JP2023540974A - センサデータを分析し、インテリジェントに収集するためのシステム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プラズマツールを制御する方法が記載される。方法は、プロセッサによって、プラズマツールからメトリックデータの第1のセットを受信することを含む。方法は、メトリックデータの第1のセットを分析して、メトリックデータの第2のセットをキャプチャするための第1の位置及び第1のタイムウィンドウを判定することをさらに含む。方法は、プロセッサによって、第1の位置及び第1のタイムウィンドウをプラズマツールのデータ処理システムに提供することを含む。方法はまた、第1の位置で、かつ第1のタイムウィンドウに関してキャプチャされたメトリックデータの第2のセットを受信することを含む。方法は、メトリックデータの第2のセットを分析して変数データを生成することと、変数データに従ってプラズマツールを制御することとを含む。【選択図】図1A
Description
本開示に記載される実施形態は、センサデータを分析し、インテリジェントに収集するためのシステム及び方法に関する。
ここで提供される背景技術の説明は、本開示の文脈を大まかに提示することを目的とする。現時点で名前を挙げられている発明者らによる研究は、この背景技術の欄で説明される範囲内において、出願時に先行技術として別途みなされ得ない説明の態様と同様に、明示又は暗示を問わず、本開示に対抗する先行技術として認められない。
プラズマツールにおいて、1つ又は複数の高周波(RF)発生器は、インピーダンス整合ネットワークに接続される。インピーダンス整合ネットワークは、プラズマチャンバに接続される。RF信号は、RF発生器からインピーダンス整合ネットワークに供給される。インピーダンス整合ネットワークは、RF信号を受信すると、プラズマチャンバにRF信号を出力する。また、複数のプロセスガスが、プラズマチャンバのシャワーヘッドを介してプラズマチャンバ内の間隙に供給される。RF信号がインピーダンス整合回路からプラズマチャンバに供給され、かつプロセスガスが供給されると、ウェハがプラズマチャンバ内で処理される。
ウェハの処理中に、大量のデータが収集される。
本開示に記載される実施形態が生じるのは、この文脈においてである。
本開示の実施形態は、センサデータを分析し、インテリジェントに収集するための、センサに依存しない装置、方法、及びコンピュータプログラムを提供する。本実施形態は、多くの方法で、例えば、プロセス、装置、システム、1つのハードウェア、又はコンピュータ可読媒体上での方法で実施され得る。いくつかの実施形態が後述される。
一実施形態において、メトリックデータを収集し、分析する方法が説明される。方法は、プロセッサによって、メトリックデータをキャプチャするための位置及びタイムウィンドウをプラズマツールのデータ処理システムに提供することを含む。方法は、前記位置で、かつ前記タイムウィンドウに関してキャプチャされたメトリックデータを受信することと、メトリックデータを分析して変数データを生成することと、変数データに従ってプラズマツールを制御することとをさらに含む。
一実施形態において、プラズマツールを制御する方法が説明される。方法は、プロセッサによって、プラズマツールからメトリックデータの第1のセットを受信することを含む。方法は、メトリックデータの第1のセットを分析して、メトリックデータの第2のセットをキャプチャするための第1の位置及び第1のタイムウィンドウを判定することをさらに含む。方法は、プロセッサによって、第1の位置及び第1のタイムウィンドウをプラズマツールのデータ処理システムに提供することを含む。方法はまた、第1の位置で、かつ第1のタイムウィンドウに関してキャプチャされたメトリックデータの第2のセットを受信することを含む。方法は、メトリックデータの第2のセットを分析して変数データを生成することと、変数データに従ってプラズマツールを制御することとを含む。
一実施形態において、プラズマツールを制御するためのコントローラが説明される。コントローラはプロセッサを含む。プロセッサは、プラズマツールからメトリックデータの第1のセットを受信し、第1のセットのメトリックデータを分析して、メトリックデータの第2のセットをキャプチャするために使用される第1の位置及び第1のタイムウィンドウを判定する。プロセッサは、第1の位置及び第1のタイムウィンドウを、プラズマツールのデータ処理システムに提供する。プロセッサはさらに、第1の位置で、かつ第1のタイムウィンドウに関してキャプチャされたメトリックデータの第2のセットを受信する。プロセッサは、メトリックデータの第2のセットを分析して変数データを生成し、かつ変数データに従ってプラズマツールを制御する。コントローラは、プロセッサに接続されたメモリデバイスを含む。
一実施形態において、プラズマシステムが説明される。プラズマシステムは、高周波(RF)信号を生成するように構成されたプラズマ源を含む。プラズマシステムは、データ処理装置をさらに含む。プラズマシステムは、データ処理装置及びプラズマ源に接続されたコントローラを含む。コントローラは、RFセンサから、RF信号に関連するメトリックデータの第1のセットを受信する。コントローラはその後、第1のセットのメトリックデータを分析して、メトリックデータの第2のセットをキャプチャするために使用される第1の位置及び第1のタイムウィンドウを判定する。コントローラは、第1の位置及び第1のタイムウィンドウをデータ処理システムに提供し、第1の位置で、かつ第1のタイムウィンドウに関してキャプチャされたメトリックデータの第2のセットを受信する。コントローラは、メトリックデータの第2のセットを分析して、変数データを生成し、かつ変数データに従ってプラズマ源を制御する。
本明細書に記載されるシステム及び方法のいくつかの利点は、デジタルメトリックデータが収集されるべき位置及びタイムウィンドウを提供することを含む。タイムウィンドウは、デジタルメトリックデータの状態、又はデジタルメトリックデータのサブ状態、又はデジタルメトリックデータのスライスにわたって広がる。位置及びタイムウィンドウを提供することによって、プロセスは、必要に応じて正確に制御可能である。さらに、位置及びタイムウィンドウを提供することによって、デジタルメトリックデータを保存するために使用されるメモリ空間の量は減少する。位置及びタイムウィンドウが提供されないと、大量のデジタルメトリックデータが記憶され、メモリ空間が増大する。
本明細書に記載されるシステム及び方法の追加の利点は、デジタルメトリックデータから統計値を生成することを含む。統計値は、デジタルメトリックデータの代わりにメモリデバイスに記憶される。その後、統計値に基づいて変数が制御される。デジタルメトリックデータの代わりに統計値を記憶することによって、デジタルメトリックデータを記憶するためのメモリ空間の量が減少する。
本明細書に記載されるシステム及び方法のさらなる利点は、チャンバ内マッチング及びチャンバ間マッチングを達成することを含む。チャンバ内マッチングは、位置でタイムウィンドウに関して収集されるデジタルメトリックデータの第1のセットと、位置でタイムウィンドウに関して収集されるデジタルメトリックデータの第2のセットの間で達成される。例えば、デジタルメトリックデータの第1のセットは、クロック信号の第1のサイクル中に位置でサンプリングされ、デジタルメトリックデータの第2のセットは、クロック信号の第2のサイクル中に位置で収集される。さらに、チャンバ間マッチングは、第1のプラズマツールから、位置でタイムウィンドウに関して収集されるデジタルメトリックデータの第1のセットと、第2のプラズマツールから、位置でタイムウィンドウに関して収集されるデジタルメトリックデータの第2のセットの間で達成される。例えば、デジタルメトリックデータの第1のセットは、クロック信号のサイクル中に位置でサンプリングされ、デジタルメトリックデータの第2のセットは、クロック信号の同じサイクル中に位置で収集される。
本明細書に記載されるシステム及び方法の追加の利点は、アナログメトリックデータの定常状態と比較してより高いレートで、アナログメトリックデータのエッジをサンプリングすることを含む。定常状態は、エッジほど頻繁には変化しない。そのため、定常状態のサンプリングの周波数と比較してより高い周波数でエッジをサンプリングすることによって、変数を正確に制御できる。
本明細書に記載されるシステム及び方法のさらなる利点は、デジタルメトリックデータの第1のセットが、定常状態又はエッジなどの多数の状態を有すると判定すると、ペイロード内の大量のサンプルセットを割り当てることを含む。デジタルメトリックデータの第1のセットは、デジタルメトリックデータの第2のセットの状態の数と比較して、より多い数の状態を有する。本明細書に記載されるシステム及び方法の追加の利点は、別の定常状態と比較してより長い持続期間に及ぶ定常状態に大量のパケットを割り当てることを含む。
他の態様は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
実施形態は、添付の図面と共に以下の説明を参照することによって理解される。
以下の実施形態は、センサデータを分析し、インテリジェントに収集するためのシステム及び方法を説明する。本実施形態が、これらの具体的詳細の一部又は全てがなくとも、実施され得ることは明らかであろう。他の例では、周知のプロセス動作は、本実施形態を不必要に曖昧にすることのないように、詳細には説明されない。
一実施形態では、メトリックのメトリックデータが、分析コントローラのプロセッサによって受信される。分析コントローラのプロセッサは、メトリックデータを分析して、追加のメトリックデータが受信されるべき位置及びタイムウィンドウを判定する。プロセッサは、位置及びタイムウィンドウを示す信号をデータ処理システム(DPS)に送信する。信号を受信すると、データ処理システムのアナログ-デジタル変換器(ADC)は、その位置でそのタイムウィンドウに関してメトリックデータをサンプリングして、例えば、アナログ形式からデジタル形式に変換するなどして、追加のメトリックデータを出力し、追加のメトリックデータを分析コントローラのプロセッサに送信する。分析コントローラのプロセッサは、その位置でそのタイムウィンドウに関して収集された、例えば、サンプリング等された追加のメトリックデータに基づいて、高周波(RF)発生器の変数を制御できる。
図1Aは、複数のRFセンサa1~a(n+m)からのセンサデータの収集を例示するための、プラズマシステム100の一実施形態の図であり、ここでnは正の整数であり、mは正の整数である。プラズマシステムは、本明細書ではプラズマツールと呼ばれることもある。システム100は、RF発生器(RFGs)a1~a(n+m)を含み、ここでn及びmは正の整数である。システム100は、RFセンサa1~a(n+m)と、複数のマッチシステム108及び110と、RFコイル112と、プラズマチャンバ114とをさらに含む。一例として、RFコイル112は、複数のターンを有する単一のRFコイルを含む。システム100は、DPS102と、分析コントローラ106と、プロセスコントローラ116とをさらに含む。DPSは、本明細書ではデータ処理装置と呼ばれることもある。
一例として、各RF発生器は、ある周波数で動作する。例えば、RF発生器RFGa1は低周波で動作し、RF発生器RFGa2は中波で動作し、RF発生器RFGanは高周波で動作する。例示すると、RF発生器RFGa1は400キロヘルツ(kHz)の周波数を有するRF信号を生成し、RF発生器RFGa2は27メガヘルツ(MHz)の周波数を有するRF信号を生成し、RF発生器RFGanは60MHzの周波数を有するRF信号を生成する。別の例示として、RF発生器RFGa1は2MHzの周波数を有するRF信号を生成し、残りのRF発生器RFGa2及びRFGanは、先の例示におけるものと同じ周波数を有するRF信号を生成する。
本明細書に記載されるマッチシステムは、1つ又は複数の分岐回路を含む。一例として、マッチシステムは、ハウジング又はエンクロージャを有する。マッチシステムの一例として、インピーダンス整合ネットワーク、インピーダンス整合回路、及びマッチが挙げられる。例示すると、マッチシステムの各分岐回路は、トランジスタ、レジスタ、及びコンデンサなどの1つ又は複数の電気回路部品を含む。さらに例示すると、各分岐回路は、直列回路、又は分路、又はそれらの組み合わせを含む。分路は、一端において直列回路に接続され、反対側の端部において大地電位に接続される。一例として、直列回路は、直列に互いに接続された2つ以上の電気回路部品を含み、分路は、直列に互いに接続された2つ以上の電気回路部品を含む。
マッチシステム108は、複数の入力Ia1~Ianと、出力O108とを有する。一例として、マッチシステムの各入力及び出力は、コネクタである。一例として、入力Ia1~Ianは、マッチシステム108の分岐回路を介して出力O108に接続される。例示すると、入力Ia1は、マッチシステム108の第1の分岐回路を介して出力O108に接続され、入力Ia2は、マッチシステム108の第2の分岐回路を介して出力O108に接続される。
同様に、マッチシステム110は、複数の入力Ia(n+1)~Ia(n+m)と、出力O110とを有する。一例として、入力Ia(n+1)~Ia(n+m)は、マッチシステム110の分岐回路を介して、出力O110に接続される。例示すると、入力Ia(n+1)は、マッチシステム110の第1の分岐回路を介して出力O110に接続され、入力Ia(n+2)は、マッチシステム110の第2の分岐回路を介して出力O110に接続される。
各RF発生器RFGa1~RFGanは、対応するRFケーブルを介してマッチシステム108の対応する入力に接続される。例えば、RF発生器RFGa1の出力Oa1は、RFケーブルRFCa1を介してマッチシステム108の入力Ia1に接続され、RF発生器RFGa2の出力Oa2は、RFケーブルRFCa2を介してマッチシステム108の入力Ia2に接続され、RF発生器RFGanの出力Oanは、RFケーブルRFCanを介してマッチシステム108の入力Ianに接続される。マッチシステム108の出力O108は、RF伝送線138を介してRFコイル112に接続される。
同様に、各RF発生器RFGa(n+1)~RFGa(n+m)は、対応するRFケーブルを介してマッチシステム110の対応する入力に接続される。例えば、RF発生器RFGa(n+1)の出力Oa(n+1)は、RFケーブルRFCa(n+1)を介してマッチシステム110の入力Ia(n+1)に接続され、RF発生器RFGa(n+2)の出力O(n+2)は、RFケーブルRFCa(n+2)を介してマッチシステム110の入力Ia(n+2)に接続され、RF発生器RFGa(n+m)の出力Oa(n+m)は、RFケーブルRFCa(n+m)を介してマッチシステム110の入力Ia(n+m)に接続される。マッチシステム110の出力O110は、RF伝送線142を介してチャック118に接続される。
本明細書で使用されるRFセンサの一例として、電圧・電流プローブ、方向性結合器、複素電流センサ、複素電圧センサ、及び位相振幅センサが挙げられる。例示すると、RFセンサは、複素電圧及び電流(複素V及びI)、又は順方向電力、又は反射電力、又は電圧、又は電流、又はインピーダンス、又はそれらの2つ以上の組み合わせなどのメトリックを測定する。複素電圧及び電流は、電圧の振幅、電流の振幅、及び電圧と電流の間の位相を含む。複素電流センサは複素電流を測定し、複素電流は、電流の振幅及び電流の位相を含む。複素電圧センサは複素電圧を測定し、複素電圧は、電圧の振幅及び電圧の位相を含む。一例として、順方向電力はプラズマ源からプラズマチャンバに供給され、反射電力はプラズマ源からRF発生器に反射して戻される。プラズマ源の例は後述する。方向性結合器は、供給電力及び反射電力を測定する電力センサの一例である。一例として、RFケーブルRFCanは、方向性結合器の入力ポートから方向性結合器内のチャネルを介して方向性結合器の出力ポートへと通る。別の例として、RFケーブルRFCanは、VIプローブの入力ポートからVIプローブ内のチャネルを介してVIプローブの出力ポートへと通る。
一例として、RFセンサa1~a(n+m)の1つ又は複数は、RFセンサa1~a(n+m)の残りのものとは異なるメトリックを測定する。例えば、RFセンサa1は複素電圧及び電流を測定し、RFセンサanは複素電圧を測定する。別の例として、RFセンサa(n+1)は複素電流を測定し、RFセンサa(n+m)は複素電圧を測定する。
プラズマチャンバ114は、RFコイル112を有する誘導結合プラズマチャンバである。例えば、RFコイル112は、プラズマチャンバ114の誘電体窓120の上に配置される。プラズマチャンバ114は、基板支持体の一例であるチャック114をさらに含む。チャック114の一例は、静電チャック(ESC)である。チャック114は、プラズマチャンバ114内での処理のために、半導体ウェハなどの基板Sを支持する。基板Sは、チャック114の上面に配置される。チャック114は、アルミニウム又はアルミニウムの合金などの金属から作製される下部電極を含む。チャック114は誘電体窓120に面しており、チャック114と誘電体窓120の間には間隙が形成される。
プラズマチャンバ114は、側壁SWと、底壁BWと、上壁TWとを有する。側壁SWは、上壁TWと底壁BWの間に位置する。一例として、上壁TWの一部は、誘電体窓120によって形成される。
DPS102は、ADC104とトランシーバ122とを含む。ADC104は、トランシーバ122に接続される。また、分析コントローラ106は、プロセッサ124と、メモリデバイス126と、トランシーバ128と、通信コントローラ(CC)130とを含む。一例として、通信コントローラは、ネットワーク通信プロトコルを適用して、例えば、実行するなどして、データを別の通信コントローラに転送する。ネットワーク通信プロトコルの例としては、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、ユーザデータグラムプロトコルオーバーインターネットプロトコル(UDP/IP)、及びトランスミッションコントロールプロトコルオーバーIP(TCP/IP)が挙げられる。一例として、トランシーバは、パラレル方式又はシリアル方式などで転送プロトコルを適用することによって、又はユニバーサルシリアルバス(USB)プロトコルを適用することによって、データを転送する(例えば、受信又は送信する等)。プロセッサ124は、トランシーバ128、通信コントローラ130、及びメモリデバイス126に接続される。
一例として、プロセッサは、中央処理装置(CPU)、又はマイクロプロセッサ、又はマイクロコントローラ、又は特定用途向け集積回路(ASIC)、又はプログラマブルロジックデバイス(PLD)である。メモリデバイスの例として、ランダムアクセスメモリ及びリードオンリーメモリが挙げられる。例示すると、メモリデバイスは、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリ、若しくはハードディスク、又は独立したディスクの冗長アレイである。
プロセスコントローラ116は、プロセッサ132と、メモリデバイス134と、通信コントローラ136とを含む。プロセッサ132は、メモリデバイス134及び通信コントローラ136に接続される。
RF伝送線の一例は、RFシースによって囲まれたRFロッドを含む。RFロッドとRFシースの間には、絶縁材料が存在する。RF伝送線の別の例は、RFロッド及び1つ又は複数のRFストラップの組み合わせである。例示すると、RFロッドは、RFシースによって囲まれ、RFストラップを介してRFコイルに接続され、かつRFストラップを介して出力O108に接続される。別の例示として、RFロッドは、RFシースによって囲まれ、RFストラップを介してチャック114に接続され、かつRFストラップを介して出力O110に接続される。
各RFセンサは、RF発生器とマッチシステムの間のRFケーブルに接続される。例えば、RFセンサa1は、RF発生器RFGa1と入力Ia1の間のRFケーブルRFCa1上の点Pa1で接続され、RFセンサa2は、RF発生器RFGa2と入力Ia2の間のRFケーブルRFCa2上の点Pa2で接続され、RFセンサanは、RF発生器RFGanと入力Ianの間のRFケーブルRFCan上の点Panで接続される。別の例として、RFセンサa(n+1)は、RF発生器RFGa(n+1)と入力Ia(n+1)の間のRFケーブルRFCa(n+1)上の点Pa(n+1)で接続され、RFセンサa(n+2)は、RF発生器RFGa(n+2)と入力Ia(n+2)の間のRFケーブルRFCa(n+2)上の点Pa(n+2)で接続され、RFセンサa(n+m)は、RF発生器RFGa(n+m)と入力Ia(n+m)の間のRFケーブルRFCa(n+m)上の点Pa(n+m)で接続される。
RFセンサa1~a(n+m)は、DPS102のADC104に接続される。DPS102は、分析コントローラ106に接続され、分析コントローラ106はプロセスコントローラ116に接続されている。例えば、トランシーバ122は、パラレル転送ケーブル、シリアル転送ケーブル、又はUSBケーブルを介してトランシーバ128に接続される。パラレル転送ケーブルは、同時方式などのパラレル方式でデータを転送する。シリアル転送ケーブルは、連続方式などのシリアル方式でデータを転送する。USBケーブルは、USBプロトコルを用いてデータを転送する。また、この例では、通信コントローラ130は、通信コントローラ136に接続されている。
プロセッサ124は、対応する転送ケーブルを介してRF発生器に接続される。例えば、プロセッサ124は、転送ケーブルTCa1を介してRF発生器RFGa1に接続され、転送ケーブルTCa2を介してRF発生器RFGa2に接続され、かつ転送ケーブルTCanを介してRF発生器RFGanに接続される。また、プロセッサ124は、転送ケーブルTCa(n+1)を介してRF発生器RFGa(n+1)に接続され、転送ケーブルTCa(n+2)を介してRF発生器RFGa(n+2)に接続され、転送ケーブルTCa(n+m)を介してRF発生器RFGa(n+m)に接続される。転送ケーブルの例は、上記で提供される。
一例として、プロセスコントローラ116は、分析コントローラ106を管理するエンティティとは異なるエンティティによって管理される。例示すると、プロセスコントローラ116は、プラズマシステム100の1つ又は複数のコンポーネントの製造者Aによって管理され、分析コントローラ106は、その製造者の顧客によって管理される。顧客は、プラズマシステム100のコンポーネントを使用して、基板を製造する。
プロセッサ124は、周波数又は電力又はそれらの組み合わせなどの変数を含むレシピにアクセスする。レシピは、メモリデバイス126からアクセスされる。レシピは、RF発生器RFGa1~RFGa(n+m)の各々についてのものである。例えば、RF発生器RFGa1は第1のレシピに基づいて制御され、RF発生器RFGanは第2のレシピに基づいて制御される。プロセッサ124は、対応するレシピを含むレシピ信号をRF発生器RFGa1~RFGa(n+m)に送信する。
レシピ信号を送信した後、プロセッサ124は、単一のデジタルパルスなどのトリガ信号をRF発生器RFGa1~RFGa(n+m)に送信する。トリガ信号を受信すると、各RF発生器RFGa1~RFGa(n+m)は、対応するレシピに基づいてRF信号を生成する。例えば、RF発生器RFGa1~RFGa(n+m)は、対応するレシピに従って、対応するRF信号140a1、140a2、140an、140a(n+1)、140a(n+2)、及び140a(n+m)を生成する。例えば、RF発生器RFGanは、n番目のレシピに基づいてRF信号140anを生成し、RF発生器RFGa(n+m)は、(n+m)番目のレシピに基づいてRF信号140a(n+m)を生成する。
マッチシステム108は、入力Ia1~IanでRF信号140a1~140anを受信し、RF信号140a1~140anのインピーダンスを修正して、修正インピーダンス信号を出力する。マッチシステム108は、出力O108に接続された負荷のインピーダンスを、入力Ia1~Ianに接続されたソースのインピーダンスと整合させて、RF信号140a~140anのインピーダンスを修正する。出力O108に接続された負荷の一例は、RF伝送線138及びプラズマチャンバ114であり、入力Ia1~Ianに接続されたソースの一例は、RFケーブルRFCa1~RFCan及びRF発生器RFGa1~RFGanである。修正インピーダンス信号は出力O108で合成され、修正RF信号144を出力する。修正RF信号144は、出力O108からRF伝送線138を介してRFコイル112に送信される。
同様に、マッチシステム110は、入力Ia(n+1)~Ia(n+m)でRF信号140a(n+1)~140a(n+m)を受信し、RF信号140a(n+1)~140a(n+m)のインピーダンスを修正して、修正インピーダンス信号を出力する。マッチシステム108は、出力O110に接続された負荷のインピーダンスを、入力Ia(n+1)~Ia(n+m)に接続されたソースのインピーダンスと整合させて、RF信号140a(n+1)~140a(n+m)のインピーダンスを修正する。出力O110に接続された負荷の一例は、RF伝送線142及びプラズマチャンバ104であり、入力Ia(n+1)~Ia(n+m)に接続されたソースの一例は、RFケーブルRFCa(n+1)~RFCa(n+m)及びRF発生器RFGa(n+1)~RFGa(n+m)である。修正インピーダンス信号は、出力O110で合成され、修正RF信号146を出力する。修正RF信号146は、出力O110からRF伝送線142を介してチャック118の下部電極に送信される。修正RF信号144及び146に加えて、酸素含有ガス、又はフッ素含有ガス、又は窒素含有ガス、又はそれらの組み合わせなどの1つ又は複数のプロセスガスがプラズマチャンバ114に供給されると、プラズマチャンバ114内でプラズマが発生又は維持される。
プラズマがプラズマチャンバ114内で発生又は維持されると、RFセンサa1~a(n+m)は、RFケーブルRFC1~RFCa(n+m)を介して転送されたRF信号140a1~140a(n+m)のデータを感知してアナログメトリックデータを出力し、アナログメトリックデータをADC104に提供する。例えば、RFセンサa1は、RF信号140a1のデータを感知又は測定してアナログメトリックデータ142a1を出力し、RFセンサa2は、RF信号140a2のデータを感知してアナログメトリックデータ142a2を出力し、RFセンサanは、RF信号140anのデータを感知してアナログメトリックデータ142anを出力する。また、RFセンサa(n+1)はRF信号140a(n+1)のデータを感知してアナログメトリックデータ142a(n+1)を出力し、RFセンサa(n+2)はRF信号140a(n+2)のデータを感知してアナログメトリックデータ142a(n+2)を出力し、RFセンサa(n+m)はRF信号140a(n+m)のデータを感知してアナログメトリックデータ142a(n+m)を出力する。
RFセンサa1~a(n+m)は、転送ケーブルを介してアナログメトリックデータ142a1~142a(n+m)をADC104に送信する。ADC104は、アナログメトリックデータ142a1~142a(n+m)を収集して、例えば、サンプリングするなどして、デジタルメトリックデータ144を出力する。例えば、ADC104は、RFセンサa1~a(n+m)から受信したアナログメトリックデータ142a1~142a(n+m)を、アナログ形式からデジタル形式に変換して、デジタルメトリックデータ144を出力する。
DPS102のトランシーバ122は、転送プロトコルをデジタルメトリックデータ144に適用してデータ転送ユニット146を生成し、データ転送ユニット146をトランシーバ128に送信する。本明細書に記載されるアナログメトリックデータ又はデジタルメトリックデータは、メトリックのデータであることに留意されたい。
トランシーバ128は、データ転送ユニット146を取得し、転送プロトコルをデータ転送ユニット146に適用してデジタルメトリックデータ144を抽出する。トランシーバ128は、デジタルメトリックデータ144をプロセッサ124に提供する。分析コントローラ106のプロセッサ124は、デジタルメトリックデータ144を分析して、RFセンサa1~a(n+m)の1つ又は複数によって出力される追加のアナログメトリックデータがADC104によって収集されるべき位置及びタイムウィンドウを変更するようにADC104を制御するかどうかを判定する。例えば、プロセッサ124は、RFセンサa1によって出力された追加のアナログメトリックデータが、変更された位置で変更されたタイムウィンドウに関してアナログ形式からデジタル形式に変換されるべきであると判定する。この例では、プロセッサ124は、分析コントローラ106のトランシーバ128及びDPS102のトランシーバ122を介してADC104に制御信号を送信し、変更された位置及び変更されたタイムウィンドウを示す。ADC104は、変更された位置及び変更されたタイムウィンドウを受信し、変更された位置で変更されたタイムウィンドウに関して、RFセンサa1によって出力された追加のアナログメトリックデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。
別の例として、分析コントローラ106のプロセッサ124は、デジタルメトリックデータ144を分析して、RFセンサanによって出力される追加のアナログメトリックデータがADC104によって収集されるべき第1の位置及び第1のタイムウィンドウを変更するようにADC104を制御することを決定する。この例では、プロセッサ124は、分析コントローラ106のトランシーバ128及びDPS102のトランシーバ122を介してADC104に制御信号を送信し、変更された第1の位置及び変更された第1のタイムウィンドウを示す。ADC104は、変更された第1の位置及び変更された第1のタイムウィンドウを受信し、変更された第1の位置で変更された第1のタイムウィンドウに関して、RFセンサanによって出力された追加のアナログメトリックデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。また、この例では、分析コントローラ106のプロセッサ124は、デジタルメトリックデータ144を分析して、RFセンサa(n+m)によって出力される追加のアナログメトリックデータがADC104によって収集されるべき第1の位置及び第1のタイムウィンドウを変更するようにADC104を制御することを決定する。この例では、プロセッサ124は、分析コントローラ106のトランシーバ128及びDPS102のトランシーバ122を介してADC104に制御信号を送信し、変更された第1の位置及び変更された第1のタイムウィンドウを示す。ADC104は、変更された第1の位置及び変更された第1のタイムウィンドウを受信し、変更された第1の位置で変更された第1のタイムウィンドウに関して、RFセンサa(n+m)によって出力された追加のアナログメトリックデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。
さらに別の例として、分析コントローラ106のプロセッサ124は、デジタルメトリックデータ144を分析して、RFセンサanによって出力される追加のアナログメトリックデータがADC104によって収集されるべき第1の位置及び第1のタイムウィンドウを変更するようにADC104を制御することを決定する。この例では、プロセッサ124は、分析コントローラ106のトランシーバ128及びDPS102のトランシーバ122を介してADC104に制御信号を送信し、変更された第1の位置及び変更された第1のタイムウィンドウを示す。ADC104は、変更された第1の位置及び変更された第1のタイムウィンドウを受信し、変更された第1の位置で変更された第1のタイムウィンドウに関して、RFセンサanによって出力された追加のアナログメトリックデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。また、この例では、分析コントローラ106のプロセッサ124は、デジタルメトリックデータ144を分析して、RFセンサa(n+m)によって出力される追加のアナログメトリックデータがADC104によって収集されるべき第2の位置及び第2のタイムウィンドウを変更するようにADC104を制御することを決定する。この例では、プロセッサ124は、分析コントローラ106のトランシーバ128及びDPS102のトランシーバ122を介してADC104に制御信号を送信し、変更された第2の位置及び変更された第2のタイムウィンドウを示す。ADC104は、変更された第2の位置及び変更された第2のタイムウィンドウを受信し、変更された第2の位置で変更された第2のタイムウィンドウに関して、RFセンサa(n+m)によって出力された追加のアナログメトリックデータをアナログ形式からデジタル形式に変換する。この例では、第1の位置は第2の位置とは異なり、第1のタイムウィンドウは第2のタイムウィンドウとは異なる。例示すると、第1の位置は第2の位置と比較して時間的に前又は後に位置し、第1のタイムウィンドウは第2のタイムウィンドウの期間の前又は後に位置する期間を有する。さらに例示すると、第2のタイムウィンドウは、第1のタイムウィンドウと部分的に重なるが、第1のタイムウィンドウと完全に重なることはない。システム100の機能性のさらなる説明は、図2A及び図2Bを参照して後述する。
一実施形態では、クロック発振器又はデジタルクロックなどのクロック源が、クロック信号を生成し、RFセンサa1~a(n+m)から受信したアナログメトリックデータ142a1~142a(n+m)をアナログ形式からデジタル形式に変換する、例えば、サンプリングなどのために、ADC104にクロック信号を供給する。アナログメトリックデータ142a1~142a(n+m)は、クロック信号と同期してアナログ形式からデジタル形式に変換される。例えば、アナログメトリックデータ142a1~142a(n+m)は、クロック信号の立ち上がり時間の各インスタンス又は立ち下がり時間の各インスタンスで変換される。一例として、クロック源はプロセッサ124である。別の例として、クロック源はプロセッサ132である。この例では、プロセッサ132は、通信コントローラ136、通信コントローラ130、プロセッサ124、トランシーバ128、及びトランシーバ122を介して、ADC104にクロック信号を提供する。さらに別の例として、プロセッサ124又はプロセッサ132は、インターネットからクロック信号を受信し、ADC104にクロック信号を供給する。
一実施形態では、RFセンサは、RF発生器内又はマッチシステム内に配置される。例えば、RFセンサa1は、RF発生器RFGa1内、又はマッチシステム108内に配置される。
一実施形態では、分析コントローラ106は、ワイドエリアネットワーク(WAN)又はローカルエリアネットワーク(LAN)又はそれらの組み合わせなどのコンピュータネットワークを介してプロセスコントローラ116に接続される。WANの一例としてインターネットが挙げられ、LANの一例としてイントラネットが挙げられる。
一実施形態では、分析コントローラ106及びプロセスコントローラ116の代わりに、単一のコントローラが使用される。
一実施形態では、トランシーバは、本明細書においてデータトランシーバと呼ばれることもあり、その逆もまた然りである。
一実施形態では、変数は、電力の代わりに電圧である。
一実施形態では、システム100は、図1Aに例示されたもの以外に、より多い又はより少ない数のRF発生器を含む。例えば、RF発生器RFGa1~RFGanの代わりに、単一のRF発生器が使用され、チャック118は大地電位に接続される。別の例として、RF発生器RFGa(n+1)~RFGa(n+m)の代わりに、単一のRF発生器が使用され、RFコイル112は大地電位に接続される。
一実施形態では、プラズマチャンバ114の代わりに、導電結合プラズマ(CCP)チャンバが使用される。例えば、RFコイルシステム102及び誘電体窓120の代わりに、上部電極が使用される。上部電極は、アルミニウム又はその合金などの金属から作製されるプレートである。CCPチャンバの上壁は、上部電極の上に位置する。
一実施形態では、マッチシステムの代わりに、別個のマッチシステムが図1AのRF発生器に接続される。例えば、第1のマッチシステムはRF発生器RFGa1に接続され、第2のマッチシステムはRF発生器RFGa2に接続される。別の例として、第1のマッチシステムはRF発生器RFGa(n+1)に接続され、第2のマッチシステムはRF発生器RFGa(n+2)に接続される。
一実施形態では、RFセンサa1~a(n+m)の1つは、対応するRF発生器の出力と対応するマッチシステムの入力との間の任意の点で接続される。例えば、RFセンサa1は、RF発生器RFGa1の出力Oa1又はマッチシステム108の入力Ia1において接続される。別の例として、RFセンサa(n+m)は、出力Oa(n+m)又は入力Ia(n+m)において接続される。
一実施形態では、1つ又は複数の追加のRFセンサが、RF伝送線138に接続される。例えば、第1のRFセンサは、出力O108において接続される。別の例として、第1のRFセンサはRF伝送線138のRFロッドに接続され、第2のRFセンサは出力O108において接続される。さらに別の例として、RFセンサは、出力O108と比較して、RFコイル112に近接して接続される。1つ又は複数の追加のRFセンサは、ADC104に接続されて、ADC104にアナログメトリックデータを提供する。ADC104は、アナログメトリックデータをサンプリングしてデジタルメトリックデータを出力し、デジタルメトリックデータをプロセッサ124に送信する。プロセッサ124は、デジタルメトリックデータに基づいて変数の値を判定する。
