JP2023542128A - 拡大された照明野を有する投影 - Google Patents

拡大された照明野を有する投影 Download PDF

Info

Publication number
JP2023542128A
JP2023542128A JP2023517270A JP2023517270A JP2023542128A JP 2023542128 A JP2023542128 A JP 2023542128A JP 2023517270 A JP2023517270 A JP 2023517270A JP 2023517270 A JP2023517270 A JP 2023517270A JP 2023542128 A JP2023542128 A JP 2023542128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection
expander
optical device
optical
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023517270A
Other languages
English (en)
Inventor
ツァオ イーユー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ams Osram Asia Pacific Pte Ltd
Original Assignee
Ams Osram Asia Pacific Pte Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ams Osram Asia Pacific Pte Ltd filed Critical Ams Osram Asia Pacific Pte Ltd
Publication of JP2023542128A publication Critical patent/JP2023542128A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B19/00Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics
    • G02B19/0004Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the optical means employed
    • G02B19/0028Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the optical means employed refractive and reflective surfaces, e.g. non-imaging catadioptric systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B19/00Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics
    • G02B19/0033Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use
    • G02B19/0047Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use for use with a light source
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/18Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical projection, e.g. combination of mirror and condenser and objective
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/0006Arrays
    • G02B3/0037Arrays characterized by the distribution or form of lenses
    • G02B3/0056Arrays characterized by the distribution or form of lenses arranged along two different directions in a plane, e.g. honeycomb arrangement of lenses
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/13Projectors for producing special effects at the edges of picture, e.g. blurring
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B37/00Panoramic or wide-screen photography; Photographing extended surfaces, e.g. for surveying; Photographing internal surfaces, e.g. of pipe
    • G03B37/04Panoramic or wide-screen photography; Photographing extended surfaces, e.g. for surveying; Photographing internal surfaces, e.g. of pipe with cameras or projectors providing touching or overlapping fields of view
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/20Lamp housings
    • G03B21/2006Lamp housings characterised by the light source
    • G03B21/2013Plural light sources
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/28Reflectors in projection beam

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)

Abstract

光学デバイス(1)は、撮像面(3)上に分配される複数の画像を生成するように設けられた撮像系(2)を備える。光学デバイス(1)はさらに、マイクロレンズが個別画像(4)に割り当てられており、かつ個別画像(4)を投影面(13)へ向かって投影することにより光ビームのチャネル(12)を形成するように設けられている、マイクロレンズアレイMLA(9)を備える。光エキスパンダ(17)は、MLA(9)と投影面(13)との間に配置されており、かつ入力面(22)と少なくとも2つの出力面(23,26,33)とを有する。光エキスパンダ(17)は、個別画像(4)の個別投影(14)が投影面(13)上に形成されるよう、光ビームのチャネル(12)を拡開させて投影面(13)へ配向するように設けられている。全体投影(15)は、個別投影(14)を重ね合わせることにより、投影面(13)上に形成される。

