JP2023545291A - 物品キャリアおよびそれのためのブランク - Google Patents

Abstract

本開示の態様は、パッケージを形成するための物品キャリア（９０；１９０）、および、物品キャリア（９０；１９０）を形成するためのブランク（１０；１１０）に関する。ブランク（１０；１１０）は、少なくとも１つの物品係合構造体（ＲＴ１、ＲＴ２）を有する少なくとも１つのパネル（１２；１１２）を含む。少なくとも１つの物品係合構造体（ＲＴ１、ＲＴ２）は、物品受け入れアパーチャー（ＡＰ１、ＡＰ２）と、物品受け入れアパーチャー（ＡＰ１、ＡＰ２）の周りに形成された環状の一連のタブ（１４、３０；１１４、１１４Ａ）とを含む。環状の一連のタブ（１４、３０；１１４、１１４Ａ）は、複数の半径方向のカット線（１５、３１；１１５、１３１）によって少なくとも部分的に画定されている。環状の一連のタブ（１４、３０；１１４、１１４Ａ）は、複数の円周方向のカット線（９、１１；１０９、１１１）によって少なくとも部分的に画定されている。半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のもの（３１、１３１）は、対応する円周方向のカット線（９、１０９）まで延在しており、半径方向のカット線のうちの少なくとも第２のもの（１５；１１５）は、それぞれの円周方向のカット線（９、１０９）の手前で停止している。

Description

本発明は、パッケージに関し、物品キャリアに関し、また、それを形成するためのブランクに関する。より詳細には、排他的ではないが、本発明は、物品を受け入れるための１つまたは複数のアパーチャーおよびハンドル構造体を含むメインパネルを有するキャリアを含むパッケージに関する。

パッケージングの分野において、複数の物品を運搬するためのカートンを提供することが知られている。カートンは、当技術分野においてよく知られており、消費者が消費のために物品のグループを輸送、保管、およびアクセスすることを可能にするのに有用である。コストおよび環境的な配慮のために、そのようなカートンまたはキャリアは、可能な限り少ない材料から形成される必要があり、それらが形成される材料における廃棄を可能な限り少なくすることを必要とする。さらなる考慮事項は、カートンの強度、ならびに、グループ化された物品の重量を保持および輸送するためのその適性である。カートンの内容物がカートンによって確実に保持されること、および、カートンまたはキャリアが消費者にとって把持および運搬するのに容易であるということが望ましい。

本開示の目的は、最小限の外観を有し、改善された耐引き裂き性および／または低減された変形を有する、実質的に円筒形状の物品のための物品キャリアを提供することである。

本発明は、典型的に板紙などから形成されたカートンの分野における改善を提供することを目指している。

本発明の第１の態様は、少なくとも１つの物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。物品キャリアは、少なくとも１つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含む。少なくとも１つの物品係合構造体は、物品受け入れアパーチャーと、物品受け入れアパーチャーの周りに形成された環状の一連のタブとを含む。環状の一連のタブは、複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されている。環状の一連のタブは、複数の円周方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されている。半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のものは、対応する円周方向のカット線まで延在しており、半径方向のカット線のうちの少なくとも第２のものは、それぞれの円周方向のカット線の手前で停止している。

有利には、メインパネルのコーナー領域の変形は、物品受け入れ構造体の中に少なくとも１つのＴ字形状のカットを提供することによって低減される。Ｔ字形状のカットは、コーナー領域の中に提供されている。

随意的に、少なくとも１つの物品受け入れアパーチャーは、コーナーアパーチャーであり、半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のものは、少なくとも１つのパネルのそれぞれのコーナーの真向かいに位置決めされており、半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のものは、コーナーアパーチャーからコーナーに向けて延在するようになっている。

随意的に、少なくとも１つの物品受け入れアパーチャーは、コーナーアパーチャーであり、環状の一連のタブのうちの少なくとも２つは、タブのないエリアによって分離されており、半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のものは、環状の一連のタブのうちの少なくとも２つのうちの少なくとも１つの一部を画定している。

随意的に、タブのないエリアは、少なくとも１つのパネルのそれぞれのコーナーの真向かいに位置決めされている。

随意的に、環状の一連のタブのうちの少なくとも２つは、環状の一連のタブのうちの少なくとも別のものの幅寸法よりも小さい幅寸法をそれぞれ有している。

随意的に、半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のものは、環状の一連のタブのうちの少なくとも２つのそれぞれの一部を画定しており、環状の一連のタブのうちの少なくとも２つのうちの少なくとも１つは、環状の一連のタブのうちの少なくとも別のものの幅寸法よりも小さい幅寸法を有している。

本発明の第２の態様は、少なくとも１つの物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。物品キャリアは、少なくとも１つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含む。少なくとも１つの物品係合構造体は、物品受け入れアパーチャーと、物品受け入れアパーチャーの周りに形成された環状の一連のタブとを含む。環状の一連のタブは、複数の環状に接続されたタブと、複数の環状に切り離されたタブとを含む。

随意的に、環状に切り離されたタブは、部分的なタブであり、それぞれの環状に切り離されたタブは、環状に接続されたタブのうちの１つによって占有される少なくとも１つの物品係合構造体の周囲部の一部分よりも小さい、少なくとも１つの物品係合構造体の周囲部の部分を占有している。

随意的に、部分的なタブのうちの第１のものの係合縁部は、部分的なタブのうちの第２の隣接するものの係合縁部と共線的になっている。

随意的に、部分的なタブは、対になって配置されており、対のそれぞれの部分的なタブは、対の他方のものの係合縁部と共線的に配置された係合縁部を含む。

随意的に、部分的なタブは、整数個の部分的なタブが整数個の環状に接続されたタブと同等になるように寸法決めされている。

随意的に、環状の一連のタブは、切り取り部によって中断されており、切り取り部は、少なくとも１つのパネルの端部縁部と共線的な第１の想像上の線と、少なくとも１つのパネルの側縁部と共線的な第２の想像上の線との間の交点に最も近接して配設されている少なくとも１つの物品係合構造体の周囲部の一部分を占有している。

随意的に、交点は、少なくとも１つのパネルの想像上のコーナーである。

随意的に、切り取り部は、Ｔ字形状のカット線である。

随意的に、切り取り部は、環状に切り離されたタブを中断している。

随意的に、環状に切り離されたタブは、少なくとも１つのパネルのコーナーに隣接して配設されている少なくとも１つの物品係合構造体の扇形を画定している。

随意的に、環状に切り離されたタブは、少なくとも１つのパネルのコーナーに近接して配設されている少なくとも１つの物品係合構造体の扇形を画定している。

本発明の第３の態様は、少なくとも１つの物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。物品キャリアは、第１の物品係合構造体および第２の物品係合構造体を含む少なくとも２つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含む。第１の物品係合構造体は、第１の物品受け入れアパーチャーと、第１の物品受け入れアパーチャーの周りに形成された第１の環状の一連のタブとを含む。第２の物品係合構造体は、第２の物品受け入れアパーチャーと、第２の物品受け入れアパーチャーの周りに形成された第２の環状の一連のタブとを含む。第１の環状の一連のタブは、第１のカットパターンを画定する第１の複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されている。第２の環状の一連のタブは、第２のカットパターンを画定する第２の複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されている。第１のカットパターンは、第２のカットパターンに対して、第１の角度にわたって、その中心の周りに回転させられている。

随意的に、第１の環状の一連のタブは、複数の円周方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、第１の複数の半径方向のカット線は、対応する円周方向のカット線と連続的になるように対応する円周方向のカット線まで延在する少なくとも１つの半径方向のカット線と、それぞれの円周方向のカット線から間隔を離して配置されている少なくとも１つのさらなる半径方向のカット線とを含む。

本発明の第４の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、少なくとも１つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含む。少なくとも１つの物品係合構造体は、物品受け入れアパーチャーと、物品受け入れアパーチャーの周りに形成された環状の一連のタブとを含む。環状の一連のタブは、複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されている。環状の一連のタブは、複数の円周方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されている。半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のものは、対応する円周方向のカット線まで延在しており、半径方向のカット線のうちの少なくとも第２のものは、それぞれの円周方向のカット線の手前で停止している。

本発明の第５の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、少なくとも１つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含む。少なくとも１つの物品係合構造体は、物品受け入れアパーチャーと、物品受け入れアパーチャーの周りに形成された環状の一連のタブとを含む。環状の一連のタブは、複数の環状に接続されたタブと、複数の環状に切り離されたタブとを含む。