一実施形態では、プロセッサ124の代わりに、プロセッサ132が、デジタルメトリックデータ144を分析して、RFセンサa1~a(n+m)の1つ又は複数によって出力される追加のアナログメトリックデータがADC104によって収集されるべき1つ又は複数の位置及び1つ又は複数のタイムウィンドウを変更するようにADC104を制御することを決定する。例えば、プロセッサ124は、デジタルメトリックデータ144を通信コントローラ130に提供する。通信コントローラ130は、ネットワーク通信プロトコルをデジタルメトリックデータ144に適用して1つ又は複数のデータパケットを生成し、データパケットを通信コントローラ136に送信する。1つ又は複数のデータパケットを受信すると、通信コントローラ136は、ネットワーク通信プロトコルを適用してデジタルメトリックデータ144を抽出し、デジタルメトリックデータ144を分析のためにプロセッサ132に提供する。プロセッサ124の代わりにプロセッサ132が、制御信号を生成し、通信コントローラ136、通信コントローラ130、プロセッサ124、トランシーバ128、及びDPS102のトランシーバ122を介して、ADC104に送信する。
一実施形態では、1つ又は複数の追加のRFセンサは、エッジリングに接続されているRF伝送線に接続される。エッジリングは、チャック118を囲み、かつRF伝送線を介してマッチシステムに接続される。1つ又は複数の追加のRFセンサは、ADC104に接続されて、ADC104にアナログメトリックデータを提供する。ADC104は、アナログメトリックデータをサンプリングしてデジタルメトリックデータを出力し、デジタルメトリックデータをプロセッサ124に送信する。プロセッサ124は、デジタルメトリックデータに基づいて変数の値を判定する。
一実施形態では、複数のRFコイルがプラズマチャンバ104の他にも配置される。例えば、第1のRFコイルは誘電体窓120の上に配置され、第2のRFコイルは側壁SWを囲むように上壁TWのレベルより低いレベルに配置される。この例では、第1のマッチシステムは、第1のRF伝送線を介して第1のRFコイルに接続され、第2のマッチシステムは、第2のRF伝送線を介して第2のRFコイルに接続される。また、この例では、1つ又は複数のRF発生器が第1のマッチシステムに接続され、かつ1つ又は複数のRF発生器が第2のマッチシステムに接続される。
一実施形態では、プラズマチャンバ114の代わりに、別のプラズマチャンバがシステム100で使用される。別のプラズマチャンバは、チャック118を囲むエッジリングを含む。エッジリングは金属から作製される。RF発生器a(n+1)~a(n+m)がマッチシステム110を介してチャック118に接続されるのと同じ手法で、1つ又は複数のRF発生器がマッチシステムを介してエッジリングに接続される。また、RFセンサa(n+1)~a(n+m)と同様の1つ又は複数のRFセンサが、RF発生器をエッジリングに接続するRFケーブルに接続される。1つ又は複数のRFセンサは、1つ又は複数のRF発生器によって送信されるRF信号に関するデータを測定して、アナログメトリックデータを出力し、アナログメトリックデータをADC104に提供する。ADC104は、上述したのと同じ手法でアナログメトリックデータからデジタルメトリックデータを生成し、デジタルメトリックデータをプロセッサ124に提供する。プロセッサ124は、デジタルメトリックデータを分析して、1つ又は複数のRFセンサによって出力される追加のアナログメトリックデータがADC104によって収集されるべき1つ又は複数の位置及び1つ又は複数のタイムウィンドウを変更するようにADC104を制御することを決定する。
図1Bは、マッチレスプラズマシステム150の一実施形態の図である。マッチレスプラズマシステム150は、マッチシステム108及び110(図1A)を含まないことを除いて、プラズマシステム100と同様である。また、マッチレスプラズマシステム150は、プラズマチャンバ152を含む。マッチレスプラズマシステム150は、複数のマッチレスプラズマ源(MPSs)a1~a(n+m)と、RFセンサa1~a(n+m)と、DPS102と、分析コントローラ106と、プロセスコントローラ116とをさらに含む。
プラズマチャンバ152は、チャック118と、誘電体窓120と、複数のRFコイル154A、154B、及び154Cとを含む。RFコイル154A、154B、及び154Cは、誘電体窓120の上に配置されている。プラズマチャンバ152は、下部電極の伸長部分などのエッジリング156を含む。エッジリング156はチャック118を囲む。
マッチレスプラズマ源MPSa1は、RF接続158a1を介してRFコイル154Cに接続される。RF接続の例として、コンダクタ、RFストラップ、シリンダ、及びそれらの組み合わせが挙げられる。同様に、マッチレスプラズマ源MPSa2は、RF接続158a2を介してRFコイル154Bに接続され、マッチレスプラズマ源MPSanは、RF接続158anを介してRFコイル154Aに接続される。また、マッチレスプラズマ源MPSa(n+1)は、RF接続158a(n+1)を介してチャック118に接続され、マッチレスプラズマ源MPSa(n+m)は、RF接続158a(n+m)を介してチャック118に接続される。
RFセンサa1は、RF接続158a1上の点PT1に接続される。例えば、RFセンサa1は、RF接続158a1のコンダクタ上の点に接続される。同様に、RFセンサa2は、RF接続158a2上の点PT2に接続され、RFセンサanはRF接続158an上の点PTnに接続され、RFセンサa(n+1)はRF接続158a(n+1)上の点PT(n+1)に接続され、RFセンサa(n+m)はRF接続158a(n+m)上の点PT(n+m)に接続される。RFセンサa1、a2、an、a(n+1)、及びa(n+m)は、図1Aを参照して上述した手法で、ADC104に接続される。
マッチレスプラズマ源MPSa1は、RF信号140a1を生成し、RF信号140a1をRFコイル154Cに送信する。同様に、マッチレスプラズマ源MPSa2は、RF信号140a2を生成し、RF信号140a2をRFコイル154Bに送信し、マッチレスプラズマ源MPSanは、RF信号140anを生成し、RF信号140anをRFコイル154Aに送信する。また、マッチレスプラズマ源MPSa(n+1)はRF信号140a(n+1)を生成し、RF信号140a(n+1)をチャック118に送信し、マッチレスプラズマ源MPSa(n+m)はRF信号140a(n+m)を生成し、RF信号140a(n+m)をエッジリング156に送信する。
RF信号140a1~140a(n+m)に加えて、1つ又は複数のプロセスガスがプラズマチャンバ152に供給されると、プラズマチャンバ152内でプラズマが発生又は維持される。プラズマが発生又は維持されると、RFセンサa1~a(n+m)は、RF接続158a1~158a(n+m)を介して転送されたRF信号140a1~140a(n+m)のデータを測定して、アナログメトリックデータを出力する。例えば、RFセンサa1は、RF信号140a1のデータを測定して、アナログメトリックデータ142a1を出力し、RFセンサa2は、RF信号140a2のデータを測定して、アナログメトリックデータ142a2を出力し、RFセンサanは、RF信号140anのデータを測定して、アナログメトリックデータ142anを出力し、RFセンサa(n+1)は、RF信号140a(n+1)のデータを測定して、アナログメトリックデータ142a(n+1)を出力し、RFセンサa(n+m)は、RF信号140a(n+m)のデータを測定して、アナログメトリックデータ142a(n+m)を出力する。アナログメトリックデータ142a1~142a(n+m)に行われる残りの動作は、図1Aを参照して上述されている。
一実施形態では、プラズマチャンバ152の代わりに、図1Bに例示されたものよりも多い数又は少ない数などの、異なる数のRFコイルを含む別のプラズマチャンバが使用される。例えば、別のプラズマチャンバは、RFコイル154B又はRFコイル154Aを除外する。
図2Aは、RFセンサ201、DPS102、及び分析コントローラ106の機能性を例示するためのシステム200の一実施形態の図である。RFセンサ201は、RFセンサa1~a(n+m)(図1A又は図1B)のいずれかの一例である。ADC104は、ADCプロセッサ210と、メモリデバイス212とを含む。ADCプロセッサ210は、メモリデバイス212に接続されている。DPS102のトランシーバ122は、ADCプロセッサ210に接続されている。
ADCプロセッサ210は、RFセンサ201によって感知されたアナログメトリックデータ202を受信し、アナログメトリックデータ202を収集して、例えば、サンプリングするなどして、デジタルメトリックデータ204を出力する。例えば、ADCプロセッサ210は、アナログメトリックデータ202をアナログ形式からデジタル形式に変換する。例示すると、ADCプロセッサ210は、アナログメトリックデータ202をサンプリングレート(SR)でサンプリングして、デジタルメトリックデータ204を出力する。別の例として、ADCプロセッサ210は、様々な時間におけるアナログメトリックデータ202のスナップショットをキャプチャして、デジタルメトリックデータ204を出力する。アナログメトリックデータ202は、RFセンサa1~a(n+m)(図1A及び図1B)のいずれかから出力されるアナログメトリックデータの一例である。例えば、アナログメトリックデータ202は、アナログメトリックデータ142an又は142a(n+m)(図1A及び図1B)の一例である。
ADCプロセッサ210は、デジタルメトリックデータ204をメモリデバイス212に記憶する。ADCプロセッサ210は、メモリデバイス212からデジタルメトリックデータ204にアクセスし、デジタルメトリックデータ204をトランシーバ122に提供する。
トランシーバ122は、転送プロトコルをデジタルメトリックデータ204に適用して1つ又は複数のデータ転送ユニットを生成し、1つ又は複数のデータ転送ユニットをDPS102のトランシーバ128に提供する。トランシーバ128は、転送プロトコルを適用して、1つ又は複数のデータ転送ユニットからデジタルメトリックデータ204を抽出し、デジタルメトリックデータ204を分析コントローラ106のプロセッサ124に送信する。プロセッサ124は、デジタルメトリックデータ204を分析して、追加のアナログメトリックデータ222(図2B)を収集すべき位置及びタイムウィンドウを判定する。例えば、プロセッサ124は、デジタルメトリックデータ204が立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを有すると判定する。この例では、プロセッサ124は、立ち上がりエッジの開始位置で、立ち上がりエッジの終了時に終了するタイムウィンドウに関して、追加のアナログメトリックデータ222を収集することを決定する。また、この例では、プロセッサ124は、立ち下がりエッジの開始位置で、立ち下がりエッジの終了時に終了するタイムウィンドウに関して、追加のアナログメトリックデータ222を収集することを決定する。立ち下がりエッジの終わりは、基板Sの処理のエンドポイント又はプロセスポイントとすることができる。プロセッサ124は、タイムウィンドウ外で追加のアナログメトリックデータ222をサンプリングしないことを決定する。例示すると、位置が図2Eを参照して以下に例示するA1であり、タイムウィンドウが同じく図2Eを参照して以下に例示する時間t1とt2の間であるとき、タイムウィンドウ外の追加のアナログメトリックデータ222は収集されない。さらに例示すると、以下で図2Eを参照すると、時間t0と時間t1の間及び時間t2とt4の間の追加のアナログメトリックデータ222は、クロック信号のサイクル1の間、収集されない。また、さらなる例示において、時間t4と時間t5の間、及び時間t6と時間t7の間の追加のアナログメトリックデータ222は、クロック信号のサイクル2の間、収集されない。さらなる例示において、追加のアナログメトリックデータ222は、サイクル2の間に位置A1において、かつ時間t5と時間t6の間のタイムウィンドウに関して収集される。この例では、立ち下がりエッジは、立ち上がりエッジに連続している。例示すると、立ち上がりエッジと立ち下がりエッジの間にエッジは存在しない。別の例として、プロセッサ124は、立ち上がりエッジの終了と立ち下がりエッジの開始の間にある位置で追加のアナログメトリックデータ222を収集することを決定する。この例では、追加のアナログメトリックデータ222は、アナログメトリックデータ222が定常状態を有するタイムウィンドウに関して収集される。
追加のアナログメトリックデータ222は、アナログメトリックデータ202の続きであることに留意されたい。例えば、追加のアナログメトリックデータ222は、アナログメトリックデータ202がRFセンサ202から出力された後に、クロック信号の1つ又は複数のサイクル内でRFセンサ202から出力される。
プロセッサ124は、位置及びタイムウィンドウを有する制御信号206を生成する。プロセッサ124は、制御信号206を分析コントローラ106のトランシーバ128に送信する。制御信号206は、トランシーバ128からDPS102のトランシーバ122に転送される。トランシーバ122は、制御信号206をADCプロセッサ210に提供する。ADCプロセッサ210による制御信号206の処理は、図2Bを参照して後述する。
一実施形態では、分析コントローラ106のプロセッサ124によって実行されているものとして本明細書で説明する機能が、代わりにプロセスコントローラ116のプロセッサ132(図1A及び図1B)によって実行されていることに留意されたい。例えば、プロセッサ124の代わりに、プロセッサ132が、デジタルメトリックデータ204を分析して、追加のアナログメトリックデータ222がサンプリングされるべき位置及びタイムウィンドウを判定する。この例では、デジタルメトリックデータ204を分析して位置及びタイムウィンドウを判定するために、デジタルメトリックデータ204は、通信コントローラ130及び136を介してプロセッサ124からプロセスコントローラ116のプロセッサ132(図1A及び図1B)に送信される。
図2Bは、分析コントローラ106による追加のデジタルメトリックデータ224の使用を例示するための、システム220の一実施形態の図である。システム220は、DPS102と、分析コントローラ106と、プロセスコントローラ116と、プラズマ源226とを含む。プラズマ源226の一例として、RF発生器RFGa1~RFGa(n+m)(図1A)のいずれかが挙げられる。例示すると、RFセンサ201がRFセンサanである場合、プラズマ源226はRF発生器anであり、RFセンサ201がRFセンサa(n+m)である場合、プラズマ源226はRF発生器RFGa(n+m)(図1A)である。プラズマ源226の別の例として、マッチレスプラズマ源MPSa1~MPSa(n+m)(図1B)のいずれかが挙げられる。例示すると、RFセンサ201がRFセンサanである場合、プラズマ源226はマッチレスプラズマ源MPSanであり、RFセンサ201がRFセンサa(n+m)である場合、プラズマ源226はマッチレスプラズマ源MPSa(n+m)(図1B)である。
位置及びタイムウィンドウを示す制御信号206(図2A)を受信すると、ADCプロセッサ210は、その位置でそのタイムウィンドウに関する追加のアナログメトリックデータ222をサンプリングして、追加のデジタルメトリックデータ224を出力する。ADCプロセッサ210は、追加のデジタルメトリックデータ224をトランシーバ122に提供する。トランシーバ122は、転送プロトコルを追加のデジタルメトリックデータ224に適用して1つ又は複数のデータ転送ユニットを生成し、1つ又は複数のデータ転送ユニットを分析コントローラ106のトランシーバ128に送信する。
トランシーバ128は、転送プロトコルを1つ又は複数のデータ転送ユニットに適用して、データ転送ユニットから追加のデジタルメトリックデータ224を取得し、プロセッサ124及び通信コントローラ130を介して追加のデジタルメトリックデータ224をプロセスコントローラ116に提供する。例えば、分析コントローラ106のプロセッサ124は、分析コントローラ106のトランシーバ128から追加のデジタルメトリックデータ224を受信し、追加のデジタルメトリックデータ224を通信コントローラ130に提供する。この例では、通信コントローラ130は、ネットワーク通信プロトコルを追加のデジタルメトリックデータ224に適用して1つ又は複数のデータパケットを生成し、1つ又は複数のデータパケットをプロセスコントローラ116の通信コントローラ136に転送する。さらに、この例では、通信コントローラ136は、ネットワーク通信プロトコルを1つ又は複数のデータパケットに適用して、データパケットから追加のデジタルメトリックデータ224を抽出し、追加のデジタルメトリックデータ224をプロセッサ132に送信する。
プロセッサ132は、追加のデジタルメトリックデータ224に基づいてプラズマ源226を制御する命令を生成する。例えば、プロセッサ132は、追加のデジタルメトリックデータ224に基づいて、変数の1つ又は複数の値を生成する。例示すると、追加のデジタルメトリックデータ224の振幅が所定の閾値より大きいと判定すると、プロセッサ132は、変数の1つ又は複数の値を生成してメトリックの振幅を増加又は減少させる。別の例示として、追加のデジタルメトリックデータ224の振幅が所定の閾値よりも小さいと判定すると、プロセッサ132は、変数の1つ又は複数の値を生成してメトリックの振幅を増加又は減少させる。
変数の1つ又は複数の値を含む命令は、通信コントローラ136及び130を介してプロセッサ132から分析コントローラ106のプロセッサ124に送信される。命令を受信すると、プロセッサ124は、変数の1つ又は複数の値に従ってプラズマ源226を制御する。例えば、プロセッサ124は、RF発生器RFGanの周波数又は電力、又は状態のデューティサイクル、又は動作の状態の数、又はそれらの組み合わせを修正するように、RF発生器RFGanを制御する。別の例として、プロセッサ124は、RF発生器RFGa(n+m)の周波数又は電力、又は状態のデューティサイクル、又は動作の状態の数、又はそれらの組み合わせを修正するように、RF発生器RFGa(n+m)を制御する。別の例として、プロセッサ124は、マッチレスプラズマ源MPSanの周波数又は電力、又は状態のデューティサイクル、又は動作の状態の数、又はそれらの組み合わせを修正するように、マッチレスプラズマ源MPSanを制御する。さらに別の例として、プロセッサ124は、マッチレスプラズマ源MPSa(n+m)の周波数又は電力、又は状態のデューティサイクル、又は動作の状態の数、又はそれらの組み合わせを修正するように、マッチレスプラズマ源MPSa(n+m)を制御する。
図2Aを参照すると、プロセッサ124は、追加のデジタルメトリックデータ224が収集される位置及びタイムウィンドウを修正することを決定する。例えば、プロセッサ124は、追加のアナログメトリックデータ222が、第1の位置で、かつ第1のタイムウィンドウに関して収集される、例えば、サンプリング、又はアナログ形式からデジタル形式への変換などが行われることを決定する。この例では、第1の位置は、立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジなどの第1のエッジの開始時点である。また、この例では、プロセッサ124は、追加のデジタルメトリックデータ224を分析して、追加のデジタルメトリックデータ224が第1のタイムウィンドウの間に所定の速度より速い速度で変化していると判定する。追加のデジタルメトリックデータ224が所定の速度よりも速い速度で変化していると判定すると、プロセッサ124は、第1の位置を第1のエッジと第2のエッジの間の第2の位置に修正することを決定する。第2のエッジは、第1のエッジに連続している。第2の位置は、第1のエッジの終わりと第2のエッジの始まりの間である。また、この例では、プロセッサ124は、第1のタイムウィンドウを第2のタイムウィンドウに修正することを決定し、第2のタイムウィンドウは第1のタイムウィンドウよりも大きい又は小さい期間である。この例では、プロセッサ124は、第2の位置及び第2のタイムウィンドウを含む制御信号228(図2A)を生成し、トランシーバ128及びトランシーバ122を介してADCプロセッサ210に制御信号228を送信する。制御信号228の受信に応答して、ADCプロセッサ210は、第2の位置で第2のタイムウィンドウに関して、RFセンサ210から受信されるさらなるアナログメトリックデータ230をサンプリングして、さらなるデジタルメトリックデータ232を出力する。
この例では、ADCプロセッサ210は、さらなるデジタルメトリックデータ232をトランシーバ122に送信する。トランシーバ122は、転送プロトコルをさらなるデジタルメトリックデータ232に適用して、1つ又は複数の転送ユニットを生成し、転送ユニットをトランシーバ128に送信する。トランシーバ122は、転送ユニットに転送プロトコルを適用して、さらなるデジタルメトリックデータ232を抽出し、さらなるデジタルメトリックデータ232をプロセッサ124に提供する。プロセッサ124は、追加のデジタルメトリックデータ224(図2B)がプロセッサ132に送信されるのと同じ手法で、通信コントローラ130及び136を介してプロセッサ132にさらなるデジタルメトリックデータ232を送信する。この例では、プロセッサ132は、プロセッサ132が追加のデジタルメトリックデータ224に従ってプラズマ源226を制御するのと同じ手法で、さらなるデジタルメトリックデータ232に基づいてプラズマ源226を制御する。
別の例として、プロセッサ124は、アナログメトリックデータ202が第1の位置で第1のタイムウィンドウに関して収集されることを決定する。第1の位置は、立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジなどの第1のエッジの終了時にある。第1のタイムウィンドウは、第1のエッジに連続する第2のエッジの開始の前に終了する。この例では、プロセッサ124は、デジタルメトリックデータ204を分析して、デジタルメトリックデータ204が第1のタイムウィンドウの間に所定の速度よりも遅い速度で変化していると判定する。デジタルメトリックデータ204が所定の速度よりも遅い速度で変化していると判定すると、プロセッサ124は、第1の位置を第2の位置に修正することを決定し、第2の位置は、第1のエッジの開始時点又は第2のエッジの開始時点である。第2のエッジは、第1のエッジに連続している。また、この例では、プロセッサ124は、第1のタイムウィンドウを第2のタイムウィンドウに修正することを決定し、第2のタイムウィンドウは第1のタイムウィンドウよりも大きい又は小さい期間である。例示すると、第2のタイムウィンドウは、第1のエッジの終了又は第2のエッジの終了までである。
一実施形態では、プロセッサ132の代わりに、プロセッサ124が、追加のデジタルメトリックデータ224に基づいてプラズマ源226を制御する。例えば、追加のデジタルメトリックデータ224は、分析コントローラ106からプロセスコントローラ116に送信されない。むしろ、この例では、プロセッサ124は、追加のデジタルメトリックデータ224に基づいて、RF発生器RFGa1~RFGa(n+m)のいずれか又はマッチレスプラズマ源MPSa1~MPS(n+m)のいずれかを制御する。
一実施形態では、プロセッサ132の代わりに、プロセッサ124が、さらなるデジタルメトリックデータ232に基づいてプラズマ源226を制御する。例えば、さらなるデジタルメトリックデータ232は、分析コントローラ106からプロセスコントローラ116に送信されない。むしろ、この例では、プロセッサ124は、さらなるデジタルメトリックデータ232に基づいて、RF発生器RFGa1~RFGa(n+m)のいずれか、又はマッチレスプラズマ源MPSa1~MPS(n+m)のいずれかを制御する。
図2Cは、受信したデジタルメトリックデータ204が、分析コントローラ106のプロセッサ124によって分析されて、デジタルメトリックデータ204の部分を分析コントローラ106のメモリデバイスに記憶すべき位置及びタイムウィンドウを判定することを例示するための、システム250の一実施形態の図である。システム250は、RFセンサ201と、DPS102と、分析コントローラ106とを含む。プロセッサ124は、デジタルメトリックデータ204を受信し、デジタルメトリックデータ204に基づいて位置及びタイムウィンドウを判定する。プロセッサ124は、その位置及びタイムウィンドウにおけるデジタルメトリックデータ204の部分252を、分析コントローラ106のメモリデバイス126に記憶する。プロセッサ124は、デジタルメトリックデータ204の残りの部分を分析コントローラ106のメモリデバイス126内に記憶しない。例えば、プロセッサ124は、位置及びタイムウィンドウ外のデジタルメトリックデータ204の部分を記憶しない。
一実施形態では、プロセッサ124は、事前設定された期間、デジタルメトリックデータ204をメモリデバイス126内に記憶し、事前設定された期間の後、位置及びタイムウィンドウ外のデジタルメトリックデータ204の部分を消去する。
一実施形態では、分析コントローラ106のプロセッサ124によって実行されているものとして本明細書に記載される機能は、代わりにプロセスコントローラ116のプロセッサ132によって実行されていることに留意されたい。例えば、プロセッサ124の代わりにプロセッサ132が、デジタルメトリックデータ204を分析して、部分252がプロセスコントローラ116のメモリデバイス134に記憶されるべき位置及びタイムウィンドウを判定する。この例では、デジタルメトリックデータ204の分析のために、デジタルメトリックデータ204は、分析コントローラ106の通信コントローラ130及びプロセスコントローラ116の通信コントローラ136を介して、分析コントローラ106からプロセスコントローラ116に送信される。
図2Dは、部分252が分析コントローラ106からプロセスコントローラ116に送信されてプラズマ源226を制御することを例示するための、システム270の一実施形態の図である。システム270は、分析コントローラ106と、プロセスコントローラと、プラズマ源226とを含む。
分析コントローラ106のプロセッサ124は、メモリデバイス134から部分252にアクセスする。プロセッサ124は、部分252を通信コントローラ130に送信する。通信コントローラ130は、ネットワーク通信プロトコルを部分252に適用して、1つ又は複数のデータパケットを生成し、データパケットをプロセスコントローラ136の通信コントローラ136に送信する。プロセスコントローラ136は、ネットワーク通信プロトコルをデータパケットに適用して部分252を抽出し、部分252をプロセッサ132に提供する。プロセッサ132は、部分252に基づいてプラズマ源226を制御するための変数の1つ又は複数の値を含む命令を生成する。プロセッサ132は、通信コントローラ136及び130を介して分析コントローラ106のプロセッサ124に命令を送信する。プロセッサ124は、命令に従ってプラズマ源226を制御する。
図2Eは、追加のデジタルメトリックデータ224(図2B)を使用して状態に関する変数の値を判定する方法280を例示するための図である。方法280は、グラフ282に関して例示されている。グラフ282は、メトリック対時間tのプロット284を含む。時間tは、マイクロ秒(μs)又はミリ秒(ms)などの単位を有する。プロット284は、デジタルメトリックデータ204(図2A)などのメトリックデータのものである。例えば、プロット284は、アナログメトリックデータ202(図2A)から生成されたデジタルメトリックデータ204から、分析コントローラ106のプロセッサ124によって構築される。例示すると、プロセッサ124は、デジタルメトリックデータ204の、サンプルポイントなどのサンプルを結合して、プロット284を生成する。一例として、プロット284は、RF発生器又はマッチレスプラズマ源によって供給されるRF信号290の順方向電力のエンベロープである。例えば、プロット284は、RF信号140an又は140a(n+m)(図1A及び図1B)の順方向電力又は供給電力のエンベロープである。別の例として、プロット284は、RF信号290の送達電力のエンベロープである。プロット284のメトリックはx軸にプロットされ、時間tはx軸にプロットされる。
グラフ282のx軸は、複数の時間間隔又は期間に分割される。例えば、グラフ282のx軸は、時間t0と時間t1の間の第1の時間間隔、時間t1と時間t2の間の第2の時間間隔、時間t2と時間t3の間の第3の時間間隔、時間t3と時間t4の間の第4の時間間隔、時間t4と時間t5の間の第5の時間間隔、時間t5と時間t6の間の第6の時間間隔、時間t6と時間t7の間の第7の時間間隔、時間t7と時間t8の間の第8の時間間隔、時間t8と時間t9の間の第9の時間間隔、及び時間t9と時間t10の間の第10の時間間隔などに分割される。グラフ282のx軸の時間間隔は等しい。例えば、第1の時間間隔は第2の時間間隔に等しく、第2の時間間隔は第3の時間間隔に等しい。第3の時間間隔は第4の時間間隔に等しく、以下同様である。
グラフ282のx軸に沿った各時間は、位置を提供する。例えば、時間t0は位置A0である。同様に、時間t1は位置A1、時間t2は位置A2、時間t3は位置A3である。位置は、クロック信号の各サイクルで繰り返される。例えば、位置A0~A3はクロック信号のサイクル1の間に発生し、位置A0~A3はクロック信号のサイクル2の間に再び発生する。サイクル2は、サイクル1に連続している。位置A0~A3は、ADCプロセッサ210(図2A)によってRF信号290のメトリックが収集されて、例えば、サンプリング、又はアナログ形式からデジタル形式への変換などが行われて、サンプルポイントを出力する時間である。
図2Eに示すように、プロット284のメトリックデータは、クロック信号のサイクルごとに繰り返される。例えば、プロット284のメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間、状態S1、状態S2、状態S3、及び状態S4を有する。状態S1の間、プロット284のメトリックデータは、値M7から-M7の間の範囲の値を有し、状態S2の間、メトリックデータは、値M5から-M5の間の範囲の値を有し、状態S3の間、メトリックデータは、値M3から-M3の間の範囲の値を有し、状態S4の間、メトリックデータは、値M1から-M1の間の範囲の値を有する。値M3は値M1よりも大きく、値M5は値M3よりも大きく、値M7は値M5よりも大きい。値M1は正の値である。プロット284のメトリックデータの状態S1~S4は、クロック信号のサイクル2の間に繰り返される。このようにして、プロット284のメトリックデータの状態S1~S4は、クロック信号の追加のクロックサイクルの間に繰り返される。プロット284のメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間に、状態S1から状態S2に遷移し、状態S2から状態S3に遷移し、かつ状態S3から状態S4に遷移する。プロット284のメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間の状態S4からクロック信号のサイクル2の間の状態S1に遷移し、クロック信号のサイクル2の間に状態S2からS4までの遷移が繰り返される。
方法280は、分析コントローラ106のプロセッサ124(図1A)によって実行される。方法280の動作286において、プロセッサ124は、位置A1から始まる、時間t1とt2の間の時間間隔などのタイムウィンドウに関するプロット284のメトリックデータを取得する。例えば、プロット284のメトリックデータの部分は、分析コントローラ106のプロセッサ124によってADCプロセッサ210(図2A)から取得される。プロット284の位置A1から始まる時間t1とt2の間のメトリックデータの部分は、メトリックデータの状態S2を表す。また、プロット284のメトリックデータの部分は、追加のデジタルメトリックデータ224(図2B)の一例である。
方法280の動作288において、分析コントローラ106のプロセッサ124は、プロット284の状態S2に関するメトリックデータに基づいて、状態S2に関する変数を制御する。例えば、プロセッサ124は、状態S2に関するメトリックデータが、メトリックの予め記憶された値から所定の範囲内にあるかどうかを判定する。メトリックの所定の範囲及び予め記憶された値は、分析コントローラ106のメモリデバイス126に記憶されている。状態S2に関して収集されたメトリックデータがメトリックの予め記憶された値から所定の範囲内にないと判定することに応答して、プロセッサ124は、プラズマ源226(図2B)の変数を制御する。分析コントローラ106のプロセッサは、ADCプロセッサ210から取得した状態S2に関するメトリックデータがメトリックの予め記憶された値から所定の範囲内になるまで、プラズマ源226を制御する。例示すると、変数は、図1Aのプラズマチャンバ114又は図1Bのプラズマチャンバ152内で基板Sを処理する処理速度、例えば、エッチング速度又は堆積速度などを達成するように制御される。
状態S2に関する変数は、プラズマ源226(図2B)によって生成されるRF信号290のものであり、プラズマ源226はRFセンサ201(図2A)に対応する(例えば、一対一の関係にある等)。例えば、プロット284のメトリックデータがRFセンサanから出力されたアナログメトリックデータ202(図2A)に基づいて生成される場合、変数は、RF発生器RFGan(図1A)又はマッチレスプラズマ源MPSan(図1B)によって生成されたRF信号140anのものである。別の例として、プロット284のメトリックデータがRFセンサa(n+m)から受信したアナログメトリックデータ202に基づいて生成される場合、変数は、RF発生器RFGa(n+m)(図1A)又はマッチレスプラズマ源MPSa(n+m)(図1B)によって生成されたRF信号140a(n+m)のものである。RFセンサ201は、RF信号290に関するデータを測定して、プロット284のメトリックデータを出力し、変数の1つ又は複数の値は、メトリックデータに基づいて判定される。
一実施形態では、方法280は、分析コントローラ106のプロセッサ124の代わりに、プロセスコントローラ116のプロセッサ132によって実行される。例えば、プロセッサ124は、通信コントローラ130及び136を介して、位置A1における時間t1とt2の間のタイムウィンドウに関するメトリックデータをプロセスコントローラ116のプロセッサ132に送信する。プロセッサ124から位置A1における時間t1とt2の間のタイムウィンドウに関するメトリックデータを取得すると、プロセスコントローラ116のプロセッサ132は、方法280の動作288を実行する。
一実施形態では、状態S2の開始を定義する位置A1の代わりに、プロット284の2つの連続する状態の間の、立ち下がりエッジなどの立ち下がり遷移に関連する位置が、方法200を実行するために使用される。例えば、位置は、状態S1とS2の間の立ち下がり遷移の開始時点であるか、又は状態S1とS2の間の立ち下がり遷移の間に発生する。また、この実施形態では、時間t1とt2の間のタイムウィンドウの代わりに、位置からのタイムウィンドウが使用される。例えば、タイムウィンドウは、立ち下がり遷移の開始から立ち下がり遷移内の時間までである。別の例として、タイムウィンドウは、立ち下がり遷移内の位置から立ち下がり遷移の終了までである。立ち下がり遷移は、より高いメトリックレベルの状態からより低いメトリックレベルの状態へと起こることに留意されたい。より低いメトリックレベルの状態は、より高いメトリックレベルの状態の電力又は電圧の量と比較して、より小さい量の電力又は電圧を有する。
同様に、一実施形態では、メトリックデータのプロットの2つの連続する状態間の、立ち上がりエッジなどの立ち上がり遷移に関連する位置が、方法200を実行するために使用される。例えば、位置は、2つの連続する状態間の立ち上がり遷移の開始時点である。この例では、2つの連続する状態間に状態は存在しない。また、この実施形態では、位置からのタイムウィンドウが使用される。例えば、タイムウィンドウは、立ち上がり遷移の開始から立ち上がり遷移内の時間までである。別の例として、タイムウィンドウは、立ち上がり遷移内の位置から立ち上がり遷移の終了までである。立ち上がり遷移は、より低いメトリックレベルの状態からより高いメトリックレベルの状態へと起こることに留意されたい。より低いメトリックレベルの状態は、より高いメトリックレベルの状態の電力又は電圧の量と比較して、より小さい量の電力又は電圧を有する。
一実施形態では、状態S2の代わりに、状態S1、S3、又はS4などの別の状態を使用して、方法200を実行できる。例えば、動作286において、位置A1から始まる、時間t1とt2の間のタイムウィンドウに関するプロット284のメトリックデータを取得する代わりに、位置A2から始まる、時間t2とt3の間のタイムウィンドウに関するプロット284のメトリックデータが取得される。動作288は、位置A2における時間t2とt3の間のタイムウィンドウに関するプロット284のメトリックデータに基づいて実行される。
一実施形態では、状態S2の代わりに、サブ状態又はスライスを使用して、方法200を実行できる。サブ状態及びスライスの例は、以下に提供される。
一実施形態では、分析コントローラ106のプロセッサ124は、動作286で取得した状態S2に関するメトリックデータが所定の範囲内にないと判定すると、プラズマ源226を有するプラズマシステムが故障していると判定する。この実施形態では、プロセッサ124は、プラズマシステムが故障していることを示すアラームを表示するように分析コントローラ106のディスプレイデバイスを制御し、又はプラズマシステムが故障していることを示すアラームを鳴らすように分析コントローラ106のスピーカを制御する。分析コントローラ106のディスプレイデバイス及びスピーカは、プロセッサ124に接続されている。
