JP2023548139A - 外科用ツールの遠位先端および関連する方法 - Google Patents

外科用ツールの遠位先端および関連する方法 Download PDF

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Abstract

外科用ツールの遠位先端は、先端ボディと、先端ボディの周りに延在する伸展可能部材とを含む。先端ボディは、取り付け表面を画定する端部分と、外科用ツールの管状シャフト内に挿入されるように構成された細長部材とを画定する。細長部材はまた、端部分で終わる凹状チャネルも画定する。伸展可能部材は、化学結合によって取り付け表面に固定され、かつ、伸展可能部材の少なくとも一部分が先端ボディから放射方向外向きに延在している伸展構成と、伸展可能部材の少なくとも前記一部分が先端ボディに対して実質的に平行に向けられている虚脱構成との間で調整可能である。TIFF2023548139000002.tif138128

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年10月29日に提出された米国特許仮出願第63/107,078号に対する優先権を主張する。この出願の全内容が参照により本明細書に組み入れられる。
技術分野
本開示は、子宮マニピュレーターなどの外科用ツールの遠位先端と、そうした外科用ツールを作動させる、関連する方法とに関する。
背景
子宮マニピュレーターは、医療手技中に患者の子宮を操作する(例えば動かすまたは再位置決めする)ために使用される医療器械である。そうした手技には、腹腔鏡下婦人科手術(例えば全腹腔鏡下子宮全摘(TLH)手術)などの外科手技が含まれる。この種の器械は、使用中に患者の体外に留まる近位部分と、患者体内に挿入される遠位部分とを含むことが多い。近位部分は典型的に、使用中の器械の操作を可能にする。遠位部分は、子宮内に挿入されかつ/または子宮に係合するようなサイズである先端を含むことが多い。概して、器械の遠位部分は、膣腔を通って子宮内まで進められる。遠位部分が子宮内に挿入された状態で、外科医または医師が制御する近位部分の動きを通じて子宮を操作できる。手技の完了後は、膣腔を介して患者身体から器械が除去される。
概要
概して、本開示は、外科用ツール(例えば子宮マニピュレーター)の遠位先端と、そうした外科用ツールを作動させる、関連する方法とに関する。1つの例示的態様において、婦人科的な外科手技および/または診断手技中に患者の子宮を操作するために、本明細書に開示するいずれかの遠位先端を含む子宮マニピュレーターが利用されうる。
1つの局面において、外科用ツールの遠位先端は、先端ボディと、先端ボディの周りに延在する伸展可能部材とを含む。先端ボディは、取り付け表面を画定する端部分と、外科用ツールの管状シャフト内に挿入されるように構成された細長部材とを画定する。細長部材はまた、端部分で終わる凹状チャネルも画定する。伸展可能部材は、化学結合によって取り付け表面に固定され、かつ、伸展可能部材の少なくとも一部分が先端ボディから放射方向外向きに延在している伸展構成と、伸展可能部材の少なくとも前記一部分が先端ボディに対して実質的に平行に向けられている虚脱構成との間で調整可能である。
諸態様は以下の特徴のうち1つまたは複数を含む可能性がある。
いくつかの態様において、伸展可能部材はオーバーモールド構造を含む。
いくつかの態様において、伸展可能部材は、少なくとも部分的にシリコーンで作られる。
いくつかの態様において、化学結合はオーバーモールド結合を含む。
いくつかの態様において、伸展可能部材はエラストマー材料を含む。
いくつかの態様において、伸展可能部材は熱可塑性エラストマー(TPE)材料を含む。
いくつかの態様において、端部分は非外傷性プロファイルを画定する。
いくつかの態様において、取り付け表面は丸みを帯びた形状を有する。
いくつかの態様において、伸展可能部材は膨張可能バルーンを含む。
いくつかの態様において、伸展可能部材と先端ボディとは一緒に、管状シャフトの遠位部分を収容するようなサイズである輪状内部領域を画定する。
いくつかの態様において、伸展可能部材は、虚脱構成においてU字型の断面プロファイルを有する。
いくつかの態様において、先端ボディの細長部材は、管状シャフトの内面とともに滑り嵌めを形成するようなサイズである輪状側壁を、画定する。
いくつかの態様において、輪状側壁は凹状チャネルを少なくとも部分的に画定する。
いくつかの態様において、輪状側壁は、
凹状チャネルの端部で管状シャフトの遠位部分がそこに接して位置決めされる、当接面
を形成する。
いくつかの態様において、輪状側壁は第一の輪状側壁であり、先端ボディの細長部材は、
第一の輪状側壁から軸方向に間隔を空けられており、かつ管状シャフトの内面とともに滑り嵌めを形成するようなサイズである、第二の輪状側壁
を画定する。
いくつかの態様において、凹状チャネルは第一の凹状チャネルであり、第二の輪状側壁は第二の凹状チャネルを少なくとも部分的に画定する。
いくつかの態様において、第二の凹状チャネルは第一の凹状チャネルから角度的にオフセットされている。
いくつかの態様において、先端ボディの細長部材は輪状側壁から延在するロッドをさらに画定し、ロッドの直径は輪状側壁の直径より小さい。
いくつかの態様において、凹状チャネルは先端ボディの中心軸に対して平行に向けられている。
いくつかの態様において、先端ボディは軸方向スルーチャネルを画定する。
いくつかの態様において、伸展可能部材は取り付け表面に対して反転可能である。
いくつかの態様において、端部分はテーパー形状を有する。
別の局面において、外科用ツールは、管状シャフトと、管状シャフトに固定された遠位先端とを含む。遠位先端は、先端ボディと、先端ボディの周りに延在する伸展可能部材とを含む。先端ボディは、取り付け表面を画定する端部分と、外科用ツールの管状シャフト内に挿入されるように構成された細長部材とを画定する。細長部材はまた、端部分で終わる凹状チャネルも画定する。伸展可能部材は、化学結合によって取り付け表面に固定され、かつ、伸展可能部材の少なくとも一部分が先端ボディから放射方向外向きに延在している伸展構成と、伸展可能部材の少なくとも前記一部分が先端ボディに対して実質的に平行に向けられている虚脱構成との間で調整可能である。
諸態様は以下の特徴のうち1つまたは複数を含む可能性がある。
いくつかの態様において、伸展可能部材はオーバーモールド構造を含む。
いくつかの態様において、伸展可能部材は、少なくとも部分的にシリコーンで作られる。
いくつかの態様において、化学結合はオーバーモールド結合を含む。
いくつかの態様において、伸展可能部材はエラストマー材料を含む。
いくつかの態様において、伸展可能部材はTPE材料を含む。
いくつかの態様において、端部分は非外傷性プロファイルを画定する。
いくつかの態様において、取り付け表面は丸みを帯びた形状を有する。
いくつかの態様において、端部分と取り付け表面とはテーパー形状を有する。
いくつかの態様において、伸展可能部材は膨張可能バルーンを含む。
いくつかの態様において、伸展可能部材と先端ボディとは一緒に輪状内部領域を画定し、管状シャフトの遠位部分がその輪状内部領域内に配される。
いくつかの態様において、伸展可能部材は、虚脱構成においてU字型の断面プロファイルを有する。
いくつかの態様において、先端ボディの細長部材は、管状シャフトの内面とともに滑り嵌めを形成する輪状側壁を画定する。
いくつかの態様において、輪状側壁は凹状チャネルを少なくとも部分的に画定する。
いくつかの態様において、輪状側壁は、
凹状チャネルの端部で管状シャフトの遠位部分がそこに接して位置決めされる、当接面
を形成する。
いくつかの態様において、管状シャフトの遠位端は輪状側壁に当接している。
いくつかの態様において、輪状側壁は第一の滑り嵌めを形成する第一の輪状側壁であり、先端ボディの細長部材は、
第一の輪状側壁から軸方向に間隔を空けられており、かつ管状シャフトの内面とともに第二の滑り嵌めを形成する、第二の輪状側壁
を画定する。
いくつかの態様において、凹状チャネルは第一の凹状チャネルであり、第二の輪状側壁は第二の凹状チャネルを少なくとも部分的に画定し、第二の凹状チャネルは第一の凹状チャネルから角度的にオフセットされている。
いくつかの態様において、先端ボディの細長部材は輪状側壁から延在するロッドをさらに画定し、ロッドの直径は輪状側壁の直径より小さい。
いくつかの態様において、外科用ツールは、管状シャフトの遠位先端を少なくとも部分的に固定するために管状シャフトの遠位部分を先端ボディの細長部材に押し付ける機械的インターロックをさらに含む。
いくつかの態様において、伸展可能部材の近位端領域は、接合用または締結用のフィーチャによって管状シャフトに固定される。
いくつかの態様において、外科用ツールは、少なくともシャフトの遠位部分と伸展可能部材の近位部分とを囲む収縮チューブをさらに含む。
いくつかの態様において、外科用ツールは、管状シャフトの近位端に連結された流体ラインをさらに含む。
