JP2023540512A - 無線lanシステムにおけるmld間リンクに対する情報を獲得する方法及び装置 - Google Patents

無線lanシステムにおけるmld間リンクに対する情報を獲得する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

無線LANシステムにおいて、MLD間リンクに対する情報を獲得する方法及び装置が提案される。具体的には、受信MLDは送信MLDに第1リンクを介してプローブ要求フレームを送信する。受信MLDは送信MLDから第1リンクを介してプローブ応答フレームを受信する。送信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1送信STA、第2リンクにおいて動作する第2送信STA及び第3リンクにおいて動作する第3送信STAを含む。受信MLDは第1リンクにおいて動作する第1受信STAを含む。第1受信STAが第2及び第3リンクに対する情報を要求する場合、プローブ要求フレームは第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含む。第1受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、プローブ要求フレームは全てのリンクに対するリンク識別子を含まない。【選択図】図30

Description

本明細書は無線LANシステムにおけるマルチリンク動作に関するもので、より具体的には、MLD間リンクに対する情報を獲得する方法及び装置に関するものである。
WLAN(wireless local area network)は様々な方法で改善されてきた。例えば、IEEE802.11ax規格はOFDMA(orthogonal frequency division multiple access)及びDL MU MIMO(downlink multi-user multiple input,multiple output)技術を用いて、改善された通信環境を提案した。
本明細書は新しい通信規格において活用できる技術的な特徴を提案する。例えば、新しい通信規格は最近議論になっているEHT(Extreme high throughput)規格である。EHT規格は新しく提案された帯域幅の増加、改善されたPPDU(PHY layer protocol data unit)構造、改善されたシーケンス、HARQ(Hybrid automatic repeat request)技術などを使用できる。EHT規格はIEEE802.11be規格と呼べる。
新しい無線LAN規格では増加された個数の空間ストリームが用いられる。この場合、増加された個数の空間ストリームを適切に使用するために無線LANシステム内でのシグナリング技術を改善する必要がある。
本明細書は無線LANシステムにおいてMLD間リンクに対する情報を獲得する方法及び装置を提案する。
本明細書の一例においてMLD間リンクに対する情報を獲得する方法を提案する。
本実施形態は次世代無線LANシステム(IEEE 802.11be又はEHT無線LANシステム)がサポートされるネットワーク環境において実行することができる。前記次世代無線LANシステムは802.11axシステムを改善した無線LANシステムとして802.11axシステムと下位互換性(backward compatibility)を満たすことができる。
本実施形態はMLD通信において受信MLDのSTAが送信MLDの全てのリンク又は一部のリンクに対する情報を要求する方法及び装置を提案する。前記送信MLDはAP MLDであり、前記受信MLDは非AP MLDであり得る。
受信MLD(Multi-link Device)は送信MLDに第1リンクを介してプローブ要求フレームを送信する。
前記受信MLDは前記送信MLDから前記第1リンクを介してプローブ応答フレームを受信する。
一例として、前記送信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1送信STA(station)、第2リンクにおいて動作する第2送信STA及び第3リンクにおいて動作する第3送信STAを含む。前記受信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1受信STAを含む。前記受信MLDは前記第2リンクにおいて動作する第2受信STA及び前記第3リンクにおいて動作する第3受信STAをさらに含むことができる。
前記第1受信STAが前記第2及び第3リンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは前記第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含む。すなわち、前記第1受信STAが特定のリンクに対する情報のみを前記第1送信STAから提供を希望する場合、前記プローブ要求フレームに前記特定のリンクに対するリンク識別子を含めて必要な情報を指示することができる。
本明細書において提案された実施形態によれば、受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、全てのリンクに対する識別子を含める必要がないため(全てのリンクに対する識別子を省略するか除いて)プローブ要求フレームのオーバーヘッドを減らせる効果がある。
本明細書の送信装置及び/または受信装置の一例を示す。 無線LAN(WLAN)の構造を示した概念図である。 通常のリンク設定(link setup)過程を説明する図面である。 IEEE規格において用いられるPPDUの一例を示した図面である。 UL-MUに係る動作を示す。 トリガーフレームの一例を示す。 トリガーフレームの共通情報(common information)フィールドの一例を示す。 ユーザ情報(per user information)フィールドに含まれているサブフィールドの一例を示す。 UORA技術の技術的な特徴を説明する。 本明細書に用いられるPPDUの一例を示す。 本明細書の送信装置及び/又は受信装置の変形例を示す。 非AP MLDの構造の例を示す。 Link setupプロセスを介してAP MLD及び非AP MLDが接続される例を示す。 Linkが変更又は再接続される例を示す。 Linkが変更又は再接続される具体的な例を示す。 link変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。 link変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。 link変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。 link変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。 other APに関する情報を要求するための非AP MLDの動作を示す。 STA ratio per Linkの具体的な例を示す。 link変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。 link変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。 link変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。 Request IEフォーマットの一例を示す。 Extended Request IEフォーマットの一例を示す。 PV 1 Probe Response Option elementフォーマットの一例を示す。 802.11beにおいて定義されたML elementフォーマットの一例を示す。 Probe Request variant Multi-Link要素のPer-STA Profile subelementを示す。 本実施形態に係る送信MLDが受信MLDにプローブ応答フレームに基づいて送信MLDが含むAPの情報を提供する手順を示したフロー図である。 本実施形態に係る受信MLDが送信MLDにプローブ要求フレームに基づいて送信MLDが含むAPの情報を要求する手順を示したフロー図である。
本明細書において「AまたはB(A or B)」は「ただA」、「ただB」または「AとBの両方とも」を意味することができる。また、本明細書において「AまたはB(A or B)」は「A及び/またはB(A and/or B)」と解釈されることができる。例えば、本明細書において「A、BまたはC(A、B or C)」は「ただA」、「ただB」、「ただC」、または「A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)」を意味することができる。
本明細書で使われるスラッシュ(/)や読点(comma)は「及び/または(and/or)」を意味することができる。例えば、「A/B」は「A及び/またはB」を意味することができる。それによって、「A/B」は「ただA」、「ただB」、または「AとBの両方とも」を意味することができる。例えば、「A、B、C」は「A、BまたはC」を意味することができる。
本明細書において「少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)」は、「ただA」、「ただB」または「AとBの両方とも」を意味することができる。また、本明細書において「少なくとも一つのAまたはB(at least one of A or B)」や「少なくとも一つのA及び/またはB(at least one of A and/or B)」という表現は「少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)」と同様に解釈されることができる。
また、本明細書において「少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)」は、「ただA」、「ただB」、「ただC」、または「A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)」を意味することができる。また、「少なくとも一つのA、BまたはC(at least one of A、B or C)」や「少なくとも一つのA、B及び/またはC(at least one of A、B and/or C)」は「少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)」を意味することができる。
また、本明細書で使われる括弧は「例えば(for example)」を意味することができる。具体的には、「制御情報(PDCCH)」で表示された場合、「制御情報」の一例として「PDCCH」が提案されたものである。また、本明細書の「制御情報」は「PDCCH」に制限(limit)されずに、「PDDCH」が「制御情報」の一例として提案されたものである。また、「制御情報(即ち、PDCCH)」で表示された場合も、「制御情報」の一例として「PDCCH」が提案されたものである。
本明細書において、一つの図面内で個別的に説明される技術的特徴は、個別的に具現されることもでき、同時に具現されることもできる。
本明細書の以下の一例は様々な無線通信システムに適用される。例えば、本明細書の以下の一例は無線LAN(wireless local area network,WLAN)システムに適用される。例えば、本明細書はIEEE802.11a/g/n/acの規格や、IEEE802.11ax規格に適用される。また、本明細書は新しく提案されるEHT規格またはIEEE802.11be規格にも適用される。また、本明細書の一例はEHT規格またはIEEE802.11beを改善(enhance)した新しい無線LAN規格にも適用される。また、本明細書の一例は移動通信システムに適用される。例えば、3GPP(登録商標)(3rd Generation Partnership Project)規格に基づくLTE(Long Term Evolution)及びその進化(evoluation)に基づく移動通信システムに適用される。また、本明細書の一例は3GPP規格に基づく5GNR規格の通信システムに適用される。
以下、本明細書の技術的な特徴を説明するために本明細書が適用される技術的な特徴を説明する。
図1は本明細書の送信装置及び/または受信装置の一例を示す。
図1の一例は以下で説明される様々な技術的な特徴を実行することができる。図1は少なくとも一つのSTA(station)に関連する。例えば、本明細書のSTA(110、120)は移動端末(mobile terminal)、無線機器(wireless device)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装置(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、移動加入者ユニット(Mobile Subscriber Unit)または単にユーザ(user)などの様々な名称として呼ばれる。本明細書のSTA(110、120)はネットワーク、基地局(Base Station)、Node-B、AP(Access Point)、リピータ、ルータ、リレーなどの様々な名称で呼ばれる。本明細書のSTA(110、120)は受信装置、送信装置、受信STA、送信STA、受信Device、送信Deviceなど様々な名称で呼ばれる。
例えば、STA(110、120)はAP(Access Point)役割を実行するかnon-AP役割を実行することができる。すなわち、本明細書のSTA(110、120)はAP及び/またはnon-APの機能を実行することができる。本明細書においてAPはAP STAとも表示できる。
本明細書のSTA(110、120)はIEEE802.11規格以外の様々な通信規格をともにサポートすることができる。例えば、3GPP規格に係る通信規格(例えば、LTE、LTE-A、5GNR規格)などをサポートすることができる。また、本明細書のSTAは携帯電話、車両(vehicle)、パーソナルコンピューターなどの様々な装置に実装される。また、本明細書のSTAは音声通話、ビデオ通話、データ通信、自動走行(Self-Driving,Autonomous-Driving)などの様々な通信サービスのための通信をサポートすることができる。
本明細書においてSTA(110、120)はIEEE802.11規格の規定に従う媒体アクセス制御(medium access control,MAC)と無線媒体に対する物理層(Physical Layer)インターフェースを含むことができる。
図1(a)に基づいてSTA(110、120)を説明すると以下の通りである。
第1STA(110)はプロセッサ(111)、メモリ(112)及びトランシーバ(113)を含む。示されたプロセッサ、メモリ及びトランシーバはそれぞれ別のチップとして実装されるか、少なくとも二つ以上のブロック/機能が一つのチップを介して実装される。
第1STAのトランシーバ(113)は信号の送受信動作を実行する。具体的には、IEEE802.11パケット(例えば、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/beなど)を送受信することができる。
例えば、第1STA(110)はAPの意図された動作を実行することができる。例えば、APのプロセッサ(111)はトランシーバ(113)を介して信号を受信し、受信信号を処理し、送信信号を生成し、信号送信のための制御を実行することができる。APのメモリ(112)はトランシーバ(113)を介して受信された信号(すなわち、受信信号)を格納することができ、トランシーバを介して送信される信号(すなわち、送信信号)を格納することができる。
例えば、第2STA(120)はNon-AP STAの意図された動作を実行することができる。例えば、non-APのトランシーバ(123)は信号の送受信動作を実行する。具体的には、IEEE802.11パケット(例えば、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/beなど)を送受信することができる。
例えば、Non-AP STAのプロセッサ(121)はトランシーバ(123)を介して信号を受信し、受信信号を処理し、送信信号を生成し、信号送信のための制御を実行することができる。Non-AP STAのメモリ(122)はトランシーバ(123)を介して受信された信号(すなわち、受信信号)を格納することができ、トランシーバを介して送信される信号(すなわち、送信信号)を格納することができる。
例えば、以下の明細書においてAPと表示された装置の動作は第1STA(110)または第2STA(120)において実行される。例えば第1STA(110)がAPである場合、APと表示された装置の動作は第1STA(110)のプロセッサ(111)によって制御され、第1STA(110)のプロセッサ(111)によって制御されるトランシーバ(113)を介して関連する信号が送信されるか受信される。また、APの動作に関連する制御情報やAPの送信/受信信号は第1STA(110)のメモリ(112)に格納される。また、第2STA(110)がAPである場合、APと表示された装置の動作は第2STA(120)のプロセッサ(121)によって制御され、第2STA(120)のプロセッサ(121)によって制御されるトランシーバ(123)を介して関連する信号が送信されるか受信される。また、APの動作に関連する制御情報やAPの送信/受信信号は第2STA(110)のメモリ(122)に格納される。
例えば、以下の明細書においてnon-AP(またはUser-STA)と表示された装置の動作は第1STA(110)または第2STA(120)において実行される。例えば、第2STA(120)がnon-APである場合、non-APと表示された装置の動作は第2STA(120)のプロセッサ(121)によって制御され、第2STA(120)のプロセッサ(121)によって制御されるトランシーバ(123)を介して関連する信号が送信されるか受信される。また、non-APの動作に関連する制御情報やAPの送信/受信信号は第2STA(120)のメモリ(122)に格納される。例えば、第1STA(110)がnon-APである場合、non-APと表示された装置の動作は第1STA(110)のプロセッサ(111)によって制御され、第1STA(120)のプロセッサ(111)によって制御されるトランシーバ(113)を介して関連する信号が送信されるか受信される。また、non-APの動作に関連する制御情報やAPの送信/受信信号は第1STA(110)のメモリ(112)に格納される。
以下の明細書において(送信/受信)STA、第1STA、第2STA、STA1、STA2、AP、第1AP、第2AP、AP1、AP2、(送信/受信)Terminal、(送信/受信)Device、(送信/受信)apparatus、ネットワークなどと呼ばれる装置は図1のSTA(110、120)を意味する。例えば、具体的な符号なしに(送信/受信)STA、第1STA、第2STA、STA1、STA2、AP、第1AP、第2AP、AP1、AP2、(送信/受信)Terminal、(送信/受信)Device、(送信/受信)apparatus、ネットワークなどと表示された装置も図1のSTA(110、120)を意味する。例えば、以下の一例において様々なSTAが信号(例えば、PPPDU)を送受信する動作は図1のトランシーバ(113、123)において実行される場合がある。また、以下の一例において、様々なSTAが送受信信号を生成するか送受信信号のために事前にデータ処理や演算を実行する動作は図1のプロセッサ(111、121)において実行される場合がある。例えば、送受信信号を生成するか送受信信号のために事前にデータ処理や演算を実行する動作の一例は、1)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG,STF,LTF,Data)フィールドのビット情報を決定/獲得/構成/演算/デコード/エンコードする動作、2)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG,STF,LTF,Data)フィールドのために用いられる時間リソースや周波数リソース(例えば、サブキャリアリソース)などを決定/構成/獲得する動作、3)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG,STF,LTF,Data)フィールドのために用いられる特定のシーケンス(例えば、パイロットシーケンス、STF/LTFシーケンス、SIGに適用されるエクストラシーケンス)などを決定/構成/獲得する動作、4)STAに対して適用される電力制御動作及び/または省電力動作、5)ACK信号の決定/獲得/構成/演算/デコード/エンコードなどに関連する動作を含むことができる。また、以下の一例において様々なSTAが送受信信号の決定/獲得/構成/演算/デコード/エンコードのために使用する様々な情報(例えば、フィールド/サブフィールド/制御フィールド/パラメータ/パワーなどに関連する情報)は図1のメモリ(112、122)に格納される。
上述した図1(a)の装置/STAは図1(b)のように変形される。以下の図1(b)に基づいて、本明細書のSTA(110、120)を説明する。
例えば、図1(b)に示されたトランシーバ(113、123)は上述した図1(a)に示されたトランシーバと同じ機能を実行することができる。例えば、図1(b)に示されたプロセシングチップ(114、124)はプロセッサ(111、121)及びメモリ(112、122)を含むことができる。図1(b)に示されたプロセッサ(111、121)及びメモリ(112、122)は上述した図1(a)に示されたプロセッサ(111、121)及びメモリ(112、122)と同じ機能を実行することができる。
以下で説明される、移動端末(mobile terminal)、無線機器(wireless device)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装置(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、移動加入者ユニット(Mobile Subscriber Unit)、ユーザ(user)、ユーザSTA、ネットワーク、基地局(Base Station)、Node-B、AP(Access Point)、リピータ、ルータ、リレー、受信装置、送信装置、受信STA、送信STA、受信Device、送信Device、受信Apparatus、及び/または送信Apparatusは、図1(a)/(b)に示されたSTA(110、120)を意味するか、図1(b)に示されたプロセシングチップ(114、124)を意味する。すなわち、本明細書の技術的な特徴は、図1(a)/(b)に示されたSTA(110、120)に実行できるか、図1(b)に示されたプロセシングチップ(114、124)でのみ実行される場合がある。例えば、送信STAが制御信号を送信する技術的な特徴は、図1(a)/(b)に示されたプロセッサ(111、121)において生成された制御信号が図1(a)/(b)に示されたトランシーバ(113、123)を介して送信される技術的な特徴として理解できる。または、送信STAが制御信号を送信する技術的な特徴は、図1(b)に示されたプロセシングチップ(114、124)においてトランシーバ(113、123)に伝送される制御信号が生成される技術的な特徴として理解できる。
例えば、受信STAが制御信号を受信する技術的な特徴は、図1(a)に示されたトランシーバ(113、123)によって制御信号が受信される技術的な特徴として理解できる。または、受信STAが制御信号を受信する技術的な特徴は、図1(a)に示されたトランシーバ(113、123)に受信された制御信号が図1(a)に示されたプロセッサ(111、121)によって獲得される技術的な特徴として理解できる。または、受信STAが制御信号を受信する技術的な特徴は、図1(b)に示されたトランシーバ(113、123)に受信された制御信号が図1(b)に示されたプロセシングチップ(114、124)によって獲得される技術的な特徴として理解できる。
図1(b)を参照すると、メモリ(112、122)内にソフトウェアコード(115、125)が含まれる。ソフトウェアコード(115、125)はプロセッサ(111、121)の動作を制御するinstructionが含まれる。ソフトウェアコード(115、125)は様々なプログラミング言語で含まれる。