一実施形態では、プロセッサ124又はプロセッサ132などのプロセッサは、動作286で取得されるメトリックデータからパラメータを判定する。例えば、プロセッサは、イオンエネルギー、ウェハバイアス、反射率、又は処理速度を判定する。処理速度の例示として、エッチング速度又は堆積速度が挙げられる。この例では、反射率は、逆方向電力と順方向電力の比率である。例示すると、プロセッサは、メモリデバイス126又は134などのメモリデバイスからテーブルにアクセスして、動作286でメトリックデータが取得されたメトリックに対応する、例えば、固有の関係を有するなどの1つ又は複数のパラメータ値を判定する。別の例示として、プロセッサは、順方向電力及び逆方向電力に基づいて反射率を計算する。プロセッサは、1つ又は複数のパラメータ値がメモリデバイスに記憶された事前設定された範囲内にあるかどうかを判定する。プロセッサは、1つ又は複数のパラメータ値が事前設定された範囲内になるまで、プラズマ源226を制御する。
一実施形態では、1つ又は複数のRF発生器は、RFセンサ201によって測定されるメトリックに基づいて、動作288で制御される。例えば、RF発生器RFGa1、RFGa2、及びRFGanの1つ又は複数は、RFセンサan(図1A)によって測定されたメトリックに基づいて制御される。別の例として、RF発生器RFGa(n+1)、RFGa(n+2)、及びRFGa(n+m)の1つ又は複数は、RFセンサa2(図1A)によって測定されたメトリックに基づいて制御される。
図3Aは、変数の値を判定するためのメトリックの統計値の使用を例示するための、方法300の一実施形態の図である。方法300は動作286を含み、かつ分析コントローラ106のプロセッサ124(図2B)によって実行される。例えば、プロセッサ124は、DPS102(図2C)のADCプロセッサ210から、位置A1及び時間t1とt2の間のタイムウィンドウに関するデジタルメトリックデータ224(図2B)を受信する。
方法300では、動作286の後に動作304が実行される。動作304では、位置A1における時間t1とt2の間のタイムウィンドウに関するデジタルメトリックデータ224が受信されると、デジタルメトリックデータ224の統計値が判定される。例えば、分析コントローラ106のプロセッサ124は、デジタルメトリックデータ224から統計値を計算する。統計値の例としては、デジタルメトリックデータ224の平均値、デジタルメトリックデータ224の中央値、デジタルメトリックデータ224の最大値、及びデジタルメトリックデータ224の最小値が挙げられる。統計値は、プラズマ源226の変数を判定するためのデジタルメトリックデータ224の量を減らすために判定される。
方法300の動作306において、プロセッサ124は、統計値に基づいて変数を制御する。例えば、動作304で判定された統計値が事前設定された範囲外であると判定すると、プロセッサ124は、メトリックの統計値が事前設定された範囲内になるまでプラズマ源226の変数を制御する。動作304で判定された統計値が事前設定された範囲内であると判定すると、変数の値はプロセッサ124によって維持される。例示すると、プロセッサ124は、ADCプロセッサ210から取得した状態S2に関するデジタルメトリックデータ224の統計値が事前設定された範囲内になるまで、プラズマ源226を制御する。別の例として、図1Aのプラズマチャンバ114又は図1Bのプラズマチャンバ152内で基板Sを処理する処理速度の統計値が達成されるまで、変数はプロセッサ124によって制御される。
一実施形態では、分析コントローラ106のプロセッサは、動作304で判定された統計値が事前設定された範囲外であると判定すると、プラズマ源226を有するプラズマシステムが故障していると判定する。
一実施形態では、方法300は、クロック信号のサイクル1内の位置A1以外の位置に関して、かつ時間t1とt2の間のタイムウィンドウ以外のタイムウィンドウに対して実行される。例えば、方法300は、位置A2に関して、かつ時間t2とt3の間のタイムウィンドウ(図2E)に対して実行される。
一実施形態では、方法300は、プロセッサ124の代わりに、プロセスコントローラ116のプロセッサ132によって実行される。この実施形態では、方法300は、位置A1及び時間t1とt2の間のタイムウィンドウ(図2E)に関するメトリックの値を、分析コントローラ106のプロセッサ124から取得する動作286を含む。
一実施形態では、位置A1の代わりに、立ち下がり遷移に関連する位置が、方法300を実行するために使用される。
同様に、一実施形態では、位置A1の代わりに、立ち上がり遷移に関連する位置が、方法300を実行するために使用される。
一実施形態では、状態S2の代わりに、サブ状態又はスライスを使用して、方法300を実行できる。
図3Bは、複数のRFセンサによって感知されるメトリック間のコンセンサスの使用を例示するための、方法330のフローチャートの一実施形態である。方法330は、分析コントローラ106のプロセッサ124によって実行される。
方法330の動作332において、動作286(図2E)が実行されるのと同じ手法で、位置A1における時間t1とt2の間のタイムウィンドウに関するメトリックセット1が取得される。メトリックセット1は、ADCプロセッサ210(図2A)から出力されるデジタルメトリックデータを含む。ADCプロセッサ210は、RFセンサa1から受信したアナログメトリックデータをサンプリングすることによって、メトリックセット1のデジタルメトリックデータを出力する。
方法330の動作334において、動作304(図3A)が実行されるのと同じ手法で、メトリックの統計値1がメトリックセット1から判定される。例えば、プロセッサ124は、メトリックセット1からメトリックの平均値又は中央値を計算する。
方法330の動作336において、メトリックセット1が取得されるのと同じ手法で、位置A1における時間t1とt2の間のタイムウィンドウに関するメトリックセット2が取得される(図2E)。例えば、ADCプロセッサ210は、RFセンサa2からアナログメトリックデータを受信し、アナログメトリックデータをサンプリングしてメトリックセット2のデジタルメトリックデータを出力する。この例では、分析コントローラ106のプロセッサ124は、ADCプロセッサ210からメトリックセット2を取得する。メトリックセット2は、メトリックセット1とは異なる振幅を有する。例示すると、メトリックセット2は、メトリックセット1のものと比較して、位置A1において異なる振幅を有し、時間t1とt2の間で異なる振幅を有する。
方法330の動作338において、プロセッサ124がメトリックセット1から統計値1を判定するのと同じ手法で、メトリックの統計値2がメトリックセット2から判定される。例えば、プロセッサ124は、メトリックセット2からメトリックの平均値又は中央値を計算する。
方法330の動作340において、メトリックセット1が取得されるのと同じ手法で、位置A1における時間t1とt2の間のタイムウィンドウに関するメトリックセット3が取得される(図2E)。例えば、ADCプロセッサ210は、RFセンサa3からアナログメトリックデータを受信し、アナログメトリックデータをサンプリングしてメトリックセット3のデジタルメトリックデータを出力する。この例では、分析コントローラ106のプロセッサ124は、ADCプロセッサ210からメトリックセット3を取得する。メトリックセット3は、メトリックセット1とは異なる振幅を有する。例示すると、メトリックセット3は、メトリックセット1及びメトリックセット2のものと比較して、位置A1において異なる振幅を有し、時間t1とt2の間で異なる振幅を有する。
方法330の動作342において、プロセッサ124がメトリックセット1から統計値1を判定するのと同じ手法で、メトリックの統計値3が、メトリックセット3から判定される。例えば、プロセッサ124は、メトリックセット3からメトリックの平均値又は中央値を計算する。
方法330の動作344において、動作334、338、及び342で判定された統計値の多数の間にコンセンサスが存在するかどうかがプロセッサ124によって判定される。例えば、プロセッサ124は、3つの統計値1~3のうち少なくとも2つが予め記憶された範囲内にあるかどうかを判定する。予め記憶された範囲は、分析コントローラ106のメモリデバイス126に記憶されている。3つの統計値1~3のうち少なくとも2つが予め記憶された範囲内にあると判定すると、プロセッサ124は、統計値1~3の多数の間にコンセンサスが存在すると判定し、動作346を実行する。他方で、3つの統計値1~3のうち少なくとも2つが予め記憶された範囲外であると判定すると、プロセッサ124は、統計値1~3の多数の間にコンセンサスが存在しないと判定し、動作348を実行する。
方法330の動作346において、プロセッサ124は、コンセンサスが存在すると判定されたときに、プラズマ源226(図2B)の変数を制御する。例えば、統計値1及び2が予め記憶された範囲内にあると判定すると、プロセッサ124は、RF発生器RFGa1の変数又はRF発生器RFGa2の変数又は両方の変数を制御する。この例では、統計値1が事前設定された範囲内になるまでRF発生器RFGa1の変数が制御され、統計値2が事前設定された範囲内になるまでRF発生器RFGa2の変数が制御される。別の例として、統計値1及び2が予め記憶された範囲内にあると判定すると、プロセッサ124は、マッチレスプラズマ源MPSa1の変数又はマッチレスプラズマ源MPSa2の変数又は両方の変数を制御する。この例では、統計値1が事前設定された範囲内になるまでマッチレスプラズマ源MPSa1の変数が制御され、統計値2が事前設定された範囲内になるまでマッチレスプラズマ源MPSa2の変数が制御される。
方法330の動作348において、変数の値は、統計値1~3に基づいて制御されない。例えば、プロセッサ124は、統計値1~3を適用して変数の値を制御することはしないと決定する。むしろ、この例では、プロセッサ124は、RFセンサa1~a3の1つ又は複数を変更するための指示を生成する。例示すると、指示は、プロセッサ124によって分析コントローラ106のディスプレイデバイス上に表示されるか、又は分析コントローラ106のスピーカを介して音として出力される。別の例として、プロセッサ124は、RFセンサa1によってメトリックセットが収集されるべき、RFセンサa2によってメトリックセットが収集されるべき、かつRFセンサa3によってメトリックセットが収集されるべき位置を位置A1から変更し、又はタイムウィンドウを時間t1とt2の間のタイムウィンドウから変更し、又はそれらの組み合わせを変更することを決定する。例示すると、位置はA1からA2(図2E)に変更され、又はタイムウィンドウは時間t1とt2の間から時間t2とt3の間のタイムウィンドウに変更される。
一実施形態では、方法330は、プロセッサ124の代わりに、プロセスコントローラ116のプロセッサ132によって実行される。例えば、プロセッサ132は、通信コントローラ130及び136を介して、プロセッサ124からメトリックセット1、2、及び3を取得し、方法330を実行する。
一実施形態では、統計値は、RFセンサ内に実装された仮想センサによって生成される値である。例えば、RFセンサa1のプロセッサが、統計値を生成する。別の例として、RFセンサa1のプロセッサとプロセッサ124の組み合わせが、統計値を生成する。別の例として、RFセンサa1のプロセッサとプロセッサ132の組み合わせが、統計値を生成する。
一実施形態では、方法330は、RFセンサa1~a3の代わりにRFセンサa(n+1)~a(n+3)から出力されるアナログメトリックデータに対して実行される。
一実施形態では、方法330は、任意の他の数のメトリックセットに対して実行される。例えば、方法330は、RFセンサa1~anから出力されるアナログメトリックデータに対して実行される。別の例として、方法330は、RFセンサa(n+1)~a(n+m)から出力されるアナログメトリックデータに対して実行される。
図3Cは、位置及びタイムウィンドウに関して取得したメトリックの全ての値の代わりとしてのメトリックの統計値の使用を例示するための、方法350の一実施形態のフローチャートである。方法350は、プロセッサ124によって実行される。
方法350は、動作286を含む。方法の動作352において、プロセッサ124によって、位置A1及び時間t1とt2の間のタイムウィンドウにおけるメトリックの値の数が、所定の閾値よりも大きいかどうかが判定される。一例として、プロセッサ124は、位置A1における時間t1とt2の間のタイムウィンドウに関するデジタルメトリックデータ224(図2B)の、サンプルなどの値の数をカウントし、値の数を所定の閾値と比較する。別の例として、分析コントローラ106のカウンタ及びコンパレータが、プロセッサ124に接続される。この例では、位置A1及び時間t1とt2の間のタイムウィンドウにおけるデジタルメトリックデータ224の値を受信すると、プロセッサ124は、値をカウンタに提供する。さらに、この例では、カウンタは、位置A1及び時間t1とt2の間のタイムウィンドウにおける値の数をカウントしてカウントを出力し、コンパレータは、カウンタからカウントを受信する。この例では、コンパレータは、カウントが所定の閾値よりも大きいかどうかを判定する。所定の閾値は、メモリデバイス126に記憶されている。
位置A1及び時間t1とt2の間のタイムウィンドウにおけるメトリックの値の数などのカウントが、所定の閾値よりも大きいと判定すると、方法350の動作304が実行される。方法350の動作306は、動作304が実行された後に実行される。他方で、位置A1及び時間t1とt2の間のタイムウィンドウにおけるメトリックの値の数が所定の閾値よりも大きくないと判定すると、方法350の動作288が実行される。
一実施形態では、方法350は、プロセッサ124の代わりに、プロセスコントローラ116のプロセッサ132(図2D)によって実行される。この実施形態では、所定の閾値は、プロセスコントローラ116のメモリデバイス134に記憶されている。
一実施形態では、動作352は、分析コントローラ106のカウンタ及びコンパレータの代わりに、プロセスコントローラ116のカウンタ及びコンパレータによって実行される。プロセスコントローラ116のカウンタ及びコンパレータは、プロセッサ132に接続される。プロセッサ124から位置A1及び時間t1とt2の間のタイムウィンドウにおけるメトリックの値を受信すると、プロセッサ132は、値をプロセスコントローラ116のカウンタに提供する。プロセスコントローラ116のカウンタ及びプロセスコントローラ116のコンパレータは、分析コントローラ106のカウンタ及びコンパレータによって実行されるのと同じ上述の動作を実行する。
図4は、アナログメトリックデータの収集のための位置及びタイムウィンドウが、クロック信号の所定のサイクル数と共に変化し得ることを例示するための、方法400の一実施形態の図である。方法400は、分析コントローラ106のプロセッサ124によって実行される。デジタルメトリックデータは、クロック信号の、サイクル1などの所定のサイクル数の各々の間に、ある位置及びタイムウィンドウで取得される。プロセッサ124は、追加のデジタルメトリックデータが取得されるべき、サイクル2又はサイクル3又はサイクル2と3の両方などの事前設定されたサイクル数に関して、位置又はタイムウィンドウ又はそれらの組み合わせを修正する。クロック信号のサイクル3は、サイクル2に連続している。所定のサイクル数及び事前設定されたサイクル数は、分析コントローラ106のメモリデバイス126に記憶されている。
方法400は、グラフ282に関して例示される。方法400は、クロック信号の所定のサイクル数の各々に関して、ADCプロセッサ104(図2C)からプロセッサ124によってデジタルメトリックデータが取得される動作402を含む。例えば、動作402において、プロット284の、位置A1から始まる時間t1とt2の間のタイムウィンドウに関するデジタルメトリックデータが、ADCプロセッサ210から出力され、プロセッサ124に送信される。時間t1及びt2は、クロック信号のサイクル1の間に発生する。時間t1とt2の間のタイムウィンドウは、プロット284のメトリックデータの状態S2に対応することに留意されたい。別の例として、動作402は、クロック信号の所定のサイクル数に適用されることを除いて、動作286(図2E)と同じである。
方法400は、クロック信号の所定のサイクル数に続くクロック信号の事前設定されたサイクル数の間、変数を制御する動作404をさらに含む。変数は、動作402の間に取得されたデジタルメトリックデータに基づいて制御される。例えば、動作404は、クロック信号のサイクル1の間に取得されたデジタルメトリックデータに基づいて実行されることを除いて、動作288(図2E)と同じである。例示すると、プロット284のメトリックデータの状態S2の間、プロセッサ124は、動作402で取得されたメトリックデータに基づいてプラズマ源226の変数を制御する。メトリックデータの状態S2は、クロック信号のサイクル2などの、事前設定されたサイクル数の間に発生する。
方法400はまた、クロック信号の事前設定されたサイクル数の各々の、位置A0から始まる、時間t4とt5の間のタイムウィンドウに関するプロット284のメトリックデータを取得する動作406を含む。例えば、クロック信号のサイクル2の間、アナログメトリックデータ222(図2B)をサンプリングして位置A1における時間t5とt6の間のタイムウィンドウに関するプロット284を生成する代わりに、アナログメトリックデータ222は、時間t4とt5の間の時間間隔に関して、ADCプロセッサ104によってサンプリングされる。アナログメトリックデータ222は、位置A0で時間t4とt5の間の時間間隔に関して、ADCプロセッサ104によってサンプリングされ、デジタルメトリックデータ224を出力し、これはADCプロセッサ104から分析コントローラ106のプロセッサ124に送信される。時間t4とt5の間のタイムウィンドウは、プロット284のメトリックデータの状態S1に対応し、時間t5とt6の間のタイムウィンドウは、プロット284のメトリックデータの状態S2に対応することに留意されたい。
方法400は、動作406の間に取得されたメトリックデータに基づいてプラズマ源226の変数を制御する動作408を含む。例えば、動作408は、クロック信号のサイクル2の間にサンプリングされた状態S1のメトリックデータに基づいて実行されることを除いて、動作288(図2E)と同じである。変数は、クロック信号の事前設定されたサイクル数に続く、クロック信号の予め記憶されたサイクル数の間に制御される。事前設定されたサイクル数は、分析コントローラ106のメモリデバイス126に記憶されている。
一実施形態では、方法400は、分析コントローラ106のプロセッサ124の代わりに、プロセスコントローラ116のプロセッサ132によって実行される。例えば、動作402の間、プロット284を生成するために使用されるデジタルメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間にADCプロセッサ104から出力され、ADCプロセッサ104からプロセッサ124に送信され、さらに分析コントローラ106からプロセスコントローラ116のプロセッサ132に送信される。この実施形態では、クロック信号の所定のサイクル数、クロック信号の事前設定されたサイクル数、及びクロック信号の予め記憶されたサイクル数は、プロセスコントローラ116のメモリデバイス134に記憶されている。
一実施形態では、方法400は、プロット284のメトリックデータの各状態の代わりに各サブ状態又は各スライスに従って実行される。
動作406及び408は、位置A0及び時間t4とt5の間のタイムウィンドウを参照して説明されているが、一実施形態では、動作406及び408は、位置A2などの他の位置、及び時間t6とt7の間のタイムウィンドウなどの他のタイムウィンドウに適用されることに留意されたい。
図5Aは、メトリックのメトリックデータの状態、サブ状態、及びスライスを例示するためのグラフ500の一実施形態である。一例として、メトリックデータのスライスの時間間隔は、マイクロ秒である。例示すると、メトリックのメトリックデータのスライスは、5マイクロ秒(μs)から7マイクロ秒の時間間隔で発生する。別の例示として、スライスは、6マイクロ秒の時間間隔で発生する。別の例示として、スライスは、6.5マイクロ秒の時間間隔で発生する。さらに別の例示として、スライスは、7マイクロ秒の時間間隔で発生する。サブ状態は状態よりも小さい時間間隔を有し、スライスはサブ状態よりも小さい時間間隔を有することに留意されたい。
グラフ500は、メトリック対時間tのプロット502を含む。プロット502のメトリックはy軸にプロットされ、時間tはx軸にプロットされる。プロット502は、デジタルメトリックデータ204(図2C)の一例である。例えば、プロット502は、分析コントローラ106のプロセッサ124(図1A)によって、又はプロセスコントローラ116のプロセッサ132によって、デジタルメトリックデータ204のサンプルポイントから構築される。
クロック信号のサイクル1の間、プロット502のメトリックデータは、状態S1を有する。例えば、時間t0と時間t0.5の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは、メトリック値M0.5からメトリック値M8の範囲にある複数のメトリック値を有する。例示すると、プロット502は、状態S1の間、メトリック値M0.5、M1、M2、M3、M4、M5、M6、M7、及びM8を含む。メトリック値M0.5はメトリック値M1の半分であり、時間t0.5は時間t0とt1の間の時間間隔の半分の位置にある。別の例示として、プロット502のメトリックデータは、プロット502のメトリックデータの状態S1の間に、メトリック値M0.5からメトリック値M8へ遷移する。メトリック値M0.5からメトリック値M8への遷移は、立ち上がり遷移の一例である。
メトリック値M1は、メトリック値M0より大きく、かつメトリック値M2より小さい。メトリック値M2はメトリック値M3より小さい。メトリック値M4はメトリック値M3より大きく、メトリック値M5はメトリック値M4より大きい。メトリック値M6はメトリック値M5より大きく、メトリック値M7はメトリック値M6より大きい。メトリック値M8はメトリック値M7より大きい。
また、クロック信号のサイクル1の間、プロット502のメトリックデータは、状態S2を有する。一例として、時間t0.5と時間t1.5の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは複数のメトリック値を有し、メトリック値の各々はメトリック値M7.5からメトリック値M8の範囲にある。時間t1.5は、時間t1と時間t2の間の時間間隔の半分の位置にある。メトリック値M7.5は、メトリック値M8とメトリック値M7の間である。例えば、メトリック値M7.5は、メトリック値M7とM8の間の半分のポイントにある。プロット502のメトリックデータの状態S2は、定常状態の一例である。
クロック信号のサイクル1の間、プロット502のメトリックデータは、状態S3を有する。例えば、時間t1.5と時間t2の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは、メトリック値M8からメトリック値M4の範囲にある複数のメトリック値を有する。メトリック値M8はメトリック値M7.5よりも大きい。プロット502のメトリックデータは、メトリックデータの状態S1の間、メトリック値M8からメトリック値M4へ遷移する。メトリック値M8からメトリック値M4への遷移は、立ち下がり遷移の一例である。
さらに、クロック信号のサイクル1の間、プロット502のメトリックデータは、状態S4を有する。例えば、時間t2と時間t2.5の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは、メトリック値M4を有する。時間t2.5は、時間t2とt3の間の時間間隔の半分の位置にある。プロット502のメトリックデータの状態S4は、定常状態の一例である。
さらに、クロック信号のサイクル1の間、プロット502のメトリックデータは、状態S5を有する。例えば、時間t2.5と時間t3の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは、メトリック値M4からメトリック値M1.3の範囲の複数のメトリック値を有する。メトリック値M1.3は、メトリック値M1より大きく、かつメトリック値M2より小さい。メトリック値M1.3は、メトリック値M1よりも30%大きい。プロット502のメトリックデータは、メトリックデータの状態S5の間、メトリック値M4からメトリック値M1.3へ遷移する。メトリック値M4からメトリック値M1.3への遷移は、立ち下がり遷移の一例である。
クロック信号のサイクル1の間、プロット502のメトリックデータは、状態S6を有する。例えば、時間t3と時間t4の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは、メトリック値M1.3からメトリック値M0.5の範囲の複数のメトリック値を有する。
プロット502のメトリックデータの状態S1~S6は、プロット502の各追加サイクルの間に繰り返される。例えば、クロック信号の各サイクル2及び3の間、プロット502のメトリックデータは、状態S1~S6を有する。
クロック信号のサイクル2の間の、プロット502のメトリックデータの各状態内のサブ状態が例示され、サブ状態の各々は、状態よりも小さい時間間隔を有する。例えば、クロック信号のサイクル2の状態S2の間、プロット502のメトリックデータは、サブ状態S2aを有する。例示すると、時間t4.5と時間t4.75の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは、メトリック値M8を有する。時間t4.5は、時間t4とt5の間の時間間隔の50パーセントにあり、時間t4.75は、時間t4とt5の間の時間間隔の75パーセントにある。クロック信号のサイクル2の状態S2のサブ状態S2aにおいて、メトリックデータのメトリック値はM8からM7.8の範囲であり、ここでメトリック値M7.8はメトリック値M7.5とM8の間である。別の例として、クロック信号のサイクル2の状態S2の間、プロット502のメトリックデータは、サブ状態S2bを有する。例示すると、時間t4.75と時間t5.3の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは、メトリック値M7.5を有する。時間t5.3は、時間t5とt6の間の時間間隔の30パーセントにある。サブ状態S2bの間、メトリックデータのメトリック値は、M7.8からM7.5の範囲である。さらに別の例として、クロック信号のサイクル2の状態S2の間、プロット502のメトリックデータは、サブ状態S2aを有する。例示すると、時間t5.3と時間t5.5の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは、メトリック値M8を有する。時間t5.5は、時間t5とt6の間の時間間隔の半分の位置にある。
さらに別の例として、クロック信号のサイクル2の状態S6の間、プロット502のメトリックデータは、サブ状態S6aを有する。例示すると、時間t7と時間t7.5の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは、メトリック値M1を有する。時間t7.5は、時間t7と時間t8の間の時間間隔の半分の位置にある。サブ状態S6aにおいて、メトリックデータのメトリック値は、M1.3からM1の範囲である。別の例として、クロック信号のサイクル2の状態S6の間、プロット502のメトリックデータは、サブ状態S6bを有する。例示すると、時間t7.5と時間t8の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは、メトリック値M0.5を有する。サブ状態S2bでは、メトリックデータのメトリック値はM1からM0.5の範囲である。
クロック信号のサイクル3の間の、プロット502のメトリックデータの各サブ状態又は各状態内のスライスが例示され、スライスの各々は、サブ状態が発生する時間間隔よりも小さい時間間隔を有する。例えば、クロック信号のサイクル3の状態S1の間、プロット502のメトリックデータは、複数のスライスを有する。例示すると、時間t8と時間t8.5の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは、4つの部分に分割される。サイクル3の間の状態S1の各部分は、等しい時間間隔にわたって発生する。サイクル3の間の状態S1の第1のスライスは、時間t8と時間t8.125の間の時間間隔にわたって発生するか、又はその間にサンプリングされ、サイクル3の間の状態S1の第2のスライスは、時間t8.125と時間t8.25の間の時間間隔にわたって発生するか、又はその間にサンプリングされる。時間8.125は、サイクル3内の位置A0.125にある。別の例として、クロック信号のサイクル3のサブ状態S2aの間、プロット502のメトリックデータは、複数のスライスを有する。例示すると、時間t8.5と時間t8.75の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは、第1の部分と第2の部分を含む2つの部分に分割される。クロック信号のサイクル3のサブ状態S2aの各部分は、等しい時間間隔にわたって発生する。サブ状態S2aの第1の部分は、サブ状態S2aのメトリック値の範囲のサブ範囲内にあるメトリック値を有し、サブ状態S2bの第2の部分は、サブ状態S2aのメトリック値の範囲のサブ範囲内にあるメトリック値を有する。第1の部分のメトリック値は、M8からM7.9の範囲であり、ここでメトリック値M7.9は、メトリック値M8より小さく、かつメトリック値M7.8より大きい。第2の部分のメトリック値は、M7.9からM7.8の範囲である。さらに別の例として、クロック信号のサイクル3のサブ状態S6bの間、プロット502のメトリックデータは、複数のスライスを有する。例示すると、時間t11.5と時間t12の間のタイムウィンドウの間、プロット502のメトリックデータは、4つの部分に分割される。クロック信号のサイクル3のサブ状態S6bの各部分は、等しい時間間隔にわたって発生する。サイクル3のサブ状態S6bの第4のスライスは、時間t11.875で始まり、時間t12で終了する。時間11.875は、サイクル3内の位置A3.875にある。
様々な実施形態が、メトリックのメトリックデータの状態を参照して本明細書で説明されるが、本実施形態はサブ状態に適用可能であることに留意されたい。例えば、方法280は、サブ状態S2a及びS2bに適用される。この例では、方法280の動作286(図2E)の代わりに、分析コントローラ106のプロセッサ124は、位置A0.5で始まる、時間t4.5とt4.75の間の時間間隔などのタイムウィンドウに関して、プロット502のメトリックデータを取得する。位置A0.5は、サブ状態S2aの間の時間t4.5にあり、時間t4.75は、位置A0.75にある。例示すると、プロット502のメトリックデータの部分は、プロセッサ124によってADCプロセッサ210(図2A)から取得される。プロット502のメトリックデータの部分は、メトリックデータのサブ状態S2aを表し、追加のデジタルメトリックデータ224(図2B)の一例である。
さらに、この例では、方法280の動作288の代わりに、プロセッサ124は、プロット502のサブ状態S2aに関するメトリックデータに基づいて、サブ状態S2aの間の変数を制御する。例えば、プロセッサ124は、サブ状態S2aに関するメトリックデータがメトリックの予め記憶された値から所定の範囲内にあるかどうかを判定する。サブ状態S2aに関して収集されたメトリックデータがメトリックの予め記憶された値から所定の範囲内にないと判定することに応答して、プロセッサ124は、プラズマ源226(図2B)の変数を制御する。分析コントローラ106のプロセッサは、ADCプロセッサ210から取得されたサブ状態S2aに関するメトリックデータがメトリックの予め記憶された値から所定の範囲内になるまで、プラズマ源226を制御する。例示すると、図1Aのプラズマチャンバ114又は図1Bのプラズマチャンバ152内で基板Sを処理する処理速度を達成するように、変数は制御される。
この例では、サブ状態S2aの変数は、プラズマ源226(図2B)によって生成されるRF信号のものであり、プラズマ源226は、RFセンサ201に対応する。RFセンサ201は、RF信号に関するデータを測定してプロット502のメトリックデータを出力し、変数の1つ又は複数の値がメトリックデータに基づいて判定される。例えば、プロット502のメトリックデータが、RFセンサanから出力されたアナログメトリックデータ202(図2A)に基づいて生成される場合、変数は、RF発生器an(図1A)又はマッチレスプラズマ源MPSan(図1B)によって生成されたRF信号140anのものである。別の例として、プロット502のメトリックデータが、RFセンサa(n+m)から受信したアナログメトリックデータ202に基づいて生成される場合、変数は、RF発生器a(n+m)(図1A)又はマッチレスプラズマ源MPSa(n+m)(図1B)によって生成されたRF信号140a(n+m)のものである。
別の例として、先の例で説明した方法は、分析コントローラ106のプロセッサ124の代わりに、プロセスコントローラ116のプロセッサ132によって実行される。例えば、プロセッサ124は、位置A0.5における時間t4.5とt4.75の間のタイムウィンドウに関するメトリックデータを、通信コントローラ130及び136を介してプロセスコントローラ116のプロセッサ132に送信する。プロセッサ124から位置A0.5における時間t4.5とt4.75の間のタイムウィンドウに関するメトリックデータを取得すると、プロセスコントローラ116のプロセッサ132はプラズマ源226の変数を制御する。
一実施形態では、サブ状態S2aの代わりに、サブ状態S2b、S6a、又はS6bなどの別のサブ状態を使用して、先の実施形態で説明した方法を実行できる。例えば、位置A0.5で始まる、時間t4.5とt4.75の間のタイムウィンドウに関するプロット502のメトリックデータを取得する代わりに、位置A0.75で始まる、時間t4.75とt5.3の間のタイムウィンドウに関するプロット502のメトリックデータが取得される。また、位置A0.75で始まる、時間t4.75とt5.3の間のタイムウィンドウに関するプロット502のメトリックデータは、追加のデジタルメトリックデータ224(図2B)の一例である。サブ状態S2bの変数を制御する動作は、位置A0.75における時間t4.75とt5.3の間のタイムウィンドウに関するプロット502のメトリックデータに基づいて実行される。
一実施形態では、図4を参照して上述した方法400は、プロット502のサブ状態に適用される。例えば、方法400の動作402の代わりに、クロック信号のサイクル1の間、位置A0.5で始まる、時間t0.5と時間t0.75の間のタイムウィンドウに関するプロット502のメトリックデータが取得される。時間t0.75は、時間t1の前かつ時間t0.5の後に発生する。例示すると、位置A0.5で時間t0.5と時間t0.75の間のタイムウィンドウに関してADCプロセッサ104(図2C)によってサンプリングされたプロット502のメトリックデータは、分析コントローラ106のプロセッサ124によってDPS102から受信される。時間t0.5と時間t0.75の間のタイムウィンドウは、プロット502のメトリックデータのサブ状態S2aに対応することに留意されたい。別の例として、クロック信号の所定のサイクル数の間に、サブ状態S2aに関するプロット502のメトリックデータが取得される。
例を続けると、方法400の動作404の代わりに、クロック信号の所定のサイクル数に続くクロック信号の事前設定されたサイクル数の間に変数を制御する動作が実行される。変数は、サブ状態S2aに関して所定のサイクル数の間に取得されたメトリックデータに基づいて制御される。例示すると、プロット502のメトリックデータのサイクル2のサブ状態S2aの間、プロセッサ124は、サイクル1のサブ状態S2aの間に取得されたメトリックデータに基づいて、プラズマ源226の変数を制御する。サイクル2は、事前設定されたサイクル数の一例である。
例をさらに続けると、方法400の動作406の代わりは、クロック信号の事前設定されたサイクル数の各々の、位置A0.75で始まる、時間、t4.75とt5.3の間のタイムウィンドウに関するプロット502のメトリックデータを取得する動作である。例示すると、クロック信号のサイクル2の間、位置A0.5で時間t4.5とt4.75の間のタイムウィンドウに関してプロット502のメトリックデータをサンプリングする代わりに、プロット502のメトリックデータは、ADCプロセッサ104によって、時間t4.75とt5.3の間の時間間隔に関してサンプリングされる。位置A0.75で時間t4.75とt5.3の間の時間間隔に関してADCプロセッサ104によってサンプリングされたプロット502のメトリックデータは、ADCプロセッサ104から分析コントローラ106のプロセッサ124に送信される。時間t4.5とt4.75の間のタイムウィンドウは、プロット502のメトリックデータのサブ状態S2aに対応し、時間t4.75とt5.3の間のタイムウィンドウは、プロット502のメトリックデータのサブ状態S2bに対応することに留意されたい。
例を続けると、方法400の動作408の代わりに、事前設定されたサイクル数の間に取得されたメトリックデータに基づいてプラズマ源226の変数を制御する動作が実行される。例示すると、変数は、クロック信号のサイクル3のサブ状態S2bの間に制御される。この例では、変数は、クロック信号の事前設定されたサイクル数に続くクロック信号の予め記憶されたサイクル数の間に制御される。
