JP2023544571A - 状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法及び装置 - Google Patents

Abstract

本開示は、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致するか否かを決定することと、合致する場合、標準プライベートクラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報及び構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの状態に基づいて下層システムコンポーネントの再構成、下層依存コンポーネントの再構成及びプライベートクラウドプラットフォーム製品線の再構成を行うことと、ユーザ要求情報に基づいてクラスタ遺伝子情報を配置し、標準プライベートクラウドプラットフォームの製品線コンポーネントを選択してデプロイメントし、再構築されたプライベートクラウドプラットフォームを取得することと、再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対してコンポーネントの正確性及び有効性の検証を行うことと、を含む、状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法を提供する。【選択図】 図２

Description

本願は、２０２０年１０月１３日に提出された中国特許出願Ｎｏ.２０２０１１０９３７４７.８の優先権を要求し、その内容は併せてここに参考する。
本開示は、コンピュータの技術分野に関し、より具体的には、状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築（reconstruction，重建）及び検証方法及び装置に関する。

プライベートクラウドは一般的に階層化管理アーキテクチャを採用し、下層は物理サーバクラスタをサポートし、ユーザの様々な業務システムをサポートする。プライベートクラウドは、サービスディレクトリを介してクライアントに豊富な製品線を提供し、製品線で複数のアプリケーションに分けられ、複数のアプリケーションが相互に関連する。コンテナクラスタ技術を採用して各製品線が提供するアプリケーションサービスプログラムを組織し管理することができる。コンテナ技術は、コンテナ自体の柔軟な遷移能力に基づいて、一つの業務システムに対する段階的な遷移を実現することができるが、複雑で、膨大なコンテナクラスタ環境に対して、システム性の自動再構築及び検証方法に乏しい。プライベートクラウドはさらにクラスタの再構築、安定性等の面の問題が存在する。

これに鑑みて、本開示は、プライベートクラウドコンテナクラスタ環境で、取得された全面的なコンテナクラスタ遺伝子情報を利用して標準プライベートクラウドプラットフォームと同一又は類似するインスタンスプライベートクラウドプラットフォームを複製して構造した自動再構築及び検証方法及び装置を提供する。

本開示の一態様は、
構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームの情報を取得し、前記構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント（deployment，部署）要求に合致するか否かを決定することと、
前記下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致する場合、標準プライベートクラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を取得し、かつ前記クラスタ遺伝子情報及び構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの状態に基づいて下層システムコンポーネントの再構成（reconfigure，重構）、下層依存コンポーネントの再構成及びプライベートクラウドプラットフォーム製品線の再構成を行うことと、
ユーザ要求情報を取得し、かつ前記ユーザ要求情報に基づいてクラスタ遺伝子情報を配置し、標準プライベートクラウドプラットフォームの製品線コンポーネントを選択してデプロイメントし、再構築されたプライベートクラウドプラットフォームを取得することと、
前記再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対してコンポーネントの正確性及び有効性の検証を行うことと、を含む、状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法を提供した。

本開示の実施例によれば、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームの情報を取得し、前記構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致するか否かを決定することは、
帯域外管理システム及び帯域内管理システムが走査して得られた構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎遺伝子情報を取得することと、
前記下層基礎遺伝子情報に対して標準プライベートクラウドプラットフォームの下層基礎遺伝子情報と比較分析を行い、差異状況データを取得することと、
前記差異状況データに基づいて前記構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致するか否かを決定し、デプロイメント要求に合致する場合、物理装置初期状態にマークすることと、を含む。

本開示の実施例によれば、前記下層システムコンポーネントの再構成は、
構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタが物理装置初期状態にあることを確認し、前記クラスタ遺伝子情報における標準プライベートクラウドのオペレーティングシステムのステップ情報に基づいて、全てのサービスサーバのオペレーティングシステムをインストールすることと、
前記クラスタ遺伝子情報における標準プライベートクラウドのネットワークトポロジー遺伝子情報に基づいて、ネットワークコンポーネントをデプロイメントすることと、
前記クラスタ遺伝子情報におけるクラスタコンポーネント情報が構築すべきプライベートクラウドプラットフォームにクラスタコンポーネントを作成することと、を含む。

本開示の実施例によれば、前記下層依存コンポーネントの再構成は、
構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタが基礎システム環境状態にあることを確認し、前記クラスタ遺伝子情報における基礎依存遺伝子情報に基づいて、前記クラスタコンポーネントの各ノードに各製品線の下層依存コンポーネントをデプロイメントすることを含む。

本開示の実施例によれば、前記プライベートクラウドプラットフォーム製品線の再構成は、
構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタが基礎依存環境状態にあることを確認し、ＩａａＳ製品コンポーネント、ＰａａＳ製品コンポーネント及びＳａａＳ製品コンポーネントに対して製品のコンポーネント再構成を行い、かつ前記製品コンポーネント再構成が完了した後に静的サービスツリー状態にマークすることを含む。

本開示の実施例によれば、前記コンポーネント再構成は、
前記コンポーネントに関連するリソースと依存するコンポーネントが作成されたか否かを決定することと、
前記コンポーネントに関連するリソースと依存するコンポーネントが作成されたと決定すると、前記コンポーネントに対応する遺伝子情報に基づいて該コンポーネントを再構成することと、を含む。

本開示の実施例によれば、前記ユーザ要求情報を取得し、かつ前記ユーザ要求情報に基づいてクラスタ遺伝子情報を配置し、標準プライベートクラウドプラットフォームの製品線コンポーネントを選択してデプロイメントすることは、
構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタが静的サービスツリー状態にあることを確認し、ユーザ要求情報に基づいて、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタにデプロイメントされた標準プライベートクラウドプラットフォームバージョンを選択することと、
前記標準プライベートクラウドプラットフォームバージョンに対応するクラスタ遺伝子情報を取得し、配置すべきクラスタ遺伝子情報とすることと、
構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの機能及び技術指標需要に基づいて、配置すべきクラスタ遺伝子情報を調整し、かつ配置すべきクラスタ遺伝子情報の調整過程の規範適合性を検査することと、を含み、
規範適合性検査に合格すれば、配置すべきクラスタ遺伝子情報に対応する標準プライベートクラウドプラットフォームの製品コンポーネントを選択してデプロイメントする。

本開示の実施例によれば、前記再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対してコンポーネントの正確性及び有効性の検証を行うことは、
再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対して、順次にシステム階層次元、関連関係次元及び依存関係次元の三つの次元でコンポーネント再構成の正確性及び有効性の検証を行うことと、
検証してコンポーネントの再構成エラーが存在することと決定すれば、該コンポーネント及び該コンポーネントの関連コンポーネント及び依存コンポーネントを検査することと、
関連コンポーネント及び依存コンポーネントに再構成エラーが存在すれば、全てのコンポーネントが正確に再構成されるまで、前記関連コンポーネント及び依存コンポーネントを再構成することと、を含む。

