JP2023544708A - 触覚形体を有する長尺搬送アセンブリ - Google Patents

Abstract

ユーザによって暗黙的に接触されるように構成された長尺医療デバイスと共に使用するための装置が開示される。本装置は、長尺医療デバイスを受容するように構成された長尺搬送管腔を規定する長尺医療搬送アセンブリを含む。触覚形体は、長尺搬送管腔に（長尺搬送管腔内に）配置される。長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリは、十分な性能に適した生体適合性材料特性を含み得る。

Description

本文書は、（Ａ）触覚形体を有する長尺医療搬送アセンブリ（及びそのための方法）、及び（Ｂ）触覚形体を有する長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ（及びそのための方法）の技術分野に関する（これらに限定されない）。

既知の医療デバイスは、医療処置を容易にし、ヘルスケア提供者が病気の患者の病状を診断及び／又は治療することを支援するように構成される。

既存の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ及びガイドワイヤ（既存技術とも呼ばれる）に関連する少なくとも１つの問題を（少なくとも部分的に）軽減する必要があることが理解されよう。既存の長尺医療ガイドワイヤ搬送アセンブリ及びガイドワイヤに関する多くの研究及び実験の後、問題及びその解決方法の（少なくとも部分的な）理解が（少なくとも部分的に）特定され、（少なくとも部分的に）以下に明確に述べられる。

カテーテル処置における交換長ガイドワイヤの使用中、医師は、ガイドワイヤがシースアセンブリ及び／又は拡張器アセンブリ内にどれくらい挿入されているかを知ることは困難であり得、これは、直接的な合図（例えば、深度マーカ）なしで行われるが、カテーテル撮像技術（例えば、医療撮像システム、蛍光透視システム、エコーシステム等、及びそれらの任意の均等物）を介し、（必要に応じて）間接的に可視化され得る。これは、（患者内の）脈管構造内の所定の位置に既にあるシースアセンブリ及び／又は拡張器アセンブリを介してガイドワイヤを引き戻すこと、又は既に血管を通ったガイドワイヤ上でシースアセンブリ及び／又は拡張器アセンブリを進行させること等に適用され得る。

経中隔処置において使用される交換長ラジオ波ガイドワイヤ及び機械的穿刺ワイヤの出現により、現在、従来のツールセットと比較して、ガイドワイヤの遠位端が拡張器アセンブリの遠位端と整列する時を医師が知る（検出する）ための物理的又は触覚的方法（保証）はない。医師は、（必要に応じて）カテーテル撮像技術を用いて位置を間接的に可視化し得るが、この場合、記載される従来のツールセットと比較して、処置に追加の負担を加え得ることが理解されるであろう。ＮＲＧ（商標）経中隔針（カナダのＢＡＹＬＩＳ ＭＥＤＩＣＡＬ ＣＯＭＰＡＮＹ本社によって製造される）の使用において、例えば、この物理的（又は触覚的）再確認は、シースアセンブリ及び／又は拡張器アセンブリの長さに適合する針の長さによって提供され得る。医師は、シースハブに対するＮＲＧハンドルの位置を使用して、互いからの遠位端の相対距離を明確にすることが可能であり、これは、（必要に応じて）好適に、又は有利に、医療撮像システム（蛍光透視法、エコー、電気解剖マッピングシステム等）を使用することなく行われ得る。

ガイドワイヤ及び拡張器の遠位端部分が整列された時を受動的に検出する方法は、（Ａ）穿刺の形成前に手順ワークフローを整備するため、（Ｂ）医療撮像システムへの依存又は医療撮像システムの必要性を低減するため、及び／又は（Ｃ）シースアセンブリ及び／又は拡張器アセンブリを通る過剰な進行による不注意な穿刺又は血管系損傷の可能性を防止するために重要であり得る。

既存の技術に関連する少なくとも１つの問題を、少なくとも部分的に緩和するために、（主要な態様に従って）装置が提供される。本装置は、ユーザによって暗黙的に接触されるように構成された長尺医療デバイスと共に使用するための（長尺医療デバイスと共に使用されるように構成される）ものである。本装置は、限定されないが、長尺医療デバイスを受容するように構成される長尺搬送管腔を規定する長尺医療搬送アセンブリを含む（備える）。触覚形体は、長尺搬送管腔に（長尺搬送管腔内に）配置される。オプション（これに限定されない）に従って、長尺医療搬送アセンブリは、遠位部分と近位部分とを有する長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリを含み、長尺搬送管腔は、遠位部分と近位部分との間に延在し、長尺搬送管腔は、長尺医療デバイスを受容するように構成される。長尺医療デバイスは、長尺ガイドワイヤアセンブリを含む。

既存の技術に関連する少なくとも１つの問題を、少なくとも部分的に緩和するために、（主要な態様に従って）装置が提供される。本装置は、ガイドワイヤ遠位端部分と、ユーザによって暗黙的に接触されるように構成されたガイドワイヤ近位部分とを有する長尺ガイドワイヤアセンブリと共に使用するための（長尺ガイドワイヤアセンブリと共に使用されるように構成される）ものである。本装置は、限定されないが、遠位部分及び近位部分を有する長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリを含む（備える）。長尺搬送管腔は、遠位部分と近位部分との間に延在する。長尺搬送管腔は、長尺ガイドワイヤアセンブリのガイドワイヤ遠位端部分を近位部分から受容するように構成される。触覚形体は、長尺搬送管腔内に（長尺搬送管腔に）配置される。

既存の技術に関連する少なくとも１つの問題を、少なくとも部分的に緩和するために、（主要な態様に従って）方法が提供される。本方法は、ユーザによって接触されるように構成される長尺医療デバイスを使用するための（長尺医療デバイスの使用に関連する）ものである。本方法は、限定されないが、長尺医療デバイスを長尺医療搬送アセンブリの長尺搬送管腔内に受容することを含む（備える）。本方法はまた、長尺医療デバイスを長尺搬送管腔に配置された触覚形体へ向かい、長尺搬送管腔に沿って移動させることを含む。

