JP2023546906A - サイドリンクスケジューリングのオフロードによるユーザ機器の省電力化 - Google Patents

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Abstract

ユーザ機器(UE)が、UEによる使用のためのサイドリンク送信リソースのセットを第2のUEに決定させるスケジューリング要求(SR)を、第2のUEに送信するように構成される。次いで、UEは第2のUEから、決定されたサイドリンク送信リソースのセットに関する情報を受信し、次いで、決定されたサイドリンク送信リソースのセットの少なくともサブセットを使用してサイドリンク通信を送信し得る。決定されたサイドリンク送信リソースのセットは、推奨、及び予約されたリソース又は予約されていないリソースであり得る。UEは第2のUEに、SRを送信する際に使用される送信リソースに関する構成情報を送信し得る。第2のUEは、リソースの到着についてチャネルを監視し得る。SRは、ACKのみのシーケンス、ACK/NACKシーケンス、又は構成インデックスに基づくSRのある1つのシーケンスに相当する、SRの巡回シフトとして符号化され得る。

Description

本出願は無線デバイスに関し、より具体的には、レイテンシ及び電力消費の低減、並びに信頼性の向上のために、変化する電力能力を有する無線デバイスのサイドリンクリソースのスケジューリング及び割り当てを行う装置、システム、及び方法に関する。
無線通信システムの使用が急速に増大している。無線通信の提案された用途の1つは、車両アプリケーション、特にV2X(ビークルツーエブリシング)システムにおけるものである。V2Xシステムは、交通活動を調整すること、自律運転を円滑にすること、及び衝突回避を実行することなどの様々な目的のために、(例えば、車両内に収容されるか、又は他の方法で車両によって運搬される通信デバイスを介して)車両と、(サイクリストなど、他の人によって運搬されるUEを含む)歩行者UEと、他の無線通信デバイスとの間の通信を可能にする。
ある一定のV2Xシステムでは通信要件が増大し、ポータブルなバッテリ駆動UEデバイスの電力及びリソース能力に負担をかけることがある。加えて、いくつかのUEは他のUEより電力が制限されており、UEのホストと通信すると、バッテリ寿命の減少、レイテンシの増加、及び通信問題の悪化が呈されることがある。したがって、この分野における改善が望まれる。
本明細書には、レイテンシ及び電力消費の低減、並びに信頼性の向上のために、サイドリンクリソースのスケジューリング及び割り当てを別の高電力の無線デバイスにオフロードする、無線デバイスのための装置、システム、及び方法の実施形態が提示される。
いくつかの実施形態は、少なくとも1つのアンテナと、少なくとも1つのアンテナに動作可能に結合された無線機と、無線機に動作可能に結合されたプロセッサとを備える、ユーザ機器(UE)に関する。このUE(第1のUE)は、第1のUEによる使用のためのサイドリンク送信リソースのセットを第2のUEに決定させるスケジューリング要求を、第2のUEに送信するように構成されていてもよい。言い換えれば、第1のUEは、第1のUEの利用可能なサイドリンクリソースを決定する作業を、第1のUEと比較して高い電力能力を有し得る第2のUEにオフロードしてもよい。このスケジューリング要求に応答して、第2のUEは、例えば、サイドリンクチャネル上のトラフィックを検知することによって、第1のUEが使用するために利用可能なサイドリンクリソースのセットを決定してもよい。次いで、第2のUEは、これらの決定されたサイドリンクリソースを第1のUEに提供してもよい。いくつかの態様では、第2のUEは、これらのリソースの到着について、このチャネルを監視してもよい。したがって、第1のUEは、決定されたサイドリンク送信リソースのセットに関する情報を第2のUEから受信してもよく、このサイドリンクリソースのセットは、送信されたスケジューリング要求に基づいて第2のUEによって決定されたものである。最後に、第1のUEは、第2のUEによって示された決定されたサイドリンク送信リソースのセットのうち少なくともサブセットを使用して、サイドリンク通信を送信してもよい。
いくつかの態様では、決定されたサイドリンク送信リソースのセットは、推奨(予約されていない)リソースであってもよい。それに反して、他の態様では、決定されたサイドリンク送信リソースのセットは、第1のUEによる使用のために第2のUEによって予約されていてもよい。
更に、上記の第1及び第2のUEの一方又は両方は、構成情報を他方と交換するように更に構成されていてもよく、構成情報は、スケジューリング要求を送信する際に使用される送信リソースを構成する。
サイドリンクスケジューリング要求(S-SR)は、ACKのみのシーケンス又はACK/NACKシーケンスに相当するS-SRの巡回シフトとして符号化されてもよい。いくつかの実施形態では、スケジューリング要求は、S-SRのある1つのシーケンスを示す構成インデックスとして符号化されてもよい。
いくつかの実施形態は、無線通信を実行するための少なくとも1つのアンテナと、無線機と、無線機に結合された処理要素とを有するユーザ機器(UE)デバイスに関してもよい。UEは、本明細書に記載の方法のうち少なくともいくつかを実行してもよい。
いくつかの実施形態は、上記の動作の少なくとも一部又は全部を実行するように構成された処理回路を有するベースバンドプロセッサに関する。
この発明の概要は、本文書に記載の主題のいくつかの簡易的な概要を提供することが意図されている。よって、上記の特徴は単なる一例に過ぎず、本明細書に記載の主題の範囲又は趣旨を狭めるものとして解釈されるべきでないことを理解されたい。本明細書に記載の主題の他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明、図面、及び特許請求の範囲から明らかになる。
各種実施形態の以下の詳細な説明が、以下の図面と共に考察されたときに、本主題のより良い理解が得られ得る。
いくつかの実施形態による、ビークルツーエブリシング(V2X)通信システムの例を示す図である。
いくつかの実施形態による、ユーザ機器(UE)デバイスと通信する基地局を示す図である。
いくつかの実施形態による、UEのブロック図の例を示す図である。
いくつかの実施形態による、基地局のブロック図の例を示す図である。
いくつかの実施形態による、ビークルツーエブリシングネットワークの例を示す図である。
いくつかの実施形態による、スレーブUEデータ送信の手順例を示す図である。
いくつかの実施形態による、マスタUEデータ送信の手順例を示す図である。
いくつかの実施形態による、サイドリンクスケジューリング要求(S-SR)信号の構造例を示す図である。
いくつかの実施形態による、サイドリンクスケジューリング要求(S-SR)信号の周波数リソース及び符号リソースを示す図である。
いくつかの実施形態による、マスタUEが、推奨されるが予約されていないリソースをスレーブUEに提供する様子の例を示す図である。
いくつかの実施形態による、マスタUEが、推奨及び予約されたリソースをスレーブUEに提供する様子の例を示す図である。
本明細書に記載の特徴は、様々な変更形態及び代替的形態が可能ではあるが、その特定の実施形態を例として図面に示し、本明細書において詳細に説明する。しかしながら、図面及びその詳細な説明は、開示されている特定の形態に限定することを意図しておらず、むしろ、添付の特許請求の範囲によって定義されている本主題の趣旨及び範囲内の全ての修正、等価物、及び代替案を包含することが意図されていることを理解されたい。
用語
本開示に全般的に様々な頭字語が使用される。本開示に全般的に出現し得る、最も顕著に使用される頭字語の定義は以下のとおりである。
●UE:ユーザ機器
●RF:無線周波数
●BS:基地局
●GSM:移動体通信グローバルシステム
●UMTS:ユニバーサル移動体通信システム
●LTE:ロングタームエボリューション
●NR:新無線
●NR-U:免許不要NR
●TX:送信/送信する
●RX:受信/受信する
●RAT:無線アクセス技術
●TRP:送信受信点
●DCI:下りリンク制御情報
●V2X:ビークルツーエブリシング
●PSCCH:物理サイドリンク制御チャネル
●PSSCH:物理サイドリンク共有チャネル
●PUCCH:物理上りリンク制御チャネル
●S-SR:サイドリンクスケジューリング要求
●PUE:歩行者ユーザ機器
●VUE:車両ユーザ機器
●SL:サイドリンク
●MCS:変調及び符号化の方式
●DMRS:復調参照信号
●RO:リソース占有
●RSU:路側ユニット
●SPS:準永続的スケジューリング
●QoS:サービス品質
以下は、本開示で使用されている用語の解説である。
メモリ媒体-様々な種類の非一時的メモリデバイス又は記憶デバイスのうちの任意のもの。用語「メモリ媒体」は、例えば、CD-ROM、フロッピーディスク、又はテープデバイスなどのインストール媒体、DRAM、DDR RAM、SRAM、EDO RAM、Rambus RAMなどのコンピュータシステムメモリ又はランダムアクセスメモリ;フラッシュ、ハードドライブなどの磁気媒体、又は光学ストレージなどの不揮発性メモリ;レジスタ、又は他の類似のタイプのメモリ要素などを含むことが意図されている。メモリ媒体は、他のタイプの非一時的メモリも含んでもよく、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。加えて、メモリ媒体は、プログラムが実行される第1のコンピュータシステムに配置されてもよく、又はインターネットなどのネットワークを介して第1のコンピュータシステムに接続する第2の異なるコンピュータシステムに配置されてもよい。後者の事例では、第2のコンピュータシステムは、実行するために、プログラム命令を第1のコンピュータに提供することができる。用語「メモリ媒体」は、異なる場所において、例えば、ネットワークを介して接続された異なるコンピュータシステムにおいて存在することができる2つ以上のメモリ媒体を含んでもよい。メモリ媒体は、1つ以上のプロセッサによって実行され得る(例えば、コンピュータプログラムとして具現化された)プログラム命令を記憶してもよい。
プログラム可能ハードウェア要素-プログラム可能相互接続子を介して接続された複数のプログラム可能機能ブロックを備える、様々なハードウェアデバイスを含む。例として、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)、プログラム可能論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラム可能オブジェクトアレイ(Field Programmable Object Array、FPOA)、及び複合PLD(Complex PLD、CPLD)が挙げられる。プログラム可能機能ブロックは、細かい粒度のもの(組み合わせ論理又はルックアップテーブル)から粗い粒度のもの(演算論理装置又はプロセッサコア)にまで及ぶことができる。プログラム可能ハードウェア要素はまた、「再構成可能論理」と称され得る。
