブラシヘッド400はノーズコーン222上に配置され得、例えば、ハンドル部200の長さとほぼ平行の方向の動きを介して、次いで、ブラシヘッド400がノーズコーン222に対して設計された位置に達した時、円周方向に沿った回転する撚り動作がブラシヘッド400に加えられ得、第1および第2のインターロック部分がブラシヘッド400をノーズコーン222およびハンドル部200に連携させ、係止させる(例えば、図20に示される)。円周方向とは反対の回転する撚り動作は、第1および第2の接合要素の係止を解除させ、それによって、ブラシヘッドをノーズコーン222から取り外すことができる。
いくつかの実施形態において、第1および第2のインターロック部分の相互係止はまた、シース530内の入口532に出口230との気密封止をもたらし得る。例えば、Oリングまたは他の密封部材(図示せず)を1つ以上の入口532および出口230に設けてもよい。ブラシヘッド400がノーズコーン222上に配置される時、入口532および出口230は互いに接触してもよい。次いで、ブラシヘッド400をノーズコーンとの所定の位置に係止するために捩じると、インターロック機構が入口532を出口230に引き得、それらの間の密封部材に対してより大きな圧力をかけ、入口532と出口230との間に気密封止をもたらす。気密封止をもたらすことで圧力の損失を低減し、空気圧システムの効率性を向上させ得、流動体経路が確実に流動体を損失しないようにする。
図18A-図18Cは、例示的な実施形態による、インターロック機構1700の例示的な第1のインターロック部分を示す。図18Aは、ネック430の第1の側の斜視図を示し、シース530およびブラシヘッド400の残りが除かれている。図18Aは、ネック430の上からハンドル部200に向いたネック430の第1の側の図を示す。図18Bは、第1の側の反対の、ネック430の第2の側の斜視図を示し、シース530およびブラシヘッド400の残りが除かれている。図18Bは、図18Aに類似して、ネック430の上からハンドル部200に向いたネック430の第2の側の図を示す。図18Cは、 ネック430の底面図(例えば、ハンドル部200の位置から)を示し、ハンドル部200が除かれている。
図18A-図18Cは、ネック430の一部として含まれる、例示的な第2のインターロック部分1710を示す。例示的な実施例において、ネック430は、第2のインターロック部分1710が形成されている円錐状開口部を有する。図18A-図18Cに図示される例示的な第2のインターロック部分1710は、内部係止部と呼ばれてもよい。いくつかの実施形態において、ネック430は、公知の技法によって内部ロック部材を含むように成形または形成された硬質プラスチックであってもよい。別の実施例において、ネック430が形成されてもよく、内部係止部がネック430の内側表面に接合される。
図18A-図18Cの例において、スペーサリング1702がネック430の上縁に隣接して設けられ(例えば、シース530に接触する縁部)、その上に組み立て時にシース530の突出部533(図9を参照)が載せられ、ネック430とシース530との間の接続およびアライメントを容易にするように機能する。リング1702は、シース530に向かって上向きの方向に延在し、シース530の突出部に含まれるカットアウト534と相互係止するように構成された突出部1703を任意選択的に含んでもよい。
内部係止部1710は、突出部1703とは反対のリング1703側に設けられてもよい。インターロック部分1710は、1つ以上のロック部材、例えば、図18Aに図示される第1のロック部材1711および図18Bに図示される第2のロック部材1715を含んでもよい。第1および第2のロック部材1711および1715は、例示的にそれぞれ、お互いが向かい合わせにネック430の第1の側および第2の側に位置付けられているのが示される。
第1のロック部材1711は、第2のロック部材1715に向いた長方形の前面を有する本体1712およびロック機能1713を含む。ロック機能1713は、角度のある側面を有し、本体1712に延在する突出面として例示的に図示され、それによって、図18Aに示すように、突出面よりも幅が広い基部を形成する。ロック機能1713は、図示されているように本体1712の端部に位置する。例示的な実施例において、本体1712の厚み(例えば、図18Cに示すように、本体1712がネック430の内面から半径方向に延在する距離)は、ロック機能1713を備える端部から反対側の端部へと徐々に狭くなる。これは、密封圧を与えるためのランプまたは傾斜ペインのように機能することができる。
同様に、第2のロック部材1715は、第1のロック部材1711に向いた実質的に正方形の前面を有する本体1716およびロック機能1717を含む。ロック機能1717は、角度のある側面を有し、本体1716に延在する突出面として例示的に図示され、それによって、図18Bに示すように、突出面よりも幅が広い基部を形成する。ロック機能1717は、図示されているように本体1716の端部に位置する。例示的な実施例において、本体1716の厚み(例えば、本体1716がネック430の内面から半径方向に延在する距離)は、一定である。
図19A-図19Cは、例示的な実施形態による、インターロック機構1700の例示的な第2のインターロック部分を示す。図19Aは、ノーズコーン222の第1の側の斜視図を示し、ブラシヘッド400が除かれている。図18Bは、ノーズコーン222の、第1の側とは反対の第2の側の斜視図を示す。図19Cは、ノーズコーン222の上面図を示し、ブラシヘッド400が除かれている。