一実施形態では、先の実施形態で説明した方法は、分析コントローラ106のプロセッサ124の代わりに、プロセスコントローラ116によって実行される。例えば、クロック信号のサイクル1の間にADCプロセッサ104によってサンプリングされたプロット502のメトリックデータは、プロセスコントローラ116のプロセッサ132によって分析コントローラ106から受信される。この実施形態では、クロック信号の所定のサイクル数、クロック信号の事前設定されたサイクル数、及びクロック信号の予め記憶されたサイクル数は、プロセスコントローラ116のメモリデバイス134に記憶されている。
様々な実施形態が、メトリックのメトリックデータの状態を参照して本明細書で説明されるが、本実施形態はメトリックのスライスに適用可能であることにさらに留意されたい。例えば、方法280は、スライス1、2、及び3に適用される。この例では、方法280の動作286(図2E)の代わりに、分析コントローラ106のプロセッサ124は、位置A0.5で始まる、時間t8.5と時間t8.625の間の時間間隔などのタイムウィンドウに関するプロット502のメトリックデータを取得する。時間t8.625は、時間t8.5の後かつ時間t8.75の前にある。位置A0.5は、サブ状態S2aの間の時間t8.5にあり、時間t8.625は、位置A0.625にある。例示すると、プロット502のメトリックデータの部分は、プロセッサ124によってADCプロセッサ210(図2A)から取得される。プロット502のメトリックデータの部分は、メトリックデータのサブ状態S2aのスライス1を表し、追加のデジタルメトリックデータ224(図2B)の一例である。
さらに、この例では、方法280の動作288の代わりに、プロセッサ124は、プロット502のスライス1に関するメトリックデータに基づいて、状態S2aのスライス1の期間中に変数を制御する。例えば、プロセッサ124は、サブ状態S2aのスライス1の間に収集されたメトリックデータが、メトリックの予め記憶された値から所定の範囲内にあるかどうかを判定する。サブ状態S2aのスライス1の間に収集されたメトリックデータが、メトリックの予め記憶された値から所定の範囲内にないと判定することに応答して、プロセッサ124は、プラズマ源226(図2B)の変数を制御する。分析コントローラ106のプロセッサは、ADCプロセッサ210から取得したサブ状態S2aのスライス1の間に収集されたメトリックデータが、メトリックの予め記憶された値から所定の範囲内になるまで、プラズマ源226を制御する。例示すると、変数は、図1Aのプラズマチャンバ114又は図1Bのプラズマチャンバ152内で基板Sを処理する処理速度を達成するように制御される。
この例では、サブ状態S2aのスライス1の間に制御される変数は、プラズマ源226(図2B)によって生成されるRF信号のものであり、プラズマ源226は、RFセンサに対応する。RFセンサとの対応関係は、サブ状態S2aの間に変数を制御することに関して上述した通りである。
別の例として、先の例で説明した方法は、分析コントローラ106のプロセッサ124の代わりに、プロセスコントローラ116のプロセッサ132によって実行される。例えば、プロセッサ124は、位置A0.5における時間t8.5とt8.625の間のタイムウィンドウに関するメトリックデータを、通信コントローラ130及び136を介してプロセスコントローラ116のプロセッサ132に送信する。位置A0.5における時間t8.5とt8.625の間のタイムウィンドウに関するメトリックデータをプロセッサ124から取得すると、プロセスコントローラ116のプロセッサ132は、メトリックデータに基づいてプラズマ源226の変数を制御する。
一実施形態では、スライス1の代わりに、スライス2又はスライス3などの別のスライスを使用して、先の実施形態で説明した方法を実行できる。例えば、位置A0.5で始まる、時間t8.5とt8.625の間のタイムウィンドウに関するプロット502のメトリックデータを取得する代わりに、位置A0.625で始まる、時間t8.625とt8.75の間のタイムウィンドウに関するプロット502のメトリックデータが取得される。また、位置A0.625で始まる、時間t8.625とt8.75の間のタイムウィンドウに関するプロット502のメトリックデータは、追加のデジタルメトリックデータ224(図2B)の一例である。スライス2の間の変数を制御する動作は、位置A0.625における時間t8.625とt8.75の間のタイムウィンドウに関するプロット502のメトリックデータに基づいて実行される。
一実施形態では、図4を参照して上述した方法400は、プロット502のスライスに適用される。例えば、方法400の動作402の代わりに、クロック信号のサイクル1の間、位置A0.5で始まる、時間t0.5と時間t0.625の間のタイムウィンドウに関するプロット502のメトリックデータが取得される。時間t0.625は、時間t0.75の前かつ時間t0.5の後に発生する。例示すると、位置A0.5で時間t0.5と時間t0.625の間のタイムウィンドウに関してADCプロセッサ104(図2C)によってサンプリングされたプロット502のメトリックデータは、分析コントローラ106のプロセッサ124によってDPS102から受信される。時間t0.5と時間t0.625の間のタイムウィンドウは、プロット502のメトリックデータのサブ状態S2aの間のスライス1に対応することに留意されたい。別の例として、クロック信号の所定のサイクル数の間に、サブ状態S2aの間のスライス1に関するプロット502のメトリックデータが取得される。
例を続けると、方法400の動作404の代わりに、クロック信号の所定のサイクル数に続くクロック信号の事前設定されたサイクル数の間に変数を制御する動作が実行される。変数は、サブ状態S2aのスライス1の間に、所定のサイクル数の間に取得されたメトリックデータに基づいて制御される。例示すると、プロット502のメトリックデータのサイクル2のサブ状態S2aのスライス1の間、プロセッサ124は、サイクル1のサブ状態S2aのスライス1の間に取得されたメトリックデータに基づいて、プラズマ源226の変数を制御する。サイクル2のサブ状態S2aのスライス1は、時間t4.5と時間4.625の間で発生する。時間t4.625は、時間t4.5の後かつ時間t4.75の前に発生する。サイクル2は、事前設定されたサイクル数の一例である。
さらに例を続けると、方法400の動作406の代わりに、所定のサイクル数の間にメトリックデータが取得されるスライスとは異なるスライスに関するプロット502のメトリックデータを収集する動作が実行される。メトリックデータは、事前設定されたサイクル数の間に、異なるスライスに関して収集される。例示すると、メトリックデータは、位置A0.625で始まる、時間t4.625とt4.75の間のタイムウィンドウに関してサイクル2の間に収集される。この例示では、クロック信号のサイクル2の間、位置A0.5で時間t4.5とt4.625の間のタイムウィンドウに関するプロット502のメトリックデータをサンプリングする代わりに、プロット502のメトリックデータは、時間t4.625とt4.75の間の時間間隔に関してADCプロセッサ104によってサンプリングされる。位置A0.625で時間t4.625とt4.75の間の時間間隔に関してADCプロセッサ104によってサンプリングされたプロット502のメトリックデータは、ADCプロセッサ104から分析コントローラ106のプロセッサ124に送信される。時間t4.625とt4.75の間のタイムウィンドウは、プロット502のメトリックデータのサブ状態S2aのスライス2に対応することに留意されたい。
例を続けると、方法400の動作408の代わりに、事前設定されたサイクル数の間に取得されたメトリックデータに基づいてプラズマ源226の変数を制御する動作が実行される。例示すると、変数は、クロック信号のサイクル3のサブ状態S2aのスライス2の間に制御される。この例では、変数は、クロック信号の事前設定されたサイクル数に続くクロック信号の予め記憶されたサイクル数の間に制御される。
一実施形態では、先の実施形態で説明した方法は、分析コントローラ106のプロセッサ124の代わりに、プロセスコントローラ116によって実行される。例えば、クロック信号のサイクル1の間にADCプロセッサ104によってサンプリングされたプロット502のメトリックデータは、プロセスコントローラ116のプロセッサ132によって分析コントローラ106から受信される。この実施形態では、クロック信号の所定のサイクル数、クロック信号の事前設定されたサイクル数、及びクロック信号の予め記憶されたサイクル数は、プロセスコントローラ116のメモリデバイス134に記憶されている。
一実施形態では、メトリック値M0は、正のメトリック値である。
一実施形態では、メトリック値M0は、ゼロである。
一実施形態では、各スライスは、6マイクロ秒から7マイクロ秒の範囲である時間間隔の間にADCプロセッサ210(図2A)によってサンプリングされる、予め記憶された数のサンプルポイントを含む。例えば、各スライスは、6.5マイクロ秒の時間間隔の間にサンプリングされる512個のサンプルを含む。
一実施形態では、状態は、位置と、位置からのタイムウィンドウとによって定義される。例えば、状態S1は、位置A0と、時間t0とt1の間のタイムウィンドウとを含む。また、サブ状態は、位置と、位置からのタイムウィンドウとによって定義される。一例として、サブ状態S2aは、時間t4.5における位置A0.5と、その位置からのタイムウィンドウとを含む。この例では、タイムウィンドウは、時間t4.5から時間t4.75に及ぶ。さらに、スライスは、位置と、位置からのタイムウィンドウとによって定義される。一例として、スライス1は、時間t4.5における位置A0.5と、その位置からのタイムウィンドウとを含む。この例では、タイムウィンドウは、時間t4.5から時間t4.625に及ぶ。
実施形態のいくつかは、状態、サブ状態、又はスライスに関する時間間隔中のメトリック値に関して本明細書で説明されるが、一実施形態では、メトリック値の代わりに、メトリックは、状態、サブ状態、又はスライスに関する複数のメトリック値を有することに留意されたい。例えば、状態、サブ状態、又はスライスに関するメトリック値は、メトリック値のうちの1つの所定の標準偏差の範囲内にある。
図5Bは、位置及びタイムウィンドウの選択を例示するための、デスクトップコンピュータ510の一実施形態の図である。位置及びタイムウィンドウの例は、メトリックの状態、メトリックのサブ状態、及びメトリックのスライスを含む。デスクトップコンピュータ510は、プロセスコントローラ116又は分析コントローラ106(図1A)の一例である。デスクトップコンピュータ510は、モニタ512と、キーボード514と、マウス516とを含む。キーボード514は、モニタ512のハウジング内に配置されたコンピュータプロセッサにワイヤレスで接続される。また、マウス516は、コンピュータプロセッサにワイヤレスで接続される。コンピュータプロセッサは、分析コントローラ106のプロセッサ124、又はプロセスコントローラ116のプロセッサ132の一例である。モニタ512は、液晶ディスプレイ(LCD)デバイス、発光ダイオード(LED)デバイス、又はプラズマディスプレイデバイスなどのディスプレイデバイスを含む。ディスプレイデバイスは、表示画面を含む。
グラフ282は、モニタ512の画像処理装置(GPU)によって表示画面上に表示される。GPUは、コンピュータプロセッサに接続され、かつコンピュータプロセッサによって制御される。表示画面はプロット284を表示する。一例として、プロット284は、デジタルメトリックデータ204のサンプルポイント又はサンプル値を結合することによってコンピュータプロセッサによって構築され、表示画面上にGPUによってレンダリングされる。
GPUはさらに、追加のアナログメトリックデータ222(図2B)がADCプロセッサによってサンプリングされるべき位置を受信するためのフィールド511を表示画面上にレンダリングする。ユーザは、追加のアナログメトリックデータ222がサンプリングされるべき位置を識別する、例えば、提供するなどのために、キーボード514及びマウス516を使用する。位置の例は、メトリックの状態が始まる時間である。例えば、コンピュータプロセッサは、クロック信号の各サイクル中にアナログメトリックデータ222が収集されるべき位置A0、A1、A2、及びA3のいずれかを、フィールド511内でユーザから受信する。
さらに、GPUは、フィールド511内で受信した位置で始まるタイムウィンドウを受信するための別のフィールド513を表示する。ユーザは、フィールド513内で、秒数、又はミリ秒数、又はマイクロ秒数などのタイムウィンドウを識別する、例えば、提供するなどのために、キーボード514及びマウス516を使用する。
フィールド511内で位置を、かつフィールド513内でタイムウィンドウを受信すると、コンピュータプロセッサは、位置及びタイムウィンドウを示す制御信号206(図2A)を生成する。デスクトップコンピュータ510から制御信号206を受信すると、ADCプロセッサ210(図2A)は、フィールド511内で受信した位置で、クロック信号の各サイクル中のタイムウィンドウに関して追加のアナログメトリックデータ222(図2B)を収集し、例えば、サンプリングするなどして、追加のデジタルメトリックデータ224(図2B)を出力する。例えば、タイムウィンドウ外のアナログメトリックデータは、追加のデジタルメトリックデータ224を出力するためにクロック信号の各サイクルの間にADCプロセッサ210によってサンプリングされることはない。
図5Cは、異なる位置又はタイムウィンドウ又はそれらの組み合わせが、クロック信号の異なるサイクルに対して提供され得ることを例示するための、モニタ512の一実施形態の図である。モニタ512は、グラフ282を表示する。GPUは、追加のアナログメトリックデータ222(図2B)がADCプロセッサによってサンプリングされるべきクロック信号のサイクルの、識別番号などの識別を受信するためのフィールド540を表示する。ユーザは、追加のアナログメトリックデータ222がサンプリングされるべきクロック信号の1つ又は複数のサイクルの1つ又は複数の識別を識別する、例えば、提供するなどのために、キーボード514及びマウス516を使用する。例えば、コンピュータプロセッサは、フィールド540内で番号1及び3をユーザから受信し、アナログメトリックデータ222が収集されるべきクロック信号のサイクル1及び3を識別する。
GPUは、クロック信号のサイクル1の間にADCプロセッサ210によって追加のアナログメトリックデータ222(図2B)がサンプリングされるべき位置を受信するためのフィールド542をさらに表示する。サイクル1は、フィールド540内で識別される。ユーザは、クロック信号のサイクル1の間に追加のアナログメトリックデータ222がサンプリングされるべき位置を識別する、例えば、提供するなどのために、キーボード514及びマウス516を使用する。
GPUは、クロック信号のサイクル3の間にADCプロセッサ210によって追加のアナログメトリックデータ222(図2B)がサンプリングされるべき位置を受信するための別のフィールド544をさらに表示する。サイクル3は、フィールド540内で識別される。ユーザは、クロック信号のサイクル3の間に追加のアナログメトリックデータ222が収集されるべき位置を識別する、例えば、提供するなどのために、キーボード514及びマウス516を使用する。
さらに、GPUは、クロック信号のサイクル1の間にアナログメトリックデータ222がサンプリングされるべき第1のタイムウィンドウを受信するための別のフィールド546を表示する。第1のタイムウィンドウは、アナログメトリックデータ222の状態、又はサブ状態、又はスライスをカバーする。アナログメトリックデータ222は、フィールド542内で受信した位置からサンプリングされることになる。ユーザは、フィールド546内で第1のタイムウィンドウを識別する、例えば、提供するなどのために、キーボード514及びマウス516を使用する。
また、GPUは、クロック信号のサイクル3の間にアナログメトリックデータ222がサンプリングされるべき第2のタイムウィンドウを受信するための別のフィールド550を表示する。ユーザは、フィールド550内で第2のタイムウィンドウを識別する、例えば、提供するなどのために、キーボード514及びマウス516を使用する。第2のタイムウィンドウは、アナログメトリックデータ222の状態、又はサブ状態、又はスライスをカバーする。アナログメトリックデータ222は、フィールド544内で受信した位置からサンプリングされることになる。ユーザは、フィールド550内で第2のタイムウィンドウを識別する、例えば、提供するなどのために、キーボード514及びマウス516を使用する。
フィールド540内でサイクル1及び3、フィールド542及び544内で位置、並びにフィールド546及び550内で第1及び第2のタイムウィンドウを受信すると、コンピュータプロセッサは、サイクル、位置、並びに第1及び第2のタイムウィンドウを有する制御信号206(図2A)を生成する。デスクトップコンピュータ510から制御信号206を受信すると、ADCプロセッサ210(図2A)は、クロック信号のサイクル1の間に、フィールド542内で受信した位置で始まり、かつフィールド546内の第1のタイムウィンドウに関する追加のアナログメトリックデータ222(図2B)をサンプリングして、追加のデジタルメトリックデータ224を出力する。例えば、フィールド546内で受信した第1のタイムウィンドウ外のメトリックデータは、追加のデジタルメトリックデータ224(図2B)を出力するためにクロック信号のサイクル1の間にADCプロセッサ210によってサンプリングされることはない。
また、デスクトップコンピュータ510から制御信号206を受信することに応答して、ADCプロセッサ210(図2A)は、クロック信号のサイクル3の間に、フィールド544内で受信した位置から始まり、かつフィールド546内の第2のタイムウィンドウに関する追加のアナログメトリックデータ222(図2B)をサンプリングして、追加のデジタルメトリックデータ224を出力する。例えば、フィールド550内で受信した第2のタイムウィンドウ外のメトリックデータは、追加のデジタルメトリックデータ224(図2B)を出力するためにクロック信号のサイクル3の間にADCプロセッサ210によってサンプリングされることはない。
一実施形態では、サイクル1の代わりに、クロック信号の1及び2などの複数のサイクルが、フィールド540内で受信される。また、サイクル3の代わりに、クロック信号の3、4、及び5などの複数のサイクルが、フィールド540内で受信される。さらに、各サイクル1、2、3、4、及び5に対して、デジタルメトリックデータ224(図2B)などのデジタルメトリックデータがADCプロセッサ210によって出力されるべきサイクル内の位置を受信するためのフィールドが提供される。また、各サイクル1~5に対して、デジタルメトリックデータが出力されるべきタイムウィンドウを受信するためのフィールドが提供される。
図6Aは、RFセンサa1~a(n+m)(図1A及び図1B)から受信したアナログメトリックデータをサンプリングするための単一のデジタルパルス信号の使用を例示するための、システム600の一実施形態の図である。単一のデジタルパルス信号の一例は、トランジスタ-トランジスタ論理回路(TTL)信号である。例示すると、単一のデジタルパルス信号は、TTL1信号である。この例示では、TTL1信号は、論理レベル1と論理レベル0の間を周期的に遷移する。
システム600は、プラズマ源(PS)a1、プラズマ源a2などからプラズマ源anまでを含む。システム600は、プラズマ源PSa(n+1)、PSaプラズマ源PSa(n+2)などからプラズマ源PSa(n+m)までをさらに含む。本明細書で使用されるプラズマ源の例として、RF発生器又はマッチレスプラズマ源が挙げられる。例示すると、プラズマ源anの例として、RF発生器RFGan及びマッチレスプラズマ源MPSanが挙げられ、プラズマ源PSa(n+m)の例として、RF発生器RFGa(n+m)及びマッチレスプラズマ源MPSa(n+m)が挙げられる。
システム600は、RFセンサa1~a(n+m)と、DPS102と、分析コントローラ106と、プロセスコントローラ116とをさらに含む。一例として、システム600は、図1Aのシステム100のコンポーネントを含む。別の例として、システム600は、図1Bのシステム150のコンポーネントを含む。
プラズマ源PSa1は、マスタープラズマ源の一例であり、TTL1信号を生成する。プラズマ源PSa1は、TTL1信号を分析コントローラ106のプロセッサ124に供給する。プロセッサ124は、プラズマ源a1からTTL1信号を受信し、TTL1信号をDPS102のADCプロセッサ210に送信する。ADCプロセッサ210は、RFセンサa1~a(n+m)からアナログメトリックデータ222(図2B)などのアナログメトリックデータを受信し、TTL1信号と同期してアナログメトリックデータをサンプリングして、デジタルメトリックデータを出力する。例えば、アナログメトリックデータは、TTL1信号の各立ち上がりエッジ又は各立ち下がりエッジ又はそれらの組み合わせの間にサンプリングされる。アナログメトリックデータは、メトリックのメトリックデータの位置でタイムウィンドウに関してサンプリングされる。タイムウィンドウは、メトリックの状態、又はメトリックのサブ状態、又はメトリックのスライスに対応する。
一実施形態では、プロセッサ124は、クロック信号を生成し、クロック信号をADCプロセッサ210に送信する。RFセンサa1~anから受信したメトリックのメトリックデータは、クロック信号と同期してサンプリングされる。例えば、TTL1信号は、クロック信号に同期している。例示すると、TTL1信号の予め作成されたサイクル数が、クロック信号の各サイクル中に発生する。
また、この実施形態では、クロック信号は、分析コントローラ106によってプラズマシステム600の全てのコンポーネントに供給される。プラズマシステム600のコンポーネントの例としては、プラズマ源PSa1~PSa(n+m)、及びDPS102が挙げられる。マッチシステムがプラズマシステム600で使用される場合、プラズマシステム600のコンポーネントはマッチシステムを含む。
一実施形態では、分析コントローラ106のプロセッサ124は、マウス516及びキーボード514(図5B)を介してユーザから受信されるレシピ情報に従って、TTL1信号を生成する。分析コントローラ106のプロセッサ124は、TTL1信号をADCプロセッサ210に送信し、ADCプロセッサ210は、TTL1信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジと同期して、アナログメトリックデータをサンプリングする。
一実施形態では、分析コントローラ106のプロセッサ124は、プロセスコントローラ116から受信したレシピ情報に従って、TTL1信号を生成する。プロセスコントローラ116のプロセッサ132は、マウス516及びキーボード514(図5B)を介してユーザからレシピ情報を受信する。分析コントローラ106のプロセッサ124は、TTL1信号をADCプロセッサ210に送信する。
一実施形態では、プロセスコントローラ116のプロセッサ132は、マウス516及びキーボード514(図5B)を介してユーザから受信されるレシピ情報に従って、TTL1信号を生成する。プロセッサ132は、TTL1信号を分析コントローラ106のプロセッサ124に送信する。プロセッサ124は、TTL1信号をADCプロセッサ210に送信する。
一実施形態では、システム600のプラズマ源PSa1以外の任意のプラズマ源が、TTL1信号を生成するマスタープラズマ源である。
図6Bは、ADCプロセッサ210によるTTL1信号の受信のための、図6Aに例示されたものとは異なるルートを例示するための、システム650の一実施形態の図である。システム650は、プラズマ源PSa1~PSa(n+m)と、RFセンサa1~a(n+m)と、DPS102と、分析コントローラ106と、プロセスコントローラ116とを含む。一例として、システム650は、図1Aのシステム100のコンポーネントを含む。別の例として、システム650は、図1Bのシステム150のコンポーネントを含む。
プラズマ源PSa1は、TTL1信号を生成し、TTL1信号を分析コントローラ106のプロセッサ124に送信する。プロセッサ124は、TTL1信号をプラズマ源PSa2に送信し、プラズマ源PSa2はTTL1信号をプラズマ源PSa3に中継し、TTL1信号がプラズマ源PSa(n+m-1)からプラズマ源PSa(n+m)へ送信されるまで、以下同様に続く。プラズマ源PSa(n+m)は、TTL1信号をADCプロセッサ210に送信する。ADCプロセッサ210は、TTL1信号と同期して、RFセンサa1~a(n+m)から受信したメトリックのメトリックデータをサンプリングする。
一実施形態では、プラズマ源PSa1の代わりに、プロセスコントローラ116のプロセッサ132が、マウス516及びキーボード514(図5B)を介してユーザから受信されるレシピ情報に従ってTTL1信号を生成する。プロセッサ132は、TTL1信号を分析コントローラ106のプロセッサ124に送信する。プロセッサ124は、TTL1信号をプラズマ源PSa1に送信し、プラズマ源PSa1はTTL1信号をプラズマ源PSa2に中継し、TTL1信号がプラズマ源PSa(n+m)に中継されるまで、以下同様に続く。プラズマ源PSa(n+m)は、TTL1信号をADCプロセッサ210に送信する。
一実施形態では、プラズマ源PSa1は、TTL1信号を生成して、TTL1信号をプラズマ源a2に中継し、TTL1信号がプラズマ源PSa(n+m)にリプレイされるまで、以下同様に続く。TTL1信号は、プラズマ源PSa1からプロセッサ124に送信されない。
一実施形態では、クロック信号は、プロセッサ124によって生成され、分析コントローラ106によってプラズマシステム650の全てのコンポーネントに供給される。プラズマシステム650のコンポーネントの例としては、プラズマ源PSa1~PSa(n+m)、及びDPS102が挙げられる。マッチシステムがプラズマシステム650で使用される場合、プラズマシステム650のコンポーネントは、マッチシステムを含む。
図7Aは、プロット702を例示するためのグラフ700の一実施形態である。プロット702は、TTL1信号(図6A及び図6B)の一例である。グラフ700は、y軸にプロット702の論理レベルを含み、x軸に時間tを含む。プロット702は、論理レベル1と論理レベル0の間を周期的に遷移する。例えば、プロット702は、時間t0において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t0とt1.5の間で論理レベル1に留まり、時間t1.5において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t1.5とt4の間で論理レベル0に留まり、時間t4において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t4とt5.5の間で論理レベル1に留まり、時間t5.5において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t5.5とt8の間で論理レベル0に留まり、時間t8において論理レベル0から論理レベル1に遷移する。
図7Bは、RFセンサa1(図6A及び図6B)から出力されるメトリックの、アナログメトリックデータなどのメトリックデータのプロット706を例示するためのグラフ704の一実施形態である。グラフ704は、y軸にプロット706のメトリックのメトリックレベルを含み、x軸に時間tを含む。プロット706は、メトリックレベルM4とメトリックレベルM0の間を周期的に遷移する。例えば、プロット706は、時間t0においてメトリックレベルM0からメトリックレベルM4に遷移し、時間t0とt1.5の間でメトリックレベルM4に留まり、時間t1.5においてメトリックレベルM4からメトリックレベルM0に遷移し、時間t1.5とt4の間でメトリックレベルM0に留まり、時間t4においてメトリックレベルM0からメトリックレベルM4に遷移し、時間t4からt5.5の間でメトリックレベルM4に留まり、時間t5.5においてメトリックレベルM4からメトリックレベルM0に遷移し、時間t5.5とt8の間でメトリックレベルM0に留まり、時間t8においてメトリックレベルM0からメトリックレベルM4に遷移する。メトリックレベルM4はRFセンサa1によって測定されるメトリックの状態S1を定義し、メトリックレベルM0はRFセンサa1によって測定されるメトリックの状態S2を定義する。
メトリックのメトリックレベルは、メトリックの1つ又は複数のメトリック値を含むことに留意されたい。例えば、メトリックレベルM4は、メトリック値M4を有する。別の例として、メトリックレベルM4は、メトリック値M4と、メトリック値M4の所定の標準偏差内にある追加の値とを有する。
第1のメトリックレベルは、第2のメトリックレベルのメトリック値を除外したメトリック値を有することにさらに留意されたい。例えば、第1のメトリックレベルのメトリック値の最小値は、第2のメトリックレベルのメトリック値の最大値よりも大きい。この例では、第1のメトリックレベルは、第2のメトリックレベルよりも大きい。
プロット706のメトリックデータは、TTL1信号の一例であるプロット702(図7A)と同期して、ADCプロセッサ210(図6A及び図6B)によってサンプリングされる。例えば、プロット706は、プロット702の立ち上がりエッジで周期的にサンプリングされる。例示すると、プロット706のメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間の時間t0と、クロック信号のサイクル2の間の時間t4で、アナログ形式からデジタル形式に変換される。別の例として、プロット706は、プロット702の立ち下がりエッジで周期的にサンプリングされる。例示すると、プロット706のメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間の時間t1.5と、クロック信号のサイクル2の間の時間t5.5で、アナログ形式からデジタル形式に変換される。別の例として、プロット706は、プロット702の立ち下がりエッジで周期的にサンプリングされ、かつプロット702の立ち上がりエッジで周期的にサンプリングされる。
一実施形態では、プロット706は、RFセンサa1の代わりに、RFセンサa2、a3、及びa4~a(n+m)のいずれかによって測定されるメトリックのメトリックデータから生成される。
図7Cは、RFセンサa2(図6A及び図6B)によって測定されるメトリックのメトリックデータのプロット710を例示するためのグラフ708の一実施形態である。グラフ708は、y軸にプロット710のメトリックのメトリックレベルを含み、x軸に時間tを含む。プロット710は、メトリックレベルM5、メトリックレベルM4、及びメトリックレベルM1の間を周期的に遷移する。例えば、プロット710は、時間t0においてメトリックレベルM0からメトリックレベルM5に遷移し、時間t0から時間t1までメトリックM5に留まり、時間t1においてメトリックレベルM5からメトリックレベルM4に遷移し、時間t1から時間t2.5までメトリックレベルM4に留まり、時間t2.5においてメトリックレベルM4からメトリックレベルM1に遷移し、時間t2.5から時間t4までメトリックレベルM1に留まり、時間t4においてメトリックレベルM4からメトリックレベルM5に遷移し、時間t4から時間t5までメトリックレベルM5に留まり、時間t5においてメトリックレベルM5からメトリックレベルM4に遷移し、時間t5から時間t6.5までメトリックレベルM4に留まり、時間t6.5においてメトリックレベルM4からメトリックレベルM1に遷移し、時間t6.5から時間t8までメトリックレベルM1に留まり、時間t8においてメトリックレベルM1からメトリックレベルM5に遷移する。メトリックレベルM5は、RFセンサa2によって測定されるメトリックの状態S1を定義し、メトリックレベルM4は、RFセンサa2によって測定されるメトリックの状態S2を定義し、メトリックレベルM1は、RFセンサa2によって測定されるメトリックの状態S3を定義する。
プロット710によって表されるアナログメトリックデータなどのメトリックデータは、ADCプロセッサ210(図6A及び図6B)によって、TTL1信号の一例であるプロット702(図7A)と同期してサンプリングされる。例えば、プロット710は、プロット702の立ち上がりエッジで周期的にサンプリングされる。例示すると、プロット710のメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間の時間t0と、クロック信号のサイクル2の間の時間t4で、アナログ形式からデジタル形式に変換される。別の例として、プロット710は、プロット702の立ち下がりエッジで周期的にサンプリングされる。例示すると、プロット710のメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間の時間t1.5と、クロック信号のサイクル2の間の時間t5.5で、アナログ形式からデジタル形式に変換される。別の例として、プロット710は、プロット702の立ち下がりエッジで周期的にサンプリングされ、かつプロット702の立ち上がりエッジで周期的にサンプリングされる。
一実施形態では、プロット710は、RFセンサa2の代わりに、RFセンサa1、a3、及びa4~a(n+m)のいずれかによって測定されるメトリックのメトリックデータから生成される。
図7Dは、RFセンサan(図6A及び図6B)によって測定されるメトリックデータのプロット714を例示するためのグラフ712の一実施形態である。グラフ712は、y軸にプロット714のメトリックのメトリックレベルを含み、x軸に時間tを含む。プロット714は、クロック信号の各サイクル中に、メトリックレベルM7、メトリックレベルM6、メトリックレベルM5、メトリックレベルM4、及びメトリックレベルM1の間で周期的に遷移する。例えば、クロック信号のサイクル1の間、プロット714は、時間t0においてメトリックレベルM1からメトリックレベルM7に遷移し、時間t0から時間t0.5までメトリックレベルM7に留まり、時間t0.5においてメトリックレベルM7からメトリックレベルM6に遷移し、時間t0.5から時間t1までメトリックレベルM6に留まり、時間t1においてメトリックレベルM6からメトリックレベルM5に遷移し、時間t1から時間t2までメトリックレベルM5に留まり、時間t2においてメトリックレベルM5からメトリックレベルM4に遷移し、時間t2から時間t2.5までメトリックレベルM4に留まり、時間t2.5においてメトリックレベルM4からメトリックレベルM1に遷移する。また、この例では、クロック信号のサイクル1の間、プロット714は、時間t2.5から時間t4までメトリックレベルM1に留まる。この例では、クロック信号のサイクル2の間、プロット714は、時間t4においてメトリックレベルM1からメトリックレベルM7に遷移する。この例では、メトリックレベルM7からM1への遷移は、クロック信号のサイクル2の間、繰り返される。メトリックレベルM7は、RFセンサa3によって測定されるメトリックの状態S1を定義し、メトリックレベルM6は、RFセンサa3によって測定されるメトリックの状態S2を定義し、メトリックレベルM5は、RFセンサa3によって測定されるメトリックの状態S3を定義する。また、メトリックレベルM4は、RFセンサa3によって測定されるメトリックの状態S4を定義し、メトリックレベルM1は、RFセンサa3によって測定されるメトリックの状態S5を定義する。
プロット714のメトリックデータは、ADCプロセッサ210(図6A及び図6B)によって、TTL1信号の一例であるプロット702(図7A)と同期してサンプリングされる。例えば、プロット714は、プロット702の立ち上がりエッジで周期的にサンプリングされる。例示すると、プロット714のメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間の時間t0と、クロック信号のサイクル2の間の時間t4で、アナログ形式からデジタル形式に変換される。別の例として、プロット714は、プロット702の立ち下がりエッジで周期的にサンプリングされる。例示すると、プロット714のメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間の時間t1.5と、クロック信号のサイクル2の間の時間t5.5で、アナログ形式からデジタル形式に変換される。別の例として、プロット714は、プロット702の立ち下がりエッジで周期的にサンプリングされ、かつプロット702の立ち上がりエッジで周期的にサンプリングされる。図7A~7Dを参照して例示した手法では、RFセンサa1~anから受信したメトリックのメトリックデータは、単一のTTL1信号と同期してサンプリングされる。
一実施形態では、プロット714は、RFセンサanの代わりに、RFセンサa1、a2~a(n-1)及びa(n+1)~a(n+m)のいずれかによって測定されるメトリックのメトリックデータから生成される。
図8は、RFセンサa1~a(n+m)から受信されるメトリックのメトリックデータをサンプリングするための、TTL信号などの複数のデジタルパルス信号の使用を例示するためのシステム800の一実施形態の図である。例えば、分析コントローラ106のプロセッサ124は、RFセンサa1~a(n+m)から受信されるアナログメトリックデータをサンプリングするために複数のデジタルパルス信号を生成する。例示すると、デジタルパルス信号の第1のものは、メトリックデータの各状態でRFセンサa1から受信したアナログメトリックデータをサンプリングするために使用される。この例示では、デジタルパルス信号の第2のものは、メトリックデータの各サブ状態でRFセンサa2から受信したアナログメトリックデータをサンプリングするために使用される。また、この例示では、デジタルパルス信号の第3のものは、メトリックデータの各スライスでRFセンサa3から受信したアナログメトリックデータをサンプリングするために使用される。