既存の技術に関連する少なくとも１つの問題を、少なくとも部分的に緩和するために、（主要な態様に従って）方法が提供される。本方法は、ガイドワイヤ遠位端部分と、ユーザによって接触されるように構成されるガイドワイヤ近位部分とを有する長尺ガイドワイヤアセンブリを使用するための（長尺ガイドワイヤアセンブリの使用に関連する）ものである。本方法は、限定されないが、長尺ガイドワイヤアセンブリのガイドワイヤ遠位端部分を、遠位部分と近位部分とを有する長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリの長尺搬送管腔内に受容することを含み（備え）、長尺搬送管腔は、遠位部分と近位部分との間に延在する。本方法はまた、ガイドワイヤ遠位端部分を長尺搬送管腔内に配置された触覚形体へ向かい、長尺搬送管腔に沿って移動させることを含む。オプション（これに限定されない）に従って、本方法はまた、長尺ガイドワイヤアセンブリのガイドワイヤ遠位端部分を触覚形体と相互作用させることを含んでもよく、これは、好適には、ガイドワイヤ遠位端部分と触覚形体との間の接触に応答して、触覚形体が、使用時に、ガイドワイヤ遠位端部分に触覚振動を伝え、触覚振動が（使用時に）、長尺ガイドワイヤアセンブリに沿ってガイドワイヤ近位部分へ向かって伝達され、次に、ガイドワイヤ近位部分に接触するユーザまで伝達されるように行われる。

他の態様は、特許請求の範囲において特定される。非限定的な実施形態の他の態様及び特徴は、添付の図面と共に非限定的な実施形態の以下の詳細な説明を検討することにより、当業者に明らかになり得る。この概要は、以下の詳細な説明においてさらに記載される概念を簡略化された形態で紹介するために提供される。この概要は、開示される主題の潜在的に重要な特徴又は可能性のある本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、開示される主題のそれぞれの開示される実施形態又は全ての実施を記載することを意図するものでもない。多くの他の新規な利点、特徴、及び関係は、この説明が進むにつれて明らかになるであろう。以下の図面及び説明は、例示的な実施形態をより具体的に例示する。

非限定的な実施形態は、添付の図面とあわせた時に、非限定的な実施形態の以下の詳細な説明を参照することによって、より十分に理解され得る。

触覚形体を有する長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリの実施形態（実施）の正面斜視図を示す。 触覚形体を有する長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリの実施形態（実施）の断面図を示す。 図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ及び触覚形体の実施形態（実施）の断面図を示す。 図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ及び触覚形体の実施形態（実施）の側面図を示す。 図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ及び触覚形体の実施形態（実施）の正面斜視部分断面図を示す。 図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ及び触覚形体の実施形態（実施）の拡大斜視図を示す。 図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ及び触覚形体の実施形態（実施）の側面図を示す。 図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ及び触覚形体の実施形態（実施）の断面図を示す。 図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ及び触覚形体の実施形態（実施）の断面図を示す。 図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ及び触覚形体の実施形態（実施）の断面図を示す。 図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ及び触覚形体の実施形態（実施）の断面図を示す。 図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ及び触覚形体の実施形態（実施）の断面図を示す。 図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ及び触覚形体の実施形態（実施）の断面図を示す。 図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ及び触覚形体の実施形態（実施）の断面図を示す。

図面は必ずしも縮尺通りではなく、二点鎖線、図式表示、及び部分図によって示され得る。場合によっては、実施形態の理解に不要な詳細（及び／又は他の詳細の理解を困難にする詳細）は省略され得る。対応する参照符号は、図面のいくつかの図にわたって対応する構成要素を示す。いくつかの図における要素は、簡略性及び明確性のために示されており、縮尺通りに描かれていない。図中のいくつかの要素の寸法は、様々な開示される実施形態の理解を容易にするために、他の要素に対して強調され得る。加えて、商業的に実現可能な実施形態において有用である一般的かつ十分に理解されている要素は、本開示の実施形態のあまり遮られない図を提供するために、しばしば図示されない。

図面で使用される参照番号のリスト
長尺医療搬送アセンブリ １０１
ガイドワイヤ搬送アセンブリ １０２
遠位部分 １０４
近位部分 １０６
長尺搬送管腔 １０８
管腔表面 １０９
触覚形体 １１０
軸部分 ２０１
遠位テーパ部分 ２０２
遠位端 ２０４
凹凸 （２０８Ａ、２０８Ｂ）
遠位凹部 ２１０
グループ化凹部 （２１２Ａ、２１２Ｂ）
隆起マーカ ２１４
隆起マーカ ２１６
凹所マーカ ２１８
中間凹所マーカ ２２０
大凹所マーカ ２２２
滑らかな触覚管腔部分 ２２４
粗い触覚管腔部分 ２２６
遠位管腔部分 ２２８
近位管腔部分 ２３０
移行管腔部分 ２３２
螺旋形成マーカ ２３４
表面形体 ２３６
センサデバイス ２３８
センサワイヤ ２４０
近接デバイス ２４２
付勢デバイス ２４４
信号ワイヤ ２４６
接触要素 ２４８
凹所形体 ２５０
計数デバイス ２５２
計数接続 ２５４
ユーザ ８００
長尺医療デバイス ９０１
長尺ガイドワイヤアセンブリ ９０２
ガイドワイヤ遠位端部分 ９０４
ガイドワイヤ近位部分 ９０６
遠位穿刺デバイス ９０８
ガイドワイヤ干渉形体 ９１０

以下の詳細な説明は、単に例示的なものであり、記載される実施形態又は記載される実施形態の用途及び使用を限定することを意図するものではない。使用されるように、単語「例示的」又は「具体的」は、「例、事例、又は実例としての役割を果たす」ことを意味する。「例示的」又は「具体的」として記載される任意の実施は、必ずしも他の実施よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。以下に記載される実施の全ては、当業者が本開示の実施形態を作成又は使用することを可能にするために提供される例示的な実施であり、本開示の範囲を限定することを意図しない。本開示の範囲は、特許請求の範囲によって定義される。説明のために、用語「上」、「下」、「左」、「後」、「右」、「前」、「垂直」、「水平」、及びそれらの派生語は、図面において配向された例に関連するものである。前述の技術分野、背景技術、発明の概要、又は以下の詳細な説明において明示又は暗示される理論によって拘束されることを意図するものではない。添付の図面に示され、以下の明細書に記載されるデバイス及びプロセスは、添付の特許請求の範囲で定義される例示的な実施形態（例）、態様、及び／又は概念であることも理解されたい。従って、開示された実施形態に関する寸法及び他の物理的特性は、特許請求の範囲が明示的に別段の定めがない限り、限定するものと見なされるべきではない。句「少なくとも１つ」は「１つの」と同等であることが理解される。態様（例、変更、修正、オプション、変形、実施形態、及びそれらの任意の均等物）は、図面に関して記載される。本開示は、特許請求の範囲によって提供される主題に限定され、本開示は、図示され記載された特定の態様に限定されないことを理解されたい。アイテムに結合される（すなわち、アイテムに接続される、アイテムと相互作用する等）ように構成されたデバイスの意味の範囲は、直接的又は間接的のいずれかでアイテムに結合されるように構成されたデバイスとして解釈されるべきであることが理解されよう。従って、「～するように構成される」は、具体的に別段の定めがない限り、「直接的又は間接的のいずれかで」という意味を含み得る。