コンピュータシステム-パーソナルコンピュータシステム(PC)、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワーク装置、インターネット装置、携帯情報端末(PDA)、テレビシステム、グリッドコンピューティングシステム、又はその他のデバイス若しくはデバイスの組み合わせ、を含む様々な種類のコンピューティング又は処理システムのうちの任意のもの。一般的に、用語「コンピュータシステム」は、メモリ媒体からの命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有する任意のデバイス(又はデバイスの組み合わせ)を包含するように広義に定義することができる。
ユーザデバイス-本明細書で使用される場合、概して、V2Xシステムのコンテキストにおいて、基地局、路側ユニット(RSU)、及びサーバなどのインフラストラクチャデバイスとは対照的に、V2Xシステムにおけるモバイルアクター又はトラフィック参加者に関連付けられたデバイス、すなわち、車両及び歩行者ユーザ機器(PUE)デバイスなどのモバイル(移動可能な)通信デバイスを指し得る。
インフラストラクチャデバイス-本明細書で使用される場合、概して、V2Xシステムのコンテキストにおいて、ユーザデバイスではなく、トラフィックアクター(すなわち、歩行者、車両、又は他のモバイルユーザ)によって運搬されないが、ユーザデバイスのV2Xネットワークへの参加を容易にする、V2Xシステム内の特定のデバイスを指し得る。インフラストラクチャデバイスは、基地局及び路側ユニット(RSU)を含む。
ユーザ機器(UE)(又は「UEデバイス」)-無線通信を実行する様々な種類の移動式又は携帯式コンピュータシステムデバイス。UEデバイスの例としては、携帯電話若しくはスマートフォン(例えば、iPhone(商標)、Android(商標)ベースの電話)、ポータブルゲーミングデバイス(例えば、Nintendo DS(商標)、PlayStation Portable(商標)、Gameboy Advance(商標)、iPhone(商標))、ラップトップ、ウェアラブルデバイス(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、PDA、ポータブルインターネットデバイス、音楽プレーヤ、データ記憶デバイス、又は他のハンドヘルドデバイスなどが挙げられる。一般に、用語「UE」又は「UEデバイス」は、ユーザによって容易に持ち運ばれ、無線通信が可能なあらゆる電子、コンピューティング及び/又は電気通信デバイス(又はデバイスの組み合わせ)を包含するように広義に定義することができる。
歩行者UE(PUE)デバイス-道路の近くを歩く人という厳密な意味での歩行者のみならず、交通環境における、他の周辺的若しくは軽度の参与者、又は潜在的な参与者も含む、様々な人によって装着又は携行され得る、ユーザ機器(UE)デバイス。これらは、静止している人、必ずしも交通又は道路の近くにいるとは限らない、車両に乗っていない人、ジョギング、ランニング、スケートなどをしている人、又は自転車、スクーター、若しくはある種の自動車など、UEの電力能力を実質的に高めない車両に乗っている人を含む。歩行者UEの例には、スマートフォン、ウェアラブルUE、PDAなどが挙げられる。
基地局-用語「基地局」は、その通常の意味の全範囲を有し、少なくとも、固定場所に設置され、無線電話システム又は無線システムの一部として通信するために使用される無線通信局を含む。
処理要素-様々な要素又は要素の組み合わせを指す。処理要素は、例えば、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)などの回路、個別のプロセッサコアの一部分若しくは回路、プロセッサコア全体、個別プロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)などのプログラム可能なハードウェアデバイス、及び/又は複数のプロセッサを含むシステムのより大きい部分を含む。
チャネル-送信側(送信機)から受信機に情報を伝達するために使用される媒体。用語「チャネル」の特性は、異なる無線プロトコルに従って異なり得るため、本明細書に使用される場合、用語「チャネル」は、この用語が関連して使用されるデバイスのタイプの規格に一致するように使用されると見なされることに留意されたい。いくつかの規格では、チャネル幅は、(例えば、デバイス能力、帯域条件などに依存して)可変であり得る。例えば、LTEは、1.4MHz~20MHzのスケーラブルなチャネル帯域幅をサポートしてもよい。対照的に、WLANのチャネルは、22MHz幅を有することができ、Bluetoothのチャネルは、1Mhz幅を有することができる。他のプロトコル及び規格は、異なるチャネルの定義を含み得る。更に、いくつかの規格は、複数のタイプのチャネル、例えば、上りリンク若しくは下りリンクのための異なるチャネル、及び/又は、データ、制御情報などの異なる使用のための異なるチャネルを定義及び使用することができる。
図1-V2X通信システム
図1は、いくつかの実施形態による、例示的なビークルツーエブリシング(V2X)通信システムを示す。図1のシステムは、可能なシステムの単なる一例であり、本開示の特徴は、様々なシステムのうちのいずれかにおいて所望に応じて実装されてもよいことに留意されたい。
ビークルツーエブリシング(V2X)通信システムは、他の可能な目的の中でもとりわけ、トラフィックアクティビティを調整するために、車両、UE、及び/又は他のデバイス及びネットワークエンティティが通信を交換するネットワークとして特徴付けられ得る。V2X通信は、車両(例えば、車両の一部を構成する、又は車両に含まれる、若しくは他の方法で車両によって運搬される無線デバイス又は通信デバイス)と様々な他のデバイスとの間で伝達される通信を含む。V2X通信は、車両対歩行者(V2P)、車両対インフラストラクチャ(V2I)、車両対ネットワーク(V2N)、及び車両対車両(V2V)通信、並びに車両と他の可能なネットワークエンティティ又はデバイスとの間の通信を含む。V2X通信はまた、V2X関連情報を共有する目的でV2Xネットワークに参加する他の非車両デバイス間の通信を指すことがある。
V2X通信は、例えば、3GPPセルラV2X(C-V2X)仕様、又は、車両及びその他のデバイス及びネットワークエンティティが通信し得る1つ以上のその他又は後続の規格に準拠し得る。V2X通信では、長距離(例えば、セルラ)通信並びに短中距離(例えば、非セルラ)通信の両方を利用することができる。セルラ対応V2X通信は、セルラV2X(C-V2X)通信と呼ばれることがある。C-V2Xシステムは、4G LTE又は5G NR RATなど、様々なセルラ無線アクセス技術(RAT)を使用し得る。V2Xシステムにおいて使用可能なある種のLTE規格は、LTE-Vehicle(LTE-V)規格と呼ばれることがある。
図に示すように、例示的なV2Xシステムは、いくつかのユーザデバイスを含む。V2Xシステムのコンテキストにおいて本明細書で使用される場合、及び、上記のとおりに定義される場合、用語「ユーザデバイス」は、一般に、V2Xシステム内のモバイル行動者又はトラフィック参加者に関連付けられたデバイス、すなわち、車両及び歩行者ユーザ機器(PUE)デバイスなどのモバイル(移動可能)通信デバイスを指し得る。例示的なV2Xシステムにおけるユーザデバイスは、PUE104A及び104B並びに車両106A及び106Bを含む。
車両106は、様々なタイプの車両を構成することができる。例えば、車両106Aは、路上車両若しくは自動車、大量輸送車両、又は別のタイプの車両であり得る。車両106は、様々な手段によって無線通信を行うことができる。例えば、車両106Aは、車両の一部として、又は車両に収容された通信機器を含み得、あるいは、数ある可能性の中でも特に、運転者、乗客、又は車両に乗っている他の人によって携行又は装着されるユーザ機器(UE)デバイス(例えば、スマートフォン又は同様のデバイス)など、車両内に現在含まれているか、又は他の方法で車両によって運搬される無線通信デバイスを通じて通信し得る。簡略化のために、本明細書で使用される「車両」という用語は、車両を表し、その通信を行う無線通信機器を含み得る。したがって、例えば、車両106Aが無線通信を行うと言われるとき、より具体的には、車両106Aに関連付けられ、車両106Aによって運搬される特定の無線通信機器がその無線通信を行っていることが理解される。
歩行者UE(PUE)104は、様々なタイプのユーザ機器(UE)デバイス、すなわち、スマートフォン、スマートウォッチなど、無線通信が可能なポータブルデバイスを構成してよく、様々なタイプのユーザに関連付けられ得る。したがって、PUE104はUEであり、UE又はUEデバイスと呼ばれることがある。UE104はPUE(歩行者UE)と呼ばれることがあるが、それらは必ずしも道路又は通りの近くを活発に歩いている人によって運搬されるとは限らないことに留意されたい。PUEは、V2Xシステムに参加しているUEであって、静止している人によって、歩いている若しくは走っている人によって、又は自転車、スクーター、若しくはある種の自動車など、デバイスの電力能力を実質的に高めない可能性がある車両に乗っている人によって運搬されるUEを指すことがある。また、V2Xシステムに参加する全てのUEが必ずしもPUEであるとは限らないことに留意されたい。
ユーザデバイスは、複数の無線通信規格を使用して通信することができる場合がある。例えば、UE104Aは、少なくとも1つのセルラ通信プロトコル(例えば、GSM、UMITS、LTE、LTE-A、LTE-V、HSPA、3GPP2 CDMA2000、5G NRなど)に加えて、無線ネットワーキング(例えば、Wi-Fi)及び/又はピアツーピア無線通信プロトコル(例えば、Bluetooth、Wi-Fiピアツーピアなど)を使用して通信するように構成され得る。UE104Aは、加えて又は代替として、1つ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(Global Navigational Satellite System、GNSS、例えば、GPS若しくはGLONASS)、1つ以上のモバイルテレビ放送規格(例えば、ATSC-M/H若しくはDVB-H)、及び/又は、所望であれば、任意の他の無線通信プロトコルを使用して通信するように構成され得る。(3つ以上の無線通信規格を含む)無線通信規格の他の組み合わせもまた、可能である。
図示のように、いくつかのユーザデバイスは、互いに直接、すなわち、基地局102A又はRSU110Aなどの中間インフラストラクチャデバイスなしに、通信を行うことが可能であり得る。図示のように、車両106Aは、車両106Bと直接V2X関連通信を行うことができる。同様に、車両106Bは、PUE104Bと直接V2X関連通信を行い得る。そのようなピアツーピア通信は、LTE及び/又は5G NRのいくつかの実施形態の場合、PC5インタフェースなどの「サイドリンク」インタフェースを利用することがある。いくつかの実施形態では、PC5インタフェースは、ユーザデバイス間(例えば、車両106間)の直接セルラ通信をサポートし、Uuインタフェースは、基地局などのインフラストラクチャデバイスとのセルラ通信をサポートする。PC5/Uuインタフェースは単に例として使用され、PC5は、本明細書で使用される場合、ユーザデバイス間の直接サイドリンク通信を可能にする様々な他の可能な無線通信技術を表すことがあり、Uuは、ユーザデバイスと基地局などのインフラストラクチャデバイスとの間で行われるセルラ通信を表すことがある。V2Xシステム内の、例えばPUE104Aなどの、いくつかのユーザデバイスは、例えば、そのような通信を行うために必要なある種のハードウェアを欠いているため、サイドリンク通信を行うことができないことがある。