本発明の第６の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、第１の物品係合構造体および第２の物品係合構造体を含む少なくとも２つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含む。第１の物品係合構造体は、第１の物品受け入れアパーチャーと、第１の物品受け入れアパーチャーの周りに形成された第１の環状の一連のタブとを含む。第２の物品係合構造体は、第２の物品受け入れアパーチャーと、第２の物品受け入れアパーチャーの周りに形成された第２の環状の一連のタブとを含む。第１の環状の一連のタブは、第１のカットパターンを画定する第１の複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されている。第２の環状の一連のタブは、第２のカットパターンを画定する第２の複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されている。第１のカットパターンは、第２のカットパターンに対して、第１の角度にわたって、その中心の周りに回転させられている。

本発明の第７の態様は、少なくとも１つの物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。物品キャリアは、少なくとも１つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含む。少なくとも１つの物品係合構造体は、物品受け入れアパーチャーと、物品受け入れアパーチャーの周りに形成された環状の一連のタブとを含む。環状の一連のタブは、複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されている。環状の一連のタブは、複数の円周方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されている。半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のものは、対応する円周方向のカット線まで延在しており、半径方向のカット線のうちの少なくとも第２のものは、それぞれの円周方向のカット線から間隔を離して配置されている。

本発明の第８の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、少なくとも１つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含む。少なくとも１つの物品係合構造体は、物品受け入れアパーチャーと、物品受け入れアパーチャーの周りに形成された環状の一連のタブとを含む。環状の一連のタブは、複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されている。環状の一連のタブは、複数の円周方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されている。半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のものは、対応する円周方向のカット線まで延在しており、半径方向のカット線のうちの少なくとも第２のものは、それぞれの円周方向のカット線から間隔を離して配置されている。

本出願の範囲の中において、先行する段落の中に、特許請求の範囲の中に、ならびに／または、以下の説明および図面の中に記載されているさまざまな態様、実施形態、例、特徴、および代替例は、独立してまたはそれらの任意の組み合わせで考慮または解釈され得ることが想定または意図される。

１つの実施形態に関連して（または、関係して）説明されている特徴または要素は、特徴の不適合性が存在しない限り、すべての実施形態に適用可能である。１つの実施形態からの１つまたは複数の特徴または要素は、本明細書で開示されている他の実施形態のいずれかの中へ組み込まれ得、または、それと組み合わせられ得、前記１つの実施形態から抽出される前記特徴または要素は、前記他の実施形態の１つまたは複数の特徴または要素に加えて、または、その代わりに含まれ得る。

本明細書で開示されている実施形態の特徴、または、特徴の組み合わせは、その実施形態の他の特徴から切り離して抽出され得る。代替的に、実施形態の特徴、または、特徴の組み合わせは、その実施形態から省略され得る。

ここで、本発明の例示的な実施形態が、添付の図面を参照して説明されることとなる。

第１の実施形態による物品キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。 図１のブランクの一部分の拡大平面図である。 図１のブランクから形成された物品キャリアの上方からの斜視図である。 第２の実施形態による物品キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。 図３のブランクの一部分の拡大平面図である。 図３のブランクから形成された物品キャリアの上方からの斜視図である。

パッケージ、ブランク、およびキャリアの特定の実施形態の詳細な説明が、本明細書で開示されている。開示されている実施形態は、特定の本発明の態様が実装され得る方式の単なる例に過ぎず、本発明が具現化され得る方式のすべての網羅的なリストを表すものではないということが理解されることとなる。本明細書で使用されるとき、「例示的な」という語句は、図示、見本、モデル、またはパターンとしての役割を果たす実施形態を指すために広く使用される。実際に、本明細書で説明されているパッケージ、ブランク、およびキャリアは、さまざまなおよび代替的な形態で具現化され得るということが理解されることとなる。図は、必ずしも正しい縮尺であるとは限らず、いくつかの特徴は、特定のコンポーネントの詳細を示すために誇張または最小化され得る。周知のコンポーネント、材料、または方法は、本開示を曖昧にすることを回避するために、必ずしも詳細に説明されているとは限らない。本明細書で開示されている任意の特定の構造的なおよび機能的な詳細は、限定するものとして解釈されるべきではなく、単に、特許請求の範囲のための基礎として、および、本発明をさまざまに用いるように当業者に教示するための代表的な基礎として、解釈されるべきである。

図１を参照すると、図２に示されているような、カートンまたはキャリア９０を形成することができるブランク１０の平面図が示されている。キャリア９０は、１次製品（たとえば、それに限定されないが、ボトルまたは缶など）（以降では物品Ｂと称される）のグループを収容して運搬するのに適切である。ブランク１０は、少なくとも１つの１次製品コンテナＢをパッケージする２次的なパッケージ９０を形成する。図４に示されている代替的なカートンまたはキャリア１９０を形成するための代替的なブランク１１０が、図３に示されている。

本明細書において詳述されている実施形態において、「カートン」および「キャリア」という用語は、本発明のさまざまな特徴を図示する非限定的な目的のために、物品（たとえば、１次製品コンテナ（物品Ｂ）など）に係合して運搬するためのコンテナを指す。本発明の教示は、さまざまな製品コンテナに適用され得、さまざまな製品コンテナは、テーパー付きおよび／または円筒形状になっていてもよくまたはなっていなくてもよいということが企図される。例示的なコンテナは、ボトル（たとえば、金属ボトル、ガラスボトル、またはプラスチックボトル）、缶（たとえば、アルミニウム缶）、ブリキ缶、ポーチ、およびパケットなどを含むことが可能である。

ブランク１０；１１０は、適切な基材のシートから形成されている。本明細書で使用されているように、「適切な基材」という用語は、板紙、段ボール、厚紙、プラスチック、およびそれらの組み合わせなどのような、すべての様式の折り畳み可能なシート材料を含むということが理解されるべきである。適切な場合に、たとえば、より詳細に下記に説明されているキャリア構造体９０；１９０を提供するために、１つまたは他の数のブランクが用いられ得るということが認識されるべきである。

本明細書で説明されているパッケージング構造体またはカートン９０；１９０は、シート材料（たとえば、板紙など）から形成され得、シート材料は、その強度を増加させるための材料から作製されるかまたはそれによってコーティングされ得る。そのようなシート材料の例は、ＷｅｓｔＲｏｃｋ Ｃｏｍｐａｎｙによって作製された耐引き裂き性のＮＡＴＲＡＬＯＣＫ（登録商標）の板紙である。耐引き裂き性の材料は、パッケージの耐引き裂き性を改善することを助けるために、２つ以上の層によって提供され得るということが留意されるべきである。典型的に、シート材料の一方の表面は、他方の表面と異なる特質を有することが可能である。たとえば、仕上げられたパッケージから外向きに面するシート材料の表面は、とりわけ滑らかであることが可能であり、また、良好な印刷性を提供するためのクレイコーティングまたは他の表面処理などのような、コーティングを有することが可能である。他方では、内向きに面するシート材料の表面は、コーティング、層、処理を提供され得、または、その他の方法で調製され、たとえば、耐引き裂き性、良好な糊付け性、ヒートシール性、もしくは、他の所望の機能的な特性のうちの１つもしくは複数などのような特性を提供することが可能である。

図示されている実施形態において、ブランク１０；１１０は、例示的な物品Ｂの例示的な配置をパッケージングするためのカートンまたはキャリア９０；１９０を形成するように構成されている。図示されている実施形態では、配置は、４ｘ２の行列またはアレイである。図示されている実施形態において、２つの物品の４つの行が提供されており、物品Ｂは、飲料缶である。代替的に、ブランク１０；１１０は、他のタイプ、数、およびサイズの物品をパッケージングするための、および／または、異なる配置または構成で物品をパッケージングするためのキャリアを形成するように構成され得る。

図１は、第１の実施形態を図示しており、図２に示されている物品キャリア９０を形成するためのブランク１０を示している。キャリア９０は、上部把持クリップの形態をとっている。物品キャリア９０は、物品Ｂを受け入れるように構成された開口部を含む。開口部は、物品Ｂの主本体部および／またはショルダー部の上方において、物品Ｂの首部または上側部分を収容するように配置されている。