Description

本開示は、光学デバイス、光学装置、および全体投影を形成する方法に関する。
発明の背景
通常、スクリーンへの動画像の投影は、1つの撮像光学チャネルを有する投影装置を基礎としている。しかし、少なくとも傾斜面または湾曲面へ投影するということになると、このような装置には幾つかの欠点がある。すなわち、傾斜面では、対象物および投影光学系を広範囲に傾斜させないかぎり、鮮明な画像を達成することができない。当該アプローチは、湾曲した投影面では機能しない。さらに、傾斜配置は必要な設置スペースを増大させ、このことは小型化の要求に逆行する。F値(焦点距離/アパーチャサイズ)の増大の問題は焦点深度の増大によって解決することができるが、こうしたF値の増大は、通常、光強度の低下を伴う。
したがって、傾斜面および湾曲面への投影の場合、マイクロレンズアレイ(MLA)などのマルチチャネル光学系を使用することが有利である。この場合、複数の個別画像がMLAによりスクリーンへ投影されて重ね合わされる。全体投影の歪みは、個別画像が基本的に同じ画像内容を有するけれども相互に相対的にかつ全体投影に対してディストーション可能であるという事実によって補償することができる。一方、当該アプローチにより、コンパクトな設計が可能となる。なぜなら、マイクロレンズの焦点距離は、通常、シングルチャネル光学系の焦点距離よりも短いからである。他方で、マルチチャネル光学系は、湾曲したもしくは傾斜した投影面での鮮明な投影を実現するためにいずれにせよ必要となる光学焦点深度を有する。
しかしながら、マルチチャネル光学系は、照明野(FOI)が比較的制限されているという欠点を有する。ここでの、また以下でのFOIとは、光学系から発する光コーンの幅として定義される。光コーンの半円錐角が大きいほど、スクリーン上の全体投影を大きくすることができる。したがって、より大きな投影を可能にするには、より大きな/より多くのMLAが必要である。しかし、このことはさらに、製造コストの増大、複雑さの増大および大きなアライメント労力につながる。
したがって、達成しようとする目的は、増大された照明野を有する全体投影を形成する光学デバイスを提供することである。さらに、本発明の目的は、増大された照明野を有する全体投影を形成する方法を提供することである。
この目的は各独立請求項の主題によって達成される。光学デバイスの実施形態および発展形態は、各従属請求項として規定されている。
発明の概要
一実施形態では、光学デバイスは、撮像面上に分配される複数の画像を生成するように設けられた撮像系を備える。
撮像面は、画像が生成される面である。撮像系は透過型撮像系であってよい。これは、撮像系が透過モードで動作可能であることを意味する。この場合、撮像系は、例えば、横方向での透過率のバリエーションを示すパターンマスクを有する。横方向とは、撮像面の主延在面に対して平行に延在する方向である。パターンマスクは撮像面上に配置される。パターンマスクは、撮像系によって構成可能な光源によって照明可能である。複数の画像は、パターンマスクを透過する光の部分によって撮像面に生成される。透過型撮像系については、より詳細に後述する。
撮像系は、放出型撮像系であってもよい。この場合、撮像系は、例えば、撮像面に配置された自己発光型ディスプレイを備える。例えば、自己発光型ディスプレイは、複数の発光ダイオード(LED)を備えたディスプレイである。LEDグループを活性化することによって、複数の画像が撮像面に生成される。
さらに、撮像系は、反射型撮像系であってもよい。この場合、撮像系は、撮像面内に配置された反射構造体を含んでいてよい。反射構造体は、光が当該反射構造体によって反射されるように光源によって照明される。反射光の各部分が撮像面に複数の画像を形成する。
撮像面は、横方向に延在する。画像は、撮像面上の1つもしくは複数の横方向で分配されうる。さらに、画像は、撮像面全体にわたって規則的にもしくは不規則に分配されてよく、このことは、隣接する画像間の距離が一定であってもよいし変化していてもよいことを意味する。画像または少なくとも画像のサブセットは、実質的に同じ内容を有しうる。これらの全てが、全体画像の1つのバージョンを表現することができる。しかし、画像は相互に異なっていてもよい。場合によっては、画像は、相互に相対的にかつ全体画像に対して歪んでいることもある。
光学デバイスはさらに、各マイクロレンズが複数の画像のそれぞれの個別画像に割り当てられたマイクロレンズアレイ(MLA)を備えている。
MLAは、撮像面の主延在面に対して平行な主延在面を有することができる。MLAは、アレイ状に配置された複数のマイクロレンズを備えている。アレイは、アレイ内のマイクロレンズの位置に関して規則的であっても不規則であってもよい。
好ましい実施形態では、各マイクロレンズが複数の画像のうちの1つの個別画像に割り当てられる。ただし、マイクロレンズのグループを1つの個別画像に割り当てることも可能であり、または各マイクロレンズを個別画像のグループに割り当てることも可能である。
MLAのマイクロレンズは、それぞれの個別画像を投影面へ向かって投影することにより、それぞれの光ビームのチャネルを形成するように設けられている。
投影面は、個別画像の投影が生成される面である。投影面は、撮像面の主延在面に対して平行でありうる主延在面を有する。なお、好ましい実施形態では、投影面は撮像面に対して傾斜している。また、投影面が平坦な面ではなく自由曲面であることも可能である。
それぞれの個別画像に割り当てられているマイクロレンズは、当該個別画像の各点を投影面へ向かって投影する。これは、画像の各点が光ビームにより投影面へ向かって投影されることを意味する。したがって、投影された個別画像は、光ビームのチャネルを形成する。
光学デバイスは、MLAと投影面との間に配置された光エキスパンダをさらに備える。光エキスパンダは、MLAに面する入力面と投影面に面する少なくとも2つの出力面とを有する。
光エキスパンダは、関心波長範囲の光に対して透明である材料を含むことができる。ここでおよび以下に言及する「透明である」とは、少なくとも80%または少なくとも90%の透明度をいうものとする。例えば、光エキスパンダはガラスを含む。別の実施形態では、光エキスパンダは、ポリカーボネート(PC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、シリコーン、またはエポキシなどのプラスチックを含む。
光エキスパンダは、MLAから到来する光ビームのチャネルが光エキスパンダを通過してから投影面に到達するように、MLAと投影面との間に配置されている。光エキスパンダの入力面はMLAに面しており、光ビームのチャネルを受容する。入力面は、MLAの主延在面に対して平行であってよい。ただし、光エキスパンダの入力面をMLAに対して傾斜させることも可能である。光エキスパンダの少なくとも2つの出力面は、投影面に面する。当該出力面は、入力面に対して平行であってもよいし傾斜していてもよい。当該出力面は、光エキスパンダを通過した光ビームのチャネルを投影面へ配向することができる。
光エキスパンダは、投影面へ配向された光ビームのチャネルによって個別画像の個別投影が投影面上に形成されるよう、光ビームのチャネルを拡開させて投影面へ配向するように設けられている。
これは、光エキスパンダが光ビームのチャネルによって形成される照明野を拡大することを意味する。換言すれば、光エキスパンダは、光ビームのチャネルを光学デバイスの光軸からさらに離れる方向へ配向するために設けられている。
光ビームのチャネルは、投影面へ配向され、個別画像の個別投影を形成する。これは、各個別画像が投影面上に個別投影を生じさせることを意味する。各個別投影はオーバーラップしていてよい。ただし、少なくとも幾つかの個別投影が相互に分離されていてもよい。
個別投影を少なくとも部分的に重ね合わせることによって、全体投影が投影面上に形成される。
投影面へ配向されて投影される個別画像の少なくとも幾つかの点は、全体投影のそれぞれ共通の点として重ね合わされる。ただし、相互に共通の点を共有しないという意味で、少なくとも別の個別投影に重ね合わされていない少なくとも1つの個別投影が存在してもよい。1つの個別投影の幾つかの点のみを別の個別投影の別の幾つかの点と重ね合わせることも可能である。
この実施形態の利点は、光学デバイスが小さな寸法を有しうることである。マイクロレンズが個別画像に割り当てられるため、撮像面と投影光学系すなわちMLAとの間の距離を短縮することができる。これは、MLAの各マイクロレンズが従来の投影光学系と比較して小さな焦点距離を有するからである。したがって、設置長さを短縮することができ、このことがシステムの小型化につながる。マイクロレンズの焦点距離によって光学デバイスの全長は短縮されるが、複数のマイクロレンズにより画像輝度の比例増大は保証される。
別の利点は、光学デバイスを使用して、傾斜面上、湾曲面上または自由曲面上に全体投影を生成できることである。これは、全体投影におけるそれぞれ共通の点にそれぞれ重ね合わされる個別画像内の点の組み合わせを、MLAからの全体投影におけるそれぞれ共通の点の距離に応じて異ならせるように、撮像系を設計できるからである。換言すれば、投影面が傾斜している場合、各個別画像は依然として実質的に同じ内容を有しうるものであるが、各個別画像を異なる形式で実現することにより、全体投影の歪みを補償することができる。これは、個別画像が相互に相対的に歪みを受けうることを意味する。
光エキスパンダを使用することによって、有利にはFOIを拡大することができる。光エキスパンダを用いない場合、MLAによってFOIが制限され、全体投影の寸法がFOIに依存することになる。このようなシステムでは、光コーンは約10.5°の半円錐角を有する。光エキスパンダによって光ビームのチャネルを拡開することにより、例えば、半円錐角を30°まで増大させることができる。したがって、より広い全体投影を実現することができる。光エキスパンダは全体投影の変形を引き起こすが、この変形は個別画像を適切に設計することによって補償することができる。したがって、光エキスパンダの使用は、光ビームの種々のチャネルを使用するMLA用途に特に適している。有利には、光エキスパンダをきわめて高い費用対効果で製造することができる。材料としてプラスチックが使用される場合、光エキスパンダは従来の成形技術によって製造可能である。
