JP2023546242A - データ伝送方法および装置 - Google Patents

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Abstract

本出願は、通信技術の分野に関し、具体的には、データ伝送方法および装置に関する。本方法は、コントローラによって、各アクセスポイントによって送信された性能パラメータを受信するステップであって、性能パラメータは、性能パラメータを送信するアクセスポイントと第1のステーションとの間の通信性能を示す、ステップと、コントローラによって、受信した各性能パラメータに基づいて、第1のステーションにデータ伝送サービスを提供するように構成されたアクセスポイントセットを決定するステップであって、アクセスポイントセットは、複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つを含む、ステップと、アクセスポイントセットが少なくとも2つのアクセスポイントを含むとき、コントローラによって、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータに基づいて、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々と第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するステップと、を含む。本方法によれば、ステーションとアクセスポイントとの間の通信性能に基づいて、ステーションにデータ伝送サービスを提供するデータ伝送モードおよびアクセスポイントが選択され得、それによってユーザの通信体験が向上する。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年10月20日に中国国家知識産権局に出願された、「DATA TRANSMISSION METHOD AND APPARATUS」という名称の中国特許出願第202011126518.1号の優先権を主張するものであり、上記出願は参照によりその全体が本明細書に組み入れられる。
本出願は、通信技術の分野に関し、具体的には、データ伝送方法および装置に関する。
ワイヤレスフィデリティ(Wireless-Fidelity、Wi-Fi)ネットワークは、広く使用されているワイヤレスローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、WLAN)であり、通常、住宅環境などの屋内の場所で使用される。スマートホーム、遠隔教育、ホームオフィス、ライブビデオストリーミング、および仮想現実(virtual reality、VR)の開発および普及は、住宅環境におけるWi-Fiネットワークの帯域幅、レイテンシ、およびカバレッジに対する高い要件を提起している。したがって、ファイバー・トゥ・ザ・ホーム(fiber to the home、FTTH)に基づいて、業界はファイバー・トゥ・ザ・ルーム(fiber to the room、FTTR)ネットワークソリューションを提案している。
FTTRアーキテクチャでは、Wi-Fiアクセスポイントは、光ファイバを使用してWi-Fiアクセスポイントのネットワーク側デバイス(例えば、ゲートウェイ(gateway))に接続される。このようにして、データバックホールは、高帯域幅および低レイテンシを有する光リンクを介して実行され得、Wi-Fiエアインターフェースリソースは占有されない。これにより、マルチアクセスポイント協調効果およびデータ伝送効率を大幅に改善する。
不十分なWi-Fiカバレッジおよび制限されたバックホール帯域幅などの問題は、FTTRアーキテクチャを使用することによって解決されるが、シームレスなWi-Fiローミングおよび高スループットは依然として共存することができない。
本出願の実施形態は、端末デバイスのためのより良好なネットワークアクセス方式およびより良好なデータ伝送モードを提供するために、データ伝送方法および装置を提供する。
第1の態様によれば、本出願の一実施形態は、コントローラに適用されるデータ伝送方法を提供する。コントローラは、複数のアクセスポイントを制御するように構成される。本方法は、コントローラによって、アクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータを受信するステップであって、性能パラメータは、性能パラメータを送信するアクセスポイントと第1のステーションとの間の通信性能を示す、ステップと、コントローラによって、受信した各性能パラメータに基づいて、第1のステーションにデータ伝送サービスを提供するように構成されたアクセスポイントセットを決定するステップであって、アクセスポイントセットは、複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つを含む、ステップと、アクセスポイントセットが少なくとも2つのアクセスポイントを含むとき、コントローラによって、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータに基づいて、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々と第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するステップと、を含む。
すなわち、ステーションとアクセスポイントとの間の通信性能に基づいて、ステーションにデータ伝送サービスを提供するデータ伝送モードおよびアクセスポイントが選択され得、その結果、より良好なネットワークアクセス方式およびより良好なデータ伝送モードがステーションに提供されることができ、それによってユーザの通信体験が向上する。
1つの可能な実施態様では、性能パラメータは、第1のステーションによって送信され、アクセスポイントによって受信された信号の受信信号強度指示RSSI、およびアクセスポイントの負荷情報のうちの少なくとも1つを含む。
すなわち、本実施態様では、ステーションにデータ伝送サービスを提供するアクセスポイントは、アクセスポイントの負荷およびアクセスポイントとステーションとの間の信号強度に基づいて決定され得、その結果、ステーションにデータ伝送サービスを提供するために、低負荷および高信号強度を有するアクセスポイントが選択されることができる。
1つの可能な実施態様では、決定されたアクセスポイントセット内の任意のアクセスポイントによって送信された性能パラメータは、RSSIがプリセット強度閾値よりも大きく、負荷情報がプリセット負荷閾値よりも小さいことを満たす。
すなわち、本実施態様では、プリセット要件を満たす負荷および信号強度を有するアクセスポイントが、ステーションにデータ伝送サービスを提供するように決定される。したがって、ステーションのネットワークサービス品質が保証または改善されることができ、ユーザの通信体験が改善されることができる。
1つの可能な実施態様では、コントローラは複数のアクセスポイントの各々から独立しているか、またはコントローラは複数のアクセスポイントのうちの1つに統合されている。
すなわち、本実施態様では、コントローラは、ネットワーキングを容易にするように柔軟に構成され得る。
1つの可能な実施態様では、本方法は、コントローラが複数のアクセスポイントの各々から独立している場合、光リンクまたはWi-Fiチャネルを介してコントローラによって、アクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータを受信するステップ、または、コントローラが複数のアクセスポイントのうちの1つに統合されている場合、光リンクまたはWi-Fiチャネルを介してコントローラによって、コントローラが位置するアクセスポイントを除くアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータを受信するステップ、をさらに含む。
すなわち、本実施態様では、アクセスポイントのバックホール(backhaul)チャネルは、ネットワーキングを容易にするために柔軟に選択または構成され得る。
1つの可能な実施態様では、複数のアクセスポイントは、第1のアクセスポイントおよび第2のアクセスポイントを含み、第1のステーションは、第1のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスし、本方法は、コントローラによって、第1のアクセスポイントから第1のステーションのネットワークアクセス情報を受信するステップと、コントローラによって、ネットワークアクセス情報を第2のアクセスポイントに送信するステップと、をさらに含む。
すなわち、本実施態様では、アクセスポイントは、ステーションのネットワークアクセス情報を共有し得る。したがって、各アクセスポイントは、ステーションのネットワークアクセス情報に基づいてステーションへの接続を確立し得る。
1つの可能な実施態様では、ネットワークアクセス情報は、アソシエーション要求情報および鍵を含む。
すなわち、本実施態様では、アクセスポイント間で共有されるネットワークアクセス情報は、アソシエーション要求情報および鍵を含み、各アクセスポイントは、アソシエーション要求情報および鍵に基づいてステーションへの接続を確立し得る。
1つの可能な実施態様では、複数のアクセスポイントは、同じ基本サービスセット識別子BSSIDを含む。
すなわち、本実施態様では、異なるアクセスポイントが同じBSSIDを有するので、ステーションは、複数のアクセスポイントに同時に接続され得る。
1つの可能な実施態様では、コントローラによって、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータに基づいて、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々と第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するステップは、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々に対応する性能パラメータがプリセット性能要件を満たさない場合、アクセスポイントセット内の異なるアクセスポイントが異なる時点で第1のステーションに同じデータを別々に送信すると決定するステップを含む。
すなわち、本実施態様では、ステーションが位置するチャネル環境が劣悪であるとき、複数のアクセスポイントは、同じデータをステーションに送信し得、それによって、ステーションがデータを正しく受信する確率が高まる。
1つの可能な実施態様では、コントローラによって、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータに基づいて、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々と第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するステップは、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々に対応する性能パラメータがプリセット性能要件を満たす場合、アクセスポイントセット内の異なるアクセスポイントが同じ時点で第1のステーションに異なるデータを別々に送信すると決定するステップを含む。
すなわち、本実施態様では、ステーションが位置するチャネル環境が良好であるとき、ステーションに接続された複数のアクセスポイントは、異なるデータをステーションに同時に送信し得、それにより、ネットワークのデータスループットが向上する。
1つの可能な実施態様では、コントローラによって、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータに基づいて、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々と第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するステップは、アクセスポイントセット内の第3のアクセスポイントの性能パラメータがプリセット性能要件を満たし、第3のアクセスポイントを除くアクセスポイントセット内のアクセスポイントが性能要件を満たさない場合、第3のアクセスポイントをアクセスポイントセット内の一次アクセスポイントとして構成するステップであって、一次アクセスポイントは、第1のステーションにデータを独立して送信するように構成される、ステップ、を含む。
すなわち、本実施態様では、ステーションが位置するチャネル環境が平均的である場合、ステーションとの良好な通信性能を有するアクセスポイントがステーションにデータ伝送サービスを提供するために選択され得、その結果、ステーションの通信サービス品質と全体的なネットワークオーバーヘッドの両方を保証することができる。
1つの可能な実施態様では、第1のステーションによって送信された第1のデータを受信すると、一次アクセスポイントは、第1のデータに対応する肯定応答文字を第1のステーションに送信するようにさらに構成される。
すなわち、本実施態様では、1つのアクセスポイントは、肯定応答文字をステーションに返すように構成され、その結果、複数のアクセスポイントが肯定応答文字を返すときに生じる競合が回避されることができる。
1つの可能な実装形態では、アクセスポイントセットは、第4のアクセスポイントおよび第5のアクセスポイントを含み、コントローラによって、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータに基づいて、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々と第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するステップは、第4のアクセスポイントが第1のステーションにアップリンクリソース構成情報を送信する送信時点を第1の時点として構成するステップと、第5のアクセスポイントが第1のステーションにアップリンクリソース構成情報を送信する送信時点を第2の時点として構成するステップであって、第2の時点は第1の時点よりも後である、ステップと、を含み、第4のアクセスポイントによって送信されたアップリンクリソース構成情報に応答して第1のステーションが第2の時点でアップリンクデータを送信するとき、第5のアクセスポイントは第1のステーションにアップリンクリソース構成情報をもはや送信しない。
すなわち、本実施態様では、アクセスポイントのアップリンクリソース構成情報の送信メカニズムが構成され、その結果、複数のアクセスポイントが肯定応答文字を返すときに生じる競合が回避されることができる。
第2の態様によれば、本出願の一実施形態は、コントローラによって制御される複数のアクセスポイント内の第1のアクセスポイントに適用されるデータ伝送方法を提供する。本方法は、第1のアクセスポイントによって、第1の性能パラメータを決定するステップであって、第1の性能パラメータは、第1のアクセスポイントと第1のステーションとの間の通信性能を示す、ステップと、第1の性能パラメータがプリセット性能要件を満たす場合、第1のステーションにデータ伝送サービスを提供するステップと、を含む。
すなわち、アクセスポイントとステーションとの間の通信性能が要件を満たす場合にのみ、データ伝送サービスがステーションに提供される。したがって、ステーションのネットワークサービス品質と全体的なネットワークオーバーヘッドの両方が保証されることができる。
1つの可能な実施態様では、本方法は、第1のアクセスポイントによって、ネットワークアクセス情報をコントローラに送信するステップであって、ネットワークアクセス情報は、第1のステーションが第1のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスするときに第1のアクセスポイントによって取得される情報である、ステップをさらに含む。コントローラは、複数のアクセスポイント間でネットワークアクセス情報を共有するために、複数のアクセスポイント内の第2のアクセスポイントにネットワークアクセス情報を送信し得る。
すなわち、本実施態様では、ステーションは、単一のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスし得、アクセスポイントは、コントローラがネットワークアクセス情報を別のアクセスポイントに送信するために、ネットワークアクセス情報をコントローラに送信し得、その結果、別のアクセスポイントは、アクセスプロセスを実行することなくステーションに接続され得る。
1つの可能な実施態様では、複数のアクセスポイントは、第2のアクセスポイントをさらに含み、第1のステーションは、第2のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスし、本方法は、第1のアクセスポイントによって、コントローラから第1のステーションのネットワークアクセス情報を受信するステップであって、ネットワークアクセス情報は、第2のアクセスポイントからコントローラによって受信される、ステップをさらに含む。
すなわち、本実施態様では、コントローラは、別のアクセスポイントと、ステーションがネットワークにアクセスするときにアクセスポイントによって取得されたネットワークアクセス情報を共有し得、その結果、別のアクセスポイントは、アクセスプロセスを実行することなくステーションに接続され得る。
1つの可能な実施態様では、ネットワークアクセス情報は、アソシエーション要求情報および鍵を含む。
すなわち、本実施態様では、アクセスポイント間で共有されるネットワークアクセス情報は、アソシエーション要求情報および鍵を含み、各アクセスポイントは、アソシエーション要求情報および鍵に基づいてステーションへの接続を確立し得る。