ブランク１０は、メインパネルまたは係合パネル１２を含む。ブランク１０のメインパネル１２は、少なくとも１つの物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２を含む。メインパネル１２は、複数の物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２、具体的には、２ｘ４の行列またはアレイで配置されている８つの物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２を含む。物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２のそれぞれは、物品受け入れアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２を含み、複数の歯またはタブ１４、３０が、物品受け入れアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２の周りに配設され得る。歯１４、３０のそれぞれは、係合パネル１２から打ち抜かれており、係合パネル１２にヒンジ式に接続されている。それぞれの歯１４、３０は、１対のカット線１５、３１によって部分的に画定され得る。カット線１５、３１は、物品受け入れアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２の中心から半径方向外向きに延在している。歯またはタブ１４、３０は、物品受け入れアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２の周りに環状に連続して配置され、物品受け入れ開口部の一部を形成している。

複数の歯１４、３０は、メインパネル１２によって提供されている。歯１４、３０のそれぞれは、ヒンジ式接続部によって、メインパネル１２にヒンジ式に接続されている。ヒンジ式接続部は、複数のカット線９、１１によって画定され得る。複数のカット線９、１１は、物品受け入れアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２の周りに、環状の一連のカットとして配置され得る。

複数のカット線９、１１は、円形の一部分を画定するかまたは近似することが可能である。

ブランク１０は、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１をそれぞれ構成する４つの最端部の物品保持構造体ＲＴ１を含む。ブランク１０は、第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２をそれぞれ構成する４つの中側のまたは中間の物品保持構造体ＲＴ２を含む。

最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１によって部分的に画定された物品受け入れ開口部を含み、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１は、メインパネル１２の中に画定されているか、または、メインパネル１２から打ち抜かれている。

中間の物品保持構造体ＲＴ２は、第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２によって部分的に画定された物品受け入れ開口部を含み、第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２は、メインパネル１２の中に画定されているか、または、メインパネル１２から打ち抜かれている。

最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、図１Ａに最良に示されているように、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１の周りに配設されている第１の複数の歯またはタブ１４、３０を含む。第１の複数の歯１４、３０のそれぞれは、ヒンジ式縁部に対向する係合縁部を含む。係合縁部は、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１を画定するカット線の線形部分によって画定されている。それぞれの係合縁部は、多角形の一部を画定することが可能である。図示されている実施形態は、十六角形の実質的な部分を一緒に画定する１９個の歯１４、３０を含む。最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、１１個の完全な歯１４および８個の半分のまたは部分的な歯３０を含む。部分的な歯３０は、完全な歯１４よりも小さい、物品受け入れ開口部の円周方向の領域を占有している。それぞれの完全な歯１４は、１対の側縁部を含み、側縁部は、カット１５によって画定されており、カット１５は、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１を形成する十六角形のそれぞれの頂点から（すなわち、十六角形の一部分を画定するカットの１対の隣接する線形部分の間のそれぞれの頂点から）半径方向外向きに延在している。カット１５は、互いに対して発散的に配置されており、それらの間に所定の角度を画定しており、その角度は、約２２．５°であることが可能である。それぞれの部分的な歯３０は、１対の側縁部を含み、側縁部は、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１から半径方向外向きに延在するカット３１によって画定されている。カット３１は、互いに対して発散的に配置されており、それらの間に所定の角度を画定しており、その角度は、約１１．２５°であることが可能である。隣接して配設されている部分的な歯３０の対は、十六角形の一部分を画定するカットの線形部分を画定しており、すなわち、部分的な歯３０の対のそれぞれの係合縁部は、共線的になっている。

最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、複数の第１の円周方向のカット線９を含む。複数の第１の円周方向のカット線９のそれぞれは、半径方向のカット線１５、３１のうちの１つと整合されており、半径方向のカット線１５、３１のうちの前記１つまたはその想像上の延長部が、複数の第１の円周方向のカット線９のそれぞれのものを二分するようになっている。

完全な歯１４を画定する半径方向のカット線１５のそれぞれは、複数の第１の円周方向のカット線９のうちの対応する１つから間隔を離して配置されている。それぞれの半径方向のカット線１５は、第１の円周方向のカット線９を二分するように、複数の第１の円周方向のカット線９のうちの１つに対して配置されている。このように、接続ニック（ｃｏｎｎｅｃｔｉｎｇ ｎｉｃｋ）またはブリッジ部分が、１対の隣接して配設されている完全な歯１４の間に提供されている。半径方向のカット線１５および第１の円周方向のカット線９は、切り離されたＴ字形状のカットを画定している。

部分的な歯３０を画定する半径方向のカット線３１のそれぞれは、複数の第１の円周方向のカット線９のうちの対応する１つに接続されており、または、それと連続的になっている。それぞれの半径方向のカット線３１は、第１の円周方向のカット線９を二分するように、複数の第１の円周方向のカット線９のうちの１つに対して配置されている。このように、それぞれの部分的な歯３０は、隣接して配設されている歯１４、３０から切り離されている。半径方向のカット線３１および第１の円周方向のカット線９は、接続されたＴ字形状のカットを画定している。

複数の第１の円周方向のカット線９のそれぞれは、形状に関して線形であることが可能である。

最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、複数の第２の円周方向のカット線１１を含む。複数の第２の円周方向のカット線１１のそれぞれは、１対の複数の第１の円周方向のカット線９の間に配設されており、それから間隔を離して配置されており、それぞれの完全な歯１４とメインパネル１２との間に１対の接続ニックまたはブリッジ部分を画定するようになっている。１対の接続ニックまたはブリッジ部分は、それぞれの完全な歯１４とメインパネル１２との間に、ヒンジ式のまたは折り畳み可能な接続部を提供する。

複数の第２の円周方向のカット線１１のそれぞれは、形状に関して線形であることが可能である。

部分的な歯３０は、複数の第１の円周方向のカット線９の隣接する対の間に提供されている接続ニックまたはブリッジ部分によって形成されたヒンジ式のまたは折り畳み可能な接続部によって、メインパネル１２に接続されている。

代替的な実施形態において、複数の第１の円周方向のカット線９のそれぞれは、円弧状であるかまたは湾曲していることが可能である。代替的な実施形態において、複数の第２の円周方向のカット線１１のそれぞれは、円弧状であるかまたは湾曲していることが可能である。

複数の歯１４、３０は、第１の凹部または切り取り部Ｒによって中断されている。第１の凹部Ｒは、第１の想像上の線ｎ－ｎの上にある。第１の想像上の線ｎ－ｎは、アパーチャーＡＰ１の中心Ｃから半径方向に延在しており、メインパネル１２の想像上のコーナーを通過する。

第１の凹部Ｒは、１対の部分的な歯３０と同等になるように寸法決めされ得、第１の想像上の線ｎ－ｎの上に中心を置かれている。代替的な実施形態において、第１の凹部Ｒは、第１の想像上の線ｎ－ｎの上にある半径方向のカット線３１によって分離されている１対の部分的な歯３０によって交換され、第１の円周方向のカット線９とともに、接続されたＴ字カットを形成することが可能である。

部分的な歯３０および第１の凹部Ｒは、第１の弧または劣弧を画定している。完全な歯は、第２の弧または優弧の周りに延在しているか、または、それを占有している。劣弧は、第１の角度θに対する扇形を画定する。第１の角度θは、約１１２．５°であるか、または、５つの完全な歯１４もしくは１０個の部分的な歯３０と同等であることが可能である。

中間の物品保持構造体ＲＴ２は、第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２の周りに配設されている第２の複数の歯またはタブ１４を含む。

第２の複数の歯１４のそれぞれは、ヒンジ式縁部に対向する係合縁部を含む。係合縁部は、第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２を画定するカット線の線形部分によって画定されている。それぞれの係合縁部は、多角形の一部を画定することが可能である。図示されている実施形態は、十六角形を一緒に画定する１６個の完全な歯１４を含む。それぞれの完全な歯１４は、１対の側縁部を含み、側縁部は、カット１５によって画定されており、カット１５は、第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２を形成する十六角形のそれぞれの頂点から（すなわち、十六角形の一部分を画定するカットの１対の隣接する線形部分の間のそれぞれの頂点から）半径方向外向きに延在している。カット１５は、互いに対して発散的に配置されており、それらの間に所定の角度を画定しており、その角度は、約２２．５°であることが可能である。

中間の物品保持構造体ＲＴ２は、複数の第１の円周方向のカット線９を含む。複数の第１の円周方向のカット線９のそれぞれは、半径方向のカット線１５のうちの１つと整合されており、半径方向のカット線１５のうちの前記１つまたはその想像上の延長部が、複数の第１の円周方向のカット線９のそれぞれのものを二分するようになっている。