光学デバイスの幾つかの実施形態においては、光エキスパンダは、入力面が撮像面に対して平行であり、かつMLAから到来する光ビームのチャネルを受容するように配置されている。
入力面とMLAとは、光ビームの全てのチャネルが入力面によって受容されるように相互にアライメント可能である。したがって、入力面の横方向延在長さは、MLAの横方向延在長さと等しいかまたはそれ以上とすることができる。MLAと入力面とは離間されていてよい。有利には、光ビームの全てのチャネルが光エキスパンダによって受容されて再配向されるよう、光エキスパンダをMLAに正対するように取り付けることができる。
幾つかの実施形態では、光エキスパンダは、光エキスパンダの第1の出力面が光ビームのチャネルの第1のサブセットを投影面の第1の部分領域へ配向するように設けられ、かつ光エキスパンダの第2の出力面が光ビームのチャネルの第2のサブセットを投影面の第2の部分領域へ配向するように設けられるように配置されている。
入力面によって受容された光ビームのチャネルは、光エキスパンダを通って伝搬し、その出力面で光エキスパンダから出る。光ビームのチャネルは出力面で解放され、これにより、光ビームのチャネルはさらに投影面へ向かって伝搬することができる。これは、第1の出力面と第2の出力面とが光ビームのチャネルの第1のサブセットと第2のサブセットとをそれぞれ異なる方向へ偏向させることを意味しうる。偏向は、例えば反射、屈折または回折によって生じさせることができる。なお、光ビームのチャネルの偏向は、入力面でまたは光エキスパンダ内で生じさせることもできる。
投影面の第1の部分領域と第2の部分領域とは相互に異なっていてよい。これは、第1の部分領域と第2の部分領域とを投影面において相互に空間的に分離できることを意味する。ただし、第1の部分領域と第2の部分領域とは少なくとも部分的にオーバーラップしていてもよい。第1の部分領域は、光エキスパンダから見て、第2の部分領域とは異なる方向にあってよい。有利には、第1の出力面と第2の出力面とは、光ビームのチャネルのそれぞれ異なるサブセットをそれぞれ異なる方向へ配向できるように配置可能である。
幾つかの実施形態では、光エキスパンダは、光ビームのチャネルの別のサブセットを投影面の別の部分領域へ配向するように設けられた少なくとも1つの別の出力面を有する。
出力面の数に応じて、光ビームのチャネルの2つ以上の別のサブセットおよび投影面の2つ以上の別の部分領域を設けることができる。幾つかの実施形態では、それぞれ異なる出力面が光ビームのチャネルのそれぞれ異なるサブセットを投影面の同じ部分領域へ配向するように設けられる。
上述したように、このことは、少なくとも1つの別の出力面が光ビームのチャネルの別のサブセットを別の方向へ偏向させることを意味しうる。偏向は、例えば反射、屈折または回折によって生じさせることができる。なお、光ビームのチャネルの別のサブセットの偏向は、入力面で既に、または光エキスパンダ内で生じさせることもできる。
投影面の別の部分領域を、第1の部分領域および第2の部分領域とは異ならせることができる。これは、当該別の部分領域を他の部分領域から空間的に分離できることを意味する。ただし、当該別の部分領域が少なくとも部分的に他の部分領域とオーバーラップしていてもよい。当該別の部分領域は、光エキスパンダから見て、他の部分領域とは異なる方向にあってよい。有利には、第1の出力面と第2の出力面とは、光ビームのチャネルの異なるサブセットを異なる方向へ配向できるように配置可能である。
幾つかの実施形態では、光エキスパンダの各出力面のうちの少なくとも1つは、それぞれの出力面での光ビーム屈折によって光ビームのチャネルのそれぞれのサブセットを配向するように設けられている。
光ビーム屈折はスネルの法則に従って生じる。スネルの法則とは、入射角と屈折角との正弦比が2つの関心媒質中での位相速度の比に等しいかまたは当該2つの媒質の屈折率の比の逆数に等しいことを述べたものである。この場合、第1の媒質は、光エキスパンダに使用される材料、例えばガラスである。第2の媒質は、環境、例えば空気である。入射角と屈折角とは、それぞれの出力面の傾斜に依存している。有利には、光ビームのチャネルのサブセットを特定の方向へ向ける配向を、光ビーム屈折によって効率的に実行することができる。
幾つかの実施形態では、光エキスパンダは、光ビームのチャネルのサブセットの少なくとも1つが光エキスパンダのセクション内で偏向されるように光エキスパンダのセクション内での光ビームの内部全反射を可能にする、別の面を含む。
一般に、第2の(「外部」)媒質が波に対して透過性を有しかつこの波が第1の(「内部」)媒質よりも速く進行する場合、一方の媒質内の波が他方の媒質との境界に十分な傾斜角で到達すれば、内部全反射(TIR)が発生する。これは、入射角が全反射の臨界角と称される所定の値を超えた場合に、伝搬速度の異なる2つの非吸収性媒質の界面でTIRが発生することを意味する。この場合、波はもはや第2の媒質へは進入せず、ほぼ完全に第1の媒質内へ反射される。
この場合、波とは、可視波長範囲の電磁波、すなわち光である。臨界角はスネルの法則を使用してθ=arcsin(n/n)として決定され、ここで、nは第2の媒質(例えば空気)の屈折率であり、nは第1の媒質(例えば光エキスパンダの材料、ガラス)の屈折率である。TIRを発生させるために、第1の媒質(光エキスパンダの材料)の屈折率を第2の媒質(例えば空気)の屈折率より大きくすることができる。さらに、光ビームのチャネルの伝搬に対する光エキスパンダの別の面の傾斜を、入射角が臨界角を超えるように定めることができる。
光エキスパンダは、光ビームのTIRが可能となる2つ以上の別の面を含むことができる。これは、光ビームがTIRによって光エキスパンダ内で複数回偏向されうることを意味する。このことはさらに、光ビームのチャネルが光エキスパンダ内で光エキスパンダのそれぞれの出力面へ向かって導波されることを意味する。TIRによって光ビームのチャネルは偏向され、これにより光ビームの伝搬方向が変化する。有利には、光ビームのチャネルのサブセットを特定の方向へ向ける配向を、TIRによって効率的に行うことができる。このようにして、光ビームのチャネルのそれぞれのサブセットの方向を、出力面での光ビーム屈折の場合よりもさらに大きく発散させることができる。
幾つかの実施形態では、光エキスパンダの各出力面のうちの少なくとも1つが、光エキスパンダの入力面に対して傾斜している。
これは、少なくとも1つの出力面の法線ベクトルが入力面の法線ベクトルに対して平行でないことを意味する。ただし、光エキスパンダの入力面に対して平行な少なくとも1つの出力面が存在してもよい。有利には、光エキスパンダの入力面に対して少なくとも1つの出力面を傾斜させることによって、光ビームのチャネルのサブセットが配向される方向を制御することができる。
幾つかの実施形態では、光エキスパンダの各出力面のうちの少なくとも2つが相互に相対的に傾斜している。
これは、少なくとも1つの出力面の法線ベクトルが別の出力面の法線ベクトルに対して平行でないことを意味する。ただし、光エキスパンダの別の出力面に対して平行な少なくとも1つの出力面が存在してもよい。有利には、少なくとも2つの出力面を相互に相対的に傾斜させることによって、光ビームのチャネルのサブセットが配向される方向を独立して制御することができる。
幾つかの実施形態では、光エキスパンダは、投影面での全体投影が投影面の複数の部分領域のうちの1つにおける個別投影よりも大きくなるよう、照明野FOIを拡大するために設けられている。
上述したように、FOIは、投影光学系から発せられ、投影面へ向かって延びる光コーンの幅によって規定される。光コーンが幅広であるほど、投影面への全体投影を大きくすることができる。光エキスパンダは、光ビームのチャネルを拡開することによってFOIを拡大する。すなわち、光ビームのチャネルの第1のサブセットが投影面の第1の部分領域へ配向される一方、光ビームのチャネルの第2のサブセットが光ビームのチャネルの第2の部分領域へ配向される。第1の部分領域と第2の部分領域とは異なる方向であってよいことに留意されたい。したがって、全体投影は、個別投影のそれぞれよりも大きい。換言すれば、個別投影は投影面の各部分領域のみをカバーすることができるのに対し、全体投影は部分領域の総体をカバーする。
上述したように、光エキスパンダを有さない従来の装置においては、FOIが制限されている。このようなシステムでは、光コーンは約10.5°の半円錐角を有する。光エキスパンダによって光ビームのチャネルを拡開することにより、例えば開口角を30°まで増大させることができる。
幾つかの実施形態では、撮像系は、撮像面に配置され、かつ撮像面上に分配される個別画像を提供する、パターンマスクを含む。
パターンマスクは、自己発光型、透過型または反射型であってよい。パターンマスクが自己発光型である場合、LEDのような光源のアレイを含むことができる。第1のグループの光源をアクティブ化することによって第1のパターンが生成され、この第1のパターンは、複数の画像のうちの第1の個別画像を形成する。同様に、第1のグループの光源から離れて配置された第2のグループの光源をアクティブ化することによって、第2の個別画像を形成する第2のパターンが生成される。パターンマスクは、複数の光源のグループを含むことができる。パターンマスク上の光源のグループの分布は、撮像面上の個別画像の分布に対応する。
パターンマスクが反射型である場合、このパターンマスクは反射構造体を含むことができる。反射構造体は、光が反射構造体によって反射されるよう、パターンマスクの前面から少なくとも1つの光源によって照明される。パターンマスクの前面は、MLAに面する。反射光の一部が複数の画像を形成する。
