JP2023544568A - 通信デバイス、インフラストラクチャ機器および方法 - Google Patents

通信デバイス、インフラストラクチャ機器および方法 Download PDF

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Abstract

通信デバイスで、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを受信する方法であって、この方法は、1つのセル内でRRC接続を確立するステップと、第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、セル内で、サービスに関連するデータを受信するステップと、第1のRRCモードにおいて、無線アクセスインターフェースに関連する無線リンク品質を測定するステップと、無線リンク品質に基づいて、所定の基準が満たされたかを判定するステップと、所定の基準が満たされたと判定した後、サービスに関連するさらなるデータを受信するステップと、を含む。【選択図】図8

Description

本開示は、無線通信ネットワーク内のマルチキャストすなわちブロードキャスト送信のための、通信デバイス、インフラストラクチャ機器、および方法に関する。
本出願は、欧州特許出願第20200162.4号のパリ条約優先権を主張し、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書で提供される「背景技術」の説明は、本開示の背景を一般的に提示するためのものである。現在指名されている発明者の研究は、この背景技術の項に記載されている限りにおいて、出願時に先行技術として見なされない明細書の態様と同様に、本発明に対する先行技術として明示的にも暗示的にも認められない。
3GPP定義のUMTSおよびLTE(Long Term Evolution)アーキテクチャに基づくものなどの第3世代および第4世代の移動体通信システムは、以前の世代の移動体通信システムによって提供された単純な音声およびメッセージングサービスよりも高度なサービスをサポートすることができる。
例えば、LTEシステムによって提供される改善された無線インターフェースおよび拡張されたデータレートを用いて、ユーザは、以前は固定回線データ接続を介してのみ利用可能であったモバイルビデオストリーミングおよびモバイルビデオ会議などの高データレートアプリケーションを享受することができる。
したがって、このようなネットワークを配備する要求は強く、これらのネットワークのカバレージエリア、すなわち、ネットワークへのアクセスが可能な地理的場所は、ますます急速に拡大することが予想される。
将来の無線通信ネットワークは、現在のシステムがサポートするように最適化されるよりも、より広範囲のデータトラフィックプロファイルおよびタイプに関連する、より広範囲のデバイスとの通信を日常的かつ効率的にサポートすることが期待される。
例えば、将来の無線通信ネットワークは、複雑さが低減されたデバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス、高解像度ビデオディスプレイ、仮想現実ヘッドセットなどを含むデバイスとの通信を効率的にサポートすることが期待される。
これらの異なるタイプのデバイスのうちのいくつかは、非常に多数の、例えば、「物のインターネット」をサポートするための低複雑度のデバイスに、配備されてもよく、典型的には比較的高いレイテンシ耐性を有する比較的少量のデータの伝送に関連付けられてもよい。
この観点から、例えば、5Gまたは新しい無線(NR)システム/新しい無線アクセス技術(RAT)システム(非特許文献1)、および、既存のシステムの将来のバージョン/リリースと呼ばれてもよいものなど、将来の無線通信ネットワークが、異なるアプリケーションおよび異なる特性データトラフィックプロファイルに関連付けられた広範囲のデバイスのための接続性を効率的にサポートすることが望まれることが予想される。
従来のサービスの大部分は、ユニキャストデータ伝送によって提供されるが、多くのサービスは、マルチキャストまたはブロードキャスト伝送の使用に、より適している。このようなサービスの提供は、対処が必要な無線電気通信システムにおいて、通信を効率的に扱うための新たな課題をもたらす。
3GPP TS 38.300 v. 15.2.0, "NR; NR and NG-RAN Overall Description; Stage 2(Release 15)", June 2018. Holma H. and Toskala A, "LTE for UMTS OFDMA and SC-FDMA based radio access", John Wiley and Sons, 2009. 3GPP TS 38.331, "NR; Radio Resource Control (RRC); Protocol specification", version 16.1.0, July 2020. 3GPP Tdoc R2-2006794, "NR Multicast dynamic PTM PTP switch with service continuity", 3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #11 le, August 2020, Qualcomm Inc. 3GPP Tdoc R2-2007631, "Protocol structure and bearer modelling for NR MBS", 3GPP TSG- RAN WG2 Meeting #11 le, August 2020, Ericsson.
本開示は、上述の問題のうちの少なくとも一部に対処するか、または軽減するのに役立つことができる。
本開示のそれぞれの態様および特徴は、添付の特許請求の範囲において定義される。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方が、本技術の例示であるが、本技術を限定するものではないことを理解されたい。説明される実施形態はさらなる利点とともに、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによって最もよく理解される。
いくつかの図を通して同じ参照番号が同一または対応する部品を示すので、以下の詳細な説明を、添付の図面と併せて考察すると、本開示およびそれに付随する多くの利点が、以下の詳細な説明を参照することによってよりよく理解される。
本開示の特定の実施形態に従って動作するように構成されたLTEタイプのワイヤレス電気通信システムのいくつかの態様を概略的に表したものである。 本開示の特定の実施形態に従って動作するように構成された新しい無線アクセス技術(RAT)無線電気通信システムのいくつかの例示的な態様を概略的に表したものである。 例示的な実施形態に従って構成されたインフラストラクチャ機器および通信デバイスの一例の概略ブロック図である。 従来の技術による無線リンク障害を検出する通信デバイスのプロセスを示す。 本技術の実施形態に従った、無線リンク障害後にマルチキャスト/ブロードキャストサービス(MBS)データを受信するための複合メッセージのシーケンスチャートおよび工程図である。 本技術の実施形態に従った、無線リンク障害後にマルチキャスト/ブロードキャストサービス(MBS)データを受信するための複合メッセージのシーケンスチャートおよび工程図である。 本技術の実施形態に従ったMBSデータを受信するための複合メッセージシーケンスチャートおよび工程図である。 本技術の実施形態に従って通信デバイスによって実行され得るプロセスのプロセス・フロー図である。
(Long Term Evolution Advanced Radio Access Technology (4G))
図1は、一般にLTE原理に従って動作するが、他の無線アクセス技術もサポートすることができ、本明細書で説明されるような本開示の実施形態を実装するように適合させることができる、モバイル遠隔通信ネットワーク/システム100のいくつかの基本的な機能を示す概略図を提供する。
図1の様々な要素およびそれらのそれぞれの動作モードの特定の態様は、3GPP(RTM)機関によって管理される、関連する規格において周知であり、定義もされており、また、その議題に関する多くの書籍、例えば、Holma H.およびToskala Aの非特許文献2にも記載されている。
本明細書で特に記載されていない電気通信ネットワークの動作態様(例えば、異なる要素間で通信するための特定の通信プロトコルおよび物理チャネルに関して)は、例えば、関連する規格およびその関連する規格に対する既知の提案された修正および追加に従った、任意の既知の技法に従って実装され得ることが理解される。
ネットワーク100は、コアネットワーク部102に接続された複数の基地局101を含む。各基地局は、通信デバイス104との間でデータを通信することができるカバレージエリア103(例えば、セル)を提供する。データは、基地局101から、それぞれのカバレージエリア103内の通信デバイス104に、無線ダウンリンクを介して送信される。
通信デバイス104から基地局101へは、無線アップリンクを介してデータが送信される。コアネットワーク部102は、各基地局101を介して通信デバイス104との間でデータの送受信を行うものであり、認証、モビリティ管理、課金等の機能を提供する。通信デバイスは、移動局、ユーザ機器(UE)、ユーザ端末、モバイル無線、端末デバイスなどと呼ばれることもある。
ネットワークインフラストラクチャ機器/ネットワークアクセスノードの一例である基地局は、トランシーバ局/ノードB/ eノードB、gノードB(gNB)などと呼ばれることもある。この点で、異なる用語は、広く同等の機能性を提供する要素のための異なる世代の無線電気通信システムに、しばしば関連する。
しかしながら、本開示の例示的な実施形態は、以下で説明される5Gまたはnew radioなどの異なる世代の無線電気通信システムにおいて同等に実装されてもよく、簡潔にするために、基礎となるネットワークアーキテクチャにかかわらず、特定の用語が使用されてもよい。すなわち、特定の実施例に関連する特定の用語の使用は、これらの実施例がその特定の用語に最も関連する可能性のある特定の世代のネットワークに限定されることを示すことを意図していない。
(新しい無線アクセス技術(5G))
図2は、本明細書で説明される本開示の実施形態による機能を提供するようにも適合され得る、以前に提案されたアプローチに基づく、New RAT無線通信ネットワーク/システム200のためのネットワークアーキテクチャを示す模式図である。
図2に示すNew RATネットワーク200は、第1の通信セル201と第2の通信セル202とを含む。各通信セル201、202は、それぞれの有線または無線リンク251、252を介してコアネットワーク構成要件210と通信する制御ノード(集中ユニット)221、222を備える。
また、各制御ノード221、222は、それぞれのセル内の複数の分散ユニット(無線アクセスノード/遠隔送受信ポイント(TRP))211、212とも通信している。この場合も、これらの通信は、それぞれの有線または無線リンクを介して行うことができる。
分散ユニット211、212は、ネットワークに接続された通信デバイスに無線アクセスインターフェースを提供する役割を果たす。
各分散ユニット211、212は、カバレージエリア(無線アクセスフットプリント)241、242を有し、制御ノード221、222の制御下にある分散ユニット211、212のカバレージエリア241、242の総和は、それぞれの通信セル201、202のカバレージを共に定義する
各分散ユニット211、212は、無線信号の送受信のための送信機回路(受信機回路)と、それぞれの分散ユニット211、212を制御するように構成されたプロセッサ回路(コントローラ回路)とを含む。
広大なトップレベルの機能性の観点から、図2に表されるNew RAT通信ネットワークのコアネットワーク部210は、図1に表されるコアネットワーク12に対応すると広く考慮することができる。それぞれの制御ノード221、222およびそれらの関連する分散ユニット/TRP211、212は、図1の基地局11に対応する機能性を提供すると広く考慮することができる。
ネットワークインフラストラクチャ機器/アクセスノードという用語は、これらの構成要件およびワイヤレス通信システムのより従来の基地局型の構成要件を包含するために使用されてもよい。手元のアプリケーションに応じて、それぞれの分散ユニットと通信デバイスとの間の無線インターフェース上でスケジュールされる伝送をスケジュールする義務は、制御ノード/集中ユニット、および/または、分散ユニット/TRPにあるといってもよい。
図2には、第1の通信セル201のカバレージエリア内にある通信デバイスすなわちUE260が示されている。したがって、この通信デバイス260は、第1の通信セル201に関連する分散ユニット211のうちの1つを介して、第1の通信セル内の第1の制御ノード221と信号を交換することができる。
いくつかの場合、所与の通信デバイスの通信は、分散ユニットのうちの1つだけを介してルーティングされるが、いくつかの他の実装形態では、所与の通信デバイスに関連する通信が、例えばソフトハンドオーバの場合(シナリオ)および他の場合において、2つ以上の分散ユニットを介してルーティングされ得ることが理解される。
図2の例では簡略化のために、2つの通信セル201、202および1つの通信デバイス260が示されているが、実際にはシステムは、より多数の通信デバイスにサービスを提供する (それぞれの制御ノードおよび複数の分散ユニットによってサポートされる) より多数の通信セルを備えることができることが理解される。
図2は、本明細書で説明される原理によるアプローチが採用され得るNew RAT通信システム用に提案されたアーキテクチャの単なる一例を表し、本明細書で開示される機能は、異なるアーキテクチャを有する無線通信システムに関しても適用され得ることがさらに理解される。
したがって、本明細書で説明される本開示の例示的な実施形態は、図1および図2に示される例示的なアーキテクチャなど、様々な異なるアーキテクチャによる無線電気通信システム/ネットワークにおいて実装され得る。したがって、任意の所定の実装における特定の無線通信アーキテクチャは、本明細書に記載する原理にとって主要な重要性がないことが理解される。