第3の態様によれば、本出願の一実施形態は、複数のアクセスポイントを制御するように構成されたデータ伝送装置を提供する。本装置は、アクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータを受信するように構成された通信ユニットであって、性能パラメータは、性能パラメータを送信するアクセスポイントと第1のステーションとの間の通信性能を示す、通信ユニットと、受信した各性能パラメータに基づいて、第1のステーションにデータ伝送サービスを提供するように構成されたアクセスポイントセットを決定するように構成された第1の決定ユニットであって、アクセスポイントセットは、複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つを含む、第1の決定ユニットと、アクセスポイントセットが少なくとも2つのアクセスポイントを含む場合、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータに基づいて、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々と第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するように構成された第2の決定ユニットと、を含む。
1つの可能な実施態様では、性能パラメータは、第1のステーションによって送信され、アクセスポイントによって受信された信号の受信信号強度指示RSSI、およびアクセスポイントの負荷情報のうちの少なくとも1つを含む。
1つの可能な実施態様では、決定されたアクセスポイントセット内の任意のアクセスポイントによって送信された性能パラメータは、RSSIがプリセット強度閾値よりも大きく、負荷情報がプリセット負荷閾値よりも小さいことを満たす。
1つの可能な実施態様では、装置は複数のアクセスポイントの各々から独立しているか、または装置は複数のアクセスポイントのうちの1つに統合されている。
1つの可能な実施態様では、装置が複数のアクセスポイントの各々から独立している場合、通信ユニットは、光リンクまたはWi-Fiチャネルを介して、アクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータを受信する、または、装置が複数のアクセスポイントのうちの1つに統合されている場合、通信ユニットは、光リンクまたはWi-Fiチャネルを介して、装置が位置するアクセスポイントを除くアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータを受信する。
1つの可能な実施態様では、複数のアクセスポイントは、第1のアクセスポイントおよび第2のアクセスポイントを含み、第1のステーションは、第1のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスし、通信ユニットは、第1のアクセスポイントから第1のステーションのネットワークアクセス情報を受信し、ネットワークアクセス情報を第2のアクセスポイントに送信するようにさらに構成される。
1つの可能な実施態様では、ネットワークアクセス情報は、アソシエーション要求情報および鍵を含む。
1つの可能な実施態様では、複数のアクセスポイントは、同じ基本サービスセット識別子BSSIDを含む。
1つの可能な実施態様では、第2の決定ユニットは、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々に対応する性能パラメータがプリセット性能要件を満たさない場合、アクセスポイントセット内の異なるアクセスポイントが異なる時点で第1のステーションに同じデータを別々に送信すると決定する、ようにさらに構成される。
1つの可能な実施態様では、第2の決定ユニットは、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々に対応する性能パラメータがプリセット性能要件を満たす場合、アクセスポイントセット内の異なるアクセスポイントが同じ時点で第1のステーションに異なるデータを別々に送信すると決定する、ようにさらに構成される。
1つの可能な実施態様では、第2の決定ユニットは、アクセスポイントセット内の第3のアクセスポイントの性能パラメータがプリセット性能要件を満たし、第3のアクセスポイントを除くアクセスポイントセット内のアクセスポイントが性能要件を満たさない場合、第3のアクセスポイントをアクセスポイントセット内の一次アクセスポイントとして構成し、一次アクセスポイントは、第1のステーションにデータを独立して送信するように構成される、ようにさらに構成される。
1つの可能な実施態様では、第1のステーションによって送信された第1のデータを受信すると、一次アクセスポイントは、第1のデータに対応する肯定応答文字を第1のステーションに送信するようにさらに構成される。
1つの可能な実施態様では、アクセスポイントセットは、第4のアクセスポイントおよび第5のアクセスポイントを含み、第2の決定ユニットは、第4のアクセスポイントが第1のステーションにアップリンクリソース構成情報を送信する送信時点を第1の時点として構成し、第5のアクセスポイントが第1のステーションにアップリンクリソース構成情報を送信する送信時点を第2の時点として構成し、第2の時点は第1の時点よりも後であり、第4のアクセスポイントによって送信されたアップリンクリソース構成情報に応答して第1のステーションが第2の時点でアップリンクデータを送信するとき、第5のアクセスポイント第1のステーションにアップリンクリソース構成情報をもはや送信しない、ようにさらに構成される。
第3の態様で提供されるデータ伝送装置は、第1の態様で提供される対応する方法を実行するように構成されることが理解されよう。したがって、データ伝送装置によって達成され得る有益な効果については、第1の態様で提供される対応する方法の有益な効果を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
第4の態様によれば、本出願の一実施形態はデータ伝送装置を提供する。本装置は、第1の性能パラメータを決定するように構成された決定ユニットであって、第1の性能パラメータは装置と第1のステーションとの間の通信性能を示す、決定ユニットと、第1の性能パラメータがプリセット性能要件を満たすときに第1のステーションにデータ伝送サービスを提供するように構成された、提供ユニットと、を含む。
1つの可能な実施態様では、装置は、ネットワークアクセス情報をコントローラに送信するように構成された通信ユニットであって、ネットワークアクセス情報は、第1のステーションが装置を介してネットワークにアクセスするときに装置によって取得される情報である、通信ユニットをさらに含む。コントローラは、コントローラによって制御されるアクセスポイント間でネットワークアクセス情報を共有するために、コントローラによって制御される第2のアクセスポイントにネットワークアクセス情報を送信し得る。
1つの可能な実施態様では、第1のステーションは、第2のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスし、装置は、コントローラから第1のステーションのネットワークアクセス情報を受信するように構成された通信ユニットをさらに含み、ネットワークアクセス情報は、第2のアクセスポイントからコントローラによって受信される。
1つの可能な実施態様では、ネットワークアクセス情報は、アソシエーション要求情報および鍵を含む。
第4の態様で提供されるデータ伝送装置は、第2の態様で提供される対応する方法を実行するように構成されることが理解されよう。したがって、データ伝送装置によって達成され得る有益な効果については、第2の態様で提供される対応する方法の有益な効果を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
第5の態様によれば、本出願の一実施形態は、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含むコントローラを提供する。メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成される。コントローラが動作すると、プロセッサはコンピュータ命令を実行し、その結果、コントローラは第1の態様で提供される方法を実行する。
第6の態様によれば、本出願の一実施形態は、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含むアクセスポイントを提供する。メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成される。アクセスポイントが動作すると、プロセッサはコンピュータ命令を実行し、その結果、アクセスポイントは第2の態様で提供される方法を実行する。
第7の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体はコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令が電子デバイス上で実行されると、電子デバイスは第1の態様で提供される方法を実行する。
第8の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体はコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令が電子デバイス上で実行されると、電子デバイスは第2の態様で提供される方法を実行する。
第9の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品に含まれるプログラムコードが電子デバイス内のプロセッサによって実行されると、第1の態様で提供される方法が実施される。
第10の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品に含まれるプログラムコードが電子デバイス内のプロセッサによって実行されると、第2の態様で提供される方法が実施される。
第11の態様によれば、本出願の一実施形態は、チップシステムを提供する。チップシステムは、プロセッサを含む。プロセッサは、チップシステムがインストールされているコントローラが第1の態様で提供される方法を実行するための命令を実行するように構成される。
第12の態様によれば、本出願の一実施形態は、チップシステムを提供する。チップシステムは、プロセッサを含む。プロセッサは、チップシステムがインストールされているアクセスポイントが第2の態様で提供される方法を実行するための命令を実行するように構成される。
第13の態様によれば、本出願の一実施形態は、第1の態様で提供される方法を実施するために、命令を記憶するように構成されたメモリと、命令を実行するように構成された、メモリに結合されたプロセッサと、を含む集積回路を提供する。
第14の態様によれば、本出願の一実施形態は、第2の態様で提供される方法を実施するために、命令を記憶するように構成されたメモリと、命令を実行するように構成された、メモリに結合されたプロセッサと、を含む集積回路を提供する。
本出願の実施形態で提供されるデータ伝送方法および装置によれば、ステーションが位置するチャネル環境に基づいて、1つまたは複数のサービスアクセスポイントがステーションに対して選択され得、複数のサービスアクセスポイントとステーションとの間のデータ伝送モードが選択され得、その結果、最適なネットワークアクセスモードおよび最適なデータ伝送モードがステーションに対して保証され、それによってユーザの通信体験が向上する。
ファイバー・トゥ・ザ・ホーム・ネットワークアーキテクチャの概略図である。 ファイバー・トゥ・ザ・ルーム・ネットワークアーキテクチャへの概略図である。 Wi-Fiネットワークアーキテクチャの概略図である。 本出願の一実施形態によるネットワーク論理アーキテクチャを示す図である。 本出願の一実施形態による仮想セルの概略図である。 本出願の一実施形態によるデータ伝送方法のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるデータ伝送方法のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるデータ伝送方法のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるデータ伝送方法のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるデータ伝送方法のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるデータ伝送方法のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるデータ伝送方法のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるデータ伝送方法のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるデータ伝送方法のフローチャートである。 本出願の一実施形態によるデータ伝送装置の構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるデータ伝送装置の構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるコントローラの概略ブロック図である。 本出願の一実施形態によるアクセスポイントの概略ブロック図である。 本出願の一実施形態によるチップシステムの概略ブロック図である。
以下、本発明の実施形態における技術的解決策を、添付の図面を参照して説明する。説明される実施形態は、本明細書の実施形態のすべてではなく一部にすぎないことは明らかである。
本明細書の説明において、「一実施形態」、「いくつかの実施形態」などへの言及は、本明細書の1つまたは複数の実施形態が、実施形態を参照して説明される特定の特徴、構造、または特性を含むことを示す。したがって、本明細書の様々な箇所に現れる「一実施形態において」、「いくつかの実施形態において」、「いくつかの他の実施形態において」、および「他の実施形態において」などの記述は、必ずしも同じ実施形態を指すとは限らない。代わりに、他の方法で特に強調されない限り、記述は「すべてではないが1つまたは複数の実施形態」を意味する。
本明細書の説明では、特に明記しない限り、「/」は「または」を意味する。例えば、A/Bは、AまたはBを表すことができる。本明細書において、「および/または」は、関連付けられた対象間の関連付け関係を説明するにすぎず、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、Aのみが存在する、AとBの両方が存在する、およびBのみが存在する、という3つの場合を表し得る。加えて、本明細書の実施形態の説明において、「複数の」は、2つまたは3つ以上を意味する。
本明細書の説明では、「第1」および「第2」という用語は単に説明を意図しており、相対的重要性の表示または含意、あるいは示された技術的特徴の数量の暗示的な表示として理解されるべきではない。したがって、「第1の」または「第2の」によって限定される特徴は、1つまたは複数の特徴を明示的または暗示的に含む場合がある。「備える」、「含む」、「有する」という用語、およびそれらの変形はすべて、別の方法で特に強調されない限り、「含むが、限定されない」を意味する。
パッシブ光ネットワーク(passive optical network、PON)は、ホームユーザに光ファイバ通信サービスを提供することができる技術である。一般に、PONは、ネットワークサービスプロバイダエンドポイントとして機能する光回線端末(optical line terminal、OLT)と、ユーザ側に位置する複数の光ネットワーク端末(光ネットワーク端末、ONT)または光ネットワークユニット(optical network terminal、ONU)とを含む。OLTは、ネットワークケーブルによってフロントエンド(アグリゲーションレイヤ)スイッチに接続されてもよく、OLTは、光ファイバによってONT(またはONU)に接続されてもよい。OLTは、電気信号と光信号との間の変換、ONTおよびONUの制御および管理などを行うように構成され得る。ONTまたはONUはWi-Fiネットワークカバレッジを提供し得る。
図1は、PONの従来のアプリケーションアーキテクチャであるファイバー・トゥ・ザ・ホーム(fiber to the home、FTTH)ネットワークアーキテクチャを示す。図1に示すように、FTTHネットワークアーキテクチャでは、OLTは、光ファイバによってユーザ側の光分配ネットワーク(optical distribution network、ODN)内のパッシブスプリッタ(passive splitter)に接続されてもよい。OLTは、パッシブスプリッタを介して異なる光ファイバによって異なるONTまたはONUに接続される。
FTTHアーキテクチャでは、異なるONTまたはONUが異なる家庭にWi-Fiカバレッジを提供し得る。FTTHアーキテクチャに基づいて、ファイバー・トゥ・ザ・ルーム(fiber to the room、FTTR)アーキテクチャが提供される。FTTRアーキテクチャでは、Wi-Fiネットワークの帯域幅、レイテンシ、およびカバレッジを改善するために、1つまたは複数のONTが単一の部屋にネットワークサービスを提供し得るように、1つまたは複数のONTが家庭内の単一の部屋に構成されてもよい。FTTRアーキテクチャにおけるONTは、エッジONT(edge ONT)と呼ばれることもある。