別の局面において、子宮マニピュレーターは、管状シャフトと、管状シャフトに固定された遠位先端とを含む。遠位先端は、先端ボディと、先端ボディの周りに延在する膨張可能部材とを含む。先端ボディは、取り付け表面を画定する端部分と、管状シャフト内に挿入されるように構成された細長部材とを含む。細長部材は、端部分で終わる凹状流体チャネルを画定する。膨張可能部材は、化学結合によって取り付け表面に固定され、かつ、膨張可能部材の少なくとも一部分が管状シャフトから放射方向外向きに延在している膨張構成と、膨張可能部材の少なくとも前記一部分が管状シャフトに対して実質的に平行に向けられている脱膨張構成との間で調整可能である。
別の局面において、外科用ツールを作動させる方法は、以下の段階を含む:外科用ツールの管状シャフトを通って、管状シャフトの遠位部分に固定された外科用ツールの遠位先端まで、流体を遠位方向に流す段階;および、遠位先端の先端ボディの細長部材に沿った凹状チャネルに沿って流体をさらに遠位方向に流す段階であって、細長部材が管状シャフト内に配されている、段階。本方法は、以下の段階をさらに含む:先端ボディの端部分と管状シャフトの遠位部分との間のインターフェース部に位置決めされた開口部を通って管状シャフトの外へと、流体をさらに遠位方向に流す段階;および、遠位先端の伸展可能部材で流体を捕捉する段階であって、伸展可能部材が、先端ボディの周りに延在しておりかつ先端ボディの端部分上の取り付け表面に化学結合によって固定されている、段階。本方法は、流体によって伸展可能部材を管状シャフトから放射方向外向きに伸展させる段階をさらに含む。
諸態様は以下の利点のうち1つまたは複数を提供する可能性がある。
伸展可能部材のオーバーモールド設計は、化学結合(例えばオーバーモールド結合)によって提供される単一のシールのみで伸展可能部材を遠位先端の先端ボディにしっかりと取り付けることを可能にする点で有利である。対照的に、子宮マニピュレーターの従来の遠位先端設計は、遠位の伸展可能部材をシャフトに固定するために複数の糊接合部を必要とすることが多い。そうした糊接合部の適用は、典型的に自動化が難しく、かつ、手動アセンブリ処理において反復可能かつ信頼可能な様式で行うことも困難である。
他の局面、特徴、および利点は、本明細書の説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
伸展構成にある遠位先端の伸展可能部材を含む子宮マニピュレーターの側面図である。 伸展可能部材が虚脱構成にある、図1の子宮マニピュレーターの斜視図である。 伸展可能部材が虚脱構成にある、図1の子宮マニピュレーターの側断面図である。 図1の子宮マニピュレーターの膣切開器アセンブリの拡大側断面図である。 伸展可能部材が虚脱構成にある、図1の子宮マニピュレーターの遠位先端の側面図である。 図5の遠位先端の遠位端領域の拡大側面図である。 図5の遠位先端のボディの側面図である。 図5の遠位先端のボディの底面斜視図である。 伸展可能部材が虚脱構成にある、図1の子宮マニピュレーターの遠位端領域の拡大斜視図である。 図9の遠位端領域の拡大断面図である。 伸展可能部材が伸展構成にある、図9の遠位端領域の拡大斜視図である。 伸展可能部材が虚脱構成にあり、子宮マニピュレーターの収縮チューブが省略されている、図9の遠位端領域の拡大斜視図である。 いっぱいまで挿入されたポジションにおける図1の子宮マニピュレーターを示している、骨盤腔の側断面図である;本図において、遠位先端の伸展可能部材は虚脱構成にあり、膣切開器アセンブリはローディングポジションにある。 いっぱいまで挿入されたポジションにおける図1の子宮マニピュレーターを示している、図13の骨盤腔の側断面図である;本図において、伸展可能部材は伸展構成にあり、膣切開器アセンブリはローディングポジションにおいてロック解除されている。 いっぱいまで挿入された図1の子宮マニピュレーターを示している、図13の骨盤腔の側断面図である;本図において、伸展可能部材は伸展構成にあり、膣切開器アセンブリは作動ポジションにおいてロックされており、図1の子宮マニピュレーターは子宮を支持している。 スルーチャネルを含む遠位先端の側断面図である。 図16の遠位先端の側面斜視図である。 最初の反転構成にある伸展可能部材を含む、遠位先端の側面斜視図である。 円錐形の端部領域を伴う遠位先端の側面図である。
詳細な説明
図1~3に、女性の骨盤内外科手技に使用するための、膣腔内への挿入に適合した子宮マニピュレーター100を図示する。子宮マニピュレーター100は使い捨ての(例えば単回使用の)デバイスである。子宮マニピュレーター100は、患者の子宮の再位置決めに使用するために患者の子宮頚部を通って延在するように構成されたシャフト102と、シャフト102の周りに配されかつ子宮頚部を受けるように構成された膣切開器アセンブリ104とを含む。子宮マニピュレーター100は、シャフト102の遠位部分110に取り付けられた遠位先端108と、シャフト102の近位部分114に接続されたハンドルアセンブリ112とをさらに含む。子宮マニピュレーター100はまた、外科手技中に患者の腹膜腔内の気腹を維持するための、膣切開器アセンブリ104を囲む膣閉鎖栓150も含む。
特に図3を参照すると、子宮マニピュレーター100のシャフト102は、概してカーブした(例えば弓状の)形状を有する複数の部分を伴う、剛性のカニューレとして形成される。例えば、シャフト102は、遠位先端108が取り付けられる遠位部分110と、ハンドルアセンブリ112内まで延在する近位部分114とに加えて、子宮頚部に係合するために膣切開器アセンブリ104がそこに沿って位置ずれできる中央部分116もまた含む。シャフト102は、ハンドルアセンブリ112と遠位先端108との間の空気の通過を可能にする中央管腔120を画定する。
図2を参照すると、シャフト102の中央部分116と、遠位部分および近位部分110、114の一部とは、より詳しく後述するように、膣切開器アセンブリ104をシャフト102に沿った望ましいポジションにロックするための牽引を提供する収縮チューブ118によって囲まれる。定規マーキング124のセットが収縮チューブ118の遠位部分にわたって印刷されており、子宮マニピュレーター100が子宮内に適切にいっぱいまで挿入された時に(例えば、図13に関してより詳しく述べるように、遠位先端108が子宮底の近傍に位置決めされた時に)子宮底からの距離を指し示す。定規マーキング124は英単位またはメートル単位で提供されてもよい。
再び図3を参照すると、ハンドルアセンブリ112と遠位先端108との間に延在するシャフト102の部分は、典型的に約31.8 cm~約36.8 cm(例えば約34.9 cm)の弓状の長さを有する。シャフト102の同じ部分は、典型的に約27.7 cm~約31.5 cm(例えば約28.4 cm)の投影長さを有する。ハンドルアセンブリ144から延在する、シャフト102の近位部分114のセクション121は、典型的に約2.0 cm~約3.0 cm(例えば約2.5 cm)の曲率半径を有する。シャフト102の中央部分および遠位部分116、110は、典型的に約14.0 cm~約16.5 cm(例えば約15.2 cm)の曲率半径をともに有する。シャフト102は、典型的に、約0.32 cm~約0.34 cm(例えば約0.33 cm)の内径と、約1.35 mm~約1.74 mm(例えば約1.61 mm)の壁厚とを有する。
子宮マニピュレーター100のシャフト102と収縮チューブ118とは、生体適合性でありかつ化学滅菌または熱滅菌などの医療デバイス滅菌手技に耐えられる、1つまたは複数の材料から形成(例えば成形、押出し、延伸、および/または機械加工)される。いくつかの態様において、シャフト102は、304ステンレス鋼、304ステンレス鋼フルハード、他のさまざまな硬度値を伴うステンレス鋼、ガラス入りプラスチック、および炭素繊維入りプラスチック、または他の材料のうち1つまたは複数で作られてもよい。そうした材料は、シャフト102が患者体内に挿入もしくは位置決めされる際に、子宮マニピュレーター100のユーザーに触覚フィードバック(例えば組織の動きに対する抵抗)を提供できる利点がある。いくつかの態様において、収縮チューブ118は、アクリル酸オレフィン(acrylated olefin)またはポリテトラフルオロエチレン(PTFE)で作られてもよく、約ショアーD25~約ショアーD60(例えば約ショアーD53)のショアー押込硬度を有してもよい。そうした硬度は、膣切開器アセンブリ104を望ましいポジションにロックするための充分な牽引を伴う収縮チューブ118を提供する可能性がある。
図3および図4を参照すると、膣切開器アセンブリ104は、子宮マニピュレーター100のシャフト102に沿ってスライドさせることができる、位置ずれ可能なアセンブリである。膣切開器アセンブリ104の位置ずれが可能であることにより、子宮マニピュレーター100の遠位先端108を子宮頚部内に比較的迅速かつ容易に位置決めできる可能性がある。遠位先端108が適切に置かれたことが視覚的に確認されたら、膣切開器アセンブリ104をシャフト102に沿って前進させて子宮頚部と係合させてもよい。膣切開器アセンブリ104は、子宮頚部を受けるように適合した膣切開器カップ146と、膣切開器カップ146に接続されておりかつ膣切開器アセンブリ104を動かすために把持できるスリーブ148と、スリーブ148の遠位領域196の周りに配された膣閉鎖栓150とを含む。