この点に関して、本開示の例示的な実施形態は一般に、ネットワークインフラストラクチャ機器/アクセスノードと通信デバイスとの間の通信状況で説明することができ、ネットワークインフラストラクチャ機器/アクセスノードおよび通信デバイスの特定の性質は、目前の実装形態のためのネットワークインフラストラクチャに依存することになる。
例えば、いくつかの場合では、ネットワークインフラストラクチャ機器/アクセスノードが、本明細書で説明される原理に従って機能を提供するように適合された、図1に示されるようなLTEタイプ基地局11のような基地局を備えてもよく、他の例では、ネットワークインフラストラクチャ機器/アクセスノードが、本明細書で説明される原理に従って機能を提供するように適合された、図2に示される種類の制御部/制御ノード221、222および/またはTRP 211、212を備えてもよい。
通信デバイス270と、gNB 101または制御ノード221とTRP 211との組合せとして考えられる例示的なネットワークインフラストラクチャ機器272とのより詳細な説明を図3に示す。
図3に示すように、通信デバイス270は、矢印274によって概して示されるように、無線アクセスインターフェースのインフラストラクチャ機器272にアップリンクデータを送信するように示されている。
UE 270は、矢印288によって概して示されるように、無線アクセスインターフェースのリソースを介してインフラストラクチャ機器272によって送信されたダウンリンクデータを受信するように示されている。図1および図2と同様に、インフラストラクチャ機器272は、インフラストラクチャ機器272のコントローラ280へのインターフェース278を介して、(図1のコアネットワーク102または図2のコアネットワーク210に対応してもよい)コアネットワーク276に接続される。
インフラストラクチャ機器272は、さらに、図3に示されていないように、無線間アクセスネットワークノード・インターフェースによって、他の同様のインフラストラクチャ機器に接続されてもよい。
インフラストラクチャ機器272は、アンテナ284に接続された受信機282と、アンテナ284に接続された送信機286とを含む。これに対応して、通信デバイス270は、アンテナ294から信号を受信する受信機292と、同様にアンテナ294に接続された送信機296とに接続されたコントローラ290を含む。
コントローラ280は、インフラストラクチャ機器272を制御するように構成され、かつ、本明細書でさらに説明するように、所望の機能を提供するための各種サブユニット/サブ回路を順に備えるプロセッサ回路(コントローラ回路)を含んでもよい。
これらのサブユニットは、個別のハードウェア要素として、または、プロセッサ回路における適切に構成された機能として実装され得る。
したがって、コントローラ280は、無線電気通信システムにおける機器のための従来のプログラミング/構成技術を用いて、本明細書に記載される所望の機能性を提供するように適切に構成/プログラミングされた回路から構成することができる。
送信機286および受信機282は、従来の構成による信号処理、無線周波数フィルタ、増幅器、および回路を含んでもよい。送信機286、受信機282およびコントローラ280は、表現を容易にするために別個の要素として図3に概略的に示されている。
しかしながら、これらの回路素子の機能性は例えば、1つ以上の適切にプログラム可能なコンピュータ、または、1つ以上の適切に構成された特定用途向け集積回路/回路/チップ/チップセットを用いて、様々な異なる方法で提供され得ることが理解される。
インフラストラクチャ機器272は一般に、その操作機能に関連する様々な他の要素を備え得ることが理解される。
それに対応して、通信デバイス270のコントローラ290は、送信機296および受信機292を制御するように構成され、かつ、本明細書でさらに説明されるような機能を提供するための各種サブユニット/サブ回路を順に備えるプロセッサ回路(コントローラ回路)を含んでもよい。これらのサブユニットは、個別のハードウェア要素として、またはプロセッサ回路において適切に構成された機能として実装され得る。
従って、コントローラ290は、無線電気通信システムにおける機器のための従来のプログラミング/構成技術を用いて所望の機能性を提供するように適切に構成/プログラミングされた回路を備えることができる。
同様に、送信機296および受信機292は、従来の構成による信号処理、無線周波数フィルタ、増幅器、および回路を含んでもよい。
送信機296、受信機292およびコントローラ290は、表現を容易にするために別個の要素として図3に概略的に示されている。
しかしながら、これらの回路素子の機能性は、例えば、1つ以上の適切にプログラム可能なコンピュータ、または1つ以上の適切に構成された特定用途向け集積回路/回路/チップ(複数可)/チップセット(複数可)を使用して、様々な異なる方法で提供され得ることが理解される。
理解されるように、通信デバイス270は一般に、その操作機能に関連する様々な他の要素、例えば、電源、ユーザインターフェースなどを備えるが、これらは簡潔にするために図3には示されていない。
コントローラ280、290は、不揮発性メモリのようなコンピュータ可読媒体に記憶される命令を実行するように構成されてもよい。本明細書に記載する処理ステップは、例えば、コンピュータ可読媒体に記憶された命令に従って動作する、不揮発性メモリであってもよいランダム・アクセス・メモリと共にマイクロプロセッサによって実行されてもよい。
(無線ベアラ)
通信デバイスとインフラストラクチャ機器との間の伝送は、無線ベアラに関連してもよい。無線ベアラは、論理接続であってもよく、この論理接続は、1つ以上の論理チャネルおよび1つ以上の対応するトランスポートチャネルと関連付けられてもよい。双方向無線ベアラは、論理チャネルのペア(アップリンクとダウンリンクごとに1つ)とトランスポートチャネルのペア(アップリンクとダウンリンクごとに1つ)に関連付けることができる。
例えば、ユーザプレーンデータの伝送のためのデータ無線ベアラ(DRB)は、単一の通信デバイスに関連付けられた、アップリンクおよびダウンリンクユーザデータの伝送のための2つの専用トラヒックチャネル(DTCH)にそれぞれ関連付けられてもよい。一方のDTCHはダウンリンク(DL)共有チャネル(DL-SCH)に関連付けられ、もう一方のDTCHはアップリンク(UL)共有チャネル(UL-SCH)に関連付けられる。
従来通り、通信デバイス270とインフラストラクチャ機器272との間で信号メッセージを送信するために、信号(シグナリング)無線ベアラ(SRB)を設けることができる。特に、以下のSRBが定義されてもよい(非特許文献7):
- 共通制御チャネル(CCCH)論理チャネルを使用するRRCメッセージ用のSRB0;
- (ピギーバックされたNASメッセージを含み得る)RRCメッセージ用のSRB1、および、SRB2が確立される前のNASメッセージ(すべて専用の制御チャネル(DCCH)論理チャネルを使用);
- すべてDCCH論理チャネルを使用するNASメッセージ用のSRB2。SRB2の優先順位はSRB 1よりも低く、セキュリティの有効化後は常にネットワークによって設定される。
RRC接続モードは、通信デバイスがインフラストラクチャ機器とRRC接続を確立したモードに対応する。データは、例えば、共有チャネル上で認可されたリソースによって、通信デバイスとの間で送信され得る。RRC接続モードでは、通信デバイスのサービングセルの変更は、ネットワークの制御下にあり、例えばハンドオーバによって実行され得る。
RRCアイドルモードは、RRC接続が確立されていないモードに対応する。通信デバイスは、例えば、ランダムアクセス手順によってRRCアイドルモードからRRC接続モードに従来通りに遷移し、RRC接続を確立することができる。RRCアイドルモードでは、セル再選択手順などによって、通信デバイスのサービングセルの変更が通信デバイスによって自律的に実行されてもよい。
(無線リンクの障害と接続の再確立)
サービングセル(例えば、セル103)に関連する無線リンクの質は、例えば各々事前定義された持続時間において1回、定期的に評価され得る。セルの無線リンク品質は、所定のリソースに送信された信号の測定値に基づいて判定することができ、これは、アクティブ化された帯域幅部分(BWP)に関連付けることができる。
所定の閾値を、評価された無線リンク品質と共に用いて、無線リンク障害セルがセルに関して発生したか否かを判定することができる。
RRC再確立は、無線リンク障害(RLF)がRRC接続モードにあり、かつ、セキュリティが起動されたRRC接続がある場合に、無線リンク障害(RLF)の判定に応答して、通信デバイス270のような通信デバイスによってトリガされてもよい。無線リンク障害は、インフラストラクチャ機器272の無線リンク測定が事前に決定された無線リンク障害基準を1つ以上満たす場合に、発生したと判定されてもよい(つまり、検出されたと判定されてもよい)。
通信デバイスがRRC接続モードにあるときに無線リンク障害が発生したという判定に応答して、通信デバイスは、無線リンク障害の時点で、
- 少なくとも1つのデータ無線ベアラ(DRB)が確立され、
- SRB2ベアラのような非アクセスストラタム(NAS)メッセージの送信のための信号無線ベアラが確立され、かつ、
- アクセスストラタム(AS)セキュリティがアクティブ化された
場合にのみ、従来通り、接続の再確立を試みることができる(非特許文献3)。
これらの条件の1つ以上が満たされない場合、再確立は実行されず、通信デバイスはRRCアイドルモードに入る。
図4は、従来の技術による無線リンク障害を検出する通信デバイスのプロセスを示す。
このプロセスは、ステップS402で開始され、ここで、通信デバイスはセル内でRRC接続モードに入る。ステップS404で、通信デバイスは無線リンク監視を行う。無線リンク監視の一環として、無線リンク障害基準が満たされているかどうかを判定するための測定を行うことができる。測定値は、無線リンク測定値を含んでもよい。
ステップS406で、通信デバイスは、無線リンク障害の基準が満たされているか否かを判定する。これらは、無線リンク監視、および/または、他の基準に基づいてもよい。RLFは、モビリティ手順の障害、SRB1またはSRB2の整合性の障害、もしくはRRC再構成プロシージャの障害に応じて発生したと判定される場合がある。
この基準が満たされない場合(「いいえ」)、プロセスはステップS404に戻る。
ステップS404およびS406は、定期的に実行することができる。
ステップS406で基準が満たされた場合、制御はステップS408に移り、無線リンク障害(RLF)が宣言される。ステップS408で、上位プロトコル層にRLFを通知してもよい。ステップS408で、通信デバイス208は、SRB0を除くすべての無線ベアラをサスペンドすることができる。
続いて、ステップS410で、通信デバイスは、従来の技術に従ってセル選択手順を実行して、適切なセルを選択することができる。
ステップS412で、通信デバイスは、RRC接続モード(すなわち、ステップS408の前)において、アクセス層(AS)セキュリティが起動されたか否かを判定する。そうでなかった場合には、制御はステップS420に移行され、通信デバイスは、RRCアイドルモードに移行し、処理は終了する。
ASセキュリティが起動された場合(ステップS412で「はい」)、制御はステップS414に移る。
ステップS414で、通信デバイスは、カプセル化されたNASメッセージの送信専用に確立された信号無線ベアラであり、ステップS408の前に確立されたSRB2であるか否かを判定する。
そうでない場合、制御はステップS420に移る。
信号無線ベアラが確立された場合(ステップS414で「はい」)、制御はステップS416に渡される。
ステップS416で、通信デバイスは、ステップS408の前に、上位層データの送信のために確立された1つ以上のデータ無線ベアラが確立されたか否かを判定する。そうでない場合、制御はステップS420に移る。
データ無線ベアラが確立された場合(ステップS416で「はい」)、制御はステップS418に移行する。
ステップS418で、通信デバイスはRRC再確立を開始する。これは、アップリンクリソースの割り当てを得るために、選択されたセル(RLFが決定されたセル、または異なるセル)でランダムアクセス手順を開始することによって行うことができる。次に、通信デバイスは、CCCH / SRB0上の割り当てられたアップリンクリソースを使用して、新しいセルのインフラストラクチャ機器(例えばgNB)にRRC再確立要求メッセージを送信してもよい。
選択したセルを制御するgNBが通信デバイスの記憶コンテキストを有するか、または、得ることができ、従ってRRC再確立要求の内容を検証することができる場合、RRC再確立要求メッセージを受信すると、gNBは、通信デバイスが選択したセル内のRRC接続を再確立することを可能にするためのパラメータを提供するRRC再確立メッセージを送信する。
ステップS420に続いて、通信デバイスは、選択されたセル内の新しいRRC接続の確立を開始することができる。これにより、選択されたセルの提供インフラストラクチャ機器が無線リンク障害の前に確立されたRRC接続のコンテキストを持たない(またはアクセスできない)ときに、通信デバイスがRRC接続を確立し、RRC接続モードに入ることができる。
(マルチキャスト/ブロードキャストサービス(MBS))
無線通信デバイスに提供される多くのサービスはユニキャストサービスである。ユニキャストサービスでは、単一の通信デバイスのみがサービスを受信する。例えば、音声通話、データ転送、ポイントツーポイントメッセージングサービスの使用などである。
マルチキャストおよびブロードキャストサービス(MBS)を使用すると、複数のデバイスが同じサービスを同時に受信できる。マルチキャストサービスの一例は、グループ音声通話であり、同じ音声コンテンツが特定のグループ内の複数の通信デバイスによって同時に受信される。ブロードキャストサービスの一例は、オーディオまたはビデオ放送のようなストリーミングサービスであり、これは、特定のカバレッジエリア内のすべての対応可能な通信デバイスによって同時に受信およびデコードされ得る。