図19A-図19Cは、ノーズコーン222の一部として含まれる、例示的な第1のインターロック部分1720を示す。例示的な実施例において、ノーズコーン222は、ハンドル部200とは反対のノーズコーン22の端部に配置された第1のインターロック部分1720を含む。図19A-図19Cに図示される例示的な第1のインターロック部分1720は、外部係止部と呼ばれてもよい。いくつかの実施形態において、ノーズコーン222は、公知の技法によって外部ロック部材を含むように成形または形成されてもよい。別の実施例において、外部ロック部材は個別に形成され、ノーズコーン222に接合されてもよい。
図19A-図19Cの例において、外部係止部1720は、ノーズコーン222の外周側に設けられてもよい。外部係止部1720は、ロック部材(例えば、ロック部材1711および/または1715)を受けるように構成される1つ以上のくぼみを含んでもよい。例えば、外部係止部1720は図19Aに図示される第1のくぼみ1721および図19Bに図示される第2のくぼみ1725を含んでもよい。第1および第2のくぼみ1721および1725は、例示的にそれぞれ、お互いが向かい合わせにノーズコーン222の第1の側および第2の側に位置付けられているのが示される。
第1のくぼみ1721は、例えば、第1のロック部材1711を受けるように構成される複数の領域を含む。例えば、ノーズコーン222からの軸領域内のノーズコーン222の端部から、ノーズコーン222の端部から設計上の距離まで延在する第1の領域1722が設けられてもよい。第1のくぼみ1721はまた、ノーズコーン222の円周方向に第1の領域1722から延在する設計上の距離に第2の領域1723を含む。ロック機能1724は、第1の領域1722とは反対の第2の領域1723の端部に設けられる。ロック機能1724は、例示的に第2の領域1723からの軸方向のくぼみとして図示され、第2の領域1723に延在する角度のある側面を有し、それによって、例えば、ロック機能1713を受けるように適合されたくぼみを形成する。円周方向の第1の領域1721の幅は、本体1713の長さに対応し、第2の領域1722の高さは、軸方向の本体1713の幅に対応する。ロック機能1724は、ロック機能1713を受けるように適合される。
同様に、第2のくぼみ1725は、例えば、第2のロック部材1715を受けるように構成される複数の領域を含む。例えば、ノーズコーン222の軸方向にノーズコーン222の端部から、設計上の距離まで延在する第1の領域1726が設けられてもよい。第2のくぼみ1726はまた、ノーズコーン222の円周方向に第1の領域1726から延在する設計上の距離に第2の領域1727を含む。ロック機能1728は、第1の領域1726とは反対の第2の領域1727の端部に設けられる。ロック機能1728は、例示的に第2の領域1727からの軸方向のくぼみとして図示され、第2の領域1727に延在する角度のある側面を有し、それによって、例えば、ロック機能1717を受けるように適合されたくぼみを形成する。円周方向の第1の領域1726の幅は、本体1716の長さに対応し得、第2の領域1727の高さは、軸方向の本体1716の幅に対応する。ロック機能1728は、ロック機能1717を受けるように適合される。
例えば、図20は、インターロック機構1700の動作フロー図を示す。図20は、インターロック機構1700の3段階の動作を図示する。第1の状態において、第2のインターロック部分1710は第1のインターロック部分1720内に位置し、第2の状態において、第2のインターロック部分1710は第1のインターロック部分1720に受けられ、第3の状態において、第2のインターロック部分1710は第1のインターロック部分1720と接合し、シース530(例えば、ブラシヘッド400の一部として)がノーズコーン222(例えば、ハンドル部200の一部として)に継合する。
より具体的には、図20は、第2のロック部材1715を有するネック430の第2の側および第2のくぼみ1725を有するノーズコーン222の斜視図を示す。明確にするために、ネック430およびリング1703の外側構造は除かれ、第2のロック部材1715およびシース530のみが図示されている。しかしながら、当然のことながら、実際には図20に示す態様は、ネック430によって直接見えないネック430内部で実施される。
動作中、上に説明されているように、第1の状態で第2のロック部材1715は、第2のくぼみ1725の第1の領域1726の上に位置付けられる。くぼみ1725の半径方向の深さは、本体1716の厚みに一致するように設計され、それによって、第2のロック部材171を受ける。整列されると、軸方向のブラシヘッド400の横方向の動作は、くぼみ1725の第1の領域1726の下縁に向けて第2のロック部材1715を摺動させる。予め設計された距離(例えば、下縁の位置)は、ネック400の下縁をノーズコーン222または上部カバー221に接触できるように選択される。第2の状態(例えば、第2のロック部材が領域1726の底面に載せられる)から、回転捩り力をブラシヘッド400(またはハンドル部200)にかけ、円周方向に第2のロック部材1715を第2の領域1727へ摺動させる。ロック機能1717は、図20に示すように、ロック機能1717がロック部材1728によって受けられるまでくぼみ1727の上面に力をかける(例えば、第3の状態)。ロック機能1717によってかけられた圧力は開放され、ロック機能1717はロック機能1728と接合し、ブラシヘッド400をノーズコーン222に対して所定の位置に係止し、それによってハンドル部200に対して所定の位置に係止する。