本開示の別の態様によれば、
構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームの情報を取得し、前記構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致するか否かを決定する下層基礎プラットフォーム情報検出モジュールと、
標準プライベートクラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を取得し、かつ前記クラスタ遺伝子情報及び構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの状態に基づいて下層システムコンポーネントの再構成、下層依存コンポーネントの再構成及びプライベートクラウドプラットフォーム製品線の再構成を行う再構成モジュールと、
ユーザ要求情報を取得し、かつ前記ユーザ要求情報に基づいてクラスタ遺伝子情報を配置し、標準プライベートクラウドプラットフォームの製品線コンポーネントを選択してデプロイメントし、再構築されたプライベートクラウドプラットフォームを取得する選択デプロイメントモジュールと、
前記再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対してコンポーネントの正確性及び有効性の検証を行う検証モジュールと、を含む、状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証装置を提供した。

本開示の別の態様によれば、
一つ又は複数のプロセッサと、
一つ又は複数のプログラムを記憶する記憶装置と、を含み、
前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサにより実行される場合、前記一つ又は複数のプロセッサに前記の状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法を実行させる電子機器を提供した。

本開示の別の態様によれば、プロセッサにより実行される時にプロセッサに前記の状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法を実行させる実行可能な命令が記憶されるコンピュータ可読記憶媒体を提供した。

本開示の実施例によれば、標準プライベートクラウドプラットフォームコンテナクラスタへの全体的なコピー及び再構築問題を少なくとも部分的に解決することができ、これによりプライベートクラウドプラットフォームのデプロイメント過程における自動化程度を向上させ、新規的に構築されたプライベートクラウドプラットフォームと安定した標準プライベートクラウドプラットフォームとは技術指標の一致性を保つことを効果的に保障することができる。

以下、図面を参照して本開示の実施例に対する説明により、本開示の上記及び他の目的、特徴及び利点はより明らかになり、図面において、
図１ａは、本開示の実施例に係る状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法及び装置を適用することができる例示的なシステムアーキテクチャを概略的に示す。 図１ｂは、本開示の実施例に係る状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法及び装置の実現フローを概略的に示す。 図１ｃは、本開示の実施例のプライベートクラウドクラスタシステムの階層遺伝子情報の構造ブロック図である。 図２は、本開示の実施例に係る状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法のフローチャートを概略的に示す。 図３は、本開示の実施例に係る前記クラスタ遺伝子情報に基づいて再構成を行うフローチャートを概略的に示す。 図４は、本開示の実施例に係るプライベートクラウド製品線の概略図を概略的に示す。 図５は、本開示の実施例に係る製品コンポーネントのデプロイメント方法のフローチャートを概略的に示す。 図６は、本開示の実施例に基づいて再構築されたプライベートクラウドプラットフォームを検証する方法のフローチャートを概略的に示す。 図７は、本開示の実施例に係る状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証装置のブロック図を概略的に示す。 図８は、本開示の実施例に係る電子機器のブロック図である。

以下、図面を参照しながら、本発明の実施例を説明する。ただし、これらの説明は、例示的なものに過ぎず、本開示の範囲を限定するものではないと理解されるべきである。以下の詳細な説明において、説明しやすくするために、多くの具体的な詳細を説明して本開示の実施例に対する全面的な理解に供する。しかしながら、明らかに、一つ又は複数の実施例は、これらの具体的な詳細がない場合にも実施され得る。また、以下の説明において、公知の構造及び技術に対する説明を省略することにより、本開示の概念を不必要に混同することを回避する。

ここで使用される用語は、具体的な実施例を説明するためのものに過ぎず、本開示を限定するものではない。ここで使用される用語「含む」、「含まれる」などは、前記特徴、ステップ、操作及び／又は部材の存在を示すが、一つ又は複数の他の特徴、ステップ、操作又は部材の存在または追加を排除するものではない。

ここで使用される全ての用語（技術及び科学用語を含む）は、特別に定義されない限り、当業者に一般的に理解される意味を有する。なお、ここで使用された用語は、本明細書のコンテキストと一致する意味を有すると解釈されるべきであり、理想化又は硬すぎる方式で解釈されるべきではない。

「Ａ、Ｂ及びＣなどのうちの少なくとも一つ」に類似したような記述を使用する場合、一般的には、当業者が一般的にこの記述を理解する意味で解釈すべきである（例えば、「Ａ、Ｂ及びＣのうちの少なくとも一つを有するシステム」は、Ａを単独で有し、Ｂを単独で有し、Ｃを単独で有し、Ａ及びＢを有し、Ａ及びＣを有し、Ｂ及びＣを有し、及び／又はＡ、Ｂ、Ｃを有するシステムなどを含むがこれらに限定されない）。

本開示の実施例は、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームの情報を取得し、前記構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致するか否かを決定することと、前記下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致する場合、標準プライベートクラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を取得し、かつ前記クラスタ遺伝子情報及び構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの状態に基づいて下層システムコンポーネントの再構成、下層依存コンポーネントの再構成及びプライベートクラウドプラットフォーム製品線の再構成を行うことと、ユーザ要求情報を取得し、かつ前記ユーザ要求情報に基づいて前記クラスタ遺伝子情報を配置し、標準プライベートクラウドプラットフォームの製品線コンポーネントを選択してデプロイメントし、再構築されたプライベートクラウドプラットフォームを取得することと、前記再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対してコンポーネントの正確性及び有効性の検証を行うことと、を含む、状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法を提供した。

プライベートクラウドクラスタがバージョンをシールするたびにクラスタ内の全てのコンテナを一括してパッキングする必要があるため、クラスタ内の多くの情報が硬化する。運用保守担当者は異なる環境で同じバージョンのプライベートクラウドプラットフォームをデプロイメントする場合、環境の差異によりデプロイメント時に様々な問題を有し、運用保守担当者は往々にしてバージョンをシールする時の様々な製品の硬化情報及び修正方式を了解して把握してデプロイメントにある問題を解決することができ、プライベートクラウドのデプロイメントコストを大幅に増加させる。同時に、従来の技術は主にＫ８Ｓの自動編成機能と配置ファイル及びスクリプトに応じる実行に依存してクラスタの作成を実現し、完全なシステム化及び自動化を実現しない。また、従来の技術はミラーリング又はプログラムをパッキングした後に改めてデプロイメントし、コンポーネントが相対的に分離され、コンポーネント間の複雑な相互の関連及び依存関係を考慮せず、エラーが発生しやすい。

