JP2023542071A - エアロゾル供給システム - Google Patents

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Abstract

本開示は、エアロゾル供給デバイスと、エアロゾル生成構成要素とを備えるエアロゾル供給システムであり、エアロゾル供給デバイスが、パワーソースと、制御部とを備え、エアロゾル供給デバイスが、エアロゾル生成構成要素と係合するように構成されており、エアロゾル生成構成要素が、使用時にエアロゾルを生成するエアロゾル生成部と、エアロゾル生成部の下流にポッドとを備える、エアロゾル供給システムであって、エアロゾル供給デバイスの制御部が、ポッドの寿命を監視し、ポッドの寿命の間、ポッドが受ける温度を容易に調節するように構成されている、エアロゾル供給システムに関する。【選択図】 図1

Description

本発明は、エアロゾル供給システム、エアロゾル供給デバイス、エアロゾルを供給する方法、及びエアロゾル供給手段に関する。
エアロゾル供給システムは、周知である。システムは、通常、エアロゾル生成材料からエアロゾルを生成するためにヒータを使用し、そのエアロゾルが、次いで、使用者によって吸入される。エアロゾルが生成されるエアロゾル生成材料は、エアロゾル供給システムを使用している間に消費される。エアロゾル生成材料を加熱すると、エアロゾル生成材料は、構造的に変化し得る。時間が経過すると、その構造変化が、香料を変化させることにより、又は、エアロゾル生成材料が消耗されるにつれて使用を困難にしていくことによって、エアロゾル供給システムに関する使用者の味わいを減退させることがある。最新のシステムは、予め定められたシステムの有効使用時間を用いて、システム内のエアロゾル生成材料の消耗を示すことが多い。その時点で、エアロゾル生成材料を取り除き、又はデバイスを交換することができる。これは、そのようなデバイスの使用コストを増加させることになり得る。
本発明は、上記問題のいくつかを解決することに向けられている。
本発明の諸態様は、添付特許請求の範囲に明示されている。
本明細書に記載のいくつかの実施形態によれば、エアロゾル供給デバイスと、エアロゾル生成構成要素とを備えるエアロゾル供給システムであり、エアロゾル供給デバイスが、パワーソースと、制御部とを備え、エアロゾル供給デバイスが、エアロゾル生成構成要素と係合するように構成されており、エアロゾル生成構成要素が、使用時にエアロゾルを生成するエアロゾル生成部と、エアロゾル生成部の下流にポッドとを備える、エアロゾル供給システムであって、エアロゾル供給デバイスの制御部が、ポッドの寿命を監視し、ポッドの寿命の間、ポッドが受ける温度を容易に調節するように構成されている、エアロゾル供給システムが提供される。
本明細書に記載のいくつかの実施形態によれば、パワーソースと、制御部と、エアロゾル生成構成要素収容部とを備えるエアロゾル供給デバイスであって、エアロゾル生成構成要素収容部内にエアロゾル生成構成要素を収容するように構成され、制御部が、エアロゾル生成構成要素の寿命を監視し、エアロゾル生成構成要素の寿命の間、エアロゾル生成構成要素が受ける温度を容易に調節するように構成されている、エアロゾル供給デバイスが提供される。
本明細書に記載のいくつかの実施形態によれば、制御部を備えるエアロゾル供給デバイスを用意するステップと、ポッドを備えるエアロゾル生成構成要素を用意するステップと、エアロゾル生成構成要素をエアロゾル供給デバイスと係合するステップと、エアロゾルを供給するステップと、制御部によって、ポッドの寿命を監視して、ポッドの寿命の間、ポッドが受ける温度を容易に調節するステップとを含む、エアロゾルを供給する方法が提供される。
本明細書に記載のいくつかの実施形態によれば、エアロゾル供給デバイスと、エアロゾル生成構成要素とを備えるエアロゾル供給手段であり、エアロゾル供給デバイスが、パワー手段と、制御手段とを備え、エアロゾル供給デバイスが、エアロゾル生成構成要素と係合するように構成され、エアロゾル生成構成要素が、使用時にエアロゾルを生成するエアロゾル生成手段と、エアロゾル生成手段の下流にポッドとを備える、エアロゾル供給手段であって、エアロゾル供給デバイスの制御手段が、ポッドの寿命を監視し、ポッドの寿命の間、ポッドが受ける温度を容易に調節するように構成されている、エアロゾル供給手段が提供される。
次に、本教示を、以下の図面を参照して、単なる例として説明する。
一例によるエアロゾル供給システムの長手方向概略断面図である。 一例によるエアロゾル供給システムの長手方向概略断面図である。 一例によるエアロゾル供給システムの長手方向概略断面図である。 一例によるエアロゾル供給システムの長手方向概略断面図である。 一例によるエアロゾル供給システムの長手方向概略断面図である。 一例によるエアロゾル供給システムの長手方向概略断面図である。
本発明には、様々な変更形態及び代替形態が可能であるが、特定の実施形態が、例として、図面に示され、本明細書で詳細に説明されている。但し、特定の実施形態の図面及び詳細な説明は、開示されたそれら特定の形態に本発明を限定するものではないことを理解されたい。それとは逆に、本発明は、添付特許請求の範囲に記載の本発明の範囲内に含まれる全ての変更形態、同等形態、及び代替形態を包含する。
本明細書では、いくつかの例及び実施形態の態様及び特徴が論考/説明されている。いくつかの例及び実施形態の一部の態様及び特徴には従来実行されているものもあり、それら態様及び特徴は、簡潔さを考慮して、詳細には論考/説明されない。従って、本明細書で論じられるが詳細には説明されない装置及び方法の態様及び特徴は、それら態様及び特徴を実行するいかなる従来の技法に従って実行してもよいことを理解されたい。
