JP2023548569A - 物品キャリア、および物品キャリアのためのブランク - Google Patents

Abstract

本開示は、1つまたは複数の物品を包装するための物品係合キャリアと、キャリアを形成するためのブランクとに関する。キャリアは、少なくとも1つの物品係合特徴部(RT1、RT2)を伴う上パネル(14)を備える。少なくとも1つの肩パネル(18、20)が、上パネルにヒンジ式で連結され、上パネルに対して斜めに配置される。少なくとも1つの係合特徴部は、物品受入開口(A1～A8)と、物品受入開口の周りに形成される環状の一連の係合タブとを備える。環状の一連の係合タブは、少なくとも1つの第1のタブ(46B)と少なくとも1つの第2のタブ(46C)とを備える。少なくとも1つの第1のタブは、上パネルに一部においてヒンジ式で連結され、少なくとも1つの肩パネルに一部においてヒンジ式で連結される。少なくとも1つの第1のタブは第1の径方向長さ(LT1)を有する。少なくとも1つの第2のタブは、上パネルだけにヒンジ式で連結され、第2の径方向長さ(LT2)を有する。第1の径方向長さは第2の径方向長さより大きい。

Description

本発明は、物品キャリアと、物品キャリアを形成するためのブランクとに関する。より詳細には、排他的ではないが、本発明は、物品を受け入れて保持するための1つまたは複数の開口部を有する、上部で把持する種類のキャリアに関する。

包装の分野において、複数の物品を持ち運ぶためのカートンを提供することが知られている。カートンは技術的によく知られており、消費者が、消費のために物品の一群を輸送、保管、およびアクセスできるようにするために便利である。コストおよび環境の考慮のため、このようなカートンまたはキャリアは、できるだけ少ない材料から形成される必要があり、形成されるときの材料の廃棄をできるだけ少なくする必要がある。さらなる考慮は、大きな重量の物品を保持および輸送するためのカートンの強度および適合性である。カートンの内容物がカートンの中でしっかり固定されることが望ましい。

開口部がキャリアのパネルに形成される、上部で把持する物品キャリアを提供することがよく知られており、タブは前記パネルから打ち抜かれ、開口部の周りに配置される。タブは、物品が開口部に受け入れられるとき、前記パネルの平面からずらされ、前記タブは、概して物品のフランジまたはリップの周りで物品に係合する。

すべてのタブが物品に効率的または効果的に係合することが望ましい。物品を保護するための耐衝撃性をキャリアに提供することも望ましい。

本発明は、典型的には板紙などから形成されるカートンの分野において、改善を提供しようとするものである。

本発明の第1の態様が、少なくとも1つの物品を包装するための物品キャリアを提供する。キャリアは、少なくとも1つの物品係合特徴部を伴う上パネルと、上パネルにヒンジ式で連結され、上パネルに対して斜めに配置される少なくとも1つの肩パネルとを備える。少なくとも1つの物品係合特徴部は、物品受入開口と、物品受入開口の周りに形成される環状の一連の係合タブとを備える。環状の一連の係合タブは、少なくとも1つの第1のタブと少なくとも1つの第2のタブとを備える。少なくとも1つの第1のタブは、上パネルに一部においてヒンジ式で連結され、少なくとも1つの肩パネルに一部においてヒンジ式で連結される。少なくとも1つの第1のタブは第1の径方向長さを有する。少なくとも1つの第2のタブは、上パネルだけにヒンジ式で連結され、第2の径方向長さを有する。第1の径方向長さは第2の径方向長さより大きい。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブは、第1の折り線によって、上パネルと少なくとも1つの肩パネルとにヒンジ式で連結されてもよい。第1の折り線は上パネルから少なくとも1つの肩パネルへと延びてもよい。

任意選択で、少なくとも1つの肩パネルは、肩パネル折り線によって上パネルにヒンジ接続されてもよく、肩パネル折り線は、少なくとも1つの第1のタブによって割り込まれる。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブは、少なくとも1つの第1のタブが上パネルと少なくとも1つの肩パネルとにヒンジ式で連結される第1の折り線の中間点を通る径方向に延びた概念的な線について非対称であってもよい。

任意選択で、環状の一連の係合タブは、少なくとも1つの第3のタブをさらに備えてもよい。少なくとも1つの第1のタブは、少なくとも1つの肩パネルだけにヒンジ式で連結される少なくとも1つの第3のタブによって隣接させられてもよい。

任意選択で、少なくとも1つの第3のタブは、第2の径方向長さより大きい第3の径方向長さを有してもよい。

任意選択で、少なくとも1つの第3のタブは、少なくとも1つの肩パネルから一部が形成されてもよい。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブは、少なくとも1つの第3のタブを間に伴って配置される第1のタブの対を備えてもよい。

本発明の第2の態様が、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。キャリアは、少なくとも1つの物品係合特徴部を伴う上パネルと、上パネルにヒンジ式で連結され、物品キャリアを形成するためにブランクが直立されるときに上パネルに対して斜めに配置される少なくとも1つの肩パネルとを備える。少なくとも1つの物品係合特徴部は、物品受入開口と、物品受入開口の周りに形成される環状の一連の係合タブとを備える。環状の一連の係合タブは、少なくとも1つの第1のタブと少なくとも1つの第2のタブとを備える。少なくとも1つの第1のタブは、上パネルに一部においてヒンジ式で連結され、少なくとも1つの肩パネルに一部においてヒンジ式で連結される。少なくとも1つの第1のタブは第1の径方向長さを有する。少なくとも1つの第2のタブは、上パネルだけにヒンジ式で連結され、第2の径方向長さを有する。第1の径方向長さは第2の径方向長さより大きい。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブは最大径方向長さと最小径方向長さとを有してもよく、第1の径方向長さは最大径方向長さであってもよい。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブの最小径方向長さは、少なくとも1つの第2のタブの第2の径方向長さと概して等しくてもよい。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブは、相対する側縁を有してもよく、少なくとも1つの第1のタブは、相対する側縁のうちの一方に沿って最大径方向長さを有する。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブは、相対する側縁のうちの他方に沿って最小径方向長さを有してもよい。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブは、相対する側縁のうちの一方から相対する側縁のうちの他方に向けて徐々に縮小する径方向の大きさを有してもよい。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブは、相対する側縁を有してもよく、少なくとも1つの第1のタブは、相対する側縁のうちの一方に沿って最小径方向長さを有してもよい。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブの相対する側縁のうちの一方は、少なくとも1つの第2のタブによって隣接させられてもよい。

任意選択で、環状の一連の係合タブは少なくとも1つの第3のタブをさらに備えてもよく、少なくとも1つの第1のタブは、少なくとも1つの肩パネルだけにヒンジ式で連結される少なくとも1つの第3のタブによって隣接させられてもよい。

任意選択で、少なくとも1つの第3のタブは、第2の径方向長さより大きい第3の径方向長さを有してもよい。

任意選択で、少なくとも1つの第3のタブは、少なくとも1つの肩パネルから一部が形成されてもよい。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブは、少なくとも1つの第3のタブを間に伴って配置される第1のタブの対を備えてもよい。

本出願の範囲内において、前述の段落、特許請求の範囲、ならびに/または以下の記述および図面に記載されている様々な態様、実施形態、例、特徴、および代替は、独立して、またはそれらの任意の組合せで、考慮または検討され得ることが、想定または意図されている。

1つの実施形態との関連で、または、1つの実施形態に関して記載されている特徴または要素は、特徴が両立しないことがない場合、すべての実施形態に適用可能である。1つの実施形態からの1つまたは複数の特徴または要素は、本明細書で開示されている他の実施形態のいずれかに組み込まれるかまたは組み合わされてもよく、前記1つの実施形態から抽出された前記特徴または要素は、前記他の実施形態の1つまたは複数の特徴または要素への追加または置き換えに含まれてもよい。