図1に示されたプロセッサ(111、121)またはプロセシングチップ(114、124)はASIC(application-specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路及び/またはデータ処理装置を含むことができる。プロセッサはAP(application processor)である。例えば、図1に示されたプロセッサ(111、121)またはプロセシングチップ(114、124)はDSP(digital signal processor)、CPU(central processing unit)、GPU(graphics processing unit)、モデム(Modem;modulator and demodulator)のうち、少なくとも一つを含むことができる。例えば、図1に示されたプロセッサ(111、121)またはプロセシングチップ(114、124)はQualcomm(登録商標)によって製造されたSNAPDRAGONTMシリーズプロセッサ、Samsung(登録商標)によって製造されたEXYNOSTMシリーズプロセッサ、Apple(登録商標)によって製造されたAシリーズプロセッサ、MediaTek(登録商標)によって製造されたHELIOTMシリーズプロセッサ、INTEL(登録商標)によって製造されたATOMTMシリーズプロセッサまたはこれを改善(enhance)したプロセッサである。
本明細書においてアップリンクはnon-AP STAからAP STAへの通信のためのリンクを意味し、アップリンクを介してアップリンクPPDU/パケット/信号などが送信される。また、本明細書においてダウンリンクはAP STAからnon-AP STAへの通信のためのリンクを意味し、ダウンリンクを介してダウンリンクPPDU/パケット/信号などが送信される。
図2は無線LAN(WLAN)の構造を示した概念図である。
図2の上部はIEEE(institute of electrical and eletronic engineers)802.11のインフラストラクチャーBSS(basic service set)の構造を示す。
図2の上部を参照すると、無線LANシステムは一つまたはそれ以上のインフラストラクチャーBSS(200、205)(以下、BSS)を含むことができる。BSS(200、205)は正常に同期を行って互いに通信できるAP(access point,225)及びSTA1(Station,200-1)のようなAPとSTAのセットとして、特定の領域を指す概念ではない。BSS(205)は一つのAP(230)に一つ以上の結合可能なSTA(205-1、205-2)を含めることができる。
BSSは少なくとも一つのSTA、配信サービス(distribution Service)を提供するAP(225、230)及び多数のAPを繋げる配信システム(distribution System,DS,210)を含むことができる。
配信システム(210)は複数のBSS(200、205)を接続して拡張サービスセットであるESS(extended service set,240)を実装することができる。ESS(240)は一つまたは複数個のAPが配信システム(210)を介して接続されてできた一つのネットワークを指示する用語として使用される。一つのESS(240)に含まれるAPは同じSSID(service set identification)を持つ。
ポータル(portal,220)は無線LANネットワーク(IEEE802.11)と他のネットワーク(例えば、802.X)との接続を実行するブリッジ役割を実行することができる。
図2の上部のようなBSSではAP(225、230)の間のネットワーク及びAP(225、230)とSTA(200-1、205-1、205-2)の間のネットワークが実装される。しかし、AP(225、230)なしにSTA間でもネットワークを設定して通信を行うこともできる。AP(225、230)なしにSTA間でもネットワークを設定して通信を行うネットワークをアドホックネットワーク(Ad-Hoc network)または独立BSS(independent basic service set,IBSS)と定義する。
図2の下部はIBSSを示した概念図である。
図2の下部を参照すると、IBSSはアドホックモードに動作するBSSである。IBSSはAPを含まないため中央において管理機能を実行するエンティティ(centralized management entity)がない。すなわち、IBSSにおいてSTA(250-1、250-2、250-3、255-4、255-5)は分散方法(distributed manner)で管理される。IBSSでは全てのSTA(250-1、250-2、250-3、255-4、255-5)が移動STAで構成され、配信システムへの接続が許可されず自己完備ネットワーク(self-contained network)を構成する。
図3は通常のリンク設定(link setup)過程を説明する図面である。
示されたS310ステップにおいてSTAはネットワークを見つける動作を実行することができる。ネットワークを見つける動作はSTAのスキャニング(scanning)動作を含むことができる。すなわち、STAがネットワークにアクセスするためには参加可能なネットワークを見つける必要がある。STAは無線ネットワークに参加する前に互換性のあるネットワークを識別する必要があるが、特定の領域に存在するネットワークの識別過程をスキャニングという。スキャニング方法にはアクティブスキャン(active scanning)とパシップスキャン(passive scanning)がある。
図3では例示的に、アクティブスキャン過程を含むネットワークを見つける動作を示す。アクティブスキャンにおいてスキャニングを行うSTAはチャネルを移動させ周辺にどのAPが存在するか探索するためにプローブ要求フレーム(probe request frame)を送信しこれに対する応答を待つ。応答者(responder)はプローブ要求フレームを送信したSTAへプローブ要求フレームに対する応答にプローブ応答フレーム(probe response frame)を送信する。ここで、応答者はスキャニングされているチャネルのBSSにおいて最後にビーコンフレーム(beacon frame)を送信したSTAである。BSSではAPがビーコンフレームを送信するためAPが応答者になり、IBSSではIBSS内のSTAが戻ってビーコンフレームを送信するため、応答者が一定ではない。例えば、1番チャネルにおいてプローブ要求フレームを送信し1番チャネルにおいてプローブ応答フレームを受信したSTAは、受信したプローブ応答フレームに含まれたBSS関連情報を格納し次のチャネル(例えば、2番チャネル)に移動して同じ方法にスキャニング(すなわち、2番チャネル上においてプローブ要求/応答送受信)を実行することができる。
図3の一例と表示されてはいないが、スキャニング動作はパシップスキャン方法で実行される場合もある。パシップスキャンに基づいてスキャニングを行うSTAはチャネルを移動しながらビーコンフレームを待つことができる。ビーコンフレームはIEEE802.11において管理フレーム(management frame)のうちの一つとして、無線ネットワークの存在を知らせ、スキャニングを行うSTAに無線ネットワークを見つけて、無線ネットワークに参加できるように周期的に送信される。BSSにおいてAPがビーコンフレームを周期的に送信する役割を実行し、IBSSではIBSS内のSTAが戻ってビーコンフレームを送信する。スキャニングを行うSTAはビーコンフレームを受信すればビーコンフレームに含まれたBSSに対する情報を格納し、他のチャネルに移動しながら各チャネルにおいてビーコンフレーム情報を記録する。ビーコンフレームを受信したSTAは、受信したビーコンフレームに含まれたBSS関連情報を格納し、次のチャネルに移動して同じ方法で次のチャネルにおいてスキャニングを行うことができる。
ネットワークを発見したSTAは、ステップS320を介して認証過程を実行することができる。このような認証過程は後述するステップS340のセキュリティ設定動作と明確に区分するために第1認証(first authentication)過程と称する。S320の認証過程は、STAが認証要求フレーム(authentication request frame)をAPへ送信し、これに応答してAPが認証応答フレーム(authentication response frame)をSTAへ送信する過程を含むことができる。認証要求/応答に用いられる認証フレーム(authentication frame)は管理フレームに該当する。
認証フレームは認証アルゴリズム番号(authentication algorithm number)、認証取引シーケンス番号(authentication transaction sequence number)、ステータスコード(status code)、チャレンジテキスト(challenge text)、RSN(Robust Security Network)、有限巡回群(Finite Cyclic Group)などに対する情報を含むことができる。
STAは認証要求フレームをAPへ送信することができる。APは受信された認証要求フレームに含まれた情報に基づいて、該当STAに対する認証を許可するか否かを決定することができる。APは認証処理の結果を認証応答フレームを介してSTAに提供することができる。
正常に認証されたSTAはステップS330に基づいて接続過程を実行することができる。接続過程はSTAが接続要求フレーム(association request frame)をAPへ送信し、これに応答してAPが接続応答フレーム(association response frame)をSTAへ送信する過程を含む。例えば、接続要求フレームは様々な能力(capabillity)に関連する情報、ビーコンリスンインターバル(listen interval)、SSID(service set identifier)、サポートレート(supported rates)、サポートチャネル(supported channels)、RSN、移動性ドメイン、サポートオペレーティングクラス(supported operating classes)、TIM放送要求(Traffic Indication Map Broadcast request)、相互動作(inter working)サービス能力などに対する情報を含むことができる。例えば、接続応答フレームは様々な能力に関連する情報、ステータスコード、AID(Association ID)、サポートレート、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)パラメータセット、RCPI(Received Channel Power Indicator)、RSNI(Received Signal to Noise Indicator)、移動性ドメイン、タイムアウトインターバル(アソシエーションカムバック時間(association comeback time))、重複(overlapping)BSSスキャンパラメータ、TIM放送応答、QoSマップなどの情報を含むことができる。
以後、S340ステップにおいて、STAはセキュリティ設定過程を実行することができる。ステップS340のセキュリティ設定過程は、例えば、EAPOL(Extesible Authntication Protocol over LAN)フレームを介した4ウェイ(way)ハンドシェイクを介して、プライベートキー設定(private key setup)をする過程を含むことができる。
図4はIEEE規格において用いられるPPDUの一例を示した図面である。
示されたように、IEEEa/g/n/acなどの規格では様々な形のPPDU(PHY protocol data unit)が使用される。具体的には、LTF、STFフィールドはトレーニング信号を含み、SIG-A、SIG-Bには受信ステーションのための制御情報が含まれ、データフィールドにはPSDU(MAC PDU/Aggregated MAC PDU)に相応するユーザデータが含まれた。
また、図4はIEEE802.11ax規格のHE PPDUの一例も含む。図4に係るHE PPDUは多重ユーザのためのPPDUの一例として、HE-SIG-Bは多重ユーザのための場合にのみ含まれ、単一ユーザのためのPPDUには該当HE-SIG-Bが省略される。
示されたように、多重ユーザ(Multiple User;MU)のためのHE-PPDUはL-STF(legacy-short training field)、L-LTF(legacy-long training field)、L-SIG(legacy-signal)、HE-SIG-A(high efficiency-signal A)、HE-SIG-B(high efficiency-signal-B)、HE-STF(high efficiency-short training field)、HE-LTF(high efficiency-long training field)、データフィールド(またはMACペイロード)及びPE(Packet Extension)フィールドを含むことができる。それぞれのフィールドは示された時間区間(すなわち、4または8μsなど)の間に送信される。
以下のように、PPDUにおいて用いられるリソースユニット(RU)を説明する。リソースユニットは複数個のサブキャリア(またはトーン)を含むことができる。リソースユニットはOFDMA技術に基づいて多数のSTAへ信号を送信する場合に使用される。また、一つのSTAへ信号を送信する場合にもリソースユニットが定義される。リソースユニットはSTF、LTF、データフィールドなどのために使用される。
本明細書において説明されたRUはUL(Uplink)通信及びDL(Downlink)通信に用いられる。例えば、Trigger frameによってsolicitされるUL-MU通信が行われる場合、送信STA(例えば、AP)はTrigger frameを介して第1STAには第1RU(例えば、26/52/106/242-RUなど)を割り当て、第2STAには第2RU(例えば、26/52/106/242-RUなど)を割り当てることができる。以降、第1STAは第1RUに基づいて第1Trigger-based PPDUを送信することができ、第2STAは第2RUに基づいて第2Trigger-based PPDUを送信することができる。第1/第2Trigger-based PPDUは同じ時間区間にAPに送信される。
例えば、DL MU PPDUが構成される場合、送信STA(例えば、AP)は第1STAには第1RU(例えば、26/52/106/242-RUなど)を割り当て、第2STAには第2RU(例えば、26/52/106/242-RUなど)を割り当てることができる。すなわち、送信STA(例えば、AP)は1つのMU PPDU内で第1RUを介して第1STAのためのHE-STF、HE-LTF、Dataフィールドを送信することができ、第2RUを介して第2STAのためのHE-STF、HE-LTF、Dataフィールドを送信することができる。
図5はUL-MUに係る動作を示す。示されているように、送信STA(例えば、AP)はcontending(すなわち、Backoff動作)を介してチャネル接続を実行し、Trigger frame1030を送信することができる。すなわち、送信STA(例えば、AP)はTrigger frame1330が含まれたPPDUを送信することができる。Trigger frameが含まれたPPDUが受信されればSIFSだけのdelay以降、TB(trigger-based)PPDUが送信される。
TB PPDU1041、1042は同じ時間帯に送信され、Trigger frame1030内にAIDが表示された複数のSTA(例えば、User STA)から送信される。TB PPDUに対するACKフレーム1050は様々な形で実装される。
トリガーフレームの具体的な特徴は図6から図8を介して説明される。UL-MU通信が用いられる場合も、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)技術又はMU MIMO技術が用いられ、OFDMA及びMU MIMO技術が同時に用いられる。
図6はトリガーフレームの一例を示す。図6のトリガーフレームはアップリンクMU送信(Uplink Multiple-User transmission)のためのリソースを割り当て、例えばAPから送信される。トリガーフレームはMACフレームで構成され、PPDUに含まれる。
図6に示したそれぞれのフィールドは一部省略することができ、別のフィールドが追加される。また、フィールドそれぞれの長さは示されたことと異なるように変化する。
図6のフレームコントロール(frame control)フィールド1110はMACプロトコルのバージョンに関する情報及びその他の追加的な制御情報が含まれ、デュレーションフィールド1120はNAV設定のための時間情報やSTAの識別子(例えば、AID)に関する情報が含まれる。
また、RAフィールド1130は当該トリガーフレームの受信STAのアドレス情報が含まれ、必要によって省略することができる。TAフィールド1140は当該トリガーフレームを送信するSTA(例えば、AP)のアドレス情報が含まれ、共通情報(common information)フィールド1150は当該トリガーフレームを受信する受信STAに適用される共通制御情報を含む。例えば、当該トリガーフレームに対応して送信されるアップPPDUのL-SIGフィールドの長さを指示するフィールドや、当該トリガーフレームに対応して送信されるアップPPDUのSIG-Aフィールド(すなわち、HE-SIG-Aフィールド)の内容(content)を制御する情報が含まれる。また、共通制御情報として、当該トリガーフレームに対応して送信されるアップPPDUのCPの長さに関する情報やLTFフィールドの長さに関する情報が含まれる。
また、図6のトリガーフレームを受信する受信STAの数に対応する個別ユーザ情報(per user information)フィールド(1160#1から1160#N)を含むことが望ましい。前記個別ユーザ情報フィールドは、「割り当てフィールド」とも呼ぶことができる。
また、図6のトリガーフレームはパディングフィールド1170と、フレームチェックシーケンスフィールド1180を含むことができる。
図6に示した、個別ユーザ情報(per user information)フィールド(1160#1から1160#N)それぞれは再び多数のサブフィールドを含むことができる。
図7はトリガーフレームの共通情報(common information)フィールドの一例を示す。図7のサブフィールドのうち、一部は省略することができ、その他のサブフィールドが追加される。また、示されたサブフィールドそれぞれの長さは変形することができる。
示された長さフィールド1210は当該トリガーフレームに対応して送信されるアップPPDUのL-SIGフィールドの長さフィールドと同じ値を持ち、アップPPDUのL-SIGフィールドの長さフィールドはアップPPDUの長さを示す。結果的にトリガーフレームの長さフィールド1210は対応するアップリンクPPDUの長さを指示するのに用いられる。
また、カスケード指示子フィールド1220はカスケード動作が実行されるか否かを指示する。カスケード動作は同じTXOP内にダウンリンクMU送信とアップリンクMU送信がともに実行されることを意味する。すなわち、ダウンリンクMU送信が実行された以降、既に設定された時間(例えば、SIFS)以降、アップリンクMU送信が実行されることを意味する。カスケード動作の中にはダウンリンク通信を行う送信装置(例えば、AP)は1つのみ存在し、アップリンク通信を行う送信装置(例えば、non-AP)は複数存在することができる。
CS要求フィールド1230は当該トリガーフレームを受信した受信装置が対応するアップリンクPPDUを送信する状況において無線媒体の状態やNAVなどを考慮する必要があるかどうかを指示する。
HE-SIG-A情報フィールド1240は当該トリガーフレームに対応して送信されるアップPPDUのSIG-Aフィールド(すなわち、HE-SIG-Aフィールド)の内容(content)を制御する情報が含まれる。
CP及びLTFタイプフィールド1250は当該トリガーフレームに対応して送信されるアップPPDUのLTFの長さ及びCP長さに関する情報を含むことができる。トリガータイプフィールド1060は当該トリガーフレームが用いられる目的、例えば通常のトリガー、ビームフォーミングのためのトリガー、Block Ack/NACKに対する要求などを指示することができる。
本明細書においてトリガーフレームのトリガータイプフィールド1260は通常のトリガーのための基本(Basic)タイプのトリガーフレームを指示すると仮定することができる。例えば、基本(Basic)タイプのトリガーフレームは基本トリガーフレームと言及される。
図8はユーザ情報(per user information)フィールドに含まれているサブフィールドの一例を示す。図8のユーザ情報フィールド1300は前記の図6において言及された個別ユーザ情報フィールド(1160#1~1160#N)のうち、いずれか1つとして理解される。図8のユーザ情報フィールド1300に含まれたサブフィールドのうち、一部は省略することができ、その他のサブフィールドが追加される。また、示されたサブフィールドそれぞれの長さは変形することができる。
図8のユーザ識別子(User Identifier)フィールド1310は個別ユーザ情報(per user information)に対応するSTA(すなわち、受信STA)の識別子を示すことで、識別子の一例は受信STAのAID(association identifier)値の全部又は一部になる。
また、RU割り当て(RU Allocation)フィールド1320が含まれる。すなわち、ユーザ識別子フィールド1310として識別された受信STAが、トリガーフレームに対応してTB PPDUを送信する場合、RU割り当てフィールド1320が指示したRUを介してTB PPDUを送信する。
図8のサブフィールドはコーディングタイプフィールド1330を含むことができる。コーディングタイプフィールド1330はTB PPDUのコーディングタイプを指示することができる。例えば、前記TB PPDUにBCCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド1330は「1」に設定され、LDPCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド1330は「0」として設定される。
また、図8のサブフィールドはMCSフィールド1340を含むことができる。MCSフィールド1340はTB PPDUに適用されるMCS技術を指示することができる。例えば、前記TB PPDUにBCCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド1330は「1」に設定され、LDPCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド1330は「0」として設定される。
以下のUORA(UL OFDMA-based Random Access)技術に対して説明する。
図9はUORA技術の技術的な特徴を説明する。
送信STA(例えば、AP)はトリガーフレームを介して図9に示しているのように6個のRUリソースを割り当てることができる。具体的には、APは第1RUリソース(AID 0、RU 1)、第2RUリソース(AID 0、RU 2)、第3RUリソース(AID 0、RU 3)、第4RUリソース(AID 2045、RU 4)、第5RUリソース(AID 2045、RU 5)、第6RUリソース(AID 3、RU 6)を割り当てることができる。AID 0、AID 3、又はAID 2045に関する情報は、例えば、図8のユーザ識別フィールド1310に含まれる。RU 1からRU 6に関する情報は、例えば図8のRU割り当てフィールド1320に含まれる。AID=0は接続された(associated)STAのためのUORAリソースを意味し、AID=2045は非接続された(un-associated)STAのためのUORAリソースを意味する。これに応じて、図9の第1から第3RUリソースは接続された(associated)STAのためのUORAリソースとして用いられ、図9の第4から第5RUリソースは非接続された(un-associated)STAのためのUORAリソースとして用いられ、図9の第6RUリソースは通常のUL MUのためのリソースとして用いられる。
図9の一例においてはSTA1のOBO(OFDMA random access Back Off)カウンターが0に減少して、STA1が第2RUリソース(AID 0、RU 2)をランダムに選択する。また、STA2/3のOBOカウンターは0より大きいため、STA2/3にはアップリンクリソースが割り当てられなかった。また、図9においてSTA4はトリガーフレーム内に自身のAID(すなわち、AID=3)が含まれたため、バックオフなしにRU 6のリソースが割り当てられた。