本開示は、eシガレットなど、エアロゾル供給システムとも呼ぶことができるエアロゾル供給システムに関する。本開示によれば、「非燃焼性」エアロゾル供給システムは、エアロゾル供給システムのエアロゾル化可能組成材料(又はエアロゾル供給システムの構成要素)を、使用者への送出を容易にするために燃やす又は焼くことのないシステムである。以下の説明を通して、用語「eシガレット」又は「電子タバコ」が使用される場合があるが、この用語は、エアロゾル供給システム/デバイス及び電子エアロゾル供給システム/デバイスと置き換えて使用することができることを理解されたい。更に、当技術分野では一般的であるが、用語「エアロゾル」及び「蒸気」、並びに「蒸発させる」、「揮発させる」及び「エアロゾル化する」などの関連用語は、一般に、置き換えて使用することができる。
図1の例では、エアロゾル供給システム100が示されている。エアロゾル供給システム100は、エアロゾル供給デバイス110及びエアロゾル生成構成要素120を有する。エアロゾル供給デバイス110は、パワーソース112及び制御部114を有する。エアロゾル供給デバイス110は、エアロゾル生成構成要素120と係合するように構成されている。エアロゾル生成構成要素120は、使用時にエアロゾルを生成するエアロゾル生成部122を有する。エアロゾル生成構成要素120は、エアロゾル生成部122の下流にポッド124を更に有する。エアロゾル供給デバイス110の制御部114は、ポッド124の寿命を監視し、ポッドの寿命の間、ポッド124が受ける温度を容易に調節するように構成されている。
制御部114は、ポッド124が有効である間のエアロゾル供給システム100の使用回数(例えば、吸引(パフ)の長さを例えば含む吸引数(パフ数))を検出することによって、ポッド124の寿命を監視することができる。制御部114は、使用時間中にポッド124が加熱される温度を更に検出することができる。温度が高いほど、エアロゾル生成材料がより速く消耗し、従ってポッド124の寿命がより短くなり得る。
制御部114は、ポッド124がその寿命の間に受ける温度を受動及び/又は能動的に容易に調節することができる。一例では、制御部114は、ポッド124における温度を測定するように構成することができる。これは、ポッド124における温度(又は関連する特性値)の示度を制御部114にもたらす熱検出器又はセンサなどの結果であり得る。
制御部114は、使用者にポッド124の温度を知らせることができる。それによって、使用者は、ポッド124が受ける温度を変えることを判断することができる。使用者は、エアロゾル供給システム100が作動する温度(本明細書では「作動温度」と呼ばれる)を制御することが可能になり得る。これは、電気的であり得る、エアロゾル供給システム100へのユーザインターフェースを介してもよく、エアロゾル供給システム100内の諸要素の位置を変更するなど、より機械的な方式を介してもよい。このように、制御部114は、ポッド124がその寿命の間に受ける温度を受動的に容易に調節することができる。
制御部114は、一例では、ポッド124の温度を検出し、ポッド124の温度を変更させる信号を発することによって、ポッド124が受ける温度を能動的に容易に調節することができる。これは、適合温度のルックアップテーブルなどによって、予め定めることができる。制御部114は、エアロゾル供給システム100内のポッド124の位置を変更させる信号を任意選択で又は追加して発することができる。制御部114は、システム100で生成される熱プロフィールを制御することができる。この熱プロフィールは、システム100のエアロゾル生成部422又はヒータ/加熱要素によって実現することができる。
図1の例に示されているエアロゾル供給システム100は、エアロゾルがシステム100から出て行くための出口を有する。エアロゾル生成部122によって生成されたエアロゾルは、ポッド124を過ぎ、出口130を通り、次いで出口140を通って流れて、エアロゾル供給システム100から出て行くことができる。次いで、使用者が、供給されたエアロゾルを吸い込むことができる。出口(又は一連の出口)は、エアロゾル供給システム100のエアロゾル生成部122とエアロゾル供給システム100の外部の環境との流体連通を可能にすることができる。
図2の例では、エアロゾル供給システム200が示されている。図2の例は、図1の例と同様である。図1及び2の両方に同様な構成要素が示されている場合、図1と同様な構成要素を示すために使用される図2での数字は、簡単化のために、100だけ増やされている。能率を上げるため、これら構成要素は、ここで再び詳細に論考しなくてよい。
エアロゾル供給システム200は、エアロゾル供給システム200内に領域Aを有する。図示の例では、ポッド224は、領域Aに含まれる。領域Aの温度は、領域A内のポッド224が受ける温度を示している。従って、ポッド224が配置されている領域Aの温度を制御することが、制御部214が、ポッド224に加わる温度を制御することを可能にする。ポッド224には、香料を入れることができる。香料は、エアロゾル化可能であり得、それにより、香料を加熱すると、吸入用のエアロゾルが生成される。
香料は、ポッド224内に均等に分散させられ得る。ポッド224の外面のより近くに配置された香料は、ポッド224内により深く配置された香料より、ポッド224の寿命においてより早く、領域Aに供給される熱エネルギーによって影響される。ポッド224の外面により近い香料が消耗され、又は何らかの他の形で使い尽くされると、ポッド224の中心のより近くに配置された香料に熱エネルギーを供給することが必要になる。ポッド224のこの部分の香料は、本明細書では、「より深くの香料」又は「より中心に配置された香料」と呼ぶことができる。より中心に配置された香料に熱エネルギーを供給する手段は、総熱エネルギーを増加させることであり、その結果、熱エネルギーが、ポッド224内により深く侵入して、香料からエアロゾル化粒子を形成することが可能になる。これは、ポッド224が受ける温度を制御部214が調節することによって、制御することができる。これは、使用時にポッド224が受ける温度を上げていくことであり得る。