完全な歯１４を画定する半径方向のカット線１５のそれぞれは、複数の第１の円周方向のカット線９のうちの対応する１つから間隔を離して配置されている。このように、接続ニックまたはブリッジ部分が、対の隣接して配設されている完全な歯１４の間に提供されている。半径方向のカット線１５および第１の円周方向のカット線９は、切り離されたＴ字形状のカットを画定している。

中間の物品保持構造体ＲＴ２は、複数の第２の円周方向のカット線１１を含む。複数の第２の円周方向のカット線１１のそれぞれは、１対の複数の第１の円周方向のカット線９の間に配設されており、それから間隔を離して配置されており、それぞれの完全な歯１４とメインパネル１２との間に１対の接続ニックまたはブリッジ部分を画定するようになっている。１対の接続ニックまたはブリッジ部分は、それぞれの完全な歯１４とメインパネル１２との間に、ヒンジ式のまたは折り畳み可能な接続部を提供する。

ブランク１０は、ハンドル構造体を含むことが可能である。ハンドル構造体は、互いに間隔を離して配置された１つの、２つの、３つの、またはそれ以上のハンドルまたはフィンガー開口部を含む。

ハンドルまたはフィンガー開口部は、係合パネル１２を二分する長手方向軸線の上に配設されている。

第１の開口部Ｈａ１は、４つの物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２の第１のグループの間に提供されている。４つの物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２の第１のグループは、係合パネル１２の第１の端部に隣接して提供されている。第１の開口部Ｈａ１は、第１の行の最端部の物品保持構造体ＲＴ１と第２の行の中間の物品保持構造体ＲＴ２との間に配設されている。第１の開口部Ｈａ１は、４つの物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２の第１のグループの中心に位置付けされている。

第２の開口部Ｈａ２は、４つの物品保持構造体ＲＴ２の第２のグループの間に提供されている。４つの物品保持構造体ＲＴ２の第２のグループは、係合パネル１２の中側に提供されている。第２の開口部Ｈａ２は、第２の行の中間の物品保持構造体ＲＴ２と第３の行の中間の物品保持構造体ＲＴ２との間に配設されている。第２の開口部Ｈａ２は、４つの物品保持構造体ＲＴ２の第２のグループの中心Ｃに位置付けされている。

第３の開口部Ｈａ３は、４つの物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２の第３のグループの間に提供されている。４つの物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２の第３のグループは、係合パネル１２の第２の端部に隣接して提供される。第３の開口部Ｈａ３は、第３の行の中間の物品保持構造体ＲＴ２と第４の行の最端部の物品保持構造体ＲＴ１との間に配設されている。第３の開口部Ｈａ３は、４つの物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２の第３のグループの中心に位置付けされている。

第１の、第２の、および第３の開口部Ｈａ１、Ｈａ２、Ｈａ３は、少なくとも部分的に、第１の列の物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２と第２の列の物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２との間にある。

ハンドル開口部Ｈａ１、Ｈａ２、Ｈａ３のそれぞれは、複数のタブ１６、１８、２０、２２によって画定されている。第１および第２のハンドル開口部Ｈａ１、Ｈａ２は、構造が互いに実質的に同様である。第３のハンドル開口部Ｈａ３は、構造が第１および第２のハンドル開口部Ｈａ１、Ｈａ２と実質的に同様であるが、その鏡像である。ハンドル開口部Ｈａ１、Ｈａ２、Ｈａ３は、図１Ａに示されている第２のハンドル開口部Ｈａ２を参照することによって、さらに詳細に説明されることとなる。

それぞれのハンドル開口部Ｈａ１、Ｈａ２、Ｈａ３は、４つのタブ１６、１８、２０、２２を含む。それぞれのタブ１６、１８、２０、２２は、折り曲げ線１７、１９、２１、２３の形態のヒンジ式接続部によって、係合パネル１２にヒンジ接続されている。円弧状のまたは曲線状のカット線３１、３３、３５、３７は、それぞれの折り曲げ線１７、１９、２１、２３の間に提供され、ハンドル開口部Ｈａ１、Ｈａ２、Ｈａ３のコーナーまたは頂点を画定することが可能である。ハンドル開口部Ｈａ１、Ｈａ２、Ｈａ３のそれぞれは、実質的にひし形またはダイヤモンド形状になっており、他の実施形態では、それに限定されないが正方形などのような他の形状も用いられ得る。それぞれのハンドル開口部Ｈａ１、Ｈａ２、Ｈａ３は、１対のメジャータブ１６、１８および１対のマイナータブ２０、２２を含む。

第１のメジャータブ１６は、第１のカット線または切断可能な線２５によって、第２のメジャータブ１８から分離されている。第１のマイナータブ２０は、第１のカット線または切断可能な線２５によって、第２のマイナータブ２２から分離されている。

第１および第２のマイナータブ２０、２２は、第２のカット線または切断可能な線２７によって、第１および第２のメジャータブ１６、１８から分離されている。

第１のカット線２５は、４つの中間の物品保持構造体ＲＴ２のグループの中心Ｃを通過する想像上の線と共線的になっている。

第１のカット線２５は、形状に関して線形になっていることが可能であり、ハンドル開口部Ｈａ１、Ｈａ２、Ｈａ３の対向する頂点の第１の対の間に延在することが可能である。

第２のカット線２７は、形状に関して非線形になっていることが可能であり、ハンドル開口部Ｈａ１、Ｈａ２、Ｈａ３の対向する頂点の第２の対の間に延在することが可能である。第２のカット線２７は、第１のカット線２５に交差しており、第２のカット線２７は、逆「Ｖ」字形状の中側の部分を含み、「Ｖ」字形状の部分の頂点は、第１のカット線２５に交差している。

第１のメジャータブ１６は、第１の折り曲げ線１７によって係合パネル１２にヒンジ接続されている。第２のメジャータブ１８は、第２の折り曲げ線１９によって係合パネル１２にヒンジ接続されている。

第１のマイナータブ２０は、第３の折り曲げ線２１によって係合パネル１２にヒンジ接続されている。第２のマイナータブ２２は、第４の折り曲げ線２３によって係合パネル１２にヒンジ接続されている。

第１の折り曲げ線１７は、第２の折り曲げ線１９に対して発散的に配置されている。

第１の折り曲げ線１７は、第３の折り曲げ線２１に対して発散的に配置されている。

第２の折り曲げ線１９は、第４の折り曲げ線２３に対して発散的に配置されている。

第３の折り曲げ線２１は、第４の折り曲げ線２３に対して発散的に配置されている。

随意的に、ブランク１０は、第１の側縁部から打ち抜かれた第１の凹部または切り取り部Ｒ１を含む（図１を参照）。第１のフィンガー凹部または切り取り部Ｒ１は、ブランク１０の横方向に延在してブランク１０を二分する想像上の線の上にある。このように、第１のフィンガー凹部または切り取り部Ｒ１は、物品保持構造体ＲＴ１の第２の行と第３の行との間に存在している。

随意的に、ブランク１０は、第２の側縁部から打ち抜かれた第２のフィンガー凹部または切り取り部Ｒ２を含む。第２の側縁部は、第１の側縁部と対向している。第２のフィンガー凹部または切り取り部Ｒ２は、ブランク１０の横方向に延在してブランク１０を二分する想像上の線の上にある。このように、第２のフィンガー凹部または切り取り部Ｒ２は、物品保持構造体ＲＴ１の第２の行と第３の行との間に存在している。

第２のハンドル開口部Ｈａ２は、第１および第２のフィンガー凹部Ｒ１、Ｒ２と共線的になっている。

ブランク１０は、キャリア９０を形成し、ブランク１０は、物品Ｂのグループに対して低下される。保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２のそれぞれの開口部は、グループを形成する物品Ｂのうちの１つを受け入れる。物品Ｂのエンドクロージャーまたは上側端部が、開口部を通過する。タブ１４、３０は、係合パネル１２の平面から折れ曲がる。タブ１４、３０は、上向きに折り曲がり、タブ１４、３０は、物品Ｂの首部から半径方向外向きに延在するフランジまたは突起部の下方において物品Ｂに係合する。タブ１４、３０は、図２に最良に示されているように、物品Ｂを支持し、開口部からの物品Ｂの移動または引き抜けを抑制する。