図2は、FTTRネットワークアーキテクチャを示す。OLTは、スプリッタを介して光ファイバによって同じ家庭内の複数のONTに接続されてもよい。図2に示すように、複数のONTは、家庭内の異なる部屋に配備されてもよい。例えば、ONT1は部屋1に配備され、ONT2は部屋2に配備され、ONT3は部屋3に配備されるなどである。複数のONTを制御するように構成されたコントローラが設けられてもよい。コントローラは、ミニOLT(mini OLT)と呼ばれることもある。
例えば、コントローラは、複数のONTから独立していてもよい。具体的には、コントローラは、独立して設けられてもよいし、複数のONT以外のデバイスに一体化されてもよい。例えば、図2に示すように、コントローラはPONゲートウェイに統合されてもよい。この例では、コントローラは、光ファイバによって複数のONTの各々に接続されてもよい。
例えば、コントローラは、複数のONTのうちの1つに統合されてもよく、例えば、ONT1に統合されてもよい。この例では、コントローラが位置するONTは、光ファイバによって別のONTに接続されてもよい。
ONT、ONU、およびエッジONTは、Wi-Fiチップを搬送するデバイスであってもよく、ステーション(station、STA)にWi-Fiネットワークカバレッジを提供してもよい。すなわち、ONT、ONU、およびエッジONTは、端末デバイスがネットワークにアクセスするためのアクセスポイント(access point、AP)として機能し得る。したがって、本出願のこの実施形態では、ONT、ONU、およびエッジONTは、まとめてアクセスポイントと呼ばれることもある。
図3は、Wi-Fiネットワークアーキテクチャを示す。ネットワークアーキテクチャは、コントローラと、コントローラによって制御される複数のアクセスポイントとを含み得る。複数のアクセスポイントは、アクセスポイント1、アクセスポイント2、アクセスポイント3などを含み得る。各アクセスポイントは、Wi-Fiネットワークカバレッジを提供し得る。例えば、コントローラは、複数のアクセスポイントのうちの1つに統合されてもよく、例えば、アクセスポイント1に統合されてもよい。この例では、コントローラが位置するアクセスポイントは、Wi-Fiチャネルによって別のアクセスポイントに接続され得る。例えば、コントローラは、複数のアクセスポイントから独立していてもよく、Wi-Fiチャネルによって複数のアクセスポイントの各々に接続されてもよい。
1つの解決策では、異なるアクセスポイントは異なる基本サービスセット識別子(basic service set identifier、BSSID)を有し、1つのステーションは一度に1つのアクセスポイントのみに接続されることができる。したがって、図2または図3に示すネットワークアーキテクチャでこの解決策が使用される場合、ステーションがアクセスポイントにアクセスする必要があるたびに、ステーションおよびアクセスポイントは完全なステーションアクセスプロセス(アソシエーション、鍵の同意などを含む)を経る必要がある。この場合、ステーションが異なるアクセスポイント間をローミングするとき、ローミング切り替え時間が長くなり、サービスフローの中断を引き起こし、その結果、ユーザ体験が低下する。加えて、異なる端末デバイスは大きく異なる。端末デバイスの中には、Wi-Fiローミングプロトコルをサポートしていないものもあり、したがって、非ローミングの問題もある。
別の解決策では、同じ基本サービスセット識別子が、ネットワーキングにおけるすべてのアクセスポイントのために構成され得る。各アクセスポイントは、基本サービスセット識別子を搬送するビーコン(beacon)フレームをブロードキャストし得る。ビーコンフレームを受信した後、ステーションは、ネットワーキングにおけるアクセスポイントの基本サービスセット識別子が一意であると認識し得る。ステーションが新しいアクセスポイントにアクセスする必要があるとき、ステーションによって最初にアクセスされたアクセスポイントは、ステーションの鍵などの接続に必要な情報を新しいアクセスポイントに事前に送信し、その結果、ステーションは新しいアクセスポイントにシームレスにローミングすることができる(ローミング切り替え時間はミリメートルレベルであり、基本的にパケット損失は発生しない)。この解決策は、シームレスなローミングを達成することができるが、データ伝送効率は低い。ネットワーキング内のすべてのアクセスポイントの基本サービスセット識別子は同じであるため、ステーションによって送信されたアップリンクデータは、ネットワーキング内の複数のアクセスポイントによって受信され得、アップリンクデータを受信すると、複数のアクセスポイントは、肯定応答文字(acknowledge character、ACK)またはブロックACK(block ack、BA)で応答し、その結果、ステーション側でACKまたはBA競合を引き起こす。さらに、この解決策では、無線帯域幅が低く、ホームネットワークの高帯域幅の要件を満たすことが困難である。
さらに別の解決策では、複数の仮想アクセスポイント(virtual access point、VAP)がアクセスポイントに構成されてもよく、異なるアクセスポイントは異なる基本サービスセット識別子を有する。言い換えれば、アクセスポイントは、複数の基本サービスセット識別子を有し、基本サービスセット識別子のうちの1つをステーションに割り当て得る。ステーションが新しいアクセスポイントのカバレッジエリアに移動すると、新しいアクセスポイントは同じ基本サービスセット識別子をステーションに割り当て得、その結果、ステーションは基本サービスセット識別子が一意であると認識し、それによってシームレスなローミングを実現する。この解決策では、アクセスポイントは異なるステーションに異なる基本サービスセット識別子を割り当てる必要があり、これは基本サービスセット識別子と基本サービスセット識別子マスクとの間の競合を容易に引き起こす。加えて、アクセスポイントは、異なる基本サービスセット識別子を搬送するビーコンフレームをブロードキャストする必要があり、その結果、ビーコンフレームのオーバーヘッドが高くなる。さらに、アクセスポイントの場合、構成可能な仮想アクセスポイントの数が制限され、その結果、アクセスポイントに接続されるステーションの数も制限される。
本出願の一実施形態は、図2または図3に示すネットワークアーキテクチャに適用され得るデータ伝送方法を提供する。コントローラは、アクセスポイントとステーションとの間の通信性能に基づいて、ステーションにデータ伝送サービスを協調的に提供するために、1つまたは複数のアクセスポイントを選択し得、1つまたは複数のアクセスポイントがデータ伝送サービスをステーションに協調的に提供するとき、コントローラは、1つまたは複数のアクセスポイントとステーションとの間のデータ伝送モードを選択し得る。このようにして、アクセスポイントとステーションとの間のチャネル環境に基づいて、ステーションによってアクセスされるアクセスポイントが柔軟に選択され得、アクセスポイントとステーションとの間のデータ伝送モードが選択され得、その結果、最適なワイヤレスネットワークアクセスモードおよび最適なデータ伝送モードがステーションに対して保証され、それによってユーザの通信体験が向上する。
アクセスポイントは、802.11ax、802.11ac、802.11n、802.11g、802.11b、802.11aなどの1つまたは複数の規格をサポートする通信デバイスであり得る。例えば、アクセスポイントは、図1または図2に示すONTまたはONUであってもよく、図3に示すアクセスポイントであってもよい。
ステーションは、携帯電話、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、ウェアラブルインテリジェントデバイス、またはインテリジェント家電などの端末デバイスであってもよい。
以下では、異なる実施形態の例を使用して、本出願の実施形態で提供されるデータ伝送方法を説明する。
図4は、本出願の一実施形態によるネットワーク論理アーキテクチャを示す。論理アーキテクチャは、図2または図3に示すネットワークアーキテクチャで提供され得る。論理アーキテクチャにおいて、コントローラA1は、アクセスポイントB1、アクセスポイントB2、およびアクセスポイントB3などを含む複数のアクセスポイントを制御し得る。コントローラA1は、アクセスポイントB1に統合されてもよい。コントローラA1は、アクセスポイントB1以外のアクセスポイント、例えばアクセスポイントB2およびアクセスポイントB3と光ファイバで別々に接続されてもよい。
アクセスポイントB1、アクセスポイントB2、およびアクセスポイントB3などの複数のアクセスポイントは、同じ基本サービスセット識別子C1を有し得る。同じ基本サービスセット識別子は、手動で構成されてもよいし、コントローラA1によって自動的に構成されてもよい。
コントローラA1は、アクセスポイントB1、アクセスポイントB2、およびアクセスポイントB3を制御して、同じWi-Fiチャネル(例えば、チャネル36)をフロントホール(fronthaul)チャネルとして選択し、その後、データ伝送サービスを同じステーションに協調的に提供し得る。
アクセスポイントのカバレッジ内にあるステーションは、アクセスポイントを介してネットワークにアクセスし得る。例えば、ステーションD1は、アクセスポイントB1を介してネットワークにアクセスし得る。ステーションがネットワークにアクセスすることは、ステーションとアクセスポイントとの間にWi-Fiリンクが確立され、Wi-Fiリンクを介してデータが交換され、その結果、ステーションがアクセスポイントを介してインターネットなどのネットワークにアクセスできることを意味する。一般に、Wi-Fiネットワークの場合、ステーションのネットワークアクセスのプロセスは、以下のステップを含む。
S1.ステーションは、プローブ要求(probe request)情報をアクセスポイントに送信する。
S2.アクセスポイントは、プローブ応答(probe response)情報をステーションに返す。
S3.ステーションは、認証要求(authentication request)情報をアクセスポイントに送信する。
S4.アクセスポイントは、認証応答(authentication response)情報をステーションに返す。
S5.ステーションは、アソシエーション要求(association request)情報をアクセスポイントに送信する。アソシエーション要求情報は、アソシエーション要求フレームと呼ばれることもあり、アクセスポイントがステーションとの接続を確立するために必要な情報である。アソシエーション要求情報は、アクセスポイントがステーションの能力を満たす通信方式でステーションと通信するように、ステーションの能力情報(例えば、ステーションによってサポートされる通信プロトコル)を含む。
S6.アクセスポイントは、アソシエーション応答(association response)情報をステーションに返す。
次いで、アクセスポイントとステーションとの間で鍵合意が行われ、アクセスポイントとステーションとの間の通信のための鍵を生成し得る。
ステーションのネットワークアクセスの特定のプロセスについては、既存のWi-Fi関連プロトコルの説明を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
上述したように、アクセスポイントB1、アクセスポイントB2、およびアクセスポイントB3などの複数のアクセスポイントは、同じ基本サービスセット識別子を有し、ネットワークにアクセスするときにステーションによって送信されたアソシエーション要求情報は、複数のアクセスポイントによって受信され得る。したがって、複数のアクセスポイントは、アソシエーション応答情報をステーションに送信し、競合を引き起こし、ステーションがネットワークにアクセスすることに影響を与え得る。
いくつかの実施形態では、前述の問題を回避するために、アソシエーション要求情報を受信した各アクセスポイントは、各アクセスポイントによって受信されたアソシエーション要求情報と、各アクセスポイントとステーションD1との間の通信性能を示す性能パラメータとをコントローラA1に送信する。コントローラA1は、各アクセスポイントによって送信された性能パラメータに基づいて、アソシエーション要求情報に応答するように構成されたアクセスポイントを決定し得る。詳細は以下の通りである。
例示的な例では、アクセスポイントによってコントローラA1に送信される性能パラメータは、アクセスポイントの負荷情報を含み得る。負荷情報は、アクセスポイントB1のWi-Fiチャネルのビジー度合いを示し得ることが理解されよう。負荷が高いほど、Wi-Fiチャネルがよりビジーであり、通信性能が低いことを示す。負荷が低いほど、Wi-Fiチャネルがよりアイドル状態であり、通信性能が高いことを示す。例えば、負荷情報は、アクセスポイントに接続されたステーションの数であり得る。例えば、負荷情報は、アクセスポイントに接続されたステーションの数およびタイプを含み得る。異なるステーションタイプは、異なる負荷重量に対応する。ステーションタイプと負荷重量との対応関係は、予め設定されてもよい。例えば、携帯電話のステーションタイプに対応する負荷重量は1であり、VRデバイスのステーションタイプに対応する負荷重量は2であり、スマート冷蔵庫のステーションタイプに対応する負荷重量は0.2である。したがって、コントローラA1は、アクセスポイントの負荷情報に基づいて、アクセスポイントの負荷を決定してもよい。例えば、負荷情報がステーションの数である場合、ステーションの数が多いほど、アクセスポイントの負荷が大きいことを示す。例えば、負荷情報がステーションの数およびタイプを含む場合、加重負荷を取得するために、同じタイプのステーションの数にそのタイプに対応する負荷重量を乗算してもよい。次に、すべてのステーションタイプの加重負荷が加算されて、アクセスポイントの負荷を示すための合計を取得する。
この例示的な例では、コントローラA1は、各アクセスポイントの負荷に基づいて、アソシエーション要求情報に応答するように構成されたアクセスポイントを選択し得る。例えば、コントローラA1は、アクセスポイントB1によって送信されたアソシエーション要求情報およびアクセスポイントB1の負荷情報を受信してもよく、アクセスポイントB2によって送信されたアソシエーション要求情報およびアクセスポイントB2の負荷情報を受信してもよい。次いで、コントローラA1は、アクセスポイントB1によって送信されたアソシエーション要求情報とアクセスポイントB2によって送信されたアソシエーション要求情報とが同じステーションからのものであるかどうかを決定し、アクセスポイントB1によって送信された負荷情報に基づいてアクセスポイントB1の負荷を決定し、アクセスポイントB2によって送信された負荷情報に基づいてアクセスポイントB2の負荷を決定する。アクセスポイントB1によって送信されたアソシエーション要求情報とアクセスポイントB2によって送信されたアソシエーション要求情報とが同じステーションからのものであり(例えば、アクセスポイントB1によって送信されたアソシエーション要求情報およびアクセスポイントB2によってコントローラA1に送信されたアソシエーション要求情報は、両方とも、ステーションD1によって送信され、アクセスポイントB1およびアクセスポイントB2によってそれぞれ受信されたアソシエーション要求情報である)、アクセスポイントB1の負荷がアクセスポイントB2の負荷よりも低い場合、コントローラA1は、アクセスポイントB1がアソシエーション要求情報に応答するように構成されたアクセスポイントであると決定し得る。
例示的な例では、アクセスポイントによってコントローラA1へ送信される性能パラメータは、ステーションD1によって送信され、アクセスポイントによって受信されたWi-Fi信号の受信信号強度指示(received signal strength indication、RSSI)を含み得る。具体的には、アクセスポイントは、RSSIを取得するために、ステーションD1によって送信され、アクセスポイントによって受信されたWi-Fi信号を測定し得る。RSSIは、チャネルまたはリンクの通信性能を反映し得ることが理解されよう。RSSIが高いほど、通信性能が高いことを示す。
この例示的な例では、コントローラA1は、ステーションD1によって送信され、アクセスポイントによって受信されたWi-Fi信号のRSSIに基づいて、アソシエーション要求情報に応答するように構成されたアクセスポイントを選択し得る。例えば、コントローラA1は、アクセスポイントB1によって送信されたアソシエーション要求情報と、ステーションD1によって送信され、アクセスポイントB1によって受信されたWi-Fi信号のRSSIとを受信してもよく、アクセスポイントB2によって送信されたアソシエーション要求情報と、ステーションD1によって送信され、アクセスポイントB2によって受信されたWi-Fi信号のRSSIとを受信してもよい。次いで、コントローラA1は、アクセスポイントB1によって送信されたアソシエーション要求情報とアクセスポイントB2によって送信されたアソシエーション要求情報とが同じステーションからのものであるかどうかを決定し、ステーションD1によって送信され、アクセスポイントB1によって受信されたWi-Fi信号のRSSIが、ステーションD1によって送信され、アクセスポイントB2によって受信されたWi-Fi信号のRSSIよりも大きいかどうかを決定する。アクセスポイントB1によって送信されたアソシエーション要求情報とアクセスポイントB2によって送信されたアソシエーション要求情報とが同じステーションからのものであり、ステーションD1によって送信され、アクセスポイントB1によって受信されたWi-Fi信号のRSSIが、ステーションD1によって送信され、アクセスポイントB2によって受信されたWi-Fi信号のRSSIよりも大きい場合、コントローラA1は、アクセスポイントB1がアソシエーション要求情報に応答するように構成されたアクセスポイントであると決定し得る。