一例では、エアロゾル生成部222は、ポッド224内の香料からの化合物を連行するエアロゾルを形成する。ポッド224に供給される熱エネルギーは、エアロゾル生成部222で生成されるエアロゾルの温度によって供給することができる。従って、領域Aの熱エネルギーが、ポッド224に伝えることができる熱エネルギーである。領域Aの全ての熱エネルギーがポッド224に伝達されるわけではない。従って、制御部214は、エアロゾル生成部222によって生成されるエアロゾルの温度を制御することによって、ポッド224が受ける温度を調節することができる。これは、エアロゾルを生成するとき、より高い温度でヒータなどを作動させることを伴い得る。
図3の例では、エアロゾル供給システム300が示されている。図3の例は、図1及び2の例と同様である。図2及び3の両方に同様な構成要素が示されている場合、図2と同様な構成要素を示すために使用される図3での数字は、簡単化のために、100だけ増やされている。能率を上げるため、これら構成要素は、ここで再び詳細に論考しなくてよい。
図3に示されているエアロゾル供給システム300の制御部314は、感知要素316に接続されている。感知要素316は、制御部314の一部であっても、独立であってもよい。感知要素316は、信号を制御部314に送ることができるように、制御部314に接続されている。感知要素316は、温度、抵抗、及び/又は位置に関する信号を送ることができる。感知要素316は、いつポッド324がシステム300に挿入されたかを検出し、制御部314に信号を発することができる。感知要素316は、エアロゾル生成構成要素320がデバイス300内に係合されると、信号を制御部314に発することができる。制御部314は、システム300内のエアロゾル供給デバイス310とエアロゾル生成構成要素320との電気的接続を検出することができる。感知要素316は、制御部314に有線又は無線接続することができる。
システム300は、モジュール式システム300でもよく、感知要素316が、いつエアロゾル生成構成要素320がエアロゾル供給デバイス310に連結されたかを検出する。或いは、システム300は一体構造でもよく、ポッド324を、エアロゾル生成構成要素320に挿入してもよい。この挿入は、感知要素316によって検出することができる。このようにして、制御部314は、いつポッド324がシステム300に先ず導入され、従って、いつからポッド324の寿命を記録すべきかを通知され得る。寿命は、上記のように、使用度に応じる。
一例では、感知要素316は、温度センサ又は検出器である。温度センサ316は、領域Aのポッド324が受ける温度を監視し、この測定値を制御部314に送る。制御部314は、ポッド324の寿命の間、この温度を容易に調節することができる。温度センサ316は、前記温度を、例えばIR放射、サーモカップルの使用などによって検出することができる。
様々な使用者は、様々な使用特性(一服における吸引数(パフ数)、一日の服用習慣、望ましいエアロゾル量など)を有し得、従って、或る使用者のシステム300の制御部314は、別の使用者のシステム300の制御部314とは異なる温度制御を行い得る。これが、使用者ごとに個別仕様の作動を行わせる。
一例では、制御部314は、ポッド324の予想寿命(使用者の使用状態に基づく)の30%が経過すると、約10%だけ温度を上げる信号を出すことができる。ポッド324の予想寿命の50%が経過すると、制御部314は、約30%だけ温度を増加させる信号を出すことができる。制御部314は、温度センサ316によって、ポッド324が受ける温度の情報をフィードバックされ、それに従って、温度信号を調節することができる。これにより、ポッド324の寿命の後期に、より深くの香料にアクセスして、エアロゾル内に放出することを可能にすることができる(予め定められた基準に基づいて)。
一例では、制御部314からの温度信号がエアロゾル生成部322に送られ、エアロゾル生成部322が、エアロゾルを生成するために使用するヒータの温度を増加させる。このエアロゾルが、熱エネルギーをポッド324に効率よく運ばない場合、温度センサ316が、これを検出し、それに応じて制御部314に信号を出すことができる。制御部314は、次いで、エアロゾルを生成するために使用するヒータの温度を増加させる更なる命令を、エアロゾル生成部322に発することができる。このループを、ポッド324において所望の温度が達成されるまで続けることができる。
一例では、感知要素316は、位置センサである。位置センサ316は、ポッド324についての配向及び位置(絶対及び/又は相対)データを検出することができる。これは、光学センサ(例えばカメラ)などによることができる。位置センサ316は、信号を制御部314に送ることができ、制御部314は、ポッド324とエアロゾル生成部322との相対位置の調節を制御する信号を送る。エアロゾル生成部322をポッド324に近づくように移動させることによって、エアロゾル生成部322によって生成されるエアロゾルは、ポッド324に達する前により少ない熱エネルギーしか失わない。このようにして、ポッド324には、より大きい熱エネルギーを供給することができる。
図4の例では、エアロゾル供給システム400が示されている。図4の例は、図1、2及び3の例と同様である。図3及び4の両方に同様な構成要素が示されている場合、図3と同様な構成要素を示すために使用される図4での数字は、簡単化のために、100だけ増やされている。能率を上げるため、これら構成要素は、ここで再び詳細に論考しなくてよい。