第１の凹部Ｒは、メインパネル１２のコーナー領域１２Ｃの変形を低減させる利益を有している。半径方向のカット線３１および第１の円周方向のカット線９によって提供される接続されたＴ字カットは、メインパネル１２のコーナー領域１２Ｃにおける応力を低減させる。部分的な歯３０の間に接続部分が存在しないことは、メインパネル１２における引き裂き伝播の可能性を低減させることが見出された。

完全な歯１４の間の接続ニックは、物品受け入れ構造体ＲＴ１の中の物品Ｂの安全性を高めることが可能であり、物品Ｂに対するタブ１４の付勢を増加させることが可能であり、物品保持を改善するようになっている。

ここで図３、図３Ａ、および図４を参照すると、本開示の追加的な実施形態が示されている。第２の図示されている実施形態において、同様の数字は、可能な場合に、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴が第２の実施形態に属していることを示すために、接頭語「１００」の追加を伴っている。追加的な実施形態は、第１の実施形態と多くの共通の特徴を共有しており、したがって、図１および図２に図示されている実施形態からの違いのみが、詳細に説明されることとなる。

図３は、第２の実施形態を図示しており、図４に示されている物品キャリア１９０を形成するためのブランク１１０を示している。

ブランク１１０は、係合パネル１１２を含む。ブランク１１０の係合パネル１１２は、少なくとも１つの物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２を含み、それぞれの保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２は、それぞれの物品を受け入れるための物品受け入れアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２を提供する。係合パネル１１２は、複数の物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２、具体的には、２ｘ４の行列またはアレイで配置されている８つの物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２を含む。物品保持構造体ＲＴ１、ＲＴ２のそれぞれは、開口部またはアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２を含み、複数の歯またはタブ１１４が、開口部またはアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２の周りに配設され得る。歯１１４のそれぞれは、係合パネル１１２から打ち抜かれており、係合パネル１１２にヒンジ式に接続されている。それぞれの歯１１４は、１対のカット線１１５によって部分的に画定され得る。カット線１１５は、物品受け入れアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２の中心から半径方向外向きに延在している。歯またはタブ１１４は、物品受け入れアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２の周りに環状に連続して配置され、物品受け入れ開口部の一部を形成している。

複数の歯１１４は、係合パネル１１２によって提供されている。歯１１４のそれぞれは、ヒンジ式接続部によって、係合パネル１１２にヒンジ式に接続されている。ヒンジ式接続部は、複数のカット線１０９、１１１によって画定され得る。複数のカット線１０９、１１１は、物品受け入れアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２の周りに、環状の一連のカットとして配置され得る。

複数のカット線１０９、１１１は、円形の一部分を画定するかまたは近似することが可能である。

ブランク１１０は、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１をそれぞれ構成する４つの最端部の物品保持構造体ＲＴ１を含む。ブランク１１０は、第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２をそれぞれ構成する４つの中側のまたは中間の物品保持構造体ＲＴ２を含む。

最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１によって部分的に画定された物品受け入れ開口部を含み、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１は、係合パネル１１２の中に画定されているか、または、係合パネル１１２から打ち抜かれている。

最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、図３Ａに最良に示されているように、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１の周りに配設されている第１の複数の歯またはタブ１１４を含む。第１の複数の歯１１４のそれぞれは、ヒンジ式縁部に対向する係合縁部を含む。係合縁部は、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１を画定するカット線の線形部分によって画定されている。それぞれの係合縁部は、多角形の一部を画定することが可能である。図示されている実施形態は、十六角形を一緒に画定する１６個の歯１１４を含む。それぞれの歯１１４は、１対の側縁部を含み、側縁部は、カット１１５、１３１によって画定されており、カット１１５、１３１は、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１を形成する十六角形のそれぞれの頂点から（すなわち、十六角形の一部分を画定するカットの１対の隣接する線形部分の間のそれぞれの頂点から）半径方向外向きに延在している。カット１１５、１３１は、互いに対して発散的に配置されており、それらの間に所定の角度を画定しており、その角度は、約２２．５°であることが可能である。

最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、複数の第１の円周方向のカット線１０９を含む。複数の第１の円周方向のカット線１０９のそれぞれは、半径方向のカット線１１５、１３１のうちの１つと整合されている。最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、第１の半径方向のカット線１１５および第２の半径方向のカット線１３１を含む。第２の半径方向のカット線１３１のそれぞれは、複数の第１の円周方向のカット線１０９のうちの対応する１つに接続されており、または、それと連続的になっている。第２の半径方向のカット線１３１のそれぞれは、複数の第１の円周方向のカット線１０９のそれぞれのものを二分してそれと交差している。第１の半径方向のカット線１１５のそれぞれの想像上の延長部は、複数の第１の円周方向のカット線１０９のそれぞれのものを二分している。

最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、５つの第２の半径方向のカット線１３１を含み、第２の半径方向のカット線１３１は、４つの環状に切り離された歯１１４Ａのうちの１つを少なくとも部分的にそれぞれ画定している。

第１の半径方向のカット線１１５のそれぞれは、複数の第１の円周方向のカット線１０９のうちの対応する１つから間隔を離して配置されている。このように、接続ニックまたはブリッジ部分が、１対の隣接して配設されている完全な歯１１４の間に提供されている。第１の半径方向のカット線１１５およびそれぞれの第１の円周方向のカット線１０９は、切り離されたＴ字形状のカットを画定している。

最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、１１個の第１の半径方向のカット線１１５を含み、第１の半径方向のカット線１１５は、１２個の環状に接続されている歯１１４のうちの１つを少なくとも部分的にそれぞれ画定している。

第２の半径方向のカット線１３１およびそれぞれの第１の円周方向のカット線１０９は、接続されたＴ字形状のカットを画定している。

複数の第１の円周方向のカット線１０９のそれぞれは、形状に関して線形であるかまたは円弧状であることが可能である。

最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、複数の第２の円周方向のカット線１１１を含む。複数の第２の円周方向のカット線１１１のそれぞれは、１対の複数の第１の円周方向のカット線１０９の間に配設されており、それから間隔を離して配置されており、それぞれの完全な歯１１４と係合パネル１１２との間に１対の接続ニックまたはブリッジ部分を画定するようになっている。１対の接続ニックまたはブリッジ部分は、それぞれの完全な歯１１４と係合パネル１１２との間に、ヒンジ式のまたは折り畳み可能な接続部を提供する。

複数の第２の円周方向のカット線１１１のそれぞれは、形状に関して線形であるかまたは円弧状であることが可能である。

図１の実施形態の第１の凹部または切り取り部Ｒは、省略されており、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１は、歯１１４、１１４Ａによって取り囲まれている。

歯１１４、１１４Ａの配置（半径方向のカット線１１５、１３１のカットパターン）は、図３Ａに最良に図示されているように、中間の物品保持構造体ＲＴ２の第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２についての歯１１４の配置（半径方向のカット線１１５のカットパターン）に対して、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１の中心の周りに回転させられている。最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、中間の物品保持構造体ＲＴ２に対して、角度βにわたって回転させられている。回転βの角度は、約１１．２５°であるかまたは歯１１４の半分と同等であることが可能である。

第２の半径方向のカット線１３１のうちの１つは、想像上の線ｎ－ｎの上にあり、想像上の線ｎ－ｎは、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１の中心Ｃを通過し、係合パネル１１２の現実の（または、想像上の）コーナーを通過しており、現実のまたは想像上のコーナーは、メインパネル１１２の端部縁部および側縁部のうちのそれぞれ１つと共線的な１対の想像上の線の交点によって画定されている。

最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、ブランク１１０の長手方向に延在する想像上の線ｙ－ｙの上にある第１の第２の半径方向のカット線１３１を含む。前記第１の第２の半径方向のカット線１３１は、係合パネル１１２の端部縁部に対して垂直に配向されており、係合パネル１１２の長手方向軸線に対して平行になっている。

最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、第２の第２の半径方向のカット線１３１を含み、第２の第２の半径方向のカット線１３１は、ブランク１１０の横断方向に延在する想像上の線ｘ－ｘの上にある。前記第２の第２の半径方向のカット線１３１は、係合パネル１１２の側縁部に対して垂直に配向されており、係合パネル１１２の長手方向軸線に対して垂直になっている。

最端部の物品保持構造体ＲＴ１は、第１の半径方向のカット線１１５を含み、第１の半径方向のカット線１１５は、ブランク１１０の長手方向に延在する想像上の線ｙ－ｙの上にある。前記第１の半径方向のカット線１１５は、隣接する中間の物品保持構造体ＲＴ２の第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２の中心から延在する想像上の半径方向線の上にある。想像上の半径方向線は、第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２を取り囲む歯１１４のうちの１つの中心または中央を通って延在している。