例示的な例では、アクセスポイントによってコントローラA1に送信される性能パラメータは、アクセスポイントの負荷情報と、ステーションD1によって送信され、アクセスポイントによって受信されたWi-Fi信号のRSSIとを含み得る。コントローラA1は、ステーションD1によって送信され、アクセスポイントによって受信された、アクセスポイントの負荷情報およびWi-Fi信号のRSSIを総合的に考慮することによって、アソシエーション要求情報に応答するように構成されたアクセスポイントを決定し得る。一例では、RSSIがプリセット強度閾値より大きい、ステーションD1によって送信されたWi-Fi信号を受信する少なくとも1つのアクセスポイントが決定され得、次いで、少なくとも1つのアクセスポイントにおける最小負荷を有するアクセスポイントが、アソシエーション要求情報に応答するように構成されたアクセスポイントとして決定される。一例では、負荷がプリセット負荷閾値よりも低い1つまたは複数のアクセスポイントが決定され得、次いで、1つまたは複数のアクセスポイント内にあり、ステーションD1によって送信された、最大RSSIを有するWi-Fi信号を受信するアクセスポイントが、アソシエーション要求情報に応答するように構成されたアクセスポイントとして決定される。前述した解決策によって、コントローラA1は、アクセスポイントB1が、アソシエーション要求情報に応答するように構成されたアクセスポイントであると決定し得るように設定され得る。
このようにして、前述の解決策により、アソシエーション要求情報に応答するように構成されたアクセスポイント(アクセスポイントB1)が決定されることができる。アソシエーション要求情報に応答するように構成されたアクセスポイント(アクセスポイントB1)は、アソシエーション応答情報をステーションD1に送信し、別のアクセスポイントは、アソシエーション応答情報をステーションD1に送信せず、その結果、ステーションD1は、単一のポイントを介してネットワークにアクセスすることができ、それによって、複数のアクセスポイントの同じBSSIDによって引き起こされるアクセス競合を回避する。ステーションD1がアクセスポイントB1を介してネットワークにアクセスした後、アクセスポイントB1は、ステーションD1のネットワークアクセス情報をコントローラA1に送信し得る。コントローラA1は、アクセスポイントがネットワークアクセス情報を共有するように、コントローラA1によって制御される各アクセスポイントにネットワークアクセス情報を送信し得る。ネットワークアクセス情報は、Wi-Fiリンクを確立するために必要な情報を指し、ステーションがネットワークにアクセスするときにステーションおよびアクセスポイントによって協調的に生成される。ステーションがネットワークにアクセスするとき、アクセスポイントは、ネットワークアクセス情報を取得し得る。例えば、ネットワークアクセス情報は、アソシエーション要求情報および鍵を含む。アソシエーション要求情報は、具体的には、ネットワークアクセスプロセスにおいてステーションによってアクセスポイントに送信されるアソシエーション要求情報であり、鍵は、ネットワークアクセスプロセスにおいてステーションとアクセスポイントとが合意する鍵である。
このようにして、コントローラA1によって制御される複数のアクセスポイントは、ステーションD1のネットワークアクセス情報を取得し得、その結果、特定の条件が満たされたときにステーションD1に接続されたWi-Fiリンクが確立されることができる。例えば、各アクセスポイントは、アクセスポイントとステーションD1との間の通信性能を示す性能パラメータを取得し、性能パラメータが、プリセット性能要件E1を満たしているかどうかを決定し得る。性能パラメータがプリセット性能要件E1を満たすとき、アクセスポイントは、ステーションD1にデータ伝送サービスを提供するために、ステーションD1に接続されたWi-Fiリンクを確立し得る。
各アクセスポイントは、アクセスポイントとステーションD1との間の通信性能を示す性能パラメータをコントローラA1に送信し得る。性能パラメータがプリセット性能要件E1を満たすとコントローラA1が決定した場合、コントローラA1は、ステーションD1にデータ伝送サービスを提供するために性能パラメータを送信するアクセスポイントを決定し得る。このようにして、コントローラA1は、コントローラA1によって制御される複数のアクセスポイントから、ステーションD1にデータ伝送サービスを提供するように構成された1つまたは複数のアクセスポイントを決定し得る。1つまたは複数のアクセスポイントは、コントローラA1の制御下でステーションD1にデータ伝送サービスを協調的に提供するために、アクセスポイントセットを形成し得る。アクセスポイントセット内のアクセスポイントは、ステーションD1にWi-Fiネットワークカバレッジを共同で提供する。説明を容易にするために、ステーションD1のために共同で設定されたアクセスポイントにおけるアクセスポイントによって提供されるWi-Fiネットワークカバレッジは、仮想セルと呼ばれてもよい。例えば、図5に示すように、異なるステーションの仮想セルが前述の方法で決定され得る。アクセスポイントB1およびアクセスポイントB2は、ステーションD1のための仮想セルF1を共同で提供し得る。アクセスポイントB1は、ステーションD2のための仮想セルF2を提供し得る。アクセスポイントB2およびアクセスポイントB3は、ステーションD3のための仮想セルF3を共同で提供し得る。
以下では、一例としてアクセスポイントB1およびステーションD1を使用して、本出願の実施形態における性能パラメータについて説明する。
上述したように、アクセスポイントB1によってコントローラA1に送信される性能パラメータは、アクセスポイントB1とステーションD1との間の通信性能を示してもよい。すなわち、性能パラメータは、Wi-Fiリンクの通信性能を示すインジケータを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、性能パラメータは、ステーションD1によって送信され、アクセスポイントB1によって受信されたWi-Fi信号のRSSIを含み得る。これに対応して、性能要件E1は、プリセット強度閾値G1を含む。性能パラメータが性能要件E1を満たすことは、RSSIが強度閾値G1よりも大きいことを含む。
いくつかの実施形態では、アクセスポイントB1によってコントローラに送信される性能パラメータは、アクセスポイントB1の負荷情報を含み得る。上述したように、負荷情報は、アクセスポイントB1に接続されたステーションの数であってもよいし、アクセスポイントB1に接続されたステーションの数およびタイプであってもよい。詳細については、前述の説明を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。これに対応して、性能要件E1は、プリセット負荷閾値H1を含む。性能パラメータが性能要件E1を満たすことは、負荷情報(または負荷情報に基づいて決定された負荷)が負荷閾値H1未満であることを含む。
いくつかの実施形態では、性能パラメータは、RSSIおよび負荷情報の両方を含み得る。性能要件E1は、強度閾値G1および負荷閾値H1の両方を含む。性能パラメータが性能要件E1を満たすことは、RSSIが強度閾値G1よりも大きいこと、および負荷情報(または負荷情報に基づいて決定された負荷)が負荷閾値H1よりも小さいことの両方を含む。
いくつかの実施形態では、アクセスポイントB1によってコントローラに送信される性能パラメータは、ステーションD1によって実行されるサービスのサービスタイプを含み得る。異なるサービスタイプは、チャネルの通信性能に関して異なる要件を有することが理解されよう。VRサービスまたは音声サービスなどの、低遅延および高帯域幅を必要とする高需要サービスは、チャネルの通信性能に対する高い要件を有することが理解されよう。ステーションD1によって実行されるサービスの、性能パラメータに含まれるサービスタイプが高需要サービスである場合、コントローラA1は、本出願の実施形態で提供されるデータ伝送方法の実行を継続し得、これは、ステーションD1にデータ伝送サービスを共同で提供するように構成されたアクセスポイントセットを決定することである。バックグラウンド(background、BK)サービスまたはベストエフォート(best effort、BE)サービスなどの低需要サービスは、通信に対する要求が低いことが理解されよう。ステーションD1によって実行されるサービスの、性能パラメータに含まれるサービスタイプが低需要サービスである場合、コントローラA1は、本出願の実施形態で提供されるデータ伝送方法の実行を停止し、ステーションD1にデータ伝送サービスを提供するためのアクセスポイント(例えば、アクセスポイントB1)を直接示し得る。
いくつかの実施形態では、各アクセスポイントは、最近取得された性能パラメータをコントローラA1に定期的に(例えば、1/2間隔または他のプリセット間隔で)送信し得るか、または各アクセスポイントは、現在取得された性能パラメータをリアルタイムでコントローラA1に送信し得る。コントローラA1は、コントローラA1によって最近受信され、各アクセスポイントによって送信された性能パラメータに基づいて、ステーションが異なる時点で最適な方法でネットワークにアクセスするために、ステーションにデータ伝送サービスを提供するように構成されたアクセスポイントセットを更新し得る。
前述の方法で、コントローラA1は、ステーションD1にデータ伝送サービスを提供するように構成されたアクセスポイントセットを決定し得る。
コントローラA1は、アクセスポイントセット内の各アクセスポイントによって送信された性能パラメータに基づいて、各アクセスポイントとステーションD1との間のデータ伝送モードをさらに決定し得る。以下、例を用いて説明する。
図6を参照されたい。コントローラA1は、ステップ601を実行して、ステーションD1にデータ伝送サービスを提供するように構成されたアクセスポイントセットP1を決定し得る。詳細については、前述の説明を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
アクセスポイントセットP1が決定されたとき、または、決定された後、コントローラA1は、ステップ602を実行して、アクセスポイントセットP1におけるアクセスポイントの数が1より大きいかどうかを決定し得る。
アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントの数が1以下である場合、コントローラA1は、ステップ603を実行して、単一アクセスポイント伝送を実行するアクセスポイントセットP1内のアクセスポイントを示し得る。単一アクセスポイント伝送については、従来技術の説明を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
いくつかの実施形態では、アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントの数が1より大きい場合、コントローラA1は、ステップ604を実行して、アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントによって送信されたすべての性能パラメータがプリセット性能要件E2を満たさないかどうかを決定し得る。言い換えれば、各アクセスポイントによって送信された性能パラメータは性能要件E2を満たしていないと決定される。性能要件E2は、性能要件E1よりも高い。言い換えれば、性能要件E2は、性能要件E1よりも厳しい。
例えば、前述したように、各アクセスポイントによって送信された性能パラメータは、RSSIを含み得る。これに対応して、性能要件E2は、プリセット強度閾値G2を含み得、強度閾値G2は強度閾値G1よりも高い。アクセスポイントセットP1内の各アクセスポイントによって送信された性能パラメータがプリセット性能要件E2を満たさないことは、具体的には、各アクセスポイントのRSSIが強度閾値G2未満であることを意味し得る。
例えば、前述したように、各アクセスポイントによって送信された性能パラメータは、負荷情報を含み得る。これに対応して、性能要件E2は、プリセット負荷閾値H2を含み得、負荷閾値H2は、負荷閾値H1よりも小さい。アクセスポイントセットP1内の各アクセスポイントによって送信された性能パラメータがプリセット性能要件E2を満たさないことは、具体的には、各アクセスポイントの負荷情報(または負荷情報に基づいて決定された負荷)が負荷閾値H2よりも大きいことを意味し得る。
例えば、前述したように、各アクセスポイントによって送信された性能パラメータは、RSSIおよび負荷情報を含み得る。これに対応して、性能要件E2は、プリセット強度閾値G2およびプリセット負荷閾値H2を含み得、強度閾値G2は強度閾値G1よりも大きく、負荷閾値H2は負荷閾値H1よりも小さい。アクセスポイントセットP1内の各アクセスポイントによって送信された性能パラメータがプリセット性能要件E2を満たさないことは、具体的には、各アクセスポイントのRSSIが強度閾値G2未満であること、および/または各アクセスポイントの負荷情報(または負荷情報に基づいて決定された負荷)が負荷閾値H2より大きいことを意味し得る。
アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントによって送信されたすべての性能パラメータが性能要件E2を満たさない場合、言い換えれば、アクセスポイントセットP1内の各アクセスポイントの性能パラメータが性能要件E2を満たさない場合、コントローラA1は、ステップ605を実行して、アクセスポイントセットP1内の異なるアクセスポイントが異なる時点で同じデータをステーションD1に別々に送信すると決定し得る。
例えば、コントローラA1または別のネットワーク側デバイス(例えば、ゲートウェイ)は、その宛先がステーションD1であるダウンリンクデータQ1をアクセスポイントセットP1内の各アクセスポイントに送信し得る。コントローラA1は、各アクセスポイントがダウンリンクデータQ1をステーションD1に送信する送信時点を構成する。異なるアクセスポイントは、異なる送信時点を有する。
例えば、コントローラA1は、その宛先がステーションD1であるダウンリンクデータQ1を、アクセスポイントセットP1内の異なるアクセスポイントに異なる時点で送信し得る。ダウンリンクデータQ1を受信すると、各アクセスポイントは、ダウンリンクデータQ1をステーションD1に送信し得る。このようにして、異なるアクセスポイントは異なる時点で同じデータをステーションD1に送信し、その結果、ステーションD1のネットワーク環境が劣悪であるとき、ステーションD1によるダウンリンクデータの受信精度が保証されることができる。
いくつかの実施形態では、アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントの数が1より大きい場合、コントローラA1は、ステップ606を実行して、アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントによって送信されたすべての性能パラメータが性能要件E2を満たすかどうかを決定し得る。例えば、図6に示すように、ステップ606は、ステップ604の後に実行されてもよい。具体的には、アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントによって送信されたすべての性能パラメータが性能要件E2を満たさないとは限らない場合、コントローラA1はステップ606を実行し得る。例えば、前述したように、各アクセスポイントによって送信された性能パラメータは、RSSIを含み得る。これに対応して、性能要件E2は、プリセット強度閾値G2を含み得、強度閾値G2は強度閾値G1よりも高い。アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントによって送信されたすべての性能パラメータがプリセット性能要件E2を満たすことは、具体的には、各アクセスポイントのRSSIが強度閾値G2以上であることを意味し得る。
例えば、前述したように、各アクセスポイントによって送信された性能パラメータは、負荷情報を含み得る。これに対応して、性能要件E2は、プリセット負荷閾値H2を含み得、負荷閾値H2は、負荷閾値H1よりも小さい。アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントによって送信されたすべての性能パラメータがプリセット性能要件E2を満たすことは、具体的には、各アクセスポイントの負荷情報(または負荷情報に基づいて決定された負荷)が負荷閾値H2以下であることを意味し得る。
例えば、前述したように、各アクセスポイントによって送信された性能パラメータは、RSSIおよび負荷情報を含み得る。これに対応して、性能要件E2は、プリセット強度閾値G2およびプリセット負荷閾値H2を含み得、強度閾値G2は強度閾値G1よりも大きく、負荷閾値H2は負荷閾値H1よりも小さい。アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントによって送信されたすべての性能パラメータがプリセット性能要件E2を満たすことは、具体的には、各アクセスポイントのRSSIが強度閾値G2以上であり、各アクセスポイントの負荷情報(または負荷情報に基づいて決定された負荷)が負荷閾値H2以下であることを意味し得る。
アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントによって送信されたすべての性能パラメータが性能要件E2を満たす場合、コントローラA1は、ステップ607を実行して、アクセスポイントセットP1内の異なるアクセスポイントが同じ時点でステーションD1に異なるデータを別々に送信すると決定し得る。