膣切開器カップ146は、概ね円柱状のボディ152と、ボディ152から間隔を空けられた基部158と、ボディ152と基部158との間に延在する3つの突出部162とを含む。突出部162は、ボディ152の周りで実質的に等しく間隔を空けられ、3つの視界窓164を画定する。ボディ152は、子宮マニピュレーター100の使用中に解剖学的目印と切開バックストップとを提供するために、遠位縁部にて面取りリム154を画定する。膣切開器カップ146の基部158は、シャフト102の通過を可能にするようなサイズである開口部166を画定する。
スリーブ148は、膣切開器カップ146の基部158から近位方向に延在し、かつシャフト102の中央部分116の形状に概ね従う弓状の形状を有する。スリーブ148は、雌部分168と雄部分170とを含むクラムシェル構造として形成される。雌部分および雄部分168、170は、雌部分および雄部分168、170を一緒に固定するために、周縁部に沿って位置決めされかつ互いと嵌合するようにアライメントされた、複数のレセプタクル172(例えば六角形または丸みを帯びた形状のレセプタクル)と複数のピン(例えば丸みを帯びた形状または円柱形のピン)とをそれぞれ含む。雌部分および雄部分168、170は、シャフト102がそれを通って延在するチャネル142を共に画定する。
スリーブ148は近位端にて、サムロック176と;サムロック176を受ける対向したレセプタクル178(例えば、通し開口部)と;サムロック176をスナップ嵌めできる対向した突出部180と;シャフト102に対するスリーブ148の放射方向ポジションをガイドし、かつサムロック176と接触するようにシャフト102を支持する、ガイド表面182とを含む。サムロック176と、レセプタクル178と、突出部180と、ガイド表面182とは、膣切開器アセンブリ104をシャフト102に沿った望ましいポジションにロックすることを可能にする、迅速かつ片手式のロック機構を共に提供する。
サムロック176は、シャフト102に沿った選択ポジションに膣切開器アセンブリ104をロックするために、シャフト102を囲む収縮チューブ118と接触するように適合したカムローラー184を含む。特に、カムローラー184が子宮マニピュレーター100のシャフト102に向かって回転された際にカムローラー184が収縮チューブ118を圧迫する(例えば収縮チューブ118に食い込む)ように、カムローラー184の半径は可変である(例えば、カムローラー184の特定部分に沿ってカムローラー184の最小の外周より大きく放射方向に延在する)。サムロック176は、レセプタクル178内にマウントするためにカムローラー184から延在する対向したピン186と、カムローラー184から延在するジョー188と、ジョー188から近位方向に延在するリフトフランジ192とをさらに含む。サムロック176は、ピン186とレセプタクル178とによって提供される配置を介して、スリーブ148に対して回転可能である。
サムロック176は、膣切開器アセンブリ104をシャフト102に沿って動かすのと同じ手で行える容易かつ片手式の技法を用いて、膣切開器アセンブリ104を望ましいポジションにロックすることを可能にする。サムロック176を閉構成にするためにリフトフランジ192がシャフト102に向かって(例えばユーザーの親指によって)下向きに押されると(図14を参照)、カムローラー184の回転がカムローラー184を収縮チューブ118に食い込ませ、それによって、膣切開器アセンブリ104のスリーブ148をシャフト102に沿った所定のポジションにロックする摩擦が生成される。したがって、サムロック176のカムローラー184は、シャフト102に圧縮荷重を印加するように構成される。リフトフランジ192に印加されるそのような下向きの力はまた、ジョー188も突出部180上にスナップ嵌めさせる。サムロック176を開構成(図1~3を参照)にするために、リフトフランジ192がシャフト102から離れるように(例えばユーザーの親指によって)上向きに押されると、カムローラー184の回転が収縮チューブ118を解放し、それによってシャフト102に対する膣切開器アセンブリ104のスリーブ148のロックを解除する。リフトフランジ192に印加されるそのような上向きの力はまた、ジョー188も突出部180から分離させる。サムロック176は、子宮マニピュレーター100のシャフト102に沿ったさまざまな異なるポジションに膣切開器アセンブリ104をロックする能力をユーザーに提供する。
図3および図4をさらに参照すると、子宮マニピュレーター100の膣切開器アセンブリ104は、シャフト102に対する膣切開器カップ146のカップフェース122の適切なアライメントを確実にする、(例えば基部158の開口部166のポジションとサイズとによって提供される)幾何学形状を有する。カップフェース122は膣切開器カップ146の軸中心線156に対して垂直に向けられる。膣切開器アセンブリ104がシャフト102に沿ってスライドされる際に、カップフェース122の中心点160(膣切開器カップ146の軸中心線156に沿って位置する)が、シャフト102のアーチ中心線174に沿って維持される。カップフェース122の、アーチ中心線174とのそのようなアライメントは、膣切開器カップ146の基部158の開口部166の位置における、膣切開器カップ146の中心線156とシャフト102のアーチ中心線174との間の(例えば中心線156に対して垂直に向けられた)オフセットによって提供される。オフセット190は典型的に、約1.65 mm~約2.16 mm(例えば約1.80 mm)の距離である。
基部158の開口部166におけるカップ146とシャフト102との間の接点、および、サムロック176のカムロック184の下方でのガイド表面182とシャフト102との間の接点によって、膣切開器カップ146がシャフト102に対してチルトすることが実質的に防がれる。膣切開器カップ146をこの様式でシャフト102に対してアライメントすることにより、子宮頚部が膣切開器カップ146内に受けられた時に、組織が均等に分布した子宮切除をガイドするための適切な角度になった切除縁が確実に実現される。換言すると、この構成は、シャフト102の全周について実質的に同量の子宮頚部組織が膣切開器カップ146内に受けられることを確実にするために役立つ可能性があり、ゆえに、子宮摘出術などの外科手技中に子宮頚部の対称的な切除を行うことを確実にするために役立つ可能性がある。
膣切開器アセンブリ104のさまざまなコンポーネントは、生体適合性である1つまたは複数の材料から形成(例えば成形および/または機械加工)される。いくつかの態様において、膣切開器カップ146は、ポリエーテルイミド(PEI)、熱可塑性エラストマー(TPE)、または他の熱可塑性もしくは熱硬化性の材料で作られてもよい。いくつかの態様において、スリーブ148の雌部分および雄部分168、170は、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリカーボネート、または他の好適なプラスチックで作られてもよい。いくつかの態様において、サムロック176の特定のコンポーネント(例えばカムローラー184、ピン186、ジョー188、およびリフトフランジ192)がポリカーボネートで作られてもよい。いくつかの態様において、膣切開器カップ146およびスリーブ148は、後で(例えばプレス嵌めまたはスナップ嵌めを介して)一緒に接続されることができる別個のアイテムとして形成(例えば成形)される。このツーピース構築様式は、異なるサイズ(例えば異なる直径)のカップボディを同じスリーブとともに使用することを可能にしうる。
図1~3を参照すると、膣閉鎖栓150は、スリーブ148の遠位領域196の周りにマウントされる、概ね円錐台状の外形を備えた管状ボディ194を含む。膣閉鎖栓150は、管状ボディ194から放射方向に延在する輪状形のフランジ198をさらに含む。フランジ198は、遠位方向において徐々に低減するさまざまな直径を有する。例えば、最も近位のフランジ198aは典型的に約5.8 cm~約6.4 cm(例えば約6.1 cm)の直径を有し、一方で、最も遠位のフランジ198bは典型的に約3.8 cm~約4.4 cm(例えば約4.1 cm)の直径を有する。膣閉鎖栓150は、手術中に気腹の維持を助けるために膣腔の壁に押し当たってシールする可撓性構造である。いくつかの態様において、膣閉鎖栓150は医療等級のシリコーン、ポリ塩化ビニル(PVC)、またはTPEで作られてもよい。
図1~3をさらに参照すると、ハンドルアセンブリ112は、雌部分126と雄部分128とを含むクラムシェル構造として形成されたハンドル144を含む。雌部分および雄部分126、128は、雌部分および雄部分126、128を一緒に保持するために、内壁に沿って位置決めされかつ互いと嵌合するようにアライメントされた、複数のレセプタクル130(例えば六角形のレセプタクル)と複数のピン(例えば丸みを帯びた形状または円柱形のピン)とをそれぞれ含む。ハンドル144の雌部分および雄部分126、128はまた、子宮マニピュレーター100のユーザーがハンドル144を人間工学的に把持することを可能にする、リッジ132の形態における複数の把持用フィーチャも規定する。ハンドル144は、生体適合性でありかつ化学滅菌または熱滅菌などの医療デバイス滅菌手技に耐えられる、1つまたは複数の材料で形成(例えば成形および/または機械加工)される。例えば、いくつかの態様において、ハンドル144はポリカーボネートまたはABSで作られる。
