以下では、本願の実施形態における添付の図面を参照して、本願の実施形態における技術的解決策について説明する。本願の明細書において、特に断りのない限り、「/」は、関連するオブジェクト同士の間の「又は」の関係を示す。例えば、A/Bは、A又はBを示し得る。本願では、「及び/又は」は、関連するオブジェクト同士の間の関連関係のみを記述し、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、次の3つのケース:Aのみが存在する場合、AとBとの両方が存在する場合、及びBのみが存在する場合を示し得、A又はBは、単数であっても複数であってもよい。また、本願の明細書において、「複数」とは、特に断りのない限り、2以上を意味する。「以下のアイテム(ピース)の少なくとも1つ」又はこれに類する表現は、これらのアイテムの任意の組合せを指し、単数のアイテム(ピース)又は複数のアイテム(ピース)の任意の組合せを含む。例えば、a、b、又はcの少なくとも1つのアイテム(ピース)は、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、又はa、b、及びcを示し得、a、b、及びcは単数であっても複数であってもよい。さらに、本願の実施形態における技術的解決策を明確に説明するために、本願の実施形態では、「第1」及び「第2」等の用語を使用して、同じアイテム又は基本的に同じ機能又は目的を提供する同様のアイテムを区別する。当業者は、「第1」及び「第2」等の用語が数量又は実行順序を限定するものではなく、「第1」及び「第2」等の用語が明確な違いを示すものではないことを理解するだろう。さらに、本願の実施形態では、「例」又は「例えば」等の単語は、例、例示、又は説明を与えることを表すために使用される。本願の実施形態では「例」又は「例えば」として説明する任意の実施形態又は設計スキームは、別の実施形態又は設計スキームよりも好ましい又はより多くの利点を有すると説明されるものではない。正確には、「例」又は「例えば」等の単語の使用は、理解を容易にするために特定の方法で相対的な概念を提示することを意図している。
さらに、本願の実施形態で説明するネットワークアーキテクチャ及びサービスシナリオは、本願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明することを意図しており、本願の実施形態で提供する技術的解決策に対する制限を構成するものではない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの進化と新しいサービスシナリオの出現とにより、本願の実施形態で提供する技術的解決策は、同様の技術的問題にも適用可能であることが分かるだろう。
図1は、本願の一実施形態による通信システム10を示す。通信システム10は、ポリシー制御エンティティ101及びセッション管理エンティティ102を含む。ポリシー制御エンティティ101及びセッション管理エンティティ102は、互いに直接通信することができ、又は別の装置による転送を通じて互いに通信することができる。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。さらに、本願のこの実施形態で提供する通信システム10に基づくイベント登録方法については、後続の方法の実施形態を参照されたい。
詳細についてはここでは説明しない。
オプションで、図1に示される通信システム10は、現在議論している第5世代(5th
generation, 5G)ネットワークに適用可能であり、又は別の将来のネットワーク等に適用可能である。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
例えば、図1に示される通信システム10は、現在議論している5Gネットワークに適用可能である。この場合に、セッション管理エンティティに対応するネットワーク要素又はエンティティは、図2に示される5GネットワークにおけるSMFであり得、ポリシー制御エンティティに対応するネットワーク要素又はエンティティは、図2に示される5Gネットワークにおけるポリシー制御機能(policy control function, PCF)であり得る。
また、図2に示されるように、5Gネットワークは、RAN装置、UPF、アクセス及びモビリティ管理機能(core access and mobility management function, AMF)、認証サーバ機能(authentication server function, AUSF)、ネットワークスライス選択機能(network slice selection function, NSSF)、ネットワーク公開機能(network exposure function, NEF)、ネットワークリポジトリ機能(network exposure function Repository Function, NRF)、統合データ管理(unified data management, UDM)、統合データリポジトリ(unified
data repository, UDR)、AF、又は課金機能(charging function CHF)等をさらに含み得る。
図2に示されるように、端末装置は、RAN装置を介して5Gネットワークにアクセスする。端末装置は、N1インターフェイス(略して、N1)を介してAMFと通信する。RAN装置は、N2インターフェイス(略して、N2)を介してAMFと通信する。RAN装置は、N3インターフェイス(略して、N3)を介してUPFと通信する。SMFは、N4インターフェイス(略して、N4)を介してUPFと通信する。UPFは、N6インターフェイス(略して、N6)を介してデータネットワークにアクセスする。また、図2に示されるAUSF、AMF、SMF、NSSF、NEF、NRF、PCF、UDM、UDR、CHF、及びAF等のコントロールプレーン機能は、サービス指向インターフェイスを介して互いに相互作用する。例えば、AUSFが示すサービス指向インターフェイスはNausfであり、AMFが示すサービス指向インターフェイスはNamfであり、SMFが示すサービス指向インターフェイスはNsmfであり、NSSFが示すサービス指向インターフェイスはNnssfであり、NEFが示すサービス指向インターフェイスはNnefであり、NRFが示すサービス指向インターフェイスはNnrfであり、PCFが示すサービス指向インターフェイスはNpcfであり、UDMが示すサービス指向インターフェイスはNudmであり、UDRが示すサービス指向インターフェイスはNudrであり、CHFが示すサービス指向インターフェイスはNchfであり、そして、AFが示すサービス指向インターフェイスはNafである。関連する機能の説明とインターフェイスの説明とについては、23.501規格の5Gシステムアーキテクチャ(5G system architecture)の図を参照されたい。詳細についてはここでは説明しない。
図2は、既存の5Gネットワークのサービス指向アーキテクチャの概略図である。図3は、図2に対応する参照点ベースの5Gネットワークアーキテクチャの概略図である。図3に示されるように、端末装置は、RAN装置を介して5Gネットワークにアクセスする。端末装置は、N1インターフェイス(略して、N1)を介してAMFと通信する。RAN装置は、N2インターフェイス(略して、N2)を介してAMFと通信する。RAN装置は、N3インターフェイス(略して、N3)を介してUPFと通信する。異なるUPFは、N9インターフェイス(略して、N9)を介して互いに通信する。そして、UPFは、N6インターフェイス(略して、N6)を介してデータネットワークにアクセスする。さらに、SMFは、N4インターフェイス(略して、N4)を介してUPFと通信する。AMFネットワーク要素は、N11インターフェイス(略して、N11)を介してSMFと通信する。AMFは、N8インターフェイス(略して、N8)を介してUDMと通信する。AMFは、N12インターフェイス(略して、N12)を介してAUSFと通信する。AMFは、N15インターフェイス(略して、N15)を介してPCFと通信する。AMFは、N22インターフェイス(略して、N22)を介してNSSFと通信する。異なるAMFは、N14インターフェイス(略して、N14)を介して互いに通信する。SMFは、N7インターフェイス(略して、N7)を介してPCFと通信する。SMFは、N10インターフェイス(略して、N10)を介してUDMと通信する。SMFは、N29インターフェイス(略して、N29)を介してNEFと通信する。SMFは、Nnrfインターフェイス(略して、Nnrf)を介してNRFと通信する。SMFは、Nchfインターフェイス(略して、Nchf)を介してCHFと通信する。PCFは、N5インターフェイス(略して、N5)を介してNEFと通信する。UDRは、N36インターフェイス(略して、N36)を介してPCFと通信する。UDRは、N37インターフェイス(略して、N37)を介してNEFと通信する。UDMは、N13インターフェイス(略して、N13)を介してAUSFと通信する。そして、UDMは、N29インターフェイス(略して、N29)を介してNRFと通信する。
オプションで、本願の実施形態では、セッション管理エンティティ又はポリシー制御エンティティは、通信機器とも呼ばれ得る。通信機器は、汎用装置であっても専用装置であってもよい。これは、本願の実施形態では特に限定されない。
オプションで、本願の実施形態では、セッション管理エンティティ又はポリシー制御エンティティの関連機能は、1つの装置によって実装してもよく、又は複数の装置によって共同で実装してもよく、又は1つ又は複数の機能モジュールによって1つの装置で実装してもよい。これは、本願の実施形態では特に限定されない。前述の機能は、ハードウェア装置内のネットワーク要素であってもよく、専用ハードウェア上で実行されるソフトウェア機能、ハードウェア及びソフトウェアの組合せ、又はプラットフォーム上でインスタンス化された仮想化機能(例えば、クラウドプラットホーム)であってもよい。
例えば、本願の実施形態におけるセッション管理エンティティ又はポリシー制御エンティティの関連機能は、図4の通信機器400によって実現され得る。図4は、本願の一実施形態による通信機器400の構造の概略図である。通信機器400は、1つ又は複数のプロセッサ401、通信回線402、及び少なくとも1つの通信インターフェイス(図4では、通信インターフェイス404及び1つのプロセッサ401を含む例のみが説明のために使用される)を含み、オプションで、メモリ403をさらに含んでもよい。
プロセッサ401は、汎用中央処理装置(central processing unit,
CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application-specific
integrated circuit, ASIC)、又は、本願の解決策のプログラム実行を制御するように構成された1つ又は複数の集積回路であってもよい。
通信回線402は、異なる構成要素を接続するための経路を含んでもよい。
通信インターフェイス404は、イーサネット、RAN、又はワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)等の別の装置又は通信ネットワークと通信するように構成されたトランシーバモジュールであり得る。例えば、トランシーバモジュールは、トランシーバマシン又はトランシーバ等の機器であってもよい。オプションで、通信インターフェイス404は、代わりに、プロセッサ401内に配置されたトランシーバ回路であってもよく、プロセッサの信号入力及び信号出力を実現するように構成される。
メモリ403は、記憶機能を有する機器であってもよい。例えば、メモリ403は、読取り専用メモリ(read-only memory, ROM)又は静的情報及び命令を格納できる別のタイプの静的記憶装置、或いはランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)又は情報及び命令を格納できる別のタイプの動的記憶装置であってもよく、或いは電気的に消去可能なプログラム可能な読取り専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory, EEPROM)、コンパクトディスク読取り専用メモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)又は別のコンパクトディスク記憶装置、光ディスク記憶装置(コンパクトディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタルバーサタイルディスク、及びブルーレイ光ディスク等を含む)、磁気ディスク記憶媒体又は別の磁気記憶装置、或いは予想されるプログラムコードを命令又はデータ構造の形式で保持又は格納するために使用でき、コンピュータがアクセスできる任意の他の媒体であってもよい。しかしながら、メモリ403はこれらに限定されない。メモリは、独立して存在してもよく、通信回線402を介してプロセッサに接続される。あるいはまた、メモリはプロセッサと一体化してもよい。
メモリ403は、本願の解決策を実行するためのコンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、プロセッサ401が実行を制御する。プロセッサ401は、メモリ403に格納したコンピュータ実行可能命令を実行して、本願の実施形態で提供するイベント登録方法を実施するように構成される。
あるいはまた、オプションで、本願のこの実施形態では、プロセッサ401は、本願の以下の実施形態で提供するイベント登録方法で関連する処理機能を実行することができる。通信インターフェイス404は、別の装置又は通信ネットワークとの通信を担うことができる。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
オプションで、本願のこの実施形態におけるコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードとも呼ばれ得る。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
特定の実装中に、一実施形態では、プロセッサ401は、1つ又は複数のCPU、例えば図4のCPU0及びCPU1を含むことができる。
特定の実装中に、一実施形態では、通信機器400は、複数のプロセッサ、例えば、図4のプロセッサ401及びプロセッサ408を含むことができる。各プロセッサは、シングルコア(single-core)プロセッサであってもマルチコア(multi-core)プロセッサであってもよい。本明細書におけるプロセッサは、ソフトウェアを実行する以下の様々なコンピューティング装置の少なくとも1つ:中央処理装置(central processing unit, CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロコントローラユニット(microcontroller unit, MCU)、又は人工知能プロセッサ等を含み得るが、これらに限定されない。各コンピューティング装置は、ソフトウェア命令を実行することによって操作又は処理を実行するように構成された1つ又は複数のコアを含むことができる。
特定の実装中に、一実施形態では、通信機器400は、出力装置405及び入力装置406をさらに含むことができる。出力装置405は、プロセッサ401と通信し、複数の方法で情報を表示することができる。例えば、出力装置405は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display, LCD)、発光ダイオード(light
emitting diode, LED)ディスプレイ装置、陰極線管(cathode ray tube, CRT)ディスプレイ装置、又はプロジェクタ(projector)であってもよい。入力装置406は、プロセッサ401と通信し、複数の方法でユーザの入力を受け取ることができる。例えば、入力装置406は、マウス、キーボード、タッチスクリーン装置、又はセンサ装置であってもよい。
通信機器400は、通信機器と呼ばれることもあり、汎用装置であっても専用装置であってもよい。例えば、通信機器400は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、パームトップコンピュータ(personal digital computer, PDA)、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線端末装置、組込み装置、前述の端末装置、前述のネットワーク装置、又は図4と同様の構成を有する装置であってもよい。通信機器400のタイプは、本願のこの実施形態では限定されない。
本願の実施形態で提供するイベント登録方法について、図1に示される通信システムを参照して以下に説明する。
以下の実施形態では、第1のイベントは、例えば、ダウンリンクデータ通知失敗(DDD failure)イベントであり得、第2のイベントは、例えば、ダウンリンクデータ配信ステータス(DDD status)イベントであり得る、或いは、第1のイベントは、例えば、ダウンリンクデータ配信ステータス(DDD status)イベントであり得、第2のイベントは、例えば、ダウンリンクデータ通知失敗(DDD failure)イベントであり得る、或いは、第1のイベント及び第2のイベントは、他のイベントであり得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明している。これは、本願の実施形態では特に限定されない。
図5は、本願の一実施形態によるイベント登録方法を示す。以下に説明を示す。
S501:セッション管理エンティティは、第1のイベントに対するイベント登録要求を受信し、第1のイベントに対するイベント登録要求には、第1のイベントのイベント識別子と、第1のイベントのデータ記述情報とが含まれる。
本願のこの実施形態では、第1のイベントのイベント識別子は、第1のイベントを示す。例えば、第1のイベントのイベント識別子は、DDD Status又はDDD Failureである。
本願のこの実施形態では、第1のイベントのデータ記述情報を使用して、第1のイベントに対応するダウンリンクデータの送信元(source)アドレスを特定する。例は次の通りである。インターネットプロトコル(internet
protocol, IP)データの場合に、第1のイベントのデータ記述情報は、例えば、送信元IPアドレス、送信元ポート番号、及びトランスポート層プロトコルを含むサーバ側3タプル情報であってもよい。
本願のこの実施形態では、第1のイベントの登録エンティティから第1のイベントに対する登録要求を受信した後に、セッション管理エンティティは、イベント登録関連識別子を第1のイベントのイベント登録に割り当て、イベント登録関連識別子を第1のイベントの登録エンティティに送信する、又は第1のイベントに対する登録要求には、イベント登録関連識別子が含まれる。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
S502:セッション管理エンティティは、第1のイベントに関する情報をポリシー制御エンティティに送信する。これに対応して、ポリシー制御エンティティは、セッション管理エンティティから第1のイベントに関する情報を受信する。第1のイベントに関する情報には、第1のイベントの登録指示情報と、第1のイベントのデータ記述情報とが含まれる。
本願のこの実施形態では、第1のイベントに対するイベント登録要求を受信した後に、セッション管理エンティティは、第1のイベントに対するイベント登録要求に基づいて、第1のイベントの登録指示情報と、第1のイベントのデータ記述情報とを取得することができる。第1のイベントの登録指示情報は、セッション管理エンティティが第1のイベントに対するイベント登録要求を受信するように指示する。
例えば、第1のイベントがダウンリンクデータ通知失敗イベントである場合に、第1のイベントの登録指示情報は、例えば、DDN_FAILUREのポリシー制御要求トリガであってもよい。或いは、第1のイベントがダウンリンクデータ配信ステータスイベントである場合に、第1のイベントの登録指示情報は、例えば、DDN_DELIVERY_STATUS(DDN_STATUSとしても表され得る)のポリシー制御要求トリガであってもよい。
オプションで、本願のこの実施形態では、第1のイベントに関する情報は、第1のイベントの登録識別子をさらに含むことができ、第1のイベントの登録識別子は、第1のイベントのイベント登録と関連付けるために使用される。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
S503:ポリシー制御エンティティは、第2のPCC規則のデータ記述情報が第1のイベントのイベント記述情報と同じであると決定する。第2のPCC規則のデータ記述情報は、第2のイベントのデータ記述情報であり、第2のPCC規則には、第2のイベントを検出するように指示する指示情報(以下、指示情報1と略称する)が含まれる。
本願のこの実施形態では、第2のイベントのデータ記述情報を使用して、第2のイベントに対応するダウンリンクデータの送信元アドレスを特定する。第2のイベントのデータ記述情報の関連する例については、第1のイベントのデータ記述情報の前述の例を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
本願のこの実施形態では、指示情報1は、第2のイベントの登録指示情報に基づいて決定される。例えば、第2のイベントがダウンリンクデータ通知失敗イベントである場合に、指示情報1は、例えば、DDN失敗通知制御指示情報であってもよい。或いは、第2のイベントがダウンリンクデータ配信ステータスイベントである場合に、指示情報1は、例えば、ダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報であってもよい。
S504:ポリシー制御エンティティは、第1のイベントの登録指示情報に基づいて第2のPCC規則を更新して、第1のPCC規則を取得する。第1のPCC規則には、指示情報1と、第1のイベントを検出するように指示する指示情報(以下、指示情報2と略称する)とが含まれる。