このコンテキストにおけるサービスの受信(または提供)は、アップリンク送信、ダウンリンク送信、またはその両方の使用を含むことができる。MBSの提供は、例えばフィードバックおよび/または測定報告に関連するように、いくつかの例では、MBSを受信する通信デバイスがアップリンク内の情報を送信するように要求され得るが、ダウンリンク送信によって排他的に行われてもよい。
本明細書において、用語、ユニキャスト、ブロードキャストおよびマルチキャストは、特定の無線通信ネットワーク、またはその一部(単一セルなど)のコンテキストで使用される。
従って、例えば、セル内の単一ユーザが、無線通信ネットワークの外側にある第三者サーバからストリーミングサービスにアクセスする場合、第三者サーバが、無線通信ネットワークの観点から、ユニキャスト接続である複数のそれぞれの接続によって(同一セル内であっても)複数のデバイスへの同時アクセスを許可する場合であっても、これは、(現在の目的のために)ユニキャストサービスと見なされることがある。
従って、本明細書で使用されるマルチキャストおよびブロードキャストという用語は、それが、2つ以上のデバイスによるサービスの受信を同時に可能にする無線アクセスネットワークおよび/または無線通信ネットワークのコアネットワークである場合に関連してもよい。例えば、コアネットワークがマルチキャスト機能を提供し、各セル内の複数の通信デバイスが単一のサービスを同時に受信することを可能にする場合、各セル内の各通信デバイスへの送信がユニキャスト送信によって(そのセルの範囲内で)であっても、本開示の範囲内に入る。
従って、マルチキャスト/ブロードキャストサービスは、ユニキャスト接続によって複数のユーザに同じサービスを提供することが要求されるよりも少ない通信リソース(無線アクセスネットワーク上および/または無線通信ネットワーク内の内部接続上の)を使用することにより、無線通信ネットワーク内の複数のユーザに同じサービスを効率的に提供することができる。
MBSデータは、無線ベアラを使用して送信することができる。MBSデータの送信に使用されるベアラは、MBS無線ベアラ(MRB)と呼ばれる。ポイントツーポイント(PTP) MRBは、DRBの場合もあれば、DRBとは異なるタイプの無線ベアラの場合もある。MBSデータが、ポイントツーマルチポイント(PTM)伝送を使用するセル内でマルチキャストである場合、MRBは、セル内でマルチキャスト伝送のためのタイプのトランスポートチャネルに関連付けられてもよい。
一例として、トランスポートチャネルはマルチキャストブロードキャスト・トラフィックチャンネル(MBTCH)であってもよく、関連する物理チャンネルはDL-SCHであってもよい。
論理および物理チャネルにMBSデータを運ぶベアラのマッピングのための特定の提案は、非特許文献4および5で規定されており、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
特定の提案(例えば非特許文献4)は、共通のセキュリティパラメータが与えられたMBSサービスのPTPとPTMベアラに適用されることを仮定する。すなわち、共通のセキュリティキーの設定が、UEのユニキャストセッションに使用されるキーの設定とは異なる、同じMBSサービスに使用されるPTPとPTMベアラの両方に使用される。他の提案(例えば非特許文献5)は、ユニキャスト方式で送信された場合、MBSデータが従来のDRBを使用すると仮定している。
さらに別の提案によれば、PTMベアラ経由の送信にはセキュリティは適用されないが、通信デバイスはRRC接続モードでMBSベアラを受信する。
通信デバイスは、MBSサービスの受信を可能にするRRCモードにあってもよい。特に、通信デバイスは、RRC接続モード中にMRBを介してMBSサービスを受信してもよい。
しかしながら、無線リンク品質が劣化した場合に、通信デバイスがMBSサービスを受信し続けることができることを保証する必要がある。
本技術の実施形態は、通信デバイスで、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを受信する方法を提供することができる。この方法は、
1つのセル内でRRC接続を確立するステップと、
第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、上記セル内で、上記サービスに関連する上記データを受信するステップと、
上記第1のRRCモードにおいて、無線アクセスインターフェースに関連する無線リンク品質を測定するステップと、
上記無線リンク品質に基づいて、所定の基準が満たされたかを判定するステップと、
上記所定の基準が満たされたと判定した後、上記サービスに関連するさらなるデータを受信するステップと、
を含み、
上記データは、上記無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
上記所定の基準は、上記セル内の上記第1のRRCモードにおいて上記サービスに関連する上記データを受信し続けるための基準である。
本技術の実施形態は、通信デバイスがMBSサービスに関連するデータを受信し続けることを可能にすることができる。特に、通信デバイスが、再確立が一般的に許可されているRRCモードに入った場合(例えばRRC接続モード)、通信デバイスは再確立を行い、再確立後、MBSデータの受信を継続してもよい。
通信デバイスは、特定のタイプの無線ベアラを確立することなく、RRC接続モードでMBSデータを受信してもよい。例えば、DRBもSRB2も確立されていない場合、通信デバイスはRRC接続モードでMBSデータを受信してもよい。本技術の実施形態は、通信デバイスがこのような事情で再確立を行うことを可能にし、したがってMBSサービスを取得し続けることができる。再確立は、例えば、無線リンク障害の判定に応答して開始されてもよい。
本実施形態は、通信デバイスが現在入手している唯一のサービスがMBSサービスである場合でも、中断時間を短くして、通信デバイスがサービスに関連するMBSデータを受信し続けることを可能にすることができる。通信デバイスが現在取得している唯一のサービスがMBSサービスである場合、その通信デバイスは、MBSサービスに関連しないデータ送信のためのベアラおよび/または帯域幅部分を含んで構成されていなくてもよい。
いくつかの実施形態では、再確立は、MBSデータの伝送に使用される無線ベアラのものであってよく、したがって、MBSデータ受信の中断に関連する遅延を最小化し、信号化し、減少させる。
本技術のいくつかの実施形態では、通信デバイスは、RRC接続モードのときにDRBおよび/またはSRB2の確立に関係なく、再確立を実行する。いくつかのそのような実施形態では、MBSデータを受信するためのベアラ用のリソースは、再確立手順の一部として構成される。いくつかの実施形態では、MBSデータを受信するためのベアラのためのリソースは、再確立手順の後に構成される。
図5は、本技術の実施形態に従ったコネクションの再確立のための複合メッセージのシーケンスチャートおよび工程図を示す。
図5および同様の図では、時間は上から下に進むが、スケーリングはしない。
ステップS502で、通信デバイス270は、インフラストラクチャ機器272によって制御される第1のセルでRRC接続モードに入る。これには、RRC接続の確立とASセキュリティの活性化とが含まれる。
ステップS504で、通信デバイス270は、セル内のMBSデータを受信する目的でベアラ(ここではMBS無線ベアラ、MRBと呼ぶ)を確立する。
ある実施形態では、MRBは、すでにセル内に確立されていてもよく、ステップS504で、通信デバイスは、すでに確立されたMRBを介してデータを受信する許可を得てもよく、MRBを介してMBSデータを受信するためのパラメータ(セキュリティパラメータ、通信リソース、および/または送信パラメータなど)を取得してもよい。
MRBは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラまたはポイントツーポイント(PTP)ベアラであってもよい。MRBは、1つ以上の他のMRBに共通するセキュリティパラメータ(暗号化キーまたはその前身など)と関連付けることができる。他のMRBは、PTPまたはPTM MRBであってもよく、通信デバイス270がステップS504を実行するセルと同じセルまたは異なるセルに構成してもよい。
無線リンク障害の前に使用されるMRBは、「最初のMRB」と呼ばれる。
通信デバイス270は、いくつかの実施形態では、セル内のDRBおよび/またはSRB2のうちの1つ以上を確立しなくてもよい。
続いて、ステップS506において、通信デバイス270は、MRBを介してインフラストラクチャ機器270からMBSデータ552を受信する。
ステップS508で、通信デバイス270は、無線リンク障害の基準が満たされていると判定する。この判定に応答して、通信デバイスは、矢印564で示されるように、RRC接続モードから離れる。この時点で、通信デバイス270は、MBSデータを受信する目的で、1つ以上のMRBで構成されてもよい。通信デバイス270は、DRBまたはSRB2で構成されていなくてもよく、もしくは、DRBおよびSRB2のうちの1つのみで構成されていてもよい。
通信デバイス270は、SRB1で構成されてもよく、任意のNAS信号の伝送のためにSRB1を使用してもよい。
各MRBは、グループ無線ネットワーク一時識別子(G-RNTI)のような、対応する識別子に関連付けられてもよい。
本技術のある実施形態に従って、通信デバイス270は、再確立手順に進むことを決定する。この決定は、ステップS508が実行されたときに、セル内にDRB(MBSサービスに関連付けられていないデータの送受信)が確立されたか否かにかかわらず、かつ/または、ステップS508が実行されたときに、セル内にSRB2が確立されたか否かにかかわらず行われてもよい。
ある実施形態では、通信デバイス270は、無線リンク障害基準が満たされたときにMRBを介してMBSデータを受信するように構成されていた場合、再確立手順に進むことを決定する。
上述したように、図5の例では、DRBのセットアップ方法やSRBのセットアップ方法に関わらず、再確立を行う判定がなされる。いくつかの実施形態では、判定は、ASセキュリティが起動されたことに条件付きであってもよく、SRB2および少なくとも1つのDRBがセットアップされる。
ステップS510において、通信デバイス270は、従来の技術に従うことが可能なセル選択を実行する。
いくつかの実施形態では、セル選択は、候補セルの読取りシステム情報を含み、システム情報が、例えばPTMベアラによって、通信デバイス270が候補セル内のMBSデータを受信することを可能にする情報を含む場合にのみ、そのセルを新しいセルとして選択することを含む。
候補セルシステム情報内の情報は、PTMベアラ構成情報を含むことができる。セル選択は、自律的であってもよいし、ネットワーク支援であってもよい。例えば、ネットワーク支援セル選択は、インフラストラクチャ機器272から、選択されるべき候補セルの指示を現在のセル内で受信することを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、セル選択は、現在のセル内で有効な構成(すなわち、無線リンク障害が検出された構成)がセル内でも有効である場合、新しいセルとしてセルを選択することを含むことができる。
図5の例では、通信デバイス270は、ステップS510で、インフラストラクチャ機器272によって制御されるセルを選択するが、選択されたセルを制御するインフラストラクチャ機器は異なるインフラストラクチャ機器であってもよいことが理解される。選択されたセルは、MBSデータ552が受信されたのと同じセルであってもよい。
ステップS512で、通信デバイス270は再確立要求554をインフラストラクチャ機器272に送信する。再確立要求554は、通信デバイス270がMBSデータ552を受信するために使用されるMRBの再確立を要求していること、または、そのMRBへのアクセスを(再び)得ようとしていることを示すMRB再確立要求(MRR)562を含んでもよい。
ステップS514で、インフラストラクチャ機器は、再確立要求554に応答して、再確立応答556を送信する。再確立要求554の一部としてMRR 562が送信されるいくつかの実施形態において、再確立応答556はMRBパラメータ558を含むことができる。
いくつかの実施形態において、MRR 562は、再確立手順の後、通信デバイス270がRRC接続モードに入った後に送信されてもよい。
いくつかの実施形態(再確立後にMRR 562が送信される実施形態を含む)では、MRBパラメータ558は、例えば、通信デバイス270が再確立手順を完了し、RRC接続モードに入った後、再確立応答556とは別に送信されてもよい。
MRBパラメータ558は、通信デバイス270が選択されたセル内のMRB(「第2のMRB」)を介して、さらにMBSデータを受信するために必要なパラメータを提供してもよい。選択したセルが第1のセルと同じである場合、第1のMRBは第2のMRBと同じであってもよい。ただし、選択したセルと第1のセルが同じであっても、第2のMRBが第1のMRBと異なる場合がある。
第1のMRBおよび第2のMRBは、両方のPTMベアラ、両方のPTPベアラ、または、1つのPTMベアラおよび1つのPTPベアラである。第1のMRBおよび第2のMRBは、セキュリティキーおよび/またはそれぞれのMBSデータが伝送されるリソースを定義するパラメータのようなパラメータを共有してもよい。
再確立応答556を受信した後、通信デバイス270は、矢印566で示されるように、RRC接続モードに移行してもよい。
ステップS516で、通信デバイス270は、第2のMRBを介してさらにMBSデータ560を受信する。
従って、本技術の実施形態は、セル内の無線リンク品質が劣化した後に、通信デバイス270がMBSデータを受信できることを確実にすることができる。
図5の例では、無線リンク障害の後、通信デバイスは、再確立手順によってRRC接続モードに入り、(矢印566で示されるように)RRC接続モードである間、MBSデータ560を受信し続ける。