ロック機能1728および1717の角度のある側面はまた、ブラシヘッド400のハンドル部200への継合を解放する。例えば、円周方向に十分な力がかかると、角度のある側面によってロック機能1717がロック機能1728に対して摺動し、それによって、ロック機能1728から抜ける。第2のくぼみ1725に対する第2のロック部材1715の状態が逆転し、ブラシヘッド400がノーズコーン222から取り外されてもよい。
上記の実施例は、第2のロック部材1715および第2のくぼみ1725を参照して説明されている一方で、第1のロック部材1711および第1のくぼみ1715も、同じ部分(例えば、ネック430およびノーズコーン222)で形成されることによって、第2のロック部材1715および第2のくぼみ1725と同時に同様の状態になる。例えば、第1の状態で、第1のロック部材1711は、第1のくぼみ1721の第1の領域1722の上に位置付けられる。整列されると、横方向の動作(例えば、第2のロック部材1715の横方向の動作をもたらした同じ力の適用による)によって、第1のロック部材1711がくぼみ1721の第1の領域1722に摺動する。第2の状態(例えば、第1のロック部材が領域1722の底面に載せられる)から、回転捩り力(例えば、第2のロック部材1715の回転運動をもたらした同じ力の適用)によって第1のロック部材1711を第2の領域1723へ摺動する。ロック機能1713は次いで、ロック機能1724(例えば、第3の状態)によって受けられ、それによって、ブラシヘッド400をノーズコーン222に対して所定の位置に係止する。
インターロック機構の具体的な実施例が上記に提供されたが、本明細書の実施形態はこれらの実施例だけに限定されない。例えば、任意の数のロック部材および対応するくぼみを利用してもよい。つまり、単一のくぼみと接合する単一のロック部材が設けられてもよい。同様に、3またはそれ以上のロック部材およびくぼみの対を任意に使用してもよい。さらに、第1および第2のロック部材(および対応するくぼみ)は対向する側に位置付けられる必要はなく、任意の所望の角度でずらしてもよい。例えば、第2のロック部材を、第1のロック部材に対して円周方向に30度、45度、50度、90度等にずらしてもよい。第1および第2のくぼみも同様にずらしてもよい。
ブラシヘッドアセンブリのさらなる実施形態
図21A-図21Bは、本明細書に開示された実施形態の、フィラメントが除かれた、図1の電動歯ブラシと使用してもよい別の例示的なブラシヘッドアセンブリを示す。図21A-図21Bは、ブラシヘッドアセンブリ2100がアーチ滑り継ぎ手2110を含むことを除いて、上述したブラシヘッドアセンブリ400と実質的に同じであるブラシヘッドアセンブリ2100を図示し、第1のアーチ滑り継ぎ手2110は、パドル511に強固に取り付けられ、歯のトレイ412aの上に留まる。同様に、図示される第2のアーチ滑り継ぎ手は、パドル521に強固に取り付けられ、歯列弓412bの上に留まる。または、それらは圧力パッド523および513に強固に取り付けることができる。このタイプの滑り継ぎ手は、スロット607および605に取って代わることができる。パドルの各端部でのこれらのタイプのフックによって、中央のポップビーズがスナップインし、ブラシの歯のトレイ全体を所定の位置に回すことができる。これは、ブラダアセンブリ420を保持したまま、寿命のブラシプレート全体を交換するための方法である。
図22は、本明細書に開示された実施形態の、図1の電動歯ブラシと使用してもよい別の例示的なブラシヘッドアセンブリを示す。図22は、ブラシヘッドアセンブリ2200が歯のトレイ2212aおよび2212bを含むことを除いて、ブラシヘッドアセンブリ400と実質的に同様であるブラシヘッドアセンブリ2200を図示する。歯のトレイ2212aおよび2212bは、歯のトレイ2212aおよび2212bの断面がU字形であることを除いて、歯のトレイ412aおよび412bと実質的に同じであってよい。つまり、例えば、人の歯を磨く時、歯のトレイ2212aおよび2212bの可撓性指部は、上述のように傾斜があるのではなく、実質的に口腔の咬合面に垂直である。
図23は、本明細書に開示された実施形態の、図1の電動歯ブラシを用いて、小さな子供に使用するのに適したブラシヘッドの別の例を示す。アセンブリは、図5Aおよび図5Bに関連して上記に説明したものと同様の、子供のサイズの歯のトレイ2312aおよび2312b、駆動機構2320ならびにネック2330を含む。同様に、図9および図10に図示されるアセンブリは、図示された子供のサイズの歯のトレイと使用することができる。さらに、子供のサイズの歯のトレイ2312aおよび2312bは、軟質エラストマー材料から構成することができる。同様に、毛束2314bは、大人のものに使われるのよりも軟質の素材から作ることができる。
図24は、毛束をブラシヘッドフレーム2402に取り付けるためのクリップタイプ式の機構2400を示す。クリップ2401は、使い古された時に容易に取り外しできる毛束2514bを含む。