具体的には、図9のSTA1は接続された(associated)STAであるためSTA1のためのeligible RA RUは合計3個(RU 1、RU 2、RU 3)であり、これに応じてSTA1はOBOカウンターを3だけ減らしOBOカウンターが0になった。また、図9のSTA2は接続された(associated)STAであるためSTA2のためのeligible RA RUは合計3個(RU 1、RU 2、RU 3)であり、これに応じてSTA2はOBOカウンターを3だけ減らせたがOBOカウンターが0より大きい状態である。また、図9のSTA3は非接続された(un-associated)STAであるためSTA3のためのeligible RA RUは合計2個(RU 4、RU 5)であり、これに応じてSTA3はOBOカウンターを2だけ減らせたがOBOカウンターが0より大きい状態である。
以下の通り、本明細書のSTAにおいて送信/受信されるPPDUが説明される。
図10は本明細書に用いられるPPDUの一例を示す。
図10のPPDUはEHT PPDU、送信PPDU、受信PPDU、第1タイプ又は第NタイプPPDUなどの様々な名称で呼ぶことができる。例えば、本明細書においてPPDU又はEHT PPDUは、送信PPDU、受信PPDU、第1タイプ又は第NタイプPPDUなどの様々な名称で呼ぶことができる。また、EHT PPUはEHTシステム及び/又はEHTシステムを改善した新しい無線LANシステムにおいて用いられる。
図10のPPDUはEHTシステムにおいて用いられるPPDUタイプのうち、一部又は全部を示すことができる。例えば、図10の一例はSU(single-user)モード及びMU(multi-user)モード全てのために用いられる。別の言い方をすると、図10のPPDUは1つの受信STA又は複数の受信STAのためのPPDUであり得る。図10のPPDUがTB(Trigger-based)モードのために用いられる場合、図10のEHT-SIGは省略することができる。別の言い方をするとUL-MU(Uplink-MU)通信のためのTrigger frameを受信したSTAは、図10の一例においてEHT-SIGが省略されたPPDUを送信することができる。
図10においてL-STFからEHT-LTFはプリアンブル(preamble)又は物理プリアンブル(physical preamble)と呼ぶことができ、物理層において生成/送信/受信/獲得/デコーディングされる。
図10のL-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、U-SIG、EHT-SIGフィールドのsubcarrier spacingは312.5kHzに設定され、EHT-STF、EHT-LTF、Dataフィールドのsubcarrier spacingは78.125kHzに設定される。すなわち、L-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、U-SIG、EHT-SIGフィールドのtone index(又はsubcarrier index)は312.5kHz単位で表示され、EHT-STF、EHT-LTF、Dataフィールドのtone index(又はsubcarrier index)は78.125kHz単位で表すことができる。
図10のPPDUはL-LTF及びL-STFは従来のフィールドと同じであり得る。
図10のL-SIGフィールドは例えば24ビットのビット情報を含むことができる。例えば、24ビット情報は4ビットのRateフィールド、1ビットのReservedビット、12ビットのLengthフィールド、1ビットのParityビット及び、6ビットのTailビットを含むことができる。例えば、12ビットのLengthフィールドはPPDUの長さ又はtime durationに関する情報を含むことができる。例えば、12ビットLengthフィールドの値はPPDUのタイプに基づいて決定される。例えば、PPDUがnon-HT、HT、VHT PPDUであるかEHT PPDUである場合、Lengthフィールドの値は3の倍数で決定される。例えば、PPDUがHE PPDUである場合、Lengthフィールドの値は「3の倍数+1」又は「3の倍数+2」で決定される。別の言い方をすると、non-HT、HT、VHT PPDUであるかEHT PPDUのためにLengthフィールドの値は3の倍数で決定することができ、HE PPDUのためにLengthフィールドの値は「3の倍数+1」又は「3の倍数+2」で決定される。
例えば、送信STAはL-SIGフィールドの24ビット情報に対して1/2の符号化率(code rate)の基づいたBCCであるコーディングを適用することができる。以降、送信STAは48ビットのBCC符号化ビットを獲得することができる。48ビットの符号化ビットに対してはBPSK変調が適用され48個のBPSKシンボルが生成される。送信STAは48個のBPSKシンボルを、パイロットサブキャリア{サブキャリアインデクス-21、-7、+7、+21}及びDCサブキャリア{サブキャリアインデクス0}を除いた位置にマッピングすることができる。結果的に48個のBPSKシンボルはサブキャリアインデクス-26から-22、-20から-8、-6から-1、+1から+6、+8から+20、及び+22から+26にマッピングされる。送信STAはサブキャリアインデクス{-28、-27、+27、28}に{-1、-1、-1、1}の信号をさらにマッピングすることができる。上記の信号は{-28、-27、+27、28}に対応する周波数領域に対するチャネル推定のために用いられる。
送信STAはL-SIGと同じく生成されるRL-SIGを生成することができる。RL-SIGに対してはBPSK変調が適用される。受信STAはRL-SIGの存在に基づいて受信PPDUがHE PPDU又はEHT PPDUであることがわかる。
図10のRL-SIG以降はU-SIG(Universal SIG)が挿入される。U-SIGは第1SIGフィールド、第1SIG、第1タイプSIG、制御信号、制御信号フィールド、第1(タイプ)制御信号などの様々な名称で呼ぶことができる。
U-SIGはNビットの情報を含むことができ、EHT PPDUのタイプを識別するための情報を含むことができる。例えば、U-SIGは2つのシンボル(例えば、連続の2つのOFDMシンボル)に基づいて構成される。U-SIGのための各シンボル(例えば、OFDMシンボル)は4 usのdurationを持つことができる。U-SIGの各シンボルは26ビット情報を送信するために用いられる。例えばU-SIGの各シンボルは52個のデータトーンと4個のパイロットトーンに基づいて送受信される。
U-SIG(又はU-SIGフィールド)を介しては例えばAビット情報(例えば、52 un-coded bit)が送信され、U-SIGの第1シンボルは総Aビット情報のうち、最初のXビット情報(例えば、26 un-coded bit)を送信し、U-SIGの第2シンボルは総Aビット情報のうち、残りのYビット情報(例えば、26 un-coded bit)を送信することができる。例えば、送信STAは各U-SIGシンボルに含まれる26 un-coded bitを獲得することができる。送信STAはR=1/2のrateに基づいてconvolutional encoding(すなわち、BCCであるコーディング)を実行して52-coded bitを生成し、52-coded bitに対するインターリーブを実行することができる。送信STAはインターリーブされた52-coded bitに対してBPSK変調を実行して各U-SIGシンボルに割り当てられる52個のBPSKシンボルを生成することができる。1つのU-SIGシンボルはDCインデクス0を除いて、サブキャリアインデクス-28からサブキャリアインデクス+28までの56個のトーン(サブキャリア)に基づいて送信される。送信STAが生成した52個のBPSKシンボルはパイロットトーンである-21、-7、+7、+21トーンを除いた残りのトーン(サブキャリア)に基づいて送信される。
例えば、U-SIGによって送信されるAビット情報(例えば、52 un-coded bit)はCRCフィールド(例えば4ビット長さのフィールド)及びテールフィールド(例えば6ビット長さのフィールド)を含むことができる。前記CRCフィールド及びテールフィールドはU-SIGの第2シンボルを介して送信される。前記CRCフィールドはU-SIGの第1シンボルに割り当てられる26ビットと第2シンボル内で前記CRC/テールフィールドを除いた残りの16ビットに基づいて生成され、従来のCRC calculationアルゴリズムに基づいて生成される。また、前記テールフィールドはconvolutional decoderのtrellisをterminateするために用いられ、例えば「000000」と設定される。
U-SIG(又はU-SIGフィールド)によって送信されるAビット情報(例えば、52 un-coded bit)はversion-independent bitsとversion-dependent bitsで分けることができる。例えば、version-independent bitsのサイズは固定的であるか可変的であり得る。例えば、version-independent bitsはU-SIGの第1シンボルにのみ割り当てられるか、version-independent bitsはU-SIGの第1シンボル及び第2シンボル全てに割り当てられる。例えば、version-independent bitsとversion-dependent bitsは第1制御ビット及び第2制御ビットなどの様々な名称で呼ぶことができる。
例えば、U-SIGのversion-independent bitsは3ビットのPHY version identifierを含むことができる。例えば、3ビットのPHY version identifierは送受信PPDUのPHY versionに関連する情報を含むことができる。例えば、3ビットのPHY version identifierの第1値は送受信PPDUがEHT PPDUであることを指示することができる。別の言い方をすると、送信STAはEHT PPDUを送信する場合、3ビットのPHY version identifierを第1値として設定することができる。別の言い方をすると、受信STAは第1値を持つPHY version identifierに基づいて、受信PPDUがEHT PPDUであることを判断することができる。
例えば、U-SIGのversion-independent bitsは1ビットのUL/DL flagフィールドを含むことができる。1ビットのUL/DL flagフィールドの第1値はUL通信に関連し、UL/DL flagフィールドの第2値はDL通信に関連する。
例えば、U-SIGのversion-independent bitsはTXOPの長さに関する情報、BSS color IDに関する情報を含むことができる。
例えばEHT PPDUが様々なタイプ(例えば、SUモードに関連するEHT PPDU、MUモードに関連するEHT PPDU、TBモードに関連するEHT PPDU、Extended Range送信に関連するEHT PPDUなどの様々なタイプ)で分けられる場合、EHT PPDUのタイプに関する情報はU-SIGのversion-dependent bitsに含まれる。
例えば、U-SIGは1)帯域幅に関する情報を含む帯域幅フィールド、2)EHT-SIGに適用されるMCS技術に関する情報を含むフィールド、3)EHT-SIGにデュアル副搬送波変調(dual subcarrier modulation,DCM)技術が適用されるか否かに関連する情報を含む指示フィールド、4)EHT-SIGのために用いられるシンボルの数に関する情報を含むフィールド、5)EHT-SIGが全帯域にわたって生成されるか否かに関する情報を含むフィールド、6)EHT-LTF/STFのタイプに関する情報を含むフィールド、7)EHT-LTFの長さ及びCP長さを指示するフィールドに関する情報を含むことができる。
以下の一例において(送信/受信/アップ/ダウン)信号、(送信/受信/アップ/ダウン)フレーム、(送信/受信/アップ/ダウン)パケット、(送信/受信/アップ/ダウン)データユニット、(送信/受信/アップ/ダウン)データなどで表示される信号は図10のPPDUに基づいて送受信される信号であり得る。図10のPPDUは様々なタイプのフレームを送受信するために用いられる。例えば、図10のPPDUは制御フレーム(control frame)のために用いられる。制御フレームの一例は、RTS(request to send)、CTS(clear to send)、PS-Poll(Power Save-Poll)、Block ACK Req、Block Ack、NDP(Null Data Packet)announcement、Trigger frameを含むことができる。例えば、図18のPPDUは管理フレーム(management frame)のために用いられる。management frameの一例は、Beacon frame、(Re-)Association Request frame、(Re-)Association Response frame、Probe Request frame、Probe Response frameを含むことができる。例えば、図10のPPDUはデータフレームのために用いられる。例えば、図10のPPDUは制御フレーム、管理フレーム、及びデータフレームのうち、少なくとも2つ以上を同時に送信するためにも用いられる。
図11は本明細書の送信装置及び/又は受信装置の変形例を示す。
図1の(a)/(b)の各装置/STAは図11のように変形することができる。図11の送受信機630は図1の送受信機113、123と同じであり得る。図11の送受信機630は受信機(receiver)及び送信機(transmitter)を含むことができる。
図11のプロセッサ610は図1のプロセッサ111、121と同じであり得る。又は、図11のプロセッサ610は図1の処理チップ114、124と同じであり得る。
図11のメモリ150は図1のメモリ112、122と同じであり得る。又は、図11のメモリ150は図1のメモリ112、122とは異なる別途の外部メモリであり得る。
図11を参照すると、電力管理モジュール611はプロセッサ610及び/又は送受信機630に対する電力を管理する。バッテリー612は電力管理モジュール611に電力を供給する。ディスプレイ613はプロセッサ610によって処理された結果を出力する。キーパッド614はプロセッサ610によって用いられる入力を受信する。キーパッド614はディスプレイ613上に表すことができる。SIMカード615は携帯電話及びコンピューターのような携帯電話装置において加入者を識別して認証するのに用いられるIMSI(international mobile subscriber identity)及びそれに関連するキーを安全に格納するために用いられる集積回路であり得る。
図11を参照すると、スピーカー640はプロセッサ610によって処理された音関連結果を出力することができる。マイク641はプロセッサ610によって用いられる音関連入力を受信することができる。
以下の本明細書のSTAがサポートするマルチリンク(Multi-link;ML)に対する技術的な特徴が説明される。
本明細書のSTA(AP及び/又はnon-AP STA)はマルチリンク(MultiLink;ML)通信をサポートすることができる。ML通信は複数のリンク(Link)をサポートする通信を意味する。ML通信に関連するリンクは2.4GHzバンド、5GHzバンド、6GHzバンドのチャネル(例えば、20/40/80/160/240/320MHzチャネル)を含むことができる。
ML通信のために用いられる複数のリンク(link)は多様に設定される。例えば、ML通信のために1つのSTAにサポートされる複数のリンク(link)は2.4GHzバンド内の複数のチャネル、5GHzバンド内の複数のチャネル、6GHzバンド内の複数のチャネルであり得る。又は、ML通信のために1つのSTAにサポートされる複数のリンク(link)は2.4GHzバンド(又は5GHz/6GHzバンド)内の少なくとも1つのチャネルと5GHzバンド(又は2.4GHz/6GHzバンド)内の少なくとも1つのチャネルの組み合わせであり得る。その一方で、ML通信のために1つのSTAにサポートされる複数のリンク(link)のうち、少なくとも1つはプリアンブルパンクチャリングが適用されるチャネルであり得る。
STAはML通信を行うためにML設定(setup)を実行することができる。ML設定(setup)はBeacon、Probe Request/Response、Association Request/Responseなどのmanagement frameやcontrol frameに基づいて実行することができる。例えば、ML設定に関する情報はBeacon、Probe Request/Response、Association Request/Response内に含まれるelementフィールド内に含まれる。
ML設定(setup)が完了されればML通信のためのenabled linkが決定される。STAはenabled linkで決定された複数のリンクのうち、少なくとも1つを介してフレーム交換(frame exchange)を実行することができる。例えば、enabled linkはmanagement frame、control frame及びdata frameのうち、少なくとも1つのために用いられる。
1つのSTAが複数のLinkをサポートする場合、各Linkをサポートする送受信装置は1つの論理STAのように動作することができる。例えば、2個のLinkをサポートする1つのSTAは、第1Linkのための第1STAと第2linkのための第2STAを含む1つのMLデバイス(Multi Link Device;MLD)で表すことができる。例えば、2個のLinkをサポートする1つのAPは、第1Linkのための第1APと第2linkのための第2APを含む1つのAP MLDで表すことができる。また、2個のLinkをサポートする1つのnon-APは、第1Linkのための第1STAと第2linkのための第2STAを含む1つの非AP MLDで表すことができる。
以下の通り、ML設定(setup)に関するより具体的な特徴が説明される。
MLD(AP MLD及び/又は非AP MLD)はML設定(setup)を介して、当該MLDがサポートできるリンクに関する情報を送信することができる。リンクに関する情報は多様に構成される。例えば、リンクに関する情報は1)MLD(又はSTA)がsimultaneous RX/TX operationをサポートするか否かに関する情報、2)MLD(又はSTA)がサポートするuplink/downlink Linkの数/上限に関する情報、3)MLD(又はSTA)がサポートするuplink/downlink Linkの位置/帯域/リソースに関する情報、4)少なくとも1つのuplink/downlink Linkにおいて使用可能な又は優先されるframeのtype(management、control、dataなど)に関する情報、5)少なくとも1つのuplink/downlink Linkにおいて使用可能な又は優先されるACK policy情報、及び6)少なくとも1つのuplink/downlink Linkにおいて使用可能な又は優先されるTID(traffic identifier)に関する情報のうち、少なくとも1つを含むことができる。TIDはトラフィックデータの優先順位(priority)に関連することで従来無線LAN規格によって8種類の値で表現される。すなわち、従来無線LAN規格に係る4個のアクセスカテゴリー(access category;AC)(AC_BK(background)、AC_BE(best effort)、AC_VI(video)、AC_VO(voice))に対応される8個のTID値が定義される。
例えば、uplink/downlink Linkに対して全てのTIDがマッピング(mapping)されることで事前に設定される。具体的には、ML設定(setup)を介して交渉が行われなかった場合は全てのTIDがML通信のために使用され、追加的なML設定を介してuplink/downlink LinkとTID間のマッピングが交渉される場合、交渉されたTIDがML通信のために用いられる。
ML設定(setup)を介してML通信に関連する送信MLD及び受信MLDが使用できる複数のLinkが設定され、これを「enabled link」と呼ぶことができる。「enabled link」は様々な表現で呼ぶことができる。例えば、第1Link、第2Link、送信Link、受信Linkなどの様々な表現で呼ぶことができる。
ML設定(setup)が完了した以降、MLDはML設定(setup)を更新することができる。例えば、MLDはリンクに関する情報に対する更新が必要な場合、新しいリンクに関する情報を送信することができる。新しいリンクに関する情報はmanagement frame、control frame及びdata frameのうち、少なくとも1つに基づいて送信される。
以下において説明されるデバイスは図1及び/又は図11の装置であり、PPDUは図10のPPDUであり得る。デバイスはAP又はnon-AP STAであり得る。以下において説明されるデバイスはマルチリンクをサポートするAP MLD(multi-link Device)又はnon-AP STA MLDであり得る。
802.11ax以降、議論されている標準であるEHT(Extremely High Throughput)においては1つ以上の帯域を同時に使用するマルチリンク環境が考慮されている。デバイスがマルチリンクをサポートするようになれば、デバイスは1つ以上の帯域(例えば、2.4GHz、5GHz、6GHz、60GHzなど)を同時又は交互に使用することができる。
以下の明細書において、MLDはmulti-link Deviceを意味する。MLDは1つ以上の接続されたSTAを持っており上位リンク層(Logical Link Control,LLC)へ通じる1つのMAC SAP(service access point)を持っている。MLDは物理機器を意味するか論理機器を意味する。以下においてデバイスはMLDを意味する。
以下の明細書において、送信デバイス及び受信デバイスはMLDを意味する。受信/送信デバイスの第1リンクは前記受信/送信デバイスに含まれた、第1リンクを介して信号送受信を実行する端末(例えば、STA又はAP)であり得る。受信/送信デバイスの第2リンクは前記受信/送信デバイスに含まれた、第2リンクを介して信号送受信を実行する端末(例えば、STA又はAP)であり得る。
IEEE 802.11beにおいては大きく2種類のマルチリンク動作をサポートすることができる。例えばSTR(simultaneous transmit and receive)及びnon-STR動作が考慮される。例えば、STRは非同期マルチリンク動作(asynchronous multi-link operation)と呼ぶことができ、non-STRは同期マルチリンク動作(synchronous multi-link operation)と呼ぶことができる。マルチリンクはマルチバンドを含むことができる。すなわち、マルチリンクは複数周波数バンドに含まれたリンクを意味し、1つの周波数バンド内に含まれた複数のリンクを意味することもできる。
EHT(11be)においてはmulti-link技術を考慮しており、ここでmulti-linkはmulti-bandを含むことができる。すなわち、multi-linkは複数bandのlinkを示すことができる同時に1つのband内の複数のmulti-linkを示すことができる。大きく2種類のmulti-link operationが考慮されている。複数のlinkにおいて同時にTX/RXをできるようにするAsynchronous operationと可能でないSynchronous operationを考慮している。以下においては複数のlinkにおいて受信と送信が同時にできるようにするcapabilityをSTR(simultaneous transmit and receive)といい、STR capabilityを持つSTAをSTR MLD(multi-link Device)、STR capabilityを持っていないSTAをnon-STR MLDという。
以下の明細書においては説明の便宜上、MLD(又はMLDのプロセッサ)が少なくとも1つのSTAを制御することで説明されるが、これに限られるものではない。上述した通り、前記少なくとも1つのSTAはMLDと関係なく独立して信号を送受信することもできる。