図に示すように、例示的なV2Xシステムは、上述のユーザデバイスに加えて、いくつかのインフラストラクチャデバイスを含む。本明細書で使用される場合、V2Xシステムのコンテキストにおける「インフラストラクチャデバイス」はユーザデバイスではなく、トラフィックアクター(すなわち、歩行者、車両、又は他のモバイルユーザ)によって運搬されないが、V2Xネットワークへのユーザデバイスの参加を容易にする、V2Xシステム内のある種のデバイスを指す。例示的なV2Xシステムにおけるインフラストラクチャデバイスは、基地局102A及び路側ユニット(RSU)110Aを含む。
基地局(BS)102Aは、ベーストランシーバ局(BTS)又はセルサイト(「セルラ基地局」)であってよく、ユーザデバイスとの、例えば、ユーザデバイス104A及び106Aとの無線通信を可能にするハードウェアを含み得る。
基地局の通信領域(すなわちカバレッジ領域)は、「セル」又は「カバレッジ」と称され得る。基地局102A及びPUE104Aなどのユーザデバイスは、GSM、UMTS、LTE、LTEアドバンスト(LTEーA)、LTE-Vehicle(LTE-V)、HSPA、3GPP2 CDMA2000、5G NRなどの無線通信技術又は電気通信規格とも呼ばれる様々な無線アクセス技術(RAT)のいずれかを使用して伝送媒体を介して通信するように構成され得る。基地局102AがLTEのコンテキストで実施される場合は代替的に「eNodeB」又はeNBと呼ばれることがあり、対して、基地局102Aが5G NRのコンテキストで実施される場合は代替的に「gNodeB」又はgNBと呼ばれることがあることに留意されたい。
図に示すように、基地局102Aはまた、ネットワーク100(例えば、様々な可能性の中でもとりわけ、V2Xネットワーク、並びにセルラサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)などの電気通信ネットワーク、及び/又はインターネット)と通信するように装備され得る。したがって、基地局102Aは、ユーザデバイス間の通信、及び/又は、ユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を容易にし得る。特に、セルラ基地局102Aは、音声、SMS、及び/又はデータサービスなどの様々な電気通信機能をUE104Aなどのユーザデバイスに提供し得る。特に、基地局102Aは、UE104A及び車両106Aなどの接続されたユーザデバイスに、V2Xネットワークへのアクセスを提供し得る。
したがって、基地局102Aは、図1に示すように、ユーザデバイス104A及び106Aのための「サービングセル」として動作し得るが、ユーザデバイス104B及び106Bもまた、基地局102Aと通信することが可能であり得る。図示のユーザデバイス、すなわち、ユーザデバイス104A、104B、106A、及び106Bはまた、1つ以上の他のセル(基地局102B~102N及び/又は任意の他の基地局によって提供され得る)から、(その通信範囲内にあることも考えられる)信号を受信することもできる可能性があり、これは「隣接セル」と呼ばれることがある。このようなセルはまた、ユーザデバイス間の通信、及び/又はユーザデバイスとネットワーク100との間の通信を容易にすることが可能である。このようなセルは、「マクロ」セル、「マイクロ」セル、「ピコ」セル、及び/又はサービスエリアサイズの様々な他の粒度を提供するセルを含んでもよい。例えば、図1に示す基地局102A~102Bは、マクロセルであってもよく、基地局102Nは、マイクロセルであってもよい。当然ながら、他の構成も可能である。
路側ユニット(RSU)110Aは、特定のユーザデバイスにV2Xネットワークへのアクセスを提供するために使用可能な別のインフラストラクチャデバイスを構成する。RSU110Aは、基地局、例えばトランシーバ局(BTS)若しくはセルサイト(「セルラ基地局」)、又はユーザデバイスとの無線通信を可能にし、V2Xネットワークへのそれらの参加を容易にするハードウェアを含む別のタイプのデバイスなど、様々なタイプのデバイスのうちの1つであり得る。
RSU110Aは、1つ以上の無線ネットワーキング通信プロトコル(例えば、Wi-Fi)、セルラ通信プロトコル(例えば、LTE、LTE-V、5G NRなど)、及び/又は他の無線通信プロトコルを使用して通信するように構成され得る。いくつかの実施形態では、RSU110Aは、PC5などの「サイドリンク」技術を使用してデバイスと通信することが可能であり得る。
RSU110Aは、図示の車両106A及び106Bなどのユーザデバイスと直接通信することができる。RSU110Aはまた、基地局102Aと通信し得る。場合によっては、RSU110Aは、特定のユーザデバイス、例えば車両106Bに、基地局102Aへのアクセスを提供し得る。RSU110Aは、車両106と通信するように示されているが、PUE104と通信することも(又は他の方法で)可能であり得る。同様に、RSU110Aは、必ずしもユーザデバイス通信を基地局102Aに転送しなくてもよい。いくつかの実施形態では、RSU110Aは、基地局自体を構成することができ、かつ/又は通信をサーバ120に転送することができる。
サーバ120は、図に示すように、V2Xシステムのネットワークエンティティを構成し、クラウドサーバと呼ばれることがある。基地局102A及び/又はRSU110Aは、ユーザデバイス104及び106とサーバ120との間のいくつかのV2X関連通信を中継し得る。サーバ120は、複数のユーザデバイスから収集された特定の情報を処理するために使用され得、トラフィックアクティビティを調整するために、ユーザデバイスへのV2X通信を管理し得る。V2Xシステムの様々な他の実施形態では、クラウドサーバ120の様々な機能は、基地局102A又はRSU110Aなどのインフラストラクチャデバイスによって実行されてもよく、1つ以上のユーザデバイスによって実行されてもよく、及び/又は全く実行されなくてもよい。
図2-UEと基地局との間の通信
図2は、いくかの実施形態による、基地局102(例えば、図1の基地局102A)と通信するユーザ機器(UE)デバイス104(例えば、図1のPUE104A又は104Bのうちの1つ)を示す。UE104は、携帯電話、ハンドヘルドデバイス、コンピュータ若しくはタブレット、又は実質上あらゆるタイプのポータブル無線デバイスなどのセルラ通信能力を有するデバイスであり得る。
UE104は、メモリに記憶されたプログラム命令を実行するように構成されたプロセッサを含んでもよい。UE104は、そのような記憶された命令を実行することによって、本明細書に記載の方法の実施形態のうちのいずれかを実行することができる。代替として、又は加えて、UE104は、本明細書に記載の方法の実施形態のうちのいずれか、又は本明細書に記載の方法の実施形態のうちのいずれかの任意の部分を実行するように構成された、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素を含んでもよい。
UE104は、1つ以上の無線通信プロトコル又は技術を使用して通信するための1つ以上のアンテナを含み得る。いくつかの実施形態では、UE104は、例えば、単一の共用無線機を使用するCDMA2000(1xRTT/1xEV-DO/HRPD/eHRPD)、LTE、及び/若しくは5G NR、並びに/又は、単一の共用無線機を使用する5G NR若しくはLTEを使用して、通信するように構成されていてもよい。共用無線機は、無線通信を実行するために、単一のアンテナに結合してもよく、又は(例えば、MIMOについて)複数のアンテナに結合してもよい。一般に、無線機は、ベースバンドプロセッサ、(例えば、フィルタ、ミキサ、発振器、増幅器などを含む)アナログRF信号処理回路、又は(例えば、デジタル変調及び他のデジタル処理のための)デジタル処理回路の任意の組み合わせを含み得る。類似して、無線機は、上記のハードウェアを使用して1つ以上の受信及び送信チェーンを実行してもよい。例えば、UE104は、上記の技術などの複数の無線通信技術間で、受信及び/又は送信チェーンの1つ以上の部分を共用し得る。
いくつかの実施形態では、UE104は、UE104がそれで通信するように構成されている各無線通信プロトコルについて、(例えば、別個のアンテナ及び他の無線機構成要素を含む)別個の送信及び/又は受信チェーンを含み得る。更なる可能性として、UE104は、複数の無線通信プロトコル間で共用される1つ以上の無線機、及び単一の無線通信プロトコルによって排他的に使用される1つ以上の無線機を含み得る。例えば、UE104は、5G NR、LTE及び/又は1xRTT(あるいは、LTE又はGSM)のいずれかを使用して通信するための共有無線機と、Wi-Fi及びBluetoothのそれぞれを使用して通信するための別々の無線機とを含み得る。他の構成も可能である。
図3-UEブロック図
図3は、いくつかの実施形態による、UE104の例示的なブロック図を示す。図に示すように、UE104は、様々な目的のための部分を含み得る、システムオンチップ(SOC)300を含み得る。例えば、図に示すように、SOC300は、UE104のためにプログラム命令を実行し得るプロセッサ(単数又は複数)302、及び、グラフィック処理を実行し表示信号をディスプレイ360へ供給し得る表示回路304を含み得る。プロセッサ(単数又は複数)302は、メモリ管理ユニット(memory management unit、MMU)340に連結してもよく、MMU340は、プロセッサ(単数又は複数)302からアドレスを受信し、それらのアドレスを、メモリ(例えば、メモリ306、読み出し専用メモリ(read only memory、ROM)350、NANDフラッシュメモリ310)内の位置に変換し、並びに/又は表示回路304、無線通信回路330、コネクタI/F320、及び/若しくはディスプレイ360などの、その他の回路若しくはデバイスに変換するように構成されてもよい。MMU340は、メモリ保護及びページテーブル変換又はセットアップを実行するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、MMU340は、プロセッサ(単数又は複数)302の一部分として含まれていてもよい。
図に示すように、SOC300は、UE104の様々な他の回路に結合され得る。例えば、UE104は、(例えば、NANDフラッシュメモリ310を含む)様々なタイプのメモリ、(例えば、コンピュータシステム、ドック、充電ステーションなどに結合するための)コネクタインタフェース320、ディスプレイ360、及び(例えば、LTE、LTE-A、LTEーV、5G NR、CDMA2000、Bluetooth、Wi-Fi、GPSなどのための)無線通信回路330を含んでもよい。UEは、少なくとも1つのSIMデバイスを含むこともでき、個別の国際モバイル加入者識別(IMSI)及び関連付けられた機能をそれぞれ提供する2つのSIMデバイスを含むことができる。
図に示すように、UEデバイス104は、基地局、アクセスポイント、及び/又は他のデバイスと無線通信を実行するための少なくとも1つのアンテナ(おそらくは、様々な可能性のうち、例えば、MIMO用の、及び/又は異なる無線通信技術を実施するための、複数のアンテナ)を含み得る。例えば、UEデバイス104は、アンテナ335を使用して無線通信を実行し得る。