図4に示されているエアロゾル供給システム400は、機械的要素418を有する。機械的要素418は、ポッド424とエアロゾル生成部422との相対移動を可能にするように配置構成されることができる。機械的要素418は、ポッド424と使用時にエアロゾル生成部422によって生成されるエアロゾルの流れの方向との相対移動を可能にするように配置構成されることができる。ポッド424をエアロゾル生成部422に向かって、又はポッド424の方へ流れるエアロゾルの流れに向かって移動させることによって、エアロゾルがポッド424に近づく間にエネルギーを失う時間がより短くなるので、ポッド424は、より熱いエアロゾルを受ける。これは、エアロゾルがポッド424に達するために移動しなければならない距離を減少させることの直接的結果としてのものである。
機械的要素418は、線型移動、インデックス式移動、又は回転移動のいずれかのような相対移動を行わせることができる。機械的要素418は、プッシャシステム、ゼネバ歯車、又は回転円板などのいずれかでもよく、又はそれらのいずれかを含み得る。機械的要素418は、エアロゾル生成部422及び/又はポッド424に機械的に連結することができる。それによって、機械的要素418は、エアロゾル生成部422とポッド424との相対位置を変えることができる。
一例では、制御部414は、ポッド424が領域Aに挿入されたという知らせを受ける。従って、制御部414は、ポッド424の寿命の間のポッド424の使用度を検出することができる。吸引数(パフ数)及び吸引強度(パフの強さ)の予め定められた測定値を使用し、制御部414は、それに応じて香味を生じるために領域Aの温度を制御することができる(ポッドの使用時間が経過すると、より深くの香料にアクセスするために、より高い温度が必要になる)。ポッド424の寿命の後期には、制御部414は、より深くの香料にアクセスするには温度が十分ではないという指標を感知要素416から受け取ることができる。その結果、制御部414は、より高い温度のエアロゾルを供給するようにエアロゾル生成部422に信号を発する。制御部414は、この温度上昇で十分であるという信号を感知要素416から受け取ることができる。ポッド424の寿命の後期には、このエアロゾル温度が、もはや十分でなくなり得る。制御部414は、温度を増加させるように更に別の信号をエアロゾル生成部422に送ることを選択することもできるが、制御部414は更に、又はそれに替えて、エアロゾル生成部422に対してポッド424を移動させるように機械的要素418に信号を送ることができる。これは、エアロゾル生成部422が過度に高い温度で作動する必要性を取り除き又は低減することができるので有利である。従って、制御部414、エアロゾル生成部422、及び機械的要素418は、組み合わさって、システム400内の構成要素の寿命を守りながら、ポッド424の温度を制御する柔軟なシステムを形成する。これは、例えばエアロゾル生成部422を過度に作動させないことに基づく。
機械的要素418は、ポッド424の、エアロゾル生成部422に対面する部分を変化させるようにポッド424を回転させることができる。ポッド424の、エアロゾル生成部422に対面している部分は、ポッドの、エアロゾル生成部422に対面していない部分よりも、エアロゾル生成部422からのエアロゾルの熱のより多くの部分を受け取る。従って、ポッド424内の香料は、ポッド424の1つの側が別の側より速く消耗され得る。均等なレベルの消耗を維持するために、ポッド424を、機械的要素418によって回転させることができる。これは、香料の1つの側を加熱し過ぎることを防止し、香料の過熱は、望ましくない化合物又は臭いを生じることになり得る。
図5の例では、エアロゾル供給システム500が示されている。図5の例は、図1、2、3及び4の例と同様である。図4及び5の両方に同様な構成要素が示されている場合、図4と同様な構成要素を示すために使用される図5での数字は、簡単化のために、100だけ増やされている。能率を上げるため、これら構成要素は、ここで再び詳細に論考しなくてよい。
エアロゾル供給システム500は、ポッド524に熱を供給する加熱要素又はヒータ519を有する。ヒータ519は、抵抗ヒータ、誘導ヒータ、化学ヒータなどのいずれでもよい。制御部514は、ポッド524へのヒータ519の熱送出を制御する。ヒータ519は、追加の熱を直接ポッド524に供給し、従って、エアロゾル生成部522からのエアロゾルの熱エネルギーへの要求を低減させることができる。感知要素516は、更に多くの熱が必要であるとの信号を制御部514に出すことができ、制御部514は、ヒータ519を作動させることができる。これは、エアロゾル生成部522への電気的負荷を減少させる。ヒータ519を使用すると、更に、ポッド524へ熱をより限定的且つ正確に供給することが可能になる。
図6の例では、エアロゾル供給システム600が示されている。図6の例は、図1、2、3、4及び5の例と同様である。図5及び6の両方に同様な構成要素が示されている場合、図5と同様な構成要素を示すために使用される図6での数字は、簡単化のために、100だけ増やされている。能率を上げるため、これら構成要素は、ここで再び詳細に論考しなくてよい。
エアロゾル供給システム600は、ポッド624に対するヒータ619の相対移動を可能にするように配置構成されたヒータ移動機構6191を有する。制御部614が、ヒータ移動機構6191を制御するように構成されている。一例では、制御部614は、エアロゾル供給デバイス610とエアロゾル生成構成要素620とが係合していることを検出する。制御部614は、システム600の使用度、従ってポッド624の使用経過時間を確認する。制御部614は、領域Aの温度を通知され、ポッド624の使用経過時間に基づいて、領域Aの温度の増加に関する信号を出す。この温度増加は、エアロゾル生成部622によって生成されるエアロゾルの温度を増加することによって行うことができる。その代わりに又はそれに加えて、この温度増加は、ポッド624(従って領域A)をエアロゾル生成部622の方へ移動させることによって、又はヒータ619を作動させる(又はその温度を増加させる)ことによって行うことができる。制御部614が更に温度を増加させたい場合には、制御部614は、ヒータ移動機構6191を作動させることによって、ヒータ619とポッド624とを互いに近づけるように動かすことができる。ヒータ移動機構6191は、ヒータ619若しくはポッド624、又はその両方を動かすことができる。このようにして、制御部614は、ポッド624に与える温度を厳密に制御することができる。