図１及び図２は、触覚形体１１０を有する長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２の実施形態（実施）の正面斜視図（図１）及び断面図（図２）を示す。図２の断面図は、図１の断面線Ａ－Ａに沿ったものである。触覚形体１１０の定義は、感知又は感覚刺激に応答するように構成された任意の要素であることが理解されるであろう。

図１に示す実施形態（実施）を参照すると、長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２は、遠位部分１０４を含む。長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２は、長尺搬送管腔１０８を規定する。管腔表面１０９（内部管腔表面）は、（長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２の）長尺搬送管腔１０８の内部に対面する。遠位部分１０４は、（好ましくは）遠位テーパ部分２０２と、遠位テーパ部分２０２から延在する遠位端２０４とを含む。触覚形体１１０は、長尺搬送管腔１０８内に位置する。触覚形体１１０は、（好ましくは）管腔表面１０９上に配置される。例えば、触覚形体１１０は、長尺搬送管腔１０８内に位置付けられた太い凹凸２０８Ａを含み得る。例えば、触覚形体１１０は、長尺搬送管腔１０８内に位置付けられた細い凹凸２０８Ｂを含み得る。触覚形体１１０は、例えば、少なくとも１つ（１つ以上）の隆起形体（例えば、少なくとも１つの隆起形体、起伏形体等）、少なくとも１つ（１つ以上）の凹所形体、少なくとも１つ以上のスピード隆起等を含み得る。起伏形体は、基準表面から隆起し得る形体、又は基準表面から低くなり得る形体等であることが理解されるであろう。触覚形体１１０は、好ましくは、管腔表面１０９上に形成される。触覚形体１１０は、長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２の遠位部分１０４に位置付けられる。触覚形体１１０は、ガイドワイヤ遠位端部分９０４が触覚形体１１０と（物理的に）接触するのに応答して、（長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２の）ガイドワイヤ遠位端部分９０４と相互作用（接触）するように構成される。触覚形体１１０は、ガイドワイヤ遠位端部分９０４のユーザに触覚フィードバックを提供するように構成される。触覚形体１１０は、ガイドワイヤ遠位端部分９０４と触覚的に相互作用するように構成された隆起、ディボット、カット、ディンプル等を含み得る。接触が行われると、振動が触覚形体１１０からガイドワイヤ遠位端部分９０４に伝達され、次に、長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２（図７により良く示されている）と接触しているユーザまで伝達される。図１に戻ると、触覚形体１１０とガイドワイヤ遠位端部分９０４との間の相互作用により、医師（ユーザ）は、ガイドワイヤ遠位端部分９０４が触覚形体１１０に対して付勢されて移動（前進又は後退）している間にガイドワイヤ遠位端部分９０４が触覚形体１１０に到達した時を触覚的に感知する（感じる）ことができる。

図１に示す実施形態（実施）を参照すると、長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２は、生体（患者）によって規定される狭い空間内に挿入されるように構成される。

図１に示す実施形態（実施）を参照すると、長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２は、産業及び規制安全基準に準拠する（又は医療用途に適合する）等のために十分な性能（例えば、電気絶縁耐力、熱性能、電気絶縁、腐食、耐水性、耐熱性）に適した生体適合性材料特性を含む。適切な材料の選択における考察のために、以下の刊行物が参照される（Ｐｌａｓｔｉｃｓ ｉｎ Ｍｅｄｉｃａｌ Ｄｅｖｉｃｅｓ：Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ，Ｒｅｑｕｉｒｅｍｅｎｔｓ，ａｎｄ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎｓ；２ｎｄ Ｅｄｉｔｉｏｎ；ａｕｔｈｏｒ：Ｖｉｎｎｙ Ｒ．Ｓａｓｔｒｉ；ｈａｒｄｃｏｖｅｒ ＩＳＢＮ：９７８１４５５７３２０１２；ｐｕｂｌｉｓｈｅｄ：２１ Ｎｏｖｅｍｂｅｒ ２０１３；ｐｕｂｌｉｓｈｅｒ：Ａｍｓｔｅｒｄａｍ［Ｐａｙｓ－Ｂａｓ］：Ｅｌｓｅｖｉｅｒ／Ｗｉｌｌｉａｍ Ａｎｄｒｅｗ，［２０１４］）。

図１に示す実施形態（実施）を参照すると、長尺搬送管腔１０８は、（長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２の）ガイドワイヤ遠位端部分９０４を受容して収容するように構成されている。触覚形体１１０は、長尺搬送管腔１０８の長手方向の長さに沿って整列された一連の隆起形体又は凹所形体を含み得る。触覚形体１１０（例えば、隆起形体及び／又は凹所形体等、並びにそれらの任意の均等物）は、（長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２の）ガイドワイヤ遠位端部分９０４がそれらと接触（相互作用）する間、それらが暗黙的に感知され得るように十分に大きい場合がある。触覚形体１１０は、ガイドワイヤ遠位端部分９０４の位置の触覚感知を容易にするように構成される。触覚形体１１０は、（必要に応じて）ガイドワイヤ遠位端部分９０４及び／又は長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２の近位部分に配置され得る。（長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２の）ガイドワイヤ遠位端部分９０４は、長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２の長尺搬送管腔１０８を通り抜けることができるように構成されている。触覚形体１１０は、好ましくは、ガイドワイヤ遠位端部分９０４の摩耗を回避するように構成される（回避するための材料を有する）。ガイドワイヤ遠位端部分９０４は、触覚形体１１０と相互作用するように特別に設計される必要はないことが理解されるであろう。あるオプションに従って、触覚形体１１０は、好ましくは、ガイドワイヤとの相互作用の結果としてすり減ることを回避するように構成される（回避するための材料を有する）。