パターンマスクが透過型である場合、これは横方向での透過率のバリエーションを示している。パターンマスクは、少なくとも1つの光源によって照明可能であり、少なくとも1つの光源は、撮像系によって構成可能である。光源は、パターンマスクの後側からパターンマスクを照明することができ、これは、パターンマスクが光源とMLAとの間に配置されることを意味する。複数の画像は、パターンマスクを透過する光の部分によって、撮像面に生成される。個別画像は、バイナリコードで実現されてもよいし、グレースケールで実現されてもよいし、カラーコードで実現されてもよい。パターンマスクの透過部分は、光スペクトル全体に対して透過性を有することができる。しかし、パターンマスクの種々の透過性部分が特定の波長範囲の光、例えば赤色、緑色または青色の波長範囲の光を透過させることも可能である。パターンマスクのそれぞれの透過性部分が特定の波長範囲に対してその透過率を変化させうることも同様に可能である。
パターンマスクは、フォトリソグラフィプロセスによりパターニングされたクロム層を有しうる。パターンマスクが後側から照明される場合、クロム層によって光が阻止され、クロム層が除去されたパターンマスクの部分を光が透過する。したがって、透過光により複数のパターンが生成され、各パターンが個別画像を形成する。パターンまたは個別画像は、それぞれ、撮像面上に分配されるように相互に空間的に分離される。個別画像は、アナログ形式で生成されてもよいし、連続形式で生成されてもよいし、ピクセル形式で生成されてもよい。
パターンマスク、特に透過型パターンマスクにより、複数の画像/パターンを効果的に生成することができる。パターンマスクは、特定の用途の要求に応じて調整することができる。例えば、特定の全体投影が所望される場合、パターンマスク側へ遡ることでパターンマスク上の個別画像の特徴を計算することができる。
幾つかの実施形態では、撮像系は、複数の画像を表示するように設けられた光源を含む。
幾つかのさらなる実施形態では、複数の光源が設けられる。上述したように、1つもしくは複数の光源は、(自己発光放出型撮像系の場合)パターンマスク上に、または(反射型撮像系の場合)パターンマスクに正対するように、または(透過型撮像系の場合)パターンマスクの後側に配置されうる。有利には、光源は、波長スペクトル全体において光を放出することができる。ただし、単色光を放出する光源も可能である。複数の光源が使用される場合、各光源は、例えば、フルRGBスペクトルが放出されるように、特定の波長範囲の光を放出することができる。
幾つかの実施形態では、撮像系はさらに、コリメータレンズおよび/またはコンデンサレンズもしくはコンデンサレンズアレイを備えており、コリメータレンズおよびコンデンサレンズもしくはコンデンサレンズアレイは、光源のビーム路を形成するように設けられている。
コリメータレンズは、光源と撮像面との間に配置することができる。有利には、コリメータレンズは、発散性光源からのほぼ平行なビーム路で光を生成するために使用される。これは、コリメータレンズが光に所定の方向を与えられることを意味する。
コンデンサレンズもしくはコンデンサレンズアレイは、コリメータレンズと撮像面との間に配置することができる。有利には、コンデンサレンズもしくはコンデンサレンズアレイは、光源の光を最大限の量で撮像ビーム路へ導入することができ、各個別画像が均一に照明されることを保証する。
幾つかの実施形態では、MLAはさらに、主延在面が撮像面に対して平行であり、撮像面に面する後側と光エキスパンダに面する前側とを有する、基板を含む。MLAのマイクロレンズは、基板の前面に配置されている。
基材は、ガラスなどの透明材料を含みうる。MLAのマイクロレンズは、基板に直接に接触していてよい。パターンマスクが使用される場合、パターンマスクの前側が基板の後側に直接に接触するように、基板の後側にパターンマスクを配置することができる。基板の厚さは、マイクロレンズの焦点距離に応じて選択することができる。これは、マイクロレンズから撮像面/パターンマスクまでの距離がマイクロレンズの焦点距離にほぼ対応しうることを意味する。
コンデンサレンズアレイが使用される場合、コンデンサレンズアレイがパターンマスクの後側に直接に接触するように、コンデンサレンズアレイをパターンマスクの後側に配置することが可能である。
有利には、光学デバイスの製造は、両面から基板を処理することによって容易となる。これにより、光学デバイスをコンパクト化できると共に、システム全体の寸法を低減することができる。
幾つかの実施形態では、投影面が撮像面に対して傾斜しているか、または投影面が自由曲面である。
しかし、別の実施形態では、投影面は撮像面に対して平行である。投影面は、光学デバイスに含まれるスクリーンであってよい。投影面が光学デバイスの一部ではない壁または床によって形成されることも同様に可能である。
有利には、光学デバイスは、任意の所望の投影面に対して適応化可能である。MLAによるマルチチャネル投影により、個別投影の焦点深度の増大を達成することができる。したがって、個別投影に関しては、投影面がMLAに対して横方向で可変の距離を有するならば、基本的に問題は生じない。
さらに、光学装置であって、光学デバイスを含み、特に照明装置またはプロジェクタである光学装置が提供される。
特に、光学装置は、広いFOIが必要とされる任意の照明モジュールおよび投影システムに使用することができる。当該光学装置は、例えば、ウェルカムライトカーペット(WLC)、室内天井ライトまたはワイドビューヘッドライトなどの自動車用途に使用可能である。WLCの場合には、WLCが自動車のドアラインに対して垂直に投影されることが望ましい。したがって、WLCをドアの近傍に配置できるようにするために、WLCにはより大きなFOIが必要である。しかし、当該光学装置は、家庭用の用途、例えば天井光投影にも使用可能である。光学装置を、例えばキーボード投影のためにモバイルデバイスおよびスマートデバイスで使用することも可能である。
課題はさらに、全体投影を形成する方法によっても解決される。方法は、撮像面上に分配される複数の画像を生成することを含む。
方法はさらに、マイクロレンズアレイMLAのマイクロレンズを複数の画像のそれぞれの個別画像に割り当て、それぞれの個別画像を投影面へ向かって投影することにより光ビームのそれぞれのチャネルを形成することを含む。
方法はさらに、光エキスパンダを用意して、MLAと投影面との間に光エキスパンダを配置することを含み、光エキスパンダは、MLAに面する入力面と投影面に面する少なくとも2つの出力面とを有し、かつ光ビームのチャネルを拡開させて投影面へ配向する。
方法はさらに、投影面へ配向された光ビームのチャネルにより投影面上に個別画像の個別投影を形成することと、個別投影を少なくとも部分的に重ね合わせることとを含む。
有利には、全体投影は、傾斜面上、湾曲面上または自由曲面上に生成されうる。さらに、光エキスパンダを使用することによって、有利にはFOIを拡大することができる。これにより、より広い全体投影を実現することができる。
方法のさらなる実施形態は、上述したピクセル配置の実施形態から当業者である読者に明らかとなる。
図についての以下の説明は、例示的な実施形態をさらに例示し説明するものでありうる。機能的に同種の構成要素または同様の作用を有する構成要素は同一の符号によって示している。同一のまたは実質的に同一の構成要素は、それが最初に現れる図に関してのみ説明したところがあり、その説明は必ずしも後続の図において繰り返していない。
光学デバイスの一例を示す断面図である。 図1の例によるパターンマスクを示す上面図である。 図1の例による傾斜面での全体投影を示す図である。 光学デバイスの一実施形態を示す断面図である。 図4の実施形態によるパターンマスクを示す上面図である。 図4の実施形態による傾斜面での全体投影を示す図である。 光学デバイスの別の実施形態を示す断面図である。 図7の実施形態によるパターンマスクを示す上面図である。 図7の実施形態による傾斜面での全体投影を示す図である。 光学デバイスの別の実施形態を示す断面図である。 光学デバイスの別の実施形態を示す断面図である。 a~c共に、一実施形態による例示的な投影面を示す概略図である。
詳細な説明
図1には、従来の例示的な光学デバイス1の断面図が示されている。図1の光学デバイス1は、撮像面3上に分配される複数の画像を生成する撮像系2を備えている。図1は小さな矢印で示されている3つの個別画像4を示しているが、個数は単なる例示に過ぎない。
示されているように、複数の画像は、撮像面3に配置された透過型パターンマスク5によって生成可能である。パターンマスク5は光源40(図示せず)によって照明され、コリメートされた光ビーム6が後側7からパターンマスク5に当たる。
光学デバイス1は、さらに、マイクロレンズアレイ(MLA)9の複数のマイクロレンズ8を有する。図1には、個別画像4の数に対応する3つのマイクロレンズ8が示されている。一般的には、個別画像4の数は、マイクロレンズ8の数と一致していてよい。パターンマスク5、ひいては撮像面3も、光源40とMLA9との間に配置されている。
各マイクロレンズ8は、複数の画像のうちのそれぞれ1つの個別画像4に割り当てられている。マイクロレンズ8はそれぞれ破線で示された光軸10を有しており、この光軸10は個別画像4に対してオフセット11を有しうる。割り当てられた個別画像4に対して生じるマイクロレンズ8の偏心は、投影距離に関連する。
各マイクロレンズ8は、それぞれの個別画像4を投影面13上に投影することにより光ビームのそれぞれのチャネル12を形成するように配置されている。したがって、個別投影14は投影面13上に形成される。図1に示されている例では、各個別投影14は、投影面13の同じ部分上に形成されている。大きな矢印で示されている全体投影15は、全ての個別投影14を重ね合わせることによって投影面13上に形成されている。