本明細書で開示されている実施形態の特徴または特徴の組合せは、その実施形態の他の特徴から分離して抽出されてもよい。代替で、実施形態の特徴または特徴の組合せは、その実施形態から省略されてもよい。

ここで、本発明の例示の実施形態が添付の図面を参照して説明される。

第1の実施形態によるキャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。 図1のブランクの一部分の上方からの拡大平面図である。 本開示の実施形態による物品保持構造を示す図である。 図1のブランクから形成されたキャリアの上方からの斜視図である。 図1のブランクとの使用のための第1の物品の対の平面図および側面図である。 第2の物品の対の平面図および側面図である。

パッケージ、ブランク、およびキャリアの特定の実施形態の詳細な記載が、本明細書において開示されている。開示されている実施形態が、本発明の特定の態様が実施できる方法の単なる例であり、本発明が具現化され得る方法のすべての包括的な列記を表しているのではないことは、理解されるものである。本明細書で使用されているように、「例示」という言葉は、図示、見本、モデル、またはパターンとして供する実施形態に言及するために広く使用されている。実際、本明細書に記載されているパッケージ、ブランク、およびキャリアは、様々な形態および代替の形態で具現化され得ることが理解される。図は必ずしも一定の縮尺ではなく、いくつかの特徴は、具体的な構成要素の詳細を示すために誇張または最小限とされ得る。よく知られている構成要素、材料、または方法は、本開示を不明瞭にさせることを回避するために、必ずしも詳しく記載されていない。本明細書に開示されている任意の特定の構造および機能の詳細は、限定として解釈されるものではなく、特許請求の範囲についての基礎として、および、本発明を様々に用いるために当業者に教示するための代表的な基礎としてのみに解釈されるだけである。

図1を参照すると、限定されることはないが、図2に示されているような以後において物品Bと称される瓶または缶などの一次製品の一群を含んで持ち運ぶための、図2に示されているようなカートンまたはキャリア90を形成することができるブランク10の平面図が示されている。ブランク10は、少なくとも1つの一次製品の容器またはパッケージを包装するための二次パッケージを形成する。

本明細書において詳述されている実施形態において、「カートン」および「キャリア」といった用語は、本発明の様々な特徴を例示する非限定的な目的のために、一次製品の容器などの物品を係合および持ち運ぶための容器を指す。本発明の教示が、先細りおよび/または円筒であってもなくてもよい様々な製品容器に適用できることは、検討されている。例示の容器には、瓶(例えば、金属、ガラス、またはプラスチックの瓶)、缶(例えば、アルミニウム缶)、ブリキ缶、小袋、ポケットなどがある。

ブランク10は適切な基材のシートから形成される。本明細書で使用されているように、「適切な基材」という用語は、板紙、段ボール、厚紙、プラスチック、それらの組合せなど、すべての種類の折ることのできるシート材料を含むことが理解される。例えば、後でより詳細に記載されているキャリア構造を提供するのに適する場合、1つまたは他の数のブランクが用いられ得ることは、認識されるべきである。

本明細書に記載されている包装構造またはカートンは、板紙などのシート材料から形成でき、そのシート材料は、強度を増加させるための材料から作られ得る、またはそのような材料で被覆され得る。このようなシート材料の例は、ウエストロック社（WestRock Company）による耐引き裂き性のナトラロック（NATRALOCK）（登録商標）板紙である。耐引き裂き性材料は、パッケージの耐引き裂き性を向上させるのを助けるために、2つ以上の層によって提供され得ることに留意されたい。典型的には、シート材料の一方の面は他方の面とは異なる特性を有し得る。例えば、完成したパッケージの外方を向くシート材料の面は、特に滑らかとでき、良好な印刷性を提供するためにクレーコーティングまたは他の表面処理などのコーティングを有し得る。他方で、内方を向くシート材料の面には、被覆、層、処理が提供され得るか、または、さもなければ、耐引き裂き性、良好な接着剤能力、熱封止性、もしくは他の所望の機能特性のうちの1つもしくは複数などの特性を提供するように準備され得る。

図示されている実施形態では、ブランク10は、例示の物品Bの例示の配置を包装するためのカートンまたはキャリア90を形成するように構成されており、図示されているその例は、第1の物品B1および第2の物品B2をそれぞれ示している図7Aおよび図7Bに示されている。図示されている実施形態では、配置は、2x4の行列または配列であり、4つの物品Bの2つの横列が提供されており、物品Bは、飲料缶である。代替で、ブランク10は、他の種類、数、および大きさの物品を包装するための、あるいは/または、異なる配置もしくは構成で物品を包装するためのキャリアを、形成するように構成できる。

図示されている実施形態は、330mlの缶であり得るスマートまたは細い設計の飲料缶を収容するように構成される。物品Bは、実質的に、その全体の高さにわたって同じ直径のものである。例示の物品B2が図7Bに示されており、物品B2は最大直径または横寸法D_BS(直径D_BSは約2.25インチまたは約58mmであり得る)を有する。物品B2は、直径または横寸法D_NS(直径D_NSは約2.125インチまたは約54.8mmであり得る)を有する上方部分または上閉鎖部Tを備える。

首部N_Sは、外向きに突出するフランジを提供することができ、つまり、キャリアと係合するためのアンダーカットを備えることができる。上閉鎖部Tは、フランジFを提供する継ぎ目または「縁」Cを形成するために、物品B2の側壁に付着させることができる。いくつかの実施形態では、物品B2の上閉鎖部と主本体M_Sとの間の直径における差異は、7mm未満であり、5mm未満であってもよく、任意選択で4mm未満である。

本明細書で使用されているように、「スマート」または「細い」という用語は、キャリア90と係合する上閉鎖部Tと、物品B2の主本体M_Sとの間の横寸法において、変化がほとんどまたはまったくない物品B2を指す。物品B2は、実質的に平行な側面とされる、または実質的に均一な直径である。

他の実施形態では、飲料缶は、例えば、限定されることはないが350mlの飲料缶など、異なる大きさのものであり得る。例示の物品B1が図7Aに示されており、物品B1は最大直径または横寸法D_B(直径D_Bは約2.6インチまたは約66mmであり得る)を有する。物品B1は、直径または横寸法D_N(直径D_Nは約2.125インチまたは約54.8mmであり得る)を有する上方部分または上閉鎖部を備える。いくつかの実施形態では、物品B1の上閉鎖部と主本体Mとの間の直径における差異は、7mm超であり、10mm以上であってもよく、任意選択で少なくとも12mmであり得る。

図1を参照すると、キャリア90(図2参照)の上壁または係合パネルを形成するための主パネル14を含む、複数のパネル12、14、16、18、20を備えるブランク10が示されている。

ブランク10は、折り線17の形態でのヒンジ連結によって主パネル14の第1の側にヒンジ式で連結されている第1の側面パネル18を含み、より具体的には、主パネル14は、第1の側面パネル18の一部を形成する第1の外側肩パネル18Sにヒンジ式で連結されている。ブランク10は、折り線19の形態でのヒンジ連結によって主パネル14の第2の側にヒンジ式で連結されている第2の側面パネル20を含み、より具体的には、主パネル14は、第2の側面パネル20の一部を形成する第2の外側肩パネル20Sにヒンジ式で連結されている。

第1の外側肩パネル18Sは、折り線17Aの形態のヒンジ連結によって、第1の側面パネル18にヒンジ接続されている。第2の外側肩パネル20Sは、折り線19Aの形態のヒンジ連結によって、第2の側面パネル20にヒンジ接続されている。