図２に示す実施形態（実施）を参照すると、触覚形体１１０は、遠位部分１０４に沿ったガイドワイヤ遠位端部分９０４の移動に応答して、（長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２の）ガイドワイヤ遠位端部分９０４と相互作用するように構成される。長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２は、軸部分２０１を含む。触覚形体１１０は、遠位凹部２１０を含む。触覚形体１１０は、グループ化凹部（２１２Ａ、２１２Ｂ）を含む。

図２に示す実施形態（実施）を参照すると、ガイドワイヤ遠位端部分９０４は、遠位穿刺デバイス９０８を含む。遠位穿刺デバイス９０８（又は長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２）は、（限定されないが）ＢＡＹＬＩＳ ＭＥＤＩＣＡＬ ＣＯＭＰＡＮＹ（本社はカナダ）によって製造されるＢＡＹＬＩＳ（商標）ＰＯＷＥＲＷＩＲＥ（登録商標）無線周波ガイドワイヤ等のラジオ波穿刺デバイスを含み得る。別の実施形態に従って、遠位穿刺デバイス９０８は、例えば、機械的切断部分を提示する遠位端部分を有する長尺ガイドワイヤを含み得る（この場合、機械的切断部分を生物学的形体内に物理的に移動させることによって、穿刺部位が形成される）。

図３及び図４は、図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２及び触覚形体１１０の実施形態（実施）の断面図（図３）及び概略側面図（図４）を示す。図３の断面図は、図１の断面線Ａ－Ａに沿ったものである。

図３に示す実施形態（実施）を参照すると、触覚形体１１０は、管腔表面１０９上に形成された少なくとも１つ以上の隆起形体を含み得る。触覚形体１１０は、管腔表面１０９上に形成された少なくとも１つ以上の凹所形体を含み得る。触覚形体１１０は、少なくとも１つ以上の隆起形体及び少なくとも１つ以上の凹所形体（その両方が、管腔表面１０９上に形成される）を含み得る。複数の触覚形体１１０の間の間隔は、密接した連なり、又は徐々に間隔を空けた場合等では、互いに比較的近接するか、又は互いから遠く離れること、が可能であることが理解されるであろう。触覚形体１１０は、（長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２の）遠位部分１０４、（図７に示すような長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２の）近位端、又はそれらの間の位置等に配置され得る。

図３に示す実施形態（実施）を参照すると、触覚形体１１０は、異なる種類の形体（隆起形体及び／又は凹所形体）を含み得る。例えば、触覚形体１１０は、意図された情報をユーザに伝達するために必要に応じてグループ化又は離間された形体を含み得る。長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２は、軸部分２０１から延在する遠位テーパ部分２０２を伴う軸部分２０１を含む。触覚形体１１０は、（好ましくは、管腔表面１０９の内部に延在する）離間した隆起マーカ２１４のグループを含み得る。触覚形体１１０は、単一の隆起マーカ２１６（好ましくは、管腔表面１０９の内部に延在する）を含み得る。触覚形体１１０は、（好ましくは、軸部分２０１内に延在する）凹所マーカ２１８のグループを含み得る。触覚形体１１０は、中間サイズの凹所マーカ２２０を含み得る。触覚形体１１０は、大きいサイズの凹所マーカ２２２を含み得る。

図４に示す実施形態（実施）を参照すると、触覚形体１１０は、（好ましくは）管腔表面１０９上に形成された様々な表面粗さの部分を含む。触覚形体１１０は、（好ましくは）滑らかな触覚管腔部分２２４と、滑らかな触覚管腔部分２２４の隣に配置された粗い触覚管腔部分２２６とを含む。触覚形体１１０は、交互配列で位置付けられた滑らかな触覚管腔部分２２４と粗い触覚管腔部分２２６とを含み得る。

図５及び図６は、図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２及び触覚形体１１０の実施形態（実施）の正面斜視部分断面図（図５）及び拡大斜視図（図６）を示す。

図５に示す実施形態（実施）を参照すると、触覚形体１１０は、螺旋形成マーカ２３４（隆起又は凹所のいずれかであり得る起伏パターン）を含む。螺旋形成マーカ２３４は、必要に応じて、連続であり得る。長尺搬送管腔１０８は、遠位管腔部分２２８と、遠位管腔部分２２８に隣接して配置された近位管腔部分２３０と、近位管腔部分２３０に隣接して配置された移行管腔部分２３２とを含み得る。遠位管腔部分２２８は、滑らかな内面を有し得る。近位管腔部分２３０は、滑らかな内面を有し得る。移行管腔部分２３２は、滑らかな内面を有し得る。

図６に示す実施形態（実施）を参照すると、触覚形体１１０は、管腔表面１０９上に形成された表面形体２３６を含む。ガイドワイヤ遠位端部分９０４（又は遠位穿刺デバイス９０８）は、ガイドワイヤ干渉形体９１０を含む。表面形体２３６及びガイドワイヤ干渉形体９１０は、互いに相互作用するように構成される。

図７及び図８は、図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２及び触覚形体１１０の実施形態（実施）の側面図（図７）及び断面図（図８）を示す。図８の断面図は、図１の断面線Ａ－Ａに沿ったものである。

図７に示す実施形態（実施）を参照すると、長尺医療搬送アセンブリ１０１は、ユーザ８００によって暗黙的に接触されるように構成された長尺医療デバイス９０１と共に使用するように構成されている。長尺医療搬送アセンブリ１０１は、生体（患者）によって規定される狭い空間内に挿入されるように構成される。長尺医療搬送アセンブリ１０１は、（限定されないが）長尺カテーテルアセンブリ、長尺拡張器アセンブリ、又は長尺シースアセンブリ、及びそれらの任意の均等物を含み得る。長尺カテーテルアセンブリは、狭い開口部を通って体腔内に挿入されるように構成された柔軟な管を含む。長尺拡張器アセンブリは、拡張を誘導するように、すなわち、生物学的壁又は形体を通って開口部又は通路を拡張するように構成される。長尺シースアセンブリは、閉塞具、切断器具等の医療デバイスを搬送（通過）するように構成される。