例えば、アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントは、分散多入力多出力(multiple-in multipleout、MIMO)方式でステーションD1にダウンリンクデータを送信し得る。具体的には、コントローラA1は、アクセスポイントセットP1内の各アクセスポイントに通知してスロット同期を行ってもよい。スロット同期は、クロック同期として理解され得る。スロット同期後、アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントは、同じクロックを使用し得る。コントローラA1は、チャネルサウンディングを行うために、アクセスポイントP1内の各アクセスポイントにさらに通知してもよい。アクセスポイントB1が一例として使用される。アクセスポイントB1は、チャネルサウンディング信号(例えば、ヌルデータパケット(null data packet、NDP))をステーションD1に送信し得る。ステーションD1は、チャネルサウンディング信号に応答して、チャネルサウンディング結果(例えば、フィードバックヌルデータパケット(feedback NDP))をアクセスポイントB1に送信し得る。アクセスポイントB1は、チャネルサウンディング結果をコントローラA1に報告し得る。アクセスポイントセットP1内の各アクセスポイントは、チャネルサウンディング結果をコントローラA1に報告し得る。コントローラA1は、各アクセスポイントによって報告されたチャネルサウンディング結果に基づいて、分散MIMOを実行するためのプリコーディング行列を決定し得る。プリコーディング行列は、各アクセスポイントに対応するプリコーディングベクトル(vector)を含み得る。コントローラA1は、対応するアクセスポイントにプリコーディングベクトルを別々に配信し得る。次いで、アクセスポイントは、マルチチャネル並行性を実施するために、アクセスポイントのプリコーディングベクトルを使用することによって異なるダウンリンクデータをステーションに送信し得る。
上記は、一例として分散MIMOの解決策を説明したにすぎない。詳細な解決策については、802.11beプロトコルを参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
いくつかの実施形態では、ステップ604とステップ606の両方の結果が「いいえ」であると決定した場合、すなわち、アクセスポイントセットP1内のいくつかのアクセスポイントによって送信された性能パラメータが性能要件E2を満たし、他のアクセスポイントによって送信された性能パラメータが性能要件E2を満たさない場合、コントローラA1は、ステップ608を実行して、アクセスポイントセットP1から一次アクセスポイントを決定し得、一次アクセスポイントは、ステーションD1にデータ伝送サービスを独立して提供するように構成される。具体的には、コントローラA1は、送信された性能パラメータが性能要件E2を満たすアクセスポイントを一次アクセスポイントとして使用し、ステーションD1にデータ伝送サービスを提供するように一次アクセスポイントを制御し得、他のアクセスポイントはステーションD1にデータ伝送サービスをもはや提供しない。例えば、送信された性能パラメータが性能要件E2を満たす複数のアクセスポイントが存在する場合、アクセスポイントのうちの1つが、一次アクセスポイントとして決定され得る。例えば、最小負荷または最大RSSIを有するアクセスポイントが、一次アクセスポイントとして決定され得る。
これらの実施形態の例示的な例では、ステップ608のデータ伝送サービスは、具体的には、ダウンリンクデータ伝送サービスを指し得る。すなわち、コントローラA1は、ネットワーク側から受信したダウンリンクデータをステーションD1に送信するように一次アクセスポイントを制御し、他のアクセスポイントはダウンリンクデータをステーションD1にもはや送信しない。
これらの実施形態の別の例示的な例では、ステップ608のデータ伝送サービスは、アップリンクデータ伝送サービスおよびダウンリンクデータ伝送サービスを含み得る。すなわち、コントローラA1は、ステーションD1にアップリンクデータ伝送サービスおよびダウンリンクデータ伝送サービスを提供する一次アクセスポイントを示す。他のアクセスポイントは、ステーションD1によって送信されたアップリンクデータをもはや受信または処理せず、ステーションD1にダウンリンクデータをもはや送信しない。
前述の解決策によれば、ステーションD1のネットワーク環境が劣悪である(アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントによって送信されたすべての性能パラメータが性能要件E2を満たさない)場合、異なるアクセスポイントが同じデータをステーションD1に別々に送信し得、その結果、ステーションD1がダウンリンクデータを受信する確率が高められることができる。あるいは、ステーションD1のネットワーク環境が良好である(アクセスポイントセットP1内のアクセスポイントによって送信されたすべての性能パラメータが性能要件E2を満たす)場合、異なるアクセスポイントは異なるデータをステーションD1に同時に送信し得、その結果、データスループットが向上する。あるいは、ステーションD1のネットワーク環境が平均的である(アクセスポイントセットP1内のいくつかのアクセスポイントによって送信された性能パラメータは性能要件E2を満たし、他のアクセスポイントによって送信された性能パラメータは性能要件E2を満たさない)場合、ステーションD1との通信性能が良好なアクセスポイントは、ステーションにデータ伝送サービスを提供するように指示されてもよい。したがって、ステーションD1に最適なネットワークアクセスモードおよび最適なデータ伝送モードが提供されることができ、それによってユーザの通信体験が向上する。
以下で、特定の例において、本出願の実施形態で提供されるデータ伝送方法を説明する。
図7Aおよび図7Bは、本出願の一実施形態によるデータ伝送方法を示す。この方法は、ステーションのチャネル環境が劣悪であるシナリオに適用され得る。
図7Aおよび図7Bに示すように、ステーションD1およびアクセスポイントB1は、ステーションD1がアクセスポイントB1を介してネットワークにアクセスできるように、ステーションD1のネットワークアクセスプロセスまたは手順を実行し得る。具体的なネットワークアクセスプロセスについては、ステップS1からS6の前述の説明を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
ステーションD1がアクセスポイントB1を介してネットワークにアクセスした後、アクセスポイントB1はステップ702を実行して、ステーションD1がネットワークにアクセスしたときにアクセスポイントB1によって取得されたネットワークアクセス情報をコントローラA1に送信し得る。ネットワークアクセス情報の詳細については、前述の説明を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
コントローラA1は、ステップ703aを介して、導入されたネットワークアクセス情報をアクセスポイントB2に送信し、ステップ703bを介して、ネットワークアクセス情報をアクセスポイントB3に送信し得る。
いくつかの実施形態では、アクセスポイントB1は、アクセスポイントB1とステーションD1との間の通信性能を示す性能パラメータR1を取得し、ステップ704aを実行して、性能パラメータR1が性能要件E1を満たしていると決定し、その後、ステーションD1を、アクセスポイントB1の関連付けられたリストに追加し得る。性能パラメータおよび性能要件E1の詳細については、前述の説明を参照されたい。関連付けられたリストのステーションは、アクセスポイントB1に接続されたステーションである。すなわち、関連付けられたリスト内のステーションとアクセスポイントB1との間にWi-Fiリンクが確立される。
いくつかの実施形態では、アクセスポイントB2は、アクセスポイントB2とステーションD1との間の通信性能を示す性能パラメータR2を取得し、ステップ704bを実行して、性能パラメータR2が性能要件E1を満たしていると決定し、その後、ステーションD1を、アクセスポイントB2の関連付けられたリストに追加し得る。ステップ704bでは、性能パラメータR2が性能要件E1を満たしていると決定したとき、または決定した後、アクセスポイントB2は、コントローラA1から受信したネットワークアクセス情報に基づいて、アクセスポイントB2とステーションD1との間にWi-Fiリンクを確立し得る。
いくつかの実施形態では、アクセスポイントB3は、アクセスポイントB3とステーションD1との間の通信性能を示す性能パラメータR3を取得し、ステップ704cを実行して、性能パラメータR3が性能要件E1を満たしていないと決定し、その後、ステーションD1を、アクセスポイントB3の関連付けられていないリストに追加し得る。関連付けられていないリストのステーションは、アクセスポイントB3に接続されていないステーションである。
アクセスポイントB1は、性能パラメータR1をコントローラA1に送信するために、ステップ705aを実行し得る。アクセスポイントB2は、性能パラメータR2をコントローラA1に送信するために、ステップ705bを実行し得る。アクセスポイントB3は、性能パラメータR3をコントローラA1に送信するために、ステップ705cを実行し得る。次いで、コントローラA1は、性能パラメータR1、性能パラメータR2、および性能パラメータR3に基づいて、ステーションD1にデータ伝送サービスを提供するように構成されたアクセスポイントセットP1を決定し得る。具体的には、コントローラA1は、ステップ706を実行して、性能パラメータR1および性能パラメータR2が性能要件E1を満たしていると決定し、性能パラメータR3が性能要件E1を満たしていないと決定し、アクセスポイントB1およびアクセスポイントB2がステーションD1にデータ伝送サービスを協調的に提供するとさらに決定し得る。すなわち、性能パラメータR1および性能パラメータR2が性能要件E1を満たすが、性能パラメータR3が性能要件E1を満たさない場合、アクセスポイントB1およびアクセスポイントB2は、ステーションD1にデータ伝送サービスを提供するように構成されたアクセスポイントセットP1を形成し、アクセスポイントB3はアクセスポイントセットP1に含まれない。
引き続き図7Bを参照されたい。コントローラA1は、ステップ707を実行して、性能パラメータR1および性能パラメータR2が性能要件E2を満たしていないと決定し、アクセスポイントB1およびアクセスポイントB2が異なる時点でステーションD1に同じデータを送信するとさらに決定し得る。異なるアクセスポイントが異なる時点で同じデータをステーションに別々に送信するデータ伝送モードは、データバックアップ伝送モードと呼ばれる場合がある。性能パラメータR1および性能パラメータR2は、性能要件E2を満たさず、ステーションD1が位置するチャネル環境が劣悪であることを示す。大量のデータパケットの損失または再伝送を回避するために、コントローラA1は、データバックアップ伝送モードを選択する。
いくつかの実施形態では、アクセスポイントB1およびアクセスポイントB2が異なる時点でステーションD1に同じデータを送信すると決定したとき、または決定した後、コントローラA1はステップ708aおよびステップ708bを実行し得る。具体的には、ステップ708aで、構成情報Y1がアクセスポイントB1に送信される。構成情報Y1は、ダウンリンクデータの送信時点T1を含み得る。構成情報Y1は、送信時点T1でダウンリンクデータQ1をステーションD1に送信するアクセスポイントB1を示し得る。アクセスポイントB1は、構成情報Y1に応答して、時点T1でステップ709を実行して、ダウンリンクデータQ1をステーションD1に送信し得る。ダウンリンクデータQ1は、ネットワーク側デバイス(例えば、ゲートウェイまたはコントローラA1)からアクセスポイントB1によって受信される。ステップ708bで、構成情報Y2がアクセスポイントB2に送信される。構成情報Y2は、ダウンリンクデータの送信時点T2を含む。構成情報Y2は、送信時点T2でダウンリンクデータQ1をステーションD1に送信するアクセスポイントB2を示し得る。ダウンリンクデータQ1は、ネットワーク側デバイス(例えば、ゲートウェイまたはコントローラA1)からアクセスポイントB2によって受信される。したがって、少なくとも1つのチャネルでダウンリンクデータQ1が正常に伝送された場合、ステーションD1は、ダウンリンクデータQ1を正常に受信することができる。
ステップ707から710は、ダウンリンクデータ伝送の解決策を説明する。本出願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法は、アップリンクデータ伝送の解決策をさらに含み得る。詳細は以下の通りである。
いくつかの実施形態では、引き続き図7Bを参照されたい。ステップ706の後、コントローラA1は、構成情報Y3をアクセスポイントB1に送信するためにステップ711aを実行し得、構成情報Y3は、アップリンクリソース構成情報の送信時点T3を含む。コントローラA1は、構成情報Y4をアクセスポイントB1に送信するためにステップ711bをさらに実行し得、構成情報Y4は、アップリンクリソース構成情報の送信時点T4を含む。時点T4は、時点T3よりも後である。
構成情報Y3は、送信時点T3でステーションD1にアップリンクリソース構成情報Z1を送信するアクセスポイントB1を示し得る。アクセスポイントB1は、アップリンクリソース構成情報Z1をステーションD1に送信するために、構成情報Y3に応じてステップ712を実行し得る。アップリンクリソース構成情報は、アップリンクデータを送信するためにステーションによって使用される周波数領域リソースおよび時間領域リソースを示すことが理解されよう。例えば、構成情報Y3は、アクセスポイントB1によってステーションD1に割り当てられたアップリンク伝送のための遅延リソースが時点T4であることをさらに示し得る。言い換えれば、アップリンクリソース構成情報Z1は、時点T4でアップリンク伝送リソースを送信するステーションD1を示し得る。アップリンクリソース構成情報Z1の受信に成功した場合、ステーションD1は、時点T4でアクセスポイントB1にアップリンクデータを送信するためにステップ713を実行し得る。
構成情報Y4は、送信時点T4でステーションD1にアップリンクリソース構成情報を送信するアクセスポイントB2を示し得る。構成情報Y4は、ステーションが送信時点T4でアップリンクデータを送信するときに、アクセスポイントB2がステーションD1にアップリンクリソース構成情報をもはや送信しないことを示し得る。図4に戻って、アクセスポイントB2およびアクセスポイントB1は、同じチャネル(例えば、チャネル36)でステーションD1と通信する。アクセスポイントB2が時点T4でステーションD1にアップリンクリソース構成情報を送信するとき、ステーションD1のエアインターフェースまたはWi-Fiチャネルが占有されていることが検出され、ステーションD1がアップリンクデータを送信していることを示す。この場合、アクセスポイントB2は、ステーションD1にアップリンクリソース構成情報をもはや送信しない。例えば、アクセスポイントB2がステーションD1にアップリンクリソース構成情報をもはや送信しないことは、具体的には、コントローラA1によって次に配信され、アップリンクリソースの送信を示す構成情報を受信するまで、アクセスポイントB2がステーションD1にアップリンクリソース構成情報をもはや送信しないことを意味する。
加えて、ステップ713で送信されるアップリンクデータは、アクセスポイントB1によって構成されたアップリンク伝送リソースを使用して伝送されることが理解されよう。アクセスポイントB1は、アップリンクデータを受信して処理し、アップリンクデータに対する肯定応答文字(ACKまたはBA)で応答する。しかしながら、アクセスポイントB2は、アップリンクデータをもはや処理せず、アップリンクデータに対する肯定応答文字(ACKまたはBA)で応答しない。したがって、複数のアクセスポイントが肯定応答文字を送信するときに生じる競合が回避される。
いくつかの実施形態では、上記のアップリンクリソース構成情報は、具体的には、802.11axプロトコルのトリガ(trigger)フレームであってもよい。ステップ713で送信されるアップリンクデータは、具体的には、トリガベースの物理レイヤプロトコルデータユニット(trigger-based physical-layer protocol data unit、TB PPDU)で伝送され得る。
なお、図7Aおよび図7Bでは、ステップ701からステップ713までの順序を示しているが、これらのステップの実行順序は限定されない。いくつかの実施形態では、ステップ701からステップ713は、図7Aおよび図7Bに示す順序に従って実行されてもよい。いくつかの実施形態では、ステップ701からステップ713は別の順序で実行されてもよい。例えば、ステップ708a、708b、711a、および711bは、並行して実行されてもよい。別の例では、ステップ712は、ステップ709などの前に実行されてもよく、これは本明細書では1つずつ列挙されていない。
本出願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法では、ステーションが位置するチャネル環境が劣悪であるとき、複数のアクセスポイントは同じデータをステーションに送信し得、それによって、ステーションがデータを正常に受信する確率を高める。
図8Aおよび図8Bは、本出願の一実施形態によるデータ伝送方法を示す。この方法は、ステーションのチャネル環境が良好であるシナリオに適用され得る。