全ての個別画像4は、それぞれ、全体画像または全体投影15のバージョンを示している。図1に示されているように、投影面13は、撮像面3に対して傾斜している。これは、MLA9からの投影面13の距離が投影面13における長手方向zの位置に依存して変化することを意味している。長手方向zは、撮像面3に対しての横断方向であり、投影面13に対して平行である。したがって、歪みのない全体投影15を生成するためには、個別画像4を相互に僅かに異ならせることが必要となりうる。よって、個別画像4は、相互にかつ/または全体投影15に対してプリディストーション可能である。当該プリディストーションは、例えば、個別画像4の光ビームのチャネル12の発散に起因する歪みまたは個別画像4での拡大に起因する歪みを補正するものである。
図2には、図1の光学デバイス1において使用可能な例示的なパターンマスク5の上面図が示されている。パターンマスク5は、例えば、パターニングされたクロム層を有していてよい。パターンマスク5のうちクロム層が除去された部分は光に対して透過性を有するのに対して、パターンマスク5のうちクロム層が依然として存在する部分は光に対して不透明である。
したがって、後側7からパターンマスク5を照明することにより、複数のパターンが生成される。図2の例では、パターンは規則的な六角形グリッド上に配置されている。各パターンは、パターンマスク5全体にわたって分布するよう、隣接するパターンから離間されている。各パターンは、撮像面3において個別画像4を形成する。
図3には、図2のパターンマスク5に従った全体投影15が示されている。全体投影15は投影面に投影されるが、ここで、投影面は撮像面3に対して傾斜している(図1を参照)。全体投影15は、長手方向zにおける長さlおよび横方向xにおける幅wを有し、ここで、横方向xは撮像面3に対して平行であってよい。この例では、全体投影15は、長手方向に増大する4つの矩形によって形成されている。各個別画像4、すなわち各パターンは、図2および図3から見て取れるように、全体投影15の歪んだバージョンを示していることに留意されたい。上述したように、プリディストーションにより、傾斜した投影面13上に投影されることによって生じる歪みが補償される。全体投影15は、個別画像4の個別投影14を重ね合わせることによって生成される。
図3にはさらに、投影面13に投影された光ビームのチャネル12によって形成されて全体投影15を生成する光コーン16のプロフィルが示されている。パターン全体の幅wは、光コーン16の幅すなわち光コーン16の半円錐角に制限されることに留意されたい。したがって、図1~図3の従来の光学デバイス1では、表示される全体投影15の最大幅wが制限される。
図4には、光エキスパンダ17を含む光学デバイス1の一実施形態の断面図が示されている。すなわち、図4の光学デバイス1では、MLA9と投影面13との間に配置された光エキスパンダ17がさらに示されているという点で、図1に示されている例と異なっている。図1の例の要素に対応する図4の要素は、同じ参照符号で示されている。図4には2つの個別画像4のみが示されているが、個数は単なる例示に過ぎない。2つの個別画像4に対応して、図4には、MLA9の2つのマイクロレンズ8が示されており、このマイクロレンズ8は、それぞれの個別画像4を投影面13へ向かって投影することにより、光ビームのそれぞれのチャネル12を形成する。
図4に示されている実施形態では、個別画像4は、相互に相対的に歪んでいるだけでなく、相互に異なっている。図4の上側の個別画像4によって表されている個別画像4の第1のサブセット18は、全体投影15の第1の部分19のバージョンを示している。これは、上側の個別画像4としての菱形によって示されている。下側の個別画像4として表されている個別画像4の第2のサブセット20は、全体投影15の第2の部分21のバージョンを示している。これは、下側の個別画像4としての鏃形で示されている。
図4の実施形態の光エキスパンダ17は、MLA9に面する入力面22と、投影面13に面する2つの出力面23,26とを有している。光エキスパンダ17は、入力面22が撮像面3に対して平行となり、MLA9から到来する光ビームのチャネル12を受容するように配置されている。
さらに、光エキスパンダ17は、2つの出力面23,26の第1の出力面23が光ビームのチャネル12の第1のサブセット24を投影面13の第1の部分領域25へ配向するように配置されている。光ビームのチャネル12の第1のサブセット24は、MLA9による個別画像4の第1のサブセット18の投影によって形成される光ビームのチャネル12に対応する。
2つの出力面23,26の第2の出力面26は、光ビームのチャネル12の第2のサブセット27を投影面13の第2の部分領域28へ配向し、ここで、光ビームのチャネル12の第2のサブセット27は、MLA9による個別画像4の第2のサブセット20の投影によって形成される光ビームのチャネル12に対応する。
光エキスパンダ17から見ると、投影面13の第1の部分領域25と第2の部分領域28とは、異なる方向に存在する。よって、光エキスパンダ17は、光ビームのチャネル12を拡開する。光ビームのチャネル12の拡開および配向は、出力面23,26での光ビーム屈折によって行われうる。しかし、光ビーム屈折は、図4に示されているように、光エキスパンダ17の入力面22で既に発生していることもある。
個別画像4の個別投影14は、投影面へ配向された光ビームのチャネル12によって投影面上に形成される。これは、光ビームのチャネル12の第1のサブセット24が投影面13の第1の部分領域25上に個別投影14を形成し、投影面13においてこれらの個別投影14が全体投影15の第1の部分19に重ね合わされることを意味する。光ビームのチャネル12の第2のサブセット27は投影面13の第2の部分領域28上に個別投影14を形成し、投影面13においてこれらの個別投影14が全体投影15の第2の部分21に重ね合わされる。
図4の実施形態では、投影面13の第1の部分領域25と第2の部分領域28とは異なるものの、オーバーラップしている。これは、オーバーラップ領域29において、光ビームのチャネル12の第1のサブセット24および第2のサブセット27も同様に相互に重ね合わされていることを意味する。
図5には、図4の光学デバイス1において使用可能な、例示的な透過型パターンマスク5の上面図が示されている。図5の実施例では、パターンは、パターンマスク5の2つの別個のセクション30に配置されている。各セクション30は、規則的なパターングリッドを形成している。各セクション30内の各パターンは、全てのパターンがパターンマスク5全体にわたって分布するよう、隣接するパターンから離間されている。各パターンは、撮像面3において個別画像4を形成する。
図6には、図5のパターンマスク5に従ったそれぞれの全体投影15が示されている。全体投影15は投影面に投影されるが、ここで、投影面は撮像面3に対して傾斜している(図4参照)。この実施例では、全体投影15全体が5つの矩形によって形成されている。図6にはさらに、投影面13へ配向された光ビームのチャネル12の第1のサブセット24および第2のサブセット27によって形成されて全体投影15を生成する2つの光コーン16のプロフィルが示されている。2つの光コーン16はオーバーラップしており、1つの大域的な光コーン16とみなすことができる。
図6の全体投影15の長さlは、図3の全体投影15の長さlに等しい。しかし、大域的な光コーン16のほうが大きい円錐角を有するため、当該実施形態の全体投影15の幅wはより広くなっている。したがって、図1~図3による例に比べて、図4~図6による実施形態は、より大きい照明野を有する。これは、FOIを光エキスパンダ17によって拡大できることを意味する。
図7には、光学デバイス1の別の実施形態の断面図が示されている。図7による実施形態の機能の基本方式は、図4による実施形態の機能の基本方式と同様である。したがって、図4による実施形態の要素に対応する図7の要素は、同じ参照符号で示されている。
図7には、3つの個別画像4が示されているが、個数は単なる例示に過ぎない。3つの個別画像4に対応して、図7にはMLA9の3つのマイクロレンズ8が示されており、このマイクロレンズ8は、それぞれの個別画像4を投影面13へ向かって投影することにより、光ビームのそれぞれのチャネル12を形成する。
図4の実施形態と同様に、個別画像4は、相互に相対的に歪んでいるだけでなく、相互に異なっている。図7に示されている上側の個別画像4によって表される個別画像4の第1のサブセット18は、全体投影15の第1の部分19のバージョンを示している。下側の個別画像4によって表される個別画像4の第2のサブセット20は、全体投影15の第2の部分21のバージョンを示している。中間の個別画像4によって表される個別画像4の第3のサブセット31は、全体投影15の第3の部分32のバージョンを示している。
図7の実施形態による光エキスパンダ17は、MLA9に面する入力面22と、投影面13に面する3つの出力面23,26,33とを有している。光エキスパンダ17は、入力面22が撮像面3に対して平行となり、MLA9から到来する光ビームのチャネル12を受容するように配置されている。
さらに、光エキスパンダ17は、3つの出力面23,26,33の第1の出力面23が光ビームのチャネル12の第1のサブセット24を投影面13の第1の部分領域25へ配向するように配置されている。光ビームのチャネル12の第1のサブセット24は、MLA9による個別画像4の第1のサブセット18の投影によって形成される光ビームのチャネル12に対応する。
3つの出力面23,26,33のうちの第2の出力面26は、光ビームのチャネル12の第2のサブセット27を投影面13の第2の部分領域28へ配向し、ここで、光ビームのチャネル12の第2のサブセット27は、MLA9による個別画像4の第2のサブセット20の投影によって形成される光ビームのチャネル12に対応する。
3つの出力面23,26,33のうちの第3の出力面33は、光ビームのチャネル12の第3のサブセット34を投影面13の第3の部分領域35へ配向し、ここで、光ビームのチャネル12の第3のサブセット34は、MLA9による個別画像4の第3のサブセット31の投影によって形成される光ビームのチャネル12に対応する。