これら構成要素を設けることによって、ポッド624が受ける温度に関する高いレベルの制御を、制御部614に行わせる。これは、正確な温度が得られることを可能にし、それによって、ポッド624の正確な寿命において香料の正確な量にアクセスすることができる。これは、システム600についての使用者の味わいを向上させ、ポッド624が、使用中、望ましくない量の香料をエアロゾルに供給することを防止する。
一例では、ポッド624は、様々な温度で放出される複数の香料を収容することができる。ポッド624が受ける温度を高いレベルで制御すると、制御部614が、使用者の好みに応じて、正確に或る香料を放出し別の香料は放出しないようにすることが可能になる。
ヒータ移動機構6191は、ヒータ619をポッド624に対して移動させるように配置構成することができ、その結果、ヒータ619は、ポッド624の寿命の間、ポッド624の様々な位置に向けて熱を導くことができる。これは、ポッド624内の香料のより均等な消耗に役立つ。上記で説明したように、これは、香料の或る側を別の側より熱し過ぎることを防止するのに役立つ。他の加熱及び移動要素と組み合わせて、システム600の制御部614は、ポッド624の寿命の間の個別仕様の加熱プロフィールを設定し、それによって、制御下で、ポッド624の様々な深さの香料を放出することができる。感知要素616は、この加熱プロフィールを点検することを可能にし、このプロフィールへのフィードバックを可能にして、必要であればプロフィールを修正することができる。
上記例のいずれにおいても、システムは、その使用度の検出を可能にするために、吸引(パフ)検出部を更に有し得る。この使用度は、制御部に知らせられ得、制御部は、ポッドにどのような温度を与えるべきかの計算に使用するために使用度統計を保持することができる。
上記例のいずれにおいても、制御部(制御部は制御回路でもよい)は、或る予め定められた値が、予め定められた範囲(ポッドの残りの寿命に関する使用温度など)を超え又は外れたときを判定するためのデータベースに接続することができる。これは、上記の方法のいずれによっても、ポッドが受ける温度の改善になり得る。
一部の実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給システムは、ベイピングデバイス又は電子ニコチン送出システム(END)としても知られている電子タバコであるが、エアロゾル化可能材料内のニコチンの存在が要件ではないことに留意されたい。
一部の実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給システムは、非燃焼加熱式システムとしても知られているタバコ加熱システムである。
一部の実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給システムは、エアロゾル化可能材料の配合物を使用してエアロゾルを生成するハイブリッドシステムであり、それらエアロゾル化可能材料のうちの1つ又は複数を加熱してもよい。エアロゾル化可能材料のそれぞれは、例えば、固体、液体又はゲルの形態でもよく、ニコチンを含有していてもいなくてもよい。一部の実施形態では、ハイブリッドシステムは、液体又はゲルのエアロゾル化可能材料、及び固体エアロゾル化可能材料を備える。固体エアロゾル化可能材料は、例えば、タバコ又は非タバコ製品を含み得る。
通常、非燃焼式エアロゾル供給システムは、非燃焼式エアロゾル供給デバイスと、非燃焼式エアロゾル供給デバイスと共に使用する物品とを備え得る。但し、エアロゾル生成構成要素を付勢する手段をそれら自体が含む物品群は、それら自体が非燃焼式エアロゾル供給システムを形成することができることを理解されたい。
一部の実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給デバイスは、パワーソース及び制御部を備え得る。パワーソースは、例えば、電力源でもよい。
一部の実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給デバイスと共に使用する物品には、エアロゾル化可能材料、エアロゾル生成構成要素、エアロゾル生成領域、マウスピース、及び/又はエアロゾル化可能材料を収容する領域を含めることができる。
一部の実施形態では、エアロゾル生成構成要素は、1つ又は複数の揮発性物質をエアロゾル化可能材料から分離してエアロゾルを形成するために、エアロゾル化可能材料と相互作用することが可能なヒータである。
一部の実施形態では、送出される物質は、エアロゾル化可能材料であり得る。本明細書ではエアロゾル生成材料とも呼ばれることがあるエアロゾル化可能材料は、例えば加熱し、照射し、又は他の何らかの方法でエネルギーを与えたとき、エアロゾルを生成することが可能になる材料である。エアロゾル化可能材料は、例えば、ニコチン及び/又は香味料を含有してもしなくてもよい固体、液体、又はゲルの形態であり得る。一部の実施形態では、エアロゾル化可能材料は、「モノリシック固体」(即ち非繊維質)と或いは呼ばれることがある「非晶質固体」を含み得る。一部の実施形態では、非晶質固体は乾燥ゲルでもよい。非晶質固体は、その内部に液体などのある流体を保持することができる固体物質である。一部の実施形態では、エアロゾル化可能材料は、例えば、約50wt%、60%wt%、又は70wt%の非晶質固体から約90wt%、95wt%又は100wt%までの非晶質固体を含み得る。
エアロゾル化可能材料は、1つ又は複数の活性組成物、1つ又は複数のキャリヤ組成物、及び任意選択で1つ又は複数の他の機能性組成物を含み得る。