上記問題を解決するために、本開示の実施例は状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法及び装置を提供する。図１ａは、本開示の実施例に係る状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法及び装置を適用することができる例示的なシステムアーキテクチャを概略的に示す。注意すべきものとして、当業者が本開示の技術的内容を理解するために、図１ａに示すのは、本開示の実施例のシステムアーキテクチャを適用することができる例示に過ぎず、本開示の実施例は他の装置、システム、環境又はシーンに用いることができないことを意味するものではない。

図１ａに示すように、該実施例に係るシステムアーキテクチャ１００はクラスタ遺伝子情報データベース１０１、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２及びネットワーク１０３を含むことができる。ネットワーク１０３はクラスタ遺伝子情報データベース１０１と構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２との間に通信リンクの媒体を提供する。ネットワーク１０３は例えば有線、無線通信リンク又は光ファイバーケーブルなどの様々な接続タイプを含むことができる。

ここで、クラスタ遺伝子情報データベース１０１は、標準プライベートクラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を記憶し、標準プライベートクラウドプラットフォームは、長時間の研究開発及び品質検証を経て、機能、性能、安定性、拡張可能性、安全性などの各技術指標が技術標準要求を達成できることを確保するプライベートクラウドプラットフォーム環境である。クラスタ遺伝子は、クラスタにおける各コンポーネントの数、配置、構成、データ、関連関係、依存関係等のキー情報を完全に表すことができる構造化情報であり、それにより同じ又は類似するクラスタの自動化作成及びコンポーネントデプロイメントを実現することができる。クラスタ遺伝子情報データベース１０１は、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２に関連するデータサーバであってもよく、又は、他の実施例において、クラスタ遺伝子情報データベース１０１はさらに構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２内のサーバに構成されてもよい。

クラスタ遺伝子情報データベース１０１、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２は、ネットワーク１０３により接続され、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２は、ネットワーク１０３を介してクラスタ遺伝子情報データベース１０１のデータ情報を取得することができ、それにより構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２にプライベートクラウドプラットフォームをデプロイメントすることを実現する。例示的には、前記状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証システムはＫ８Ｓ技術に基づいて、Ｋ８Ｓクラスタにおけるコンテナの特徴に基づいて、クラスタ遺伝子情報の新たなプライベートクラウドプラットフォームにコピーされた自動化処理程度を効果的に向上させることができる。

説明すべきものとして、本開示の実施例が提供する状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法は、一般的に構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２により実行することができる。それに応じて、本開示の実施例が提供する状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証装置は、一般的に構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２に設置することができる。本開示の実施例が提供する状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法は、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２とは異なりかつ構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２と通信可能なサーバ又はサーバクラスタによって実行されてもよい。それに応じて、本開示の実施例が提供する状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証装置は、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２とは異なりかつ構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２と通信可能なサーバ又はサーバクラスタに設置されてもよい。

理解すべきこととして、図１におけるデータベース、サーバ及びネットワークの数は単に例示的である。実現必要に応じて、任意の数のサーバ及びネットワークを有することができる。

図１ｂは、本開示の実施例に係る状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法及び装置の実現フローを概略的に示す。本開示の実施例によれば、クラスタ遺伝子データベース１０１に記憶された標準プライベートクラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報に基づいて、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２に標準プライベートクラウドプラットフォームの再構築を実現する。

本実施例において、クラスタ遺伝子データベース１０１に基づいて標準プライベートクラウドプラットフォームから全面的に採集し収集されたクラスタ遺伝子情報を記憶する。コンテナクラスタにおいて、コンテナの組織特徴に基づいて、クラスタ遺伝子は、コンテナクラスタ及びその中に含まれる業務アプリケーションを有する様々なコンテナの全てのキー情報を含むことができ、かつこれらのキー情報は、他のサーバクラスタにおいて同じ又は類似するコンテナクラスタ及びサービスアプリケーションの再構築を実現することができる。

ここで、クラスタ遺伝子情報は、三つの次元の情報を含む。第一次元は、プライベートクラウドクラスタを形成する８つの階層情報であり、すなわちシステム階層遺伝子情報であり、離散化、全てカバレッジのモジュールコンポーネント集合を実現し、該システム階層遺伝子情報によりモジュール、コンポーネントの構成分析及び情報収集を実現する。第二次元は、クラスタの製品線の各モジュールとコンポーネントとの関連関係集合、すなわち関連遺伝子情報である。第三次元は、クラスタの製品線に各モジュールとコンポーネントの依存関係集合、すなわち依存関係遺伝子情報である。

以上の三つの次元に基づいて、完全なプライベートクラウドクラスタ遺伝子情報集合を形成する。このプライベートクラウドクラスタ遺伝子情報集合を利用し、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタ１０２にＩａａＳ、ＰａａＳ、ＳａａＳプラットフォーム及びコンテナクラスタを構造し、標準プライベートクラウドプラットフォームの再構築を実現する。ここで、ＩａａＳは、仮想化コンピューティングリソース、仮想化ネットワークリソース、仮想化ストレージリソース等の基礎クラウドリソースを含むクラウドプラットフォームサービス層である。ＰａａＳは、データベース、ミドルウェア、開発コンポーネント、ビックデータコンポーネント等のプラットフォーム層クラウドリソースを提供するクラウドプラットフォームサービス層である。ＳａａＳは、特定業務をサポートするソフトウェアリソースを提供するクラウドプラットフォームサービス層である。

これにより、本開示の実施例の状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証システムは、手動でプライベートクラウドをデプロイメントすることを実施する過程において、エラーが発生しやすいという技術的問題を解決し、自動化クラスタ全体のデプロイメントの正確及び効率を向上させ、クラスタ遺伝子情報に基づくプライベートクラウドプラットフォームクラスタの効率的なコピーを効果的に向上させ、真に全面のシステムのプライベートクラウドプラットフォームの自動化デプロイメントを実現し、かつ新規作成されたプライベートクラウドプラットフォームと標準プライベートクラウドプラットフォームとが一致を保持する安定性、コンポーネント可用性及びシステム性能を確保する。