システム800は、プラズマ源PSa1~PSa(n+m)と、RFセンサa1~a(n+m)と、DPS102と、分析コントローラ106と、プロセスコントローラ116とを含む。一例として、システム800は、図1Aのシステム100と同じ構造を有する。別の例として、システム800は、図1Bのシステム150と同じ構造である。
分析コントローラ106のプロセッサ124は、TTL1信号、TTL2信号、及びTTL3信号などのTTL信号を生成する。プロセッサ124は、TTL信号をADCプロセッサ210に供給する。ADCプロセッサ210は、RFセンサa1~a3からアナログメトリックデータを受信する。ADCプロセッサ210は、RFセンサa1から受信したメトリックのアナログメトリックデータを、TTL1信号と同期してサンプリングして、デジタルメトリックデータを出力する。また、ADCプロセッサ210は、RFセンサa2から受信したメトリックのメトリックデータをTTL2信号と同期してサンプリングして、デジタルメトリックデータを出力し、ADCプロセッサ210は、RFセンサa3から受信したメトリックのメトリックデータをTTL3信号と同期してサンプリングして、デジタルメトリックデータを出力する。
また、プロセッサ124は、クロック信号を生成し、クロック信号をADCプロセッサ210に送信する。RFセンサa1~anから受信したアナログメトリックデータは、クロック信号と同期してサンプリングされる。例えば、TTL1、TTL2、及びTTL3信号の各々は、クロック信号と同期している。例示すると、TTL1信号の第1の予め作成されたサイクル数は、クロック信号の各サイクル中に発生し、TTL1信号の第2の予め作成されたサイクル数は、クロック信号の各サイクル中に発生し、TTL3信号の第3の予め作成されたサイクル数は、クロック信号の各サイクル中に発生する。
また、クロック信号は、分析コントローラ106のプロセッサ124によって生成され、プラズマシステム800の全てのコンポーネントに供給される。プラズマシステム800のコンポーネントの例としては、プラズマ源PSa1~PSa(n+m)、及びDPS102が挙げられる。マッチシステムがプラズマシステム800で使用される場合、プラズマシステム800のコンポーネントは、マッチシステムを含む。
一実施形態では、分析コントローラ106のプロセッサ124は、マウス516及びキーボード514(図5B)を介してユーザから受信されるレシピ情報に従って、TTL1、TTL2、及びTTL3信号の各々を生成する。分析コントローラ106のプロセッサは、TTL1、TTL2、及びTTL3信号をADCプロセッサ210に送信する。
一実施形態では、プロセスコントローラ116のプロセッサ132(図1A)は、マウス516及びキーボード514(図5B)を介してユーザから受信されるレシピ情報に従って、TTL1、TTL2、及びTTL3信号の各々を生成する。プロセッサ132は、TTL1、TTL2、及びTTL3信号を分析コントローラ106のプロセッサ124に送信し、分析コントローラ106のプロセッサ124は、TTL1、TTL2、及びTTL3信号をADCプロセッサ210に送信する。
図9Aは、クロック信号のプロット902を例示するためのグラフ900である。グラフ900は、プロット902の論理レベルをy軸にプロットし、時間tをx軸にプロットする。プロット902に例示されるクロック信号は、論理レベル1と論理レベル0の間で周期的に遷移する。例えば、プロット902のサイクル1は、時間t0と時間t4の間で発生し、プロット902のサイクル2は、時間t4と時間t8の間で発生する。例示すると、サイクル1の間、プロット902は、時間t0において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t0から時間t2まで論理レベル1に留まる。この例示では、クロック信号のサイクル1の間、プロット902は、時間t2において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t2から時間t4まで論理レベル0に留まる。さらに例示を続けると、クロック信号のサイクル2の間、プロット902は、時間t4において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t4から時間t6まで論理レベル1に留まる。また、クロック信号のサイクル2の間、プロット902は、時間t6において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t6から時間t8まで論理レベル0に留まる。クロック信号のサイクル3の間、プロット902は、時間t8において論理レベル0から論理レベル1に遷移する。
一実施形態では、クロック信号の現在のサイクル中の論理レベル0から論理レベル1への遷移は、クロックサイクルの先行サイクルの一部分である。例えば、時間t0における論理レベル0から論理レベル1へのプロット902の遷移は、クロック信号のサイクル1に先行するサイクル0の一部分である。サイクル0は、クロック信号のものである。別の例として、時間t4における論理レベル0から論理レベル1へのプロット902の遷移は、クロック信号のサイクル2に先行するサイクル1の一部分である。
図9Bは、図8のTTL1信号のプロット702を例示するためのグラフ700の一実施形態である。
図9Cは、RFセンサa1(図8)から出力されるメトリックデータのプロット706を例示するためのグラフ704の一実施形態である。
図9Dは、プロット906を例示するためのグラフ904の一実施形態である。プロット906は、TTL2信号(図8)の一例である。グラフ904は、y軸にプロット906の論理レベルを含み、x軸に時間tを含む。プロット906は、論理レベル1と論理レベル0の間で周期的に遷移する。例えば、プロット906は、時間t0において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t0から時間t1まで論理レベル1に留まる。プロット906は、時間t1において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t1から時間t1.5まで論理レベル0に留まる。プロット906は、時間t1.5において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t1.5から時間t2.5まで論理レベル1に留まる。プロット906は、時間t2.5において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t2.5から時間t4まで論理レベル0に留まる。また、プロット906は、時間t4において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t4から時間t5まで論理レベル1に留まる。さらに、プロット906は、時間t5において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t5から時間t5.5まで論理レベル0に留まる。プロット906は、時間t5.5において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t5.5から時間t7まで論理レベル1に留まる。プロット906は、時間t7において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t7から時間t8まで論理レベル0に留まる。プロット906は、時間t8において論理レベル0から論理レベル1に遷移する。プロット906の論理レベル1と0の間の遷移の周波数は、プロット702(図9B)の論理レベル1と0の間の遷移の周波数よりも大きいことに留意されたい。
図9Eは、RFセンサa2(図8)から出力されるメトリックの、アナログメトリックデータなどのメトリックデータのプロット910を例示するためのグラフ908の一実施形態である。グラフ908は、y軸にプロット910のメトリックのメトリックレベルを含み、x軸に時間tを含む。プロット910は、メトリックレベルM4、メトリックレベルM3.7、メトリックレベルM2、及びメトリックレベルM2.3の間を周期的に遷移する。例えば、プロット901は、時間t0においてメトリックレベルM2.3からメトリックレベルM4に遷移し、時間t0から時間t1までメトリックレベルM4に留まる。さらに、プロット901は、時間t1においてメトリックレベルM4からメトリックレベルM3.7に遷移し、時間t1から時間t1.5までメトリックレベルM3.7に留まる。プロット901は、時間t1.5において、メトリックレベルM3.7からメトリックレベルM2に遷移し、時間t1.5から時間t3までメトリックレベルM2に留まる。また、プロット901は、時間t3において、メトリックレベルM2からメトリックレベルM2.3に遷移し、時間t3から時間t4までメトリックレベルM2.3に留まる。プロット901は、クロック信号のサイクル2の間、メトリックレベルM4、M3.7、M2、及びM2.3の間の遷移を繰り返す。
メトリックレベルM4は、RFセンサa2によって測定されるメトリックのサブ状態S1aを定義し、メトリックレベルM3.7は、RFセンサa2によって測定されるメトリックのサブ状態S1bを定義し、メトリックレベルM2は、RFセンサa2によって測定されるメトリックのサブ状態S2aを定義し、メトリックレベルM2.3は、RFセンサa2によって測定されるメトリックのサブ状態S2bを定義する。メトリックレベル3.7は、メトリックレベルM4より小さいが、メトリックレベルM3より大きい。また、メトリックレベルM2.3は、メトリックレベルM2より大きいが、メトリックレベルM3より小さい。
プロット910のサブ状態S1a及びS1bは、プロット910の状態S1に属することに留意されたい。同様に、プロット910のサブ状態S2a及びS2bは、プロット910の状態S2に属する。
プロット910のメトリックデータは、プロット906(図7A)と同期してADCプロセッサ210(図8)によってサンプリングされる。例えば、プロット910は、プロット910の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジで周期的にサンプリングされる。例示すると、プロット910に例示されたアナログメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間の時間t0においてアナログ形式からデジタル形式に変換され、プロット910のサブ状態S1aをサンプリングする。この例示では、プロット910に例示されたアナログメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間の時間t1においてアナログ形式からデジタル形式に変換され、プロット910のサブ状態S1bをサンプリングする。例示を続けると、プロット910に例示されたアナログメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間の時間t1.5においてアナログ形式からデジタル形式に変換され、プロット910のサブ状態S2aをサンプリングする。プロット910に例示されたアナログメトリックデータは、クロック信号のサイクル1の間の時間t3においてアナログ形式からデジタル形式に変換され、プロット910のサブ状態S2bをサンプリングする。同様に、プロット910に例示されたアナログデータは、クロック信号のサイクル2の間にサンプリングされて、プロット910のサブ状態S1a、S1b、S2a、及びS2bをサンプリングする。
一実施形態では、プロット910は、RFセンサa2の代わりに、RFセンサa1、a3、a4~a(n+m)のいずれかから出力されるアナログメトリックデータから生成される。
一実施形態では、プロット906は、RFセンサa2から出力されるアナログメトリックデータのプロット910をサンプリングする代わりに、又はそれに加えて、RFセンサa1から出力されるアナログメトリックデータのプロット706をサンプリングするために使用される。
一実施形態では、プロット702及び906の両方が、RFセンサa2から出力されるアナログメトリックデータのプロット706をサンプリングするために使用される。
図9Fは、プロット914を例示するためのグラフ912の一実施形態である。プロット914は、TTL3信号(図8)の一例である。グラフ912は、y軸にプロット914の論理レベルを含み、x軸に時間tを含む。プロット914は、クロック信号の各サイクル中に、論理レベル1と論理レベル0の間を周期的に遷移する。例えば、プロット914は、時間t0において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t0から時間t0.25まで論理レベル1に留まり、時間t0.25は時間t0とt0.5の間である。プロット914は、時間t0.25において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t0.25から時間t0.5まで論理レベル0に留まる。プロット914は、時間t0.5において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t0.5から時間t0.75まで論理レベル1に留まる。プロット914はさらに、時間t0.75において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t0.75から時間t1まで論理レベル0に留まる。プロット914は、時間t1において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t1から時間t1.25まで論理レベル1に留まり、時間t1.25は時間t1と時間t1.5の間である。プロット914はさらに、時間t1.25において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t1.25から時間t1.5まで論理レベル0に留まる。プロット914は、時間t1.5において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t1.5から時間t1.75まで論理レベル1に留まり、時間t1.75は時間t1.5とt2の間である。プロット914はさらに、時間t1.75において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t1.75から時間t2まで論理レベル0に留まる。
この例では、プロット914は、時間t2において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t2から時間t2.25まで論理レベル1に留まり、時間t2.25は時間t2と時間t2.5の間である。時間t2.25は、時間t2とt3の間の時間間隔の1/4にある。プロット914は、時間t2.25において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t2.25から時間t2.5まで論理レベル0に留まる。プロット914は、時間t2.5において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t2.5から時間t2.75まで論理レベル1に留まる。プロット914はさらに、時間t2.75において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t2.75から時間t3まで論理レベル0に留まる。プロット914は、時間t3において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t3から時間t3.25まで論理レベル1に留まり、時間t3.25は時間t3とt3.5の間である。プロット914はさらに、時間t3.25において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t3.25から時間t3.5まで論理レベル0に留まる。プロット914は、時間t3.5において論理レベル0から論理レベル1に遷移し、時間t3.5から時間t3.75まで論理レベル1に留まり、時間t3.75は時間t3.5とt4の間である。プロット914はさらに、時間t3.75において論理レベル1から論理レベル0に遷移し、時間t3.75から時間t4まで論理レベル0に留まる。このように、プロット914は、クロック信号のサイクル2の間に、論理レベル1と0の間で遷移する。プロット914の論理レベル1と0の間の遷移の周波数は、プロット906(図9D)の論理レベル1と0の間の遷移の周波数よりも大きいことに留意されたい。
図9Gは、RFセンサan(図8)から出力されるメトリックの、アナログメトリックデータなどのメトリックデータのプロット918を例示するためのグラフ916の一実施形態である。グラフ916は、y軸にプロット918のメトリックデータのメトリックレベルを含み、x軸に時間tを含む。プロット918は、メトリックレベルM7、メトリックレベルM6.9、メトリックレベルM6.8、メトリックレベルM6.7、メトリックレベルM5、メトリックレベルM4.9、メトリックレベルM4.8、メトリックレベルM4.7、メトリックレベルM4.6、メトリックレベルM4.5、メトリックレベルM1、メトリックレベルM0.9、メトリックレベルM2、メトリックレベルM2.1、メトリックレベルM2.2、及びメトリックレベルM2.3の間で周期的に遷移する。各メトリックレベルM7、M6.9、M6.8、M6.7、M5、M4.9、M4.8、M4.7、M4.6、M4.5、M1、M0.9、M2、M2.1、M2.2、及びM2.3は、プロット918のスライスを定義する。プロット918の各スライスは、t0.5単位の時間間隔にわたって発生する。
メトリックレベルM0.9は、メトリックレベルM1より小さく、かつメトリックレベルM0.5より大きいことに留意されたい。メトリックレベル2.1は、メトリックレベルM2より大きく、かつメトリックレベルM2.2より小さい。メトリックレベル2.3は、メトリックレベルM2.2より大きく、かつメトリックレベルM3より小さい。また、メトリックレベルM4.9は、メトリックレベルM4.8より小さく、かつメトリックレベルM4.7より大きい。メトリックレベルM4.6は、メトリックレベルM4.7より小さく、かつメトリックレベルM4.5より大きい。メトリックレベルM6.9は、メトリックレベルM7より小さく、かつメトリックレベルM6.8より大きい。メトリックレベルM6.7は、メトリックレベルM6.8より小さく、かつメトリックレベルM6より大きい。
メトリックレベルM7は、RFセンサanによって測定されるメトリックのサブ状態S1aの第1のスライスを定義し、メトリックレベルM6.9は、サブ状態S1aの第2のスライスを定義する。メトリックレベルM6.8は、サブ状態S1bの第1のスライスを定義し、メトリックレベルM6.7は、サブ状態S1bの第2のスライスを定義する。プロット918のサブ状態S1a及びS1bは、プロット918の状態S1の一部分である。
同様に、メトリックレベルM5は、RFセンサanによって測定されるメトリックのサブ状態S2aの第1のスライスを定義し、メトリックレベルM4.9は、サブ状態S2aの第2のスライスを定義し、メトリックレベルM4.8は、サブ状態S2aの第3のスライスを定義する。メトリックレベルM4.7は、サブ状態S2bの第1のスライスを定義し、メトリックレベルM4.6は、サブ状態S2bの第2のスライスを定義し、メトリックレベルM4.5は、サブ状態S2bの第3のスライスを定義する。プロット918のサブ状態S2a及びS2bは、プロット918の状態S2の一部分である。
また、メトリックレベルM1は、RFセンサanによって測定されるメトリックの状態S3の第1のスライスを定義する。メトリックレベルM0.9は、状態S3の第2のスライスを定義する。
同様に、メトリックレベルM2は、RFセンサanによって測定されるメトリックのサブ状態S4aの第1のスライスを定義し、メトリックレベルM2.1は、サブ状態S4aの第2のスライスを定義する。メトリックレベルM2.2は、サブ状態S4bの第1のスライスを定義し、メトリックレベルM2.3は、サブ状態S4bの第2のスライスを定義する。プロット918のサブ状態S4a及びS4bは、プロット918の状態S4の一部分である。
クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t0においてメトリックレベルM2.3からメトリックレベルM7に遷移し、時間t0から時間t0.25までメトリックレベルM7に留まる。さらに、クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t0.25においてメトリックレベルM7からメトリックレベルM6.9に遷移し、時間t0.25から時間t0.5までメトリックレベルM6.9に留まる。また、クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t0.5においてメトリックレベルM6.9からメトリックレベルM6.8に遷移し、時間t0.5から時間t0.75までメトリックレベルM6.8に留まる。さらに、クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t0.75においてメトリックレベルM6.8からメトリックレベルM6.7に遷移し、時間t0.75から時間t1までメトリックレベルM6.7に留まる。
さらに、クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t1においてメトリックレベルM6.7からメトリックレベルM5に遷移し、時間t1から時間t1.25までメトリックレベルM5に留まる。さらに、クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t1.25においてメトリックレベルM5からメトリックレベルM4.9に遷移し、時間t1.25から時間t1.5までメトリックレベルM4.9に留まる。クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t1.5においてメトリックレベルM4.9からメトリックレベルM4.8に遷移し、時間t1.5から時間t1.75までメトリックレベルM4.8に留まる。また、クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t1.75においてメトリックレベルM4.8からメトリックレベルM4.7に遷移し、時間t1.75から時間t2までメトリックレベルM4.7に留まる。
クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t2においてメトリックレベルM4.7からメトリックレベルM4.6に遷移し、時間t2から時間t2.25までメトリックレベルM4.6に留まる。また、クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t2.25においてメトリックレベルM4.6からメトリックレベルM4.5に遷移し、時間t2.25から時間t2.5までメトリックレベルM4.5に留まる。
さらに、クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t2.5においてメトリックレベルM4.5からメトリックレベルM1に遷移し、時間t2.5から時間t2.75までメトリックレベルM1に留まる。クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t2.75においてメトリックレベルM1からメトリックレベルM0.9に遷移し、時間t2.75から時間t3までメトリックレベルM0.9に留まる。
クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t3においてメトリックレベルM0.9からメトリックレベルM2に遷移し、時間t3から時間t3.25までメトリックレベルM2に留まる。さらに、クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t3.25においてメトリックレベルM2からメトリックレベルM2.1に遷移し、時間t3.25から時間t3.5までメトリックレベルM2.1に留まる。
また、クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t3.5においてメトリックレベルM2.1からメトリックレベルM2.2に遷移し、時間t3.5から時間t3.75までメトリックレベルM2.2に留まる。さらに、クロック信号のサイクル1の間、プロット918は、時間t3.75においてメトリックレベルM2.2からメトリックレベルM2.3に遷移し、時間t3.75から時間t4までメトリックレベルM2.3に留まる。クロック信号のサイクル2の間、プロット918は、時間t4においてメトリックレベルM2.3からメトリックレベルM7に遷移する。メトリックレベルM7、M6.9、M6.8、M6.7、M5、M4.9、M4.8、M4.7、M4.6、M4.5、M1、M0.9、M2、M2.1、M2.2、及びM2.3は、クロック信号のサイクル2の間に繰り返される。
プロット918のメトリックデータは、プロット914(図7A)と同期してADCプロセッサ210(図8)によってサンプリングされる。例えば、プロット918は、プロット914の各立ち上がりエッジ及び各立ち下がりエッジで周期的にサンプリングされる。例示すると、プロット918によって表されるアナログメトリックデータは、メトリックレベルM7をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t0において、メトリックレベルM6.9をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t0.25において、メトリックレベルM6.8をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t0.5において、かつメトリックレベルM6.7をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t0.75において、アナログ形式からデジタル形式に変換される。
また、この例示では、プロット918によって表されるアナログメトリックデータは、メトリックレベルM5をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t1において、メトリックレベルM4.9をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t1.25において、メトリックレベルM4.8をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t1.5において、メトリックレベルM4.7をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t1.75において、メトリックレベルM4.6をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t2において、かつメトリックレベルM4.5をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t2.25において、アナログ形式からデジタル形式に変換される。
さらに、この例示では、時間t1において、プロット918によって表されるアナログメトリックデータは、メトリックレベルM1をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t2.5において、かつメトリックレベルM0.9をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t2.75において、アナログ形式からデジタル形式に変換される。この例示では、プロット918のアナログメトリックデータは、メトリックレベルM2をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t3において、メトリックレベルM2.1をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t3.25において、メトリックレベルM2.2をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t3.5において、かつメトリックレベルM2.3をサンプリングするためにクロック信号のサイクル1の間の時間t3.75において、アナログ形式からデジタル形式に変換される。
プロット702、906、及び914は、アナログメトリックデータをサンプリングするレートを提供することに留意されたい。例えば、プロット914は、プロット906のレートより大きいレートを有し、プロット906は、プロット702のレートより大きいレートを有する。例示すると、プロット706のメトリックデータは、プロット914の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジと同期してサンプリングされる場合、第1の周波数でサンプリングされる。この例示では、プロット706のメトリックデータは、プロット906の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジと同期してサンプリングされる場合、第2の周波数でサンプリングされる。また、この例示では、プロット706のメトリックデータは、プロット702の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジと同期してサンプリングされる場合、第3の周波数でサンプリングされる。第1の周波数は第2の周波数よりも大きく、第2の周波数は第3の周波数よりも大きい。
一実施形態では、プロット918は、RFセンサanの代わりに、RFセンサa1、a2~a(n-1)及びa(n+1)~a(n+m)のいずれかによって測定されるアナログメトリックデータから生成される。
一実施形態では、プロット918は、クロック信号のサイクル1の代わりに、クロック信号のサイクル0の間の時間t0において、メトリックレベルM2.3からメトリックレベルM7に遷移する。また、この実施形態では、プロット918は、クロック信号のサイクル2の代わりに、クロック信号のサイクル1の間の時間t4においてメトリックレベルM2.3からメトリックレベルM7に遷移する。
一実施形態では、プロット706(図9C)は、プロット918がプロット914と同期してサンプリングされるのと同じ手法で、プロット914と同期してサンプリングされる。例えば、プロット706は、プロット914の各立ち上がりエッジ及び各立ち下がりエッジでサンプリングされる。
一実施形態では、プロット910(図9E)は、プロット918がプロット914と同期してサンプリングされるのと同じ手法で、プロット914と同期してサンプリングされる。例えば、プロット910は、プロット914の各立ち上がりエッジ及び各立ち下がりエッジでサンプリングされる。
図10Aは、メトリックデータのキャプチャ及び転送を例示するためのシステム1000の一実施形態の図である。システム1000はDPS1006を含み、DPS1006は、ADC1008と、DPS102のトランシーバ122(図1A)とを含む。ADC1008は、ADC104(図1A)の一例であり、DPS1006は、DPS102の一例である。例えば、ADC104のメモリデバイス212(図2A)は、環状バッファ1010である。ADC1008は、ADCプロセッサ210と、環状バッファ101とを含む。ADCプロセッサ210は、環状バッファ101に接続され、環状バッファ101は、DPS1006のデータトランシーバ122に接続されている。
環状バッファ1010の例として、先入れ先出し(FIFO)バッファ、リングバッファ、循環キュー、及び循環バッファが挙げられる。例示すると、環状バッファ1010に最初に書き込まれるデジタルメトリックデータはまた、最初に読み取られ、又は最初に削除される。環状バッファ1010が満杯になると、この環状バッファ1010に最初に書き込まれたデジタルメトリックデータは、デジタルメトリックデータで上書きされる。システム100は、分析コントローラ106と、プロセスコントローラ116とをさらに含む。また、図10Aにはグラフ500が例示されている。
ADCプロセッサ210は、RFセンサ201から受信したアナログメトリックデータ1002をサンプリングしてデジタルメトリックデータ1004を出力し、デジタルメトリックデータ1004を環状バッファ1010に送信する。アナログメトリックデータ1002の例としては、アナログメトリックデータ202(図2A)及びアナログメトリックデータ222(図2A及び図2B)が挙げられる。デジタルメトリックデータ1004の例としては、デジタルメトリックデータ204及びデジタルメトリックデータ224(図2A及び図2B)が挙げられる。
システム1000の動作を、グラフ500の状態及びサブ状態を参照して説明する。例えば、ADC1008のADCプロセッサ210は、ある状態に関するタイムウィンドウの間のデジタルメトリックデータ1004を環状バッファ1010にキャプチャし、デジタルメトリックデータ1004は、次のタイムウィンドウの間に環状バッファ1010から分析コントローラ106のプロセッサ124に転送される。デジタルメトリックデータ1004をキャプチャすることの一例は、アナログメトリックデータ1002をデジタルメトリックデータ1004に変換すること、及びデジタルメトリックデータ1004を環状バッファ1010に記憶することを含む。デジタルメトリックデータ1004をキャプチャすることの別の例は、デジタルメトリックデータ1004を環状バッファ1010に記憶することを含む。デジタルメトリックデータ1004を転送することの一例は、トランシーバ122によって環状バッファ1010からデジタルメトリックデータ1004を読み取ること、及びデジタルメトリックデータ1004を分析コントローラ106のトランシーバ128(図2A)に送信することである。例示すると、トランシーバ122は、転送プロトコルをデジタルメトリックデータ1004に適用して1つ又は複数のデータ転送ユニットを生成し、データ転送ユニットをトランシーバ128に送信する。この例示では、トランシーバ128は、受信したデータ転送ユニットに転送プロトコルを適用して、デジタルメトリックデータ1004を抽出し、デジタルメトリックデータ1004を分析コントローラ106のプロセッサ124に送信する。デジタルメトリックデータ1004が環状バッファ1010から転送される状態に関する次のタイムウィンドウの間、ADCプロセッサ210から受信したデジタルメトリックデータ1004の次の状態の環状バッファ1010への記憶は行われない。一例として、次のタイムウィンドウは、次の状態のタイムウィンドウである。例示すると、デジタルメトリックデータ1004の状態S1の間にデジタルメトリックデータ1004がキャプチャされる場合、状態S2の間にデジタルメトリックデータ1004の状態S2のキャプチャは行われない。状態S1及びS2は、クロック信号の同じクロックサイクル中に発生する。別の例として、先の例で説明した動作は、サブ状態又はスライスに適用される。
環状バッファ1010からのデジタルメトリックデータ1004のキャプチャ及び転送は、連続的な方法で行われる。例えば、環状バッファ1010からデジタルメトリックデータ1004が同時にキャプチャ及び転送されることはない。例示すると、第1の時間間隔の間に、状態S1を有するプロット502の第1の部分が、ADCプロセッサ210によって環状バッファ1010にキャプチャされる(例えば、記憶される等)。第2の時間間隔の間、第1の部分は、分析コントローラ106に送信するために、環状バッファ1010からDPS1006のトランシーバ122に転送され、状態S2を有するプロット502の第2の部分のキャプチャは行われない。第2の時間間隔は、第1の時間間隔に連続している。連続する2つの時間間隔の間に、他の時間間隔は存在しない。この例示では、第3の時間間隔の間に、状態S3を有するプロット502の第3の部分が、ADCプロセッサ210によって環状バッファ1010にキャプチャされる。この例示では、第3の時間間隔は、第2の時間間隔に連続している。第4の時間間隔の間、第3の部分は、分析コントローラ106に送信するために、環状バッファ1010からDPS1006のトランシーバ122に転送され、状態S4を有するプロット502の第4の部分のキャプチャは行われない。この例示では、第4の時間間隔は、第3の時間間隔に連続している。
別の例示として、第1の時間間隔の間に、サブ状態S2aを有するプロット502の第1の部分が、ADCプロセッサ210によって環状バッファ1010にキャプチャされる(例えば、記憶される等)。第2の時間間隔の間に、第1の部分は、分析コントローラ106に送信するために、環状バッファ1010からDPS1006のトランシーバ122に転送され、サブ状態S2bを有するプロット502の第2の部分のキャプチャは行われない。この例示では、第2の時間間隔は、第1の時間間隔に連続している。この例示では、第3の時間間隔の間に、サブ状態S2aを有するプロット502の第3の部分が、ADCプロセッサ210によって環状バッファ1010にキャプチャされる。この例示では、第3の時間間隔は、第2の時間間隔に連続している。