ブランク10は、第1の端ストラップ26A/22A/12/22B/26Bと第2の端ストラップ30A/24A/16/24B/30Bとを備える。

第1の端ストラップ26A/22A/12/22B/26Bは第1の端パネル12を備える。第1の角パネル22Aが、折り線21Aの形態でのヒンジ連結によって、第1の端パネル12の第1の端にヒンジ式で連結されている。第1の固定パネル26Aが、折り線23Aの形態でのヒンジ連結によって、第1の角パネル22Aの端にヒンジ式で連結されている。第1のガセットパネル28Aが、折り線25A、27Aによって、第1の固定パネル26Aと第1の側面パネル18の第1の端との間にヒンジ式で相互連結されている。

第2の角パネル22Bが、折り線21Bの形態でのヒンジ連結によって、第1の端パネル12の第2の端にヒンジ式で連結されている。第2の固定パネル26Bが、折り線23Bの形態でのヒンジ連結によって、第2の角パネル22Bの端にヒンジ式で連結されている。第2のガセットパネル28Bが、折り線25B、27Bによって、第2の固定パネル26Bと第2の側面パネル20の第1の端との間にヒンジ式で相互連結されている。

第1の端ストラップ26A/22A/12/22B/26Bは、主パネル14から部分的に分離される、または切断可能である。第1の端パネル12は、主パネル14から部分的に分離される、または切断可能である。ブランク10は、第1の端パネル12を主パネル14から分離する、少なくとも2本の切れ目、または切断のための割れやすい線を備え得る。切れ目は、第1の端パネル12から一部で打ち抜かれ、主パネル14から一部で打ち抜かれる開口部A9によって割り込まれ得る。

第1の角パネル22Aは主パネル14から分離される。ブランク10は、少なくとも一部で、第1の角パネル22Aを主パネル14から分離する開口部を備え得る。第1の角パネル22Aは、切れ目または割れやすい線によって、主パネル14から少なくとも一部で分離させることができる。開口部は、主パネル14の面取りされた角、丸められた角、または留め継ぎされた角を定める。

第2の角パネル22Bは主パネル14から分離される。ブランク10は、少なくとも一部で、第2の角パネル22Bを主パネル14から分離する開口部を備える。第2の角パネル22Bは、切れ目または割れやすい線によって、主パネル14から少なくとも一部で分離させることができる。開口部は、主パネル14の面取りされた第2の角、丸められた第2の角、または留め継ぎされた第2の角を定める。

第1の端ストラップ26A/22A/12/22B/26Bはキャリア90の第1の端壁を形成する。

第2の端ストラップ30A/24A/16/24B/30Bは第2の端パネル16を備える。第3の角パネル24Aが、折り線29Aの形態でのヒンジ連結によって、第2の端パネル16の第1の端にヒンジ式で連結されている。第3の固定パネル30Aが、折り線31Aの形態でのヒンジ連結によって、第3の角パネル24Aの端にヒンジ式で連結されている。第3のガセットパネル32Aが、折り線33A、35Aによって、第3の固定パネル30Aと第1の側面パネル18の第2の端との間にヒンジ式で相互連結されている。

第4の角パネル24Bが、折り線29Bの形態でのヒンジ連結によって、第2の端パネル16の第2の端にヒンジ式で連結されている。第4の固定パネル30Bが、折り線31Bの形態でのヒンジ連結によって、第4の角パネル24Bの端にヒンジ式で連結されている。第4のガセットパネル32Bが、折り線33B、35Bによって、第4の固定パネル30Bと第2の側面パネル20の第2の端との間にヒンジ式で相互連結されている。

第2の端ストラップ30A/24A/16/24B/30Bは、主パネル14から部分的に分離される、または切断可能である。第2の端パネル16は、主パネル14から部分的に分離される、または切断可能である。ブランク10は、第2の端パネル16を主パネル14から分離する、少なくとも2本の切れ目、または切断のための割れやすい線を備え得る。切れ目は、第1の端パネル12から一部で打ち抜かれ、主パネル14から一部で打ち抜かれる開口部A9によって割り込まれ得る。

第3の角パネル24Aは主パネル14から分離される。ブランク10は、少なくとも一部で、第3の角パネル24Aを主パネル14から分離する開口部を備える。第3の角パネル24Aは、切れ目または割れやすい線によって、主パネル14から少なくとも一部で分離させることができる。開口部は、主パネル14の面取りされた第3の角、丸められた第3の角、または留め継ぎされた第3の角を定める。

第4の角パネル24Bは主パネル14から分離される。ブランク10は、少なくとも一部で、第4の角パネル24Bを主パネル14から分離する開口部を備える。第4の角パネル24Bは、切れ目または割れやすい線によって、主パネル14から少なくとも一部で分離させることができる。開口部は、主パネル14の面取りされた第4の角、丸められた第4の角、または留め継ぎされた第4の角を定める。

第2の端ストラップ30A/24A/16/24B/30Bはキャリア90の第2の端壁を形成する。

主パネル14は、少なくとも1つの物品保持構造RT1、RT2を含み得る。図示されている実施形態では、主パネル14は、複数の物品保持構造RT1、RT2を備え、具体的には、4x2の行列または配列で配置される8つの物品保持構造RT1、RT2を備える。主パネル14は物品保持構造RT1、RT2の2つの縦列を備え、各々の縦列は4つの物品保持構造RT1、RT2を備える。主パネル14は物品保持構造RT1、RT2の4つの横列を備え、各々の横列は2つの物品保持構造RT1、RT2を備える。物品保持構造RT1、RT2の各々は開口部A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8を備え得る。

ブランク10は4つの第1の物品保持構造RT1を備える。第1の物品保持構造RT1は主パネル14の端に隣接して位置させられている。ブランク10は4つの第2の物品保持構造RT2を備える。第2の物品保持構造RT2は、主パネル14の第1の端に近接して配置される第1の物品保持構造RT1の第1の対と、主パネル14の第2の端に近接して配置される第1の物品保持構造RT1の第2の対との間に位置させられている。第2の物品保持構造RT2は、本明細書では中間物品保持構造RT2とも称される。第1の物品保持構造RT1は、本明細書では端物品保持構造RT1とも称される。

同じ縦列における物品保持構造RT1、RT2同士は、間隔d3で互いから離間されている。隣接する物品保持構造RT1、RT2同士は互いと近接して配置されている。

同じ横列における物品保持構造RT1、RT2同士は、間隔d4で互いから離間されている。隣接する物品保持構造RT1、RT2同士は互いと近接して配置されている。

第1の物品保持構造RT1の各々は、構造が実質的に同様であり、そのため、図1に示されているようなブランク10の第1の端に隣接して位置させられた第1の物品保持構造RT1のうちの第1のものを参照して、詳細に説明される。

第1の物品保持構造RT1は、開口部A1によって一部で定められている物品受入開口を備える。

第1の物品保持構造RT1は、開口部A1について配置された複数の歯46、44を備える。複数の歯46、44、またはそれらの少なくとも自由縁は、概念的な円を定め得る、または概念的な円に近似し得る。概念的な円は直径d1を有する。

開口部A1、A2、A7、A8は幅寸法d1を有する。物品受入開口は幅または直径d2を有する。物品受入開口の直径d2は、概念的な円または開口部A1、A2、A7、A8の直径d1より大きい。

複数の歯46、44は、折り線によって主パネル14にヒンジ接続されている。折り線は、複数の切れ目42、54によって定められている。複数の切れ目42、154は、円を定め得る、または円に近似し得る。