図１ｃは、本開示の実施例のプライベートクラウドシステム階層遺伝子情報の構造ブロック図である。

図１ｃに示すように、プライベートクラウドクラスタシステムは、底から上へ８つのクラスタ遺伝子情報階層に分けられる。ここで、第１層～第３層は、基礎システム遺伝子情報である。具体的には、第１層のクラスタ遺伝子情報は、帯域外管理システム及び帯域内管理システムにより、物理サーバクラスタの遺伝子情報を自動的に走査して収集された情報、例えば、サーバ数、サーバ仕様、サーバ構成、サーバタイプ（管理ノード、計算ノード、ストレージノード等）である。第２層のクラスタ遺伝子情報は、クラウドプラットフォーム運用保守管理システムにより、サービスサーバのオペレーティングシステム、ネットワークトポロジー等を自動的に走査する情報である。第３層のクラスタ遺伝子情報は、クラウドプラットフォーム運用保守管理システムにより、走査して収集されたクラスタコンポーネント情報、例えば、Ｋｕｂｅｒｎｅｔｅｓ、ｚｏｏｋｅｅｐｅｒ等のクラスタコンポーネントである。

第４層は、基礎依存遺伝子情報であり、クラウドプラットフォーム運用保守管理システムにより走査して収集されたプライベートクラウドプラットフォームでの各製品線依存のコンポーネントの情報、例えば、ログシステム、監視システム、セキュリティ保護システム、ＤＮＳサービス等である。

第５層から第７層は、製品線静的サービスツリー遺伝子情報である。具体的には、第５層のクラスタ遺伝子情報は、プライベートクラウド管理プラットフォーム及びＫｕｂｅｒｎｅｔｅｓクラスタ管理モジュールにより、プライベートクラウドプラットフォームでのＩａａＳ製品コンポーネント情報を走査し、製品コンポーネントをサポートするＫ８Ｓサービス、Ｐｏｄ、ＡＰＩ、コンテナ、アプリケーション、グループ、コンテナミラー等を含む。第６層のクラスタ遺伝子情報は、プライベートクラウド管理プラットフォーム及びＫｕｂｅｒｎｅｔｅｓクラスタ管理モジュールにより、プライベートクラウドプラットフォームでのＰａａＳ製品コンポーネント情報を走査し、製品コンポーネントをサポートする仮想マシン、Ｋ８Ｓサービス、Ｐｏｄ、ＡＰＩ、コンテナ、アプリケーション、グループ、コンテナミラー等を含む。第７層のクラスタ遺伝子情報は、プライベートクラウド管理プラットフォーム及びＫｕｂｅｒｎｅｔｅｓクラスタ管理モジュールにより、プライベートクラウドプラットフォームでのＳａａＳ製品コンポーネント情報を走査し、製品コンポーネントをサポートする仮想マシン、仮想ストレージ、仮想ネットワーク、ＰａａＳサービス、Ｋ８Ｓサービス、Ｐｏｄ、ＡＰＩ、コンテナ、アプリケーション、グループ、コンテナミラー等を含む。

第８層のクラスタ遺伝子情報は、収集された全ての情報の整合性と完全性を検証し、かつ対応する検証情報及びバージョン情報を生成することである。例示的には、バージョンの自動生成ルールに基づいてバージョン情報、例えば小バージョンのバージョン番号の自己インクリメント等を決定し、又は人工に基づいてバージョン番号を決定し、クラスタの各モジュールコンポーネント遺伝子情報のバージョン番号を生成する。

本開示の実施例の状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証システムにより、前記プライベートクラウドクラスタ遺伝子情報集合におけるコンテナクラスタの遺伝子情報を新たなプライベートクラウドプラットフォームの再構築に用い、それにより新たなプライベートクラウドプラットフォームと従来の標準プライベートクラウドプラットフォームとの構造及び機能が一致することを保証し、プライベートクラウドプラットフォームの技術標準の一致性を保証する。

図２は、本開示の実施例に係る状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法のフローチャートを概略的に示す。

図２に示すように、該方法は、操作Ｓ２１０～Ｓ２４０を含む。
操作Ｓ２１０において、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームの情報を取得し、前記構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致するか否かを決定する。

操作Ｓ２２０において、前記下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致する場合、標準プライベートクラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を取得し、かつ前記クラスタ遺伝子情報及び構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの状態に基づいて下層システムコンポーネント、下層依存コンポーネント及びプライベートクラウドプラットフォーム製品線の再構築構成を行う。

操作Ｓ２３０において、ユーザ要求情報を取得し、かつ前記ユーザ要求情報に基づいてクラスタ遺伝子情報を配置し、標準プライベートクラウドプラットフォームの製品線コンポーネントを選択してデプロイメントし、再構築されたプライベートクラウドプラットフォームを取得する。

操作Ｓ２４０において、前記再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対してコンポーネントの正確性及び有効性の検証を行う。

以下に具体的な実施例を合わせて図２に示す方法をさらに説明する。
操作Ｓ２１０において、帯域外管理システム及び帯域内管理システムにより、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎遺伝子情報、例えば、サーバ数、サーバ仕様、サーバ配置、サーバタイプ（管理ノード、計算ノード、ストレージノード等）を自動的に走査する。帯域外管理システム及び帯域内管理システムが走査して得られた構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎遺伝子情報を取得し、次に前記下層基礎遺伝子情報を分類し、かつ標準プライベートクラウドプラットフォームの下層基礎遺伝子情報と比較分析を行い、下層プラットフォームの差異状況データを取得し、前記差異状況データに基づいて前記構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致するか否かを決定する。基礎プラットフォームの差異性が技術的要件を満たす場合、後続のシステムの再構築フローを行うことができる。

例示的に、差異状況データと所定の閾値との比較により、デプロイメント要求に合致するか否かを自動的に判断し、又は、さらに差異状況データに基づいて差異情報報告を形成することができる。報告を運用保守担当者に送信することにより、運用保守担当者は新規作成プラットフォームと標準プライベートクラウドプラットフォームの基礎ハードウェア設備での差異を理解するようになり、重要な問題がプライベートクラウドプラットフォームのデプロイメントに影響を与えると、人工で解決する必要がある。

前記構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致するか否かを決定すると、新規すべきプライベートクラウドサーバクラスタが物理装置初期状態であることをマークし、前記物理装置初期状態は、新たな機械室において全ての物理サーバをラックアップ、パワーオン、ネットワーク装置に接続した後の最初期クラスタ状態を示す。

操作Ｓ２２０において、前記下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致すると、クラスタ遺伝子データベースにより標準プライベートクラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を取得する。ここで、クラスタ遺伝子情報は、基礎システム遺伝子情報、基礎依存遺伝子情報及び製品線静的サービスツリー遺伝子情報を含む。次に、前記クラスタ遺伝子情報に基づいて下層システムコンポーネント、下層依存コンポーネント及びプライベートクラウドプラットフォーム製品線の再構成を行う。