図8Aに示すステップ801からステップ806については、図7Aのステップ701からステップ706の前述の説明を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
図8Bを参照されたい。ステップ806の後、コントローラA1は、ステップ807を実行して、性能パラメータR1および性能パラメータR2の両方が性能要件E2を満たしていると決定し、アクセスポイントB1およびアクセスポイントB2が同じ時点でステーションD1に異なるデータを送信し得るとさらに決定し得る。例えば、異なるアクセスポイントが同じ時点で異なるデータをステーションに別々に送信し得るデータ伝送モードは、分散MIMOモードと呼ばれる場合がある。性能パラメータR1および性能パラメータR2はどちらも性能要件E2を満たし、ステーションD1が位置するチャネル環境が良好であることを示し、マルチチャネル同時実行を実施し、ネットワークのデータスループットを高めるために、分散MIMO伝送モードが使用され得る。
いくつかの実施形態では、アクセスポイントB1およびアクセスポイントB2が同時にステーションD1に異なるデータを送信し得ると決定したとき、または決定した後、コントローラA1は、アクセスポイントB1にスロット同期メッセージおよびチャネルサウンディング通知を送信するためにステップ808aを実行し得、アクセスポイントB2にスロット同期メッセージおよびチャネルサウンディング通知を送信するためにステップ808bを実行し得る。
スロット同期メッセージは、スロット同期またはクロック同期を行うアクセスポイントを示す。例えば、ステップ808aで送信されたスロット同期メッセージおよびステップ808bで送信されたスロット同期メッセージは同じ較正クロックを含み、その結果、アクセスポイントB1およびアクセスポイントB2は、較正クロックに従ってスロット同期またはクロック同期を実行することができる。このようにして、アクセスポイントB1とアクセスポイントB2との間のスロット同期が実現される。
チャネルサウンディング通知は、チャネルサウンディング信号をステーションに送信するアクセスポイントを示す。例えば、チャネルサウンディング信号はNDPであってもよい。したがって、アクセスポイントB1は、チャネルサウンディング通知に応答してステップ809aを実行して、チャネルサウンディング信号U1をステーションD1に送信し得る。チャネルサウンディング信号U1を受信したとき、または受信した後、ステーションD1は、チャネルサウンディング信号U1の関連インジケータ(例えば、レベルまたは信号強度)を検出し得、検出結果に基づいてチャネルサウンディング結果W1を決定し得る。チャネルサウンディング結果W1は、feedback NDPであり得る。ステーションD1は、チャネルサウンディング結果W1をアクセスポイントB1に送信するためにステップ810aを実行し得る。次いで、アクセスポイントB1は、ステップ811aを通じてコントローラA1にチャネルサウンディング結果W1を送信し得る。同様に、アクセスポイントB2は、チャネルサウンディング通知に応答してステップ809bを実行して、チャネルサウンディング信号U2をステーションD1に送信し得る。ステーションD1は、チャネルサウンディング信号U2に従ってステップ810bを実行して、チャネルサウンディング結果W2をアクセスポイントB2に送信し得る。アクセスポイントB2は、ステップ811bを通じてコントローラA1にチャネルサウンディング結果W2を報告し得る。
チャネルサウンディング結果W1およびチャネルサウンディング結果W2を取得するとき、または取得した後、コントローラA1は、チャネルサウンディング結果W1およびチャネルサウンディング結果W2に基づいてプリコーディング行列を決定し得る。詳細については、802.11beプロトコルの説明を参照されたく、ここでは詳細は再度説明されない。決定されたプリコーディング行列は、アクセスポイントB1に対応するプリコーディングベクトルV1およびアクセスポイントB2に対応するプリコーディングベクトルV2を含み得る。次に、コントローラA1は、ステップ812aを実行してプリコーディングベクトルV1をアクセスポイントB1に送信し得、ステップ812bを実行してプリコーディングベクトルV2をアクセスポイントB2に送信し得る。
アクセスポイントB1は、ステーションD1にダウンリンクデータQ2を送信するために、プリコーディングベクトルV1に従ってステップ813aを実行し得る。アクセスポイントB2は、ステーションD1にダウンリンクデータQ3を送信するために、プリコーディングベクトルV2に従ってステップ813bを実行し得る。ステップ813aおよびステップ813bは同時に実行されてもよい。
加えて、ステーションが位置するチャネル環境が良好であるときにダウンリンクデータを送信する解決策が上記で説明されている。アップリンクデータは、図7Aおよび図7Bに示された実施形態で説明された解決策を使用して送信され得る。詳細については、図7Bのステップ711aからステップ713の前述の説明を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
このように、ステーションが位置するチャネル環境が良好であるとき、ステーションに接続された複数のアクセスポイントは、異なるデータをステーションに同時に送信し得、それにより、ネットワークのデータスループットが向上する。
図9Aおよび図9Bは、本出願の一実施形態によるデータ伝送方法を示す。この方法は、ステーションのチャネル環境が平均的であるシナリオに適用され得る。
図9Aに示すステップ901からステップ906については、図7Aのステップ701からステップ706の前述の説明を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
図9Bを参照されたい。ステップ906の後、コントローラA1はステップ907を実行して、性能パラメータR1が性能要件E2を満たし、性能パラメータR2が性能要件E2を満たしていないと決定し得る。さらに、アクセスポイントB1は、ステーションD1にデータ伝送サービスを独立して提供するように構成された一次アクセスポイントであると決定される。例えば、ステーションに同時に接続された複数のアクセスポイントのうちの1つが、ステーションにデータ伝送サービスを独立して提供するための一次アクセスポイントとして機能するデータ伝送モードは、アクセスポイント一次/二次切り替えモードと呼ばれる場合がある。性能パラメータR1は性能要件E2を満たすが、性能パラメータR2は性能要件E2を満たさず、これは、ステーションD1が位置するチャネル環境が平均的であり、ステーションとの良好な通信性能を有するアクセスポイントが使用されて、ステーションにデータ伝送サービスを独立して提供することを示し、その結果、通信サービス品質と全体的なネットワークオーバーヘッドの両方を保証することができる。
いくつかの実施形態では、図9Bを参照されたい。コントローラA1は、アクセスポイントのネットワーク側デバイスとして使用され得、ステップ908aを実行して、その宛先がステーションD1であるダウンリンクデータを一次アクセスポイント、すなわちアクセスポイントB1に送信し得る。その後、アクセスポイントB1は、ステーションD1にダウンリンクデータを送信するために、ステップ909を実行し得る。しかしながら、コントローラA1は、その宛先がステーションD1であるダウンリンクデータをアクセスポイントB2に送信しない。
いくつかの実施形態では、コントローラA1は、アクセスポイントの管理デバイスとして使用されてもよく、アクセスポイントB2に構成情報Y5を送信するためにステップ908bを実行してもよい。構成情報Y5は、アクセスポイントB2がステーションD1によって送信されたデータに応答することを禁止するために使用される。言い換えれば、アクセスポイントB2は、ステップ910を通じてステーションD1によって送信されたアップリンクデータを受信するとき、構成情報Y5に従って、肯定応答文字(例えば、ACKまたはBA)をステーションD1にもはや返さない。アクセスポイントB1は、ステップ910を通じてステーションD1によって送信されたアップリンクデータを受信すると、肯定応答文字(例えば、ACKまたはBA)をステーションD1に返す。このようにして、複数のアクセスポイントが肯定応答文字を返すときに生じる競合が回避されることができる。
いくつかの実施形態では、コントローラA1はステップ908bを実行しなくてもよいが、複数のアクセスポイントが肯定応答文字を返すときに生じる競合を回避するために、図7Aおよび図7Bに示す実施形態におけるアップリンク伝送解決策が採用される。
本出願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、ステーションが位置するチャネル環境が平均的である場合、ステーションとの良好な通信性能を有するアクセスポイントがステーションにデータ伝送サービスを提供するために選択され得、その結果、ステーションの通信サービス品質と全体的なネットワークオーバーヘッドの両方を保証することができる。
結論として、本出願の実施形態は、データ伝送方法を提供する。本方法は、複数のアクセスポイントを制御するように構成されたコントローラ、例えば、上述のコントローラA1によって実行されてもよい。図10を参照されたい。本方法は以下のステップを含み得る。
ステップ1001:コントローラは、アクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータを受信し、性能パラメータは、性能パラメータを送信するアクセスポイントと第1のステーションとの間の通信性能を示す。一例では、ステップ1001の実施態様については、図7Aのステップ705aからステップ705cの前述の説明を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
ステップ1003:コントローラは、受信した各性能パラメータに基づいて、第1のステーションにデータ伝送サービスを提供するように構成されたアクセスポイントセットを決定し、アクセスポイントセットは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つを含む。一例では、ステップ1003の実施態様については、図7Aのステップ706の前述の説明を参照されたい。
ステップ1005:アクセスポイントセットが少なくとも2つのアクセスポイントを含む場合、コントローラは、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータに基づいて、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々と第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定する。一例では、ステップ1005の実施態様については、図7Bのステップ707、図8Bのステップ807、または図9Bのステップ907の前述の説明を参照されたい。
いくつかの実施形態では、性能パラメータは、第1のステーションによって送信され、アクセスポイントによって受信された信号の受信信号強度指示RSSI、およびアクセスポイントの負荷情報のうちの少なくとも1つを含む。例えば、決定されたアクセスポイントセット内の任意のアクセスポイントによって送信された性能パラメータは、RSSIがプリセット強度閾値よりも大きく、負荷情報がプリセット負荷閾値よりも小さいことを満たす。
いくつかの実施形態では、コントローラは複数のアクセスポイントの各々から独立しているか、またはコントローラは複数のアクセスポイントのうちの1つに統合されている。
いくつかの実施形態では、コントローラが複数のアクセスポイントの各々から独立している場合、コントローラは、光リンクまたはWi-Fiチャネルを介して、アクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータを受信する、または、コントローラが複数のアクセスポイントのうちの1つに統合されている場合、コントローラは、光リンクまたはWi-Fiチャネルを介して、コントローラが位置しているアクセスポイントを除くアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータを受信する。
いくつかの実施形態では、複数のアクセスポイントは、第1のアクセスポイントおよび第2のアクセスポイントを含み、第1のステーションは、第1のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスし、本方法は、コントローラによって、第1のアクセスポイントから第1のステーションのネットワークアクセス情報を受信するステップと、コントローラによって、ネットワークアクセス情報を第2のアクセスポイントに送信するステップと、をさらに含む。詳細については、図7Aのステップ701からステップ703bの前述の説明を参照されたい。
例えば、ネットワークアクセス情報は、アソシエーション要求情報および鍵を含む。
例えば、複数のアクセスポイントは、同じ基本サービスセット識別子BSSIDを含む。
いくつかの実施形態では、コントローラによって、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータに基づいて、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々と第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するステップは、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々に対応する性能パラメータがプリセット性能要件を満たさない場合、アクセスポイントセット内の異なるアクセスポイントが異なる時点で第1のステーションに同じデータを別々に送信すると決定するステップを含む。詳細については、図7Bのステップ707から710の前述の説明を参照されたい。
いくつかの実施形態では、コントローラによって、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータに基づいて、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々と第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するステップは、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々に対応する性能パラメータがプリセット性能要件を満たす場合、アクセスポイントセット内の異なるアクセスポイントが同じ時点で第1のステーションに異なるデータを別々に送信すると決定するステップを含む。詳細については、図8Bのステップ807から813bの前述の説明を参照されたい。
いくつかの実施形態では、コントローラによって、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータに基づいて、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々と第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するステップは、アクセスポイントセット内の第3のアクセスポイントの性能パラメータがプリセット性能要件を満たし、第3のアクセスポイントを除くアクセスポイントセット内のアクセスポイントが性能要件を満たさない場合、第3のアクセスポイントをアクセスポイントセット内の一次アクセスポイントとして構成するステップであって、一次アクセスポイントは、第1のステーションにデータを独立して送信するように構成される、ステップ、を含む。詳細については、図9Bのステップ907から909の前述の説明を参照されたい。
例えば、第1のステーションによって送信された第1のデータを受信すると、一次アクセスポイントは、第1のデータに対応する肯定応答文字を第1のステーションに送信するようにさらに構成される。詳細については、図9Bのステップ908bから911の前述の説明を参照されたい。
いくつかの実施形態では、アクセスポイントセットは、第4のアクセスポイントおよび第5のアクセスポイントを含み、コントローラによって、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータに基づいて、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々と第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するステップは、第4のアクセスポイントが第1のステーションにアップリンクリソース構成情報を送信する送信時点を第1の時点として構成するステップと、第5のアクセスポイントが第1のステーションにアップリンクリソース構成情報を送信する送信時点を第2の時点として構成するステップであって、第2の時点は第1の時点よりも後である、ステップと、を含み、第4のアクセスポイントによって送信されたアップリンクリソース構成情報に応答して第1のステーションが第2の時点でアップリンクデータを送信するとき、第5のアクセスポイントは第1のステーションにアップリンクリソース構成情報をもはや送信しない。詳細については、図7Bのステップ711aから713の前述の説明を参照されたい。
本出願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、ステーションが位置するチャネル環境に基づいて、1つまたは複数のサービスアクセスポイントがステーションに対して選択され得、複数のサービスアクセスポイントとステーションとの間のデータ伝送モードが選択され得、その結果、最適なネットワークアクセスモードおよび最適なデータ伝送モードがステーションに対して保証され、それによってユーザの通信体験が向上する。