ハンドルアセンブリ112は、ハンドル144に加えて、中央管腔120と流体連絡している遠位先端108の伸展可能部材103を伸展および虚脱させるためにシャフト102の中央管腔120内に空気を注入しおよびこれから空気を除去するための、流体ライン138(例えば管状のコンジット)をさらに含む。流体ライン138は、フィッティング134(例えばかえしフィッティング)でシャフト102の近位部分114にしっかりと接続される。流体ライン138は、流体源(例えば空気源)に取り付けるためのコネクター136と、シャフト102の遠位部分110に位置する伸展可能部材103内の望ましい空気圧を維持するために流体ライン138を閉じるためのクランプ140とを備える。
図5~12を参照すると、遠位先端108はシャフト102の遠位部分110にしっかりと接続される。特に図5~8を参照すると、遠位先端108は、剛性の細長い先端ボディ101と、先端ボディ101に取り付けられた伸展可能部材103とを含む。いくつかの態様において、先端ボディ101は典型的に射出成形構造として形成され、したがって射出フィーチャ149、151、153を規定する。先端ボディ101が成形されてもよい例示的な材料には、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ナイロン、およびポリカーボネートのうち1つまたは複数が含まれる。先端ボディ101は、伸展可能部材103が結合される取り付け表面107を画定する端部分105と、端部分105からシャフト102の中央管腔120内まで延在する挿入シャフト109とを含む。端部分105は、実質的に円柱形の支持ボディ121と、支持ボディ121より遠位に位置する、実質的に半球状(例えばドーム状)の形状を備えた、丸みを帯びたキャップ123とを含む。
挿入シャフト109は、中心ロッド111と、中心ロッド111の外周の大部分の周りに延在する複数の円周状フィーチャとを含む。例えば、挿入シャフト109は、端部分105の近傍に位置する遠位ショルダー113と、遠位ショルダー113から軸方向に延在する壁セクション115と、壁セクション115から軸方向に間隔を空けられた近位ベース117とをさらに含む。遠位ショルダー113および近位ベース117は、シャフト102の内面とともに円周状の滑り嵌めを形成するようなサイズである。すなわち、遠位ショルダー113および近位ベース117の外径はシャフト102の内径よりわずかに小さい。壁セクション115は、壁セクション115が滑り嵌めに寄与することのないように、遠位ショルダー113および近位ベース117に対して放射方向に凹んでいる。さらに、遠位ショルダー113は、非気密封止構成においてシャフト102の遠位部分110がそれに当接している、当接面を提供する。
遠位ショルダー113および壁セクション115は一緒に、遠位流体チャネル119を形成する、挿入シャフト109の対向側面上の2つの細長いギャップを画定し、一方で近位ベース117は、近位流体チャネル129を形成する2つの細長いギャップを画定する。流体チャネル119、129は、ハンドルアセンブリ112からシャフト102内を流れている流体が挿入ロッド109の遠位ショルダー113にてシャフト102から出られるようにするために、シャフト102の内面と挿入シャフト109との間の円周状滑り嵌めにおける開口部を提供する。遠位流体チャネル119は、挿入シャフト109の両端で開口する流体路の一部を画定するために、近位流体チャネル129から角度的にオフセットされる。例えば、流体は、近位流体チャネル129を通り、中心ロッド111に沿い、そして遠位流体チャネル119を通って遠位方向に流れて、遠位ショルダー113に沿ってシャフト102から流出してもよい。シャフト102から流出した流体は、伸展可能部材103によって含有されて、その伸展を引き起こす。
挿入シャフト109がシャフト102内に配されかつシャフト102が遠位ショルダー113に接して位置決めされている状態で、クリンプの形態における機械的インターロック143が、近位ベース117より遠位の軸位置にてシャフト102に適用されてもよい。機械的インターロック143は、シャフト102の対向側面上に位置し、遠位先端108をシャフト102に固定するために挿入シャフト109に干渉する(例えば食い込む)。機械的インターロック143は、流体が近位流体チャネル129を通って遠位方向に流れることをブロックしないように、近位流体チャネル129から円周方向にオフセットされる。
図5および図6を特に参照すると、伸展可能部材103は、取り付け表面107に沿った化学結合131にて遠位先端108の先端ボディ101に取り付けられる。したがって、化学結合131、ひいては伸展可能部材103の遠位部分133は、実質的に半球状(例えばドーム状)の形状を有する。伸展可能部材103は遠位部分133から延在する中央部分135を含み、そして伸展可能部材103は近位端領域137で終わる。中央部分135および近位端領域137は、挿入シャフト109とともに、伸展可能部材103の実質的に輪状の内部領域145を画定し、その中にシャフト102の遠位部分110が挿入される。したがって、図5、図10、および図12に示すように、伸展可能部材103は挿入シャフト102の遠位部分110上に配置され、実質的にU字型の断面プロファイルを有する。
図12を特に参照すると、伸展可能部材103をシャフト102に部分的に固定する接合部139(例えば糊接合部)を形成するために、近位端領域137とシャフト102の遠位部分110との間で円周方向に接着剤(例えば糊)が適用される。図9~11を参照すると、伸展可能部材103をシャフト102にさらに固定するために、収縮チューブ118が伸展可能部材103の近位端領域137と中央部分135の一部とを囲む。伸展可能部材103の周りに収縮チューブ118を置くことにより、収縮チューブ118に円周状の遠位ショルダー141がもたらされる。
伸展可能部材103はエラストマー材料で作られたオーバーモールド構造である。したがって、化学結合131は、子宮マニピュレーター100の製造中に、伸展可能部材103が遠位先端108の先端ボディ101上に形成される際に作り出されるオーバーモールド結合である。伸展可能部材103は、その材料配合のゆえに、遠位ショルダー113にてシャフト102から出た空気が伸展可能部材103とシャフト102の外面との間で捕捉された時に放射方向に膨張して中央部分135に沿って伸展構成になる、膨張可能バルーン147を形成する。伸展可能部材103は、ハンドルアセンブリ112の流体ライン138にて空気が引かれた際に脱膨張してもよい。先端ボディ101の端部分105をぴったりと覆う伸展可能部材103の平滑面と、端部分105のドーム形状とは一緒に、膣腔、子宮頚部、または子宮の組織を損傷させることなく子宮マニピュレーター100を患者体内に挿入することを可能にする非外傷性プロファイルを備えた遠位先端108を提供する。
いくつかの態様において、伸展可能部材103は医療等級のシリコーン材料で作られる。他の態様において、伸展可能部材103は、PVCまたはエラストマー材料(例えばTPE)など、他の1つまたは複数の材料で作られてもよい。伸展可能部材103のオーバーモールド設計は、化学結合131によって提供される単一のシールのみで伸展可能部材103を遠位先端108の先端ボディ101にしっかりと取り付けることを可能にする点で有利である。さらに、化学結合131は、化学結合131が遠位先端108での不具合に寄与することがないように、伸展可能部材103より高い圧力に耐えられる。例えば、いくつかの態様において、化学結合131は約75.8 kPa~約96.6 kPaの範囲内の圧力に耐えることができ、一方で、伸展可能部材103は約75.8 kPa~約96.6 kPaの範囲内の破裂圧を有する。対照的に、子宮マニピュレーターの従来の遠位先端設計は、遠位の伸展可能部材をシャフトに固定するために複数の糊接合部を必要とすることが多い。そうした糊接合部の適用は、典型的に自動化が難しく、かつ、手動アセンブリ処理において反復可能かつ信頼可能な様式で行うことも困難である。したがって、従来のバルーンチップ設計については、糊接合部が不具合ポイント(例えばリークポイント)となることがよくある。
いくつかの態様において、遠位先端108の先端ボディ101は約3.0 cm~約5.6 cm(例えば約4.3 cm)の全長を有する。いくつかの態様において、(例えば先端ボディ101の最大幅を規定している)先端ボディ101の端部分105は典型的に、約0.48 cm~約0.54 cm(例えば約0.51 cm)の最大直径と、約0.51 cm~約0.76 cm(例えば約0.67 cm)の長さとを有する。いくつかの態様において、遠位ショルダー113および近位ベース117は、シャフト102の遠位部分110の内面とともに滑り嵌めを提供するようなサイズである、約0.30 cm~約0.33 cm(例えば約0.32 cm)の直径を有する。いくつかの態様において、遠位ショルダー113は約0.51 mm~約1.00 mm(例えば約0.76 mm)の軸方向長さを有する。