一実施形態によれば、AP MLD又は非AP MLDは複数のリンクを持つ構造で構成される。別の言い方をすると、非AP MLDは複数のリンクをサポートすることができる。非AP MLDは複数のSTAを含むことができる。複数のSTAは各STA別にLinkを持つことができる。
EHT規格(802.11be規格)においては1つのAP/非AP MLDが複数のLinkをサポートするMLD(Multi-Link Device)構造を主要技術に考慮している。非AP MLDに含まれたSTAは1つのLinkを介して非AP MLD内の別のSTAに対する情報をともに転送することができる。従って、フレーム交換のオーバーヘッドが減る効果がある。また、STAのリンク使用効率を増加させ消費電力を減らせる効果がある。
図12は非AP MLDの構造の例を示す。
図12を参照すると、非AP MLDは複数のリンクを持つ構造で構成される。別の言い方をすると、非AP MLDは複数のリンクをサポートすることができる。非AP MLDは複数のSTAを含むことができる。複数のSTAは各STA別にLinkを持つことができる。図12は非AP MLD構造の一例を示したが、AP MLDの構造も図12において示された非AP MLDの構造の一例と同じく構成される。
例えば、非AP MLDはSTA1、STA2及びSTA3を含むことができる。STA1はLink 1において動作することができる。Link 1は5GHzバンド内に含まれる。STA2はlink2において動作することができる。link2は6GHzバンド内に含まれる。STA3はlink3において動作することができる。link3は6GHzバンド内に含まれる。Link 1/2/3が含まれるバンドは例示的なことであり、2.4、5、及び6GHz内に含まれる。
このように、Multi-linkをサポートするAP/非AP MLDの場合、AP MLDの各APと非AP MLDの各STAがLink setupプロセスを介してそれぞれのLinkに接続される。そしてこのとき接続されたLinkは状況によってAP MLD又は非AP MLDによって別のLinkに変更又は再接続される。
また、EHT規格においては消費電力減少のために、LinkがAnchored link又はnon-Anchored linkで分けることができる。Anchored link又はnon-Anchored linkは多様に呼ぶことができる。例えば、Anchored linkはPrimary Linkと呼ぶことができる。non-Anchored linkはSecondary linkと呼ぶことができる。
一実施形態によれば、Multi-linkをサポートするAP MLDは各LinkをAnchored link又はnon-Anchored Linkに指定することで管理することができる。AP MLDは複数のLinkのうち、1つ以上のLinkをAnchored linkにサポートすることができる。非AP MLDはAnchored link List(AP MLDがサポートするAnchored linkリスト)のうち、自身のAnchored linkを1つ又は1つ以上を選択することで使用することができる。
例えば、Anchored linkはsynchronizationのためのframe exchangeだけでなく、non-data frame exchange(i.e.Beacon及びManagement frame)のために用いられる。また、non-Anchored linkはdata frame exchangeのみのために用いられる。
非AP MLDはidle期間の間Beacon及びManagement frame受信のために Anchored linkに対してのみモニタリング(又はmonitor)することができる。そのため、非AP MLDの場合、Beacon及びmanagement frame受信のために最小1つ以上のAnchored linkと接続される必要がある。前記1つ以上のAnchored linkは常にenable状態を維持する必要がある。これとは違って、non-Anchored linkは data frame exchangeのみのために使用される。従って、non-Anchored linkに該当するSTA(又はnon-Anchored linkに接続されたSTA)はchannel/linkを使用しないidle期間の間dozeに進入することができる。これを介して消費電力を減らせる効果がある。
従って、以下の明細書においては効率的なLink接続のために状況によってダイナミックにAP MLD又は非AP MLDがLink再接続を推奨又は要求するプロトコルが提案される。また、以下の明細書においては、通常のLinkだけでなく電力減少を目的で使用するAnchored linkの特性を考慮したAnchored link再接続プロトコルがさらに提案される。
Link変更及び再接続のための実施形態
一実施形態によれば、AP MLD及び非AP MLD間の各LinkはAssociation又は(re)Associationプロセスにおいて決定される。このとき接続されたLinkを介してAP MLD及び非AP MLDはframe exchangeを実行することができる。Link setupプロセスを介してAP MLD及び非AP MLDが接続される具体的な実施形態が図13を介して説明される。
図13はLink setupプロセスを介してAP MLD及び非AP MLDが接続される例を示す。
図13を参照すると、AP MLDはAP1、AP2及びAP3を含むことができる。非AP MLDはSTA1及びSTA2を含むことができる。AP1及びSTA1はLink 1を介して接続される。AP2及びSTA2はlink2を介して接続される。
例えば、AP1及びSTA1は第1Link setupプロセスを介してLink 1を介して接続される。AP2及びSTA2は第2Link setupプロセスを介してlink2を介して接続される。別の例では、AP MLD及び非AP MLDは1回のLink setupプロセスを介して接続される。別の言い方をすると、AP MLD及び非AP MLDは1回のLink setupプロセスに基づいて、Link 1及びlink2を介して接続される。
上述した通り、それぞれのAP及びSTAは接続されたLinkを介してframe exchangeを実行することができる。また、1つのLinkを介して他のlinkに関するother AP又は他のlinkに関するother STAの情報が送受信される。
しかし、このようなLink setupプロセス以降、状況/環境によってさらに効率的なframe exchange(例えば、Load balancing又はinterference avoidingなど)のためにAP MLD又は非AP MLDはLink変更又は再接続を要求することができる。
Link変更又は再接続に関する実施形態が図14を介して説明される。
図14はLinkが変更又は再接続される例を示す。
図14を参照すると、既存ではSTA2がAP2に接続されている。以降、AP2のData loadが過渡に発生することができる。比較的Data loadが少ないAP3にSTA2が再接続される。この場合、AP MLD及び非AP MLDが効率的なデータ交換を実行できる効果がある。
図15はLinkが変更又は再接続される具体的な例を示す。
図15を参照すると、AP MLDのAP1は非AP MLDのSTA1とLink 1を介して接続される。AP MLDのAP2は非AP MLDのSTA2とlink2を介して接続される。以降、STA2はlink変更又は再接続を介してAP3と接続を試み/要求することができ、STA2は前記link変更又は再接続に基づいて、AP3とlink2を介して接続される。
一実施形態によれば、非AP MLDとAP MLDは性能向上のためにLink transitionを要求することができる。AP MLD及び非AP MLDは現在Link別様々な情報及びlink状態(state)に関する情報を送受信/交換することができる。従って、AP MLD及び非AP MLDは現在Link別様々な情報及びlink状態(state)に基づいて、信号を送受信するためにさらに適したlinkを選択することができ、選択をサポートするために上述した情報を送信することができる。例えば、現在Link別様々な情報は各Link別Data traffic load、Link間Channel access capabilityに関する情報を含むことができる。例えば、link状態(state)はdisable又はenableなどとして設定される。
以下の明細書においては、AP MLD/非AP MLDが性能を高めるために接続されたLinkではない別のLinkに変更又は再接続を要求するために非AP MLD/AP MLDと交渉するプロセスが「Link switching negotiation」と呼ばれる。前記「Link switching negotiation」の名称は多様に呼ぶことができ、これは変更できる。
Link switching negotiationプロセスにおいて非AP MLD(又はAP MLD)は特定のSTAに接続されたLinkを別のLinkに変更するように要求し、この要求に対してAP MLD(又は非AP MLD)は要求承認又は拒否メッセージを介して応答することができる。
一例として、図15に示しているように、Link switching negotiationを介してLink変更が合意された場合、STAは既存のLinkをAP2においてAP3に変更して再接続されるLink re-setupプロセスを実行することができる。
以下においてはLink変更又は再接続プロセスがAP MLDが要求する場合、及び非AP MLDが要求する場合に分けて説明される。
AP MLDがLink変更又は再接続を要求する実施形態
一実施形態によれば、AP MLDは効率的なデータ送信のために非AP MLDにLink変更又は再接続を要求することができる。例えば、Load balancingのために各APのData trafficに基づいて、AP MLDはSTAにさらに効率的なLinkの変更又は再接続を要求することができる。
例えば、AP MLDは各AP別Data traffic load情報及び/又は各Link間Channel access capability情報(例えば、STR(Simultaneous TX/RX)capabilityに関する情報など)などに基づいて、非AP MLDのSTAに適したLinkを計算/確認/確定することができる。以降、AP MLDは各AP別Data traffic load情報及び/又は各Link間Channel access capability情報などに基づいて、STA(又は非AP MLD)にlink変更又は再接続を要求することができる。
上述した通り、Link変更要求時、AP MLDは要求メッセージを介して最も適すると考えるLink情報を非AP MLDに送信することができる。例えば、前記要求メッセージはBeacon又はmanagement frameなどを含むことができる。
上述した実施形態に関連して、最も適すると考えるLink情報が含まれたelement又はfieldが新しく提案される。新しく提案されたelement又はfieldが「recommended link」と定義される。「recommended link」は例示的なことであり、具体的なelement又はfieldの名称は変更できる。
recommend link(element/field):AP MLDが各Link別様々な情報(例えば、Link別data loadなど)に基づいて、非AP MLDのSTAに最も適したLinkを推奨するためのelement又はfield。例えば、recommend link(element/field)はAP MLDのLink ID情報又はAP BSS情報などで指示される。別の言い方をすると、recommend link(element/field)はAP MLDのLink ID情報又はAP BSS情報などを含むことができる。
一実施形態によれば、前記recommend link(element/field)はoptionalにLink switching Responseに含まれ送信される。例えば、STAは前記element/field(すなわち、recommend link)に基づいて、APが推奨したLinkに接続を確立することができる。別の例では、STAは前記element/field(すなわち、recommend link)及び自身が持った追加情報に基づいて、指示されたLinkと別のLinkに接続要求を実行することもできる。
上述した実施形態に係るAP MLD及び非AP MLDの具体的な信号交換プロセスが図16を介して説明される。
図16はlink変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。
図16を参照すると、STA2がlink2を介してAP2と接続された状況において、AP2に多くのData trafficが集中する可能性がある。別の言い方をすると、STA2がlink2を介してAP2と接続された状況において、AP2に多くのData trafficが発生する。
AP MLD(又はAP2)は比較的STAの接続が少ないAP3に再接続することを非AP MLD(又はSTA2)に要求することができる。通常再接続を要求するためのメッセージは再接続を希望するSTA(すなわち、STA2)に送信するが、状況(例えば、チャネル状況又はリンク状態)によって、どんなSTA(すなわち、other STA)にも送信される。別の言い方をすると、チャネル状況又はリンク状態に基づいて、再接続を要求するための要求メッセージ(例えば、Link switching request frame)が送信されるSTAが変更できる。
例えば、前記再接続を要求するための要求メッセージを受信したSTA(すなわち、STA2)はこの要求を承認する場合、「承認(Accept)」の応答メッセージ(例えば、Link switching Response frame)を送信することができる。別の例では、前記STA(すなわち、STA2)はこの要求を拒否する場合、「拒否(Decline)」の応答メッセージを送信することができる。
通常再接続を承認するSTA(すなわち、STA2)が既存のLink(再接続以前接続Link)に応答メッセージを送信するが、前記応答メッセージはmulti-linkの特性を用いてどのLink(すなわち、別のSTA)を介しても送信される。
もし、STA2がlink再接続要求を承認する場合、応答メッセージ送信以降、STA2は既存のAP2との接続を切断しAP3に対してLink再接続を要求することができる。このとき、再接続要求プロセスが既存のMLD間のLink setupプロセスと同じく実行することができる。AP3及びSTA2間のLink setupプロセスが完了した後、STA2はLink2を介してAP3とFrame exchangeを実行することができる。
逆に、STA2がlink再接続要求を拒否する場合、STA2及びAP2は既存の接続されたLink(すなわち、link2)をそのまま使用することができる。
一実施形態によれば、APがSTAにリンク変更を要求するとき、適したLinkを推奨した場合、STAは推奨されたLinkにlinkを変更することもでき、変更しない場合もある。例えば、APがSTAに適したlinkを推奨するために上述したrecommend linkが用いられる。
例えば、STAはAPの再接続を要求するための要求メッセージに対する応答メッセージでLink変更を承認することができる。STAは推奨Linkにlink変更を承認/確認することができ、前記要求メッセージに含まれた情報以外の別の情報に基づいて、別のLink変更をAPに要求することもできる。
従って、APは前記応答メッセージに対する承認可否をSTAに知らせる必要がある。このためAPはSTAの応答メッセージ(例えば、Link switching Response frame)に対するConfirmationメッセージ(例えば、link switching confirmation frame)をSTAに送信することができる。
上述した実施形態のAP MLD及び非AP MLDの具体的な動作が図17を介して説明される。
図17はlink変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。
図17を参照すると、AP2は推奨リンク情報を含めてSTA2にリンク変更を要求することができる。別の言い方をすると、AP2は推奨リンク情報を含むLink switching request frameをSTA2に送信することができる。
STA2はリンク要求承認可否をLink switching Response frameを介して送信することができる。
例えば、Link switchingを承認した場合、STA2はLink switching Response frameに変更するLink情報を含めて送信することができる。このとき、変更するLink情報は推奨リンクと同じであるか同じではない場合もある。
別の例では、STA2がAP2が提供した推奨リンクではない別のリンクを選択してLink switching Response frameで応答した場合、APはこれに対する最終承認可否に対するメッセージをSTAに送信することができる。前記メッセージはLink switching confirmation frameで呼ぶことができる。
一例として、AP2はLink switching confirmation frameを介して、STA2が決めたLinkにlink変更することを承認することができる。STA2はLink switching confirmation frameに基づいて、自身が指定したLinkにlink変更を試みすることができる。
別の一例として、AP2はLink switching confirmation frameを介して、STA2が決めたLinkにlink変更することを拒否することができる。STA2及びAP2はlink変更なしに既存に接続されたLinkとの接続を維持することができる。
図17において示された実施形態はAPがLink switching request frameに推奨リンク情報を含まず送信した場合も適用される。例えば、AP(例えば、AP2)がSTA(例えば、STA2)に推奨リンク情報なしにLink switching request frameを送信した場合、STAは自身が持った情報に基づいて、直接変更Linkを指定した後、APにLink switching Response frameを介して応答することができる。この場合もAPは最終的に承認に対するLink switching confirmation frameを送信する必要がある。従って、Link switching request frameに推奨リンク情報が含まれない場合もAPがLink switching confirmation frameを送信する実施形態が適用される。
非AP MLDがLink変更又は再接続を要求する実施形態
一実施形態によれば、非AP MLDは効率的なデータ送信のためにAP MLDにLink変更又は再接続を要求することができる。例えば、データ送信時STR capabilityを使用するために、非AP MLDがAP MLDに接続Link変更又は再接続を要求することができる。
図18はlink変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。
図18を参照すると、AP MLD及び非AP MLDはLink switching negotiationを実行することができる。非AP MLDのSTA2はLink switching request frameをAP MLDのAP2に送信することができる。AP MLDのAP2は前記Link switching request frameに応答して、Link switching Response frameを非AP MLDのSTA2に送信することができる。Link switching request frame又はLink switching Response frameは変更対象になるlinkを介して送受信されるが、これに限られるものではない。Link switching request frame又はLink switching Response frameは変更対象になるlinkだけでなく様々なlinkを介して送受信される。
非AP MLDは様々な方法を介してLink変更又は再接続を要求することができる。以下においては非AP MLDがLink変更又は再接続を要求する3つの方法が提案される。具体的には、前記3つの方法はSolicited方法、Unsolicited方法、及びGeneral方法が順番に説明される。
1)Solicited方法:非AP MLDがAP MLDにLink(re)selectionのための様々な情報を要求し、これを介して様々な情報を受信する方法。例えば、様々な情報はcapability、operation element、BSS Parametersに関する情報を含むことができる。
一実施形態によれば、STAが接続AP MLDのother APsの情報を要求する方法はlinkを再設定する場合だけでなく、様々な場合に用いられる。例えば、multi-Link setup以降、STAはLink switchingのためにother APのBSS parameter情報を要求し、受信した情報に基づいてbestlinkを選択することができる。又はdiscoveryプロセスにおいてSTAはAP MLDに各APのBSS load情報を要求し、受信した情報に基づいてLink setupを実行するlinkを選択することができる。(但し、非AP MLDのSTA数よりAP MLDのAP数が多い場合を仮定する。)
従って、情報要求メッセージを受信したAPはAP MLD内の全てのAPに対するCapability情報、BSS parameter情報、critical parameters、及び/又はOperation element情報などどの情報でも送信することができる。上述した例は以下において説明される実施形態に全て適用される。
2)Unsolicited方法:非AP MLDの別途の情報要求なしに、APがLink(re)selectionのための様々な情報を送信する方法。STAは受信した情報を様々な状況において活用することができる。一実施形態によれば、STAの別途の情報要求なしに、AP MLDのAPがother APsの情報を送信する方法はlinkを再設定する場合だけでなく、様々な場合に用いられる。従って、情報要求メッセージを受信したAPはAP MLD内の全てのAPに対するCapability情報、BSS parameter情報、critical parameters、及び/又はOperation element情報など、どの情報でも送信することができる。上述した例は以下において説明される実施形態に全て適用される。
3)General方法:非AP MLDが以前Beacon frameなどを介して獲得した情報に基づいて追加情報なしにLink(re)selectionを要求する方法
1)Solicited方法
以下においては先ず上述したsolicited方法に関する実施形態が説明される。
一実施形態によれば、非AP MLDはLink変更又は再接続前にAP MLDに適したLinkを選択するための情報を要求することができる。STAは適したLinkを選択するために各AP別Data load情報又は各LinkのCapability情報(又はother linkの情報)などを活用することができる。
例えば、前記各Link別Capability情報はBeacon frameなどに含まれ周期的に送信される。
別の例では、Link別Capability情報はoptional情報として周期ごとに送信されるBeacon frameに含まれない場合もある。又は、フレームオーバーヘッドを減らせるためにSTAが接続されたリンク又は関連した一部のリンクの情報のみ受信される。又は、非AP MLDの特性(例えば、低電力デバイス)のためにBeacon受信周期が長い場合、非AP MLDはさらに適したLink選択のためのLink別Capability情報を受信できない場合がある。
上述した場合、において、非AP MLDはLink別capability情報及びAP MLDの各Link別情報(例えば、BSS parameter情報又はOperation element情報など)の最新情報を要求することができる。前記link別capability情報及び各Link別情報のlinkは送受信されるlinkだけでなく、other linkも含むことができる。例えば、QoS data frameのfield(11ax規格のA-Control field)、management frame、Probe response/request frame、PS-Pollフレーム又はNull frameなどが最新情報を要求/送信するために用いられる。又は、最新情報を要求/送信するために、別途の新規フレームが定義される。