環状に切り離されている歯１１４Ａは、第１の弧または劣弧を画定している。環状に接続されている歯１１４は、第２の弧または優弧の周りに延在しているか、または、それを占有している。劣弧は、第１の角度θに対する扇形を画定する。第１の角度θは、約９０°であるか、または、４つの歯１１４Ａと同等であることが可能である。

中間の物品保持構造体ＲＴ２は、第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２の周りに配設されている第２の複数の歯またはタブ１１４を含む。

第２の複数の歯１１４のそれぞれは、ヒンジ式縁部に対向する係合縁部を含む。係合縁部は、第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２を画定するカット線の線形部分によって画定されている。それぞれの係合縁部は、多角形の一部を画定することが可能である。図示されている実施形態は、十六角形を一緒に画定する１６個の歯１１４を含む。それぞれの歯１１４は、１対の側縁部を含み、側縁部は、カット１１５によって画定されており、カット１１５は、第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２を形成する十六角形のそれぞれの頂点から（すなわち、十六角形の一部分を画定するカットの１対の隣接する線形部分の間のそれぞれの頂点から）半径方向外向きに延在している。カット１１５は、互いに対して発散的に配置されており、それらの間に所定の角度を画定しており、その角度は、約２２．５°であることが可能である。

中間の物品保持構造体ＲＴ２は、複数の第１の円周方向のカット線１０９を含む。複数の第１の円周方向のカット線１０９のそれぞれは、半径方向のカット線１１５のうちの１つと整合されており、半径方向のカット線１１５のうちの前記１つまたはその想像上の延長部が、複数の第１の円周方向のカット線１０９のそれぞれのものを二分するようになっている。

歯１１４を画定する半径方向のカット線１１５のそれぞれは、複数の第１の円周方向のカット線１０９のうちの対応する１つから間隔を離して配置されている。このように、接続ニックまたはブリッジ部分が、対の隣接して配設されている完全な歯１１４の間に提供されている。半径方向のカット線１１５および第１の円周方向のカット線１０９は、切り離されたＴ字形状のカットを画定している。

中間の物品保持構造体ＲＴ２は、複数の第２の円周方向のカット線１１１を含む。複数の第２の円周方向のカット線１１１のそれぞれは、１対の複数の第１の円周方向のカット線１０９の間に配設されており、それから間隔を離して配置されており、それぞれの完全な歯１１４と係合パネル１１２との間に１対の接続ニックまたはブリッジ部分を画定するようになっている。１対の接続ニックまたはブリッジ部分は、それぞれの完全な歯１１４と係合パネル１１２との間に、ヒンジ式のまたは折り畳み可能な接続部を提供する。

本開示は、キャリア９０；１９０と、キャリア９０；１９０を形成するためのブランク１０；１１０とを提供し、それは、少なくとも１つの物品Ｂを受け入れるための開口部を備えたメインパネル１２；１１２を有している。メインパネル１２；１１２は、ハンドル構造体を含むことが可能である。

本開示は、上部係合タイプの物品キャリア９０；１９０を形成するためのブランク１０；１１０を提供する。ブランク１０；１１０または物品キャリア９０；１９０は、少なくとも１つの物品係合構造体ＲＴ１、ＲＴ２を有する少なくとも１つのパネル１２；１１２を含む。少なくとも１つの物品係合構造体ＲＴ１、ＲＴ２は、物品受け入れアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２と、物品受け入れアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２の周りに形成された環状の一連のタブ１４、３０；１１４、１１４Ａとを含む。環状の一連のタブ１４、３０；１１４、１１４Ａは、複数の半径方向のカット線１５、３１；１１５、１３１によって少なくとも部分的に画定される。環状の一連のタブ１４、３０；１１４、１１４Ａは、複数の円周方向のカット線９、１１；１０９、１１１によって少なくとも部分的に画定されている。半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のもの３１、１３１は、対応する円周方向のカット線９、１０９まで延在しており、半径方向のカット線の少なくとも第２のもの１５；１１５は、それぞれの円周方向のカット線９、１０９の手前で停止している。

随意的に、少なくとも１つの物品受け入れアパーチャーＡＰ１は、コーナーアパーチャーであることが可能であり、半径方向のカット線１３１のうちの少なくとも第１のものは、少なくとも１つのパネル１２；１１２のそれぞれのコーナーの真向かいに位置決めされ得、半径方向のカット線１３１のうちの少なくとも第１のものが、コーナーアパーチャーからコーナーに向けて延在するようになっている。

随意的に、少なくとも１つの物品受け入れアパーチャーＡＰ１は、コーナーアパーチャーであることが可能であり、環状の一連のタブ３０のうちの少なくとも２つは、歯のないまたはタブのないエリアまたは凹部Ｒによって分離され得る。半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のもの３１は、環状の一連のタブ３０のうちの少なくとも２つのうちの少なくとも１つの一部を画定することが可能である。タブのないエリアまたは凹部Ｒは、少なくとも１つのパネル１２；１１２のそれぞれのコーナーの真向かいに位置決めされ得る。

環状の一連のタブ３０のうちの少なくとも２つは、環状の一連のタブ１４のうちの少なくとも別のものの幅寸法よりも小さい幅寸法をそれぞれ有することが可能である。

半径方向のカット線３１のうちの少なくとも第１のものは、環状の一連のタブ３０のうちの少なくとも２つのそれぞれの一部を画定することが可能であり、環状の一連のタブ３０のうちの少なくとも２つのうちの少なくとも１つは、環状の一連のタブ１４のうちの少なくとも別のものの幅寸法よりも小さい幅寸法を有することが可能である。

本開示は、上部係合タイプの物品キャリア９０；１９０を形成するためのブランク１０；１１０を提供する。ブランク１０；１１０または物品キャリア９０；１９０は、少なくとも１つの物品係合構造体ＲＴ１、ＲＴ２を有する少なくとも１つのパネル１２；１１２を含む。少なくとも１つの物品係合構造体ＲＴ１、ＲＴ２は、物品受け入れアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２と、物品受け入れアパーチャーＡＰ１、ＡＰ２の周りに形成された環状の一連のタブ１４、３０；１１４、１１４Ａとを含む。環状の一連のタブ１４、３０；１１４、１１４Ａは、複数の環状に接続されたタブ１４；１１４と、複数の環状に切り離されたタブ３０；１１４Ａとを含む。

随意的に、環状に切り離されたタブ３０は、部分的なまたは半分のタブ３０であることが可能であり、すなわち、それぞれの環状に切り離されたタブ３０は、環状に接続されたタブ１４；１１４のうちの１つによって占有される少なくとも１つの物品係合構造体ＲＴ１の周囲部の一部分よりも小さい、少なくとも１つの物品係合構造体ＲＴ１の周囲部の部分を占有している。

随意的に、部分的なまたは半分のタブ３０のうちの第１のものの係合縁部は、部分的なまたは半分のタブ３０のうちの第２の隣接するものの係合縁部と共線的になっている。

随意的に、部分的なまたは半分のタブ３０は、対になって配置されており、対のそれぞれの部分的なまたは半分のタブ３０は、その対の他方のものの係合縁部と共線的に配置された係合縁部を含む。部分的なタブ３０は、整数個の部分的なタブ３０が整数個の環状に接続されたタブ１４；１１４と同等になるように寸法決めされ得る。

随意的に、環状の一連のタブ１４、３０；１１４、１１４Ａは、切り取り部または凹部Ｒによって中断されている。切り取り部または凹部Ｒは、少なくとも１つのパネル１２；１１２の端部縁部と共線的な第１の想像上の線と、少なくとも１つのパネル１２；１１２の側縁部と共線的な第２の想像上の線との間の交点または頂点に最も近接して配設されている、少なくとも１つの物品係合構造体ＲＴ１の周囲部の一部分を占有している。交点は、少なくとも１つのパネル１２；１１２の現実のまたは想像上のコーナーである。切り取り部は、Ｔ字形状のカット線であることが可能である。

切り取り部または凹部Ｒは、環状に切り離されたタブ３０を中断することが可能である。

環状に切り離されたタブ３０は、少なくとも１つのパネル１２；１１２の現実のまたは想像上のコーナーに隣接して（または、近接して）配設されている少なくとも１つの物品係合構造体ＲＴ１の扇形または四分円を画定することが可能である。