ある実施形態では、MBSデータ560は、通信デバイスがRRCアイドルモードまたはRRC非アクティブモードにある間に受信される。ある実施形態では、例えば、通信デバイスは第1のセルでRRC接続モードであってもよく、第1のMRB(PTPまたはPTMベアラであってもよい)を介してMBSデータを受信してもよく、第1のセルで無線リンク障害が発生したことを判定する応答として、第2のセルを選択し、RRCモードで第2のPTM MRBを介してさらにMBSデータを受信する。
図6は、本技術の実施形態に従った、無線リンク障害後にMBSデータを受信するための複合メッセージシーケンスチャートおよび工程図を示す。
図6に示すステップおよび要素の多くは、図5と同じである。これらには、同様の参照番号が付されており、簡潔にするためにそれらの説明を省略する。
図5に示す例とは異なり、図6の例では、ステップS508で検出された無線リンク障害に応じて、通信デバイス270は再確立手順を開始しない。
ある実施形態では、通信デバイス270は、ステップS508での無線リンク障害に応じて、再確立を行うか否かを判定してもよい。ある実施形態では、これは、再確立のための従来の条件に従ってもよく、特に、
- ASセキュリティが起動され、かつ、
- SRB2および少なくとも1つのDRBがセットアップされていない場合、
通信デバイス270は、再確立を行わず、RRCアイドルモードに移行することを、図6の例のように決定する。
再確立のための条件が満たされた場合には、通信デバイス270は、再確立を開始し、図5の例のように進めることができる。
通信デバイス270は、ステップS510でセル選択を実行してもよい。
次に、通信デバイス270は、RRCアイドルモードのままであり(矢印666で示されるように)、RRCアイドルモード中にMBSデータ560を受信する。
MBSデータ560は、PTPまたはPTM MRBを使用して送信されてもよい。このMRBは、RRC接続モードでMBSデータ552を受信するために使用されるものと同じMRBであってもよい。したがって、通信デバイス270は、MBSデータ552を受信するために、RRC接続モード中に使用されるのと同じパラメータを使用することによって、MBSデータ560を受信してもよい。
ある実施形態では、通信デバイス270は、RRC接続モードで、無線リンク障害が発生したと判定する前に、インフラストラクチャ機器272からの非アクティブモード構成を受信することができる。この非アクティブ・モード構成は、RRC接続モードから出た後に通信デバイス270がRRC非アクティブ・モードに入ることを許可されることを示すパラメータを含むことができる。
RRC非アクティブモードでは、通信デバイス270とインフラストラクチャ機器272との間でRRC接続はアクティブではないが、インフラストラクチャ機器272と通信デバイス270は、それぞれ対応するコンテキストを維持し、RRC接続がその後確立されることを可能にするため、その後にRRC接続モードに入るために必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、非アクティブモード構成は、RRC再構成メッセージ内で送信されてもよい。
いくつかの実施形態では、通信デバイス270は、無線リンク障害が発生したことの判定に応答して、非アクティブモード構成を受信したかどうかに基づいて、RRC非アクティブモードに入るか、または、RRCアイドルモードに入るかを決定することができる。
従って、通信デバイス270が非アクティブ・モード構成を受信し、無線リンク障害を検出すると、RRC非アクティブ・モードに入り、RRC非アクティブ・モード中にMBSデータを受信し続けることができる。このような実施形態は、図6の例とほぼ同様であるが、通信デバイス270が非アクティブ・モード構成(図6に図示せず)を受信し、MBSデータ560が、RRCアイドルモードではなく、RRC非アクティブ・モードで受信される点が異なる。
いくつかの実施形態において、MBSデータ552は、PTM MRBを介して受信されてもよい。ただし、無線リンクの障害が発生した場合や再確立が必要な場合は、PTM MRBをすぐに再確立できないことがある。一方、(例えばPTP MRBがDRBの場合) PTP MRBを再確立できる場合がある。
本技術の実施形態は、通信デバイス270が、所定の基準が満たされていることを判定する応答として、DRBのようなPTPベアラを介してMBSサービスの提供を要求する方法を提供することができる。
いくつかの実施形態において、PTMベアラを介してMBSデータを受信する場合、ネットワークは、リンク品質、測定報告、データ確認応答などに関して、通信デバイスからのフィードバックを受信制限されるか、またはまったく受信しない。実際、通信デバイスが、現在のセルに関連するインフラストラクチャ機器なしでMBSデータを受信する場合であってもよい(例えば、ネットワークは、PTMベアラを介してMBSデータを受信するときに、通信デバイスがアップリンク信号を実行することを要求しないため)。
特に、インフラストラクチャ機器は、通信デバイスが受信しているMBSデータに適用される無線条件が悪化していることに感知しなくてもよい。
ある実施形態では、PTPベアラを介してMBSデータを受信する場合、特定のフィードバックがネットワークに提供される。このフィードバックの性質は、通信デバイスのRRCモード、および/またはPTPベアラがDRBであるかどうかに依存してもよい。いずれにせよ、ネットワーク(例えば、インフラストラクチャ機器)は、PTPベアラを介してデータを受信した場合よりも、通信デバイスとそのMBSデータの進行中の受信に関連するより多くの情報を持つ可能性がある。
したがって、PTPベアラ経由でデータを受信した場合にのみ再確立が可能な場合がある。
本技術の実施形態は、その後、無線リンク障害に関連する基準が満たされ、通信デバイスが再確立手順を実行でき、再確立手順に続いて、例えばPTPベアラを介して、MBSデータを受信できることを確実にすることができる。
図7は、本技術の実施形態に従った、無線リンク障害後にMBSデータを受信するための複合メッセージシーケンスチャートおよび工程図を示す。
図7に示すステップおよび要素の多くは、図5と同一である。これらには、同様の参照番号が付されており、簡潔にするため、それらの説明を省略する。
図7の例では、いくつかの実施形態に従って、MBSデータ552は、ポイントツーマルチポイントベアラ774を介してステップS506で受信される。このようなベアラは、通信リソースを効率的に使用しながら、セル内の複数の通信デバイスがMBSデータ552を受信することを可能にするが、無線リンク障害の後に、通信デバイスがPTMベアラを介してさらなるMBSデータを受信し続けることは、より複雑であり、かつ/または、遅いことがある。
ステップS707aで、通信デバイス270は、特定の所定の条件が満たされていると判定する。これらは、セル内の無線リンクの測定に基づいていてよい。測定値は、無線リンク障害が発生したかどうかを判定するために使用されるものと同じか、そのサブセットである場合がある。所定の条件は、無線リンクが劣化する(例えば、ビットまたはブロックエラーのレートが高くなる、かつ/または経路損失および/または干渉が増加する)場合、無線リンク障害の条件が満たされる前に、所定の条件が満たされるようにしてもよい。
ステップS707bでは、ステップS707aで所定の条件が満たされたとの判定に応じて、通信デバイス270は、PTPベアラ要求768をインフラストラクチャ機器272に送信する。PTPベアラ要求768は、通信デバイス270がポイントツーポイント(PTP)ベアラを介してMBSデータの受信を要求していることを示す。PTPベアラ要求768は、MBSサービスのアイデンティティ(識別子)の指示(例えば、一時的なマルチキャスト/ブロードキャストグループ識別子、TMGI)および/またはMBSデータ552が受信されるPTM MBR 774のアイデンティティ(例えば、無線ネットワーク一時識別子、RNTI)を含むことができる。
ステップS707cで、インフラストラクチャ機器272は、通信デバイス270に対してPTPベアラ応答770を送信する。PTPベアラ応答770は、MBSデータが受信され得るPTPベアラ776に関連するパラメータの指示を含むことができる。パラメータは、セキュリティパラメータ、送信パラメータ、および/またはPTPベアラによって使用される通信リソースを特徴付けるパラメータを含むことができる。PTPベアラ776は、従来のDRBであってもよい。
ステップS707dで、インフラストラクチャ機器272は、PTPベアラ776を介してMBSデータ772を送信し、通信デバイス270は受信する。
続いて、ステップS508で、通信デバイス270は、無線リンク障害の条件が満たされたと判定する。この時点で、図5の例のように、通信デバイス270は、SRB2が確立されていない、かつ/またはDRBが確立されていない(例えば、PTP MRB 776がDRBでない)可能性がある。
ステップS510、S512、S514、およびS516は、図5の例のように進行してもよい。いくつかの実施形態では、例えば、PTP MRB 776がDRBである場合、MRR 562およびMRBパラメータ558は、それぞれ、再確立要求554および再確立応答556から省略してもよい。
ステップS516で受信されたMBSデータ560は、再確立手順の結果として再確立されたPTP MRB 776を介して送信されてもよい。
いくつかの実施形態において、MBSデータ552は、ステップS506において、ポイントツーポイント(PTP) MBSベアラを介して受信され、PTP MBSベアラは、図7の例のようにPTMベアラ774を介してではなく、DRBではない。(非DRB) PTP MBSベアラは、従来のDRBと比較して、MBSデータ552を受信するための特定の利点を提供し得る。
例えば、PTP MRBだけが確立され維持されている場合、DRBの確立および/または維持のために必要とされる特定の手順は、必要ではなくてもよい。しかしながら、通信デバイスが、従来のDRBに対するものよりも、無線リンク障害の後に確立または再確立されたPTP MBSベアラを介して、さらなるデータ(例えばMBSデータ560)を受信し続けることは、より複雑でありかつ/または低速であり得る。
ある実施形態では、PTP MRB 776は、従来のDRBである。
したがって、通信デバイス270は、無線リンク障害後にMBSデータ560を受信することができる。
いくつかの実施形態に従って、通信デバイス270は、無線リンク測定を行い、定期的に無線リンク障害基準を評価する。無線リンク障害基準は、RRC構成または再構成によって、インフラストラクチャ機器272によって標準化および/または構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、通信デバイス270は、実装に特有の基準、すなわち、標準仕様によって規定されておらず、ネットワークによって構成もされていない基準を評価する。これらは実装特有の基準と呼ばれる。従って、アイドルまたは非アクティブモードへの移行、セル選択の実行、および/または、さらなるMBSデータを受信するためのベアラの確立または再確立を要求するステップなど、本明細書に開示されるステップは、所定の、実装特有の基準が満たされていることを決定する応答としてもよい。
いくつかの実施形態では、実装特有の基準を評価するとき、通信デバイスは無線リンク監視を実行せず、かつ/または、基準信号受信電力(RSRP)または基準信号受信品質(RSRQ)測定を実行しない。
いくつかの実施形態では、MBSデータは、専用マルチキャスト帯域幅部分(BWP)を介して受信されてもよい。通信デバイス270がRRC接続モードで受信している唯一のサービスがMBSサービスである場合、通信デバイス270は、専用マルチキャストBWPのみで構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、通信デバイス270が、MBSサービスを受信するために使用される単一のBWPのみで構成されている場合、実装特有の基準が評価される。いくつかの実施形態では、通信デバイス270がPTMベアラを介してMBSサービスを受信している場合、実装特有の基準が評価される。
いくつかの実施形態では、実装特有の基準が満たされていると判定することに応答して、通信デバイスは、(所定の標準化された基準または構成された基準に基づく)無線リンク障害が発生したと判定されたかのように、1つ以上のステップ(セル選択など)を実行してもよい。例えば、図5、図6および図7のステップS508に続くステップは、実装特有の基準が満たされたことを決定する応答として取られてもよい。
いくつかの実施形態では、実装特有の基準は、HARQ統計量および/またはチャネル状態情報(CSI)測定に適用可能である。
いくつかの実施形態では、実装特有の基準は、PTM送信を介したMBSサービスの提供に関連するフィードバックを提供するために、インフラストラクチャ機器に報告される統計または測定に基づくことができる。
いくつかの実施形態において、図7の例におけるステップS707aで評価される所定の条件は、実装特有の基準であってもよい。
実装特有の基準と呼ばれるが、これらは、少なくとも部分的には、標準化され、ネットワークによって構成され、または、これらの組み合わせの基準またはパラメータに基づくことができる。例えば、PTMベアラに関連するフィードバックの性質がネットワークによって設定されている場合、実装特有の基準は、そのようなフィードバックで報告された(またはそれを得るために使用された)パラメータに関連してもよい。
例えば、MBSデータに関してネットワークによって特定の確認通知情報が要求される場合、実装特有の基準は、その確認通知情報に基づいてもよい。
従って、本技術の実施形態は、RRC接続モードにおける従来のDRBで構成された場合に必要とされるものと比較して、MBSデータを受信するときに必要とされる複雑さと処理を低減することができる。また、本実施形態は、要求されたフィードバックをネットワークに提供するために判定される必要がある測定または他の情報に基づく基準の評価を提供することができる。
図8は、本技術の実施形態に従って通信デバイスによって実行され得るプロセスのプロセス・フロー図である。いくつかの実施形態では、ステップを追加、修正、削除および/または再配列することができることが理解される。