図３は、本開示の実施例に係る前記クラスタ遺伝子情報に基づいて再構成を行うフローチャートを概略的に示す。

図３に示すように、前記操作Ｓ２２０は操作Ｓ２２１～Ｓ２２３を含む。
操作Ｓ２２１において、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタが物理装置初期状態にあることを確認し、クラスタ遺伝子データベースの基礎システム遺伝子情報を利用して下層システムコンポーネントを再構成する。例示的に、前記操作Ｓ２２１は、操作Ｓ２２１１～Ｓ２２１３を含む。

操作Ｓ２２１１において、クラウドプラットフォーム運用保守管理システムにより、取得された基礎システム遺伝子情報における標準プライベートクラウドのオペレーティングシステムのステップ情報に応じて、全てのサービスサーバのオペレーティングシステムをインストールする。

その後に操作Ｓ２２１２において、クラウドプラットフォーム運用保守管理システム及び帯域外ネットワーク管理システムにより、取得された基礎システム遺伝子情報における標準プライベートクラウドのネットワークトポロジー遺伝子情報に基づいて、全てのネットワークコンポーネントをデプロイメントすることにより、構築すべきプライベートクラウドプラットフォームが要求を満たすネットワーク構造を備えることができる。物理ネットワークデプロイメントを完了した後、物理ネットワークが標準クラウドプラットフォームのデプロイメント基準と一致するか否かを検査する。

その後に操作Ｓ２２１３において、クラウドプラットフォーム運用保守管理システムにより、クラスタ遺伝子情報に基づいて、構築すべきプライベートクラウドプラットフォームにクラスタコンポーネント、例えば、Ｋｕｂｅｒｎｅｔｅｓ、ｚｏｏｋｅｅｐｅｒ等のクラスタコンポーネントを作成する。これにより、基礎システム環境のデプロイメント建立を完了する。この時、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタを基礎システム環境状態にマークし、前記基礎システム環境状態は、物理装置初期状態における全てのサーバノードに対してオペレーティングシステムのインストール、ネットワーク配置及び基礎コンポーネントのインストールを行った後の基礎状態を示す。

操作Ｓ２２２において、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタが基礎システムの環境状態にあることを確認し、クラスタ遺伝子データベースの基礎依存遺伝子情報を利用して下層依存コンポーネントを再構成する。例示的には、クラウドプラットフォーム運用保守管理システムにより、標準プライベートクラウドプラットフォームでの各製品線に依存されるコンポーネントの遺伝子情報、例えば、ログシステム、監視システム、セキュリティ保護システム、ＤＮＳサービス等に基づいて、クラスタコンポーネントの各ノードに各製品線の下層依存コンポーネントをデプロイメントする。この時、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタを基礎依存環境状態にマークし、前記基礎依存環境状態は、基礎システム環境状態においてプライベートクラウドプラットフォームクラスタに必要な基礎依存ソフトウェアをインストールしてデプロイメントした後の状態を示す。

操作Ｓ２２３において、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタが基礎依存環境状態にあることを確認し、クラスタ遺伝子データベースの製品線静的サービスツリー遺伝子情報を利用してプライベートクラウド製品線を再構成する。ここで、製品線静的サービスツリー遺伝子は、ＩａａＳ製品コンポーネント遺伝子情報、ＰａａＳ製品コンポーネント遺伝子情報及びＳａａＳ製品コンポーネント遺伝子情報を含む。

図４は、本開示の実施例に係るプライベートクラウド製品線の概略図を概略的に示す。図４に示すように、プライベートクラウドプラットフォームは、ＩａａＳ製品線、ＰａａＳ製品線及びＳａａＳ製品線を含み、各製品線は複数の製品を含み、各製品は、複数のアプリケーショングループに分けられ、ここでアプリケーショングループは、ミラーリングパッケージ又はプログラムパッケージにより構造することができる。プライベートクラウド製品線を再構成する時に異なるアプリケーショングループに基づいて配置してオンラインする。

具体的には、前記操作Ｓ２２３は操作Ｓ２２３１～Ｓ２２３２を含む。
操作Ｓ２２３１において、プライベートクラウド管理プラットフォーム及びＫｕｂｅｒｎｅｔｅｓクラスタ管理モジュールにより、クラスタ遺伝子データベースのＩａａＳ製品コンポーネントの遺伝子情報に基づいて、コンポーネントの関連関係及びコンポーネント依存関係に応じてＫ８Ｓコンテナクラスタに一致するサービス、Ｐｏｄ、ＡＰＩ、コンテナ、アプリケーション、グループ、コンテナミラー等のコンポーネントを作成し、かつコンポーネントの一致性及び完全性を検証する。

大量のコンポーネントの自動再構成プロセスにおいて、あるコンポーネントを作成する前に、まずそれに関連するリソースと依存するコンポーネントがいずれも作成されたと確定する必要があり、次に関連する遺伝子情報に基づいて該コンポーネントを作成する。

例示的には、クラウドデータベースＭｙＳＱＬ製品を作成する時に、まず編成遺伝子情報に基づいてアプリケーショングループを作成し、次にグループ情報に基づいてコンテナミラーリング又はプログラムパッケージのアクセスアドレス及びコンポーネントバージョンを決定し、その後にアプリケーションの編成順に応じて装置の割り当て及びサービスデプロイメントを行い、かつアプリケーションサービスを登録し、クラウドデータベースＭｙＳＱＬ製品の外部サービスを実現する。

操作Ｓ２２３２において、構築すべきプライベートクラウドプラットフォームでのＰａａＳ製品コンポーネント、ＳａａＳ製品コンポーネントは、操作Ｓ２２３１の方法に従って再構成する。

上記再構成を完了した後、操作Ｓ２３０において、ユーザ要求情報を取得し、かつ前記ユーザ要求情報に基づいてクラスタ遺伝子情報を配置し、標準プライベートクラウドプラットフォームの製品線コンポーネントを選択してデプロイメントし、再構築されたプライベートクラウドプラットフォームを取得し、この時に、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタを静的サービスツリー状態にマークし、前記静的サービスツリー状態は、基礎依存環境状態を基礎として、各製品線のミラーリングパッケージ、プログラムパッケージをシステム内のクラスタ状態にアップロードすることを示す。

図５は、本開示の実施例に係る製品コンポーネントのデプロイメント方法を概略的に示すフローチャートである。

図５に示すように、該方法は、操作Ｓ２３１～Ｓ２３３を含む。
操作Ｓ２３１において、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタが静的サービスツリー状態にあることを確認し、ユーザの要求に基づいて新たなプライベートクラウドプラットフォームにデプロイメントされる標準プライベートクラウドプラットフォームのバージョンを選択する。