UE104はまた、1つ以上のユーザインタフェース要素を含むことができ、かつ/又は1つ以上のユーザインタフェース要素と共に使用するために構成することができる。ユーザインタフェース要素は、(タッチスクリーンディスプレイであってもよい)ディスプレイ360、(分離キーボードであってもよく、又はタッチスクリーンディスプレイの一部分として実装されてもよい)キーボード、マウス、マイクロフォン、及び/若しくはスピーカ、1つ以上のカメラ、1つ以上のボタン、並びに/又は情報をユーザに提供すること及び/又はユーザ入力を受信若しくは解釈することが可能である様々な他の要素のうちのいずれかなどの様々な要素のうちのいずれかを含んでもよい。
本明細書に記載のとおり、UE104は、本明細書に記載されるとおりの、より効率的な車両関連通信を実行する機能を実装するためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含んでもよい。UEデバイス104のプロセッサ302は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載される方法の一部又は全てを実装するように構成することができる。他の実施形態では、プロセッサ302は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又は特定用途向け集積回路(ASIC)として構成されてもよい。代替として(又は加えて)、UEデバイス104のプロセッサ302は、他の構成要素300、304、306、310、320、330、335、340、350、360のうちの1つ以上と連携して、本明細書で説明する機能の一部又は全てを実施するように、構成することができる。
図4-基地局ブロック図
図4は、いくつかの実施形態による、基地局102(例えば、図1の基地局102A)の例示的なブロック図を示す。図4の基地局は、あり得る基地局の単なる一例に過ぎないことに留意されたい。図に示すように、基地局102は、基地局102のためのプログラム命令を実行することができるプロセッサ(単数又は複数)404を含んでもよい。プロセッサ(単数又は複数)404はまた、メモリ管理ユニット(MMU)440に結合されていてもよく、このユニットは、プロセッサ(単数又は複数)404からアドレスを受信して、それらのアドレスをメモリ(例えば、メモリ460及び読み出し専用メモリ(ROM)450)内の位置又は他の回路若しくはデバイスに変換するように構成されていてもよい。
基地局102は、少なくとも1つのネットワークポート470を含んでもよい。ネットワークポート470は、電話網に結合し、UEデバイス104などの複数のデバイスに電話網へのアクセスを提供するように構成され得る。
ネットワークポート470(若しくは追加のネットワークポート)はまた、又は代替として、例えば、セルラサービスプロバイダのコアネットワークのセルラネットワークに結合するように構成されていてもよい。コアネットワークは、モビリティ関連サービス及び/又は他のサービスを、UEデバイス104などの複数のデバイスに提供することができる。場合により、ネットワークポート470は、コアネットワークを介して電話網に結合することができ、及び/又はコアネットワークは、(例えば、セルラサービスプロバイダによってサービスを提供される他のUEデバイス間で)電話網を提供することができる。
いくつかの実施形態では、基地局102は、次世代基地局、例えば、5G新無線(5G NR)基地局、又は「gNB」であってもよい。このような実施形態では、基地局102は、従来型進化型パケットコア(EPC)ネットワーク及び/又はNRコア(NRC)ネットワークに接続されてもよい。加えて、基地局102は、5G NRセルと見なされてもよく、1つ以上の遷移及び受信ポイント(TRP)を含んでもよい。加えて、5G NRに従って動作することが可能であるUEは、1つ以上のgNB内の1つ以上のTRPに接続されてもよい。
基地局102は、少なくとも1つのアンテナ434、可能な場合、複数のアンテナを含んでもよい。少なくとも1つのアンテナ434は、無線送受信機として動作するように構成されてもよく、無線機430を介してUEデバイス104と通信するように更に構成されてもよい。アンテナ434は、通信チェーン432を介して無線機430と通信する。通信チェーン432は、受信チェーン、送信チェーン、又はその両方であってもよい。無線機430は、LTE、LTE-A、LTE-V、GSM、UMTS、CDMA2000、5G NR、Wi-Fiなどを含むがこれらには限定されない種々の無線通信規格によって、通信するように構成され得る。
基地局102は、複数の無線通信規格を使用して無線通信するように構成することができる。場合によっては、基地局102は、複数の無線機を含むことができ、複数の無線機は、基地局102が複数の無線通信技術に従って通信することを可能にすることができる。例えば、1つの可能性として、基地局102は、LTEに従って通信を実行するためのLTE無線機、並びに5G NRに従って通信を実行するための5G NR無線機を含んでもよい。このような場合、基地局102は、LTE基地局及び5G NR基地局の両方として動作することが可能であってもよい。別の例として、基地局102は、5G NRに従って通信を実行するための5G NR無線機、並びに、Wi-Fiに従って通信するためのWi-Fi無線機を含んでもよい。このような場合、基地局102は、5G NR基地局及びWi-Fiアクセスポイントの両方として動作することができる。更なる可能性として、基地局102は、マルチモード無線機を含んでもよく、これによって、複数の無線通信技術(例えば、LTEとWi-Fi、LTEとUMTS、LTEとCDMA2000、UMTSとGSM、など)のうちのいずれかに従って、通信を行うことができる。
本明細書に以下に更に説明するように、BS102は、本明細書に記載の特徴を実行する、又はそれらの実行をサポートするためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を含むことができる。基地局102のプロセッサ404は、例えば、メモリ媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することによって、本明細書に記載の方法のうちの一部又は全部を実装する又はこれらの実装をサポートするように構成され得る。代替として、プロセッサ404は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能ハードウェア要素として、又は特定用途向け集積回路(ASIC)として、又はこれらの組み合わせとして構成されてもよい。代替として(又は加えて)、BS102のプロセッサ404は、他の構成要素430、432、434、440、450、460、470のうちの1つ以上と共に、本明細書に記載の特徴のうちの一部又は全てを実行する又はこれらの実行をサポートするように構成され得る。
図5-サイドリンクリソース管理
上述したように、ある一定のユーザデバイス(又はUEデバイス)は、互いに直接、すなわち、基地局102A又はRSU110Aなどの中間インフラストラクチャデバイスなしに、通信を行うことが可能であり得る。2つの車両の間、又は、車両UEと歩行者UEの間など、2つの無線デバイス間のこの直接通信は、サイドリンク通信と呼ばれる。別の言い方をすれば、互いにピアツーピア(直接)通信を実行している2つのUEデバイスはそれぞれ、「サイドリンク」インタフェースを利用してもよく、サイドリンクチャネルを介して通信していると言える。
いくつかの既存の実装形態では、サイドリンク通信の間、衝突(例えば、共有媒体にアクセスしようと試みる2つ以上の無線デバイスから発せられる送信)を回避し、媒体の利用効率を向上させるために、リッスンビフォアトーク(LBT)メカニズムを使用して、共有媒体(例えば、Wi-Fi、Bluetooth、及び他の短中距離通信、例えば非3GGPアクセスに、共通に使用される免許不要帯域など)にアクセスし得る。しかしながら、LBTメカニズムは衝突フリーではない。換言すれば、LBTメカニズムは、衝突のない送信を保証することができない。
例えば、ユニキャスト送信の場合、送信機は、受信機の肯定応答/否定応答(ACK/NACK)フィードバックに基づいて、送信衝突を容易に検出することができる。しかしながら、マルチキャスト(又はグループキャスト)送信の場合、送信機は、少なくとも部分的には、複数の受信機からのACK/NACKに関連付けられたトラフィックが多いため、及び、受信したACK/NACKに基づき送信衝突をチャネル品質の問題から送信機が区別できない(又は分離できない)ため、受信機のACK/NACKに基づいて衝突を簡単に検出できない場合がある。換言すれば、マルチキャスト送信における受信機は異なるチャネル品質を備える異なる場所を有し得るため、NACKの理由(例えば、劣悪なチャネル品質に対する送信衝突)は、送信機によって判定することができない。加えて、ブロードキャスト送信の場合、受信機からのフィードバックは実行可能ではないことが知られており、したがって、このシナリオでは、送信機は衝突の知識を有さないことになる。更に、いくつかの実施態様では、送信機は、通信のための予約期間内に周期的スロットを予約することができる。そのような実施態様では、衝突が発生すると、送信機が衝突を検出しない(又は検出できない)場合に、予約期間の少なくとも一部(及び最悪ケースのシナリオでは予約期間の持続期間)にわたって、衝突が持続する可能性がある。
一例として、例えば3GPP TS 22.185 V14.3.0によって指定されているようなビークルツーエブリシング(V2X)の通信は、車両(例えば、車両内に構成されているか車両内に現在含まれている無線デバイス、及び/又は車両に含まれているか構成されている別の送信機などの、車両内のモバイルユニット)と様々な無線デバイスとの間の通信を可能にする。例えば、図5に示すように、車両502aなどの車両は、道路側ユニット(RSU)、インフラストラクチャ(V2I)、ネットワーク(V2N)、歩行者(V2P)、及び/又は他の車両(V2V)などの様々なデバイス(例えば、デバイス502b~f)と通信し得る。加えて、図示するように、V2Xフレームワーク内の様々なデバイスは、他のデバイスと通信し得る。V2X通信では、長距離(例えば、セルラ)通信並びに短中距離通信(例えば、非セルラ)の両方を利用することができる。いくつかの企図される実装形態では、非セルラ通信は、免許不要帯域並びに5.9GHzにおける専用スペクトルが使用され得る。更に、V2X通信は、ユニキャスト、マルチキャスト、グループキャスト、及び/又はブロードキャスト通信を含んでもよい。各通信タイプは、LBTメカニズムを使用することができる。更に、V2X通信プロトコルの下で、送信機は、予約期間内に周期的スロットを予約することができる。したがって、上述のように、様々な場合において、V2X通信を利用する送信機は、場合によっては、LBTメカニズムの使用後に衝突を検出できない場合がある。