本出願の一実施形態は、コントローラによって制御される複数のアクセスポイント、例えば上述のアクセスポイントB1内の第1のアクセスポイントに適用され得るデータ伝送方法を提供する。図11を参照されたい。本方法は、以下のステップを含む。
ステップ1101:第1のアクセスポイントは第1の性能パラメータを決定し、第1の性能パラメータは第1のアクセスポイントと第1のステーションとの間の通信性能を示す。一例では、ステップ1101の実施態様については、図7Aのステップ704aから704cの前述の説明を参照されたい。
ステップ1103:第1の性能パラメータがプリセット性能要件を満たすときに第1のステーションにデータ伝送サービスを提供する。一例では、ステップ1103の実施態様については、図7Aのステップ704aから706の前述の説明を参照されたい。
いくつかの実施形態では、本方法は、第1のアクセスポイントによって、ネットワークアクセス情報をコントローラに送信するステップであって、ネットワークアクセス情報は、第1のステーションが第1のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスするときに第1のアクセスポイントによって取得される情報である、ステップをさらに含む。詳細については、図7Aのステップ702から703bの前述の説明を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
いくつかの実施形態では、複数のアクセスポイントは、第2のアクセスポイントをさらに含み、第1のステーションは、第2のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスし、本方法は、第1のアクセスポイントによって、コントローラから第1のステーションのネットワークアクセス情報を受信するステップであって、ネットワークアクセス情報は、第2のアクセスポイントからコントローラによって受信される、ステップをさらに含む。詳細については、図7Aのステップ703aの前述の説明を参照されたい。
いくつかの実施形態では、ネットワークアクセス情報は、アソシエーション要求情報および鍵を含む。
本出願のこの実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、アクセスポイントは、アクセスポイントとステーションとの間のチャネル環境に基づいて、ステーションにネットワークサービスを提供するかどうかを決定することができ、それによって、ステーションのネットワークサービス品質と全体的なネットワークオーバーヘッドの両方を保証する。
図12を参照されたい。本出願の一実施形態は、通信ユニット1210と、第1の決定ユニット1220と、第2の決定ユニット1230とを含むデータ伝送装置1200を提供する。
通信ユニット1210は、アクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータを受信するように構成され、性能パラメータは、性能パラメータを送信するアクセスポイントと第1のステーションとの間の通信性能を示す。
第1の決定ユニット1220は、受信した各性能パラメータに基づいて、第1のステーションにデータ伝送サービスを提供するように構成されたアクセスポイントセットを決定するように構成され、アクセスポイントセットは複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つを含む。
第2の決定ユニット1230は、アクセスポイントセットが少なくとも2つのアクセスポイントを含む場合、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータに基づいて、アクセスポイントセット内のアクセスポイントの各々と第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するように構成される。
装置1200の機能ユニットの機能については、図10に示す方法実施形態の前述の説明を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
本出願のこの実施形態で提供されるデータ伝送装置によれば、ステーションが位置するチャネル環境に基づいて、1つまたは複数のサービスアクセスポイントがステーションに対して選択され得、複数のサービスアクセスポイントとステーションとの間のデータ伝送モードが選択され得、その結果、最適なネットワークアクセスモードおよび最適なデータ伝送モードがステーションに対して保証され、それによってユーザの通信体験が向上する。
図13を参照されたい。本出願の一実施形態は、決定ユニット1310および提供ユニット1320を含むデータ伝送装置1300を提供する。
決定ユニット1310は、第1の性能パラメータを決定するように構成され、第1の性能パラメータは、装置と第1のステーションとの間の通信性能を示す。
提供ユニット1320は、第1の性能パラメータがプリセット性能要件を満たすときに第1のステーションにデータ伝送サービスを提供するように構成される。
装置1300の機能ユニットの機能については、図11に示す方法実施形態の前述の説明を参照されたい。本明細書では詳細は再度説明されない。
本出願のこの実施形態で提供されるデータ伝送装置は、データ伝送装置とステーションとの間のチャネル環境に基づいて、ステーションにネットワークサービスを提供するかどうかを決定することができ、それによって、ステーションのネットワークサービス品質と全体的なネットワークオーバーヘッドの両方を保証する。
本出願の実施形態で提供される装置は、方法プロセスの観点から主に上述されている。前述の機能を実施するために、各電子デバイスは、各機能を実施するための対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書に開示されている実施形態で説明された例のユニットおよびアルゴリズムステップと組み合わせて、本出願が、ハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせによって実施され得ることを容易に認識するはずである。機能が、ハードウェアによって実行されるか、またはコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を特定の用途ごとに実施するために異なる方法を使用し得るが、実施態様が本出願の範囲を超えると見なされてはならない。
図14を参照されたい。本出願の一実施形態は、コントローラ1400を提供する。コントローラ1400は、図4、図6、図7Aおよび図7B、図8Aおよび図8B、図9Aおよび図9B、または図10に示す方法実施形態においてコントローラA1によって実行される動作を実行し得る。コントローラ1400は、プロセッサ1410、メモリ1420、およびトランシーバ1430を含み得る。メモリ1420は命令を記憶し、命令はプロセッサ1410によって実行されてもよい。命令がプロセッサ1410によって実行されると、コントローラ1400は、図4、図6、図7Aおよび図7B、図8Aおよび図8B、図9Aおよび図9B、または図10に示す方法実施形態においてコントローラA1によって実行される動作を実行し得る。具体的には、プロセッサ1410はデータ処理動作を実行し得、トランシーバ1430はデータ送信および/または受信動作を実行し得る。
図15を参照されたい。本出願の一実施形態は、アクセスポイント1500を提供する。アクセスポイント1500は、図4、図6、図7Aおよび図7B、図8Aおよび図8B、図9Aおよび図9B、または図11に示された方法実施形態においてアクセスポイントによって実行される動作、例えば、アクセスポイントB1によって実行される動作を実行し得る。アクセスポイント1500は、プロセッサ1510、メモリ1520、およびトランシーバ1530を含み得る。メモリ1520は命令を記憶し、命令はプロセッサ1510によって実行されてもよい。命令がプロセッサ1510によって実行されると、アクセスポイント1500は、図4、図6、図7Aおよび図7B、図8Aおよび図8B、図9Aおよび図9B、または図11に示された方法実施形態においてアクセスポイントによって実行される動作、例えば、アクセスポイントB1によって実行される動作を実行し得る。具体的には、プロセッサ1510はデータ処理動作を実行し得、トランシーバ1530はデータ送信および/または受信動作を実行し得る。
図16を参照されたい。本出願の一実施形態は、前述のコントローラA1内に構成され得るチップシステムを提供する。図16に示すように、チップシステムは、プロセッサ1610およびインターフェース回路1620を含む。プロセッサ1610は、インターフェース回路1620に接続され、図4、図6、図7Aおよび図7B、図8Aおよび図8B、図9Aおよび図9B、または図10に示す方法実施形態においてコントローラA1によって実行される動作を実行するように構成される。
いくつかの実施形態では、チップシステムはメモリ1630をさらに含む。メモリは命令を記憶し、命令はプロセッサ1610によって実行され得る。命令がプロセッサ1610によって実行されると、チップシステムは、図4、図6、図7Aおよび図7B、図8Aおよび図8B、図9Aおよび図9B、または図10に示す方法実施形態においてコントローラA1によって実行される動作を実行し得る。
引き続き図16を参照されたい。本出願の一実施形態は、上述のアクセスポイント、例えばアクセスポイントB1またはアクセスポイントB2に構成され得るチップシステムを提供する。図16に示すように、チップシステムは、プロセッサ1610およびインターフェース回路1620を含む。プロセッサ1610は、インターフェース回路1620に接続され、図4、図6、図7Aおよび図7B、図8Aおよび図8B、図9Aおよび図9B、または図11に示す方法実施形態においてアクセスポイントによって実行される動作を実行するように構成される。
いくつかの実施形態では、チップシステムはメモリ1630をさらに含む。メモリは命令を記憶し、命令はプロセッサ1610によって実行され得る。命令がプロセッサ1610によって実行されると、チップシステムは、図4、図6、図7Aおよび図7B、図8Aおよび図8B、図9Aおよび図9B、または図11に示す方法実施形態においてアクセスポイントによって実行される動作を実行し得る。
本出願の実施形態におけるプロセッサは、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)であってもよく、または別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)もしくは別のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェアコンポーネント、もしくはそれらの任意の組み合わせであってもよいことが理解されよう。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサまたは任意の通常のプロセッサであってもよい。
本出願の実施形態における方法ステップは、ハードウェアによって実施されてもよく、またはソフトウェア命令を実行するプロセッサによって実施されてもよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含んでもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、書込み可能読取り専用メモリ(programmable rom、PROM)、消去書込み可能読取り専用メモリ(erasable PROM、EPROM)、電気的消去書込み可能読取り専用メモリ(electrically EPROM、EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、CD-ROM、または当技術分野において公知の任意の他の形態の記憶媒体に記憶されてもよい。例えば、記憶媒体はプロセッサに結合されるので、プロセッサは、記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができる。もちろん、記憶媒体はプロセッサのコンポーネントであってよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに配置されてもよい。
前述の実施形態のすべてまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用して実装されてもよい。ソフトウェアが、実施形態を実施するために使用されるとき、実施形態のすべてまたは一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実装されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされ実行されると、本出願の実施形態による手順または機能のすべてまたは一部が生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または別のプログラマブル装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されていてもよく、またはコンピュータ可読記憶媒体を使用して伝送されてもよい。コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(DSL))または無線(例えば、赤外線、電波、マイクロ波)方式で伝送されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な何らかの使用可能な媒体であってよく、または1つまたは複数の使用可能な媒体を統合したデータ記憶デバイス、例えばサーバまたはデータセンタであってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、もしくは磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、または半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state drive、SSD))などであってもよい。
本出願の実施形態における様々な番号は、説明を容易にするための区別のために単に使用されているにすぎず、本出願の実施形態の範囲を限定するために使用されているものではない、ということが理解されよう。
1200 データ伝送装置
1210 通信ユニット
1220 第1の決定ユニット
1230 第2の決定ユニット
1300 データ伝送装置
1310 決定ユニット
1320 提供ユニット
1400 コントローラ
1410 プロセッサ
1420 メモリ
1430 トランシーバ
1500 アクセスポイント
1510 プロセッサ
1520 メモリ
1530 トランシーバ
1610 プロセッサ
1620 インターフェース回路
1630 メモリ

Claims (40)

  1. コントローラに適用されるデータ伝送方法であって、前記コントローラは複数のアクセスポイントを制御するように構成され、前記方法は、
    前記コントローラによって、前記アクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータを受信するステップであって、前記性能パラメータは、前記性能パラメータを送信する前記アクセスポイントと第1のステーションとの間の通信性能を示す、ステップと、
    前記コントローラによって、受信した各性能パラメータに基づいて、前記第1のステーションにデータ伝送サービスを提供するように構成されたアクセスポイントセットを決定するステップであって、前記アクセスポイントセットは、前記複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
    前記アクセスポイントセットが少なくとも2つのアクセスポイントを含むとき、前記コントローラによって、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々によって送信された前記性能パラメータに基づいて、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々と前記第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記性能パラメータが、前記第1のステーションによって送信され、前記アクセスポイントによって受信された信号の受信信号強度指示RSSI、および前記アクセスポイントの負荷情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記決定されたアクセスポイントセット内の任意のアクセスポイントによって送信された前記性能パラメータが、前記RSSIがプリセット強度閾値よりも大きく、前記負荷情報がプリセット負荷閾値よりも小さいことを満たす、請求項2に記載の方法。
  4. 前記コントローラが前記複数のアクセスポイントの各々から独立しているか、または前記コントローラが前記複数のアクセスポイントのうちの1つに統合されている、請求項1に記載の方法。
  5. 前記コントローラが前記複数のアクセスポイントの各々から独立している場合、光リンクまたはWi-Fiチャネルを介して前記コントローラによって、前記アクセスポイントの各々によって送信された前記性能パラメータを受信するステップ、または、