活性組成物は、1つ又は複数の生理学的及び/又は嗅覚的活性組成物を含み得、それら活性組成物は、使用者の生理学的及び/又は嗅覚的反応を達成するために、エアロゾル化可能材料内に含まれる。活性組成物は、例えば、機能性食品、向知性薬、及び向精神薬から選択してもよい。活性組成物は、天然由来でも合成由来でもよい。活性組成物は、例えば、ニコチン、カフェイン、タウリン、又は他の適切なあらゆる組成物を含み得る。活性組成物は、タバコ又は別の植物性薬品の組成物、派生物、又は抽出物を含み得る。一部の実施形態では、活性組成物は、生理学的に活性な組成物であり、ニコチン、ニコチンソルト(例えばニコチン二酒石酸塩/ニコチン重酒石酸塩)、ニコチンフリーのタバコ代替品、カフェインなどの他のアルカロイドから選択することができる。
一実施形態では、活性組成物は嗅覚性活性組成物であり、「香料」及び/又は「香味料」から選択することができ、それら香料及び/又は香味料は、地方条例が許容する限り、成人消費者向けの製品に、所望の風味、香り、又は他の体性感覚的知覚を生じさせるために使用することができる。ある場合には、上記の組成物は、香料、香味料、冷却剤、加熱剤、又は甘味料と呼ぶことができる。それら組成物には、天然由来の香料材料、植物性物質、植物性物質からの抽出物、合成由来材料、又はそれらの配合物(例えば、タバコ、大麻、甘草(リコリス)、アジサイ、オイゲノール、ホオノキの葉、カモミール、フェヌグリーク、クローブ、カエデ、抹茶、メンソール、日本ハッカ、アニシード(アニス)、シナモン、ウコン、インディアンスパイス、アジアンスパイス、ハーブ、ウィンターグリーン、サクランボ、ベリー、レッドベリー、クランベリー、桃、リンゴ、オレンジ、マンゴー、クレメンタイン、レモン、ライム、トロピカルフルーツ、パパイヤ、ルバーブ、ブドウ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、キュウリ、ブルーベリー、桑の実、柑橘類、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウィスキー、ジン、テキーラ、ラム、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、アロエベラ、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、ビャクダン、ベルガモット、ゼラニウム、カート、ナスワー、キンマ、シーシャ、松、はちみつエッセンス、ローズ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、オレンジの花、桜の花、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ワサビ、ピーマン、ショウガ、コリアンダー、コーヒー、麻、ハッカ属のあらゆる種からのミントオイル、ユーカリ、トウシキミ、ココア、レモングラス、ルイボス、アマ、イチョウ、ハシバミ、ハイビスカス、月桂樹、マテ、オレンジの皮、バラ、緑茶や紅茶などの茶、タイム、ビャクシン、エルダーフラワ、バジル、ベイリーフ、クミン、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、レモンピール、ミント、シソ、ウコン、シラントロ、ギンバイカ、カシス、カノコソウ、ピメント、メース、ダミアン、マジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、チャイブ、カラム、バーベナ、タラゴン、リモネン、チモール、カンフェン)と、香味強化剤、苦味受容体部位遮断剤、感覚受容体部位活性剤又は刺激剤、並びに糖及び/又は代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、シクラメート、乳糖、蔗糖、ブドウ糖、果糖、ソルビトール、又はマンニトール)と、チャコール、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、息清涼剤などの他の添加物とが含まれ得る。それら組成物は、人造成分、合成成分、又は天然成分、或いはそれらの混合物である。それら組成物は、例えば、オイルなどの液体、粉などの固体、或いは抽出物のうちの1つ又は複数(例えば、甘草、アジサイ、ホオノキの葉、カモミール、フェヌグリーク、クローブ、メンソール、日本ハッカ、アニシード、シナモン、ハーブ、ウィンターグリーン、サクランボ、ベリー、桃、リンゴ、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウィスキー、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、ビャクダン、ベルガモット、ゼラニウム、はちみつエッセンス、ローズ油、バニラ、レモン油、オレンジ油、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ピメント、ショウガ、アニス、コリアンダー、コーヒー、又はハッカ属のあらゆる種からのミントオイル)、香料強化剤、苦味受容体部位遮断剤、感覚受容体部位活性剤又は刺激剤、糖及び/又は代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、シクラメート、乳糖、蔗糖、ブドウ糖、果糖、ソルビトール、又はマンニトール)、並びにチャコール、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、息清涼剤などのその他の添加物などのガスなど、適切ないかなる形態でもよい。それら組成物は、人造成分、合成成分、又は天然成分、或いはそれらの混合物であり得る。それら組成物は、例えば油、液体、又は粉体など適切ないかなる形態でもよい。