いくつかの態様において、(例えば遠位ショルダー113と壁セクション115とによって画定される)遠位流体チャネル119は約0.3 cm~約1.9 cm(例えば約1.0 cm)の長さを有する。いくつかの態様において、近位流体チャネル129は約0.25 cm~約1.30 cm(例えば約0.64 cm)の長さを有する。いくつかの態様において、2つの遠位流体チャネル119は互いから約180度の空間が空けられる。いくつかの態様において、2つの近位流体チャネル129は互いから約45度~約180度(例えば約90度)の空間が空けられる。
いくつかの態様において、伸展可能部材103は約0.51 mm~約1.00 mm(例えば約0.84 mm)の厚さを有する。いくつかの態様において、伸展可能部材103は約2.4 cm~約2.8 cm(例えば約2.6 cm)の全長を有する。いくつかの態様において、膨張可能バルーン147は概ねドーナツ形のプロファイルを有する。いくつかの態様において、膨張可能バルーン147は約1.5 cm~約2.8 cm(例えば約2.0 cm)の最大直径(例えば先端ボディ101の中心軸127に対して垂直に向けられた最大直径)を有する。いくつかの態様において、バルーン147は約2.8 cm~約4.0 cm(例えば約3.4 cm)の軸方向長さを有する。
子宮マニピュレーター100は、子宮摘出術などの外科手技を含む、子宮の操作を必要とする多数の手技において使用できる。一実施例において、子宮マニピュレーター100は全腹腔鏡下子宮全摘(TLH)手術において使用される。公知の手順に従ってTLH手術に向けた患者の準備が行われる。そうした手順には、測深デバイスまたは超音波技法を用いて子宮の深さ(例えば、子宮底から子宮頚口までで測定される深さ)を決定する段階が含まれうる。例えば、その長さに沿って定規マーキングを有する測深デバイスが、子宮頚部での深さ読み取り値の目視確認に基づいて、遠位端が子宮底の近傍に位置決めされるまで患者体内に挿入されてもよい。子宮の深さに(すなわち子宮頚部の近位端に)位置する定規マーキングが、外科手技中に膣切開器アセンブリ104の膣切開器カップ146が置かれるべき位置を指し示す。換言すると、子宮の深さは、手技を行うための膣切開器カップ146の作動ポジションに対応する。
図13~15に子宮マニピュレーター100を使用する方法を図示する。図13を特に参照すると、準備ができたら、手術器械が患者の腹壁202を通って腹膜腔200内まで挿入される際の女性骨盤内臓器および器械(例えば腹腔鏡214)のアクセス性と視認性とを高めるために、腹膜腔200が気体(例えばCO2)で膨張される。膣切開器アセンブリ104がローディングポジション(例えば、スリーブ148の近位端がシャフト102の近位部分114に沿って位置決めされるポジション)に達するまで、膣切開器アセンブリ104が、ロック解除構成のままで、シャフト102に沿って近位方向にスライドされる。次に子宮マニピュレーター100が膣腔204内に挿入される。いくつかのケースにおいて、膣切開器アセンブリ104は、膣腔204内への挿入前にローディングポジションにロックされる。他の場合において、膣切開器アセンブリ104は、膣腔204内への挿入中にローディングポジションにおいてロック解除されたままとなる。
図14を参照すると、子宮マニピュレーター100は、シャフト102の遠位先端108が子宮底208の近傍に位置決めされるまで膣腔204内で遠位方向に動かされる。次に、バルーン147が子宮206の内面に係合するようにバルーン147を膨張させるために、ハンドル144内の流体ライン138に流体(例えば空気)が供給される。いくつかのケースにおいて、子宮マニピュレーター100を再位置決めする必要があると決定されたならば、バルーン147を脱膨張させるために流体ライン138を通して流体が引かれてもよい。子宮マニピュレーター100の挿入中に膣切開器アセンブリ104をローディングポジションに残しておくことは、遠位先端108が適切に置かれるようにするために、子宮頚部210を比較的妨げられずに視認することを可能にしうる。
図15を参照すると、膣切開器カップ146の基部158が作動ポジション(すなわち、測深デバイスから決定された子宮206の深さにほぼ等しい、遠位先端108からの距離)に位置決めされたことを定規マーキング124が指し示すまで、(まだロック解除構成にある)膣切開器アセンブリ104がローディングポジションから遠位方向に進められる。膣切開器カップ146の視界窓164が、配置をさらに目視確認することを可能にしうる。作動ポジションにおいて、子宮頚部210は膣切開器カップ146のボディ152内に位置決めされて、膣切開器カップ146の基部158に当接している。子宮頚部210が膣切開器カップ146内に置かれたことを視界窓164を通して視認できることは、膣切開器カップ146がシャフト102の遠位先端108に対しても子宮頚部210に対してもいっぱいまで前進して望ましいポジションにあることを確実にする助けとなる。このポジションにおいて、膣切開器カップ146は、子宮206の基部における解剖学的目印(例えば、子宮頚部210の尖部の位置を指し示す目印)と、切開バックストップ(例えば、子宮206をどこで切除するべきかを規定する縁部)とを提供する。さらに、膣切開器カップ146のカップフェース122はシャフト102のアーチ中心線199上に中心合わせされており、このことは、望ましいまたは好適な切除ガイドを提供するために膣切開器カップ146がシャフト102に対して適切な角度ポジションにあることを確実にする。
膣切開器アセンブリ104が望ましく位置決めされた状態で、次に、膣切開器アセンブリ104を作動ポジションでロックするためにサムロック176のジョー188が押下される。膣切開器アセンブリ104を遠位に動かすこととロックすることとを片手オペレーションで行えるように、ジョー188は、膣切開器アセンブリ104を膣腔204で前進させるのと同じ手を用いて押下できる。必要ならば、シャフト102に沿った再位置決めのために膣切開器アセンブリ104をロック解除するために、サムロック176のリフトフランジ192が押し上げられてもよい。いくつかの実施形態において、複数(例えば4回)のロック‐ロック解除サイクルにわたってサムロック176の機械的完全性が維持されてもよい。膣切開器アセンブリ104がシャフト102に沿った望ましい作動ポジションにロックされているとき、膣閉鎖栓150が膣腔204の遠位領域をシールし、それによって気腹を維持する。この様式において、膣閉鎖栓150は、最初の膣切開中もそしてその後も、腹膜腔200の膨張に用いられる気体が漏れ出すことを防ぐ。
次に外科医は、子宮206の基部の周りの切除を含む外科手技を行うために、子宮206を操作しまたは動かして望ましいポジションにしてもよい。子宮206が腹膜腔200内で完全に自由になり子宮マニピュレーター100によってのみ保持されるように、子宮206が完全に切離されたら、次に、バルーン147が脱膨張され、そして子宮マニピュレーター100が膣腔204を通って患者から引き出される。続いて、従来のプロトコルに従って子宮206が患者から除去される。子宮マニピュレーター100は手術後に廃棄されてもよい。
子宮マニピュレーター100を、特定の寸法、サイズ、形状、配置、材料、コンポーネント、および方法に関して説明および図示したが、いくつかの態様において、他の点では構築様式および機能において子宮マニピュレーター100と実質的に同様である子宮マニピュレーターが、1つもしくは複数の異なる寸法、サイズ、形状、配置、構成、材料、およびコンポーネントを含んでもよく、または異なる方法に基づいて利用されてもよい。
例えば、遠位先端108は、実質的にドーム形の遠位領域を有するものとして説明および図示したが、いくつかの態様において、円錐形または円柱形など、異なる形状を有すること以外は構築様式および機能において遠位先端108と実質的に同様である遠位先端を、子宮マニピュレーターが含んでいてもよい。
遠位先端108のボディは剛性の部材として説明したが、いくつかの態様において、伸展可能部材の取り付け先となる可撓性ボディを代替的に有すること以外は構築様式および機能において遠位先端108と実質的に同様である遠位先端を、子宮マニピュレーターが含んでいてもよい。
遠位先端108は、クリンプの形態における機械的インターロック143でシャフト102の遠位部分110に取り付けられるものとして説明および図示したが、いくつかの態様において、ねじ付きプロファイル、伸展可能なかえし、またはクリップなど、異なる締結用または連結用のフィーチャでシャフト102の遠位部分110に取り付けられるように形成されていること以外は構築様式および機能において遠位先端108と実質的に同様である遠位先端を、子宮マニピュレーターが含んでいてもよい。
遠位先端108は、近位端137にて糊接合部139でシャフト102の遠位部分110に固定された伸展可能部材103を含むものとして説明および図示したが、いくつかの態様において、他の点では構築様式および機能において遠位先端108と実質的に同様である遠位先端を備えた子宮マニピュレーターが、超音波溶接、スピン溶接、ヒートステーキング、またはねじ切りなど、異なるタイプのファスナー、接合部、または接合機構で近位端にてシャフトに固定された伸展可能部材を代替的に含んでいてもよい。