一実施形態によれば、Link別capability情報及びAP MLDの各Link別情報の最新情報を要求するために、STAはAPにLink再選択のために必要な情報を要求する要求メッセージを送信することができる。例えば、前記要求メッセージのために従来に定義されたProbe Request frameが再利用される。別の例では、前記要求メッセージのための新規フレームが定義される。
一実施形態によれば、前記要求メッセージを介して、STAは必要な特定の情報を指定してAPに要求することもできる。指定できる特定の情報は状況によって変更できる。すなわち、STAは特定のLinkに該当する情報のみを要求するか、特定のCapabilityに該当する情報のみを要求することもできる。例えば、特定のlinkに該当する情報は特定のlinkのBSS load/parametersに関する情報を含むことができる。また、Capabilityに該当する情報は全てのlink(all link)のBSS load情報又は特定のlinkのBSS load情報を含むことができる。この場合、APは応答メッセージを介してSTAが指定した情報のみを送信することができる。特定の情報要求及び応答に関する具体的な実施形態がIOM定義及び動作に関する実施形態を介して説明される。
別の一例として、STAは前記要求メッセージを介してAP MLDが現在持った全てのCapability情報(e.g.other linkの情報も含む)を要求することもできる。
上述した例のようにAPが持った全ての情報を送信するための実施形態又はSTAが指定した特定の情報のみを送信するための実施形態は多様に定義/設定される。例えば、APは特定の情報のみを指示(又は送信)するために別途のfield又はbitmapなどに基づいて、全ての情報又は指定された情報を送信することができる。
通常AP MLDに情報を要求するメッセージは再接続を希望するSTAを介して送信されるが、状況によって(チャネル状況又はリンク状態)、どんなSTA(すなわち、other STA)にも送信される。
前記要求メッセージを受信したAP MLDはSTAが要求した情報(例えば、Link別data load情報、Link間STR capability情報など)を含めた応答メッセージ(すなわち、information message)を非AP MLDに送信することができる。例えば、前記要求メッセージのために従来規格のProbe Request frameが再利用される場合、AP(又はAP MLD)は前記応答メッセージでProbe Response frameを用いて応答する必要がある。
前記応答メッセージも通常Request messageを受信したAPを介して送信されるが、multi-linkの特性を用いてどんなAP(すなわち、other AP)にも送信される。
選択的に、AP MLDはSTAに適したLinkを推奨する「recommend link」elementを上述した複数情報(例えば、Link再選択のために必要な最新情報)を含む応答メッセージを介してともに送信することができる。
上述したsolicited方法は非AP MLDのSTAにおいてLink変更又は再接続のために用いられる。例えば、非AP MLDのSTAがLink congestionのためにLink再選択を希望する場合、非AP MLDのSTAはSolicited methodを介して接続されたAP MLDの各リンク別BSS load情報及びBSS parameter情報を要求することができる。この要求メッセージを受信したAPはSTAが指示したリンク及び情報を応答メッセージに含めて送信することができる。
以下においては、上述した要求メッセージ及び応答メッセージはlink変更のための要求メッセージ及びlink変更のための応答メッセージと区別するため、情報要求メッセージ及び情報応答メッセージとして説明される。
上述した情報応答メッセージに含まれた情報に基づいて、STAは適したLinkを再選択してAP MLDにLink変更又は再接続をlink変更のための要求メッセージを介して要求することができる。前記link変更のための要求メッセージは自身が再接続するAP情報とLink情報を含むことができる。
前記要求メッセージを受信したAP MLDは要求を承認する場合、「承認(Accept)」の応答メッセージを送信することができる。AP MLDは要求を拒否する場合、「拒否(Decline)」の応答メッセージを送信することができる。
もし要求を承認する場合、APは応答メッセージ送信以降からは再選択されたAPのLinkを介したframe exchangeに基づいて、Link(re)setupを実行することができる。逆に要求を拒否する場合、STAは既存の接続されたLinkをそのまま使用することができる。
Solicited方法に係る具体的なAP MLD及び非AP MLDの動作の例が図19を介して説明される。
図19はlink変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。
図19を参照すると、非AP MLDのSTA2が接続されたLinkを再選択したいとき、STA2はAP MLDにLink2を介してInfo要求メッセージを送信することができる。これを受信したAP MLDは非AP MLDのLink再選択のために必要な情報を含めたInfo応答メッセージを送信することができる。上述したInfo応答メッセージに含まれた情報に基づいて、非AP MLDのSTA2はlink変更のための要求メッセージ(すなわち、Link switching request frame)をAP MLDのAP2に送信することができる。以降、STA2はlink変更のための応答メッセージ(すなわち、Link switching request frame)を受信し、link変更のためのlink(re)set-upを実行することができる。
本明細書において提案される情報要求に関する実施形態は、STAがAPに必要な情報を要求する場合も使用/適用される。STAがAPから受信するフレーム(例えば、beacon)に含まれた情報が足りない場合、STAは足りない情報に対してAPに要求することができる。例えば、APがother linkの情報を含まず接続されたlinkの情報のみを送信するかother linkの情報更新有無に関する情報のみを送信する場合、STAは足りない情報に対してAPに要求することができる。
前記実施形態の具体的な例が図20を介して説明される。
図20はother APに関する情報を要求するための非AP MLDの動作を示す。
図20を参照すると、AP MLD(又はAP1からAP3)はbeaconフレームを介してSTAにother AP(すなわち、link)の情報更新有無に関する情報のみを送信することができる。従って、STA2はInfo要求メッセージ(又はInfo request frame)をAP2に送信することができる。STA2は前記Info要求メッセージに基づいて、Info応答メッセージ(又はInfo message)を受信することができる。STA2は前記Info応答メッセージに基づいて、other APに関する情報を受信/獲得することができる。
例えば、BeaconにAP MLDのother AP情報(例えば、BSS load情報など)が含まれないか、AP2がother AP情報に対する更新有無(例えば、version/update version)に関する情報のみを送信することができる。
STA2はAP1の情報(又はAP1に関する情報)が必要である場合がある。STA2はAP2を介して必要な情報を要求することができる。STA2は前記要求に対する応答メッセージを介してAP1の情報を獲得することができる。STA2は前記AP1の情報をLink switchingする適切なリンクを再選択するのに使用することができる。例えば、Link switchingのためのframeは多様に設定される。
さらに、上述したsolicited方法はmulti-Link setup以前にもSTAがAP MLDが持ったAPの情報を獲得するためにも用いられる。非AP MLD及びAP MLDのmulti-Link setupプロセスにおいて、AP MLDが持ったAPの数が非AP MLDが持ったSTAの数より多い場合、非AP MLDのSTAはAP MLDのどのAPとlinkをsetupするか決定する必要がある。この場合、非AP MLDのSTAはmulti-Link setup以前にAP MLDのAPに各リンク別状態を認識するためにリンク別特定の情報(例えば、AP MLDが持ったAPのBSS load情報など)を要求することができる。一例として、STAは要求メッセージでProbe Requestを使用することができる。別の一例として、要求メッセージのための新規フレームが定義される。STAは要求メッセージに特定のelementを要求するための指示子(例えば、Request element又はExtended Request element又はPV 1 Probe Response Option elementなど)及び特定のlink情報を指示するための指示子(例えば、Link IDなど)を含めて送信することができる。
例えば、非AP MLDのSTAは接続するAP MLD内の全てのAP別現在BSS load情報を要求する指示事項を含めた要求メッセージを送信することができる。前記要求メッセージを受信したAPはSTAの指示事項に基づいて必要な情報を(APが接続されたAP MLDの全てのAPのBSS load情報)応答メッセージに含めてSTAに送信することができる。このとき、各AP別BSS load情報を確認したSTAは最もBSS loadが少ないBSS(すなわち、AP)順に接続するリンクを選択することができる。STAはmulti-Link setup時選択されたリンクを指示することができる。別の言い方をすると、multi-Link setup時選択されたリンクに関する情報をAPに送信することができる。
このようにSTAはmulti-Link setup以前接続するlinkを選択するためにAP MLDの各AP別情報を獲得するための方法で上述したsolicited方法を使用することもできる。
以下においては、非AP MLDのSTAが適したLinkを選択するための情報を含む新しいelement/fieldが提案される。
例えば、「ratio per Link」(element/field)が提案される。「STA ratio per Link」はLink別にリンクされたSTA数比率に関する情報を含むことができる。「STA ratio per Link」の具体的な例が図21を介して説明される。
図21はSTA ratio per Linkの具体的な例を示す。
図21を参照すると、STA ratio per Link(element/field)は全体AP MLDにおいて各Link別に接続されているSTA数又は比率に関する情報を含むことができる。
例えば、3個のLinkを持ったAP MLDに合計50個のSTAが接続されている場合、Link 1に10個Link2に20個のSTAが接続される。AP MLDはSTA ratio per Link(element/field)を介してそれぞれのLink別にリンクされたSTAに対する情報を値又は比率(%)に関する情報を非AP MLDに送信することができる。
一例として、それぞれのLink別にリンクされたSTAに対する情報が値で表れる場合、Link 1は10、Link2は20で表現/設定される。従って、STA ratio per Link 1の値が10として設定される。また、STA ratio per Link2の値が20として設定される。
別の一例として、それぞれのLink別にリンクされたSTAに対する情報が比率で表れる場合、Link 1は20(10/50)%、Link2は40(20/50)%で表現/設定される。従って、STA ratio per Link 1の値が20として設定される。また、STA ratio per Link2の値が40として設定される。
上述した例は例示的なことであり、それぞれのLink別にリンクされたSTAに対する情報は多様に設定される。上述した例以外にも相対値としてそれぞれのLink別にリンクされたSTAに対する情報が設定される。
上述したそれぞれのLink別にリンクされたSTAに対する情報に基づいて、STAは各Link別に接続されたSTA数及び比率を確認/獲得することができ、これをLink選択のための情報に使用することができる。
一実施形態によれば、上述した「ratio per Link」(element/field)以外にも様々な情報/element/fieldが情報応答メッセージに含まれる。例えば、下記のような情報/element/fieldが情報応答メッセージに含まれる。
-各AP別BSS load情報
-Link間STR capability情報
-各Link別TXOP情報
-各Link別NAV情報
-推奨Link情報(すなわち、「recommend link」element)
-Link別接続STA比率情報(すなわち、「STA ratio per Link」element)
-その他など
上述した情報/element/field以外にもlink選択のために必要な様々な情報が情報応答メッセージに含まれ送信される。
上述した例のような情報を受信したSTAは受信した情報に基づいて、自身が変更又は再接続するAPを選択した後、Linkを再接続を要求するための要求メッセージを送信することができる。前記要求メッセージを受信したAP MLDは要求を承認する場合、「承認(Accept)」の応答メッセージを送信することができる。AP MLDは要求を拒否する場合、「拒否(Decline)」の応答メッセージを送信することができる。
もし要求を承認する場合、APは応答メッセージ送信以降からは再選択されたAPとのLinkを介してframe exchangeを実行することができる。逆に拒否する場合、STAは既存の接続されたLinkをそのまま使用することができる。
2)Unsolicited方法
非AP MLDが直接追加情報を要求するSolicited方法と違って、Unsolicited方法によれば、非AP MLDの追加情報要求なしにBeacon frame又は別途のフレーム(例えば、QoS data frameのfield(11ax規格のA-Control field)、management frame、FILS discovery frame、unsolicited Probe Response frame、PS-Pollフレーム又はNull frameなど)を介してAP MLDは非AP MLDに追加情報を送信することができる。別の例では、非AP MLDに追加情報を送信するためのフレームで新規フレームが定義される。
例えば、Beacon周期が多少長い場合、非AP MLDがLink switchingのために必要な必須の情報が足りないか最新情報ではない場合がある。従って、APはAP MLDのLink capability情報が含まれたフレームを非AP MLDに送信することができる。以降、non-AP STAはAP MLDの各Link別Capabilityに対する最新情報を獲得することができる。前記フレームは周期的に送信されるか非周期的に送信される。
一例として、前記フレームが周期的に送信される場合、APは一定の時間間隔ごとにAPの最新情報をシェアするためにフレームを送信することができる。このとき、その時間間隔はAPが送信するBeacon周期よりは短い必要がある。また、前記フレームでFILS discovery frameが用いられる場合、前記フレームは20usごとに送信される。別の一例として、APとSTAがcapability negotiationを介して合意した周期が用いられる場合もある。例えば、IOM capability elementの「periodic」field及び「interval」field/subfield値を介して送信周期が指示される。
別の一例として、前記フレームが非周期的に送信される場合、APの情報(capability、BSS parameter、operation element)が更新イベントが発生したときごとにAPは前記フレームを送信することができる。具体的な一例として、AP MLDのAPのLink capabilityが変更するときごとに接続されたSTAに変更された情報が送信される。この場合、STAはLink capabilityに対する最新情報を維持することができる。
上述した例によればnon-AP STAが別途のLink capability獲得のための要求メッセージを送信しないためsolicited方法に比べて比較的frame exchange overheadが少なく発生する効果がある。また、主要情報が更新されるときごとに更新された情報をSTAが受信することができるため、STAが受信した情報を有効に使用できる効果がある。
Unsolicited方法に係る具体的なAP MLD及び非AP MLDの動作の例が図22を介して説明される。
図22はlink変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。
図22を参照すると、AP MLDは非AP MLDの別途要求メッセージなしにLink再選択(reselection)に必要な必須情報を別途のframe(例えば、PS-Pollフレーム又はNull frameなど)でnon-APに送信することができる。
一実施形態によれば、図22と違って、AP MLDは非AP MLDの別途要求メッセージなしに、Link capabilityに対する情報を自身が非AP MLDに送信するDLフレーム(e.g.QoS data frame)のfieldを介してSTAに送信することもできる。前記実施形態に係るAP MLD及び非AP MLDの動作が図23を介して説明される。
図23はlink変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。
図23を参照すると、AP2はDLフレーム(すなわち、DL1)に基づいて、other APの情報(又はother APに関する情報)をSTA2に送信することができる。別の言い方をすると、DLフレームはother APに関する情報を含むことができる。例えば、other APに関する情報は802.11ax規格のA-Control fieldなどに含まれる。前記実施形態によれば、別途のメッセージなしに既存のDLフレームを活用するためフレームオーバーヘッドを減らせる効果がある。もしother APのCritical情報が変更され、情報のリアルタイムが必要な場合、図23の実施形態のように別途のメッセージを介して更新情報が送信される。
例えば、APのCritical情報は下記のAからQを含むことができる。
A. Inclusion of a Channel Switch Announcement element
B. Inclusion of an Extended Channel Switch Announcement element
C. Modification of the EDCA parameters element
D. Inclusion of a Quiet element
E. Modification of the DSSS Parameter Set
F. Modification of the CF Parameter Set element
G. Modification of the HT Operation element
H. Inclusion of a WideBand width Channel Switch element
I. Inclusion of a Channel Switch Wrapper element
J. Inclusion of an Operating Mode Notification element
K. Inclusion of a Quiet Channel element
L. Modification of the VHT Operation element
M. Modification of the HE Operation element
N. Insertion of a Broadcast TWT element
O. Inclusion of the BSS Color Change Announcement element
P. Modification of the MU EDCA Parameter Set element
Q. Modification of the Spatial Reuse Parameter Set element
従って、非AP MLDはBeacon frame周期と関係なく最新Link capability情報を獲得することができる。非AP MLDは受信された情報に基づいて、Link switching時適したLinkを選択することができる。前記受信された情報に基づいて、STAは適したLinkを再選択してAP MLDにLink変更又は再接続を要求することができる。前記要求メッセージは自身が再接続するAP情報及びLink情報を含むことができる。また、このメッセージを受信したAP MLDは要求を承認する場合、「承認(Accept)」の応答メッセージを送信することができ、拒否する場合、「拒否(Decline)」の応答メッセージを送信することができる。
もし要求を承認する場合、APは応答メッセージ送信以降からは再選択されたAPのLinkにframe exchangeを介してLink(re)setupを実行することができる。逆に拒否する場合、STAは既存の接続されたLinkをそのまま使用することができる。
3)General方法
General方法によれば、非AP MLDは自身が現在持った情報に基づいて、追加情報要求なしにLink変更又は再接続を要求することができる。このとき用いられる情報は以前に受信したBeacon又はManagement frameなどに含まれたAP MLDの情報及び非AP MLDの情報(例えば、Link別STR capability情報、Link state(enable/disable)情報など)を含むことができる。
Solicited方法と違って、STAはAP MLDに別途の情報要求なしに直接Link変更又は再接続のための要求メッセージをAP MLDに送信することができる。前記要求メッセージは自身が再接続するAP情報とLink情報を含むことができる。前記要求メッセージを受信したAP MLDは要求を承認する場合、「承認(Accept)」の応答メッセージを送信し拒否する場合、「拒否(Decline)」の応答メッセージを送信することができる。
もし要求を承認する場合、APは応答メッセージ送信以降からは再選択されたAPとのLinkを介してframe exchangeを実行することができる。逆に拒否する場合、STAは既存の接続されたLinkをそのまま使用することができる。
General方法に係る具体的なAP MLD及び非AP MLDの動作の例が図24を介して説明される。
図24はlink変更又は再接続のためのAP MLD及び非AP MLDの動作を示す。
図24を参照すると、STA2はQoS保証を理由に直接Linkを変更することを希望することができる。STA2が既存にAP MLDから受けた情報(例えば、Beacon frame又はManagement frameなどを介して受信した情報)があるか再接続することを希望するLinkを既に決定した場合、STA2は別途の情報要求なしにLink変更又は再接続を要求することができる。
STA2はLink switching request frameにSTA情報(e.g.STA IDなど)及び変更しようとするLink情報(e.g.Link ID又はAP BSS情報など)を含めて送信することができる。これを受信したAP MLDは変更を承認する場合、既存のLink2を介して「承認」のLink switching Response frameをSTA3に送信することができる。以降、非AP MLDのSTA2はLink(re)setupプロセスを実行した後、AP3に再接続される。
Link変更及び再接続方法をIndicationするためのシグナリング
上記で提案された方法を指示するために、AP MLD及び非AP MLD間のnegotiationを介して相互間の合意プロセスが必要である場合がある。このため、以下の明細書においては提案される方法をenableするためのシグナリング方法が提案される。
先ず、上記で提案された方法を指示するために、新規elementが提案される。以下においてはLink変更及び再接続方法に対してIndicationするためのシグナリングに関する実施形態が説明されるが、前記実施形態はAnchored link変更及び再接続方法に対してindicationするためのシグナリングに関する実施形態にも適用される。