本願のこの実施形態では、指示情報2は、第1のイベントの登録指示情報に基づいて決定される。例えば、第1のイベントがダウンリンクデータ通知失敗イベントである場合に、指示情報2は、例えば、DDN失敗通知制御指示情報であってもよい。或いは、第1のイベントがダウンリンクデータ配信ステータスイベントである場合に、指示情報2は、例えば、ダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報であってもよい。
本願のこの実施形態では、第1のPCC規則は、更新した第2のPCC規則として理解され得ることに留意されたい。換言すれば、本願のこの実施形態では、第1のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子と同じである。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。本願のこの実施形態では、第1のPCC規則のデータ記述情報は、第2のイベントのデータ記述情報又は第1のイベントのデータ記述情報であり得ることを理解されたい。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
S505:ポリシー制御エンティティは、第1のPCC規則をセッション管理エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから第1のPCC規則を受信する。
S506:セッション管理エンティティは、第1のPCC規則に基づいて第1のイベント及び第2のイベントを検出する。
可能な実施態様では、ステップS506は、セッション管理エンティティが、第1のPCC規則に基づいて、第1のPDRと、第1のPDRと関連する第1のFARとを決定するステップであって、第1のFARは、指示情報1及び/又は指示情報2に基づいて決定される、ステップと;セッション管理エンティティが、第1のPDR及び第1のFARをユーザプレーン機能エンティティに送信するステップと;セッション管理エンティティが、第1のPDRの識別子と、第1のFARに基づいて報告されるダウンリンクデータステータスとをユーザプレーン機能エンティティから受信するステップと;セッション管理エンティティが、第1のPDRの識別子と、第1のFARに基づいて報告されるダウンリンクデータステータスとに基づいて、第1の通知メッセージを第1のイベントの登録エンティティに送信する、及び/又は第2の通知メッセージを第2のイベントの登録エンティティに送信するステップであって、第1の通知メッセージは第1のイベントを通知するために使用され、第2の通知メッセージは第2のイベントを通知するために使用される、ステップと;を含む。
オプションで、第1のフラグが第1のFARに設定され、第1のフラグは、ユーザプレーン機能エンティティに、ユーザプレーン機能エンティティが第1のPDRに一致する第1のデータパケットを破棄した後にセッション管理エンティティに通知するように指示する。これに対応して、第1のFARに基づいて報告されるダウンリンクデータステータスには、第1のPDRに一致する第1のデータパケットが破棄されることが含まれる。本願のこの実施形態では、セッション管理エンティティは、通常、端末装置のダウンリンクデータが利用できないことを認識した後に、第1のPDR及び第1のFARをユーザプレーン機能エンティティに送信することに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
さらに、第1のイベントは、ダウンリンクデータ通知失敗イベントである。第2のイベントは、ダウンリンクデータ配信ステータスイベントであり、ダウンリンクデータ配信ステータスイベントの通知要求タイプには破棄タイプが含まれる。セッション管理エンティティが、第1のPDRの識別子と、第1のFARに基づいて報告されるダウンリンクデータステータスとに基づいて、第1の通知メッセージを第1のイベントの登録エンティティに送信する、及び/又は第2の通知メッセージを第2のイベントの登録エンティティに送信することは、セッション管理エンティティが、第1のPDRの識別子と、第1のFARに基づいて報告されるダウンリンクデータステータスとに基づいて、第1の通知メッセージをモビリティ管理エンティティに送信し、第2の通知メッセージをネットワーク公開エンティティに送信することを含み、第1の通知メッセージは、ダウンリンクデータ通知失敗を通知するために使用され、第2の通知メッセージは、ダウンリンクデータが破棄されることを通知するために使用される。
あるいはまた、さらに、第2のイベントはダウンリンクデータ通知失敗イベントである。第1のイベントはダウンリンクデータ配信ステータスイベントであり、ダウンリンクデータ配信ステータスイベントの通知要求タイプには破棄タイプが含まれる。セッション管理エンティティが、第1のPDRの識別子と、第1のFARに基づいて報告されるダウンリンクデータステータスとに基づいて、第1の通知メッセージを第1のイベントの登録エンティティに送信する、及び/又は第2の通知メッセージを第2のイベントの登録エンティティに送信することは、セッション管理エンティティが、第1のPDRの識別子と、第1のFARに基づいて報告されるダウンリンクデータステータスとに基づいて、第1の通知メッセージをネットワーク公開機能エンティティに送信し、第2の通知メッセージをモビリティ管理エンティティに送信することを含み、第1の通知メッセージは、ダウンリンクデータが破棄されることを通知するために使用され、第2の通知メッセージは、ダウンリンクデータ通知失敗を通知するために使用される。
オプションで、第2のフラグが第1のFARに設定され、第2のフラグは、ユーザプレーン機能エンティティに、ユーザプレーン機能エンティティが第1のPDRに一致する第1のデータパケットをバッファリングした後にセッション管理エンティティに通知するように指示する。これに対応して、第1のFARに基づいて報告されるダウンリンクデータステータスには、第1のPDRに一致する第1のデータパケットがバッファリングされることが含まれる。本願のこの実施形態では、セッション管理エンティティは、通常、端末装置がアイドルであることを認識した後に、第1のPDR及び第1のFARをユーザプレーン機能エンティティに送信することに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
さらに、第1のイベントは、ダウンリンクデータ配信ステータスイベントである。セッション管理エンティティが、第1のPDRの識別子と、第1のFARに基づいて報告されるダウンリンクデータステータスとに基づいて、第1の通知メッセージを第1のイベントの登録エンティティに送信する、及び/又は第2の通知メッセージを第2のイベントの登録エンティティに送信することは、セッション管理エンティティが、第1のPDRの識別子と、第1のFARに基づいて報告されるダウンリンクデータステータスとに基づいて、第1の通知メッセージをネットワーク公開機能エンティティに送信することを含み、第1の通知メッセージは、ダウンリンクデータをバッファリングするように通知するために使用される。
あるいはまた、さらに、第2のイベントは、ダウンリンクデータ配信ステータスイベントである。セッション管理エンティティが、第1のPDRの識別子と、第1のFARに基づいて報告されるダウンリンクデータステータスとに基づいて、第1の通知メッセージを第1のイベントの登録エンティティに送信する、及び/又は第2の通知メッセージを第2のイベントの登録エンティティに送信することは、セッション管理エンティティが、第1のPDRの識別子と、第1のFARに基づいて報告されるダウンリンクデータステータスとに基づいて、第2の通知メッセージをネットワーク公開機能エンティティに送信することを含み、第2の通知メッセージは、ダウンリンクデータをバッファリングするように通知するために使用される。
オプションで、図5に示されるように、本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法は、登録解除手順をさらに含む。以下に説明を示す。
可能な実施態様では、第1のイベントからの登録解除を例として使用し、以下のステップが含まれる。
S507:セッション管理エンティティは、第1のイベントに対する登録解除要求を受信する。
本願のこの実施形態では、第1のイベントに対する登録解除要求には、登録解除指示と、第1のイベントのイベント登録関連識別子とが含まれる。
S508:セッション管理エンティティは、第1のPCC規則の識別子と第1のイベントの登録解除指示情報(以下、指示情報3と略称する)とをポリシー制御エンティティに送信する。これに対応して、ポリシー制御エンティティは、第1のPCC規則の識別子と指示情報3とをセッション管理エンティティから受信する。指示情報3は、セッション管理エンティティが第1のイベントに対する登録解除要求を受信するように指示する。
本願のこの実施形態では、セッション管理エンティティは、第1のイベントのイベント登録関連識別子に基づいて、第1のPCC規則の識別子を決定する。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
例えば、第1のイベントがダウンリンクデータ通知失敗イベントである場合に、第1のイベントの登録解除指示情報は、例えば、UNSUBSCRIBED_DDN_FAILUREのポリシー制御要求トリガであってもよい。或いは、第1のイベントがダウンリンクデータ配信ステータスイベントである場合に、第1のイベントの登録解除指示情報は、例えば、UNSUBSCRIBED_DDN_DELIVERY_STATUS(UNSUBSCRIBED_DDN_STATUSとも表現され得る)のポリシー制御要求トリガであってもよい。
S509:ポリシー制御エンティティは、第1のPCC規則の識別子及び指示情報3に基づいて第1のPCC規則を更新して、第5のPCC規則を取得する。
第5のPCC規則は、第1のPCC規則から指示情報2を削除することによって取得される。換言すれば、第1のPCC規則と比較して、第5のPCC規則は、指示情報2を含まないが、依然として指示情報1を含む。
本願のこの実施形態では、第5のPCC規則は、更新した第1のPCC規則として理解され得ることに留意されたい。換言すれば、本願のこの実施形態では、第5のPCC規則の識別子は、第1のPCC規則の識別子と同じである。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S510:ポリシー制御エンティティは、第5のPCC規則をセッション管理エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから第5のPCC規則を受信する。
S511:セッション管理エンティティは、第5のPCC規則に基づいて第2のイベントを検出する。
具体的には、セッション管理エンティティがPCC規則に基づいて単一のイベントを検出する具体的な実施態様については、従来技術を参照されたい。詳細についてはここでは説明しない。
別の可能な実施態様では、第2のイベントからの登録解除を例として使用し、以下のステップが含まれる。
S512:セッション管理エンティティは、第2のイベントに対する登録解除要求を受信する。
本願のこの実施形態では、第2のイベントに対する登録解除要求には、第2のイベントの登録解除指示及びイベント登録関連識別子が含まれる。
S513:セッション管理エンティティは、第1のPCC規則の識別子と第2のイベントの登録解除指示情報(以下、指示情報4と略称する)とをポリシー制御エンティティに送信する。これに対応して、ポリシー制御エンティティは、第1のPCC規則の識別子及び指示情報4をセッション管理エンティティから受信する。指示情報4は、セッション管理エンティティが第2のイベントに対する登録解除要求を受信するように指示する。
本願のこの実施形態では、セッション管理エンティティは、第2のイベントのイベント登録関連識別子に基づいて、第1のPCC規則の識別子を決定する。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
例えば、第2のイベントがダウンリンクデータ通知失敗イベントである場合に、第2のイベントの登録解除指示情報は、例えば、UNSUBSCRIBED_DDN_FAILUREのポリシー制御要求トリガであってもよい。或いは、第2のイベントがダウンリンクデータ配信ステータスイベントである場合に、第2のイベントの登録指示情報は、例えば、UNSUBSCRIBED_DDN_DELIVERY_STATUS(UNSUBSCRIBED_DDN_STATUSとも表現され得る)のポリシー制御要求トリガであってもよい。
S514:ポリシー制御エンティティは、第1のPCC規則の識別子及び指示情報4に基づいて第1のPCC規則を更新して、第6のPCC規則を取得する。
第6のPCC規則は、第1のPCC規則から指示情報1を削除することによって取得される。換言すれば、第1のPCC規則と比較して、第6のPCC規則は、指示情報1を含まないが、依然として指示情報2を含む。
本願のこの実施形態では、第6のPCC規則は、更新した第1のPCC規則として理解され得ることに留意されたい。換言すれば、本願のこの実施形態では、第6のPCC規則の識別子は、第1のPCC規則の識別子と同じである。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S515:ポリシー制御エンティティは、第6のPCC規則をセッション管理エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから第6のPCC規則を受信する。
S516:セッション管理エンティティは、第6のPCC規則に基づいて第1のイベントを検出する。
具体的には、セッション管理エンティティがPCC規則に基づいて単一のイベントを検出する具体的な実施態様については、従来技術を参照されたい。詳細についてはここでは説明しない。
本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法によれば、ポリシー制御エンティティが第1のPCC規則をセッション管理エンティティに送信した後に、セッション管理エンティティは、第1のPCC規則に基づいて第1のイベントと第2のイベントとの両方を検出することができる。これにより、データ記述情報が同じである2つのイベントが登録された場合に、従来技術において、ユーザプレーン機能エンティティが1つのイベントのPDRしか照合して取得できず、その結果、セッション管理エンティティが1つのイベント通知しか受信できず、セッション管理エンティティが1つのイベントしか検出できないという問題が回避される。さらに、本願のこの実施形態は、イベントが登録された後に、2つのイベントの登録解除手順をさらに提供する。
ステップS501~S516におけるセッション管理エンティティの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、セッション管理エンティティに動作を行うように指示することによって実行され得る。ステップS501~S516におけるポリシー制御エンティティの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、ポリシー制御エンティティに動作を行うように指示することによって実行され得る。これは、この実施形態では限定されない。
図6は、本願の一実施形態によるイベント登録方法を示す。以下に説明を示す。
S601:セッション管理エンティティは、第1のイベントに対するイベント登録要求を受信し、第1のイベントに対するイベント登録要求には、第1のイベントのイベント識別子と、第1のイベントのデータ記述情報とが含まれる。
S602:セッション管理エンティティは、第1のイベントに関する情報をポリシー制御エンティティに送信する。これに対応して、ポリシー制御エンティティは、セッション管理エンティティから第1のイベントに関する情報を受信する。
S603:ポリシー制御エンティティは、第2のPCC規則のデータ記述情報が第1のイベントのイベント記述情報と同じであると決定する。第2のPCC規則のデータ記述情報は、第2のイベントのデータ記述情報であり、第2のPCC規則には、第2のイベントを検出するように指示する指示情報が含まれる。
ステップS601~S603の具体的な実施態様については、図5に示される実施形態のステップS501~S503を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
S604:ポリシー制御エンティティは、第1のイベントの登録指示情報に基づいて、第1のPCC規則を策定する。第1のPCC規則の関連する説明については、図5に示される実施形態のステップS504を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
本願のこの実施形態では、第1のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子とは異なる場合があることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。本願のこの実施形態では、第1のPCC規則のデータ記述情報は、第2のイベントのデータ記述情報又は第1のイベントのデータ記述情報であり得ることを理解されたい。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
オプションで、本願のこの実施形態では、第1のPCC規則は第2のPCC規則を置き換えるために使用されるか、又は第1のPCC規則の優先度が第2のPCC規則の優先度よりも高い。
S605:ポリシー制御エンティティは、第1のPCC規則をセッション管理エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから第1のPCC規則を受信する。
S606:セッション管理エンティティは、第1のPCC規則に基づいて第1のイベント及び第2のイベントを検出する。
ステップS606の具体的な実施態様については、図5に示される実施形態のステップS506を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
オプションで、本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法は、ポリシー制御エンティティが、第2のPCC規則を削除するように指示する指示情報をセッション管理エンティティに送信するステップと;第2のPCC規則を削除するように指示する指示情報を受信した後に、セッション管理エンティティが、セッション管理エンティティに格納した第2のPCC規則を削除し、ユーザプレーン機能エンティティに、第2のPCC規則に基づいてセッション管理エンティティが決定したPDR及びFARを削除するように指示するステップと;をさらに含む。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
オプションで、本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法は、登録解除手順をさらに含む。関連する説明については、図5に示される実施形態のステップS507~S511又はステップS512~S515を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
図6に示される実施形態の技術的効果については、図5に示される実施形態の技術的効果を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
ステップS601~S606におけるセッション管理エンティティの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、セッション管理エンティティに動作を行うように指示することによって実行され得る。ステップS601~S606におけるポリシー制御エンティティの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、ポリシー制御エンティティに動作を行うように指示することによって実行され得る。これは、この実施形態では限定されない。
図7は、本願の一実施形態によるイベント登録方法を示す。以下に説明を示す。
S701:セッション管理エンティティは、第1のイベントに対するイベント登録要求を受信し、第1のイベントに対するイベント登録要求には、第1のイベントのイベント識別子と、第1のイベントのデータ記述情報とが含まれる。
ステップS701の具体的な実施態様については、図5に示される実施形態のステップS501を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
S702:セッション管理エンティティは、第2のPCC規則のデータ記述情報が第1のイベントのデータ記述情報と同じであると決定する。第2のPCC規則のデータ記述情報は、第2のイベントのデータ記述情報であり、第2のPCC規則には、第2のイベントを検出するように指示する指示情報(以下、指示情報1と略称する)が含まれる。
セッション管理エンティティが、第2のPCC規則のデータ記述情報が第1のイベントのデータ記述情報と同じであると決定する説明については、図5に示される実施形態のステップS503を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
S703:セッション管理エンティティは、第2のPCC規則の識別子と第1のイベントの登録指示情報とをポリシー制御エンティティに送信する。これに対応して、ポリシー制御エンティティは、第2のPCC規則の識別子と第1のイベントの登録指示情報とをセッション管理エンティティから受信する。
S704:ポリシー制御エンティティは、第1のイベントの登録指示情報に基づいて、第2のPCC規則の識別子に対応する第2のPCC規則を更新して、第1のPCC規則を取得し、第1のPCC規則には、第2のイベントを検出するように指示する指示情報と、第1のイベントを検出するように指示する指示情報(以下、指示情報2と略称する)とが含まれる。
S705:ポリシー制御エンティティは、第1のPCC規則をセッション管理エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから第1のPCC規則を受信する。