操作Ｓ２３２において、自動読み取りの方式により、必要な標準プライベートクラウドプラットフォームバージョンの対応する遺伝子情報をシステム再構築及び検証プラットフォームに読み取る。

操作Ｓ２３３において、プライベートクラウドプラットフォームのバージョンに対して、新規作成されたプライベートクラウドプラットフォームの機能及び技術指標需要に基づいて、配置する必要があるクラスタ遺伝子情報を調整する。

ここで、配置されたクラスタ遺伝子情報は、技術仕様に合致する必要がある。したがって、操作Ｓ２３４において、システムは、仕様の適合性を自動的に検査し、配置変更によるシステム故障を防止する。規範適合性検査に合格すれば、前記配置すべきクラスタ遺伝子情報の対応する標準プライベートクラウドプラットフォームの製品コンポーネントを選択してデプロイメントする。

デプロイメントを完了した後、再構築されたプライベートクラウドプラットフォームを取得し、次に操作Ｓ２４０において、前記再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対してコンポーネントの正確性及び有効性の検証を行う。

図６は、本開示の実施例に基づいて再構築されたプライベートクラウドプラットフォームを検証する方法のフローチャートを概略的に示す。

図６に示すように、該方法は操作Ｓ２４１～Ｓ２４２を含む。
操作Ｓ２４１において、再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対して、システム階層次元、関連関係次元、及び依存関係次元などの三つの次元に従ってコンポーネント再構成の正確性及び有効性の検証を行う。三回の検証に分け、各検証には、一つの次元の遺伝子情報を検証する。

操作Ｓ２４２において、コンポーネントの再構成エラーが検証された場合、関連コンポーネント及びその関連コンポーネント及び依存コンポーネントを検査し、関連コンポーネント及び依存コンポーネントに作成エラーがあれば、再作成を行い、次に、全てのコンポーネントが正しく作成されるまで、エラーがあるコンポーネントを再作成する。このとき、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタをクラスタ動作状態にマークし、前記クラスタ動作状態は、製品線の関連関係及び依存関係に基づいて各アプリケーショングループに対して装置割り当て及び編成を行った後、全てのアプリケーションサービスが起動しかつ正常に動作する状態を示す。

本開示の実施例は、システム階層次元、関連関係次元、依存関係次元のコンテナクラスタ遺伝子に基づいてプライベートクラウドプラットフォームに対する再構築を実現し、標準コンテナクラスタの全体像を新規作成されたプライベートクラウドプラットフォームにより正確にコピーすることができる。同時に、プライベートクラウドコンテナクラスタのクラスタ遺伝子情報に基づくプライベートクラウドプラットフォーム再構築及び検証技術は、プライベートクラウドプラットフォームデプロイメント過程における自動化程度を大幅に向上させることができ、新規作成されたプライベートクラウドプラットフォームと安定した標準プライベートクラウドプラットフォームとの技術指標の一致性を効果的に保障することができる。

図７は、本開示の実施例に係る状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証装置のブロック図を概略的に示す。

図７に示すように、状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証装置７００は、下層基礎プラットフォーム情報検出モジュール７１０、再構成モジュール７２０、選択デプロイメントモジュール７３０及び検証モジュール７４０を含む。

ここで、下層基礎プラットフォーム情報検出モジュール７１０は、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームの情報を取得し、前記構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致するか否かを決定する。

再構成モジュール７２０は、標準プライベートクラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を取得し、かつ前記クラスタ遺伝子情報及び構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの状態に基づいて下層システムコンポーネントの再構成、下層依存コンポーネントの再構成及びプライベートクラウドプラットフォーム製品線の再構成を行う。

選択デプロイメントモジュール７３０は、ユーザ要求情報を取得し、かつ前記ユーザ要求情報に基づいてクラスタ遺伝子情報を配置し、標準プライベートクラウドプラットフォームの製品線コンポーネントを選択してデプロイメントし、再構築されたプライベートクラウドプラットフォームを取得する。

検証モジュール７４０は、前記再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対してコンポーネントの正確性及び有効性の検証を行う。

本開示の実施例に係るモジュール、ユニットのうちの任意の複数、又はそのうちの任意の複数の少なくとも一部の機能は一つのモジュールにおいて実現されてもよい。本開示の実施例に係るモジュール、ユニットのうちのいずれか一つ又は複数を複数のモジュールに分割して実現することができる。本開示の実施例に係るモジュール、ユニットのうちのいずれか一つ又は複数は少なくとも部分的にハードウェア回路、例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、プログラマブルロジックアレイ（ＰＬＡ）、オンチップシステム、基板上のシステム、パッケージ上のシステム、専用集積回路（ＡＳＩＣ）に実現されてもよく、又は回路に集積又はパッケージングされた任意の他の合理的な方式のハードウェア又はファームウェアで実現されてもよく、又はソフトウェア、ハードウェア及びファームウェアの三つの実現方式のうちのいずれか一種又はそのうちの任意のいくつかの適切な組み合わせで実現されてもよい。又は、本開示の実施例に係るモジュール、ユニットのうちの一つ又は複数は少なくとも部分的にコンピュータプログラムモジュールとして実現され、該コンピュータプログラムモジュールが実行される場合、対応する機能を実行することができる。

例えば、下層基礎プラットフォーム情報検出モジュール７１０、再構成モジュール７２０、選択デプロイメントモジュール７３０及び検証モジュール７４０のうちの任意の複数を一つのモジュールに統合して実現することができ、又はそのうちのいずれか一つのモジュールを複数のモジュールに分割することができる。又は、これらのモジュールのうちの一つ又は複数のモジュールの少なくとも一部の機能は他のモジュールの少なくとも一部の機能と結合されてもよく、かつ一つのモジュールにおいて実現されてもよい。本開示の実施例によれば、下層基礎プラットフォーム情報検出モジュール７１０、再構成モジュール７２０、選択デプロイメントモジュール７３０及び検証モジュール７４０のうちの少なくとも一つは少なくとも部分的にハードウェア回路、例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、プログラマブルロジックアレイ（ＰＬＡ）、オンチップシステム、基板上のシステム、パッケージ上のシステム、専用集積回路（ＡＳＩＣ）に実現されてもよく、又は回路に集積又はパッケージングされた任意の他の合理的な方式等のハードウェア又はファームウェアで実現されてもよく、又はソフトウェア、ハードウェア及びファームウェアの三つの実現方式のうちのいずれか一種又はそのうちの任意のいくつかの適切な組み合わせで実現されてもよい。又は、下層基礎プラットフォーム情報検出モジュール７１０、再構成モジュール７２０、選択デプロイメントモジュール７３０及び検証モジュール７４０のうちの少なくとも一つは少なくとも部分的にコンピュータプログラムモジュールとして実現されてもよく、該コンピュータプログラムモジュールが実行される場合、対応する機能を実行することができる。