図25A-図25Bは、図1、図4、図5A-Fならびに図10AおよびBに図示したものを含み、システムと使用してもよいさらなる例示的な歯のトレイを図示する。歯のトレイ2512aおよびbは、歯のチャネルの側面を画定する第1の側2501および第2の側2502を含む。内面2517は、毛束2514aおよびbを含む。歯のチャネルの相対的な浅さは、側面の毛束の角度によって補われる。ブラダなどの駆動機構は、概略的に2520として図示される。上部と下部の歯のトレイは、例えば、上述の図9-図11に図示されているようなブラダに連結する。
図25Cは、ユーザのすべての歯を同時に磨くように設計された2つのフルアーチの歯のトレイを有する別の実施形態の概略図を示す。図25Cに図示される実施形態は、同じ構成要素および機能を有する前述のすべての実施形態で説明された半分のアーチペアの一対として考えられる。
図26および図27は、いくつかの実施形態の、図4のブラシヘッドと使用してもよい駆動機構の例の概略図を示す。
処理装置
図28は、本明細書に記載のさまざまな実施形態に関連して使用されてもよい例示的な有線または無線の処理装置2800を示すブロック図である。例えば、システム2800は、プロセッサ装置215または図2のPCBA210に配置された構成要素として実装されてもよい。システム2800は、ソフトウェアの形態での命令の実行およびデータ通信の実行ができるプロセッサ動作可能装置であることができる。他のコンピュータシステムおよび/またはアーキテクチャもまた、当業者に明らかなように、使用されてもよい。
システム2800は、プロセッサ2810などの、1つ以上のプロセッサを含むのが好ましい。入力/出力を管理する補助プロセッサ、浮動小数点値演算を実行する補助プロセッサ、信号処理アルゴリズム(例えば、デジタル信号プロセッサ)の高速実行に適するアーキテクチャを有する特殊目的のマイクロプロセッサ、デュアルまたはマルチプロセッサシステムの追加のマイクロプロセッサもしくはコントローラ、またはコプロセッサなどの、追加のプロセッサが設けられてもよい。こうした補助プロセッサは、別々のプロセッサでもよく、またはプロセッサ2810に統合されてもよい。
プロセッサ2810は、通信バス2805に接続するのが好ましい。通信バス2805は、記憶装置とシステム2800の他の周辺コンポーネントとの間の、例えば、空気圧システム2875への情報転送を容易にするデ-タチャネルを含んでもよい。通信バス2805はさらに、プロセッサ2810との通信に使用する、デ-タバス、アドレスバス、および制御バス(図示せず)を含む一組の信号を提供してもよい。通信バス2805は、例えば、業界標準アーキテクチャ(ISA)に準拠したバスアーキテクチャ、拡張業界標準アーキテクチャ(ELISA)、マイクロチャネルアーキテクチャ(MCA)、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト(PCI)ローカルバス、またはIEEE188の汎用インターフェースバス(GPIB)、IEEE696/S-100およびこれらに類するものを含む米国電気電子学会(IEEE)によって広められた標準のような、任意の標準または非標準のバスアーキテクチャを含んでもよい。
空気圧システム2875は、例えば、図2および図15-図16Cに関連して本明細書に開示された空気圧システムと実質的に同様である。例えば、空気圧システム2875は、ブッシング206およびエキセントリック205を介してダイヤフラム207に継合されたモーター204、チューブ229を含む流動体経路および駆動機構420を含んでもよい(図2)。さらに、空気圧システム2875はまた、ダイヤフラムポンプ1501、出口逆止弁1502、入口逆止弁1503、入口遮断弁1504、出口バイパス弁1505、圧力変換器1506、および駆動機構1507(図15)も含んでもよい。
システム2800は、メインメモリ2815を含むのが好ましく、二次メモリ2820も含んでもよい。メインメモリ2815は、電動歯ブラシの1つ以上の機能などの、プロセッサ2810で実行する、プログラムの命令およびデータを記憶する。例えば、メインメモリ2815は、上述されたように、空気圧システム2875を駆動する例示的な方法を実行するためのプログラムの命令およびデータを記憶してもよい。当然のことながら、メモリに記憶され、プロセッサ2810によって実行されるプログラムは、C/C++、Java、JavaScript、Perl、Visual Basic、.NET、PICまたは任意のマイクロプロセッサおよびこれらに類するもののカスタム言語を含むがこれらに限定されないいずれの好適な言語で書かれてもよく、かつ/またはそれらによるコンパイルが行われてもよい。メインメモリ2815は典型的には、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)および/またはスタティックランダムアクセスメモリ(SPAM)などの半導体ベースのメモリである。他の半導体ベースのメモリタイプには、例えば、シンクロナスダイミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、ランバスダイナミックランダムアクセスメモリ(RDRAM)、強誘電体ランダムアクセスメモリ(FRAM(登録商標))などを含み、そして、読出し専用メモリ(ROM)を含む。