本開示は、上部係合タイプの物品キャリア９０を形成するためのブランク１０を提供し、ブランク１１０または物品キャリア１９０は、少なくとも２つの物品係合構造体ＲＴ１、ＲＴ２を有する少なくとも１つのパネル１１２を含む。少なくとも２つの物品係合構造体ＲＴ１、ＲＴ２のうちの第１のものは、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１と、第１の物品受け入れアパーチャーＡＰ１の周りに形成された第１の環状の一連のタブ１１４、１１４Ａとを含む。少なくとも２つの物品係合構造体ＲＴ２のうちの第２のものは、第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２と、第２の物品受け入れアパーチャーＡＰ２の周りに形成された第２の環状の一連のタブ１１４とを含む。第１の環状の一連のタブ１１４、１１４Ａは、第１のカットパターンを画定する第１の複数の半径方向のカット線１１５、１３１によって少なくとも部分的に画定されている。第２の環状の一連のタブ１１４は、第２のカットパターンを画定する第２の複数の半径方向のカット線１１５によって少なくとも部分的に画定されている。第１のカットパターンは、第２のカットパターンに対して、第１の角度にわたって、その中心の周りに回転させられている。第１の環状の一連のタブ１１４、１１４Ａは、複数の円周方向のカット線９、１１；１０９、１１１によって少なくとも部分的に画定され得る。第１の複数の半径方向のカット線１１５、１３１は、対応する円周方向のカット線９、１０９と連続的になるように対応する円周方向のカット線９、１０９まで延在する少なくとも１つの半径方向のカット線と、それぞれの円周方向のカット線９、１０９の手前で停止している（または、それから間隔を離して配置されている）第１の複数の半径方向のカット線１１５、１３１のうちの少なくとも別のものとを含むことが可能である。

本明細書で使用されるとき、「上部」、「底部」、「ベース」、「フロント」、「バック」、「端部」、「側部」、「内側」、「外側」、「上側」、および「下側」などのような方向的な参照は、必ずしも、それぞれのパネルをそのような配向に限定するわけではなく、単に、これらのパネルを互いに区別する役割を果たすことができるだけであるということが認識されることとなる。

本明細書で使用されるとき、「ヒンジ式接続部」および「折り曲げ線」という用語は、ブランクの一部分を互いに対して折り曲げることを促進させる、ブランクのヒンジ特徴部を画定するすべての様式の線を指し、または、そうでなければ、ブランクのための最適なパネル折り曲げ場所を示している。「ヒンジ式接続部」への言及は、必ずしも、単一の折り曲げ線のみを指すものとして解釈されるべきではない。実際に、ヒンジ式接続部は、２つ以上の折り曲げ線から形成され得、そこでは、２つ以上の折り曲げ線のそれぞれは、形状が真っ直ぐになっている／線形になっているかまたは湾曲している／曲線になっているかのいずれかであることが可能である。線形の折り曲げ線がヒンジ式接続部を形成しているときには、それらは、互いに平行に配設され得、または、互いに対してわずかに角度を付けることができる。曲線の折り曲げ線がヒンジ式接続部を形成しているときには、それらは、互いに交差し、曲線の折り曲げ線によって取り囲まれているエリアの中の成形されたパネルを画定することが可能である。そのようなヒンジ式接続部の典型的な例は、１対のアーチ形のまたは円弧状の折り曲げ線を含むことが可能であり、それらは、２つのポイントにおいて交差しており、それらがそれらの間に楕円形のパネルを画定するようになっている。ヒンジ式接続部は、１つまたは複数の線形の折り曲げ線および１つまたは複数の曲線の折り曲げ線から形成され得る。そのようなヒンジ式接続部の典型的な例は、線形の折り曲げ線およびアーチ形のまたは円弧状の折り曲げ線の組み合わせを含むことが可能であり、それらは、２つのポイントにおいて交差しており、それらがそれらの間に半月形状のパネルを画定するようになっている。

本明細書で使用されるとき、「折り曲げ線」という用語は、以下のうちの１つを指すことが可能である：スコア付きの線、エンボス加工された線、デボス加工された線、ミシン目の線、ショートスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、中断されたカット線、整合されたスリットの線、スコアの線、および、上述のオプションの任意の組み合わせ。

ヒンジ式接続部および折り曲げ線は、ミシン目、ミシン目の線、ショートスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、カット線、中断されたカット線、スリット、スコア、エンボス加工された線、デボス加工された線、および、それらの任意の組み合わせなどを含むブランクの基材の中に形成されている要素をそれぞれ含むことが可能であるということが理解されるべきである。要素は、所望の機能性を提供するように寸法決めおよび配置され得る。たとえば、ミシン目の線は、折り曲げ線および／または切断線を画定するために、ある程度の弱さを伴って寸法決めまたは設計され得る。ミシン目の線は、折り曲げを促進させるようにおよび破壊に抵抗するように、折り曲げを促進させるようにおよびより大きい労力を伴って破壊を促進させるように、または、労力をほとんど伴わずに破壊を促進させるように設計され得る。

本明細書で使用されているような「と位置合わせされている」という句は、組み立てられたカートンの中の２つ以上の要素（たとえば、２つの重なり合うパネルのうちの第１のものの中に形成されたアパーチャー、および、２つの重なり合うパネルのうちの第２のものの中に形成された第２のアパーチャーなど）の整合を指す。互いに位置合わせされているそれらの要素は、重なり合うパネルの厚さの方向に互いに整合され得る。たとえば、第１のパネルの中のアパーチャーが、第１のパネルと重なり合う配置で設置されている第２のパネルの中の第２のアパーチャー「と位置合わせされている」ときには、アパーチャーの縁部は、第２のアパーチャーの縁部の少なくとも一部分に沿って延在することが可能であり、第１および第２のパネルの厚さの方向に、第２のアパーチャーと整合され得る。

９ 第１の円周方向のカット線
１０ ブランク
１１ 第２の円周方向のカット線
１２ メインパネル、係合パネル
１２Ｃ コーナー領域
１４ 完全な歯、タブ
１５ カット線
１６ 第１のメジャータブ
１７ 折り曲げ線
１８ 第２のメジャータブ
１９ 折り曲げ線
２０ 第１のマイナータブ
２１ 折り曲げ線
２２ 第２のマイナータブ
２３ 折り曲げ線
２５ 第１のカット線または切断可能な線
２７ 第２のカット線または切断可能な線
３０ 部分的な歯、タブ
３１ カット線
３３ カット線
３５ カット線
３７ カット線
９０ 物品キャリア
１０９ 第１の円周方向のカット線
１１０ ブランク
１１１ 第２の円周方向のカット線
１１２ メインパネル、係合パネル
１１４ 完全な歯、タブ
１１４Ａ 環状に切り離された歯、タブ
１１５ カット線
１１６ 第１のメジャータブ
１１７ 折り曲げ線
１１８ 第２のメジャータブ
１１９ 折り曲げ線
１２０ 第１のマイナータブ
１２１ 折り曲げ線
１２２ 第２のマイナータブ
１２３ 折り曲げ線
１２７ 第２のカット線または切断可能な線
１３１ カット線
１３３ カット線
１３５ カット線
１３７ カット線
１９０ 物品キャリア
ＡＰ１ 第１の物品受け入れアパーチャー
ＡＰ２ 第２の物品受け入れアパーチャー
Ｂ １次製品コンテナ、物品
Ｃ 中心
Ｈａ１ 第１の開口部
Ｈａ２ 第２の開口部
Ｈａ３ 第３の開口部
ｎ－ｎ 第１の想像上の線
Ｒ 第１の凹部
Ｒ１ 第１のフィンガー凹部または切り取り部
Ｒ２ 第２のフィンガー凹部または切り取り部
ＲＴ１ 最端部の物品保持構造体
ＲＴ２ 中間の物品保持構造体
ｘ－ｘ ブランクの横断方向に延在する想像上の線
ｙ－ｙ ブランクの長手方向に延在する想像上の線
β 回転
θ 第１の角度

Claims (24)