図8のプロセスは、ステップS802で開始し、通信デバイス270がRRC接続モードに入る。いくつかの実施形態において、通信デバイス270は、代わりに、RRC非アクティブモードのような異なるRRCモードに入ってもよい。ステップS802は、MBSサービスを得るためだけに実行されてもよい。従って、1つ以上の従来のステップ(例えば、非MBSデータ伝送のためのDRBの確立、および/または、SRB2の確立)が省略されてもよい。
ステップS804で、通信デバイス270はMBSデータを受信する。これは、PTPまたはPTMベアラを介して行われ、マルチキャストデータの送信用に設定された特定のBWPの通信リソースを使用することができる。
ステップS806で、通信デバイス270は無線リンク品質の測定を行う。無線リンク品質は、受信された信号強度、受信された信号品質、検出された誤差の数またはレートなどの1つ以上に基づいていてもよい。
ステップS808で、通信デバイス270は、第2の基準を評価して、異なるタイプのベアラを介してMBSデータの送信を要求するか否かを判定することができる。第2の基準は、通信デバイス270が現在、再確立手順によって再確立することができないベアラを介してMBSデータを受信している場合にのみ、満たされてもよい(または評価されてもよい)。
第2の基準は、ステップS806で測定されるもののような無線リンクパラメータに基づいてもよい。第2の基準は、ネットワークによって規定され、かつ/または、標準化されてもよい。いくつかの実施形態では、通信デバイスは、例えば、システム情報において、RRC構成メッセージによって、または、ステップS802の一部として、インフラストラクチャ機器によって送信される第2基準の指示を受信することができる。
第2の基準が評価され、満たされる場合には、制御はステップS810に移り、そうでなければ、制御はステップS812に移る。
ステップS810で、通信デバイス270は、異なるタイプのベアラを介してMBSデータを受信する要求を送信する。例えば、通信デバイスは、PTPベアラを介して、または、DRBを介して、MBSデータを受信することを要求することができる。
通信デバイス270は、要求に対する応答を受信した場合、新しいベアラを介してMBSデータを受信するようにその受信機を再構成する。
制御はステップS812に移る。
ステップS812で、通信デバイス270は、第1の基準が満たされているか否かを判定する。第1の基準は、構成されるかまたは標準化され、無線リンク障害基準と関連付けられ、通信デバイスが現在のRRCモードでMDSデータを受信し続けることが可能であるか否かを判定することができる。これらの基準が満たされれば、制御はステップS814に移る。そうでなければ、制御はステップS804に戻る。
ステップS814で、通信デバイス270は、無線リンク障害が発生したことを決定することができる。これは、従来の無線リンク障害基準に従ってもよく、または、ネットワークに提供されるフィードバック測定に基づくように、本明細書のどこかで説明されるような実装特有の基準に基づいてもよい。この決定は、従来の技術に従って、他のアクションをトリガすることができる。例えば、通信デバイス270内のより上位プロトコル層エンティティへの通知が発行されてもよい。
ステップS816で、通信デバイス270は、セル選択を実行してもよい。これは、従来の技術に基づいてよく、かつ/または、システム情報によって示される候補セル内でMBSデータを受信する通信デバイス270の能力に関連する基準を含んでもよく、そうでなければ、通信デバイス270は、MBSデータを受信そのようなセルを選択してもよい。
ステップS818および(実行された場合には、ステップS819)において、通信デバイス270は、再確立を行うか否かを判定することができる。いくつかの実施形態において、これらのステップは省略されてもよく、制御はステップS820に直接移行してもよい。
図8の例では、ステップS818およびS819での判定は従来の判定基準に従い、これにより、ステップS812での評価時に、ASセキュリティが起動された場合にのみ肯定的判定が許可され(ステップS818、はい)、通信デバイス270に対してDRBおよびSRB2の両方が確立された(ステップS819、はい)。
再確立を行うと判定されたら、制御はステップS820に移行する。
ステップS820で、再確立要求が、選択されたセルのインフラストラクチャ機器に送信される。この再確立要求は、MBSサービスの指示、またはMBSサービスに関連するデータを受信するために以前に使用されたMBSベアラを含んでもよい。
インフラストラクチャ機器270は、ベアラを確立または再確立することができる。ベアラは、MBSサービスに関連付けられたデータの受信用であってもよい。ベアラがMBSデータの受信に適さない場合、通信デバイス270は、そのようなベアラの確立またはアクセスを要求してもよい。
次いで、プロセスはステップS822に進み、通信デバイス270は、MBSサービスに関連するさらなるデータを受信する。
ステップS818で、ASセキュリティが起動されていない(「いいえ」)と判定された場合、制御はステップS828に移り、通信デバイス270は、RRCアイドルモードに入る。
ステップS819で、SRB2とDRBの一方または両方がセットアップされていない、すなわち再確立が試行されないと判定されたら、制御はステップS824に進む。ステップS824では、ステップS814に先立って、通信デバイス270が非アクティブモード構成を受信したか否かを判定する。「はい」の場合、制御はステップS826に移り、通信デバイス270はRRC非アクティブモードに入る。
非アクティブモード構成が受信されなかった場合には、制御はステップS828に進み、通信デバイス270は、RRCアイドルモードに入る。
ステップS826およびS828に続いて、制御はステップS822に進み、通信デバイス270は、新しいRRC状態にあるさらなるMBSデータを受信する。
上記に、ステップとメッセージのシーケンスを組み合わせた処理の例を説明した。ただし、本開示の範囲は、このような特定の組合せに限定されるものではなく、いくつかの実施形態では、記載されたステップおよびメッセージの各種ものは、省略されるか、または、異なる方法または順序で組み合わされるか、もしくは、他の方法で修正される。一例のコンテキストで説明される特徴またはステップは、別の例のコンテキストで説明される特徴またはステップと組み合わせることができる。
特に、図5、図6、図7および図8は、本開示の範囲内の種々の実施の態様を示す。これらの態様は、図示および上述の特定の組合せ以外で組合せることができる。特に、特定のステップは、追加、修正、削除、および/または並べ替えすることができる。結果の組合せは、本開示の範囲内に入る例である。
いくつかの実施形態において、通信デバイスは、インフラストラクチャ機器による指示に応答して、1つ以上のこのような例から選択するように構成してもよい。この指示は、RRC構成の一部を形成したり、例えば、システム情報内で送信したりしてもよい。
例えば、インフラストラクチャ機器は、MBSデータの受信中に発生した無線リンク障害の判定に応じて、通信デバイスが再確立を実行することを許可されているかどうか(かつ、許可されている場合はその条件下で)の指示を送信することができる。このような状態の例としては、MBSデータがPTP MRBを介して受信されることが考えられる。
したがって、このような例では、通信デバイスは、無線リンク障害が発生したと判定したことに応じて、条件が満たされているか否かを判定し、ネットワークから受信した指示に従って後続のステップを実行してもよい。
このように、通信デバイスで、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを受信する方法が記載されている。この方法は、
1つのセル内でRRC接続を確立するステップと、
第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、上記セル内で、上記サービスに関連する上記データを受信するステップと、
上記第1のRRCモードにおいて、無線アクセスインターフェースに関連する無線リンク品質を測定するステップと、
上記無線リンク品質に基づいて、所定の基準が満たされたかを判定するステップと、
上記所定の基準が満たされたと判定した後、上記サービスに関連するさらなるデータを受信するステップと、
を含み、
上記データは、上記無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
上記所定の基準は、上記セル内の上記第1のRRCモードにおいて上記サービスに関連する上記データを受信し続けるための基準である。
また、通信デバイスで、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを受信する方法が記載されている。この方法は、
1つのセル内でRRC接続を確立するステップと、
第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、上記セル内で、上記サービスに関連する上記データを受信するステップと、
第2の所定の基準が満たされたかを判定するステップと、
上記第2の所定の基準が満たされたと判定した場合に、ポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を送信するステップと
を含み、
上記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
上記PTPベアラ要求は、上記サービスに関連する上記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する。
また、インフラストラクチャ機器で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを送信する方法が記載されている。この方法は、
上記サービスに関連する上記データを、第1のRRCモードの通信デバイスに送信するステップと、
上記通信デバイスによって送信された再確立要求を受信するステップと
を含み、
上記再確立要求を受信したならば、上記通信デバイスに対してデータ無線ベアラが確立されなかったか、または、カプセル化された非アクセス層(NAS)メッセージの送信のための信号無線ベアラ(SRB)が、上記通信デバイスに対して確立されなかった。
また、インフラストラクチャ機器で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを送信する方法が記載されている。この方法は、
1つのセル内の通信デバイスとのRRC接続を確立するステップと、
上記サービスに関連する上記データを、上記セル内で送信するステップと、
上記通信デバイスによって送信されたポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を受信するステップと
を含み、
上記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
上記PTPベアラ要求は、上記サービスに関連する上記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する。
また、対応する装置、回路、およびコンピュータ可読媒体についても説明した。
本開示はいくつかの点で、特定の例を提供するために、LTEベースおよび/または5Gネットワークにおける実装に焦点を当てているが、同じ原理が、他の無線電気通信システムに適用され得ることが理解される。
したがって、本明細書で使用される用語は一般に、LTEおよび5G規格の用語と同一または類似しているが、本教示は、LTEおよび5Gの現在のバージョンに限定されず、LTEまたは5Gに基づいておらず、かつ/もしくは、LTE、5G、または他の規格の任意の他の将来のバージョンに準拠していない任意の適切な装置に同様に適用することができる。
本明細書で説明される各種の例示的なアプローチは、基地局と通信デバイスの両方によって知られているという意味で、所定の/事前定義された情報に依拠し得ることに留意されたい。このような所定の/事前定義された情報は、一般的には、例えば、無線電気通信システムのための動作規格における定義によって、または、例えば、システム情報シグナリングにおいて、または、無線リソース制御セットアップ方法シグナリングに関連して、もしくはSIMアプリケーションに格納された情報において、基地局と通信デバイスとの間で以前に交換されたシグナリングにおいて確立され得る。
すなわち、関連する所定の情報が確立され、無線電気通信システムの様々な要素間で共有される特定の方法は、本明細書で説明される動作の原理にとって最も重要ではない。さらに、本明細書で説明する様々な例のアプローチは、無線電気通信システムの様々な要素間で交換/通信される情報に依存し、そのような通信は、例えば特定のシグナリング・プロトコルおよび使用される通信チャネルのタイプに関して、他の文脈の要求がない限り、一般的に従来の技術にしたがって行われてもよい。
すなわち、関連情報が無線電気通信システムの様々な要素間で交換される特定の方法は、本明細書で説明される動作の原理にとって最も重要ではない。
本明細書に記載する原理は、特定の種類の通信デバイスにのみ適用可能ではなく、任意の種類の通信デバイスに関してより一般的に適用可能であり、例えば、マルチキャストまたはブロードキャストデータを受信する任意の種類の通信デバイスに関して適用可能であることが理解される。
本発明のさらなる特定の好ましい態様は、添付の独立請求項および従属請求項に記載されている。従属請求項の特徴は、それらの請求項に明示的に記載されたもの以外の組み合わせで独立請求項の特徴と組み合わされてもよいことが理解される。
したがって、前述の議論は、単に本発明の例示的な実施形態を開示し、説明しているに過ぎない。当業者には理解されるように、本発明は、その精神または本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で実施することができる。したがって、本発明の開示は、例示であることが意図されているが、本発明の範囲、および他の特許請求の範囲を限定することは意図されていない。本開示は、本明細書の教示の、任意の容易に識別可能な変形を含み、発明の主題が公衆に専用とされないように、前述の請求項の用語の範囲を部分的に定義する。
本開示のそれぞれの特徴は、以下の番号付けされた段落によって定義される。