別の例示として、第1の時間間隔の間に、プロット502の第1のスライスが、ADCプロセッサ210によって環状バッファ1010にキャプチャされる(例えば、記憶される等)。第2の時間間隔の間、第1のスライスは、分析コントローラ106に送信するために、環状バッファ1010からDPS1006のトランシーバ122に転送され、プロット502の第2のスライスのキャプチャは行われない。この例示では、第2の時間間隔は、第1の時間間隔に連続している。この例示では、第3の時間間隔の間に、プロット502の第3のスライスが、ADCプロセッサ210によって環状バッファ1010にキャプチャされる。第3の時間間隔は、第2の時間間隔に連続している。第4の時間間隔の間に、第3のスライスは、分析コントローラ106に送信するために、環状バッファ1010からDPS1006のトランシーバ122に転送され、プロット502の第4のスライスのキャプチャは行われない。第4の時間間隔は、第3の時間間隔に連続している。
さらに別の例示として、デジタルメトリックデータ1004の所定の数の連続する状態、又はデジタルメトリックデータの所定の数の連続するサブ状態、又はデジタルメトリックデータの所定の数の連続するスライスのキャプチャが行われ、キャプチャに続いて、デジタルメトリックデータ1004が環状バッファ1010からトランシーバ122に転送される。さらに例示すると、第1の時間間隔の間に、状態S1及びS2を有するプロット502の第1の部分が、ADCプロセッサ210によって環状バッファ1010にキャプチャされる(例えば、記憶される等)。第2の時間間隔の間に、第1の部分は、分析コントローラ106に送信するために、環状バッファ1010からDPS1006のトランシーバ122に転送され、状態S3及びS4を有するプロット502の第2の部分のキャプチャは行われない。第2の時間間隔は、第1の時間間隔に連続している。連続する2つの時間間隔の間に、他の時間間隔は存在しない。
別のさらなる例示として、第1の時間間隔の間に、第1及び第2のサブ状態を有するプロット502の第1の部分が、ADCプロセッサ210によって環状バッファ1010にキャプチャされる(例えば、記憶される等)。第2の時間間隔の間に、第1の部分は、分析コントローラ106に送信するために、環状バッファ1010からDPS1006のトランシーバ122に転送され、状態S3及びS4を有するプロット502の第2の部分のキャプチャは行われない。プロット502の第2の部分は、第3及び第4のサブ状態を有する。第2の時間間隔は、第1の時間間隔に連続している。連続する2つの時間間隔の間に他の時間間隔は存在しない。
さらに別のさらなる例示として、第1の時間間隔の間に、第1のスライス及び第2のスライスを有するプロット502の第1の部分が、ADCプロセッサ210によって環状バッファ1010にキャプチャされる(例えば、記憶される等)。第2の時間間隔の間、第1の部分は、分析コントローラ106に送信するために、環状バッファ1010からDPS1006のトランシーバ122に転送され、状態S3及びS4を有するプロット502の第2の部分のキャプチャは行われない。プロット502の第2の部分は、第3及び第4のスライスを有する。第2の時間間隔は、第1の時間間隔に連続している。連続する2つの時間間隔の間に、他の時間間隔は存在しない。
図10Bは、デジタルメトリックデータ1004(図10A)のキャプチャ及び転送のためのユーザからの命令の受信を例示するための、モニタ512の一実施形態の図である。モニタ512のGPUは、デジタルメトリックデータ1004の複数の状態を参照して、デジタルメトリックデータ1004のキャプチャ及び転送が行われるかどうかの指示を受信するためのフィールド1030を表示する。例えば、ユーザは、マウス516又はキーボード514(図5B)を使用して、モニタ512内に位置するコンピュータプロセッサに指示を提供する。モニタ512のGPUはまた、デジタルメトリックデータ1004の複数のサブ状態を参照して、デジタルメトリックデータ1004のキャプチャ及び転送が行われるかどうかの指示を受信するためのフィールド1032を表示する。例えば、ユーザは、マウス516又はキーボード514(図5B)を使用して、モニタ512内に位置するコンピュータプロセッサに指示を提供する。また、モニタ512のGPUは、デジタルメトリックデータ1004の複数のスライスを参照して、デジタルメトリックデータ1004のキャプチャ及び転送が行われるかどうかの指示を受信するためのフィールド1032も表示する。例えば、ユーザは、マウス516又はキーボード514(図5B)を使用して、モニタ512内に位置するコンピュータプロセッサに指示を提供する。
モニタ512のGPUは、デジタルメトリックデータ1004の状態又はサブ状態又はスライスのキャプチャ及び転送が行われる順序を受信するためのフィールド1036をさらに表示する。例えば、フィールド1036は、デジタルメトリックデータ1004の状態又はサブ状態又はスライスがキャプチャされ転送されるべき第1の順序1038及び第2の順序1040を含む。例えば、第1の順序1038の選択の指示がマウス516又はキーボード514又はそれらの組み合わせから受信されると、デジタルメトリックデータ1004の部分は、第1の時間間隔の間に環状バッファ1010にキャプチャされ、第2の時間間隔の間にトランシーバ122(図10A)に転送される。この例では、デジタルメトリックデータ1004の第2の部分は、第2の時間間隔の間にキャプチャすることができない。第2の時間間隔は、第1の時間間隔に連続している。例示として、第1の時間間隔は、デジタルメトリックデータ1004の第1の状態のタイムウィンドウであり、第2の時間間隔は、デジタルメトリックデータ1004の第2の状態のタイムウィンドウである。別の例示として、第1の時間間隔は、デジタルメトリックデータ1004の第1のサブ状態のタイムウィンドウであり、第2の時間間隔は、デジタルメトリックデータ1004の第2のサブ状態のタイムウィンドウである。さらに別の例示として、第1の時間間隔は、デジタルメトリックデータ1004の第1のスライスのタイムウィンドウであり、第2の時間間隔は、デジタルメトリックデータ1004の第2のスライスのタイムウィンドウである。
別の例として、第2の順序1040の選択の指示がマウス516又はキーボード514又はそれらの組み合わせから受信されると、デジタルメトリックデータ1004の第1の部分が、第1の時間間隔及び第2の時間間隔の間に環状バッファ1010にキャプチャされ、第3の時間間隔及び第4の時間間隔の間にトランシーバ122(図10A)に転送される。この例では、デジタルメトリックデータ1004の第2の部分は、第3及び第4の時間間隔の間にキャプチャすることができない。第2の時間間隔は、第1の時間間隔に連続している。また、第3の時間間隔は第2の時間間隔に連続し、第4の時間間隔は第3の時間間隔に連続している。例示として、第1の時間間隔はデジタルメトリックデータ1004の第1の状態のタイムウィンドウであり、第2の時間間隔はデジタルメトリックデータ1004の第2の状態のタイムウィンドウであり、第3の時間間隔はデジタルメトリックデータ1004の第3の状態のタイムウィンドウであり、第4の時間間隔はデジタルメトリックデータ1004の第4の状態のタイムウィンドウである。別の例示として、第1の時間間隔はデジタルメトリックデータ1004の第1のサブ状態のタイムウィンドウであり、第2の時間間隔はデジタルメトリックデータ1004の第2のサブ状態のタイムウィンドウであり、第3の時間間隔はデジタルメトリックデータ1004の第3のサブ状態のタイムウィンドウであり、第4の時間間隔はデジタルメトリックデータ1004の第4のサブ状態のタイムウィンドウである。さらに別の例示として、第1の時間間隔はデジタルメトリックデータ1004の第1のスライスのタイムウィンドウであり、第2の時間間隔はデジタルメトリックデータ1004の第2のスライスのタイムウィンドウであり、第3の時間間隔はデジタルメトリックデータ1004の第3のスライスのタイムウィンドウであり、第4の時間間隔はデジタルメトリックデータ1004の第4のスライスのタイムウィンドウである。
図11Aは、チャンバの中などのチャンバ内マッチングを例示するための、システム1100の一実施形態の図である。システム1100は、RFセンサ201と、DPS102と、分析コントローラ106と、プロセスコントローラ116と、プラズマ源226とを含む。
システム1100の動作を、グラフ500及びグラフ1102に関して説明する。グラフ500は、プラズマ源226を含むプラズマシステムが条件1などの第1の条件にあるときのメトリックのメトリックデータを示す。プラズマ源226を含むプラズマシステムの例としては、プラズマシステム100(図1A)及びプラズマシステム150(図1B)が挙げられる。
プロット502が生成される元となるメトリックデータは、プラズマシステムが条件1を有する第1の期間の間に、RFセンサ201によって測定される。グラフ1102は、プラズマ源226を含むプラズマシステムが条件2などの第2の条件にあるときのメトリックのメトリックデータを示す。グラフ1102は、メトリックデータ対時間tのプロット1104を含む。プロット1104が生成される根拠となるアナログメトリックデータは、同じプラズマシステムが条件2を有する第2の期間の間にRFセンサ201によって測定される。第2の期間は、第1の期間の後に発生し、かつ第1の期間に等しい。例えば、第2の期間は、時間t8から時間t16に及ぶ。時間t8とt16の間の期間は、クロック信号のサイクル3及びサイクル4にまたがる。このように、条件2は、条件1の発生後に発生する。サイクル4は、サイクル3に連続している。
プロット1104は、プロット1104の各メトリック値がプロット502の対応するメトリック値と比較してM1だけ低いことを除いて、プロット502と同様である。例えば、プロット502がメトリック値M8を有する第1の時間において、プロット1104はメトリック値M7を有する。別の例として、プロット502がメトリック値M1を有する第2の時間において、プロット1104はメトリック値M0を有する。一例として、メトリック値M0は、ゼロではなく、正のメトリック値である。この例では、メトリック値-M1などの、メトリック値M0より小さいメトリック値は、正のメトリック値である。別の例として、プロット1104は、プロット502と同じ状態、サブ状態、及びスライスを有する。例示すると、プロット502がメトリック値M8を有する状態S2を有するとき、プロット1104はメトリック値M7を有する状態S2を有する。別の例示として、プロット502のメトリックデータの状態S1のメトリック値がM8であるとき、プロット1104のメトリックデータの状態S1のメトリック値はM7である。別の例示として、プロット502がメトリック値M8を有するサブ状態S2aを有するとき、プロット1104はメトリック値M7を有するサブ状態S2aを有する。さらに別の例示として、プロット502がサブ状態S2aの第1のスライスを有し、かつプロット502の第1のスライスがメトリック値M8を有するとき、プロット1104はメトリック値M7を有するサブ状態S2aを有し、かつプロット1104のサブ状態S2aの第1のスライスは、メトリック値M7を有する。
プロセッサ132は、プロット1104のメトリックデータを、プロット502のメトリックデータと比較する。例えば、プロセッサ132は、プロット1104のメトリックデータの状態を、プロット502のメトリックデータの同じ状態と比較する。別の例として、プロセッサ132は、プロット1104のメトリックデータの状態のサブ状態を、プロット502のメトリックデータの同じ状態の同じサブ状態と比較する。さらに別の例として、プロセッサ132は、プロット1104のメトリックデータの状態のサブ状態のスライスを、プロット502のメトリックデータの同じ状態の同じサブ状態の同じスライスと比較する。
プロセッサ132は、比較に基づいて、プロット1104のメトリックデータとプロット502のメトリックデータとの間に不一致がある場所を判定する。例えば、プロセッサ132は、プロット1104のメトリックデータが、プロット502のメトリックデータよりも、少なくとも事前設定された量だけ小さいか大きいかを判定する。例えば、プロセッサ132は、プロット1104のメトリックデータの状態が、プロット502のメトリックデータの同じ状態よりも、少なくとも事前設定された量だけ大きいか小さいかを判定する。別の例として、プロセッサ132は、プロット1104のメトリックデータの状態のサブ状態が、プロット502のメトリックデータの同じ状態の同じサブ状態よりも、少なくとも事前設定された量だけ大きいか小さいかを判定する。さらに別の例として、プロセッサ132は、プロット1104のメトリックデータの状態のサブ状態のスライスが、プロット502のメトリックデータの同じ状態の同じサブ状態の同じスライスよりも、少なくとも事前設定された量だけ大きいか小さいかを判定する。
メトリックデータ1104と502の間に不一致が存在すると判定すると、プロセッサ132は、プラズマシステムが条件2にあるときに変数を制御する、例えば、増加又は減少させる等のための命令を生成する。プロセスコントローラ116は、分析コントローラ106に命令を送信する。命令を受信すると、分析コントローラ106のプロセッサ124は、プロット1104のメトリックデータとプロット502のメトリックデータとの間の不一致が低減又は解消されるまで、命令に基づいて条件2にあるプラズマシステムのプラズマ源226を制御する。例えば、プロセッサ124は、状態S1に関するプロット1104のメトリックデータがM7からM8に変化するまで、命令に基づいて条件2にあるプラズマシステムのプラズマ源226を制御する。
一実施形態では、チャンバ内マッチングは、サブ状態又はスライスに適用される。例えば、プロット502の状態S1のメトリック値が、プロット502のメトリック値M8から事前設定された範囲内になるまで、プラズマ源226を制御する代わりに、プロット1104の状態S2のサブ状態S2aの第1のメトリック値が、プロット502の同じサブ状態S2aの第2のメトリック値から所定の範囲内になるまで、プラズマ源226の変数が制御される。この例では、プラズマ源226を含むプラズマシステムが条件2にあるときに、第1のメトリック値がADCプロセッサ210(図2A)によってサンプリングされ、プラズマ源226を含むプラズマシステムが条件1にあるときに、第2のメトリック値がADCプロセッサ210によってサンプリングされる。別の例として、プロット502の状態S1のメトリック値が、プロット502のメトリック値M8から事前設定された範囲内になるまで、プラズマ源226を制御する代わりに、プロット1104の状態S2の第1のスライスの第1のメトリック値が、プロット502の状態S2の第1のスライスの第2のメトリック値から予め記憶された範囲内になるまで、プラズマ源226が制御される。この例では、プラズマシステムが条件2にあるときに、第1のメトリック値がADCプロセッサ210によってサンプリングされ、プラズマシステムが条件1にあるときに、第2のメトリック値がADCプロセッサ210によってサンプリングされる。
一実施形態では、図11Aを参照して説明したチャンバ内マッチングは、プロセッサ132の代わりに分析コントローラ106のプロセッサ124によって実行される。
図11Bは、チャンバとチャンバの間などのチャンバ間マッチングを例示するためのシステム1150の一実施形態の図である。システム1150は、RFセンサ201と、DPS102と、分析コントローラ106と、RFセンサ1152と、DPS1156と、分析コントローラ1158と、プラズマ源1154と、プロセスコントローラ116とを含む。システム1150の動作を、グラフ500及び1102に関して説明する。プラズマ源1154の例としては、RF発生器及びマッチレスプラズマ源が挙げられる。
DPS1156は、ADC1164とデータトランシーバ1166とを含む。一例として、ADC1164は、ADC104と構造及び機能が類似しており、データトランシーバ1166は、データトランシーバ128と構造及び機能が類似している。
分析コントローラ1158は、トランシーバ1168と、プロセッサ1170と、通信コントローラ1172とを含む。一例として、トランシーバ1168は、トランシーバ122と構造及び機能が類似しており、プロセッサ1170は、プロセッサ124と構造及び機能が類似しており、通信コントローラ1172は、通信コントローラ130と構造及び機能が類似している。
RFセンサ201は、第1のプラズマシステムのコンポーネントを介して転送される、例えば、供給又は反射される等のRF信号のアナログメトリックデータ222を測定し、アナログメトリックデータ222をDPS102に送信する。ADC104のADCプロセッサ210は、アナログメトリックデータ222をサンプリングしてデジタルメトリックデータ224を出力し、デジタルメトリックデータ224をトランシーバ122に提供する。例えば、アナログメトリックデータ222は、プロット502のメトリックデータのある位置である状態に関してサンプリングされ、デジタルメトリックデータ224を出力する。別の例として、アナログメトリックデータ222は、プロット502のメトリックデータのある位置であるサブ状態に関してサンプリングされ、デジタルメトリックデータ224を出力する。さらに別の例として、アナログメトリックデータ222は、プロット502のメトリックデータのある位置であるスライスに関してサンプリングされ、デジタルメトリックデータ224を出力する。トランシーバ122は、デジタルメトリックデータ224に転送プロトコルを適用してデータ転送ユニットを生成し、データ転送ユニットをトランシーバ128に送信する。
トランシーバ128は、トランシーバ122から受信したデータ転送ユニットに転送プロトコルを適用して、データ転送ユニットからデジタルメトリックデータ224を抽出し、デジタルメトリックデータ224を分析コントローラ106のプロセッサ124に提供する。プロセッサ124は、デジタルメトリックデータ224を通信コントローラ130に送信する。通信コントローラ130は、ネットワーク通信プロトコルをデジタルメトリックデータ224に適用して1つ又は複数のデータパケットを生成し、データパケットをプロセスコントローラ116の通信コントローラ136(図2B)に送信する。1つ又は複数のデータパケットを受信すると、通信コントローラ136は、ネットワーク通信プロトコルを適用してデジタルメトリックデータ224を抽出し、デジタルメトリックデータ224をプロセスコントローラ116のプロセッサ132に提供する。プロセッサ132は、デジタルメトリックデータ224の、メトリックデータ又はメトリック値又はサンプルデータ又はサンプル値などのサンプルポイントを結合することにより、プロット502の部分を生成する。プロット502の部分の一例は、プロット502の状態、又はプロット502のサブ状態、又はプロット502のスライスである。
同様に、RFセンサ1152、プラズマ源1154、DPS1156、及び分析コントローラ1158は、RFセンサ201と、プラズマ源226と、DPS102と、分析コントローラ106とを含むプラズマシステムとは異なるプラズマシステムのコンポーネントである。例えば、RFセンサ1152、プラズマ源1154、DPS1156、及び分析コントローラ1158は、第2のプラズマシステムのコンポーネントであり、RFセンサ201、プラズマ源226、DPS102、及び分析コントローラ106は、第1のプラズマシステムのコンポーネントである。第2のプラズマシステムの一例は、プラズマシステム100又は150(図1A及び図1B)と同様のものである。RFセンサ1152は、第2のプラズマシステムの、RFケーブル、又はプラズマ源1154の出力、又はマッチシステムの入力、又はマッチシステムの出力、又はRF伝送線などのコンポーネントに接続される。
また、RFセンサ1152はADC1164に接続されており、ADC1164はトランシーバ1166に接続されている。トランシーバ1166はトランシーバ1168に接続されており、トランシーバ1168はプロセッサ1170に接続されている。プロセッサ1170は通信コントローラ1172に接続されており、通信コントローラ1172は、プロセスコントローラ116の通信コントローラ136(図1B)に接続されている。プロセッサ1170はまた、プラズマ源1154に接続されている。
RFセンサ1152は、第2のプラズマシステムのコンポーネントを介して転送される、例えば、供給又は反射される等のRF信号のアナログメトリックデータ1160を測定し、アナログメトリックデータ1160をDPS1156に送信する。ADC1164のADCプロセッサは、アナログメトリックデータ1160をサンプリングしてデジタルメトリックデータ1162を出力し、デジタルメトリックデータ1160をトランシーバ1166に提供する。例えば、アナログメトリックデータ1160は、プロット1104のメトリックデータのある位置である状態に関してサンプリングされ、デジタルメトリックデータ1162を出力する。例示すると、アナログメトリックデータ1160は、アナログメトリックデータ222がサンプリングされるA1などの同じ位置で、かつアナログメトリックデータ222がサンプリングされる同じタイムウィンドウに関して、サンプリングされる。別の例として、アナログメトリックデータ1160は、プロット1104のメトリックデータのある位置であるサブ状態に関してサンプリングされ、デジタルメトリックデータ1162を出力する。例示すると、アナログメトリックデータ1160は、アナログメトリックデータ222がサンプリングされるA1などの同じ位置で、かつアナログメトリックデータ222がサンプリングされる同じタイムウィンドウに関して、サンプリングされる。この例示では、タイムウィンドウは、アナログメトリックデータ222及び1160の状態のサブ状態にまたがって広がる。さらに別の例として、アナログメトリックデータ1160は、プロット1104のメトリックデータのスライスをカバーする位置でサンプリングされ、デジタルメトリックデータ1162をさらに出力する。例示すると、アナログメトリックデータ1160は、アナログメトリックデータ222がサンプリングされるA1などの同じ位置で、かつアナログメトリックデータ222がサンプリングされる同じタイムウィンドウに関して、サンプリングされる。この例示では、タイムウィンドウは、アナログメトリックデータ222及び1160の状態のサブ状態のスライスにまたがって広がる。トランシーバ1166は、デジタルメトリックデータ1162に転送プロトコルを適用してデータ転送ユニットを生成し、データ転送ユニットをトランシーバ1168に送信する。
トランシーバ1168は、トランシーバ1166から受信したデータ転送ユニットに転送プロトコルを適用して、データ転送ユニットからデジタルメトリックデータ1162を抽出し、デジタルメトリックデータ1162を分析コントローラ1172のプロセッサ1170に提供する。分析コントローラ1158のプロセッサ1170は、デジタルメトリックデータ1162を通信コントローラ1172に送信する。通信コントローラ1172は、ネットワーク通信プロトコルをデジタルメトリックデータ1162に適用して、1つ又は複数のデータパケットを生成し、データパケットをプロセスコントローラ116の通信コントローラ136(図2B)に送信する。1つ又は複数のデータパケットを受信すると、通信コントローラ136は、ネットワーク通信プロトコルを適用してデジタルメトリックデータ1162を抽出し、デジタルメトリックデータ1162をプロセスコントローラ116のプロセッサ132に提供する。プロセッサ132は、デジタルメトリックデータ1162の、メトリックデータ又はメトリック値又はサンプルデータ又はサンプル値などのサンプルポイントを結合することにより、プロット1104の部分を生成する。プロット1104の部分の一例は、プロット1104の状態、又はプロット1104のサブ状態、又はプロット1104のスライスである。
プロセスコントローラ116のプロセッサ132は、デジタルメトリックデータ224及び1162を受信する。プロセッサ132は、ある位置で始まり、かつあるタイムウィンドウをカバーするデジタルメトリックデータ1162を、同じ位置で始まり、かつ同じタイムウィンドウをカバーするデジタルメトリックデータ224と比較して、デジタルメトリックデータ1162とデジタルメトリックデータ224の間に不一致が存在するかどうかを判定する。例えば、プロセッサ132は、デジタルメトリックデータ1162がデジタルメトリックデータ224から事前固定された範囲内にあるかどうかを判定する。例示すると、プロセッサ132は、メトリックデータ502の状態に関して収集されたデジタルメトリックデータ1162が、デジタルメトリックデータ224の同じ状態から事前固定された範囲内にあるかどうかを判定する。別の例示として、プロセッサ132は、メトリックデータ502の状態のサブ状態に関して収集されたデジタルメトリックデータ1162が、デジタルメトリックデータ224の同じ状態の同じサブ状態から事前固定された範囲内にあるかどうかを判定する。さらに別の例示として、プロセッサ132は、メトリックデータ502の状態のサブ状態のスライスに関して収集されたデジタルメトリックデータ1162が、デジタルメトリックデータ224の同じ状態の同じサブ状態の同じスライスから事前固定された範囲内にあるかどうかを判定する。
位置及びタイムウィンドウに関するデジタルメトリックデータ1162が、同じ位置及び同じタイムウィンドウに関するデジタルメトリックデータ224から事前固定された範囲内にないと判定することに応答して、プロセッサ132は、デジタルメトリックデータ1162がデジタルメトリックデータ224から事前固定された範囲内になるまでプラズマ源1154を制御するための命令を生成する。命令は、変数の1つ又は複数の値を含む。プロセスコントローラ116は、分析コントローラ1158に命令を送信し、分析コントローラ1158は、変数の1つ又は複数の値を達成するようにプラズマ源1154を制御する。位置及びタイムウィンドウに関するデジタルメトリックデータ1162が、同じ位置及び同じタイムウィンドウに関するデジタルメトリックデータ224から事前固定された範囲内になるまで、プラズマ源1154の変数は制御される。例えば、プロット1104の状態S1のメトリック値M7が、プロット502のメトリック値M8から事前固定された範囲内になる、例えば、整合する等まで、プロセッサ132は、分析コントローラ1158を介してプラズマ源1154を制御して、プラズマ源1154から出力される電力の量を増加又は減少させる。デジタルメトリックデータ1162が、デジタルメトリックデータ224から事前固定された範囲内になると、デジタルメトリックデータ1162とデジタルメトリックデータ224の間の不一致は低減又は解消される。
アナログメトリックデータ222をアナログ形式からデジタル形式に変換するのに使用される同じクロック信号が、アナログメトリックデータ1160をアナログ形式からデジタル形式に変換するのに使用されることに留意されたい。例えば、プロセスコントローラ116のプロセッサ132は、クロック信号を生成し、ADC104及び1164に供給する。ADC104は、クロック信号の各クロックサイクル中にデジタルメトリックデータ224をサンプリングし、かつ同じクロック信号の同じクロックサイクル中にデジタルメトリックデータ1162をサンプリングする。
図12Aは、メトリックデータの定常状態と比較して、メトリックの2状態メトリックデータのエッジ(例えば遷移など)に対する、ADCプロセッサ210(図2A)による異なるサンプリングレートを例示するためのグラフ1200の一実施形態である。グラフ1200は、時間tに対する、ADCプロセッサ210によってサンプリングされるアナログメトリックデータのプロット1202を含む。プロット1202は、アナログメトリックデータ202(図2A)の一例である。グラフ1200のメトリックはy軸にプロットされ、時間tはx軸にプロットされる。
クロック信号のサイクル1の間、プロット1202は、時間t0とt0.5の間のメトリックデータの立ち上がりエッジと、時間t0.5とt1.5の間のメトリックデータの定常状態の第1のインスタンスと、時間t1.5とt2.25の間の立ち下がりエッジとを含む。立ち上がりエッジは、本明細書において立ち上がり遷移と呼ばれることもあり、遷移状態を定義する。同様に、立ち下がりエッジは、本明細書において立ち下がり遷移と呼ばれることもあり、遷移状態を定義する。さらに、クロック信号のサイクル1の間、プロット1202は、時間t2.25とt4の間のメトリックデータの定常状態の第2のインスタンスを含む。クロック信号のサイクル2の間、立ち上がりエッジ、定常状態の第1のインスタンス、立ち下がりエッジ、及び定常状態の第2のインスタンスは、クロック信号のサイクル1の間のものと同様の様式で、例えば同じ様式等で発生する。クロック信号の各サイクルの間、プロット1202のメトリックデータの立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジ、並びに定常状態の2つのインスタンスは繰り返される。
クロック信号の各サイクルの間、ADCプロセッサ210は、定常状態の第1のインスタンス又は第2のインスタンスのサンプリングにおけるより低い精度と比較して、より高い精度、例えば、より高いサンプリングレート又はより高い周波数などで、プロット1202のメトリックデータの立ち上がりエッジをサンプリングする。例えば、時間t0とt0.5の間の時間間隔の間、プロット1202によって表される、アナログメトリックデータ202などのメトリックデータは、第1のサンプリングレートでサンプリングされ、デジタルメトリックデータ224を出力する。第1のサンプリングレートは、時間t0.5とt1.5の間の時間間隔の間にプロット1202のメトリックデータをサンプリングするための第2のサンプリングレートより大きい。例示すると、ADCプロセッサ210は、第1の時間と第2の時間の間のプロット1202のメトリックデータの値における増加率が、事前設定されたレートを超えるかどうかを判定する。第2の時間は、第1の時間から事前設定された制限時間内にあり、かつ第1の時間の後に発生する。増加率が事前設定されたレートを超えると判定すると、ADCプロセッサ210は、より高い精度、例えば、第1のサンプリングレートなどで、第1の時間と第2の時間の間のプロット1202によって表される、アナログメトリックデータ202などのメトリックデータをサンプリングすることを決定する。他方、増加率が事前設定されたレートを超えないと判定すると、ADCプロセッサ210は、より低い精度、例えば、第2のサンプリングレートなどで、プロット1202の定常状態の第1のインスタンス又は第2のインスタンスをサンプリングすることを決定する。別の例示として、ADCプロセッサ210は、時間t0から時間t1.5のプロット1202のメトリックデータが、メトリックレベルM8、又は第1の事前設定されたメトリックレベルから第2の事前設定されたメトリックレベルの範囲などの、所定の範囲内にあるかどうかを判定する。第1の事前設定されたメトリックレベルは、メトリックレベルM8より小さい、1又は2パーセントなどの事前設定されたパーセンテージであり、第2の事前設定されたメトリックレベルは、メトリックレベルM8より大きい事前設定されたパーセンテージである。時間t0とt0.5の間のプロット1202のメトリックデータが所定の範囲内にない、又は所定の範囲外であると判定すると、ADCプロセッサ210は、第1のサンプリングレートで時間t0からt0.5のプロット1202のメトリックデータをサンプリングすることを決定する。時間t0は位置の一例である。この例示では、ADCプロセッサ210は、時間t0.5から時間t1.5のプロット1202のメトリックデータが所定の範囲内にあるかどうかを判定する。さらに、時間t0.5とt1.5の間のプロット1202のメトリックデータが所定の範囲内にあると判定すると、ADCプロセッサ210は、第2のサンプリングレートで時間t0.5から時間t1.5のプロット1202のメトリックデータをサンプリングすることを決定する。時間t0.5は位置の一例である。
別の例として、クロック信号の各サイクルの間、プロセッサ124又はプロセッサ132などのプロセッサは、プロット1202によって表される、アナログメトリックデータ202などのメトリックデータを、第1のサンプリングレートでサンプリングするか、第2のサンプリングレートでサンプリングするかを決定し、ADCプロセッサ210を制御して、第1のサンプリングレート又は第2のサンプリングレートでメトリックデータをサンプリングし、デジタルメトリックデータ204を出力する。例示すると、プロセッサは、第1の時間と第2の時間の間のプロット1202によって表される、デジタルメトリックデータ204などのメトリックデータの値の増加率が、事前設定されたレートを超えるかどうかを判定する。増加率が事前設定されたレートを超えると判定すると、プロセッサは、より高い精度、例えば、第1のサンプリングレートなどで、第1の時間と第2の時間の間のプロット1202によって表される、アナログメトリックデータ222などのメトリックデータをサンプリングするために、命令を生成し、ADC210に命令を送信する。他方、増加率が事前設定されたレートを超えないと判定すると、プロセッサは、より低い精度、例えば、第2のサンプリングレートなどで、プロット1202の定常状態の第1又は第2のインスタンスの、アナログメトリックデータ222などのメトリックデータをサンプリングするために、命令を生成し、ADC210に命令を送信する。この例示では、プロセッサがプロセッサ132である場合、プロセッサ132は、分析コントローラ106を介してADCプロセッサ210に命令を送信する。別の例示として、プロセッサは、時間t0から時間t1.5のプロット1202のメトリックデータが所定の範囲内にあるかどうかを判定する。時間t0.5とt1.5の間のプロット1202のメトリックデータが所定の範囲内にあると判定すると、プロセッサは、時間t0.5から時間t1.5のプロット1202のメトリックデータを第2のサンプリングレートでサンプリングすることを決定し、メトリックデータを第2のサンプリングレートでサンプリングするようにADCプロセッサ210に命令を送信する。また、時間t0とt0.5の間のプロット1202のメトリックデータが所定の範囲外にあると判定すると、プロセッサは、時間t0から時間t0.5のプロット1202のメトリックデータを第1のサンプリングレートでサンプリングすることを決定し、メトリックデータを第1のサンプリングレートでサンプリングするようにADCプロセッサ210に命令を送信する。
さらに、クロック信号の各サイクルの間、ADCプロセッサ210は、定常状態の第1のインスタンス又は第2のインスタンスのものと比較してより高い精度で、プロット1202のメトリックデータの立ち下がりエッジをサンプリングする。例えば、時間t1.5とt2.25の間の時間間隔の間、プロット1202によって表される、アナログメトリックデータ202などのメトリックデータは、第1のサンプリングレートでサンプリングされ、デジタルメトリックデータ204を出力する。例示すると、ADCプロセッサ210は、第1の時間と第2の時間の間の、デジタルメトリックデータ204などのメトリックデータの値における減少率が、事前設定されたレートを超えるかどうかを判定する。第2の時間は、第1の時間から事前設定された制限時間内にあり、かつ第1の時間の後に発生する。減少率が事前設定されたレートを超えると判定すると、ADCプロセッサ210は、より高い精度、例えば、第1のサンプリングレートなどで、第1の時間と第2の時間の間のプロット1202のメトリックデータをサンプリングすることを決定する。他方、減少率が事前設定されたレートを超えないと判定すると、ADCプロセッサ210は、より低い精度、例えば、第2のサンプリングレートなどで、プロット1202の定常状態の第1のインスタンス又は第2のインスタンスをサンプリングすることを決定する。別の例示として、ADCプロセッサ210は、時間t1.5から時間t2.25のプロット1202のメトリックデータが所定の範囲内にあるかどうかを判定する。時間t1.5とt2.25の間のプロット1202のメトリックデータが所定の範囲内にないと判定すると、ADCプロセッサ210は、第1のサンプリングレートで時間t1.5からt2.25のプロット1202のメトリックデータをサンプリングすることを決定する。さらに別の例示として、ADCプロセッサ210は、時間t1.5から時間t2.25のプロット1202のメトリックデータが、例えば、M1、又は第1の既定のメトリックレベルから第2の既定のメトリックレベルの範囲などの既定の範囲内にあるかどうかを判定する。第1の既定のメトリックレベルは、メトリックレベルM2より小さい、1又は2パーセントなどの既定のパーセンテージであり、第2の既定のメトリックレベルは、メトリックレベルM2より大きい既定のパーセンテージである。時間t1.5とt2.25の間のプロット1202のメトリックデータが既定の範囲内にないと判定すると、ADCプロセッサ210は、第1のサンプリングレートで時間t1.5から時間t2.25のプロット1202のメトリックデータをサンプリングすることを決定する。
別の例として、クロック信号の各サイクルの間、プロセッサ124又はプロセッサ132などのプロセッサは、ADCプロセッサ210を制御して、第1のサンプリングレートでプロット1202の立ち下がりエッジのメトリックデータをサンプリングし、デジタルメトリックデータ224を出力する。例示すると、プロセッサは、第1の時間と第2の時間の間のプロット1202のメトリックデータの値における減少率が、事前設定されたレートを超えるかどうかを判定する。第2の時間は、第1の時間から事前設定された制限時間内にあり、かつ第1の時間の後に発生する。減少率が事前設定されたレートを超えると判定すると、プロセッサは、より高い精度、例えば、第1のサンプリングレートなどで、第1の時間と第2の時間の間のプロット1202によって表される、アナログメトリックデータ202などのメトリックデータをサンプリングするために、命令を生成し、ADC210に命令を送信する。他方、減少率が事前設定されたレートを超えないと判定すると、プロセッサは、より低い精度、例えば、第2のサンプリングレートなどで、プロット1202の定常状態の第1又は第2のインスタンスの、アナログメトリックデータ222などのメトリックデータをサンプリングするために、命令を生成し、ADC210に命令を送信する。この例示では、プロセッサがプロセッサ132である場合、プロセッサ132は、分析コントローラ106を介してADCプロセッサ210に命令を送信する。別の例示として、プロセッサは、時間t1.5から時間t2.25のプロット1202のメトリックデータが所定の範囲内にあるかどうかを判定する。時間t1.5とt2.25の間のプロット1202のメトリックデータが所定の範囲内にないと判定すると、プロセッサは、第1のサンプリングレートで時間t1.5から時間t2.25のプロット1202のメトリックデータをサンプリングするようにADCプロセッサ210を制御する。