Link変更及び再接続方法をIndicationするためのシグナリングプロセスはmulti-Link setup又はmulti-Link setup以降、実行することができる。また、Link変更及び再接続方法をIndicationするためのシグナリングプロセスに以下において提案される新規elementsが用いられる。例えば、前記elementsは従来規格の(re)association frame又は新規frameに含まれる。
IOM(Information Obtain Method)Capability Element
IOM capability elementはマルチリンクのための追加情報獲得方法の活性化(enable)可否に関する情報を含むことができる。例えば、AP MLDと非AP MLDがmulti-Link setupプロセスにおいて動作合意のためのメッセージを交換するプロセス(例:capability negotiationプロセス)においてメッセージにelementにIOM capability値が存在することができる。前記メッセージにelementにIOM ca pability値が存在することはIOM capabilityがサポートされることを意味する。
一実施形態によれば、AP MLDがIOM capabilityをサポートする場合、APはOther APの情報を内部的に共有し、Other APの情報を持つことができる。other APの情報がシェアされないMLDはIOM capabilityをサポートすることができない。
一実施形態によれば、IOM capability elementの値が第1値(例えば、1)として設定される場合、IOM capability elementはIOMを活性化させ指示された機能で動作することを意味する。逆に、IOM capability elementの値が第2値(例えば、0)として設定される場合、IOM capability elementはIOMを非活性化させることを意味する。
一実施形態によれば、IOM capability elementは様々な動作を指示するために様々なfield/elementを含むことができる。例えば、IOM capability elementは以下において説明される様々なfield/elementを含むこともできる。但し、AP MLDがリンク変更を要求する場合、及び非AP MLDがリンク変更を要求する場合、によってIOM capability elementに追加されるfield/elementが異なって設定される。また、IOM capability elementに追加されるfield/elementのうち、少なくとも一部は省略される。一例として、IOM capability elementに追加されるfield/elementのうち、指示する必要がない情報を含むfield/elementは省略することができる。
以下においてはマルチリンクに関する追加的な情報を獲得するために定義/設定される様々なfield/elementの例が説明される。以下において説明される様々なfield/elementは独立して構成されるか、2つ以上のfield/elementが結合され様々なフレームを介して送信される。例えば、以下において説明される様々なfield/elementは別のelementに含まれ定義する動作を実行することができる。別の例では、以下において説明される様々なfield/elementはそれぞれのelement又は独立したfieldに別のelementに追加されて用いられる。
Method種類(又はMethod)field/element
Method種類field/element(以下の通り、Method field/element)はIOMの動作方法に関する情報を含むことができる。別の言い方をすると、Method field/elementはIOMの動作方法を指示することができる。例えば、非AP MLDがAPから情報獲得のためにIOM方法を活性化させるとき、非AP MLDは上記で提案した方法(例えば、Solicited方法、Unsolicited方法、General方法)のうち、使用する方法を選択して指示することができる。
一例として、Method field/elementの値が第1値(例:0)であることに基づいて、Solicited方法が指示/用いられる。Method field/elementの値が第2値(例:1)であることに基づいて、Unsolicited方法が指示/用いられる。Method field/elementの値が第3値(例:2)であることに基づいて、General方法が指示/用いられる。Method field/elementの値が第4値(例:3)であることに基づいて、Solicited方法とUnsolicited方法全て指示/用いられる。
別の一例として、Method field/elementで1bitが用いられる。この場合、Method field/elementの値が第1値(例:0)(例:0)であることに基づいて、Solicited方法が指示/用いられる。Method field/elementの値が第2値(例:1)であることに基づいて、Unsolicited方法が指示/用いられる。
別の一例として、Method field/elementで2bitが用いられる。この場合、各方法別単独使用又は重複使用などが指示される。
情報範囲(Info range)field/element
情報範囲(Info range)fieldは非AP MLDが情報を要求する場合、(又はIOMが非AP MLDに情報を提供する場合)、情報の範囲を指示するために用いられる。
例えば、情報範囲(Info range)fieldの値が第1値(例:0)である場合、情報範囲(Info range)fieldはAPが持った一部情報のみ提供されることを示すことができる。情報範囲(Info range)fieldの値が第2値(例:1)である場合、情報範囲(Info range)fieldはAPが持った全ての情報(又は全体情報)が提供されることを示すことができる。
一実施形態によれば、APが持った情報(element)の全体又は一部要求を表すために情報範囲(Info range)fieldが定義されるが、STAは追加的なsubfieldを介してさらに詳細な情報を要求することもできる。例えば、提供される情報範囲(例えば、all information又はpartial information)を指示するためのsubfieldが情報範囲fieldに含まれる。例えば、提供される情報範囲を指示するためのsubfieldはall/partial subfieldに定義/設定される。
一実施形態によれば、全ての情報が提供されるか否か又は前記全ての情報のうち、変更された情報のみが提供されるか否かを表すためのsubfieldが新しく提案される。別の言い方をすると、前記新しく提案されたsubfieldは全ての情報が提供されるか否か又は前記全ての情報のうち、変更された情報のみが提供されるか否かを指示することができる。
例えば、全ての情報が提供されるか否か又は前記全ての情報のうち、変更された情報のみが提供されるか否かを表すためのsubfieldはonly updated subfieldに定義/設定される。
STAが変更された情報のみを受信を希望する場合、only updated subfield値が1に設定される。別の言い方をすると、STAが変更された情報のみを受信を希望する場合、前記STAはonly updated subfield値を1として設定することができる。例えば、only updated subfield値が1に設定された場合、solicited方法によれば、STAが情報要求時、AP(又はAP MLD)は要求した情報のうち、変更された情報(すなわち、更新された情報)のみを送信することができる。別の例では、only updated subfield値が1に設定された場合、unsolicited方法によれば、APはSTAが設定した情報範囲で変更された情報のみを通知(notify)することができる。
前記例によれば、変更された情報のみを受信するために、情報範囲(Info range) field内only updated subfieldが提案されたが、これに限られるものではない。変更された情報のみを受信するために、別途のfield又はe lementが定義/設定される。
上述した実施形態によれば、STAが要求できる情報の範囲がUpdateされた情報又は全ての情報に設定される。この場合、多いフレームオーバーヘッドを希望しないSTAは変更された情報に対してのみ受信するように要求することができる。従って、オーバーヘッドを減らせる効果がある。
リンク条件(Link condition)field/element
リンク条件(Link condition)fieldは要求する特定のリンクを指示するために用いられる。別の言い方をすると、リンク条件(Link condition)fieldは要求する特定のリンクに関する情報を含むことができる。リンク条件fieldはSTAが特定のリンク情報のみをAPから提供を希望する場合、用いられる。
リンク条件(Link condition)fieldはリンク識別子(e.g.Link ID、BSS ID)で表すことができる。別の言い方をすると、リンク条件(Link condition)fieldはリンク識別子(e.g.Link ID、BSS ID)に関する情報を含むことができる。別の言い方をすると、情報を獲得するためのリンクを特定のするために、リンク識別子が用いられる。必要時、STAが要求したリンク識別子の総数を示す「The number of links」fieldがともに用いられる場合もある。
例えば、Link 1に接続されたSTAがLink2、Link3に対する情報のみをAPに要求を希望する場合、STAはリンク条件fieldにlink2、link3を表示してLink2、Link3に対する情報をAPに要求することができる。例えば、上述したInfo range fieldの値が1である場合、link2、link3に該当する全ての情報が送信される。別の例では、上述したInfo range fieldの値が0である場合、link2、link3においてSTAが指定した一部情報が送信される。一実施形態によれば、STAが指定する一部情報は以下Info condition fieldを介して決定される。
一実施形態によれば、リンク条件(Link condition)fieldの値がないか0である場合、APはリンク条件がないと判断することができる。従って、APはSTAに全てのリンクに関する情報を提供/送信することができる。
このとき、もしSTAが接続されたAP MLDの全体APに対するリンク情報の要求を希望する場合に対して以下のような追加的なオプションを提案する。1番目は「Link condition」fieldに全てのAPに対するLink識別子を含めて要求する方法である。2番目は「Link condition」fieldにsubfieldに「all/partial」fieldを持つ方法である。このとき、「all/partial」fieldは現在STAが要求したLink conditionが全体APの情報であるか一部のAPの情報であるかを示す指示子である。例えば、「all/partial」fieldが1である場合、接続AP MLDの全てのAPに対する情報要求を意味し、「all/partial」fieldが0である場合、接続AP MLDの一部のAPに対する情報を要求することを意味する。もし一部のAPに対する情報を要求する場合はどのAPの情報を要求するかに対するLink識別子に対する情報が提供される必要がある。3番目は「Link condition」fieldを省略する方法である。もし「Link condition」fieldが省略されたままに送信される場合、AP MLDはこれを全体APに対する情報要求として受ける一例である。802.11beにおいては上記のような複数オプションで一部のAPに対する情報を要求することができる。
但し、上記の場合のようにSTAが接続されたAP MLDの全体APに対するリンク情報を要求する場合、AP MLDは現在セットアップ(setup)されたAPの情報のみを応答する。例えば、AP MLDが合計5個のAP(AP1~AP5)を持っている場合、非AP MLDと3個のリンクのみで(AP1~AP3)セットアップされた場合、非AP MLDのSTAから全体APに対する情報要求メッセージを受信した場合、セットアップされたリンク(AP1~AP3)に対する情報のみを応答する。
情報条件(Info condition)field/element
情報条件(Info condition)fieldは要求する特定の情報種類を指示するために用いられる。別の言い方をすると、情報条件(Info condition)fieldはSTAが特定の情報のみをAPから提供を希望する場合、用いられる。
例えば、情報条件fieldはInfo range fieldが0として設定された場合にのみ用いられる。別の例では、情報条件fieldはInfo range fieldがない場合もSTAが特定の情報を指示するために用いられる。
例えば、情報条件field内で、STAが指定可能な情報(e.g.BSS load、STR capabilityなど)がBitmapで表すことができる。一例として、APが提供する情報の種類及びBit内指示方法又は手順などは多様に設定される。
一実施形態によれば、情報条件fieldは上述したリンク条件fieldとともに用いられる。一実施形態によれば、情報条件fieldは様々なfield/elementの組み合わせに基づいて、様々な条件の要求情報をSTA(又はAP)に送信することができる。
これと関連して、STAが特定の情報を指示を要求するために既存の規格のElementを再利用することもできる。例えば、Request IE又はExtended Request IEを使用することができる。これに対するelement情報は図25及び図26の通りである。
図25はRequest IEフォーマットの一例を示す。
図26はExtended Request IEフォーマットの一例を示す。
図25及び図26のelementはProbe Request frame又はinformation request frameに特定の情報を要求するために用いられる。STAが応答したい情報に対するリストをrequested element IDsに指示すれば、APはそれに対応する情報をProbe Response frame又はinformation Response frameに含めて送信する。従って、本明細書でもこのelementを特定の情報を要求するための指示子で再利用することができ、リンク識別子(e.g.Link identifier)とともに希望するリンクの必要な情報を要求するために使用することもできる。例えば、図28及び図29において言及したRequest elementにBSS load情報に対するelement IDを指示してAP2に対する情報を希望する場合、Link identifierに指示する場合、AP2のBSS load情報のみを要求できることである。このようなelement ID情報はLink識別子情報とともに様々な組み合わせで特定のAPの特定の情報を指示するのに用いられる。もし、本発明において既存のフレームではない情報要求のための新規フレームを定義する場合も図25及び図26のRequest element及びExtended Request elementは再利用される。
また、既存の規格においては特定の情報を要求するためにPV 1 Probe Response Option elementを提供するのに、特定の情報を指示する方法でこのようなelementを再利用することもできる。STAが必要な情報をProbe Requestにoptional informationを要求するために使用する方法で頻繁に使用する情報に対して以下のようにProbe response option bitmapで各情報を指示している。但し、11beの場合、MLDを考慮してmulti-linkの情報を提供する必要があるため、STAは以下のようなbitmap指示子とともにLink identifierを用いて様々な組み合わせの特定のリンクの特定の情報を要求することができる。但し、この場合、802.11beにおいてmulti-linkとともに新しく定義されるoptional information(e.g.STR capability)があり得るため、もしこのPV 1 Probe Response Option elementを再利用する場合は802.11beにおいて新しく定義されるかさらに獲得する必要がある情報に対するbitmapが新規定義又は追加定義される必要がある。
図27はPV 1 Probe Response Option elementフォーマットの一例を示す。
送信周期性(periodic)field/element
STAがUnsolicited方法で情報を提供を希望する場合、前記情報を含むメッセージを周期的に受信するか非周期的に受信するか否かを送信周期性(periodic)fieldを介して指示することができる。
例えば、STAが前記情報を非周期的に受信を希望する場合、other APの情報に対して更新が発生するときごとに更新された情報に対してAPが通知することができる。
別の例では、STAが前記情報を周期的に受信するように指示する場合はSTAが設定した周期間隔で前記情報を含むメッセージを受信することもできる。
一実施形態によれば、送信周期性(periodic)fieldが1bitに設定される。送信周期性(periodic)fieldの値が1として設定される場合、STAは周期的にメッセージを受信するperiodic方法を介して情報を受信/獲得することができる。送信周期性(periodic)fieldの値が0として設定される場合、STAは非周期的にメッセージを受信する方法を介して情報を受信/獲得することができる。
送信周期(interval)field/element
一実施形態によれば、STAが周期的にother APの情報を受信されるように希望する場合、STAはその周期を直接設定することもできる。STAは送信周期(interval)fieldに基づいて、other AP情報を受信する周期に関する情報を送信することができる。但し、周期はBeacon送信周期よりは短く設定される必要がある。例えば、FILS discovery frameが用いられる場合、その周期は20usに設定される必要がある。
上述した通り送信周期を指示するelement内別途のfieldに定義されるか、送信周期性field(periodic field)内subfieldとも定義される。
一実施形態によれば、マルチリンクに関する追加的な情報を獲得するために定義/設定されるfield/elementは上述したfield/elementに限らず、様々なfield/elementがさらに設定される。
従って、MLD(AP MLD又は非AP MLD)はmulti-Link setupプロセスにおいて上述したelements/fieldsのうち、少なくとも1つを用いてAP MLDと非AP MLD間のnegotiationを介してIOM機能(capability)を指示することができる。また、MLDはmulti-Link setup完了以降、別途のメッセージ交換を介してMLD間の合意内容を更新させることができる。
一実施形態によれば、IOM機能(capability)が活性化された場合、リンク変更及び再接続のための実施形態に基づいてAP MLD及び非AP MLDが動作することができる。
以下においては、IOM機能(capability)が活性化された場合、AP MLD及び非AP MLDの動作の例が説明される。例えば、非AP MLDが上述したfield/elementをAP MLDに送信することで、マルチリンクのための追加情報を要求することができる。非AP MLDは上述したfield/elementを含むIOM capability elementをAP MLDに送信することができる。上述したfield/elementがIOM capability elementに含まれることは例示的なことであり、独立したfield/elementで送信される。
例えば、multi-Link setupプロセスにおいて非AP MLDは「Method field=0」及び「Info range field=1」を含むIOM capability elementをAP MLDに送信しAP MLDとこれに対して合意することができる。この場合、multi-Link setup以降、非AP MLDはSolicited methodに動作し、情報要求時beaconに含まれた全ての情報を含むマルチリンクのための情報(例えば、Other APに関する情報)を要求することができる。従って、AP MLDはSTAから要求メッセージを受信した場合にのみ、Linkに対する情報を応答メッセージで提供/送信することができる。AP MLDは要求メッセージ受信時、AP MLD内の全てのリンクに対する情報を含む応答メッセージをSTAに送信することができる。前記AP MLD内の全てのリンクに対する情報はbeaconに含まれた情報を全て含むことができる。
別の例では、非AP MLDは「Method field=1」、「Info range field=0」、「Linkrange=Link ID2」、「Info condition field=(bitmapを介してBSS loadを表示した値)」を含むIOM capability elementをAP MLDに送信しAP MLDとこれに対して合意することができる。この場合、multi-Link setup以降、非AP MLDはUnSolicited methodで動作することができる。従って、別途の要求メッセージなしにもAPはLink2のBSS load情報を別途のメッセージを介してSTAに送信することができる。
別の例では、非AP MLDは「Method field=0」、「Info range field=0」、「only updated field or subfield=1」、「Info condition field=(bitmapを介してBSS loadを表示した値)」を含むIOM capability elementをAP MLDに送信しAP MLDとこれに対して合意することができる。この場合、multi-Link setup以降、非AP MLDはSolicited methodで動作することができる。従って、AP MLD(又はAP)はSTAが情報要求時接続されたAP MLDの全てのAPのBSS load情報のうち、更新された(変更された)情報のみを応答メッセージに含めてSTAに送信することができる。
AP MLDと非AP MLDはmulti-Link setupプロセスにおいて又はmulti-Link setup以降、本明細書において提案するシグナリング方法を介して提案するIOM方法を活性化させ、IOM capability element内の様々なfiled値を介して要求する情報範囲及び種類を制限することができる。
このように、規格においてこのようなIOMシグナリング方法を介してMLD間の正確な動作協議(Negotiation)以降、IOM動作を実行する場合もあるが、本明細書においては別途のシグナリングプロセスなしにMLD実装によってIOM方法が動作する場合も考慮する。これはAP MLDと非AP MLDの協議なしにAP MLD実装によって又は非AP MLDの実装によって動作することを意味する。
大体先に提案した内容通りに動作が可能であるが、別途のシグナリング交換なしにMLDがIOM動作を実行する場合、以下のような制約事項が発生する場合がある。
1)Solicited方法に対する制約事項:もしAP MLDのAP間にInfo sharingがサポートされない場合、STAが別のLinkに対する情報を要求した場合、応答することができない。
2)Unsolicited方法に対する制約事項:APがLink追加情報が必要なSTAを自ら判断して(例えば、beacon周期など)別途のメッセージを提供する。従って、STAは自身がこの情報を提供されるか予め予測することができない。
MLDが別途のシグナリング方法なしにIOMを実装する場合、動作プロセスが単純になれるが、上記で言及した制約事項があり得る。
上記で言及した「IOM capability」elementを用いてAP MLDと非AP MLD間の合意に基づいて本明細書において提案する方法を設定することもできる。但し、Solicited方法の場合、もし合意された内容ではなくSTAが特定の情報を指示して一時的にその情報の獲得を希望する場合、dynamicにSTAがRequest messageを送信するとき、指示する内容(例えば、IOM capability情報)を含めて要求することもできる。