S706:セッション管理エンティティは、第1のPCC規則に基づいて第1のイベント及び第2のイベントを検出する。
ステップS704~S706の具体的な実施態様については、図5に示される実施形態のステップS504~S506を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
本願のこの実施形態では、ポリシー制御エンティティが第1のイベントの登録指示情報に基づいて第2のPCC規則を更新して、第1のPCC規則を取得する例を説明に使用することに留意されたい。確かに、ポリシー制御エンティティは、第1のイベントの登録指示情報に基づいて、第1のPCC規則を策定することができる。この解決策では、第1のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子とは異なる場合がある。第1のPCC規則は第2のPCC規則を置き換えるために使用されるか、又は第1のPCC規則の優先度が第2のPCC規則の優先度よりも高い。さらに、オプションで、ポリシー制御エンティティは、第2のPCC規則を削除するように指示する指示情報をセッション管理エンティティに送信する。第2のPCC規則を削除するように指示する指示情報を受信した後に、セッション管理エンティティは、セッション管理エンティティに格納した第2のPCC規則を削除し、第2のPCC規則に基づいてセッション管理エンティティが決定したPDR及びFARを削除するようにユーザプレーン機能エンティティに指示する。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
オプションで、本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法は、登録解除手順をさらに含む。関連する説明については、図5に示される実施形態のステップS507~S511又はステップS512~S515を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法によれば、ポリシー制御エンティティが第1のPCC規則をセッション管理エンティティに送信した後に、セッション管理エンティティは、第1のPCC規則に基づいて第1のイベントと第2のイベントとの両方を検出することができる。これにより、データ記述情報が同じである2つのイベントが登録された場合に、従来技術において、ユーザプレーン機能エンティティが1つのイベントのPDRしか照合して取得できず、その結果、セッション管理エンティティが1つのイベント通知しか受信できず、セッション管理エンティティが、1つのイベントしか検出できないという問題が回避される。さらに、本願のこの実施形態は、イベントが登録された後に、2つのイベントの登録解除手順をさらに提供する。
ステップS701~S707におけるセッション管理エンティティの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、セッション管理エンティティに動作を行うように指示することによって実行され得る。ステップS701~S707におけるポリシー制御エンティティの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、ポリシー制御エンティティに動作を行うように指示することによって実行され得る。これは、この実施形態では限定されない。
図8A及び図8Bは、本願の一実施形態によるイベント登録方法を示す。以下に説明を示す。
S801:セッション管理エンティティは、第1のイベントに対するイベント登録要求を受信し、第1のイベントに対するイベント登録要求には、第1のイベントのイベント識別子と、第1のイベントのデータ記述情報とが含まれる。
S802:セッション管理エンティティは、第1のイベントに関する情報をポリシー制御エンティティに送信する。これに対応して、ポリシー制御エンティティは、セッション管理エンティティから第1のイベントに関する情報を受信する。
ステップS801及びS802の具体的な実施態様については、図5に示される実施形態のステップS501及びS502を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
S803:ポリシー制御エンティティは、第2のPCC規則のデータ記述情報が第1のイベントのイベント記述情報と重複すると決定する。第2のPCC規則のデータ記述情報は、第2のイベントのデータ記述情報であり、第2のPCC規則には、第2のイベントを検出するように指示する指示情報(以下、指示情報1と略称する)が含まれる。第2のイベントのデータ記述情報及び指示情報1の関連説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
本願のこの実施形態では、第2のPCC規則のデータ記述情報が第1のイベントのイベント記述情報と重複することは、図9aに示されるように、第2のPCC規則のデータ記述情報が第1のイベントのイベント記述情報に含まれること、あるいはまた、図9bに示されるように、第1のイベントのイベント記述情報が第2のPCC規則のデータ記述情報に含まれること、あるいはまた、図9cに示されるように、第2のPCC規則のデータ記述情報の一部の情報が、第1のイベントのイベント記述情報の一部の情報と重複すること、を含む。
S804:ポリシー制御エンティティは、第1のイベントに関する情報及び第2のPCC規則に基づいて、第1のPCC規則を決定する。
第1のPCC規則には、指示情報1と、第1のイベントを検出するように指示する指示情報(以下、指示情報2と略称する)とが含まれる。第1のPCC規則のデータ記述情報は、第1のイベントのデータ記述情報と第2のイベントのデータ記述情報とで重複する情報(以下、データ記述情報1と略称する)である。指示情報2の関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
例えば、データ記述情報1は、図9a、図9b、又は図9cの重複部分であってもよい。
可能な実施態様では、ステップS804は、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントに関する情報に基づいて第2のPCC規則を更新して、第1のPCC規則を取得するステップを含む。この解決策では、本願のこの実施形態では、第1のPCC規則は、更新した第2のPCC規則として理解され得る。換言すれば、本願のこの実施形態では、第1のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子と同じである。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
別の可能な実施態様では、ステップS804は、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントに関する情報及び第2のPCC規則に基づいて第1のPCC規則を策定するステップを含む。この解決策では、第1のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子とは異なる場合がある。
S805:ポリシー制御エンティティは、第1のイベントに関する情報及び第2のPCC規則に基づいて、第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則を決定する。
第3のPCC規則には指示情報1が含まれ、第3のPCC規則のデータ記述情報は、第2のイベントのデータ記述情報内にあり且つ、第1のイベントデータ記述情報と第2のイベントのデータ記述情報との重複情報以外の情報である。(以下、データ記述情報2と略称する)。
第4のPCC規則には指示情報2が含まれ、第4のPCC規則のデータ記述情報は、第1のイベントのデータ記述情報内にあり且つ、第1のイベントのデータ記述情報と第2のイベントのデータ記述情報との重複情報以外の情報である(以下、データ記述情報3と略称する)。
例えば、第2のPCC規則のデータ記述情報と第1のイベントのイベント記述情報との間の関係が図9aに示される場合に、ポリシー制御エンティティは、第1のイベントに関する情報及び第2のPCC規則に基づいて、第4のPCC規則を決定する。あるいはまた、第2のPCC規則のデータ記述情報と第1のイベントのイベント記述情報との間の関係が図9bに示される場合に、ポリシー制御エンティティは、第1のイベントに関する情報及び第2のPCC規則に基づいて、第3のPCC規則を決定する。あるいはまた、第2のPCC規則のデータ記述情報と第1のイベントのイベント記述情報との間の関係が図9cに示される場合に、ポリシー制御エンティティは、第1のイベントに関する情報及び第2のPCC規則に基づいて、第3のPCC規則及び第4のPCC規則を決定する。
可能な実施態様では、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントに関する情報及び第2のPCC規則に基づいて第3のPCC規則を決定することは、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントに関する情報に基づいて第2のPCC規則を更新して、第3のPCC規則を取得することを含む。この解決策では、本願のこの実施形態では、第3のPCC規則は、更新した第2のPCC規則として理解され得る。換言すれば、本願のこの実施形態では、第3のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子と同じである。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
別の可能な実施態様では、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントに関する情報及び第2のPCC規則に基づいて第3のPCC規則を決定することは、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントに関する情報及び第2のPCC規則に基づいて第3のPCC規則を策定することを含む。この解決策では、第3のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子とは異なる場合がある。
可能な実施態様では、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントに関する情報及び第2のPCC規則に基づいて第4のPCC規則を決定することは、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントに関する情報に基づいて第2のPCC規則を更新して、第4のPCC規則を取得することを含む。この解決策では、本願のこの実施形態では、第4のPCC規則は、更新した第2のPCC規則として理解され得る。換言すれば、本願のこの実施形態では、第4のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子と同じである。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
別の可能な実施態様では、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントに関する情報及び第2のPCC規則に基づいて第4のPCC規則を決定することは、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントに関する情報及び第2のPCC規則に基づいて、第4のPCC規則を策定することを含む。この解決策では、第4のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子とは異なる場合がある。
本願のこの実施形態では、第1のPCC規則と第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則とが、第2のPCC規則を更新することによって取得されない場合に、第1のPCC規則と第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則とが、第2のPCC規則を置き換えるために使用され、又は第1のPCC規則と第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則との優先度が、第2のPCC規則の優先度よりも高いことに留意されたい。さらに、オプションで、ポリシー制御エンティティは、第2のPCC規則を削除するように指示する指示情報をセッション管理エンティティに送信する。第2のPCC規則を削除するように指示する指示情報を受信した後に、セッション管理エンティティは、セッション管理エンティティに格納した第2のPCC規則を削除し、ユーザプレーン機能エンティティに、第2のPCC規則に基づいてセッション管理エンティティが決定したPDR及びFARを削除するように指示する。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
S806:ポリシー制御エンティティは、第1のPCC規則をセッション管理エンティティに送信し、ポリシー制御エンティティは、第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則をセッション管理エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから第1のPCC規則を受信し、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則を受信する。
S807:セッション管理エンティティは、第1のPCC規則に基づいて第1のイベント及び第2のイベントを検出する。
ステップS807の具体的な実施態様については、図5に示される実施形態のステップS506を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
S808:セッション管理エンティティは、第3のPCC規則に基づいて第2のイベントを検出し、及び/又はセッション管理エンティティは、第4のPCC規則に基づいて第1のイベントを検出する。
具体的には、セッション管理エンティティがPCC規則に基づいて単一のイベントを検出する具体的な実施態様については、従来技術を参照されたい。詳細についてはここでは説明しない。
オプションで、図8A及び図8Bに示されるように、本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法は、登録解除手順をさらに含む。以下に説明を示す。
可能な実施態様では、第1のイベントからの登録解除を例として使用し、以下のステップが含まれる。
S809:セッション管理エンティティは、第1のイベントに対する登録解除要求を受信する。
本願のこの実施形態では、第1のイベントに対する登録解除要求には、第1のイベントの登録解除指示及びイベント登録関連識別子が含まれる。
S810:セッション管理エンティティは、第1のメッセージをポリシー制御エンティティに送信する。これに対応して、ポリシー制御エンティティは、セッション管理エンティティから第1のメッセージを受信する。
第1のメッセージには、第1のPCC規則の識別子と、第1のイベントの登録解除指示情報(以下、指示情報3と略称する)とが含まれる。第1のイベントの登録解除指示情報の関連説明については、図5に示される実施形態のステップS508を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
オプションで、第2のPCC規則のデータ記述情報と第1のイベントのイベント記述情報との間の関係が図9aに示される場合に、第1のメッセージには、第4のPCC規則の識別子がさらに含まれる。
本願のこの実施形態では、セッション管理エンティティは、第1のPCC規則の識別子を決定し、オプションで、第1のイベントのイベント登録関連識別子に基づいて第4のPCC規則の識別子を決定する。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S811:ポリシー制御エンティティは、第1のPCC規則の識別子及び指示情報3に基づいて第1のPCC規則を更新して、第5のPCC規則を取得する。
S812:ポリシー制御エンティティは、第5のPCC規則をセッション管理エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから第5のPCC規則を受信する。
S813:セッション管理エンティティは、第5のPCC規則に基づいて第2のイベントを検出する。
ステップS811~S813の具体的な実施態様については、図5に示される実施形態のステップS509~S511を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
オプションで、第1のメッセージに第4のPCC規則の識別子がさらに含まれる場合に、第1のイベントからの登録解除は、以下のステップをさらに含む。
S814:ポリシー制御エンティティは、第4のPCC規則の識別子及び指示情報3に基づいて、第4のPCC規則を削除する。
S815:ポリシー制御エンティティは、第4のPCC規則を削除するように指示する指示情報(以下、指示情報5と略称する)をセッション管理エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから指示情報5を受信する。
ポリシー制御エンティティから指示情報5を受信した後に、セッション管理エンティティは、指示情報5に基づいて、セッション管理エンティティに格納した第4のPCC規則を削除し、ユーザプレーン機能エンティティに、第4のPCC規則に基づいてセッション管理エンティティが決定したPDR及びFARを削除するように指示する。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
別の可能な実施態様では、第2のイベントからの登録解除を例として使用し、以下のステップが含まれる。
S816:セッション管理エンティティは、第2のイベントに対する登録解除要求を受信して取得する。
本願のこの実施形態では、第2のイベントに対する登録解除要求には、第2のイベントの登録解除指示及びイベント登録関連識別子が含まれる。
S817:セッション管理エンティティは、第2のメッセージをポリシー制御エンティティに送信する。これに対応して、ポリシー制御エンティティは、セッション管理エンティティから第2のメッセージを受信する。
第2のメッセージには、第1のPCC規則の識別子と、第2のイベントの登録解除指示情報(以下、指示情報4と略称する)とが含まれる。第2のイベントの登録解除指示情報の関連説明については、図5に示される実施形態のステップS513を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
オプションで、第2のPCC規則のデータ記述情報と第1のイベントのイベント記述情報との間の関係が図9bに示される場合に、第2のメッセージには、第3のPCC規則の識別子がさらに含まれる。
本願のこの実施形態では、セッション管理エンティティは、第1のPCC規則の識別子を決定し、オプションで、第2のイベントのイベント登録関連識別子に基づいて第3のPCC規則の識別子を決定する。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S818:ポリシー制御エンティティは、第1のPCC規則の識別子及び指示情報4に基づいて第1のPCC規則を更新して、第6のPCC規則を取得する。
S819:ポリシー制御エンティティは、第6のPCC規則をセッション管理エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから第6のPCC規則を受信する。
S820:セッション管理エンティティは、第6のPCC規則に基づいて第1のイベントを検出する。
ステップS818~S820の具体的な実施態様については、図5に示される実施形態のステップS514~S516を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
オプションで、第2のメッセージに第3のPCC規則の識別子がさらに含まれる場合に、第2のイベントからの登録解除は、以下のステップをさらに含む。
S821:ポリシー制御エンティティは、第3のPCC規則の識別子及び指示情報4に基づいて、第3のPCC規則を削除する。
S822:ポリシー制御エンティティは、第3のPCC規則を削除するように指示する指示情報(以下、指示情報6と略称する)をセッション管理エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから指示情報6を受信する。
ポリシー制御エンティティから指示情報6を受信した後に、セッション管理エンティティは、指示情報6に基づいて、セッション管理エンティティに格納した第3のPCC規則を削除し、ユーザプレーン機能エンティティに、第3のPCC規則に基づいてセッション管理エンティティが決定したPDR及びFARを削除するように指示することができる。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法によれば、ポリシー制御エンティティが第1のPCC規則をセッション管理エンティティに送信した後に、セッション管理エンティティは、第1のPCC規則に基づいて第1のイベントと第2のイベントとの両方を検出することができる。これにより、データ記述情報が重複する2つのイベントが登録されている場合に、従来技術において、ユーザプレーン機能エンティティが1つのイベントのPDRしか照合して取得できず、その結果、セッション管理エンティティが1つのイベント通知しか受信できず、セッション管理エンティティが1つのイベントしか検出できないという問題が回避される。さらに、本願のこの実施形態は、イベントが登録された後に、2つのイベントの登録解除手順をさらに提供する。
ステップS801~S822におけるセッション管理エンティティの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、セッション管理エンティティに動作を行うように指示することによって実行され得る。ステップS801~S822におけるポリシー制御エンティティの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、ポリシー制御エンティティに動作を行うように指示することによって実行され得る。これは、この実施形態では限定されない。