図７に示す実施形態（実施）を参照すると、触覚形体１１０は、第１の長尺医療デバイス（シースアセンブリ等）と第２の長尺医療デバイス（拡張器アセンブリ等）との間の相互作用のために利用（又は適用）され得る。触覚形体１１０は、カテーテルインカテーテル構成、ピグテールカテーテル、マイクロカテーテル等、及びそれらの任意の均等物のために利用（又は適用）され得る。例えば、血管内の要件で適用する場合、触覚形体１１０は、カテーテルの遠位端が成形され、かつ、蛍光使用量（医療撮像）が比較的高い、カテーテルインカテーテル構成に適用され得る。触覚形体１１０は、導入器デバイスを介したガイドワイヤの使用を必要とし得る任意の他の処置（心外膜処置等）のために利用され得る。長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２が長尺医療拡張器アセンブリを含む場合、触覚形体１１０（隆起形体／凹所形体）は、専用の先端マンドレルを用いた拡張器先端加工中に成形されてもよく、又は触覚形体１１０は、成形後等に管腔内に機械加工されてもよい。

図７に示す実施形態（実施）を参照すると、長尺医療搬送アセンブリ１０１は、長尺医療デバイス９０１を受容するように構成された長尺搬送管腔１０８を規定する。触覚形体１１０は、長尺搬送管腔１０８内に（長尺搬送管腔１０８に）配置される。あるオプション（これに限定されない）に従って、長尺医療搬送アセンブリ１０１は、長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２を含む。長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２は、遠位部分１０４及び近位部分１０６を有し、長尺搬送管腔１０８は、遠位部分１０４と近位部分１０６との間に延在する。長尺搬送管腔１０８は、長尺医療デバイス９０１を受容するように構成されている。長尺医療デバイス９０１は、長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２を含む。

図７に示す実施形態（実施）を参照すると、長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２は、ガイドワイヤ遠位端部分９０４と、ユーザ８００によって暗黙的に接触されるように構成されたガイドワイヤ近位部分９０６とを有する長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２と共に使用されるように構成されている。長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２は、遠位部分１０４及び近位部分１０６を有する。長尺搬送管腔１０８は、遠位部分１０４と近位部分１０６との間に延在する。長尺搬送管腔１０８は、長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２のガイドワイヤ遠位端部分９０４を近位部分１０６から受容するように構成されている。触覚形体１１０は、長尺搬送管腔１０８内に（長尺搬送管腔１０８に）配置される。あるオプション（これに限定されない）に従って、触覚形体１１０は、遠位部分１０４から長尺搬送管腔１０８の内部へ向かって延在する。

図７に示す実施形態（実施）を参照すると、触覚形体１１０は、（長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２の）ガイドワイヤ遠位端部分９０４と暗黙的に相互作用するように構成されており、これは、好ましくは、ガイドワイヤ遠位端部分９０４が触覚形体１１０を通過する間にガイドワイヤ遠位端部分９０４と触覚形体１１０との間で行われる接触に応答して行われる。触覚形体１１０は、（好ましくは）ガイドワイヤ遠位端部分９０４と暗黙的に相互作用するように構成され、これは、（好ましくは）触覚形体１１０が、使用時に、ガイドワイヤ遠位端部分９０４と触覚形体１１０との間の触覚接触に応答して、ガイドワイヤ遠位端部分９０４に触覚振動を伝え、（使用時の）触覚振動が、長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２に沿ってガイドワイヤ近位部分９０６へ向かって伝達され、次に、ガイドワイヤ近位部分９０６に暗黙的に接触するユーザまで伝達されるように行われる。触覚形体１１０は、（好ましくは）ガイドワイヤ遠位端部分９０４と暗黙的に相互作用するように構成され、これは、好ましくは、ガイドワイヤ遠位端部分９０４が触覚形体１１０を通過して移動する間に、ガイドワイヤ遠位端部分９０４と触覚形体１１０との間で行われる接触に応答して行われる。触覚形体１１０は、（好ましくは）ガイドワイヤ遠位端部分９０４と暗黙的に相互作用するように構成され、これは、（好ましくは）触覚形体１１０が、使用時に、ガイドワイヤ遠位端部分９０４と触覚形体１１０との間の触覚接触に応答して、ガイドワイヤ遠位端部分９０４に触覚振動を伝え、触覚振動が、（使用時に、）長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２に沿ってガイドワイヤ近位部分９０６へ向かって伝達され、次に、ガイドワイヤ近位部分９０６に暗黙的に接触するユーザまで伝達されるように行われる。

図７に示す実施形態（実施）を参照すると、（ユーザ８００によって接触されるように構成された）長尺医療デバイス９０１を使用するための方法が示されている。本方法は、長尺医療デバイス９０１を長尺医療搬送アセンブリ１０１の長尺搬送管腔１０８内に受容することを含む。本方法はまた、長尺医療デバイス９０１を長尺搬送管腔１０８に配置された触覚形体１１０へ向かい、長尺搬送管腔１０８に沿って移動させることを含む。

図７に示す実施形態（実施）を参照すると、（ガイドワイヤ遠位端部分９０４及びユーザ８００の手又は指によって接触されるように構成されたガイドワイヤ近位部分９０６を有する）長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２を使用するための方法が示されている。本方法は、長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２のガイドワイヤ遠位端部分９０４を、遠位部分１０４及び近位部分１０６を有する長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２の長尺搬送管腔１０８内に受容することを含み、長尺搬送管腔１０８は遠位部分１０４と近位部分１０６との間に延在する。本方法はまた、ガイドワイヤ遠位端部分９０４を長尺搬送管腔１０８内に配置された触覚形体１１０へ向かって長尺搬送管腔１０８に沿って移動させることを含む。本方法は、好ましくは、長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２のガイドワイヤ遠位端部分９０４を触覚形体１１０と相互作用させること（相互作用を促すこと）を含み、これは、（好ましくは）触覚形体１１０が、使用時に、ガイドワイヤ遠位端部分９０４と触覚形体１１０との間の接触に応答して、ガイドワイヤ遠位端部分９０４に触覚振動を伝え、触覚振動が、（使用時に、）長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２に沿ってガイドワイヤ近位部分９０６へ向かって伝達され、次に、ガイドワイヤ近位部分９０６に接触するユーザまで伝達されるように行われる。