1. 通信デバイスで、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを受信する方法であって、
1つのセル内でRRC接続を確立するステップと、
第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、前記セル内で、前記サービスに関連する前記データを受信するステップと、
前記第1のRRCモードにおいて、無線アクセスインターフェースに関連する無線リンク品質を測定するステップと、
前記無線リンク品質に基づいて、所定の基準が満たされたかを判定するステップと、
前記所定の基準が満たされたと判定した後、前記サービスに関連するさらなるデータを受信するステップと、
を含み、
前記データは、前記無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
前記所定の基準は、前記セル内の前記第1のRRCモードにおいて前記サービスに関連する前記データを受信し続けるための基準である
方法。
2. 前記所定の基準が満たされたと判定されたときに、再確立要求メッセージを送信するステップを含む
1に記載の方法。
3. 前記所定の基準が満たされたときに、通信デバイスに対してデータ無線ベアラ(DRB)が確立されなかった
1または2に記載の方法。
4. カプセル化された非アクセス層(NAS)メッセージの送信のための信号無線ベアラ(SRB)が、無線リンク障害の基準が満たされたときに、前記通信デバイスに対して確立されなかった
1~3のいずれか1つに記載の方法。
5. 前記信号無線ベアラは、NASメッセージをカプセル化するアップリンクまたはダウンリンク情報メッセージの送信専用の信号ベアラである
4に記載の方法。
6. 再確立応答メッセージを受信するステップと、
前記第1のRRCモードに入るステップと
を含み、
前記再確立応答メッセージは、前記再確立要求メッセージに応答して送信される
2~5のいずれか1つに記載の方法。
7. 前記再確立応答メッセージは、新しい無線ベアラに関連するパラメータの指示を含み、
前記サービスに関連する前記さらなるデータを受信するステップは、前記新しい無線ベアラを介して前記データを受信することを含む
6に記載の方法。
8. 前記新しい無線ベアラは、ポイントツーマルチポイントベアラである
7に記載の方法。
9. 前記第1のRRCモードにあるとき、前記サービスに関連する前記さらなるデータを受信するステップは、前記サービスに関連する前記データを受信することを含む
1~8のいずれか1つに記載の方法。
10. 前記所定の基準が満たされたとの判定に応答して、第2のRRCモードに入ることを含み、
前記サービスに関連する前記さらなるデータを受信するステップは、前記第2のRRCモードにあるときに、前記サービスに関連する前記さらなるデータを受信することを含む
1に記載の方法。
11. 前記第2のRRCモードは、RRCアイドルモードである
10に記載の方法。
12. 前記第2のRRCモードはRRC非アクティブモードであり、
第1のRRCモードでは非アクティブモード構成を受信することを含む
10に記載の方法。
13. 前記所定の基準が満たされたとの判定に応答して、前記第1のRRCモードで非アクティブモード構成が受信されたか否かを判定するステップを含み、
前記第2のRRCモードに入ることが、前記第1のRRCモードで非アクティブモード構成が受信されたか否かの判定の応答である
10~12のいずれか1つに記載の方法。
14. 前記所定の基準が満たされたとの判定に応答して、セル選択を実行するステップを含む
1~13のいずれか1つに記載の方法。
15. 前記所定の基準が満たされたとの判定に応答して、無線リンク障害が発生したと判定するステップを含む
1~14のいずれか1つに記載の方法。
16. 前記所定の基準の1つ以上の指示を受信するステップを含む
1~15のいずれか1つに記載の方法。
17. 前記所定の基準の1つ以上の前記指示がRRC再構成メッセージ内で受信される
16に記載の方法。
18. 前記所定の基準が実装特有の基準である
1~15のいずれか1つに記載の方法。
19. 前記第1のRRCモードにおいて、前記通信デバイスは、MBSデータを受信するための単一の帯域幅部分で構成される
1~18のいずれか1つに記載の方法。
20. 前記サービスに関連するさらなるデータを受信するステップは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して前記さらなるデータを受信することを含む
1~19のいずれか1つに記載の方法。
21. 前記サービスに関連する前記データを受信するステップは、ポイントツーマルチポイントベアラを介して前記データを受信することを含み、
前記方法は、
前記所定の基準が満たされたと判定する前に、前記第2の所定の基準が満たされたと判定し、かつ、
前記第2の所定の基準が満たされたと判定した応答として、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用パラメータを要求するポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を送信することを含む
1~20のいずれか1つに記載の方法。
22. 前記PTPベアラ要求に応答して送信され、かつ、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラに関連するパラメータを示すPTPベアラ応答を受信することを含む
21に記載の方法。
23. 前記第2の所定の基準の指示を受信するステップを含む
21または22に記載の方法。
24. 前記サービスに関連するさらなるデータを受信するステップは、ポイントツーポイント(PTP)ベアラを介して、前記さらなるデータを受信することを含む
1~19または21~23のうちのいずれか1つに記載の方法。
25. 前記PTPベアラがデータ無線ベアラである
24に記載の方法。
26. 通信デバイスで、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを受信する方法であって、
1つのセル内でRRC接続を確立するステップと、
第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、前記セル内で、前記サービスに関連する前記データを受信するステップと、
第2の所定の基準が満たされたかを判定するステップと、
前記第2の所定の基準が満たされたと判定した場合に、ポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を送信するステップと
を含み、
前記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
前記PTPベアラ要求は、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する
方法。
27. 前記第1のRRCモードがRRC接続モードである
26に記載の方法。
28 インフラストラクチャ機器で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを送信する方法であって、
前記サービスに関連する前記データを、第1のRRCモードの通信デバイスに送信するステップと、
前記通信デバイスによって送信された再確立要求を受信するステップと
を含み、
前記再確立要求を受信したならば、前記通信デバイスに対してデータ無線ベアラが確立されなかったか、または、カプセル化された非アクセス層(NAS)メッセージの送信のための信号無線ベアラ(SRB)が、前記通信デバイスに対して確立されなかった
方法。
29. 再確立応答メッセージを送信するステップを含み、
前記再確立応答メッセージは、前記再確立要求メッセージに応答して送信される
28に記載の方法。
30. 前記再確立応答メッセージは、新しい無線ベアラに関連するパラメータの指示を含み、
前記新しい無線ベアラを介して前記サービスに関連する前記さらなるデータを送信するステップを含む
29に記載の方法。
31. 前記新しい無線ベアラがポイントツーマルチポイントベアラである
30に記載の方法。
32. 1つ以上の所定の基準の指示を送信するステップを含み、
前記再確立要求は、前記所定の基準が満たされたとの判定に応答して、前記通信デバイスによって送信される
28~31のいずれか1つに記載の方法。
33. 前記サービスに関連する前記データを前記通信デバイスに送信するステップは、ポイントツーマルチポイントベアラを介して前記データを送信することを含み、
前記再確立要求を受信する前に、前記通信デバイスによって送信されたポイントツーポイントベアラ要求を受信し、かつ、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求することを含む
28~32のいずれか1つに記載の方法。
34. 前記PTPベアラ要求に応答して送信され、かつ、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラに関連するパラメータを示すPTPベアラ応答を送信することを含む
33に記載の方法。
35. 第2の所定の基準の指示を送信することを含み、
前記ポイントツーポイントベアラ要求は、前記第2の所定の基準が満たされたとの判定に応答して、前記通信デバイスによって送信される
33または34に記載の方法。
36. インフラストラクチャ機器で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを送信する方法であって、
1つのセル内の通信デバイスとのRRC接続を確立するステップと、
前記サービスに関連する前記データを、前記セル内で送信するステップと、
前記通信デバイスによって送信されたポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を受信するステップと
を含み、
前記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
前記PTPベアラ要求は、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する
方法。
37. 無線通信ネットワークで動作する通信デバイスであって、
前記無線通信ネットワークのインフラストラクチャ機器によって提供される無線アクセスインターフェース上で信号を送信するように構成された送信機と、
前記無線アクセスインターフェース上で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を受信するように構成された受信機と、
コントローラと
を具備し、
前記コントローラは、前記通信デバイスが、
1つのセル内でRRC接続を確立し、
第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、前記セル内で、前記サービスに関連する前記データを受信し、
前記第1のRRCモードにおいて、無線アクセスインターフェースに関連する無線リンク品質を測定し、
前記無線リンク品質に基づいて、所定の基準が満たされたかを判定し、かつ、
前記所定の基準が満たされたと判定した後、前記サービスに関連するさらなるデータを受信する
ように動作可能なように前記送信機および前記受信機を制御するように構成され、
前記データは、前記無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
前記所定の基準は、前記セル内の前記第1のRRCモードにおいて前記サービスに関連する前記データを受信し続けるための基準である
通信デバイス。
38. 無線通信ネットワークで動作する通信デバイス用回路であって、
前記無線通信ネットワークのインフラストラクチャ機器によって提供される無線アクセスインターフェース上で信号を送信するように構成された送信機回路と、
前記無線アクセスインターフェース上で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を受信するように構成された受信機回路と、
コントローラ回路と
を具備し、
前記コントローラ回路は、前記通信デバイスが、
1つのセル内でRRC接続を確立し、
第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、前記セル内で、前記サービスに関連する前記データを受信し、
前記第1のRRCモードにおいて、無線アクセスインターフェースに関連する無線リンク品質を測定し、
前記無線リンク品質に基づいて、所定の基準が満たされたかを判定し、かつ、
前記所定の基準が満たされたと判定した後、前記サービスに関連するさらなるデータを受信する
ように動作可能なように前記送信機回路および前記受信機回路を制御するように構成され、
前記データは、前記無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
前記所定の基準は、前記セル内の前記第1のRRCモードにおいて前記サービスに関連する前記データを受信し続けるための基準である
通信デバイス用回路。
39. 無線通信ネットワークで動作する通信デバイスであって、
前記無線通信ネットワークのインフラストラクチャ機器によって提供される無線アクセスインターフェース上で信号を送信するように構成された送信機と、
前記無線アクセスインターフェース上で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を受信するように構成された受信機と、
コントローラと
を具備し、
前記コントローラは、前記通信デバイスが、
1つのセル内でRRC接続を確立し、
第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、前記セル内で、前記サービスに関連する前記データを受信し、
第2の所定の基準が満たされたかを判定し、かつ、
前記第2の所定の基準が満たされたと判定した場合に、ポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を送信する
ように動作可能なように前記送信機および前記受信機を制御するように構成され、
前記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