    前記コントローラが前記複数のアクセスポイントのうちの1つに統合されている場合、光リンクまたはWi-Fiチャネルを介して前記コントローラによって、前記コントローラが位置する前記アクセスポイントを除く前記アクセスポイントの各々によって送信された前記性能パラメータを受信するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記複数のアクセスポイントが、第1のアクセスポイントおよび第2のアクセスポイントを含み、前記第1のステーションは、前記第1のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスし、
    前記方法は、
    前記コントローラによって、前記第1のアクセスポイントから前記第1のステーションのネットワークアクセス情報を受信するステップと、
    前記コントローラによって、前記ネットワークアクセス情報を前記第2のアクセスポイントに送信するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記ネットワークアクセス情報が、アソシエーション要求情報および鍵を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記複数のアクセスポイントが、同じ基本サービスセット識別子BSSIDを含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記コントローラによって、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々によって送信された前記性能パラメータに基づいて、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々と前記第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定する前記ステップが、
    前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々に対応する前記性能パラメータがプリセット性能要件を満たさない場合、前記アクセスポイントセット内の異なるアクセスポイントが異なる時点で前記第1のステーションに同じデータを別々に送信すると決定するステップを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記コントローラによって、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々によって送信された前記性能パラメータに基づいて、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々と前記第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定する前記ステップが、
    前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々に対応する前記性能パラメータがプリセット性能要件を満たす場合、前記アクセスポイントセット内の異なるアクセスポイントが同じ時点で前記第1のステーションに異なるデータを別々に送信すると決定するステップを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記コントローラによって、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々によって送信された前記性能パラメータに基づいて、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々と前記第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定する前記ステップが、
    前記アクセスポイントセット内の第3のアクセスポイントの性能パラメータがプリセット性能要件を満たし、前記第3のアクセスポイントを除く前記アクセスポイントセット内のアクセスポイントが前記性能要件を満たさない場合、前記第3のアクセスポイントを前記アクセスポイントセット内の一次アクセスポイントとして構成するステップであって、前記一次アクセスポイントは、前記第1のステーションにデータを独立して送信するように構成される、ステップを含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記第1のステーションによって送信された第1のデータを受信すると、前記一次アクセスポイントは、前記第1のデータに対応する肯定応答文字を前記第1のステーションに送信するようにさらに構成される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記アクセスポイントセットが、第4のアクセスポイントおよび第5のアクセスポイントを含み、
    前記コントローラによって、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々によって送信された前記性能パラメータに基づいて、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々と前記第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定する前記ステップは、
    前記第4のアクセスポイントが前記第1のステーションにアップリンクリソース構成情報を送信する送信時点を第1の時点として構成するステップと、
    前記第5のアクセスポイントが前記第1のステーションに前記アップリンクリソース構成情報を送信する送信時点を第2の時点として構成するステップと
    を含み、
    前記第2の時点は前記第1の時点よりも後であり、前記第4のアクセスポイントによって送信された前記アップリンクリソース構成情報に応答して前記第1のステーションが前記第2の時点でアップリンクデータを送信するとき、前記第5のアクセスポイントは前記第1のステーションに前記アップリンクリソース構成情報をもはや送信しない、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  14. コントローラによって制御される複数のアクセスポイントにおける第1のアクセスポイントに適用されるデータ伝送方法であって、前記方法は、
    前記第1のアクセスポイントによって、第1の性能パラメータを決定するステップであって、前記第1の性能パラメータは、前記第1のアクセスポイントと第1のステーションとの間の通信性能を示す、ステップと、
    前記第1の性能パラメータがプリセット性能要件を満たす場合、前記第1のステーションにデータ伝送サービスを提供するステップと
    を含む、方法。
  15. 前記第1のアクセスポイントによって、ネットワークアクセス情報を前記コントローラに送信するステップであって、前記ネットワークアクセス情報は、前記第1のステーションが前記第1のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスするときに前記第1のアクセスポイントによって取得される情報である、ステップ
    をさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記複数のアクセスポイントが、第2のアクセスポイントをさらに含み、前記第1のステーションは、前記第2のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスし、前記方法は、
    前記第1のアクセスポイントによって、前記コントローラから前記第1のステーションのネットワークアクセス情報を受信するステップであって、前記ネットワークアクセス情報は、前記第2のアクセスポイントから前記コントローラによって受信される、ステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  17. 前記ネットワークアクセス情報が、アソシエーション要求情報および鍵を含む、請求項15または16に記載の方法。
  18. 複数のアクセスポイントを制御するように構成されたデータ伝送装置であって、前記装置は、
    前記アクセスポイントの各々によって送信された性能パラメータを受信するように構成された通信ユニットであって、前記性能パラメータは、前記性能パラメータを送信する前記アクセスポイントと第1のステーションとの間の通信性能を示す、通信ユニットと、
    受信した各性能パラメータに基づいて、前記第1のステーションにデータ伝送サービスを提供するように構成されたアクセスポイントセットを決定するように構成された第1の決定ユニットであって、前記アクセスポイントセットは、前記複数のアクセスポイントのうちの少なくとも1つを含む、第1の決定ユニットと、
    前記アクセスポイントセットが少なくとも2つのアクセスポイントを含む場合、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々によって送信された前記性能パラメータに基づいて、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々と前記第1のステーションとの間のデータ伝送モードを決定するように構成された第2の決定ユニットと
    を備える、装置。
  19. 前記性能パラメータが、前記第1のステーションによって送信され、前記アクセスポイントによって受信された信号の受信信号強度指示RSSI、または前記アクセスポイントの負荷情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項18に記載の装置。
  20. 前記決定されたアクセスポイントセット内の任意のアクセスポイントによって送信された前記性能パラメータが、前記RSSIがプリセット強度閾値よりも大きく、前記負荷情報がプリセット負荷閾値よりも小さいことを満たす、請求項19に記載の装置。
  21. 前記装置が前記複数のアクセスポイントの各々から独立しているか、または前記装置が前記複数のアクセスポイントのうちの1つに統合されている、請求項18に記載の装置。
  22. 前記装置が前記複数のアクセスポイントの各々から独立している場合、前記通信ユニットは、光リンクまたはWi-Fiチャネルを介して、前記アクセスポイントの各々によって送信された前記性能パラメータを受信する、または、
    前記装置が前記複数のアクセスポイントのうちの1つに統合されている場合、前記通信ユニットは、光リンクまたはWi-Fiチャネルを介して、前記装置が位置する前記アクセスポイントを除く前記アクセスポイントの各々によって送信された前記性能パラメータを受信する、
    請求項18に記載の装置。
  23. 前記複数のアクセスポイントが、第1のアクセスポイントおよび第2のアクセスポイントを含み、前記第1のステーションは、前記第1のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスし、
    前記通信ユニットは、
    前記第1のアクセスポイントから前記第1のステーションのネットワークアクセス情報を受信し、
    前記ネットワークアクセス情報を前記第2のアクセスポイントに送信するようにさらに構成される、請求項18に記載の装置。
  24. 前記ネットワークアクセス情報が、アソシエーション要求情報および鍵を含む、請求項23に記載の装置。
  25. 前記複数のアクセスポイントが、同じ基本サービスセット識別子BSSIDを含む、請求項23に記載の装置。
  26. 前記第2の決定ユニットが、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々に対応する前記性能パラメータがプリセット性能要件を満たさない場合、前記アクセスポイントセット内の異なるアクセスポイントが異なる時点で前記第1のステーションに同じデータを別々に送信すると決定するようにさらに構成される、請求項18から25のいずれか一項に記載の装置。
  27. 前記第2の決定ユニットが、前記アクセスポイントセット内の前記アクセスポイントの各々に対応する前記性能パラメータがプリセット性能要件を満たす場合、前記アクセスポイントセット内の異なるアクセスポイントが同じ時点で前記第1のステーションに異なるデータを別々に送信すると決定するようにさらに構成される、請求項18から25のいずれか一項に記載の装置。
  28. 前記第2の決定ユニットが、前記アクセスポイントセット内の第3のアクセスポイントの性能パラメータがプリセット性能要件を満たし、前記第3のアクセスポイントを除く前記アクセスポイントセット内のアクセスポイントが前記性能要件を満たさない場合、前記第3のアクセスポイントを前記アクセスポイントセット内の一次アクセスポイントとして構成するようにさらに構成され、前記一次アクセスポイントは、前記第1のステーションにデータを独立して送信するように構成される、請求項18から25のいずれか一項に記載の装置。
  29. 前記第1のステーションによって送信された第1のデータを受信すると、前記一次アクセスポイントは、前記第1のデータに対応する肯定応答文字を前記第1のステーションに送信するようにさらに構成される、請求項28に記載の装置。
  30. 前記アクセスポイントセットが、第4のアクセスポイントおよび第5のアクセスポイントを含み、
    前記第2の決定ユニットは、
    前記第4のアクセスポイントが前記第1のステーションにアップリンクリソース構成情報を送信する送信時点を第1の時点として構成し、
    前記第5のアクセスポイントが前記第1のステーションに前記アップリンクリソース構成情報を送信する送信時点を第2の時点として構成するようにさらに構成され、
    前記第2の時点は前記第1の時点よりも後であり、前記第4のアクセスポイントによって送信された前記アップリンクリソース構成情報に応答して前記第1のステーションが前記第2の時点でアップリンクデータを送信するとき、前記第5のアクセスポイントは前記第1のステーションに前記アップリンクリソース構成情報をもはや送信しない、請求項18から25のいずれか一項に記載の装置。
  31. データ伝送装置であって、
    第1の性能パラメータを決定するように構成された決定ユニットであって、前記第1の性能パラメータは前記装置と第1のステーションとの間の通信性能を示す、決定ユニットと、
    前記第1の性能パラメータがプリセット性能要件を満たすときに前記第1のステーションにデータ伝送サービスを提供するように構成された提供ユニットと
    を備える、装置。
  32. ネットワークアクセス情報をコントローラに送信するように構成された通信ユニットであって、前記ネットワークアクセス情報は、前記第1のステーションが前記装置を介してネットワークにアクセスするときに前記装置によって取得される情報である、通信ユニットをさらに備える、請求項31に記載の装置。
  33. 前記第1のステーションが、第2のアクセスポイントを介してネットワークにアクセスし、前記装置は、前記コントローラから前記第1のステーションのネットワークアクセス情報を受信するように構成された前記通信ユニットをさらに備え、前記ネットワークアクセス情報は、前記第2のアクセスポイントから前記コントローラによって受信される、請求項31に記載の装置。
  34. 前記ネットワークアクセス情報が、アソシエーション要求情報および鍵を含む、請求項32または33に記載の装置。
  35. プロセッサと、メモリと、トランシーバとを備えるコントローラであって、
    前記メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、
    前記コントローラが動作すると、前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行し、その結果、前記コントローラは請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を実行する、コントローラ。
  36. プロセッサと、メモリと、トランシーバとを備えるアクセスポイントであって、
    前記メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、
    前記アクセスポイントが動作すると、前記プロセッサが前記コンピュータ命令を実行し、その結果、前記アクセスポイントは請求項14から17のいずれか一項に記載の方法を実行する、アクセスポイント。
  37. コンピュータ命令を含むコンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ命令が電子デバイス上で実行されると、前記電子デバイスは請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を実行する、コンピュータ記憶媒体。
  38. コンピュータ命令を含むコンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ命令が電子デバイス上で実行されると、前記電子デバイスは請求項14から17のいずれか一項に記載の方法を実行する、コンピュータ記憶媒体。
  39. コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品に含まれるプログラムコードが電子デバイス内のプロセッサによって実行されると、前記電子デバイスは請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を実行する、コンピュータプログラム製品。
  40. コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品に含まれるプログラムコードが電子デバイス内のプロセッサによって実行されると、前記電子デバイスは請求項14から17のいずれか一項に記載の方法を実行する、コンピュータプログラム製品。
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