図10は、本願の一実施形態によるイベント登録方法を示す。以下に説明を示す。
S1001:セッション管理エンティティは、第1のイベントに対するイベント登録要求を受信して、第1のイベントに関する情報を取得し、第1のイベントに対するイベント登録要求には、第1のイベントのイベント識別子と、第1のイベントのデータ記述情報とが含まれる。
ステップS1001の具体的な実施態様については、図5に示される実施形態のステップS501を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
S1002:セッション管理エンティティは、第2のPCC規則のデータ記述情報が第1のイベントのデータ記述情報と重複すると決定する。第2のPCC規則のデータ記述情報は、第2のイベントのデータ記述情報であり、第2のPCC規則には、第2のイベントを検出するように指示する指示情報(以下、指示情報1と略称する)が含まれる。
セッション管理エンティティが、第2のPCC規則のデータ記述情報が第1のイベントのデータ記述情報と重複すると決定する説明については、図8A及び図8Bに示される実施形態のステップS803を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
S1003:セッション管理エンティティは、第1のイベントの登録指示情報、第2のPCC規則の識別子、第1のイベントのデータ記述情報と第2のイベントのデータ記述情報との重複情報(以下、データ記述情報1と略称する)、及び指示情報1をポリシー制御エンティティに送信する。これに対応して、ポリシー制御エンティティは、セッション管理エンティティから、第1のイベントの登録指示情報、第2のPCC規則の識別子、データ記述情報1、及び指示情報1を受信する。
例えば、データ記述情報1は、図9a、図9b、又は図9cにおいて重複する部分であってもよい。
S1004:ポリシー制御エンティティは、第1のイベントの登録指示情報、第2のPCC規則の識別子、データ記述情報1、及び指示情報1に基づいて、第1のPCC規則を決定する。
第1のPCC規則には、指示情報1と、第1のイベントを検出するように指示する指示情報(以下、指示情報2と略称する)とが含まれ、第1のPCC規則のデータ記述情報は、データ記述情報1である。指示情報2の関連する説明については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
可能な実施態様では、ステップS1004は、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントの登録指示情報及びデータ記述情報1に基づいて第2のPCC規則を更新して、第1のPCC規則を取得するステップを含む。この解決策では、本願のこの実施形態では、第1のPCC規則は、更新した第2のPCC規則として理解され得る。換言すれば、本願のこの実施形態では、第1のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子と同じである。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
別の可能な実施態様では、ステップS1004は、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントの登録指示情報、データ記述情報1、及び指示情報1に基づいて、第1のPCC規則を策定するステップを含む。この解決策では、第1のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子とは異なる場合がある。第1のPCC規則は、第2のPCC規則を置き換えるために使用される。
S1005:セッション管理エンティティは、指示情報1と、第2のイベントのデータ記述情報内にあり且つ、第1のイベントのデータ記述情報と第2のイベントのデータ記述情報との重複情報以外の情報(以下、データ記述情報2と略称する)とをポリシー制御エンティティに送信する、及び/又はセッション管理エンティティは、第1のイベントの登録指示情報と、第1のイベントのデータ記述情報内にあり、且つ第1のイベントのデータ記述情報と第2のイベントのデータ記述情報との重複情報以外の情報(以下、データ記述情報3と略称する)とをポリシー制御エンティティに送信する。これに対応して、ポリシー制御エンティティは、セッション管理エンティティから指示情報1及びデータ記述情報2を受信し、及び/又はポリシー制御エンティティは、セッション管理エンティティから第1のイベントの登録指示情報及びデータ記述情報3を受信する。
例えば、第2のPCC規則のデータ記述情報と第1のイベントのイベント記述情報との間の関係が図9aに示される場合に、ポリシー制御エンティティは、第1のイベントの登録指示情報及びデータ記述情報3をポリシー制御エンティティに送信する。あるいはまた、第2のPCC規則のデータ記述情報と第1のイベントのイベント記述情報との間の関係が図9bに示される場合に、ポリシー制御エンティティは、指示情報1及びデータ記述情報2をポリシー制御エンティティに送信する。あるいはまた、第2のPCC規則のデータ記述情報と第1のイベントのイベント記述情報との間の関係が図9cに示される場合に、ポリシー制御エンティティは、指示情報1及びデータ記述情報2をポリシー制御エンティティに送信し、ポリシー制御エンティティは、第1のイベントの登録指示情報及びデータ記述情報3をポリシー制御エンティティに送信する。
S1006:ポリシー制御エンティティは、指示情報1及びデータ記述情報2に基づいて第3のPCC規則を決定し、及び/又はポリシー制御エンティティは、第1のイベントの登録指示情報及びデータ記述情報3に基づいて第4のPCC規則を決定する。
第3のPCC規則には指示情報1が含まれ、第3のPCC規則のデータ記述情報はデータ記述情報2である。第4のPCC規則には指示情報2が含まれ、第4のPCC規則のデータ記述情報はデータ記述情報3である。指示情報2の関連する記述については、図5に示される実施形態を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
可能な実施態様では、ポリシー制御エンティティが指示情報1及びデータ記述情報2に基づいて第3のPCC規則を決定することは、ポリシー制御エンティティが、指示情報1及びデータ記述情報2に基づいて第2のPCC規則を更新して、第3のPCC規則を取得することを含む。この解決策では、本願のこの実施形態では、第3のPCC規則は、更新した第2のPCC規則として理解され得る。換言すれば、本願のこの実施形態では、第3のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子と同じである。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
別の可能な実施態様では、ポリシー制御エンティティが、指示情報1及びデータ記述情報2に基づいて第3のPCC規則を決定することは、ポリシー制御エンティティが、指示情報1及びデータ記述情報2に基づいて第3のPCC規則を策定することを含む。この解決策では、第3のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子とは異なる場合がある。第1のPCC規則は、第2のPCC規則を置き換えるために使用される。
可能な実施態様では、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントの登録指示情報及びデータ記述情報3に基づいて第4のPCC規則を決定することは、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントの登録指示情報及びデータ記述情報3に基づいて第2のPCC規則を更新して、第4のPCC規則を取得することを含む。この解決策では、本願のこの実施形態では、第4のPCC規則は、更新した第2のPCC規則として理解され得る。換言すれば、本願のこの実施形態では、第4のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子と同じである。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
別の可能な実施態様では、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントの登録指示情報及びデータ記述情報3に基づいて第4のPCC規則を決定することは、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントの登録指示情報及びデータ記述情報3に基づいて第4のPCC規則を策定することを含む。この解決策では、第4のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子とは異なる場合がある。第1のPCC規則は、第2のPCC規則を置き換えるために使用される。
本願のこの実施形態では、第1のPCC規則と第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則とが、第2のPCC規則を更新することによって取得されない場合に、第1のPCC規則と第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則とが、第2のPCC規則を置き換えるために使用される、又は第1のPCC規則と第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則との優先度は、第2のPCC規則の優先度よりも高いことに留意されたい。さらに、オプションで、ポリシー制御エンティティは、第2のPCC規則を削除するように指示する指示情報をセッション管理エンティティに送信する。第2のPCC規則を削除するように指示する指示情報を受信した後に、セッション管理エンティティは、セッション管理エンティティに格納した第2のPCC規則を削除し、ユーザプレーン機能エンティティに、第2のPCC規則に基づいてセッション管理エンティティが決定したPDR及びFARを削除するように指示する。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
S1007:ポリシー制御エンティティは、第1のPCC規則をセッション管理エンティティに送信し、ポリシー制御エンティティは、第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則をセッション管理エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから第1のPCC規則を受信し、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則を受信する。
S1008:セッション管理エンティティは、第1のPCC規則に基づいて第1のイベント及び第2のイベントを検出する。
S1009:セッション管理エンティティは、第3のPCC規則に基づいて第2のイベントを検出し、及び/又はセッション管理エンティティは、第4のPCC規則に基づいて第1のイベントを検出する。
ステップS1007~S1009の具体的な実施態様については、図8A及び図8Bに示される実施形態のステップS806~S809を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
オプションで、本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法は、登録解除手順をさらに含む。関連する説明については、図8A及び図8Bに示される実施形態のステップS809~S815又はステップS816~S822を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法によれば、ポリシー制御エンティティが第1のPCC規則をセッション管理エンティティに送信した後に、セッション管理エンティティは、第1のPCC規則に基づいて、第1のイベントと第2のイベントとの両方を検出することができる。これにより、データ記述情報が同じである2つのイベントが登録された場合に、従来技術において、ユーザプレーン機能エンティティが1つのイベントのPDRしか照合して取得できず、その結果、セッション管理エンティティが1つのイベント通知しか受信できず、セッション管理エンティティが1つのイベントしか検出できないという問題が回避される。さらに、本願のこの実施形態は、イベントが登録された後に、2つのイベントの登録解除手順をさらに提供する。
ステップS1001~S1009におけるセッション管理エンティティの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、セッション管理エンティティに動作を行うように指示することによって実行され得る。ステップS1001~S1009におけるポリシー制御エンティティの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、ポリシー制御エンティティに動作を行うように指示することによって実行され得る。これは、この実施形態では限定されない。
オプションで、図5~図9に示される実施形態の代替解決策では、本願のこの実施形態では、特定のイベントは、代わりに、イベントの登録識別子を使用して関連付けることができる。例えば、図8A及び図8Bに示される実施形態を例として使用する。第1のイベントに関する情報には、第1のイベントの登録識別子がさらに含まれる。ポリシー制御エンティティが第1のPCC規則をセッション管理エンティティに送信することは、ポリシー制御エンティティが、第1のPCC規則、第1のPCC規則に対応する第2のイベントの登録識別子、及び第1のイベントの登録識別子をセッション管理エンティティに送信することを含む。ポリシー制御エンティティが第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則をセッション管理エンティティに送信することは、ポリシー制御エンティティが、第3のPCC規則及び第3のPCC規則に対応する第2のイベントの登録識別子をセッション管理エンティティに送信する、及び/又はポリシー制御エンティティが、第4のPCC規則及び第4のPCC規則に対応する第1のイベントの登録識別子をセッション管理エンティティに送信することを含む。
さらに、前述の解決策に基づいて、本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法は、登録解除手順をさらに含む。以下に説明を示す。
第1のイベントからの登録解除を例として使用する。セッション管理エンティティは、第1のイベントに対する登録解除要求を受信した後に、第1のイベントの登録識別子と第1のイベントの登録解除指示情報(以下、指示情報3と略称する)をポリシー制御エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティから第1のイベントの登録識別子及び指示情報3を受信し、第1のイベントの登録識別子及び指示情報3に基づいて第1のPCC規則を更新して第5のPCC規則を取得した後に、ポリシー制御エンティティは、第5のPCC規則をセッション管理エンティティに送信する。第5のPCC規則は、第1のPCC規則から指示情報1を削除することによって取得される。セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから第5のPCC規則を受信し、第5のPCC規則に基づいて第2のイベントを検出する。オプションで、第2のPCC規則のデータ記述情報と第1のイベントのイベント記述情報との間の関係が図9aに示される場合に、第1のイベントからの登録解除は、ポリシー制御エンティティが、第1のイベントの登録識別子及び指示情報3に基づいて、第4のPCC規則を削除し、第4のPCC規則を削除するように指示する指示情報(以下、指示情報5と略称する)をセッション管理エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから指示情報5を受信し、指示情報5に基づいて、セッション管理エンティティに格納した第4のPCC規則を削除し、ユーザプレーン機能エンティティに、第4のPCC規則に基づいてセッション管理エンティティが決定したPDR及びFARを削除するように指示する。
第2のイベントからの登録解除を例として使用する。セッション管理エンティティは、第2のイベントに対する登録解除要求を受信した後に、第2のイベントの登録識別子と第2のイベントの登録解除指示情報(以下、指示情報4と略称する)とをポリシー制御エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティから第2のイベントの登録識別子及び指示情報4を受信し、第2のイベントの登録識別子及び指示情報4に基づいて第1のPCC規則を更新して第6のPCC規則を取得した後に、ポリシー制御エンティティは、第6のPCC規則をセッション管理エンティティに送信する。第6のPCC規則は、第1のPCC規則から指示情報2を削除することによって取得される。セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから第6のPCC規則を受信し、第6のPCC規則に基づいて第1のイベントを検出する。オプションで、第2のPCC規則のデータ記述情報と第1のイベントのイベント記述情報との間の関係が図9bに示される場合に、第1のイベントからの登録解除は、ポリシー制御エンティティが、第2のイベントの登録識別子及び指示情報4に基づいて、第3のPCC規則を削除し、第3のPCC規則を削除するように指示する指示情報(以下、指示情報6と略称する)をセッション管理エンティティに送信する。これに対応して、セッション管理エンティティは、ポリシー制御エンティティから指示情報6を受信し、指示情報6に基づいて、セッション管理エンティティに格納した第3のPCC規則を削除し、ユーザプレーン機能エンティティに、第3のPCC規則に基づいてセッション管理エンティティが決定したPDR及びFARを削除するように指示する。
以下では、図1の通信システムを図2又は図3に示されるに示される5Gネットワークに適用する例を使用して、図5~図10のイベント登録方法について説明する。
本願の以下の実施形態におけるネットワーク要素同士の間のメッセージの名前、又はメッセージ内のパラメータの名前等は単なる例であり、特定の実施態様では他の名前であってもよいことに留意されたい。これは、本願の実施形態では特に限定されない。
図5に示されるイベント登録方法を参照すると、図1に示される通信システムが図2又は図3に示される5Gネットワークに適用され、第1のイベントがダウンリンクデータ通知失敗(DDN failure)イベントであり、第2のイベントがダウンリンクデータ配信ステータス(DDN status)イベントである(具体的には、DDDステータスイベント及びDDN失敗イベントは、順に登録される)例を使用する。図11A及び図11Bは、本願の一実施形態によるイベント登録方法を示す。以下に説明を示す。
S1101:端末装置がネットワークにアクセスし、プロトコルデータユニット(protocol
data unit, PDU)セッションを確立する。
S1102:AFはNnefイベント公開登録要求(Nnef_Event Exposure_Subscribe
Request)メッセージをNEFに送信する。これに対応して、NEFは、AFからNnef_Event Exposure_Subscribe
Requestメッセージを受信する。Nnef_Event Exposure_Subscribe Requestメッセージは、DDDステータス変更に登録するために使用される。
Nnef_Event Exposure_Subscribe Requestメッセージには、イベント識別子(Event ID(DDN status))、イベント通知を受信するためにAFが使用するAF通知エンドポイント1(Notification Endpoint 1)、外部ユーザ識別子又は外部ユーザグループ識別子、データ記述情報4(Traffic Descriptors 4)、及び登録の配信ステータス(バッファリング、破棄、及び/又は送信を含む)が含まれる。トラフィック記述子4は、ダウンリンクデータの送信元アドレスを特定するために使用され、例えば、IPデータの3タプル情報である。AF通知エンドポイント1は、AF通知送信先アドレス1(AF Notification Target Address 1)であり、又は、AF通知エンドポイント1は、AF通知送信先アドレス1及びAF通知関連識別子1(AF Notification Correlation Id 1)である。AFが複数のイベント通知に同一の通知送信先アドレスを割り当てる場合に、AF通知関連IDを使用して区別してもよい。
S1103:NEFは、Nudmイベント公開登録要求(Nudm_Event Exposure_Subscribe
Request)メッセージをUDMに送信する。これに対応して、UDMは、NEFからNudm_Event Exposure_Subscribe
Requestメッセージを受信する。Nudm_Event Exposure_Subscribe Requestメッセージは、DDDステータスに登録するために使用される。
Nudm_Event Exposure_Subscribe Requestメッセージには、イベント識別子(Event Id(DDN status))、イベント通知を受信するためにNEFが使用するNEF通知エンドポイント1(Notification Endpoint 1)、外部ユーザ識別子又は外部ユーザグループ識別子、データ記述情報4(Traffic Descriptors 4)、及び登録の配信ステータス(バッファリング、破棄、及び/又は送信を含む)が含まれる。NEF通知エンドポイント1は、NEF通知送信先アドレス1(NEF Notification Target Address 1)であるか、又はNEF通知エンドポイント1は、NEF通知送信先アドレス1及びNEF通知関連識別子1(NEF Notification Correlation Id 1)を含む。NEFが複数のイベント通知に同一の通知送信先アドレスを割り当てる場合に、NEF通知関連IDを使用して区別してもよい。