さらに、いくつかの態様において、膣切開器アセンブリ104のサムロック176が、シャフト102に沿って印刷された定規マーキング124を拡大するレンズ(例えば凸レンズ)をリフトフランジ192の近傍に備えていてもよい。レンズの焦点は、定規マーキング124がレンズの視界窓を実質的に占めるように選択されてもよい。そうした拡大は、シャフト102に沿った膣切開器アセンブリ104のポジションを決定するために定規マーキング124を視認するうえで子宮マニピュレーター100のユーザーを補助できる。
図16および17に子宮マニピュレーター300の遠位先端308の細長い先端ボディ301を図示する。遠位先端308は、患者の子宮に流体を送達するためのスルーチャネル355を遠位先端308が含むこと以外は、構築様式および機能において遠位先端108と実質的に同様である。したがって、遠位先端308は伸展可能部材103(明瞭さのため図16および17では省略されている)を含み、かつ流体ライン357を備える。流体ライン357は子宮マニピュレーター300のハンドルアセンブリからスルーチャネル355まで子宮マニピュレーター300のシャフト内で延在する。ハンドルアセンブリ内において、流体ライン357の近位端が、流体を提供するための流体源に接続可能である。子宮マニピュレーター300は、他の点では構築様式および機能において子宮マニピュレーター100と実質的に同様であってもよい。いくつかの実施例において、子宮マニピュレーター300は、卵管通色素手技または別の手技中に子宮に流体を送達するために利用されてもよい。いくつかの態様において、遠位先端308は、子宮マニピュレーターでない異なる外科用ツールの一部として含まれてもよい。
図18に子宮マニピュレーター400の遠位先端408を図示する。遠位先端408は、遠位先端408の伸展可能部材403が最初は反転した形状で提供されること以外は、構築様式および機能において遠位先端108と実質的に同様である。したがって、遠位先端408は遠位先端108の細長い先端ボディ101を含み、伸展可能部材403は化学結合431に沿って先端ボディ101の端部分105にしっかりと取り付けられ、一方で、伸展可能部材403の中央部分435および近位端領域437は裏返しで端部分105の上方に位置決めされて反転構成を形成する。
反転構成は、先端ボディ101の挿入シャフト109および子宮マニピュレーター400のシャフト102の遠位部分110へのアクセスしやすさを向上させて、機械的なインターロック用フィーチャ(例えば機械的インターロック143または他のタイプの締結用のフィーチャなど)を用いて遠位先端408をシャフト102に機械的に取り付けることを容易にする。挿入シャフト109がシャフト102内にしっかりと位置決めされたら、伸展可能部材403の中央部分435および近位端領域437がシャフト102の遠位端110上に(例えば近位方向に)巻き下げられそして糊接合部でシャフト102に固定されてもよく、そして、遠位先端108の子宮用伸展可能部材103に関して上述したように、収縮チューブ118が伸展可能部材403の一部分上に置かれてもよい。したがって、子宮マニピュレーター400は、遠位先端408は別にして、他の点では構築様式および機能において子宮マニピュレーター100と実質的に同様であってもよい。
図19に子宮マニピュレーター500の遠位先端508を図示する。遠位先端508は、概ねテーパーした(例えば円錐形の)遠位端領域を遠位先端508が有すること以外は、構築様式および機能において遠位先端108と同様である。遠位先端108に関して上述したように、遠位先端508の遠位端領域は滑らかな非外傷性の表面を形成する。遠位先端508は、子宮マニピュレーター500のシャフト102の内面とともに滑り嵌めを形成するように設計された細長い先端ボディ501と、化学結合531に沿って先端ボディ501の端部分505にしっかりと取り付けられた、オーバーモールドされた伸展可能部材503とを含む。子宮マニピュレーター500は、他の点では構築様式および機能において子宮マニピュレーター100と実質的に同様であってもよい。
構築様式および機能において子宮マニピュレーター100と同様である子宮マニピュレーターが、遠位先端108以外のコンポーネントに対する改変もまた含んでいてもよい。例えば、子宮マニピュレーター100は、流体源に連結できる流体ライン138を含むものとして説明したが、いくつかの態様において、子宮マニピュレーターが一体式シリンジを代替的に含んでいてもよい。
膣切開器アセンブリ104のロック機構はスリーブ148の近位端に位置するものとして説明したが、他の態様において、ロック機構が膣切開器アセンブリの長さに沿った異なる位置(例えば中間位置)に位置していてもよい。
片手式のカム式ロック機構の特定の構成を説明したが、他の代替的なタイプのロック機構が用いられてもよい。例えば、ある一定の態様において、子宮マニピュレーターが、異なるタイプの片手式のカム式ロック機構を含んでいてもよい。そうした例示的なロック機構には、スクリーンドア機構、Touhy Borst機構、またはシートメタルスカイブキャプチャー機構(sheet metal skive capture mechanism)が含まれうる。
膣切開器アセンブリ104は片手式のロック機構を含むものとして説明したが、いくつかの態様において、子宮マニピュレーターが、両手式のロック機構を有する膣切開器アセンブリを含んでいてもよい。
子宮マニピュレーター100は使い捨てであるとして説明したが、いくつかの態様において、子宮マニピュレーター100が再使用可能(例えば滅菌可能)であるように設計されてもよい。
遠位先端108、308、408、508は子宮マニピュレーターの一部であるとして説明および図示したが、いくつかの態様において、遠位先端108、308、408、508のいずれかが、子宮鏡検査用カニューレまたはさまざまなタイプのカテーテルなど、異なるタイプの外科用ツールの一部としてアセンブリされてもよい。
他の態様もまた添付の特許請求の範囲内に入る。
[本発明1001]
取り付け表面を画定する端部分と、
外科用ツールの管状シャフト内に挿入されるように構成されており、かつ、該端部分で終わる凹状チャネルを画定している、細長部材と
を含む、先端ボディ;および
該先端ボディの周りに延在しており、化学結合によって該取り付け表面に固定されており、かつ
該伸展可能部材の少なくとも一部分が該先端ボディから放射方向外向きに延在している、伸展構成と、
該伸展可能部材の少なくとも該一部分が該先端ボディに対して実質的に平行に向けられている、虚脱構成と
の間で調整可能である、伸展可能部材
を含む、該外科用ツールの遠位先端。
[本発明1002]
伸展可能部材がオーバーモールド構造を含む、本発明1001の遠位先端。
[本発明1003]
伸展可能部材がシリコーンを含む、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1004]
化学結合がオーバーモールド結合を含む、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1005]
伸展可能部材がエラストマー材料を含む、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1006]
伸展可能部材が熱可塑性エラストマー(TPE)材料を含む、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1007]
端部分が非外傷性プロファイルを画定する、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1008]
取り付け表面が、丸みを帯びた形状を有する、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1009]
伸展可能部材が膨張可能バルーンを含む、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1010]
伸展可能部材と先端ボディとが一緒に、管状シャフトの遠位部分を収容するようなサイズである輪状内部領域を画定する、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1011]
伸展可能部材が、虚脱構成においてU字型の断面プロファイルを有する、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1012]
先端ボディの細長部材が、管状シャフトの内面とともに滑り嵌めを形成するようなサイズである輪状側壁を画定する、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1013]
輪状側壁が凹状チャネルを少なくとも部分的に画定する、本発明1012の遠位先端。
[本発明1014]
輪状側壁が、
凹状チャネルの端部で管状シャフトの遠位部分がそこに接して位置決めされる、当接面