共有サイドリンクチャネル上の衝突防止に役立つように、ネットワーク(例えば、V2Xネットワーク)内の様々なUEは、ネットワーク支援型リソース管理と自律型(例えば、非ネットワーク支援型)リソース管理の両方について、サイドリンクリソース管理を実行してもよい。言い換えれば、様々なUEデバイスは、他のUEへの送信のためのサイドリンクリソースの使用を決定又はスケジュールするように動作してもよい。いくつかの実施形態では、UE106などのUEは、あるリソースについて、半永続的なサイドリンクスケジュールを作出してもよい。UEは、リソース占有メッセージ(ROメッセージ)を周期的にブロードキャストしてもよい。ROメッセージは、使用される(スケジュールされた)リソースブロック(RB)及び/若しくはサブフレーム、リソース占有(例えば、予約)の周期、並びに/又はリソース占有(例えば、予約)の残り時間を含んでもよい。加えて、いくつかの実施形態では、最大許容チャネル占有時間(T_max_COT)が規定されてもよい。そのような実施形態では、リソース占有の初期残り時間は最大許容チャネル占有時間を超えてはならない。言い換えれば、リソース占有は、最大許容チャネル占有時間より短い時間の間のみであり得る。
いくつかの実施形態では、UEが新しいシステム(例えば、UEの新しいセット及び/又は新しいロケーション)に入るとき、UEは、既存のUE ROメッセージを収集して新しいシステム内の利用可能なリソースを決定するために、チャネルを検知(リッスン)してもよい。言い換えれば、新しいUEのセット/エリア(例えば、サイドリンク通信のための近接性をもつUEのセット)に入るときにROメッセージを送信する前に、UEは、近隣UEからのROメッセージの受信を介して利用可能なリソースを決定してもよい。いくつかの実施形態では、リソース占有が満了すると、UEは、新しいROメッセージを送信する前に、近隣UEからのROメッセージの受信を介して利用可能なリソースを決定してもよい。
サイドリンクスケジューリング要求及びリソース割り当てによるユーザ機器の省電力化
いくつかの既存の実装形態では、5G NR V2Xは、様々なスケジューリングモードを含んでもよい。例えば、UEがサイドリンク送信リソースを自己判断するために、5G NR V2Xモード2が設計されてもよい。5G NR V2Xモード2は、以下を含む様々なサブモードを含む。
モード2(a):ユーザ機器デバイス(UE)が送信のためのサイドリンクリソースを自律的に選択する。
モード2(b):UEが他のUEのためのサイドリンクリソース選択を支援する。
モード2(c):UEが、サイドリンク送信のためのNR構成済みグラント(例えば、ネットワーク定義された半永続的グラント)を使用して構成される。
モード2(d):UEが他のUEのサイドリンク送信をスケジューリングする。
加えて、V2Xの既存の実装形態は、V2Xメッセージングの周期性に起因して、例えば構成済みグラントなどの半永続的スケジューリング(SPS)をサポートすることがある。例えば、SPSにおける半永続的リソースは、ある繰り返し周期を有する不連続サブフレームのセットにわたって時間的に繰り返されるリソースを表し得る。半永続的リソースは、あるサブフレーム繰り返し期間を有する不連続サブフレームのセットにわたってスケジュールされ得る。更に、SPS(例えば、LTE V2X)の既存の実装形態及びその対応するリソース割り当て設計は、ブロードキャストサービスのために最適化されている。ところが、5G NR V2Xモード2はユニキャストサービスとグループキャストサービスの両方を更にサポートする。したがって、5G NR V2Xモード2でユニキャストサービス及びグループキャストサービスのための半永続的リソース割り当てを支援する方法を拡張する強い必要性がある。
NR V2X R16では、モード1リソース割り当て方式とモード2リソース割り当て方式の両方がサポートされ得る。モード2リソース割り当て方式には、送信側UEが、それ自体の検知及びリソース選択手順に基づいてサイドリンク送信リソースを選択することを伴い得る。Rel-17サイドリンク拡張では、Rel-14のLTEサイドリンク無作為リソース選択及び部分的検知の原理をRel-16のNRサイドリンクリソース割り当てモード2に導入することによって、リソース割り当てを指定することが目的である。
上述したように、モード2を使用するとき、いくつかのUEでは、サイドリンク通信のために他のUEの潜在的なリソースを特定して利用するために、比較的高い周波数のサイドリンクチャネル上で検知動作を周期的に実行する必要があり得る。そのような能動的な検知は、例えば電力などのデバイスリソースを比較的高率で消費し得る。しかし、検知動作を部分的な検知の状態(UEが受信しているサブフレームのサブセットのみを監視するなど)に低減するという選択肢をとっても、やはりエネルギーは消費される。更に、検知を実行しないという選択肢(例えば、無作為なリソース選択)では、リソース衝突の見込みが高くなり得る。
この潜在的に高いリソース使用量及び潜在的に高い電力消費率は、V2Xシステムに参加する、ある一定のデバイスに重い負担をかけ得る。大規模なリソース及び電力能力を有し得る、例えばバッテリ駆動ではない、基地局及び路側ユニット(RSU)などのインフラストラクチャデバイスでは、この高いリソース使用量は、あまり懸念されないこともある。同様に、広範な電力能力へのアクセスも有し得る、ある一定の車両デバイスでは、あまり懸念されないこともある。ところが、利用可能なサイドリンクリソースについてサイドリンクチャネルを検知することに伴う潜在的に高い電力消費は、他のV2X通信に並び、V2Xネットワークに参加しているある種のハンドヘルド又はポータブルバッテリ駆動デバイス、すなわち、ある種のユーザ機器(UE)デバイスに過度の負担をかけることがある。V2Xシステム内のUEは、歩行者又は他の人によって携行又は装着されるUEであり得、ここで、歩行者UE(PUE)という用語は、上記で説明したように、静止中、歩行中、走行中、サイクリング中などであり得る人物によって携行されているUEを含む。
したがって、UEは一般にリソースが限られている(バッテリ駆動であり、したがって電力が限られている)ため、UE、特にPUEを含むV2Xシステムでは電力節約及び通信技術の改善が望まれ得る。このことは、ウェアラブルUE、例えば、スマートウォッチ又はスマートグラスなどの、更に電力の制限が高いデバイスに特に当てはまる。
いくつかの実施形態では、「スレーブUE」と呼ばれる第1のUEが、「マスタUE」と呼ばれる第2のUEに、利用可能なサイドリンクリソースを決定する作業をオフロードすることを要求してもよい。第1のUEによって行われる要求は、スケジューリング要求の形であってもよい。別の言い方をすれば、第1のUEは電力が制限されているため、いくつかの通信又は検知の責任を、電力の制限が少ないマスタUEにオフロードすることによって電力消費を低減しようとしてもよい。この責任をオフロードするために、第1のUEはマスタUEにサイドリンクスケジューリング要求を送信する。より具体的には、サイドリンクスケジューリング要求の確立によって、マスタUEとスレーブUEとの間のUE間協調が可能になり、マスタUEが、リソース割り当て及び検知のプロトコルに関して第1のUEに通信し、命令できるようになる。UE間協調の例には、リソースのセットがマスタUE(UE-B)によって決定されることもあり得る。次いで、このセットが第1のUE(UE-A)(モード2で動作中)に送信され、次にUE-Aは、それ自体の送信のためのリソース選択において、この受信したリソースセットを考慮に入れる。このUE間協調の効果は、リソース割り当て及び検知に関係する、分担された、又は指令された責任による信頼性の向上に加えて、第1のUEの電力消費及びレイテンシの低減をもたらすと意図されている。
いくつかの実施形態では、スレーブUEは電力が制限されていることがあるので、スケジューリング情報を受信するため、すなわち、そのスケジューリング情報を決定する作業をオフロードするために、マスタUEに接続することを試みてもよい。マスタUEは、スレーブUEよりも多くの利用可能な電力を有することがあり、したがって、スレーブUEの電力利用を低減するためにスレーブUEにスケジューリング情報を与えてもよい。一例として、例えば、マスタUEが車両UE又はRSUであり得るなど、マスタUEは電力が制限されていないことがある。あるいは、マスタUEもまた電力が制限されてはいるが、電力制限が比較的緩いこともある。例えば、スレーブUEはスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスであってもよく、マスタUEはスマートフォンであってもよい。更に、前述のマスタ及びスレーブの関係は、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスであるスレーブUE及びスマートフォンであるマスタUE、又は、スマートフォンであるスレーブUE及びマスタVUEに言及した上記の例に限定されるべきではない。更に、スレーブUEとマスタUEとの間の接続は、1対1である必要はない。いくつかの態様では複数のスレーブUEが単一のマスタUEと接続されてもよく、他の実施形態では複数のマスタUEが単一のスレーブUEと接続されてもよい。
図6-スレーブUEデータ送信
図6は、いくつかの実施形態による、UEデータ送信の例示的な手順を示す。
まずステップ602で、スレーブUEはマスタUEとの間にマスタ/スレーブ通信を構成するために、マスタUEとのサイドリンクスケジューリング構成情報を送信してもよい。サイドリンクスケジューリング構成情報は、サイドリンク制御情報(SCI)に含まれてもよく、例えば、リソースブロック割り当て、変調及び符号化の方式、グループ宛先ID(サイドリンク通信用)、及びProSeパケット単位優先度(ProSe Per-Packet Priority:PPPP、V2Xサイドリンク通信用)を詳述してもよい。加えて、サイドリンクスケジューリング要求(S-SR)の構成には、UEのペアが、特定のS-SRリソース、すなわちスケジューリング要求(オフロード要求)の将来の送信のために使用すべきリソースを構成する必要を伴うことがあり、そのリソースは、時間リソース、周波数リソース、又は符号化情報から成り得る。
S-SRリソース構成には、構成されるべきスロットオフセット値、S-SRの周期、QoS、S-SRの特定のPRB、又はS-SRシーケンスの巡回シフトに関する情報もまた含まれ得る。更に、UEのペア間のS-SRの構成には、推奨リソースサイズ(例えば、サブチャネルの数)、ブラインド再送回数、データQoS、MCSテーブル、DMRSポート、電力制御パラメータ(例えば、公称電力(Po,SL)又はSL経路損失スケーリング係数(αSL))などのサイドリンクデータ送信パラメータも含まれ得る。
ステップ604で、スレーブUEは、低減検知モード(すなわち、スリープモード)に入ってもよく、したがって、通常行われるように完全な検知を行わなくてもよい。部分的検知の場合、スレーブUEは利用可能なサブフレームのサブセットのみを監視してもよい。スレーブUEは、電力消費を低減し、バッテリ寿命を延長するために、低減電力モードに入ってもよい。上記で簡単に説明したように、スレーブUEは電力が制限されていることがあるため、以下で更に説明するように、通信又は検知の責任を、電力の制限が少ないマスタUEにオフロードすることによって電力消費を低減しようとしてもよい。
次にステップ606で、スレーブUEは、マスタUE又は他のUEにリダイレクトされるべきサイドリンクデータ(例えば、VUE、PUE、又は他のUEからの)を集積してもよい。このサイドリンクデータは、運動情報(例えば、速度、加速度、及び/又はブレーキの状態)、位置又はロケーションの情報(例えば、緯度及び経度、高度など)、並びに他の詳細など、ネットワーク内の異なるUEに関係する情報を含むこともできる。