図８は、本開示の実施例に係る電子機器のブロック図である。図８に示す電子機器は一例だけであり、本開示の実施例の機能及び使用範囲にいかなる制限を与えない。

図８に示すように、電子機器８００は、プロセッサ８１０、コンピュータ可読記憶媒体８２０を含む。この電子機器８００は、本開示の実施例に係る方法を実行することができる。

具体的には、プロセッサ８１０は例えば汎用マイクロプロセッサ、指令集プロセッサ及び／又は関連チップ群及び／又は専用マイクロプロセッサ（例えば、専用集積回路（ＡＳＩＣ））などを含むことができる。プロセッサ８１０はさらにキャッシュ用途のボードメモリを含むことができる。プロセッサ８１０は、本開示の実施例に係る方法の流れに応じて異なる動作を実行する単一の処理ユニットであってもよいし、複数の処理ユニットであってもよい。

コンピュータ可読記憶媒体８２０は、例えば不揮発性のコンピュータ可読記憶媒体であってもよく、具体的な例示は、例えば磁気テープ又はハードディスク（ＨＤＤ）という磁気記憶装置、例えば光ディスク（ＣＤ－ＲＯＭ）という光記憶装置、例えばランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）又はフラッシュメモリというメモリ等を含むが、それらに限定されない。

コンピュータ可読記憶媒体８２０は、コンピュータプログラム８２１を含み、該コンピュータプログラム８２１は、コード／コンピュータ実行可能命令を含むことができ、プロセッサ８１０により実行される時にプロセッサ８１０は、本開示の実施例に係る方法又はその任意の変形を実行する。

コンピュータプログラム８２１は、例えば、コンピュータプログラムモジュールを含むコンピュータプログラムコードとして構成されてもよい。例えば、例示的な実施例において、コンピュータプログラム８２１におけるコードは、一つ以上のプログラムモジュール、例えば８２１Ａ、モジュール８２１Ｂ、……を含むことができる。注意すべきこととして、モジュールの分割方式及び個数が一定ではなく、当業者は実際の状況に応じて適切なプログラムモジュール又はプログラムモジュールの組み合わせを使用することができ、これらのプログラムモジュールの組み合わせがプロセッサ８１０により実行される場合、プロセッサ８１０は本開示の実施例に係る方法又はその任意の変形を実行することができる。

本開示の実施例によれば、下層基礎プラットフォーム情報検出モジュール７１０、再構成モジュール７２０、選択デプロイメントモジュール７３０及び検証モジュール７４０のうちの少なくとも一つは図８を参照して説明されたコンピュータプログラムモジュールとして実現することができ、プロセッサ８１０により実行される時、上記対応する操作を実現することができる。

本開示は、さらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、該コンピュータ可読記憶媒体は上記実施例に記載の機器／装置／システムに含まれるものであってもよい。単独で存在し、該機器／装置／システムに組み込まれていなくてもよい。上記コンピュータ可読記憶媒体は、一つ又は複数のプログラムを担持し、上記一つ又は複数のプログラムが実行される時、本開示の実施例に係る方法を実現する。

図面のフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び操作を示す。この点において、フローチャート又はブロック図における各ブロックは一つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を表すことができ、上記モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は、所定の論理機能を実現するための一つ又は複数の実行可能な命令を含む。注意すべきこととして、いくつかの代替の実現において、ブロックにマークされた機能は、図面にマークされた順序と異なる順序で発生してもよい。例えば、二つの連続的に示されるブロックは、実際に基本的に並行して実行されてもよく、それらは逆の順序で実行されてもよく、このような機能に依存する。注意すべきこととして、ブロック図又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行する専用のハードウェアに基づくシステムで実現されてもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ指令の組み合わせで実現されてもよい。

当業者であれば理解されるように、本開示の特定の例示的な実施例を参照して本開示を説明したが、当業者であれば理解されるように、添付の特許請求の範囲及びその均等物によって限定された本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示の形式及び詳細に対して様々な変更を行うことができる。したがって、本開示の範囲は上記実施例に限定されるものではなく、添付の請求項により決定されるだけでなく、添付の請求項の等価物により限定されるべきである。

本開示の実施例によれば、前記下層システムコンポーネントの再構成は、
構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタが物理装置初期状態にあることを確認し、前記クラスタ遺伝子情報における標準プライベートクラウドのオペレーティングシステムのステップ情報に基づいて、全てのサービスサーバのオペレーティングシステムをインストールすることと、
前記クラスタ遺伝子情報における標準プライベートクラウドのネットワークトポロジー遺伝子情報に基づいて、ネットワークコンポーネントをデプロイメントすることと、
前記クラスタ遺伝子情報におけるクラスタコンポーネント情報に基づいて、構築すべきプライベートクラウドプラットフォームにクラスタコンポーネントを作成することと、を含む。

その後に操作Ｓ２２１３において、クラウドプラットフォーム運用保守管理システムにより、クラスタ遺伝子情報におけるクラスタコンポーネント情報に基づいて、構築すべきプライベートクラウドプラットフォームにクラスタコンポーネント、例えば、Ｋｕｂｅｒｎｅｔｅｓ、ｚｏｏｋｅｅｐｅｒ等のクラスタコンポーネントを作成する。これにより、基礎システム環境のデプロイメント建立を完了する。この時、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタを基礎システム環境状態にマークし、前記基礎システム環境状態は、物理装置初期状態における全てのサーバノードに対してオペレーティングシステムのインストール、ネットワーク配置及び基礎コンポーネントのインストールを行った後の基礎状態を示す。

コンピュータプログラム８２１は、例えば、コンピュータプログラムモジュールを含むコンピュータプログラムコードとして構成されてもよい。例えば、例示的な実施例において、コンピュータプログラム８２１におけるコードは、一つ以上のプログラムモジュール、例えばモジュール８２１Ａ、モジュール８２１Ｂ、……を含むことができる。注意すべきこととして、モジュールの分割方式及び個数が一定ではなく、当業者は実際の状況に応じて適切なプログラムモジュール又はプログラムモジュールの組み合わせを使用することができ、これらのプログラムモジュールの組み合わせがプロセッサ８１０により実行される場合、プロセッサ８１０は本開示の実施例に係る方法又はその任意の変形を実行することができる。

Claims (11)