光エキスパンダ17から見ると、投影面13の第1の部分領域25と第2の部分領域28と第3の部分領域35とは、異なる方向に存在する。よって、光エキスパンダ17は、光ビームのチャネル12を拡開する。図7の実施形態では、光ビームのチャネル12の拡開および配向は、光エキスパンダ17内での内部全反射によって行われる。したがって、光エキスパンダ17は、光エキスパンダ17のセクション37,38内での光ビームの内部全反射を可能にする別の面36を含む。
図7の光エキスパンダ17は、光ビームのチャネル12の第1のサブセット24をTIRによって第1の出力面23へ向けて導波する第1のセクション37を含む。当該第1のセクション37は2つの別の面36を含むので、光ビームのチャネル12の第1のサブセット24は、第1の出力面23に到達するまでに2回、内部で偏向される。
光エキスパンダ17はさらに、光ビームのチャネル12の第2のサブセット27をTIRによって第2の出力面26へ向けて導波する第2のセクション38を含む。当該第2のセクション38も2つの別の面36を含むので、光ビームのチャネル12の第2のサブセット27は、第2の出力面26に到達するまでに2回、内部で偏向される。TIRを生じさせるセクション37,38の個数は任意であり、この実施形態でのセクションの個数は単なる例示に過ぎない。
光ビームのチャネル12の第3のサブセット34は、光エキスパンダ17の中央部分39の第3の出力面33において光エキスパンダ17から出る。図7の実施例では、当該サブセットは内部で偏向されていない。
図4~図6の実施形態と同様に、個別画像4の個別投影14は、投影面へ配向された光ビームのチャネル12によって投影面上に形成され、投影面において光ビームのチャネル12が少なくとも部分的に重ね合わされる。図7の実施形態では、投影面13の第1の部分領域25と第2の部分領域28と第3の部分領域35とは異なるもののオーバーラップしているので、2つのオーバーラップ領域29が形成されている。この場合、光ビームのチャネル12の異なるサブセットも相互に重ね合わされている。
図8には、図7の光学デバイス1に対して使用可能な、例示的な透過型パターンマスク5の上面図が示されている。図8の実施例では、パターンは、パターンマスク5の3つの別個のセクション30に配置されている。各セクション30は、規則的なパターングリッドを形成している。それぞれのセクション30内の各パターンは、全てのパターンがパターンマスク5全体にわたって分布するよう、隣接するパターンから離間されている。各パターンは、撮像面3に個別画像4を形成する。
図9には、図8のパターンマスク5に従ったそれぞれの全体投影15が示されている。全体投影15は投影面に投影されるが、ここで、投影面は撮像面3に対して傾斜している(図7を参照)。この実施例では、全体投影15が6つの矩形によって形成されている。図9にはさらに、投影面13へ配向された光ビームのチャネル12の第1のサブセット24、第2のサブセット27および第3のサブセット34によって形成されて全体投影15を生成する3つの光コーン16のプロフィルが示されている。3つの光コーン16はオーバーラップしているので、1つの大域的な光コーン16とみなすことができる。
図9の全体投影15の長さlは、図3~図6の全体投影15の長さlに等しい。しかし、当該実施形態の全体投影15の幅wは、図6よりも広い。なぜなら、大域的な光コーン16がより大きな開口角を有しているからである。したがって、図7~図9による実施形態は、図4~図6による実施形態よりも大きな照明野を有している。これは、TIRを可能にする光エキスパンダ17によってFOIをさらに拡大できることを意味する。
図10には、光学デバイス1の別の実施形態の断面図が示されている。光学デバイス1は、キャリア41に取り付けられた光源40を含む撮像系2を備えている。撮像系2はさらに、光源40に正対するように配置されたコリメータレンズ42を備えており、これにより、コリメータレンズ42は、光源40からの光のほぼ平行なビーム路を生成することができる。コリメータレンズ42は、光源40とコンデンサレンズアレイ43との間に配置されている。
コンデンサレンズは、各個別画像4の均一な照明が保証されるように設けられている。したがって、コンデンサレンズアレイ43は、パターンマスク5の後側7に取り付けられている。コンデンサレンズアレイ43は、各コンデンサレンズがそれぞれの個別画像4を覆うようにパターンマスク5に取り付けることができる。
図10に示されている光学デバイス1はさらに、それぞれ撮像面3およびパターンマスク5に対して平行な主延在面を有する透明基板44を含む。基板44は、MLA9が配置された前面45を有する。MLA9は、基板44と直接に接触している。基板44の後面46には、コンデンサレンズアレイ43を備えたパターンマスク5が配置されている。パターンマスク5の前側47は、基板44の後面46に直接に接触している。これは、撮像系2の部分すなわちコンデンサレンズアレイ43およびパターンマスク5がMLA9を含む基板44に取り付けられるコンパクトな設計を光学デバイス1の図示の実施形態が有することを意味する。
図10の光学デバイス1はさらに、図4に示されている光エキスパンダ17と同様の光エキスパンダ17を有している。光エキスパンダ17の出力面23,26のうちの1つでの光ビーム屈折を例示するために、例示的な2つの光ビーム6が示されている。
図11には、光学デバイス1の別の実施形態の断面図が示されている。この実施形態は、図7に示されている光エキスパンダ17と同様の光エキスパンダ17を有している点で、図10による実施形態と異なっている。複数の光ビーム6が、光エキスパンダ17のセクション内の光ビームの内部全反射を示すために示されている。光エキスパンダ17の中央部分39では、光ビームは反射なしで光エキスパンダ17を出る。
図12のa~cはそれぞれ、図4~図11の光学デバイス1を含む光学装置48を示している。光学装置48は、例えばプロジェクタまたは照明装置であってよい。光学装置48は、光学デバイス1が組み込まれるハウジングを有しうる。
図12のaには光学装置48が示されており、この光学装置48は、平行な、すなわち傾斜していない投影面13、例えばスクリーンの照明および/または投影を行う。これは、投影面13の法線ベクトルが光学装置48によって発せられる光コーン16の光軸49に対して平行であることを意味する。投影面13は、光学装置48から距離dだけ離間している。
図12のbには、傾斜した投影面13、例えばスクリーンまたは床への照明および/または投影を行う光学装置48が示されている。これは、投影面13の法線ベクトルが光学装置48によって発せられた光コーン16の光軸49に対しての横断方向であることを意味する。投影面13の法線ベクトルと光コーン16の光軸49との間の角度δは、用途に依存する。例えば、光学装置48が自動車用途におけるウェルカムライトカーペットのために使用される場合、角度δは一般的に65°~85°である。投影面13に対して垂直な垂直方向yにおいて、光学装置48は、高さhだけ投影面13から離間されうる。例えば、光学装置48が自動車用途におけるウェルカムライトカーペットのために使用される場合、高さhは典型的には150mm~270mmである。
図12のcには、自由曲面を形成する投影面13への照明および/または投影を行う光学装置48が示されている。これは、投影面13が非平坦面であることを意味する。
本明細書に開示した光学デバイス1の実施形態は、読者に着想の新規な態様を理解してもらう目的で説明している。好ましい実施形態を図示し説明してきたが、開示したコンセプトの多くの変更形態、修正形態、等価形態および代替形態を、特許請求の範囲から不要に離れることなく、当業者によって形成することができる。
開示は、開示した実施形態および特に図示しかつ上述したものに限定されないことが認識されるであろう。むしろ、別個の従属請求項または説明中に記載した特徴を、有利に組み合わせることができる。さらに、本開示の範囲は、当業者に明らかであって、添付の特許請求の範囲の範囲内に該当する変形形態および修正形態を含む。
特許請求の範囲または明細書において使用される「含む」なる用語は、対応する特徴または手順の他の要素または他のステップを排除しない。「1つの(a,an)」なる用語が特徴に関連して使用される場合、この用語は当該特徴が複数存在することを排除しない。さらに、特許請求の範囲におけるいずれの参照符号も範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
この特許出願は、独国特許出願第102020127181.6号明細書の優先権を主張しており、その開示内容は参照により本明細書に組み込まれるものとする。
1 光学デバイス
2 撮像系
3 撮像面
4 個別画像
5 パターンマスク
6 光ビーム
7 パターンマスクの後側
8 マイクロレンズ
9 マイクロレンズアレイ
10 マイクロレンズの光軸
11 オフセット
12 光ビームのチャネル
13 投影面
14 個別投影
15 全体投影
16 光コーン
17 光エキスパンダ
18 個別画像の第1のサブセット
19 全体投影の第1の部分
20 個別画像の第2のサブセット
21 全体投影の第2の部分
22 入力面
23 第1の出力面
24 光ビームのチャネルの第1のサブセット
25 投影面の第1の部分領域
26 第2の出力面
27 光ビームのチャネルの第2のサブセット
28 投影面の第2の部分領域
29 オーバーラップ領域
30 パターンマスクのセクション
31 個別画像の第3のサブセット
32 全体投影の第3の部分
33 第3の出力面
34 光ビームのチャネルの第3のサブセット
35 投影面の第3の部分領域
36 別の面
37 光エキスパンダの第1のセクション
38 光エキスパンダの第2のセクション
39 光エキスパンダの中央部分
40 光源
41 キャリア
42 コリメータレンズ
43 コンデンサレンズアレイ
44 基板
45 基板の前面
46 基板の後面
47 パターンマスクの前側
48 光学装置
49 光コーンの光軸
d 距離
h 高さ
l 長さ
w 幅
x 横方向
y 垂直方向
z 長手方向
δ 角度