S1104:UDMは、Nsmfイベント公開登録要求(Nsmf_Event Exposure_Subscribe
Request)メッセージを、端末装置が登録するSMFに送信する。これに対応して、SMFは、UDMからNsmf_Event
Exposure_Subscribe Requestメッセージを受信する。Nsmf_Event Exposure_Subscribe
Requestメッセージは、DDDステータスに登録するために使用される。
Nsmf_Event Exposure_Subscribe Requestメッセージには、イベント識別子(EventId(DDN status))、内部ユーザ識別子又は内部ユーザグループ識別子、トラフィック記述子4、及び登録の配信ステータス(バッファリング、破棄、及び/又は送信を含む)が含まれる。内部ユーザ識別子又は内部ユーザグループ識別子は、ステップS1103で受信した外部ユーザ識別子又は外部ユーザグループ識別子に基づいて決定される。
S1105:SMFは、Nsmfイベント公開登録応答(Nsmf_Event Exposure_Subscribe
Response)メッセージをUDMに送信する。これに対応して、UDMは、SMFからNsmf_Event Exposure_Subscribe
Responseメッセージを受信する。
Nsmf_Event Exposure_Subscribe Responseメッセージには、SMFが割り当てたSMF登録関連識別子1(SMF Subscription Correlation Id 1)が含まれる。
S1106:UDMは、Nudmイベント公開登録応答(Nudm_Event Exposure_Subscribe
Response)メッセージをNEFに送信する。これに対応して、UDMは、SMFからNudm_Event Exposure_Subscribe
Responseメッセージを受信する。
Nudm_Event Exposure_Subscribe Responseメッセージには、UDMが割り当てたUDM登録関連識別子1(UDM Subscription Correlation Id 1)が含まれる。
S1107:NEFは、Nnefイベント公開登録応答(Nnef_Event Exposure_Subscribe
Response)メッセージをAFに送信する。これに対応して、AFは、NEFからNnef_Event Exposure_Subscribe
Responseメッセージを受信する。
Nnef_Event Exposure_Subscribe Responseメッセージには、NEFが割り当てたNEF登録関連識別子1(NEF Subscription Correlation Id 1)が含まれる。
S1108:PCCが展開され、PCFが、以前のPDUセッション確立手順において、DDN_DELIVERY_STATUS(DDN_STATUSとしても表され得る)の値を有するポリシー制御要求トリガ(Policy
Control Request Trigger)をSMFに提供するときに、SMFは、Npcfセッション管理(session
management, SM)ポリシー制御更新(Npcf_SMPolicyControl_Update)要求メッセージをPCFに送信する。これに対応して、PCFは、SMFからNpcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、トラフィック記述子4、DDN_DELIVERY_STATUSの値を有するポリシー制御要求トリガ、及び通知要求タイプ(バッファリング、破棄、及び/又は送信を含む)が含まれる。オプションで、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、登録識別子1がさらに含まれ、登録識別子1は、要求メッセージが、DDDステータスイベントへの登録と関連付けられることを特定するために使用される。
本願のこの実施形態では、DDN_DELIVERY_STATUSの値を有するポリシー制御要求トリガは、DDDステータスイベントの登録指示情報とも呼ばれ得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1109:PCFは、トラフィック記述子4に基づいて第2のPCC規則を策定し、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージをSMFに送信する。これに対応して、SMFは、PCFからNpcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージには、第2のPCC規則が含まれる。第2のPCC規則には、フィルタテンプレート(テンプレートにはトラフィック記述子4が含まれる)、ダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報(DDN_DELIVERY_STATUSの値を有するポリシー制御要求トリガに基づいて設定される)、通知要求タイプ(バッファリング、廃棄及び/又は送信を含む)、及び高優先度が含まれる。
本願のこの実施形態におけるダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報は、図5に示される実施形態における指示情報1に対応し得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
オプションで、本願のこの実施形態では、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージに登録識別子1が含まれる場合に、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージには、登録識別子1がさらに含まれる。さらに、SMFは、登録識別子1に基づいて、第2のPCC規則が、DDDステータスイベントへの登録と関連付けられると決定することができる。Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージに登録識別子1が含まれていない場合に、SMFは、要求確認(acknowledgement)メッセージに基づいて、第2のPCC規則とDDDステータスイベントとの間の登録関連付けを決定する。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
S1110:N4セッション修正手順を実行する。
具体的には、SMFは、第2のPCC規則をインストールして実行する。第2のPCC規則に含まれる通知要求タイプがバッファリングされ、端末装置がアイドルモードにあることをSMFが認識すると、SMFは、PCC規則1に基づいてPDR1及び関連するFAR1を策定する。PDR1は、フィルタテンプレートと、第2のPCC規則の優先度とを含む。UPFにデータをバッファリングするように指示する指示ビットと、UPFがPDR1に一致する第1のデータパケットをバッファリングした後に、UPFに、SMFを通知するように指示するフラグとが、FAR1に設定される。あるいはまた、第2のPCC規則に含まれる通知要求タイプが廃棄された場合であって、SMFが、AMFから端末装置が利用できないという通知を受信した後に、SMFは、第2のPCC規則に基づいてPDR1及び関連するFAR1を策定する。PDR1は、PCC規則1にフィルタテンプレート及び優先度を含み、UPFがPDR1に一致する第1のデータパケットを破棄した後に、UPFにSMFを通知するように指示するフラグが、FAR1に設定される。
S1111:AFは、Nnef_Event Exposure_Subscribe RequestメッセージをNEFに送信する。これに対応して、NEFは、AFからNnef_Event Exposure_Subscribe Requestメッセージを受信する。Nnef_Event Exposure_Subscribe Requestメッセージは、DDD失敗後の可用性に登録するために使用される。
Nnef_Event Exposure_Subscribe Requestメッセージには、イベントID(availability after DDN Failure)、イベント通知を受信するためにAFが使用するAF通知エンドポイント2(Notification Endpoint 2)、外部ユーザ識別子又は外部ユーザグループ識別子、及びデータ記述情報5(Traffic Descriptors 5)が含まれる。トラフィック記述子5及びトラフィック記述子4に含まれるフィルタは全く同じである。AF通知エンドポイント2は、AF通知送信先アドレス2(AF notification target address 2)である、又はAF通知エンドポイント2は、AF通知送信先アドレス2及びAF通知関連識別子2(AF Notification Correlation Id 2)である。AFが同一の通知送信先アドレスを複数のイベント通知に割り当てる場合に、AF通知関連IDを使用して区別してもよい。
S1112:NEFは、Nudm_Event Exposure_Subscribe RequestメッセージをUDMに送信する。これに対応して、UDMは、NEFからNudm_Event Exposure_Subscribe Requestメッセージを受信する。Nudm_Event Exposure_Subscribe Requestメッセージは、DDD失敗後の可用性に登録するために使用される。
Nudm_Event Exposure_Subscribe Requestメッセージには、イベント識別子(Event Id(availability after DDN Failure))、イベント通知を受信するためにNEFが使用するNEF通知エンドポイント2(Notification Endpoint 2)、外部ユーザ識別子又は外部ユーザグループ識別子、及びデータ記述情報5(Traffic Descriptors 5)が含まれる。NEF通知エンドポイント2は、NEF通知送信先アドレス2(NEF Notification Target Address 2)である、又はNEF通知エンドポイント2は、NEF通知送信先アドレス2及びNEF通知関連識別子2(NEF Notification Correlation Id 2)を含む。NEFが同一の通知送信先アドレスを複数のイベント通知に割り当てる場合に、NEF通知関連IDを使用して区別してもよい。
S1113:UDMは、Namfイベント公開登録要求(Namf_Event Exposure_Subscribe
Request)メッセージを、端末装置が登録するAMFに送信する。これに対応して、AMFは、UDMからNamf_Event
Exposure_Subscribe Requestメッセージを受信する。Namf_Event Exposure_Subscribe
Requestメッセージは、DDN失敗後の可用性に登録するために使用される。
Namf_Event Exposure_Subscribe Requestメッセージには、イベント識別子(Event Id(availability after DDN Failure))、NEF通知エンドポイント2、内部ユーザ識別子又は内部ユーザグループ識別子、及びトラフィック記述子5が含まれる。内部ユーザ識別子又は内部ユーザグループ識別子は、ステップS1113で受信した外部ユーザ識別子又は外部ユーザグループ識別子に基づいて決定される。
本願の実施形態では、ステップS1112のNudm_Event Exposure_Subscribe
Requestメッセージに外部ユーザグループ識別子が含まれる場合に、UDMは、ユーザグループ内の各端末装置に対して、前述のメッセージを、端末装置が登録するAMFに送信する必要があることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1114:AMFは、Namfイベント公開登録応答(Namf_Event Exposure_Subscribe
Response)メッセージをUDMに送信する。これに対応して、UDMは、AMFからNamf_Event Exposure_Subscribe
Response メッセージを受信する。
Namf_Event Exposure_Subscribe Responseメッセージには、AMFが割り当てたAMF登録関連識別子2(AMF Subscription Correlation Id 2)が含まれる。
S1115:UDMは、Nudmイベント公開登録応答(Nudm_Event Exposure_Subscribe
Response)メッセージをNEFに送信する。これに対応して、UDMは、SMFからNudm_Event Exposure_Subscribe
Responseメッセージを受信する。
Nudm_Event Exposure_Subscribe Responseメッセージには、UDMが割り当てたUDM登録関連識別子2(UDM Subscription Correlation Id 2)が含まれる。
S1116:NEFは、Nnefイベント公開登録応答(Nnef_Event Exposure_Subscribe
Response)メッセージをAFに送信する。これに対応して、AFは、NEFからNnef_Event Exposure_Subscribe
Responseメッセージを受信する。
Nnef_Event Exposure_Subscribe Responseメッセージには、NEFが割り当てたNEF登録関連識別子2(NEF Subscription Correlation Id 2)が含まれる。
S1117:AMFは、Nsmf_PDUセッション更新SMコンテキスト要求(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext
Request)メッセージをSMFに送信する。これに対応して、SMFは、AMFからNsmf_PDUSession_UpdateSMContext
Requestメッセージを受信する。
Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext Requestメッセージには、イベント識別子(Event Id(DDN failure))、NEF通知関連ID2、及びトラフィック記述子5が含まれる。
本願のこの実施形態では、NEF通知関連Id2は、SMFからのDDD失敗イベントに登録するためにAMFが使用するイベント登録関連識別子と見なされ得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1118:SMFは、Nsmf_PDUセッション更新SMコンテキスト応答(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext
Response)メッセージをAMFに送信する。これに対応して、AMFは、SMFからNsmf_PDUSession_UpdateSMContext
Responseメッセージを受信する。
S1119:PCCが展開され、PCFが、以前のPDUセッション確立手順において、DDN_FAILUREの値を有するポリシー制御要求トリガ(Policy Control Request Trigger)をSMFに提供すると、SMFは、Npcf_SMポリシー制御更新(Npcf_SMPolicyControl_Update)要求メッセージをPCFに送信する。これに対応して、PCFは、SMFからNpcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、トラフィック記述子5と、DDN_FAILUREの値を有するポリシー制御要求トリガとが含まれる。オプションで、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、登録識別子2がさらに含まれ、登録識別子2は、要求メッセージがDDD失敗イベントへの登録と関連付けられることを特定するために使用される。
本願のこの実施形態では、DDN_FAILUREの値を有するポリシー制御要求トリガは、図5に示される実施形態における第1のイベントの登録指示情報に対応し得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1120:PCFは、トラフィック記述子5がトラフィック記述子4と同じであると決定する、すなわち、第2のPCC規則のデータ記述情報がトラフィック記述子5と同じであると決定する。
S1121:PCFは、第2のPCC規則を更新して、第1のPCC規則を取得する。
具体的には、DDN失敗通知制御指示情報(DDN_FAILUREの値を有するポリシー制御要求トリガに基づいて設定される)が、第2のPCC規則に追加される。具体的には、第1のPCC規則には、フィルタテンプレート(トラフィック記述子4、すなわち記述子5を含む)、高優先度、ダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報、通知要求タイプ(バッファリング、廃棄、及び/又は送信を含む)、及びDDD失敗通知制御指示情報が含まれる。
本願のこの実施形態では、第1のPCC規則は、更新した第2のPCC規則として理解され得ることに留意されたい。換言すれば、本願のこの実施形態では、第1のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子と同じである。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
本願のこの実施形態では、DDD失敗通知制御指示情報は、図5に示される実施形態の指示情報2に対応し得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1122:PCFは、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージをSMFに送信する。これに対応して、SMFは、PCFからNpcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージには、第1のPCC規則が含まれる。
オプションで、本願のこの実施形態では、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージに登録識別子2が含まれる場合に、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージには、登録識別子2がさらに含まれる。さらに、SMFは、登録識別子2に基づいて、第1のPCC規則が、DDDステータスイベント及びDDD失敗イベントへの登録と関連付けられると決定することができる。Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージに登録識別子2が含まれない場合に、SMFは、要求確認メッセージに基づいて、第1のPCC規則とDDDステータスイベント及びDDD失敗イベントとの間の登録関連付けを決定する。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
S1123:N4セッション修正手順を実行する。
具体的には、SMFは、第1のPCC規則に基づいて第2のPCC規則を更新する。第1のPCC規則に含まれる通知要求タイプがバッファリングされている場合に、SMFが、端末装置がアイドルモードにあることを認識すると、SMFは、第1のPCC規則に基づいてPDR2及び関連するFAR2を策定するか、又はSMFは、第1のPCC規則に基づいて、第2のPCC規則に基づいてSMFに対して策定されたPDR1及び関連するFAR1を修正して、PDR2及び関連するFAR2を取得する。PDR2は、第1のPCC規則にフィルタテンプレート及び優先度を含む。データをバッファリングするようにUPFに指示する指示ビットと、UPFがPDR2に一致する第1のデータパケットをバッファリングした後にSMFに通知するようにUPFに指示するフラグとが、FAR2に設定される。あるいはまた、SMFが、端末装置が利用できないという通知をAMFから受信した後に、SMFは、第1のPCC規則に基づいてPDR2及び関連するFAR2を策定するか、又はSMFは、第1のPCC規則に基づいて、第2のPCC規則に基づいてSMFに対して策定されたPDR1及び関連するFAR1を修正して、PDR2及び関連するFAR2を取得する。PDR2は、第1のPCC規則にフィルタテンプレート及び優先度を含み、及びUPFがPDR2に一致する第1のデータパケットを破棄した後にSMFに通知するようにUPFに指示するフラグが、FAR2に設定される。
S1124:イベント検出を実行する。
具体的には、データをバッファリングするようにUPFに指示する指示ビットと、UPFがPDR2に一致する第1のデータパケットをバッファリングした後にSMFに通知するようにUPFに指示するフラグとが、FAR2に設定される場合に、PDRに一致する第1のデータパケットをバッファリングした後に、UPFは、一致したデータパケットをバッファリングすることをSMFに通知する。通知メッセージには、PDR2の識別子と、データパケットをバッファリングするように指示する指示情報とが含まれる。あるいはまた、UPFがPDR2に一致する第1のデータパケットを破棄した後にSMFに通知するようにUPFに指示するフラグがFAR2に設定される場合に、PDR2に一致する第1のデータパケットを破棄した後に、UPFは、一致したデータパケットを破棄することをSMFに通知し、通知メッセージには、PDR2の識別子と、データパケットを破棄するように指示する指示情報とが含まれる。
さらに、第1のPCC規則に含まれる通知要求タイプが送信され、PDUセッションがアクティブ(ACTIVE)状態に変化したことをSMFが検出すると、SMFは、以前にバッファリングしたデータパケットが送信されたと決定する。