1. 状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法であって、
   構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームの情報を取得し、前記構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致するか否かを決定することと、
   前記下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致する場合、標準プライベートクラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を取得し、かつ前記クラスタ遺伝子情報及び構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの状態に基づいて下層システムコンポーネントの再構成、下層依存コンポーネントの再構成及びプライベートクラウドプラットフォーム製品線の再構成を行うことと、
   ユーザ要求情報を取得し、かつ前記ユーザ要求情報に基づいて前記クラスタ遺伝子情報を配置し、標準プライベートクラウドプラットフォームの製品線コンポーネントを選択してデプロイメントし、再構築されたプライベートクラウドプラットフォームを取得することと、
   前記再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対してコンポーネントの正確性及び有効性の検証を行うことと、を含む
   プライベートクラウド再構築及び検証方法。
2. 構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームの情報を取得し、前記構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致するか否かを決定することは、
   帯域外管理システム及び帯域内管理システムが走査して得られた構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎遺伝子情報を取得することと、
   前記下層基礎遺伝子情報に対して標準プライベートクラウドプラットフォームの下層基礎遺伝子情報と比較分析を行い、差異状況データを取得することと、
   前記差異状況データに基づいて前記構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致するか否かを決定し、デプロイメント要求に合致する場合、物理装置初期状態にマークすることと、を含む
   請求項１に記載のプライベートクラウド再構築及び検証方法。
3. 前記下層システムコンポーネントの再構成は、
   構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタが物理装置初期状態にあることを確認し、前記クラスタ遺伝子情報における標準プライベートクラウドのオペレーティングシステムのステップ情報に基づいて、全てのサービスサーバのオペレーティングシステムをインストールすることと、
   前記クラスタ遺伝子情報における標準プライベートクラウドのネットワークトポロジー遺伝子情報に基づいて、ネットワークコンポーネントを配置することと、
   前記クラスタ遺伝子情報におけるクラスタコンポーネント情報が構築すべきプライベートクラウドプラットフォームにクラスタコンポーネントを作成することと、を含む
   請求項２に記載のプライベートクラウド再構築及び検証方法。
4. 前記下層依存コンポーネントの再構成は、
   構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタが基礎システム環境状態にあることを確認し、前記クラスタ遺伝子情報における基礎依存遺伝子情報に基づいて、前記クラスタコンポーネントの各ノードに各製品線の下層依存コンポーネントをデプロイメントすることを含む
   請求項３に記載のプライベートクラウド再構築及び検証方法。
5. 前記プライベートクラウドプラットフォーム製品線の再構成は、
   構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタが基礎依存環境状態にあることを確認し、ＩａａＳ製品コンポーネント、ＰａａＳ製品コンポーネント及びＳａａＳ製品コンポーネントに対して製品のコンポーネント再構成を行い、かつ前記製品コンポーネント再構成が完了した後に静的サービスツリー状態にマークすることを含む
   請求項４に記載のプライベートクラウド再構築及び検証方法。
6. 前記コンポーネント再構成は、
   前記コンポーネントに関連するリソースと依存するコンポーネントが再構成されたか否かを決定することと、
   前記コンポーネントに関連するリソースと依存するコンポーネントが再構成されたと決定すると、前記コンポーネントに対応する遺伝子情報に基づいて該コンポーネントを再構成することと、を含む
   請求項５に記載のプライベートクラウド再構築及び検証方法。
7. 前記ユーザ要求情報を取得し、かつ前記ユーザ要求情報に基づいてクラスタ遺伝子情報を配置し、標準プライベートクラウドプラットフォームの製品線コンポーネントを選択してデプロイメントすることは、
   構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタが静的サービスツリー状態にあることを確認し、ユーザ要求情報に基づいて、構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタにデプロイメントされた標準プライベートクラウドプラットフォームバージョンを選択することと、
   前記標準プライベートクラウドプラットフォームバージョンに対応するクラスタ遺伝子情報を取得し、配置すべきクラスタ遺伝子情報とすることと、
   構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの機能及び技術指標需要に基づいて、前記配置すべきクラスタ遺伝子情報を調整し、かつ前記配置すべきクラスタ遺伝子情報の調整過程の規範適合性を検査することと、を含み
   規範適合性検査に合格すれば、前記配置すべきクラスタ遺伝子情報に対応する標準プライベートクラウドプラットフォームの製品コンポーネントを選択してデプロイメントする
   請求項５に記載のプライベートクラウド再構築及び検証方法。
8. 前記再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対してコンポーネントの正確性及び有効性の検証を行うことは、
   再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対して、順次にシステム階層次元、関連関係次元及び依存関係次元の三つの次元でコンポーネント再構成の正確性及び有効性の検証を行うことと、
   検証してコンポーネントの再構成エラーが存在することと決定すれば、該コンポーネント及び該コンポーネントの関連コンポーネント及び依存コンポーネントを検査することと、
   関連コンポーネント及び依存コンポーネントに再構成エラーが存在すれば、全てのコンポーネントが正確に再構成されるまで、前記関連コンポーネント及び依存コンポーネントを再構成することと、を含む
   請求項７に記載のプライベートクラウド再構築及び検証方法。
9. 状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検査装置であって、
   構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームの情報を取得し、前記構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの下層基礎プラットフォームがデプロイメント要求に合致するか否かを決定する下層基礎プラットフォーム情報検出モジュールと、
   標準プライベートクラウドプラットフォームのクラスタ遺伝子情報を取得し、かつ前記クラスタ遺伝子情報及び構築すべきプライベートクラウドサーバクラスタの状態に基づいて下層システムコンポーネントの再構成、下層依存コンポーネントの再構成及びプライベートクラウドプラットフォーム製品線の再構成を行う再構成モジュールと、
   ユーザ要求情報を取得し、かつ前記ユーザ要求情報に基づいてクラスタ遺伝子情報を配置し、標準プライベートクラウドプラットフォームの製品線コンポーネントを選択してデプロイメントし、再構築されたプライベートクラウドプラットフォームを取得する選択デプロイメントモジュールと、
   前記再構築されたプライベートクラウドプラットフォームに対してコンポーネントの正確性及び有効性の検証を行う検証モジュールと、を含む
   プライベートクラウド再構築及び検査装置。
10. 一つ又は複数のプロセッサと、
    一つ又は複数のプログラムを記憶する記憶装置と、を含み、
    前記一つ又は複数のプログラムが前記一つ又は複数のプロセッサにより実行される場合、前記一つ又は複数のプロセッサに請求項１～８のいずれか一項に記載の状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法を実行させる
    電子機器。
11. プロセッサにより実行される時にプロセッサに請求項１～８のいずれか一項に記載の状態遷移に基づくプライベートクラウド再構築及び検証方法を実行させる実行可能な命令が記憶される
    コンピュータ可読記憶媒体。

Images