第1の物品保持構造RT1は、開口部A1について配置された複数の第1の歯または完全な歯146を備える。複数の第1の歯46の各々は、ヒンジ縁と反対の係合縁E1を備える。係合縁E1は、開口部A1を定める切れ目の直線部分によって定められる。各々の係合縁E1は十六角形の一部を定める。図示されている実施形態は、十六角形の実質的な一部分を一緒に定める13個の第1の歯46を備える。各々の歯46は側縁の対を備え、側縁は、十六角形のそれぞれの頂点から径方向外向きに延び、つまり、開口部A1を定める切れ目の隣接の直線部分の対の間のそれぞれの頂点から延びる切れ目48、40によって、定められる。切れ目48、40は、互いに対して発散するように配置され、それらの間に角度を定め、角度は約22.5°であり得る。

第1の物品保持構造RT1は複数の第1の周辺切れ目54を備える。複数の第1の周辺切れ目54の各々は、径方向の切れ目48、40のうちの1つ、またはその概念的な延在が、複数の第1の周辺切れ目54のうちのそれぞれの1つを二分するように、径方向の切れ目48、40のうちの前記1つと位置合わせされている。

複数の第1の周辺切れ目54の各々は、隣接して配置された歯46、44の対の間の連結刻み目または橋梁部分を定めるように、第1の周辺切れ目54を二分する径方向の切れ目48、40のうちの前記1つから離間されている。

複数の第1の周辺切れ目54の各々は、形が直線的であり得る。

第1の物品保持構造RT1は複数の第2の周辺切れ目42を備える。複数の第2の周辺切れ目42の各々は、複数の第1の周辺切れ目54の対の間に配置され、各々の歯46、44と主パネル14との間に連結刻み目または橋梁部分の対を定めるように、第1の周辺切れ目54から離間されている。連結刻み目または橋梁部分の対は、各々の歯46、44と主パネル14との間に、ヒンジ接続または折ることのできる連結を提供する。

複数の第2の周辺切れ目42の各々は、形が直線的であり得る。

代替の実施形態では、複数の第1の周辺切れ目54の各々は弓状または湾曲とされ得る。第1の周辺切れ目54は、物品受入開口の直径d2の半分に等しい曲率半径を備え得る。第1の周辺切れ目54は、開口部A1、A2、A7、A8の直径d1の半分より大きい曲率半径を備え得る。

代替の実施形態では、複数の第2の周辺切れ目42の各々は弓状または湾曲とされ得る。第2の周辺切れ目42は、物品受入開口の直径d2の半分に等しい曲率半径を備え得る。第2の周辺切れ目42は、開口部A1、A2、A7、A8の直径d1の半分より大きい曲率半径を備え得る。

第1の周辺切れ目54および第2の周辺切れ目42は、直線的であるとき、無限の半径の円の一部分を定めるとみなすことができる。

図示されている実施形態では、複数の第2の周辺切れ目42の各々の曲率半径は、複数の第1の周辺切れ目54の各々の曲率半径と等しいが、他の実施形態では異なってもよい。

任意選択で、複数の歯46、44は、第1の凹部または切り取り部56Bによって割り込まれている。第1の凹部56Bは、第1の概念的な線y-y上にある。第1の概念的な線y-yは、開口部A1、A2、A7、A8の中心Cから径方向に延びており、第1の凹部56Bの中心を通過している。第1の概念的な線y-yは、ブランク10の目に交差して延び得る。第1の概念的な線y-yは、目の方向に対して垂直に配向される。第1の概念的な線y-yは、ブランク10の長手方向に延びる。

任意選択で、複数の歯46、44は、第2の凹部または切り取り部56Cによって割り込まれている。第2の凹部56Cは第2の概念的な線x-x上にある。第2の概念的な線x-xは、開口部A1、A2、A7、A8の中心Cから径方向に延びており、第2の凹部56Cの中心を通過している。第2の概念的な線x-xは、ブランク10の目に沿って延び得る。第2の概念的な線x-xは、目の方向に対して平行に配向される。第2の概念的な線x-xは、ブランク10を横断して、またはブランク10の横方向に延びる。

第1の凹部56Bは、第1の小さい扇形によって定められる第1の円弧を占めるように寸法決定されている。第1の小さい扇形は、概念的な円の中心Cから径方向に延び、第1の凹部56Bの第1の側に隣接して配置された第1の部分的な歯44の側縁を通過する第1の扇形の概念的な線によって一部で定められており、概念的な円の中心Cから径方向に延び、第1の凹部56Bの第2の反対の側に隣接して配置された第2の部分的な歯44の側縁を通過する第2の扇形の概念的な線によって一部で定められている。第1および第2の扇形の概念的な線は、それらの間に第2の角度を定める。第2の角度は、35°～50°の範囲とすることができ、約45°であり得る。

第2の凹部56Cは、第2の小さい扇形によって定められる第2の円弧を占めるように寸法決定されている。第2の小さい扇形は、概念的な円の中心Cから径方向に延び、第2の凹部56Bの第1の側に隣接して配置された第3の部分的な歯44の側縁を通過する第3の扇形の概念的な線によって一部で定められており、概念的な円の中心Cから径方向に延び、第2の凹部56Bの第2の反対の側に隣接して配置された第4の部分的な歯44の側縁を通過する第4の扇形の概念的な線によって一部で定められている。第3および第4の扇形の概念的な線は、それらの間に第3の角度を定める。第3の角度は、35°～50°の範囲とすることができ、約45°であり得る。

第1および第3の扇形の概念的な線は、大きいまたは第1の歯の扇形を定め、第1の歯の扇形は第3の円弧を定め、第3の円弧は歯46、44によって占められる。つまり、歯46、44は、第1の開口部A1の周囲領域において、第3の円弧について配置されている。

第2および第4の扇形の概念的な線は、第3の小さい扇形または第2の歯の扇形を定め、第2の歯の扇形は第4の円弧を定め、第4の円弧は歯46、44によって占められる。つまり、歯46、44は、第1の開口部A1の周囲領域において、第4の円弧について配置されている。

第2の物品保持構造RT2の各々は、構造が実質的に同様であり、そのため、図1に示されているような第1の物品保持構造RT1のうちの第1のものに隣接して位置させられた第2の物品保持構造RT2のうちの第1のものを参照して、詳細に説明される。

第2の物品保持構造RT2は、第2の開口部A3、A4、A5、A6によって一部で定められている物品受入開口を備える。

第2の物品保持構造RT2は、第2の開口部A3について配置された複数の歯46、44を備える。複数の歯46、44、またはそれらの少なくとも自由縁は、第2の概念的な円を定め得る、または第2の概念的な円に近似し得る。

複数の歯46、44は、折り線によって主パネル14にヒンジ接続されている。折り線は、複数の切れ目42、54によって定められ得る。複数の切れ目42、54は、円を定め得る、または円に近似し得る。

第2の開口部A3は、第2の開口部A3について配置された複数の第1の歯または完全な歯46を備える。複数の第1の歯46の各々は、ヒンジ縁と反対の係合縁E1を備える。係合縁E1は、第2の開口部A3を定める切れ目の直線部分によって定められる。各々の係合縁E1は十六角形の一部または辺を定める。図示されている実施形態は、十六角形の実質的な一部分を一緒に定める10個の第1の歯46を備える。各々の歯46は側縁の対を備え、側縁は、十六角形のそれぞれの頂点から径方向外向きに延び、つまり、第2の開口部A3を定める切れ目の隣接の直線部分の対の間のそれぞれの頂点から延びる切れ目48、40によって、定められる。切れ目48、40は、互いに対して発散するように配置され、それらの間に角度を定め、角度は約22.5°であり得る。