Claims (15)

  1. 光学デバイス(1)であって、
    ・撮像面(3)上に分配される複数の画像(4)を生成するように設けられた撮像系(2)と、
    ・マイクロレンズ(8)が前記複数の画像のそれぞれの個別画像(4)に割り当てられており、かつ該それぞれの個別画像(4)を投影面(13)へ向かって投影することにより光ビームのそれぞれのチャネル(12)を形成するように設けられている、マイクロレンズアレイMLA(9)と、
    ・前記MLA(9)と前記投影面(13)との間に配置されており、かつ前記MLA(9)に面する入力面(22)と前記投影面(13)に面する少なくとも2つの出力面(23,26,33)とを有する、光エキスパンダ(17)と
    を備え、
    前記光エキスパンダ(17)は、
    ・前記個別画像(4)の個別投影(14)が、前記投影面(13)へ配向された光ビームのチャネル(12)により前記投影面(13)上に形成され、
    ・前記個別投影(14)を少なくとも部分的に重ね合わせることにより、前記投影面(13)上に全体投影(15)が形成される
    よう、光ビームのチャネル(12)を拡開させて前記投影面(13)へ配向するように設けられている、
    光学デバイス(1)。
  2. 前記光エキスパンダ(17)は、前記入力面(22)が前記撮像面(3)に対して平行となりかつ前記MLA(9)から到来する光ビームのチャネル(12)を受容するように配置されている、請求項1記載の光学デバイス(1)。
  3. 前記光エキスパンダ(17)は、
    ・該光エキスパンダ(17)の第1の出力面(23)が、光ビームのチャネル(12)の第1のサブセット(24)を前記投影面(13)の第1の部分領域(25)へ配向するように設けられ、かつ
    ・該光エキスパンダ(17)の第2の出力面(26)が、光ビームのチャネル(12)の第2のサブセット(27)を前記投影面(13)の第2の部分領域(28)へ配向するように設けられる
    ように配置されている、請求項1または2記載の光学デバイス(1)。
  4. 前記光エキスパンダ(17)は、少なくとも1つの別の出力面(33)を有しており、該別の出力面(33)は、光ビームのチャネル(12)の別のサブセット(34)を前記投影面(13)の別の部分領域(35)へ配向するように設けられている、請求項1から3までのいずれか1項記載の光学デバイス(1)。
  5. 前記光エキスパンダ(17)の各出力面(23,26,33)のうちの少なくとも1つは、それぞれの出力面(23,26,33)での光ビーム屈折によって、光ビームのチャネル(12)のそれぞれのサブセット(24,27,34)を配向するように設けられている、請求項1から4までのいずれか1項記載の光学デバイス(1)。
  6. 前記光エキスパンダ(17)は、光ビームのチャネル(12)のサブセット(24,27,34)のうちの少なくとも1つが該光エキスパンダ(17)のセクション(37,38)内で偏向されるように該光エキスパンダ(17)のセクション(37,38)内での光ビームの内部全反射を可能にする、別の面(36)を含む、請求項3から5までのいずれか1項記載の光学デバイス(1)。
  7. 前記光エキスパンダ(17)の各出力面(23,26,33)のうちの少なくとも1つが、前記光エキスパンダ(17)の前記入力面(22)に対して傾斜している、請求項1から6までのいずれか1項記載の光学デバイス(1)。
  8. 前記光エキスパンダ(17)の各出力面(23,26,33)のうちの少なくとも2つが、相互に相対的に傾斜している、請求項1から7までのいずれか1項記載の光学デバイス(1)。
  9. 前記光エキスパンダ(17)は、前記投影面(13)上の全体投影(15)が前記投影面(13)の各部分領域(25,28,35)のうちの1つの部分領域上の前記個別投影(14)よりも大きくなるよう、照明野を拡大するために設けられている、請求項3または4記載の光学デバイス(1)。
  10. 前記撮像系(2)は、前記撮像面(3)内に配置され、かつ前記撮像面(3)上に分配される個別画像(4)を提供する、パターンマスク(5)を含む、請求項1から9までのいずれか1項記載の光学デバイス(1)。
  11. 前記撮像系(2)は、
    ・前記複数の画像(4)を表示するように設けられた光源(40)、
    ・コリメータレンズ(42)、および/または
    ・コンデンサレンズもしくはコンデンサレンズアレイ(43)
    を備え、
    前記コリメータレンズ(42)および前記コンデンサレンズもしくはコンデンサレンズアレイ(43)は、前記光源(40)のビーム路を形成するように設けられている、
    請求項1から10までのいずれか1項記載の光学デバイス(1)。
  12. 前記MLA(9)はさらに、主延在面が前記撮像面(3)に対して平行であり、かつ前記撮像面(3)に面する後面(46)と前記光エキスパンダ(17)に面する前面(45)とを含む、基板(44)を含み、
    前記MLA(9)のマイクロレンズ(8)は、前記基板(44)の前面(45)に配置されている、
    請求項1から11までのいずれか1項記載の光学デバイス(1)。
  13. 前記投影面(13)が前記撮像面(3)に対して傾斜しているか、または前記投影面(13)が自由曲面である、請求項1から12までのいずれか1項記載の光学デバイス(1)。
  14. 光学装置(48)であって、請求項1から13までのいずれか1項記載の光学デバイス(1)を含み、照明装置またはプロジェクタである、光学装置(48)。
  15. 全体投影(15)を形成する方法であって、該方法が、
    ・撮像面(3)上に分配される複数の画像を生成することと、
    ・マイクロレンズアレイMLA(9)のマイクロレンズ(8)を前記複数の画像のそれぞれの個別画像(4)に割り当て、該それぞれの個別画像(4)を投影面(13)へ向かって投影することにより、光ビームのそれぞれのチャネル(12)を形成することと、
    ・前記MLA(9)に面する入力面(22)と前記投影面(13)に面する少なくとも2つの出力面(23,26,33)とを含み、かつ光ビームのチャネル(12)を拡開させて前記投影面(13)へ配向する光エキスパンダ(17)を用意し、前記MLA(9)と前記投影面(13)との間に配置することと、
    ・前記投影面(13)へ配向された光ビームのチャネル(12)により、前記投影面(13)上に前記個別画像(4)の個別投影(14)を形成することと、
    ・前記個別投影(14)を少なくとも部分的に重ね合わせることと
    を含む、方法。
JP2023517270A 2020-10-15 2021-10-06 拡大された照明野を有する投影 Pending JP2023542128A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102020127181 2020-10-15
DE102020127181.6 2020-10-15
PCT/SG2021/050602 WO2022081086A1 (en) 2020-10-15 2021-10-06 Projecting with expanded field of illumination