プロット1202のメトリックデータは2状態の信号を例示することに留意されたい。例えば、クロック信号の各サイクル中の定常状態の第1のインスタンスは状態S1を有する。例示すると、状態S1の間、プロット1202のメトリックレベルは、メトリックレベルM8から所定の範囲内、例えば、事前設定された標準偏差内などである。別の例として、クロック信号の各サイクル中の定常状態の第2のインスタンスは状態S2を有する。例示すると、状態S2の間、プロット1202のメトリックレベルは、メトリックレベルM1から所定の範囲内、例えば、事前設定された標準偏差内などである。別の例として、プロット1202によって表される、状態S1及び状態S2などの2つの連続する定常状態間の各遷移は、単一のメトリックレベルを有さない。むしろ、この例では、遷移のメトリック値は、2つの連続する定常状態の標準偏差外になる。2つの連続する定常状態間に定常状態は存在しない。例示すると、プロット1202の状態S1とS2の間の立ち上がり遷移のメトリック値は、状態S1のメトリックレベルM8から第1の事前設定された標準偏差外であり、かつ状態S2のメトリックレベルM1から第2の事前設定された標準偏差外である。
図12Bは、メトリックデータの定常状態をサンプリングするためのサンプリングレートと比較して、メトリックの3状態メトリックデータの、立ち上がり遷移又は立ち下がり遷移などのエッジをサンプリングするための、ADCプロセッサ210(図2A)によって適用される異なるサンプリングレートを例示するためのグラフ1250の一実施形態である。グラフ1250は、時間tに対する、ADCプロセッサ210によってサンプリングされるメトリックデータのプロット1252を含む。プロット1252は、アナログメトリックデータ202(図2A)の一例である。グラフ1250のメトリックはy軸にプロットされ、時間tはx軸にプロットされる。
クロック信号のサイクル1の間、プロット1252は、時間t0とt1の間のメトリックデータの定常状態の第1のインスタンスと、時間t1とt1.5の間のメトリックデータの立ち上がりエッジの第1のインスタンスと、時間t1.5と時間t2.75の間のメトリックデータの定常状態の第2のインスタンスと、時間t2.75と時間3.25の間のメトリックデータの立ち上がりエッジの第2のインスタンスと、時間t3.25と時間t3.75の間の定常状態の第3のインスタンスとを含む。時間t2.75は、時間t2とt3の間の時間間隔の4分の3にあり、時間3.25は、時間t3とt4の間の時間間隔の4分の1にあり、時間3.75は、時間t3とt4の間の時間間隔の4分の3にある。さらに、クロック信号のサイクル1の間、プロット1252は、時間t3.75とt4の間のメトリックデータの立ち下がりエッジを含む。クロック信号のサイクル2の間、定常状態の第1のインスタンス、立ち上がりエッジの第1のインスタンス、定常状態の第2のインスタンス、立ち上がりエッジの第2のインスタンス、定常状態の第3のインスタンス、及び立ち下がりエッジは、クロック信号のサイクル1の間のものと同様の様式で、例えば、同じ様式等で発生する。
クロック信号の各サイクルの間、ADCプロセッサ210は、ADC210がプロット1202(図12A)のメトリックデータをサンプリングするのと同じ手法で、定常状態のインスタンスのサンプリングにおける精度と比較して、立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジのインスタンスの間、より高い精度、例えば、より高いサンプリングレート又はより高い周波数などで、プロット1252のメトリックデータをサンプリングする。例えば、時間t1とt1.5の間の時間間隔の間のプロット1252によって表される、アナログメトリックデータ202などのメトリックデータは、第1のサンプリングレートでADCプロセッサ210によってサンプリングされることが決定され、サンプリングされて、デジタルメトリックデータ204を出力する。第1のサンプリングレートは、時間t0とt1の間の時間間隔の間のプロット1252のメトリックデータをサンプリングするための第2のサンプリングレートよりも大きい。時間t0とt1の間の時間間隔の間のプロット1252のメトリックデータは、第2のサンプリングレートでADCプロセッサ210によってサンプリングされることが決定され、サンプリングされる。別の例として、クロック信号の各サイクルの間、プロセッサ124又はプロセッサ132などのプロセッサは、ADCプロセッサ210を制御して、第1のサンプリングレートでプロット1252の時間t1とt1.5の間のメトリックデータをサンプリングし、デジタルメトリックデータ204を出力する。第1のサンプリングレートは、時間t0とt1の間の時間間隔の間のプロット1252のメトリックデータをサンプリングするための第2のサンプリングレートよりも大きい。さらに別の例として、時間t3.75とt4の間の時間間隔の間のプロット1252のメトリックデータは、第1のサンプリングレートでサンプリングされることが決定され、サンプリングされて、デジタルメトリックデータ204を出力する。第1のサンプリングレートは、時間t3.25とt3.75の間の時間間隔の間にプロット1252のメトリックデータをサンプリングするための第2のサンプリングレートよりも大きい。時間t3.25とt3.75の間の時間間隔の間のプロット1252のメトリックデータは、第2のサンプリングレートでADCプロセッサ210によってサンプリングされることが決定され、サンプリングされる。さらに別の例として、クロック信号の各サイクルの間、プロセッサ124又はプロセッサ132などのプロセッサは、ADCプロセッサ210を制御して、第1のサンプリングレートでプロット1252の時間t3.75とt4の間のアナログメトリックデータ202などのメトリックデータをサンプリングして、デジタルメトリックデータ204を出力する。第1のサンプリングレートは、時間t3.25とt3.75の間の時間間隔の間のプロット1252のメトリックデータをサンプリングするための第2のサンプリングレートよりも大きい。
プロット1252のメトリックデータは3状態の信号を例示することに留意されたい。例えば、クロック信号の各サイクル中の定常状態の第1のインスタンスは状態S1を有する。例示すると、状態S1の間、プロット1252のメトリックレベルは、メトリックレベルM2から所定の範囲内、例えば、事前設定された標準偏差内などである。別の例として、クロック信号の各サイクル中の定常状態の第2のインスタンスは状態S2を有する。例示すると、状態S2の間、プロット1252のメトリックレベルは、メトリックレベルM5から所定の範囲内、例えば、事前設定された標準偏差内などである。さらに別の例として、クロック信号の各サイクルの間の定常状態の第3のインスタンスは状態S3を有する。例示すると、状態S3の間、プロット1252のメトリックレベルは、メトリックレベルM11から所定の範囲内、例えば、事前設定された標準偏差内などである。メトリックレベルM11は、メトリックレベルM8より大きい。別の例として、プロット1252によって表される、状態S1と状態S2又は状態S2と状態S3などの2つの連続する定常状態間の各遷移は、単一のメトリックレベルを有さない。むしろ、この例では、遷移のメトリック値は、2つの連続する定常状態の標準偏差外になる。2つの連続する定常状態間に定常状態は存在しない。例示すると、プロット1252の状態S1とS2の間の立ち上がり遷移のメトリック値は、状態S1のメトリックレベルM2から第1の事前設定された標準偏差外であり、かつ状態S2のメトリックレベルM5から第2の事前設定された標準偏差外である。
本明細書の実施形態のいくつかは、プロセッサを説明することに留意されたい。
一実施形態では、プロット1252の状態S2とS3の間に発生する立ち上がり遷移の代わりに、立ち下がり遷移が発生する。この実施形態では、状態S3は、状態S2のメトリックレベルM5と比較して低いメトリックレベルを有する。
図13は、クロック信号の各サイクル中の、各エッジ及び各定常状態に関するサンプリングレートの受信を例示するための、モニタ512の一実施形態の図である。モニタ512は、グラフ1200の表示を含む。グラフ1200の下に、3つのフィールド1302、1304、及び1306が、モニタ512のGPUによって表示のために生成される。
ユーザは、キーボード514又はマウス516(図5B)又はそれらの組み合わせを使用して、クロック信号の各サイクルに対してフィールド1302、1304、及び1306の各々内でサンプリングレートの値を提供する。例えば、モニタ512のコンピュータプロセッサは、フィールド1302内で、クロック信号の各サイクル中のプロット1202の立ち上がりエッジをサンプリングするためのサンプリングレートを受信する。別の例として、コンピュータプロセッサは、フィールド1304内で、クロック信号の各サイクル中のプロット1202の立ち下がりエッジをサンプリングするためのサンプリングレートを受信する。さらに別の例として、コンピュータプロセッサは、フィールド1306内で、クロック信号の各サイクル中のプロット1202の定常状態の、第1のインスタンス及び第2のインスタンスなどのインスタンスをサンプリングするためのサンプリングレートを受信する。この例では、定常状態の第1のインスタンスは、サイクルの立ち上がりエッジとそのサイクル中のプロット1202の立ち下がりエッジの間であり、第2のインスタンスは、立ち下がりエッジと直後のサイクル中のプロット1202の別の立ち上がりエッジの間である。この例では、サイクルは直後のサイクルに先行する。
モニタ512が分析コントローラ106(図1A)の一部である場合、モニタ512のコンピュータプロセッサは、フィールド1302、1304、及び1306内で受信したサンプリングレートを、トランシーバ122及び128を介してADCプロセッサ210(図2A)に送信する。ADCプロセッサ210は、フィールド1302、1304、及び1306内で受信したサンプリングレートに従ってアナログメトリックデータ222(図2B)をサンプリングして、デジタルメトリックデータ224(図2B)を出力する。
一実施形態では、モニタ512が分析コントローラ116(図1B)の一部である場合、モニタ512のコンピュータプロセッサは、フィールド1302、1304、及び1306内で受信したサンプリングレートを、通信コントローラ136及び130(図2B)を介して分析コントローラ106のプロセッサ124に送信する。プロセッサ124は、フィールド1302、1304、及び1306内で受信したサンプリングレートを、ADCプロセッサ210(図2A)に送信する。サンプリングレートを受信すると、ADCプロセッサ210は、サンプリングレートに従ってアナログメトリックデータ222をサンプリングして、デジタルメトリックデータ224を出力する。
一実施形態では、フィールド1306の代わりに、2つの異なるフィールドが、モニタ512上への表示のためにモニタ512のGPUによって生成される。2つのフィールドは、第1のフィールド及び第2のフィールドを含む。ユーザは、キーボード514又はマウス516又はそれらの組み合わせを使用して、第1のフィールド内で第1のサンプリングレートを、第2のフィールド内で第2のサンプリングレートを提供する。第1のサンプリングレートは、クロック信号の各サイクル中のプロット1202(図12A)の定常状態の第1のインスタンスをサンプリングするためのものである。第2のサンプリングレートは、クロック信号の各サイクル中のプロット1202の定常状態の第2のインスタンスをサンプリングするためのものである。モニタ512のコンピュータプロセッサは、第1及び第2のフィールド内で提供された第1及び第2のサンプリングレートを受信する。
一実施形態では、フィールド1306の代わりに6つの異なるフィールドが、モニタ512のGPUによって表示のために生成される。3つのフィールドは、第1のフィールド、第2のフィールド、第3のフィールド、第4のフィールド、第5のフィールド、及び第6のフィールドを含む。ユーザは、キーボード514又はマウス516又はそれらの組み合わせを使用して、第1のフィールド内で第1のサンプリングレートを、第2のフィールド内で第2のサンプリングレートを、第3のフィールド内で第3のサンプリングレートを、第4のフィールド内で第4のサンプリングレートを、第5のフィールド内で第5のサンプリングレートを、かつ第6のフィールド内で第6のサンプリングレートを提供する。第1のサンプリングレートは、クロック信号の各サイクル中のプロット1252(図12B)の定常状態の第1のインスタンスをサンプリングするためのものである。第2のサンプリングレートは、クロック信号の各サイクル中のプロット1252の定常状態の第2のインスタンスをサンプリングするためのものである。第3のサンプリングレートは、クロック信号の各サイクル中のプロット1252の定常状態の第3のインスタンスをサンプリングするためのものである。第4のサンプリングレートは、クロック信号の各サイクル中のプロット1252の第1の立ち上がりエッジをサンプリングするためのものであり、第5のサンプリングレートは、クロック信号の各サイクル中のプロット1252の第2の立ち上がりエッジをサンプリングするためのものである。第6のサンプリングレートは、クロック信号の各サイクル中のプロット152の立ち下がりエッジをサンプリングするためのものである。コンピュータプロセッサは、第1から第6のフィールド内で提供された第1から第6のサンプリングレートを受信する。
図14Aは、デジタルメトリックデータ204(図2A)が分析コントローラ106(図1A)とプロセスコントローラ116(図1A)の間で転送される手法を例示するためのデータグラムのペイロード1400の一実施形態の図である。例えば、データグラムは、ネットワーク通信プロトコルを適用することによって分析コントローラ106の通信コントローラ130によって生成され、プロセスコントローラ116の通信コントローラ136に送信される。例示すると、通信コントローラ130は、フィールド1410A、1410B、及び1410E内で挿入されるデータをプロセッサ124から受信し、ネットワーク通信プロトコルを適用してデータグラムを生成し、データグラムを通信コントローラ136に送信する。この例では、通信コントローラ136は、ネットワーク通信プロトコルをデータグラムに適用して、フィールド1410A、1410B、及び1410Eからデータを抽出し、分析のためにデータをプロセスコントローラ116のプロセッサ132に提供する。さらに、この例では、プロセッサ132は、フィールド1410A、1410B、及び1410E内で受信したデータに基づいて、フィールド1410C、1410D、及び1410E内で挿入されるデータを判定し、フィールド1410C、1410D、及び1410E内で挿入されるデータを通信コントローラ136に提供する。この例では、通信コントローラ136は、フィールド1410C、1410D、及び1410E内で挿入されるデータをプロセッサ132から受信し、ネットワーク通信プロトコルを適用してデータグラムを生成し、データグラムを通信コントローラ130に送信する。例を続けると、通信コントローラ130は通信コントローラ136からデータを受信し、ネットワーク通信プロトコルを適用してフィールド1410C、1410D、及び1410Eからデータを抽出し、データをプロセッサ124に提供する。プロセッサ124は、フィールド1410C、1410D、及び1410E内で受信されるデータに従ってプラズマ源を制御する。プラズマ源の例として、プラズマ源226及び1154(図11B)が挙げられる。
データグラムの例として、UDPパケット、TCP/IPパケット、又はUDP/IPパケットなどのパケットが挙げられる。ペイロード1400は、サンプルセット(SS)1402を含み、複数のサンプルセット1404がこれに続く。例えば、ペイロード1400は、サンプルセット1を含み、複数のサンプルセット2~Maがこれに続き、ここでMaは1より大きい正の整数である。例示すると、Maは7~9の範囲である。さらに例示すると、Maは8である。
ペイロード1400のサンプルセット1~Maの各々は、ADCプロセッサ210(図2A)によって出力されるデジタルメトリックデータ204又は224(図2A及び図2B)などのデジタルメトリックデータを記憶し、デジタルメトリックデータは、アナログメトリックデータ202(図2A)又は222(図2B)の、立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジなどのエッジからサンプリングされる。例えば、サンプルセット1402は、プロット1202(図12A)の立ち上がりエッジをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。さらに、この例では、サンプルセット1404の各々は、プロット1202の立ち上がりエッジをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるメトリックのデジタルメトリックデータを含む。エッジに対応するデジタルメトリックデータは、クロック信号の1つ又は複数のサイクルの間にサンプリングされる。
ペイロード1400は、別のサンプルセット1406をさらに含み、複数のサンプルセット1408がこれに続く。例えば、ペイロード1400はサンプルセット1を含み、複数のサンプルセット2~Naがこれに続き、ここでNaは1より大きい正の整数である。例示すると、Naは60~64の範囲である。さらに例示すると、Naは62である。ペイロード1400の各サンプルセットは、一定数のバイトPを有し、ここでPは正の整数である。
サンプルセット1~Naの各々は、アナログメトリックデータ202(図2A)又は222(図2B)の定常状態をサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを記憶する。例えば、サンプルセット1406は、プロット1202の定常状態の第1のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるメトリックのデジタルメトリックデータを含む。さらに、この例では、サンプルセット1408の各々は、プロット1202の定常状態の第1のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるメトリックのデジタルメトリックデータを含む。一例として、プロット1202の定常状態の第1のインスタンスが、プロット1202の立ち上がりエッジと比較して長い場合、NaはMaよりも大きいことに留意されたい。立ち上がりエッジは、プロット1202の定常状態の第1のインスタンスに先行する。定常状態に対応するデジタルメトリックデータは、エッジに対応するデジタルメトリックデータがサンプリングされるクロック信号の同じ1つ又は複数のサイクルの間にサンプリングされる。
ペイロード1400のサンプルセット1402は複数のフィールドを含み、複数のフィールドは、ADCプロセッサ210によってサンプリングされる順方向電力又は送達電力のデジタルメトリック値を記憶するためのフィールド1410Aと、ADCプロセッサ210によってサンプリングされる逆方向電力のデジタルメトリック値を記憶するためのフィールド1410Bと、プラズマ源によって供給されるRF信号の周波数値を記憶するためのフィールド1410Cと、セットポイントデータを記憶するためのフィールド1410Dと、RF信号のステータスを記憶するためのフィールド1410Eと、リバースフィールド1410Fとを含む。セットポイントデータの一例として、プラズマ源によって供給される電力の量又は電圧の量が挙げられる。RF信号のステータスの例として、プラズマ源が連続波(CW)モード又はパルスモードのいずれで動作するか、RF信号の状態の数、フィールド1410A及び1410Bがメトリックのメトリックデータのエッジ又は定常状態のいずれのデジタル電力値を含むか、フィールド1410Aがメトリックデータとして順方向電力を含むか、又は送達電力を含むか、フィールド1410C内の周波数がユーザによって手動で調整されるか、又はモニタ512(図5B)のコンピュータプロセッサによって自動的に調整されるかが挙げられる。パルスモードでは、RF信号は複数の状態を有する。CWモードでは、RF信号は単一の状態を有する。同様に、ペイロード1400のサンプルセット2~Maの各々は、フィールド1410A~1410Fなどの複数のフィールドを含む。さらに、ペイロード1400のサンプルセット1~Naの各々は、フィールド1410A~1410Fなどの複数のフィールドを含む。
一実施形態では、ペイロード1400は、1300バイトから1700バイトの範囲である最大バイトサイズによって制限される。例えば、ペイロード1400は、1500バイトのバイトサイズによって制限される。別の例では、ペイロード1400は、1600バイトのバイトサイズによって制限される。
一実施形態では、各フィールド1410A~1410Fは、ビット数a1のサイズを有し、ここでa1は正の整数である。例えば、フィールド1410Aは、順方向電力のデジタル値を記憶し、デジタル値は16ビットで表される。別の例として、フィールド1410Aは、ワット単位で測定される順方向電力のデジタル値を記憶し、デジタル値は8ビット又は32ビットで表される。例示すると、順方向電力のデジタル値は、b1ワットの分解能に制約され、ここでb1は正の整数又は正の実数である。例示すると、b1は0.5ワット又は1ワット又は2ワット又は3ワットである。本明細書で使用される分解能は、最小単位、又はインクリメント若しくはデクリメントである。別の例として、フィールド1410Bは、逆方向電力のデジタル値を記憶し、デジタル値は16ビットで表される。例示すると、逆方向電力のデジタル値は、b1ワットの分解能に制約される。さらに例示すると、フィールド1410Bは、逆方向電力のデジタル値を記憶し、デジタル値は8ビット又は32ビットで表される。別の例として、フィールド1410Cは、プラズマ源によって生成されるRF信号の周波数のデジタル値を記憶し、デジタル値は16ビットで表される。例示すると、周波数のデジタル値は、b2キロヘルツ(kHz)の分解能に制約され、ここでb2は正の整数又は正の実数である。例示すると、b2は0.5kHz又は1kHz又は2kHzである。さらに別の例として、フィールド1410Dは、セットポイントデータのデジタル値を記憶し、デジタル値は16ビットで表される。別の例として、フィールド1410Dは、ワット単位で測定される順方向電力又は供給電力のデジタル値を記憶し、デジタル値は8ビット又は32ビットで表される。例示すると、順方向電力のデジタル値は、b1ワットの分解能に制約される。
別の例として、フィールド1410Eは、ステータスのデジタル値を記憶し、デジタル値は16ビット又は32ビットで表される。例示すると、フィールド1410Eは、プラズマ源がCWモード又はパルスモードのいずれで動作するかを示す1ビット、プラズマ源によって生成されるRF信号の状態の数を示す2ビット、及びフィールド1410Eを有するサンプルセットがメトリックの定常状態又はメトリックのエッジのいずれに関するデジタルメトリックデータを有するかを示すビットを含む。例示すると、メトリックの定常状態のメトリックデータのデジタル値は、b3マイクロ秒の分解能に制約され、メトリックのエッジのメトリックデータのデジタル値は、b4マイクロ秒の分解能に制約される。さらに例示すると、b3は130~180の範囲であり、b4は15~25の範囲である。さらに例示すると、b3は160であり、b4は20である。別の例示として、b3は140である。さらに別の例示として、b3は150であり、b4は25である。フィールド1410Eは、フィールド1410Aが、RFセンサ201又は1152(図11B)などのRFセンサによって測定された順方向電力又は送達電力のいずれのデジタル値を含むかを示す1ビットをさらに含む。フィールド1410Eは、プラズマ源のフィールド1410C内の周波数がユーザによって手動で調整されるか、又はコンピュータプロセッサによって自動的に調整されるかを示す1ビットをさらに含む。別の例として、フィールド1410Fは、フィールド1410A~1410E内には含まれない32ビットの任意のデータを含む。
一実施形態では、本明細書に記載される各サンプルセットは、タイムスタンプを定義するためのタイムスタンプフィールドを含む。例えば、タイムスタンプフィールドは、フィールド1410Eと1410Fの間に位置する。タイムスタンプは、各フィールド1410A、1410B、1410C、1410D、及び1410E内のビットの数を示す。例えば、タイムスタンプは、32ビット、又は16ビット、又は8ビットに等しい。例示すると、タイムスタンプは、メトリックデータがフィールド1410A内でサンプリングされる、又はメトリックデータがフィールド1410B内でサンプリングされる分解能を提供する。さらに例示すると、タイムスタンプは、0.8msから1.2msの範囲の分解能、例えば1msなどを提供する。
一実施形態では、リバースフィールド1410Fは、各サンプルセット内には含まれない。
図14Bは、分析コントローラ106(図1A)とプロセスコントローラ116(図2B)の間で転送される単一パケットのペイロード1420の一実施形態である。ペイロード1420は、状態S1、状態S2、及び状態S3などの複数の状態、並びに状態の各々に関連する立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジに関するメトリックデータを含む。立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジは、状態に先行する、又は状態の直後にある場合に、状態に関連付けられる。ペイロード1420は、ペイロード1420のサンプルセットの数Nb、Nc、及びNdの各々がペイロード1400のサンプルセットの数Naより小さいことを例示するために使用され、ここでNb、Nc、及びNdの各々は正の整数である。例えば、ペイロード1420のサンプルセットの数Nb、又はNc、又はNdは1であり、ペイロード1400のサンプルセットの数Naは30である。別の例として、ペイロード1420のサンプルセットの数Nb、又はNc、又はNdは2であり、ペイロード1400のサンプルセットの数Naは20である。さらに、ペイロード1420は、ペイロード1420のサンプルセットの各数Mb、Mc、及びMdがペイロード1400のサンプルセットの数Maより小さいことを例示するために使用され、ここでMb、Mc、及びMdの各々は正の整数である。
一例として、ペイロード1420の合計サイズ、例えば、サンプルセットの総数などは、ペイロード1400の合計サイズ、例えば、サンプルセットの総数などに等しいことに留意されたい。一例として、数Mb、Mc、及びMdの合計はMaに等しく、数Nb、Nc、及びNdの合計はNaに等しい。加えて、一例として、ペイロード1420のサンプルセットNb、Nc、及びNdの各々の分解能は、ペイロード1400(図14A)のサンプルセットNaの各々の分解能とは異なり、例えば、より小さい等である。例示すると、ペイロード1420の各サンプルセットNb、Nc、及びNdの分解能は140マイクロ秒であり、ペイロード1400の各サンプルセットNaの分解能は160マイクロ秒である。
ペイロード1420のサンプルセット1~Mbの各々は、アナログメトリックデータ202(図2A)又は222(図2B)の、立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジなどのエッジをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210(図2A)によって出力されるデジタルメトリックデータを記憶し、エッジは、メトリックデータの定常状態に関連している。例えば、エッジは、メトリックデータの定常状態の隣、例えば、直後又は直前などにあり、別の定常状態への遷移を提供する。例えば、ペイロード1420のサンプルセット1422は、プロット1252(図12B)の立ち上がりエッジの第1のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるメトリックのデジタルメトリックデータを含む。この例では、立ち上がりエッジは、プロット1252の定常状態の第1のインスタンスに続き、かつその隣にある。この例では、プロット1252の定常状態の第1のインスタンスは、状態S1である。例示すると、プロット1252の立ち上がりエッジの第1のインスタンスは、時間t1と時間t1.5の間の時間間隔の間に発生する。さらに、この例示では、サンプルセット1424の各々は、プロット1252の立ち上がりエッジの第1のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。
ペイロード1420は、別のサンプルセット1426をさらに含み、複数のサンプルセット1428がこれに続く。例えば、ペイロード1420のサンプルセット1の後には、サンプルセット2~Nbが続き、ここでNbはMbより小さい。サンプルセット1426はサンプルセット1424に続く。ペイロード1420のサンプルセット1426及びサンプルセット1428の各々は、アナログメトリックデータ202(図2A)又は222(図2B)の定常状態をサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを記憶する。例えば、サンプルセット1426は、プロット1252の定常状態の第1のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。この例では、プロット1252の定常状態の第1のインスタンスは、時間t0とt1の間に発生し、本明細書では状態S1と呼ばれる。さらに、この例では、サンプルセット1428の各々は、プロット1252の定常状態の第1のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるメトリックのデジタルメトリックデータを含む。
複数のサンプルセット1428の後に、ペイロード1420のサンプルセット1430及びサンプルセット1432が続く。例えば、ペイロード1420のサンプルセット1の後に、サンプルセット2~Mcが続く。別の例として、ペイロード1420はサンプルセット1430を含み、サンプルセット1430は、プロット1252の立ち上がりエッジの第2のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。この例では、立ち上がりエッジの第2のインスタンスは、プロット1252の定常状態の第2のインスタンスに続き、かつその隣にある。さらに、この例では、プロット1252の立ち上がりエッジの第2のインスタンスは、状態S2である。例示すると、立ち上がりエッジの第2のインスタンスは、時間t2.75と時間t3.25の間の時間間隔の間に発生する。さらに、この例では、サンプルセット1432の各々は、プロット1252の立ち上がりエッジの第2のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。
ペイロード1420は、サンプルセット1432に続く別のサンプルセット1434をさらに含み、サンプルセット1434の後に複数のサンプルセット1436が続く。例えば、ペイロード1420のサンプルセット1の後に、サンプルセット2~Ncが続き、ここでNcはMcより小さい。この例では、ペイロード1420のサンプルセット1434及びサンプルセット1436の各々は、アナログメトリックデータ202(図2A)又は222(図2B)の定常状態をサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを記憶する。例示すると、サンプルセット1436は、プロット1252の定常状態の第2のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。この例示では、プロット1252の定常状態の第2のインスタンスは、時間t1.5とt2.75の間に発生し、本明細書では状態S2と呼ばれる。さらに、この例では、サンプルセット1436の各々は、プロット1252の定常状態の第2のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。
ペイロード1420はまた、サンプルセット1436に続くサンプルセット1438を含み、サンプルセット1438の後に複数のサンプルセット1440が続く。例えば、ペイロード1420のサンプルセット1の後に、サンプルセット2~Mdが続く。別の例として、ペイロード1420のサンプルセット1438は、プロット1252の立ち下がりエッジをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるメトリックのデジタルメトリックデータを含む。この例では、立ち下がりエッジは、プロット1252の定常状態の第3のインスタンスに続き、かつその隣にある。さらに、この例では、プロット1252の定常状態の第3のインスタンスは、状態S3である。例示すると、立ち下がりエッジは、時間t3.75と時間t4の間の時間間隔の間に発生する。さらに、この例示では、サンプルセット1440の各々は、プロット1252の立ち下がりエッジをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。
ペイロード1420は、サンプルセット1440に続く別のサンプルセット1442をさらに含み、サンプルセット1442の後に複数のサンプルセット1444が続く。例えば、ペイロード1420のサンプルセット1の後に、サンプルセット2~Ndが続き、ここでNdはMdより小さい。ペイロード1420のサンプルセット1442及びサンプルセット1444の各々は、アナログメトリックデータ202(図2A)又は222(図2B)の定常状態をサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを記憶する。一例として、サンプルセット1442は、プロット1252の定常状態の第3のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるメトリックのデジタルメトリックデータを含む。この例では、プロット1252の定常状態の第3のインスタンスは、時間t3.25とt3.75の間に発生し、本明細書では状態S3と呼ばれる。さらに、この例では、サンプルセット1444の各々は、プロット1252の定常状態の第3のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。
ペイロード1420の各サンプルセットは、既定数のバイトPを有し、ここでPは正の整数である。さらに、ペイロード1420の各サンプルセットは、フィールド1410A~1410F(図14A)などの複数のフィールドを含む。
デジタルメトリックデータがペイロード1420に記憶されるエッジの数は、デジタルメトリックデータがペイロード1400に記憶されるエッジの数よりも大きいことに、さらに留意されたい。例えば、ペイロード1420は、3つのエッジからサンプリングされたデジタルメトリックデータを含み、ペイロード1400は、1つのエッジからサンプリングされたデジタルメトリックデータを含む。プロセッサ124又はプロセッサ132などのプロセッサは、ペイロード1420に記憶されるべきデジタルメトリックデータのエッジの第1の数を計算する。エッジの第1の数は、クロック信号の各サイクル中に発生する。同様に、プロセッサは、ペイロード1400に記憶されるべきデジタルメトリックデータのエッジの第2の数を計算し、エッジの第2の数は、クロック信号の各サイクル中に発生する。プロセッサはさらに、エッジの第1の数をエッジの第2の数と比較して、第1の数が第2の数よりも大きいかどうかを判定する。エッジの第1の数がエッジの第2の数よりも大きいと判定することに応答して、プロセッサは、第2の数のエッジの各々のデジタルメトリックデータにペイロード1400内で割り当てられるサンプルセットの数と比較して、第1の数のエッジの各々のデジタルメトリックデータに、ペイロード1420内で、より少ない数のサンプルセットを割り当てることを決定する。プロセッサは、通信コントローラ130又は136(図1A)などの通信コントローラに、第1の数のエッジの各々のデジタルメトリックデータに割り当てられるサンプルセットの数を示す命令を提供する。命令を受信すると、通信コントローラは、ペイロード1420を有するパケットを生成する。さらに、プロセッサは、通信コントローラに、第2の数のエッジの各々のデジタルメトリックデータに割り当てられるサンプルセットの数を示す別の命令を提供する。他の命令を受信すると、通信コントローラは、ペイロード1400を有するパケットを生成する。