第2の物品保持構造RT2は複数の第1の周辺切れ目54を備える。複数の第1の周辺切れ目54の各々は、径方向の切れ目48、40のうちの1つ、またはその概念的な延在が、複数の第1の周辺切れ目54のうちのそれぞれの1つを二分するように、径方向の切れ目48、40のうちの前記1つと位置合わせされている。

複数の第1の周辺切れ目54の各々は、隣接して配置された歯46、44の対の間の連結刻み目または橋梁部分を定めるように、第1の周辺切れ目54を二分する径方向の切れ目48、40の前記1つから離間されている。連結刻み目または橋梁部分は、歯46の根元に近接して配置されている。

複数の第1の周辺切れ目54の各々は、形が直線的であり得る。

第2の物品保持構造RT2は複数の第2の周辺切れ目42を備える。複数の第2の周辺切れ目42の各々は、複数の第1の周辺切れ目54の対の間に配置され、各々の歯46、44と主パネル14との間に連結刻み目または橋梁部分を定めるように、第1の周辺切れ目54から離間されている。連結刻み目または橋梁部分の対は、各々の歯46、44と主パネル14との間に、ヒンジ接続または折ることのできる連結を提供する。

複数の第2の周辺切れ目42の各々は、形が直線的であり得る。

複数の歯46、44は、第1の凹部または切り取り部56Bと、第2の凹部または切り取り部56Cと、第3の凹部または切り取り部56Aとによって割り込まれている。第1の凹部56Bおよび第3の凹部56Aはそれぞれ、第1の概念的な線y-y上にある。第1の概念的な線y-yは、第2の開口部A3の中心Cから径方向に延びており、第1の凹部56Bおよび第3の凹部56Aの各々の中心を通過している。

第1の凹部56Bは、第1の小さい扇形によって定められる第1の円弧を占めるように寸法決定されている。第1の小さい扇形は、概念的な円の中心Cから径方向に延び、第1の凹部56Bの第1の側に隣接して配置された第1の部分的な歯44の側縁を通過する第1の扇形の概念的な線によって一部で定められており、概念的な円の中心から径方向に延び、第1の凹部56Bの第2の反対の側に隣接して配置された第2の部分的な歯44の側縁を通過する第2の扇形の概念的な線によって一部で定められている。第1および第2の扇形の概念的な線は、それらの間に角度を定める。角度は、35°～50°の範囲とすることができ、約45°であり得る。

第2の凹部56Cは、第2の小さい扇形によって定められる第2の円弧を占めるように寸法決定されている。第2の小さい扇形は、概念的な円の中心Cから径方向に延び、第2の凹部56Cの第1の側に隣接して配置された第3の部分的な歯44の側縁を通過する第3の扇形の概念的な線によって一部で定められており、概念的な円の中心Cから径方向に延び、第2の凹部56Cの第2の反対の側に隣接して配置された第4の部分的な歯44の側縁を通過する第4の扇形の概念的な線によって一部で定められている。第3および第4の扇形の概念的な線は、それらの間に角度を定める。第3の角度は、35°～50°の範囲とすることができ、約45°であり得る。

第3の凹部56Aは、第3の小さい扇形によって定められる第3の円弧を占めるように寸法決定されている。第3の小さい扇形は、概念的な円の中心Cから径方向に延び、第3の凹部56Aの第1の側に隣接して配置された第5の部分的な歯44の側縁を通過する第5の扇形の概念的な線によって一部で定められており、概念的な円の中心Cから径方向に延び、第3の凹部56Aの第2の反対の側に隣接して配置された第6の部分的な歯44の側縁を通過する第6の扇形の概念的な線によって一部で定められている。第5および第6の扇形の概念的な線は、それらの間に角度を定める。第3の角度は、35°～50°の範囲とすることができ、約45°であり得る。

第1および第5の扇形の概念的な線は、大きいまたは第1の歯の扇形を定め、第1の歯の扇形は第4の円弧を定め、第4の円弧は歯46、44によって占められる。つまり、歯46、44は、第2の開口部A3の周囲領域において、第4の円弧について配置されている。

第2および第4の扇形の概念的な線は、第3の小さい扇形または第2の歯の扇形を定め、第2の歯の扇形は第5の円弧を定め、第5の円弧は歯46、44によって占められる。つまり、歯46、44は、第2の開口部A3の周囲領域において、第5の円弧について配置されている。

第3および第6の扇形の概念的な線は、第4の小さい扇形または第3の歯の扇形を定め、第3の歯の扇形は第6の円弧を定め、第6の円弧は歯46、44によって占められる。つまり、歯46、44は、第2の開口部A3の周囲領域において、第6の円弧について配置されている。

第1の凹部56Bと第3の凹部56Aとは、直径方向において互いに対向している。

第2の凹部は、第1の凹部56Bおよび第3の凹部56Aと実質的に直交して配向または配置されている。

第2の物品保持構造RT2の第1の凹部56Bおよび第3の凹部56Aの中心は、第1の物品保持構造RT1の第1の凹部56Bの中心と同一線上にある。

第2の物品保持構造RT2の第3の凹部56Aは、第1の物品保持構造RT1の第1の凹部56Bに近接して配置され、その第1の凹部56Bと反対に配向されている。

第2の物品保持構造RT2の第2の凹部56Cの各々は、隣接して配置された第2の物品保持構造RT2の第2の凹部に近接して配置され、その第2の凹部と反対に配向されている。

第1の物品保持構造RT1の第2の凹部56Cの各々は、隣接して配置された第1の物品保持構造RT1の第2の凹部に近接して配置され、その第2の凹部と反対に配向されている。

ブランク10を形成する材料の目は、第2の物品保持構造RT2の第1の凹部56Bおよび第3の凹部56Aの中心に対して正接となるように配置され得る。ブランク10を形成する材料の目は、第1の物品保持構造RT1の第1の凹部56Bの中心に対して正接となるように配置され得る。この手法では、引き裂きが第1の開口部A1と第2の開口部A3との間で伝搬するためには、引き裂きはブランク10の目を横切って伝搬しなければならない。この手法では、ブランク10は、第1の開口部A1と第2の開口部A3との間の引き裂きの伝搬に最大限の抵抗を提供するように配置される。

歯46の除去は、2つの隣接する開口部A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8が近接して配置されている場所に凹部56B、56C、56Aを設けることで、例えばスマートまたは細い設計の物品B2を包装するとき、引き裂きの伝搬の可能性を低減することが分かっている。この有益な利点は、開口部A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8が近接しているブランク10の領域における径方向の切れ目48、40の除去の結果であり得る。

一例では、隣接する物品保持構造RT1、RT2の間の間隔d3、d4は約0.186インチ(4.7mm)であり得る。概念的な円の直径d1、または開口部A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8の直径d1は、約1.771インチ(44.9mm)であり得る。物品受入開口の直径d2は約2.098インチ(53.2mm)であり得る。歯146は、約0.1625インチ(4.15mm)の径方向寸法または高さ(自由な縁または係合縁E1と、主パネル114へのヒンジ連結との間で測定される)を有し得る。歯146の径方向の寸法は、1/2(d2-d1)によって与えられる。

物品受入開口同士は互いと近接して配置されている。

物品受入開口の直径d2は、物品受入開口同士の間の間隔より約11倍大きい。

物品受入開口同士の間の間隔d3、d4は、物品受入開口の直径d2の半分未満であり得る。間隔d3、d4は、物品受入開口の直径d2の4分の1未満、または5分の1未満であり得る。いくつかの実施形態では、物品受入開口同士の間の間隔d3、d4は、物品受入開口の直径d2の8分の1未満、または10分の1未満であり得る。