を形成する、本発明1012および1013のいずれかの遠位先端。
[本発明1015]
輪状側壁が第一の輪状側壁を含み、かつ、先端ボディの細長部材が、
該第一の輪状側壁から軸方向に間隔を空けられており、かつ管状シャフトの内面とともに滑り嵌めを形成するようなサイズである、第二の輪状側壁
を画定する、本発明1012~1014のいずれかの遠位先端。
[本発明1016]
凹状チャネルが第一の凹状チャネルを含み、かつ、第二の輪状側壁が第二の凹状チャネルを少なくとも部分的に画定する、本発明1015の遠位先端。
[本発明1017]
第二の凹状チャネルが、第一の凹状チャネルから角度的にオフセットされている、本発明1016の遠位先端。
[本発明1018]
先端ボディの細長部材が、輪状側壁から延在するロッドをさらに画定し、かつ、該ロッドの直径が該輪状側壁の直径より小さい、本発明1012の遠位先端。
[本発明1019]
凹状チャネルが先端ボディの中心軸に対して平行に向けられている、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1020]
先端ボディが軸方向スルーチャネルを画定する、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1021]
伸展可能部材が取り付け表面に対して反転可能である、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1022]
端部分がテーパー形状を有する、前記本発明のいずれかの遠位先端。
[本発明1023]
管状シャフト;ならびに
該管状シャフトに固定された遠位先端であって、
取り付け表面を画定する端部分と、
該管状シャフト内に挿入されるように構成されており、かつ、該端部分で終わる凹状チャネルを画定している、細長部材と
を含む、先端ボディ;および
該先端ボディの周りに延在しており、化学結合によって該取り付け表面に固定されており、かつ
該伸展可能部材の少なくとも一部分が該管状シャフトから放射方向外向きに延在している、伸展構成と、
該伸展可能部材の少なくとも該一部分が該管状シャフトに対して実質的に平行に向けられている、虚脱構成と
の間で調整可能である、伸展可能部材
を含む、遠位先端
を含む、外科用ツール。
[本発明1024]
伸展可能部材がオーバーモールド構造を含む、本発明1023の外科用ツール。
[本発明1025]
伸展可能部材がシリコーンを含む、本発明1023および1024のいずれかの外科用ツール。
[本発明1026]
化学結合がオーバーモールド結合を含む、本発明1023~1025のいずれかの外科用ツール。
[本発明1027]
伸展可能部材がエラストマー材料を含む、本発明1023~1026のいずれかの遠位先端。
[本発明1028]
伸展可能部材がTPE材料を含む、本発明1023~1027のいずれかの遠位先端。
[本発明1029]
端部分が非外傷性プロファイルを画定する、本発明1023~1028のいずれかの外科用ツール。
[本発明1030]
取り付け表面が、丸みを帯びた形状を有する、本発明1023~1029のいずれかの外科用ツール。
[本発明1031]
端部分と取り付け表面とがテーパー形状を有する、本発明1023~1030のいずれかの外科用ツール。
[本発明1032]
伸展可能部材が膨張可能バルーンを含む、本発明1023~1031のいずれかの外科用ツール。
[本発明1033]
伸展可能部材と先端ボディとが一緒に輪状内部領域を画定し、かつ、管状シャフトの遠位部分が該輪状内部領域内に配される、本発明1023~1032のいずれかの外科用ツール。
[本発明1034]
伸展可能部材が、虚脱構成においてU字型の断面プロファイルを有する、本発明1023~1033のいずれかの外科用ツール。
[本発明1035]
先端ボディの細長部材が、管状シャフトの内面とともに滑り嵌めを形成する輪状側壁を画定する、本発明1023~1034のいずれかの外科用ツール。
[本発明1036]
輪状側壁が凹状チャネルを少なくとも部分的に画定する、本発明1035の外科用ツール。
[本発明1037]
輪状側壁が、
凹状チャネルの端部で管状シャフトの遠位部分がそこに接して位置決めされる、当接面
を形成する、本発明1035および1036のいずれかの外科用ツール。
[本発明1038]
管状シャフトの遠位端が輪状側壁に当接している、本発明1035~1037のいずれかの外科用ツール。
[本発明1039]
輪状側壁が、第一の滑り嵌めを形成する第一の輪状側壁を含み、かつ、先端ボディの細長部材が、
該第一の輪状側壁から軸方向に間隔を空けられており、かつ管状シャフトの内面とともに第二の滑り嵌めを形成する、第二の輪状側壁
を画定する、本発明1035の外科用ツール。
[本発明1040]
凹状チャネルが第一の凹状チャネルを含み、第二の輪状側壁が第二の凹状チャネルを少なくとも部分的に画定し、かつ、該第二の凹状チャネルが該第一の凹状チャネルから角度的にオフセットされている、本発明1039の外科用ツール。
[本発明1041]
先端ボディの細長部材が、輪状側壁から延在するロッドをさらに画定し、かつ、該ロッドの直径が該輪状側壁の直径より小さい、本発明1023~1035のいずれかの外科用ツール。
[本発明1042]
管状シャフトの遠位先端を少なくとも部分的に固定するために該管状シャフトの該遠位部分を先端ボディの細長部材に押し付ける機械的インターロックをさらに含む、本発明1023~1041のいずれかの外科用ツール。
[本発明1043]
伸展可能部材の近位端領域が、接合用または締結用のフィーチャによって管状シャフトに固定される、本発明1023~1042のいずれかの外科用ツール。
[本発明1044]
少なくともシャフトの遠位部分と伸展可能部材の近位部分とを囲む収縮チューブをさらに含む、本発明1023~1043のいずれかの外科用ツール。
[本発明1045]
管状シャフトの近位端に連結された流体ラインをさらに含む、本発明1023~1044のいずれかの外科用ツール。
[本発明1046]
以下を含む、子宮マニピュレーター:
管状シャフト;ならびに
該管状シャフトに固定された遠位先端であって、
取り付け表面を画定する端部分と、
該管状シャフト内に挿入されるように構成されており、かつ該端部分で終わる凹状流体チャネルを画定している、細長部材と
を含む、先端ボディ;および
該先端ボディの周りに延在しており、化学結合によって該取り付け表面に固定されており、かつ
該膨張可能部材の少なくとも一部分が該管状シャフトから放射方向外向きに延在している、膨張構成と、
該膨張可能部材の少なくとも該一部分が該管状シャフトに対して実質的に平行に向けられている、脱膨張構成と
の間で調整可能である、膨張可能部材
を含む、遠位先端。
[本発明1047]
以下の段階を含む、外科用ツールを作動させる方法:
該外科用ツールの管状シャフトを通って、該管状シャフトの遠位部分に固定された外科用ツールの遠位先端まで、流体を遠位方向に流す段階;
該遠位先端の先端ボディの細長部材に沿った凹状チャネルに沿って該流体をさらに遠位方向に流す段階であって、該細長部材が該管状シャフト内に配されている、段階;
該先端ボディの端部分と該管状シャフトの該遠位部分との間のインターフェース部に位置決めされた開口部を通って該管状シャフトの外へと、該流体をさらに遠位方向に流す段階;
該遠位先端の伸展可能部材で該流体を捕捉する段階であって、該伸展可能部材が、該先端ボディの周りに延在しており、かつ該先端ボディの該端部分上の取り付け表面に化学結合によって固定されている、段階;および
該流体によって該伸展可能部材を該管状シャフトから放射方向外向きに伸展させる段階。
他の局面、特徴、および利点は、本明細書の説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。

Claims (47)

  1. 取り付け表面を画定する端部分と、
    外科用ツールの管状シャフト内に挿入されるように構成されており、かつ、該端部分で終わる凹状チャネルを画定している、細長部材と
    を含む、先端ボディ;および
    該先端ボディの周りに延在しており、化学結合によって該取り付け表面に固定されており、かつ
    該伸展可能部材の少なくとも一部分が該先端ボディから放射方向外向きに延在している、伸展構成と、
    該伸展可能部材の少なくとも該一部分が該先端ボディに対して実質的に平行に向けられている、虚脱構成と
    の間で調整可能である、伸展可能部材
    を含む、該外科用ツールの遠位先端。
  2. 伸展可能部材がオーバーモールド構造を含む、請求項1記載の遠位先端。