さらに、SMFがDDDステータスイベントを検出した場合に(例えば、SMFは、データパケットがバッファリングされたことを示す指示情報を受信するか、又はSMFは、データパケットが破棄されたことを示す指示情報を受信するか、又はSMFは、PDUセッションがアクティブ状態に変化することを検出する)、ステップS1125及びS1126が引き続き実行される。SMFがDDN失敗イベントを検出した場合に(例えば、SMFは、データパケットが廃棄されたことを示す指示情報を受信したが、以前にDDDステータスイベントに登録していなかった場合に)、ステップS1127~S1130が引き続き実行される。SMFがDDD失敗イベント及びDDDステータスイベントを検出した場合に(例えば、SMFが、データパケットが破棄されたことを示す指示情報を受信し、以前のDDDステータスイベントに登録し、DDDステータスイベントの通知要求タイプが破棄された場合に)、ステップS1125~S1130が引き続き実行される。
S1125:SMFは、PDR2の識別子に基づいて、関連するDDDステータスイベントが登録していると決定し、さらに、SMFは、Nsmfイベント公開通知要求(Nsmf_Event Exposure_Notify Request)メッセージをNEFに送信する。これに対応して、NEFは、SMFからNsmf_Event Exposure_Notify Requestメッセージを受信する。Nsmf_Event Exposure_Notify Requestメッセージは、DDDステータスイベント報告をNEFに送信するために使用される。
Nsmf_Event Exposure_Notify Requestメッセージには、イベントID(DDN status)及びNEF通知エンドポイント1が含まれる。SMFが、データパケットがバッファリングされていることを示す指示情報を受信する場合に、Nsmf_Event Exposure_Notify Requestメッセージには、ダウンリンクデータステータスがバッファリングされることがさらに含まれる。あるいはまた、SMFが、データパケットが廃棄されることを示す指示情報を受信する場合に、Nsmf_Event Exposure_Notify Requestメッセージには、ダウンリンクデータステータスが廃棄されることがさらに含まれる。あるいはまた、SMFが、PDUセッションがアクティブ状態に変化したことを検出した場合に、Nsmf_Event Exposure_Notify Requestメッセージには、ダウンリンクデータステータスが送信されることがさらに含まれる。
S1126:NEFは、Nnefイベント公開通知要求(Nnef_Event Exposure_Notify
Request)メッセージをAFに送信する。これに対応して、AFは、NEFからNnef_Event Exposure_Notify
Requestメッセージを受信する。
Nnef_Event Exposure_Notify Requestメッセージには、イベントID(DDN status)、AF通知エンドポイント1、及びダウンリンクデータステータス(バッファリング、破棄、及び/又は送信を含む)が含まれる。
S1127:SMFは、PDR2の識別子に基づいて、関連するDDD失敗イベントが登録されていると決定し、さらに、SMFは、Nsmf_PDUセッションSMコンテキストステータス通知(Nsmf_PDUSession_SMContextStatusNotify)メッセージをAMFに送信する。これに対応して、AMFは、SMFからNsmf_PDUSession_SMContextStatusNotifyメッセージを受信する。Nsmf_PDUSession_SMContextStatusNotifyメッセージは、ダウンリンクデータ通知失敗をAMFに通知するために使用される。
Nsmf_PDUSession_SMContextStatusNotifyメッセージには、NEF通知関連Id2が含まれる。AMFがNsmf_PDUSession_SMContextStatusNotifyメッセージを受信した後に、端末装置がまだ利用できない場合に、AMFは、DDN失敗後の利用可能に関する通知(Notify-on-available-after-DDN-failure)フラグを設定する。
本願のこの実施形態では、端末装置が利用できないことは、端末装置に送信すべきダウンリンクデータが端末装置に成功裏に送信できないこととして理解され得、端末装置が利用可能であるということは、端末装置に送信すべきダウンリンクデータが端末装置に成功裏に送信され得ることとして理解され得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1128:AMFは、端末装置が利用可能であると検出し、Notify-on-available-DDN-failureフラグに基づいて、Notify-on-available-DDN-failureイベント報告を送信する必要があると決定する。
S1129:AMFは、Namfイベント公開通知要求(Namf_Event Exposure_Notify
Request)メッセージをNEFに送信する。これに対応して、NEFは、AMFからNamf_Event Exposure_Notify
Requestメッセージを受信する。Namf_Event Exposure_Notify Requestメッセージは、DDD失敗イベント報告後の可用性をNEFに送信するために使用される。
Namf_Event Exposure_Notify Requestメッセージには、イベントID(availability after DDN Failure)及びNEF通知関連ID2が含まれる。
S1130:NEFは、Nnefイベント公開通知要求(Nnef_Event Exposure_Notify
Request)メッセージをAFに送信する。これに対応して、AFは、NEFからNnef_Event Exposure_Notify
Requestメッセージを受信する。
Nnef_Event Exposure_Notify Requestメッセージには、イベントID(availability after DDN Failure)及びAF通知エンドポイント2が含まれる。
図11A及び図11Bに示される実施形態では、DDDステータスイベントが最初に登録され、次にDDD失敗イベントが登録される例を使用することに留意されたい。確かに、代わりに、DDD失敗イベントを最初に登録し、次にDDDステータスイベントを登録してもよい。手順は類似しており、詳細についてはここでは再び説明しない。
図11A及び図11Bに示される実施形態は、図5のイベント登録方法を参照して説明する、又は、確かに、図6のイベント登録方法を参照して説明することができることに留意されたい。例えば、ステップS1121において、PCFは、第2のPCC規則を削除し、同時に第1のPCC規則を策定することができ、第1のPCC規則のパラメータは、ステップS1120における第1のPCC規則のパラメータと同じである。第1のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子と同じであっても異なっていてもよい。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法によれば、PCFが第1のPCC規則をSMFに送信した後に、SMFは、第1のPCC規則に基づいてDDD失敗イベントとDDDステータスイベントとの両方を検出することができる。これにより、データ記述情報が同じである2つのイベントが登録されている場合に、従来技術において、UPFが、1つのイベントのPDRしか照合して取得できず、SMFが1つのイベント通知しか受信できず、SMFが1つのイベントしか検出できないという問題が回避される。
ステップS1101~S1130におけるSMFの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、SMFに動作を行うように命令することによって実行され得る。ステップS1101~S1130におけるPCFの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、PCFに動作を行うように命令することによって実行され得る。これは、この実施形態では限定されない。
オプションで、本願の一実施形態は、図11A及び図11Bに示されるイベント登録方法に基づく登録解除方法をさらに提供する。図12A及び図12Bに示されるように、以下のステップを含む。
S1201:AFは、Nnefイベント公開登録解除要求(Nnef_Event Exposure_Unsubscribe
Request)メッセージをNEFに送信する。これに対応して、NEFは、AFからNnef_Event Exposure_Unsubscribe
Requestメッセージを受信する。Nnef_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージは、DDDステータス変更イベントから登録を解除するために使用される。
Nnef_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージには、NEF登録関連識別子1が含まれる。
S1202:NEFは、Nudmイベント公開登録解除要求(Nudm_Event Exposure_Unsubscribe
Request)メッセージをUDMに送信する。これに対応して、UDMは、NEFからNudm_Event Exposure_Unsubscribe
Requestメッセージを受信する。Nudm_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージは、DDDステータスイベントの登録を解除するために使用される。
Nudm_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージには、UDM登録関連識別子1が含まれる。
S1203:UDMは、Nudmイベント公開登録解除要求(Nudm_Event Exposure_Unsubscribe
Request)メッセージをSMFに送信する。これに対応して、UDMは、NEFからNudm_Event Exposure_Unsubscribe
Requestメッセージを受信する。Nudm_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージは、DDDステータスイベントの登録を解除するために使用される。
Nudm_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージには、SMF登録関連識別子1が含まれる。
S1204:SMFは、DDDステータスイベントへの登録を削除し、Nudm_Event Exposure_Unsubscribe
ResponseメッセージをPCFに送信する。これに対応して、PCFは、SMFからNudm_Event Exposure_Unsubscribe
Responseメッセージを受信する。
S1205:PCFは、DDDステータスイベントへの登録を削除し、Nudm_Event Exposure_Unsubscribe
ResponseメッセージをNEFに送信する。これに対応して、NEFは、PCFからNudm_Event Exposure_Unsubscribe
Responseメッセージを受信する。
S1206:NEFは、DDDステータス変更イベントへの登録を削除し、Nnef_Event Exposure_Unsubscribe
ResponseメッセージをAFに送信する。これに対応して、AFは、NEFからNnef_Event Exposure_Unsubscribe
Responseメッセージを受信する。
S1207:SMFは、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージをPCFに送信する。これに対応して、PCFは、SMFからNpcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、第1のPCC規則の識別子と、DDDステータスの登録解除指示情報とが含まれる。
オプションで、図11A及び図11Bに示される実施形態のステップS1108におけるNpcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージに登録識別子1が含まれる場合に、ステップS1207のNpcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、登録識別子1がさらに含まれ得る。
本願のこの実施形態では、DDDステータス登録解除指示情報は、図5に示される実施形態の指示情報4に対応し得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1208:PCFは、第1のPCC規則の識別子又は登録識別子1に基づいて、対応する第1のPCC規則を決定し、DDDステータス登録解除指示情報に基づいて第1のPCC規則を更新して、第6のPCC規則を取得する。
第6のPCC規則は、指示情報1及び通知要求タイプ(バッファリング、破棄、及び/又は送信を含む)を第1のPCC規則から削除することによって取得される。換言すれば、第1のPCC規則と比較して、第6のPCC規則は、指示情報1又は通知要求タイプ(バッファリング、破棄、及び/又は送信を含む)を含まないが、依然として指示情報2を含む。
本願のこの実施形態では、第6のPCC規則は、更新した第1のPCC規則として理解され得ることに留意されたい。換言すれば、本願のこの実施形態では、第6のPCC規則の識別子は、第1のPCC規則の識別子と同じである。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1209:PCFは、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージをSMFに送信する。これに対応して、SMFは、PCFからNpcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージには、第6のPCC規則が含まれる。
S1210:N4セッション修正手順を実行する。
具体的には、SMFは、第6のPCC規則に基づいて第1のPCC規則を更新し、DDD失敗イベントのみを監視すると決定する。SMFが、データをバッファリングするようにUPFを指示する指示ビットと、UPFがPDRに一致する第1のデータパケットをバッファリングした後にSMFに通知するようにUPFに指示するフラグとが設定されたFARをUPFに以前に送信した場合に、SMFは、FARから前述の指示を削除するようにUPFに指示する。SMFがAMFから端末装置が使用できないという通知を受信した後に、SMFは、FARを策定し、UPFがPDRに一致する第1のデータパケットを破棄した後にSMFに通知するようにUPFに指示する示すフラグをFARに設定する。SMFがDDD失敗イベントを監視する後続の手順については、従来技術を参照されたい。詳細についてはここでは説明しない。
S1211:AFは、Nnef_Event Exposure_Unsubscribe RequestメッセージをNEFに送信する。これに対応して、NEFは、AFからNnef_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージを受信する。Nnef_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージは、DDD失敗イベントの後に可用性から登録を解除するために使用される。
Nnef_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージには、NEF登録関連識別子2が含まれる。
S1212:NEFは、Nudm_Event Exposure_Unsubscribe RequestメッセージをUDMに送信する。これに対応して、UDMは、NEFからNudm_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージを受信する。Nudm_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージは、DDD失敗イベントの後に可用性から登録を解除するために使用される。
Nudm_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージには、UDM登録関連識別子2が含まれる。
S1213:UDMは、Namf_Event Exposure_Unsubscribe RequestメッセージをAMFに送信する。これに対応して、AMFは、UDMからNamf_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージを受信する。Namf_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージは、DDD失敗イベントの後に可用性から登録を解除するために使用される。
Namf_Event Exposure_Unsubscribe Requestメッセージには、AMF登録関連識別子2が含まれる。
S1214:AMFは、DDN失敗イベント後に可用性への登録を削除し、Namf_Event Exposure_Unsubscribe
ResponseメッセージをUDMに送信する。これに対応して、UDMは、AMFからNamf_Event Exposure_Unsubscribe
Responseメッセージを受信する。
S1215:UDMは、DDN失敗イベント後に可用性への登録を削除し、Nudm_Event Exposure_Unsubscribe
ResponseメッセージをNEFに送信する。これに対応して、NEFは、UDMからNudm_Event Exposure_Unsubscribe
Responseメッセージを受信する。
S1216:NEFは、DDN失敗イベント後に可用性への登録を削除し、Nnef_Event Exposure_Unsubscribe
ResponseメッセージをAFに送信する。これに対応して、AFは、NEFからNnef_Event Exposure_Unsubscribe
Responseメッセージを受信する。
S1217:AMFは、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext RequestメッセージをSMFに送信する。これに対応して、SMFは、AMFからNsmf_PDUSession_UpdateSMContext Requestメッセージを受信する。
Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext Requestメッセージには、NEF通知関連識別子2及びDDN失敗登録解除指示情報が含まれる。
本願のこの実施形態では、DDN失敗登録解除指示情報は、図5に示される実施形態における指示情報3に対応し得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1218:SMFは、Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext
ResponseメッセージをAMFに送信する。これに対応して、AMFは、SMFからNsmf_PDUSession_UpdateSMContext
Responseメッセージを受信する。
S1219:SMFは、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージをPCFに送信する。これに対応して、PCFは、SMFからNpcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、第6のPCC規則の識別子と、DDN失敗登録解除指示情報とが含まれる。
オプションで、図11A及び図11Bに示される実施形態のステップS1119におけるNpcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージに登録識別子2が含まれる場合に、ステップS1219のNpcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、登録識別子2がさらに含まれ得る。
S1220:PCFは、第6のPCC規則の識別子又は登録識別子2に基づいて、対応する第6のPCC規則を決定し、DDD失敗登録解除指示情報に基づいて、第6のPCC規則を削除すると決定する。
S1221:PCFは、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージをSMFに送信する。これに対応して、SMFは、PCFからNpcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージには、第6のPCC規則を削除するように指示する指示情報が含まれる。
S1222:N4セッション修正手順を実行する。
具体的には、SMFは、第6のPCC規則を削除し、DDD失敗イベントの監視を停止する。SMFが、UPFがPDRに一致する第1のデータパケットを廃棄した後にSMFに通知するようにUPFに指示するフラグが設定されたFARをUPFに以前に送信した場合に、SMFは、UPFに、PDR及び関連するFARを削除するように指示する。
図12A及び図12Bに示される実施形態では、DDDステータスイベントが最初に登録解除され、次にDDD失敗イベントが登録解除される例を使用することに留意されたい。確かに、代わりに、DDD失敗イベントを最初に登録解除し、次にDDDステータスイベントを登録解除してもよい。手順は類似しており、詳細についてはここでは再び説明しない。
図12A及び図12Bに示される実施形態のステップS1208が、PCC規則の更新を例として使用して、説明することに留意されたい。確かに、代わりに、PCFは、元の第1のPCC規則を削除し、第6のPCC規則を再策定してもよい。第6のPCC規則の識別子は、第1のPCC規則の識別子と同じであっても異なっていてもよい。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
この場合に、図11A及び図11Bのイベント登録方法に基づく登録解除手順は終了する。
ステップS1201~S1222におけるSMFの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、SMFに動作を行うように命令することによって実行され得る。ステップS1201~S1222におけるPCFの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、PCFに動作を行うように命令することによって実行され得る。これは、この実施形態では限定されない。