物品受入開口同士の間の間隔d3、d4は、歯46の径方向寸法または高さの2倍未満であり得る。いくつかの実施形態では、物品受入開口同士の間の間隔d3、d4は、歯46の径方向寸法または高さの50%未満で、その径方向寸法または高さより大きくなり得る。いくつかの実施形態では、物品受入開口同士の間の間隔d3、d4は、歯46の径方向寸法または高さの20%未満で、その径方向寸法または高さより大きくなり得る。

図1Aはブランク10の一部分の拡大図を示しており、物品保持構造RT1、RT2(第2の物品保持構造RT2が示されている)が主パネル14と肩パネル18S、20Sとの間に折り線17、19に割り込ませていることを明確に示している。代替の実施形態では、物品保持構造RT1、RT2は、主パネル14と側面パネルとの間にヒンジ連結を割り込ませることができる。

最も外側の歯または第1の完全な歯46Aが、第1の肩パネル18Sから一部で打ち抜かれる。最も外側の歯46Aは、第1の肩パネル18Sにヒンジ式で連結されている。最も外側の歯46Aと関連付けられる切れ目42、54は、第1の肩パネル18Sに定められている。第1の完全な歯46Aをブランク10にヒンジ接続する連結刻み目または橋梁部分の対の両方が、第1の肩パネル18Sに配置されている。

第1の完全な歯46Aは第2の概念的な線x-x上にある。

第2の完全な歯46Bが、第1の完全な歯46Aの相対する辺において、第1の完全な歯46Aに隣接し、または隣接させられて配置されている。第2の完全な歯46Bは、第1の肩パネル18Sから一部で打ち抜かれる。第2の完全な歯46Bは、第1の肩パネル18Sに一部でヒンジにより連結されている。第2の完全な歯46Bは、主パネル14に一部でヒンジにより連結されている。各々の第2の完全な歯46Bと関連付けられる第1の周辺切れ目54の対の一方が、第1の肩パネル18Sに定められている。各々の第2の完全な歯46Bと関連付けられる第1の周辺切れ目54の対の他方が、主パネル14に定められている。各々の第2の完全な歯46Bと関連付けられる第2の周辺切れ目42は、第1の肩パネル18Sにおいて一部で定められ、主パネル14において一部で定められている。各々の第2の完全な歯46Bをブランク10にヒンジ接続する連結刻み目または橋梁部分の対の一方が、第1の肩パネル18Sに配置されている。各々の第2の完全な歯46Bをブランク10にヒンジ接続する連結刻み目または橋梁部分の対の他方が、主パネル14に配置されている。

第3の完全な歯46Cが、各々の第2の完全な歯46Bに隣接して配置されている。第3の完全な歯46Cは主パネル14から全体的に打ち抜かれる。第3の完全な歯46Cと主パネル14との間のヒンジ連結は、主パネル14の中で全体的に定められている。

第1の完全な歯46Aは、図1Bに示されているように、第1の最大径方向寸法LT2を含み、第1の最大径方向寸法LT2は、第1の完全な歯46Aの中間点において定められている。第3の完全な歯46Cは第3の最大径方向寸法LTを含み、第3の最大径方向寸法LTは、第3の完全な歯46Cの中間点において定められている。第1の最大径方向寸法LT2は第3の最大径方向寸法LTより大きい。第1の完全な歯46Aは第3の完全な歯46Cのいずれかより背高である。

第2の完全な歯46Bの各々は先細りの形を有する。第2の完全な歯46Bの第1の側縁が第2の最大径方向寸法LT1を有し、第2の最大径方向寸法LT1は、第1の完全な歯46Aとの当接において、第2の完全な歯46Bの側縁において定められる。第2の完全な歯46Bの第2の最大径方向寸法LT1は、第1の完全な歯46Aとの当接の位置において、第1の完全な歯46Aの径方向寸法に等しい。第2の最大径方向寸法LT1は第1の最大径方向寸法LT2より小さい。

第2の完全な歯46Bの第2の、反対の側縁が、第3の完全な歯46Cとの当接の位置において、第3の完全な歯46Cのそれぞれ1つの径方向寸法に等しい径方向寸法を有する。第2の最大径方向寸法LT1は第3の最大径方向寸法LTより大きい。

第2の完全な歯46Bは、各々の第2の完全な歯46Bが先細りの形を有するように、第1の側縁から第2の側縁に向けて徐々に縮小する径方向寸法をそれぞれが有し、各々の第2の完全な歯46Bの自由端縁は、概念的な径方向の線n-nに対して垂直ではない(図1B)。

第1の完全な歯46Aを第2の完全な歯46Bの各々から分離する切れ目40、48は、各々の第2の完全な歯46Bを第3の完全な歯46Cのそれぞれ1つから分離する切れ目40B、48Bより長さが大きい。

ブランク10は板紙の基材を少なくとも含む。板紙の基材の材料は、例えば、重量が約10pt.から上で、好ましくは約16pt.～約28pt.(0.028"/約0.7mm)までの範囲にある、任意の従来の板紙から選択され得る。このような基材の例は、WestRock(登録商標)Companyによって製造される、27ポイント(pt.)のSBS厚紙(PrintKote(登録商標)という商品名の、一方の側が固形漂白された硫酸板紙)、または、CNK(登録商標)厚紙(Coated Natural Kraft(登録商標)-CarrierKote(商標)という商品名の、一方の側にクレーコートを有する非漂白のクラフト板紙)である。板紙の基材は、漂白または未漂白の厚紙であり得る。厚紙は、印刷方法および厚紙の組成との適合性について選択された従来の被覆によって、少なくとも一方の側、任意選択でラミネーションの反対側で、被覆されてもよい。

ブランク10は、板紙層に積層される耐引き裂き層を含み得る。ブランク10は、板紙の基材と耐引き裂き層との間に粘着剤層を任意選択で含む。耐引き裂き層は、板紙の基材の被覆されていない側にわたって配置されてもよく、ポリマ材料から形成でき、基材に固定され得る。耐引き裂き層は靱性を積層構造に付与する。適切な耐引き裂き性材料には、限定されることはないが、二軸で配向されたポリエステル、配向されたナイロン、交差積層されたポリオレフィン、または高密度ポリオレフィンである、例えばMYLAR(登録商標)といったn軸で配向された膜の層を含み得る、例えばNATRALOCK(登録商標)といった耐引き裂き性積層シート材料があり得る。これらの材料の配向および交差積層構造は耐引き裂き特性に寄与する。また、耐引き裂き性は、押し出しメタロセン触媒ポリエチレン(mPE)などの耐引き裂き性材料の化学的性質に起因されてもよい。

代替で、耐引き裂き層は鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)の層であってもよい。鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)またはmPEが使用される実施形態では、粘着剤層を組み込むことは必要ではない。高度な耐引き裂き性を有する他の適切な材料が使用されてもよい。

粘着剤層は、低密度ポリエチレン(LDPE)などのポリオレフィン材料から形成され得る。粘着剤層は、耐引き裂き層を基材に固定するために、基材と耐引き裂き層との間に配置され得る。

本開示は、物品B、B1、B2に係合するための物品保持構造RT1、RT2を有する上部係合式のキャリア90を提供する。

キャリア90は、それぞれの物品B1、B2を受け入れ、主パネル14をそれぞれの物品B1、B2に固定するための1つまたは複数の物品保持構造RT1、RT2を有する主パネル14を備える。キャリア90は、主パネル14にヒンジ式で連結された相対する側面パネルの対18、20を備える。相対する側面パネルの対18、20の各々は、肩パネル18S、20Sによって主パネル14にヒンジ式で連結され得る。