前記PTPベアラ要求は、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する
通信デバイス。
40. 無線通信ネットワークで動作する通信デバイス用回路であって、
前記無線通信ネットワークのインフラストラクチャ機器によって提供される無線アクセスインターフェース上で信号を送信するように構成された送信機回路と、
前記無線アクセスインターフェース上で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を受信するように構成された受信機回路と、
コントローラ回路と
を具備し、
前記コントローラ回路は、前記通信デバイスが、
1つのセル内でRRC接続を確立し、
第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、前記セル内で、前記サービスに関連する前記データを受信し、
第2の所定の基準が満たされたかを判定し、かつ、
前記第2の所定の基準が満たされたと判定した場合に、ポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を送信する
ように動作可能なように前記送信機回路および前記受信機回路を制御するように構成され、
前記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
前記PTPベアラ要求は、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する
通信デバイス用回路。
41. 無線アクセスインターフェースを提供し、無線通信ネットワークで使用するためのインフラストラクチャ機器であって、
前記無線アクセスインターフェースを介して、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を送信するように構成された送信機と、
信号を受信するように構成された受信機と、
コントローラと
を具備し、
前記コントローラは、前記インフラストラクチャ機器が、
前記サービスに関連する前記データを、第1のRRCモードの通信デバイスに送信し、かつ、
前記通信デバイスによって送信された再確立要求を受信する
ように動作可能なように前記送信機および前記受信機を制御するように構成され、
前記再確立要求を受信したならば、前記通信デバイスに対してデータ無線ベアラが確立されなかったか、または、カプセル化された非アクセス層(NAS)メッセージの送信のための信号無線ベアラ(SRB)が、前記通信デバイスに対して確立されなかった
インフラストラクチャ機器。
42. 無線アクセスインターフェースを提供し、無線通信ネットワークで使用するためのインフラストラクチャ機器用回路であって、
前記無線アクセスインターフェースを介して、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を送信するように構成された送信機回路と、
信号を受信するように構成された受信機回路と、
コントローラ回路と
を具備し、
前記コントローラ回路は、前記インフラストラクチャ機器が、
前記サービスに関連する前記データを、第1のRRCモードの通信デバイスに送信し、かつ、
前記通信デバイスによって送信された再確立要求を受信する
ように動作可能なように前記送信機回路および前記受信機回路を制御するように構成され、
前記再確立要求を受信したならば、前記通信デバイスに対してデータ無線ベアラが確立されなかったか、または、カプセル化された非アクセス層(NAS)メッセージの送信のための信号無線ベアラ(SRB)が、前記通信デバイスに対して確立されなかった
インフラストラクチャ機器用回路。
43. 無線アクセスインターフェースを提供し、無線通信ネットワークで使用するためのインフラストラクチャ機器であって、
前記無線アクセスインターフェースを介して、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を送信するように構成された送信機と、
信号を受信するように構成された受信機と、
コントローラと
を具備し、
前記コントローラは、前記インフラストラクチャ機器が、
1つのセル内の通信デバイスとのRRC接続を確立し、
前記サービスに関連する前記データを、前記セル内で送信し、かつ、
前記通信デバイスによって送信されたポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を受信する
ように動作可能なように前記送信機および前記受信機を制御するように構成され、
前記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
前記PTPベアラ要求は、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する
インフラストラクチャ機器。
44. 無線アクセスインターフェースを提供し、無線通信ネットワークで使用するためのインフラストラクチャ機器用回路であって、
前記無線アクセスインターフェースを介して、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を送信するように構成された送信機回路と、
信号を受信するように構成された受信機回路と、
コントローラ回路と
を具備し、
前記コントローラ回路は、前記インフラストラクチャ機器が、
1つのセル内の通信デバイスとのRRC接続を確立し、
前記サービスに関連する前記データを、前記セル内で送信し、かつ、
前記通信デバイスによって送信されたポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を受信する
ように動作可能なように前記送信機回路および前記受信機回路を制御するように構成され、
前記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
前記PTPベアラ要求は、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する
インフラストラクチャ機器用回路。
本発明のさらなる特定の好ましい態様は、添付の独立請求項および従属請求項に記載されている。従属請求項の特徴は、それらの請求項に明示的に記載されたもの以外の組み合わせで独立請求項の特徴と組み合わされてもよいことが理解される。

Claims (44)

  1. 通信デバイスで、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを受信する方法であって、
    1つのセル内でRRC接続を確立するステップと、
    第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、前記セル内で、前記サービスに関連する前記データを受信するステップと、
    前記第1のRRCモードにおいて、無線アクセスインターフェースに関連する無線リンク品質を測定するステップと、
    前記無線リンク品質に基づいて、所定の基準が満たされたかを判定するステップと、
    前記所定の基準が満たされたと判定した後、前記サービスに関連するさらなるデータを受信するステップと、
    を含み、
    前記データは、前記無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
    前記所定の基準は、前記セル内の前記第1のRRCモードにおいて前記サービスに関連する前記データを受信し続けるための基準である
    方法。
  2. 前記所定の基準が満たされたと判定されたときに、再確立要求メッセージを送信するステップを含む
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記所定の基準が満たされたときに、通信デバイスに対してデータ無線ベアラ(DRB)が確立されなかった
    請求項1に記載の方法。
  4. カプセル化された非アクセス層(NAS)メッセージの送信のための信号無線ベアラ(SRB)が、無線リンク障害の基準が満たされたときに、前記通信デバイスに対して確立されなかった
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記信号無線ベアラは、NASメッセージをカプセル化するアップリンクまたはダウンリンク情報メッセージの送信専用の信号ベアラである
    請求項4に記載の方法。
  6. 再確立応答メッセージを受信するステップと、
    前記第1のRRCモードに入るステップと
    を含み、
    前記再確立応答メッセージは、前記再確立要求メッセージに応答して送信される
    請求項2に記載の方法。
  7. 前記再確立応答メッセージは、新しい無線ベアラに関連するパラメータの指示を含み、
    前記サービスに関連する前記さらなるデータを受信するステップは、前記新しい無線ベアラを介して前記データを受信することを含む
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記新しい無線ベアラは、ポイントツーマルチポイントベアラである
    請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1のRRCモードにあるとき、前記サービスに関連する前記さらなるデータを受信するステップは、前記サービスに関連する前記データを受信することを含む
    請求項1に記載の方法。
  10. 前記所定の基準が満たされたとの判定に応答して、第2のRRCモードに入ることを含み、
    前記サービスに関連する前記さらなるデータを受信するステップは、前記第2のRRCモードにあるときに、前記サービスに関連する前記さらなるデータを受信することを含む
    請求項1に記載の方法。
  11. 前記第2のRRCモードは、RRCアイドルモードである
    請求項10に記載の方法。
  12. 前記第2のRRCモードはRRC非アクティブモードであり、
    第1のRRCモードでは非アクティブモード構成を受信することを含む
    請求項10に記載の方法。
  13. 前記所定の基準が満たされたとの判定に応答して、前記第1のRRCモードで非アクティブモード構成が受信されたか否かを判定するステップを含み、
    前記第2のRRCモードに入ることが、前記第1のRRCモードで非アクティブモード構成が受信されたか否かの判定の応答である
    請求項10に記載の方法。
  14. 前記所定の基準が満たされたとの判定に応答して、セル選択を実行するステップを含む
    請求項1に記載の方法。
  15. 前記所定の基準が満たされたとの判定に応答して、無線リンク障害が発生したと判定するステップを含む
    請求項1に記載の方法。
  16. 前記所定の基準の1つ以上の指示を受信するステップを含む
    請求項1に記載の方法。
  17. 前記所定の基準の1つ以上の前記指示がRRC再構成メッセージ内で受信される
    請求項16に記載の方法。
  18. 前記所定の基準が実装特有の基準である
    請求項1に記載の方法。
  19. 前記第1のRRCモードにおいて、前記通信デバイスは、MBSデータを受信するための単一の帯域幅部分で構成される
    請求項1に記載の方法。
  20. 前記サービスに関連するさらなるデータを受信するステップは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して前記さらなるデータを受信することを含む
    請求項1に記載の方法。
  21. 前記サービスに関連する前記データを受信するステップは、ポイントツーマルチポイントベアラを介して前記データを受信することを含み、
    前記方法は、
    前記所定の基準が満たされたと判定する前に、前記第2の所定の基準が満たされたと判定し、かつ、
    前記第2の所定の基準が満たされたと判定した応答として、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用パラメータを要求するポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を送信することを含む
    請求項1に記載の方法。
  22. 前記PTPベアラ要求に応答して送信され、かつ、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラに関連するパラメータを示すPTPベアラ応答を受信することを含む
    請求項21に記載の方法。
  23. 前記第2の所定の基準の指示を受信するステップを含む
    請求項21に記載の方法。
  24. 前記サービスに関連するさらなるデータを受信するステップは、ポイントツーポイント(PTP)ベアラを介して、前記さらなるデータを受信することを含む
    請求項1に記載の方法。
  25. 前記PTPベアラがデータ無線ベアラである
    請求項24に記載の方法。
  26. 通信デバイスで、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを受信する方法であって、
    1つのセル内でRRC接続を確立するステップと、
    第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、前記セル内で、前記サービスに関連する前記データを受信するステップと、
    第2の所定の基準が満たされたかを判定するステップと、
    前記第2の所定の基準が満たされたと判定した場合に、ポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を送信するステップと
    を含み、
    前記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
    前記PTPベアラ要求は、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する
    方法。
  27. 前記第1のRRCモードがRRC接続モードである
    請求項26に記載の方法。
  28. インフラストラクチャ機器で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを送信する方法であって、