ステップ608で、スレーブUEは、このサイドリンクデータを送信するために、サイドリンクスケジューリング要求(S-SR)をマスタUEに送信してもよい。より具体的には、スレーブUEは、スレーブUEによって使用可能なスケジューリングリソースを決定する作業を別のデバイス(例えば、マスタデバイス)にオフロードするために、サイドリンクスケジューリング要求を送信してもよい。したがって、サイドリンクスケジューリング要求(S-SR)は、オフロード要求と呼ばれてもよく、より適切には、「サイドリンクリソース決定オフロード要求」として特徴付けられ得る。
図7で説明されるように、マスタUEは、スレーブUEからS-SRを受信したことに応答して、サイドリンクチャネル上での第2のUEによる使用のためのサイドリンク送信リソースのセットを決定してもよい。このサイドリンク送信リソースのセットは、スロット又は物理リソースブロック(PRB)に対応する時間、周波数、及び/又は符号のセットであってもよい。この決定されたリソース情報を使用して、マスタUEは、どのリソースを推奨したか、及びリソースが予約されているか予約されていないかをスレーブUEに通信することができる。
更に、スレーブUEがマスタUEにS-SRを送信した後、スレーブUEは、マスタUEから推奨リソースを受信するためにチャネルを監視してもよい。この監視窓は事前構成されていてもよく、リソースプールごとに構成されてもよく、又は、PC5-RRCによって構成されてもよい。加えて、監視窓のサイズはS-SRの周期に依存してもよく、いくつかの実施形態では、監視窓はS-SRの周期に等しくてもよい。更に、スレーブUEが、推奨されたリソースについてのマスタUEからの送信を監視窓の後で受信しない場合、スレーブUEは、別のS-SRを送信してもよい。
ステップ610で、スレーブUEはマスタUEから推奨リソースを受信する。スレーブUEによって受信された推奨リソースは、608で送信されたスケジューリング要求に応答したものである。マスタUEは、推奨リソースの数、現在のスロットと第1の推奨スロットとの間の時間間隔、並びに、第1の推奨スロットのサブチャネルインデックス及びサブチャネル番号を含め、推奨リソースのソースID及び宛先IDを示すために、SCIステージ2フォーマットを利用してもよい。スレーブUEは、この情報を使用して、マスタUE又は他のUEに送信しようとしているサイドリンクデータに関して、より効果的にマスタUE又は他のUEと通信することができる。更に、マスタUEの推奨には、送信/受信シンボル衝突の可能性、及びその衝突を回避するための推奨リソースがあらかじめ考慮されていてもよい。これにより、マスタUEとスレーブUEとの間の通信がより効率的になる。重要なことに、スレーブUEは、これらの利用可能なリソースを検知/決定する際に、それ自体の電力又はリソースを費やす必要なく、これらの推奨リソースを受信及び使用することができる。
更に、推奨リソースの中から更に選択することも可能である。例えば、スレーブUEは、マスタUEによって推奨されるリソースの全てを直接使用してもよい。他の態様では、マスタUEはN個のリソースユニットを推奨してもよく、スレーブUEはM個のリソースユニットを無作為に選択してもよく、ここで、MはN以下である。更に、別の態様では、スレーブUEは、N個の推奨されたリソースから、完全又は部分的な検知に基づいてM個のリソースユニットを選択してもよい。加えて、他の態様では、スレーブUEが監視窓の間にサイドリンクチャネルを測定しないこともある。この例では、監視窓の間にスレーブUEがマスタUEからの推奨リソースに関する送信を受信する場合、スレーブUEは、マスタUEからの推奨リソースを使用して後続のサイドリンクデータを送る。
最後にステップ612で、スレーブUEは、推奨リソースに基づいて、又は推奨リソースを使用して、サイドリンクデータをマスタUEに送信する。上記で説明したように、サイドリンクデータは、運動情報(例えば、速度、加速度、及び/又はブレーキの状態)、位置又はロケーションの情報(例えば、緯度及び経度、高度など)、並びに他の詳細など、ネットワーク内の異なるUEに関係する情報を含むこともできる。
図7-マスタUEデータ送信
図7は、いくつかの実施形態による、マスタUEデータ送信の手順例を示す。より具体的には、図7は、第1のUEからスケジューリング要求を受信したことに応答する、すなわち、608で送信されたスケジューリング要求(オフロード要求)に応答するマスタUEの動作を示す。
まずステップ702で、マスタUEは、602で上述したように、スレーブUEとの間でマスタ/スレーブ通信を確立するために、スレーブUEとのサイドリンクスケジューリング要求を構成してもよい。したがって、702のマスタUE動作は、S-SRリソースの構成に関連しており、602のスレーブUE動作と連係して実行される。
更に、UEのペア間のS-SRの構成には、推奨リソースサイズ(例えば、サブチャネルの数)、ブラインド再送回数、データQoS、MCSテーブル、DMRSポート、電力制御パラメータ(例えば、公称電力(Po,SL)又はSL経路損失スケーリング係数(αSL))などのサイドリンクデータ送信パラメータ構成も含まれ得る。
本明細書で説明するように、スレーブUEは電力が制限されているため、通信又は検知の責任を、電力の制限が少ないマスタUEにオフロードすることによって電力消費を低減しようとしてもよい。より具体的には、サイドリンクスケジューリング要求のためのリソースの確立によって、リソース割り当て及び検知のプロトコルに関して通信し、命令を提供するように、マスタUEとスレーブUEとの間のUE間協調が可能になる。より具体的には、サイドリンクスケジューリング要求のためのリソースの確立によって、第1のUE(スレーブUE)が、自身に代わってサイドリンクリソース決定を実行するようにマスタUEに要求できるようになる。
次にステップ704で、マスタUEは、近くのUE、及びそれらのそれぞれの利用可能又は利用不可能なリソースを検出して特定するために、検知(又は部分的検知)を実行してもよい。部分的検知の場合、UEはサブフレームのサブセットのみを監視してもよい。通常はスレーブUEに関連する検知作業を実行することによって、マスタUEはスレーブUEの検知責任を軽減することができる。これにより、スレーブUEがより効率的に電力を節約できるようになるだけでなく、通信信頼性の強化及びレイテンシの低減に関する他の改善もまた、もたらされ得る。具体的には、マスタUEは第1のUEよりも電力が制約されていない(又は電力の制約が少ない)ので、マスタUEはより包括的な検知を実行できる場合があり、よって、マスタUEは、第1のUEによって生成できるものよりも信頼性の高い、利用可能な(候補の)リソースのセットを生成することができ得る。
ステップ706で、マスタUEは、スレーブUEからサイドリンクスケジューリング要求を受信し、このことは、サイドリンクデータをスケジューリングして、スレーブUEから受信しようとする試みと連係してもよい。マスタUEは、スレーブUEからS-SRを受信したことに応答して、サイドリンクチャネル上での第2のUEによる使用のためのサイドリンク送信リソースのセットを、例えば704で実行した検知に基づいて、決定してもよい。このサイドリンク送信リソースのセットは、スロット又は物理リソースブロック(PRB)に対応する時間、周波数、及び符号のセットであってもよい。
ステップ708で、マスタUEは、決定されたサイドリンク送信リソースのセットに関する情報をスレーブUEに送信する。言い換えれば、マスタUEは、推奨リソースをスレーブUEに送信する。マスタUEは、所望のサイドリンク通信又はデータを折り返し受信するために、この決定されたリソース情報をスレーブUEに提供してもよい。更に、マスタUEは、SCIステージ2フォーマットを利用して、推奨リソースの数、現在のスロットと第1の推奨スロットとの間の時間間隔、並びに、第1の推奨スロットのサブチャネルインデックス及びサブチャネル番号を含め、1つ以上の複数の推奨リソースのソースID及び宛先IDを示してもよい。例えば、マスタUEが受信を望んでいた、特定の、又は優先順位付けされた情報があった場合、マスタUEは、ある一定の好ましい、又は推奨されるリソースを、スレーブUEが利用するように、スレーブUEに示してもよい。いくつかの態様では、マスタUEはスレーブUEにサイドリンクスケジューリング要求を送信して、より多くの完全検知又は部分的検知動作を再開することのできる非省電力モードに戻るようにスレーブUEに命令、すなわち「ウェイクアップ」してもよい。他の実施形態では、決定されたサイドリンク送信リソースのセットは、予約されたリソースではなく、推奨されるリソースであってもよい。あるいは、マスタUEによってスレーブUEに提供される、決定されたサイドリンク送信リソースのセットは、推奨と予約の両方がなされたリソースであってもよい。
図6に関して上記で簡単に説明したように、マスタUEがスレーブUEからS-SRを受信した後に、マスタUEはスレーブUEにリソースを推奨してもよい。この送信のPDB(packet delay budget、パケット遅延許容時間)はリソースプールごとに事前構成されてもよいし、又はPC5-RRCによって構成されてもよく、この送信のPDBに基づいてリソース選択窓が決定されてもよい。加えて、この送信のデータ優先度は、S-SRによって示されるデータ優先度レベルに依存してもよいし、リソースプールごとに事前構成されてもよいし、又は、(PDBと同様に)PC5-RRCによって構成されてもよい。
更に、マスタUEによって提供される推奨リソースは、スレーブUEが推奨リソースの中から更なる選択を実行できるようになっていてもよい。例えば、マスタUEは、あるリソース数Nを推奨して、その数の中で、スレーブUEがマスタによって推奨されたリソースの全てを直接使用してもよい。あるいは、スレーブUEはMがN以下であるM個のリソースユニットを無作為に選択してもよいし、又は、スレーブUEは完全検知又は部分的検知に基づいて、N個の推奨リソースからM個のリソースユニットを選択してもよい。更に、マスタUEが監視窓内でスレーブUEに推奨リソースについて送信を送ると、スレーブUEは、マスタUEからの推奨リソースを使用して後続のサイドリンクデータを送信してもよい。
最後にステップ710で、マスタUEはスレーブUEから推奨リソース上でサイドリンクデータを受信する。上記で説明したように、この受信されたサイドリンクデータは、スレーブUEの運動又は運行情報(例えば、速度、加速度、及び/又はブレーキの状態)、スレーブUEの位置又はロケーション情報(例えば、緯度及び経度、高度など)、並びに他の詳細など、様々なデータを含んでもよい。
図8-サイドリンクスケジューリング要求信号の構造
図8は、いくつかの実施形態による、サイドリンクスケジューリング要求(S-SR)信号の構造例を示す。詳細には、図8は、S-SR信号システム設計のリソース及び構造、すなわち、S-SR信号をPSFCH(物理サイドリンクフィードバックチャネル)などの他のシグナリングにどのように組み込むことができるかを示す。S_SRのリソースに関して、ある一定の周波数におけるスロットの最後のシンボルはPSFCHのために予約されていないことがあり、したがって、S_SR信号を送信する際に使用するために再利用され得る。これらのシンボルは、PSFCHリソースを用いて周波数分割多重化(FDM)されてもよく、他のPSFCHリソースと同じ又は異なる周期を有してもよい。更に、S-SRの送信及び受信は、PSCCH又はPSSCH信号の送信及び受信よりも少ない電力を消費し得る。