二次メモリ2820は、任意選択的に内部メモリ2825および/またはリムーバブル記憶媒体2830を含んでもよい。リムーバブル記憶媒体2830は、任意の周知の方法で読み出しおよび/または書き込みが行われる。リムーバブル記憶媒体2830は、例えば、磁気テープ装置、コンパクトディスク(CD)ドライブ、DVDドライブ、他の光学ドライブ、フラッシュメモリドライブなどでもよい。
リムーバブル記憶媒体2830は、非一時的なコンピュータ読み取り可能の媒体であり、コンピュータ実行コード(例えば、開示されたソフトウェアモジュール)および/またはデータが格納される。リムーバブル記憶媒体2830に格納されるコンピュータソフトウェアまたはデータは、プロセッサ2810による実行のためにシステム2800に読み込まれる。
代替的な実施形態では、二次メモリ2820は、コンピュータプログラムまたは他のデータまたは命令がシステム2800にロードされるのを可能にする他の同様の手段を含んでもよい。こうした手段には、例えば、外部記憶媒体2845および通信インターフェース2840が含まれ、ソフトウェアおよびデータの外部記憶媒体2845からシステム2800への転送を可能にする。外部記憶媒体2845の例には、外部ハードディスクドライブ、外部光学ドライブ、外部磁気光学ドライブ等を含んでもよい。二次メモリ2820の他の例としては、半導体ベースのメモリ(プログラマブル読み取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ(EEPROMと同様のブロック指向メモリ)を含んでもよい。
システム2800は、通信インターフェース2840を含んでもよい。通信インターフェース2840は、ソフトウェアおよびデータがシステム2800と、外部デバイス、ネットワーク、または情報源との間で転送されることを許容する。例えば、コンピュータソフトウェアまたは実行コードは、通信インターフェース2840を介して、ネットワーク・サーバからシステム2800へ転送されてもよい。通信インターフェース2840の例には、内蔵ネットワークアダプタ、ネットワークインターフェースカード(NIC)、パソコンメモリカード国際協会(PCMCIA)ネットワークカード、カードバスネットワークアダプタ、ワイヤレスネットワークアダプタ、ユニバーサルシリアルバス(USB)ネットワークアダプタ、モデム、ネットワークインターフェースカード(NIC)、ワイヤレスデータカード、通信ポート、赤外線インターフェース、IEEE 1394ファイア・ワイア、またはシステム2800を他のネットワークまたは別のコンピューティング装置と接続できる他の任意のデバイスが含まれる。通信インターフェース2840は、例えば、イーサネットIEEE 802標準、ファイバーチャネル、デジタル加入者線(DSL)、非同期デジタル加入者線(ADSL)、フレームリレー、非同期転送モード(ATM)、統合デジタルサービス・ネットワーク(ISDN)、個人情報提供サービス(PCS)、伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)、シリアルライン・インターネットプロトコル/ポイントツーポイントプロトコル(SLIP/PPP)、およびその他のような、工業的に広められたプロトコル標準を実装することが好ましいが、これと同様に、カスタマイズされるかまたは非標準のインターフェース・プロトコルを実装してもよい。
通信インターフェース2840を介して転送されるソフトウェアおよびデータは、概して電気通信信号2855の形態である。これらの信号2855は、通信チャネル2850を介して通信インターフェース2840に提供されてもよい。一実施形態において、通信チャネル2850は、有線または無線のネットワーク、またはあらゆる他の通信手段であってもよい。通信チャネル2850は、信号2855を運び、ほんの数例挙げてみると、導線またはケーブル、光ファイバ、従来の電話線、携帯電話リンク、無線データ通信リンク、無線周波(RF)リンク、または赤外線リンクを含む、さまざまな有線または無線の通信手段を使用して実現されることができる。
コンピュータ実行コード(すなわち、開示されたアプリケーションなどのコンピュータプログラムまたはソフトウェアモジュール)は、メインメモリ2815および/または二次メモリ2820に格納される。コンピュータプログラムは、通信インターフェース2840を介して受信することもでき、そして、メインメモリ2815および/または二次メモリ2820に格納することもできる。この種のコンピュータプログラムは、実行されるときに、システム2800が、開示された実施形態のさまざまな機能、例えば、空気圧システム2875の制御を実行することを可能にする。
本明細書において、用語「コンピュータ読み取り可能の媒体」は、システム2800にコンピュータ実行コード(例えばソフトウェアおよびコンピュータプログラム)を提供するために用いる、任意の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を指すために使用される。これらの媒体の例としては、メインメモリ2815、二次メモリ2820(内部メモリ2825、リムーバブル記憶媒体2830、および外部記憶媒体2845を含む)、ならびに、通信インターフェース2840と通信的に接続される任意の周辺機器(ネットワーク情報サーバ、または他のネットワーク装置を含む)が挙げられる。これらの非一時的なコンピュータ読み取り可能の媒体は、システム2800に実行コード、プログラミング命令、およびソフトウェアを提供するための手段である。