  3. 伸展可能部材がシリコーンを含む、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  4. 化学結合がオーバーモールド結合を含む、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  5. 伸展可能部材がエラストマー材料を含む、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  6. 伸展可能部材が熱可塑性エラストマー(TPE)材料を含む、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  7. 端部分が非外傷性プロファイルを画定する、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  8. 取り付け表面が、丸みを帯びた形状を有する、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  9. 伸展可能部材が膨張可能バルーンを含む、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  10. 伸展可能部材と先端ボディとが一緒に、管状シャフトの遠位部分を収容するようなサイズである輪状内部領域を画定する、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  11. 伸展可能部材が、虚脱構成においてU字型の断面プロファイルを有する、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  12. 先端ボディの細長部材が、管状シャフトの内面とともに滑り嵌めを形成するようなサイズである輪状側壁を画定する、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  13. 輪状側壁が凹状チャネルを少なくとも部分的に画定する、請求項12記載の遠位先端。
  14. 輪状側壁が、
    凹状チャネルの端部で管状シャフトの遠位部分がそこに接して位置決めされる、当接面
    を形成する、請求項12および13のいずれか記載の遠位先端。
  15. 輪状側壁が第一の輪状側壁を含み、かつ、先端ボディの細長部材が、
    該第一の輪状側壁から軸方向に間隔を空けられており、かつ管状シャフトの内面とともに滑り嵌めを形成するようなサイズである、第二の輪状側壁
    を画定する、請求項12~14のいずれか記載の遠位先端。
  16. 凹状チャネルが第一の凹状チャネルを含み、かつ、第二の輪状側壁が第二の凹状チャネルを少なくとも部分的に画定する、請求項15記載の遠位先端。
  17. 第二の凹状チャネルが、第一の凹状チャネルから角度的にオフセットされている、請求項16記載の遠位先端。
  18. 先端ボディの細長部材が、輪状側壁から延在するロッドをさらに画定し、かつ、該ロッドの直径が該輪状側壁の直径より小さい、請求項12記載の遠位先端。
  19. 凹状チャネルが先端ボディの中心軸に対して平行に向けられている、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  20. 先端ボディが軸方向スルーチャネルを画定する、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  21. 伸展可能部材が取り付け表面に対して反転可能である、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  22. 端部分がテーパー形状を有する、前記請求項のいずれか記載の遠位先端。
  23. 管状シャフト;ならびに
    該管状シャフトに固定された遠位先端であって、
    取り付け表面を画定する端部分と、
    該管状シャフト内に挿入されるように構成されており、かつ、該端部分で終わる凹状チャネルを画定している、細長部材と
    を含む、先端ボディ;および
    該先端ボディの周りに延在しており、化学結合によって該取り付け表面に固定されており、かつ
    該伸展可能部材の少なくとも一部分が該管状シャフトから放射方向外向きに延在している、伸展構成と、
    該伸展可能部材の少なくとも該一部分が該管状シャフトに対して実質的に平行に向けられている、虚脱構成と
    の間で調整可能である、伸展可能部材
    を含む、遠位先端
    を含む、外科用ツール。
  24. 伸展可能部材がオーバーモールド構造を含む、請求項23記載の外科用ツール。
  25. 伸展可能部材がシリコーンを含む、請求項23および24のいずれか記載の外科用ツール。
  26. 化学結合がオーバーモールド結合を含む、請求項23~25のいずれか記載の外科用ツール。
  27. 伸展可能部材がエラストマー材料を含む、請求項23~26のいずれか記載の遠位先端。
  28. 伸展可能部材がTPE材料を含む、請求項23~27のいずれか記載の遠位先端。
  29. 端部分が非外傷性プロファイルを画定する、請求項23~28のいずれか記載の外科用ツール。
  30. 取り付け表面が、丸みを帯びた形状を有する、請求項23~29のいずれか記載の外科用ツール。
  31. 端部分と取り付け表面とがテーパー形状を有する、請求項23~30のいずれか記載の外科用ツール。
  32. 伸展可能部材が膨張可能バルーンを含む、請求項23~31のいずれか記載の外科用ツール。
  33. 伸展可能部材と先端ボディとが一緒に輪状内部領域を画定し、かつ、管状シャフトの遠位部分が該輪状内部領域内に配される、請求項23~32のいずれか記載の外科用ツール。
  34. 伸展可能部材が、虚脱構成においてU字型の断面プロファイルを有する、請求項23~33のいずれか記載の外科用ツール。
  35. 先端ボディの細長部材が、管状シャフトの内面とともに滑り嵌めを形成する輪状側壁を画定する、請求項23~34のいずれか記載の外科用ツール。
  36. 輪状側壁が凹状チャネルを少なくとも部分的に画定する、請求項35記載の外科用ツール。
  37. 輪状側壁が、
    凹状チャネルの端部で管状シャフトの遠位部分がそこに接して位置決めされる、当接面
    を形成する、請求項35および36のいずれか記載の外科用ツール。
  38. 管状シャフトの遠位端が輪状側壁に当接している、請求項35~37のいずれか記載の外科用ツール。
  39. 輪状側壁が、第一の滑り嵌めを形成する第一の輪状側壁を含み、かつ、先端ボディの細長部材が、
    該第一の輪状側壁から軸方向に間隔を空けられており、かつ管状シャフトの内面とともに第二の滑り嵌めを形成する、第二の輪状側壁
    を画定する、請求項35記載の外科用ツール。
  40. 凹状チャネルが第一の凹状チャネルを含み、第二の輪状側壁が第二の凹状チャネルを少なくとも部分的に画定し、かつ、該第二の凹状チャネルが該第一の凹状チャネルから角度的にオフセットされている、請求項39記載の外科用ツール。
  41. 先端ボディの細長部材が、輪状側壁から延在するロッドをさらに画定し、かつ、該ロッドの直径が該輪状側壁の直径より小さい、請求項23~35のいずれか記載の外科用ツール。
  42. 管状シャフトの遠位先端を少なくとも部分的に固定するために該管状シャフトの該遠位部分を先端ボディの細長部材に押し付ける機械的インターロックをさらに含む、請求項23~41のいずれか記載の外科用ツール。
  43. 伸展可能部材の近位端領域が、接合用または締結用のフィーチャによって管状シャフトに固定される、請求項23~42のいずれか記載の外科用ツール。
  44. 少なくともシャフトの遠位部分と伸展可能部材の近位部分とを囲む収縮チューブをさらに含む、請求項23~43のいずれか記載の外科用ツール。
  45. 管状シャフトの近位端に連結された流体ラインをさらに含む、請求項23~44のいずれか記載の外科用ツール。
  46. 以下を含む、子宮マニピュレーター:
    管状シャフト;ならびに
    該管状シャフトに固定された遠位先端であって、
    取り付け表面を画定する端部分と、
    該管状シャフト内に挿入されるように構成されており、かつ該端部分で終わる凹状流体チャネルを画定している、細長部材と
    を含む、先端ボディ;および
    該先端ボディの周りに延在しており、化学結合によって該取り付け表面に固定されており、かつ
    該膨張可能部材の少なくとも一部分が該管状シャフトから放射方向外向きに延在している、膨張構成と、
    該膨張可能部材の少なくとも該一部分が該管状シャフトに対して実質的に平行に向けられている、脱膨張構成と
    の間で調整可能である、膨張可能部材
    を含む、遠位先端。
  47. 以下の段階を含む、外科用ツールを作動させる方法:
    該外科用ツールの管状シャフトを通って、該管状シャフトの遠位部分に固定された外科用ツールの遠位先端まで、流体を遠位方向に流す段階;
    該遠位先端の先端ボディの細長部材に沿った凹状チャネルに沿って該流体をさらに遠位方向に流す段階であって、該細長部材が該管状シャフト内に配されている、段階;
    該先端ボディの端部分と該管状シャフトの該遠位部分との間のインターフェース部に位置決めされた開口部を通って該管状シャフトの外へと、該流体をさらに遠位方向に流す段階;
    該遠位先端の伸展可能部材で該流体を捕捉する段階であって、該伸展可能部材が、該先端ボディの周りに延在しており、かつ該先端ボディの該端部分上の取り付け表面に化学結合によって固定されている、段階;および
    該流体によって該伸展可能部材を該管状シャフトから放射方向外向きに伸展させる段階。
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