図7に示されるイベント登録方法を参照すると、図1に示される通信システムを図2又は図3に示される5Gネットワークに適用し、第1のイベントがダウンリンクデータ通知失敗(DDN failure)イベントであり、第2のイベントがダウンリンクデータ配信ステータス(DDN status)イベントである(具体的には、DDDステータスイベント及びDDN失敗イベントが順に登録される)例を使用する。図13は、本願の一実施形態によるイベント登録方法を示す。以下に説明を示す。
S1301~S1318:これらのステップは、図11A及び図11Bに示される実施形態におけるステップS1101~S1118と同じである。詳細についてはここでは再び説明しない。
S1319:SMFは、トラフィック記述子5がトラフィック記述子4と同じであると決定する、すなわち、第2のPCC規則のデータ記述情報がトラフィック記述子5と同じであると決定する。
S1320:SMFは、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージをPCFに送信する。これに対応して、PCFは、SMFからNpcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、第2のPCC規則の識別子と、DDN_FAILUREの値を有するポリシー制御要求トリガとが含まれる。オプションで、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、登録識別子2がさらに含まれ、登録識別子2は、要求メッセージがDDD失敗イベントへの登録と関連付けられることを特定するために使用される。
本願のこの実施形態では、DDN_FAILUREの値を有するポリシー制御要求トリガは、図7に示される実施形態における第1のイベントの登録指示情報に対応し得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1321:PCFは、第2のPCC規則を更新して、第1のPCC規則を取得する。
具体的には、DDN失敗通知制御指示情報(DDN_FAILUREの値を有するポリシー制御要求トリガに基づいて設定される)が、第2のPCC規則に追加される。具体的には、第1のPCC規則には、フィルタテンプレート(トラフィック記述子4、すなわち記述子5を含む)、高優先度、ダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報、通知要求タイプ(バッファリング、廃棄、及び/又は送信を含む)、及びDDD失敗通知制御指示情報が含まれる。
本願のこの実施形態では、第1のPCC規則は、更新した第2のPCC規則として理解され得ることに留意されたい。換言すれば、本願のこの実施形態では、第1のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子と同じである。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
本願のこの実施形態では、DDD失敗通知制御指示情報は、図7に示される実施形態の指示情報2に対応し得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1322~S1330:これらのステップは、図11A及び図11Bに示される実施形態におけるステップS1122~S1130と同じである。詳細についてはここでは再び説明しない。
図11A及び図11Bに示される実施形態では、DDDステータスイベントが最初に登録され、次にDDD失敗イベントが登録される例を使用することに留意されたい。確かに、代わりに、DDD失敗イベントを最初に登録し、次にDDDステータスイベントを登録してもよい。手順は類似しており、詳細についてはここでは再び説明しない。
図13に示される実施形態は、図7のイベント登録方法を参照して説明され、確かに、ステップS1321において、PCFは、第2のPCC規則を削除し、同時に第1のPCC規則を策定することができ、第1のPCC規則のパラメータは、ステップS1321における第1のPCC規則のパラメータと同じであることに留意されたい。第1のPCC規則の識別子は、第2のPCC規則の識別子と同じであっても異なっていてもよい。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法に基づいて、PCFが第1のPCC規則をSMFに送信した後に、SMFは、第1のPCC規則に基づいて、DDD失敗イベントとDDDステータスイベントとの両方を検出することができる。これにより、データ記述情報が同じである2つのイベントが登録されている場合に、従来技術において、UPFが1つのイベントのPDRしか照合して取得できず、SMFが1つのイベント通知しか受信できず、SMFが1つのイベントしか検出できないという問題が回避される。
ステップS1301~S1330のSMFの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、SMFに動作を行うように命令することによって実行され得る。ステップS1301~S1330におけるPCFの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、PCFに動作を行うように命令することによって実行され得る。これは、この実施形態では限定されない。
オプションで、図12A及び図12Bに示される登録解除方法は、図13に示されるイベント登録方法に基づく登録解除にも適用可能であり、図13に示されるイベント登録方法に基づく登録解除については、本願のこの実施形態では詳細に再び説明しない。
図8A及び図8Bに示されるイベント登録方法を参照すると、図1に示される通信システムを図2又は図3に示される5Gネットワークに適用し、第1のイベントはダウンリンクデータ通知失敗(DDN failure)イベントであり、第2のイベントはダウンリンクデータ配信ステータス(DDN status)イベントである(具体的には、DDDステータスイベント及びDDN失敗イベントは、順に登録される)例を使用する。図14は、本願の一実施形態によるイベント登録方法を示す。以下に説明を示す。
S1401~S1418:これらのステップは、図11A及び図11Bに示される実施形態におけるステップS1101~S1118と同じである。詳細についてはここでは再び説明しない。
S1419:PCCが展開され、PCFが、以前のPDUセッション確立手順において、DDN_FAILUREの値を有するポリシー制御要求トリガ(Policy Control Request Trigger)をSMFに提供すると、SMFは、Npcf_SMポリシー制御更新(Npcf_SMPolicyControl_Update)要求メッセージをPCFに送信する。これに対応して、PCFは、SMFからNpcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、トラフィック記述子5と、DDN_FAILUREの値を有するポリシー制御要求トリガとが含まれる。オプションで、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、登録識別子2がさらに含まれ、登録識別子2は、要求メッセージがDDD失敗イベントへの登録と関連付けられていることを特定するために使用される。
本願のこの実施形態では、DDN_FAILUREの値を有するポリシー制御要求トリガは、図8A及び図8Bに示される実施形態における第1のイベントの登録指示情報に対応し得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1420:PCFは、トラフィック記述子5がトラフィック記述子4と重複する、すなわち、第2のPCC規則のデータ記述情報がトラフィック記述子5と重複すると決定する。
S1421:PCFは、トラフィック記述子5及びDDN_FAILUREのポリシー制御要求トリガに基づいて、第1のPCC規則を決定する。
第1のPCC規則におけるフィルタテンプレートには、トラフィック記述子5及びトラフィック記述子4(以下、データ記述情報1と略称する)における重複情報、高優先度、DDD失敗通知制御指示情報(DDN_FAILUREの値を有するポリシー制御要求トリガに基づいて設定される)、ダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報、及び通知要求タイプ(バッファリング、破棄、及び/又は送信を含む)が含まれる。ステップS1421の具体的な実施態様については、図8A及び図8Bに示される実施形態のステップS804を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
本願のこの実施形態におけるダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報は、図8A及び図8Bに示される実施形態における指示情報1に対応し得、本願のこの実施形態におけるDDD失敗通知制御指示情報は、図8A及び図8Bに示される実施形態における指示情報2に対応し得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1422:PCFは、トラフィック記述子5及びDDN_FAILUREのポリシー制御要求トリガに基づいて、第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則を決定する。
第3のPCC規則のフィルタテンプレートには、トラフィック記述子4にあり且つ、トラフィック記述子5とトラフィック記述子4との重複情報以外の情報(以下、データ記述情報2と略称する)、高優先度、ダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報、及び通知要求タイプ(バッファリング、破棄、及び/又は送信を含む)が含まれる。
第4のPCC規則のフィルタテンプレートには、トラフィック記述子5にあり且つ、トラフィック記述子5とトラフィック記述子4との重複情報以外の情報(以下、データ記述情報3と略称する)、高優先度、及びDDD失敗通知制御指示情報が含まれる。
ステップS1422の具体的な実施態様については、図8A及び図8Bに示される実施形態のステップS805を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
S1423:PCFは、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージをSMFに送信する。これに対応して、SMFは、PCFからNpcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージには、第1のPCC規則と第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則とが含まれる。
オプションで、本願のこの実施形態では、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージに登録識別子2が含まれる場合に、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージには、第1のPCC規則に対応する登録識別子1及び登録識別子2、第3のPCC規則に対応する登録識別子2及び/又は第4のPCC規則に対応する登録識別子2がさらに含まれる。さらに、SMFは、登録識別子2及び登録識別子1に基づいて、第1のPCC規則がDDDステータスイベント及びDDN失敗イベントへの登録に関連付けられていると決定することができる。SMFは、登録識別子1に基づいて、第3のPCC規則とDDDステータスイベントとの間の登録関連付けを決定することができ、SMFは、登録識別子2に基づいて、第4のPCC規則とDDN失敗イベントとの間の登録関連付けを決定することができる。確かに、SMFは、別の方法で、第1のPCC規則と第3のPCC規則及び/又は第4のPCC規則とに関連付けられたイベントを学習することができる。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
S1424:N4セッション修正手順を実行する。
具体的には、SMFは、第1のPCC規則に基づいてDDDステータスイベント及びDDD失敗イベントを監視すると決定する。SMFは、第3のPCC規則に基づいてDDDステータスイベントを監視すると決定し、及び/又はSMFは、第4のPCC規則に基づいてDDD失敗イベントを監視すると決定する。PCC規則に基づいてPDR及びFARを策定する具体的なプロセスは、図11A及び図11Bに示される実施形態と同様である。詳細についてはここでは再び説明しない。
S1425~S1431:これらのステップは、図11A及び図11Bに示される実施形態におけるステップS1124~S1130と同じである。詳細についてはここでは再び説明しない。
図14に示される実施形態では、DDDステータスイベントが最初に登録され、次にDDD失敗イベントが登録される例を使用することに留意されたい。確かに、代わりに、DDD失敗イベントを最初に登録し、次にDDDステータスイベントを登録してもよい。手順は類似しており、詳細についてはここでは再び説明しない。
本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法に基づいて、PCFが第1のPCC規則をSMFに送信した後に、SMFは、第1のPCC規則に基づいて、DDD失敗イベントとDDDステータスイベントとの両方を検出することができる。これにより、データ記述情報が重複する2つのイベントが登録されている場合に、従来技術において、ユーザプレーン機能エンティティが1つのイベントのPDRしか照合して取得できず、その結果、SMFが1つのイベント通知しか受信できず、SMFが1つのイベントしか検出できないという問題が回避される。
ステップS1401~S1431におけるSMFの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、SMFに動作を行うように命令することによって実行され得る。ステップS1401~S1431におけるPCFの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、PCFに動作を行うように命令することによって実行され得る。これは、この実施形態では限定されない。
オプションで、本願の一実施形態は、図14に示されるイベント登録方法に基づく登録解除方法をさらに提供する。図15に示されるように、以下のステップを含む。
S1501~S1506:これらのステップは、図12A及び図12Bに示される実施形態におけるステップS1201~S1206と同じである。詳細についてはここでは再び説明しない。
S1507:SMFは、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージをPCFに送信する。これに対応して、PCFは、SMFからNpcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージを受信する。
可能な実施態様では、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、第1のPCC規則の識別子及びDDDステータスの登録解除指示情報が含まれる。オプションで、SMFが第3のPCC規則を取得する場合に、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、第3のPCC規則の識別子がさらに含まれる。
別の可能な実施態様では、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、登録識別子1及びDDDステータス登録解除指示情報が含まれる。
本願のこの実施形態では、DDDステータス登録解除指示情報は、図8A及び図8Bに示される実施形態の指示情報4に対応し得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1508:PCFは、第1のPCC規則を更新して、第6のPCC規則を取得する。
第6のPCC規則は、指示情報1及び通知要求タイプ(バッファリング、廃棄、及び/又は送信を含む)を第1のPCC規則から削除することによって取得される。換言すれば、第1のPCC規則と比較して、第6のPCC規則は、指示情報1又は通知要求タイプ(バッファリング、破棄、及び/又は送信を含む)を含まないが、依然として指示情報2を含む。
本願のこの実施形態では、第6のPCC規則は、更新した第1のPCC規則として理解され得ることに留意されたい。換言すれば、本願のこの実施形態では、第6のPCC規則の識別子は、第1のPCC規則の識別子と同じである。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
可能な実施態様では、PCFは、第1のPCC規則の識別子に基づいて第1のPCC規則を決定し、次に、PCFは、DDDステータス登録解除指示情報に基づいて第1のPCC規則を更新して、第6のPCC規則を取得する。また、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージに第3のPCC規則の識別子がさらに含まれる場合に、PCFは第3のPCC規則を削除する。
別の可能な実施態様では、PCFは、登録識別子1に基づいて第1のPCC規則を決定し、次に、PCFは、DDDステータスの登録解除指示情報に基づいて第1のPCC規則を更新して、第6のPCC規則を取得する。オプションで、PCFは、登録識別子1に基づいて第3のPCC規則を決定し、次に、PCFは第3のPCC規則を削除する。
S1509:PCFは、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージをSMFに送信する。これに対応して、SMFは、PCFからNpcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージには、第6のPCC規則が含まれる。
オプションで、PCFが第3のPCC規則を削除すると決定した場合に、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージには、第3のPCC規則を削除するように指示する指示情報がさらに含まれる。
S1510:N4セッション修正手順を実行する。
具体的には、SMFは、第6のPCC規則に基づいて第1のPCC規則を更新し、DDD失敗イベントのみを監視すると決定する。SMFが、データをバッファリングするようにUPFに指示する指示ビットと、UPFがPDRに一致する第1のデータパケットをバッファリングした後にSMFに通知するようにUPFに指示するフラグとが設定されたFARをUPFに以前に送信した場合に、SMFは、前述の指示をFARから削除するように指示する。SMFが、端末装置が使用できないという通知をAMFから受信した後に、SMFは、FARを策定し、UPFがPDRに一致する第1のデータパケットを破棄した後にSMFに通知するようにUPFに指示するフラグをFARに設定する。SMFがDDD失敗イベントを監視する後続の手順については、従来技術を参照されたい。詳細についてはここでは説明しない。
さらに、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージに、第3のPCC規則を削除するように指示する指示情報がさらに含まれる場合に、SMFは、第3のPCC規則を削除し、DDDステータスイベントの監視を停止する。SMFが第3のPCC規則に基づいて決定したPDR及びFARをUPFに以前に送信した場合に、SMFは、第3のPCC規則に基づいて決定したPDR及びFARを削除するようにUPFに指示する。
S1511~S1518:これらのステップは、図12A及び図12Bに示される実施形態におけるステップS1211~S1218と同じである。詳細についてはここでは再び説明しない。
S1519:SMFは、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージをPCFに送信する。これに対応して、PCFは、SMFからNpcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージを受信する。
可能な実施態様では、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、第6のPCC規則の識別子と、DDN失敗登録解除指示情報とが含まれる。オプションで、SMFが第4のPCC規則を取得する場合に、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、第4のPCC規則の識別子がさらに含まれる。
別の可能な実施態様では、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、登録識別子2及びDDN失敗登録解除指示情報が含まれる。
本願のこの実施形態では、DDN失敗登録解除指示情報は、図8A及び図8Bに示される実施形態における指示情報3に対応し得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1520:PCFは、第6のPCC規則の識別子又は登録識別子2に基づいて、対応する第6のPCC規則を決定し、DDD失敗登録解除指示情報に基づいて、第6のPCC規則を削除すると決定する。
オプションで、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージに第4のPCC規則の識別子がさらに含まれる場合に、PCFは第4のPCC規則をさらに削除する。あるいはまた、PCFが登録識別子2に基づいて第4のPCC規則をさらに決定する場合に、PCFは第4のPCC規則を削除する。
S1521:PCFは、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージをSMFに送信する。これに対応して、SMFは、PCFからNpcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージには、第6のPCC規則を削除するように指示する指示情報が含まれる。