ソフトウェアを使用して実現される一実施形態において、ソフトウェアは、コンピュータ読み取り可能の媒体に格納されてもよく、そして、リムーバブル記憶媒体2830、I/Oインターフェース2835、または通信インターフェース2840を経由して、システム2800にロードされてもよい。このような実施形態では、ソフトウェアは、電気通信信号2855の形態でシステム2800にロードされる。ソフトウェアは、プロセッサ2810によって実行されるときに、好ましくは、プロセッサ2810に1つ以上の付属書28-4に記載の特徴および機能を実行させる。
一実施形態において、I/Oインターフェース2835は、システム2800の1つ以上の構成要素と1つ以上の入力および/または出力装置との間のインターフェースを提供する。さまざまな実施形態において、I/Oインターフェース2835は、システム2800の構成要素と1つ以上のシステム2800外の装置またはシステム(例えば、ネットワーク経由でシステム2800と通信する装置)との間のインターフェースを提供する。他の例示的な入力装置は、スイッチ、または他の接触感知式装置、生体情報センシングデバイス、およびこれらに類するものを含むがこれらに限定されない。出力装置の例としては、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、真空蛍光ディスプレイ(VFD)、表面伝導型電子放出素子ディスプレイ(SED)、電界放出ディスプレイ(FED)、およびこれに類するものが含まれるが、これらに限定されない。例えば、電動歯ブラシは、ハンドル部200上に電池203の充電状態または歯ブラシ100についてユーザに関係する他の情報を表示するディスプレイを含んでもよい。
システム2800はまた、データネットワーク経由で無線通信を容易にする任意の無線通信コンポーネントを含んでもよい。無線通信コンポーネントは、アンテナシステム2870、無線システム2865、ベースバンドシステム2860を含んでもよい。システム2800において、無線周波数(RF)信号は、無線システム2865の管理下でアンテナシステム2870によって空中を通して送信および受信される。
一実施形態において、アンテナシステム2870は、1つ以上のアンテナおよびアンテナシステム2870に送信信号経路および受信信号経路を提供するためにスイッチング機能を実行する1つ以上のマルチプレクサ(図示せず)を含んでもよい。受信経路において、受信されたRF信号は、マルチプレクサから、受信されたRF信号を増幅して増幅信号を無線システム2865に送る低雑音増幅器(図示せず)までつなぐことができる。
代替の実施形態では、無線システム2865は、さまざまな周波数を通して通信するように構成される1つ以上の無線を含んでもよい。一実施形態において、無線システム2865は、デモジュレータ(図示せず)およびモジュレータ(図示せず)を1つの集積回路(IC)に組み込んでもよい。デモジュレータおよびモジュレータは、別々のコンポーネントでもありえる。入力経路において、デモジュレータは、ベースバンド受信信号を残してRF搬送波信号を取り除く。そしてそれは、無線システム2865からベースバンドシステム2860まで送られる。
ベースバンドシステム2860はまた、伝送のためのデジタル信号を符号化して、無線システム2865のモジュレータ部分に送られるベースバンドの送信信号を生成する。モジュレータは、ベースバンドの送信信号を、アンテナシステム2870に送られてパワーアンプ(図示せず)を通過してもよいRF送信信号を生成するRF搬送波信号とミックスする。パワーアンプは、RF送信信号を増幅して、それを、信号が伝送のためのアンテナ・ポートに切り替えられるアンテナシステム2870に送る。
ベースバンドシステム2860はまた、中央演算処理装置(CPU)であってもよい、プロセッサ2810と通信でつながる。プロセッサ2810は、データ記憶領域2815および2820に対するアクセスを有する。プロセッサ2810は、メインメモリ2815または二次メモリ2820に記憶されることができる命令(すなわち、開示された例示的な方法などのコンピュータプログラム)を実行するように好ましくは構成される。コンピュータプログラムはまた、ベースバンドプロセッサ2860から受信することもでき、メインメモリ2815にまたは二次メモリ2820に保存されることもでき、または受信時に実行されることもできる。この種のコンピュータプログラムは、実行されるときに、開示した実施形態のさまざまな機能をシステム2800に実行させる。例えば、データ記憶領域2815または2820は、さまざまなソフトウェアモジュールを含んでもよい。
他の態様
さまざまな実施形態はまた、例えば、コンポーネント(例えば特定用途向け集積回路(「ASIC」)またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)を用いるハードウェアにおいて主に実施してもよい。本明細書に記載の機能を実行することができるハードウェア状態機械の実現は、当業者にとっても明らかである。さまざまな実施形態はまた、ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせを用いて実施してもよい。