一部の実施形態では、香料は、メンソール、スペアミント、及び/又はペパーミントを含む。一部の実施形態では、香料は、キュウリ、ブルーベリー、柑橘類、及び/又はレッドベリーの香料成分を含む。一部の実施形態では、香料は、オイゲノールを含む。一部の実施形態では、香料は、タバコから抽出された香料成分を含む。一部の実施形態では、香料は、身体感覚剤を含み得、その身体感覚剤は、香り神経又は味覚神経に加えて又はその代わりに、第5脳神経(三叉神経)を刺激することによって、通常、化学的に誘発され知覚される体性感覚的知覚が得られるようになされ、これら身体感覚剤には、加熱、冷却、刺痛、しびれ効果をもたらす作用物質を含めることができる。適切な、加熱効果作用物質は、それに限定されないが、バニリルエチルエーテルでもよく、適切な冷却作用物質は、それに限定されないが、ユーカリプトール、WS-3でもよい。
キャリヤ組成物は、エアロゾルを形成することが可能な1つ又は複数の成分を含み得る。一部の実施形態では、キャリヤ組成物は、グリセリン、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1,3-ブチレングリコール、エリスリトール、メソ-エリスリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸ベンジル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、及び炭酸プロピレンのうちの1つ又は複数を含み得る。
他の1つ又は複数の機能性組成物は、pH調節剤、着色剤、防腐剤、結合剤、充填剤、安定剤、及び/又は酸化防止剤のうちの1つ又は複数を含み得る。
一部の実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給デバイスと共に使用する物品は、エアロゾル化可能材料、又はエアロゾル化可能材料を収容する領域を含み得る。一部の実施形態では、非燃焼式エアロゾル供給デバイスと共に使用する物品は、マウスピースを含み得る。エアロゾル化可能材料を収容する領域は、エアロゾル化可能材料を貯蔵する貯蔵領域であり得る。例えば、貯蔵領域はリザーバであり得る。一部の実施形態では、エアロゾル化可能材料を収容する領域は、エアロゾル生成領域とは分けることも、一体にすることもできる。
上に述べたように、エアロゾル供給デバイス及びエアロゾル生成構成要素を備えるエアロゾル供給システムが説明され、エアロゾル供給デバイスは、パワーソース及び制御部を備え、エアロゾル供給デバイスは、エアロゾル生成構成要素と係合するように構成され、エアロゾル生成構成要素は、使用時にエアロゾル生成するエアロゾル生成部、及びエアロゾル生成部の下流にポッドを備え、エアロゾル供給デバイスの制御部は、ポッドの寿命を監視し、その寿命の間、ポッドが受ける温度を容易に調節するように構成されている。
エアロゾル供給システムは、例えば非燃焼式エアロゾル供給システムなど、タバコ産業製品に使用することができる。
一実施形態では、そのタバコ産業製品は、ヒータ及びエアロゾル化可能基質など、非燃焼式エアロゾル供給システムの1つ又は複数の構成要素を備える。
一実施形態では、エアロゾル供給システムは、ベイピングデバイスとしても知られている電子タバコである。
一実施形態では、電子タバコは、ヒータと、ヒータにパワーを供給することが可能なパワーサプライと、液体やゲルなどのエアロゾル化可能基質と、ハウジングと、任意選択でマウスピースとを備える。
一実施形態では、エアロゾル化可能基質は、基質容器内又はその上に収容されている。一実施形態では、基質容器は、ヒータと組み合わされ、又はヒータを備える。
一実施形態では、タバコ産業製品は、基質材料を燃やすことなく加熱することによって、1つ又は複数の化合物を分離させる加熱製品である。基質材料は、例えばタバコ製品又は他の非タバコ製品であり得るエアロゾル化可能材料であり、ニコチンを含有してもしなくてもよい。一実施形態では、加熱デバイス製品は、タバコ加熱製品である。
一実施形態では、加熱製品は、電子デバイスである。
一実施形態では、タバコ加熱製品は、ヒータと、ヒータにパワーを供給することが可能なパワーサプライと、固体又はゲル材料などのエアロゾル化可能基質とを備える。
一実施形態では、加熱製品は、非電子品である。
一実施形態では、加熱製品は、固体又はゲル材料などのエアロゾル化可能基質と、チャコールなどの燃焼材料を燃やすことによるなど、いかなる電子手段もなしにエアロゾル化可能基質に熱エネルギーを供給することが可能な熱源とを備える。
一実施形態では、加熱製品は、エアロゾル化可能基質を加熱することによって生成されたエアロゾルを濾過することが可能なフィルターを更に備える。
一部の実施形態では、エアロゾル化可能基質材料は、エアロゾル剤若しくはエアロゾル生成剤、又はグリセロール、プロピレングリコール、トリアセチン、若しくはジエチレングリコールなどの保湿剤を含み得る。
一実施形態では、タバコ産業製品は、基質材料の配合物を燃焼ではなく加熱することによってエアロゾルを生成するハイブリッドシステムである。基質材料は、例えば、ニコチンを含有してもしなくてもよい固体、液体、又はゲルを含み得る。一実施形態では、ハイブリッドシステムは、液体又はゲル基質、及び固体基質を備える。固体基質は、例えば、ニコチンを含有してもしなくてもよいタバコ製品又は他の非タバコ製品であり得る。一実施形態では、ハイブリッドシステムは、液体又はゲル基質、及びタバコを備える。
様々な問題点に対処し当技術を向上させるために、この開示の全体は、例示として、特許請求の範囲に記載された(1つ又は複数の)発明が実行され、優れた電子エアロゾル供給システムを実現することができる様々な実施形態を示す。本開示の利点及び特徴は、単に、実施形態の代表的実例としてのものであり、網羅的及び/又は排他的ではない。本開示の利点及び特徴は、特許請求の範囲に記載の特徴を理解することを助け、教示するためにのみ示されている。本開示の利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様は、特許請求の範囲によって設定された本開示を限定するもの、又は特許請求の範囲との同等事項を限定するものと考えるべきでなく、又、他の実施形態を使用してもよく、本開示の範囲及び/又は主旨から逸脱することなく変更を加えることができることを理解されたい。様々な実施形態は、適宜、開示された要素、構成要素、特徴、部品、ステップ、手段などの様々な組合せを含み、それら組合せから構成、又は本質的に構成することができる。更に、本開示は、現在特許請求されていないが、将来特許請求される可能性がある他の発明を含む。