ペイロード1420に記憶されるデジタルメトリックデータの定常状態の数は、ペイロード1400に記憶されるデジタルメトリックデータの定常状態の数よりも大きいことにも留意されたい。例えば、ペイロード1420は、3つの定常状態からサンプリングされたデジタルメトリックデータを含み、ペイロード1400は、1つの定常状態からサンプリングされたデジタルメトリックデータを含む。プロセッサ124又はプロセッサ132などのプロセッサは、ペイロード1420に記憶されるべきデジタルメトリックデータの定常状態の第1の数を計算する。定常状態の第1の数は、クロック信号の各サイクル中に発生する。同様に、プロセッサは、ペイロード1400に記憶されるべきデジタルメトリックデータの定常状態の第2の数を計算し、定常状態の第2の数は、クロック信号の各サイクル中に発生する。プロセッサはさらに、定常状態の第1の数を定常状態の第2の数と比較して、第1の数が第2の数よりも大きいかどうかを判定する。第1の数の定常状態が第2の数の定常状態よりも大きいと判定することに応答して、プロセッサは、第2の数の定常状態の各々のデジタルメトリックデータにペイロード1400内で割り当てられるサンプルセットの数と比較して、第1の数の定常状態の各々のデジタルメトリックデータに、ペイロード1420内で、より少ない数のサンプルセットを割り当てることを決定する。プロセッサは、通信コントローラ130又は136(図1A)などの通信コントローラに、第1の数の定常状態の各々のデジタルメトリックデータに割り当てられるサンプルセットの数を示す命令を提供する。命令を受信すると、通信コントローラは、ペイロード1420を有するパケットを生成する。さらに、プロセッサは、通信コントローラに、第2の数の定常状態の各々のデジタルメトリックデータに割り当てられるサンプルセットの数を示す別の命令を提供する。他の命令を受信すると、通信コントローラは、ペイロード1400を有するパケットを生成する。
一実施形態では、ペイロード1420は、最大バイトサイズによって制限される。
一実施形態では、パケット及びデータグラムという用語は、本明細書では同じ意味で使用される。
図14C-1は、定常状態の大量のデジタルメトリックデータがパケット間で分配され得ることを例示するための、パケット1、パケット2、パケット3、及びパケット4などの複数のパケットのペイロード1470、1472、1474、及び1476の一実施形態の図である。パケット1~4は、分析コントローラ106とプロセスコントローラ116(図2B)の間で転送される。パケット1のペイロード1470は、メトリックの状態S1に関連する、立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジなどのエッジのデジタルメトリックデータを含む。ペイロード1470の各サンプルセット1~Meは、アナログメトリックデータ202(図2A)又は222(図2B)の、立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジなどのエッジからADCプロセッサ210(図2B)によって出力されるデジタルメトリックデータを記憶し、エッジはメトリックデータの状態S1に関連しており、ここでMeは正の整数である。エッジは、メトリックデータの定常状態の隣にあり、例えば、先行する、又は直後に続いており、別の定常状態からの定常状態への遷移を提供する。例えば、ペイロード1470のサンプルセット1478Aは、プロット1202(図12A)の立ち上がりエッジをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。この例では、立ち上がりエッジは、プロット1202の定常状態の第1のインスタンスに先行し、かつその隣にある。さらに、この例では、プロット1202の定常状態の第1のインスタンスは状態S1である。例示すると、立ち上がりエッジは、時間t0と時間t0.5の間の時間間隔の間に発生する。さらに、この例示では、複数のサンプルセット1478Bの各々は、プロット1202の立ち上がりエッジをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。
パケット2のペイロード1472は、サンプルセット1478Aに続くサンプルセット1478Cを含み、サンプルセット1478Cの後に複数のサンプルセット1478Dが続く。例えば、ペイロード1472のサンプルセット1の後に、サンプルセット2~Neが続き、ここでNeはMeより大きく、かつ正の整数である。ペイロード1472のサンプルセット1478C及びサンプルセット1478Dの各々は、アナログメトリックデータ202(図2A)又は222(図2B)の定常状態をサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを記憶する。例えば、サンプルセット1478Cは、プロット1202の定常状態の第1のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるメトリックのデジタルメトリックデータを含む。プロット1202の定常状態の第1のインスタンスは、時間t0.5とt1.5の間に発生し、本明細書では状態S1と呼ばれる。さらに、サンプルセット1478Dの各々は、プロット1202の定常状態の第1のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサによって出力されるデジタルメトリックデータを含む。
パケット3のペイロード1474は、サンプルセット1478Dに続くサンプルセット1478Eを含み、サンプルセット1478Eの後に複数のサンプルセット1478Fが続く。例えば、ペイロード1474のサンプルセット1の後に、サンプルセット2~Nfが続き、ここでNfは正の整数である。ペイロード1474のサンプルセット1478E及びサンプルセット1478Fの各々は、アナログメトリックデータ202(図2A)又は222(図2B)の定常状態からADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを記憶する。例えば、サンプルセット1478Eは、プロット1202の定常状態S1の第1のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるメトリックのデジタルメトリックデータを含む。さらに、この例では、サンプルセット1478Fの各々は、プロット1202の定常状態の第1のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。
パケット4のペイロード1476は、サンプルセット1478Fに続くサンプルセット1478Gを含み、サンプルセット1478Gの後に複数のサンプルセット1478Hが続く。例えば、ペイロード1476のサンプルセット1の後にサンプルセット2~Ngが続き、ここでNgは正の整数である。ペイロード1476のサンプルセット1478G及びサンプルセット1478Hの各々は、アナログメトリックデータ202(図2A)又は222(図2B)の定常状態からADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを記憶する。例えば、サンプルセット1478Gは、プロット1202の定常状態S1の第1のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるメトリックのデジタルメトリックデータを含む。さらに、この例では、サンプルセット1478Hの各々は、プロット1202の定常状態の第1のインスタンスをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。例示されるように、パケット2~4のペイロードは、プロット1202の定常状態の第1のインスタンスをサンプリングすることによって出力されたメトリックのデジタルメトリックデータを含む。
ペイロード1470、1472、1474、及び1476のいずれかの各サンプルセットは、数Pのバイトに制限される。
図14C-2は、定常状態S2に関連するエッジのデジタルメトリックデータを含む、パケット5のペイロード1480の一実施形態の図である。パケット5は、分析コントローラ106とプロセスコントローラ116(図2B)の間で転送される。パケット5のペイロード1480は、メトリックの状態S2に関連する、立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジなどのエッジに関するメトリックデータを含む。ペイロード1480の各サンプルセット1~Mfは、アナログメトリックデータ202(図2A)又は222(図2B)の、立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジなどのエッジをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210(図2B)によって出力されるデジタルメトリックデータを記憶し、エッジはメトリックデータの状態S2に関連しており、ここでMfは正の整数である。エッジは、メトリックデータの定常状態の隣にあり、例えば、先行する、又は直後に続いており、別の定常状態からの定常状態への遷移を提供する。例えば、ペイロード1480のサンプルセット1478Iは、プロット1202(図12A)の立ち下がりエッジをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。この例では、立ち下がりエッジは、プロット1202の定常状態の第2のインスタンスに先行し、かつその隣にある。さらに、この例では、プロット1202の定常状態の第2のインスタンスは状態S2である。例示すると、立ち下がりエッジは、時間t1.5と時間t2.25の間の時間間隔の間に発生する。さらに、この例示では、複数のサンプルセット1478Jの各々は、プロット1202の立ち下がりエッジをサンプリングすることによって、ADCプロセッサ210によって出力されるデジタルメトリックデータを含む。
ペイロード1480の各サンプルセットは数Pのバイトに制限される。
パケット2~4に記憶されたデジタルメトリックデータの定常状態のサンプルセットの数は、ペイロード1400(図14A)に記憶されたデジタルメトリックデータの定常状態のサンプルセットの数よりも大きいことにも留意されたい。例えば、ペイロード1472、1474、及び1476は、1つの状態からサンプリングされたデジタルメトリックデータを含み、ペイロード1400は、1つの定常状態からサンプリングされたデジタルメトリックデータを含む。プロセッサ124又はプロセッサ132などのプロセッサは、ペイロード1472、1474、及び1476に記憶されるべきデジタルメトリックデータの定常状態の第1のタイムウィンドウを計算する。定常状態は、クロック信号の各サイクル中に発生する。同様に、プロセッサは、ペイロード1400に記憶されるべきデジタルメトリックデータの定常状態の第2のタイムウィンドウを計算し、定常状態はクロック信号の各サイクル中に発生する。プロセッサはさらに、第1のタイムウィンドウを第2のタイムウィンドウと比較して、第1のタイムウィンドウが第2のタイムウィンドウよりも大きいかどうかを判定する。第1のタイムウィンドウの定常状態が第2のタイムウィンドウよりも大きいと判定することに応答して、プロセッサは、ペイロード1400に記憶されるデジタルメトリックデータの量と比較して、より多い量のデジタルメトリックデータを、ペイロード1472、1474、及び1476に記憶することを決定する。さらに、第1のタイムウィンドウが第2のタイムウィンドウよりも大きいと判定することに応答して、プロセッサは、第2のタイムウィンドウの間に収集されたデジタルメトリックデータに割り当てられたパケットの第2の数と比較して、第1のタイムウィンドウの間に収集されたデジタルメトリックデータにパケットの第1の数を割り当てることを決定する。パケットの第1の数はパケットの第2の数よりも大きい。プロセッサは、通信コントローラ130又は136(図1A)などの通信コントローラに、第1のタイムウィンドウの間に収集されたデジタルメトリックデータに割り当てられるパケットの第1の数を示す命令を提供する。命令を受信すると、通信コントローラは、ペイロード1472、1474、及び1476を有するパケットを生成する。さらに、プロセッサは、通信コントローラに、第2のタイムウィンドウの間に収集されたデジタルメトリックデータに割り当てられるパケットの第2の数を示す別の命令を提供する。他の命令を受信すると、通信コントローラはペイロード1400を有するパケットを生成する。
図15は、MPS1514の詳細を例示するための、システム1500の一実施形態の図である。MPS1514は、MPSのa1~a(n+M)(図1B)のいずれかの一例である。システム1500は、MPS1514と、接続1510と、プラズマチャンバ152と含む。MPS1514は、入力部1502と、出力部1504と、リアクタンス回路1506とを含む。入力部1502の一例は、信号発生器及びゲートドライバの一部を含む。信号発生器の一例は、デジタル波形又はパルストレインなどの矩形波信号を生成する矩形波オシレータである。矩形波は、ハイ又は1などの第1の論理レベルと、ロー又は0などの第2の論理レベルの間でパルスを発生させる。出力部1504の一例として、ゲートドライバの残りの部分と、ハーフブリッジトランジスタ回路が挙げられる。さらに、リアクタンス回路1506の一例として、可変コンデンサが挙げられる。リアクタンス回路1506の別の例として、固定コンデンサが挙げられる。
入力部1502は、出力部1504に接続され、出力部1504はリアクタンス回路1506にさらに接続される。リアクタンス回路1506は接続1510を介して、プラズマチャンバ152内に配置された電極1508に接続される。電極1508の例として、チャック118(図1B)の下部電極、RFコイル154A、RFコイル154B、及びRFコイル154C(図1B)が挙げられる。
入力部1502は、複数の矩形波信号を生成し、矩形波信号を出力部1504に提供する。出力部1504は、入力部1504から受信した複数の矩形波信号から増幅矩形波形を生成する。さらに、出力部1504は、増幅矩形波形の、ピークツーピーク振幅などのエンベロープを整形する。例えば、整形制御信号1508が、入力部1502から出力部1504に供給されて、エンベロープを生成する。整形制御信号1508は、増幅矩形波形を整形するための複数の電圧値を有する。
整形された増幅矩形波形は、出力部1504からリアクタンス回路1506に送信される。リアクタンス回路1506は、増幅矩形波形の高次高調波を除去し、例えば、フィルタリングするなどし、基本周波数を有する整形正弦波形であるRF信号1512を生成する。RF信号1512の例として、RF信号140a1、140a2、140an、140a(n+1)、及び140a(n+m)が挙げられる。整形正弦波形は、整形されたエンベロープを有する。
RF信号1512は、基板Sを処理するために、接続1510を介してリアクタンス回路1506から電極1508に送信される。さらに、フッ素含有ガス、酸素含有ガス、窒素含有ガス、金属及び誘電体の堆積用の液体などの1つ又は複数のプロセス材料がプラズマチャンバ152に供給される。整形正弦波形及び1つ又は複数のプロセス材料を受け取ると、プラズマは、基板Sを処理するためにプラズマチャンバ152内で点灯される。MPS1514の一例は、米国特許第10,264,663号に提供されており、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
いくつかの実施形態では、入力部1502は、信号発生器を有するコントローラボードを含み、かつゲートドライバをさらに含み、出力部は、ハーフブリッジトランジスタ回路を含む。コントローラボードは、信号発生器を制御して所定の周波数で矩形波信号を生成するために、信号発生器に接続されたコントローラを含む。
本明細書で説明された実施形態は、ハンドヘルドハードウェアユニット、マイクロプロセッサシステム、マイクロプロセッサベース又はプログラマブル家電、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなどを含む様々なコンピュータシステム構成で実施されてもよい。本実施形態は、ネットワークを介してリンクされている遠隔処理ハードウェアユニットによってタスクが実行される分散コンピューティング環境においても実施できる。
いくつかの実施形態では、コントローラはシステムの一部であり、システムは上述の例の一部であり得る。このようなシステムは、1つ又は複数の処理ツール、1つ又は複数のチャンバ、1つ又は複数の処理用プラットフォーム、及び/又は特定の処理コンポーネント(ウェハ台座、ガス流システムなど)を含む半導体処理装置を含む。これらのシステムは、半導体ウェハ又は基板の処理前、処理中、及び処理後にそれらの動作を制御するための電子機器と統合される。電子機器は「コントローラ」と呼ばれることもあり、1つ又は複数のシステムの様々なコンポーネント又は子部品を制御してもよい。コントローラは、処理要件及び/又はシステムの種類に応じて、プロセスガスの送達、温度設定(例えば、加熱及び/又は冷却)、圧力設定、真空設定、電力設定、RF発生器設定、RF整合回路設定、周波数設定、流量設定、液体送達設定、位置及び動作設定、ツールへのウェハの搬入出、並びに、システムに接続又は連動する他の搬送ツール及び/又はロードロックへのウェハの搬入出を含む、本明細書に開示されるプロセスのいずれかを制御するようにプログラムされている。
大まかに言えば、様々な実施形態において、コントローラは、命令を受信し、命令を発行し、動作を制御し、洗浄動作を可能にし、エンドポイント測定を可能にするなどの、様々な集積回路、論理、メモリ、及び/又はソフトウェアを有する電子機器として定義される。集積回路は、プログラム命令を記憶するファームウェアの形態のチップ、DSPs、ASICsとして定義されるチップ、PLDs、及び/又はプログラム命令(例えば、ソフトウェア)を実行する1つ又は複数のマイクロプロセッサ若しくはマイクロコントローラを含む。プログラム命令は、半導体ウェハに対して、半導体ウェハのために、又はシステムに対して、特定のプロセスを実行するための動作変数を定義する、様々な個々の設定(又はプログラムファイル)の形態でコントローラに通信される命令である。動作変数は、いくつかの実施形態において、1つ又は複数の層、材料、金属、酸化物、シリコン、二酸化シリコン、表面、回路、及び/又はウェハのダイの製造中に1つ又は複数の処理ステップを達成するためにプロセスエンジニアによって定義されるレシピの一部である。
コントローラは、いくつかの実施形態において、システムに統合された、システムに接続された、そうでなければシステムにネットワーク接続された、又はそれらの組み合わせであるコンピュータの一部であり、又はそのようなコンピュータに接続されている。例えば、コントローラは、「クラウド」、すなわちファブホストコンピュータシステムの全体又は一部であり、これによりウェハ処理の遠隔アクセスが可能になる。コンピュータは、製造動作の現在の進行状況を監視し、過去の製造動作の履歴を調査し、複数の製造動作から傾向又は性能メトリックを調査し、現在の処理の変数を変更し、処理ステップを設定して現在の処理を追跡し、又は新たなプロセスを開始するために、システムへの遠隔アクセスを可能にする。
いくつかの実施形態では、遠隔コンピュータ(例えば、サーバ)は、ネットワークを介してシステムにプロセスレシピを提供し、ネットワークはローカルネットワーク又はインターネットを含む。遠隔コンピュータは、変数及び/又は設定の入力又はプログラミングを可能にするユーザインタフェースを含み、変数及び/又は設定は次いで遠隔コンピュータからシステムへと伝達される。いくつかの例では、コントローラは、1つ又は複数の動作中に実施される処理ステップのそれぞれの変数を指定する、データの形式の命令を受け取る。変数は、実施されるプロセスの種類及びコントローラがインタフェース接続する又は制御するように構成されたツールの種類に特有のものであることを理解されたい。したがって、上述したように、コントローラは、共にネットワーク化され、本明細書に記載のプロセス及び制御などの共通の目的にむけて動作する1つ又は複数の個別のコントローラを含むことなどにより、分散されている。そのような目的のための分散型コントローラの一例は、遠隔地に設置され(プラットフォームレベルで、又は遠隔コンピュータの一部としてなど)、チャンバでのプロセスを協同で制御する1つ又は複数の集積回路と通信するチャンバ上の1つ又は複数の集積回路を含む。
様々な実施形態において、システムの例は、プラズマエッチングチャンバ又はモジュール、成膜チャンバ又はモジュール、スピンリンスチャンバ又はモジュール、金属メッキチャンバ又はモジュール、洗浄チャンバ又はモジュール、ベベルエッジエッチングチャンバ又はモジュール、物理蒸着(PVD)チャンバ又はモジュール、化学蒸着(CVD)チャンバ又はモジュール、原子層堆積(ALD)チャンバ又はモジュール、原子層エッチング(ALE)チャンバ又はモジュール、イオン注入チャンバ又はモジュール、トラックチャンバ又はモジュール、並びに半導体ウェハの製作及び/又は製造に関連する、又は使用される、任意の他の半導体処理システムを含むが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、上述の動作は、様々な種類のプラズマチャンバ、例えば、誘導結合プラズマ(ICP)リアクタを含むプラズマチャンバ、容量結合プラズマチャンバ、トランス結合プラズマチャンバ、容量結合プラズマリアクタ、コンダクタツール、誘電体ツール、電子サイクロトロン共鳴(ECR)リアクタを含むプラズマチャンバなどに適用されることにさらに留意する。
上述のように、ツールによって実行される1つ又は複数のプロセスステップに応じて、コントローラは、他のツール回路又はモジュール、他のツールコンポーネント、クラスタツール、他のツールインタフェース、隣接ツール、近隣ツール、工場全体に配置されたツール、メインコンピュータ、別のコントローラ、又は半導体製造工場内のツール位置及び/又はロードポートへウェハの容器を搬入出する材料搬送に用いられるツールの、1つ又は複数と通信する。
上述の実施形態を念頭に置いて、本実施形態のいくつかは、コンピュータシステムに記憶されたデータを含む様々なコンピュータ実装動作を採用することを理解されたい。これらの動作は、物理的に物理量を操作するものである。本実施形態の一部を形成する本明細書に記載された動作のいずれもが、有用な機械動作である。
また、本実施形態のいくつかは、これらの動作を実行するためのハードウェアユニット又は装置に関連する。装置は、専用コンピュータのために特別に作られたものである。専用コンピュータとして定義した場合、コンピュータは、特殊用途のために動作可能でありながら、特殊用途に属さない他の処理、プログラムの実行、又はルーチンを実行する。
いくつかの実施形態では、動作は、コンピュータメモリ、キャッシュに記憶された、又はコンピュータネットワークを介して取得された1つ又は複数のコンピュータプログラムによって選択的に起動又は構成されたコンピュータによって処理されてもよい。データがコンピュータネットワークを介して取得される場合、データは、コンピュータネットワーク上、例えば計算資源のクラウドの、他のコンピュータによって処理されてもよい。
1つ又は複数の実施形態は、非一時的コンピュータ可読媒体上のコンピュータ可読コードとして作製することもできる。非一時的コンピュータ可読媒体は、データを記憶する任意のデータストレージハードウェアユニット、例えばメモリデバイス等であり、データは後でコンピュータシステムによって読み取られる。非一時的コンピュータ可読媒体の例として、ハードドライブ、ネットワークアタッチトストレージ(NAS)、ROM、RAM、コンパクトディスクROM(CD-ROMs)、CDレコーダブル(CD-Rs)、CDリライタブル(CD-RWs)、磁気テープ、並びに他の光学及び非光学データストレージハードウェアユニットが挙げられる。いくつかの実施形態では、非一時的コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読コードが分散方式で記憶され実行されるように、ネットワーク結合されたコンピュータシステム上に分散されたコンピュータ可読有形媒体を含む。
上述の方法動作は特定の順序で説明されたが、様々な実施形態において、動作間に他のハウスキーピング動作が実行されるか、方法動作がわずかに異なる時間に発生するように調整されるか、様々な間隔で方法動作の発生を可能にするシステムにおいて分散されるか、又は上記とは異なる順序で実行されることを理解されたい。
一実施形態において、本開示で説明された様々な実施形態で説明された範囲から逸脱することなく、上述した任意の実施形態からの1つ又は複数の特徴が、任意の他の実施形態の1つ又は複数の特徴と組み合わせられることにさらに留意されたい。
前述の実施形態は、理解を明確にする目的である程度詳細に説明されたが、添付の特許請求の範囲の範囲内で特定の変更及び変形が実施可能であることは明らかであろう。したがって、本実施形態は、例示的なものであって制限的なものではないとみなされ、かつ本実施形態は、本明細書で与えられる詳細に限定されるものではなく、むしろ添付の特許請求の範囲の範囲内及びその均等物の範囲内で変形されてもよい。
Claims (27)
- プラズマツールを制御する方法であって、
プロセッサによって、プラズマツールからメトリックデータの第1のセットを受信することと、
メトリックデータの前記第1のセットを分析して、メトリックデータの第2のセットをキャプチャするための第1の位置及び第1のタイムウィンドウを判定することと、
前記プロセッサによって、前記第1の位置及び前記第1のタイムウィンドウを前記プラズマツールのデータ処理システムに提供することと、
前記第1の位置で、かつ前記第1のタイムウィンドウに関してキャプチャされたメトリックデータの前記第2のセットを受信することと、
メトリックデータの前記第2のセットを分析して変数データを生成することと、
前記変数データに従って前記プラズマツールを制御することと
を含む、方法。 - 請求項1に記載の方法であって、前記第1のタイムウィンドウが、第1の時間及び第2の時間を含み、前記第1の位置が前記第1の時間にある、方法。
- 請求項2に記載の方法であって、前記第1のタイムウィンドウ外のメトリックデータの第3のセットはキャプチャされない、方法。
- 請求項1に記載の方法であって、前記プラズマツールが、RF発生器又はマッチレスプラズマ源を含む、方法。
- 請求項1に記載の方法であって、前記メトリックデータの前記第1のセットを分析することが、
メトリックデータの前記第1のセットの部分が所定の範囲内にあるかどうかを判定することと、
メトリックデータの前記第1のセットの前記部分が前記所定の範囲内にある前記第1の位置及び前記第1のタイムウィンドウを判定することと
を含む、方法。 - 請求項5に記載の方法であって、前記所定の範囲が、メトリックデータの前記第1のセットの前記部分の定常状態に対応する、方法。
- 請求項1に記載の方法であって、前記メトリックデータの前記第1のセットを分析することが、
メトリックデータの前記第1のセットの部分が所定の範囲外にあるかどうかを判定することと、
メトリックデータの前記第1のセットの前記部分が前記所定の範囲外にある前記第1の位置及び前記第1のタイムウィンドウを判定することと
を含む、方法。 - 請求項7に記載の方法であって、前記所定の範囲が、メトリックデータの前記第1のセットの前記部分の遷移状態に対応し、前記遷移状態の間、メトリックデータの前記第1のセットの前記部分が、メトリックデータの前記第1のセットの第1の定常状態から、メトリックデータの前記第1のセットの第2の定常状態に遷移する、方法。
- 請求項1に記載の方法であって、前記タイムウィンドウが、前記プラズマツールのプラズマ源によって生成されたRF信号の状態、又はサブ状態、又はスライスを定義する、方法。
- 請求項1に記載の方法であって、前記メトリックデータの前記第2のセットを分析して前記変数データを生成することが、
メトリックデータの前記第2のセットから第1の統計値を判定することと、
前記第1の統計値に基づいて前記変数データを判定することと
を含む、方法。 - 請求項10に記載の方法であって、
第2の位置で第2のタイムウィンドウに関してキャプチャされたメトリックデータの第3のセットを受信することと、
メトリックデータの前記第3のセットから第2の統計値を判定することと、
をさらに含み、
前記メトリックデータの前記第2のセットを分析して前記変数データを生成することが、
前記第1の統計値と前記第2の統計値の間にコンセンサスが存在するかどうかを判定することと、
前記第1の統計値と前記第2の統計値の間にコンセンサスが存在すると判定することに応答して、前記変数データを判定することと
を含む、
方法。 - 請求項1に記載の方法であって、前記メトリックデータの前記第2のセットを分析して前記変数データを生成することが、
メトリックデータの前記第2のセットのサンプルの数が所定の閾値を超えるかどうかを判定することと、
メトリックデータの前記第2のセットのサンプルの前記数が前記所定の閾値を超えると判定することに応答して、メトリックデータの前記第2のセットから統計値を判定することと、
前記統計値に基づいて前記変数データを判定することと
を含む、方法。 - 請求項1に記載の方法であって、前記プロセッサによって、メトリックデータの前記第2のセットが収集されるべきサイクルの第1の数を提供することをさらに含む、方法。
- 請求項13に記載の方法であって、サイクルの前記第1の数が1であり、
メトリックデータの前記第1のセットを分析して、メトリックデータの第3のセットをキャプチャするための第2の位置及び第2のタイムウィンドウを判定することと、
前記プロセッサによって、前記第2の位置及び前記第2のタイムウィンドウを前記プラズマツールの前記データ処理システムに提供することと、
前記プロセッサによって、メトリックデータの前記第3のセットが収集されるべきサイクルの第2の数を提供することと
を含み、
前記第2の数の前記サイクルが、前記第1の数の前記サイクルの後に続く、
方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
デジタルパルス信号を生成することと、
メトリックデータの前記第1のセットの部分をサンプリングするレートを示す前記デジタルパルス信号を前記データ処理システムに提供することと
をさらに含み、
前記部分が、メトリックデータの前記第1のセットの状態、又はサブ状態、又はスライスに対応し、前記部分がメトリックデータの前記第2のセットを形成する、
方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
前記プラズマツールのプラズマ源からデジタルパルス信号を受信することと、
メトリックデータの前記第2のセットをサンプリングするレートを示す前記デジタルパルス信号を前記データ処理システムに提供することと
をさらに含む、方法。 - 請求項1に記載の方法であって、メトリックデータの前記第2のセットが前記データ処理システムから前記プロセッサによって受信される期間の間に、メトリックデータの前記第1のセットの部分が前記データ処理システムによってキャプチャされない、方法。
- 請求項1に記載の方法であって、
前記第1の位置で前記第1のタイムウィンドウに関してキャプチャされたメトリックデータの第3のセットを受信することをさらに含み、
メトリックデータの前記第3のセットが、メトリックデータの前記第2のセットがキャプチャされるサイクルとは異なるサイクルの間にキャプチャされ、前記メトリックデータの前記第2のセットを分析して前記変数データを生成することが、メトリックデータの前記第2のセット及び前記第3のセットを比較して、前記第2のセットと前記第3のセットの間の不一致を識別することと、前記変数データを生成して前記不一致を低減することとを含む、
方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
前記第1の位置で、かつ前記第1のタイムウィンドウに関してキャプチャされたメトリックデータの第3のセットを、第2のプラズマツールの第2のデータ処理システムから受信することをさらに含み、
前記メトリックデータの前記第2のセットを分析して前記変数データを生成することが、メトリックデータの前記第2のセット及び前記第3のセットを比較して、前記第2のセットと前記第3のセットの間の不一致を識別することと、前記変数データを生成して前記不一致を低減することとを含む、
方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
メトリックデータの第3のセットを、前記データ処理システムから受信することと、
メトリックデータの前記第3のセットが、メトリックデータの前記第2のセットの遷移状態の数と比較して、より多い数の遷移状態を含むかどうか、及びメトリックデータの前記第2のセットの定常状態の数と比較して、より多い数の定常状態を含むかどうかを判定することと、
メトリックデータの前記第3のセットが前記より多い数の定常状態を含むと判定することに応答して、メトリックデータの前記第2のセットの前記定常状態の各々に第2のパケットの第2のペイロード内で割り当てられたサンプルセットの数と比較して、第1のパケットの第1のペイロード内のより少ない数のサンプルセットを、メトリックデータの前記第3のセットの前記定常状態の各々に割り当てることと、
メトリックデータの前記第3のセットが前記より多い数の遷移状態を含むと判定することに応答して、メトリックデータの前記第2のセットの前記遷移状態の各々に前記第2のパケットの前記第2のペイロード内で割り当てられたサンプルセットの数と比較して、前記第1のパケットの前記第1のペイロード内のより少ない数のサンプルセットを、メトリックデータの前記第3のセットの前記遷移状態の各々に割り当てることと
をさらに含む、方法。 - 請求項1に記載の方法であって、
前記データ処理システムからメトリックデータの第3のセットを受信することと、
メトリックデータの前記第3のセットが、メトリックデータの前記第2のセットの定常状態に対応するデータの量と比較して、定常状態に対応するより多い量のデータを含むかどうかを判定することと、
メトリックデータの前記第3のセットが前記より多い量のデータを含むと判定することに応答して、メトリックデータの前記第2のセットの前記定常状態内で割り当てられたパケットの数と比較して、より多い数のパケットをメトリックデータの前記第3のセットの前記定常状態に割り当てることと
をさらに含む、方法。 - プラズマツールを制御するためのコントローラであって、
プラズマツールからメトリックデータの第1のセットを受信し、
前記第1のセットのメトリックデータを分析して、メトリックデータの第2のセットをキャプチャするために使用される第1の位置及び第1のタイムウィンドウを判定し、
前記第1の位置及び前記第1のタイムウィンドウを、前記プラズマツールのデータ処理システムに提供し、
前記第1の位置で、かつ前記第1のタイムウィンドウに関してキャプチャされたメトリックデータの前記第2のセットを受信し、
メトリックデータの前記第2のセットを分析して変数データを生成し、かつ
前記変数データに従って前記プラズマツールを制御する
ように構成されたプロセッサと、
前記プロセッサに接続されたメモリデバイスと
を含む、コントローラ。 - 請求項22に記載のコントローラであって、メトリックデータの前記第1のセットを分析するために、前記プロセッサが、
メトリックデータの前記第1のセットの部分が所定の範囲内にあるかどうかを判定し、かつ
メトリックデータの前記第1のセットの前記部分が前記所定の範囲内にある前記第1の位置及び前記第1のタイムウィンドウを判定する
ように構成されており、
前記所定の範囲が、メトリックデータの前記第1のセットの前記部分の定常状態に対応する、
コントローラ。 - 請求項22に記載のコントローラであって、メトリックデータの前記第1のセットを分析するために、前記プロセッサが、
メトリックデータの前記第1のセットの部分が所定の範囲外にあるかどうかを判定し、かつ
メトリックデータの前記第1のセットの前記部分が前記所定の範囲外にある前記第1の位置及び前記第1のタイムウィンドウを判定する
ように構成されており、
前記所定の範囲が、メトリックデータの前記第1のセットの前記部分の遷移状態に対応し、前記遷移状態の間、メトリックデータの前記第1のセットの前記部分が、メトリックデータの前記第1のセットの第1の定常状態からメトリックデータの前記第1のセットの第2の定常状態に遷移する、
コントローラ。 - 高周波(RF)信号を生成するように構成されたプラズマ源と、
データ処理装置と、
前記データ処理装置及び前記プラズマ源に接続されたコントローラと
を含み、前記コントローラが、
RFセンサから、前記RF信号に関連するメトリックデータの第1のセットを受信し、
前記第1のセットのメトリックデータを分析して、メトリックデータの第2のセットをキャプチャするために使用される第1の位置及び第1のタイムウィンドウを判定し、
前記第1の位置及び前記第1のタイムウィンドウを前記データ処理システムに提供し、
前記第1の位置で、かつ前記第1のタイムウィンドウに関してキャプチャされたメトリックデータの前記第2のセットを受信し、
メトリックデータの前記第2のセットを分析して、変数データを生成し、かつ
前記変数データに従って前記プラズマ源を制御する
ように構成されている、
プラズマシステム。 - 請求項25に記載のプラズマシステムであって、メトリックデータの前記第1のセットを分析するために、前記コントローラが、
メトリックデータの前記第1のセットの部分が所定の範囲内にあるかどうかを判定し、かつ
メトリックデータの前記第1のセットの前記部分が前記所定の範囲にある前記第1の位置及び前記第1のタイムウィンドウを判定する
ように構成されており、
前記所定の範囲が、メトリックデータの前記第1のセットの前記部分の定常状態に対応する、
プラズマシステム。 - 請求項25に記載のプラズマシステムであって、メトリックデータの前記第1のセットを分析するために、前記コントローラが、
メトリックデータの前記第1のセットの部分が所定の範囲外にあるかどうかを判定し、かつ
メトリックデータの前記第1のセットの前記部分が前記所定の範囲外にある前記第1の位置及び前記第1のタイムウィンドウを判定する
ように構成されており、
前記所定の範囲が、メトリックデータの前記第1のセットの前記部分の遷移状態に対応し、前記遷移状態の間、メトリックデータの前記第1のセットの前記部分が、メトリックデータの前記第1のセットの第1の定常状態からメトリックデータの前記第1のセットの第2の定常状態に遷移する、
プラズマシステム。
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