図８に示す実施形態（実施）を参照すると、触覚形体１１０は、ガイドワイヤ遠位端部分９０４（又は遠位穿刺デバイス９０８）のガイドワイヤ干渉形体９１０と相互作用するように構成されている。ガイドワイヤ干渉形体９１０は、ガイドワイヤ遠位端部分９０４（又は、一般に、長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２）の外面上に位置付けられる。

図９及び図１０は、図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２及び触覚形体１１０の実施形態（実施）の断面図を示す。図９及び図１０の断面図は、図１の断面線Ａ－Ａに沿ったものである。

図９及び図１０に示す実施形態（実施）を参照すると、長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２は、軸部分２０１を含む。軸部分２０１は、管腔表面１０９（長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２の長尺搬送管腔１０８に対面する）上に形成される凹所形体２５０を規定する。触覚形体１１０は、軸部分２０１に（好ましくは、その中に又はその内部に）取り付けられたセンサデバイス２３８（容量センサ等）を含む。容量センサは、導電性であってもよく、及び／又は体内の空気若しくは流体との誘電性の差を有してもよい任意の要素を（検出のための容量結合に基づいて）感知するように構成される。センサデバイス２３８は、ガイドワイヤ遠位端部分９０４のセンサデバイス２３８へ向かう（及びそれに近接する）移動（又は位置決め）に応答して、（長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２の）ガイドワイヤ遠位端部分９０４の存在を検出するように構成される。センサワイヤ２４０は、センサ２３８から長尺医療搬送アセンブリ１０１の近位部分に向かって延在する。センサワイヤ２４０は、センサデバイス２３８をセンサコントローラ（既知であり、図示無し）に動作可能に接続させるように構成される。図９は、センサデバイス２３８の一側に配置されたガイドワイヤ遠位端部分９０４を示しており、ガイドワイヤ遠位端部分９０４はセンサデバイス２３８へ向かって移動される。図１０は、（ガイドワイヤ遠位端部分９０４がセンサデバイス２３８を通過して前方に移動を促された結果として、）センサデバイス２３８がガイドワイヤ遠位端部分９０４と接続した後、センサデバイス２３８の他側に配置されたガイドワイヤ遠位端部分９０４を示す。

図１１及び図１２は、図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２及び触覚形体１１０の実施形態（実施）の断面図を示す。図１１及び図１２の断面図は、図１の断面線Ａ－Ａに沿ったものである。

図１１及び図１２に示すように実施形態（実施）を参照すると、長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２は、軸部分２０１を含む。軸部分２０１は、管腔表面１０９（長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２の長尺搬送管腔１０８に対面する）上に形成される凹所形体２５０を規定する。触覚形体１１０は、近接デバイス２４２（例えば、ローラ要素等及びその任意の均等物）と、付勢デバイス２４４（例えば、バネ等及びその任意の均等物）と、信号ワイヤ２４６とを含む。信号ワイヤ２４６は、近接コントローラ（既知であり、図示無し）に接続されるように構成される。信号ワイヤ２４６は、近接デバイス２４２を近接コントローラに動作可能に接続するように構成される。近接デバイス２４２は、軸部分２０１に回転可能に取り付けられている。近接デバイス２４２は、凹所形体２５０内に少なくとも部分的に受容される。（図１１に示すように、）付勢デバイス２４４は、常には、近接デバイス２４２を凹所形体２５０の一側に向かって（長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２の近位端に向かって）付勢する（促進する）ように構成される。（図１２に示すように、）付勢デバイス２４４は、長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２が遠位部分１０４に向かってさらに移動することによる長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２と近接デバイス２４２との間の接触に応答して、近接デバイス２４２の凹所形体２５０の他側に向かう（長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２の遠位部分１０４に向かう）移動をもたらすとともに可能にするように構成される。図１１は、近接デバイス２４２の一側に配置されたガイドワイヤ遠位端部分９０４を示しており、ガイドワイヤ遠位端部分９０４は近接デバイス２４２へ向かって移動される。図１２は、近接デバイス２４２がガイドワイヤ遠位端部分９０４と接触した後（ガイドワイヤ遠位端部分９０４が近接装置２４２を通過して前方に移動を促された結果として）、近接デバイス２４２の他側に配置されたガイドワイヤ遠位端部分９０４を示す。近接コントローラは、感知されたフィードバック（触覚、聴覚、視覚等）を近接デバイス２４２からユーザに提供するように構成され得ることが理解されよう。近接デバイス２４２は、容量センサ及び／又は電磁センサ（好ましくは、ガイドワイヤ遠位端部分９０４に位置付けられる）を介して、ガイドワイヤ相互作用を検出するように構成され得る。近接コントローラは、可聴クリックをユーザに提供するように構成され得る。レバーアームは、ガイドワイヤ遠位端部分９０４が長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２を通過するときに作動され得る。

図１３及び図１４は、図１の長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２及び触覚形体１１０の実施形態（実施）の断面図を示す。図１３及び図１４の断面図は、図１の断面線Ａ－Ａに沿ったものである。

図１３及び図１４に示す実施形態（実施）を参照すると、長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２は、軸部分２０１を含む。触覚形体１１０は、接触要素２４８（例えば、ローラ要素等、及びその任意の均等物）を含む。軸部分２０１は、管腔表面１０９（長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリ１０２の長尺搬送管腔１０８に対面する）上に形成される凹所形体２５０を規定する。接触要素２４８は、軸部分２０１に回転可能に取り付けられるように構成される。接触要素２４８は、凹所形体２５０内に（少なくとも部分的に）受容されるように構成される。計数デバイス２５２は、接触要素２４８に動作可能に接続される（例えば、計数接続２５４を介して接続される等）ように構成される。計数デバイス２５２は、長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２が移動して接触要素２４８と接触し、接触要素２４８を通過して（順方向又は逆方向のいずれかに）移動するのに応答して、長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２と接触要素２４８とが互いに接触する回数を検出して表示するように構成される。図１３は、接触要素２４８の一側に配置された（長尺ガイドワイヤアセンブリ９０２の）ガイドワイヤ遠位端部分９０４を示しており、ガイドワイヤ遠位端部分９０４は接触要素２４８へ向かって移動される。図１４は、接触要素２４８がガイドワイヤ遠位端部分９０４と接触した後（ガイドワイヤ遠位端部分９０４が接触要素２４８を通過して前方への移動を促される結果として）、接触要素２４８の他側に配置されたガイドワイヤ遠位端部分９０４を示す。（図１４に示す）計数デバイス２５２は、接触回数が（図１３に示す）計数デバイス２５２に表示された接触回数に対して増加したことを示す。