Claims (15)

  1. エアロゾル供給デバイスと、
    エアロゾル生成構成要素と
    を備えるエアロゾル供給システムであって、
    前記エアロゾル供給デバイスが、
    パワーソースと、
    制御部と
    を備え、
    前記エアロゾル供給デバイスが、前記エアロゾル生成構成要素と係合するように構成されており、
    前記エアロゾル生成構成要素が、
    使用時にエアロゾルを生成するエアロゾル生成部と、
    前記エアロゾル生成部の下流にポッドと
    を備え、
    前記エアロゾル供給デバイスの前記制御部が、前記ポッドの寿命を監視し、前記ポッドの寿命の間、前記ポッドが受ける温度を容易に調節するように構成されている、エアロゾル供給システム。
  2. 前記制御部が、前記ポッドにおける温度を測定するように構成されている、請求項1に記載のエアロゾル供給システム。
  3. 前記制御部が、温度センサ、位置センサ、及び抵抗センサのうちの少なくとも1つを備える、請求項2に記載のエアロゾル供給システム。
  4. 機械的要素を更に備え、前記制御部が、前記機械的要素を制御するように構成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  5. 前記機械的要素が、前記ポッドと使用時に前記エアロゾル生成部によって生成されるエアロゾルの流れの方向との相対移動を可能にするように配置構成されている、請求項4に記載のエアロゾル供給システム。
  6. 前記制御部が、
    使用時に前記エアロゾル生成部によって生成された前記エアロゾルによって、前記ポッドに供給されるエネルギーと、
    前記デバイスとの前記エアロゾル生成構成要素の係合状態と
    を検出するように構成されている、請求項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  7. 前記ポッドが香料を備える、請求項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  8. 前記ポッドに熱を供給するヒータを更に備え、
    前記制御部が、前記ポッドへの前記ヒータの前記熱の送出を制御する、請求項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
  9. 前記ポッドに対する前記ヒータの相対移動を可能にするように配置構成されたヒータ移動機構を更に備え、前記制御部が、前記ヒータ移動機構を制御するように構成されている、請求項8に記載のエアロゾル供給システム。
  10. パワーソースと、
    制御部と、
    エアロゾル生成構成要素収容部と
    を備えるエアロゾル供給デバイスであって、
    前記エアロゾル生成構成要素収容部内にエアロゾル生成構成要素を収容するように構成され、
    前記制御部が、前記エアロゾル生成構成要素の寿命を監視し、前記エアロゾル生成構成要素の寿命の間、前記エアロゾル生成構成要素が受ける温度を容易に調節するように構成されている、エアロゾル供給デバイス。
  11. エアロゾル生成構成要素を更に備え、
    前記エアロゾル生成構成要素が、
    使用時にエアロゾルを生成するエアロゾル生成部と、
    前記エアロゾル生成部の下流にポッドと
    を備え、
    前記エアロゾル生成構成要素が、使用時に前記エアロゾル生成構成要素収容部内に配置されている、請求項10に記載のエアロゾル供給デバイス。
  12. 制御部を備えるエアロゾル供給デバイスを用意するステップと、
    ポッドを備えるエアロゾル生成構成要素を用意するステップと、
    前記エアロゾル生成構成要素を前記エアロゾル供給デバイスと係合するステップと、
    エアロゾルを供給するステップと、
    前記制御部によって、前記ポッドの寿命を監視して、前記ポッドの寿命の間、前記ポッドが受ける温度を容易に調節するステップと
    を含む、エアロゾルを供給する方法。
  13. 前記ポッドにおける温度を検出するステップと、
    エアロゾルの流れの方向に相対して前記ポッドを移動させるステップと
    を更に含む、請求項12に記載の方法。
  14. ヒータを用意するステップと、
    ヒータ移動機構を用意するステップと、
    前記ヒータ移動機構を作動させて、前記ヒータと前記ポッドとの相対移動を可能にするステップと
    を更に含む、請求項12又は13に記載の方法。
  15. エアロゾル供給デバイスと、
    エアロゾル生成構成要素と
    を備えるエアロゾル供給手段であり、
    前記エアロゾル供給デバイスが、
    パワー手段と、
    制御手段と
    を備え、
    前記エアロゾル供給デバイスが、前記エアロゾル生成構成要素と係合するように構成され、
    前記エアロゾル生成構成要素が、
    使用時にエアロゾルを生成するエアロゾル生成手段と、
    前記エアロゾル生成手段の下流にポッドと
    を備え、
    前記エアロゾル供給デバイスの前記制御手段が、前記ポッドの寿命を監視し、前記ポッドの寿命の間、前記ポッドが受ける温度を容易に調節するように構成されている、エアロゾル供給手段。
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