有利には、肩パネル18S、20Sは、キャリア90の耐衝撃性を向上させることができる。

キャリア90は、相対する側面パネルの対18、20の間にヒンジ式で連結された端ストラップ26A/22A/12/22B/26B、30A/24A/16/24B/30Bを備え、主パネル14への直接的な連結がない。端ストラップ26A/22A/12/22B/26B、30A/24A/16/24B/30Bは、ブランク形態において主パネル14に切断可能に連結され得る。切れ目、切断可能線、凹部、スロット、または開口部の形態での切り取り部が、端ストラップ26A/22A/12/22B/26B、30A/24A/16/24B/30Bを主パネル14から分離している。

実施形態が、少なくとも1つの物品係合特徴部RT1、RT2を伴う上パネル14と、上パネル14にヒンジ式で連結され、上パネルに対して斜めに配置される少なくとも1つの肩パネル18S、20Sとを含む物品係合キャリアを提供する。少なくとも1つの係合特徴部RT1、RT2は、物品受入開口RT1、RT2と、物品受入開口RT1、RT2の周りに形成された環状の一連の係合タブとを含む。環状の一連の係合タブは、少なくとも1つの第1のタブ46Bと少なくとも1つの第2のタブ46Cとを備える。少なくとも1つの第1のタブ46Bは、上パネル14に一部においてヒンジ式で連結されており、少なくとも1つの肩パネル18S、20Sに一部においてヒンジ式で連結されている。少なくとも1つの第1のタブ46Bは第1の径方向長さLT1を有する。少なくとも1つの第2のタブ46Cは、上パネル14だけにヒンジ式で連結され、第2の径方向長さLTを有する。第1の径方向長さLT1は第2の径方向長さLTより大きい。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブ46Bは、第1の折り線42によって、上パネル14と少なくとも1つの肩パネル18S、20Sとにヒンジ式で連結される。第1の折り線42は上パネル14から少なくとも1つの肩パネル18S、20Sへと延びてもよい。

任意選択で、少なくとも1つの肩パネル18S、20Sは、肩パネル折り線17、19によって上パネル14にヒンジ接続され、肩パネル折り線17、19は、少なくとも1つの第1のタブ46Bによって割り込まれる。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブ46Bは、少なくとも1つの第1のタブ46Bが上パネル14と少なくとも1つの肩パネル18S、20Sとにヒンジ式で連結される第1の折り線42の中間点を通る、図1Bに見られる径方向に延びた概念的な線n-nについて非対称である。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブ46Bは、少なくとも1つの肩パネル18S、20Sだけにヒンジ式で連結される第3のタブ46Aによって隣接させられる。

任意選択で、第3のタブ46Aは、第2の径方向長さLTより大きい第3の径方向長さLT2を有する。

任意選択で、第3のタブ46Aは、少なくとも1つの肩パネル18S、20Sから一部が形成される。

任意選択で、少なくとも1つの第1のタブ46Bは、第3のタブ46Aを間に伴って配置される第1のタブ46Bの対を含む。

わずかな接着剤が、側面パネル18、20を物品B、B1、B2に固定するために用いられ得る。具体的な接着剤の例は、HB Fullerによって製造されているSwift(登録商標)melt 7044である。わずかな接着剤の使用は任意選択であり、わずかな接着剤の利点は、物品B、B1、B2がキャリア90から係合解除されるときにキャリア90に付着されたままにしようとするその傾向である(これは、接着剤を物品B、B1、B2に付着させたままにすることより望ましい可能性がある)。代替の実施形態では、限定されることはないが、ホットメルト接着剤などの他の粘着剤が用いられてもよい。

様々な変更が本発明の範囲内で行うことができることは理解され得る。例えば、パネルおよび開口部の大きさおよび形は、異なる大きさまたは形の物品を収容するように調節され得る。肩パネルは、省略されてもよい。本発明は、上部で係合する方式のカートンに限定されず、本発明は、限定されることはないが、開放した上部の木箱、蓋付きまたは閉じた上部の木箱など、他のカートンの様式で用いられてもよい。

本明細書で使用されているように、「上」、「下」、「底」、「前」、「後」、「端」、「側方」、「内向き」、「外向き」、「上方」、および「下方」などの方向への言及は、それぞれのパネルをこのような配向に必ずしも限定するものではなく、これらのパネルを互いから区別するように供するだけであり得ることは、認識されるものである。

本明細書で使用されているように、「ヒンジ連結」および「折り線」といった用語は、ブランクのヒンジの特徴を定めるか、ブランクの一部分同士を互いに対して折るのを容易にするか、または、さもなければ、ブランクについてのパネルを折る最適な場所を指示するすべての様態の線に言及している。「ヒンジ連結」への言及は、単一の折り線だけに言及していると必ずしも解釈されるべきではなく、実際、ヒンジ連結は2本以上の折り線から形成されてもよく、2本以上の折り線の各々は、形が真っ直ぐ/直線または湾曲/曲線のいずれかであり得る。直線の折り線は、ヒンジ連結を形成するとき、互いと平行に配置され得る、または、互いに対して若干斜めにされ得る。曲線の折り線は、ヒンジ連結を形成するとき、曲線の折り線によって包囲される領域内に成形されたパネルを定めるために、互いと交差することができる。このようなヒンジ連結の典型的な例は、間に楕円のパネルを定めるように2つの点において交差するアーチ形または弓状の折り線の対を備え得る。ヒンジ連結は、1つまたは複数の直線の折り線と、1つまたは複数の曲線の折り線とから形成されてもよい。このようなヒンジ連結の典型的な例は、直線の折り線と、間に半月形のパネルを定めるように2つの点において交差するアーチ形または弓状の折り線との組合せを備えてもよい。

本明細書で使用されているように、「折り線」という用語は、以下のもの、すなわち、ミシン目線、エンボス線、デボス線、穿孔の線、短いスリットの線、半切込みの線、単一の半切込み、途切れた切れ目、一列にされたスリットの線、ミシン目の線、およびこれらの選択肢の任意の組合せのうちの1つに言及することができる。

ヒンジ連結および折り線は、穿孔、穿孔の線、短いスリットの線、半切込みの線、単一の半切込み、切れ目、途切れた切れ目、スリット、ミシン目、エンボス線、デボス線、それらの任意の組合せなどを含む、ブランクの基材に形成される要素をそれぞれが含み得ることは、理解されるべきである。要素は、所望の機能性を提供するための寸法および配置とされ得る。例えば、穿孔の線は、折り線および/または切断線を定めるためにある程度の弱さを伴う寸法または設計とされ得る。穿孔の線は、折りを容易にしつつ破れに抗するように、折りを容易にしつつより大きい力で破れるのを容易にするように、または、小さい力で破れるのを容易にするように、設計され得る。

本明細書で使用されているような「～と見当合わせして」という文言は、2つの重なるパネルのうちの第1のものに形成された開口部、および、2つの重なるパネルのうちの第2のものに形成された第2の開口部など、直立されたカートンにおける2つ以上の要素の位置合わせに言及している。互いと見当合わせされているそれらの要素は、重なるパネルの厚さの方向において互いと位置合わせされ得る。例えば、第1のパネルにおける開口部が、第1のパネルと重なる配置で配置される第2のパネルにおける第2の開口部「と見当合わせして」いるとき、開口部の縁は第2の開口部の縁の少なくとも一部分に沿って延びることができ、第1および第2のパネルの厚さの方向において、第2の開口部と位置合わせされ得る。