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023542128A true JP2023542128A (ja) 2023-10-05

Family

ID=78179481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023517270A Pending JP2023542128A (ja) 2020-10-15 2021-10-06 拡大された照明野を有する投影

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20230393453A1 (ja)
EP (1) EP4229463A1 (ja)
JP (1) JP2023542128A (ja)
KR (1) KR20230036154A (ja)
CN (1) CN116134368A (ja)
TW (1) TWI769096B (ja)
WO (1) WO2022081086A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006330631A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Miraial Kk 背面投射型スクリーン
CN108386740B (zh) * 2012-03-05 2020-05-26 首尔半导体株式会社 用于短投照明的照明透镜
CN110383145B (zh) * 2017-02-03 2022-02-08 巴科股份有限公司 用于增强的图像投影的系统和方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN116134368A (zh) 2023-05-16
TW202219593A (zh) 2022-05-16
WO2022081086A1 (en) 2022-04-21
KR20230036154A (ko) 2023-03-14
EP4229463A1 (en) 2023-08-23
TWI769096B (zh) 2022-06-21
US20230393453A1 (en) 2023-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101227068B1 (ko) 3차원 영상 생성 방법 및 장치
US8469525B2 (en) Projection-type display apparatus
JP6166180B2 (ja) 方向性を有する表示装置
US8007141B2 (en) Diffraction optical element, lighting device, and projector
KR100970720B1 (ko) 투사형 화상표시장치
JP6078798B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ、照明装置およびそれを備えた移動体
EP3118679B1 (en) Illumination device
US20070091431A1 (en) Rear projection screen, and rear projection system using the screen
EP3109539B1 (en) Vehicle lighting fixture
JP2003031872A (ja) レーザ照明装置およびこれを用いた画像表示装置
JP5403255B2 (ja) 照明装置およびプロジェクター
JP2023542128A (ja) 拡大された照明野を有する投影
US7399088B2 (en) Pupil mismatch in a collimated display system
KR100584554B1 (ko) 투사형 화상표시장치
JP2016219279A (ja) 灯具ユニット
KR100890303B1 (ko) 왜곡 보정 기능이 구비된 회절형 광변조기 디스플레이 장치
CN111503589B (zh) 用于机动车的照明设备、特别是高分辨率的前照灯
TW202212729A (zh) 照明裝置、投影機裝置
KR20210080130A (ko) 다중 홀로그래픽 구현 장치
CN218956844U (zh) 光源模组和照明装置
WO2023153510A1 (ja) 光学部材、光源装置、およびヘッドアップディスプレイ
JPH11502639A (ja) 光学プリンタ用の効率的なled光ジオメトリ
WO2023153278A1 (ja) 光源装置、およびヘッドアップディスプレイ
TWI677645B (zh) 照明裝置
US20220373150A1 (en) Illumination Apparatus for a Motor Vehicle Headlight

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240520