1. 少なくとも１つの物品をパッケージングするための物品キャリアであって、前記物品キャリアは、少なくとも１つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含み、前記少なくとも１つの物品係合構造体は、物品受け入れアパーチャーと、前記物品受け入れアパーチャーの周りに形成された環状の一連のタブとを含み、前記環状の一連のタブは、複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、前記環状の一連のタブは、複数の円周方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、前記半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のものは、対応する円周方向のカット線まで延在しており、前記半径方向のカット線のうちの少なくとも第２のものは、それぞれの円周方向のカット線の手前で停止している、物品キャリア。
2. 前記少なくとも１つの物品受け入れアパーチャーは、コーナーアパーチャーであり、前記半径方向のカット線のうちの前記少なくとも第１のものは、前記少なくとも１つのパネルのそれぞれのコーナーの真向かいに位置決めされており、それにより前記半径方向のカット線のうちの前記少なくとも第１のものは、前記コーナーアパーチャーから前記コーナーに向けて延在している、請求項１に記載の物品キャリア。
3. 前記少なくとも１つの物品受け入れアパーチャーは、コーナーアパーチャーであり、前記環状の一連のタブのうちの少なくとも２つは、タブのないエリアによって分離されており、前記半径方向のカット線のうちの前記少なくとも第１のものは、前記環状の一連のタブのうちの前記少なくとも２つのうちの少なくとも１つの一部を画定している、請求項１に記載の物品キャリア。
4. 前記タブのないエリアは、前記少なくとも１つのパネルのそれぞれのコーナーの真向かいに位置決めされている、請求項３に記載の物品キャリア。
5. 前記環状の一連のタブのうちの前記少なくとも２つは、前記環状の一連のタブのうちの少なくとも別のものの幅寸法よりも小さい幅寸法をそれぞれ有している、請求項３に記載の物品キャリア。
6. 前記半径方向のカット線のうちの前記少なくとも第１のものは、前記環状の一連のタブのうちの少なくとも２つのそれぞれの一部を画定しており、前記環状の一連のタブのうちの前記少なくとも２つのうちの少なくとも１つは、前記環状の一連のタブのうちの少なくとも別のものの幅寸法よりも小さい幅寸法を有している、請求項３に記載の物品キャリア。
7. 少なくとも１つの物品をパッケージングするための物品キャリアであって、前記物品キャリアは、少なくとも１つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含み、前記少なくとも１つの物品係合構造体は、物品受け入れアパーチャーと、前記物品受け入れアパーチャーの周りに形成された環状の一連のタブとを含み、前記環状の一連のタブは、複数の環状に接続されたタブと、複数の環状に切り離されたタブとを含む、物品キャリア。
8. 前記環状に切り離されたタブは、部分的なタブであり、それぞれの環状に切り離されたタブは、前記環状に接続されたタブのうちの１つによって占有される前記少なくとも１つの物品係合構造体の周囲部の一部分よりも小さい、前記少なくとも１つの物品係合構造体の周囲部の部分を占有している、請求項７に記載の物品キャリア。
9. 前記部分的なタブのうちの第１のものの係合縁部は、前記部分的なタブのうちの第２の隣接するものの係合縁部と共線的になっている、請求項８に記載の物品キャリア。
10. 前記部分的なタブは、対になって配置されており、対のそれぞれの部分的なタブは、前記対の他方のものの係合縁部と共線的に配置された係合縁部を含む、請求項８に記載の物品キャリア。
11. 前記部分的なタブは、整数個の部分的なタブが整数個の環状に接続されたタブと同等になるように寸法決めされている、請求項８に記載の物品キャリア。
12. 前記環状の一連のタブは、切り取り部によって中断されており、前記切り取り部は、前記少なくとも１つのパネルの端部縁部と共線的な第１の想像上の線と、前記少なくとも１つのパネルの側縁部と共線的な第２の想像上の線との間の交点に最も近接して配設されている前記少なくとも１つの物品係合構造体の周囲部の一部分を占有している、請求項７に記載の物品キャリア。
13. 前記交点は、前記少なくとも１つのパネルの想像上のコーナーである、請求項１２に記載の物品キャリア。
14. 前記切り取り部は、Ｔ字形状のカット線である、請求項１２に記載の物品キャリア。
15. 前記切り取り部は、前記環状に切り離されたタブを中断している、請求項１２に記載の物品キャリア。
16. 前記環状に切り離されたタブは、前記少なくとも１つのパネルのコーナーに隣接して配設されている前記少なくとも１つの物品係合構造体の扇形を画定している、請求項７に記載の物品キャリア。
17. 前記環状に切り離されたタブは、前記少なくとも１つのパネルのコーナーに近接して配設されている前記少なくとも１つの物品係合構造体の扇形を画定している、請求項７に記載の物品キャリア。
18. 少なくとも１つの物品をパッケージングするための物品キャリアであって、前記物品キャリアは、少なくとも２つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含み、前記少なくとも２つの物品係合構造体のうちの第１のものは、第１の物品受け入れアパーチャーと、前記第１の物品受け入れアパーチャーの周りに形成された第１の環状の一連のタブとを含み、前記少なくとも２つの物品係合構造体のうちの第２のものは、第２の物品受け入れアパーチャーと、前記第２の物品受け入れアパーチャーの周りに形成された第２の環状の一連のタブとを含み、前記第１の環状の一連のタブは、第１のカットパターンを画定する第１の複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、前記第２の環状の一連のタブは、第２のカットパターンを画定する第２の複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、前記第１のカットパターンは、前記第２のカットパターンに対して、第１の角度にわたって、その中心の周りに回転させられている、物品キャリア。
19. 前記第１の環状の一連のタブは、複数の円周方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、前記第１の複数の半径方向のカット線は、対応する円周方向のカット線と連続的になるように前記対応する円周方向のカット線まで延在する少なくとも１つの半径方向のカット線を含み、前記第１の複数の半径方向のカット線のうちの少なくとも別のものは、それぞれの円周方向のカット線から間隔を離して配置されている、請求項１８に記載の物品キャリア。
20. 物品キャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、少なくとも１つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含み、前記少なくとも１つの物品係合構造体は、物品受け入れアパーチャーと、前記物品受け入れアパーチャーの周りに形成された環状の一連のタブとを含み、前記環状の一連のタブは、複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、前記環状の一連のタブは、複数の円周方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、前記半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のものは、対応する円周方向のカット線まで延在しており、前記半径方向のカット線のうちの少なくとも第２のものは、それぞれの円周方向のカット線の手前で停止している、ブランク。
21. 物品キャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、少なくとも１つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含み、前記少なくとも１つの物品係合構造体は、物品受け入れアパーチャーと、前記物品受け入れアパーチャーの周りに形成された環状の一連のタブとを含み、前記環状の一連のタブは、複数の環状に接続されたタブと、複数の環状に切り離されたタブとを含む、ブランク。
22. 物品キャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、少なくとも２つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含み、前記少なくとも２つの物品係合構造体のうちの第１のものは、第１の物品受け入れアパーチャーと、前記第１の物品受け入れアパーチャーの周りに形成された第１の環状の一連のタブとを含み、前記少なくとも２つの物品係合構造体のうちの第２のものは、第２の物品受け入れアパーチャーと、前記第２の物品受け入れアパーチャーの周りに形成された第２の環状の一連のタブとを含み、前記第１の環状の一連のタブは、第１のカットパターンを画定する第１の複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、前記第２の環状の一連のタブは、第２のカットパターンを画定する第２の複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、前記第１のカットパターンは、前記第２のカットパターンに対して、第１の角度にわたって、その中心の周りに回転させられている、ブランク。
23. 少なくとも１つの物品をパッケージングするための物品キャリアであって、前記物品キャリアは、少なくとも１つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含み、前記少なくとも１つの物品係合構造体は、物品受け入れアパーチャーと、前記物品受け入れアパーチャーの周りに形成された環状の一連のタブとを含み、前記環状の一連のタブは、複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、前記環状の一連のタブは、複数の円周方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、前記半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のものは、対応する円周方向のカット線まで延在しており、前記半径方向のカット線のうちの少なくとも第２のものは、それぞれの円周方向のカット線から間隔を離して配置されている、物品キャリア。
24. 物品キャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、少なくとも１つの物品係合構造体を有する少なくとも１つのパネルを含み、前記少なくとも１つの物品係合構造体は、物品受け入れアパーチャーと、前記物品受け入れアパーチャーの周りに形成された環状の一連のタブとを含み、前記環状の一連のタブは、複数の半径方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、前記環状の一連のタブは、複数の円周方向のカット線によって少なくとも部分的に画定されており、前記半径方向のカット線のうちの少なくとも第１のものは、対応する円周方向のカット線まで延在しており、前記半径方向のカット線のうちの少なくとも第２のものは、それぞれの円周方向のカット線から間隔を離して配置されている、ブランク。

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