以下は、実施形態のさらなる説明として提供され、（詳細な説明、概要、及び特許請求の範囲に記載される）任意の技術的特徴の任意の１つ以上は、（詳細な説明、概要、及び特許請求の範囲に記載される）任意の技術的特徴の任意の他の１つ以上と組み合わせることができる。特許請求の範囲の節における各請求項は、別段の定めがない限り、オープンエンドの請求項であることが理解される。別段の指定がない限り、これらの明細書で使用される関連用語は、当業者が等価な機能を提供するものとして認識する特定の許容差を含むものと解釈されるべきである。例として、用語「垂直」は、必ずしも９０．０度に限定されず、関連する部材又は要素について記載された目的のために同等の機能を提供するものとして当業者が認識するであろう、その変形を含み得る。構成の文脈における「約」及び「実質的に」等の用語は、一般に、本開示を実質的に変更しない本開示内の要素の実施可能性を維持するために、関連要素の位置、配置、又は構成に対して、正確に又は十分に近い配置、位置、又は構成に関する。同様に、その文脈から特に明らかではない限り、数値は、本開示の実施可能性を実質的に変更しないために無視できる重要性を有すると当業者が認識するであろう特定の許容差を含むものと解釈されるべきである。説明及び／又は図面は、装置の実施形態を（明示的に又は本質的に）特定及び記載することが理解されよう。本装置は、特定の技術的目的及び／又は技術的機能に適合するために必要及び／又は所望され得るように、詳細な説明において同定されるような技術的特徴の任意の好適な組み合わせ及び／又は順列を含み得る。可能かつ適切な場合には、装置の技術的特徴の任意の１つ以上を、装置の技術的特徴の任意の他の１つ以上と（任意の組合せ及び／又は順列で）組み合わせることができることが理解されよう。上記のように明示されていなくても、各実施形態の技術的特徴が、他の実施形態において（可能であれば）展開され得ることを当業者は知るであろうことは理解されるであろう。当業者であれば、製造要件に適合するように装置の構成要素の構成について他のオプションが可能であり、なおかつ請求項の少なくとも１つ以上に記載された範囲内にあることを理解するであろう。本明細書は、最良の形態を含む実施形態を提供し、当業者が実施形態を作成及び使用することも可能にする。特許性のある範囲は、特許請求の範囲によって定義され得る。本明細書及び／又は図面は、特許請求の範囲を理解するのに役立ち得る。開示された主題の全ての重要な態様は、本明細書において提供されていると考えられる。本明細書では、用語「含む」は、用語「備える」と同等であり、両方の用語は、アセンブリ、構成要素、部品等のオープンエンドのリストを示すために使用されることが理解される。用語「含む」、「含有する」、又は「によって特徴付けられる」と同義である用語「備える」は、包括的又はオープンエンドであり、追加の列挙されていない要素又は方法ステップを除外しない。備える（からなる）は、「オープン」句であり、追加の列挙されていない要素を使用する技術を対象にすることが可能である。特許請求の範囲において使用されるとき、用語「備える」は、特許請求の範囲の前文を本開示の技術的特徴から分離する一時的な動詞（移行語）である。以上、非限定的な実施形態（実施例）について概説した。説明は、特定の非限定的な実施形態（実施例）について行われる。非限定的な実施形態は、例としての単なる例示であることが理解される。

Claims (24)