Multi-Link setup時又は以降、AP MLDと非AP MLDが合意して合意された内容に基づいてSTAがAPから情報を提供される場合もあるが、STAが一時的に特定のAPの情報又はAPの特定のパラメータ情報の要求を希望する場合、情報要求時要求フレーム(例えば、Probe Request frame又はreassociation frame又は新規frameなど)内「IOM capability」elementを用いて要求を希望する情報に対する指示事項を含めて送信すれば、APがその情報値に基づいて情報を含めて応答メッセージとして提供することができる。もしIOM capability element内フィールドが省略された場合は既存に合意された内容に基づいてAPは情報を提供する。
従って、MLDはmulti-Link setupプロセス又は以降、上記のelementを用いてAP MLDと非AP MLD間のnegotiationを介して提供される情報に対して合意して情報を提供される。又は、MLDはSTAが要求メッセージに要求を希望する情報に対する指示事項を含めて送信することで一時的に要求した情報に対してのみ受信することもできる。但し、STAが要求メッセージに特別な指示事項が省略された場合、基本合意された指示事項に基づいて動作する。もしmulti-Link setup完了以降、合意内容を変更したい場合は別途のメッセージ交換を介してMLD間の合意内容を更新させることができる。
変更されたCritical update情報を要求するための方法
本明細書においては非AP MLDのSTAがAP MLDのaffiliated A Pの一部情報を要求する方法を提案する。しかし、このような方法は特にSTAが変更されたCritical update情報のみを獲得するための方法で用いられる。
1番目に、STAがAP MLDのaffiliated APに一部情報を要求するrequest frame(e.g.Probe Request frame)に「Change sequence」element(又はfield)とリンク指示子(e.g.Link ID又はBSS ID)を使用する方法である。802.11ahにおいてはProbe Request frameに「Change sequence」elementを含めて送信する場合、Probe responseが現在Critical updateリストにおいて更新された値のみを含めたcompressed Probe responseに応答する。このような方法を802.11beにおいて再利用してSTAはAPに変更されたCritical update情報のみを獲得するのに活用することができる。例えば、非AP MLDのSTAがProbe RequestにChance sequence elementを含めて送信すれば、これを受信したAPは Critical update変更値のみを含めたProbe responseを応答する。このとき、STAはChange sequence elementを含めたrequest frame送信に対して802.11beにおいては4つの動作オプションを提案することができる。
1)STAがChange sequence elementを含めたrequest frame送信時、これを受信したAPが自身のCritical updateの変更情報を提供する方法である。例えば、非AP MLDのSTA1がProbe RequestにChange sequence elementを含めてAPに送信する場合、(但し、この場合、別途のリンク指示子なしに送信した場合)、これを受信したAP1は自身のCritical updateの変更値をProbe Response frameに含めて応答する。
2)STAがChange sequence elementを含めたrequest frame送信時(但し、この場合、別途のリンク指示子なしに送信した場合)、これを受信したAPが自身が含まれたAP MLDの全てのAPの情報を提供する方法である。例えば、非AP MLDのSTA1がProbe RequestにChange sequence elementを含めてAPに送信する場合、これを受信したAP1は自身が接続されたAP MLDの全てのAP(例えば、AP1、2、3)のCritical updateの変更値をProbe Response frameに含めて応答する。
3)STAがChange sequence elementとともにLink identifier(リンク指示子、例えば、Link ID又はBSS IDなど)を含めて送信時、これを受信したAPが指示されたLink identifierに該当するリンクのCritical updateの変更値を全て含めて応答する方法である。例えば、非AP MLDのSTA1がProbe RequestにChange sequence elementとともにLink identifierにAP1、2を指示してAPに送信した場合、(AP MLDがAP1、2、3を持つと仮定する場合)、Probe Response frameにAP1、2に該当するCritical update変更値のみを含めて応答する方法である。
4)STAがChange sequence elementとともに「all/part」field(要求する情報が接続AP MLDの全てのAPの意味するか、一部のAPを意味するかの条件を指示する指示子)を含めたrequest frame送信時、「all/part」field値によって全ての情報又は一部情報をresponseに応答する方法である。例えば、STAがProbe Request frameにChange sequence elementとともに「all/part」field値を1を指示して送信する場合、(全てのAPに対する情報要求を意味)、これを受信したAPは接続AP MLDの全てのAPに対するCritical update変更値を含めたProbe responseを応答する。又はSTAがProbe Request frameにChange sequence elementとともに「all/part」field値を0に指示して送信する場合、(一部のAPに対する情報要求を意味)、これを受信したAPは接続AP MLDの一部のAPに対するCritical update変更値を含めたProbe responseを応答する。この場合、STAはどのAPの情報を要求するかを指示できるLink identifier(リンク指示子、Link ID又はBSS ID)をともに含めて送信する必要がある。
2番目に、STAがAP MLDのaffiliated APに一部情報を要求するrequest frame(e.g.Probe Request frameに「updated only」field(本明細書において新規定義したfield)とリンク指示子(e.g.Link ID又はBSS ID)を使用する方法である。STAがAPに情報を要求するrequest frameに「updated only」field値を1に設定して送信する場合、APは自身のCritical update値において更新された情報のみを応答する方法である。別途のelement追加なしに1bitの簡単なフィールドに示すことができるはことが利点である。このとき、STAは「updated only」fieldを含めたrequest frame送信に対して802.11beにおいては4つの動作オプションを提案することができる。
1)STAが「updated only」field値を1に設定したrequest frame送信時、これを受信したAPが自身のCritical updateの変更情報を提供する方法である。「updated only」field値を0として設定してrequest frame送信時、これを受信したAPは自身の現在Critical updateの現在情報(すなわち、変更情報だけでなく変更されていない情報を含めた全ての情報を提供)を提供する。例えば、非AP MLDのSTAがProbe Requestに「updated only」fieldを1に指示してAPに送信する場合、(但し、この場合、別途のリンク指示子なしに送信した場合)、これを受信したAPは自身のCritical updateの変更値のみをProbe Response frameに含めて応答する。
2)STAが「updated only」fieldを含めたrequest frame送信時(但し、この場合、別途のリンク指示子なしに送信した場合)、これを受信したAPが自身が含まれたAP MLDの全てのAPの情報を提供する方法である。例えば、非AP MLDのSTA1がProbe Requestに「updated only」field値を1に設定してAPに送信する場合、これを受信したAP1は自身が接続されたAP MLDの全てのAP(例えば、AP1、2、3)のCritical updateの変更値をProbe Response frameに含めて応答する。
3)STAが「updated only」fieldとともにLink identifier(リンク指示子、例えば、Link ID又はBSS IDなど)を含めて送信時、これを受信したAPが指示されたLink identifierに該当するリンクのCritical updateの変更値を全て含めて応答する方法である。例えば、非AP MLDのSTA1がProbe Requestに「updated only」field=1とともにリンク指示子でAP1、2を指示してAPに送信した場合、(AP MLDがAP1、2、3を持つと仮定する場合)、Probe Response frameにAP1、2に該当するCritical update変更値のみを含めて応答する方法である。
4)STAが「updated only」fieldとともに「all/part」field(要求する情報が接続AP MLDの全てのAPの意味するか、一部のAPを意味するかの条件を指示する指示子)を含めたrequest frame送信時、「all/part」field値によって全ての情報又は一部情報をresponseに応答する方法である。例えば、STAがProbe Request frameに1に設定した「updated only」fieldとともに「all/part」field値を1を指示して送信する場合、(全てのAPに対する情報要求意味)、これを受信したAPは接続AP MLDの全てのAPに対するCritical update変更値を含めたProbe responseを応答する。又はSTAがProbe Request frameに1に設定した「updated only」fieldとともに「all/part」field値を0に指示して送信する場合、(一部のAPに対する情報要求を意味)、これを受信したAPは接続AP MLDの一部のAPに対するCritical update変更値を含めたProbe responseを応答する。この場合、STAはどのAPの情報を要求するかを指示できるLink identifier(リンク指示子、Link ID又はBSS ID)をともに含めて送信する必要がある。
802.11be規格において定義したML(Multi-Link)elementを用いてSTAが接続AP MLDのother APの情報(又は接続AP MLDの全てのリンクの情報)を要求する方法も提案する。
図28は802.11beにおいて定義されたML elementフォーマットの一例を示す。
802.11beにおいては各リンク別情報を定義するために図28の上部のようにML elementを定義した。以降、提案する機能によってElement又はFieldが追加される。前記ML elementはElement IDフィールド、Lengthフィールド、Element ID Extensionフィールド、Multi-Link Controlフィールド、Common Infoフィールド及びLink Infoフィールドを含むことができる。
図28の下部はMulti-Link Controlフィールドを示す。
前記Multi-Link ControlフィールドはTypeサブフィールドを含む。前記Typeサブフィールドは以下のように定義されML elementの様々なvariantを区別するために使用される。ML elementの様々なvariantは別のmulti-link動作に対して使用される。
前記Multi-Link ControlフィールドはPresence Bitmapサブフィールドをさらに含む。前記Presence BitmapサブフィールドはCommon Infoフィールドにおいて様々なサブフィールドの存在を指示するのに使用される。
前記Common InfoフィールドはMulti-Link elementが送信されるリンクに対するLink ID Infoサブフィールド及びBSS Parameters Change Countサブフィールドを除いた全てのリンクに共通的な情報を転送し、前記Typeサブフィールドの値に基づいて選択的に存在する。
前記Common Infoフィールドは前記Multi-Link Controlフィールドのサブフィールドによってその存在が表示される0個以上のサブフィールドで構成される。前記Common InfoフィールドのサブフィールドはMulti-Link Controlサブフィールドの当該存在サブフィールドと同じ順で示される。
前記Link Infoフィールドはリンクに特定の情報を転送し、Typeサブフィールドの値に基づいて選択的に存在する。
Probe Request variant Multi-Link要素はAPがAPと同じAP MLDに属した別のAPの情報を提供するように要求するのに使用される。プローブ要求フレームにプローブ要求variant Multi-Link elementを含めればこれをMLプローブ要求として識別する。
前記Link Infoフィールドは0個以上のPer-STA Profile subelementを含む。
図29はProbe Request variant Multi-Link要素のPer-STA Profile subelementを示す。
図29の上部を参照すると、Probe Request variant Multi-Link要素のPer-STA Profile subelementはSubelement IDフィールド、Lengthフィールド、STA Controlフィールド及びSTA Profileフィールドを含む。
図29の下部はSTA Controlフィールドを示す。前記STA ControlフィールドはLink IDサブフィールド、Complete Profileサブフィールド及び保留(reserved)フィールドを含む。
前記Link IDサブフィールドは情報が要求されたAPを固有に識別する値を指定する。
前記Complete ProfileサブフィールドはAPから完全な情報を要求するとき1に設定される。そうでない場合、Complete Profileサブフィールドは0として設定される。
Per-STA Profile subelementのSTA Profileフィールドはnon-AP STAがper-STA Profileに該当するAPから部分情報を要求する場合、(Extended)Request要素のみを含み、non-AP STAがAPから完全な(complete)情報を要求する場合、存在しない。
以下においては、図1から図29を参照して、上述した実施形態を説明する。
図30は本実施形態に係る送信MLDが受信MLDにプローブ応答フレームに基づいて送信MLDが含むAPの情報を提供する手順を示したフロー図である。
図30の一例は次世代無線LANシステム(IEEE 802.11be又はEHT無線LANシステム)がサポートされるネットワーク環境において実行することができる。前記次世代無線LANシステムは802.11axシステムを改善した無線LANシステムとして802.11axシステムと下位互換性(backward compatibility)を満たすことができる。
本実施形態はMLD通信において受信MLDのSTAが送信MLDの全てのリンク又は一部のリンクに対する情報を要求する方法及び装置を提案する。前記送信MLDはAP MLDであり、前記受信MLDは非AP MLDであり得る。
S3010ステップにおいて、送信MLD(Multi-link Device)は受信MLDから第1リンクを介してプローブ要求フレームを受信する。
S3020ステップにおいて、前記送信MLDは前記受信MLDに前記第1リンクを介してプローブ応答フレームを送信する。
一例として、前記送信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1送信STA(station)、第2リンクにおいて動作する第2送信STA及び第3リンクにおいて動作する第3送信STAを含む。前記受信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1受信STAを含む。前記受信MLDは前記第2リンクにおいて動作する第2受信STA及び前記第3リンクにおいて動作する第3受信STAをさらに含むことができる。
前記第1受信STAが前記第2及び第3リンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは前記第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含む。すなわち、前記第1受信STAが特定のリンクに対する情報のみを前記第1送信STAから提供を希望する場合、前記プローブ要求フレームに前記特定のリンクに対するリンク識別子を含めて必要な情報を指示することができる。
但し、前記第1受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは全てのリンクに対するリンク識別子を含まない。既存では前記第1受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームに全てのリンクに対する識別子を含める必要があるためオーバーヘッドが大きいという問題があった。その一方で、本実施形態は前記第1受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、全てのリンクに対する識別子を含める必要がないため(全てのリンクに対する識別子を省略するか除いて)フレームオーバーヘッドを減らせる効果がある。
前記プローブ要求フレームは情報範囲フィールド及び情報条件フィールドを含むことができる。
前記情報範囲フィールドは前記受信MLDが提供できる情報を含むことができる。前記情報範囲フィールドが1に設定されれば、前記受信MLDが提供できる情報は前記送信MLDの全ての情報であり得る。前記情報範囲フィールドが0として設定されれば、前記受信MLDが提供できる情報は前記送信MLDの一部情報又は更新された情報であり得る。前記送信MLDの全ての情報はリンク識別子によって指示された特定のリンクに対する全ての情報であり得る。前記送信MLDの一部情報又は更新された情報もリンク識別子によって指示された特定のリンクに対する一部情報又は更新された情報であり得る。
前記情報条件フィールドは前記受信MLDが提供したい情報を含むことができる。前記情報範囲フィールドは0として設定されれば、前記受信MLDが提供したい情報はビットマップで定義される。前記ビットマップの各ビットは前記受信MLDが指定可能な情報を示すことができる。例えば、前記ビットマップが6ビットで構成されると仮定すれば、前記ビットマップの1番目のビットは各AP別BSS(Basic Service Set)ロード(load)情報を表し、2番目のビットはリンク間STR(Simultaneous transmit and receive)Capability情報を表し、3番目のビットは各リンク別TXOP(Transmission Opportunity)情報を表し、4番目のビットは各リンク別NAV(Network Allocate Vector)情報を表し、5番目のビットは推奨リンク情報を表し、6番目のビットはリンク別接続STA比率情報を示すことができる。このとき、各ビットが1に設定される場合、前記受信MLDは当該情報を要求することができ、各ビットが0として設定される場合、前記受信MLDは当該情報を要求しない。
前記プローブ要求フレームは変更シーケンス要素(Change sequence element)をさらに含むことができる。前記プローブ要求フレームが前記第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含む場合、前記変更シーケンス要素は前記第2及び第3送信STAの重要更新情報を要求するために用いられる。前記プローブ要求フレームが前記全てのリンクに対するリンク識別子を含まない場合、前記変更シーケンス要素は前記送信MLD内の全ての送信STAの重要更新情報を要求するために用いられる。
また、前記プローブ要求フレームは前記変更シーケンス要素の代わりに新しく定義したupdated onlyフィールドをさらに含むことができる。前記updated onlyフィールドも送信MLDの重要更新情報(変更された情報)を要求するのに用いられる。
前記プローブ応答フレームは前記受信MLDが提供できる情報、前記受信MLDが提供したい情報、前記第2及び第3送信STAの重要更新情報又は前記送信MLD内の全ての送信STAの重要更新情報を含むことができる。すなわち、前記送信MLDの前記第1送信STAは前記第1受信STAが要求した情報を前記プローブ応答フレームを介して前記第1受信STAに知らせることができる。
前記プローブ要求フレームはリンク指示子情報をさらに含むことができる。前記リンク指示子情報は前記第1、第2又は第3リンクの識別子情報を含むことができる。前記第1受信STAのプロフィール(profile)フィールド、前記第2受信STAのプロフィールフィールド及び前記第3受信STAのプロフィールフィールドは前記リンク指示子情報に基づいて前記プローブ要求フレームに含まれる。例えば、前記リンク指示子情報に前記第1リンクの識別子情報が含まれれば、前記第1受信STAのプロフィールフィールドが前記プローブ要求フレームに含まれる。前記リンク指示子情報に前記第2リンクの識別子情報が含まれれば、前記第2受信STAのプロフィールフィールドが前記プローブ要求フレームに含まれる。
図31は本実施形態に係る受信MLDが送信MLDにプローブ要求フレームに基づいて送信MLDが含むAPの情報を要求する手順を示したフロー図である。
図31の一例は次世代無線LANシステム(IEEE 802.11be又はEHT無線LANシステム)がサポートされるネットワーク環境において実行することができる。前記次世代無線LANシステムは802.11axシステムを改善した無線LANシステムとして802.11axシステムと下位互換性(backward compatibility)を満たすことができる。
本実施形態はMLD通信において受信MLDのSTAが送信MLDの全てのリンク又は一部のリンクに対する情報を要求する方法及び装置を提案する。前記送信MLDはAP MLDであり、前記受信MLDは非AP MLDであり得る。
S3110ステップにおいて、受信MLD(Multi-link Device)は送信MLDに第1リンクを介してプローブ要求フレームを送信する。
S3120ステップにおいて、前記受信MLDは前記送信MLDから前記第1リンクを介してプローブ応答フレームを受信する。
一例として、前記送信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1送信STA(station)、第2リンクにおいて動作する第2送信STA及び第3リンクにおいて動作する第3送信STAを含む。前記受信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1受信STAを含む。前記受信MLDは前記第2リンクにおいて動作する第2受信STA及び前記第3リンクにおいて動作する第3受信STAをさらに含むことができる。
前記第1受信STAが前記第2及び第3リンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは前記第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含む。すなわち、前記第1受信STAが特定のリンクに対する情報のみを前記第1送信STAから提供を希望する場合、前記プローブ要求フレームに前記特定のリンクに対するリンク識別子を含めて必要な情報を指示することができる。
但し、前記第1受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは全てのリンクに対するリンク識別子を含まない。既存では前記第1受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームに全てのリンクに対する識別子を含める必要があるためオーバーヘッドが大きいという問題があった。その一方で、本実施形態は前記第1受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、全てのリンクに対する識別子を含める必要がないため(全てのリンクに対する識別子を省略するか除いて)フレームオーバーヘッドを減らせる効果がある。