オプションで、PCFが第4のPCC規則を削除すると決定した場合に、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージには、第4のPCC規則を削除するように指示する指示情報がさらに含まれる。
S1522:N4セッション修正手順を実行する。
具体的には、SMFは、第6のPCC規則を削除し、DDD失敗イベントの監視を停止する。SMFが、UPFがPDRに一致する第1のデータパケットを破棄した後にSMFに通知するようにUPFに指示する示すフラグが設定されたFARをUPFに以前に送信した場合に、SMFは、第6のPCC規則に対応するPDRと、PDRと関連付けられたFARとを削除するようにUPFに指示する。
さらに、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージに、第4のPCC規則を削除するように指示する指示情報がさらに含まれる場合に、SMFは、第4のPCC規則を削除し、DDD失敗イベントの監視を停止する。SMFが、第4のPCC規則に基づいて決定したPDR及びFARをUPFに以前に送信した場合に、SMFは、第4のPCC規則に基づいて決定したPDR及びFARを削除するようにUPFに指示する。
図15に示される実施形態では、DDDステータスイベントが最初に登録解除され、次にDDD失敗イベントが登録解除される例を使用することに留意されたい。確かに、代わりに、DDD失敗イベントを最初に登録解除し、次にDDDステータスイベントを登録解除してもよい。手順は類似しており、詳細についてはここでは再び説明しない。
図15に示される実施形態のステップS1508を、PCC規則の更新を例として説明することに留意されたい。確かに、代わりに、PCFは、元の第1のPCC規則を削除し、第6のPCC規則を再策定してもよい。第6のPCC規則の識別子は、第1のPCC規則の識別子と同じであっても異なっていてもよい。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
この場合に、図14のイベント登録方法に基づく登録解除手順は、終了する。
ステップS1501~S1522におけるSMFの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、SMFに動作を行うように命令することによって実行され得る。ステップS1201~S1522におけるPCFの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、PCFに動作を行うように命令することによって実行され得る。これは、この実施形態では限定されない。
図10に示されるイベント登録方法を参照すると、図1に示される通信システムを図2又は図3に示される5Gネットワークに適用し、第1のイベントがダウンリンクデータ通知失敗(DDN failure)イベントであり、第2のイベントがダウンリンクデータ配信ステータス(DDN status)イベントである(具体的には、DDDステータスイベント及びDDN失敗イベントは、順に登録される)例を使用する。図16は、本願の一実施形態によるイベント登録方法を示す。以下に説明を示す。
S1601~S1618:これらのステップは、図11A及び図11Bに示される実施形態におけるステップS1101~S1118と同じである。詳細についてはここでは再び説明しない。
S1619:SMFは、トラフィック記述子5がトラフィック記述子4と重複する、すなわち、第2のPCC規則のデータ記述情報がトラフィック記述子5と重複すると決定する。
S1620:SMFは、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージをPCFに送信する。これに対応して、PCFは、SMFからNpcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージを受信する。
Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、データ記述情報1と、DDN_FAILUREの値を有するポリシー制御要求トリガと、ダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報との間の対応関係が含まれる。オプションで、対応関係には、第2のPCC規則の識別子が含まれる。データ記述情報3の関連する説明については、図10に示される実施形態を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
さらに、Npcf_SMPolicyControl_Update要求メッセージには、データ記述情報2とダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報との間の対応関係、及び/又はデータ記述情報3とDDN失敗指示情報との間の対応関係がさらに含まれる。オプションで、対応関係には、第2のPCC規則の識別子が含まれる。データ記述情報2及びデータ記述情報3の関連説明については、図10に示される実施形態を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
本願のこの実施形態におけるダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報は、図10に示される実施形態における指示情報1に対応し得、そして、本願のこの実施形態におけるDDD失敗通知制御指示情報は、図10に示される実施形態における指示情報2に対応し得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
本願のこの実施形態では、DDN_FAILUREのポリシー制御要求トリガは、図10に示される実施形態における第1のイベントの登録指示情報に対応し得ることに留意されたい。これは、本明細書で一律に説明しており、詳細については以下で再び説明しない。
S1621:PCFは、データ記述情報1と、DDN_FAILUREのポリシー制御要求トリガと、ダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報との間の対応関係に基づいて、第1のPCC規則を決定する。
第1のPCC規則におけるフィルタテンプレートには、データ記述情報1、高優先度、DDN失敗通知制御指示情報(DDN_FAILUREの値を有するポリシー制御要求トリガに基づいて設定される)、ダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報、及び通知要求タイプ(バッファリング、破棄、及び/又は送信を含む)が含まれる。ステップS1621の具体的な実施態様については、図10に示される実施形態のステップS1004を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
S1622:PCFは、データ記述情報2とダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報との間の対応関係に基づいて第3のPCC規則を決定し、及び/又はPCFは、データ記述情報3とDDD失敗表示情報との間の対応関係に基づいて第4のPCC規則を決定する。
第3のPCC規則におけるフィルタテンプレートには、データ記述情報2、高優先度、ダウンリンクデータ配信ステータス制御指示情報、及び通知要求タイプ(バッファリング、破棄、及び/又は送信を含む)が含まれる。第4のPCC規則におけるフィルタテンプレートには、データ記述情報3、高優先度、DDD失敗通知制御指示情報が含まれる。ステップS1622の具体的な実施態様については、図10に示される実施形態のステップS1006を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
S1623:PCFは、Npcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージをSMFに送信する。これに対応して、SMFは、PCFからNpcf_SMPolicyControl_Update応答メッセージを受信する。
S1624:N4セッション修正手順を実行する。
S1623及びS1624の関連する説明については、図14に示される実施形態のステップS1423及びS1424を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
S1625~S1631:これらのステップは、図11A及び図11Bに示される実施形態におけるステップS1124~S1130と同じである。詳細についてはここでは再び説明しない。
図16に示される実施形態では、DDDステータスイベントが最初に登録され、次にDDD失敗イベントが登録される例を使用することに留意されたい。確かに、代わりに、DDD失敗イベントを最初に登録し、次にDDDステータスイベントを登録してもよい。手順は類似しており、詳細についてはここでは再び説明しない。
本願のこの実施形態で提供するイベント登録方法に基づいて、PCFが第1のPCC規則をSMFに送信した後に、SMFは、第1のPCC規則に基づいて、DDD失敗イベントとDDDステータスイベントとの両方を検出することができる。これにより、データ記述情報が重複する2つのイベントが登録されている場合に、従来技術において、ユーザプレーン機能エンティティが1つのイベントのPDRしか照合して取得できず、その結果、SMFが1つのイベント通知しか受信できず、SMFが1つのイベントしか検出できないという問題が回避される。
ステップS1601~S1631におけるSMFの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、SMFに動作を行うように命令することによって実行され得る。ステップS1601~S1631におけるPCFの動作は、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したアプリケーションプログラムコードを呼び出して、PCFに動作を行うように命令することによって実行され得る。これは、この実施形態では限定されない。
オプションで、図15に示される登録解除方法は、図16に示されるイベント登録方法に基づいて登録解除にも適用可能であり、そして、図16に示されるイベント登録方法に基づく登録解除については、本願のこの実施形態では再び詳細に説明しない。
図5~図16に示される実施形態では、ポリシー制御エンティティが実施する方法及び/又はステップは、代わりに、ポリシー制御エンティティで使用できるコンポーネント(例えば、チップ又は回路)によって実施してもよく、セッション管理エンティティが実施する方法及び/又はステップは、代わりに、セッション管理エンティティで使用できるコンポーネント(例えば、チップ又は回路)によって実施してもよい。
前述したことは、ネットワーク要素同士の間の相互作用の観点から、本願の実施形態で提供する解決策を主に説明している。これに対応して、本願の一実施形態は、通信機器をさらに提供する。通信機器は、前述の方法の実施形態におけるポリシー制御エンティティ、又は前述のポリシー制御エンティティを含む機器、又はポリシー制御エンティティで使用できるコンポーネントであり得る。或いは、通信機器は、前述の方法の実施形態におけるセッション管理エンティティ、又は前述のセッション管理エンティティを含む機器、又はセッション管理エンティティで使用できるコンポーネントであり得る。前述の機能を実現するために、通信機器は、対応する機能を実行するためのハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解されよう。当業者は、本明細書で開示する実施形態で説明する例のユニット及びアルゴリズムステップと組み合わせて、このアプリケーションがハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組合せによって実装され得ることを容易に認識するはずである。機能がハードウェアによって実行されるか、又はコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、特定のアプリケーション及び技術的解決策の設計上の制約に依存する。当業者は、異なる方法を使用して、特定のアプリケーション毎に説明した機能を実現することができるが、その実施態様が本願の範囲を超えると考えるべきではない。
図17は、通信機器170の構造の概略図である。通信機器170は、トランシーバモジュール1701及び処理モジュール1702を含む。通信機器170は、前述の方法の実施形態におけるポリシー制御エンティティ又はセッション管理エンティティであり得る。トランシーバモジュール1701は、トランシーバユニットとも呼ばれ得、前述の方法の実施形態のいずれかにおいて、ポリシー制御エンティティ又はセッション管理エンティティが実行する送信機能及び/又は受信機能を実現するように構成される。トランシーバモジュール1701は、トランシーバ回路、トランシーバ機、トランシーバ、又は通信インターフェイスを含み得る。いくつかの可能な実施態様では、トランシーバモジュール1701は、送信モジュール及び受信モジュールを含み、それぞれが、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおいてポリシー制御エンティティ又はセッション管理エンティティが実行する送信機能及び受信機能を実現するように構成される。処理モジュール1702は、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおいて、ポリシー制御エンティティ又はセッション管理エンティティが実行する処理機能を実現するように構成され得る。処理モジュール1702は、例えば、プロセッサであってもよい。
この実施形態では、通信機器170は、分割されて統合された方式によって得られた機能モジュールの形態で提示される。本明細書における「モジュール」は、ASIC、回路、1つ又は複数のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行するプロセッサ、メモリ、集積論理回路、及び/又は前述の機能を提供できる別の構成要素であり得る。簡素な実施形態では、当業者は、通信機器170が図4に示される通信機器400の形態であり得ることを理解するだろう。
例えば、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401は、メモリ403に格納したコンピュータ実行可能命令を呼び出して、通信機器400が前述の方法の実施形態におけるイベント登録方法を実行できるようにすることができる。
具体的には、図17のトランシーバモジュール1701及び処理モジュール1702の機能/実装プロセスは、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって実現してもよい。あるいはまた、図17の処理モジュール1702の機能/実装プロセスは、図4に示される通信機器400内のプロセッサ401が、メモリ403に格納したコンピュータ実行可能命令を呼び出すことによって実現してもよい。図17のトランシーバモジュール1701の機能/実装プロセスは、図4に示される通信機器400内の通信インターフェイス404を使用して実現してもよい。
この実施形態で提供する通信機器170は、前述のイベント登録方法を実行することができる。従って、通信機器170によって達成できる技術的効果については、前述の方法の実施形態を参照されたい。詳細についてはここでは再び説明しない。
オプションで、本願の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶する。命令をコンピュータで実行すると、コンピュータは、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおいてポリシー制御エンティティ又はセッション管理エンティティが実行する方法を実行できるようになる。
オプションで、本願の一実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品をコンピュータで実行すると、コンピュータは、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおいてポリシー制御エンティティ又はセッション管理エンティティが実行する方法を実行できるようになる。
前述のモジュール又はユニットのうちの1つ又は複数は、ソフトウェア、ハードウェア、又はそれらの組合せによって実装され得ることに留意されたい。前述のモジュール又はユニットのいずれか1つがソフトウェアによって実装される場合に、ソフトウェアは、コンピュータプログラム命令の形態で存在し、メモリに格納される。プロセッサは、プログラム命令を実行し、前述の方法手順を実施するように構成され得る。プロセッサは、SoC(system-on-chip)又はASICに組み込んでもよく、又は独立した半導体チップであってもよい。演算又は処理を実行するためのソフトウェア命令を実行するためのコアに加えて、プロセッサは、必要なハードウェアアクセラレータ、例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)、PLD(programmable
logic device)、又は、専用の論理演算を実行する論理回路をさらに含む。
前述のモジュール又はユニットがハードウェアによって実装される場合に、ハードウェアは、CPU、マイクロプロセッサ、デジタル信号処理(digital signal processing, DSP)チップ、マイクロコントローラユニット(microcontroller unit, MCU)、人工知能プロセッサ、ASIC、SoC、FPGA、PLD、専用デジタル回路、ハードウェアアクセラレータ、又は非統合ディスクリート装置であり得、ハードウェアは、必要なソフトウェアを実行するか、又は前述の方法手順を実行するソフトウェアに依存しない場合がある。
オプションで、本願の一実施形態は、通信機器をさらに提供する(例えば、通信機器はチップ又はチップシステムであり得る)。通信機器は、前述の方法の実施形態のいずれか1つにおける方法を実施するように構成されたプロセッサを含む。可能な実施態様では、通信機器はメモリをさらに含む。メモリは、必要なプログラム命令及びデータを格納するように構成される。プロセッサは、メモリに格納したプログラムコードを呼び出して、前述の方法の実施形態のいずれか1つの方法を実行するように通信機器に指示することができる。確かに、通信機器はメモリを含まなくてもよい。通信機器がチップ方式である場合に、通信装置は、チップを含んでもよく、又はチップ及び他のディスクリート部品を含んでもよい。これは、本願のこの実施形態では特に限定されない。
前述の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組合せによって実装され得る。実施形態を実現するためにソフトウェアプログラムが使用される場合に、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形態で完全に又は部分的に実施され得る。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されると、本願の実施形態による手順又は機能が全て又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な機器であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶してもよく、又はコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信してもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタに有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者回線(digital subscriber line, DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線、及びマイクロ波等)の方法で送信してもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ又は複数の使用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンタ等のデータ記憶装置であり得る。使用可能なメディアは、磁気メディア(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光メディア(例えば、DVD)、又は半導体メディア(例えば、ソリッドステートドライブ(solid-state drive, SSD))等であり得る。
本願は実施形態を参照して説明しているが、保護を主張する本願を実施するプロセスにおいて、当業者は、添付の図面、開示した内容、及び添付の特許請求の範囲を考慮して、開示した実施形態の別のバリエーションを理解し実現するだろう。特許請求の範囲において、「備える、有する、含む(comprising)」は、別の構成要素又は別のステップを除外するものではなく、「1つの(a, one)」は、複数の意味を除外するものではない。単一のプロセッサ又は別のユニットが、特許請求の範囲に列挙された、いくつかの機能を実現することができる。いくつかの手段は、互いに異なる従属請求項に記録されているが、これは、これらの手段を組み合わせてより良い効果を生み出すことができないという意味ではない。
本願は、その特定の特徴及び実施形態を参照して説明しているが、本願の精神及び範囲から逸脱することなく、それら特徴及び実施形態に対して様々な修正及び組み合わせを行うことができることは明らかである。これに対応して、明細書及び添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって規定される本願の説明の例に過ぎず、本願の範囲をカバーする修正、変形、組合せ、又は均等物のいずれか又は全てとみなされる。当業者が、本願の精神及び範囲から逸脱することなく、本願に対して様々な修正及び変形を行うことができることは明らかである。このようにして、本願は、それら修正及び変形が本願の特許請求の範囲及びそれらの同等の技術の範囲内にある限り、本願のこれらの修正及び変形をカバーすることを意図している。