構造に関して、それぞれのS-SR信号は、1つのPRB及び2つのシンボルを占有し得る(PSFCHと同様)。加えて、シーケンス(巡回シフトを伴う)は選択に基づき得る(NR PUCCHフォーマット0と同様)。更に、S-SR信号巡回シフトは、符号領域の多重化に基づいてもよい。いくつかの実施形態では、S-SRリソース構成は、ACKのみのシーケンス(すなわち、事前構成された巡回シフトを有する単一のシーケンス)に相当するS-SRの巡回シフトとして符号化されてもよい。この例では、シーケンスの送信が肯定のサイドリンクSRを示してもよく、シーケンス送信の不在又は欠如が否定のサイドリンクSRを示してもよい。他の態様によれば、S-SRリソース構成は、ACK/NACKシーケンス(すなわち、事前構成された巡回シフトのペアを有する2つのシーケンス)に対するS-SRの巡回シフトのペアとして符号化されてもよい。この例では、一方の巡回シフトを有するシーケンスの送信が肯定のサイドリンクSRを示してもよく、他方の巡回シフトを有するシーケンスの送信が否定のサイドリンクSRを示してもよい。
更に構造に関して、S-SRリソース構成は、S-SRのある1つのシーケンスを示す構成インデックスとして符号化されてもよい。この例では、複数のシーケンスが複数の巡回シフトを用いて構成されてもよく、各シーケンスは構成インデックスに関連付けられていてもよい。更に、S-SRのシーケンス又はシーケンスペアは、サイドリンクデータ送信パラメータに対応する構成に関連付けられていてもよい。更に、各構成インデックスは、リソース周期、サブチャネルの数、及び/又はリソースの数などのサイドリンクデータ送信パラメータに対応していてもよい。他の態様では、それぞれの構成インデックスは、ある1つのデータQoS又は異なるキャストタイプに対応していてもよい。いくつかの実施形態では、構成インデックスによって示されるシーケンスと、事前構成された巡回シフトのペアを有するシーケンス(すなわち、ACK/NACKシーケンス)との組み合わせもまた、S-SR構造によってサポートされ得る。
図9-サイドリンクスケジューリング要求信号の周波数リソース及び符号リソース
図9は、いくつかの実施形態による、サイドリンクスケジューリング要求(S-SR)信号の周波数リソース及び符号リソースを示す。より具体的には、図9は、S-SRの周波数リソース及び符号リソースが、スケジューリングされるUE(すなわち、宛先ID)のID、及び/又はスケジューリングするUE(すなわち、ソースID)のIDに依存することを示す。更に、S-SRリソースを決定するとき、最初のステップはソースIDと宛先IDとを組み合わせることであり得る。いくつかの態様では、これは、宛先IDとソースIDとを連結することを伴い得る。他の態様では、これは、ソースIDと宛先IDとを連結することを伴い得る。いくつかの態様では、S-SRリソースを決定するときの最初のステップは、排他的論理和(XOR)演算の使用によってソースIDと宛先IDとを組み合わせることを伴い得る。
S-SRリソースを決定する際の2番目のステップは、周波数及び符号領域のS-SRリソースの総数を計算することを含み得る。いくつかの実施形態では、これは、第1に周波数、第2に符号のインデックス付けを伴い得る。他の態様では、これは、第1に符号、第2に周波数のインデックス付けを伴い得る。
次に、上記の最初のステップから得られた組み合わせIDに対して周波数-符号領域S-SRリソースの総数でモジュロ演算を実行することによって、周波数-符号領域S-SRリソースIDが決定され得る。
最後に、UEは次いで、決定されたS-SRリソースID上でS-SRを送信又は受信し得る。
図10-マスタUEが予約されていないリソースを推奨する
図10は、いくつかの実施形態による、マスタUEが推奨されるが予約されていないリソースをスレーブUEに提供する様子の例を示す。例えば、マスタUEがスレーブUEからS-SRを受信した後、マスタUEは次いで、マスタUEの検知動作に基づく推奨リソースを示すためにシグナリングを送信してもよい。加えて、PSSCH受信及び送信の半二重問題を回避するために、マスタUEは、マスタUEの既存のスケジューリングに基づく推奨リソースを示すためにシグナリングを送信してもよい。更に、マスタUEによって送信される推奨リソースは、符号化され、PSSCHデータとして配信されてもよい。
例えば図10に示すように、最初のリソースボックス(左上)は、左側の矢印によって示すように、PSCCHデータを含んでもよい。このPSCCHデータは、最初のリソースボックスのリソースだけを示すために使用される、リソース予約情報を含んでもよい。このリソース予約情報は、他の2つのリソースボックスを示すためには使用されない。
一方、PSSCHボックスについてのSCIステージ2は、他の2つのリソースボックス(中央及び右)を示すために使用されるリソース推奨情報を含んでもよい。図10の右側の2つの矢印は、PSSCHボックスについてのSCIステージ2に含まれるリソース推奨情報を示す。言い換えれば、右側の2つの矢印は、マスタUEが、推奨されているが予約されていないリソースをPSSCHのSCIステージ2を介して示すことに対応し得る。これらの推奨リソースは予約されていない(PSCCH内で)ので、他のUEはこれらのリソースの使用を試みてもよい。
他の態様では、マスタUEによって送信される推奨リソースは、SCIステージ2フォーマットで配信されてもよい。更に、SCIステージ2フォーマットは、推奨リソースのソースID及び宛先IDを示すために使用されてもよい。更に、推奨リソースの数、現在のスロットと第1の推奨スロットとの間の時間間隔、並びに、第1の推奨スロットのサブチャネルインデックス及びサブチャネル番号を含め、最大3つの別個のリソースが、SCIステージ2フォーマットで示されてもよい。更に、SCIステージ2フォーマットが2つ以上の推奨リソースを示す場合、残りのリソースは、FRIV(frequency resource indicator value:周波数リソース指示値)及びTRIV(time resource indicator value:時間リソース指示値)として示される。
更に、スレーブUEの動作を軽減するために、他のサイドリンクデータ送信パラメータをSCIステージ2で示すことができる。例えば、HARQフィードバックに並び、変調及び符号化の方式(MCS)、MCSテーブル、DMRSポートが、このタイプでは常にSCIステージ2に有効化されていてもよい。更に、チャネルビジー無線(CBR)レベルなどのCBR関連情報、及び電力制御情報(例えば、サイドリンク経路損失PLSL、サイドリンク経路損失スケーリング係数αSL)が示されてもよく、又は電力レベルが直接送信されてもよい。
図11-マスタUEが予約されたリソースを推奨する
図11は、いくつかの実施形態による、マスタUEが、予約されたリソースの所有権の移転に加えて、推奨及び予約されたリソースをスレーブUEに提供する様子の例を示す。例えば、マスタUEがスレーブUEからS-SRを受信した後、マスタUEは次いで、マスタUEの検知動作に基づく推奨リソースを示すためにシグナリングを送信してもよい。これらの推奨リソースは、予約されたリソースであってもよい。いくつかの実施形態では、リソース予約情報はPSCCHデータにのみ含まれてもよい。この例では、どのリソースが予約されているかを知るために、別のUEがPSCCHを受信する。
更にマスタUEは、ステップ1102に示すように、SCIステージ1を利用して、スレーブUEの送信のための1つ以上の予約されたリソースを示してもよい。更に、構成されたサイドリンクデータQoSとしてQoSが送信されてもよく、予約されたリソースの所有者を示す追加のビットもまた、マスタUEとスレーブUEとの間で交換されてもよい。
予約されたリソースの所有権を移転するために、ステップ1104でHARQ-ACKを受信した後、マスタUEは、スレーブUEによって使用される予約されたリソースは、そこでマスタUEがデータを受信することのできる予約されたリソースであると決定してもよい。マスタUEは次いで、ステップ1106に示すように、残りの予約されたリソースをスレーブUEに移転してもよい(すなわち、所有権の移転)。そうすることで、スレーブUEは次いで、新しく移転された予約されたリソースを使用して適切なサイドリンクデータを送信し得る。一方、HARQ-NACKが受信された場合、マスタUEは、予約されたリソースはスレーブUEによって使用されないと決定してもよい。この場合、マスタUEは、より多くの推奨及び予約されたリソースを含み得る情報が包含された別の送信をスレーブUEに送信してもよい。言い換えれば、ステップ1108に示すように、マスタUEは、次の予約されたリソースを使用して、スレーブUEへの情報(より多くの新しいリソースが予約され得る)を包含する追加の送信を送信してもよい。
本開示の実施形態は、任意の様々な形態で実現されてもよい。例えば、いくつかの実施形態は、コンピュータにより実施される方法、コンピュータ可読メモリ媒体、又はコンピュータシステムとして実現することができる。他の実施形態は、ASICなどの1つ以上のカスタム設計されたハードウェアデバイスを使用して実現されてもよい。更なる他の実施形態は、FPGAなどの1つ以上のプログラム可能ハードウェア要素を使用して実現されてもよい。
いくつかの実施形態では、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体は、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体がプログラム命令及び/又はデータを記憶するように構成されてもよく、プログラム命令は、コンピュータシステムによって実行された場合、コンピュータシステムに、方法、例えば、本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれか、又は本明細書に記載の方法実施形態の任意の組み合わせ、又は本明細書に記載の方法実施形態のうちのいずれかの任意のサブセット、又はこのようなサブセットの任意の組み合わせを実行させる。
いくつかの実施形態では、デバイス(例えば、UE104)は、プロセッサ(又はプロセッサのセット)及びメモリ媒体を含むように構成されてもよく、ここで、メモリ媒体は、プログラム命令を記憶し、プロセッサは、メモリ媒体からプログラム命令を読み込み、実行するように構成され、プログラム命令は、本明細書に記載された種々の方法の実施形態の任意のもの(又は、本明細書に記載された方法の実施形態の任意の組み合わせ、又は、本明細書に記載された方法の実施形態のいずれかの任意のサブセット、又は、このようなサブセットの任意の組み合わせ)を実施するために実行可能である。デバイスは、様々な形態のいずれにおいて実現されてもよい。
上記の実施形態は、かなり詳細に記載されているが、上記の開示が完全に理解されれば、多数の変形形態及び修正形態が当業者には明らかになる。以下の特許請求の範囲は、全てのそのような変形形態及び修正形態を包含すると解釈されることが意図されている。

Claims (35)

  1. ユーザ機器(UE)であって、
    少なくとも1つのアンテナと、
    前記少なくとも1つのアンテナに動作可能に結合された無線と、
    前記無線に動作可能に結合されたプロセッサと、
    を備え、
    前記UEが、
    第2のUEに、スケジューリング要求であって、前記UEによる使用のためのサイドリンク送信リソースのセットを前記第2のUEに決定させるように構成された前記スケジューリング要求を送信し、