    前記サービスに関連する前記データを、第1のRRCモードの通信デバイスに送信するステップと、
    前記通信デバイスによって送信された再確立要求を受信するステップと
    を含み、
    前記再確立要求を受信したならば、前記通信デバイスに対してデータ無線ベアラが確立されなかったか、または、カプセル化された非アクセス層(NAS)メッセージの送信のための信号無線ベアラ(SRB)が、前記通信デバイスに対して確立されなかった
    方法。
  29. 再確立応答メッセージを送信するステップを含み、
    前記再確立応答メッセージは、前記再確立要求メッセージに応答して送信される
    請求項28に記載の方法。
  30. 前記再確立応答メッセージは、新しい無線ベアラに関連するパラメータの指示を含み、
    前記新しい無線ベアラを介して前記サービスに関連する前記さらなるデータを送信するステップを含む
    請求項29に記載の方法。
  31. 前記新しい無線ベアラがポイントツーマルチポイントベアラである
    請求項30に記載の方法。
  32. 1つ以上の所定の基準の指示を送信するステップを含み、
    前記再確立要求は、前記所定の基準が満たされたとの判定に応答して、前記通信デバイスによって送信される
    請求項28に記載の方法。
  33. 前記サービスに関連する前記データを前記通信デバイスに送信するステップは、ポイントツーマルチポイントベアラを介して前記データを送信することを含み、
    前記再確立要求を受信する前に、前記通信デバイスによって送信されたポイントツーポイントベアラ要求を受信し、かつ、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求することを含む
    請求項28に記載の方法。
  34. 前記PTPベアラ要求に応答して送信され、かつ、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラに関連するパラメータを示すPTPベアラ応答を送信することを含む
    請求項33に記載の方法。
  35. 第2の所定の基準の指示を送信することを含み、
    前記ポイントツーポイントベアラ要求は、前記第2の所定の基準が満たされたとの判定に応答して、前記通信デバイスによって送信される
    請求項33に記載の方法。
  36. インフラストラクチャ機器で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連付けられたデータを送信する方法であって、
    1つのセル内の通信デバイスとのRRC接続を確立するステップと、
    前記サービスに関連する前記データを、前記セル内で送信するステップと、
    前記通信デバイスによって送信されたポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を受信するステップと
    を含み、
    前記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
    前記PTPベアラ要求は、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する
    方法。
  37. 無線通信ネットワークで動作する通信デバイスであって、
    前記無線通信ネットワークのインフラストラクチャ機器によって提供される無線アクセスインターフェース上で信号を送信するように構成された送信機と、
    前記無線アクセスインターフェース上で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を受信するように構成された受信機と、
    コントローラと
    を具備し、
    前記コントローラは、前記通信デバイスが、
    1つのセル内でRRC接続を確立し、
    第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、前記セル内で、前記サービスに関連する前記データを受信し、
    前記第1のRRCモードにおいて、無線アクセスインターフェースに関連する無線リンク品質を測定し、
    前記無線リンク品質に基づいて、所定の基準が満たされたかを判定し、かつ、
    前記所定の基準が満たされたと判定した後、前記サービスに関連するさらなるデータを受信する
    ように動作可能なように前記送信機および前記受信機を制御するように構成され、
    前記データは、前記無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
    前記所定の基準は、前記セル内の前記第1のRRCモードにおいて前記サービスに関連する前記データを受信し続けるための基準である
    通信デバイス。
  38. 無線通信ネットワークで動作する通信デバイス用回路であって、
    前記無線通信ネットワークのインフラストラクチャ機器によって提供される無線アクセスインターフェース上で信号を送信するように構成された送信機回路と、
    前記無線アクセスインターフェース上で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を受信するように構成された受信機回路と、
    コントローラ回路と
    を具備し、
    前記コントローラ回路は、前記通信デバイスが、
    1つのセル内でRRC接続を確立し、
    第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、前記セル内で、前記サービスに関連する前記データを受信し、
    前記第1のRRCモードにおいて、無線アクセスインターフェースに関連する無線リンク品質を測定し、
    前記無線リンク品質に基づいて、所定の基準が満たされたかを判定し、かつ、
    前記所定の基準が満たされたと判定した後、前記サービスに関連するさらなるデータを受信する
    ように動作可能なように前記送信機回路および前記受信機回路を制御するように構成され、
    前記データは、前記無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
    前記所定の基準は、前記セル内の前記第1のRRCモードにおいて前記サービスに関連する前記データを受信し続けるための基準である
    通信デバイス用回路。
  39. 無線通信ネットワークで動作する通信デバイスであって、
    前記無線通信ネットワークのインフラストラクチャ機器によって提供される無線アクセスインターフェース上で信号を送信するように構成された送信機と、
    前記無線アクセスインターフェース上で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を受信するように構成された受信機と、
    コントローラと
    を具備し、
    前記コントローラは、前記通信デバイスが、
    1つのセル内でRRC接続を確立し、
    第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、前記セル内で、前記サービスに関連する前記データを受信し、
    第2の所定の基準が満たされたかを判定し、かつ、
    前記第2の所定の基準が満たされたと判定した場合に、ポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を送信する
    ように動作可能なように前記送信機および前記受信機を制御するように構成され、
    前記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
    前記PTPベアラ要求は、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する
    通信デバイス。
  40. 無線通信ネットワークで動作する通信デバイス用回路であって、
    前記無線通信ネットワークのインフラストラクチャ機器によって提供される無線アクセスインターフェース上で信号を送信するように構成された送信機回路と、
    前記無線アクセスインターフェース上で、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を受信するように構成された受信機回路と、
    コントローラ回路と
    を具備し、
    前記コントローラ回路は、前記通信デバイスが、
    1つのセル内でRRC接続を確立し、
    第1の無線リソース制御(RRC)モードにおいて、前記セル内で、前記サービスに関連する前記データを受信し、
    第2の所定の基準が満たされたかを判定し、かつ、
    前記第2の所定の基準が満たされたと判定した場合に、ポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を送信する
    ように動作可能なように前記送信機回路および前記受信機回路を制御するように構成され、
    前記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
    前記PTPベアラ要求は、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する
    通信デバイス用回路。
  41. 無線アクセスインターフェースを提供し、無線通信ネットワークで使用するためのインフラストラクチャ機器であって、
    前記無線アクセスインターフェースを介して、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を送信するように構成された送信機と、
    信号を受信するように構成された受信機と、
    コントローラと
    を具備し、
    前記コントローラは、前記インフラストラクチャ機器が、
    前記サービスに関連する前記データを、第1のRRCモードの通信デバイスに送信し、かつ、
    前記通信デバイスによって送信された再確立要求を受信する
    ように動作可能なように前記送信機および前記受信機を制御するように構成され、
    前記再確立要求を受信したならば、前記通信デバイスに対してデータ無線ベアラが確立されなかったか、または、カプセル化された非アクセス層(NAS)メッセージの送信のための信号無線ベアラ(SRB)が、前記通信デバイスに対して確立されなかった
    インフラストラクチャ機器。
  42. 無線アクセスインターフェースを提供し、無線通信ネットワークで使用するためのインフラストラクチャ機器用回路であって、
    前記無線アクセスインターフェースを介して、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を送信するように構成された送信機回路と、
    信号を受信するように構成された受信機回路と、
    コントローラ回路と
    を具備し、
    前記コントローラ回路は、前記インフラストラクチャ機器が、
    前記サービスに関連する前記データを、第1のRRCモードの通信デバイスに送信し、かつ、
    前記通信デバイスによって送信された再確立要求を受信する
    ように動作可能なように前記送信機回路および前記受信機回路を制御するように構成され、
    前記再確立要求を受信したならば、前記通信デバイスに対してデータ無線ベアラが確立されなかったか、または、カプセル化された非アクセス層(NAS)メッセージの送信のための信号無線ベアラ(SRB)が、前記通信デバイスに対して確立されなかった
    インフラストラクチャ機器用回路。
  43. 無線アクセスインターフェースを提供し、無線通信ネットワークで使用するためのインフラストラクチャ機器であって、
    前記無線アクセスインターフェースを介して、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を送信するように構成された送信機と、
    信号を受信するように構成された受信機と、
    コントローラと
    を具備し、
    前記コントローラは、前記インフラストラクチャ機器が、
    1つのセル内の通信デバイスとのRRC接続を確立し、
    前記サービスに関連する前記データを、前記セル内で送信し、かつ、
    前記通信デバイスによって送信されたポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を受信する
    ように動作可能なように前記送信機および前記受信機を制御するように構成され、
    前記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
    前記PTPベアラ要求は、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する
    インフラストラクチャ機器。
  44. 無線アクセスインターフェースを提供し、無線通信ネットワークで使用するためのインフラストラクチャ機器用回路であって、
    前記無線アクセスインターフェースを介して、マルチキャストまたはブロードキャストサービスであるサービスに関連するデータを表す信号を送信するように構成された送信機回路と、
    信号を受信するように構成された受信機回路と、
    コントローラ回路と
    を具備し、
    前記コントローラ回路は、前記インフラストラクチャ機器が、
    1つのセル内の通信デバイスとのRRC接続を確立し、
    前記サービスに関連する前記データを、前記セル内で送信し、かつ、
    前記通信デバイスによって送信されたポイントツーポイント(PTP)ベアラ要求を受信する
    ように動作可能なように前記送信機回路および前記受信機回路を制御するように構成され、
    前記データは、ポイントツーマルチポイント(PTM)ベアラを介して、無線アクセスインターフェースの通信リソースを使用して送信され、
    前記PTPベアラ要求は、前記サービスに関連する前記データを受信するためのPTPベアラ用のパラメータを要求する
    インフラストラクチャ機器用回路。
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