1. 長尺医療デバイスと共に使用するための装置であって、
   前記長尺医療デバイスを受容するように構成された長尺搬送管腔を規定する長尺医療搬送アセンブリと、
   前記長尺搬送管腔に配置された触覚形体と
   を備える装置。
2. 前記長尺医療搬送アセンブリは、遠位部分と近位部分とを有する長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリを含み、前記長尺搬送管腔は、前記遠位部分と前記近位部分との間に延在し、前記長尺医療デバイスを受容するように構成され、
   前記長尺医療デバイスは、長尺ガイドワイヤアセンブリを含む、請求項１に記載の装置。
3. 前記長尺医療搬送アセンブリは、長尺カテーテルアセンブリを含む、請求項１に記載の装置。
4. 前記長尺医療搬送アセンブリは、長尺拡張器アセンブリを含む、請求項１に記載の装置。
5. 前記長尺医療搬送アセンブリは、長尺シースアセンブリを含む、請求項１に記載の装置。
6. ガイドワイヤ遠位端部分と、ユーザによって暗黙的に接触されるように構成されたガイドワイヤ近位部分とを有する長尺ガイドワイヤアセンブリと共に使用するための装置であって、
   遠位部分と近位部分とを有する長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリであって、長尺搬送管腔が、前記遠位部分と前記近位部分との間に延在し、前記長尺搬送管腔が、前記近位部分から前記長尺ガイドワイヤアセンブリの前記ガイドワイヤ遠位端部分を受容するように構成された前記長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリと、
   前記長尺搬送管腔内に配置された触覚形体と
   を備える装置。
7. 前記触覚形体は、前記長尺搬送管腔の内部に向かって延在する、請求項６に記載の装置。
8. 前記触覚形体は、前記ガイドワイヤ遠位端部分が前記触覚形体を通過して移動する間に、前記ガイドワイヤ遠位端部分と前記触覚形体との間で行われる接触に応答して、前記長尺ガイドワイヤアセンブリの前記ガイドワイヤ遠位端部分と暗黙的に相互作用するように構成される、請求項６に記載の装置。
9. 前記触覚形体は、前記触覚形体が、使用時に、前記ガイドワイヤ遠位端部分と前記触覚形体との間の触覚接触に応答して、前記ガイドワイヤ遠位端部分に触覚振動を伝え、触覚振動は、使用時に、前記長尺ガイドワイヤアセンブリに沿って前記ガイドワイヤ近位部分へ向かって伝達され、次に、前記ガイドワイヤ近位部分と触覚接触している前記ユーザまで伝達されるように、前記長尺ガイドワイヤアセンブリの前記ガイドワイヤ遠位端部分と暗黙的に相互作用するように構成されている、請求項６に記載の装置。
10. 前記触覚形体は、前記ガイドワイヤ遠位端部分が前記触覚形体を通過して移動される間に前記ガイドワイヤ遠位端部分と前記触覚形体との間で行われる接触に応答して、前記長尺ガイドワイヤアセンブリの前記ガイドワイヤ遠位端部分と暗黙的に相互作用するように構成される、請求項６に記載の装置。
11. 前記触覚形体は、前記触覚形体が、使用時に、前記ガイドワイヤ遠位端部分と前記触覚形体との間の触覚接触に応答して、触覚振動を前記ガイドワイヤ遠位端部分に伝え、触覚振動が、使用時に、前記長尺ガイドワイヤアセンブリに沿って前記ガイドワイヤ近位部分へ向かって伝達され、次に、前記ガイドワイヤ近位部分と触覚接触している前記ユーザまで伝達されるように、前記長尺ガイドワイヤアセンブリの前記ガイドワイヤ遠位端部分と暗黙的に相互作用するように構成される、請求項１０に記載の装置。
12. 前記触覚形体が隆起形体を含む、請求項６に記載の装置。
13. 前記触覚形体が凹所形体を含む、請求項６に記載の装置。
14. 前記触覚形体は、前記ガイドワイヤ遠位端部分が前記触覚形体と物理的に接触することに応答して、前記長尺ガイドワイヤアセンブリの前記ガイドワイヤ遠位端部分と相互作用するように構成され、かつ、
    前記ガイドワイヤ遠位端部分の前記ユーザに触覚フィードバックを提供するように構成される、請求項６に記載の装置。
15. 前記触覚形体は、前記長尺搬送管腔の管腔表面上に形成された様々な表面粗さの部分を含む、請求項６に記載の装置。
16. 前記触覚形体は、滑らかな触覚管腔部分と、前記滑らかな触覚管腔部分の隣に配置された粗い触覚管腔部分とを含む、請求項６に記載の装置。
17. 前記触覚形体は、螺旋形成マーカを含む、請求項６に記載の装置。
18. 前記触覚形体は、前記長尺搬送管腔の管腔表面上に形成された表面形体を含み、
    前記ガイドワイヤ遠位端部分は、ガイドワイヤ干渉形体を含み、
    前記表面形体及び前記ガイドワイヤ干渉形体は、互いに相互作用するように構成される、請求項６に記載の装置。
19. 前記長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリは、軸部分を含み、
    前記軸部分は、前記長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリの前記長尺搬送管腔に対面する管腔表面上に形成された凹所形体を規定し、
    前記触覚形体は、前記軸部分に取り付けられたセンサデバイスを含み、
    前記センサデバイスは、前記センサデバイスへ向かうとともにそれに近接する前記ガイドワイヤ遠位端部分の移動に応答して、前記長尺ガイドワイヤアセンブリの前記ガイドワイヤ遠位端部分の存在を検出するように構成されている、請求項６に記載の装置。
20. 前記長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリは軸部分を含み、
    前記軸部分は、前記長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリの前記長尺搬送管腔に対面する管腔表面上に形成された凹所形体を規定し、
    前記触覚形体は、
    近接デバイスと、
    付勢デバイスと、
    前記近接デバイスを近接コントローラに動作可能に接続するように構成された信号ワイヤとを含み、
    前記近接デバイスは、前記凹所形体内に少なくとも部分的に受容され、
    前記付勢デバイスは、常には、前記近接デバイスを前記凹所形体の一側に向かわせるとともに前記長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリの近位端へ向かって付勢及び促進するように構成され、
    前記付勢デバイスはまた、前記長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリが前記遠位部分に向かってさらに移動することによる前記長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリと前記近接デバイスとの間の接触に応答して、前記凹所形体の他側への前記近接デバイスの移動をもたらすとともに可能にするように構成される、請求項６に記載の装置。
21. 前記長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリは軸部分を含み、
    前記触覚形体が接触要素を含み、
    前記軸部分が前記長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリの前記長尺搬送管腔に対面する管腔表面上に形成された凹所形体を規定し、
    前記接触要素が前記軸部分に回転可能に取り付けられるように構成され、
    前記接触要素が前記凹所形体内に少なくとも部分的に受容されるように構成され、
    計数デバイスが前記接触要素に動作可能に接続されるように構成され、
    前記計数デバイスは、前記長尺ガイドワイヤアセンブリが移動して前記接触要素と接触し、前記接触要素を通過して移動するのに応答して、前記長尺ガイドワイヤアセンブリと前記接触要素が互いに接触する回数を検出して表示するように構成される、請求項６に記載の装置。
22. ユーザによって接触されるように構成された長尺医療デバイスを使用するための方法であって、
    前記長尺医療デバイスを長尺医療搬送アセンブリの長尺搬送管腔内に受容することと、
    前記長尺医療デバイスを前記長尺搬送管腔に配置された触覚形体へ向かって前記長尺搬送管腔に沿って移動させることと
    を含む、方法。
23. ガイドワイヤ遠位端部分と、ユーザによって接触されるように構成されたガイドワイヤ近位部分とを有する長尺ガイドワイヤアセンブリを使用するための方法であって、
    前記長尺ガイドワイヤアセンブリの前記ガイドワイヤ遠位端部分を、遠位部分と近位部分とを有する長尺ガイドワイヤ搬送アセンブリの、前記遠位部分と前記近位部分との間に延在している長尺搬送管腔内に受容することと、
    前記ガイドワイヤ遠位端部分を前記長尺搬送管腔内に配置された触覚形体に向けて前記長尺搬送管腔に沿って移動させることと
    を含む、方法。
24. 前記触覚形体が、使用時に、前記ガイドワイヤ遠位端部分と前記触覚形体との間の接触に応答して、前記ガイドワイヤ遠位端部分に触覚振動を伝え、前記触覚振動が、使用時に、前記長尺ガイドワイヤアセンブリに沿い前記ガイドワイヤ近位部分へ向かって伝達され、次に、前記ガイドワイヤ近位部分と触覚接触している前記ユーザまで伝達されるように前記長尺ガイドワイヤアセンブリの前記ガイドワイヤ遠位端部分を前記触覚形体と相互作用させることをさらに含む、請求項２３に記載の方法。

Images