さらに、上記した各図および本明細書に開示される実施形態に関連して記載されるさまざまな図示の論理ブロック、モジュール、回路、および方法ステップが電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組み合わせとしてしばしば実施されてもよいことを、当業者は認めるだろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明らかに例示するために、さまざまな例示のコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能性に関して一般に上記された。この種の機能性がハードウェアとして実施されるかまたはソフトウェアとして実施されるかは、特定の用途およびシステム全体が負う設計上の制約に依存する。当業者は、各特定用途のためのさまざまな方法において、記載された機能性を実施することができるが、この種の実施の決定は、本発明の範囲からの逸脱を生じさせると解釈されてはならない。加えて、モジュール、ブロック、回路またはステップの範囲内の機能のグループ化は、説明を容易にするためのものである。特定機能またはステップは、本発明を逸脱しない範囲で1つのモジュール、ブロックまたは回路から他へ移動させることができる。
さらに、本明細書において開示される実施形態に関連して記載されているさまざまな例示的論理ブロック、モジュールおよび方法は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブルロジックデバイス、独立したゲートまたはトランジスタロジック、独立したハードウェアコンポーネント、または本明細書に記載された機能を実行するように設計されるそれらの任意の組み合わせを用いて実施または実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでありえるが、代わりに、そのプロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたは、状態機械でありえる。プロセッサは、コンピューティング装置の組み合わせ(例えば、DSPおよびマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと協同する1つ以上のマイクロプロセッサ、またはこの種の他の任意の構成)として実施されることもできる。
特定の実施形態が上述されたが、これらの記載された実施形態は、例としてのみ提示されることが理解されよう。したがって、記載された実施形態に基づいて本明細書に記載のシステムおよび方法は制限されるべきでない。むしろ、本明細書に記載のシステムおよび方法は、上記の説明および添付の図面と関連させた際に、以下の請求項を考慮してのみ制限されなければならない。

Claims (20)

  1. 第1のセットの歯の複数の歯の表面を同時に磨くための第1のセットのクリーニング面を含む第1の歯のトレイと、
    第2のセットの歯の複数の歯の表面を同時に磨くための第2のセットのクリーニング面を含む第2の歯のトレイであって、前記第2のセットの歯は前記第1のセットの歯に対向する、第2の歯のトレイと、
    前記第1と第2の歯のトレイの間に配置される可膨張性ブラダと、
    前記ブラダを保持する枠と、
    前期第1の歯のトレイを前記ブラダの第1の側に継合する第1の継合機構と、
    前記第2の歯のトレイを前記ブラダの前記第1の側に対向する前記ブラダの第2の側に継合する第2の継合機構とを含む、電動歯ブラシ。
  2. 前記可膨張性ブラダが、前記枠の第1の側にわたりかつ継合する第1の膜と、前記枠の第2の側にわたりかつ継合する、前記第1の膜に対向する第2の膜とを含む、請求項1の電動歯ブラシ。
  3. 前記第1の継合機構が、前記第1の膜に継合された1つ以上の取り付け部および前記第1の歯のトレイ内に対応する1つ以上の継合開口部を含み、前記第2の継合機構が、前記第2の膜に継合された1つ以上の取り付け部および前記第2の歯列弓内に対応する1つ以上の継合開口部を含む、請求項2の電動歯ブラシ。
  4. 前記第1の歯のトレイと前記可膨張性ブラダとの間に介在する第1のパドルであって、前記第1の膜に取り付けられ、前記ブラダから離れるように延在する前記1つ以上の取り付け部を有する、第1のパドルと、
    前記第2の歯のトレイと前記可膨張性ブラダとの間に介在する第2のパドルであって、前記第2の膜に取り付けられ、前記ブラダから離れるように延在する前記1つ以上の取り付け部を有する、第2のパドルとをさらに含む、請求項3の電動歯ブラシ。
  5. 前記第1のセットのクリーニング面および前記第2のセットのクリーニング面はそれぞれ、織物と、前記織物に織り込まれた複数の糸セグメントとを含み、前記複数の糸セグメントのそれぞれは前記織物の第1の側に毛束を形成する複数のフィラメントを含む、請求項1の電動歯ブラシ。
  6. ハンドル部と、
    前記ハンドル部内に配置され、前記ブラダに継合された空気圧装置とをさらに含む、請求項1の電動歯ブラシ。
  7. 前記枠から延在し、前記枠に対向する端部に円錐状開口部を有するネックと、前記円錐状開口部内に位置する第1のインターロック部分とをさらに含む、請求項1の電動歯ブラシ。
  8. 基部、前記基部に対向するノーズコーン、および前記ノーズコーン上にあり、前記第1のインターロック部分と相互係止する第2のインターロック部分を有するハンドル部と、