前記プローブ要求フレームは情報範囲フィールド及び情報条件フィールドを含むことができる。
前記情報範囲フィールドは前記受信MLDが提供できる情報を含むことができる。前記情報範囲フィールドが1に設定されれば、前記受信MLDが提供できる情報は前記送信MLDの全ての情報であり得る。前記情報範囲フィールドが0として設定されれば、前記受信MLDが提供できる情報は前記送信MLDの一部情報又は更新された情報であり得る。前記送信MLDの全ての情報はリンク識別子によって指示された特定のリンクに対する全ての情報であり得る。前記送信MLDの一部情報又は更新された情報もリンク識別子によって指示された特定のリンクに対する一部情報又は更新された情報であり得る。
前記情報条件フィールドは前記受信MLDが提供したい情報を含むことができる。前記情報範囲フィールドは0として設定されれば、前記受信MLDが提供したい情報はビットマップで定義される。前記ビットマップの各ビットは前記受信MLDが指定可能な情報を示すことができる。例えば、前記ビットマップが6ビットで構成されると仮定すれば、前記ビットマップの1番目のビットは各AP別BSS(Basic Service Set)ロード(load)情報を表し、2番目のビットはリンク間STR(Simultaneous transmit and receive)Capability情報を表し、3番目のビットは各リンク別TXOP(Transmission Opportunity)情報を表し、4番目のビットは各リンク別NAV(Network Allocate Vector)情報を表し、5番目のビットは推奨リンク情報を表し、6番目のビットはリンク別接続STA比率情報を示すことができる。このとき、各ビットが1に設定される場合、前記受信MLDは当該情報を要求することができ、各ビットが0として設定される場合、前記受信MLDは当該情報を要求しない。
前記プローブ要求フレームは変更シーケンス要素(Change sequence element)をさらに含むことができる。前記プローブ要求フレームが前記第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含む場合、前記変更シーケンス要素は前記第2及び第3送信STAの重要更新情報を要求するために用いられる。前記プローブ要求フレームが前記全てのリンクに対するリンク識別子を含まない場合、前記変更シーケンス要素は前記送信MLD内の全ての送信STAの重要更新情報を要求するために用いられる。
また、前記プローブ要求フレームは前記変更シーケンス要素の代わりに新しく定義したupdated onlyフィールドをさらに含むことができる。前記updated onlyフィールドも送信MLDの重要更新情報(変更された情報)を要求するのに用いられる。
前記プローブ応答フレームは前記受信MLDが提供できる情報、前記受信MLDが提供したい情報、前記第2及び第3送信STAの重要更新情報又は前記送信MLD内の全ての送信STAの重要更新情報を含むことができる。すなわち、前記送信MLDの前記第1送信STAは前記第1受信STAが要求した情報を前記プローブ応答フレームを介して前記第1受信STAに知らせることができる。
前記プローブ要求フレームはリンク指示子情報をさらに含むことができる。前記リンク指示子情報は前記第1、第2又は第3リンクの識別子情報を含むことができる。前記第1受信STAのプロフィール(profile)フィールド、前記第2受信STAのプロフィールフィールド及び前記第3受信STAのプロフィールフィールドは前記リンク指示子情報に基づいて前記プローブ要求フレームに含まれる。例えば、前記リンク指示子情報に前記第1リンクの識別子情報が含まれれば、前記第1受信STAのプロフィールフィールドが前記プローブ要求フレームに含まれる。前記リンク指示子情報に前記第2リンクの識別子情報が含まれれば、前記第2受信STAのプロフィールフィールドが前記プローブ要求フレームに含まれる。
上述した本明細書の技術的な特徴は様々な装置及び方法に適用することができる。例えば、上述した本明細書の技術的な特徴は図1及び/又は図11の装置を介して実行/サポートされる。例えば、上述した本明細書の技術的な特徴は、図1及び/又は図11の一部にのみ適用される。例えば、上述した本明細書の技術的な特徴は、図1の処理チップ114、124に基づいて実装されるか、図1のプロセッサ111、121とメモリ112、122に基づいて実装されるか、図11のプロセッサ610とメモリ620に基づいて実装される。例えば、本明細書の装置は、送信MLDに第1リンクを介してプローブ要求フレームを送信し、前記送信MLDから前記第1リンクを介してプローブ応答フレームを受信する。
本明細書の技術的な特徴はCRM(computer readable medium)に基づいて実装される。例えば、本明細書によって提案されるCRMは少なくとも1つのプロセッサ(processor)によって実行されることに基づいた命令(instruction)を含む少なくとも1つのコンピューター可読記録媒体(computer readable medium)である。
前記CRMは、送信MLDに第1リンクを介してプローブ要求フレームを送信するステップ;及び前記送信MLDから前記第1リンクを介してプローブ応答フレームを受信するステップを含む動作(operations)を実行する命令(instructions)を格納することができる。本明細書のCRM内に格納される命令は少なくとも1つのプロセッサによって実行(execute)される。本明細書のCRMに関連する少なくとも1つのプロセッサは図1のプロセッサ111、121又は処理チップ114、124であるか、図11のプロセッサ610であり得る。その一方で、本明細書のCRMは図1のメモリ112、122であるか図11のメモリ620であるか、別途の外部メモリ/格納媒体/ディスクなどである。
上述した本明細書の技術的な特徴は様々なアプリケーション(application)やビジネスモデルに適用可能である。例えば、人工知能(Artificial Intelligence:AI)をサポートする装置での無線通信のために上述した技術的な特徴が適用される。
人工知能は人工的な知能またはこれを作る方法論を研究する分野を意味し、機械学習(Machine Learning)は人工知能分野において扱う様々な問題を定義し、それを解決する方法論を研究する分野を意味する。機械学習はある作業に対して継続的な経験を介してその作業に対する性能を高めるアルゴリズムと定義することもある。
人工ニューラルネットワーク(人工ニューラルネットワーク;ANN)は機械学習において用いられるモデルとして、シナプスの結合にネットワークを形成した人工ニューロン(ノード)で構成される、問題解決能力を持つモデル全般を意味する。人工ニューラルネットワークは他のレイヤーのニューロンの間の接続パターン、モデルパラメータを更新する学習過程、出力値を生成する活性化関数(Activation Function)によって定義される。
人工ニューラルネットワークは入力層(Input Layer)、出力層(Output Layer)、そして選択的に一つ以上の隠れ層(Hidden Layer)を含むことができる。各層は一つ以上のニューロンを含み、人工ニューラルネットワークはニューロンとニューロンを接続するシナプスを含むことができる。人工ニューラルネットワークにおいて各ニューロンはシナプスを介して入力される入力信号、加重値、偏向に対する活性化関数の関数値を出力することができる。
モデルパラメータは学習を介して決定されるパラメータを意味し、シナプス接続の加重値とニューロンの偏向などが含まれる。そして、ハイパーパラメータは機械学習アルゴリズムにおいて学習前に設定する必要があるパラメータを意味し、学習率(Learning Rate)、繰り返し回数、ミニバッチサイズ、初期化関数などが含まれる。
人工ニューラルネットワークの学習の目的は損失関数を最小化するモデルパラメータを決定することである。損失関数は人工ニューラルネットワークの学習過程において最適のモデルパラメータを決定するための指標として用いられる。
機械学習は学習方法によって教師あり学習(Supervised Learning)、教師なし学習(Unsupervised Learning)、強化学習(Reinforcement Learning)として分類することができる。
教師あり学習は学習データに対するラベル(label)が与えられた状態において人工ニューラルネットワークを学習させる方法を意味し、ラベルという学習データが人工ニューラルネットワークに入力される場合、人工ニューラルネットワークが推論する必要がある正解(または、結果値)を意味する。教師なし学習は学習データに対するラベルが与えられない状態において人工ニューラルネットワークを学習させる方法を意味する。強化学習はある環境内において定義されたエージェントが各状態において累積報酬を最大化する行動または行動順序を選択するように学習させる学習方法を意味する。
人工ニューラルネットワークのうち、複数の隠れ層を含む深層ニューラルネットワーク(DNN:Deep Neural Network)として実装される機械学習を深層学習(Deep Learning)とも呼び、深層学習は機械学習の一部である。以下で、機械学習は深層学習を含む意味として使用される。
また、上述した技術的な特徴はロボットの無線通信に適用される。
ロボットは自ら保有した能力によって与えられた仕事を自動に処理するか、作動する機械を意味する。特に、環境を認識し自ら判断して動作を実行する機能を持つロボットを知能型ロボットと称する。
ロボットは使用目的や分野によって産業用、医療用、家庭用、軍事用などで分類できる。ロボットはアクチュエータまたはモータを含む駆動部を備えロボット関節を動かすなどの様々な物理動作を実行することができる。また、移動可能なロボットは駆動部にホイール、ブレーキ、プロペラなどが含まれ、駆動部を介して地上で走行するか空中で飛行することができる。
また、上述した技術的な特徴は拡張現実をサポートする装置に適用される。
拡張現実は仮想現実(VR:Virtual Reality)、拡張現実(AR:Augmented Reality)、複合現実(MR:Mixed Reality)を総称する。VR技術は現実世界のオブジェクトや背景などをCG映像としてのみ提供し、AR技術は実際の物体映像上に仮想として作られたCG映像をともに提供し、MR技術は現実世界に仮想物体をミックスして、且つ、結合させて提供するコンピューターグラフィックス技術である。
MR技術は仮想物体と仮想物体を一緒に見せるという点でAR技術と似ている。しかし、AR技術では仮想物体が仮想物体を補完する形で用いられる一方、MR技術では仮想物体と仮想物体が同等な性格で使用されるという点で違いがある。
XR技術はHMD(Head-Mount Display)、HUD(Head-Up Display)、携帯電話、タブレットPC、ノートパソコン、デスクトップ、TV、デジタルサイネージなどに適用され、XR技術が適用された装置をXR装置(XR Device)と称することができる。
本明細書に記載された請求項は様々な方法に組み合わせることができる。例えば、本明細書の方法請求項の技術的な特徴を組み合わせて装置に実装され、本明細書の装置請求項の技術的な特徴を組み合わせて方法として実装される。また、本明細書の方法請求項の技術的な特徴と装置請求項の技術的な特徴を組み合わせて装置に実装され、本明細書の方法請求項の技術的な特徴と装置請求項の技術的な特徴を組み合わせて方法として実装される。

Claims (18)

  1. 無線LANシステムにおいて、
    受信MLD(Multi-link Device)が、送信MLDに第1リンクを介してプローブ要求フレームを送信するステップと、
    前記受信MLDが、前記送信MLDから前記第1リンクを介してプローブ応答フレームを受信するステップとを含み、
    前記送信MLDは、前記第1リンクにおいて動作する第1送信STA(station)、第2リンクにおいて動作する第2送信STA及び第3リンクにおいて動作する第3送信STAを含み、
    前記受信MLDは、前記第1リンクにおいて動作する第1受信STAを含み、
    前記第1受信STAが前記第2及び第3リンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは前記第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含み、
    前記第1受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは全てのリンクに対するリンク識別子を含まない、方法。
  2. 前記プローブ要求フレームは情報範囲フィールド及び情報条件フィールドを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記情報範囲フィールドは前記受信MLDが提供できる情報を含み、
    前記情報範囲フィールドが1に設定されれば、前記受信MLDが提供できる情報は前記送信MLDの全ての情報であり、
    前記情報範囲フィールドが0として設定されれば、前記受信MLDが提供できる情報は前記送信MLDの一部情報又は更新された情報である、請求項2に記載の方法。
  4. 前記情報条件フィールドは前記受信MLDが提供したい情報を含み、
    前記情報範囲フィールドは0として設定されれば、前記受信MLDが提供したい情報はビットマップで定義され、
    前記ビットマップの各ビットは前記受信MLDが指定可能な情報を示す、請求項3に記載の方法。
  5. 前記プローブ要求フレームは変更シーケンス要素(Change sequence element)をさらに含み、
    前記プローブ要求フレームが前記第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含む場合、前記変更シーケンス要素は前記第2及び第3送信STAの重要更新情報を要求するために使用され、
    前記プローブ要求フレームが前記全てのリンクに対するリンク識別子を含まない場合、前記変更シーケンス要素は前記送信MLD内の全ての送信STAの重要更新情報を要求するために用いられる、請求項4に記載の方法。
  6. 前記プローブ応答フレームは前記受信MLDが提供できる情報、前記受信MLDが提供したい情報、前記第2及び第3送信STAの重要更新情報又は前記送信MLD内の全ての送信STAの重要更新情報を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記受信MLDは前記第2リンクにおいて動作する第2受信STA及び前記第3リンクにおいて動作する第3受信STAをさらに含み、
    前記プローブ要求フレームはリンク指示子情報をさらに含み、
    前記リンク指示子情報は前記第1、第2又は第3リンクの識別子情報を含み、
    前記第1受信STAのプロフィール(profile)フィールド、前記第2受信STAのプロフィールフィールド及び前記第3受信STAのプロフィールフィールドは前記リンク指示子情報に基づいて前記プローブ要求フレームに含まれる、請求項1に記載の方法。
  8. 無線LANシステムにおいて、受信MLD(Multi-link Device)は、
    メモリと、
    送受信機と、
    前記メモリ及び前記送受信機と動作できるように結合されたプロセッサを含み、前記プロセッサは、
    送信MLDに第1リンクを介してプローブ要求フレームを送信し、
    前記送信MLDから前記第1リンクを介してプローブ応答フレームを受信し、
    前記送信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1送信STA(station)、第2リンクにおいて動作する第2送信STA及び第3リンクにおいて動作する第3送信STAを含み、
    前記受信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1受信STAを含み、
    前記第1受信STAが前記第2及び第3リンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは前記第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含み、
    前記第1受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは全てのリンクに対するリンク識別子を含まない、受信MLD。
  9. 無線LANシステムにおいて、
    送信MLD(Multi-link Device)が、受信MLDから第1リンクを介してプローブ要求フレームを受信するステップと、
    前記送信MLDが、前記受信MLDに前記第1リンクを介してプローブ応答フレームを送信するステップを含み、
    前記送信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1送信STA(station)、第2リンクにおいて動作する第2送信STA及び第3リンクにおいて動作する第3送信STAを含み、
    前記受信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1受信STAを含み、
    前記第1受信STAが前記第2及び第3リンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは前記第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含み、
    前記第1受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは全てのリンクに対するリンク識別子を含まない、方法。
  10. 前記プローブ要求フレームは情報範囲フィールド及び情報条件フィールドを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記情報範囲フィールドは前記受信MLDが提供できる情報を含み、
    前記情報範囲フィールドが1に設定されれば、前記受信MLDが提供できる情報は前記送信MLDの全ての情報であり、
    前記情報範囲フィールドが0として設定されれば、前記受信MLDが提供できる情報は前記送信MLDの一部情報又は更新された情報である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記情報条件フィールドは前記受信MLDが提供したい情報を含み、
    前記情報範囲フィールドは0として設定されれば、前記受信MLDが提供したい情報はビットマップで定義され、
    前記ビットマップの各ビットは前記受信MLDが指定可能な情報を示す、請求項11に記載の方法。
  13. 前記プローブ要求フレームは変更シーケンス要素(Change sequence element)をさらに含み、
    前記プローブ要求フレームが前記第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含む場合、前記変更シーケンス要素は前記第2及び第3送信STAの重要更新情報を要求するために使用され、
    前記プローブ要求フレームが前記全てのリンクに対するリンク識別子を含まない場合、前記変更シーケンス要素は前記送信MLD内の全ての送信STAの重要更新情報を要求するために用いられる、請求項12に記載の方法。
  14. 前記プローブ応答フレームは前記受信MLDが提供できる情報、前記受信MLDが提供したい情報、前記第2及び第3送信STAの重要更新情報又は前記送信MLD内の全ての送信STAの重要更新情報を含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記受信MLDは前記第2リンクにおいて動作する第2受信STA及び前記第3リンクにおいて動作する第3受信STAをさらに含み、
    前記プローブ要求フレームはリンク指示子情報をさらに含み、
    前記リンク指示子情報は前記第1、第2又は第3リンクの識別子情報を含み、
    前記第1受信STAのプロフィール(profile)フィールド、前記第2受信STAのプロフィールフィールド及び前記第3受信STAのプロフィールフィールドは前記リンク指示子情報に基づいて前記プローブ要求フレームに含まれる、請求項9に記載の方法。
  16. 無線LANシステムにおいて、送信MLD(Multi-link Device)は、
    メモリと、
    送受信機と、
    前記メモリ及び前記送受信機と動作できるように結合されたプロセッサを含み、前記プロセッサは、
    受信MLDから第1リンクを介してプローブ要求フレームを受信し、
    前記受信MLDに前記第1リンクを介してプローブ応答フレームを送信するステップを含み、
    前記送信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1送信STA(station)、第2リンクにおいて動作する第2送信STA及び第3リンクにおいて動作する第3送信STAを含み、
    前記受信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1受信STAを含み、
    前記第1受信STAが前記第2及び第3リンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは前記第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含み、
    前記第1受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは全てのリンクに対するリンク識別子を含まない、送信MLD。
  17. 少なくとも1つのプロセッサ(processor)によって実行されることに基づいた命令(instruction)を含む少なくとも1つのコンピューター可読記録媒体(computer readable medium)において、
    送信MLD(Multi-link Device)に第1リンクを介してプローブ要求フレームを送信するステップと、
    前記送信MLDから前記第1リンクを介してプローブ応答フレームを受信するステップを含み、
    前記送信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1送信STA(station)、第2リンクにおいて動作する第2送信STA及び第3リンクにおいて動作する第3送信STAを含み、
    前記受信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1受信STAを含み、
    前記第1受信STAが前記第2及び第3リンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは前記第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含み、
    前記第1受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは全てのリンクに対するリンク識別子を含まない、記録媒体。
  18. 無線LANシステムにおいて装置において、
    メモリと、
    前記メモリと動作できるように結合されたプロセッサを含み、前記プロセッサは、
    送信MLD(Multi-link Device)に第1リンクを介してプローブ要求フレームを送信し、
    前記送信MLDから前記第1リンクを介してプローブ応答フレームを受信し、
    前記送信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1送信STA(station)、第2リンクにおいて動作する第2送信STA及び第3リンクにおいて動作する第3送信STAを含み、
    前記受信MLDは前記第1リンクにおいて動作する第1受信STAを含み、
    前記第1受信STAが前記第2及び第3リンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは前記第2及び第3リンクに対するリンク識別子を含み、
    前記第1受信STAが全てのリンクに対する情報を要求する場合、前記プローブ要求フレームは全てのリンクに対するリンク識別子を含まない、装置。
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