10 ブランク
12、16、22A、22B、24A、24B、26A、26B、30A、30B 端ストラップ
12 第1の端パネル
14 主パネル、上パネル
16 第2の端ストラップ、第2の端パネル
17 肩パネル折り線
17A 折り線
18 第1の側面パネル
18S 第1の外側肩パネル
19 肩パネル折り線
19A 折り線
20 第2の側面パネル
20S 第2の外側肩パネル
21A、21B、23A、23B、25A、25B、27A、27B、29A、29B、31A、31B、33A、33B、35A、35B 折り線
22A 第1の端ストラップ、第1の角パネル
22B 第1の端ストラップ、第2の角パネル
24A 第2の端ストラップ、第3の角パネル
24B 第2の端ストラップ、第4の角パネル
26A 第1の端ストラップ、第1の固定パネル
26B 第1の端ストラップ、第2の固定パネル
28A 第1のガセットパネル
28B 第2のガセットパネル
30A 第2の端ストラップ、第3の固定パネル
30B 第2の端ストラップ、第4の固定パネル
32A 第3のガセットパネル
32B 第4のガセットパネル
42 第1の折り線
46A 第1の完全な歯、第3のタブ
46B 第2の完全な歯、第1のタブ
46C 第3の完全な歯、第2のタブ
56A、56B、56C 凹部
90 カートン、キャリア
A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9 開口部
B、B1、B2 物品
C 継ぎ目、縁
d1 開口部A1、A2、A7、A8の幅寸法、直径
d2 物品受入開口の幅、直径
d3、d4 間隔
D_B 物品B1の最大直径、横寸法
D_BS 物品B2の最大直径、横寸法
D_N 物品B1の上閉鎖部の直径、横寸法
D_NS 物品B2の上閉鎖部Tの直径、横寸法
E1 係合縁
F フランジ
LT 第3の最大径方向寸法、第2の径方向長さ
LT1 第2の最大径方向寸法、第1の径方向長さ
LT2 第1の最大径方向寸法、第3の径方向長さ
M 物品B1の主本体
M_S 物品B2の主本体
N、N_S 首部
n-n 概念的な線
RT1 第1の物品保持構造
RT2 第2の物品保持構造
T 上方部分、上閉鎖部
x-x 第2の概念的な線
y-y 第1の概念的な線

Claims (20)

1. 少なくとも１つの物品を包装するための物品係合キャリアであって、
   少なくとも１つの物品係合特徴部を有する上パネルと、
   前記上パネルにヒンジ式で連結され、前記上パネルに対して斜めに配置される少なくとも１つの肩パネルと、
   を備え、
   前記少なくとも１つの物品係合特徴部は、物品受入開口と、前記物品受入開口の周りに形成される環状の一連の係合タブと、を備え、前記環状の一連の係合タブは、少なくとも１つの第１のタブと少なくとも１つの第２のタブとを備え、前記少なくとも１つの第１のタブは、前記上パネルに一部においてヒンジ式で連結されるとともに、前記少なくとも１つの肩パネルに一部においてヒンジ式で連結され、前記少なくとも１つの第１のタブは第１の径方向長さを有し、前記少なくとも１つの第２のタブは、前記上パネルだけにヒンジ式で連結されるとともに第２の径方向長さを有し、前記第１の径方向長さは前記第２の径方向長さより大きい、物品係合キャリア。
2. 前記少なくとも１つの第１のタブは、第１の折り線によって、前記上パネルと前記少なくとも１つの肩パネルとにヒンジ式で連結され、前記第１の折り線は前記上パネルから前記少なくとも１つの肩パネルへと延びる、請求項１に記載の物品キャリア。
3. 前記少なくとも１つの肩パネルは、肩パネル折り線によって前記上パネルにヒンジ接続され、前記肩パネル折り線は、前記少なくとも１つの第１のタブによって割り込まれる、請求項１に記載の物品キャリア。
4. 前記少なくとも１つの第１のタブは、前記少なくとも１つの第１のタブが前記上パネルと前記少なくとも１つの肩パネルとにヒンジ式で連結される第１の折り線の中間点を通る径方向に延びた概念的な線について非対称である、請求項１に記載の物品キャリア。
5. 前記環状の一連の係合タブは少なくとも１つの第３のタブをさらに備え、前記少なくとも１つの第１のタブは、前記少なくとも１つの肩パネルだけにヒンジ式で連結される前記少なくとも１つの第３のタブによって隣接させられる、請求項１に記載の物品キャリア。
6. 前記少なくとも１つの第３のタブは、前記第２の径方向長さより大きい第３の径方向長さを有する、請求項５に記載の物品キャリア。
7. 前記少なくとも１つの第３のタブは、前記少なくとも１つの肩パネルから一部が形成される、請求項５に記載の物品キャリア。
8. 前記少なくとも１つの第１のタブは、前記少なくとも１つの第３のタブを間に伴って配置される第１のタブの対を備える、請求項５に記載の物品キャリア。
9. 物品キャリアを形成するためのブランクであって、
   少なくとも１つの物品係合特徴部を有する上パネルと、
   前記上パネルにヒンジ式で連結されるとともに、物品キャリアを形成するために前記ブランクが直立されるときに前記上パネルに対して斜めに配置される少なくとも１つの肩パネルと、
   を備え、
   前記少なくとも１つの物品係合特徴部は、物品受入開口と、前記物品受入開口の周りに形成される環状の一連の係合タブと、を備え、前記環状の一連の係合タブは、少なくとも１つの第１のタブと少なくとも１つの第２のタブとを備え、前記少なくとも１つの第１のタブは、前記上パネルに一部においてヒンジ式で連結されるとともに、前記少なくとも１つの肩パネルに一部においてヒンジ式で連結され、前記少なくとも１つの第１のタブは第１の径方向長さを有し、前記少なくとも１つの第２のタブは、前記上パネルだけにヒンジ式で連結されるとともに、第２の径方向長さを有し、前記第１の径方向長さは前記第２の径方向長さより大きい、ブランク。
10. 前記少なくとも１つの第１のタブは最大径方向長さと最小径方向長さとを有し、前記第１の径方向長さは前記最大径方向長さである、請求項９に記載のブランク。
11. 前記少なくとも１つの第１のタブの最小径方向長さは、前記少なくとも１つの第２のタブの第２の径方向長さと概して等しい、請求項１０に記載のブランク。
12. 前記少なくとも１つの第１のタブは、相対する側縁を有し、前記少なくとも１つの第１のタブは、前記相対する側縁のうちの一方に沿って前記最大径方向長さを有する、請求項１０に記載のブランク。
13. 前記少なくとも１つの第１のタブは、前記相対する側縁のうちの他方に沿って前記最小径方向長さを有する、請求項１２に記載のブランク。
14. 前記少なくとも１つの第１のタブは、前記相対する側縁のうちの一方から前記相対する側縁のうちの他方に向けて徐々に縮小する径方向の大きさを有する、請求項１３に記載のブランク。
15. 前記少なくとも１つの第１のタブは、相対する側縁を有し、前記少なくとも１つの第１のタブは、前記相対する側縁のうちの一方に沿って前記最小径方向長さを有する、請求項１０に記載のブランク。
16. 前記少なくとも１つの第１のタブの相対する側縁のうちの一方は、前記少なくとも１つの第２のタブによって隣接させられる、請求項１５に記載のブランク。
17. 前記環状の一連の係合タブは少なくとも１つの第３のタブをさらに備え、前記少なくとも１つの第１のタブは、前記少なくとも１つの肩パネルだけにヒンジ式で連結される前記少なくとも１つの第３のタブによって隣接させられる、請求項９に記載のブランク。
18. 前記少なくとも１つの第３のタブは、前記第２の径方向長さよりも大きい第３の径方向長さを有する、請求項１７に記載のブランク。
19. 前記少なくとも１つの第３のタブは、前記少なくとも１つの肩パネルから一部が形成される、請求項１７に記載のブランク。
20. 前記少なくとも１つの第１のタブは、前記少なくとも１つの第３のタブを間に伴って配置される第１のタブの対を備える、請求項１７に記載のブランク。

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