    前記第2のUEから、決定されたサイドリンク送信リソースのセットであって、前記送信されたスケジューリング要求に基づいて決定された前記サイドリンクリソースのセットに関する情報を受信し、
    前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットの少なくともサブセットを使用して、サイドリンク通信を送信するように構成されている、
    UE。
  2. 前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットが、推奨された、予約されていないリソースである、
    請求項1に記載のUE。
  3. 前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットが、推奨及び予約されたリソースである、
    請求項1に記載のUE。
  4. 前記UEが、前記第2のUEにHARQ-ACKを送信したことへの応答に少なくとも部分的に基づいて、前記第2のUEから前記予約されたリソースのうち1つ以上を受信するように構成されている、
    請求項3に記載のUE。
  5. 前記UEが、前記第2のUEにHARQ-NACKを送信したことに応答して、前記第2のUEから前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットに関する情報を、1つ以上の追加の予約されたリソースを使用して受信するように更に構成されている、
    請求項3に記載のUE。
  6. 前記UEが、
    構成情報であって、前記スケジューリング要求の送信に使用される送信リソースを指定する前記構成情報を、前記第2のUEに送信するように更に構成されている、請求項1に記載のUE。
  7. 前記UEが、前記スケジューリング要求を、ACKのみのシーケンスに相当するS-SRの巡回シフトとして符号化するように構成されている、請求項6に記載のUE。
  8. 前記UEが、前記スケジューリング要求を、ACK/NACKシーケンスに相当する前記S-SRの巡回シフトペアとして符号化するように構成されている、請求項6に記載のUE。
  9. 前記UEが、前記スケジューリング要求を、前記S-SRのある1つのシーケンスを示す構成インデックスとして符号化するように構成され、前記S-SRの各シーケンスが1つの構成に関連付けられている、請求項6に記載のUE。
  10. 前記UEが、前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットの到着について無線チャネルを監視する、請求項1に記載のUE。
  11. ユーザ機器(UE)における使用のために構成されたベースバンドプロセッサであって、
    制御回路を備え、前記制御回路が、
    第2のUEに、スケジューリング要求であって、前記UEによる使用のためのサイドリンク送信リソースのセットを前記第2のUEに決定させるように構成された前記スケジューリング要求を送信し、
    前記第2のUEから、決定されたサイドリンク送信リソースのセットであって、前記送信されたスケジューリング要求に基づいて決定された前記サイドリンクリソースのセットに関する情報を受信し、
    前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットの少なくともサブセットを使用してサイドリンク通信を送信するように構成されている、
    ベースバンドプロセッサ。
  12. 前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットが、推奨された、予約されていないリソースである、
    請求項11に記載のベースバンドプロセッサ。
  13. 前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットが、推奨及び予約されたリソースである、請求項11に記載のベースバンドプロセッサ。
  14. 前記ベースバンドプロセッサが、前記第2のUEにHARQ-ACKを送信したことに部分的に応答して、前記第2のUEから、前記予約されたリソースのうち1つ以上を受信するように更に構成されている、
    請求項13に記載のベースバンドプロセッサ。
  15. 前記ベースバンドプロセッサが、前記第2のUEにHARQ-NACKを送信したことに応答して、前記第2のUEから、前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットに関する情報を、1つ以上の追加の予約されたリソースを使用して受信するように更に構成されている、
    請求項13に記載のベースバンドプロセッサ。
  16. 前記ベースバンドプロセッサが、
    前記第2のUEに、構成情報であって、前記スケジューリング要求を送信する際に使用される送信リソースを構成する前記構成情報を送信するように更に構成されている、
    請求項11に記載のベースバンドプロセッサ。
  17. 前記ベースバンドプロセッサが、前記スケジューリング要求を、ACKのみのシーケンスに相当するS-SRの巡回シフトとして符号化するように構成されている、請求項16に記載のベースバンドプロセッサ。
  18. 前記ベースバンドプロセッサが、前記スケジューリング要求を、ACK/NACKシーケンスに相当する前記S-SRの巡回シフトペアとして符号化するように構成されている、請求項16に記載のベースバンドプロセッサ。
  19. 前記ベースバンドプロセッサが、前記スケジューリング要求を、前記S-SRのある1つのシーケンスを示す構成インデックスとして符号化するように構成され、前記S-SRの各シーケンスが1つの構成に関連付けられている、請求項16に記載のベースバンドプロセッサ。
  20. 前記ベースバンドプロセッサが、前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットの到着について無線チャネルを監視するように構成されている、請求項11に記載のベースバンドプロセッサ。
  21. ユーザ機器(UE)であって、
    少なくとも1つのアンテナと、
    前記少なくとも1つのアンテナに動作可能に結合された無線と、
    前記無線に動作可能に結合されたプロセッサと、
    を備え、
    前記UEが、
    第2のUEから、スケジューリング要求であって、サイドリンクチャネル上での前記第2のUEによる使用のためのサイドリンク送信リソースのセットを前記UEに決定させるように構成された前記スケジューリング要求を受信し、
    前記受信されたスケジューリング要求に応答して、前記第2のUEによる使用のためのサイドリンク送信リソースのセットを決定し、
    前記第2のUEに、前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットに関する情報であって、前記サイドリンクチャネル上で送信する際に前記第2のUEによって使用可能である前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットに関する情報を送信するように構成されている、
    UE。
  22. 前記UEが、前記サイドリンクチャネル上の通信トラフィックを検知することによって前記サイドリンク送信リソースのセットを決定するように構成されている、
    請求項21に記載のUE。
  23. 前記UEが、前記UEによって維持されている既存のリソーススケジュールに基づいて前記サイドリンク送信リソースのセットを決定するように構成されている、
    請求項21に記載のUE。
  24. 前記サイドリンク送信リソースのセットが推奨リソースを含む、
    請求項21に記載のUE。
  25. 前記サイドリンク送信リソースのセットが予約されたリソースを含む、
    請求項21に記載のUE。
  26. 前記UEが、前記第2のUEからHARQ-ACKを受信したことに応答して、前記第2のUEに、前記予約されたリソースのうち1つ以上を移転するように更に構成されている、
    請求項25に記載のUE。
  27. 前記UEが、前記第2のUEからHARQ-NACKを受信したことに応答して、前記第2のUEに、前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットに関する前記情報を、1つ以上の追加の予約されたリソースを使用して再送信するように更に構成されている、
    請求項25に記載のUE。
  28. 前記UEが、前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットに関する情報を、物理サイドリンク共有チャネル上、又はサイドリンク制御情報(SCI)上で送信するように構成されている、
    請求項21に記載のUE。
  29. ユーザ機器(UE)における使用のために構成されたベースバンドプロセッサであって、
    制御回路を備え、前記制御回路が、
    第2のUEから、スケジューリング要求であって、サイドリンクチャネル上での前記第2のUEによる使用のためのサイドリンク送信リソースのセットを前記UEに決定させるように構成されている前記スケジューリング要求を受信し、
    前記受信されたスケジューリング要求に応答して、前記第2のUEによる使用のためのサイドリンク送信リソースのセットを決定し、
    前記第2のUEに、前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットに関する情報であって、前記サイドリンクチャネル上で送信する際に前記第2のUEによって使用可能である前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットに関する前記情報を送信するように構成されている、
    ベースバンドプロセッサ。
  30. 前記ベースバンドプロセッサが、前記UEによって維持されている既存のリソーススケジュールに基づいて前記サイドリンク送信リソースのセットを決定するように構成されている、
    請求項29に記載のベースバンドプロセッサ。
  31. 前記サイドリンク送信リソースのセットが推奨リソースを含む、
    請求項29に記載のベースバンドプロセッサ。
  32. 前記サイドリンク送信リソースのセットが予約されたリソースを含む、
    請求項29に記載のベースバンドプロセッサ。
  33. 前記UEが、前記第2のUEからHARQ-ACKを受信したことに応答して、前記第2のUEに、前記予約されたリソースのうち1つ以上を移転するように更に構成されている、
    請求項32に記載のベースバンドプロセッサ。
  34. 前記UEが、前記第2のUEからHARQ-NACKを受信したことに応答して、前記第2のUEに、前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットに関する前記情報を、1つ以上の追加の予約されたソースを使用して再送信するように更に構成されている、
    請求項32に記載のベースバンドプロセッサ。
  35. 前記ベースバンドプロセッサが、前記決定されたサイドリンク送信リソースのセットに関する情報を、物理サイドリンク共有チャネル上、又はサイドリンク制御情報(SCI)上で送信するように構成されている、
    請求項29に記載のベースバンドプロセッサ。
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