    前記ハンドル部内に配置され、前記ノーズコーンを介して前記ブラダに継合される空気圧装置とをさらに含む、請求項7の電動歯ブラシ。
  9. 第1のセットの歯の複数の歯の表面を同時に磨くための第1のセットのクリーニング面を含む第1の歯のトレイと、
    第2のセットの歯の複数の歯の表面を同時に磨くための第2のセットのクリーニング面を含む第2の歯のトレイであって、前記第2のセットの歯は前記第1のセットの歯に対向する、第2の歯のトレイと、
    第1の側および第2の側およびそれらを通る開口部を有する堅い外枠と、
    前記堅い外枠の前記第1の側の前記堅い外枠の前記開口部を覆う第1の膜と、
    前記堅い外枠の前記第2の側の前記堅い外枠の前記開口部を覆う第2の膜であって、それによって、前記第1の膜と前記第2の膜との間の空間を画定する、第2の膜と、
    前期第1の歯のトレイを前記第1の膜に継合する第1の継合機構と、
    前期第2の歯のトレイを前記第2の膜に継合する第2の継合機構とを含む、歯ブラシヘッド。
  10. 前記第1の継合機構が、前記第1の膜および前記第1の歯のトレイを移動可能に継合する1つ以上のジンバルを含み、前記第2の継合機構が、前記第2の膜および前記第2の歯列弓を移動可能に継合する1つ以上のジンバルを含む、請求項9の歯ブラシヘッド。
  11. 前記第1の歯のトレイと前記第1の膜との間に介在する第1のパドルであって、前記第1の膜に取り付けられ、そこへ取り付けられた前記1つ以上のジンバルを有する、第1のパドルと、
    前記第2の歯のトレイと前記第2の膜との間に介在し、そこへ取り付けられた前記1つ以上のジンバルを有する第2のパドルとをさらに含む、請求項10の歯ブラシヘッド。
  12. 前記外側の剛体フレームから延在し、前記外側の剛体フレームに対向する端部に円錐状開口部を有するネックと、前記円錐状開口部内に位置する第1のインターロック部分とをさらに含む、請求項9の歯ブラシヘッド。
  13. 前記第1のセットのクリーニング面および前記第2のセットのクリーニング面はそれぞれ、織物と、前記織物に織り込まれた複数の糸セグメントとを含み、前記複数の糸セグメントのそれぞれは前記織物の第1の側に毛束を形成する複数のフィラメントを含む、請求項11の歯ブラシヘッド。
  14. 前記第1の継合機構が、前記第1の膜に継合された1つ以上の取り付け部および前記第1の歯のトレイ内に対応する1つ以上の継合開口部を含み、前記第2の継合機構が、前記第2の膜に継合された1つ以上の取り付け部および前記第2の歯列弓内に対応する1つ以上の継合開口部を含む、請求項9の歯ブラシヘッド。
  15. 第1の側に第1の複数の可撓性指部と、前記第1の側とは反対の第2の側に第2の複数の可撓性指部と、第1のセットの歯の複数の歯の表面を同時に磨くための前記可撓性指部のそれぞれの内側に第1の複数のクリーニング面とを含む第1の歯のトレイと、
    第2の歯のトレイであって、前記第2の歯のトレイの第1の側に第1の複数の可撓性指部と、前記第1の側とは反対の第2の側の前記第2の歯のトレイに第2の複数の可撓性指部と、第2のセットの歯の複数の歯の表面を同時に磨くための前記可撓性指部のそれぞれの内側に第2の複数のクリーニング面とを含み、前記第2のセットの歯は前記第1のセットの歯に対向する、第2の歯のトレイと、
    第1の側および前記第1の側とは反対の第2の側およびそれらを通る開口部を有する堅い外枠と、
    前記堅い外枠の前記第1の側の前記堅い外枠の前記開口部を覆う第1の膜と、
    前記堅い外枠の前記第2の側の前記堅い外枠の前記開口部を覆う第2の膜であって、それによって、前記第1の膜と前記第2の膜との間の空間を画定する、第2の膜と、
    前期第1の歯のトレイを前記第1の膜に継合する第1の継合機構と、
    前期第2の歯のトレイを前記第2の膜に継合する第2の継合機構とを含む、歯ブラシヘッド。
  16. 前記第1の継合機構が、前記第1の膜および前記第1の歯のトレイを移動可能に継合する1つ以上のジンバルを含み、前記第2の継合機構が、前記第2の膜および前記第2の歯列弓を移動可能に継合する1つ以上のジンバルを含む、請求項15の歯ブラシヘッド。
  17. 前記第1の歯のトレイと前記第1の膜との間に介在する第1のパドルであって、前記第1の膜に取り付けられ、そこへ取り付けられた前記1つ以上のジンバルを有する、第1のパドルと、
    前記第2の歯のトレイと前記第2の膜との間に介在し、そこへ取り付けられた前記1つ以上のジンバルを有する第2のパドルとをさらに含む、請求項15の歯ブラシヘッド。
  18. 前記外側の剛体フレームから延在し、前記外側の剛体フレームに対向する端部に円錐状開口部を有するネックと、前記円錐状開口部内に位置する第1のインターロック部分とをさらに含む、請求項9の歯ブラシヘッド。
  19. 前記第1のセットのクリーニング面および前記第2のセットのクリーニング面はそれぞれ、織物と、前記織物に織り込まれた複数の糸セグメントとを含み、前記複数の糸セグメントのそれぞれは前記織物の第1の側に毛束を形成する複数のフィラメントを含む、請求項17の歯ブラシヘッド。
  20. 前記ネックを通過して延在し、前記第1の膜と前記第2の膜との間の空間と流体連通しているチャネルをさらに含む、請求項18の歯ブラシヘッド。
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